JP2012041784A - 立体駐輪設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】高架線路下、高架道路下、ビルの任意の階層などに設置するのに好適な立体駐輪設備を提供する。
【解決手段】駐輪台1の角型循環経路の上下の水平経路部2,3は、夫々複数台の駐輪台1が同時に在席出来る長さを有すると共に、各駐輪台1に軸支された支持用車輪20a,20bを介して各駐輪台1を移動自在に支持する支持用ガイドレール23,24を備え、角型循環経路の両端の上下方向経路部4,5は、一方の水平経路部につながる1つの垂直経路部4a,5aと他方の水平経路部につながる1つの斜め内側へ傾斜する傾斜経路部4b,5bとで構成されると共に、夫々の全長が多くとも1台の駐輪台1が在席できる長さとなるように構成され、自転車入出庫用停止位置Aは、少なくとも片側の上下方向経路部4の垂直経路部4aと水平経路部3との間の角部に設定された構成。
【選択図】図1

Description

本発明は、垂直面に沿った無端状角型循環経路を駐輪台が移動するタイプの立体駐輪設備に関するものである。
駐輪台が無端状角型循環経路を回動するタイプの立体駐輪設備としては、特許文献1にも記載されるように、上下の短い水平経路部と前後の長い上下方向経路部とから成る縦長の無端状角型循環経路を備えたものが知られている。
特開昭55−13370号公報
上記のような縦長の無端状角型循環経路を備えた立体駐輪設備では、既設建造物のスラブ下空間、例えば高架線路下空間、高架道路下空間、ビルの任意の階層空間などに設置することが出来ないばかりでなく、上下の短い水平経路部では駐輪台を移動自在に支持する支持用ガイドレールを架設することは出来ても、前後の長い上下方向経路部では、複数台の駐輪台を無端状駆動索で吊下げることになるため、縦長の無端状角型循環経路に沿って駐輪台を回動させる無端状駆動索として、大荷重に耐え得る、太くて引っ張り強度の充分なチエンやワイヤーロープが必要になり、又、当該無端状駆動索を回動させる駆動手段にも駆動力の非常に大きな大型の駆動手段が必要になるので、設備全体のコストが高くなる。
本発明は、上記のような従来の問題点を解消することのできる立体駐輪設備を提案するものであって、請求項1に記載の本発明に係る立体駐輪設備は、後述する実施例との関係を理解し易くするために、当該実施例の説明において使用した参照符号を括弧付きで付して示すと、上下の水平経路部(2,3)と両端の上下方向経路部(4,5)とから成る角型循環経路と、この角型循環経路に沿って回動する無端状駆動索(8)と、この無端状駆動索(8)に適当間隔おきに連結されて前記角型循環経路に沿って移動する駐輪台(1)を備え、前記角型循環経路の少なくとも1つの角部に自転車入出庫用停止位置(A)が設定された立体駐輪設備において、上下の水平経路部(2,3)は、夫々複数台の駐輪台(1)が同時に在席出来る長さを有し、両端の上下方向経路部(4,5)は、1つの垂直経路部(4a,5a)と斜め内側へ傾斜する1つの傾斜経路部(4b,5b)とで構成されると共に、当該上下方向経路部(4,5)は、夫々の全長が多くとも駐輪台(1)1台が在席できる長さとなるように構成され、前記自転車入出庫用停止位置(A)は、少なくとも片側の上下方向経路部(4)の垂直経路部(4a)と水平経路部(3)との間の角部に設定された構成となっている。
上記本発明を実施する場合、具体的には請求項2に記載のように、各駐輪台(1)は、無端状駆動索(8)に等間隔おきに連結し、両端の上下方向経路部(4,5)の長さは、駐輪台(1)間の間隔と等しく構成することが出来る。
又、請求項3に記載のように、前記無端状駆動索(8)を駆動する駆動手段(9,10)は、片側の上下方向経路部(4)における傾斜経路部(4b)の外側に形成される側面視が三角形の空間(S)内に設置することが出来る。
更に、請求項4に記載のように、各駐輪台(1)には、振れ止め用ローラー(21)を軸支し、前記両端の上下方向経路部(4,5)の内、少なくとも前記自転車入出庫用停止位置(A)に隣接する側の上下方向経路部(4)には、この上下方向経路部(4)を上下移動する駐輪台(1)の姿勢を前記振れ止め用ローラー(21)との係合により規制する振れ止め用ガイドレール(28a,28b)を架設することが出来る。この場合の振れ止め用ローラー(21)は、前記支持用車輪(20a,20b)とは別に設けることが好ましいが、前記特許文献1に記載されるように、各駐輪台(1)の前後2箇所に軸支された支持用車輪(20a,20b)で振れ止め用ローラーを兼用させることも可能である。
