JP2014008439A - 膜分離式水処理装置および水処理分離膜の洗浄方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】設備構成を最小化することができ、また水処理膜によるろ過運転を停止することなく水処理分離膜を洗浄できる膜分離式水処理装置および該膜分離式水処理装置における水処理分離膜を洗浄する方法を提供する。
【解決手段】原水を膜ろ過する複数の水処理分離膜を備えた膜分離式水処理装置であって、複数の水処理分離膜によりろ過した処理水を処理水槽に送水する処理水ラインから分岐する逆洗浄水送水ヘッダー管を備え、この逆洗浄水送水ヘッダー管と複数の水処理分離膜それぞれの2次側とを逆洗浄水送水ラインで接続した膜分離式水処理装置とする。
【選択図】図1
【解決手段】原水を膜ろ過する複数の水処理分離膜を備えた膜分離式水処理装置であって、複数の水処理分離膜によりろ過した処理水を処理水槽に送水する処理水ラインから分岐する逆洗浄水送水ヘッダー管を備え、この逆洗浄水送水ヘッダー管と複数の水処理分離膜それぞれの2次側とを逆洗浄水送水ラインで接続した膜分離式水処理装置とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数の水処理分離膜を備えた膜分離式水処理装置および該膜分離式水処理装置における水処理分離膜を洗浄する方法に関する。
水処理分離膜を用いた膜分離活性汚泥法(MBR)排水処理設備は分離膜によるろ過方式のため、従来の排水処理方法である標準活性汚泥法(通称ASM)に比べ、高濃度の活性汚泥運転が可能となり生物処理効率が高く、省スペース化が可能であるため、近年、下排水処理施設等にて多く採用されている。膜分離活性汚泥法排水処理設備において使用される水処理分離膜としては、例えば膜素材にPVDF(ポリフッ化ビニリデン)やセラミック、PAN(ポリアクリロニトリル)、PE(ポリエチレン)、PS(ポリスルフォン)等を使用した精密ろ過膜、限外ろ過膜、ナノろ過膜などがあり、その形状は平膜型、中空糸型、チューブラー型、スパイラル型等がある。
前記膜分離活性汚泥法排水処理設備では、膜表面の活性汚泥等による閉塞を抑制し、安定運転を実現する方法として、水処理分離膜の下部よりエアー(空気)を散気させ閉塞物を物理的に除去する空気洗浄が一般的に行われる。
しかしながら被処理水(原水)の水質によっては空気洗浄のみでは完全に水処理分離膜表面の閉塞物を除去できず、必要な所定流量が得られないことがある。そのため水処理分離膜の2次側(ろ過水側)から1次側(原水側)へ、処理水や原水もしくは各種プロセス水、中水、雑用水等を逆洗浄水として流通させ、水圧によって膜表面の閉塞物を除去する逆洗浄を行うことがある(例えば、特許文献1参照)。
一般的な膜分離活性汚泥法排水処理装置は、図2に示す通り、主に水処理分離膜1、水処理分離膜槽2、ろ過ポンプ3、処理水槽4、逆洗浄水貯槽11、薬品貯槽12、逆洗ポンプ13、薬品送液ポンプ14等から構成されている。
それぞれの水処理分離膜1の2次側に接続された処理水ラインL1はいずれも集水ヘッダー管H1に接続され処理水弁V3を介してろ過ポンプ3に接続される。同じくそれぞれの水処理分離膜1の2次側に逆洗浄水送水ラインL3が接続されており、この逆洗浄水送水ラインL3は逆洗浄水送水ヘッダー管H2に接続され、逆洗弁V4を介して逆洗浄水送液ラインL5に接続されている。また前記逆洗浄水送水ヘッダー管H2は、薬品供給弁V5を介して、薬品送液ラインL6に接続されている。逆洗浄水送液ラインL5は逆洗ポンプ13を介して逆洗浄水貯槽11に接続され、薬品送液ラインL6は薬品送液ポンプ14を介して薬品貯槽12に接続されている。なお、逆洗浄水貯槽11には処理水や原水もしくは各種プロセス水、中水、雑用水等が逆洗浄水として貯留され、薬品貯槽12には、所望の洗浄薬品を含んだ薬品洗浄水が貯蔵されている。
