JP2012050043A - 信号処理装置、信号処理方法、表示装置及びプログラム - Google Patents

信号処理装置、信号処理方法、表示装置及びプログラム Download PDF

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    • H04N13/239Image signal generators using stereoscopic image cameras using two 2D image sensors having a relative position equal to or related to the interocular distance

Abstract

【課題】左右画像の位相調整を容易に行うために、左画像及び右画像が単独で表示部に2D表示される部分を3D表示される部分とは異なる画像に置き換えて表示する。
【解決手段】信号処理装置10は、人間の両目の間隔に合わせて配置され、同一の被写体を撮像する2台のカメラから入力する左画像信号及び右画像信号の位相を合わせる位相合せ部4を備える。また、操作部9によって指定された位相の変位量に基づいて、水平方向における左画像信号及び/又は右画像信号の位相を変える位相調整部6を備える。位相調整部6は、左画像信号及び右画像信号によって表示部に表示される左画像及び右画像の両方又はいずれかの画像を、水平方向に所定の距離で移動させて、左画像及び右画像の視差を変えた左画像信号及び右画像信号を出力する。読出し部7は、2D表示される部分を3D表示される部分とは異なる画像に置き換えた左画像信号及び/又は右画像信号を出力する。
【選択図】図8

Description

本発明は、例えば、視差を有して配される2台のカメラが同一の被写体を撮像して出力する画像の視差を変える場合に適用して好適な信号処理装置、信号処理方法、表示装置及びプログラムに関する。
従来、ユーザの左右の眼の視差に合わせて設置される2台のカメラが撮像した同一の被写体の画像を用いて、ユーザが立体視することができる3D画像を生成する技術がある。2台のカメラが撮像した画像は、ユーザの左右の眼に合わせて左画像と右画像(以下、左画像と右画像を「左右画像」とも総称する。)と呼ばれる。ここで、左右画像の色合いや輝度、撮像位置等の設定パラメータが2台のカメラで合っていなければ、3D画像として正しく表示できない。このため、カメラを操作するユーザは、左右又は上下に並べた2台のモニタ等に左右画像をそれぞれ映し出し、左右画像を比較しながら、設定パラメータを合わせていた。
また、従来、3D画像を生成し、奥行きの付け方を変更するためには、左右画像が対称となる被写体の位置をずらす修正が必要であった。そして、ユーザは、修正を加えた被写体を撮像した画像を3Dモニタに表示して、奥行きの付け方が意図したものであるかどうかを確認していた。
特許文献1には、左右画像を隣り合わせて表示する立体視装置であって、画像を水平移動して立体視位置を設定する技術が開示されている。
特開2002−125245号公報
ところで、3D画像を撮影する際には、3Dモニタで視差をシミュレーションした後、左右画像を撮像する2台のカメラが設置されるリグを調整することによって、カメラのメカ的な視差を調整している。ここで、水平方向で互いに反対向きに等距離を移動させた左右画像を表示する機能を3Dモニタに持たせることを想定する。このとき、ユーザは、変更対象となる被写体のみ注目するため、3Dモニタで被写体を立体視した上で修正効果を確認してから、実際のデータを修正する作業にとりかかっていた。このため、被写体が動くと、その都度リグを調整して、カメラの位置調整を行わなければならず、撮影時間が長くなる要因となっていた。
また、3D画像を編集する際に、左画像と右画像を重ねて3Dモニタに表示する。このとき、左右画像の位置、つまり位相をずらしたい場合がある。位相をずらすと、左右画像のズレ分だけ重なりがない部分、又は、左右画像の重なりが少ない部分が生じる。しかし、ユーザが編集時に画面を確認する場合に、画面上の重なり具合に差があると非常に見にくい場合が多い。例えば、左右画像をずらした分だけ、左画像と右画像が重ならない部分、つまりユーザが3Dとして見えない部分が発生してしまう。この場合、同じ画面内に3D画像と2D画像が混在するため、ユーザにとっては非常に見づらくなってしまう。
本発明はこのような状況に鑑みて成されたものであり、左右画像の視差調整を容易に行うことを目的とする。
本発明は、人間の両目の間隔に合わせて配置され、同一の被写体を撮像する2台のカメラから入力し、左画像メモリに記憶される左画像信号及び右画像メモリに記憶される右画像信号の位相を合わせる。
次に、操作部によって指定された位相の変位量に基づいて、水平方向における左画像信号及び/又は右画像信号の位相を変える。
次に、左画像信号及び右画像信号によって表示部に表示される左画像及び右画像の両方又はいずれかの画像を、水平方向に所定の距離で移動させて、左画像及び右画像の視差を変えた左画像信号及び右画像信号を出力する。
そして、視差が変えられた左画像及び右画像が重複して3D表示される部分と左画像及び右画像が単独で表示部に2D表示される部分のうち、2D表示される部分を3D表示される部分とは異なる画像に置き換えた左画像信号及び/又は右画像信号を出力する。
このようにしたことで、表示部に表示される左画像及び右画像の両方又はいずれかの画像を、所定の距離で移動させる場合に、左画像及び右画像の2D表示される部分を3D表示される部分とは異ならせて表示することが可能となった。
本発明によれば、左画像信号及び右画像信号によって表示部に表示される左画像及び右画像の両方又はいずれかの画像を、水平方向に所定の距離で移動させて、左画像及び右画像の視差を変えた左画像信号及び右画像信号を出力する。このため、2D表示される部分に相当する画像の重ならない部分が表示されなくなり、3D表示される部分だけを認識しやすくなることによって、ユーザは3D画像を観測しやすくなる。また、画像が重なる部分に相当する3D表示される部分の範囲は小さくなるが、ユーザが観測しようとする部分は左右画像が重なる部分であるため、実用上有益である。このため、ユーザは、視差が変更された左画像及び右画像が表示される表示部を見ながら、操作部を操作して、視差を変更したことによる画像の立体視における変化を容易に確認することができる。
本発明の一実施の形態における2台のカメラが人間の両目の間隔に合わせて配置される例を示す構成図である。 本発明の一実施の形態における信号処理装置の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態における信号処理装置の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態における信号処理装置の各部の処理タイミングの例を示すタイミングチャートである。 本発明の一実施の形態における読出し部の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態におけるタイミング生成部の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態における左右画像の位相の変位量を示す説明図である。 本発明の一実施の形態における3D表示される部分と、2D表示される部分の表示を異ならせる例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態における左画像信号により2D表示される部分の表示をマスクする手順の例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態における左右画像信号により2D表示される部分の表示をマスクする手順の例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態における左画像信号が反転入力する例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態における左右画像信号により2D表示される部分の表示をマスクする手順の例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態における画像データ書込み処理の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態における画像データ読出し処理の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態における書込みアドレスカウンタの処理の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態におけるアドレスサンプリング処理の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態における第1のアドレス出力処理の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態における比較処理の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態における第2のアドレス出力処理の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態における読出しアドレスカウンタの処理の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態における左右画像信号の読出しを遅らせる制御の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態における左右画像の位相差を変更した場合の表示例を示す説明図である。