又、請求項5に記載のように、駐輪台(1)には、上下の水平経路部(2,3)に架設された支持用ガイドレール(23,24)で支持される前後一対の支持用車輪(20a,20b)とは別に、これら前後一対の支持用車輪(20a,20b)とは前後方向に位置を変えて第三の支持用車輪(振れ止め用ローラー21)を設け、上側の水平経路部(3)の長さ方向両端部には、前記第三の支持用車輪(振れ止め用ローラー21)を支持する支持用補助ガイドレール(26,27)を架設し、当該上側の水平経路部(3)の両端部では、前記支持用ガイドレール(24)と支持用補助ガイドレール(26,27)とで、前後一対の支持用車輪(20a,20b)の内の少なくとも1つの支持用車輪と前記第三の支持用車輪(振れ止め用ローラー21)を介して駐輪台(1)が水平に支持されて移動するように構成することが出来る。この場合、請求項6に記載の構成と組み合わせて、請求項7に記載のように、前記第三の支持用車輪は、上下方向経路部(4,5)に沿って架設された振れ止め用ガイドレール(28,28a,28b,29)に係合して当該上下方向経路部(4,5)を上下移動する駐輪台(1)の姿勢を規制する振れ止め用ローラー(21)を兼用させることが出来る。
請求項1に記載の本発明の構成によれば、駐輪台が垂直面に沿って回動する角型循環経路が横長であるから、従来の縦長の角型循環経路を駐輪台が垂直面に沿って回動する立体駐輪設備では設置することが出来なかった既設建造物のスラブ下空間、例えば高架線路下空間、高架道路下空間、ビルの任意の階層空間などに容易に設置することが出来、既設建造物におけるこれら横長の空間を駐輪エリアに活用することが出来る。しかも、上下の長い水平経路部では、支持用ガイドレールで移動自在に支持させた駐輪台を無端状駆動索で牽引駆動することが出来、両端の短い上下方向経路部でのみ駐輪台を無端状駆動索で吊下げ吊上げ駆動することになるが、両端の短い上下方向経路部の夫々は、多くとも駐輪台1台が在席できる非常に短い長さとしているので、無端状駆動索としては、1台の駐輪台を安全に吊り下げることが出来る引張強度を有するものであれば良い。従って、当該無端状駆動索を回動させる駆動手段に必要な駆動力も大幅に小さくなるので、複数台の駐輪台を安全に吊り下げることが出来る大きな引張強度が必要な無端状駆動索を使用すると共に、複数台の駐輪台を同時に昇降駆動できる駆動力の非常に大きな駆動手段を併用しなければならない場合と比較して、設備全体のコストダウンを図ることが出来ると共に、安全性、耐久性を向上させることが出来る。
更に、本発明によれば、両端の上下方向経路部が、一方の水平経路部につながる1つの垂直経路部と他方の水平経路部につながる1つの斜め内側へ傾斜する傾斜経路部とで構成されるので、上下方向経路部の全長が多くとも駐輪台1台が在席できる長さであることと相俟って、上下方向経路部に進入する駐輪台と上下方向経路部から退出する駐輪台とが水平方向に位置がずれることになる。従って、上下方向経路部の傾斜経路部を移動する駐輪台と水平経路部を上下方向経路部の垂直経路部に向かって移動する駐輪台とが干渉しないように、上下方向経路部の垂直経路部と傾斜経路部の長さを考慮するだけで、駐輪台間の間隔や両端の上下方向経路部の全長などを同一に設定した、両端の上下方向経路部がその全長にわたって垂直に構成される場合よりも、上下両水平経路部間の間隔を十分に狭めることが出来る。即ち、横長の角型循環経路を備えた立体駐輪設備全体の高さを低く構成することが出来るので、既設建造物の梁下空間高さが低いスラブ下空間にも無理なく容易に設置することが出来る。
尚、駐輪台は、無端状駆動索に対し通常等間隔おきに連結されるが、この場合、駐輪台間の間隔が両端の上下方向経路部の長さより長い場合、これら両端の上下方向経路部に駐輪台が1台も在席しない時間帯ができることになるだけで、本発明の技術的範囲に包含されるが、請求項2に記載の構成によれば、無端状駆動索に等間隔おきに連結される駐輪台間の間隔を、両端の上下方向経路部を経由して上下の水平経路部の一方から他方へ移動する駐輪台が他の駐輪台と干渉しない最小限の間隔に設定しておくことにより、駐輪台の台数を特に減らすことなく、上下の水平経路部間の上下方向の間隔、即ち、設備の高さを最小限に抑えることが出来る。
又、請求項3に記載の構成によれば、設備全体の輪郭の側面視形状を横長の完全矩形として、前記駆動手段をその内側に収納設置することが出来る。具体的には、設備全体の囲壁の側面視形状を最小サイズの横長の完全矩形としながら、前記駆動手段をその内側に収納設置することが出来る。
更に、自転車入出庫用停止位置に隣接する設備の垂直な壁構造体には、通常、開閉扉付きの自転車入出庫口が設けられる関係から、当該自転車入出庫用停止位置に隣接する設備の垂直な壁構造体は、自転車入出庫用停止位置を有する側の上下方向経路部に可及的に接近して配置される。この場合に請求項4に記載の構成によれば、当該上下方向経路部において無端状駆動索により吊下げ吊上げ駆動される駐輪台が揺動して、前記設備の垂直な壁構造体に接触する事故を未然に防止することが出来る。しかも、上下方向経路部を構成する傾斜経路部に振れ止め用ガイドレールが架設されることは、この傾斜経路部を昇降する駐輪台の荷重の一部が振れ止め用ローラーを介して振れ止め用ガイドレールで受け止められることになり、無端状駆動索に駐輪台の全荷重が作用するのは、上下方向経路部の一部分である垂直経路部だけであるから、設備全体としては、駐輪台を吊下げ吊上げ駆動する無端状駆動索やその駆動手段に作用する負荷が軽減される。
