JP2012036866A - ディーゼルエンジンの燃料供給制御装置 - Google Patents

ディーゼルエンジンの燃料供給制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】非精製の廃油と石油系燃料油との混合油を使用して、ディーゼルエンジンを長期にわたり安定して運転可能する燃料供給制御装置を提供する。
【解決手段】石油系燃料油と非精製の廃油との混合油を燃料としてディーゼルエンジン12に供給するディーゼルエンジンの燃料供給制御装置であって、ECU44の混合比設定手段で設定された混合比に基づいて廃油量調節手段38及び石油系燃料油量調節手段40を制御して第1の燃料タンク32から燃料混合手段36への廃油の供給量及び第2の燃料タンク34から燃料混合手段36への石油系燃料油の供給量を調節する構成にした。これにより、ディーゼルエンジンを長期にわたり安定して運転でき、廃油の使用比率を大幅に増加できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、軽油や重油等の石油系燃料油と廃棄される非精製の動植物性廃食油や鉱物油とを混合し当該混合油を燃料としてディーゼルエンジンに供給するディーゼルエンジンの燃料供給制御装置に関し、さらに詳しくは、廃油と石油系燃料油との混合比をディーゼルエンジンの回転数の回転変動量に対応して調節できるようにしたディーゼルエンジンの燃料供給制御装置に関する。
近年、廃棄物として処理されていた、食品産業や家庭などから排出される食用油脂などの廃食油やエンジンオイル等の鉱物油をディーゼルエンジン燃料の原料として再利用する研究開発が資源の保護及び環境保全の観点から進められてきている。
例えば、廃食油をディーゼルエンジン燃料の原料として利用する方法には、廃食油をメタノールと反応させてメチルエステル化し、生成された脂肪酸メチルエステルを軽油と所定の割合で混合し、これをディーゼルエンジンの燃料油、すなわちバイオディーゼル燃料とする技術が提案されている(例えば特許文献1,2参照)。
このようなバイオディーゼル燃料は、黒煙などの有害排気ガスの排出量が少なく、環境負荷の少ない燃料として注目されている。
一方、廃食油や鉱物油を石油系燃料油と単純に混合し、この混合油をディーゼルエンジンの燃料として使用する方法も提案されている。
特開平07−197047号公報 特開平10−245586号公報
しかしながら、廃食油をエステル化処理して軽油相当の燃料に改質するようにした特許文献1または2の方式では、廃食油のエステル化処理設備が必要になるため、エステル化処理にコストがかかる。その結果、ディーゼルエンジンの燃料として使用される廃食油の量も、廃棄される廃食油全体の数パーセントであるのが現状である。
また、単純に廃食油を石油系燃料油と混合し、この混合油をディーゼルエンジン燃料とする方式では、リノール酸などの不飽和脂肪酸を含む廃食油をディーゼル燃料として使用すると、これらの酸化や重合により生成されるグリセリンなどのガム状物質がディーゼルエンジンの燃料フィルタや燃料噴射ノズル、燃料ポンプなどを含む燃料供給系に支障を来たし、ノッキングの発生や回転ムラ及び回転数低下の要因となり、ディーゼルエンジンを安定して運転させることができなくなり、しかも、バルブやピストンを損傷するという問題を生じさせる要因ともなっていた。
本発明は、上記のような事情に鑑みなされたもので、その目的は、エステル化処理のような改質をしない非精製の廃油と石油系燃料油との混合油を使用して、ディーゼルエンジンを長期にわたり安定して運転可能するとともに廃油の使用比率を大幅に増加できるディーゼルエンジンの燃料供給制御装置を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明は、石油系燃料油と非精製の廃油とを混合し当該混合油を燃料としてディーゼルエンジンに供給するディーゼルエンジンの燃料供給制御装置であって、前記廃油を貯留する第1の燃料タンクと、前記石油系燃料油を貯留する第2の燃料タンクと、前記廃油と前記石油系燃料油とを混合する燃料混合手段と、前記第1の燃料タンクから前記燃料混合手段に供給される前記廃油の供給量を調節する廃油量調節手段と、前記第2の燃料タンクから前記燃料混合手段に供給される前記石油系燃料油の供給量を調節する石油系燃料油量調節手段と、前記燃料混合手段で混合された混合油を前記ディーゼルエンジンに供給する燃料供給手段と、前記ディーゼルエンジンの回転数を検出する回転数検出手段と、前記ディーゼルエンジンの目標回転数に対する前記検出された回転数の変動量を算出する回転変動量算出手段と、前記回転変動量算出手段で算出された回転変動量が第1の設定値を下回る値である時に第1の変動量判定情報として判定し、前記回転変動量が前記第1の設定値以上で、かつ第1の設定値より大きい予め決められた第2の設定値未満の範囲である時に第2の変動