JP2012046275A - 紙葉取扱装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】紙葉取扱装置100であって、紙葉収納部130と、前記紙葉収納部に設けられた紙葉搬入口131と、前記紙葉収納部の前記紙葉搬入口よりも下部に配置され、前記紙葉収納部に収納された紙幣の量に応じて移動可能な底板180と、前記紙葉搬入口と、前記紙葉収納部に収納された紙葉の最上部との距離が予め定められた範囲内になるように前記底板の移動を制御する制御部150と、前記紙葉収納部に収納する紙葉を識別する識別部120と、を備え、前記制御部は、前記紙幣収納部に1枚の紙葉を収納する毎に、前記底板を下げるとともに、前記収納した紙葉の状態に応じて、前記底板の下げ幅を調整する。
【選択図】図5
Description
紙葉取扱装置であって、紙葉収納部と、前記紙葉収納部に設けられた紙葉搬入口と、前記紙葉収納部の前記紙葉搬入口よりも下部に配置され、前記紙葉収納部に収納された紙幣の量に応じて移動可能な底板と、前記紙葉搬入口と、前記紙葉収納部に収納された紙葉の最上部との距離が予め定められた範囲内になるように前記底板の移動を制御する制御部と、前記紙葉収納部に収納する紙葉を識別する識別部と、を備え、前記制御部は、前記紙幣収納部に1枚の紙葉を収納する毎に、前記底板を下げるとともに、前記収納した紙葉の状態に応じて、前記底板の下げ幅を調整する、紙葉取扱装置。
一般に、紙葉搬入口と、紙葉収納部に収納された紙葉の最上部との距離が予め定められた範囲内に収まっていれば、紙葉の収納時に詰まりにくい。しかし、紙葉収納部の最上部の紙葉に状態によっては、紙葉搬入口と、紙葉収納部に収納された紙葉の最上部との距離が予め定められた範囲内に収まっていても詰まる場合がある。これよりもこの適用例によれば、直前に収納された紙葉の状態により、さらに、底板の下げ幅を調整できるので、直前に収納された紙葉の状態により、次の紙葉の収納時に詰まりやすい恐れがある時には底板の下げ幅を大きくして詰まり難くすることができる。
適用例1に記載の紙葉取扱装置において、前記紙葉の状態は、前記紙葉の金種の別と、前記紙葉の向きと、前記紙葉の破損状態とを含む、紙葉取扱装置。
紙葉の金種や紙葉の向き、紙葉の破損状態によって、詰まりやすい場合があるが、この適用例によれば、紙葉の金種や紙葉の向き、紙葉の破損状態に基づいて底板の下げ幅を調整するので紙葉の詰まりを抑制し易い。
適用例2に記載の紙葉取扱装置において、前記制御部は、特定の方向に剥離することがある帯片を有する紙葉を前記紙葉収納部に収納した場合において、剥離した前記帯片の先端が前記紙葉搬入口を向く方向となるような向きで前記紙葉が前記紙葉収納部に収納された場合には、当該紙葉を前記紙葉収納部に収納した直後の前記底板の下げ幅を、予め定めている基準下げ幅よりも大きくする、紙葉取扱装置。
帯片を有する特定の金種の紙葉については、特定の方向に剥離しやすいが、この適用例によれば、特定の金種の紙葉については、下げ幅を大きくすることにより、紙葉の詰まりを未然に防止できる。
適用例3に記載の紙葉取扱装置において、前記制御部は、前記底板の下げ幅を大きくした後、紙葉を予め定められた枚数以上前記紙葉収納部に収納した場合には、その後、前記紙葉を予め定められた枚数収納する間、前記底板の下げ幅を前記基準下げ幅よりも小さくする、紙葉取扱装置。
帯片が剥離した場合であっても、その上に紙葉が収納された場合には、その重みで剥離による帯片の浮きが少なくなる。この適用例では、かかる場合に、底板の下げ幅を前記基準下げ幅よりも小さくすることにより、紙葉の詰まりを抑制できる。
適用例3または適用例4に記載の紙葉取扱装置において、前記制御部は、前記基準下げ幅を、前記識別部が検知した金種に基づいて決定する、紙葉取扱装置。
この適用例によれば、制御部が紙葉の収納時に底板を下げるとき、紙葉の金種の基づいた厚さに応じて下げるので、紙葉搬入口と、紙葉収納部に収納された紙葉の最上部との距離を一定に保ちやすい。
適用例3または適用例4に記載の紙葉取扱装置において、さらに、紙葉の厚さを測定する厚さ測定部を備え、前記基準下げ幅は、前記厚さ測定部により測定された、前記紙葉収納部に収納された前記紙葉の厚さである、紙葉取扱装置。
この適用例によれば、制御部は、実測した紙葉の厚さに応じて底板を下げるので、紙葉搬入口と、紙葉収納部に収納された紙葉の最上部との距離を一定に保ちやすい。
図1は、現金自動取引装置(Automated teller machine、ATM)の外観を示す説明図である。現金自動取引装置10(以下「ATM10」と呼ぶ。)は、例えば金融機関や小売店、公共施設等に設置され、利用者の操作に従い、金融機関等の提供する現金出納等のサービスを自動で提供する装置である。ATM10は、現金自動預け払い機とも呼ばれることがある。