尚、駐輪台の支持用車輪は通常前後一対軸支されるものであるが、上側の水平経路部の両端部では、上下方向経路部との間の駐輪台の上下方向の移動を許容するために、支持用ガイドレールが一部途切れることになる。即ち、上側の水平経路部の両端部では、一時的に駐輪台を前後一対の支持用車輪を介して水平に支持することが出来ない状況になるが、請求項6に記載の構成によれば、駐輪台に対する第三の支持用車輪の追加と支持用補助ガイドレールの追加により、上側の水平経路部の両端部においても、少なくとも2つの支持用車輪を介して駐輪台を完全に水平に支持して移動させることが出来、一時的といえども、1つの支持用車輪のみを介して駐輪台が支持される状況になるのを回避し、駐輪台の傾動や無端駆動索に過負荷が作用するのを未然に防止出来る。この場合、請求項7に記載の構成によれば、第三の支持用車輪を、上下方向経路部での駐輪台の揺れを振れ止め用ガイドレールと係合して防止する振れ止め用ローラーと兼用させることが出来、コストダウンを図ることが出来る。
駐輪台が循環する横長角型の循環経路とその付帯手段を説明する中間省略の側面図である。 フレーム構造を説明する中間省略の側面図である。 設備の縦断正面図である。 駐輪台の側面図である。 駐輪台の正面図である。 設備の要部の平面図である。 駐輪台上の下位支持台を示す縦断側面図である。 駐輪台上の上位支持台を示す縦断側面図である。 上下の水平経路部における駐輪台を示す側面図である。 両端の上下方向経路部における駐輪台を示す側面図である。 A図〜D図は本発明実施例における片側の上下方向経路部での駐輪台の移動に伴う駐輪台間の相対位置関係の変化を示す側面図であり、a図〜d図は、上下方向経路部の全域を垂直に構成した場合の片側の上下方向経路部での駐輪台の移動に伴う駐輪台間の相対位置関係の変化を示す側面図である。
図1において、駐輪台1が循環移動する横長角型の循環経路は、前後水平向きの下側水平経路部2、前後水平向きの上側水平経路部3、及び両端の上下方向経路部4,5によって構成されている。両端の上下方向経路部4,5は、互いに点対称形のもので、一方の上下方向経路部4は、下側水平経路部2の一端から直角上向きに延出する下側垂直経路部4aと、この下側垂直経路部4aの上端から内側へ45度の角度で延出して上側水平経路部3の一端につながる上側傾斜経路部4bとから形成され、他方の上下方向経路部5は、上側水平経路部3の他端から直角下向きに延出する上側垂直経路部5aと、この上側垂直経路部5aの下端から内側へ45度の角度で延出して下側水平経路部2の他端につながる下側傾斜経路部5bとから形成されている。
上記構成の横長角型の循環経路には、その各角部に同心状に左右一対軸支された案内輪6a〜6c及び7a〜7cを介して当該循環経路に沿うように左右一対の無端状駆動索8が掛張されている。一方の上下方向経路部4の上端角部に軸支された左右一対の案内輪6cは、横長角型の循環経路の外側、即ち、一方の上下方向経路部4の上側傾斜経路部4bの外側に形成される側面視が三角形の空間S内に支承された左右水平方向の駆動軸9の両端部と夫々チエン伝動手段10を介して連動連結され、この駆動軸9を正逆任意の方向に回転駆動するモーター11が設けられている。即ち、無端状駆動索8を回動する駆動手段が前記駆動軸9とモーター11によって構成され、当該駆動手段が前記三角形の空間S内に設置されている。左右一対の無端状駆動索8としては、チエンやワイヤーロープなどが利用され、案内輪6a〜7cとしては、使用する無端状駆動索8に応じてスプロケットホイールやプーリーなどが利用される。
駐輪台1は、図4〜図6に示すように、左右一対の側枠12の下端部間に左右水平方向の支持部材13を前後一対架設した、正面形状が角U字形のもので、支持部材13上に、前後方向向きに自転車Cをほぼ水平姿勢で支持する下位支持台14と、前後方向向きに自転車Cを前上がり傾斜姿勢で支持する上位支持台15とが左右方向交互に且つ等間隔おきに据え付けられている。下位支持台14と上位支持台15とは、図7及び図8に示すように、同一構造の支持用レール部材16を支持部材13上に下位支持台用の取付け部材17と上位支持台用の取付け部材18を介して設置したものである。支持用レール部材16は、自転車Cの車輪を嵌合させて転動移動させることが出来る溝形部材から構成されたもので、前端側から前輪支持部16a、中央山形部16b、及び後輪支持部16cを備えている。又、前輪支持部16aには、前輪を左右両側から挟んで垂直姿勢に保持すると共に当該前輪を中央山形部16bとの間で挟んで前後方向の位置決めをする、平面形状がU字形の前輪ガイド枠16dが取り付けられている。