量判定情報として判定し、前記回転変動量判定手段4404は、回転変動量算出手段4402で算出された回転変動量が第2の設定値である時に第3の変動量判定情報として判定する回転変動量判定手段と、前記第1の変動量判定情報に応じて前記ディーゼルエンジンが運転される状態を第1の運転状態とし、前記第2の変動量判定情報に応じて前記ディーゼルエンジンが運転される状態を第2の運転状態とし、前記第3の変動量判定情報に応じて前記ディーゼルエンジンが運転される状態を第3の運転状態として判定する運転状態判定手段と、前記回転変動量判定手段からの各変動量判定情報に基づいて前記廃油と前記石油系燃料油との混合比を前記第1、第2及び第3の運転状態に応じて設定する混合比設定手段と、前記混合比設定手段で設定された混合比に基づいて前記廃油量調節手段及び前記石油系燃料油量調節手段を制御して前記第1の燃料タンクから前記燃料混合手段への前記廃油の供給量及び前記第2の燃料タンクから前記燃料混合手段への前記石油系燃料油の供給量を調節する第1の制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明のディーゼルエンジン燃料供給制御装置によれば、エステル化処理のような改質をしない非精製の廃油と石油系燃料油との混合油を使用してディーゼルエンジンを長期にわたり安定して運転することができるとともに廃油の使用比率を大幅に増加することができる。
本発明の実施の形態に係るディーゼルエンジン燃料供給制御装置の全体の構成を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係るディーゼルエンジン燃料供給制御装置の機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係るディーゼルエンジン燃料供給制御装置の処理動作を説明するためのフローチャートである。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本実施の形態に示すディーゼルエンジンの燃料供給制御装置は、軽油等の石油系燃料油と、従来のようにエステル化処理で改質をしない非精製の廃食油等の廃油とを混合し、この混合油をディーゼルエンジンの燃料として供給できるようにしたものである。
このような燃料供給制御装置が適用されるディーゼルエンジン12は、図1に示すように、石油系燃料油と廃油との混合油もしくは石油系燃料油が空気に混合された混合ガスを燃焼させることにより回転エネルギーを取り出すエンジン本体14と、エンジン本体14に石油系燃料油と廃油との混合油もしくは石油系燃料油を供給する燃料供給手段16と、エンジン本体14に空気を供給する空気供給手段18と、エキゾーストマニホールド20を含んで構成される。
燃料供給手段16は、燃料供給ポンプ1602と、噴射量制御装置(ガバナー)1604と、アクチュエーター1606とを含んで構成される。
燃料供給ポンプ1602は、後述する燃料混合タンク3602からの混合油もしくは石油系燃料油をエンジン本体14の燃料噴射弁(図示省略)に供給するものである。
噴射量制御装置1604は、PLC(Programmable Logic Controller:プログラマブルロジックコントローラ)48によって制御されるアクチュエーター1606によって駆動されるものであり、燃料供給ポンプ1602から図示省略の燃料噴射弁を介して噴射される燃料の噴射量を調整する。
空気供給手段18は、エアクリーナ1802と、過給器1804と、インテークマニホールド1806を含んで構成される。
エアクリーナ1802は、エンジン本体12に供給する空気から塵埃を除去するものである。
インテークマニホールド1806は、エアクリーナ1802で濾過された空気をエンジン本体12の各シリンダへ均等に配分するものである。
過給器1804は、エアクリーナ1802からインテークマニホールド1806を通してエンジン本体12に供給する空気を圧縮し外気圧より高圧にしてエンジン本体12の各シリンダに送り込むための空気圧縮機である。
エキゾーストマニホールド20は、エンジン本体12の各シリンダの排気ガスを集めてマフラに送り出すためのものである。
このような構成のディーゼルエンジン12は発電機の駆動源として使用されるもので、ディーゼルエンジン12の回転軸1202の一端には、三相交流発電機22の回転軸2202が継手24を介して連結されている。また、エンジン本体12には、ディーゼルエンジン12の回転数を検出する回転数検出器(特許請求の範囲に記載した回転数検出手段に相当する)26が設けられている。
回転数検出器26は、ディーゼルエンジン12の回転軸1202の一端に設けられ、外周縁の全周に亘り一定ピッチの突起が形成されてなる回転円盤2602と、この回転円盤2602の突起に近接して配置された回転センサ2604とから構成される。回転センサ2604では、回転円盤2602の突起に対応した正弦波状の信号が回転円盤2602の回転によって生成され、この信号は、後述するECU44に、ディーゼルエンジン12の回転数算出用の情報として取り込まれるように構成されている。
