JP2012051491A - 旋回方向指示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】主に自動車等の旋回方向指示に用いられる旋回方向指示装置に関し、簡易な構成で、確実な方向指示が可能なものを提供することを目的とする。
【解決手段】制御手段16が車速信号と角速度信号から、横移動距離を算出すると共に、車速信号に応じて角速度信号を減衰して横移動距離を算出し、駆動信号の出力を制御することによって、例えば車線変更途中で急激な減速等が行われた場合や、路面の凹凸や車線の形状による微小な振動が加わった場合でも、点灯装置10の点滅が消灯することを防ぐことができるため、再度レバー2を操作する等の操作が不要となり、簡易な操作で、確実な方向指示が可能な旋回方向指示装置17を得ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、主に自動車の右左折や車線変更等の旋回時に、レバーの操作によりターンシグナルランプ等を点滅させる旋回方向指示装置に関するものである。
近年、自動車のステアリングホイール下方に配置されたレバーを揺動操作して、右折または左折時や車線変更時に、旋回しようとする方向のターンシグナルランプを点滅させ、旋回方向を周囲に知らせる旋回方向指示装置が広く用いられている。
このような従来の旋回方向指示装置について、図7〜図10を用いて説明する。
図9は従来の旋回方向指示装置の構成図であり、同図において、1は略箱型で絶縁樹脂製のケース、2は略円筒状で絶縁樹脂製のレバーで、複数のレバー2がケース1の左右から外方へ突出すると共に、上下方向へ揺動可能にケース1に装着されている。
そして、このレバー2はケース1との間に設けられたばね(図示せず)等によって、中立位置Nから上または下方向へ揺動操作した後、レバー2から手を離すと、自動的に中立位置に復帰する、いわゆる自動復帰形に形成されている。
また、ケース1内には両面に複数の配線パターンが形成された配線基板(図示せず)が収納されると共に、この配線基板には銅合金等によって、レバー2の揺動操作に応じて電気的接離を行う複数のスイッチ接点3が設けられている。
さらに、4は車両に加わった角速度を検出する角速度センサ等の角速度検出手段、5は車両の速度を検出する車速センサ等の車速検出手段、6はマイコン等の電子部品によって配線基板に形成された制御手段で、この制御手段6に複数のスイッチ接点3や角速度検出手段4、車速検出手段5が電気的に接続されて、旋回方向指示装置7が構成されている。
そして、このような旋回方向指示装置7が、車両のステアリングホイール下方に、レバー2が外方へ突出するように配置されて、自動車内の運転席前方に装着される。
さらに、8はフラッシャーリレー等の駆動手段、9はこの駆動手段8に接続され車両の左右に配置されたターンシグナルランプで、この駆動手段8とターンシグナルランプ9によって点灯装置10が形成されると共に、駆動手段8が旋回方向指示装置7の制御手段6に接続される。
以上の構成において、例えば、図7(a)の平面図に示すように、走行している左側車線から右側車線へ車両20の車線変更を行う場合には、レバー2を中立位置Nから下方向の右折位置Rへ揺動操作すると、この揺動操作によって、右折側のスイッチ接点3が電気的にONとなり、この後、レバー2から手を離すと、レバー2が中立位置Nに自動復帰して、スイッチ接点3も電気的にOFFとなる。
そして、この時のスイッチ接点3の電気的接離を制御手段6が検出して、図8(d)の波形図に示すような、駆動信号T1が制御手段6から駆動手段8へ出力され、車体の右側のターンシグナルランプ9が点滅する。
また、この後、ステアリングホイールを右方向へ回転操作して、左側車線から右側車線へ車線を変更し、続けてステアリングホイールを左方向へ回転操作して、右側車線で車両20を直進状態に戻すと、この走行方向に略直交する右方向と左方向の角速度を角速度検出手段4が検出し、図8(b)に示すような、角速度の大きさに比例した電圧波形の角速度信号M1が、角速度検出手段4から制御手段6へ出力される。
さらに、この時、制御手段6には車速検出手段5から、図8(a)に示すような、車速信号N1が入力され、この車速信号N1と角速度信号M1から制御手段6が、図8(c)に示すような、車両20の走行方向に直交する横移動距離S1を算出する。
そして、この横移動距離S1が所定のしきい値S0を超えた場合には、ステアリングホイールの右方向と左方向への回転操作が連続して行われ、左側車線から右側車線への車線変更が終了したことを制御手段6が検出して、駆動手段8への駆動信号T1の出力を停止し、右側のターンシグナルランプ9が消灯して、点灯装置10の点滅作動が停止する。