以下、発明を実施するための最良の形態(以下実施の形態とする。)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態(左右画像信号の出力制御:左右画像の位相を調整する例)
<1.第1の実施の形態>
[左右画像の位相を調整する例]
以下、本発明の一実施の形態について、添付図面を参照して説明する。本実施の形態では、左右画像の位相を変えて出力する信号処理装置10及び信号処理装置10が使用する信号処理方法に適用した例について説明する。なお、以下の説明では、信号処理装置10と、3次元画像を表示可能な3次元モニタとしての表示部8を分離した形態に適用した例としているが、信号処理装置10と表示部8を組み合わせた表示装置に本発明を適用してもよい。
図1は、2台のカメラ1L,1Rが人間の両目の間隔に合わせて配置される例を示す。
図1Aは、2台のカメラ1L,1Rの配置例を示す。
図1Bは、被写体2a〜2cの見え方の違いの例を示す。
左画像信号を出力するカメラ1L(左カメラ)と、右画像信号を出力するカメラ1R(右カメラ)は、人間の両目の間隔に合わせて隣り合わせて配置され、同一の被写体を撮像する。表示部8(後述する図2参照)には、左画像信号が入力すると左画像を表示し、右画像信号が入力すると右画像を表示する。視差は、カメラ1L,1Rの焦点方向の交点を基準面とした場合に、基準面の交点とカメラ1L,1Rとの距離から求めることができる。
ここで、被写体2bは、基準面に位置するため、表示部8に表示される画像をユーザが見ても立体視することはできない。しかし、被写体2aは、基準面に対してカメラ1L,1Rより奥に位置し、奥行き効果により、ユーザは、表示部8に表示される被写体2aが基準面より奥にあるように見える。一方、被写体2cは、基準面に対してカメラ1L,1Rより手前に位置し、飛び出し効果により、ユーザは、表示部8に表示される被写体2cが基準面より手間にあるように見える。
2台のカメラの焦点の交点で作る面を基準面として、そこよりも被写体が手前にあると”飛び出し”効果を得て、奥側にあると”奥行き”効果を得ることが出来る。このとき2台のカメラの焦点のズレを”視差”といい、3D撮影時における重要な値となる。被写体の位置がどこまで来ると3D画像として破綻するかは、製作者が最も気にする点である。このため、位置関係を含めたカメラ1L,1Rのセッティングに一番時間が掛かっている。
図2は、信号処理装置10の内部構成例を示す。
信号処理装置10は、カメラ1Lから入力した左画像(左画像信号)を左画像メモリ5Lに書込み、カメラ1Rから入力した右画像(右画像信号)を右画像メモリ5Rに書き込む書込み部3を備える。また、書込み部3から入力した左右画像の書込みタイミングに基づいて、人間の両目の間隔に合わせて配置され、同一の被写体を撮像する2台のカメラ(カメラ1L,1R)から入力する左画像信号及び右画像信号の位相を合わせる位相合せ部4を備える。
また、操作部9によって指定された変位量に基づいて、水平方向における左画像信号及び/又は右画像信号の位相を変える位相調整部6を備える。位相調整部6は、左画像信号及び右画像信号によって表示部8に表示される左画像及び右画像の両方又はいずれかの画像を、水平方向に所定の距離で移動させて、左画像及び右画像の視差を変えた左画像信号及び右画像信号を出力する。また、左画像メモリ5Lから左画像を読出し、右画像メモリ5Rから右画像を読出して、読出した左右画像を表示部8に出力する読出し部7を備える。
本例の左画像メモリ5Lと右画像メモリ5Rには、デュアルポートRAM(Random Access Memory)が用いられる。そして、操作部9には、例えば、ロータリースイッチが用いられ、ユーザの入力操作によって、左右画像のうち、移動させる画像を選択したり、移動量を設定したりすることができる。このとき、左画像又は右画像のみ移動させたり、左右画像を同時に移動させたりすることも可能である。
次に、各部の動作を説明する。
カメラ1L,1Rからは、信号処理装置10に左右画像が入力する。書込み部3は、入力した左右画像を、それぞれ左画像メモリ5L、右画像メモリ5Rに書き込む。合わせて、書込み部3は、信号処理装置10に入力した左右画像の入力タイミングを位相合せ部4に出力する。
位相合せ部4は、書込み部3から受け取った入力タイミングによって求めた、書込み部3が左画像メモリ5Lに左画像を書き込む左画像書込みアドレスを左画像メモリ5Lに出力する。同様に、位相合せ部4は、書込み部3が右画像メモリ5Rに右画像を書き込む右画像書込みアドレスを右画像メモリ5Rに出力する。合わせて、位相合せ部4は、読出し部7が左画像メモリ5Lから左画像を読出し、右画像メモリから右画像を読出すために用いる読出し開始アドレスと、後述する等価タイミングを位相調整部6に出力する。
位相調整部6は、位相合せ部4から受け取った読出し開始アドレスに対して、操作部9から操作入力された遅延量を加算したりする。そして、位相調整部6は、読出し部7が左画像メモリ5Lから左画像を読出す左画像読出しアドレスと、右画像メモリ5Rから右画像を読出す右画像読出しアドレスを求め、これらの左画像読出しアドレスと右画像読出しアドレスを読出し部7に出力する。
読出し部7は、位相調整部6から受け取った左画像読出しアドレスと右画像読出しアドレスに基づいて、左画像メモリ5Lから左画像を読出し、右画像メモリ5Rから右画像を読出して、表示部8に出力する。このとき、読出し部7は、視差が変えられた左画像及び右画像が重複して表示部に3D表示される部分と、左画像及び右画像が単独で表示部に2D表示される部分を認識する。そして、読出し部7は、2D表示される部分を3D表示される部分とは異なる画像に置き換えた左画像信号及び/又は右画像信号を出力する。
ここで、カメラ1L,1Rの不図示の撮像素子から左右画像信号が順に読み出された場合に、この左右画像信号が順に信号処理装置10に入力することを「通常入力」と呼び、この順に表示部8に左右画像信号を出力することを「通常出力」と呼ぶ。一方、カメラ1L,1Rの前方に鏡等が設置されることにより、不図示の撮像素子から順に読み出される左右画像信号による画像が鏡面対称となる場合に、この左右画像信号が順に信号処理装置10に入力することを「反転入力」と呼ぶ。また、この左右画像信号を反転して通常出力のように出力することを「反転出力」と呼ぶ。
本例の読出し部7は、入力する左画像信号又は右画像信号の位相の進み又は遅れによって表示部の画面に左画像信号又は右画像信号が含まれない部分を他の画像信号に置き換えて出力する。また、カメラ1L,1Rに入力する被写体の像光が互いに反転する場合に、反転入力した左画像信号又は右画像信号の出力を反転した上で、反転された左画像信号又は右画像信号が含まれない部分を他の画像信号に置き換えて出力する機能も有する。そして、表示部8は、左画像メモリ5Lから読出された左画像信号及び右画像メモリ5Rから読出された右画像信号に基づいて、被写体を3次元表示する3次元モニタである。
図3は、信号処理装置10の更に詳細な内部構成例を示す。
信号処理装置10は、左画像信号と右画像信号の位相を調整するため、左画像信号と右画像信号はそれぞれ個別に処理を行う。
図2に示したように、信号処理装置10は、左画像を保存する左画像メモリ5Lを備える。左画像メモリ5Lには、左画像信号によって定まる左画像データ(I_LEFT_DATA)と、左画像メモリ5Lへの書込みアドレスを指定する左画像書込みアドレス(WR_ADRS_LEFT)が入力される。そして、左画像メモリ5Lには、読出し部7が読出す左画像の読出しアドレス(RE_ADRS_LEFT)が入力され、読出し部7によって位相が調整された左画像データ(O_LEFT_DATA)が読出される。
位相合せ部4は、書込み部3が左画像メモリ5Lに書き込む左画像信号の書込みアドレスをカウントする左画像書込みアドレスカウンタ11Lを備える。また、位相合せ部4は、書込み部3が右画像メモリ5Rに書き込む右画像信号の書込みアドレスをカウントする右画像書込みアドレスカウンタ11Rを備える。左画像書込みアドレスカウンタ11Lは、左画像メモリ5Lに書き込む左画像データのアドレスをカウントし、所定の値(例えば、10ビット(1023))を超えると、0にリセットし、再びカウントする処理を繰り返す。この処理は、右画像書込みアドレスカウンタ11Rにおいても同様に行われる。
また、位相合せ部4は、書込みアドレスに基づいて、読出し部7が左画像メモリ5Lから左画像信号を読出すための左画像読出し開始アドレスを求める左画像アドレスサンプル部12Lを備える。また、位相合せ部4は、読出し部7が右画像メモリ5Rから右画像信号を読出すための右画像読出し開始アドレスを求める右画像アドレスサンプル部12Rを備える。