次に、本実施の形態に示すディーゼルエンジン燃料供給制御装置の構成について図1を参照して説明する。
ディーゼルエンジンの燃料供給制御装置は、図1に示すように、廃油を貯留する第1の燃料タンク32と、石油系燃料油を貯留する第2の燃料タンク34と、燃料混合手段36と、廃油量調節手段38と、石油系燃料油量調節手段40と、燃料切換バルブ(特許請求の範囲に記載した燃料切換手段に相当する)42と、ECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)44と、燃料リターン用切換バルブ46を含んで構成される。
第1の燃料タンク32の廃油流出口3202には、廃油流出管3204を介してフィルタ50が接続されている。このフィルタ50は、第1の燃料タンク32から流出される廃油中に浮遊している、廃油の酸化劣化で生じた生成物質やその他の不純物質を捕集するもので、200メッシュ程度の濾材5002を含んで構成されている。このフィルタ50を備えることにより、レストランや各家庭等から集めた廃油、すなわちエステル化処理などの改質処理を施さない非精製の廃油を直接第1の燃料タンク32に投入してディーゼルエンジンの燃料に利用することが可能になる。
燃料混合手段36は、第1の燃料タンク32からフィルタ50を通して供給される廃油と、第2の燃料タンク34から供給される石油系燃料油とを混合するもので、上端開口が蓋部材3602aで閉鎖された燃料混合タンク3602と、蓋部材3602aに装着され、燃料混合タンク3602内に流入された廃油と石油系燃料油とを撹拌混合する撹拌翼3604aを有する撹拌機3604と、蓋部材3602aに装着され、燃料混合タンク3602内に貯溜される混合油52の液面レベルを上限レベルと下限レベルの2点で検出する液面計3606とを含んで構成されている。
また、撹拌機3604はECU44によって起動及び停止制御されるように構成され、さらに液面計3606で検出される上限レベル及び下限レベルの信号はECU44に取り込まれ、廃油量調節手段38、石油系燃料油量調節手段40及び撹拌機3604の制御に供されるように構成されている。
廃油量調節手段38は、フィルタ50と燃料混合タンク3602との間を連通状態に接続する廃油用の配管3802と、この配管3802の上流端側と下流端側にそれぞれ設けられた開閉バルブ3804,3806と、開閉バルブ3804と3806との間に位置する配管3802に設けられ、フィルタ50を透過した廃油を燃料混合タンク3602に送給する電磁ポンプ3808と、電磁ポンプ3808の下流側で開閉バルブ3804と3806との間に位置する配管3802に設けられ、燃料混合タンク3602に送給される電磁ポンプ3808からの廃油流量を制御する流量制御バルブ3810とを含んで構成されている。また、電磁ポンプ3808及び流量制御バルブ3810はECU44によって制御される構成になっている。
石油系燃料油量調節手段40は、第2の燃料タンク34と燃料混合タンク3602との間を連通状態に接続する石油系燃料油用の配管4002と、この配管4002の上流端側と下流端側にそれぞれ設けられた開閉バルブ4004,4006と、開閉バルブ4004と4006との間に位置する配管4002に設けられ、第2の燃料タンク34からの石油系燃料油を燃料混合タンク3602に送給する電磁ポンプ4008と、電磁ポンプ4008の吐出側で開閉バルブ4004と4006との間に位置する配管4002に設けられ、燃料混合タンク3602に送給される電磁ポンプ4008からの石油系燃料油流量を制御する流量制御バルブ4010とを含んで構成されている。また、電磁ポンプ4008及び流量制御バルブ4010はECU44によって制御される構成になっている。
燃料混合タンク3602に接続された混合油供給管54及び第2の燃料タンク34に接続された石油系燃料油供給管56とディーゼルエンジン12における燃料供給ポンプ1602の燃料吸込み口側に接続された燃料供給管58との間は燃料切換バルブ42を介して接続されている。燃料切換バルブ42は、ECU44から出力される指令信号によって燃料供給ポンプ1602の燃料供給管58が燃料混合タンク3602の混合油供給管54または第2の燃料タンク34の石油系燃料油供給管56に切り換え接続されるように構成されている。また、混合油供給管54の上流側には開閉バルブ60が設けられ、さらに石油系燃料油供給管56の上流側には開閉バルブ62が設けられている。
