JP2012039792A - コンバータ - Google Patents

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【課題】力率を改善する機能を有し、高調波電流を低減し、スイッチングロス及びノイズを低減できる安価なコンバータ。
【解決手段】整流回路DBからの整流電圧を平滑する入力平滑コンデンサCiの両端に接続され、スイッチング素子Q1と第2スイッチング素子Q2とが直列に接続された直列回路と、第1スイッチング素子と第2スイッチング素子との接続点と入力平滑コンデンサの一端とに接続され、1次巻線Pと第1コンデンサCriとが直列に接続された直列回路と、第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子を交互にオン・オフさせる制御回路1と、2次巻線S1に発生する高周波電圧を整流平滑して直流出力電圧を取り出す整流平滑回路D1,Coと、1次巻線と第1コンデンサとの接続点と交流電源ACの一端との間に接続された第2コンデンサCrbとを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、力率改善機能を有するコンバータに関する。
図14に従来のコンバータの回路構成図を示す。図14に示すコンバータは、力率改善を行うPFC部Aと、トランスにより電気的に絶縁して電圧を変換するDC−DCコンバータ部Bとから構成されている。PFC部Aは、交流電源ACからの交流電圧を整流し、昇圧チョッパ回路により入力電圧と波形が同じ入力電流となるようにスイッチング素子Qpをオンオフ制御するとともに、PFC部Aの出力電圧Vpを一定値に制御する。DC−DCコンバータ部Bは、PFC部Aの出力電圧Vpを、任意の出力電圧Voへ絶縁して変換する。DC−DCコンバータ部Bとしては、例えば、半波整流型電流共振コンバータを用いている。
上記コンバータは、以下のように動作する。交流電源ACの正弦波電圧は、フィルタ回路FLを介してブリッジ整流器DBにより整流されて、昇圧チョッパ回路に全波整流波形が供給される。昇圧チョッパ回路は、トランス構成のリアクトルL1の巻線N1とMOSFETからなるスイッチング素子Qpと整流ダイオードDpとで構成されている。
まず、フリップフロップFFがセットされ、図15に示すゲート波形(信号)によりスイッチング素子Qpがオンし、AC→FL→DB→L1のN1→Qp→R5→DB→FL→ACの経路に電流が流れて、リアクトルL1にエネルギが蓄えられる。スイッチング電流は、スイッチング電流検出用抵抗R5により図15に示すように電圧VR5として検出され、コンパレータCOMP2により目標値VMと比較される。
スイッチング電流が目標値VMに達すると、フリップフロップFFがリセットされ、スイッチング素子Qpがオフする。スイッチング素子Qpがオフすると、リアクトルL1に蓄えられたエネルギと交流電源ACから供給される電圧との合成により、整流ダイオードDpを通してPFC部Aの出力コンデンサCiが充電される。PFC部Aの出力コンデンサCiには、供給された正弦波電圧のピーク値より高い電圧が出力される。PFC部Aの出力コンデンサCiの電圧Vpは抵抗R6、R7により検出され、電圧Vpと第2の基準電圧ES2とはオペアンプOTAにより比較され、抵抗R6、R7により検出された電圧Vpと第2の基準電圧ES2との誤差信号が乗算器MULに供給される。乗算器MULは、抵抗R1、R2により検出された全波整流波形と上記誤差信号とを乗算し、乗算出力をスイッチング電流の目標値VMとしてコンパレータCOMP2に供給する。
リアクトルL1のエネルギの放出が終了すると、臨界検出用巻線N2の電圧VN2が図15に示すように反転する。コンパレータCOMP1は、電圧VN2と第1の基準電圧ES1とを比較してフリップフロップFFをセットする。これにより、再びスイッチング素子Qpがオンされる。以後この動作の繰り返しにより、スイッチング素子Qpの制御信号が生成され、PFC部Aの出力コンデンサCiの電圧Vpは、一定に保持されると同時に入力電流が入力電圧波形に追従した正弦波電流波形となる。PFC部Aの出力コンデンサCiの電圧Vpは、DC−DCコンバータ部Bの直流電源となる。
DC−DCコンバータ部Bの制御回路1の一例を図16に示す。制御回路1は以下のように動作する。DC−DCコンバータ部Bの制御回路1の各部の波形を図17に示す。
まず、発振器OSCからパルス(図17に示すOSC出力)がワンショットマルチバイブレータからなるワンショット回路OSTに出力される。ワンショット回路OSTは、発振器OSCからのパルスにより、一定のパルス幅のパルスを出力する(図17に示すOST出力)。この一定のパルス幅を持つパルスはデットタイム生成器DT1に出力される。このため、パルスの立ち上がり時にデッドタイムが付加される(図17に示すDT1出力)。
