JP2012047935A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】オプション部に設けられた電源部を効率的に利用することが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】電源コードCS1と接続されるメインDC/DCコンバータ82が設けられる。また、定着部40との間の電源供給の経路を制御するスイッチ部45がさらに設けられている。定着部40には、負荷R3,R4,R5が設けられており、各負荷は互いに並列に電源ノードと接続されている。そして、負荷R5と、電源ノードN0,N1との間にはリレー回路RSがさらに設けられている。また、電源コードCS2と接続されるサブDC/DCコンバータ84が設けられる。また、電源ノードN6,N7は、リレー回路RSを介して負荷R5と接続されている。リレー回路RSに対する指示に従って、負荷R5は、電源ノードN0,N1あるいは電源ノードN6,N7と電気的に結合される。
【選択図】図4
【解決手段】電源コードCS1と接続されるメインDC/DCコンバータ82が設けられる。また、定着部40との間の電源供給の経路を制御するスイッチ部45がさらに設けられている。定着部40には、負荷R3,R4,R5が設けられており、各負荷は互いに並列に電源ノードと接続されている。そして、負荷R5と、電源ノードN0,N1との間にはリレー回路RSがさらに設けられている。また、電源コードCS2と接続されるサブDC/DCコンバータ84が設けられる。また、電源ノードN6,N7は、リレー回路RSを介して負荷R5と接続されている。リレー回路RSに対する指示に従って、負荷R5は、電源ノードN0,N1あるいは電源ノードN6,N7と電気的に結合される。
【選択図】図4
Description
この発明は、電源装置を備えた画像形成装置に関する。
近年、電子写真プロセスを利用した画像形成装置(例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリおよびこれらを組み合わせた複合機など)の印字速度の高速化への要求の高まりに伴って、画像形成装置に装着される定着ヒータのワット数やモータのワット数が増大し、画像形成装置の消費電力が増加する傾向にある。
また、画像形成装置においては、カラー化や高精度化が行われてきている。このようなカラー化や高精度化の要素が加わると、高圧負荷やモータ負荷が増大し、消費電力がさらに増加する。特に、画像形成装置でも複写機の消費電力は大きく、特にデジタル複写機をベースとし、様々な画像処理機能およびドキュメント処理機能を追加した複合機は、大電力を消費する。
ところで、画像形成装置の電源である交流(以下、ACともいう)電源は、コンセントの電流定格による規制があって、この定格電流以下で使うことが必要である。
日本国内の一般的なオフィスでは通常使用できる電力は1500Wが最大であることから、一般的な100VのコンセントからAC電源入力を1本の電源コードでとる場合、電流は15A以内に制限される。
特許文献1においては、スキャナと定着ヒータとを駆動させた場合に15Aを越えることから、15A以下に収める方式が提案されている。
また、特許文献2においては、通常用いられる100V用電源コードを複数本備えて、電源コードを選択的に切り替えて電源供給する方式が提案されている。
一方で、近年においては、画像形成装置の主要機能を本体部に搭載し、例えば、フィニッシャー、ステープル処理等を実行する後処理装置等を本体部のオプションとして設ける場合がある。当該場合において、オプション側の後処理装置に対する電源供給は、オプション側に設けられた独立の電源コードから行われる場合が一般的である。
特許文献1に示される方式では、電源コードは1つであるため負荷が重い場合には生産性を落として電源供給する必要がある。また、特許文献2に示される方式では、電源コードが複数本予め設けられているため電源供給の配分が複雑となり構成が複雑化する問題がある。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、オプション部に設けられた電源部を効率的に利用することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明のある局面に従う画像形成装置は、交流電源と接続される電源コードを有し、所定の電圧を生成する電源部と、電源部からの電圧の供給を受けて複数の稼動部を有する本体部を制御するための制御部と、複数の稼動部のうちの1つである定着部と、定着部と電源部との間の電圧供給の経路を制御するスイッチ部と、本体部と連結可能なオプション部と、オプション部に対応して設けられ、電源コードと別の電源コードを有し、所定の電圧を生成してオプション部に供給するオプション電源部とを備える。スイッチ部は、電源部と定着部の一部との間の電圧供給の経路をオプション電源部と定着部の一部との間の電圧供給の経路に切り替えることが可能なリレー回路を有する。制御部は、本体部の使用状況に従って電源部に流れる電流が定格電流を超えるような場合に、オプション部が本体部と連結されていると判断した場合には、リレー回路に電源部と定着部の一部との間の電圧供給の経路をオプション電源部と定着部の一部との間の電圧供給の経路に切り替えるように指示する。
