JP2012050233A - 電動機駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1台の多巻線電動機をベクトル制御により可変速駆動するのに好適なそれぞれの電動機駆動装置を提供する。
【解決手段】複数の一次巻線にて形成される多巻線電動機2に対して、第1電動機駆動装置、第2電動機駆動装置・・第N電動機駆動装置などからなり、この第1電動機駆動装置はインバータ回路と、電流検出器と、ベクトル制御回路とから構成し、同様に、第2電動機駆動装置はインバータ回路と、電流検出器と、ベクトル制御回路23aとから構成し、このベクトル制御回路23aには従来のベクトル制御回路と同一の構成要素の他に、加算演算器77、3相/2相変換器86、誘起電圧磁束演算器での演算機能の1部を省略した磁束演算器87a、磁束調節器89それぞれが追加機能として装備することにより、多巻線電動機2が発生する二次磁束をより安定させ、多巻線電動機2の回転数が変動したり、一次電流が脈動する現象を抑制することが出来る。
【選択図】図2

Description

この発明は、複数の一次巻線にて形成される多巻線電動機をベクトル制御により可変速駆動する電動機駆動装置に関する。
図3は、下記特許文献1の構成を含むこの種の電動機駆動装置の回路構成図である。
図3において、1は商用電源,自家発電設備などの交流電源、2は複数の一次巻線にて形成される多巻線電動機、3は多巻線電動機2の出力軸に連結されたパルスゼネレータ、4・・6は第1電動機駆動装置10,第2電動機駆動装置20・・第N電動機駆動装置30それぞれと前記パルスゼネレータ3との間の信号線,電源線を、必要に応じて、図示しない運転シーケンス回路からの指令により、閉路または開路するスイッチである。
この多巻線電動機2は、例えば特開2008−109769号公報に開示されている構成のものであり、その特長は一次巻線コイルが複数本の素線を同一経路に巻回して形成されることにより、多重数分のコイルを製作することなく、運転する電動機駆動装置の台数の制限を受けず、電動機駆動装置の減機運転が可能な多巻線電動機である。
さらに図3において、第1電動機駆動装置10,第2電動機駆動装置20・・第N電動機駆動装置30は全て同一構成の電動機駆動装置であり、それぞれ順変換器,平滑コンデンサ,逆変換器からなるインバータ回路11,21,31と、前記逆変換器が出力する電流を検出する電流検出器12,22,32と、この種の電動機駆動装置の従来例としての多巻線電動機2のベクトル制御を行うベクトル制御回路13,23,33、または、この発明の電動機駆動装置の実施例としてのベクトル制御回路13a,23a,33aとから構成されている。
図3に示した電動機駆動装置の従来例としての構成では、第1電動機駆動装置10がマスタ側となり、第2電動機駆動装置20・・第N電動機駆動装置30がスレーブ側となる場合を示したものであり、スイッチ4が閉路されるとともにスイッチ5,6が開路され、第1電動機駆動装置10のベクトル制御回路13はパルスゼネレータ3の出力信号を入力して多巻線電動機2の速度制御とベクトル制御にて電流制御とを行う機能を有し、第2電動機駆動装置20・・第N電動機駆動装置30のベクトル制御回路23,33は第1電動機駆動装置10に対するスレーブ動作として、ベクトル制御にて多巻線電動機2の電流制御のみを行う機能を有し、以下にその動作を説明する図4,5では、実際に使用する部分のみを抜き出して図示している。
すなわち、図4はマスタ側として、速度制御とベクトル制御にて多巻線電動機2の電流制御とを行うときのベクトル制御回路13の詳細回路構成を示し、図5はスレーブ側として、速度制御は行わずにベクトル制御にて多巻線電動機2の電流制御のみを行うときのベクトル制御回路23の詳細回路構成を示している。
図4において、速度指令演算回路71は、予め定めた加減速勾配により変化し、最終的には指令される速度設定値に一致する速度指令値ωr *を出力する。また、速度調節器73は前記速度指令値ωr *とパルスゼネレータ3の出力信号に速度検出回路72を介することにより得られる多巻線電動機2の速度検出値ωr との偏差を零にする調節演算を行い、この演算結果を多巻線電動機2のトルク指令値τ* として出力している。
磁束指令演算回路74は、前記速度検出値ωr に対応しつつ、多巻線電動機2の二次磁束指令値Φ2 *を演算するものであり、該電動機の定格回転速度までは、一定値の二次磁束指令値Φ2 *を出力し、また、定格回転速度以上では、この回転速度に反比例して低下させる二次磁束指令値Φ2 *の演算を行っている。この磁束指令演算回路74が出力する二次磁束指令値Φ2 *は、除算演算器75,励磁電流演算回路76などの後段に伝達される。