同時にワンショット回路OSTの出力は反転回路INVにより反転され(図17に示すINV出力)、デッドタイム生成器DT2に出力される。デッドタイム生成器DT1の出力は、バッファ回路BUF1を介してローサイドのスイッチング素子Q1のドライブ信号となる。デッドタイム生成器DT2の出力(図17に示すDT2出力)は、レベルシフト回路LESにより電位の異なるレベルに変換され、バッファ回路BUF2を介してハイサイドのスイッチング素子Q2のドライブ信号となる。発振器OSCの発振周波数は、フィードバック(FB)端子の流出電流で制御され、フィードバック端子電流IFBが大きくなると周波数が上昇する。
MOSFETからなるスイッチング素子Q1とスイッチング素子Q2とは、所定のデッドタイムを有して、交互にオン・オフする。DC−DCコンバータ部Bの各部の波形を図18に示す。
スイッチング素子Q2がオンすると、Ci→Q2→Lr→P→Cri→Ciの経路で電流IQ2が流れる。この時の電流波形は、電流共振コンデンサCriと(Lr+Lp(トランスTaの1次側巻線Pのインダクタンス))との共振周波数が支配的となる。この時の共振周波数は、スイッチング周波数よりも十分に低く正弦波の一部が三角波状(図18のIQ2参照)に確認できる。この電流は、トランスTaの1次巻線Pの励磁電流でもある。
次に、スイッチング素子Q2の電流が流れている間にスイッチング素子Q2をオフすると、スイッチング素子Q1とスイッチング素子Q2との両端の電圧は、電圧共振コンデンサCrvと電流共振コンデンサCriとの合成値とトランスTaの1次巻線PのインダクタンスLpとリーケージインダクタンスLrの合成値との電圧擬似共振波形となる。Crv<<Criの関係から、この時の共振周波数は、電圧共振コンデンサCrvにより支配的となる。
スイッチング素子Q2に流れていた1次巻線Pの励磁電流はスイッチング素子Q1の寄生ダイオードに転流する。スイッチング素子Q1の両端電圧VQ1が、ゼロに達した後にスイッチング素子Q1をオンする。これにより、ゼロ電圧スイッチングが可能となる。その後、スイッチング素子Q1に転流した電流IQ1は、減少して極性が反転し、スイッチング素子Q1のMOSFET部に流れる。これにより、Cri→P→Lr→Q1→Criの経路で電流IQ1が流れる。この時の電流波形は、最も共振周波数が高い電流共振コンデンサCriとリーケージインダクタンスLrとの共振周波数の共振電流と、トランスTaの1次巻線Pの励磁電流との合成電流が流れる。共振電流は、トランスTaの2次巻線S1−出力整流ダイオードD1を介して出力コンデンザCoと負荷に供給される。2次側に流れる共振電流がゼロとなり、励磁電流だけになったところでスイッチング素子Q1をオフする。
スイッチング素子Q1がオフすると、スイッチング素子Q1とスイッチング素子Q2との両端の電圧は、電圧共振コンデンサCrvと電流共振コンデンサCriの合成値とトランスTaの1次巻線PのインダクタンスLpとリーケージインダクタンスLrの合成値との電圧擬似共振波形となる。Crv<<Criの関係から、この時の共振周波数も、電圧共振コンデンサCrvにより支配的となる。スイッチング素子Q1に流れていた1次巻線Pの励磁電流はスイッチング素子Q2の寄生ダイオードに転流する。スイッチング素子Q2の両端電圧VQ2が、ゼロに達した後にスイッチング素子Q2をオンする。これにより、ゼロ電圧スイッチングが可能となる。その後、スイッチング素子Q2に転流した電流IQ2は減少し極性が反転し、スイッチング素子Q2のMOS−FET部に流れる。以後、この動作を繰り返す。
スイッチング素子Q1とスイッチング素子Q2は、デッドタイムを有して交互にオン・オフする。スイッチング素子Q1は、オン時の共振電流がゼロになるオン幅でオンすることでほぼゼロ電流スイッチングが可能となる。即ち、スイッチング素子Q1のオン時間は固定とし、スイッチング素子Q2のオン時間を可変することにより、電流共振コンデンサCriの充電電圧を調節し、出力電圧Voを制御する。
ところで、制御回路1の一例として図16にローサイドオン幅固定、ハイサイドオン幅可変のPWM制御回路を示した。これに対して、制御回路1の他の一例として図19に周波数固定のPWM制御回路の一例を示す。この周波数固定のPWM制御回路は、スイッチング周波数を一定とし、ローサイドのスイッチング素子とハイサイドのスイッチング素子とのオン・オフ比率を制御する。図19に示す周波数固定のPWM制御回路は、発振器PWOSC、反転回路INV、デットタイム生成器DT1,DT2、レベルシフト回路LES、バッファ回路BUF1,BUF2から構成される。ローサイドのスイッチング素子のオン幅と共振期間とが適切な範囲内であれば、図16と同様に使用することができる。これは安価なPWM制御回路を利用することができる。周波数固定のPWM制御回路の各部の波形を図20に示す。
ところで、近年、商用の交流電源ラインに流れる高調波電流を規制する規格が制定されており、国際規格のIEC61000−3−2などがある。高調波電流を減らすためには、入力電流波形を正弦波に近づけることが重要であり、一般には入力力率を改善することにより、高調波電流を減らしている。図14に示す従来のコンバータはこれに対応したもので、DC−DCコンバータ部Bの前段にアクティブフィルタ回路を設けている。アクティブフィルタ回路は、昇圧チョッパ回路を基本とし、交流電圧の正弦波の電圧の低い部分を昇圧し連続で入力電流を流す。