駐輪台1の左右一対の側枠12は、前後一対の支持部材13上に固着される前後水平方向の下側水平部材19a、この下側水平部材19aに下端が固着された前後一対の垂直部材19b、この前後一対の垂直部材19bの上端間に架設された上側水平部材19c、この上側水平部材19cの中央位置に下端が固着された上端支柱部材19d、及び側枠12全体の上半部内側に張設された保護板19eから構成されているが、この側枠12の構造は一例であって、如何なる構造のものであっても良い。保護板19eは、左右方向に並設された下位支持台14及び上位支持台15の内、両端に位置する支持台に搭載された自転車Cのハンドルが側枠12の側に倒れたときに、枠組み構造の側枠12にハンドルが入り込むのを防止するものである。而して、この左右一対の側枠12には、夫々の下側水平部材19aの前後両端外側に、支持用車輪20a,20bが左右水平支軸により軸支されると共に、夫々の上側水平部材19cの中央位置の外側に、第三の支持用車輪も兼ねる1つの振れ止め用ローラー21が左右水平支軸により軸支され、更に、夫々の上端支柱部材19dの上端外側に、水平外向きに突出する連結軸22が突設されている。尚、両側枠12の支持用車輪20a,20b、振れ止め用ローラー21、及び連結軸22は、互いに同心状に配設されると共に、図5に示すように、下端の支持用車輪20a,20bの位置よりも振れ止め用ローラー21の位置が外側に張り出すと共に、この振れ止め用ローラー21の位置よりも連結軸22が外側へ突出している。
上記構成の駐輪台1は、左右一対の無端状駆動索8に左右一対の連結軸22を利用して無端状駆動索8の長さ方向等間隔おきに取り付けられている。具体的には、無端状駆動索8としてローラーチエンが使用されているので、当該ローラーチエンのリンクピン(ローラー支承ピン)の内、駐輪台取付け位置のリンクピンとして、内側に所要長さ突出する長尺ピンを使用し、駐輪台1側の連結軸22には、その先端から同心状にピン挿入孔を形成しておき、駐輪台1側の左右一対の連結軸22のピン挿入孔に左右一対の無端状駆動索8側から突出する前記長尺ピンを相対回転自在に差し込むことにより、当該左右一対の無端状駆動索8間に駐輪台1を、左右一対の連結軸22を介して当該連結軸22の周りに前後揺動自在に取り付けている。
一方、横長角型の循環経路には、図1、図3、及び図9などに示すように、上下各水平経路部2,3において各駐輪台1を、その下端の支持用車輪20a,20bを介して当該水平経路部2,3に沿って移動自在に支持する左右一対の支持用ガイドレール23,24が架設されている。而して、左右一対の無端状駆動索8の回動により、当該無端状駆動索8に等間隔おきに連結された各駐輪台1が横長角型の循環経路に沿って回動することになるが、水平経路部2,3を移動する各駐輪台1は、その支持用車輪20a,20bを介して支持用ガイドレール23,24に支持された状態で前後水平方向に移動するので、無端状駆動索8には駐輪台1の荷重が下向きに作用することは無く、無端状駆動索8が各駐輪台1を牽引駆動する状態である。両端の上下方向経路部4,5を昇降移動する駐輪台1は、無端状駆動索8によって吊り下げられた状態で昇降移動する。従って、この上下方向経路部4,5では、無端状駆動索8に駐輪台1の荷重が直接下向きに作用することになるので、両端の上下方向経路部4,5の長さは、駐輪台1の間隔とほぼ等しい長さとして、上下方向経路部4,5には常に1台の駐輪台1のみが在席するように構成している。
即ち、図1に示すように、下側水平経路部2(又は上側水平経路部3)と上下方向経路部4(又は上下方向経路部5)との間の案内輪6a(又は案内輪7a)の軸心の真下位置に1台の駐輪台1の連結軸22が位置するとき、当該駐輪台1より上側水平経路部3(又は下側水平経路部2)のある側に隣り合う駐輪台1の連結軸22が、上側水平経路部3(又は下側水平経路部2)と上下方向経路部4(又は上下方向経路部5)との間の案内輪6c(又は案内輪7c)の軸心の真上位置から上下方向経路部4側(又は上下方向経路部5側)のある側に案内輪周囲の90度円弧長さに相当する長さ分だけ離れた位置にあるように構成している。尚、全ての案内輪6a〜7cは同一直径のものであり、上下各水平経路部2,3の全長も、駐輪台1の間隔の整数倍の長さとしており、両端の上下方向経路部4,5の上下両端に軸支されている案内輪6a,6c及び7a,7cの周囲を駐輪台1が同時に通過回動するように構成している。
尚、図1に示すように、上側水平経路部3に架設された左右一対の支持用ガイドレール24の両端の上下方向経路部4,5に接続する箇所には、昇降移動する駐輪台1の支持用車輪20a,20bや連結軸22との干渉を避けるために、支持用ガイドレール24が部分的に切欠された車輪通過用開口部25a,25bが設けられる。従って、支持用ガイドレール24の両端部を前記支持用ガイドレール24に支持されて水平に移動する駐輪台1の支持用車輪20a又は20bが前記車輪通過用開口部25a,25bに落ち込むのを防止するために、駐輪台1の左右一対の振れ止め用ローラー21を利用して駐輪台1を移動自在に支持する支持用補助ガイドレール26,27が上側水平経路部3の両端部に架設されている。
