JP5304703B2 - 車両の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ロックアップクラッチを備える車両の制御に関する。
従来から、減速運転時にロックアップクラッチの係合を行う車両が知られている。例えば、特許文献1には、減速運転時のロックアップクラッチを係合させる際にフューエルカットの禁止期間を設けることで、ショックの発生を抑制する技術が開示されている。
特開平11−310060号公報
一般に、ロックアップクラッチの係合時にエンジン回転数の低下勾配が大きい場合には、係合が実行できない可能性や、係合時のエンジン回転数の低下勾配の急変に起因したショックが発生する可能性がある。一方、これを防ぐため、フューエルカットの禁止期間を設けた場合、その分燃費が悪化することになる。また、ロックアップクラッチの係合が完了した後にフューエルカットを開始した場合、フューエルカットに基づくエンジントルク段差が、そのまま変速機、車軸へと伝達されるため、ショックが発生する虞がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、燃費を向上させると共に、ロックアップクラッチの係合時のショックの発生を抑制することが可能な車両の制御装置を提供することを目的とする。
本発明の1つの観点では、ロックアップクラッチを有するトルクコンバータと、前記トルクコンバータの入力軸に接続されたエンジンと、アクセル開度の低下に応じて前記ロックアップクラッチの係合を行うロックアップクラッチ係合手段と、前記アクセル開度の低下に基づくエンジン回転数の低下勾配を、前記エンジンにかかる負荷を低下させることにより緩やかにするエンジン負荷調整手段と、前記係合の開始から当該係合の完了までの間、フューエルカットを行う燃料噴射制御手段と、を備え、前記エンジン負荷調整手段は、前記エンジンの圧縮比を下げることにより、前記エンジン回転数の低下勾配を緩やかにし、かつ、オルタネータの負荷を低減させることにより、前記エンジンにかかる負荷を低下させ、前記エンジン回転数の低下勾配を緩やかにする。
上記の車両の制御装置は、トルクコンバータと、エンジンと、ロックアップクラッチ係合手段と、エンジン負荷調整手段と、燃料噴射制御手段と、を備える。トルクコンバータはロックアップクラッチを有する。ロックアップクラッチ係合手段は、例えばECU(Electronic Control Unit)であり、アクセル開度の低下に応じてロックアップクラッチの係合を行う。ここで、「ロックアップクラッチの係合」とは、ロックアップクラッチの状態を変更させる処理を指し、具体的には、解放状態から締結状態、解放状態からスリップ状態、スリップ状態から締結状態、スリップ状態からスリップ状態へ移行させる処理が該当する。エンジン負荷調整手段は、アクセル開度の低下に基づくエンジン回転数の低下勾配を、エンジンにかかる負荷を低下させることにより緩やかにする。ここで、「低下勾配」とは、時間変化に伴うエンジン回転数の低下の度合を指す。このようにすることで、エンジン負荷調整手段は、ロックアップクラッチの係合中にエンジン回転数が急激に低下するのを抑制し、ロックアップクラッチの係合を確実に行うと共に、係合に係るショックの発生を抑制する。また、燃料噴射制御手段は、係合の開始から係合の完了までの間、フューエルカットを行う。このように、車両の制御装置は、係合の開始から係合完了までの間にフューエルカットをすることで燃費を向上させると共に、ロックアップクラッチの係合時のショックの発生を抑制することができる。
上記の車両の制御装置では、前記エンジン負荷調整手段は、前記エンジンの圧縮比を下げることにより、前記エンジン回転数の低下勾配を緩やかにする。このようにすることで、車両の制御装置は、エンジントルクの損失を低下させて、エンジンにかかる負荷を低減させることができる。
さらに、上記の車両の制御装置では、前記エンジン負荷調整手段は、オルタネータの負荷を低減させることにより、前記エンジンにかかる負荷を低下させ、前記エンジン回転数の低下勾配を緩やかにする。この態様によっても、車両の制御装置は、エンジントルクの損失を低減させて、エンジンにかかる負荷を低減させることができる。
上記の車両の制御装置の一態様では、前記エンジン負荷調整手段は、前記エンジンに備わる吸気弁と排気弁のバルブタイミング又は/及びバルブリフト量を調整することにより、前記エンジン回転数の低下勾配を緩やかにする。この態様によっても、車両の制御装置は、エンジントルクの損失を低下させて、エンジンにかかる負荷を低減させることができる。
