JP2012045488A - 水処理装置及びその運転方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】効率的に水処理又は洗浄を行うことができる水処理装置及びその運転方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の水処理装置10は、被処理水をろ過して一次処理水12を排出するMBR部60と、前記一次処理水12をろ過して濃縮水と二次処理水14とに分離するRO膜20と、前記MBR部60と前記RO膜20の間に並列接続し、前記一次処理水12を貯水する第1及び第2の貯水槽32,34と、を備え、前記第1及び第2の貯水槽32,34の何れか一方は、前記RO膜20に洗浄液を供給可能な薬品水槽40及び前記RO膜20から排出された前記二次処理水14を供給可能な第1の還流経路50と接続していることを特徴としている。
【選択図】図1

Description

本発明は、膜分離活性汚泥法(Memblane Bioreactor;MBR)部及びRO膜(逆浸透膜)を備えた水処理装置及びその運転方法に関する。
従来、下水などの排水を膜分離活性汚泥法によって高レベルの処理水を生成し再利用する排水の処理方法がある。また再利用水の用途によっては、MBR法による一次処理水を更にRO膜でろ過処理を行い二次処理水として再利用するシステムが知られている。
一般に除去性能の高いろ過膜を用いた排水の処理方法では、長時間の排水処理によって膜面に残留物が堆積して、ろ過膜の分離性能が低下するため、種々の洗浄を定期的に行う必要がある。
特許文献1に開示の水処理システムの膜洗浄方法は、MF膜分離装置又はUF膜分離装置と、RO膜分離装置とを備えた水処理システムであり、MF膜分離装置又はUF膜分離装置の膜モジュールに洗浄タンクから洗浄液を供給して所定時間滞留させる薬液洗浄工程と、洗浄液を外部に排出して洗浄水を供給しMF膜分離装置又はUF膜分離装置の膜モジュールを洗浄する水洗工程と、逆洗タンクから洗浄水をMF膜分離装置又はUF膜分離装置の透過水排出側から供給して水洗する逆洗工程と、からなる。このとき洗浄タンクは原水供給経路から分岐した配管上に独立して設けられている。また逆洗タンクは処理水経路から分岐させた配管上に独立して設けられている。
特開2007−130523号公報
上記ろ過膜の洗浄工程のうちで薬品を用いた洗浄工程は、例えば一ヶ月に一回など比較的長期の間隔を開けて行う工程である。ろ過膜を洗浄するための薬品水槽は、洗浄時以外の通常運転時には使用する用途がない。ろ過膜の洗浄を行う場合には、まず前回の洗浄作業から所定期間放置された薬品水槽に溜まった塵埃が薬品に混入することを防止するため、水槽内の洗浄を行った後に貯水して、薬品を注入していた。また調合槽を清浄維持する作業が必要となっていた。
さらに洗浄工程のみ稼動させる設備を洗浄工程ごとに排水の処理設備に付帯させることは、設備が大掛かりとなるだけでなく設備のコストが高くなる。またこのような設備は複雑になり設備全体の省スペース化が図れなかった。
そこで上記従来技術の問題点を解決するため、本発明は、効率的に水処理又は洗浄を行うことができる水処理装置又はその運転方法を提供することを目的としている。
本発明の水処理装置は、一次処理水をろ過して濃縮水と二次処理水とに分離するRO膜と、前記RO膜の前段で並列接続し、前記一次処理水を貯水する複数の貯水槽と、を備え、前記貯水槽の少なくとも1つは、前記RO膜に洗浄液を供給可能な薬品供給手段及び前記RO膜から排出された前記二次処理水を供給可能な還流経路と接続していることを特徴としている。
本発明の水処理装置は、被処理水をろ過して一次処理水を排出するMBR部と、前記一次処理水をろ過して濃縮水と二次処理水とに分離するRO膜と、前記MBR部と前記RO膜の間に並列接続し、前記一次処理水を貯水する複数の貯水槽と、を備え、前記貯水槽の少なくとも1つは、前記RO膜に洗浄液を供給可能な薬品供給手段及び前記RO膜から排出された前記二次処理水を供給可能な還流経路と接続していることを特徴としている。