好ましくは、定着部は、複数本のヒータを有し、制御部は、リレー回路に複数本のヒータのうちの1本のヒータについて、電源部からの電圧供給の経路をオプション電源部からの電圧供給の経路に切り替えるように指示する。
特に、1本のヒータは、ウォームアップヒータに相当する。
好ましくは、定着部は、複数本のヒータを有し、制御部は、本体部の使用状況に従って電源部に流れる電流が定格電流を越えるような場合に、オプション部が本体部と連結されていないと判断した場合には、スイッチ部に指示して複数本のヒータに選択的に電圧を供給する。
好ましくは、定着部は、複数本のヒータを有し、制御部は、本体部の使用状況に従って電源部に流れる電流が定格電流を越えるような場合に、オプション部が本体部と連結されていないと判断した場合には、スイッチ部に指示して複数本のヒータに選択的に電圧を供給する。
本発明のある局面に従う画像形成装置は、制御部は、本体部の使用状況に従って電源部に流れる電流が定格電流を超えるような場合に、オプション部が本体部と連結されていると判断した場合には、リレー回路に電源部と定着部の一部との間の電圧供給の経路をオプション電源部と定着部の一部との間の電圧供給の経路に切り替えるように指示する。したがって、定格電流を越える場合には、定着部の一部には、オプション電源部から電圧供給することによりオプション部に設けられた電源部を効率的に利用することが可能となる。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。
図1は、本発明の実施の形態に従う画像形成装置の構成を説明する図である。
図1を参照して、画像形成装置100は複写機を構成し、複数の稼動部で構成される。具体的には、画像形成装置100は、原稿を搬送する原稿搬送部20と、搬送された原稿を画像データとして読取る画像読取部26と、読取った画像データに基づいて画像を形成する画像形成部10と、記録用紙を給紙する給紙部15,16と、記録用紙に転写された画像を定着させるための定着部40と、記録用紙に対する後処理を実行するための後処理部30とを含む。なお、一例として、画像形成装置100における本体部は、原稿を搬送する原稿搬送部20と、搬送された原稿を画像データとして読取る画像読取部26と、読取った画像データに基づいて画像を形成する画像形成部10と、記録用紙を給紙する給紙部15,16と、記録用紙に転写された画像を定着させるための定着部40とで構成される。そして、画像形成装置100の本体部のオプション部として、本体部と連結可能な後処理部30が設けられるものとする。
図1を参照して、画像形成装置100は複写機を構成し、複数の稼動部で構成される。具体的には、画像形成装置100は、原稿を搬送する原稿搬送部20と、搬送された原稿を画像データとして読取る画像読取部26と、読取った画像データに基づいて画像を形成する画像形成部10と、記録用紙を給紙する給紙部15,16と、記録用紙に転写された画像を定着させるための定着部40と、記録用紙に対する後処理を実行するための後処理部30とを含む。なお、一例として、画像形成装置100における本体部は、原稿を搬送する原稿搬送部20と、搬送された原稿を画像データとして読取る画像読取部26と、読取った画像データに基づいて画像を形成する画像形成部10と、記録用紙を給紙する給紙部15,16と、記録用紙に転写された画像を定着させるための定着部40とで構成される。そして、画像形成装置100の本体部のオプション部として、本体部と連結可能な後処理部30が設けられるものとする。
なお、本例においては、一例として、本体部に交流電源と接続可能な電源コードが設けられるとともに、後処理部30においても独立に電源コードが設けられているものとする。
また、画像形成装置100内には、全体を制御する制御部、指示等を入力するための入力部等が設けられる。また、画像形成装置100内には機内の温度を冷却するための機内用ファン300も設けられる。
原稿搬送部(自動原稿搬送装置)20の原稿台21上に載置された原稿は、搬送ローラ22等により搬送されて画像読取部26により読取られて、排紙トレイ23に排出される。
また、画像読取部26のCCD24は、例えば原稿搬送部20で搬送された原稿を読取った画像データを取得する。そして、制御部に出力する。
