JP2012035780A - 車両の制御装置 - Google Patents

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陽平 晴山
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岳彦 中島
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仁 松永
Yoji Takanami
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Abstract

【課題】減筒運転した状態で前後進を切り替えた場合に、エンジンストールを確実に抑制することが可能な車両の制御装置を提供する。
【解決手段】車両の制御装置は、車両に搭載され、エンジンと、制御手段とを備える。エンジンは、複数の気筒を備える。制御手段は、気筒の少なくとも一部を休止させた減筒運転状態で、車両の前進と後進との切り替えに基づいて、エンジンと車両の駆動軸との動力伝達の係合圧力を低下させ、少なくとも一部の休止気筒の復帰を実行する。
【選択図】図4

Description

本発明は、多気筒内燃機関を備える車両の制御に関する。
従来から、車両の前進と後進とを切り替える場合、一時的に駆動軸とエンジンとの動力伝達を切り離す技術が存在する。例えば、特許文献1には、油圧クラッチの制御バルブが、前後退切替機構のシフトアクチュエータと連結し、シフトアクチュエータの作動時に油圧クラッチを切断する位置に一時的に切り替わる構成を備えた無段変速機の制御装置が開示されている。また、特許文献2には、減筒運転した状態で前後進を切り替えた場合に、エンジンストール防止のために少なくとも休止気筒の一部の運転を再開する技術が開示されている。
特開昭63−053355号公報 特開平10−122002号公報
減筒運転から休止気筒の運転を再開させる場合、休止気筒の運転を再開させる指令後、実際に休止気筒の運転が再開しエンジントルクが上昇するまでには所定の遅れが発生する。従って、減筒運転した状態で前後進を切り替えた場合に、エンジンストールを防止するために少なくとも休止気筒の一部の運転を再開する場合であっても、当該遅れに起因してエンジントルクが不足してエンジンストールが発生する可能性があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、減筒運転した状態で前後進を切り替えた場合に、エンジンストールを確実に抑制することが可能な車両の制御装置を提供することを目的とする。
本発明の1つの観点では、複数の気筒を有するエンジンと、前記複数の気筒の少なくとも一部を休止させた減筒運転状態で、車両の前進と後進との切り替えに基づいて、前記エンジンと車両の駆動軸との動力伝達の係合圧力を低下させ、少なくとも一部の休止気筒の復帰を実行する場合、前記復帰のタイミングに応じて前記係合圧力を増加させる制御手段と、を備える。
上記の車両の制御装置は、車両に搭載され、エンジンと、制御手段とを備える。エンジンは、複数の気筒を備える。制御手段は、例えば、ECU(Electronic Control Unit)であり、気筒の少なくとも一部を休止させた減筒運転状態で、車両の前進と後進との切り替えに基づいて、エンジンと車両の駆動軸との動力伝達の係合圧力を低下させ、少なくとも一部の休止気筒の復帰を実行する。「動力伝達の係合圧力」とは、エンジンと駆動軸との動力伝達の割合を調整する係合機構の係合圧力を指し、「係合圧力を低下」させるとは、当該動力伝達の割合を小さくすることを指す。そして、制御手段は、休止気筒の復帰のタイミングに応じて係合圧力を増加させる。このように、車両の制御装置は、休止気筒の復帰の遅れを考慮して係合圧力を増加させるタイミングを調整することで、前進と後進との切り替えに基づくエンジン回転数の逆回転を抑制することができ、エンジンストールの発生を抑制することができる。
上記の車両の制御装置の一態様では、前記制御手段は、前記復帰のタイミングと同時に前記係合圧力を増加させる。このように、車両の制御装置は、休止気筒の復帰によりエンジントルクが上昇した時点で係合圧力を増加させることで、エンジン回転数の逆回転を抑制することができ、エンジンストールの発生を確実に抑制することができる。
上記の車両の制御装置の他の一態様では、前記制御手段は、前記復帰のタイミングより所定時間幅前に前記係合圧力を増加させ、前記所定時間幅は、前記前進と後進との切り替えに起因した前記エンジンの回転数の変動幅に基づき決定される。この態様では、制御手段は、休止気筒の復帰のタイミングよりも所定時間幅前に係合圧力を増加させる。そして、所定時間幅は、前後進の切り替えに起因したエンジン回転数の変動幅に基づき決定される。このようにすることで、車両の制御装置は、エンジンストールが発生する虞が無い範囲で係合圧力の増加を前倒しして実行できるため、エンジン回転数の変動を早期に収束させることができる。
上記の車両の制御装置の他の一態様では、前記制御手段は、前記復帰のタイミングより所定時間幅前に前記係合圧力を増加させ、前記所定時間幅は、前記復帰が実行される前後の運転気筒数の組み合わせに応じて決定される。休止気筒の復帰前後の運転気筒数によって、休止気筒の復帰前後でのエンジントルクが異なり、係合圧力を増加させるタイミングを前倒し可能な時間幅も異なる。従って、この態様では、制御手段は、係合圧力を増加させるタイミングを、休止気筒の復帰前後の運転気筒数に応じて休止気筒の復帰のタイミングより前倒しする。これによっても、車両の制御装置は、エンジンストールが発生する虞が無い範囲で係合圧力の増加を前倒しして実行することが可能となり、エンジン回転数の変動を早期に収束させることができる。
上記の車両の制御装置の他の一態様では、前記制御手段は、前記前進と後進との切り替え後、かつ、前記復帰のタイミングに応じて前記係合圧力を増加させる前の前記係合圧力を、前記復帰が実行される前後の運転気筒数の組み合わせに応じた圧力に設定する。このようにすることで、車両の制御装置は、エンジン回転数の変動を早期に収束させることができる。