また、位相合せ部4は、左画像信号の位相の可変量に基づいて決められた固定遅延量及び左画像読出し開始アドレスを加算した左画像加算アドレスを出力する第1の加算部13Lを備える。また、右画像信号の位相の可変量に基づいて決められた固定遅延量及び右画像読出し開始アドレスを加算した右画像加算アドレスを出力する第1の加算部13Rを備える。第1の加算部13Lには、固定遅延量が入力すると共に、左画像アドレスサンプル部12Lから左画像読出し開始アドレス(RE_START_LEFT)が入力する。第1の加算部13Lは、加算した左画像加算アドレス(ADD_ADRS_LEFT)を出力する。この処理は、第1の加算部13Rにおいても同様に行われる。
また、位相合せ部4は、左画像書込みアドレス及び左画像加算アドレスを比較し、左画像書込みアドレスにおける左画像加算アドレスの位置を、左画像信号及び右画像信号の位相が一致する等価タイミングとして出力する比較部14Lを備える。また、位相合せ部4は、右画像書込みアドレス及び右画像加算アドレスを比較し、右画像書込みアドレスにおける右画像加算アドレスの位置を、左画像信号及び右画像信号の位相が一致する等価タイミングとして出力する比較部14Rを備える。比較部14Lは、左画像書込みアドレスカウンタ11Lから入力する左画像書込みアドレス(WR_ADRS_LEFT)と、第1の加算部13Lから入力する左画像加算アドレス(ADD_ADRS_LEFT)を比較する。そして、比較部14Lは、比較結果を出力する。この比較結果を左画像読出しアドレスカウンタ17Lに入力することで、左右画像の位相を合わせることができる。この処理は、比較部14Rにおいても同様に行われる。
左画像アドレスサンプル部12Lには、不図示のタイミングジェネレータから左画像書込みアドレスをサンプリングするためのタイミング信号(I_LEFT_TIMING)が入力される。また、左画像アドレスサンプル部12Lには、左画像書込みアドレスカウンタ11Lから左画像書込みアドレスが入力する。そして、左画像アドレスサンプル部12Lは、サンプルした左画像書込みアドレスに基づいて、位相調整部6に左画像信号の始めの位置を指示する左画像読出し開始アドレス(RE_START_LEFT)を出力する。
位相調整部6は、操作部9の入力操作に基づいて、左画像メモリ5Lから読出す左画像信号及び右画像メモリ5Rから読出す右画像信号の読出し遅延量を制御する遅延量制御部15を備える。遅延量制御部15には、例えば、CPU(Central Processing Unit)が用いられる。操作部9は、例えば、ボリュームコントローラからなり、遅延量制御部15は、ユーザが操作したボリュームコントローラの指示に従って、左画像又は右画像の遅延量を決定する。
また、位相調整部6は、左画像読出し遅延量及び左画像読出し開始アドレスを加算して、左画像メモリ5Lから読出す左画像信号の読出し位置を制御する左画像制御アドレスを出力する第2の加算部16Lを備える。また、位相調整部6は、右画像読出し遅延量及び右画像読出し開始アドレスを加算して、右画像メモリ5Rから読出す右画像信号の読出し位置を制御する右画像制御アドレスを出力する第2の加算部16Rを備える。
第2の加算部16Lには、遅延量制御部15から左画像読出し遅延量(RE_LEFT_DELAY)が入力し、左画像アドレスサンプル部12Lから左画像読出し開始アドレス(RE_START_LEFT)が入力する。そして、第2の加算部16Lは、基準アドレスとして用いる左画像読出し開始アドレス(RE_START_LEFT)に、ユーザ操作によって指示された位相変化量として用いる左画像読出し遅延量(RE_LEFT_DELAY)を加算する。そして、この加算した左画像制御アドレス(LEFT ADRS_CONTROL)を出力する。ここで、位相変化量が固定遅延量と等しい場合、左画像の位相は変化しないため、表示部8に表示された左画像は移動しない。この処理は、第2の加算部16Rにおいても同様に行われる。
なお、位相調整部6は、等価タイミング及び左画像制御アドレスに基づいて、読出し部7が左画像メモリ5Lから読出す左画像信号の左画像読出しアドレスをカウントする左画像読出しアドレスカウンタ17Lを備える。また、位相調整部6は、等価タイミング及び右画像制御アドレスに基づいて、読出し部7が右画像メモリ5Rから読出す右画像信号の右画像読出しアドレスをカウントする右画像読出しアドレスカウンタ17Rを備える。
左画像読出しアドレスカウンタ17Lには、第2の加算部16Lから左画像制御アドレス(LEFT ADRS_CONTROL)が入力し、比較部14Lから比較結果が入力する。そして、左画像読出しアドレスカウンタ17Lは、比較結果に基づいて、読出しを遅らせた遅延量に相当する左画像読出しアドレスを左画像メモリ5Lと読出し部7に出力する。これにより、読出し部7は、左画像メモリ5Lから所定の遅延量で左画像データ(O_LEFT_DATA)を読出す。この処理は、右画像読出しアドレスカウンタ17Rにおいても同様に行われる。
図4は、各処理部の動作タイミングの例を示す。
図4A〜図4Fは、左画像メモリ5Lから左画像信号を書込み又は読出す処理のタイミングの例を示す。
図4Aは、左画像信号の構成例を示す。
左画像信号(I_LEFT_DATA)は、表示部8の画面に表示される期間を示すアクティブ期間(ACTIVE)と、画面に表示されない期間を示すブランキング期間(BLK)によって構成される。この左画像信号が左画像データとして左画像メモリ5Lに書き込まれる。
図4Bは、左画像信号の水平ブランキング期間のタイミングを示す。
このタイミングは、図4Aに示す水平ブランキング期間(HD)の開始によって定まる。水平ブランキング期間が開始されると、“H”が立ち上がり、水平ブランキング期間が終了すると“L”に立ち下がる。
図4Cは、左画像信号の立ち上がりエッジタイミング信号の例を示す。
左画像信号の立ち上がりエッジタイミング信号(I_LEFT_TIMING)は、左画像信号の水平ブランキング期間が開始した瞬間に“H”が立ち上がる。ただし、この“H”の値は、水平ブランキング期間の開始時のみ立ち上がり、すぐに“L”に立ち下がる。
図4Dは、左画像信号の書込みアドレスを示す。
左画像メモリ5Lに左画像信号が書き込まれると、1水平画素毎に書込みアドレスがカウントされる。そして、左画像信号の書込みアドレス(WR_ADRS_LEFT)は、”0”から“1023”までカウントアップすると、再び”0”にリセットされてカウントアップする処理を繰り返す。
図4Eは、左画像信号の読出し開始アドレスを示す。
書込み部3が左画像メモリ5Lに左画像(左画像信号)を書き込む動作に合わせて、左画像書込みアドレスカウンタ11Lが左画像書込みアドレス(WR_ADRS_LEFT)をカウントする。ここで、左画像アドレスサンプル部12Lは、図4Cに示した立ち上がりエッジタイミング信号が“H”となったタイミングにおける、図4Dに示した書込みアドレスを左画像読出し開始アドレス(本例では、“585”)として取込む。
図4Fは、左画像信号の読出しアドレスに固定遅延量を加算した例を示す。
第1の加算部13Lは、図4Eに示した左画像読出し開始アドレスに固定遅延量(本例では、“512”)を加算する。この結果、左画像読出し開始アドレスは、585+512=1097となるが、アドレスは“1023までしかカウントできないため、1097−1023=74の値が固定遅延量を加算した左画像読出し開始アドレスとして求まる。
ここで、固定遅延量は、左画像メモリ5Lと右画像メモリ5Rのメモリサイズによって求まる値である。本例では、固定遅延量を“512”としているため、左右画像の1水平ラインが1024ピクセルである場合に、半画面である512ピクセルまで左右画像をずらすことが可能となる。このため、固定遅延量には、左右画像信号の位相のずれを吸収するだけの変位量と、ユーザが操作部9を用いて位相を変える際の可変量を合わせた値が予め決められる。例えば、可変量を“1000”とした場合には、固定遅延量は少なくとも“1000”より大きな値であることが必要となる。
図4G〜図4Kは、右画像メモリ5Rから右画像信号を書込み又は読出す処理のタイミングの例を示す。
図4Gは、右画像データの構成例を示す。
右画像信号(I_RIGHT_DATA)は、表示部8の画面に表示される期間を示すアクティブ期間(ACTIVE)と、画面に表示されない期間を示すブランキング期間(BLK)によって構成される。なお、右画像信号と左画像信号は、各カメラ1L,1Rと信号処理装置10との接続線の長さが、わずかに異なるため、信号処理装置10に入力するタイミングもわずかに異なる場合がある。このため、信号処理装置10は、入力した左右画像の位相を合わせる必要がある。
図4Hは、右画像信号の水平ブランキング期間のタイミングを示す。
このタイミングは、図4Gに示す水平ブランキング期間(HD)の開始によって定まる。水平ブランキング期間が開始されると、”H”が立ち上がり、水平ブランキング期間が終了すると”L”に立ち下がる。
図4Iは、右画像信号の立ち上がりエッジタイミング信号の例を示す。
右画像信号の立ち上がりエッジタイミング信号(I_RIGHT_TIMING)は、右画像信号の水平ブランキング期間が開始した瞬間に”H”が立ち上がり、すぐに”L”に立ち下がる。