画像形成部10は、像担持体である感光体、帯電部、露光装置、現像装置、転写ローラ等を有し、搬送される記録用紙Pに画像を形成して画像面が未定着である記録済みの記録用紙Pを定着部40へ出力する。なお、本例においては図示されていないが4つの現像装置が設けられており、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのそれぞれの色を用いてカラープリントが可能であるものとする。
定着部40は、未定着である記録済みの記録用紙Pに対して定着処理を実行する。定着部40には、ファン310と、定着ローラ312と、定着ローラ312内に設けられたヒータ314とが設けられている。なお、後述するが本例においては定着部40におけるヒータ314と、センターヒータ、サイドヒータ、ウォームアップヒータの3本のヒータが設けられているものとする。
定着部40から必要に応じて、オプション部として設けられている後処理部30に排出されて、後処理部30において、パンチング、ステープル処理等の後処理が実行される。
給紙部15,16は、記録用紙Pを画像形成部10に給紙する。
給紙部15には、複数のサイズの異なる記録用紙が収納されたカセット132,142,152が設けられる。カセット132,142,152にそれぞれ対応して、ピックアップローラ131,141,151が設けられ、カセットから記録用紙を画像形成部10に搬送する。また、給紙部16からもピックアップローラ161を介して画像形成部10に搬送される。なお、給紙部15,16から画像形成部10に1枚ずつ記録用紙が搬送される。
給紙部15には、複数のサイズの異なる記録用紙が収納されたカセット132,142,152が設けられる。カセット132,142,152にそれぞれ対応して、ピックアップローラ131,141,151が設けられ、カセットから記録用紙を画像形成部10に搬送する。また、給紙部16からもピックアップローラ161を介して画像形成部10に搬送される。なお、給紙部15,16から画像形成部10に1枚ずつ記録用紙が搬送される。
図2は、本発明の実施の形態に従う画像形成装置100の概略ブロック図である。
図2を参照して、ここでは、画像形成装置100の全体を制御する制御部50と、後処理を実行するための後処理部30と、記録用紙を給紙する給紙部15,16と、操作パネル等を含む入力部60と、画像を形成するための画像形成部10と、メモリ70と、画像読取部26と、原稿搬送部20と、定着部40と、各部に必要な電力を供給するための電源部80とが設けられる。また、本例においては、オプション部である後処理部30が本体部に装着され、後処理部30に電力を供給するためのサブ電源部90から後処理部30に必要な電力が供給される場合が示されている。なお、ここでは、電源部80から制御部50に電力が供給される場合が示されているが、制御部50に限られず、定着部40等の各部に供給される。
図2を参照して、ここでは、画像形成装置100の全体を制御する制御部50と、後処理を実行するための後処理部30と、記録用紙を給紙する給紙部15,16と、操作パネル等を含む入力部60と、画像を形成するための画像形成部10と、メモリ70と、画像読取部26と、原稿搬送部20と、定着部40と、各部に必要な電力を供給するための電源部80とが設けられる。また、本例においては、オプション部である後処理部30が本体部に装着され、後処理部30に電力を供給するためのサブ電源部90から後処理部30に必要な電力が供給される場合が示されている。なお、ここでは、電源部80から制御部50に電力が供給される場合が示されているが、制御部50に限られず、定着部40等の各部に供給される。
制御部50は、例えば、CPU(Central Processing unit)で構成され、メモリ70に格納された種々のアプリケーションプログラムを読み込んで、各部を制御する。
図3は、本発明の実施の形態に従う操作パネル200について説明する図である。
図3を参照して、操作パネル200は、表示部212と、10キー202と、スタートボタン210とを含む。
図3を参照して、操作パネル200は、表示部212と、10キー202と、スタートボタン210とを含む。
表示部212上にはタッチパネルが設けられており、表示部212上において所定の操作が可能である。
10キー202は、コピー等の枚数を入力するためのボタンである。スタートボタン210は、コピー/スキャン等の処理の実行を指示するボタンである。
また、表示部212には、各種モードの表示やその他の表示が行われる、そして、タッチパネルによって、表示内容に従った各種設定を行うことができる。例えば、表示部212には、通常は、コピー動作やスキャン動作を実行する際に行う基本的/応用的な設定のためのボタンが配置されている。各ボタンを押下すると、その詳細設定を行うための階層画面が表示される。
図4は、本発明の実施の形態に従う電源部80およびサブ電源部90の回路構成を説明する図である。
図4を参照して、本発明の実施の形態に従う電源部80は、本体部の各部に対する電源供給を実行するためのメインDC/DCコンバータ82を含む。