本発明の各実施形態に係る車両の制御装置を適用したシステムの一例を示す。 本発明の各実施形態に係るエンジンの概略構成図を示す。 動力伝達機構が備えるギアトレーンの一例を示す。 第1制御の処理概要を示すタイムチャートの一例である。 第2制御の処理概要を示すタイムチャートの一例である。 第3制御の処理概要を示すタイムチャートの一例である。 第3制御に係る係合タイミングの学習の収束性を示す図の一例である。 第4制御の処理概要を示すタイムチャートの一例である。 第5制御の処理概要を示すタイムチャートの一例である。 第5制御に係る係合タイミングの学習の収束性を示す図の一例である。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。
[システム構成]
図1は、本発明の各実施形態に係る車両の制御装置を適用したシステムの一例を示す概略構成図を示す。なお、図中の矢印は、信号の入出力を示している。当該システムは、車両に搭載され、エンジン1と、動力伝達機構2と、アクセル開度センサ3と、車速センサ4と、ECU10と、を備える。
エンジン1は、複数の気筒を有し、空気と燃料との混合気を燃焼させることで、当該エンジン1が搭載された車両(以後、「搭載車両」と呼ぶ。)の走行用動力を出力する装置である。エンジン1は、ECU10から供給される制御信号によって制御が行われる。これについては、図2の説明でさらに詳しく説明する。
動力伝達機構2は、断続機構、ブレーキ機構(以後、「係合機構」と総称する。)、及び変速機を備え、エンジン1から発生した動力の変換、結合、及び遮断等を行う。そして、動力伝達機構2は、互いに大きさの異なる複数の変速比に切り替え可能に構成され、搭載車両の走行状態及びエンジン1の運転状態に応じて適切な変速比に切り替える。なお、以後では、図示しないシフトレバーの操作ポジションがドライブ(D)、1速、2速等の前進のポジションにある場合を「Dレンジ」と呼び、操作ポジションがリバース(R)の後進のポジションにある場合を「Rレンジ」と呼ぶ。そして、DレンジとRレンジとを総称して、「運転レンジ」と呼ぶ。
アクセル開度センサ3は、ドライバによる図示しないアクセルペダルの操作に対応するアクセル開度(以後、「アクセル開度Acc」と呼ぶ。)を検出可能に構成されたセンサである。車速センサ4は、車速を検出可能に構成されたセンサである。アクセル開度センサ3及び車速センサ4は、それぞれ、検出した車速(以後、「車速V」と呼ぶ。)及びアクセル開度Accに相当する検出信号をECU10に供給する。
ECU10は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)などを備え、搭載車両内の各構成要素に対して種々の制御を行う。例えば、ECU10は、上記のようにして供給された信号に基づいて、エンジン1及び動力伝達機構2に対する制御を行う。そして、ECU10は、本発明における制御手段として機能する。
[エンジンの概略構成]
図2は、図1に示したエンジン1の概略構成図を示す。図中の実線矢印はガスの流れの一例を示している。
エンジン1は、主に、吸気通路11と、スロットルバルブ12と、燃料噴射弁14aと、吸気弁14bと、点火プラグ14cと、排気弁14dと、電磁駆動機構(所謂、電磁カム)14e、14fと、気筒15aと、燃焼室15bと、ピストン15cと、コンロッド15dと、排気通路16と、を有する。なお、図2においては、説明の便宜上、1つの気筒15aのみを示しているが、実際にはエンジン1は複数の気筒15aを有する。
吸気通路11には外部から導入された吸気(空気)が通過し、スロットルバルブ12は吸気通路11を通過する吸気の流量を調整する。スロットルバルブ12は、ECU10から供給される制御信号によって開度が制御される。吸気通路11を通過した吸気は、燃焼室15bに供給される。また、燃焼室15bには、燃料噴射弁(インジェクタ)14aによって噴射された燃料が供給される。
更に、燃焼室15bには、吸気弁14bと排気弁14dとが設けられている。吸気弁14bは、開閉することによって、吸気通路11と燃焼室15bとの連通/遮断を制御する。排気弁14dは、開閉することによって、排気通路16と燃焼室15bとの連通/遮断を制御する。吸気弁14b及び排気弁14dは、それぞれ電磁駆動機構14e、14fによって開弁時期や閉弁時期やリフト量などが制御される。この場合、電磁駆動機構14e、14fは、ECU10から供給される制御信号によって制御される。
燃焼室15b内では、上記のように供給された吸気と燃料との混合気が、点火プラグ14cによって点火されることで燃焼される。この場合、燃焼によってピストン15cが往復運動し、当該往復運動がコンロッド15dを介してクランク軸(不図示)に伝達され、クランク軸が回転する。燃焼室15bでの燃焼により発生した排気ガスは、排気通路16より排出される。
以後では、吸気弁14bと排気弁14dの両方が全閉密着され、吸気及び排気、及び燃料供給が停止された気筒15aを「休止気筒」と呼ぶ。即ち、ECU10は、休止気筒に対し、燃料噴射弁14aからの燃料供給を停止すると共に、電磁駆動機構14e、14fにより吸気弁14bと排気弁14dとの両方を全閉にする。また、エンジン1が備える気筒15aの一部又は全部が休止気筒となった運転状態を、「減筒運転状態」と呼ぶ。さらに、休止気筒の一部又は全部の燃料噴射を再開して運転させることを、単に「休止気筒を復帰させる」と表現する。
[ギアトレーン]
図3は、動力伝達機構2が備えるギアトレーンの概略構成図の一例である。具体的には、図3(a)は、Dレンジの場合のギアトレーンの動きを矢印により示した図であり、図3(b)は、Rレンジの場合のギアトレーンの動きを矢印により示した図である。
ギアトレーンは、インプットシャフト20と、フォワードクラッチFCと、プラネタリーギア22と、リバースブレーキRBと、プライマリープーリー24と、セカンダリープーリー25と、金属ベルト26と、リダクションドライブギア27と、リダクションドリブンギア28と、ファイナルリングギア29と、を備える。インプットシャフト20は、図示しないクランク軸を介してエンジン1と連結する。フォワードクラッチFCは、エンジン1と、プラネタリーギア22のプラネタリーキャリア22Cとの動力伝達の断続を切り替える。プラネタリーギア22は、サンギア22Sと、リングギア22Rと、プラネタリーキャリア22Cと、ピニオンギア22Pとを備えるダブルピニオン式の遊星歯車機構である。リバースブレーキRBは、リングギア22Rを固定するブレーキである。プライマリープーリー24及びセカンダリープーリー25は、油圧により自在に溝幅(プーリー幅)を変化させることが可能であり、各プーリー幅を可変することで無段階の変速を行う。金属ベルト26は、金属製のエレメントと2列のスチールリングを備え、エレメントの圧縮作用により動力伝達を行う。リダクションドライブギア27、リダクションドリブンギア28は、セカンダリープーリー25から出力された駆動力を減速しながらディファレンシャルドライブピニオンへ伝達する。ファイナルリングギア29は、伝達された駆動力を最終的に減速し、左右の駆動軸に振り分ける。