従来薬品注入槽として貯水槽とは独立して水槽を設けて、薬品洗浄時には槽内の洗浄を行ってから洗浄工程を行っていたが、上記構成により、RO膜の前段に設けた貯水槽を薬品注入槽として、またフラッシング時に用いる二次処理水の貯水槽として兼用することができる。またこの貯水槽は一次処理水が流入、排出されるか又は貯水されるなど水槽が常に使用された状態であるため、洗浄工程に入る前に槽内を予め洗浄する必要がない。またRO膜には一次処理水の貯水槽が複数並列接続しているため、何れか一方の貯水槽で貯水しながら、何れか他方の貯水槽を停止して槽内のメンテナンスを行うことができる。
この場合において、前記薬品供給手段は、前記MBR部と前記貯水槽の間の供給経路に接続し前記MBR部に薬品を供給可能に形成しているとよい。
上記構成により、MBR部とRO膜の薬品供給手段を1つの水槽で共有することができ、装置全体の低コスト化、省スペース化を図ることができる。
本発明の水処理装置の運転方法は、一次処理水をろ過して濃縮水と二次処理水とに分離するRO膜と、前記RO膜の前段で並列接続し、前記一次処理水を貯水する複数の貯水槽と、を備え、前記貯水槽の少なくとも1つは、前記RO膜に薬品を供給可能な薬品供給手段及び前記RO膜から排出された前記二次処理水を供給可能な還流経路と接続している水処理装置の運転方法であって、前記RO膜から排出された二次処理水の一部を前記還流経路が接続された前記貯水槽に還流する工程と、前記還流経路が接続された前記貯水槽から前記二次処理水を前記RO膜に供給してフラッシングする工程と、前記薬品供給手段が接続された前記貯水槽から洗浄液を前記RO膜に供給し、前記RO膜から排出された前記洗浄液を前記還流経路が接続された前記貯水槽に還流し、前記RO膜と前記薬品供給手段が接続された前記貯水槽間を循環させて洗浄する工程と、を切り替えて行うことを特徴としている。
上記構成により、RO膜の前段に設けた貯水槽を薬品注入槽として、またフラッシング時に用いる二次処理水の貯水槽として兼用することができる。またこの貯水槽は一次処理水が流入、排出されるか又は貯水されるなど水槽が常に使用された状態であるため、洗浄工程に入る前に槽内を予め洗浄する必要がない。またRO膜には一次処理水の貯水槽が複数並列接続しているため、何れか一方の貯水槽で貯水しながら、何れか他方の貯水槽を停止して槽内のメンテナンスを行うことができる。また水処理装置の排水処理経路と、フラッシング経路と、薬品洗浄経路を同一経路で切り替え運転することにより、定期的に行う薬品洗浄経路の清浄度を維持することができる。またフラッシング時に一次処理水又は二次処理水を用いることができる。
本発明の水処理装置の運転方法は、被処理水をろ過して一次処理水を排出するMBR部と、前記一次処理水をろ過して濃縮水と二次処理水とに分離するRO膜と、前記MBR部と前記RO膜の間に並列接続させた第1及び第2の貯水槽と、を備え、前記第1及び第2の貯水槽のいずれか一方は、前記RO膜に薬品を供給可能な薬品供給手段及び前記RO膜から排出された前記二次処理水を供給可能な還流経路と接続している水処理装置の運転方法であって、前記RO膜の二次処理水の一部を前記還流経路が接続された第1又は第2の貯水槽に還流することを特徴としている。
この場合において、前記還流経路が接続された第1又は第2の貯水槽から前記二次処理水を前記RO膜に供給してフラッシングするとよい。
上記方法によれば、一次処理水を用いたフラッシングのほか、二次処理水を用いたフラッシングを行うことができる。よってRO膜の洗浄効果を高めることができる。
この場合において、前記薬品水槽が接続された前記第1又は第2の貯水槽から洗浄液を前記RO膜に供給し、前記RO膜から排出された前記洗浄液を前記還流経路が接続された前記第1又は第2の貯水槽に還流し、前記RO膜と前記薬品供給手段が接続された前記第1又は第2の貯水槽間を循環させて洗浄するとよい。