又、両端の上下方向経路部4,5では、駐輪台1は無端状駆動索8に左右一対の連結軸22を介して吊り下げられた状態で昇降移動するので、当該駐輪台1は、連結軸22の周りに前後方向に揺動自在である。この昇降移動時の駐輪台1の前後揺動を防止するために、上下方向経路部4の全域と上下方向経路部5の上側垂直経路部5aには、駐輪台1の左右一対の振れ止め用ローラー21を介して当該駐輪台1の前後揺動を防止する振れ止め用ガイドレール28a,28b及び29が配設されている。振れ止め用ガイドレール28aは、上下方向経路部4の下側垂直経路部4aを駐輪台1が昇降移動するときに当該駐輪台1の振れ止め用ローラー21が嵌合して昇降するものであり、振れ止め用ガイドレール28bは、上下方向経路部4の上側傾斜経路部4bを駐輪台1が斜めに昇降移動するときに当該駐輪台1の振れ止め用ローラー21が嵌合して昇降するものである。又、振れ止め用ガイドレール29は、上下方向経路部5の上側垂直経路部5aを駐輪台1が昇降移動するときに当該駐輪台1の振れ止め用ローラー21が嵌合して昇降するものである。
これら全ての振れ止め用ガイドレール28a,28b及び29は、図6及び図10に示すように、振れ止め用ローラー21の昇降経路を前後両側から挟む前後一対のレール部材30a,30bから構成されたものであるが、上下方向経路部4の下側垂直経路部4aや上下方向経路部5の上側垂直経路部5aでは、駐輪台1の振れ止め用ローラー21と連結軸22、及び当該連結軸22に連結された無端状駆動索8が同一垂直経路を昇降移動することになるので、前後一対のレール部材30a,30bは、これら両レール部材30a,30b間を振れ止め用ローラー21と連結軸22、及び当該連結軸22に連結された無端状駆動索8が昇降移動出来るように構成されている。勿論、図1に示すように、前後一対のレール部材30a,30bは、振れ止め用ローラー21の移動経路に対して連結軸22及びこれに連結された無端状駆動索8が合流分岐する箇所や、レール部材30a,30bが案内輪6a,7bと重なる箇所では、これら連結軸22及びこれに連結された無端状駆動索8や案内輪6a,7bとの干渉を無くすために部分的に切除した構造となっている。
又、図6では、振れ止め用ガイドレール28a,28b及び29は、両レール部材30a,30bを基板31上に固着した、3部品から成る構造のものを示しているが、この図6に示す構造での両レール部材30a,30b間の深さと同一の深さを有する1本の溝形軽量形鋼で構成することも出来る。更に、振れ止め用ローラー21を利用する支持用補助ガイドレール26,27も、振れ止め用ローラー21の移動経路を上下から挟む上下一対のレール部材から成るものを示しているが、これら支持用補助ガイドレール26,27は、振れ止め用ローラー21を介して駐輪台1を移動自在に支持するものであれば良いので、振れ止め用ローラー21の移動経路の下側にのみ配置されて振れ止め用ローラー21を支持するレール部材から構成することも出来る。又、図1から明らかなように、支持用補助ガイドレール26は、上下方向経路部4のある側に延長させて、上側傾斜経路部4bに沿って架設される前記振れ止め用ガイドレール28bの上端と接続一体化することも出来るし、支持用補助ガイドレール27は、上下方向経路部5のある側に延長させて、上側垂直経路部5aに沿って架設される前記振れ止め用ガイドレール29の上端と接続一体化することも出来る。
図1に示すように、上下方向経路部4の外側には、設備の垂直な壁構造体の一部分となる扉枠32が立設されている。この扉枠32は、特許文献などによって従来周知のものであって、下側水平経路部2の上下方向経路部4側の端部、即ち、駐輪台1の連結軸22が案内輪6aの軸心真下に位置する自転車入出庫用停止位置Aで停止した駐輪台1に対する自転車入出庫口33と、この自転車入出庫口33を、駐輪台1上で並列する複数台(図示例では4台)の下位支持台14及び上位支持台15各々に対向する自転車通過エリアごとに分けて択一的に開く開閉扉34を備えている。そして、前記自転車入出庫用停止位置Aで停止した駐輪台1の各下位支持台14及び上位支持台15と前記扉枠34との間の空間を埋める路面板35が敷設されている。この路面板35は、扉枠34側の端部が自転車入出庫口33の底面と面一に隣接すると共に、内側辺が、自転車入出庫用停止位置Aで停止した駐輪台1の各下位支持台14及び上位支持台15の支持用レール部材16における後輪支持部16cの支持面後端とほぼ面一に接続するように適宜傾斜させて設置されるものであるが、床面に据え付けるのではなく扉枠32の下側辺に取り付けておくことも出来る。又、この扉枠32は床面上に据え付けられるが、自転車入出庫口33の底面と床面との間の段差が大きいときは、図1に示すように、当該段差を埋める傾斜路面板36を扉枠32の外側にも敷設することが出来る。勿論、自転車入出庫口33の底面と床面とがほぼ面一になるように、扉枠32の下側辺を床面に刻設した溝に埋めるように据え付けることも出来る。