それぞれの水処理分離膜1の2次側に接続された処理水ラインL1はいずれも集水ヘッダー管H1に接続され処理水弁V3を介してろ過ポンプ3に接続される。同じくそれぞれの水処理分離膜1の2次側に逆洗浄水送水ラインL3が接続されており、この逆洗浄水送水ラインL3は逆洗浄水送水ヘッダー管H2に接続され、逆洗弁V4を介して逆洗浄水送液ラインL5に接続されている。また前記逆洗浄水送水ヘッダー管H2は、薬品供給弁V5を介して、薬品送液ラインL6に接続されている。逆洗浄水送液ラインL5は逆洗ポンプ13を介して逆洗浄水貯槽11に接続され、薬品送液ラインL6は薬品送液ポンプ14を介して薬品貯槽12に接続されている。なお、逆洗浄水貯槽11には処理水や原水もしくは各種プロセス水、中水、雑用水等が逆洗浄水として貯留され、薬品貯槽12には、所望の洗浄薬品を含んだ薬品洗浄水が貯蔵されている。
このような膜分離活性汚泥法排水処理装置において、水処理分離膜1の逆洗浄方法は以下のようにして行われる。
まずろ過ポンプ3を停止し、水処理分離膜1の1次側から2次側へ流通させるろ過運転を停止する。次に水処理分離膜1の2次側とろ過ポンプ3とを流通させるための処理水弁V3を閉止する。そして逆洗浄水を水処理分離膜1の2次側へ供給するための逆洗弁V4を開き、逆洗ポンプ13を運転する。
すると、逆洗浄水貯槽11に貯留された逆洗浄水は逆洗ポンプ13により吸引され逆洗浄水送液ラインL5を介して逆洗浄水送水ヘッダー管H2に送水され、それぞれの水処理分離膜1の2次側に接続された逆洗浄水送水ラインL3を経由して水処理分離膜1の2次側から1次側へ流通し、その水圧による逆洗浄が行われる。
まずろ過ポンプ3を停止し、水処理分離膜1の1次側から2次側へ流通させるろ過運転を停止する。次に水処理分離膜1の2次側とろ過ポンプ3とを流通させるための処理水弁V3を閉止する。そして逆洗浄水を水処理分離膜1の2次側へ供給するための逆洗弁V4を開き、逆洗ポンプ13を運転する。
すると、逆洗浄水貯槽11に貯留された逆洗浄水は逆洗ポンプ13により吸引され逆洗浄水送液ラインL5を介して逆洗浄水送水ヘッダー管H2に送水され、それぞれの水処理分離膜1の2次側に接続された逆洗浄水送水ラインL3を経由して水処理分離膜1の2次側から1次側へ流通し、その水圧による逆洗浄が行われる。
同様に、薬品洗浄水を用いて水処理分離膜1を洗浄する薬品洗浄方法は以下のようにして行われる。
まずろ過ポンプ3を停止し、水処理分離膜1の1次側から2次側へ流通させるろ過運転を停止する。次に水処理分離膜1の2次側とろ過ポンプ3とを流通させるための処理水弁V3を閉止する。そして薬品洗浄水を水処理分離膜1の2次側へ供給するための薬品供給弁V5を開き、薬品送液ポンプ14を運転する。
すると、薬品貯槽12に貯留された薬品洗浄水は薬品送液ポンプ14により吸引され薬品送液ラインL6を介して逆洗浄水送水ヘッダー管H2に送水され、それぞれの水処理分離膜1の2次側に接続された逆洗浄水送水ラインL3を経由して水処理分離膜1の2次側から1次側へ流通し、その薬品洗浄水による薬品洗浄が行われる。
まずろ過ポンプ3を停止し、水処理分離膜1の1次側から2次側へ流通させるろ過運転を停止する。次に水処理分離膜1の2次側とろ過ポンプ3とを流通させるための処理水弁V3を閉止する。そして薬品洗浄水を水処理分離膜1の2次側へ供給するための薬品供給弁V5を開き、薬品送液ポンプ14を運転する。
すると、薬品貯槽12に貯留された薬品洗浄水は薬品送液ポンプ14により吸引され薬品送液ラインL6を介して逆洗浄水送水ヘッダー管H2に送水され、それぞれの水処理分離膜1の2次側に接続された逆洗浄水送水ラインL3を経由して水処理分離膜1の2次側から1次側へ流通し、その薬品洗浄水による薬品洗浄が行われる。
このように、膜分離活性汚泥法排水処理装置内で水処理分離膜の逆洗浄システムを実現するには、逆洗浄水を貯留する逆洗浄水貯槽及び、逆洗浄水を逆洗浄水貯槽より水処理分離膜へと流通させる流通手段が必要となる。同様に、水処理分離膜の薬品洗浄システムを実現するには、薬品を含んだ洗浄水を調合、貯留するための薬品貯槽及び、薬品を含んだ洗浄水を薬品貯槽より水処理分離膜へと流通させる薬品を含んだ洗浄水の流通手段が必要となる。