燃料混合タンク3602に接続された混合油戻し管64及び第2の燃料タンク34に接続された石油系燃料油戻し管66とディーゼルエンジン12における燃料供給ポンプ1602の燃料戻し口に接続された燃料戻し管68との間は燃料リターン用切換バルブ46を介して接続されている。燃料リターン用切換バルブ46は、ECU44から出力される指令信号によって燃料供給ポンプ1602の燃料戻し管68が燃料混合タンク3602の混合油戻し管64または第2の燃料タンク34の石油系燃料油戻し管66に切り換え接続されるように構成されている。また、混合油戻し管64の上流側には開閉バルブ70が設けられ、さらに石油系燃料油戻し管66の上流側には開閉バルブ72が設けられている。
なお、燃料供給ポンプ1602でエンジンの燃料噴射ノズルに供給される余分な廃油は燃料リターン用切換バルブ46及び戻し管64を通して燃料混合タンク3602に戻される。また、燃料供給ポンプ1602でエンジンの燃料噴射ノズルに供給される余分な石油系燃料油は燃料リターン用切換バルブ46及び戻し管66を通して第2の燃料タンク34に戻される。
ECU44は、ディーゼルエンジンの燃料供給制御装置全体を管理し制御するもので、機能的には、図2に示すように、回転変動量算出手段4402と、回転変動量判定手段4404と、運転状態判定手段4406と、混合比設定手段4408と、第1の制御手段4410と、第2の制御手段4412と、第3の制御手段4414とを含んで構成される。
回転変動量算出手段4402は、ディーゼルエンジン12が廃油と石油系燃料油との混合油で回転駆動されている状態において、回転数検出器26から出力される信号に基づいてディーゼルエンジンの実回転数を算出し、ディーゼルエンジン12の目標回転数(例えば、1500rpm)に対する上記実回転数の変動量を算出するものである。
回転変動量判定手段4404は、回転変動量算出手段4402で算出された回転変動量が予め決められた第1の設定値(例えば5rpm)を下回る値である時に第1の変動量判定情報として判定する。また、回転変動量判定手段4404は、回転変動量算出手段4402で算出された回転変動量が第1の設定値以上で、かつ第1の設定値より大きい予め決められた第2の設定値(例えば10rpm)未満の範囲内にある時に第2の変動量判定情報として判定する。さらに、回転変動量判定手段4404は、回転変動量算出手段4402で算出された回転変動量が第2の設定値である時に第3の変動量判定情報として判定する。さらに、回転変動量判定手段4404は、回転変動量判定手段4404により回転変動量が第2の設定値を上回る値である時に第4の変動量判定情報として判定する。
第2の制御手段4412は、これらの変動量判定情報に基づいて燃料切換バルブ42に対し切り換え制御指令を出力して第2の燃料タンク34から石油系燃料油を一定時間供給し、ディーゼルエンジン12を石油系燃料油のみで駆動するとともに上記燃料供給系を石油系燃料油でパージ処理する機能を発揮する。
運転状態判定手段4406は、上記第1の変動量判定情報に応じてディーゼルエンジン12が運転される状態を第1の運転状態として判定する。また、運転状態判定手段4406は、上記第2の変動量判定情報に応じてディーゼルエンジン12が運転される状態を第2の運転状態として判定する。さらに、運転状態判定手段4406は、上記第3の変動量判定情報に応じてディーゼルエンジン12が運転される状態を第3の運転状態として判定する。また、運転状態判定手段4406は、上記第4の変動量判定情報に応じてディーゼルエンジン12が運転される状態を第4の運転状態として判定する。
混合比設定手段4408は、回転変動量判定手段4404からの各変動量判定情報に基づいて廃油と石油系燃料油との混合比を上記第1、第2、第3及び第4の運転状態に応じて設定するものである。
第1の制御手段4410は、混合比設定手段4408で設定された混合比に基づいて廃油量調節手段38の電磁ポンプ3808及び流量制御バルブ3810を制御し、かつ石油系燃料油量調節手段40の電磁ポンプ4008及び流量制御バルブ4010を制御して第1の燃料タンク32からフィルタ50を通して燃料混合タンク3602への廃油の供給量を調節し、さらに第2の燃料タンク34から燃料混合タンク3602への石油系燃料油の供給量を調節するものである。
第2の制御手段4412は、運転状態判定手段4406が上記第1の運転状態であると判定された時に混合比設定手段4408に対し制御指令を出力して廃油の混合割合が増加されるように混合比設定手段4408で設定される混合比を段階的に変更制御するとともに当該段階的な混合比に従って第1の制御手段4410により廃油量調節手段38の電磁ポンプ3808及び流量制御バルブ3810を制御し、かつ石油系燃料油量調節手段40の電磁ポンプ4008及び流量制御バルブ4010を制御して第1の燃料タンク32からフィルタ50を通して燃料混合タンク3602に供給される廃油の供給量を調節する。
また、第2の制御手段4412は、運転状態判定手段4406が上記第2の運転状態であると判定された時に第1の制御手段4410に対し制御指令を出力して混合比設定手段4408で設定された現時点の混合比が維持されるように廃油量調節手段38の電磁ポンプ3808及び流量制御バルブ3810と石油系燃料油量調節手段40の電磁ポンプ4008及び流量制御バルブ4010を制御する。