上記方法によれば、RO膜の前段に設けた貯水槽を薬品注入槽として兼用することができる。この貯水槽は一次処理水が流入、排出されるか又は、貯水されるなど水槽が常に使用された状態であるため、洗浄工程に入る前に槽内を予め洗浄する必要がない。
上記構成による本発明の水処理装置及びその運転方法によれば、RO膜の前段に設けた貯水槽を薬品注入槽として兼用することにより、一次処理水が流入、排出されるか又は貯水されるなど水槽が常に使用された状態であるため、洗浄工程に入る前に槽内を予め洗浄する必要がない。またRO膜には一次処理水の貯水槽が複数並列接続しているため、何れか一方の貯水槽で貯水しながら、何れか他方の貯水槽を停止して槽内のメンテナンスを行うことができる。
また装置構成を簡略化して装置全体の低コスト化・省スペース化を図ることができる。
本発明の水処理装置の構成概略を示す図である。 本発明の水処理装置の排水処理の説明図である。 本発明の水処理装置のフラッシングの説明図である。 本発明の水処理装置の洗浄方法の説明図である。
本発明の水処理装置及びその運転方法の実施形態を添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。図1は本発明の水処理装置の構成概略を示す図である。
図1に示す本発明の水処理装置10は、被処理水をろ過して一次処理水12を排出するMBR部60と、前記一次処理水12をろ過して濃縮水と二次処理水14とに分離するRO膜20と、前記MBR部60と前記RO膜20の間に並列接続し、前記一次処理水を貯水する第1及び第2の貯水槽32,34と、を備え、前記第1及び第2の貯水槽32,34の何れか一方は、前記RO膜20に洗浄液を供給可能な薬品供給手段及び前記RO膜20から排出された前記二次処理水14を供給可能な第1の還流経路50と接続するように構成している。
水処理装置10を構成する前段のMBR部60は下水、有機排水などの被処理水に対して微生物による硝化処理及び脱窒処理を行い、被処理水を膜ろ過して一次処理水を排出するものである。
MBR部60は嫌気槽(不図示)と好気槽62とに仕切られた処理槽と嫌気槽に外部から被処理水を導入する貯水槽(不図示)と、好気槽62内に配設され被処理水をろ過して処理水と個液分離するMF膜64と、好気槽62において被処理水を好気処理するとともにMF膜64の物理洗浄を行う曝気手段(不図示)と、MF膜64の後段に配設され、MF膜64の処理水を吸引して個液分離された一次処理水12を排出するMBR処理水ポンプ66とから構成されている。実施形態の被処理水は一例として、下水、有機排水、畜産排水などを対象としている。
MF膜64は孔径が0.01〜0.1μmで被処理水中に含まれる懸濁質やコロイド粒子を個液分離する精密ろ過膜である。図1に示すMF膜64は複数並列配置された平膜ユニットを形成し、槽内で上下二段に積層して配設している。また好気槽62内のMF膜64の下部には曝気手段(不図示)が配設され、被処理水中で上方のMF膜64に向けて気泡を排出する。
貯水槽30はMBR部60で生物処理されて排出された一次処理水12を貯水する槽である。実施形態の貯水槽30はMBR部60とRO膜20の間に複数並列に配置させている。図1には一例として第1及び第2の貯水槽32,34が並列に配置されている。具体的に第1及び第2の貯水槽32,34は、MBR部60とRO膜20の間の供給経路70の途中を分岐させて並列に配設している。
供給経路70は各分岐経路72,74上に開閉弁76,78を設置している。第1及び第2の貯水槽32,34の排出口と接続した各分岐経路72,74はRO膜20の前段で合流し、単一の供給経路70となる。
第1又は第2の貯水槽32,34は、いずれもドレン配管36が接続し、この配管上には水槽内の一次処理水12などを利用するために外部に排出可能な開閉弁38を配置している。
貯水槽30とRO膜20の間の供給経路70には供給手段80が設置されている。供給手段80は、貯水槽30の一次処理水12をRO膜20に供給するポンプであり、第1及び第2のポンプ82,84から構成されている。第1のポンプ82は、低圧力のポンプであり、一例として吐出圧力0.2〜1MPaのFeedポンプを用いることができる。また第2のポンプ84は、高圧力であり、一例として吐出圧力0.5〜4MPaのROポンプを用いることができる。