また、逆洗浄及び薬品洗浄中は水処理分離膜の2次側より1次側に逆洗浄水もしくは薬品を含んだ洗浄水を流通させるため、通常のろ過運転を停止せざるを得ない。そのため前記逆洗浄及び薬品洗浄中に連続的に流入する被処理水(原水)を貯水するための水処理分離膜槽(原水槽)の貯水容量を大きくせざるを得ない。
そこで、本発明は、設備構成を最小化することができ、また水処理膜によるろ過運転を停止することなく水処理分離膜を洗浄できる膜分離式水処理装置および該膜分離式水処理装置における水処理分離膜を洗浄する方法を提供するものである。
上記課題を解決するため、本発明に係る膜分離式水処理装置は以下の(1)〜(3)を特徴としている。
(1)原水を膜ろ過する複数の水処理分離膜[1]を備えた膜分離式水処理装置であって、
前記複数の水処理分離膜[1]を内部に浸漬設置する水処理分離膜槽[2]と、
前記原水を前記複数の水処理分離膜[1]の1次側から2次側に流通させてろ過し、ろ過した処理水を処理水槽[4]に送水するためのろ過ポンプ[3]と、
前記複数の水処理分離膜[1]それぞれの2次側に接続される処理水ライン[L1]と、
前記処理水ライン[L1]のそれぞれに配置された処理水弁[V1]と、
前記処理水ライン[L1]それぞれに接続され、前記処理水を集合して前記ろ過ポンプ[3]へ送水するための集水ヘッダー管[H1]と、
前記ろ過ポンプ[3]から前記処理水槽[4]に接続される処理水ライン[L2]と、
前記処理水ライン[L2]の途中から分岐した、逆洗浄水を送水するための逆洗浄水送水ヘッダー管[H2]と、
前記複数の水処理分離膜[1]それぞれの2次側と前記逆洗浄水送水ヘッダー管[H2]を接続する逆洗浄水送水ライン[L3]と、
前記逆洗浄水送水ラインのそれぞれに配置された逆洗弁[V2]と
を備えた膜分離式水処理装置。
(2)前記逆洗浄水送水ヘッダー管[H2]上に、前記逆洗浄水の圧力を検出する圧力計[7]と前記逆洗浄水の圧力を調整する圧力調節弁[6]を有し、
前記圧力計[7]の示す逆洗浄水の圧力が一定になるように前記圧力調節弁をコントロールする圧力制御部[8]
を有する前記(1)に記載の膜分離式水処理装置。
(3)薬品を貯留する薬品タンク[9]と、
該薬品タンク[9]から前記薬品を送水するための薬品ポンプ[10]と、
該薬品ポンプ[10]から前記逆洗浄水送水ヘッダー管[H2]に接続される薬品注入ライン[L4]
を有する前記(1)または(2)に記載の膜分離式水処理装置。
(1)原水を膜ろ過する複数の水処理分離膜[1]を備えた膜分離式水処理装置であって、
前記複数の水処理分離膜[1]を内部に浸漬設置する水処理分離膜槽[2]と、
前記原水を前記複数の水処理分離膜[1]の1次側から2次側に流通させてろ過し、ろ過した処理水を処理水槽[4]に送水するためのろ過ポンプ[3]と、
前記複数の水処理分離膜[1]それぞれの2次側に接続される処理水ライン[L1]と、
前記処理水ライン[L1]のそれぞれに配置された処理水弁[V1]と、
前記処理水ライン[L1]それぞれに接続され、前記処理水を集合して前記ろ過ポンプ[3]へ送水するための集水ヘッダー管[H1]と、
前記ろ過ポンプ[3]から前記処理水槽[4]に接続される処理水ライン[L2]と、
前記処理水ライン[L2]の途中から分岐した、逆洗浄水を送水するための逆洗浄水送水ヘッダー管[H2]と、
前記複数の水処理分離膜[1]それぞれの2次側と前記逆洗浄水送水ヘッダー管[H2]を接続する逆洗浄水送水ライン[L3]と、
前記逆洗浄水送水ラインのそれぞれに配置された逆洗弁[V2]と
を備えた膜分離式水処理装置。
(2)前記逆洗浄水送水ヘッダー管[H2]上に、前記逆洗浄水の圧力を検出する圧力計[7]と前記逆洗浄水の圧力を調整する圧力調節弁[6]を有し、
前記圧力計[7]の示す逆洗浄水の圧力が一定になるように前記圧力調節弁をコントロールする圧力制御部[8]