図4Jは、右画像信号の書込みアドレスを示す。
右画像メモリ5Rに右画像信号が書き込まれると、1水平画素毎に書込みアドレスがカウントされる。そして、右画像信号の書込みアドレス(WR_ADRS_RIGHT)は、”0”から“1023”までカウントアップすると、再び”0”にリセットされてカウントアップする処理を繰り返す。
図4Kは、右画像信号の読出し開始アドレスを示す。
書込み部3が右画像メモリ5Rに右画像(右画像信号)を書き込む動作に合わせて、右画像書込みアドレスカウンタ11Rが右画像書込みアドレス(WR_ADRS_RIGHT)をカウントする。ここで、右画像アドレスサンプル部12Rは、図4Iに示した立ち上がりエッジタイミング信号が“H”となったタイミングにおける、図4Jに示した書込みアドレスを右画像読出し開始アドレス(本例では、“438”)として取込む。
図4L〜図4Uは、左右画像の位相を調整する処理の例を示す。
図4Lは、左画像書込みアドレスと加算後の左画像書込みアドレスが等しくなる等価タイミングを示す。
ここでは、図4Dの左画像書込みアドレス(WR_ADRS_LEFT)と、固定遅延量“512”を加算した図4Fの左画像加算アドレス(ADD_ADRS_LEFT)が等しくなるときに“H”に立ち上がる等価タイミング(EQ_TIM1)を示している。
図4Mは、左画像制御アドレスの例を示す。
左画像制御アドレス(LEFT_ADRS_CONTROL)は、図4Eに示す左画像読出し開始アドレス(RE_START_LEFT)を、図4Lに示す等価タイミング(EQ_TIM1)に合わせた例を示す。
図4Nは、右画像制御アドレスの例を示す。
右画像制御アドレス(RIGHT_ADRS_CONTROL)は、図4Kに示す右画像読出し開始アドレス(RE_START_RIGHT)を、図4Lに示す等価タイミング(EQ_TIM1)に合わせた例を示す。
なお、図4Mに示す左画像制御アドレス(LEFT_ADRS_CONTROL)と、図4Nに示す右画像制御アドレス(RIGHT_ADRS_CONTROL)は、共に遅延量制御部15によって設定される位相の変化量が“0”である。
図4Oは、左画像読出しアドレスのアドレス値の例を示す。
図4Mに示したように、左画像制御アドレス(LEFT_ADRS_CONTROL)は読出しカウンタを“585”から開始する。そして、左画像読出しアドレスカウンタ17Lは、読出しカウンタを“1”ずつカウントアップする。
図4Pは、左画像信号の構成例を示す。
左画像信号(O_LEFT_DATA)のブランキング期間の開始位置は、図4Lの等価タイミングで示される位置であることが示される。
図4Qは、右画像読出しアドレスのアドレス値の例を示す。
図4Mに示したように、右画像制御アドレス(RIGHT_ADRS_CONTROL)は読出しカウンタを“438”から開始する。そして、右画像読出しアドレスカウンタ17Rは、読出しカウンタを“1”ずつカウントアップする。
図4Rは、右画像信号の構成例を示す。
右画像信号(O_RIGHT_DATA)のブランキング期間の開始位置は、図4Lの等価タイミングで示される位置であることが示される。
図4Pと図4Rより、左右画像信号の位相が一致し、ズレが生じていないことが示される。
次に、ユーザが操作部9を操作して左画像信号の位相を変えた場合について説明する。ここでは、位相の変化量が“+150”で設定された例を示す。
図4Sは、左画像制御アドレスの例を示す。
左画像制御アドレス(LEFT_ADRS_CONTROL)は、図4Eに示す左画像読出し開始アドレス(RE_START_LEFT)を、図4Lに示す等価タイミングの位置に合わせた例を示す。本例では、位相の変化量が“+150”に設定されたため、左画像アドレスは、585+150=735となる。
図4Tは、左画像読出しアドレスのアドレス値の例を示す。
図4Sに示したように、左画像制御アドレス(LEFT_ADRS_CONTROL)は読出しカウンタを“735”から開始する。そして、読出しカウンタを“1”ずつカウントアップする。
図4Uは、左画像信号の構成例を示す。
読出しタイミングが変わったことにより、図4Lに示す等価タイミングに対して、左画像信号(O_LEFT_DATA)の出力タイミングが遅れることが示される。
図4Vは、マスクタイミングの例を示す。
このマスクタイミングは、読出し部7におけるマスク処理にて画像信号の出力をマスクする場合に用いられる。本例のマスクタイミング(I_HD)は、図4Bに示した左画像水平タイミング(LEFT_HD)に対して遅れることが示される。以下の説明では、2D表示される部分を3D表示される部分とは異なる画像に置き換えて表示部8に表示することを、「マスク」とも呼ぶ。
図5は、読出し部7の内部構成例を示す。
読出し部7は、表示部8に左画像信号を出力するかマスク信号を出力するかを選択する選択部21Lと、表示部8に右画像信号を出力するかマスク信号を出力するかを選択する選択部21Rを備える。また、読出し部7は、所定のタイミングに基づいて、2D表示される部分を他の画像に置き換える指示を出力するタイミング生成部22L,22Rを備える。タイミング生成部22Lは、左画像信号に基づいて左右画像信号のマスクタイミングを生成し、タイミング生成部22Rは、右画像信号に基づいて左右画像信号のマスクタイミングを生成する。また、選択部21L,21Rは、タイミング生成部22L,22Rの指示に基づいて、位相調整部6から入力した左画像信号若しくは右画像信号、又は他の画像信号に置き換えるマスク信号を選択して出力する。
また、読出し部7は、タイミング生成部22L,22Rから入力するマスクタイミングの論理和をとって、選択部21Lに対して左画像信号の出力タイミングを指示する論理和演算部23Lを備える。また、読出し部7は、タイミング生成部22L,22Rから入力するマスクタイミングの論理和をとって、選択部21Rに対して右画像信号の出力タイミングを指示する論理和演算部23Rを備える。
読出し部7において、選択部21Lには、左画像信号とマスク信号が入力し、選択部21Rには、右画像信号とマスク信号が入力する。ここで、選択部21L,21Rに入力するマスク信号は共に同じ信号である。選択部21L,21Rは、“L”を選択すると、左右画像信号を出力し、表示部8に左右画像を表示させる。一方、“H”を選択すると、マスク信号を出力し、左右画像の該当箇所をマスクする。このマスク信号によって、例えば、黒、白、灰等の2D表示される部分を塗りつぶす色を設定できる。
タイミング生成部22L,22Rは、それぞれ入力した左右画像のマスクタイミングに基づいて、左画像をマスクするか、右画像をマスクするかのマスクタイミングを出力する。論理和演算部23L,23Rは、タイミング生成部22L,22Rから入力するマスクタイミングの論理和をとり、この結果を選択部21L,21Rに出力する。これにより、左右画像信号は、マスクされるタイミングが制御される。
図6は、タイミング生成部22L,22Rの内部構成例を示す。
タイミング生成部22L,22Rは、被写体の像光に応じて読出し部7に通常出力される左画像信号又は右画像信号をマスクするための第1のマスクタイミングを記憶する第1の記憶部26を備える。また、反転した被写体の像光に応じて反転出力される、左画像信号及び/又は右画像信号をマスクするための第2のマスクタイミングを記憶する第2の記憶部27を備える。第1の記憶部26と第2の記憶部27には、例えば、デュアルポートRAMが用いられる。
また、タイミング生成部22L,22Rは、入力した遅延量に基づいて第1の記憶部26と第2の記憶部27に左右画像信号のマスクタイミングの書込みアドレスと読出しアドレスを供給するアドレス制御部25を備える。アドレス制御部25は、入力する左画像信号及び/又は右画像信号の通常出力又は反転出力に応じて選択される第1の記憶部26に、第1のマスクタイミングの書込みアドレス及び読出しアドレスを供給する。一方、第2の記憶部27に第2のマスクタイミングの書込みアドレス及び読出しアドレスを供給する。また、タイミング生成部22L,22Rは、左画像をマスクするか、右画像をマスクするかのマスクタイミングを選択する選択部28を備える。そして、タイミング生成部22L,22Rからは、通常出力又は反転出力に応じて選択される第1の記憶部26又は第2の記憶部27から第1又は第2のマスクタイミングが読み出される。
また、アドレス制御部25は、通常出力を基準とした場合における左画像信号及び/又は右画像信号の位相の変化量に応じて、第1の記憶部26又は第2の記憶部27に供給する書込みアドレス及び読出しアドレスを変える。ここで、カメラ1L,1Rから通常入力される左画像信号及び右画像信号のマスクタイミングは、第1の記憶部26に書き込まれる。一方、カメラ1L,1Rから反転入力される左画像信号及び右画像信号のマスクタイミングは、第2の記憶部27に書き込まれる。第1の記憶部26と第2の記憶部27には、共に図4Vに示すマスク用ドライブ信号(I_hd)が入力される。そして、アドレス制御部25から書込みアドレスと読出しアドレスが第1の記憶部26と第2の記憶部27に入力される。