供給手段80は、貯水槽30側に低圧ポンプと、RO膜20側に高圧ポンプを直列に配置している。具体的に水処理装置10の第1及び第2のポンプ82,84は、排出管上で直列に配置し、貯水槽30側から第1のポンプ82、第2のポンプ84の順に設置している。
水処理装置10を構成する後段のRO膜20は水を通しイオンや塩類などの水以外の不純物は透過しない性質をもつ逆浸透膜である。RO膜20は一定の圧力に耐えうる中空の筐体の内部を2つの領域に仕切るように配設され、筐体の一方の領域には一次処理水導入口、濃縮水排出口が形成され、他方の領域には二次処理水排出口が形成されている。なお実施形態の二次処理水14の用途としては、一例として、工業用水、冷却水、農業用水などである。
RO膜20は、一次処理水の排水処理の場合には、供給手段80を構成する第1のポンプ82及び第2のポンプ84を稼動させている。一次処理水は加圧された高圧下でRO膜20を透過すると二次処理水となり、二次処理水排出口から排出される。また一次処理水に含まれる不純物は残留物となりRO膜20の一方の領域から排出されるが、僅かながらの残留物は膜に残留する。この不純物を除去するフラッシング又は薬品を用いた洗浄作業は、供給手段80を構成する第1のポンプ82のみを稼動させる。低圧下において処理水はRO膜20を透過することなく、一方の領域に形成された濃縮水排出口から外部へ排出される。
RO膜20の二次処理水排出口に接続する二次処理水排出経路22は貯留槽90と接続している。貯留槽90は、RO膜20から排出された二次処理水14を貯留する水槽である。
二次処理水排出経路22は、管路途中で分岐させて第1の還流経路50を形成し、第1の還流経路50は貯水槽30と接続している。第1の還流経路50はRO膜20から排出された二次処理水14の一部を貯水槽30へ還流可能に形成したものである。本実施形態の第1の還流経路50は第1の貯水槽32と接続している。
また二次処理水排出経路22と第1の還流経路50の接続(分岐)箇所には第1の三方弁24を設置している。第1の三方弁24は、RO膜20から排出された二次処理水14を貯水槽30側又は二次処理水14の貯留槽90側のいずれかへ流入可能に切り替える弁である。このような構成によりRO膜20から排出された二次処理水14は、第1の還流経路50を介して第1の貯水槽32へ供給することができる。また二次処理水排出経路22は、RO膜20と第1の三方弁24との間に流量計23を設置し、経路の流量を測定可能な構成としている。
RO膜20のBrine側の濃縮水排出口に接続する濃縮水排出経路26は、RO膜20の濃縮水を外部に排出する配管である。
濃縮水排出経路26は、管路途中で分岐させて第2の還流経路52を形成し、第2の還流経路52は貯水槽30と接続している。第2の還流経路52はRO膜20から排出された濃縮水を貯水槽30へ還流可能に形成したものである。本実施形態の第2の還流経路52は第1の貯水槽32と接続している。
また濃縮水排出経路26と第2の還流経路52の接続(分岐)箇所には第2の三方弁27を設置している。第2の三方弁27、RO膜20から排出された濃縮水を貯水槽30側または外部のいずれかへ流入可能に切り替える弁である。また濃縮水排出経路26は、RO膜20と第2の三方弁27との間に圧力計28と調整弁29を設置し、経路の圧力を測定可能な構成としている。
このような構成によりRO膜20から排出された濃縮水は、第2の還流経路52を介して第1の貯水槽32へ供給することができる。
複数の貯水槽30は、少なくとも1つがRO膜20に洗浄液を供給可能な薬品供給手段及び前記RO膜20から排出された前記二次処理水14を供給可能な第1の還流経路50と接続するように構成している。本実施形態では第1の貯水槽32に薬品供給手段と第1の還流経路50が接続した構成としている。なお第1及び第2の貯水槽32,34の容量は、第1の貯水槽32よりも第2の貯水槽34が大きくなるように設定している。第1の貯水槽32は、貯水及び調合の役割を担うため、少なくともRO膜20と第1の循環部50に相当する容量を満たしていれば良く、また第2の貯水槽34はMBR部60で処理可能な一次処理水を貯水可能な容量であれば良く、一例として第1の貯水槽32の容量は第2の貯水槽34の容量の1/2〜1/5に設定することができる。