つまり、制御手段6が複数のスイッチ接点3の電気的接離によってレバー2の操作を検出し、これに応じて点灯装置10を作動させる駆動信号T1を出力すると共に、角速度検出手段4からの角速度信号M1と、車速検出手段5からの車速信号N1によって車両20の横移動距離S1を算出し、これに応じて駆動信号T1の出力の停止を行うことで、車線変更時のターンシグナルランプ9の、点滅や消灯といった制御が行われるように構成されている。
ただ、上記のような車線変更を行う際、例えば、図7(b)に示すように、レバー2を揺動操作して、図10(d)の波形図に示すような、駆動信号T1が制御手段6から駆動手段8へ出力され、右側のターンシグナルランプ9を点滅させた状態で、まだ左側車線を走行中に、走行速度を急激に減速した場合、これによって車両20に急激な振動が加わるため、この車両20の振れによる走行方向と略直交方向の角速度を角速度検出手段4が検出し、図10(b)に示すような、角速度信号M2が制御手段6へ出力されてしまう。
また、この時、制御手段6には車速検出手段5から、図10(a)に示すような、車速信号N2が入力され、この車速信号N2と角速度信号M2から制御手段6が、図10(c)に示すような、車両20の横移動距離S2を算出し、これがしきい値S0を超えた場合には、駆動手段8への駆動信号T1の出力を停止し、右側のターンシグナルランプ9が消灯する。
すなわち、車線変更を行おうとしてターンシグナルランプ9を点滅させた状態で、まだ左側車線を走行中に、車両20に左右方向の振れが加わる急激な減速等を行った場合には、車線変更を行う前にターンシグナルランプ9が消灯してしまう場合がある。
したがって、このような場合には、例えば、再度レバー2を揺動操作して、車線変更したい側のターンシグナルランプ9を再び点滅させ、この後、例えば走行している左側車線から右側車線への車線変更を行う必要のあるものであった。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2009−190650号公報
しかしながら、上記従来の旋回方向指示装置においては、例えば点灯装置10を点滅させた状態で、車両20に大きな振動が加わる急激な減速等を行った場合、車線変更を行う前にターンシグナルランプ9が消灯してしまうといった不都合が生じるため、再度レバー2を揺動操作する等の再操作が必要となり、操作が煩雑で、誤操作も生じ易くなってしまうという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、簡易な操作で、確実な方向指示が可能な旋回方向指示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、制御手段が車速信号と角速度信号から横移動距離を算出すると共に、車速信号に応じて角速度信号を減衰して横移動距離を算出し、駆動信号の出力を制御するようにして旋回方向指示装置を構成したものであり、例えば車線変更途中で急激な減速等が行われた場合には、制御手段が角速度信号を減衰して横移動距離を算出し、点灯装置の点滅が消灯することを防ぐことができるため、再度レバーを操作する等の操作が不要となり、簡易な操作で、確実な方向指示が可能な旋回方向指示装置を得ることができるという作用を有するものである。
以上のように本発明によれば、簡易な操作で、確実な方向指示が可能な旋回方向指示装置を実現できるという有利な効果が得られる。
本発明の一実施の形態による旋回方向指示装置の構成図 同波形図 同平面図 同波形図 同波形図 同他の実施の形態による波形図 同平面図 同波形図 従来の旋回方向指示装置の構成図 同波形図
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図8を用いて説明する。
なお、従来の技術の項で説明した構成と同一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を簡略化する。
(実施の形態)
図1は本発明の一実施の形態による旋回方向指示装置の構成図であり、同図において、1は略箱型で絶縁樹脂製のケース、2は略円筒状で絶縁樹脂製のレバーで、複数のレバー2がケース1の左右から外方へ突出すると共に、上下方向へ揺動可能にケース1に装着されている。