第1の記憶部26と第2の記憶部27からは、それぞれ左画像信号及び右画像信号をマスクするためのマスクタイミングが読み出される。このマスクタイミングは2種類存在し、自画像信号をマスクすることを示すマスクタイミング(my_mask)と、他画像信号をマスクすることを示すマスクタイミング(u_mask)として出力される。例えば、アドレス制御部25が、第1の記憶部26と第2の記憶部27にそれぞれ書込みアドレスを“100”として書き込んだ場合、読出しアドレスには、この“100”を“+50”した“150”を書き込む。
第1の記憶部26と第2の記憶部27にそれぞれ“1”として書き込まれたマスク用ドライブ信号(I_hd)のアドレス値に対して、入力した遅延量に基づく遅延補正を行う。ここで、遅延量が“+10”である場合、第1の記憶部26から読み出されるマスクタイミングの遅延量も“+10”である。一方、第2の記憶部26から読み出されるマスクタイミングの遅延量は、“-10”である。
通常入力の場合、自画像信号と他画像信号のマスクする位置は同じである。このため、第1の記憶部26から読み出されたマスクタイミングは、例えば、右画像に対する左画像をマスクすることを示すマスクタイミング(u_mask)として出力される。同様に、選択部28が“L”を選択するため、右画像に自身をマスクすることを示すマスクタイミング(my_mask)として出力される。
反転入力の場合、自画像信号と他画像信号のマスクする位置は異なる。そして、選択部28に“H”となった固定値(i_filp)が入力し、選択部28は、“H”に切り替わる。このため、第2の記憶部27から読み出されるマスクタイミングは、例えば、反転出力する右画像信号をマスクすることを示すマスクタイミング(my_mask)が出力される。また、第1の記憶部26から読み出されたマスクタイミングは、例えば、右画像に対する左画像をマスクすることを示すマスクタイミング(u_mask)として出力される。
図7は、表示部8に表示された左右画像の位相を調整する例を示す。
表示部8には、左画像31、右画像33に加えて、左画像31と右画像33を重畳した重畳画像32が表示される。ユーザは、操作部9として用いられるボリュームコントローラを“+”又は“−”方向に動かして左右画像の位相を調整する。
図7A〜図7Eは、左画像31、右画像33を水平方向に移動させた場合の見え方の例を示す。
ここで、図中の「第1及び第2の元の位置」とは、左右画像信号の位相を合わせた状態における左右画像の両端の位置を示す。そして、位相調整部6は、操作部9によって指定された位相の変位量又はカメラから入力するメタデータを計算した値を表示部8に表示する制御を行う。「ズーム」とは、カメラのパラメータの一例であり、どのパラメータを可変すれば現在の基準面になるかを示している。本例では、左右画像の移動量が10ピクセルである場合に、カメラ1L,1Rのズーム設定を現在の設定値に対して“+3”したときの見え方と同じになることを示す情報が表示部8に表示される。また、パラメータを「距離」として、移動量である10ピクセルが基準面を手前、または奥側にX「m」動くことをユーザーに通知してもよい。
図7Aは、左画像31の表示例を示す。
図7Bは、右画像33の表示例を示す。
図7Cは、基準面における重畳画像32のうち、左画像31だけ移動した際の表示例を示す。
図7Dは、基準面における重畳画像32のうち、右画像33だけ移動した際の表示例を示す。
図7Eは、基準面における重畳画像32のうち、左画像31と右画像33を共に移動した際の表示例を示す。
なお、図7C〜図7Eは、左画像31と右画像33の位相が互いに合った状態としている。
図7F〜図7Hは、基準面以外の場所における左画像31と右画像2を左に移動させた場合の見え方の例を示す。
図7Fは、左画像31を左に移動した際の表示例を示す。
このとき、第1の元の位置より左側には、左画像31が見える。そして、第2の元の位置の左側には、移動した左画像31に相当する範囲の右画像33が見える。
図7Gは、右画像33を左に移動した際の表示例を示す。
このとき、第1の元の位置より左側には、右画像33が見える。そして、第2の元の位置の左側には、移動した右画像33に相当する範囲の左画像31が見える。
図7Hは、左画像31を左に移動し、右画像33を右に移動した際の表示例を示す。
左画像31と右画像33の移動方向は互いに逆であるが、移動量は等しい。このとき、奥行き効果を得ることができ、移動した左画像31と右画像33の距離を視差としている。
図7I〜図7Kは、基準面以外の場所における左画像31と右画像2を右に移動させた場合の見え方の例を示す。
図7Iは、左画像31を右に移動した際の表示例を示す。
このとき、第2の元の位置より右側には、左画像31が見える。そして、第1の元の位置の右側には、移動した左画像31に相当する範囲の右画像33が見える。
図7Jは、右画像33を右に移動した際の表示例を示す。
このとき、第2の元の位置より右側には、右画像33が見える。そして、第1の元の位置の右側には、移動した右画像33に相当する範囲の左画像31が見える。
図7Kは、左画像31を右に移動し、右画像33を右に移動した際の表示例を示す。
左画像31と右画像33の移動方向は互いに逆であるが、移動量は等しい。このとき、飛び出し効果を得ることができ、移動した左画像31と右画像33の距離を視差としている。
図8は、3D表示される部分と、2D表示される部分の表示を異ならせる例を示す。
図8Aは、3D画像を生成する手順を示す。
2台のカメラ1L,1Rから入力する左右画像信号に基づいて左画像31と右画像33が表示部8に出力される。表示部8は、左画像31と右画像33を1ライン毎、又は1フレーム毎に切り替えて表示するため、重畳画像32が表示される。
図8Bは、図7に示した操作によって左右画像の位相を変えた例を示す。
ここでは、左画像31を左方向に移動し、右画像33を右方向に移動したことによって、左画像31と右画像33が単独で2D表示される部分と、左画像31と右画像33が重複して3D表示される部分が存在する。
図8C〜図8Eは、2D表示される部分を3D表示される部分とは異なる画像に置き換えて表示部8に表示する例を示す。
図8Cは、2D表示される部分を消して表示した例を示す。
この場合、画像を確認するユーザは、3D表示される部分がどこであるかを明確に知ることができるため、視認性が高まる。
図8Dは、表示部8のベゼルの色(白)に合わせて2D表示される部分を白色で表示した例を示す。
図8Eは、表示部8のベゼルの色(灰)に合わせて2D表示される部分を灰色で表示した例を示す。
このように、表示部8のベゼルの色(黒、白、灰等)に合わせて2D表示される部分に表示される画像は、3次元モニタのベゼルの色と同じ色の画像とする。これにより、2D表示される部分の色が3D表示される部分の視認性に影響を与えることがない。
図9は、左画像信号により2D表示される部分の表示をマスクする手順の例を示す。
基本的な手順として、読出し部7は、3D表示するために重ね合わせる左右画像信号に対してそれぞれマスクタイミングを指示するマスク信号を作り、全てのマスク信号を用いて以下のマスク処理を行う。そして、入力する左右画像信号に対してマスク信号のレベルが“H”である場合に、黒色などの固定色を表示させるマスク信号を表示部8に出力する。
図9Aは、入力する左画像信号と表示部8の表示領域の位相が合っている例を示す。
入力する左画像信号と表示部8の画面上に表示される左画像信号の位相が合っており、マスクタイミングは、表示領域の全域にわたって“L”であるため、画面上に表示される左画像信号にマスクはされない。
図9Bは、入力する左画像信号の位相が進んでいる例を示す。
表示部8の表示領域に対して、入力する左画像信号の位相が進んでいるため、実際に表示部8に表示される左画像は、左側に移動する。このとき、表示領域の右端には有効な左画像信号が含まれない部分が存在するため、マスクタイミングが“H”となって黒色でマスクされる。
図9Cは、入力する左画像信号の位相が遅れている例を示す。
表示部8の表示領域に対して、入力する左画像信号の位相が遅れているため、実際に表示部8に表示される左画像は、右側に移動する。このとき、表示領域の左端には有効な左画像信号が含まれない部分が存在するため、マスクタイミングが“H”となって黒色でマスクされる。
図10は、左右画像信号により2D表示される部分の表示をマスクする手順の例を示す。
3D表示を行うため左右画像信号を処理する場合には、一方の画像信号のマスク位置を他方の画像信号にも適用する必要がある。このため、左右画像信号に用いられるマスク信号の論理和をとることによって、マスクタイミングを生成する。
図10Aは、入力する左画像信号の位相が進み、右画像信号の位相が通常である例を示す。
表示部8の表示領域に対して、入力する左画像信号の位相が進んでいるため、実際に表示部8に表示される左画像は、左側に移動する。このとき、表示領域の右端には有効な左画像信号が含まれない部分が存在するため、左画像信号のマスクタイミングが“H”となって黒色でマスクされる。一方、右画像信号の位相は通常であるが、マスクタイミングに合わせてマスクされると、表示部8に表示される画像は、左右画像が共に右端が黒色でマスクされる。
図10Bは、入力する左画像信号の位相が遅れ、右画像信号の位相が通常である例を示す。