[第2の実施例]
図8は、第2の実施例を説明する説明図である。第2の実施例は、剥離した帯片194の剥離(浮き)の大きさが変化する場合の実施例である。図8(A)は、紙葉192が収納された直後の状態を示している。紙葉192に帯片194の剥離の大きさは、h1である。図8(B)は、図8(A)の状態から紙葉192の上に紙葉198がさらに収納された場合を示す。このときの帯片194の剥離の大きさは、h2である。このとき、帯片194の剥離は、紙葉198の重さにより小さくなる。そのため、h1>h2となる。一方、入出金口131と最上部の紙葉との距離132a、132bは、132a<132bである。ここで、距離132bが大きすぎると、図8(C)に示すように、紙葉191が、すでに収納された紙葉192、198、紙葉一次収納部130との壁と、の隙間にはまりこみ、紙詰まりを引き起こす恐れがある。かかる紙詰まりを抑制するために、図8(A)の状態から紙葉192の上に紙葉198がさらに収納された場合には、底板180の移動量をゼロあるいは、基準量よりも小さくする。これにより、距離132bが大きくなりすぎることを抑制する。
11…本体制御部
12…カード処理機構
13…通帳処理機構
14…入力兼表示部
15…キーパッド
100…紙葉取扱装置
110…紙葉入出金口
111…押圧板
112…ローラー
120…紙葉識別部
130…紙葉一次収納部
131…入出金口
132、132a、132b…距離
140…紙葉搬送機構
142…搬送経路
144…ゲート
150…制御部
160〜162…金種別カートリッジ
165…リジェクト庫
170…光学式センサ
171…光学式センサ
172…上端位置検知機構
180…底板
181…パルスモーター
182…駆動ベルト
183…連結ギア
184…ピックアップローラー
185…ローラー
191、192、196、198…紙葉
194…フィルム(帯片)
Claims (6)
- 紙葉取扱装置であって、
紙葉収納部と、
前記紙葉収納部に設けられた紙葉搬入口と、
前記紙葉収納部の前記紙葉搬入口よりも下部に配置され、前記紙葉収納部に収納された紙幣の量に応じて移動可能な底板と、
前記紙葉搬入口と、前記紙葉収納部に収納された紙葉の最上部との距離が予め定められた範囲内になるように前記底板の移動を制御する制御部と、
前記紙葉収納部に収納する紙葉を識別する識別部と、
を備え、
前記制御部は、前記紙幣収納部に1枚の紙葉を収納する毎に、前記底板を下げるとともに、前記収納した紙葉の状態に応じて、前記底板の下げ幅を調整する、紙葉取扱装置。 - 請求項1に記載の紙葉取扱装置において、
前記紙葉の状態は、前記紙葉の金種の別と、前記紙葉の向きと、前記紙葉の破損状態とを含む、紙葉取扱装置。 - 請求項2に記載の紙葉取扱装置において、
前記制御部は、特定の方向に剥離することがある帯片を有する紙葉を前記紙葉収納部に収納した場合において、
剥離した前記帯片の先端が前記紙葉搬入口を向く方向となるような向きで前記紙葉が前記紙葉収納部に収納された場合には、当該紙葉を前記紙葉収納部に収納した直後の前記底板の下げ幅を、予め定めている基準下げ幅よりも大きくする、紙葉取扱装置。 - 請求項3に記載の紙葉取扱装置において、
前記制御部は、前記底板の下げ幅を大きくした後、紙葉を予め定められた枚数以上前記紙葉収納部に収納した場合には、その後、前記紙葉を予め定められた枚数収納する間、前記底板の下げ幅を前記基準下げ幅よりも小さくする、紙葉取扱装置。 - 請求項3または請求項4に記載の紙葉取扱装置において、
前記制御部は、前記基準下げ幅を、前記識別部が検知した金種に基づいて決定する、紙葉取扱装置。 - 請求項3または請求項4に記載の紙葉取扱装置において、さらに、
紙葉の厚さを測定する厚さ測定部を備え、
前記基準下げ幅は、前記厚さ測定部により測定された、前記紙葉収納部に収納された前記紙葉の厚さである、紙葉取扱装置。
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---|---|---|---|---|
JP2016009366A (ja) * | 2014-06-25 | 2016-01-18 | 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 | 紙葉類分離集積装置 |
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