薬品供給手段となる薬品水槽40は、第1の貯水槽32へ液状の薬品(洗浄液)を供給する槽である。実施形態の第1の貯水槽32は一次処理水12の貯水槽としての役割のほか、洗浄液と一次処理水又は二次処理水の調合槽として機能させている。薬品水槽40と第1の貯水槽32の間の配管上には供給ポンプ42が設置されている。
また薬品水槽40はMBR部60と貯水槽30の間の供給経路70にも接続させている。これにより、MBR部60に洗浄液を供給することができる。このように本実施形態の薬品水槽40は、MBR部60及びRO膜20を洗浄する薬品を兼用するため、シュウ酸、クエン酸などの同種の薬品を用いることが望ましい。
上記構成による本発明の水処理装置の運転方法について以下説明する。
本実施形態の水処理装置の排水処理工程は次のように行う。図2は本発明の水処理装置の排水処理の説明図である。
まずMBR部60において、MBR処理水ポンプ66を稼動させてMF膜64で個液分離された一次処理水12が供給経路70を介して、第1又は第2の貯水槽32,34に供給される。このとき、第1の貯水槽32に二次処理水を貯水したい場合には、分岐経路72の開閉弁76を閉止して第1の貯水槽32への一次処理水12の供給を停止させて、一次処理水12が第2の貯水槽34へ供給されるようにしてもよい。
次にRO膜20の濃縮水排出経路26上の第2の三方弁27の外部(Brine)側を開、調整弁29を開として、第1及び第2のポンプ82,84を稼動させた後、調整弁29の上流側の圧力計28又はRO膜20の二次処理水の流量計23を設計値になるように調整弁29の開度を調整しRO膜20の膜処理運転を開始する(S100)。
そして二次処理水排出経路22上の第1の三方弁24の貯留槽90側の流路を閉止して、第1の貯水槽32側の流路を開放する(S101)。これにより、RO膜20から排出された二次処理水14は二次処理水排出経路22と第1の還流経路50を経由して第1の貯水槽32に供給され、槽内に二次処理水14が貯水される。
次に第1の貯水槽32の二次処理水14が所定の貯水量に達したのち満水の状態で待機する(S102)。そして第1の三方弁24の第1の貯水槽32側の流路を閉止して、貯留槽90側の流路を開放し、二次処理水14を貯留槽90へ供給する(S103)。これにより二次処理水14が貯留槽90に貯留される。
以上の排水処理によって貯水槽30に一次処理水12又は二次処理水14を貯水することができる。還流された二次処理水14は、フラッシング工程に利用することができる。
次にフラッシング工程について以下説明する。図3は本発明の水処理装置のフラッシングの説明図である。
フラッシング工程は、RO膜処理によってRO膜20の一方の領域(一次処理水側)に堆積した残留物を低圧下において処理水で洗い流す工程である。本実施形態のフラッシングは、貯水槽30に一次処理水12又は二次処理水14が貯水されているため、いずれかを洗浄水として選択して用いることができる。以下二次処理水14を用いたフラッシングについて説明する。
まず前述のRO膜20による排水処理運転を停止させる(S200)。次にRO膜20の濃縮水排出経路26上の第2の三方弁27を開放し、供給手段80の第1のポンプ82のみ稼動させて第1の貯水槽32から二次処理水14をRO膜20に供給させる(S201)。膜面に付着した残留物は二次処理水14によって洗い落とされ濃縮水配管26から外部へと排出される。
このフラッシング工程は第1の貯水槽32に貯水した二次処理水14が所定の水位に達するまで行う(S202)。
第1の貯水槽32の水位が低下して所定の水位に達した後、フラッシングを終了する(S203)。