表示部8の表示領域に対して、入力する左画像信号の位相が遅れているため、実際に表示部8に表示される左画像は、右側に移動する。このとき、表示領域の左端には有効な左画像信号が含まれない部分が存在するため、左画像信号のマスクタイミングが“H”となって黒色でマスクされる。一方、右画像信号の位相は通常であるが、マスクタイミングに合わせてマスクされると、表示部8に表示される画像は、左右画像が共に左端が黒色でマスクされる。
図10Cは、入力する左画像信号の位相が進み、右画像信号の位相が遅れる例を示す。
表示部8の表示領域に対して、入力する左画像信号の位相が進んでいるため、実際に表示部8に表示される左画像は、左側に移動する。一方、入力する右画像信号の位相が遅れているため、実際に表示部8に表示される右画像は、右側に移動する。このとき、表示領域の右端には有効な左画像信号が含まれない部分が存在し、左端には有効な右画像信号が含まれない部分が存在するため、それぞれの有効な画像信号が含まれない部分でマスクタイミングが“H”となって黒色でマスクされる。これにより、表示部8に表示される画像は、左右画像の左右端が共に黒色でマスクされる。
図11は、左画像信号が反転入力する例を示す。
3D画像を編集する場合、カメラ1L,1Rのセッティングによっては、信号処理装置10に画像の左右が反転した画像信号が入力する場合がある。例えば、カメラ1Lの前に反射鏡等が備えられると、通常の向きで撮影された画像に対して反転した画像の画像信号が信号処理装置10に入力する。このため、マスクタイミングを画像信号の反転入力に対応させた処理を行う必要がある。
図11Aは、反転入力する左画像信号と表示部8の表示領域の位相が合っている例を示す。
入力する左画像信号と表示部8の画面上に表示される左画像信号の位相が合っており、マスクタイミングは、表示領域の全域にわたって“L”であるため、画面上に表示される左画像信号にマスクはされない。
図11Bは、入力する左画像信号の位相が進んでいる例を示す。
表示部8の表示領域に対して、入力する左画像信号の位相が進んでいるため、実際に表示部8に表示される左画像は、左側に移動する。このとき、入力する左画像信号の左橋には、有効な左画像信号が含まれず、この左画像信号を反転した結果、表示領域の右端には有効な左画像信号が含まれない部分が存在するため、マスクタイミングが“H”となって黒色でマスクされる。
図11Cは、入力する左画像信号の位相が遅れている例を示す。
表示部8の表示領域に対して、入力する左画像信号の位相が遅れているため、実際に表示部8に表示される左画像は、右側に移動する。このとき、入力する左画像信号の右橋には、有効な左画像信号が含まれず、この左画像信号を反転した結果、表示領域の左端には有効な左画像信号が含まれない部分が存在するため、マスクタイミングが“H”となって黒色でマスクされる。
図12は、左右画像信号により2D表示される部分の表示をマスクする手順の例を示す。
一方の画像信号が反転して信号処理装置10に入力すると、上述した方法でマスクをかけても正しく画像を表示することができない。この場合、一方の画像信号に対するマスクタイミングと他方の画像信号に対するマスクタイミングが異なる。
図12Aは、反転入力する左画像信号の位相が進み、右画像信号の位相が通常である場合において、正しくない画面表示をする例を示す。
表示部8の表示領域に対して、反転入力する左画像信号の位相が進んでいるため、左画像信号のマスクタイミングも右側に移動する。一方、通常入力する右画像信号に位相の遅れ等は生じていないため、右画像信号のマスクタイミングは移動しない。この場合、左右画像信号のマスクタイミングの論理和がとられると、このマスクタイミングも右側に従って右画像信号の左端を誤ってマスクしてしまう。しかし、マスクすべき部分は、右画像信号が存在しない表示部8に表示される画像の右端部分である。
図12Bは、反転入力する左画像信号の位相が進み、右画像信号の位相が通常である場合において、正しい画面表示をする例を示す。
反転入力する左画像信号と、左画像信号のマスクタイミングは図12Aに示したものと同じである。ここで、左画像信号のマスクタイミングを反転させた上で、このマスクタイミングを右画像信号のマスクタイミングとして渡す。そして、左画像信号のマスクタイミングの論理和と右画像信号のマスクタイミングの論理和を求めると、表示部8に表示される左右画像は共に、マスクするべき部分である右端が黒色でマスクされる。
次に、各部の処理例を説明する。
図13は、画像データの書込み処理の例を示す。
始めに、書込み部3は、信号処理装置10に電源がオンされたか否かを判断する(ステップS1)。電源がオンされていなければ、電源の入力を待つ。
電源がオンされていれば、書込み部3は、クロックの立上がりエッジであるか否かを判断する(ステップS2)。以下の説明において、クロックとは画像信号を処理するために使用するクロックを意味しており、例として立ち上がりエッジで動作する回路を前提にしている。
クロックの立上がりエッジであれば、書込み部3は、以下の処理を行う(ステップS3)。すなわち、左画像メモリ5Lに左画像データ(I_LEFT_DATA)を左画像の書込み番地(WR_ADRS_LEFT)に保存する。一方、右画像メモリ5Rに右画像データ(I_RIGHT_DATA)を右画像の書込み番地(WR_ADRS_RIGHT)に保存する。
図14は、画像データの読出し処理の例を示す。
始めに、読出し部7は、信号処理装置10に電源がオンされたか否かを判断する(ステップS11)。電源がオンされていなければ、電源の入力を待つ。
電源がオンされていれば、読出し部7は、クロックの立上がりエッジであるか否かを判断する(ステップS12)。クロックの立上がりエッジでない場合、クロックの立上がりエッジまで待つ。
クロックの立上がりエッジであれば、読出し部7は、以下の処理を行う(ステップS13)。すなわち、左画像メモリ5Lから読出し番地(RE_ADRS_LEFT)における左画像データ(I_LEFT_DATA)を読出す。一方、右画像メモリ5Rから右画像の読出し番地(RE_ADRS_RIGHT)における右画像データ(I_RIGHT_DATA)を読出す。
図15は、書込みアドレスカウンタ(左画像書込みアドレスカウンタ11Lと右画像書込みアドレスカウンタ11Rの総称)が行うアドレスカウント処理の例を示す。
始めに、書込みアドレスカウンタは、信号処理装置10に電源がオンされたか否かを判断する(ステップS21)。電源がオンされていなければ、電源の入力を待つ。
電源がオンされていれば、書込みアドレスカウンタは、クロックの立上がりエッジであるか否かを判断する(ステップS22)。クロックの立上がりエッジでない場合、クロックの立上がりエッジまで待つ。
クロックの立上がりエッジであれば、書込みアドレスカウンタは、以下の処理を行う(ステップS23)。すなわち、左画像書込みアドレスカウンタ11Lは、左画像書込みアドレス(WR_ADRS_LEFT)をカウントアップし、このアドレス値を左画像メモリ5Lに出力する。一方、右画像書込みアドレスカウンタ11Rは、右画像書込みアドレス(WR_ADRS_RIGHT)をカウントアップし、このアドレス値を右画像メモリ5Rに出力する。
図16は、アドレスサンプル部(左画像アドレスサンプル部12Lと右画像アドレスサンプル部12Rの総称)が行うアドレスサンプリング処理の例を示す。
始めに、アドレスサンプル部は、信号処理装置10に電源がオンされたか否かを判断する(ステップS31)。電源がオンされていなければ、電源の入力を待つ。
電源がオンされていれば、アドレスサンプル部は、タイミング(I_LEFT_TIMING又はI_RIGHT_TIMING)が“1”に等しいか否かを判断する(ステップS32)。タイミングが“1”に等しくない場合、アドレスサンプル部は、タイミングが“1”に等しくなるまで待つ。
タイミングが“1”に等しければ、アドレスサンプル部は、クロックの立上がりエッジであるか否かを判断する(ステップS33)。クロックの立上がりエッジでない場合、クロックの立上がりエッジまで待つ。
クロックの立上がりエッジであれば、アドレスサンプル部は、以下の処理を行う(ステップS34)。すなわち、左画像アドレスサンプル部12Lは、左画像書込みアドレス(WR_ADRS_LEFT)のアドレス値を、左画像読出し開始アドレス(RE_START_LEFT)として第2の加算部16L,17Lに出力する。一方、右画像アドレスサンプル部12Rは、右画像書込みアドレス(WR_ADRS_RIGHT)のアドレス値を、右画像読出し開始アドレス(RE_START_RIGHT)として第2の加算部16Rと第1の加算部13Rに出力する。
図17は、第1の加算部(第1の加算部13L,17Rを総称する。)が行う第2のアドレス出力処理の例を示す。
始めに、第1の加算部は、信号処理装置10に電源がオンされたか否かを判断する(ステップS41)。電源がオンされていなければ、電源の入力を待つ。
電源がオンされていれば、第1の加算部は、以下の処理を行う(ステップS42)。すなわち、第1の加算部13Lは、左画像アドレスサンプル部12Lから受け取った左画像読出し開始アドレス(RE_START_LEFT)と、固定遅延量(本例では、“512”)を加算する。そして、この加算値を、左画像加算アドレス(ADD_ADRS_LEFT)として左画像読出しアドレスカウンタ17Lに出力する。