図2は、上記構成の立体駐輪設備のフレーム構造を示しており、扉枠32に隣接する側の端部フレーム構造体37、反対側の端部フレーム構造体38、及び中間フレーム構造体39から構成されている。中間フレーム構造体39は、横長角型の循環経路の水平方向長さの長さに応じて1台〜複数台が使用される。全てのフレーム構造体37〜39は、横長角型の循環経路の左右両側に位置する垂直側枠40と、循環経路を回動する駐輪台1と干渉しない位置(中間フレーム構造体39では、図3に示すように、循環経路の上下両水平経路部2,3間など)において左右両垂直側枠40を互いに連結する連結部材41などから構成されるもので、図では垂直側枠40及び連結部材41を1枚のパネル状に簡ほぼ化して示しているが、これら垂直側枠40及び連結部材41は、パイプ材やアングル材、その他の鋼材の溶接による組み合わせから構成され、必要に応じてパネル材を張設することも出来る。又、各フレーム構造体37〜39には、設置レベル調整のためのアジャスター機能付きの脚部が設けられている。
端部フレーム構造体37は、上下方向経路部4の上側傾斜経路部4bに沿って上端外側角部が斜めにカットされた、斜辺37aを有する側面形状のものであって、上下方向経路部4に配置される案内輪6a〜6cが左右両垂直側枠40の内側に軸支されると共に、駆動軸9とモーター11は、前記斜辺37aの上側の側面形状が三角形の空間S内に位置する状態でこの端部フレーム構造体37に適当な架台37bを介して支持されている。又、上下方向経路部4に併設される振れ止め用ガイドレール28a,28bは、左右両垂直側枠40の内側に取り付けられている。尚、扉枠32は、この端部フレーム構造体37に適当な連結部材37cを介して連結支持させることが出来る。上側水平経路部3の上下方向経路部4側の端部に併設される支持用補助ガイドレール26は、この端部フレーム構造体37の左右両垂直側枠40の内側に取り付けることが出来るように、左右両垂直側枠40の全体を前後方向に幅広に構成しても良いが、図示のように、支持用補助ガイドレール26を内側に取り付けるための左右一対の補助支持板37dを左右両垂直側枠40に取り付けるようにしても良い。
反対側の端部フレーム構造体38は、その左右両垂直側枠40の内側で、上下方向経路部5に配置される案内輪7a〜7c、支持用補助ガイドレール27、及び振れ止め用ガイドレール29を支持するものであるが、図示のように、下側の案内輪7cと支持用補助ガイドレール27を支持する内側フレーム単体42と、上側の案内輪7a,7bと振れ止め用ガイドレール29を支持する外側フレーム単体43とに分割し、これら両フレーム単体42,43の左右両垂直側枠40どうしを上下複数の前後方向間隔調整自在な連結具44にて連結一体化して構成することが出来る。この場合、内側フレーム単体42に対して外側フレーム単体43の位置を連結具44にて前後方向に調整することにより、端部フレーム構造体37の案内輪6a〜6cと端部フレーム構造体38の案内輪7a〜7cとの間に掛張された左右一対の無端状駆動索8の張力調整が可能になり、別にテークアップ手段を設けなくとも良い。
勿論、端部フレーム構造体38は、内側フレーム単体42と外側フレーム単体43とを一体化した、端部フレーム構造体37と同様に一体構造とすることも出来る。この場合には、例えば下側の案内輪7cを前後移動させて無端状駆動索8の張力調整を行うテークアップ手段45を設けることが出来る。
上下の支持用ガイドレール23,24は、その両端部を端部フレーム構造体37,38の左右両垂直側枠40の内側に支持させると共に、中間部を中間フレーム構造体39の左右両垂直側枠40の内側に支持させることが出来る。この場合、各支持用ガイドレール23,24は、適当長さのレール単体を接続して構成することが出来る。
以上のように構成された立体駐輪設備において、自転車Cの入出庫時には、その入出庫対象の1つの駐輪台1を自転車入出庫用停止位置Aに呼び出すべく、モーター11を稼動させ、駆動軸9及び左右一対のチエン伝動手段10を介して上下方向経路部4の上端角部の案内輪6cを回転駆動し、左右一対の無端状駆動索8を横長角型の循環経路に沿って正転又は逆転駆動する。このときの無端状駆動索8の回転方向は、入出庫対象の駐輪台1の現在位置に基づき、当該入出庫対象の駐輪台1が自転車入出庫用停止位置Aに到着するまでの正転周りの所要時間と逆転周りの所要時間が演算比較され、当該所要時間が短くなる方の回転方向が選択される。無端状駆動索8の回動に伴って、横長角型の循環経路上にある全ての駐輪台1が回動することになるが、上下の水平経路部2,3を移動する駐輪台1は、支持用車輪20a,20bを介して支持用ガイドレール23,24に支持された状態で、連結軸22を介して無端状駆動索8により牽引駆動される。