特開2005−287257号公報
しかしながら、図14に示すように、従来のコンバータにあっては、部品点数が多く、PFC部AとDC−DCコンバータ部Bとの各々においてスイッチングが行われるため、スイッチングロスの増大、スイッチングノイズの増大などの問題があった。
本発明は、力率を改善する機能を有するとともに、高調波電流を低減でき、しかもスイッチングロス及びノイズを低減できる安価なコンバータを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、交流電源の交流電圧を整流する整流回路と、前記整流回路からの整流電圧を平滑する入力平滑コンデンサと、前記入力平滑コンデンサの両端に接続され、第1スイッチング素子と第2スイッチング素子とが直列に接続された第1直列回路と、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子との接続点と前記入力平滑コンデンサの一端とに接続され、トランスの1次巻線と第1コンデンサとが直列に接続された第2直列回路と、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子を交互にオン・オフさせる制御回路と、前記トランスの2次巻線に発生する高周波電圧を整流平滑して直流出力電圧を取り出す整流平滑回路と、前記トランスの1次巻線と前記第1コンデンサとの接続点と前記交流電源の一端との間に接続された第2コンデンサとを有することを特徴とする。
請求項2の発明は、交流電源の交流電圧を整流する整流回路と、前記整流回路からの整流電圧を平滑する入力平滑コンデンサと、前記整流回路と前記入力平滑コンデンサの間に接続された整流器と、前記入力平滑コンデンサの両端に接続され、第1スイッチング素子と第2スイッチング素子とが直列に接続された第1直列回路と、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子との接続点と前記入力平滑コンデンサの一端とに接続され、トランスの1次巻線と第1コンデンサとが直列に接続された第2直列回路と、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子を交互にオン・オフさせる制御回路と、前記トランスの2次巻線に発生する高周波電圧を整流平滑して直流出力電圧を取り出す整流平滑回路と、前記トランスの1次巻線と前記第1コンデンサとの接続点と前記整流回路と前記整流器の接続点との間に接続された第2コンデンサとを有することを特徴とする。
本発明によれば、力率を改善する機能を有するとともに、高調波電流を低減でき、しかもスイッチングロス及びノイズを低減できる安価なコンバータを提供することができる。
本発明の実施例1のコンバータを示す回路構成図である。 図1に示す交流電源ACの上端が正極の時のコンバータの各部の波形を示す図である。 図1に示す交流電源ACの下端が正極の時のコンバータの各部の波形を示す図である。 本発明の実施例1のコンバータの各部の波形を示す図である。 本発明の実施例2のコンバータを示す回路構成図である。 本発明の実施例3のコンバータを示す回路構成図である。 本発明の実施例4のコンバータを示す回路構成図である。 本発明の実施例5のコンバータを示す回路構成図である。 本発明の実施例6のコンバータを示す回路構成図である。 本発明の実施例7のコンバータを示す回路構成図である。 本発明の実施例7のコンバータ内の制御回路を示す回路構成図である。 本発明の実施例7のコンバータの各部の波形を示す図である。 本発明の実施例7のコンバータのスイッチング周波数と出力電力との関係を示す図である。 従来のコンバータを示す回路構成図である。 従来のコンバータの各部の波形を示す図である。 従来のコンバータ内の制御回路を示す回路構成図である。 図16に示す従来のコンバータ内の制御回路の各部の波形を示す図である。 DC−DCコンバータ部の各部の波形を示す図である。 従来のコンバータ内の制御回路の他の一例を示す回路構成図である。 図19に示す従来のコンバータ内の制御回路の他の一例の各部の波形を示す図である。
以下、本発明のコンバータの実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施例1のコンバータを示す回路図である。図1において、交流電源ACは、交流電圧をフィルタ回路FLを介してブリッジ整流器DBに供給する。ブリッジ整流器DBの出力両端には、入力平滑コンデンサCiが接続されるとともに、MOSFETからなるスイッチング素子Q1とスイッチング素子Q2との直列回路が接続されている。
スイッチング素子Q1のドレイン−ソース間には電圧共振コンデンサCrvが接続されるとともに、トランスTの1次巻線Pと電流共振コンデンサCriとの直列回路が接続されている。LrはトランスTの1次巻線P及び2次巻線S1間
のリーケージインダクタンスからなる。又は、リアクトル単体により構成しても良い。