上述のトルク指令値τ* および二次磁束指令値Φ2 *から、下記数1,2式に従って、多巻線電動機2の一次電流の該電動機の二次磁束に平行な電流指令値iM *(以下、M軸電流指令値iM *とも称する)と、該二次磁束に直交する電流指令値iT *(以下、T軸電流指令値iT *とも称する)とを導出している。
[数1]
M *=(1/Lm)×Φ2 *
ここで、Lmは多巻線電動機2の励磁インダクタンスである。
[数2]
T *=τ*/Φ2 *
すなわち、励磁電流演算回路76では上記数1式の演算を行い、除算演算器75では上記数2式の演算を行っている。
3相/2相変換器85は、電流検出器12で検出された多巻線電動機2の一次電流検出値としてのiu ,iw を、後述の角度値θ* に基づく周知の座標変換を行い、多巻線電動機2の一次電流の該電動機の二次磁束に平行な電流検出値iM (以下、M軸電流検出値iM とも称する)と該二次磁束に直交する電流検出値iT (以下、T軸電流検出値iT とも称する)とを導出している。
またT軸電流調節器78は、前記T軸電流指令値iT *とT軸電流検出値iT との偏差を零にする調節演算を行い、この演算結果を多巻線電動機2のT軸電圧指令値vT *として出力している。同様に、M軸電流調節器79は後述のM軸電流指令値iM *`と前記M軸電流検出値iM との偏差を零にする調節演算を行い、この演算結果を多巻線電動機2のM軸電圧指令値vM *として出力している。
2相/3相変換器80は、前記T軸電圧指令値vT *とM軸電圧指令値vM *とを、後述の角度値θ* に基づく周知の座標変換を行い、三相電圧指令値Vu *,Vv *,Vw *を導出している。
これらの三相電圧指令値Vu *,Vv *,Vw *が入力されるインバータ回路11では、前記それぞれの電圧指令値に対応する振幅および周波数の三相交流電圧に変換して多巻線電動機2に供給している。
すべり周波数演算器81は、多巻線電動機2の二次抵抗値R2 と、入力される前記T軸電流指令値iT *,二次磁束指令値Φ2 *とから周知の演算式を用いて多巻線電動機2のすべり周波数ωslを求めている。また、このすべり周波数ωslと、多巻線電動機2の速度検出値ωr とを加算演算器82で加算することで得られる多巻線電動機2の一次周波数ω1 に対して、軸ずれ補償器88から得られた周波数補正値Δωを加算演算器83で加算し
た一次周波数指令値ω1 *に積分器84を介することにより、多巻線電動機2のU相巻線と二次磁束とのなす角度値θ* が導出される。
3相/2相変換器86は、多巻線電動機2の一次電圧vu ,vw を、前記角度値θ* に基づく周知の座標変換を行い、多巻線電動機2の一次電圧の該電動機の二次磁束に平行な電圧検出値vM (以下、M軸電圧検出値vM とも称する)と該二次磁束に直交する電圧検出値vT (以下、T軸電圧検出値vT とも称する)とを導出している。
誘起電圧磁束演算器87では、上述のM軸電圧検出値vM ,T軸電圧検出値vT 、M軸電流検出値iM ,T軸電流検出値iT と前記一次周波数指令値ω1 *とに基づく下記数3,4式に従って、多巻線電動機2のM軸の誘起電圧値EmとT軸の誘起電圧値Etと、二次磁束推定値Φ2^とを導出している。
[数3]
Em=vM−R1・iM−L1(di/dt)iM
+jω1 *・L1・iT
[数4]
Et=vT−R1・iT−L1(di/dt)iT
−jω1 *・L1・iM
上記数3,4式において、R1 は多巻線電動機2の一次抵抗であり、L1 は多巻線電動機2の一次インダクタンスであり、jは虚数単位である。
なお、多巻線電動機2の二次磁束推定値Φ2^は、前記T軸の誘起電圧値Etを一次周波数指令値ω1 *で除算演算することにより導出している。
磁束調節器89は、前記二次磁束指令値Φ2 *と二次磁束推定値Φ2^との偏差を零にする調節演算値を多巻線電動機2のM軸電流補正値ΔiM *として出力している。また、
加算演算器77は、励磁電流演算回路76が出力するM軸電流指令値iM *と前記M軸電流補正値ΔiM *との加算値を新たなM軸電流指令値iM * ,として出力している。
なお、図4に示したベクトル制御回路13におけるそれぞれの構成要素は、全て、周知の技術を用いたものである。
図5は、上述のベクトル制御にて多巻線電動機2の電流制御のみを行うときのベクトル制御回路23の詳細回路構成図であり、T軸電流調節器78,M軸電流調節器79,2相/3相変換器80,3相/2相変換器85それぞれは、上述の図4に示したものと同一の機能を有し、図4に示したベクトル制御回路13から伝送されるT軸電流指令値iT *,M軸電流指令値iM * ,,角度値θ* ,一次周波数指令値ω1 *などの制御信号に基づくベクトル制御にて電流制御を行う。
