JP2012048580A - 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、および記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、プログラム、および記憶媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2012048580A
JP2012048580A JP2010191391A JP2010191391A JP2012048580A JP 2012048580 A JP2012048580 A JP 2012048580A JP 2010191391 A JP2010191391 A JP 2010191391A JP 2010191391 A JP2010191391 A JP 2010191391A JP 2012048580 A JP2012048580 A JP 2012048580A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image processing
pixels
pixel
connection
processing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010191391A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5600524B2 (ja
JP2012048580A5 (ja
Inventor
Yuichi Tsunematsu
祐一 常松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2010191391A priority Critical patent/JP5600524B2/ja
Priority to US13/189,417 priority patent/US8553985B2/en
Publication of JP2012048580A publication Critical patent/JP2012048580A/ja
Publication of JP2012048580A5 publication Critical patent/JP2012048580A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5600524B2 publication Critical patent/JP5600524B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/10Segmentation; Edge detection
    • G06T7/13Edge detection
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10024Color image

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

【課題】画素の連結状態は上下左右の4方向を接続しているとみなす4連結接続の考え方と、斜め方向も接続しているとみなす8連結接続の考え方が存在する。8連結接続が画像に含まれる場合、輪郭抽出時には領域の外側を構成する輪郭(以降外輪郭と呼ぶ)と内側を構成する輪郭(以降内輪郭と呼ぶ)で接続関係が逆転する現象が生じる。色領域の境界線を同定する際には両者の整合性を取る必要があり、画質を落とさず、簡単な同定方法を実現する必要がある。
【解決手段】色領域を3×3画素のフィルタを使って走査し、8連結接続を検知する。修正可能か否かを判断し、8連結接続を4連結接続に置き換える。
【選択図】 図1