メインDC/DCコンバータ82について説明する。
電源コードCS1は交流電源と接続され、電源コードCS1の正極側の電源ラインは、ノードN0と電気的に結合される。また、電源コードCS1の負極側の電源ラインは、電源ノードN1と電気的に結合される。
電源コードCS1は交流電源と接続され、電源コードCS1の正極側の電源ラインは、ノードN0と電気的に結合される。また、電源コードCS1の負極側の電源ラインは、電源ノードN1と電気的に結合される。
ノードN0とノードN1との間には、図示しないが4つのダイオードでブリッジ接続された整流回路B1が設けられる。整流回路B1の出力ノードであるノードN2とノードN3とから出力される整流電圧を平滑コンデンサC1で平滑する。そして、平滑コンデンサC1は、スイッチSW1を介するトランスT1の一次巻線L1と並列に接続される。2次側の構成として、トランスT1の二次巻線L2は、整流ダイオードD1を介して電源ノードN4と電源ノードN5との間において、平滑コンデンサC2と並列に接続される。そして、電源ノードN4と電源ノードN5との間に負荷R1が設けられる。例えば、制御部50の負荷R1が接続されている場合が示されている。なお、制御部50の負荷以外に、他の各部の負荷も電源ノードN4と電源ノードN5と接続されて必要な電圧が供給される。スイッチSW1は、図示しないスイッチング制御部によりオンオフ制御(PWM制御)され、この動作によりトランスT1をスイッチング制御し、各部に供給される出力電圧が所定電圧となるように制御される。
また、定着部40と電源部80との間の電源供給の経路を制御するスイッチ部45がさらに設けられている。
ここで、定着部40には、上述したようにヒータ314を構成するセンターヒータ、サイドヒータ、ウォームアップヒータのそれぞれの負荷R3,R4,R5が設けられており、各負荷は互いに並列に電源ノードと接続されており、例えば、負荷R3は、スイッチSW2を介して電源ノードN0,N1との間で直列に接続されている。同様に、負荷R4は、スイッチSW3を介して電源ノードN0,N1との間で直列に接続されている。また、負荷R5は、スイッチSW4を介して電源ノードN0,N1との間で直列に接続されている。
そして、負荷R5と、電源ノードN0,N1との間にはリレー回路RSがさらに設けられている。これらのスイッチSW2〜SW2およびリレー回路RSは、制御部50からの指示に従って動作するものとする。
次に、サブ電源部90について説明する。サブ電源部90は、オプション部である後処理部30に対する電源供給を実行するためのサブDC/DCコンバータ84を含む。
サブDC/DCコンバータ84について説明する。
電源コードCS2は、交流電源と接続され、電源コードCS2の正極側の電源ラインは、ノードN6と電気的に結合される。また、電源コードCS2の負極側の電源ラインは、電源ノードN7と電気的に結合される。
電源コードCS2は、交流電源と接続され、電源コードCS2の正極側の電源ラインは、ノードN6と電気的に結合される。また、電源コードCS2の負極側の電源ラインは、電源ノードN7と電気的に結合される。
ノードN6とノードN7との間には、図示しないが4つのダイオードでブリッジ接続された整流回路B2が設けられる。整流回路B2の出力ノードであるノードN8とノードN9とから出力される整流電圧を平滑コンデンサC3で平滑する。そして、平滑コンデンサC3は、スイッチSW5を介するトランスT2の一次巻線L3と並列に接続される。2次側の構成として、トランスT1の二次巻線L4は、整流ダイオードD2を介して電源ノードN10と電源ノードN11との間において、平滑コンデンサC4と並列に接続される。そして、電源ノードN10と電源ノードN11との間に負荷R2が設けられる。例えば、後処理部30の負荷R2が接続されている場合が示されている。スイッチSW5は、図示しないスイッチング制御部によりオンオフ制御(PWM制御)され、この動作によりトランスT2をスイッチング制御し、後処理部30に供給される出力電圧が所定電圧となるように制御される。
また、電源ノードN6,N7は、リレー回路RSを介して負荷R5と接続されている。本例においては、リレー回路RSに対する指示に従って、負荷R5は、電源ノードN0,N1あるいは電源ノードN6,N7と電気的に結合される。
図5は、本発明の実施の形態に従うウォームアップ時の電源制御の流れについて説明するフロー図である。当該処理は、本例においては、制御部50で行うものとする。
図5を参照して、まず、トータル電流値を演算する(ステップS2)。具体的には、画像形成装置100での電源供給の際の消費電流の値を算出する。その詳細については後述する。
次に、計算した電流値が電源コードの定格電流である15A以上であるかどうかを判断する(ステップS4)