を有する前記(1)に記載の膜分離式水処理装置。
(3)薬品を貯留する薬品タンク[9]と、
該薬品タンク[9]から前記薬品を送水するための薬品ポンプ[10]と、
該薬品ポンプ[10]から前記逆洗浄水送水ヘッダー管[H2]に接続される薬品注入ライン[L4]
を有する前記(1)または(2)に記載の膜分離式水処理装置。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る水処理分離膜の洗浄方法は以下の(4)〜(6)を特徴としている。
(4)前記(1)に記載の水処理分離膜洗浄装置において、水処理分離膜[1]の少なくとも1つを洗浄する洗浄方法であって、
洗浄対象の水処理分離膜[1]の2次側の逆洗弁[V2]を開きつつ、処理水弁[V1]を閉止するとともに、洗浄対象外の水処理分離膜[1]の2次側の逆洗弁[2]を閉止しつつ、処理水弁[1]を開き、
ろ過ポンプ[3]を運転させて前記洗浄対象外の水処理分離膜[1]を介して得られた処理水を逆洗浄水として逆洗浄水送水ヘッダー管[H2]へ送水し、前記洗浄対象の水処理分離膜[1]の2次側より1次側に向かって前記逆洗浄水を流通させる
水処理分離膜の洗浄方法。
(5)前記逆洗浄水送水ヘッダー管[H2]上に、前記逆洗浄水の圧力を検出する圧力計[7]と前記逆洗浄水の圧力を調整する圧力調節弁[6]を有し、
前記圧力計[7]の示す前記逆洗浄水の圧力が一定になるように前記圧力調節弁[6]をコントロールする圧力制御部[8]を有し、
前記逆洗浄水を一定圧力で送水しながら逆洗浄する前記(4)に記載の水処理分離膜の洗浄方法。
(6)薬品を貯留する薬品タンク[9]と、該薬品タンク[9]から前記薬品を送水するための薬品ポンプ[10]と、該薬品ポンプ[10]から前記逆洗浄水送水ヘッダー管[H2]に接続される薬品注入ライン[L4]を有し、
前記逆洗浄水に前記薬品を注入し、前記水処理分離膜を薬品洗浄する前記(4)または(5)に記載の水処理分離膜の洗浄方法。
(4)前記(1)に記載の水処理分離膜洗浄装置において、水処理分離膜[1]の少なくとも1つを洗浄する洗浄方法であって、
洗浄対象の水処理分離膜[1]の2次側の逆洗弁[V2]を開きつつ、処理水弁[V1]を閉止するとともに、洗浄対象外の水処理分離膜[1]の2次側の逆洗弁[2]を閉止しつつ、処理水弁[1]を開き、
ろ過ポンプ[3]を運転させて前記洗浄対象外の水処理分離膜[1]を介して得られた処理水を逆洗浄水として逆洗浄水送水ヘッダー管[H2]へ送水し、前記洗浄対象の水処理分離膜[1]の2次側より1次側に向かって前記逆洗浄水を流通させる
水処理分離膜の洗浄方法。
(5)前記逆洗浄水送水ヘッダー管[H2]上に、前記逆洗浄水の圧力を検出する圧力計[7]と前記逆洗浄水の圧力を調整する圧力調節弁[6]を有し、
前記圧力計[7]の示す前記逆洗浄水の圧力が一定になるように前記圧力調節弁[6]をコントロールする圧力制御部[8]を有し、
前記逆洗浄水を一定圧力で送水しながら逆洗浄する前記(4)に記載の水処理分離膜の洗浄方法。
(6)薬品を貯留する薬品タンク[9]と、該薬品タンク[9]から前記薬品を送水するための薬品ポンプ[10]と、該薬品ポンプ[10]から前記逆洗浄水送水ヘッダー管[H2]に接続される薬品注入ライン[L4]を有し、
前記逆洗浄水に前記薬品を注入し、前記水処理分離膜を薬品洗浄する前記(4)または(5)に記載の水処理分離膜の洗浄方法。
本発明によれば、複数の水処理分離膜を備えた膜分離式水処理装置において、水処理分離膜より得られる処理水を直接逆洗水(洗浄水)として利用することができるので、逆洗浄設備や薬品洗浄設備を最小限にすることができる。また、ろ過運転を停止することなく水処理分離膜を洗浄することができる。
以下、本発明の望ましい実施の形態を、図面を用いて説明する。ただし、本発明の範囲がこれらに限られるものではない。
図1は本発明の膜分離式水処理装置を示す概略フロー図である。