また、インバータ回路21は、図3に示した如く順変換器,平滑コンデンサ,逆変換器からなり、その電気的出力定格は先述のインバータ回路11と同じであるが、前記逆変換器におけるPWM制御の際のキャリア信号はマスタの制御を行っている前記インバータ回路11から送出されるキャリア同期信号に同期させるようにしている。
なお、図3に示した第N電動機駆動装置30におけるベクトル制御回路33は、図5に示したベクトル制御回路23と同一の動作を行っている。
図3に示すような複数台の電動機駆動装置により1台の多巻線電動機2を可変速制御する構成においては、例えば複数台の電動機駆動装置の内の1台が故障したときには、故障した電動機駆動装置を解列した減機運転の状態で多巻線電動機2の回転動作を継続させることが行われている。また、多巻線電動機2が定格出力を必要としないときにも、全体の運転効率の改善を計るために、複数台の電動機駆動装置の内から解列する台数を設定し、残りの電動機駆動装置による減機運転の状態で多巻線電動機2の回転動作をさせることが行われている。この場合には、解列した電動機駆動装置を他の電動機の可変速駆動に用いることも行われている。
特開2010−41890号公報
図3〜5に示したこの種の電動機駆動装置の従来例では、多巻線電動機2の巻線毎に第1電動機駆動装置10,第2電動機駆動装置20・・第N電動機駆動装置30が対応し、図示の如く、スイッチ4が閉路している第1電動機駆動装置10は多巻線電動機2の速度制御と電流制御とを行うマスタの制御を行い、また、スイッチ5・・6が開路している第2電動機駆動装置20・・第N電動機駆動装置30それぞれは第1電動機駆動装置10から伝送されるT軸電流指令値,M軸電流指令値などに基づく多巻線電動機2の電流制御すなわちスレーブの制御を行っている。
しかしながら、一次巻線コイルが複数本の素線を同一経路に巻回して形成した多巻線電動機2などのように、各巻線間の磁気結合による干渉が強い多巻線電動機の場合、該巻線それぞれでの漏れインダクタンスや励磁インダクタンスの値などの内部定数が変動することにより、マスタの制御を行うベクトル制御回路13を形成する加算演算器77が出力するM軸電流指令値iM * ,に基づいて、スレーブの制御を行うベクトル制御回路23,33では、多巻線電動機2が発生する二次磁束を安定な状態で該電動機を動作させることが出来ず、その結果、多巻線電動機2の回転数が変動したり、一次電流が脈動するという問題点があった。
この発明の目的は、上記問題点を解消し、1台の多巻線電動機をベクトル制御により可変速駆動するのに好適な電動機駆動装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、この発明は、速度検出器を有する多巻線電動機の各巻線毎に電動機駆動装置を設け、前記速度検出器の速度検出値に基づいた速度制御とベクトル制御にて前記多巻線電動機の電流制御とを行うマスタ側の電動機駆動装置と、ベクトル制御にて前記多巻線電動機の電流制御を行うスレーブ側の電動機駆動装置とにより前記多巻線電動機を可変速駆動する電動機駆動装置において、
前記マスタ側の電動機駆動装置およびスレーブ側の電動機駆動装置それぞれに、前記多巻線電動機の二次磁束指令値と二次磁束推定値との偏差を零にする調節手段を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、前記マスタ側の電動機駆動装置およびスレーブ側の電動機駆動装置それぞれに、前記多巻線電動機の二次磁束指令値と二次磁束推定値との偏差を零にする調節手段を備えたことにより、各巻線間の磁気結合による干渉が強い多巻線電動機の場合にも、該多巻線電動機が発生する二次磁束をより安定な状態にすることが出来る。
この発明のこの実施例としての図3の部分詳細回路構成図 この発明のこの実施例としての図3の部分詳細回路構成図 電動機駆動装置の回路構成図 従来例としての図3の部分詳細回路構成図 従来例としての図3の部分詳細回路構成図
図3に示した構成は、第1電動機駆動装置10がマスタ側となり、第2電動機駆動装置20・・第N電動機駆動装置30がスレーブ側となる場合を示したものであり、スイッチ4が閉路されるとともにスイッチ5,6が開路され、第1電動機駆動装置10のベクトル制御回路13aはパルスゼネレータ3の出力信号を入力して多巻線電動機2の速度制御とベクトル制御にて電流制御とを行い、第2電動機駆動装置20・・第N電動機駆動装置30のベクトル制御回路23a,33aは第1電動機駆動装置10に対するスレーブ動作として、ベクトル制御にて多巻線電動機2の電流制御を行う。