また、第2の制御手段4412は、運転状態判定手段4406が上記第3の運転状態であると判定された時に燃料切換バルブ42に対し切り換え制御指令を出力して第2の燃料タンク34からの石油系燃料油のみを一定時間(例えば1分間程度)供給しディーゼルエンジン12を石油系燃料油で駆動するとともに燃料供給手段16を構成する燃料ポンプ1602及び噴射ノズルを含む燃料供給系を石油系燃料油でパージ処理(掃除)する機能を有する。
また、第2の制御手段4412は、運転状態判定手段4406が上記第4の運転状態であると判定された時に燃料切換バルブ42に対し切り換え制御指令を出力して第2の燃料タンク34からの石油系燃料油のみを一定時間(例えば10分間程度)供給しディーゼルエンジン12を石油系燃料油のみで駆動するとともに燃料供給手段16を構成する燃料ポンプ1602及び噴射ノズルを含む燃料供給系を石油系燃料油でパージ処理(掃除)する機能を有する。さらに、第2の制御手段4412は、第4の運転状態時に、上記燃料供給系が石油系燃料油でパージ処理される毎に混合比設定手段4408に対し混合比変更指令を出力して廃油の混合割合が減少されるように混合比設定手段4408で設定される混合比を、ディーゼルエンジン12の回転数が安定した目標回転数に達するまで段階的に変更する制御機能を備える。
第3の制御手段4414は、タイマー82が作動状態に設定されているか否かを判定し、タイマー82が作動状態に設定されている時にタイマー82に単位時間毎に設定された時間が到来する度にタイマー82から燃料切換バルブ42に対し切り換え制御指令を出力して第2の燃料タンク34からの石油系燃料油のみを一定の時間(例えば1時間の内で1分間または数分間)供給し、ディーゼルエンジン12を石油系燃料油で駆動するとともに燃料供給手段16を構成する燃料ポンプ1602及び噴射ノズルを含む燃料供給系を石油系燃料油でパージ処理するものである。
タイマー82は、ディーゼルエンジン12の運転時間及び燃料供給手段16を構成する燃料ポンプ1602及び噴射ノズルを含む燃料供給系を石油系燃料油で単位時間(例えば1時間)毎に一定の時間(例えば1分間)パージ処理するためのパージ処理時間を管理するものである。
なお、ECU44は、CPU、制御プログラムおよび各種データなどを格納するROM、ワーキングエリアを提供するRAM、周辺回路とのインタフェースをとるインタフェース部などがバスによって接続されたマイクロコンピュータによって構成されている。そして、前記CPUが制御プログラムを実行することにより上記回転変動量算出手段4402、回転変動量判定手段4404、運転状態判定手段4406、混合比設定手段4408、第1の制御手段4410、第2の制御手段4412、第3の制御手段4414を実現できる。
次に、本実施の形態におけるディーゼルエンジン燃料供給制御装置の処理動作について図3を参照して説明する。
ディーゼルエンジン12が廃油と石油系燃料油との混合油で回転駆動されている状態において、ECU44が動作を開始すると、まず、タイマー82がオン状態かを判定する(ステップS11)。
ステップS11において、タイマー82がオンされていないと判定された時は、回転数検出器26で生成された信号がECU44に取り込まれる(ステップS12)。これに伴い、回転変動量算出手段4402では、上記取り込まれた回転数検出器26からの信号に基づいてディーゼルエンジンの実回転数を算出し、この実回転数を基にディーゼルエンジン12の目標回転数(例えば、1500rpm)に対する実回転数の回転変動量を算出する(ステップS13)。
次いで、回転変動量判定手段4404では、回転変動量算出手段4402で算出された回転変動量が第1の設定値を下回る5rpm未満である時にこれを第1の変動量判定情報として判定する。また、回転変動量判定手段4404では、回転変動量が第1の設定値以上ないし第2の設定値未満、例えば5rpm以上ないし10rpm未満である時にこれを第2の変動量判定情報として判定する。また、回転変動量判定手段4404では、回転変動量が第2の設定値(10rpm)である時にこれを第3の変動量判定情報として判定する。さらに、回転変動量判定手段4404では、回転変動量が第2の設定値を上回る、例えば10rpm以上の値である時にこれを第4の変動量判定情報として判定する。(ステップS14)。
運転状態判定手段4406では、第1の変動量判定情報に応じてディーゼルエンジン12が運転される状態を第1の運転状態と判定し、さらに、第2の変動量判定情報に応じてディーゼルエンジン12が運転される状態を第2の運転状態と判定し、また、第3の変動量判定情報に応じてディーゼルエンジン12が運転される状態を第3の運転状態として判定する。さらに、第4の変動量判定情報に応じてディーゼルエンジン12が運転される状態を第4の運転状態として判定する(ステップS15)。