次に、ECU10が実行するフォワードクラッチFC及びリバースブレーキRBの締結状態/解放状態の基本的な制御について図3(a)及び図3(b)を用いて説明する。以後では、フォワードクラッチFCの係合(締結)する圧力を、「係合圧力Pf」と呼び、リバースブレーキRBの係合する圧力を、「係合圧力Pr」と呼ぶ。
Dレンジの場合、図3(a)に示すように、ECU10は、フォワードクラッチFCが締結状態になるように係合圧力Pfを設定する。このときの係合圧力Pfを「圧力PfH」と呼ぶ。さらに、ECU10は、リバースブレーキRBが解放状態となるように係合圧力Prを「0」に設定する。
これにより、図3(a)に示すDレンジの状態では、インプットシャフト20を介してエンジン1の動力がプラネタリーキャリア22Cに入力される。その結果、エンジン1からの駆動力は、プラネタリーキャリア22Cを介してインプットシャフト20の回転方向と同じ方向でプライマリープーリー24に伝達される。
一方、Rレンジの場合、図3(b)に示すように、ECU10は、フォワードクラッチFCが解放状態になるように係合圧力Pfを「0」に設定する。さらに、ECU10は、リバースブレーキRBが締結状態になるように係合圧力Prを設定する。このときの係合圧力Prを「圧力PrH」と呼ぶ。
これにより、図3(b)に示すRレンジの状態では、フォワードクラッチFCが解放状態かつリバースブレーキRBが締結状態となり、エンジン1からの駆動力はサンギア22Sへ入力される。この場合、リバースブレーキRBにより固定されたリングギア22Rとの作用に基づき、駆動力はインプットシャフト20の回転方向と逆方向でプライマリープーリー24に伝達される。
ここで、DレンジからRレンジに切り替えた直後では、搭載車両は慣性により前進を続けようとするため、ファイナルリングギア29には、図3(b)とは逆方向に回転する力が働く。その結果、インプットシャフト20には、図3(a)、(b)に図示する回転方向とは逆方向に回転するトルク(以後、「エンジン逆転トルクTr」と呼ぶ。)が働く。そして、エンジン1のトルク(以後、「エンジントルクTe」と呼ぶ。)がエンジン逆転トルクTrよりも弱い場合、インプットシャフト20には逆方向に回転する力が作用する。そして、エンジン1の回転数(以後、「エンジン回転数Ne」と呼ぶ。)が負になった場合、エンジンストールが発生する。RレンジからDレンジに切り替えた直後についても、同様に、エンジントルクTeがエンジン逆転トルクTrよりも弱い場合、インプットシャフト20には逆方向に回転する力が作用し、エンジンストールが発生する可能性がある。
以上を勘案し、ECU10は、以下で説明する制御を実行する。これにより、ECU10は、上述した理由に起因したエンジンストールを抑制する。
[制御方法]
次に、ECU10が実行する制御について説明する。ECU10は、運転レンジをDレンジからRレンジとへ切り替える場合、休止気筒の一部又は全部について、燃料噴射を再開し稼働させる。このとき、ECU10は、運転レンジの切り替えと同じタイミングにより係合圧力Pfを低下させると共に、休止気筒が復帰しエンジントルクTeが上昇するタイミング(以後、「休止気筒復帰タイミングTm1」と呼ぶ。)に基づき係合圧力Prを増加させる。これにより、ECU10は、エンジンストールを確実に抑制する。
以下、この具体的な制御方法について、第1制御乃至第5制御でそれぞれ説明する。
(第1制御)
第1制御では、ECU10は、運転レンジをDレンジからRレンジへ切り替えると共に休止気筒を復帰させる場合、当該切り替え時に係合圧力Pfを「0」に設定してフォワードクラッチFCを解放状態にした後、休止気筒復帰タイミングTm1で係合圧力Prを圧力PrHに設定してリバースブレーキRBを締結状態にする。これにより、ECU10は、エンジンストールを確実に抑制する。
これについて補足説明する。ECU10は、減筒運転状態にて運転レンジを切り替える場合、エンジン逆転トルクTrに基づくエンジンストールを抑制するため、休止気筒を復帰させてエンジントルクTeを上昇させる。一方、休止気筒を復帰させる場合、ECU10が休止気筒を復帰させるためにエンジン1に制御信号を送信してから実際に休止気筒が復帰してエンジントルクTeが上昇するまでに、所定の遅れ(以後、「気筒復帰遅れ」と呼ぶ。)が生じる。従って、この場合、気筒復帰遅れに起因してエンジン逆転トルクTrがエンジントルクTeよりも大きくなり、エンジンストールが発生する可能性がある。
以上を勘案し、第1制御では、ECU10は、運転レンジを切り替えると共に、気筒復帰遅れに相当する期間では、係合圧力Pf及び係合圧力Prをともに「0」に設定し、エンジン1と駆動軸との動力伝達を遮断する。即ち、ECU10は、インプットシャフト20にエンジン逆転トルクTrが伝達されるのを抑制する。以後、係合圧力Pf及び係合圧力Prをともに低下させ、エンジン1と駆動軸との動力伝達を小さくする期間を、「ニュートラル期間」と呼ぶ。
そして、ECU10は、休止気筒復帰タイミングTm1と同時に係合圧力Prを圧力PrHにしてリバースブレーキRBを締結状態にし、エンジン1と駆動軸とを連結する。これにより、ECU10は、エンジン逆転トルクTrに起因してエンジン回転数Neが負回転になるのを防ぐことができる。
図4は、第1制御に基づく処理の概要を示すタイムチャートの一例である。ここでは、DレンジからRレンジに切り替える場合について例示する。
図4は、上から順に、運転レンジ、休止気筒を除く運転中の気筒12aの数(以後、「運転気筒数Ncとも呼ぶ。)、係合圧力Pf、係合圧力Pr、エンジン回転数Ne、エンジントルクTe、車速Vを示している。そして、グラフ「A1」乃至「A4」、「A6」、「A8」、「A9」は、第1制御を実行した場合の各要素の時間変化を示す。一方、グラフ「A5」、「A7」、「A10」は、係合圧力Prを運転レンジの切り替えと同時に圧力PrHに維持した場合の比較例に係る係合圧力Pr、エンジン回転数Ne、及び車速Vの時間変化を示す。
まず、ECU10は、時刻「t1」に、運転レンジをDレンジからRレンジに切り替える(グラフA1参照)。このとき、同時刻t1で、ECU10は、第1制御に基づき、係合圧力Pfを「0」に下げる(グラフA3参照)。これにより、ECU10は、エンジン1と駆動軸との動力伝達を遮断する。また、時刻t1で、ECU10は、エンジン1に対し、運転気筒数Ncを「4」から「6」へ変更する旨の制御信号を送信する。