上記の車両の制御装置の一態様では、前記エンジンは、電子スロットルバルブを備え、前記エンジン負荷調整手段は、前記電子スロットルバルブの開度を大きくすることで、前記エンジン回転数の低下勾配を緩やかにする。この態様によっても、車両の制御装置は、エンジントルクの損失を低下させて、エンジンにかかる負荷を低減させることができる。
本発明の他の観点では、ロックアップクラッチを有するトルクコンバータと、前記トルクコンバータの入力軸に接続され、複数の気筒を備えるエンジンと、アクセル開度の低下に応じて前記ロックアップクラッチの係合を行うロックアップクラッチ係合手段と、前記係合の開始から当該係合の完了までの間、前記気筒の稼働数を減らす稼働気筒数制御手段と、を備える。稼働気筒数制御手段は、例えばECUであり、ロックアップの係合の開始から当該係合の完了までの間、前記気筒の稼働数を減らす。ここで、「気筒の稼働数」を減らすとは、燃料供給を行う気筒の数を所定数減らすことを指す。上述の所定数は、例えば変速比やエンジン回転数の低下勾配に基づき決定される。このように、車両の制御装置は、ロックアップクラッチの係合中に一部の気筒を稼働させることで、エンジン回転数の低下勾配を調整し、係合を確実に実行すると共に係合中のショック等を抑制する。また、車両の制御装置は、気筒の稼働数を減らすことで、燃料消費量を削減する。
本発明の各実施形態に係る車両の制御装置を適用したシステムの一例を示す。 トルクコンバータの構成を示す模式図である。 エンジン1の概略構成図である。 第1実施形態に係るタイムチャートの一例である。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。
[概略構成]
(システムの構成)
図1は、本発明の各実施形態に係る車両の制御装置を適用したシステムの一例を示す概略構成図を示す。なお、図中の破線矢印は、信号の入出力を示している。当該システムは、車両に搭載され、エンジン1、トルクコンバータ2、自動変速機構3、を備える。
エンジン1は、複数の気筒を備え、空気と燃料との混合気を燃焼させることで、当該エンジン1が搭載された車両(以後、「搭載車両」と呼ぶ。)の走行用動力を出力する装置である。エンジン1は、ECU10から供給される制御信号S1、S2によって制御が行われる。エンジン1は、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジンなどが挙げられる。エンジン1は、後に詳しく述べるが、混合気の圧縮の程度を示す圧縮比を変化させることが可能な可変圧縮比エンジンである。エンジン1の構成については、図3の説明でさらに詳しく説明する。
トルクコンバータ2及び自動変速機構3は、エンジン1に接続されている。具体的には、エンジン1の出力軸は、トルクコンバータ2の入力軸に接続されている。トルクコンバータ2の出力軸は、自動変速機構3の入力軸と接続されている。自動変速機構3の出力軸5は、駆動輪(不図示)に接続されている。従って、エンジン1からの駆動力がトルクコンバータ2及び自動変速機構3を介して変速されて駆動輪に伝達され、搭載車両が走行駆動される。
トルクコンバータ2は、オイルを介して動力を伝達する機能を有する流体式動力伝達装置の一種である。トルクコンバータ2は、ロックアップクラッチにより、トルクコンバータ2の入力軸と出力軸との間を締結及び解放することが可能に構成されている。ロックアップクラッチを解放した状態では、エンジン1と自動変速機構3との間でオイルを介して駆動力の伝達が行われる。ロックアップクラッチを締結した状態では、駆動源と自動変速機構3とが直結されて、駆動源からの駆動力が直接、自動変速機構3に伝達される。なお、油圧制御装置4は、トルクコンバータ2に供給されるオイルの油圧を調整する機能を有する。
ECU10は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、A/D(Analog to Digital)変換器及び入出力インターフェイスなどを有し、各種センサからの検出信号に基づいて、エンジン1及び油圧制御装置4の制御を行う。図1において、破線で示す矢印がECU10より供給される制御信号の流れを示している。例えば、ECU10は、後述する回転数センサ41からの検出信号に基づいて、エンジン1の回転数(以後、「エンジン回転数」と呼ぶ。)を検出し、制御信号S2を供給して油圧制御装置4の制御を行う。ECU10は、本発明の車両の制御装置に相当し、ロックアップクラッチ係合制御手段、エンジン負荷調整手段、燃料噴射制御手段、及び稼働気筒数制御手段として機能する。
(トルクコンバータの構成)
トルクコンバータ2の構成について、図2を用いて詳細に説明する。図2は、トルクコンバータの構成を示す模式図である。図2において、符号のない実線矢印及び破線矢印は、オイルの流れを示している。