そして、次に、電流値が15A以上であると判断した場合(ステップS4においてYES)には、オプション部からの給電が可能であるかどうかを判断する(ステップS6)。具体的には、制御部50は、装着可能なオプション部である後処理部30が本体部に装着されたか否かを判断し、装着されたと判断した場合には、オプション部からの給電が可能であると判断する。
そして、次に、電流値が15A以上であると判断した場合(ステップS4においてYES)には、オプション部からの給電が可能であるかどうかを判断する(ステップS6)。具体的には、制御部50は、装着可能なオプション部である後処理部30が本体部に装着されたか否かを判断し、装着されたと判断した場合には、オプション部からの給電が可能であると判断する。
ステップS6において、オプション部からの給電が可能であると判断した場合(ステップS6においてYES)には、リレー回路を切り替える(ステップS8)。具体的には、リレー回路RSに指示して、電源ノードN6,N7と負荷R5が電気的に結合されるように設定する。すなわち、負荷R5に対する電源供給は、オプション側のサブ電源部90から行われることになる。
そして、2本+オプションウォームアップを実行する(ステップS10)。具体的には、スイッチSW2〜SW4をオンしてセンターヒータ(負荷R3)、サイドヒータ(負荷R4)、ウォームアップヒータ(R5)に電圧を供給して定着部40の定着ローラが所定の温度となるように制御する。
そして、定着ローラが所定の温度となった場合にウォームアップを完了する。
次に、ステップS4において、計算した電流値が15A未満である場合(ステップS4においてNO)には、3本ウォームアップを実行する(ステップS12)。具体的には、スイッチSW2〜SW4をオンしてセンターヒータ(負荷R3)、サイドヒータ(負荷R4)、ウォームアップヒータ(R5)に電圧を供給して定着部40の定着ローラが所定の温度となるように制御する。
次に、ステップS4において、計算した電流値が15A未満である場合(ステップS4においてNO)には、3本ウォームアップを実行する(ステップS12)。具体的には、スイッチSW2〜SW4をオンしてセンターヒータ(負荷R3)、サイドヒータ(負荷R4)、ウォームアップヒータ(R5)に電圧を供給して定着部40の定着ローラが所定の温度となるように制御する。
次に、ウォームアップが完了したかどうかを判断する(ステップS13)。具体的には、定着ローラが所定の温度となったかどうかを判断する。ステップS13において、ウォームアップが完了したと判断した場合(ステップS13においてYES)すなわち、定着ローラが所定の温度となったと判断した場合には、ウォームアップを完了する。
一方、ステップS13においてウォームアップが完了していないと判断した場合(ステップS13においてNO)には、再び、ステップS2に戻り、同様の処理を繰り返す。
次に、ステップS6において、オプション部からの給電が可能でないと判断した場合(ステップS6においてNO)には、2本ウォームアップを実行する(ステップS14)。具体的には、スイッチSW2,SW3をオンしてセンターヒータ(負荷R3)、サイドヒータ(負荷R4)に電圧を供給して定着部40の定着ローラが所定の温度となるように制御する。
次に、ウォームアップが完了したかどうかを判断する(ステップS16)。具体的には、定着ローラが所定の温度となったかどうかを判断する。ステップS16において、ウォームアップが完了したと判断した場合(ステップS16においてYES)すなわち、定着ローラが所定の温度となったと判断した場合には、ウォームアップを完了する。
一方、ステップS16において、ウォームアップが完了していない場合(ステップS16においてNO)すなわち、定着ローラが所定の温度に達していないと判断した場合には、ステップS2に戻り、同様の処理を繰り返す。
図6は、本発明の実施の形態に従うトータル電流値の演算処理について説明するフロー図である。当該処理は、本例においては、制御部50で行うものとする。
図6を参照して、まず、電流値カウンタを14.5にセットする(ステップS30)。
次に、給紙部が動作中であるかどうかを判断する(ステップS32)。具体的には、給紙部16が動作中であるかどうかを判断する。給紙部16は、大容量の給紙が可能であり、給紙の枚数に応じた位置調整が行われる。当該位置調整中である場合には動作中であると判断される。
次に、給紙部が動作中であるかどうかを判断する(ステップS32)。具体的には、給紙部16が動作中であるかどうかを判断する。給紙部16は、大容量の給紙が可能であり、給紙の枚数に応じた位置調整が行われる。当該位置調整中である場合には動作中であると判断される。
ステップS32において、給紙部が動作中であると判断した場合(ステップS32においてYES)には、電流値カウンタに1を加算する(ステップS34)。
ステップS32において、給紙部が動作中でないと判断した場合(ステップS32においてNO)には、ステップS36に進む。