トランスTの1次巻線Pと電流共振コンデンサCriとの接続点に帰還コンデンサCrbの一端が接続され、帰還コンデンサCrbの他端がブリッジ整流器DBとフィルタ回路FLとの接続点に接続されている。即ち、帰還コンデンサCrbは、フィルタ回路FLを省略すれば、交流電源ACの一端に接続されていることになる。
トランスTの2次巻線S1には、整流ダイオードD1と平滑コンデンサCoとの直列回路が接続されている。平滑コンデンサCoには出力端子(+Vo,−Vo)が接続されるとともに、電圧検出器3が接続されている。電圧検出器3にはフォトカプラPCのフォトダイオードが接続されている。電圧検出器3は、平滑コンデンサCoの出力電圧を検出して、検出電圧をフォトカプラPCのフォトダイオードとフォトトランジスタを介して制御回路1のフィードバック端子FBにフィードバック信号として出力する。
制御回路1は、フィードバック端子FBからのフィードバック信号に基づき、PWM制御によりスイッチング素子Q1とスイッチング素子Q2とを交互にオンオフさせる。あるいは、制御回路1は、スイッチング素子Q1とスイッチング素子Q2との一方のオン期間を一定にし、スイッチング素子Q1とスイッチング素子Q2との他方のオン期間を可変としても良い。
即ち、図1に示すコンバータは、図14に示す従来のコンバータに対して、PFC部の昇圧チョッパ回路を削除し、新たに帰還デンサCrbを追加して構成されることを特徴とする。
なお、実施例1のコンバータの主回路方式は、半波整流型の電流共振コンバータから構成されている。
次に、図2を参照ながら実施例1のコンバータの動作を説明する。図2は図1に示す交流電源ACの上端が正極の時のコンバータの各部の波形を示す図である。1周期の動作は、期間T1〜T7の各動作に分けられる。帰還コンデンサCrbは、ブリッジ整流器DBとフィルタ回路FLとに接続される端子側が負極性に充電されている。
なお、以下の説明では、従来と同じタイミングで流れるトランスTの2次側の電流の説明、および、電圧共振コンデンサCrvの電流および電圧擬似共振動作の説明は省略する。
図2において、VACは交流電源ACの両端電圧、VCiは出力コンデンサCiの両端電圧、VCriは電流共振コンデンサCriの両端電圧、VCrbは帰還コンデンサCrbの両端電圧、IACは交流電源ACを流れる電流、IDbはダイオードDbを流れる電流、IDaはダイオードDaを流れる電流、ICiは入力平滑コンデンサCiを流れる電流、ICrbは帰還コンデンサCrbを流れる電流、IQ2はスイッチング素子Q2のドレインを流れる電流、ILrはリーケージインダクタンスを流れる電流、Icriは電流共振コンデンサCriを流れる電流、IQ1はスイッチング素子Q1のドレインを流れる電流、VQ1はスイッチング素子Q1のドレイン−ソース間電圧を示す。
まず、期間T1では、スイッチング素子Q1がオフであり、スイッチング素子Q2がオンの状態である。この時の電流経路は、AC→FL→Crb→P→Lr→Q2→Ci→Db→FL→ACの第1経路と、Cri→P→Lr→Q2→Ci→Criの第2経路との2つの経路があり、電流ICrb、ILr、IQ2、ICi、IDb、Icriが流れる。このため、交流電源ACから入力平滑コンデンサCiが充電されて、帰還コンデンサCrbが充電し、電流共振コンデンサCriが放電する。
期間T2では、引き続きスイッチング素子Q1がオフであり、スイッチング素子Q2がオンの状態である。この時の電流経路は、Ci→Q2→Lr→P→Cri→Ciの経路で電流ILr、IQ2、ICi、Icriが流れる。このため、入力平滑コンデンサCiが放電されて、電流共振コンデンサCriが充電される。
期間T3では、引き続きスイッチング素子Q1がオフであり、スイッチング素子Q2がオンの状態である。この時の電流経路は、Ci→Q2→Lr→P→Cri→Ciの経路で電流ILr、IQ2、ICi、Icriが流れて、出力コンデンサCiが放電されて、電流共振コンデンサCriが充電される期間と、Crb→Da→Q2→Lr→P→Crbの経路で電流ICrb、IDa、ILr、IQ2が流れて、帰還コンデンサCrbが放電する期間とがある。
期間T4では、一転して、スイッチング素子Q1がオンであり、スイッチング素子Q2がオフの状態である。この時の電流経路は、Crb→Da→Ci→Q1→Lr→P→Crb経路で電流ICrb、IDa、ICi、ILr、IQ1が流れて、帰還コンデンサCrbが放電されて、出力コンデンサCiが充電される期間と、P→Cri→Q1→Lr→Pの経路で電流Icri、IQ1、ILrが流れて、電流共振コンデンサCriが充電される期間とがある。
期間T5では、引き続き、スイッチング素子Q1がオンであり、スイッチング素子Q2がオフの状態である。この時の電流経路は、Cri→P→Lr→Q1→Criの経路で電流Icri、IQ1、ILrが流れて、電流共振コンデンサCriが放電される。
期間T6では、引き続き、スイッチング素子Q1がオンであり、スイッチング素子Q2がオフの状態である。この時の電流経路は、AC→FL→Crb→P→Lr→Q1→Db→FL→ACの経路で電流ICrb、ILr、IQ1、IDbが流れて、交流電源ACから帰還コンデンサCrbが充電される期間と、Cri→P→Lr→Q1→Criの経路で電流Icri、ILr、IQ1が流れて、電流共振コンデンサCriが放電する期間とがある。