次に、時刻「t2」で、実際に運転気筒数Ncが「4」から「6」へ変更され(グラフA2参照)、これに伴いエンジントルクTeも上昇する(グラフA8参照)。また、これと同時に、ECU10は、係合圧力Prを「0」から圧力PrHへ変更する(グラフA4参照)。これにより、ECU10は、エンジン1と駆動軸とを連結し、これらの間で動力伝達を可能にする。そして、これに伴い、駆動軸からのエンジン逆転トルクTrがエンジン1に伝達される。その結果、エンジン回転数Neが一時的に低下する(グラフA6参照)。しかし、時刻t2以後では、エンジントルクTeが運転気筒数Ncの増加に伴い上昇していることから、エンジン回転数Neの低下は、エンジンストールが発生する虞がない程度まで抑制されている。そして、時刻t2以後、車速Vが正値から負値へと徐々に推移し、搭載車両が後進を開始する(グラフA9参照)。
一方、比較例では、時刻t1において、ECU10は、係合圧力Pfを「0」に設定するのと同時に係合圧力Prを圧力PrHに設定する(グラフA5参照)。即ち、比較例では、駆動軸及びエンジン1は、常に動力伝達が可能な状態に保たれる。従って、運転レンジがDレンジからRレンジに切り替わった時刻t1以後から、駆動軸から伝達されるエンジン逆転トルクTrがインプットシャフト20に伝達される。このとき、エンジン1は、時刻t1から時刻t2までの期間に相当する気筒復帰遅れに起因して運転気筒数Ncが変化しておらず、エンジントルクTeは低い水準のまま留まっている。その結果、時刻t1以後からエンジン回転数Neが急低下し、エンジンストールが発生する(グラフA7参照)。
このように、ECU10は、時刻t1から時刻t2までの期間に相当する気筒復帰遅れの期間を、ニュートラル期間としてエンジン1と駆動軸との動力伝達を遮断することで、エンジンストールを適切に回避することができる。
(第2制御)
第2制御では、第1制御に代えて、ECU10は、休止気筒復帰タイミングTm1よりも所定時間幅(以後、「前倒し時間幅Tw」と呼ぶ。)前に、係合圧力Prを圧力PrHに設定する。そして、ECU10は、エンジン逆転トルクTrに起因したエンジン回転数Neの変動幅(以後、「変動幅W」と呼ぶ。)に基づき前倒し時間幅Twを決定する。これにより、ECU10は、エンジン回転数Neを早期に安定化させる。
これについて具体的に説明する。第1制御に基づき休止気筒復帰タイミングTm1と同時に係合圧力Prを圧力PrHに設定した場合、エンジンストールを確実に抑制できる一方、運転レンジの切り替え後からエンジン回転数Neが安定化するまでに時間がかかる。一方、休止気筒復帰タイミングTm1よりも前に係合圧力Prを圧力PrHに設定した場合であっても、ECU10は、前倒し時間幅Twを適切に調整することで、エンジン回転数Neの過度の減少を抑制し、エンジンストールを抑制することが可能である。
以上を勘案し、ECU10は、休止気筒復帰タイミングTm1よりも前倒し時間幅Tw前に、係合圧力Prを圧力PrHに設定してリバースブレーキRBを締結状態にする。言い換えると、ECU10は、係合圧力Prを「0」から圧力PrHに設定するタイミング(以後、「係合タイミングTm2」と呼ぶ。)を、休止気筒復帰タイミングTm1よりも前倒し時間幅Twだけ早める。
そして、ECU10は、前倒し時間幅Twを、変動幅Wに基づき決定する。具体的には、ECU10は、変動幅Wに基づき、前倒し時間幅Twの学習を行う。例えば、ECU10は、エンジン回転数Neを監視し、変動幅Wが所定の変動幅(以後、「基準変動幅Wth」と呼ぶ。)以内になる範囲で、前倒し時間幅Twが長くなるようにフィードバック制御等に基づき学習する。これにより、ECU10は、運転レンジの切り替え後にエンジン回転数Neを早期に安定化させつつ、エンジンストールを抑制することができる。
図5は、第2制御に基づく処理の概要を示すタイムチャートの一例である。図5は、上から順に、運転レンジ、運転気筒数Nc、係合圧力Pf、係合圧力Pr、エンジン回転数Ne、エンジントルクTe、車速Vを示している。そして、グラフ「B1」乃至「B4」、「B6」、「B8」、「B9」は、第2制御を実行した場合の各要素の時間変化を示す。一方、グラフ「B5」、「B7」、「B10」は、第1制御を実行した場合の各要素の時間変化を示す。
まず、ECU10は、第1制御と同様、時刻t1に、運転レンジをDレンジからRレンジに切り替える(グラフB1参照)。このとき、同時刻t1で、ECU10は、係合圧力Pfを「0」に下げる(グラフB3参照)。これにより、ECU10は、エンジン1と駆動軸との動力伝達を完全に遮断する。また、時刻t1で、ECU10は、エンジン1に対し、運転気筒数Ncを「4」から「6」へ変更する旨の制御信号を送信する。
次に、ECU10は、休止気筒復帰タイミングTm1である時刻t2よりも前倒し時間幅Twだけ前の時刻「t1α」で、係合圧力Prを圧力PrHまで上昇させる(グラフB4参照)。
この処理について具体的に説明する。まず、ECU10は、休止気筒復帰タイミングTm1を推定する。例えば、ECU10は、時刻t1と時刻t2との時間幅に相当する気筒復帰遅れの時間幅の推定値を、予めメモリに保持する。次に、ECU10は、学習により得られた前倒し時間幅Twに基づき、時刻t1αを特定し、時刻t1αで係合圧力Prを圧力PrHに設定する。なお、ECU10は、前倒し時間幅Twを一度も学習していない場合、予めメモリに保持した前倒し時間幅Twの初期値(以後、「初期学習時間幅Twdf」と呼ぶ。)に基づき時刻t1αを特定する。初期学習時間幅Twdfは、例えば実験等に基づき定められ、ECU10のメモリに予め記憶される。
そして、時刻t1α以後、係合圧力Prの上昇に伴い、エンジン逆転トルクTrがインプットシャフト20に伝達され、その結果エンジン回転数Neが減少する(グラフB6参照)。
次に、時刻t2では、運転気筒数Ncが「4」から「6」へ実際に遷移し、エンジントルクTeが上昇する(グラフB2、グラフB8参照)。これにより、時刻t2以後では、エンジン回転数Neの減少が抑制され、その後エンジン回転数Neは上昇して安定状態になる。そして、エンジン回転数Neのエンジン逆転トルクTrに起因した変動幅Wは、基準変動幅Wth以内に収まっている。