ここで、第1の運転状態は、回転変動量が第1の設定値を下回る5rpm未満の値であって、ノッキングの発生もなく、非常に良好な運転状態を表す。また、第2の運転状態は、回転変動量が第1の設定値以上ないし第2の設定値未満の範囲である5rpm以上ないし10rpm未満の範囲内にあって、ノッキングの発生がなく、比較的良好な運転状態を表す。さらに、第3の運転状態は、回転変動量が第2の設定値(10rpm)と一致する値であって、ノッキングが発生しないが、軽度の回転異常が生じ易い運転状態を表す。第4の運転状態は、回転変動量が第2の設定値(10rpm)を上回る値であって、ノッキングが発生し、重度の回転異常が生じる運転状態を表す。
次いで、混合比設定手段4408では、回転変動量判定手段4404からの第1、第2第3及び第4の変動量判定情報に基づいて廃油と石油系燃料油との混合比を上記第1、第2及び第3の運転状態に応じて設定する(ステップS16)。
運転状態判定手段4406において、ディーゼルエンジン12の運転状態が第1の運転状態であると判定された場合は、第2の制御手段4412では、第1の制御手段4410に対し制御指令を出力して廃油の混合割合が増加されるように混合比設定手段4408で設定される混合比を増加方向に段階的に変更制御する(ステップS17)。そして、この段階的に変更される混合比を基に第1の制御手段4410で廃油量調節手段38及び石油系燃料油量調節手段40を制御することにより、廃油量調節手段38による燃料混合タンク3602への廃油の供給量を一定量(例えば混合比で+5%程度)ずつ段階的に増加させ、これに合わせて石油系燃料油量調節手段40による燃料混合タンク3602への石油系燃料油の供給量を一定量(混合比で−5%程度)ずつ段階的に減少させる(ステップS18)。その後、ステップS11にリターンされる。以下、回転変動量が第1の設定値になるまで上記ステップS17,S18の処理を繰り返し実行する。
したがって、廃油が比較的良質なものである場合は、廃油の混合比を90rpm程度まで上げることができる。これに伴い、廃油を有効利用でき、かつ廃油の使用比率を向上できる。
運転状態判定手段4406において、ディーゼルエンジン12の運転状態が第2の運転状態であると判定された場合は、第2の制御手段4412では、第1の制御手段4410に対し制御指令を出力し、混合比設定手段4408で設定された現時点の混合比が維持されるように廃油量調節手段38及び油系燃料油量調節手段40を制御することにより、廃油量調節手段38による燃料混合タンク3602への廃油の供給量及石油系燃料油量調節手段40による燃料混合タンク3602への石油系燃料油の供給量を制御する(ステップS19)。その後、ステップS11にリターンされる。したがって、非精製の廃油を用いてディーゼルエンジンを長期にわたり安定して運転することが可能になり、廃油を有効利用でき、かつ廃油の使用比率を向上できる。
また、運転状態判定手段4406において、ディーゼルエンジン12の運転状態が第3の運転状態であると判定された場合は、第2の制御手段4412では、燃料切換バルブ42に対し切り換え制御指令を出力して燃料切換バルブ42を動作させることで燃料混合タンク3602からディーゼルエンジン12の燃料ポンプ1602への燃料供給経路を第2の燃料タンク34に切り換え(ステップS20)、第2の燃料タンク34から石油系燃料油を100rpm一定時間(例えば1分間程度)供給する。これにより、ディーゼルエンジン12を石油系燃料油のみで駆動するとともに燃料供給手段16の燃料供給系を石油系燃料油でパージ処理する(ステップS21)。その後、ステップS11にリターンされる。したがって、非精製の廃油を用いてディーゼルエンジンを長期にわたり安定して運転することが可能になり、廃油を有効利用でき、かつ廃油の使用比率を向上できる。しかも、軽油等の石油系燃料油を利用してディーゼルエンジン12の燃料供給系をパージ処理することにより、ノッキングの発生や回転ムラ及び発電機の発電に支障を来たすような回転数低下を防止できる。
また、運転状態判定手段4406において、ディーゼルエンジン12の運転状態が第4の運転状態であると判定された場合は、第2の制御手段4412では、燃料切換バルブ42に対し切り換え制御指令を出力して燃料切換バルブ42を動作させることで燃料混合タンク3602からディーゼルエンジン12の燃料ポンプ1602への燃料供給経路を第2の燃料タンク34に切り換え(ステップS22)、第2の燃料タンク34から石油系燃料油を100rpm一定時間(例えば10分間程度)供給する。これにより、ディーゼルエンジン12を石油系燃料油のみで駆動するとともに燃料供給手段16の燃料供給系を石油系燃料油でパージ処理する(ステップS23)。