本発明に係る水処理分離膜の洗浄システムは膜分離式水処理装置の一部を構成している。本発明の膜分離式水処理装置は、いわゆる膜分離活性汚泥廃水処理装置であり、例えば生活排水や産業排水等の原水(被処理水)を、通常の標準活性汚泥法排水処理である生物処理に加え、膜分離法により懸濁物質等の異物を除去して、処理水W2を得ることができる。処理水W2は自然河川、海等への放流もしくは各種プロセス用水、中水、雑用水等に再利用が可能となる。
本発明に係る水処理分離膜の洗浄システムは膜分離式水処理装置の一部を構成している。本発明の膜分離式水処理装置は、いわゆる膜分離活性汚泥廃水処理装置であり、例えば生活排水や産業排水等の原水(被処理水)を、通常の標準活性汚泥法排水処理である生物処理に加え、膜分離法により懸濁物質等の異物を除去して、処理水W2を得ることができる。処理水W2は自然河川、海等への放流もしくは各種プロセス用水、中水、雑用水等に再利用が可能となる。
本発明に係わる膜分離式水処理装置は図1に示す通り、水処理分離膜1、水処理分離膜槽2、ろ過ポンプ3、処理水槽4、処理水弁V1、逆洗弁V2、圧力調節弁6、圧力計7、圧力制御部8、薬品タンク9、薬品ポンプ10を備えている。
水処理分離膜1は水処理分離膜槽2内に複数備えられ、各水処理分離膜1の2次側(ろ過水側)に処理水ラインL1が接続されている。該処理水ラインL1はいずれも処理水弁V1を介して集水ヘッダー管H1に接続され、該集水ヘッダー管H1はろ過ポンプ3に接続されている。同様に、ろ過ポンプ3には処理水ラインL2が接続されており、該処理水ラインL2は処理水槽4に接続されている。つまり、水処理分離膜1により処理された処理水は、ろ過ポンプ3の駆動により、処理水ラインL1から集水ヘッダー管H1と処理水ラインL2を通り、処理水槽4に送水される。
また、それぞれの水処理分離膜1の2次側には逆洗浄水送水ラインL3が接続されている。該逆洗浄水送水ラインL3はいずれも逆洗弁V2を介して逆洗浄水送水ヘッダー管H2に接続されている。逆洗浄水送水ヘッダー管H2はろ過ポンプ3から処理水槽4の間の処理水ラインL2の途中で、分岐点J1から分岐して、前記逆洗弁V2に接続されている。
前記ろ過ポンプ3としては、ダイヤフラムポンプ、電磁パルスポンプ、マグネットポンプ、カスケードポンプ等が挙げられるが本発明ではその形態によらず利用することができる。また、前記処理水弁V1及び逆洗弁V2は、バタフライ型、ボール型、グローブ型、ゲート型等の形状であって、その駆動方式は電気駆動式、空気駆動式、手動式等の方法があるが本発明ではその形態によらず利用することができる。
無機もしくは有機固形物が膜表面に固着し、前記逆洗浄水の水圧のみでは除去できない固形閉塞物に対しては、クエン酸、シュウ酸、水酸化ナトリウム、次亜塩素酸ナトリウム等の薬品を含んだ洗浄水を逆洗浄水として水処理分離膜の2次側から1次側へ流通させることで前記固形閉塞物を溶解し、除去する薬品洗浄を行うことが効果的である。
本発明において、前記逆洗浄水送水ヘッダー管H2には分岐点J2において薬品注入ラインL4が接続されており、この薬品注入ラインL4は薬品ポンプ10を介して薬品タンク9に接続されている。これにより、薬品タンク9に貯留されたクエン酸、シュウ酸、水酸化ナトリウム、次亜塩素酸ナトリウム等の薬品は、薬品ポンプ10により逆洗浄水送水ヘッダー管H2に注入することが可能である。
前記薬品ポンプ10としてはダイヤフラムポンプ、電磁パルスポンプ、マグネットポンプ、カスケードポンプ等が挙げられるが、本発明ではその形態によらず利用することができる。
本発明において、前記逆洗浄水送水ヘッダー管H2には分岐点J2において薬品注入ラインL4が接続されており、この薬品注入ラインL4は薬品ポンプ10を介して薬品タンク9に接続されている。これにより、薬品タンク9に貯留されたクエン酸、シュウ酸、水酸化ナトリウム、次亜塩素酸ナトリウム等の薬品は、薬品ポンプ10により逆洗浄水送水ヘッダー管H2に注入することが可能である。