なお、フラッシングに一次処理水を使用する場合は、第2の貯水槽34の一次処理水を用いてフラッシングすることができる。また第1の貯水槽32の水量だけでフラッシングを終了できない場合は、第1の貯水槽32の二次処理水を用いる前に第2の貯水槽34の一次処理水を用いてフラッシングすることができる。これによりフラッシング用二次処理水の使用量を削減できる効果がある。
このフラッシング工程によりRO膜面に付着した残留物となる高濃度塩類などを濃縮水排出口から外部へ排出することができる。
なお第1の貯水槽32に貯水された二次処理水14を用いてフラッシングを行っている間に、MBR部60を稼動させて第2の貯水槽34のみ一次処理水12を貯水するように構成することもできる。
上記フラッシング工程は比較的短い期間、例えば一日一回行う作業であるが、長期に亘って排水処理運転を行うとフラッシングによっても除去できない残留物が堆積してくる。そこで比較的長い期間、例えば数ヶ月に一回、薬品を用いた洗浄工程を行う必要がある。図4は本発明の水処理装置の薬品洗浄方法の説明図である。
この薬品洗浄工程は第1の貯水槽32に接続する第1の分岐経路72の開閉弁76を閉止した後、薬品水槽40から薬品を槽内に注入して撹拌させて所定濃度の洗浄液を調合する(S300)。薬品の調合槽は、第1の貯水槽32を用いているため、貯水と調合を兼用することができ、専用の水槽を別途設ける必要がない。また第1の貯水槽32は通常の排水処理工程で使用する水槽であるため所定の清浄度が維持されているため、定期的に行う薬品洗浄工程の際に、槽内に溜まった塵埃除去などの前処理を行う必要がない。
そしてRO膜20による排水処理運転を停止させる(S301)。第2の三方弁27の外部(Brine)側の流路を閉止して、第1の貯水槽32側の流路を開放する(S302)。次に第1のポンプ82を稼動させて、低圧下で第1の貯水槽32から洗浄液をRO膜20内へ供給させる。洗浄液はRO膜20の一方の領域(一次処理水側)に導入される(S303)。導入された洗浄液は濃縮水排出経路26から第2の還流経路52を介して第1の貯水槽32へ還流される。
薬品洗浄工程は、第1のポンプを所定時間稼動させて洗浄液を第1の貯水槽32とRO膜20の間を所定時間循環させた後、所定の間浸漬させる。この洗浄液循環と浸漬を所定回数繰り返して行う(S304)。この薬品洗浄工程は、洗浄液を第1の貯水槽32とRO膜20の間を循環させて、外部へ排出していないため洗浄液を新たに継ぎ足す必要がなく、洗浄液を有効活用することができる。薬品洗浄が終了した後、第2の三方弁27の外部側の流路を開放して、第1の貯水槽32側の流路を閉止して、洗浄液を外部に排出させる(S305)。
このような本発明の水処理装置の運転方法によれば、RO膜の前段に設けた貯水槽を薬品注入槽として兼用することにより、一次処理水が流入、排出されるか又は貯水されるなど水槽が常に使用された状態であるため、洗浄工程に入る前に槽内を予め洗浄する必要がない。またRO膜には一次処理水の貯水槽が複数並列接続しているため、何れか一方の貯水槽で貯水しながら、何れか他方の貯水槽を停止して槽内のメンテナンスを行うことができる。
薬品供給手段は第1の貯水槽32のほかにも供給経路70と接続させている。MBR部60の洗浄を行う場合には、MBR部60の排水処理作業を停止した後、開閉弁76,78を閉止する。そして供給ポンプ42を稼動させて薬品水槽40から洗浄液をMF膜64の二次側へ供給する。このように本発明の水処理装置はMBR部とRO膜の薬品供給手段を1つの水槽で共有することができ、装置全体の低コスト化、省スペース化を図ることができる。またMBR部60の洗浄あるいはメンテナンス等で停止させる場合に、第1の貯水槽32から二次処理水をRO膜20へ供給してフラッシング工程を行うことにより、RO膜20の乾燥を防止し、水流による影響によりRO膜面で微生物が繁殖することを抑制できる。