さらに、第2の制御手段4412では、第4の運転状態時に、第1の制御手段4410に対し制御指令を出力して廃油の混合割合が減少されるように混合比設定手段4408で設定される混合比を減少方向に段階的に変更制御する(ステップS24)。そして、この段階的に変更される混合比を基に第1の制御手段4410で廃油量調節手段38及び石油系燃料油量調節手段40を制御することにより、廃油量調節手段38による燃料混合タンク3602への廃油の供給量を一定量(混合比で−5%程度)ずつ段階的に減少させ、これに合わせて石油系燃料油量調節手段40による燃料混合タンク3602への石油系燃料油の供給量を一定量(混合比で+5%程度)ずつ段階的に増加させる(ステップS25)。その後、ステップS11にリターンされる。以下、回転変動量が第2の設定値または第2の設定値になるまで上記ステップS24,S25の処理を繰り返し実行する。
したがって、軽油等の石油系燃料油を利用してディーゼルエンジン12の燃料供給系をパージ処理することにより、ノッキングの発生や回転ムラ及び発電機の発電に支障を来たすような回転数低下を防止でき、しかも、質の悪い廃油をディーゼルエンジンの燃料として使用した場合であっても、ディーゼルエンジンを長期にわたり安定して運転することが可能になる。
上記ステップS11において、タイマー82がオンされていると判定された時は、タイマー82は、単位時間、例えば1時間毎にディーゼルエンジン12の燃料供給系に対するパージ処理時間が設定される(ステップS31)。タイマー82で設定されたパージ処理時間が1時間毎に到来すると、タイマー82から第3の制御手段4414に制御指令が出力され、第3の制御手段4414からの制御信号により燃料切換バルブ42を動作させて燃料混合タンク3602からディーゼルエンジン12の燃料ポンプ1602への燃料供給経路を第2の燃料タンク34に切り換え(ステップS32)、第2の燃料タンク34から石油系燃料油を100rpm一定時間(例えば1分間程度)供給する。その後、ディーゼルエンジン12を石油系燃料油のみで駆動するとともに燃料供給手段16の燃料供給系を石油系燃料油でパージ処理する(ステップS33)。以下、上記ステップS31乃至ステップS33の処理をタイマー82に設定された単位時間毎に繰り返し実行する。したがって、タイマー82と軽油等の石油系燃料油を利用してディーゼルエンジン12の燃料供給系のパージ処理を定期的に行うことにより、ノッキングの発生や回転ムラ及び発電機の発電に支障を来たすような回転数低下が防止され、ディーゼルエンジンを長期にわたり安定して運転することが可能になるほか、廃油の使用比率を向上することができる。
なお、本発明にかかるディーゼルエンジンの燃料供給制御装置は、発電機用のディーゼルエンジンに限らず、ポンプその他の負荷の駆動にも利用できるほか、ディーゼルエンジンの回転数も1500rpmのものに限らず、1800rpmなどのエンジンにも適用できる。
また、本発明における第1、第2の設定値は、上記実施の形態に示す値に限定されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲において、種々の変形、変更が可能である。
12……ディーゼルエンジン
14……エンジン本体
16……燃料供給手段
18……空気供給手段
26……回転数検出器
32……第1の燃料タンク
34……第2の燃料タンク
36……燃料混合手段
38……廃油量調節手段
40……石油系燃料油量調節手段
42……燃料切換バルブ
44……ECU
4402……回転変動量算出手段
4404……回転変動量判定手段
4406……運転状態判定手段
4408……混合比設定手段
4410……第1の制御手段
4412……第2の制御手段
4414……第3の制御手段
82……タイマー

Claims (6)

  1. 石油系燃料油と非精製の廃油とを混合し当該混合油を燃料としてディーゼルエンジンに供給するディーゼルエンジンの燃料供給制御装置であって、
    前記廃油を貯留する第1の燃料タンクと、
    前記石油系燃料油を貯留する第2の燃料タンクと、
    前記廃油と前記石油系燃料油とを混合する燃料混合手段と、
    前記第1の燃料タンクから前記燃料混合手段に供給される前記廃油の供給量を調節する廃油量調節手段と、
    前記第2の燃料タンクから前記燃料混合手段に供給される前記石油系燃料油の供給量を調節する石油系燃料油量調節手段と、
    前記燃料混合手段で混合された混合油を前記ディーゼルエンジンに供給する燃料供給手段と、
    前記ディーゼルエンジンの回転数を検出する回転数検出手段と、
    前記ディーゼルエンジンの目標回転数に対する前記検出された回転数の変動量を算出する回転変動量算出手段と、
    前記回転変動量算出手段で算出された回転変動量が第1の設定値を下回る値である時に第1の変動量判定情報として判定し、前記回転変動量が前記第1の設定値以上で、かつ第1の設定値より大きい予め決められた第2の設定値未満の範囲である時に第2の変動量判定情報として判定し、前記回転変動量判定手段4404は、回転変動量算出手段4402で算出された回転変動量が第2の設定値である時に第3の変動量判定情報として判定する回転変動量判定手段と、