一方、第1制御では、時刻t2の休止気筒復帰タイミングTm1により係合圧力Prを圧力PrHに設定している(グラフB5参照)。従って、第1制御では、時刻t2以後にエンジン回転数Neのエンジン逆転トルクTrに起因した変動が生じる(グラフB7参照)。同様に、第1制御では、車速Vが時刻t2以後に減少する(グラフB10参照)。
よって、第2制御では、ECU10は、エンジンストールが発生しない範囲でエンジン回転数Neが安定する時期を第1制御と比較して早めることができると共に、搭載車両の後進への切り替えを早期に実現することができる。
(第3制御)
第3制御では、ECU10は、第2制御に加え、前倒し時間幅Twを、運転気筒数Ncの休止気筒復帰タイミングTm1の前後での運転気筒数Ncの組み合わせ(以後、「気筒数変化Np」と呼ぶ。)に基づき決定する。これにより、ECU10は、エンジンストールを抑制しつつ、早期にエンジン回転数Neを安定させる。
これについて具体的に説明する。一般に、気筒数変化Npによって、休止気筒復帰タイミングTm1の前後でのエンジントルクTeが異なる。従って、第2制御を実行した場合、気筒数変化Npによって、休止気筒復帰タイミングTm1前でのエンジン回転数Neの減少勾配、及び、休止気筒復帰タイミングTm1後のエンジントルクTeの上昇に伴うエンジン回転数Neの挙動が異なる。即ち、気筒数変化Npによって、最適な係合タイミングTm2(以後、「最適係合タイミングTm2S」と呼ぶ。)及びこれに対応する前倒し時間幅Tw(以後、「最適前倒し時間幅TwS」と呼ぶ。)は異なる。ここで、「最適係合タイミングTm2S」とは、具体的には、変動幅Wが基準変動幅Wth以内になる範囲で係合タイミングTm2が最も早くなるタイミングを指す。また、「最適前倒し時間幅TwS」は、最適係合タイミングTm2Sと休止気筒復帰タイミングTm1との時間幅を指す。
以上を勘案し、ECU10は、前倒し時間幅Twを、気筒数変化Npに基づき決定する。具体的には、ECU10は、気筒数変化Npごとに前倒し時間幅Twを学習すると共に、気筒数変化Npごとに異なる初期学習時間幅Twdfを設定する。例えば、ECU10は、気筒数変化Npとこれに対応する初期学習時間幅Twdfとのマップを予めメモリに記憶しておく。上述のマップは、気筒数変化Npごとに初期学習時間幅Twdfが最適前倒し時間幅TwSになるように実験等に基づき作成される。
そして、ECU10は、減筒運転中の運転レンジの切り替えがあるごとに、気筒数変化Npに対応する前倒し時間幅Twに基づき係合タイミングTm2を設定すると共に、第2制御と同様、変動幅Wに基づき前倒し時間幅Twを適宜補正する。具体的には、ECU10は、エンジン回転数Neを監視し、変動幅Wが基準変動幅Wth以内になる範囲で、前倒し時間幅Twが長くなるように学習する。このようにすることで、ECU10は、気筒数変化Npごとに初期学習時間幅Twdfを適切に設定し、エンジン回転数Neを早期に安定化させると共に、学習の収束性を向上させることができる。
図6は、各気筒数変化Npに対応する各要素の時間変化を示すタイムチャートである。なお、以後では、休止気筒復帰タイミングTm1前の運転気筒数Nc(以後、「運転気筒数Ncbf」と呼ぶ。)と、休止気筒復帰タイミングTm1後の運転気筒数Nc(以後、「運転気筒数Ncaf」と呼ぶ。)との組を「(Ncbf、Ncaf)」と適宜表記する。また、図6のタイムチャートでは、第3制御に基づき、各気筒数変化Npに対する前倒し時間幅Twが学習されているものとする。
図6は、上から順に、運転レンジ、運転気筒数Nc、エンジン回転数Ne、係合圧力Pf、係合圧力Prを示す。なお、グラフ「C2」は、運転レンジの切り替えに伴い、運転気筒数Ncを「4」から「4」へ推移させた場合、即ち、気筒数変化Npが(4、4)の場合の運転気筒数Ncの時間変化を示す。また、グラフ「C3」は、運転レンジの切り替えに伴い運転気筒数Ncを「4」から「6」へ変化させる場合、即ち、気筒数変化Npが(4、6)の場合の運転気筒数Ncの時間変化を示す。さらに、グラフ「C4」は、運転レンジの切り替えに伴い運転気筒数Ncを「2」から「6」へ変化させる場合、即ち、気筒数変化Npが(2、6)の場合の運転気筒数Ncの時間変化を示す。また、グラフ「C5」は、グラフC2に対応するエンジン回転数Neの時間変化に相当し、グラフ「C6」は、グラフC3に対応するエンジン回転数Neの時間変化に相当し、グラフ「C7」は、グラフC4に対応するエンジン回転数Neの時間変化に相当する。さらに、グラフ「C8」乃至「C10」は、それぞれ、グラフC2乃至C4に対応する係合圧力Pfに相当する。そして、グラフ「C11」は、グラフC2に対する係合圧力Prに相当し、グラフ「C12」は、グラフC3に対する係合圧力Prに相当し、グラフ「C13」は、グラフC4に対する係合圧力Prに相当する。
図6に示すように、運転レンジを切り替えた時刻t1以後、休止気筒復帰タイミングTm1に相当する時刻t2よりも前倒し時間幅Twだけ前に、ECU10は、係合圧力Prを圧力PrHに設定し、リバースブレーキRBを締結状態にする。このとき、前倒し時間幅Twは、気筒数変化Npによって異なっている。
具体的には、ECU10は、気筒数変化Npが(4、4)の場合、気筒数変化Npが(2、6)の場合と比較して、前倒し時間幅Twを長く設定する(グラフC11参照)。即ち、この場合、ECU10は、運転気筒数Ncbfが「2」よりも大きい「4」であることから、気筒数変化Npが(2、6)の場合と比較して、時刻t2までのエンジン回転数Neの低下勾配が小さいと判断し、時刻「t12」を係合タイミングTm2に定める。これに伴い、エンジン回転数Neは、時刻t12以後減少する(グラフC5参照)。
一方、ECU10は、気筒数変化Npが(4、6)の場合、気筒数変化Npが(4、4)の場合と比較して、前倒し時間幅Twを長く設定する(グラフC12参照)。即ち、この場合、ECU10は、運転気筒数Ncafが「4」よりも大きい「6」であるため、休止気筒復帰タイミングTm1後にエンジン回転数Neを早期に安定化可能と判断し、時刻「t11」を係合タイミングTm2に定める。これに伴い、エンジン回転数Neは時刻t11以後減少する(グラフC6参照)。
また、ECU10は、気筒数変化Npが(2、6)の場合、気筒数変化Npが(4、4)、(4、6)の場合と比較して、前倒し時間幅Twを短く設定する(グラフC13参照)。即ち、この場合、ECU10は、運転気筒数Ncbfが「4」よりも小さい「2」であるため、ニュートラル期間中のエンジンストールを抑制する観点から、時刻「t13」を係合タイミングTm2に設定する。これに伴い、エンジン回転数Neは時刻t13以後減少する(グラフC7参照)。