Description

本発明はカラー画像をベクトル化する画像処理装置、およびその制御方法、プログラムに関する。特に色領域(同色と見なしうる画素で構成される領域)に8連結接続が含まれる場合において、輪郭座標点列から色領域間の共通境界線を抽出する技術に関する。
画像のベクトル化に関連する技術は文字を対象としたものからスタートし、輪郭情報の抽出方法(特許文献1)や座標点列の関数近似方法(特許文献2)が提案されている。さらに一般的なイラスト画像へと対象が広がり、線画像に対するベクトル化(特許文献3)や、カラー画像に対するベクトル化(特許文献4)等、様々な種類の画像にベクトル化処理を施す技術が提案されている。
ベクトル化されたデータは、所望のサイズに変倍してもジャギーのないスムーズな輪郭表現が可能である。またイラスト画像等においてはデータサイズの削減効果も有し、コンピュータでの編集処理等が容易となる利点もある。文字や線画像といった種類の画像は2値、あるいは単色画像として扱えるものが多く、色連結領域(同じ色の画素)毎に抽出した輪郭を関数近似すれば好ましいベクトル化結果を得ることができる。しかし、イラストは多色で構成されるものが多く、隣接する色領域間の境界線の扱い方が問題となる。例えば、2値画像での処理をそのまま多値画像に対して適用すると、色領域ごとに輪郭(境界線)を抽出し、当該抽出した各色領域に輪郭(境界線)を関数近似することになる。しかしながら、隣接する色領域間の境界線を個別に関数近似すると、近似誤差により、1つの境界線に対して2つの異なる近似曲線が得られてしまい、隙間や重なりが生じるという問題があった。この様子を図3に示す。図3(a)は入力画像から領域の輪郭形状を抽出した例を示している。背景の白地を数えないものとすると、隣接する(他領域と境界線を持つ)色領域が3つ存在している。図3(b)は、図3(a)の輪郭情報を色領域毎に個別に関数近似した場合の処理結果を示しており、色領域間に隙間や重なりが生じている。
上記の問題を踏まえ、色領域間に隙間を生じさせないベクトル化法も提案されている。例えば特許文献5では、色差が一定以上ある画素同士の境界を輪郭として追跡し、色領域の交点に突き当たる度に分岐して探索を繰り返し行う。色領域の交点間で区切られた部分輪郭を関数近似の処理単位とし、関数近似後のデータを再度つなぎ合わせてベクトルデータを生成するため、境界線に共通の関数近似結果が適用され隙間や重なりが原理的に生じない。
特登録3026592号 特登録4378208号 特開2007−293829号公報 特開2006−344069号公報 特開2006−031245号公報
鳥脇著"画像理解のためのディジタル画像処理(2)"初版3刷,ISBN4−7856−2004−8,昭晃堂,1993年4月20日発行,P.66−P.79
一般的に、画素の連結状態に対して、2つの考え方がある。1つ目は、注目画素を中心として上下左右の4方向の画素を検査して同色の画素があれば、当該画素と着目画素とが接続しているとみなす4連結接続である。2つ目は、注目画素を中心として上下左右斜め方向の8方向の画素を検査して同色の画素があれば、当該画素と着目画素とが接続しているとみなす8連結接続である。輪郭は領域の外側の境界を構成する輪郭(以降外輪郭と呼ぶ)と内側の境界を構成する輪郭(以降内輪郭と呼ぶ)に分けることができる。ここで、斜め方向のみで接続している箇所を含む8連結接続の画素集合が画像に含まれる場合において、当該画素集合の領域の輪郭について抽出しようとした際、次のような問題がある。当該画素集合を8連結接続として抽出した外輪郭は、斜め方向のみで接続している箇所も含めて1つの外輪郭として抽出される。一方、当該画素集合の外側に隣接する別の画素集合を8連結接続として抽出した内輪郭は、斜め方向のみで接続している箇所で切断され、2つの内輪郭として抽出されることになる。すなわち、斜め方向のみで接続している箇所を含む第1の画素集合に基づき抽出される外輪郭と、当該第1の画素集合の周りを囲む第2の画素集合に基づき抽出される内輪郭は、異なる形状の輪郭になってしまう。そのため、画素集合間の共通の境界線を同定することが難しい。
4連結接続および8連結接続における、連結性による輪郭抽出結果の違いを図4に示す。図4(a)では7つのグレー画素が4連結で接続しており、図4(b)では5つのグレー画素が8連結で接続している。図4(a)の色輪郭を抽出する場合、4連結接続と8連結接続のどちらの考え方を適用しても、白画素の内輪郭とグレー画素の外輪郭は一致する。しかし図4(b)の場合、4連結接続の考え方で白画素の内輪郭とグレー画素の外輪郭とを抽出すると、白画素の内輪郭は1つのつながった座標点列(1つの内輪郭)となるが、グレー画素の外輪郭は、斜め方向のみで隣接している箇所は繋がっていないと判断されるので、3つの座標点列(3つの外輪郭)で抽出される。また8連結接続の考え方で白画素の内輪郭とグレー画素の外輪郭とを抽出すると、グレーの画素の外輪郭は1つの座標点列(1つの外輪郭)で抽出されるが、白画素の内輪郭は斜め方向のみで隣接している箇所が繋がっていると判断され3つの座標点列(3つの内輪郭)で抽出される。共通の境界線を抽出しようとすると、輪郭を構成するループ数や、各ループに含まれる座標点数の違いが問題となり、共通する境界線を同定することが非常に難しい。この問題の解決方法は特許文献1では開示されていない。
これに対して、外輪郭として抽出した座標点列と、内輪郭として抽出した座標点列それぞれにおいて、斜め方向のみで接続されている箇所で分断し、分断後のそれぞれの座標点列を境界線として比較することが考えられる。しかし、図5に入力画像として示すような8連結接続の細線が入力された場合、境界線が斜め方向で接続している箇所で細かく分断されることになる。そして、分断された輪郭ごとに関数近似してベクトル化すると、ベクトル化結果として出力される出力ベクトルデータの画質が著しく劣化してしまう。
上記課題を解決するために、本発明は以下の構成を有する。ラスタ形式の画像データに対する境界線抽出を行う画像処理装置であって、前記画像データにおいて、8連結接続を有する複数の画素からなる色領域を検知する検知手段と、前記検知手段にて検知した前記色領域の8連結接続を4連結接続に修正するか否かを、8連結接続している画素およびその周囲の画素における連結状態に応じて判断する判断手段と、前記判断手段により修正すると判断された前記色領域の8連結接続を、8連結接続をしている画素に隣接する画素の画素値を変換することにより4連結接続に修正する修正手段と、前記修正手段により修正した画像データから境界線を抽出する抽出手段とを有する。
入力画像中に8連結接続を含むパターンがあっても、ベクトル化処理に適した境界線を抽出でき、ベクトル化結果の画質を向上させることができる。
第一実施形態に係る情報処理装置のメイン処理のブロック図。 第一実施形態に係る情報処理装置のブロック図。 関数近似によって色領域に重なりや隙間が生じる例を説明する図。 連結性の違いによる抽出される輪郭の違いを説明する図。 輪郭を4連結接続とし、境界線を関数近似して作成したベクトル化結果を示す図。 第一実施形態に係る処理全体のフローチャート図。 8連結接続を4連結接続に置き換える条件を説明するための図。 第一実施形態に係る境界線抽出処理のフローチャート図。 本発明に係る交点の検出条件を説明する図。 本発明に係る抽出した境界線を説明するための図。 本発明に係る抽出した境界線に関する情報を説明するための図。 本発明に係る領域の再構成情報を説明するための図。 図11に示した境界線に対する関数近似の結果を示す図。 第三実施形態に係る拡大した入力画像に8連結接続の修正結果を示す図。
<第一実施形態>
[システム構成]
以下、添付の図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。