図1,2では、この発明の実施例としての電動機駆動装置において、実際に使用する部分のみを抜き出して図示している。すなわち、図1はマスタ側として、速度制御とベクトル制御にて多巻線電動機2の電流制御とを行うときのベクトル制御回路13aの詳細回路構成図を示し、図2はスレーブ側として、速度制御は行わずにベクトル制御にて多巻線電動機2の電流制御のみを行うときのベクトル制御回路23aの詳細回路構成を示している。
なお、図1に示したベクトル制御回路13aは、先述の図4に示したベクトル制御回路13と同様に、多巻線電動機2の二次磁束指令値Φ2 *と二次磁束推定値Φ2^との偏差を零にする磁束調節器89を備えつつ、基本的に同一の制御演算動作を行い、図2に示したベクトル制御回路23aに対して、従来のベクトル制御回路13と同様のT軸電流指令値iT *,角度値θ* ,一次周波数指令値ω1 *などの他に、加算演算器77が出力するM軸電流指令値iM * ,に代わる励磁電流演算回路76が出力するM軸電流指令値iM *と、磁束指令演算回路74が出力する二次磁束指令値Φ2 *とを新たに伝送している。
図2は、上述のベクトル制御にて多巻線電動機2の電流制御のみを行うときのベクトル制御回路23aの詳細回路構成図であり、T軸電流調節器78,M軸電流調節器79,2相/3相変換器80,3相/2相変換器85,86それぞれは、上述の図1,4に示したものと同一の機能を有し、図1に示したベクトル制御回路13aから伝送されるT軸電流指令値iT *,M軸電流指令値iM *,角度値θ* ,一次周波数指令値ω1 *,二次磁束指令値Φ2 *などの制御信号に基づくベクトル制御にて電流制御を行う。
さらにベクトル制御回路23aを形成する磁束演算器87aでは、前記数4式に従って導出されたT軸の誘起電圧値Etを前述の一次周波数指令値ω1 *で除算演算することにより二次磁束推定値Φ2^を得ている。
また磁束調節器89は、前記二次磁束指令値Φ2 *と二次磁束推定値Φ2^との偏差を比例・積分演算あるいは比例・積分・微分演算等に基づいて零にする調節演算値を多巻線電動機2のM軸電流補正値ΔiM *として出力している。さらに加算演算器77は、励磁
電流演算回路75が出力するM軸電流指令値iM *と前記M軸電流補正値ΔiM *との加
算値を新たなM軸電流指令値iM * ,として出力している。
すなわち、このベクトル制御回路23aには、図5に示した従来のベクトル制御回路23と同一の構成要素の他に、加算演算器77,3相/2相変換器86,誘起電圧磁束演算器87での演算機能の一部を省略した磁束演算器87a,磁束調節器89それぞれが追加機能として装備されている。
従って、磁束調節器89を備えたベクトル制御回路23aを用いることにより、一次巻線コイルが複数本の素線を同一経路に巻回して形成した多巻線電動機2などのような各巻線間の磁気結合による干渉が強い多巻線電動機においても、多巻線電動機2が発生する二次磁束をより安定な状態にすることができるので、多巻線電動機2の回転数が変動する現象や、一次電流が脈動する現象を抑制することが出来る。
なお、図3に示した第N電動機駆動装置30におけるベクトル制御回路33aは、図2に示したベクトル制御回路23aと同一の動作を行っている。
1…交流電源、2…多巻線電動機、3…パルスゼネレータ、4〜6…スイッチ、10…第1電動機駆動装置、20…第2電動機駆動装置、30…第N電動機駆動装置、11,21,31…インバータ回路、12,22,32…電流検出器、13,23,33…ベクトル制御回路、13a,23a,33a…ベクトル制御回路、71…速度指令演算回路、72…速度検出回路、73…速度調節器、74…磁束指令演算回路、75…除算演算器、76…励磁電流演算回路、77…加算演算器、78…T軸電流調節器、79…M軸電流調節器、80…2相/3相変換器、81…すべり周波数演算器、82,83…加算演算器、84…積分器、85,86…3相/2相変換器、87…誘起電圧磁束演算器、87a…磁束演算器,88…軸ずれ補償器、89…磁束調節器。

Claims (1)

  1. 速度検出器を有する多巻線電動機の各巻線毎に電動機駆動装置を設け、前記速度検出器の速度検出値に基づいた速度制御とベクトル制御にて前記多巻線電動機の電流制御とを行うマスタ側の電動機駆動装置と、ベクトル制御にて前記多巻線電動機の電流制御を行うスレーブ側の電動機駆動装置とにより前記多巻線電動機を可変速駆動する電動機駆動装置において、
    前記マスタ側の電動機駆動装置およびスレーブ側の電動機駆動装置それぞれに、前記多巻線電動機の二次磁束指令値と二次磁束推定値との偏差を零にする調節手段を備えたことを特徴とする電動機駆動装置。
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