そして、休止気筒復帰タイミングTm1に相当する時刻t2では、気筒数変化Npが(4、6)及び(2、6)の場合のエンジントルクTeが運転気筒数Ncafに応じて上昇する。これに伴い、気筒数変化Npが(4、6)及び(2、6)の場合のエンジン回転数Neは上昇し、定常状態へと収束する(グラフC6、C7参照)。一方、気筒数変化Npが(4、4)の場合のエンジン回転数Neは、時刻t2前後でエンジントルクTeの変化がないことから、緩やかに定常状態へと収束する。
その後、ECU10は、変動幅Wを検出し、変動幅Wに基づき、気筒数変化Npごとの前倒し時間幅Twを学習により補正する。例えば、ECU10は、変動幅Wが基準変動幅Wthより大きい場合には前倒し時間幅Twを所定値だけ短く設定し、変動幅Wが基準変動幅Wthより小さい場合には前倒し時間幅Twを所定値だけ長く設定する。
次に、第3制御の効果について図7を用いて補足説明する。図7は、第3制御に基づき初期学習時間幅Twdfを設定した場合の前倒し時間幅Twの収束性と、初期学習時間幅Twdfを気筒数変化Npによらず予め定めた所定の値に設定した場合の比較例に係る前倒し時間幅Twの収束性とを示す。
図7に示すように、第3制御に基づき前倒し時間幅Twの学習を行う場合、比較例と比べ、初期学習時間幅Twdfに基づき決定された係合タイミングTm2が最適係合タイミングTm2Sに近い。即ち、第3制御では、比較例と比べ、初期学習時間幅Twdfは、気筒数変化Npを考慮して設定されている分、最適前倒し時間幅TwSに近い値に設定されている。従って、図7では、ECU10は、第3制御の場合、2度の学習を経て、係合タイミングTm2が最適係合タイミングTm2Sになるような最適前倒し時間幅TwSを学習している。
一方、比較例では、ECU10は、初期学習時間幅Twdfが気筒数変化Npに基づき決定されていない分、第3制御の場合と比較して、初期学習時間幅Twdfが最適前倒し時間幅TwSと離れている。これに起因して、比較例では、ECU10は、初期学習時間幅Twdfを設定後さらに3度の学習を経て、係合タイミングTm2が最適係合タイミングTm2Sになるような最適前倒し時間幅TwSを学習している。
このように、第3制御によれば、ECU10は、初期学習時間幅Twdfを気筒数変化Npに基づき適切に設定することにより、学習の収束性を向上させることができる。
(第4制御)
第1制御乃至第3制御では、ECU10は、ニュートラル期間において、係合圧力Pfを「0」かつ係合圧力Prを「0」にしてエンジン1と駆動軸との動力伝達を完全に遮断した。これに代えて、ECU10は、第4制御では、ニュートラル期間の係合圧力Pr(以後、「ニュートラル係合圧力PrN」と呼ぶ。)を、「0」より大きく圧力PrHより小さい所定の値(以後、「圧力PrK」と呼ぶ。)に設定し、リバースブレーキRBを半締結状態とする。これにより、ECU10は、運転レンジ切り替え後にエンジン回転数Neを早期に安定化させる。
これについて具体的に説明する。ECU10は、第1乃至第3制御と同様、運転レンジを切り替える場合、運転気筒数Ncを増加させる制御信号をエンジン1に送信すると共に、係合圧力Pfを「0」にしてフォワードクラッチFCを解放状態にする。これと同時に、ECU10は、係合圧力Prを圧力PrHから圧力PrKまで低下させる。ここで、圧力PrKは、例えば、エンジンストールが発生する虞が無いニュートラル係合圧力PrNの上限値に設定される。即ち、ECU10は、運転レンジを切り替えるときに、係合圧力Prを圧力PrKとしてリバースブレーキRBを半締結状態、即ち、圧力PrKに応じた割合でエンジン1と駆動軸との動力伝達が行われる状態とする。これにより、ECU10は、運転レンジ切り替え後、休止気筒復帰タイミングTm1までに、車速Vの絶対値をエンジンストールが発生しない範囲でエンジントルクTeに基づき低減させる。
そして、ECU10は、気筒復帰遅れを経て実際に休止気筒が復帰しエンジントルクTeが上昇した場合、係合圧力Prを再び圧力PrHに設定し、リバースブレーキRBを締結状態にする。このとき、上述したように、気筒復帰遅れ中にリバースブレーキRBが半締結状態となり車速VがエンジントルクTeに基づき低減されている。従って、この場合、気筒復帰遅れ中に係合圧力Prを「0」に設定した場合と比較して、ECU10は、ニュートラル期間中に車速Vを運転レンジの変更に伴い徐々に減少させ、早期にエンジン回転数Neを安定化させることができる。
また、ECU10は、好適には、ニュートラル係合圧力PrNの学習を行う。具体的には、ECU10は、エンジン回転数Neを監視し、ニュートラル係合圧力PrNを、例えば変動幅Wが基準変動幅Wth以内となる範囲で最も高くなるようにフィードバック制御等に基づき学習する。
図8は、第4制御に係る処理の概要を例示するタイムチャートである。図8は、上から順に、運転レンジ、運転気筒数Nc、係合圧力Pf、係合圧力Pr、エンジン回転数Ne、エンジントルクTe、車速Vを示している。そして、グラフ「D1」乃至「D4」、「D6」、「D8」、「D9」は、第4制御を実行した場合の各要素の時間変化を示す。一方、グラフ「D5」、「D7」、「D10」は、第1制御を実行した場合の各要素の時間変化を示す。
まず、ECU10は、第1制御と同様、時刻t1に、運転レンジをDレンジからRレンジに切り替える(グラフD1参照)。このとき、同時刻t1で、ECU10は、係合圧力Pfを「0」に下げる(グラフD3参照)。さらに、ECU10は、係合圧力Prを「0」から圧力PrKまで上げる(グラフD4参照)。即ち、ECU10は、リバースブレーキRBを半締結状態とし、エンジン1と駆動軸との動力伝達の割合を、圧力PrKに基づき決定する。これにより、時刻t1以後、エンジン回転数Ne及び車速Vは、エンジントルクTeの一部とエンジン逆転トルクTrの一部とが圧力PrKの値に基づき伝達される結果、圧力PrKの値に応じて減少する(グラフD6、D9参照)。さらに、同時刻t1で、ECU10は、運転気筒数Ncを「4」から「6」へ増加させる制御信号をエンジン1に送信する。
そして、時刻t1から気筒復帰遅れを経た時刻t2では、運転気筒数Ncが「4」から「6」へ増加すると共に、エンジントルクTeが上昇する(グラフD2、D8参照)。このとき、ECU10は、係合圧力Prを圧力PrKから圧力PrHに設定する(グラフD4参照)。これに起因して、エンジン回転数Ne及び車速Vの低下勾配が一時的に大きくなる(グラフD6、D9参照)。しかし、上述したように、時刻t2では、ニュートラル期間中にリバースブレーキRBが半締結状態となり車速VがエンジントルクTeに基づき低減されている。従って、この場合、ニュートラル期間中に係合圧力Prを「0」に設定した場合と比較して、ECU10は、ニュートラル期間中に車速Vを減少させ、早期にエンジン回転数Neを安定化させることができる。