本実施形態の画像処理装置の構成例について、図2のブロック図を参照して説明する。図2において、CPU(Central Processing Unit)7は、装置全体を制御する。ROM(Read Only Memory)6は変更を必要としないプログラムやパラメータを格納する。RAM(Random Access Memory)5は外部装置等から供給されるプログラムやデータを一時記憶する。スキャナ1は、文書等を光電走査して電子的な画像データを得る際に用いられ、画像入出力I/O3はこのスキャナ1と画像処理装置とを接続する。画像メモリ2は、スキャナ1で読み取られた画像データ等を保持する。ここで、スキャナ1により読み取られた画像データは格子状に配列された画素から構成されたラスタ形式であり、各画素はRGB等で示される色に対応する画素値を有する。このような画像データをドット画像データ、あるいはラスタ画像データと呼ぶ。外部記憶装置12は、固定して設置されたハードディスクやメモリカード、あるいは着脱可能なフレキシブルディスク(FD)やCD(Compact Disk)等の光ディスク、磁気や光カード、ICカード、メモリカード等を含む。
また、I/O13は、これら外部記憶装置12とコンピュータ装置とのインタフェースである。I/O15は、ユーザの操作を受け、データを入力するポインティングデバイス(マウス10等)やキーボード9等の入力デバイスとのインタフェースである。映像I/O14は画像処理装置の保持するデータや供給されたデータを表示するためのディスプレイモニタ8とのインタフェースである。通信I/F4は、インターネット等のネットワーク回線に接続するためのインタフェースである。システムバス11は、上記で述べた画像形成装置内の各ユニットを通信可能に接続する。
[処理フロー]
以下、ROM6等の記憶部から読み出され、CPU7上で実行されるプログラムにより本発明を実現する処理手順を、図1に示すブロック図と図6に示すフローチャートを用いて説明する。処理を開始されると、S100で処理対象となる画像領域を含む画像データを入力する。画像入力に関しては、スキャナ1にて読み取られた画像データを画像入出力I/O3を介して画像メモリ2に入力する。また、通信I/F4を介して、装置外部より前記処理対象となる画像領域を含む画像を入力してもよく、あるいは、外部記憶装置12に予め記憶される画像データをI/O13を介して読み込むものであってもよい。得られた入力画像は、画像メモリ2上に保持される。
ここで、スキャナなどの入力手段を用いた場合、入力画像にノイズが重畳され、代表色の特定が難しいことが起こりうる。そこでS100では入力画像に対して色領域分割処理を施してもよい。これによりスキャン画像入力等で生じるノイズ除去することができる。例えば、特許文献4で開示されている手法(入力画像中の画素から色情報を元にクラスタを構成し、類似するクラスタやノイズと思われるクラスタを統合することでスキャンノイズを除去する手法)を適用することができる。
次にS100で読み取った画像データに対して、S200でラベリング処理を行う。ラベリング処理は連結する同じ値を持つ画素集合に同一の番号をつける処理であり、各領域の情報(面積、形状)を取得するための前処理としてよく用いられる。ここでは色領域を後処理で識別できるようにするための識別子(領域番号)を画像データの各画素に対して付与する。そして、記憶領域に各画素に対して識別子が付与されたデータを保持する。またラベリング処理にも4連結接続と8連結接続の考え方があるが、後で行う輪郭抽出処理と同じ連結状態となるラベリング処理を行う必要がある。ここまでの処理により、図1における画像入力手段21を実現している。
次にラベリング処理結果に対して、S300で8連結接続(斜め方向の接続)の検知処理を行う。ここではラベリング処理結果に対して、3×3のウィンドウをラスタ走査させながらずらしていき、着目画素である中心位置の画素(中心画素)の周囲に8連結接続が存在するかを確認する。8連結接続が着目画素に対して、1.左上、2.右上、3.左下、4.右下の4方向に存在する可能性がある。そのため、上記に示した順に確認を行う。例えば左上の確認(着目画素の上の画素と着目画素の左の画素とが8連結接続しているかどうかの確認)であれば、以下の3つの条件について確認をする。
1.着目画素の上に位置する画素と左に位置する画素との領域番号が一致すること
2.着目画素と上に位置する画素との領域番号が一致しないこと
3.着目画素の上に位置する画素と左上に位置する画素との領域番号が一致しないこと
その他の方向の確認の場合も同様であるが、それぞれの方向に応じた画素に基づいて確認する。
4方向のいずれかに上述したような条件を満たす8連結接続を検知したら(S400にてYES)、S500に処理を進める。8連結接続を検知しなかった場合は、S800へ進む。本処理により、図1における8連結接続検知手段22を実現している。
S500では接続修正判断を行う。S300で8連結接続の検知を行ったが、検知した8連結接続を全て4連結接続に修正すると入力画像パターンが持っていた特徴が失われる場合がある。そこで着目画素を修正することにより画像パターンの特徴が大きく変化しないか否かを、予め定義されたいくつかの判断基準に従って判断する。
図7を用いて、起こりうる8連結接続の連結例を示す。ここで、図中の黒丸は着目画素を示している。ウィンドウ701では、着目画素の下と左に位置する画素が8連結接続となっている(この場合、着目画素の左下に8連結接続が存在する)。着目画素を、左下にある8連結接続の領域と同じ領域に修正しても入力画像の特徴が大きく失われることは無いので、この後の処理で着目画素の領域番号を、8連結接続を構成する画素の領域番号に置き換えることで4連結接続に修正する。すなわち、該注目画素を修正することで、4連結接続で抽出したとしても左と下に位置する画素は同じ領域として抽出可能になる。
ウィンドウ702では、着目画素の右と上に位置する画素が8連結接続となっている(着目画素の右上に8連結画素が存在)。着目画素の領域番号を置き換えることにより4連結接続に修正することができるが、着目画素が1画素からなる孤立点である。ここで、孤立点とは、周囲8画素のいずれの画素値とも異なる値(領域番号)を有する画素を意味する。孤立点の領域番号を他の領域番号に置き換えてしまうと色領域が消滅してしまう問題が生じるため、置き換えはできないと判断する。ただし、大きいサイズの画像が入力され、面積が1画素の領域をノイズとして扱っても問題ない場合はこの条件を除外することも可能である。
ウィンドウ703では、着目画素の左、右、左、右の4方向に位置する画素が8連結接続となっている。しかし着目画素の領域番号を置き換えると、修正すべき8連結接続以外の接続関係に影響を与えてしまう。例えば1画素単位で構成される千鳥格子上の画像パターンがあれば1つの領域番号に値を置き換えることにより、千鳥格子としての画像パターンが消えてしまうことが考えられる。従ってある方向に検知した8連結接続を4連結接続に修正した際に、新たな接続が発生するものは置き換えができないと判断する。
ウィンドウ704では、着目画素の右と上に位置する画素が8連結接続となっている(着目画素の右上に8連結接続が存在)。しかし、着目画素の値を置き換え、検出した8連結接続を修正すると、着目画素を含む既存の8連結接続(別の8連結接続)を切ってしまう。そのため、修正できないと判断する。
ウィンドウ705では、着目画素の左と下に位置する画素が8連結接続となっている(着目画素の左下に8連結接続が存在)。しかし、ここでの画素における8連結接続は、細線同士の8連結接続ではない。この場合、8連結接続のままにする方が元の図形特徴が残せるとし、8連結接続の修正は行わない。この判断は交点検出に用いる3×3のウィンドウ(701乃至705)とは別に確認用のウィンドウ710、711を用いてできる。例えば連結した画素数に対する所定の閾値を3画素として、3画素幅以上の領域は細線と考えないとする場合、確認用のウィンドウ710、711に示すような3×3の確認用のウィンドウを用いる。そして、検出した8連結を構成する画素を含むウィンドウ内の領域が全て同じ領域番号かどうかを確認する。確認用のウィンドウに含まれる画素が全て同じ領域番号であれば、縦方向もしくは横方向において閾値以上の幅を持つ領域同士の8連結接続点であると判断する。