前記薬品ポンプ10としてはダイヤフラムポンプ、電磁パルスポンプ、マグネットポンプ、カスケードポンプ等が挙げられるが、本発明ではその形態によらず利用することができる。
さらに前記逆洗浄水送水ヘッダー管H2には、逆洗浄水及び、薬品洗浄水の送水圧力を検出する圧力計7及び、圧力調節弁6が配置され、圧力制御部8により任意の圧力となるように調節弁開度を自動的に調整することが可能である。前記圧力調節弁6はグローブ型、バタフライ型、ゲート型等の形状であって、その駆動方式は電気駆動式、空気駆動式等の方法があるが、本発明ではその形態によらず利用することができる。前記圧力制御部8としてはワンループコントローラ、PLCによるループコントロール等の方法が挙げられるが本発明ではその形式に限らない。
図1に示す通り、原水W1は必要に応じて生物処理等の前処理を行った後、水処理分離膜1を複数台浸漬配置した水処理分離膜槽2に供給される。ここで前記水処理分離膜1は、例えば膜素材にPVDF(ポリフッ化ビニリデン)やセラミック、PAN(ポリアクリロニトリル)、PE(ポリエチレン)PS(ポリスルフォン)等を使用した精密ろ過膜、限外ろ過膜、ナノろ過膜などが有り、その形状は平膜型、中空糸型、チューブラー型、スパイラル型等が挙げられるが、本発明においてはその膜形態によらず利用することができる。
水処理分離膜槽2で受け入れた原水はろ過ポンプ3により吸引され、水処理分離膜1を流通し汚泥等の懸濁物質のみ膜分離され、その処理水は処理水ラインL2を介して処理水槽4に排出される。前述水処理分離膜槽2及び、処理水槽4は例えばコンクリート等の土木槽や鉄やステンレス等の鋼板製の槽、樹脂製の槽などが挙げられるが、本発明ではその形式に限定するものではない。
水処理分離膜1は必要な処理水量に応じた台数が水処理分離膜槽2内部に浸漬設置され、その下部にはエアーを拡散させる散気ユニット5が配置される。前記散気ユニット5は例えばブロワー、コンプレッサー等の圧縮空気発生装置に接続され、連続的に散気エアーによる曝気が可能である。一般的な膜分離式水処理設備では水処理分離膜によるろ過運転と同時に前記散気ユニット5より生じるエアーの上向流により水処理分離膜表面の閉塞物を物理的に除去する空気洗浄を行う。
次に、本発明における水処理分離膜の洗浄方法について説明する。
まず、水処理分離膜によりろ過して得られた処理水を逆洗浄水として用いて水処理分離膜を洗浄する場合は以下のようにして行う。
まず複数の水処理分離膜1のそれぞれの2次側に配置された処理水弁V1を開くとともに、逆洗弁V2を閉止し、ろ過ポンプ3を運転させることで、水処理分離膜1の1次側から2次側に向かって原水を流通させて水処理分離膜1によってろ過された処理水を得る。
まず、水処理分離膜によりろ過して得られた処理水を逆洗浄水として用いて水処理分離膜を洗浄する場合は以下のようにして行う。
まず複数の水処理分離膜1のそれぞれの2次側に配置された処理水弁V1を開くとともに、逆洗弁V2を閉止し、ろ過ポンプ3を運転させることで、水処理分離膜1の1次側から2次側に向かって原水を流通させて水処理分離膜1によってろ過された処理水を得る。
次に、複数の水処理分離膜1の内、全台ではなく一部の水処理分離膜1、すなわち少なくとも1台以上の洗浄対象の水処理分離膜1を洗浄するため、前記洗浄対象の水処理分離膜1の2次側に配置された処理水弁V1を閉止し、逆洗弁V2を開く。そして、洗浄対象外の水処理分離膜1の2次側に配置された処理水弁V1は開いておき、逆洗弁V2は閉止する。
洗浄対象外の水処理分離膜1より得られた処理水はろ過ポンプ3に吸引され、処理水ラインL2を経由して分岐点J1に到達する。さらに処理水は分岐点J1にて処理水ラインL2と逆洗浄水送水ヘッダー管H2に分流して流通する。逆洗浄水送水ヘッダー管H2に流れた処理水は圧力調節弁6にて一定の圧力にコントロールされ洗浄対象の逆洗弁V2を介して水処理分離膜1の2次側より1次側に向かって流通する。なお、逆洗浄水の送水圧力は水処理分離膜1の破損防止を考慮して水処理分離膜1の最大耐圧の80%程度が好ましい。