期間T7では、引き続き、スイッチング素子Q1がオンであり、スイッチング素子Q2がオフの状態である。この時の電流経路は、AC→FL→Crb→P→Lr→Q1→Db→FL→ACの経路で電流Icrb、ILr、IQ1、IDbが流れて、交流電源ACから帰還コンデンサCrbが充電される期間と、Cri→P→Lr→Q1→Criの経路で電流Icri、ILr、IQ1が流れて、電流共振コンデンサCriが放電する期間とがある。
なお、期間T4〜期間T6では、トランスTの2次側に電流が流れて、負荷に電力が供給される。
図3は図1に示す交流電源ACの下端が正極の時のコンバータの各部の波形を示す図である。1周期の動作は、期間T8〜T14の各動作に分けられる。帰還コンデンサCrbはブリッジ整流器DBとフィルタ回路FLとに接続される端子側が正極性に充電されている。なお、以下の説明では、従来と同じタイミングで流れるトランスTの2次側の電流の説明、および、電圧共振コンデンサCrvの電流および電圧擬似共振動作の説明は省略する。
まず、期間T8では、スイッチング素子Q1がオフであり、スイッチング素子Q2がオンの状態である。この時の電流経路は、Crb→P→Lr→Q2→Ci→Dd→Crbの経路と、Cri→P→Lr→Q2→Ci→Criの経路とがあり、電流ICrb、ILr、IQ2、ICi、Icriが流れる。このため、帰還コンデンサCrbが放電して、入力平滑コンデンサCiが充電され、電流共振コンデンサCriが放電する。
期間T9では、引き続きスイッチング素子Q1がオフであり、スイッチング素子Q2がオンの状態である。この時の電流経路は、Ci→Q2→Lr→P→Cri→Ciの経路で電流ICi、IQ2、ILr、Icriが流れて、出力コンデンサCiが放電されて、電流共振コンデンサCriが充電される。
期間T10では、引き続きスイッチング素子Q1がオフであり、スイッチング素子Q2がオンの状態である。この時の電流経路は、Ci→Q2→Lr→P→Cri→Ciの経路で電流ICi、IQ2、ILr、Icriが流れて、出力コンデンサCiが放電されて、電流共振コンデンサCriが充電される期間と、AC→FL→Dc→Q2→Lr→P→Crb→FL→ACの経路で電流IDc、IQ2、ILr、ICrbが流れて、交流電源ACから帰還コンデンサCrbが充電される期間とがある。
期間T11では、一転して、スイッチング素子Q1がオンであり、スイッチング素子Q2がオフの状態である。この時の電流経路は、AC→Dc→Ci→Q1→Lr→P→Crb→FL→ACの経路で電流IDc、ICi、IQ1、ILr、Icriが流れて、交流電源ACから入力平滑コンデンサCiおよび帰還コンデンサCrbが充電される期間と、P→Cri→Q1→Lr→Pの経路で電流Icri、IQ1、ILrが流れて、電流共振コンデンサCriが充電される期間とがある。
期間T12では、引き続き、スイッチング素子Q1がオンであり、スイッチング素子Q2がオフの状態である。この時の電流経路は、Cri→P→Lr→Q1→Criの経路で電流Icri、ILrが流れて、電流共振コンデンサCriが放電される。
期間T13では、引き続き、スイッチング素子Q1がオンであり、スイッチング素子Q2がオフの状態である。この時の電流経路は、Crb→P→Lr→Q1→Dd→Crbの経路で電流ICrb、ILr、IQ1、IDbが流れて、帰還コンデンサCrbが放電する期間と、Cri→P→Lr→Q1→Criの経路で電流Icri、ILr、IQ1が流れて、電流共振コンデンサCriが放電する期間とがある。
期間T14では、引き続き、スイッチング素子Q1がオンであり、スイッチング素子Q2がオフの状態である。この時の電流経路は、Crb→P→Lr→Q1→Dd→Crbの経路で電流ICrb、ILr、IQ1、IDdが流れて、帰還コンデンサCrbが放電する期間と、Cri→P→Lr→Q1→Criの経路で電流Icri、ILr、IQ1が流れて、電流共振コンデンサCriが放電する期間とがある。
なお、期間T11〜T13の期間では、トランスTの2次側に電流が流れ負荷に電力が供給される。
このように実施例1のコンバータによれば、帰還コンデンサCrbを追加することにより新しい電流経路が形成される。このため、入力平滑コンデンサCiの電圧よりも交流電源ACの電圧が低い場合でも、入力平滑コンデンサCiを充電することができる。従って、幅広い交流電源電圧において、交流電源電流を流すことができ、図4に示すように、交流電源電圧VACに近似した交流電源電流IACを流すことができる。従って、力率は改善され、高調波電流が低減される。
ところで、上記力率改善機能を有したコンバータでは、出力電圧の制御しかできないため、重負荷時と軽負荷時の昇圧エネルギを制御できないことが多い。従って、重負荷時に十分な昇圧電圧を設定すると、軽負荷時の入力平滑コンデンサCiの電圧は著しく高くなり、入力平滑コンデンサCiの耐電圧が大きくなるばかりでなく、コンバータの耐電圧が大きくなる欠点があった。
これに対して、実施例1のコンバータでは、新たに追加した帰還コンデンサCrbへ負荷電流の一部が流れるため、負荷電流に応じて昇圧エネルギが変化して、軽負荷時に入力平滑コンデンサCiの電圧が著しく高くならない。このため、入力平滑コンデンサCiの耐電圧を大きくする必要がなくなる。