そして両端の上下方向経路部4,5を昇降する駐輪台1は、連結軸22を介して無端状駆動索8により吊り下げられた状態で、当該上下方向経路部4,5を昇降するが、このとき、上下方向経路部4では、その全域において、駐輪台1の左右一対の振れ止め用ローラー21が振れ止め用ガイドレール28a,28bに嵌合して昇降移動することになるので、駐輪台1が連結軸22の周りで前後に揺れ動くことはない。又、上下方向経路部5では、その上側垂直経路部5aにおいて、駐輪台1の左右一対の振れ止め用ローラー21が振れ止め用ガイドレール29に嵌合して昇降移動することになるので、上側垂直経路部5aを昇降する駐輪台1が連結軸22の周りで前後に揺れ動くことはない。更に、各上下方向経路部4,5の全長は、駐輪台1間の間隔(連結軸22間の間隔)とほぼ等しいので、この上下方向経路部4,5には常に1台の駐輪台1しか在席することはなく、この上下方向経路部4,5において駐輪台1を吊り下げることになる無端状駆動索8に1台の駐輪台1に作用する荷重より大きな下向き荷重が作用することはない。
勿論、上側水平経路部3と上下方向経路部4との間の45度折曲経路での駐輪台1の移動に際しては、内側になる支持用車輪20aが上側の支持用ガイドレール23の車輪通過用開口部25aを通過移動し、この支持用ガイドレール23の車輪通過用開口部25aを外側になる支持用車輪20bが水平方向に跨ぐように移動するときには、当該駐輪台1の左右一対の振れ止め用ローラー21が支持用補助ガイドレール26で支持されているので、外側の支持用車輪20bが支持用ガイドレール23の車輪通過用開口部25aに落ち込んで駐輪台1が傾動するような恐れもない。又、上側水平経路部3と上下方向経路部5との間の90度折曲経路での駐輪台1の移動に際しては、内側になる支持用車輪20bが上側の支持用ガイドレール23の車輪通過用開口部25bを通過移動し、この支持用ガイドレール23の車輪通過用開口部25bを外側になる支持用車輪20aが水平方向に跨ぐように移動するときには、当該駐輪台1の左右一対の振れ止め用ローラー21が支持用補助ガイドレール27で支持されているので、外側になる支持用車輪20aが支持用ガイドレール23の車輪通過用開口部25bに落ち込んで駐輪台1が傾動するような恐れはない。
横長角型の循環経路上の各駐輪台1は、上記のように正逆何れの方向にも水平姿勢を維持させながら回動させることが出来るので、入出庫対象の駐輪台1を自転車入出庫用停止位置Aに呼び出して停止させることが出来る。自転車入出庫用停止位置Aで停止した駐輪台1は、その真上の案内輪6aの軸心の真下に連結軸22が位置しており、当該駐輪台1は、駐輪台1が水平に移動する下側水平経路部2の一端に位置しているので、支持用車輪20a,20bは下側水平経路部2の支持用ガイドレール23に支持された状態にある。
而して、自転車入出庫用停止位置Aに入出庫対象の駐輪台1が呼び出されて停止したならば、自転車入出庫口33の開閉扉34を開動制御して、自転車入出庫用停止位置Aで停止する入出庫対象の駐輪台1上の複数台の支持台14,15の内、入出庫対象の1つの支持台に対応する、自転車入出庫口33の特定の自転車通過エリアのみを開き、出庫の場合は、自転車入出庫口33の開かれた特定のエリアを利用して、当該開かれた特定の自転車通過エリアの奥に位置する下位支持台14又は上位支持台15上から出庫対象の自転車Cを自転車入出庫口33の外に引き出す。入庫の場合は、自転車入出庫口33の開かれた特定の自転車通過エリアを利用して、当該開かれた特定の自転車通過エリアの奥に位置する下位支持台14又は上位支持台15上に自転車Cを挿入移載する。これら自転車Cの入出庫作業に際して、自転車Cを扱う作業者は、自転車入出庫口33を備えた扉枠32と入出庫対象の支持台14,15との間の空間が路面板35によって塞がれているので、この路面板35上で自転車の車輪を転動移動させて入出庫作業を容易且つ安全に行える。
図11は、両端の上下方向経路部4,5に傾斜経路部4b,5bを含む本発明の横長角型の循環経路を採用したときの最低設備高さと、両端の上下方向経路部4,5が全域にわたって垂直に構成された横長完全矩形の循環経路を採用した参考例での最低設備高さとを比較する図である。ここで本発明実施例での上下方向経路部4,5の全長と参考例での上下方向経路部4,5の全長とは等しく、何れも駐輪台1間の間隔と等しい。
図11に示す駐輪台1は、搭載した自転車Cを含む最大の占有空間の側面形状で表しており、図示のように、後半上部は、先に説明した自転車Cの後側(サドル及び荷物かご)の上端レベルが当該自転車Cの前側(ハンドル側)の上端レベルよりも低いことによって一段低くなっており、又、下側前後両角部は、車輪の輪郭に対応して切欠され、前半上部の前側角部は、自転車Cの前輪の前端より前かご及びハンドルが後方に位置していることにより大きく切欠され、更に、一段低くなった前記後半上部の後側角部も切欠されている。