10………水処理装置、12………一次処理水、14………二次処理水、20………RO膜、22………二次処理水排出経路、23………流量計、24………第1の三方弁、26………濃縮水排出経路、27………第2の三方弁、28………圧力計、29………調整弁、30………貯水槽、32………第1の貯水槽、34………第2の貯水槽、36………ドレン配管、38………開閉弁、40………薬品水槽、42………供給ポンプ、50………第1の還流経路、52………第2の還流経路、60………MBR部、62………好気槽、64………MF膜、66………MBR処理水ポンプ、70………供給経路、72………分岐経路、74………分岐経路、80………供給手段、82………第1のポンプ、84………第2のポンプ、90………貯留槽。

Claims (7)

  1. 一次処理水をろ過して濃縮水と二次処理水とに分離するRO膜と、
    前記RO膜の前段で並列接続し、前記一次処理水を貯水する複数の貯水槽と、
    を備え、
    前記貯水槽の少なくとも1つは、前記RO膜に洗浄液を供給可能な薬品供給手段及び前記RO膜から排出された前記二次処理水を供給可能な還流経路と接続していることを特徴とする水処理装置。
  2. 被処理水をろ過して一次処理水を排出するMBR部と、
    前記一次処理水をろ過して濃縮水と二次処理水とに分離するRO膜と、
    前記MBR部と前記RO膜の間に並列接続し、前記一次処理水を貯水する複数の貯水槽と、を備え、
    前記貯水槽の少なくとも1つは、前記RO膜に洗浄液を供給可能な薬品供給手段及び前記RO膜から排出された前記二次処理水を供給可能な還流経路と接続していることを特徴とする水処理装置。
  3. 前記薬品供給手段は、前記MBR部と前記貯水槽の間の供給経路に接続し前記MBR部に薬品を供給可能に形成していることを特徴とする請求項2に記載の水処理装置。
  4. 一次処理水をろ過して濃縮水と二次処理水とに分離するRO膜と、
    前記RO膜の前段で並列接続し、前記一次処理水を貯水する複数の貯水槽と、
    を備え、
    前記貯水槽の少なくとも1つは、前記RO膜に洗浄液を供給可能な薬品供給手段及び前記RO膜から排出された前記二次処理水を供給可能な還流経路と接続している水処理装置の運転方法であって、
    前記RO膜から排出された二次処理水の一部を前記還流経路が接続された前記貯水槽に還流する工程と、
    前記還流経路が接続された前記貯水槽から前記二次処理水を前記RO膜に供給してフラッシングする工程と、
    前記薬品供給手段が接続された前記貯水槽から洗浄液を前記RO膜に供給し、前記RO膜から排出された前記洗浄液を前記還流経路が接続された前記貯水槽に還流し、前記RO膜と前記薬品供給手段が接続された前記貯水槽間を循環させて洗浄する工程と、
    を切り替えて行うことを特徴とする水処理装置の運転方法。
  5. 被処理水をろ過して一次処理水を排出するMBR部と、
    前記一次処理水をろ過して濃縮水と二次処理水とに分離するRO膜と、
    前記MBR部と前記RO膜の間に並列接続させた第1及び第2の貯水槽と、を備え、
    前記第1及び第2の貯水槽のいずれか一方は、前記RO膜に洗浄液を供給可能な薬品供給手段及び前記RO膜から排出された前記二次処理水を供給可能な還流経路と接続している水処理装置の運転方法であって、
    前記RO膜の二次処理水の一部を前記還流経路が接続された第1又は第2の貯水槽に還流することを特徴とする水処理装置の運転方法。
  6. 前記還流経路が接続された第1又は第2の貯水槽から前記二次処理水を前記RO膜に供給してフラッシングすることを特徴とする請求項5に記載の水処理装置の運転方法。
  7. 前記薬品供給手段が接続された前記第1又は第2の貯水槽から洗浄液を前記RO膜に供給し、
    前記RO膜から排出された前記洗浄液を前記還流経路が接続された前記第1又は第2の貯水槽に還流し、前記RO膜と前記薬品供給手段が接続された前記第1又は第2の貯水槽間を循環させて洗浄することを特徴とする請求項5に記載の水処理装置の運転方法。
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