一方、第1制御の場合、ECU10は、ニュートラル期間に相当する時刻t1から時刻t2までの間では、係合圧力Prを「0」に設定する(グラフD5参照)。そして、ECU10は、時刻t2に、係合圧力Prを「0」から圧力PrHに設定する(グラフD5参照)。これに伴い、エンジン回転数Ne及び車速Vは、時刻t2以後、第4制御の場合と比較して、定常状態になるまでに時間を要する。従って、ECU10は、第4制御を実行することで、運転レンジ切り替え後にエンジン回転数Neを早期に安定化させることができる。
(第5制御)
第5制御では、第4制御に加え、ECU10は、ニュートラル係合圧力PrNを、気筒数変化Npに基づき決定する。これにより、ECU10は、エンジンストールを抑制しつつ、早期にエンジン回転数Neを安定させる。
これについて具体的に説明する。上述したように、気筒数変化Npによって、休止気筒復帰タイミングTm1前でのエンジン回転数Neの減少勾配、及び、休止気筒復帰タイミングTm1後のエンジントルクTeの上昇に伴うエンジン回転数Neの挙動が異なる。即ち、気筒数変化Npによって、ニュートラル係合圧力PrNが最適となる圧力(以後、「最適圧力PrKS」と呼ぶ。)は異なる。ここで、「最適圧力PrKS」とは、具体的には、変動幅Wが基準変動幅Wth以内の範囲におけるニュートラル係合圧力PrNの最大値を指す。
以上を勘案し、ECU10は、ニュートラル係合圧力PrNを、気筒数変化Npに基づき決定する。具体的には、ECU10は、気筒数変化Npごとにニュートラル係合圧力PrNの学習を行うと共に、気筒数変化Npごとに異なるニュートラル係合圧力PrNの初期値(以後、「初期学習係合圧力PrNdf」と呼ぶ。)を設定する。例えば、ECU10は、気筒数変化Npとこれに対応する初期学習係合圧力PrNdfとのマップを参照し、初期学習係合圧力PrNdfを設定する。上述のマップは、気筒数変化Npと、気筒数変化Npごとに実験等に基づき定められた初期学習係合圧力PrNdfとのマップであり、ECU10のメモリに予め記憶される。
そして、ECU10は、減筒運転中の運転レンジの切り替えがあるごとにニュートラル係合圧力PrNを学習する。例えば、ECU10は、エンジン回転数Neを監視し、変動幅Wが基準変動幅Wthの範囲で最大となるニュートラル係合圧力PrNを学習する。このようにすることで、ECU10は、気筒数変化Npごとに初期学習係合圧力PrNdfを適切に設定し、エンジンストールを確実に抑制すると共に、学習の収束性を向上させることができる。
図9は、第5制御に係る処理概要を示すタイムチャートの一例である。図9は、上から順に、運転レンジ、運転気筒数Nc、エンジン回転数Ne、係合圧力Pf、係合圧力Prを示す。なお、グラフ「E2」は、運転レンジの切り替えに伴い運転気筒数Ncを「4」から「4」へ遷移させた場合、即ち、気筒数変化Npが(4、4)の場合の運転気筒数Ncの時間変化を示す。また、グラフ「E3」は、運転レンジの切り替えに伴い運転気筒数Ncを「4」から「6」へ変化させる場合、即ち、気筒数変化Npが(4、6)の場合の運転気筒数Ncの時間変化を示す。さらに、グラフ「E4」は、運転レンジの切り替えに伴い運転気筒数Ncを「2」から「6」へ変化させる場合、即ち、気筒数変化Npが(2、6)の場合の運転気筒数Ncの時間変化を示す。また、グラフ「E5」は、グラフE2に対応するエンジン回転数Neの時間変化に相当し、グラフ「E6」は、グラフE3に対応するエンジン回転数Neの時間変化に相当し、グラフ「E7」は、グラフE4に対応するエンジン回転数Neの時間変化に相当する。さらに、グラフ「E8」乃至「E10」は、それぞれ、グラフE2乃至E4に対応する係合圧力Pfに相当する。そして、グラフ「E11」は、グラフE2に対する係合圧力Prに相当し、グラフ「E12」は、グラフE3に対する係合圧力Prに相当し、グラフ「E13」は、グラフE4に対する係合圧力Prに相当する。
図9に示すように、運転レンジを切り替えた時刻t1以後、ECU10は、気筒数変化Npに基づきニュートラル係合圧力PrNを設定する。具体的には、ECU10は、気筒数変化Npが(4、4)の場合、運転気筒数Ncbfが「2」よりも大きい「4」であるため、気筒数変化Npが(2、6)の場合と比較して、ニュートラル係合圧力PrNを大きい値に設定する(グラフE11参照)。これに伴い、エンジン回転数Neは減少する(グラフE5参照)。
一方、ECU10は、気筒数変化Npが(4、6)の場合、気筒数変化Npが(4、4)の場合と比較して、ニュートラル係合圧力PrNを大きい値に設定する(グラフE12参照)。即ち、この場合、ECU10は、運転気筒数Ncafが「4」よりも大きい「6」であるため、休止気筒復帰タイミングTm1後にエンジン回転数Neを早期に安定化可能と判断し、ニュートラル係合圧力PrNを気筒数変化Npが(4、4)の場合よりも大きい値に設定する。これに伴い、エンジン回転数Neは減少する(グラフE6参照)。
また、ECU10は、気筒数変化Npが(2、6)の場合、気筒数変化Npが(4、4)、(4、6)の場合と比較して、ニュートラル係合圧力PrNを小さい値に設定する(グラフE13参照)。即ち、この場合、ECU10は、運転気筒数Ncbfが「4」よりも小さい「2」であるため、ニュートラル期間中のエンジンストールを抑制する観点から、ニュートラル係合圧力PrNを比較的小さい値に設定する。これに伴い、エンジン回転数Neは減少する(グラフE7参照)。
そして、休止気筒復帰タイミングTm1に相当する時刻t2では、ECU10は、係合圧力Prを圧力PrHに設定する(グラフE11乃至E13参照)。これにより、インプットシャフト20に伝達されるエンジン逆転トルクTrが増大する。従って、気筒数変化Npが(4、4)の場合、即ち、運転気筒数Ncに変化がない場合、エンジン回転数Neは、係合圧力Prの増加に伴うエンジン逆転トルクTrの増加に起因して一時減少後、エンジン逆転トルクTrの減少に伴い安定する。
一方、気筒数変化Npが(2、6)、(4、6)の場合、運転気筒数Ncの増加に伴い、エンジントルクTeが上昇する。その結果、気筒数エンジン回転数Neが早期に安定化する(グラフE6、E7参照)。