洗浄対象外の水処理分離膜1より得られた処理水はろ過ポンプ3に吸引され、処理水ラインL2を経由して分岐点J1に到達する。さらに処理水は分岐点J1にて処理水ラインL2と逆洗浄水送水ヘッダー管H2に分流して流通する。逆洗浄水送水ヘッダー管H2に流れた処理水は圧力調節弁6にて一定の圧力にコントロールされ洗浄対象の逆洗弁V2を介して水処理分離膜1の2次側より1次側に向かって流通する。なお、逆洗浄水の送水圧力は水処理分離膜1の破損防止を考慮して水処理分離膜1の最大耐圧の80%程度が好ましい。
本発明による逆洗浄方式を用いれば、従来の逆洗浄方式で必要であった逆洗浄水貯槽及び、逆洗ポンプ等の逆洗浄水送水設備が不要となり且つ、ろ過運転を継続的に行うことで原水槽の貯留容積を必要最低限にすることが可能である。
本発明の水処理分離膜1の洗浄方法において、洗浄対象外の水処理分離膜1によりろ過された処理水を逆洗浄水として用いるので、原水W1をろ過処理しながら洗浄対象の水処理分離膜1を洗浄することができるので、ろ過運転を停止することがない。
また、薬品洗浄水を用いて水処理分離膜1を洗浄する場合は以下のようにして行う。
前記逆洗浄に合わせて薬品ポンプ10を起動させ、薬品タンク9に貯留されたクエン酸、シュウ酸、水酸化ナトリウム、次亜塩素酸ナトリウム等の薬品を逆洗浄水送水ヘッダー管H2に注入する。
逆洗浄水送水ヘッダー管H2に流れた処理水は圧力調節弁6にて一定の圧力にコントロールされ、洗浄対象の逆洗弁V2を介して水処理分離膜1の2次側より1次側に向かって流通する。これにより、洗浄対象の水処理分離膜1を薬品洗浄することができる。
前記逆洗浄に合わせて薬品ポンプ10を起動させ、薬品タンク9に貯留されたクエン酸、シュウ酸、水酸化ナトリウム、次亜塩素酸ナトリウム等の薬品を逆洗浄水送水ヘッダー管H2に注入する。
逆洗浄水送水ヘッダー管H2に流れた処理水は圧力調節弁6にて一定の圧力にコントロールされ、洗浄対象の逆洗弁V2を介して水処理分離膜1の2次側より1次側に向かって流通する。これにより、洗浄対象の水処理分離膜1を薬品洗浄することができる。
従来の薬品洗浄方法では、薬品貯槽にて前記薬品と処理水等を混合し、薬品洗浄水として薬品送液ポンプによって水処理分離膜1へ送水していたが、本発明によれば逆洗浄水送水ラインL3へ直接注入するので前記薬品貯槽が不要となる。また、薬品を高濃度で注入できることから、薬品タンク9の容量低減を実現できる。
1:水処理分離膜
2:水処理分離膜槽
3:ろ過ポンプ
4:処理水槽
5:散気ユニット
6:圧力調節弁
7:圧力計
8:圧力制御部
9:薬品タンク
10:薬品ポンプ
11:逆洗浄水貯槽
12:薬品貯槽
13:逆洗ポンプ
14:薬品送液ポンプ
L1:処理水ライン
L2:処理水ライン
L3:逆洗浄水送水ライン
L4:薬品注入ライン
L5:逆洗浄水送液ライン
L6:薬品送液ライン
V1:処理水弁
V2:逆洗弁
V3:処理水弁
V4:逆洗弁
V5:薬品供給弁
H1:集水ヘッダー管
H2:逆洗浄水送水ヘッダー管
J1:分岐点
J2:薬品注入点
2:水処理分離膜槽
3:ろ過ポンプ
4:処理水槽
5:散気ユニット
6:圧力調節弁
7:圧力計
8:圧力制御部
9:薬品タンク
10:薬品ポンプ
11:逆洗浄水貯槽
12:薬品貯槽
13:逆洗ポンプ
14:薬品送液ポンプ
L1:処理水ライン
L2:処理水ライン
L3:逆洗浄水送水ライン
L4:薬品注入ライン
L5:逆洗浄水送液ライン
L6:薬品送液ライン
V1:処理水弁
V2:逆洗弁
V3:処理水弁
V4:逆洗弁
V5:薬品供給弁
H1:集水ヘッダー管
H2:逆洗浄水送水ヘッダー管
J1:分岐点
J2:薬品注入点
Claims (6)
- 原水を膜ろ過する複数の水処理分離膜を備えた膜分離式水処理装置であって、
前記複数の水処理分離膜を内部に浸漬設置する水処理分離膜槽と、