ステップS36において、ファン動作中かどうかを判断する(ステップS36)。具体的には、機内用ファン300が動作中であるかどうかを判断する。機内用ファン300は、機内の温度を冷却するために設けられており、センサに従って動作する。温度が上がり過ぎているような場合には、機内用ファン300が駆動するためファン動作中であると判断される。
ステップS36において、ファンが動作中であると判断した場合(ステップS36においてYES)には、電流値カウンタに1を加算する(ステップS38)。
ステップS36において、ファンが動作中でないと判断した場合(ステップS36においてNO)には、ステップS40に進む。
ステップS40において、原稿搬送部が動作中であるどうかを判断する(ステップS40)。具体的には、原稿搬送部20が動作中であるかどうかを判断する。ウォーミングアップ中であっても原稿の読取を可能とすることによりユーザの利便性を高めることが可能である。したがって、原稿台21に原稿を載置して、スタートボタン210を押下した場合に原稿搬送部20が駆動され、原稿は、搬送ローラ22等により搬送される。したがって、搬送ローラ22等が駆動している場合には、動作中であると判断される。
ステップS40において、原稿搬送部が動作中であると判断した場合(ステップS40においてYES)には、電流値カウンタに2を加算する(ステップS42)。
ステップS40において、原稿搬送部が動作中でないと判断した場合(ステップS40においてNO)には、ステップS44に進む。
ステップS44において、画像読取部が動作中であるかどうかを判断する(ステップS44)。具体的には、画像読取部26が動作中であるかどうかを判断する。ウォーミングアップ中であっても原稿の読取を可能とすることによりユーザの利便性を高めることが可能である。したがって、例えば、CCD24等により原稿読取昼である場合には、動作昼であると判断される。
ステップS44において、画像読取部が動作中であると判断した場合(ステップS44においてYES)には、電流値カウンタに1を加算する(ステップS46)。そして、演算を終了する(リターン)。
ステップS44において、画像読取部が動作中でないと判断した場合(ステップS44においてNO)には、演算を終了する(リターン)。
当該処理に従って、演算した結果が15A以上となる場合には、電源コードの定格電流を越えることになるためオプション部からの給電が不可能である場合には、2本ウォームアップが実行されることになる。
そして、当該処理を繰り返すことにより、例えば、上記の各部の動作が終了した場合には、演算した電流値の値が変化するため15A未満と判断された場合には、3本ウォームアップを実行することによりショートウォームアップを実現することが可能である。
図7は、本発明の実施の形態に従うウォームアップの消費電力を説明する図である。
図7(A)を参照して、ここで示されるように、オプション部からの電源供給がある場合には、ウォームアップヒータにおける電流(4.2A)は、オプション部から供給されるため、電源部80には、定格電流に達するまでに余裕が十分にあり、例えば、ウォームアップ時に原稿搬送部あるいは画像読取部における動作と、ファンあるいは給紙部における動作を並行して実行することが可能であり、ユーザの利便性を高めるとともに、ウォームアップヒータを用いたショートウォームアップを実現することが可能となる。
図7(A)を参照して、ここで示されるように、オプション部からの電源供給がある場合には、ウォームアップヒータにおける電流(4.2A)は、オプション部から供給されるため、電源部80には、定格電流に達するまでに余裕が十分にあり、例えば、ウォームアップ時に原稿搬送部あるいは画像読取部における動作と、ファンあるいは給紙部における動作を並行して実行することが可能であり、ユーザの利便性を高めるとともに、ウォームアップヒータを用いたショートウォームアップを実現することが可能となる。
一方、図7(B)を参照して、ここで示されるように、オプション部からの電源供給が無い場合には、ウォームアップヒータは、消灯して2本のセンターヒータとサイドヒータとを用いて定着ローラを加熱することが可能である。そして、ウォームアップヒータを用いないことにより、原稿搬送部あるいは画像読取部における動作と、ファンあるいは給紙部における動作を並行して実行することが可能であり、ユーザの利便性を高めることが可能となる。そして、当該動作が終了した後は、再び、ウォームアップヒータを点灯させてウォームアップ時間を短縮することが可能となる。
なお、ここでは、原稿搬送部あるいは画像読取部の動作を並行して実行する場合について説明したが、定格電流15Aを越えない範囲であれば両方の動作を実行するようにしても良い。