その後、ECU10は、変動幅Wを検出し、変動幅Wに基づき、気筒数変化Npごとのニュートラル係合圧力PrNを学習により補正する。例えば、ECU10は、変動幅Wが基準変動幅Wthより大きい場合にはニュートラル係合圧力PrNを所定値だけ小さくし、変動幅Wが基準変動幅Wthより小さい場合にはニュートラル係合圧力PrNを所定値だけ大きくする。
次に、第5制御の効果について図10を用いて補足説明する。図10は、第5制御に基づき初期学習係合圧力PrNdfを設定した場合のニュートラル係合圧力PrNの収束性と、初期学習係合圧力PrNdfを気筒数変化Npによらず予め定めた所定の値に設定した場合の比較例に係るニュートラル係合圧力PrNの収束性とを示す。
図10に示すように、第5制御に基づきニュートラル係合圧力PrNの学習を行う場合、比較例と比べ、初期学習係合圧力PrNdfに基づき決定されたニュートラル係合圧力PrNが最適圧力PrKSに近い。即ち、第5制御では、比較例と比べ、初期学習係合圧力PrNdfは、気筒数変化Npを考慮して設定されている分、最適圧力PrKSに近い値に設定されている。従って、図10では、ECU10は、第5制御の場合、2度の学習を経て、ニュートラル係合圧力PrNを最適圧力PrKSに設定している。
一方、比較例では、ECU10は、初期学習係合圧力PrNdfが気筒数変化Npに基づき決定されていない分、第5制御の場合と比較して、初期学習係合圧力PrNdfが最適圧力PrKSと離れている。これに起因して、ECU10は、初期学習係合圧力PrNdfを設定後さらに3度の学習を経て、ニュートラル係合圧力PrNを最適圧力PrKSに設定している。
このように、第5制御によれば、ECU10は、初期学習係合圧力PrNdfを気筒数変化Npに基づき適切に設定することにより、学習の収束性を向上させることができる。
[変形例]
次に、本実施形態の変形例について説明する。以下の変形例は、組み合わせて上述の実施形態に適用することができる。
(変形例1)
第1制御乃至第5制御では、DレンジからRレンジに切り替える場合のECU10の制御について説明した。しかし、本発明が適用可能な方法は、これに限定されない。これに代えて、RレンジからDレンジに切り替える場合にも、本発明は好適に実行される。
具体的には、ECU10は、第1制御乃至第5制御に基づき、RレンジからDレンジへの切り替えと同じタイミングにより係合圧力Prを低下させると共に、休止気筒復帰タイミングTm1に基づき係合圧力Pfを増加させる。即ち、RレンジからDレンジへ切り替える場合には、ECU10は、上述の第1乃至第5制御に記載の係合圧力Pfと係合圧力Prとを読み替えて実行する。
このようにすることで、RレンジからDレンジに切り替える場合であっても、ECU10は、係合圧力Pf及び係合圧力Prを制御することで、エンジンストールを抑制することができる。
(変形例2)
本発明が適用可能な動力伝達機構2が備えるギアトレーンの構成は、必ずしも図3の構成に限定されない。この場合であっても、動力伝達機構2は、エンジン1と駆動軸間の動力伝達を係合圧力に応じて切り替える係合機構を備え、ECU10は、当該係合機構の係合圧力の調整を行う。具体的には、ECU10は、第1制御乃至第5制御に基づき、運転レンジの切り替えと同じタイミングにより当該係合機構の係合圧力を低下させると共に、休止気筒復帰タイミングTm1に基づき当該係合圧力を増加させる。これによっても、ECU10は、エンジンストールを抑制することができる。
(変形例3)
第2制御の学習は必須でなく、ECU10は、予めメモリに記憶した前倒し時間幅Twを使用してもよい。この場合であっても、前倒し時間幅Twは、変動幅Wが基準変動幅Wth以内になる範囲に実験等に基づき設定される。
同様に、第3制御では、ECU10は、前倒し時間幅Twを学習することなく、気筒数変化Npに基づき決定された初期学習時間幅Twdfを前倒し時間幅Twとして継続して用いてもよい。さらに、第5制御では、ECU10は、ニュートラル係合圧力PrNを学習することなく、気筒数変化Npに基づき決定された初期学習係合圧力PrNdfをニュートラル係合圧力PrNとして継続して用いてもよい。
いずれの場合であっても、ECU10は、エンジンストールが発生しない範囲で、エンジン回転数Neを早期に安定化させることができる。
1 エンジン(内燃機関)
2 動力伝達機構
3 アクセル開度センサ
4 車速センサ
10 ECU
11 吸気通路
12 スロットルバルブ
14b 吸気弁
14d 排気弁
14e、f 可変バルブタイミング機構
15a 気筒
16 排気通路
22 プラネタリーギア
29 ファイナルリングギア
FC フォワードクラッチ
RB リバースブレーキ

Claims (5)

  1. 複数の気筒を有するエンジンと、
    前記複数の気筒の少なくとも一部を休止させた減筒運転状態で、車両の前進と後進との切り替えに基づいて、前記エンジンと車両の駆動軸との動力伝達の係合圧力を低下させ、少なくとも一部の休止気筒の復帰を実行する場合、前記復帰のタイミングに応じて前記係合圧力を増加させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする車両の制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記復帰のタイミングと同時に前記係合圧力を増加させる請求項1に記載の車両の制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記復帰のタイミングより所定時間幅前に前記係合圧力を増加させ、
    前記所定時間幅は、前記前進と後進との切り替えに起因した前記エンジンの回転数の変動幅に基づき決定される請求項1に記載の車両の制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記復帰のタイミングより所定時間幅前に前記係合圧力を増加させ、
    前記所定時間幅は、前記復帰が実行される前後の運転気筒数の組み合わせに応じて決定される請求項1に記載の車両の制御装置。
  5. 前記制御手段は、前記前進と後進との切り替え後、かつ、前記復帰のタイミングに応じて前記係合圧力を増加させる前の前記係合圧力を、前記復帰が実行される前後の運転気筒数の組み合わせに応じた圧力に設定する請求項1に記載の車両の制御装置。
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