以上をまとめると、第1の条件として、着目画素の画素値を修正することで着目している8連結接続以外に新たな4連結接続が生じない。第2の条件として、着目画素の画素値を修正することで既存の接続(既存の8連結接続)が切れない。第3の条件として、ウィンドウにおける着目画素が孤立点でない。以上の3つの条件を満たす場合に着目画素の修正を行うと判断する。図7に示した各構成に対する着目画素の修正の可否は以下のようになる。
着目画素の修正可能:ウィンドウ701
着目画素の修正不可:ウィンドウ702〜705
修正を行う場合は、(S600にてYES)S700に進み、修正不可と判断された場合(S600にてNO)はS800へ進む。上記処理は図1における接続修正判断手段23を実現している。
S700ではS500で8連結接続の修正が可能と判断された場合、当該8連結接続が4連結接続となるように、着目画素の修正を行う。すなわち、当該着目画素の領域番号を、検出した8連結接続を構成する領域番号の値に置き換えることで、該検出した8連結接続を4連結接続に修正することができる。
S800では全ての画素をチェックしたかを確認する。未確認の画素があれば3×3のウィンドウを次の着目画素へと移動し、S300に戻って処理を続ける。上記処理により図1における8連結接続修正手段24を実現している。
全ての画素に対して8連結接続の検知処理を終えたら、次にS900において、画像データにおける色領域の輪郭を抽出する。輪郭が未抽出の色領域番号を選択し、選択した色領域の輪郭を抽出する。ここでは特許文献1で開示されている輪郭抽出方法を適用することができる。選択色が1(図形画素)、それ以外の領域が0(背景画素)で構成される2値画像として輪郭を抽出する。なお、本実施形態において、白画素を背景画素として、説明しているが、輪郭抽出の際に他の色を背景色としても構わない。この場合には、白色の値を有する画素の輪郭を抽出することも可能である。
入力画像に対して左上からラスタスキャンを開始し、水平・垂直方向のテーブルを作成し、保持する。その後水平・垂直テーブルを元に輪郭情報を構成するが、輪郭抽出処理を予め連結状態に基づいて分けた領域毎に行うため、得られる輪郭は外輪郭が1つと、0以上の内輪郭から構成される。これにより輪郭抽出の途中で追跡方向の考慮が容易になる。ここでは例としてラスタスキャンで輪郭抽出を行う例を示したが、輪郭を追跡する場合でも必ず外輪郭が1つになるため、外輪郭を優先して抽出すれば以降抽出する輪郭は内輪郭として扱うことができる。上記処理を未抽出の色領域番号が無くなるまで繰り返し実行することで、全ての色領域に対して輪郭情報を抽出することができる。
ここでS900ではラスタスキャン型ではなく、輪郭追跡型の輪郭抽出処理を行ってもよい。輪郭抽出を行う際は画素輪郭を追跡する手法の方が一般的である。非特許文献1では追跡型の輪郭抽出法が開示されている。追跡法としては画素を追跡する画素追跡型、辺を追跡する辺追跡型、頂点を追跡する頂点追跡型が紹介されているが、頂点追跡型の輪郭抽出を行うと特許文献1と同様の処理結果を得ることができる。外輪郭と内輪郭の区別は、追跡の開始点をラスタスキャンで探すことで解消することができる。性質上外輪郭は内輪郭の外側に位置しており、ラスタスキャンでは必ず外輪郭が先に見つかる。またラベリング処理での識別結果より、外輪郭は必ず1つであることが保証される。よって最初に見つかる輪郭線は外輪郭として扱い、以降見つかった輪郭は内輪郭として考えることができる。
次にS1000において、S900で抽出した輪郭座標を元に色領域の境界線を抽出する。S1000の詳細なフローを、図8を用いて説明する。境界線抽出処理では交点を検出するため輪郭座標に対応する位置のラベリング処理結果を参照する。
まずS1001において、2×2画素のサイズのウィンドウを使って画像データから交点を検出する。交点の検出方法を、図9を用いて説明する。交点と判断するのは図9のウィンドウ901のように2×2のウィンドウ内に異なる色領域が3つ以上存在する時、または図9のウィンドウ902のように斜め方向(右上と左下、左上と右下の画素)が同じ色領域である場合の2通りである。後者を色交点と考える理由は、色領域の外輪郭と内輪郭で8連結接続が影響して接続が変わってしまうためである。後の処理で必要な境界線の同定が難しくなるため、8連結接続箇所を切れていると考えて4連結接続に統一することで境界線の同定処理を容易に行うことができる。これを行わない場合には、複数の座標点列を組み合わせた抽出済み境界線との比較演算が必要となる。
S1001で交点が見つかった場合(S1002にてYES)、S1003で分割境界線を記録する。分割境界線とは1つ目の交点から、2つ目の交点の間に存在する、輪郭座標点列から構成される情報である。従って、S1001で交点が見つかった場合でも、その交点がある色領域の輪郭から検出した最初の交点だった場合は何も行わない。分割境界線で記録する情報を図10に示した画像を例にとって図11に示す。1つの境界線に対して、一意に識別するための線番号、開始点と終了点から構成される輪郭座標、開始点から次の点への方向(上下左右の四方向)、そして端点間の座標点列情報を保持する。全ての色領域から抽出した輪郭を元に境界線を抽出すると、境界線は2回抽出されることになる。これは境界線が2つの色領域に接していることに起因する。
同じ座標点列で表される境界線は、後の処理で関数近似結果をつなぎ合わせる際に同じ情報が参照される必要がある。そこで境界線検出した境界線が抽出済みでないかを効率的に確認できるよう画像の左上を原点として、より左上に位置する点を開始点となるように選択し、開始点から次の点への接続情報を合わせて記録する。
例として図10では座標(4,8)と座標(5,7)の間に線4、線5、線6の3つの線が存在している。これらの分割境界線を検出した際、色領域の交点として座標(5,7)が先に検出され、座標(4,8)が後で検出されることが起こりうる。この際、座標(4,8)と座標(5,7)の水平方向の座標(この場合は線4と線5)を比較し、より小さい値を持つ座標(4,8)が開始点となるように座標を並び替える。水平方向の座標値が等しかった場合は垂直方向の座標値が小さいほうを開始点として選択する。線4、線5、線6は、開始点と終了点とは一致するが、開始点から次の座標に向かう方向がそれぞれ左、上、右と異なる。そのため、開始点と終了点、開始点からの方向の3つを合わせることで任意の線を識別することができる。また各線には開始点から終了点に至る輪郭の座標点列を合わせて記録する。例えば線5では3点から構成されるため、座標点列として「(4,8),(4,7),(5,7)」を記録する。
また、開始点と終了点とが同じ場合は時計回りで座標情報を記録する。線2と線3はどちらも開始点と終了点が座標(4,3)で同じである。この場合は座標点列の並びが右回りになるように記録する。線2は開始点から次の点へ向かう方向が左向きになり、線3は開始点から次の点へ向かう方法が右向きになるため、それぞれ識別できるようになる。この場合も座標点列を並び変えた値を合わせて記録する。例えば線2では5点から構成されるため、座標点列「(4,3),(2,3),(2,2),(4,2),(4,3)」を記録する。以上、線2、線3、線4、線5、線6に関連して記録する境界線情報をまとめたものを図11に示す。これらの情報は、検出され、RAM5等の記憶部に保持される。
この基準により、抽出済みか否かを判断する際は開始点と終了点の座標、そして開始点から次の点までの向きを用いれば一意に境界線を比較することができる。より左上に位置する点を選択するのは一例であり、処理において一貫して同じ基準を採用するのであれば、その他の基準を適用してもよい。