そして、このレバー2はケース1との間に設けられたばね(図示せず)等によって、中立位置Nから上または下方向へ揺動操作した後、レバー2から手を離すと、自動的に中立位置に復帰する、いわゆる自動復帰形に形成されている。
また、ケース1内には両面に複数の配線パターンが形成された配線基板(図示せず)が収納されると共に、この配線基板には銅合金等によって、レバー2の揺動操作に応じて電気的接離を行う複数のスイッチ接点3が設けられている。
さらに、4は車両に加わった角速度を検出する角速度センサ等の角速度検出手段、5は車両の速度を検出する車速センサ等の車速検出手段、16はマイコン等の電子部品によって配線基板に形成された制御手段で、この制御手段16に複数のスイッチ接点3や角速度検出手段4、車速検出手段5が電気的に接続されて、旋回方向指示装置17が構成されている。
そして、このような旋回方向指示装置17が、車両のステアリングホイール下方に、レバー2が外方へ突出するように配置されて、自動車内の運転席前方に装着される。
さらに、8はフラッシャーリレー等の駆動手段、9はこの駆動手段8に接続され車両の左右に配置されたターンシグナルランプで、この駆動手段8とターンシグナルランプ9によって点灯装置10が形成されると共に、駆動手段8が旋回方向指示装置17の制御手段16に接続される。
以上の構成において、例えば、図7(a)の平面図に示すように、走行している左側車線から右側車線へ車両20の車線変更を行う場合には、レバー2を中立位置Nから下方向の右折位置Rへ揺動操作すると、この揺動操作によって、右折側のスイッチ接点3が電気的にONとなり、この後、レバー2から手を離すと、レバー2が中立位置Nに自動復帰して、スイッチ接点3も電気的にOFFとなる。
そして、この時のスイッチ接点3の電気的接離を制御手段16が検出して、図8(d)の波形図に示すような、駆動信号T1が制御手段16から駆動手段8へ出力され、車体の右側のターンシグナルランプ9が点滅する。
また、この後、ステアリングホイールを右方向へ回転操作して、左側車線から右側車線へ車線を変更し、続けてステアリングホイールを左方向へ回転操作して、右側車線で車両20を直進状態に戻すと、この走行方向に略直交する右方向と左方向の角速度を角速度検出手段4が検出し、図8(b)に示すような、角速度の大きさに比例した電圧波形の角速度信号M1が、角速度検出手段4から制御手段16へ出力される。
さらに、この時、制御手段16には車速検出手段5から、図8(a)に示すような、車速信号N1が入力され、この車速信号N1と角速度信号M1から制御手段16が、図8(c)に示すような、車両20の走行方向に直交する横移動距離S1を算出する。
そして、この横移動距離S1が所定のしきい値S0を超えた場合には、ステアリングホイールの右方向と左方向への回転操作が連続して行われ、左側車線から右側車線への車線変更が終了したことを制御手段16が検出して、駆動手段8への駆動信号T1の出力を停止し、右側のターンシグナルランプ9が消灯して、点灯装置10の点滅作動が停止する。
なお、しきい値S0は具体的には、車両20が例えば一般家庭で使用される普通車両であった場合、この車両の幅である1.6m前後に設定され、車両1台分の距離だけ左右方向へ移動した場合に、車両20の車線変更が行われたと、制御手段16が判定するようになっている。
つまり、制御手段16が複数のスイッチ接点3の電気的接離によってレバー2の操作を検出し、これに応じて点灯装置10を作動させる駆動信号T1を出力すると共に、角速度検出手段4からの角速度信号M1と、車速検出手段5からの車速信号N1によって車両20の横移動距離S1を算出し、これに応じて駆動信号T1の出力の停止を行うことで、車線変更時のターンシグナルランプ9の、点滅や消灯といった制御が行われるように構成されている。
また、このような車線変更時に、例えば、図7(b)に示すように、レバー2を揺動操作して右側のターンシグナルランプ9を点滅させた状態で、まだ左側車線を走行中に、走行速度を急激に減速した場合、これによって車両20に急激な振動が加わるため、この車両20の振れによる走行方向と略直交方向の角速度を角速度検出手段4が検出し、図2(b)の波形図に示すような、角速度信号M2が制御手段16へ出力されてしまう。
しかし、本実施の形態においては、この時、図2(a)に示すような、車速検出手段5からの車速信号N2に応じて、制御手段16が角速度信号M2を減衰して、図2(c)に示すような、車両20の横移動距離S3を算出するようになっている。