この点で、センターヒータ、サイドヒータ、制御部の消費電流の合計は、10.3Aであるため定格電流15Aに達するまでには、残り4.7Aがある。したがって、トータル電流値演算の際に、電流値を加算する際、4.7A以上加算しないのであれば、原稿搬送部等の動作を並行して実行することが可能であり、例えば、2本ウォームアップあるいは、2本+オプションウォームアップの実行の際に、並行して他の原稿搬送部等の処理の組み合わせが可能かどうかの判断として当該演算を用いるようにすることも可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 画像形成部、15,16 給紙部、20 原稿搬送部、21 原稿台、22 搬送ローラ、23 排紙トレイ、26 画像読取部、30 後処理部、40 定着部、45 スイッチ部、50 制御部、60 入力部、70 メモリ、80 電源部、82 メインDC/DCコンバータ、84 サブDC/DCコンバータ、90 サブ電源部、100 画像形成装置。
Claims (4)
- 交流電源と接続される電源コードを有し、所定の電圧を生成する電源部と、
前記電源部からの電圧の供給を受けて複数の稼動部を有する本体部を制御するための制御部と、
前記複数の稼動部のうちの1つである定着部と、
前記定着部と前記電源部との間の電圧供給の経路を制御するスイッチ部と、
前記本体部と連結可能なオプション部と、
前記オプション部に対応して設けられ、前記電源コードと別の電源コードを有し、所定の電圧を生成して前記オプション部に供給するオプション電源部とを備え、
前記スイッチ部は、前記電源部と前記定着部の一部との間の電圧供給の経路を前記オプション電源部と前記定着部の一部との間の電圧供給の経路に切り替えることが可能なリレー回路を有し、
前記制御部は、前記本体部の使用状況に従って前記電源部に流れる電流が定格電流を超えるような場合に、前記オプション部が前記本体部と連結されていると判断した場合には、前記リレー回路に前記電源部と前記定着部の一部との間の電圧供給の経路を前記オプション電源部と前記定着部の一部との間の電圧供給の経路に切り替えるように指示する、画像形成装置。 - 前記定着部は、複数本のヒータを有し、
前記制御部は、前記リレー回路に前記複数本のヒータのうちの1本のヒータについて、前記電源部からの電圧供給の経路を前記オプション電源部からの電圧供給の経路に切り替えるように指示する、請求項1記載の画像形成装置。 - 前記1本のヒータは、ウォームアップヒータに相当する、請求項2記載の画像形成装置。
- 前記定着部は、複数本のヒータを有し、
前記制御部は、前記本体部の使用状況に従って前記電源部に流れる電流が定格電流を越えるような場合に、前記オプション部が前記本体部と連結されていないと判断した場合には、前記スイッチ部に指示して前記複数本のヒータに選択的に電圧を供給する、請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010189322A JP2012047935A (ja) | 2010-08-26 | 2010-08-26 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010189322A JP2012047935A (ja) | 2010-08-26 | 2010-08-26 | 画像形成装置 |
Publications (1)
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JP2012047935A true JP2012047935A (ja) | 2012-03-08 |
Family
ID=45902890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2010189322A Withdrawn JP2012047935A (ja) | 2010-08-26 | 2010-08-26 | 画像形成装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2012047935A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3432564A1 (en) | 2017-05-18 | 2019-01-23 | Konica Minolta, Inc. | Information processing apparatus, control method, computer, and computer program |
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2010
- 2010-08-26 JP JP2010189322A patent/JP2012047935A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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