また、コンバータは、半波整流型電流共振コンバータを基本として改良を加えたもので、従来からの電流共振および電圧擬似共振動作は維持される。これにより、効率良くノイズの少ない力率改善機能を有したコンバータを提供できる。
図5は本発明の実施例2のコンバータを示す回路構成図である。図5に示す実施例2のコンバータは、図1に示す実施例1のコンバータに対して、帰還コンデンサCrbの他端を、フィルタ回路FLとブリッジ整流器DBとの接続点に接続した点が異なる。
実施例2のコンバータによれば、図1に示す実施例1のコンバータと同様に動作し、同様の効果が得られる。
図6は本発明の実施例3のコンバータを示す回路構成図である。図6に示す実施例3のコンバータは、図1に示す実施例1のコンバータに対して、電流共振コンデンサCriとリーケージインダクタンスLrとトランスTの1次巻線Pとの直列回路の接続位置をスイッチング素子Q2のドレイン−ソース間に変更した点が異なる。ハーフブリッジ型のコンバータは、スイッチング素子Q1,Q2が上下対象の構成となっているため、接続位置を変更することができる。
また、この場合には、トランスTの2次側の整流極性に応じて、スイッチング素子Q1とスイッチング素子Q2との制御信号を図1の場合と入れ替える必要がある。実施例3においても、実施例1の効果と同様の効果が得られる。
なお、電圧共振コンデンサCrvをスイッチング素子Q1の両端から、スイッチング素子Q2の両端へ移動させることもできる。
図7は本発明の実施例4のコンバータを示す回路構成図である。図7に示す実施例4のコンバータは、図1に示す実施例1のコンバータに対して、ブリッジ整流器DBと入力平滑コンデンサCiの正極側との間にダイオードDiを設け、帰還コンデンサCrbの他端をブリッジ整流器DBとダイオードDiとの間に接続した点が異なる。
このように実施例4のコンバータによれば、ブリッジ整流器DBの出力側に帰還コンデンザCrbを接続することもでき、実施例1のコンバータと同様の効果が得られる。
図8は本発明の実施例5のコンバータを示す回路構成図である。図8に示す実施例5のコンバータは、図1に示す実施例1のコンバータに対して、ブリッジ整流器DBの出力側と入力平滑コンデンサCiの負極側との間にダイオードDiを設け、帰還コンデンサCrbの他端をブリッジ整流器DBの出力側とダイオードDiとの間に接続した点が異なる。なお、図8に示す例は、フィルタ回路FLをブリッジ整流器DBの入力側から出力側に移動した例である。
実施例5のコンバータによれば、ダイオードDiの接続を入力平滑コンデンサCiの負極側としても実施例1の効果と同様な効果が得られる。
図9は本発明の実施例6のコンバータを示す回路構成図である。図9に示す実施例6のコンバータは、図1に示す実施例1のコンバータに対して、電流共振コンデンサCriを電流共振コンデンサCri1と電流共振コンデンサCri2とに分けて、電流共振コンデンサCri1と電流共振コンデンサCri2との直列回路を入力平滑コンデンサCiに並列に接続している。
また、電圧共振コンデンサCrvも電圧共振コンデンサCrv1と電圧共振コンデンサCrv2とに分けて、電圧共振コンデンサCrv1と電圧共振コンデンサCrv2とを、スイッチング素子Q1とスイッチング素子Q2とに並列にそれぞれ接続している。この実施例6のコンバータの場合にも、実施例1のコンバータと同様な効果が得られる。
図10は本発明の実施例7のコンバータを示す回路構成図である。図1に示す実施例1のコンバータでは、トランスTの2次側が半波整流であるのに対して、図10に示す実施例7では、直列に接続された第1の2次巻線S1と第2の2次巻線S2とをセンタータップ構成として、ダイオードD1,D2により両波整流とした両波整流回路と、両波整流回路に接続された平滑コンデンサとを用いている。
即ち、DC−DCコンバータは、両波整流型電流共振コンバータである。両波整流型電流共振コンバータは、図1に示す半波整流型電流共振コンバータと出力電圧の制御方法が異なる。このため、制御回路1aを用いている。制御回路1aの詳細な構成図を図11に示す。制御回路1aは、発振器OSC、フリップフロップ回路FF、デットタイム生成器DT1,DT2、レベルシフト回路LES、バッファ回路BUF1,BUF2から構成される。
次に、両波整流型電流共振コンバータの動作を説明する。まず、発振器OSCからの信号がフリップフロップ回路FFに入力されて、交互にオン・オフするそれぞれデューティ50%の2つのパルス信号が出力される。
一方のパルス信号は、デットタイム生成器DT1、バッファ回路BUF1を介してローサイドのスイッチング素子Q1のゲートドライブ信号(図12のQ1g)となる。
他方のパルス信号は、デットタイム生成器DT2、レベルシフト回路LES、バッファ回路BUF2を介して、ハイサイドのスイッチング素子Q2のゲートドライブ信号(図12のQ2g)となる。即ち、スイッチング素子Q1,Q2は、デットタイム生成器DT1,DT2によりデッドタイムを有して、交互にオン・オフする。