すなわち、図2(a)に示すように、車両20の走行速度が所定値以上に減速、例えば1秒間に時速5km以上減速された場合には、この車速信号N2から制御手段16が、車両20の急激な減速が行われたことを検出して、図2(b)に示すように、角速度検出手段4から入力された角速度信号M2を所定値以下に、例えば半分の角速度信号M3に減衰し、この角速度信号M3と車速信号N2から制御手段16が、図2(c)に示すような、車両20の走行方向に直交する横移動距離S3を算出する。
したがって、この横移動距離S3は所定のしきい値S0以下の値となり、制御手段16からは、図2(d)に示すような、駆動信号T2が駆動手段8へ出力され、右側のターンシグナルランプ9は点滅したままとなっているため、車線変更を行うために再度レバー2を揺動操作する等の、煩雑な操作を行う必要はない。
つまり、レバー2が操作され点灯装置10が点滅した状態で、車速信号N2が所定値以上に減速された場合には、制御手段16が角速度信号M2を角速度信号M3に減衰し、この角速度信号M3と車速信号N2から横移動距離S3を算出することによって、例えば車線変更途中で急激な減速等が行われた場合にも、点灯装置10の点滅が消灯することを防ぐことができるため、再度レバー2を操作する等の操作が不要となり、簡易な操作で、確実な方向指示が行えるように構成されている。
なお、以上の説明では、車両20が直進走行中に車線変更を行う場合について説明したが、図3(a)の平面図に示すように、カーブした道路を旋回走行中に車線変更を行う場合についても、本発明の実施は可能であり、同様の効果を得ることができる。
つまり、同図において、ステアリングホイールを右方向へ回転操作しながら左側車線を走行中に、右側車線へ車線変更を行うためにレバー2を揺動操作して、右側のターンシグナルランプ9を点滅させた状態で、走行速度を急激に減速した場合には、右方向への通常の旋回走行による角速度に加え、この急減速による走行方向と略直交方向の角速度を角速度検出手段4が検出し、図4(b)の波形図に示すような、角速度信号M4が制御手段16へ出力される。
しかし、この時、同時に車速検出手段5から制御手段16へは、図4(a)に示すような、急激に減速された車速信号N2が入力されるため、これによって制御手段16が車両20の急激な減速が行われたことを検出して、図4(b)に示すように、角速度検出手段4から入力された角速度信号M4を半分の角速度信号M5に減衰する。
そして、この減衰された角速度信号M5と車速信号N2から制御手段16が、図4(c)に示すような、車両20の走行方向に直交する横移動距離S4を算出するため、この横移動距離S4は所定のしきい値S0以下の値となり、制御手段16からは、図4(d)に示すような、駆動信号T2が駆動手段8へ出力され、右側のターンシグナルランプ9は点滅したままとなっている。
すなわち、レバー2が操作され点灯装置10が点滅した状態で、車速信号N2が所定値以上に減速された場合には、制御手段16が角速度信号M4を角速度信号M5に減衰し、この角速度信号M5と車速信号N2から横移動距離S4を算出することで、直進走行に加え旋回走行中にも、車線変更のための点灯装置10の点滅が消灯することを防ぎ、確実な方向指示が行えるようになっている。
なお、この後、ステアリングホイールを右方向へ回転操作して、左側車線から右側車線へ車線を変更し、続けてステアリングホイールを左方向へ回転操作して、右側車線で車両20を直進状態に戻した場合には、この車線変更による左右方向の角速度を角速度検出手段4が検出し、図5(b)の波形図に示すような、角速度信号M6が角速度検出手段4から制御手段16へ出力される。
また、この時、制御手段16には車速検出手段5から、図5(a)に示すような、車速信号N1が入力され、この車速信号N1と角速度信号M6から制御手段16が、図5(c)に示すような、車両20の走行方向に直交する横移動距離S5を算出する。
そして、この横移動距離S5が所定のしきい値S0を超えた場合には、ステアリングホイールの右方向と左方向への回転操作が連続して行われ、左側車線から右側車線への車線変更が終了したことを制御手段16が検出して、図5(d)に示すように、駆動手段8への駆動信号T1の出力を停止し、右側のターンシグナルランプ9が消灯することで、直進走行時と同様な、点灯装置10の点滅作動の制御が行われるようになっている。
さらに、以上の説明では、点灯装置10が点滅中に車両20の走行速度が急激に減速され、車速信号N2が所定値以上に減速した場合には、制御手段16が角速度信号M2やM4を、半分の角速度信号M3やM5に減衰する構成について説明したが、車両20の走行速度が一定の場合には、所定の範囲内の角速度信号の変化を制御手段16が検出せず、0値に減衰する構成としても本発明の実施は可能である。