また、抽出した境界線は後の処理でつなぎ合わせる必要があるため、つなぎ合わせる際に必要となる領域再構成情報を保持する必要がある。領域再構成情報の例を図12に示す。抽出した境界線の線番号を順に記録すれば、領域を再構成するのに必要な情報を求めることができる。抽出した境界線が既に抽出済みの場合、先に抽出して記録済みの境界線番号を代わりに記録する。境界線によっては開始点と終了点の位置を入れ替えて情報を保持しているため、再構成時に逆順でつなぎ合わせる場合はその旨も合わせて記録する。
図10の下部にある色領域の抽出を例にとると、領域番号3の輪郭を元に境界線を抽出するとまず線4が抽出でき、次に線5が逆順で抽出できる。よって、領域番号3の領域再構成情報として「線4、線5(逆順)」を記録する。次に領域番号4の輪郭を元に境界線を抽出すると線6が逆順で抽出でき、次に線5が正順で抽出できる。よって、領域番号4の領域再構成情報として「線6(逆順)、線5」を記録する。
S1003の処理の後、S1004では全ての輪郭座標を処理したか調べる。まだ未処理の輪郭座標があれば(S1004にてNO)、S1001へ戻って交点の検出処理を繰り返す。全ての輪郭座標を処理し終えたら(S1004にてYES)、S1005でS1003の分割境界線記録が行われたか否かを確認する。領域によっては色領域の交点が1つも検出されないことがあり、これは抽出対象の色領域が外側に位置する色領域に包含されている場合である。例えば、図10において、領域番号1の外輪郭がこれに該当する。この場合、S1005にてNOとなり、S1006にて抽出した輪郭線を分割することなく境界線として保存する(非分割境界線記録)。
非分割境界線を記録する場合も、抽出済みか否かを後で判断する必要が生じるため、座標点列を並び替えておくとよい。ここでは輪郭座標中の最も左上に位置する点を開始点とし、座標点列の回りを右回りに統一して記録する。図10中の領域番号1の外輪郭に対応する輪郭は、6点から構成される。このうち、水平方向の座標値が最も小さい座標は(1,1)と(1,4)の2つがある。このうち、垂直方向が最も小さい値を持つ(1,1)を記録上の開始点として選択し、右回りで座標点列を記録する。結果として線1は座標(1,1)を開始点・終了点とし、開始点からの方向を右、座標点列として「(1,1),(6,1),(6,5),(3,5),(3,4),(1,4),(1,1)」を記録する。ここで、開始点と終了点である座標(1,1)は、同一の座標であるため、重複して記録される。
図11に境界線に関連付けて保存する情報の構成例を示す。この時の領域再構成情報として、外輪郭と内輪郭が存在する場合、外輪郭を先に記録する。結果として領域番号1の再構成情報は図9に示すように「線1、線2、線3」となる。最も左上に位置する点を開始点として右回りに並び替える基準は一例であり、処理において一貫して同じ基準を採用するのであれば、その他の基準を適用してもよい。
境界線抽出処理を全ての色領域から抽出した輪郭座標に対して行うことで、境界線をもれなく、矛盾を生じることなく抽出することができる。以上S1001からS1006までに述べた処理により、図1における境界線抽出手段25を実現している。
次にS1100において、S1000で抽出した輪郭座標を関数近似する。ここでは特許文献2で開示された手法を使うことができる。輪郭座標を以下の条件を満たす点で分割し、分割区間に対してベジェ曲線を当てはめることで近似を行う。
第1の角点:隣接する点列を結ぶベクトルの変化が鋭角となる点
第2の角点:連続する点と点との距離が所定の閾値より大きい場合の両端の点
変曲点:連続するベクトルの外積の符号が変化する点
図13に図11に示した境界線を直線と3次ベジェ曲線で近似した結果を示す。近似結果はそれぞれ、直線またはベジェ曲線の端点座標(L)、コントロールポイント(C)、曲線が閉曲線(Z)であることを示している。
最後にS1200において、S1100で近似した境界線の曲線情報を再構成してベクトルデータとして出力する。境界線の関数近似結果を図12に示す領域再構成情報に従って元の輪郭情報へとつなぎ合わせ、ベクトルデータとする。関数近似結果は逆順で用いても描画される曲線の形状は変わらないため、領域再構成情報が逆順でつなぐようになっていれば、そのまま関数近似結果を逆順で用いればよい。
例えば領域番号1の再構成情報は、線1、線2、線3を全て正順でつなぎ合わせるようになっている。よって領域番号1に対応する外輪郭の近似結果は「L(1,1),L(6,1),L(6,5),C(3,5),C(3,4),L(1,4),Z」となる。また内輪郭は「L(4,3),L(2,3),L(2,2),L(4,2),L(4,3),L(5,3),L(5,4),L(4,4)Z」となる。上記処理により、図1におけるベクトルデータ出力手段26を実現している。以上により、本処理フローを終了する。
以上の構成により、入力画像中に8連結接続を含むパターンがあっても、ベクトル化処理に適した境界線を抽出でき、ベクトル化結果の画質を向上させることができる。
<第二実施形態>
第一実施形態では入力画像をそのままのサイズで処理を行ったが、8連結接続を検知しても修正しないと判断する場合があった。これは置き換えによる修正を行うと画像パターンを破壊してしまう恐れがあるからである。例えば図7のウィンドウ704に示すような1画素幅の細線が隣接している場合、8連結接続を修正すると線が途中で分断されてしまう。
そこで第二実施形態では入力画像を予め定められた倍率だけ拡大(高解像度化)した後に8連結接続を4連結接続に修正する。図14に入力画像を拡大した後に8連結接続を修正する例を示す。図14では入力画像の1画素を縦横3倍したものを8連結接続検知手段22による処理を行う。図14の左の図を3倍に拡大し、修正した一部を右の図に示している。拡大後の画像を示す図14の右側において、破線で示された箇所の画素1401を含む4箇所の8連結接続が4連結接続に修正されている。検出した8連結接続を修正しても既存の連結関係を壊すことなく修正を行うことができる。この時、図7のウィンドウ705に示す細線同士でない8連結接続を判断する際には、判断に用いるウィンドウサイズを、入力画像を拡大した時と同じだけ大きくしたものを使用してもよい。また、画像の拡大倍率を3倍としたが、これに限定されるものではなく、2倍もしくは4倍以上に画像を拡大して処理を行っても構わない。
以上により、第一実施形態の効果に加え、例えば図7のウィンドウ704に示すような1画素幅の細線が隣接している場合に8連結接続を修正すると線が途中で分断されてしまうような出力結果を防ぐことができる。
<第三実施形態>
第一実施形態と第二実施形態ではS500において、細線同士の8連結接続か否かを判断する際に、確認用のウィンドウとして、3×3画素のサイズのウィンドウ710、711を用いた。しかし、細線の定義はユーザの用途、または入力画像の取得状況によって変わるものであり、3×3画素のウィンドウサイズが常に最適値とは限らない。
そこで第三実施形態では、このウィンドウサイズを画像の入力方法に連動して変更、または細線の検出処理を省略する。例えば図1に示すスキャナ1から画像を入力した際に、併せてスキャナ1の読み取り解像度情報を取得し、ウィンドウサイズを変更する。入力解像度が高くなるにつれて、取得画像の画素数は多くなるため、同じ幅の細線を検出し、修正するにはウィンドウサイズを大きくする必要がある。読み取り解像度が300dpiの時に3×3画素のサイズのウィンドウで検知できる細線を600dpi入力時に検知するにはウィンドウサイズを倍の6×6画素にする必要がある。逆に読み取り解像度が低い場合、8連結接続を4連結接続に変換するメリットは小さいため、この処理を省略することもできる。
スキャナ以外から読み取り解像度を得る方法として、画像データのヘッダ部を用いる方法もある。JPEGなど一般的な画像フォーマットではヘッダに縦横の読み取り解像度を記録することができる。また通信I/F4経由で画像入力がある場合は、画像転送前に別途解像度情報を送信元から受け取り、処理することもできる。
<その他の実施形態>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (10)