一方、第1の加算部13Rは、右画像アドレスサンプル部12Rから受け取った右画像読出し開始アドレス(RE_START_RIGHT)と、固定遅延量を加算する。そして、この加算値を、右画像加算アドレス(ADD_ADRS_RIGHT)として右画像読出しアドレスカウンタ17Rに出力する。
図18は、比較部(比較部14L,18Rを総称する。)が行うアドレス比較処理の例を示す。
始めに、比較部は、信号処理装置10に電源がオンされたか否かを判断する(ステップS51)。電源がオンされていなければ、電源の入力を待つ。
電源がオンされていれば、比較部は、クロックの立上がりエッジであるか否かを判断する(ステップS52)。クロックの立上がりエッジでない場合、クロックの立上がりエッジまで待つ。
クロックの立上がりエッジであれば、比較部は、以下の処理を行う(ステップS53)。すなわち、比較部14Lは、左画像書込みアドレスカウンタ11Lから入力する左画像書込みアドレス(WR_ADRS_LEFT)と、第1の加算部13Lから入力する左画像加算アドレス(ADD_ADRS_LEFT)を比較する。そして、これらのアドレスが等しければ、比較部は、等価タイミング(EQ_TIM)=1であると判断し、等しくなければ等価タイミング(EQ_TIM)≠1であると判断する。
一方、比較部14Rは、右画像書込みアドレスカウンタ11Rから入力する右画像書込みアドレス(WR_ADRS_RIGHT)と、第1の加算部13Rから入力する右画像加算アドレス(ADD_ADRS_RIGHT)を比較する。そして、これらのアドレスが等しければ、比較部は、等価タイミング(EQ_TIM)=1であると判断し、等しくなければ等価タイミング(EQ_TIM)≠1であると判断する。
図19は、第2の加算部(第2の加算部16L,16Rを総称する。)が行う第1のアドレス出力処理の例を示す。
始めに、第2の加算部は、信号処理装置10に電源がオンされたか否かを判断する(ステップS61)。電源がオンされていなければ、電源の入力を待つ。
電源がオンされていれば、第2の加算部は、以下の処理を行う(ステップS62)。すなわち、第2の加算部16Lは、左画像アドレスサンプル部12Lから受け取った左画像読出し開始アドレス(RE_START_LEFT)と、遅延量制御部15から受け取った左画像読出し遅延量(RE_LEFT_DELAY)を加算する。そして、この加算値を、左画像制御アドレス値(LEFT_ADRS_CONTROL)として左画像読出しアドレスカウンタ17Lに出力する。
一方、第2の加算部16Rは、右画像アドレスサンプル部12Rから受け取った右画像読出し開始アドレス(RE_START_RIGHT)と、遅延量制御部15から受け取った右画像読出し遅延量(RE_RIGHT_DELAY)を加算する。そして、この加算値を、右画像制御アドレス値(RIGHT_ADRS_CONTROL)として右画像読出しアドレスカウンタ17Rに出力する。
図20は、読出しアドレスカウンタ(左画像読出しアドレスカウンタ17L,右画像読出しアドレスカウンタ17Rを総称する。)が行う読出しアドレスカウントの例を示す。
始めに、読出しアドレスカウンタは、信号処理装置10に電源がオンされたか否かを判断する(ステップS71)。電源がオンされていなければ、電源の入力を待つ。
電源がオンされていれば、読出しアドレスカウンタは、クロックの立上がりエッジであるか否かを判断する(ステップS72)。クロックの立上がりエッジでない場合、クロックの立上がりエッジまで待つ。
クロックの立上がりエッジであれば、読出しアドレスカウンタは、等価タイミング(EQ_TIM)=1であるか否か判断する(ステップSS73)。等価タイミング(EQ_TIM)=1である場合、読出しアドレスカウンタは、以下の処理を行う(ステップS74)。すなわち、左画像読出しアドレスカウンタ17Lは、左画像制御アドレス(LEFT ADRS_CONTROL)の値を、左画像読出しアドレス(RE_ADRS_LEFT)として出力する。一方、右画像読出しアドレスカウンタ17Rは、右画像制御アドレス(RIGHT ADRS_CONTROL)の値を、右画像読出しアドレス(RE_ADRS_RIGHT)として出力する。
ステップS73の処理において、等価タイミング(EQ_TIM)≠1である場合、読出しアドレスカウンタは、以下の処理を行う(ステップS75)。すなわち、左画像読出しアドレスカウンタ17Lは、左画像読出しアドレス(RE_ADRS_LEFT)をカウントアップして出力する。一方、右画像読出しアドレスカウンタ17Rは、右画像読出しアドレス(RE_ADRS_RIGHT)をカウントアップして出力する。
図21は、遅延量制御部15が行う左右画像信号の読出しを遅らせる制御の例を示す。
始めに、遅延量制御部15は、信号処理装置10に電源がオンされたか否かを判断する(ステップS81)。電源がオンされていなければ、電源の入力を待つ。
電源がオンされていれば、遅延量制御部15は、ユーザが操作部9を用いて、左画像と右画像を水平移動させる操作があったか否かを判別する(ステップS82)。水平移動させる操作がなければ、操作の入力を待つ。
水平移動させる操作があれば、遅延量制御部15は、ユーザが設定した水平移動操作に応じて、左画像読出し遅延量(RE_LEFT_DELAY)又は右画像読出し遅延量(RE_RIGHT_DELAY)を設定する。そして、設定した読出し遅延量を第2の加算部16L,16Rに出力する(ステップS83)。
図22に、左画像と右画像を水平移動させた場合の表示例を示す。
図22Aは修正前の3Dモニタ表示を示している。
図22Aを2Dモニタで表示させたならば、図22Dの様に映る。四角形と円形の2つの被写体が映っていて、3Dモニタ表示では左画像31と右画像33が映り、両者には視差41がある。
図22Bは、図22Aの四角形で示した被写体のみ、奥行き効果によって遠くに見せようとした場合の結果の3Dモニタ表示を示している。このように、視差を広げる修正を加えれば、3Dモニタを見るユーザは被写体が画面の奥にあるように感じることができる。ここで問題になるのは、どれくらい視差を広げれば、意図していた奥行き感を出せるか、ということを知るか、ということである。
図22Eに従来の方法を示す。
従来は、遠くにみせたい被写体のデータを修正して図22Eのような表示にしてそれを確認するという作業を行っていた。いちいちデータの修正を行い、その都度確認することになるため、確認作業に時間がかかっていた。
図22Cに、本例での方法を示す。
本例の機能を使い、全ての被写体の視差を広げてしまい、図22Fに示したように、修正を加えたい四角形の被写体のみに着目し、円形の被写体は無視して奥行き効果を確認する。そして、視差量が決まった後に、被写体のデータを修正する。このようにして、ユーザは簡単な操作で実際に奥行き効果を感じた上で適切に被写体のデータを修正できるため、視差を修正する処理を早く終えることができる。
以上説明した本実施の形態に係る信号処理装置10によれば、2台のカメラ1L,1Rから入力する左右画像信号の位相を制御することにより、表示部8に表示した左右画像に視差を作って3D効果のシミュレーションを行うことが出来る。このため、ユーザは、操作部9を操作して、視差の変更による画像の変化を容易に確認することができる。このとき、どれほどの視差距離の変更を行えば、意図した効果が出せるか、ということを簡易的に実現できるため、コンテンツ制作時の撮影時間を大幅に短くすることが可能となるという効果がある。
また、表示部8の画面中で、3D表示される部分と2D表示される部分を異なる画像で表示することができる。例えば、2D表示される部分を黒色で表示することによって、左画像又は右画像が3D表示される部分に混ざらなくなり、ユーザは、3D表示される部分の確認をしやすくなる。また、表示部8のベゼルの色(黒、白、灰等)に合わせて2D表示される部分を変えることにより、ユーザが確認しようとする画像のみを際だたせることができる。
また、カメラ1L,1Rに入力する被写体の像光が互いに反転しない場合には、位相の進み又は遅れに応じて生成したマスクタイミングに基づいて左右画像信号のマスクを行う。このため、入力する画像信号の位相の進み又は遅れによらず、表示部8の表示領域に画像信号が含まれない部分をマスクすることができる。
また、カメラ1L,1Rに入力する被写体の像光が互いに反転する場合には、反転入力する画像信号のマスクタイミングを反転して通常入力する画像信号のマスクタイミングとした上で、左右画像信号のマスクタイミングの論理和を求める。そして、このマスクタイミングに基づいて左右画像信号のマスクするべき部分を決定するため、マスク部分を正しく設定して表示部8に3D画像を表示することができる。
また、画面表示がモニタでの視差値を加えたものである場合、「シミュレーション状態」であることを示す画面表示を行う。表示している画像データに視差メタデータがある場合、それを表示し、加えてシミュレーションで与えた視差値も画面表示する。このため、左右画像の移動量に対する視差の変化を容易に認識しやすくなり、視差を適切に付けることができるという効果がある。
また、ある視差で撮影された左右画像を、後処理としての視差調整を行うための、試験的に簡単な処理で表せて変更後の効果を確認できる。このとき、左右どちらかの画像は不動としてもう片方を水平移動させる場合と、両者を共に水平方向反対向きに移動させてもよい。また、調整という意味合いではなく、ある特定の被写体に対して積極的に撮影時よりも視差を付けたり、減らしたりすることが可能である。