つまり、図3(b)に示すように、車両20が左側車線を一定速度で直進走行中に、右側車線へ車線変更を行うためにレバー2を揺動操作して、右側のターンシグナルランプ9を点滅させた状態で、例えば路面の凹凸や車線の形状によって、車両20に微小な振動が繰返し加わり、この車両20の振れによる角速度を角速度検出手段4が検出した場合、図6(b)の波形図に示すような、角速度信号M7が制御手段16へ出力されてしまう。
そして、この時、車速検出手段5から制御手段16には、図6(a)に示すような、一定の車速信号N1が入力され、この車速信号N1と角速度信号M7から、制御手段16が横移動距離を算出した場合、図6(c)に示すような、しきい値S0を超えた横移動距離S6となるため、車両20が左側車線から右側車線へ緩やかに車線変更したと制御手段16が判定して、右側のターンシグナルランプ9が消灯してしまう。
しかし、上述したように、車両20の走行速度が一定で、車速検出手段5からの車速信号N1が一定の場合には、制御手段16が所定の範囲内の角速度信号の変化、例えば0.01rad/秒前後以下の角速度信号M7の変化を検出せず、図6(b)に示すように、値が0の角速度信号M8に減衰し、この角速度信号M8と車速信号N1から、図6(c)に示すような、0値に減衰された横移動距離S7を算出することによって、図6(d)に示すような、駆動信号T2が制御手段16から駆動手段8へ出力され、右側のターンシグナルランプ9は点滅したままとなる。
すなわち、レバー2が操作され点灯装置10が点滅した状態で、路面の凹凸や車線の形状による微小な振動が車両20に加わり、角速度検出手段4が角速度信号M7を検出した場合でも、走行速度が一定で車速検出手段5からの車速信号N1が一定の場合には、制御手段16が所定の範囲内の角速度信号M7の変化を検出せず、0値の角速度信号M8に減衰するように構成することで、点灯装置10の点滅が消灯することを防ぎ、誤操作がなく、確実な方向指示が行えるようになっている。
このように本実施の形態によれば、制御手段16が車速信号N1と角速度信号M1やM6から、横移動距離S1やS5を算出すると共に、車速信号N2に応じて角速度信号M2やM4を、角速度信号M3やM5に減衰して横移動距離S3やS4を算出、あるいは車速信号N1に応じて角速度信号M7を、0値の角速度信号M8に減衰して0値の横移動距離S7を算出し、駆動信号T1やT2の出力を制御することによって、例えば車線変更途中で急激な減速等が行われた場合や、路面の凹凸や車線の形状による微小な振動が加わった場合でも、点灯装置10の点滅が消灯することを防ぐことができるため、再度レバー2を操作する等の操作が不要となり、簡易な操作で、確実な方向指示が可能な旋回方向指示装置17を得ることができるものである。
なお、以上の説明では、旋回方向指示装置17内に、制御手段16や角速度検出手段4、車速検出手段5を一体に設けた構成について説明したが、制御手段16を車両の電子回路側に形成した構成や、角速度検出手段4や車速検出手段5を車両の他の箇所に装着した構成としても、本発明の実施は可能である。
本発明による旋回方向指示装置は、簡易な操作で、確実な方向指示が可能なものを得ることができるという有利な効果を有し、主に自動車等の旋回方向指示用として有用である。
1 ケース
2 レバー
3 スイッチ接点
4 角速度検出手段
5 車速検出手段
8 駆動手段
9 ターンシグナルランプ
10 点灯装置
16 制御手段
17 旋回方向指示装置

Claims (1)

  1. 中立位置から上下方向へ揺動操作可能なレバーと、このレバーの操作に応じて電気的接離を行う複数のスイッチ接点と、角速度信号を出力する角速度検出手段と、車速信号を出力する車速検出手段と、上記スイッチ接点の電気的接離に応じて、点灯装置を作動させる駆動信号を出力する制御手段からなり、上記制御手段が上記車速信号と上記角速度信号から横移動距離を算出すると共に、上記車速信号に応じて上記角速度信号を減衰して横移動距離を算出し、駆動信号の出力を制御する旋回方向指示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021223140A1 (zh) * 2020-05-07 2021-11-11 深圳乐行天下科技有限公司 车辆转向控制方法、系统、装置、终端设备及存储介质

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