まず、スイッチング素子Q2がオンすると、Ci→Q2→Lr→P→Cri→Ciの経路で電流IQ2が流れる。この電流IQ2は、トランスTの1次側の励磁インダクタンスLp(図示せず)に流れる励磁電流と、1次巻線P、2次巻線S2、ダイオードD2、平滑コンデンサCoを介して、出力端子+Voおよび−Voから負荷へ供給され負荷電流との合成電流となる。
即ち、前者は、(リーケージインダクタンスLr+励磁インダクタンスLp)と電流共振コンデンサCriとの正弦波状の共振電流となり、スイッチング素子Q2のオン期間に比べて、低い共振周波数とするため、正弦波の一部が三角波状の電流として観測される。後者は、リーケージインダクタンスLrと電流共振コンデンサCriとの共振要素が現われた正弦波状の共振電流となる。
スイッチング素子Q2がオフすると、トランスTに蓄えられた励磁電流のエネルギにより、電圧擬似共振が発生する。この電圧擬似共振は、(リーケージインダクタンスLr+励磁インダクタンスLp)と電流共振コンデンサCri、電圧共振コンデンサCrvとによる電圧擬似共振であるが、容量の少ない電圧共振コンデンサCrvによる共振周波数が、スイッチング素子Q1およびスイッチング素子Q2の両端電圧として観測される。
即ち、スイッチング素子Q2の電流IQ2は、スイッチング素子Q2のオフと共に電圧共振コンデンサCrvに移り、電圧共振コンデンサCrvがゼロボルトまで放電されると、スイッチング素子Q1の内蔵ダイオードにその電流が移行する。これは、トランスTに蓄えられた励磁電流によるエネルギがスイッチング素子Q1の内蔵ダイオードを介して電流共振コンデンサCriを充電している。この期間に、スイッチング素子Q1をオンさせることによりスイッチング素子Q1のゼロボルトスイッチが可能となる。
スイッチング素子Q1がオンすると、電流共振コンデンサCriを電源として、Cri→P→Lr→Q1→Criの経路で電流IQ1が流れる。この電流は、トランスTの1次側の励磁インダクタンスLpに流れる励磁電流と、1次巻線P、2次巻線S1、ダイオードD1、平滑コンデンサCoを介して、出力端子+Voおよび−Voから負荷へ供給され負荷電流との合成電流となる。
即ち、前者は、(リーケージインダクタンスLr+励磁インダクタンスLp)と電流共振コンデンサCriとの正弦波状の共振電流となり、スイッチング素子Q1のオン期間に比べて、低い共振周波数とするため、正弦波の一部が三角波状の電流として観測される。後者は、リーケージインダクタンスLrと電流共振コンデンサCriとの共振要素が現われた正弦波状の共振電流となる。
スイッチング素子Q1がオフすると、トランスTに蓄えられた励磁電流のエネルギにより、電圧擬似共振が発生する。この電圧擬似共振は、(リーケージインダクタンスLr+励磁インダクタンスLp)と電流共振コンデンサCri、電圧共振コンデンサCrvとによる電圧擬似共振であるが、容量の少ない電圧共振コンデンサCrvによる共振周波数が、スイッチング素子Q1およびスイッチング素子Q2の両端電圧として観測される。
即ち、スイッチング素子Q1の電流は、スイッチング素子Q1のオフと共に電圧共振コンデンサCrvに移り、電圧共振コンデンサCrvが電源電圧Vinまで充電されると、スイッチング素子Q2の内蔵ダイオードにその電流が移行する。これは、トランスTに蓄えられた励磁電流によるエネルギがスイッチング素子Q2の内蔵ダイオードを介して入力平滑コンデンサCiに回生されている。この期間にスイッチング素子Q2をオンさせることによりスイッチング素子Q2のゼロボルトスイッチが可能となる。これらの各部の波形を図12に示す。
図10に示すコンバータは、制御回路1aによりスイッチング素子Q1とスイッチング素子Q2をデッドタイム固定し交互にオン・オフし周波数制御している。入力電圧変化に対しては、スイッチング周波数を可変制御している。これは、負荷に流れる共振電流の周波数は一定であることを利用し、周波数制御によりオン幅を広げることにより、循環電流である励磁電流を増やし、電流共振コンデンサCriの電圧の振幅を変化させ出力電圧を制御している。
このスイッチング周波数と出力電力の関係を図13に示す。電圧検出器3により検出された誤差信号は、フォトカプラPCにより制御回路1aにFB端子の電流として伝えられる。制御回路1aにおいて、発振器OSCは、FB端子電流により周波数が可変する。このため、負荷変動や入力電圧変動などの様々な変動に対して、電流共振コンデンサCriには振幅電圧が発生する。即ち、この振幅電圧を帰還コンデンサCrbにより入力に帰還することで、入力平滑コンデンサCiを幅広い入力電圧にて充電することができる。従って、実施例7においても、実施例1の効果と同様な効果が得られる。
このように、実施例1乃至7のコンバータによれば、僅かな部品の追加のみで力率改善機能を有した電流共振型コンバータを提供できる。このため、ノイズが少なく効率の良い共振型コンバータでありながら、入力力率を改善する機能を有するため、安価に高調波規制に対応した電源装置を構成できる。
また、昇圧エネルギを各部の定数で容易に調整できるため、必要最小限の昇圧エネルギで力率改善が可能となり、大幅に効率が低下しない力率改善機能を有した共振型コンバータを提供できる。特に、共振型が難しい力率改善を、共振を維持しながら達成できる。