  1. ラスタ形式の画像データに対する境界線抽出を行う画像処理装置であって、
    前記画像データにおいて、8連結接続を有する複数の画素からなる色領域を検知する検知手段と、
    前記検知手段にて検知した前記色領域の8連結接続を4連結接続に修正するか否かを、8連結接続している画素およびその周囲の画素における連結状態に応じて判断する判断手段と、
    前記判断手段により修正すると判断された前記色領域の8連結接続を、8連結接続をしている画素に隣接する画素の画素値を変換することにより4連結接続に修正する修正手段と、
    前記修正手段により修正した画像データから境界線を抽出する抽出手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記抽出手段は、抽出した境界線を関数近似してベクトルデータとすることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記判断手段は、前記画像データにおいて、3×3画素のサイズからなるウィンドウの中心画素を着目画素として各画素に対し判断を行い、
    第1の条件として、前記着目画素の画素値を修正することで着目している8連結接続以外に新たな4連結接続が生じず、
    第2の条件として、前記着目画素の画素値を修正することで既存の接続が切れない
    との条件をいずれも満たす場合に修正を行うと判断することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記判断手段は更に、第3の条件として、前記ウィンドウにおける着目画素が孤立点でないこととし、
    前記第1の条件および前記第2の条件と共にいずれの条件も満たす場合に修正を行うと判断することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記判断手段は更に、8連結接続をする画素から縦方向もしくは横方向に連結された連結画素において、連結した画素数が予め定められた閾値以上である場合、8連結接続を4連結接続に修正しないと判断することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記判断手段は、8連結接続をする画素から縦方向と横方向に連結した画素数の閾値を、前記画像データの解像度に基づいて変更することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記画像データを所定の倍率で拡大する拡大手段を更に有し、
    前記検知手段は、前記拡大手段にて拡大された画像データに対して前記色領域を検出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  8. ラスタ形式の画像データに対する境界線抽出を行う画像処理装置における画像処理方法であって、
    前記画像処理装置の検知手段が、前記画像データにおいて、8連結接続を有する複数の画素からなる色領域を検知する検知工程と、
    前記画像処理装置の判断手段が、前記検知工程において検知した前記色領域の8連結接続を4連結接続に修正するか否かを、8連結接続している画素およびその周囲の画素における連結状態に応じて判断する判断工程と、
    前記画像処理装置の修正手段が、前記判断工程において修正すると判断された前記色領域の8連結接続を、8連結接続をしている画素に隣接する画素の画素値を変換することにより4連結接続に修正する修正工程と、
    前記画像処理装置の抽出手段が、前記修正工程において修正した画像データから境界線を抽出する抽出工程と
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  9. コンピュータを、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像処理装置として機能させるためのプログラム。
  10. 請求項9に記載のプログラムを記憶した記憶媒体。
JP2010191391A 2010-08-27 2010-08-27 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、および記憶媒体 Active JP5600524B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010191391A JP5600524B2 (ja) 2010-08-27 2010-08-27 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、および記憶媒体
US13/189,417 US8553985B2 (en) 2010-08-27 2011-07-22 Image processing apparatus, image processing method and computer-readable medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010191391A JP5600524B2 (ja) 2010-08-27 2010-08-27 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、および記憶媒体