前記原水を前記複数の水処理分離膜の1次側から2次側に流通させてろ過し、ろ過した処理水を処理水槽に送水するためのろ過ポンプと、
前記複数の水処理分離膜それぞれの2次側に接続される処理水ラインと、
前記処理水ラインのそれぞれに配置された処理水弁と、
前記処理水ラインそれぞれに接続され、前記処理水を集合して前記ろ過ポンプへ送水するための集水ヘッダー管と、
前記ろ過ポンプから前記処理水槽に接続される処理水ラインと、
前記処理水ラインの途中から分岐した、逆洗浄水を送水するための逆洗浄水送水ヘッダー管と、
前記複数の水処理分離膜それぞれの2次側と前記逆洗浄水送水ヘッダー管を接続する逆洗浄水送水ラインと、
前記逆洗浄水送水ラインのそれぞれに配置された逆洗弁と
を備えた膜分離式水処理装置。 - 前記逆洗浄水送水ヘッダー管上に、前記逆洗浄水の圧力を検出する圧力計と前記逆洗浄水の圧力を調整する圧力調節弁を有し、
前記圧力計の示す逆洗浄水の圧力が一定になるように前記圧力調節弁をコントロールする圧力制御部
を有する請求項1に記載の膜分離式水処理装置。 - 薬品を貯留する薬品タンクと、
該薬品タンクから前記薬品を送水するための薬品ポンプと、
該薬品ポンプから前記逆洗浄水送水ヘッダー管に接続される薬品注入ライン
を有する請求項1または請求項2に記載の膜分離式水処理装置。 - 請求項1に記載の水処理分離膜洗浄装置において、水処理分離膜の少なくとも1つを洗浄する方法であって、
洗浄対象の水処理分離膜の2次側の逆洗弁を開きつつ、処理水弁を閉止するとともに、洗浄対象外の水処理分離膜の2次側の逆洗弁を閉止しつつ、処理水弁を開き、
ろ過ポンプを運転させて前記洗浄対象外の水処理分離膜を介して得られた処理水を逆洗浄水として逆洗浄水送水ヘッダー管へ送水し、前記洗浄対象の水処理分離膜の2次側より1次側に向かって前記逆洗浄水を流通させる
水処理分離膜の洗浄方法。 - 前記逆洗浄水送水ヘッダー管上に、前記逆洗浄水の圧力を検出する圧力計と前記逆洗浄水の圧力を調整する圧力調節弁を有し、
前記圧力計の示す前記逆洗浄水の圧力が一定になるように前記圧力調節弁をコントロールする圧力制御部を有し、
前記逆洗浄水を一定圧力で送水しながら逆洗浄する請求項4に記載の水処理分離膜の洗浄方法。 - 薬品を貯留する薬品タンクと、該薬品タンクから前記薬品を送水するための薬品ポンプと、前記薬品ポンプから前記逆洗浄水送水ヘッダー管に接続される薬品注入ラインを有し、
前記逆洗浄水に前記薬品を注入し、前記水処理分離膜を薬品洗浄する請求項4または請求項5に記載の水処理分離膜の洗浄方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012145545A JP2014008439A (ja) | 2012-06-28 | 2012-06-28 | 膜分離式水処理装置および水処理分離膜の洗浄方法 |
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JP2014008439A true JP2014008439A (ja) | 2014-01-20 |
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JP2012145545A Pending JP2014008439A (ja) | 2012-06-28 | 2012-06-28 | 膜分離式水処理装置および水処理分離膜の洗浄方法 |
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JP (1) | JP2014008439A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2012
- 2012-06-28 JP JP2012145545A patent/JP2014008439A/ja active Pending
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