なお、本発明は、実施例1乃至実施例7のコンバータに限定されるものではない。実施例1乃至6のコンバータでは、トランスTの2次側に半波整流回路及び平滑コンデンサを用い、実施例7のコンバータでは、トランスTの2次側に両波整流回路及び平滑コンデンサを用いたが、例えば、トランスTの2次側に全波整流回路及び全波整流回路に接続された平滑コンデンサを用いても良い。
本発明は、AC−DCコンバータ、DC−DCコンバータ等のコンバータに適用可能である。
AC 交流電源
FL フィルタ回路
DB ブリッジ整流器
Q1,Q2 スイッチング素子
1 制御回路
3 電圧検出器
Ci 入力平滑コンデンサ(出力コンデンサ)
Cri 電流共振コンデンサ
Crv 電圧共振コンデンサ
Crb 帰還コンデンサ
Lr リーケージインダクタンス
T,Ta トランス
P 1次巻線
S1,S2 2次巻線
Di,D1,D2 ダイオード
Co 平滑コンデンサ
PC フォトカプラ
OSC 発振器
FF フリップフロップ
DT1,DT2 デットタイム生成器
BUF1,BUF2 バッファ回路
LES レベルシフト回路

Claims (7)

  1. 交流電源の交流電圧を整流する整流回路と、
    前記整流回路からの整流電圧を平滑する入力平滑コンデンサと、
    前記入力平滑コンデンサの両端に接続され、第1スイッチング素子と第2スイッチング素子とが直列に接続された第1直列回路と、
    前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子との接続点と前記入力平滑コンデンサの一端とに接続され、トランスの1次巻線と第1コンデンサとが直列に接続された第2直列回路と、
    前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子を交互にオン・オフさせる制御回路と、
    前記トランスの2次巻線に発生する高周波電圧を整流平滑して直流出力電圧を取り出す整流平滑回路と、
    前記トランスの1次巻線と前記第1コンデンサとの接続点と前記交流電源の一端との間に接続された第2コンデンサと、
    を有することを特徴とするコンバータ。
  2. 交流電源の交流電圧を整流する整流回路と、
    前記整流回路からの整流電圧を平滑する入力平滑コンデンサと、
    前記整流回路と前記入力平滑コンデンサの間に接続された整流器と、
    前記入力平滑コンデンサの両端に接続され、第1スイッチング素子と第2スイッチング素子とが直列に接続された第1直列回路と、
    前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子との接続点と前記入力平滑コンデンサの一端とに接続され、トランスの1次巻線と第1コンデンサとが直列に接続された第2直列回路と、
    前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子を交互にオン・オフさせる制御回路と、
    前記トランスの2次巻線に発生する高周波電圧を整流平滑して直流出力電圧を取り出す整流平滑回路と、
    前記トランスの1次巻線と前記第1コンデンサとの接続点と前記整流回路と前記整流器の接続点との間に接続された第2コンデンサと、
    を有することを特徴とするコンバータ。
  3. 前記整流平滑回路は、前記トランスの2次巻線に接続された全波整流回路と、前記全波整流回路に接続された出力平滑コンデンサとを有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のコンバータ。
  4. 前記トランスの2次巻線は、直列に接続された第1の2次巻線と第2の2次巻線とを有し、前記整流平滑回路は、前記第1の2次巻線と前記第2の2次巻線とに接続された両波整流回路と、前記両波整流回路に接続された出力平滑コンデンサとを有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のコンバータ。
  5. 前記整流平滑回路は、前記トランスの2次巻線に接続された半波整流回路と、前記半波整流回路に接続された平滑コンデンサとを有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のコンバータ。
  6. 前記制御回路は、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子とを周波数制御することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載のコンバータ。
  7. 前記制御回路は、前記第1スイッチング素子又は前記第2スイッチング素子のオン期間を一定に制御することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載のコンバータ。
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