而して、上下方向経路部4を上昇する駐輪台1aが1台先の駐輪台1bや1台後の駐輪台1cと干渉しないことを条件に、駐輪台1間の最小間隔と、この駐輪台1間の間隔に等しい全長の、全域が垂直な上下方向経路部4を表示すると、参考例を示すa図〜d図のようになり、これに対して、駐輪台1間の間隔と上下方向経路部4の全長を前記参考例と同一に設定した本発明実施例では、A図〜D図に示すように、上下方向経路部4を上昇する駐輪台1Aが1台先の駐輪台1Bや1台後の駐輪台1Cと干渉しないことを条件に、上下方向経路部4の垂直経路部4aと傾斜経路部4bの長さを設定することにより、横長角型の循環経路全体の高さ(下側水平経路部2に対する上側水平経路部3の高さ)を大幅に低く出来ることが明白である。
尚、本発明実施例において、両端の上下方向経路部4,5の長さを、無端状駆動索8に等間隔おきに連結された駐輪台1間の間隔と等しくすると共に、上下各水平経路部2,3の長さを、前記駐輪台1間の間隔の整数倍としているが、これらの構成要件は基本的に本発明の必須要件ではなく、任意の長さに構成しても良い。
本発明の立体駐輪設備は、特に既設建造物のスラブ下空間、例えば高架線路下空間、高架道路下空間、ビルの任意の階層空間などに設置するのに好適な立体駐輪設備として活用できる。
A 自転車入出庫用停止位置
C 自転車
1,1A〜1C,1a〜1c 駐輪台
2 下側水平経路部
3 上側水平経路部
4,5 上下方向経路部
4a,5a 垂直経路部
4b、5b 傾斜経路部
6a〜6c及び7a〜7c 案内輪
8 無端状駆動索
9 駆動軸
10 チエン伝動手段
11 モーター
12 側枠
13 支持部材
14 下位支持台
15 上位支持台
16 支持用レール部材
16d 前輪ガイド枠
20a,20b 支持用車輪
21 振れ止め用ローラー
22 連結軸
23,24 支持用ガイドレール
25a,25b 車輪通過用開口部
26,27 支持用補助ガイドレール
28a,28b,29 振れ止め用ガイドレール
32 扉枠
33 自転車入出庫口
34 開閉扉
35,36 路面板
37,38 端部フレーム構造体
37a 斜辺
39 中間フレーム構造体
40 垂直側枠
41 連結部材
42 内側フレーム単体
43 外側フレーム単体
44 連結具
45 テークアップ手段

Claims (6)

  1. 上下の水平経路部と両端の上下方向経路部とから成る角型循環経路と、この角型循環経路に沿って回動する無端状駆動索と、この無端状駆動索に適当間隔おきに連結されて前記角型循環経路に沿って移動する駐輪台を備え、前記角型循環経路の少なくとも1つの角部に自転車入出庫用停止位置が設定された立体駐輪設備において、上下の水平経路部は、夫々複数台の駐輪台が同時に在席出来る長さを有し、両端の上下方向経路部は、1つの垂直経路部と斜め内側へ傾斜する1つの傾斜経路部とで構成されると共に、当該上下方向経路部は、夫々の全長が多くとも駐輪台1台が在席できる長さとなるように構成され、前記自転車入出庫用停止位置は、少なくとも片側の上下方向経路部の垂直経路部と水平経路部との間の角部に設定されている、立体駐輪設備。
  2. 各駐輪台は、無端状駆動索に等間隔おきに連結され、両端の上下方向経路部の長さは、駐輪台間の間隔と等しく構成されている、請求項1に記載の立体駐輪設備。
  3. 前記無端状駆動索を駆動する駆動手段が、片側の上下方向経路部における傾斜経路部の外側に形成される側面視が三角形の空間内に設置されている、請求項1又は2に記載の立体駐輪設備。
  4. 各駐輪台には、振れ止め用ローラーが軸支され、前記両端の上下方向経路部の内、少なくとも前記自転車入出庫用停止位置に隣接する側の上下方向経路部には、上下移動する駐輪台の姿勢を前記振れ止め用ローラーとの係合により規制する振れ止め用ガイドレールが架設されている、請求項1〜3の何れか1項に記載の立体駐輪設備。
  5. 駐輪台には、上下の水平経路部に架設された支持用ガイドレールで支持される前後一対の支持用車輪とは別に、これら前後一対の支持用車輪とは前後方向に位置を変えて第三の支持用車輪が設けられ、上側の水平経路部の長さ方向両端部には、前記第三の支持用車輪を支持する支持用補助ガイドレールが架設され、当該上側の水平経路部の両端部では、前記支持用ガイドレールと支持用補助ガイドレールとで、前後一対の支持用車輪の内の少なくとも1つの支持用車輪と前記第三の支持用車輪を介して駐輪台が水平に支持されて移動するように構成された、請求項1〜4の何れか1項に記載の立体駐輪設備。
  6. 前記第三の支持用車輪は、前記上下方向経路部に沿って架設された振れ止め用ガイドレールに係合して当該上下方向経路部を上下移動する駐輪台の姿勢を規制する振れ止め用ローラーを兼用している、請求項5に記載の立体駐輪設備。
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