    前記第1の変動量判定情報に応じて前記ディーゼルエンジンが運転される状態を第1の運転状態とし、前記第2の変動量判定情報に応じて前記ディーゼルエンジンが運転される状態を第2の運転状態とし、前記第3の変動量判定情報に応じて前記ディーゼルエンジンが運転される状態を第3の運転状態として判定する運転状態判定手段と、
    前記回転変動量判定手段からの各変動量判定情報に基づいて前記廃油と前記石油系燃料油との混合比を前記第1、第2及び第3の運転状態に応じて設定する混合比設定手段と、
    前記混合比設定手段で設定された混合比に基づいて前記廃油量調節手段及び前記石油系燃料油量調節手段を制御して前記第1の燃料タンクから前記燃料混合手段への前記廃油の供給量及び前記第2の燃料タンクから前記燃料混合手段への前記石油系燃料油の供給量を調節する第1の制御手段と、
    を備えることを特徴とするディーゼルエンジンの燃料供給制御装置。
  2. 前記燃料供給手段は、前記燃料混合手段及び前記第2の燃料タンクの何れか一方に切り換えて前記混合油及び前記石油系燃料油の何れか一方を前記ディーゼルエンジンに供給する燃料切換手段を有し、
    前記運転状態判定手段が前記第1の運転状態であると判定された時は前記混合比設定手段に対し制御指令を出力して前記廃油の混合割合が増加されるように前記混合比設定手段で設定される混合比を段階的に変更制御するとともに当該段階的な混合比に従って前記第1の制御手段により前記廃油量調節手段及び前記石油系燃料油量調節手段を制御し、前記運転状態判定手段が前記第2の運転状態であると判定された時は前記第1の制御手段に対し制御指令を出力して前記混合比設定手段で設定された現時点の混合比が維持されるように前記廃油量調節手段及び前記石油系燃料油量調節手段を制御し、前記運転状態判定手段が前記第3の運転状態であると判定された時は前記燃料切換手段に対し切り換え制御指令を出力して前記第2の燃料タンクからの石油系燃料油のみを一定時間供給し前記ディーゼルエンジンを石油系燃料油で駆動するとともに前記燃料供給手段を構成する燃料ポンプ及び噴射ノズルを含む燃料供給系を石油系燃料油でパージ処理する第2の制御手段を、
    更に備えることを特徴とする請求項1記載のディーゼルエンジンの燃料供給制御装置。
  3. 前記回転変動量判定手段により前記回転変動量が前記第2の設定値を上回る値であると判定された時の前記ディーゼルエンジンの運転状態を第4の運転状態として前記運転状態判定手段で判定し、当該変動量判定情報に基づいて前記第2の制御手段は、前記燃料切換手段に対し切り換え制御指令を出力して前記第2の燃料タンクからの石油系燃料油のみを一定時間供給し前記ディーゼルエンジンを石油系燃料油で駆動するとともに前記燃料供給系を石油系燃料油でパージ処理する制御機能を備えることを特徴とする請求項2記載のディーゼルエンジンの燃料供給制御装置。
  4. 前記第2の制御手段は、前記燃料供給系が石油系燃料油でパージ処理される毎に前記混合比設定手段に対し混合比変更指令を出力して前記廃油の混合割合が減少されるように前記混合比設定手段で設定された混合比を、前記ディーゼルエンジンの回転数が安定した目標回転数に達するまで段階的に変更する制御機能を備えることを特徴とする請求項2または3記載のディーゼルエンジンの燃料供給制御装置。
  5. 前記燃料供給手段は、前記燃料混合手段及び前記第2の燃料タンクの何れか一方に切り換えて前記混合油及び前記石油系燃料油の何れか一方を前記ディーゼルエンジンに供給する燃料切換手段を更に有し、
    前記ディーゼルエンジンの運転時間及び前記燃料供給手段を構成する燃料ポンプ及び噴射ノズルを含む燃料供給系を石油系燃料油で単位時間毎に一定の時間パージ処理するパージ処理時間を管理するタイマーと、
    前記タイマーに単位時間毎に設定された時間が到来する度に前記タイマーから前記燃料切換手段に対し切り換え制御指令を出力して前記第2の燃料タンクから石油系燃料油を一定の時間供給し前記ディーゼルエンジンを石油系燃料油のみで駆動するとともに前記燃料供給手段を構成する燃料ポンプ及び噴射ノズルを含む燃料供給系を石油系燃料油でパージ処理する第3の制御手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1記載のディーゼルエンジンの燃料供給制御装置。
  6. 前記第1の燃料タンクは、該第1の燃料タンクから前記燃料混合手段に供給される廃油中の不純物質を除去するフィルタを備えることを特徴とする請求項1乃至5に何れか1項記載のディーゼルエンジンの燃料供給制御装置。
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