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2012048580A true JP2012048580A (ja) 2012-03-08
JP2012048580A5 JP2012048580A5 (ja) 2013-10-10
JP5600524B2 JP5600524B2 (ja) 2014-10-01

Family

ID=45697355

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010191391A Active JP5600524B2 (ja) 2010-08-27 2010-08-27 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、および記憶媒体

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8553985B2 (ja)
JP (1) JP5600524B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113628291A (zh) * 2021-08-02 2021-11-09 电子科技大学 基于边界提取与合并的多形状目标栅格数据矢量化方法
CN116630357A (zh) * 2023-05-24 2023-08-22 中国自然资源航空物探遥感中心 栅格地图目标线提取方法、系统、存储介质及计算设备

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6049416B2 (ja) * 2012-11-14 2016-12-21 キヤノン株式会社 画像処理装置とその方法、及びプログラム
CN103841048B (zh) * 2012-11-23 2017-03-15 杭州华三通信技术有限公司 邻居连接建立方法和设备
EP3499896A1 (en) * 2017-12-18 2019-06-19 Thomson Licensing Method and apparatus for generating an image, and corresponding computer program product and non-transitory computer-readable carrier medium
CN114820873B (zh) * 2022-05-13 2023-04-07 南京大学 基于涂色的草图规整化方法、装置及介质