また、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、信号処理装置10に供給してもよい。また、信号処理装置10が記録媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、機能が実現されることは言うまでもない。
この場合のプログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、信号処理装置10が読出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施の形態の機能が実現される。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、信号処理装置10上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部又は全部を行う。その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
また、本発明は上述した実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りその他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
1,1R…カメラ、2…右画像、2a〜2c…被写体、3…書込み部、4…位相合せ部、5L…左画像メモリ、5R…右画像メモリ、6…位相調整部、7…読出し部、8…表示部、9…操作部、10…信号処理装置、11L…左画像書込みアドレスカウンタ、11R…右画像書込みアドレスカウンタ、12L…左画像アドレスサンプル部、12R…右画像アドレスサンプル部、13L,13R…第1の加算部、14L,14R…比較部、15…遅延量制御部、16L,16R…第2の加算部、17L…左画像読出しアドレスカウンタ、17R…右画像読出しアドレスカウンタ、21L,21R…選択部、22L,22R…タイミング生成部、23L,23R…論理和演算部、25…アドレス制御部、26…第1の記憶部、27…第2の記憶部、28…選択部

Claims (11)

  1. 人間の両目の間隔に合わせて配置され、同一の被写体を撮像する2台のカメラから入力し、左画像メモリに記憶される左画像信号及び右画像メモリに記憶される右画像信号の位相を合わせる位相合せ部と、
    操作部によって指定された位相の変位量に基づいて、水平方向における前記左画像信号及び/又は右画像信号の位相を変えることにより、前記左画像信号及び右画像信号によって表示部に表示される左画像及び右画像の両方又はいずれかの画像を、水平方向に所定の距離で移動させて、前記左画像及び右画像の視差を変えた前記左画像信号及び右画像信号を出力する位相調整部と、
    視差が変えられた前記左画像及び右画像が重複して表示部に3D表示される部分と、前記左画像及び右画像が単独で表示部に2D表示される部分のうち、前記2D表示される部分を前記3D表示される部分とは異なる画像に置き換えた前記左画像信号及び/又は右画像信号を出力する読出し部と、を備える
    信号処理装置。
  2. 前記読出し部は、入力する前記左画像信号又は右画像信号の位相の進み又は遅れによって前記表示部の画面に前記左画像信号又は右画像信号が前記表示部の表示領域に含まれない部分を他の画像信号に置き換えて出力する
    請求項1記載の信号処理装置。
  3. 前記読出し部は、前記2台のカメラに入力する前記被写体の像光が互いに反転する場合に、反転入力した前記左画像信号又は右画像信号の出力を反転した上で、反転された前記左画像信号又は右画像信号が前記表示部の表示領域に含まれない部分を他の画像信号に置き換えて出力する
    請求項2記載の信号処理装置。
  4. 前記読出し部は、
    所定のタイミングに基づいて、前記2D表示される部分を他の画像に置き換える指示を出力するタイミング生成部と、
    前記指示に基づいて、前記位相調整部から入力した前記左画像信号若しくは右画像信号、又は前記他の画像信号に置き換えるマスク信号を選択して出力する選択部と、を備える
    請求項3記載の信号処理装置。
  5. 前記タイミング生成部は、
    前記被写体の像光に応じて通常入力される前記左画像信号又は右画像信号をマスクするための第1のマスクタイミングを記憶する第1の記憶部と、
    反転した前記被写体の像光に応じて反転入力される、前記左画像信号及び/又は右画像信号をマスクするための第2のマスクタイミングを記憶する第2の記憶部と、
    入力する前記左画像信号及び/又は右画像信号の通常出力又は反転出力に応じて選択される前記第1の記憶部に、前記第1のマスクタイミングの書込みアドレス及び読出しアドレスを供給し、前記第2の記憶部に前記第2のマスクタイミングの書込みアドレス及び読出しアドレスを供給するアドレス制御部と、を備え、
    前記通常出力又は反転出力に応じて選択される前記第1又は第2の記憶部から前記第1又は第2のマスクタイミングが読み出される
    請求項4記載の信号処理装置。
  6. 前記アドレス制御部は、前記通常出力を基準とした場合における前記左画像信号及び/又は右画像信号の位相の変化量に応じて、前記第1又は第2の記憶部に供給する書込みアドレス及び読出しアドレスを変える
    請求項5記載の信号処理装置。
  7. 前記位相調整部は、前記操作部によって指定された位相の変位量又は前記カメラから入力するメタデータを前記表示部に表示する制御を行う
    請求項6記載の信号処理装置。
  8. 前記表示部は、前記左画像メモリから読出された前記左画像信号及び前記右画像メモリから読出された前記右画像信号に基づいて、前記被写体を3次元表示する3次元モニタであって、前記2D表示される部分に表示される画像は、前記3次元モニタのベゼルの色と同じ色の画像とする
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の信号処理装置。
  9. 人間の両目の間隔に合わせて配置され、同一の被写体を撮像する2台のカメラから入力し、左画像メモリに記憶される左画像信号及び右画像メモリに記憶される右画像信号の位相を合わせるステップと、
    操作部によって指定された位相の変位量に基づいて、水平方向における前記左画像信号及び/又は右画像信号の位相を変えることにより、前記左画像信号及び右画像信号によって表示部に表示される左画像及び右画像の両方又はいずれかの画像を、水平方向に所定の距離で移動させて、前記左画像及び右画像の視差を変えた前記左画像信号及び右画像信号を出力するステップと、
    視差が変えられた前記左画像及び右画像が重複して表示部に3D表示される部分と、前記左画像及び右画像が単独で表示部に2D表示される部分のうち、前記2D表示される部分を前記3D表示される部分とは異なる画像に置き換えた前記左画像信号及び/又は右画像信号を出力するステップと、を含む
    信号処理方法。
  10. 人間の両目の間隔に合わせて配置され、同一の被写体を撮像する2台のカメラから入力し、左画像メモリに記憶される左画像信号及び右画像メモリに記憶される右画像信号の位相を合わせる位相合せ部と、
    前記左画像信号及び右画像信号によって左画像及び右画像を表示する表示部と、
    操作部によって指定された位相の変位量に基づいて、水平方向における前記左画像信号及び/又は右画像信号の位相を変えることにより、前記左画像及び右画像の両方又はいずれかの画像を、水平方向に所定の距離で移動させて、前記左画像及び右画像の視差を変えた前記左画像信号及び右画像信号を出力する位相調整部と、
    視差が変えられた前記左画像及び右画像が重複して表示部に3D表示される部分と、前記左画像及び右画像が単独で表示部に2D表示される部分のうち、前記2D表示される部分を前記3D表示される部分とは異なる画像に置き換えた前記左画像信号及び/又は右画像信号を出力する読出し部と、を備える
    表示装置。
  11. 人間の両目の間隔に合わせて配置され、同一の被写体を撮像する2台のカメラから入力し、左画像メモリに記憶される左画像信号及び右画像メモリに記憶される右画像信号の位相を合わせる手順、
    操作部によって指定された位相の変位量に基づいて、水平方向における前記左画像信号及び/又は右画像信号の位相を変えることにより、前記左画像信号及び右画像信号によって表示部に表示される左画像及び右画像の両方又はいずれかの画像を、水平方向に所定の距離で移動させて、前記左画像及び右画像の視差を変えた前記左画像信号及び右画像信号を出力する手順と、
    視差が変えられた前記左画像及び右画像が重複して表示部に3D表示される部分と、前記左画像及び右画像が単独で表示部に2D表示される部分のうち、前記2D表示される部分を前記3D表示される部分とは異なる画像に置き換えた前記左画像信号及び/又は右画像信号を出力する手順を
    コンピュータに実行させるためのプログラム。
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