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0248779A (ja) * 1988-08-10 1990-02-19 Alps Electric Co Ltd 輪郭抽出方式
JPH04113478A (ja) * 1990-09-04 1992-04-14 Toshiba Corp 輪郭画素抽出方式

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0326592A (ja) 1989-06-23 1991-02-05 Nippon Zeon Co Ltd 顕色シート用塗工組成物及び顕色シート
JP3026592B2 (ja) 1990-10-22 2000-03-27 キヤノン株式会社 輪郭抽出方法及びその装置
JP3026698B2 (ja) * 1993-05-27 2000-03-27 キヤノン株式会社 画像処理方法及びその装置
JP3204259B2 (ja) * 1999-10-06 2001-09-04 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 文字列抽出方法、手書き文字列抽出方法、文字列抽出装置、および画像処理装置
JP3268552B2 (ja) * 1999-10-06 2002-03-25 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 領域抽出方法、宛名領域抽出方法、宛名領域抽出装置、及び画像処理装置
US7873218B2 (en) 2004-04-26 2011-01-18 Canon Kabushiki Kaisha Function approximation processing method and image processing method
JP4378208B2 (ja) 2004-04-26 2009-12-02 キヤノン株式会社 情報処理装置及び情報処理方法
JP2006031245A (ja) 2004-07-14 2006-02-02 Japan Science & Technology Agency ディジタル画像の輪郭追跡による画像処理方法並びに画像処理装置
US7623712B2 (en) 2005-06-09 2009-11-24 Canon Kabushiki Kaisha Image processing method and apparatus
JP4766661B2 (ja) 2005-06-09 2011-09-07 キヤノン株式会社 画像処理方法及び画像処理装置
JP4928325B2 (ja) 2006-03-31 2012-05-09 キヤノン株式会社 画像処理方法、画像処理装置、プログラムおよび記憶媒体
US7889938B2 (en) * 2006-03-31 2011-02-15 Canon Kabushiki Kaisha Method and apparatus for processing line drawings in images
JP5173898B2 (ja) 2009-03-11 2013-04-03 キヤノン株式会社 画像処理方法、画像処理装置、及びプログラム
JP2011013898A (ja) 2009-07-01 2011-01-20 Canon Inc 画像処理装置、画像処理方法、及び、プログラム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0248779A (ja) * 1988-08-10 1990-02-19 Alps Electric Co Ltd 輪郭抽出方式
JPH04113478A (ja) * 1990-09-04 1992-04-14 Toshiba Corp 輪郭画素抽出方式

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
CSNG200400083009; 加藤 隆広: '道路案内標識中の矢印と文字領域の対応付けに関する実験的検討' 画像電子学会誌 第31巻 第4号 第31巻 第4号, 20020725, 画像電子学会 *
JPN6014015369; 加藤 隆広: '道路案内標識中の矢印と文字領域の対応付けに関する実験的検討' 画像電子学会誌 第31巻 第4号 第31巻 第4号, 20020725, 画像電子学会 *

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113628291A (zh) * 2021-08-02 2021-11-09 电子科技大学 基于边界提取与合并的多形状目标栅格数据矢量化方法
CN113628291B (zh) * 2021-08-02 2023-03-07 电子科技大学 基于边界提取与合并的多形状目标栅格数据矢量化方法
CN116630357A (zh) * 2023-05-24 2023-08-22 中国自然资源航空物探遥感中心 栅格地图目标线提取方法、系统、存储介质及计算设备
CN116630357B (zh) * 2023-05-24 2024-04-26 中国自然资源航空物探遥感中心 栅格地图目标线提取方法、系统、存储介质及计算设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP5600524B2 (ja) 2014-10-01
US8553985B2 (en) 2013-10-08
US20120051653A1 (en) 2012-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4568460B2 (ja) 画像処理装置及び記録媒体
JP5597096B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
JP5600524B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、および記憶媒体
KR101737338B1 (ko) 주석이 달린 문서 이미지들로부터 클린 문서를 복원하기 위한 시스템 및 방법
JP4908440B2 (ja) 画像処理装置及び方法
JP2007504719A (ja) 組み込みアプリケーションに適した、画像における赤目の検出と補正を行うシステム及び方法
JP2002142128A (ja) 画像処理装置及び記録媒体
US8774524B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and storage medium of image processing method
US7885486B2 (en) Image processing system, method for processing image and computer readable medium
JP5541679B2 (ja) 画像処理装置及び方法、並びに、プログラム
EP2782065A1 (en) Image-processing device removing encircling lines for identifying sub-regions of image
JP4441300B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよびこのプログラムを記憶した記録媒体
JP5111226B2 (ja) 画像処理方法、画像処理装置、及び、そのプログラムならびにコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP4873554B2 (ja) 画像配信装置および画像配信方法
JP4868139B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP4857975B2 (ja) 画像処理システムおよび画像処理プログラム
JP4227530B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラム
JP5056063B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP2004038530A (ja) 画像処理方法、同方法の実行に用いるプログラム及び画像処理装置
JP2008225654A (ja) 画像処理方法、画像処理装置、及び、プログラム、プログラム記憶媒体
JP2008113145A (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP2008269131A (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP4869364B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP4744593B2 (ja) 画像処理装置、方法およびプログラム
JP2008225653A (ja) 画像処理方法、画像処理装置、及び、プログラム、プログラム記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130822

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130822

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140314

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140414

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140610

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140718

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140818

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5600524

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151