トルクコンバータ2は、主に、ロックアップクラッチ21と、ポンプインペラ22と、タービンライナ23と、ステータ24と、を備える。ロックアップクラッチ21は、フェーシング21bを備えたロックアップピストン21aと、コンバータカバー26と、を備える。
エンジン1の出力軸1aは、トルクコンバータ2の入力軸27と接続されている。トルクコンバータ2の入力軸27は、コンバータカバー26を介して、ポンプインペラ22と接続されている。トルクコンバータ2の出力軸28は、ロックアップピストン21a及びタービンライナ23と接続されている。トルクコンバータ2の出力軸28の回転数は、タービン回転数と一致する。ステータ24は、ワンウェイクラッチ25を有し、トルク増幅機能を有する。
解放側油室31及び締結側油室32は、油圧制御装置4と通路33を介して結ばれており、オイルは通路33を行き来している。油圧制御装置4は、ECU10からの制御信号S2に基づいて、オイルの油圧の供給先を、コンバータカバー26とロックアップピストン21aとの間の解放側油室31と、ポンプインペラ22側の締結側油室32と、の間で切り換えるとともに、オイルの油圧を調整する。なお、通路33は、実際には、トルクコンバータ2の出力軸28内部を通過しているが、図2では、説明の便宜上、出力軸28とは独立して記載している。
油圧制御装置4が油圧を締結側油室32に供給した場合には、解放側油室31より油圧がドレインされる。従って、破線矢印に示すように、オイルは締結側油室32から解放側油室31へと向かう方向に流れる。この場合、締結側油室32の油圧の方が、解放側油室31の油圧よりも大きくなるため、矢印AW1に示す方向の力、即ち、ロックアップピストン21aをコンバータカバー26に押し付ける方向の力が作用する。つまり、ロックアップクラッチ21の締結力を強める力が作用する。この締結力は、締結側油室32に供給される油圧の大きさに比例する。
また、油圧制御装置4が油圧を解放側油室31に供給した場合には、締結側油室32より油圧がドレインされる。従って、実線矢印に示すように、オイルは解放側油室31から締結側油室32へと向かう方向に流れる。この場合、解放側油室31の油圧の方が、締結側油室32の油圧よりも大きくなるため、矢印AW2に示す方向の力、即ち、ロックアップピストン21aをコンバータカバー26から引き離す方向の力が作用する。つまり、ロックアップクラッチ21の締結力を弱める力が作用する。
従って、ECU10は、油圧制御装置4を制御して、解放側油室31又は締結側油室32に供給する油圧を調整することにより、ロックアップクラッチ21の締結力を調整することができる。具体的には、ECU10は、油圧制御装置4を制御して、解放側油室31又は締結側油室32に供給する油圧を調整することにより、解放側油室31の油圧と締結側油室32の油圧との間の大小関係を変化させることができる。これにより、ECU10は、ロックアップクラッチ21が締結した状態である締結状態、及び、ロックアップクラッチ21が解放された状態であるコンバータ状態、を実現することができる。
また、ECU10は、ロックアップクラッチ21の締結状態とコンバータ状態との間の中間領域では、油圧制御装置4に制御信号S2を供給して、解放側油室31の油圧又は締結側油室32の油圧を調整することにより、ロックアップピストン21aのフェーシング21bとコンバータカバー26とを滑らせる状態(以後、「スリップ状態」と呼ぶ。)にするスリップ制御を行う。例えば、アクセルペダルの踏み込みが解除された車両の減速時に、ロックアップクラッチ21はスリップ状態に制御される。
以後では、アクセルペダルの踏み込みが解除された車両の減速時に、ロックアップクラッチ21の状態を変化させる制御を「減速ロックアップ制御」と称する。従って、減速ロックアップ制御とは、ロックアップクラッチ21を解放状態からコンバータ状態へ制御する場合の他、スリップ状態からコンバータ状態、スリップ状態からスリップ状態へ制御する場合も含む。また、減速ロックアップ制御により制御目標である締結状態又はスリップ状態への移行が完了したことを、「係合完了」とも称する。
(エンジンの構成)
図3は、図1に示したエンジン1の概略構成図を示す。図中の実線矢印はガスの流れの一例を示している。
エンジン1は、主に、吸気通路11と、スロットルバルブ12と、燃料噴射弁14aと、吸気弁14bと、点火プラグ14cと、排気弁14dと、電磁駆動機構(所謂、電磁カム)14e、14fと、気筒15aと、燃焼室15bと、ピストン15cと、コンロッド15dと、排気通路16と、を有する。なお、図3においては、説明の便宜上、1つの気筒15aのみを示しているが、実際にはエンジン1は複数の気筒15aを有する。
吸気通路11には外部から導入された吸気(空気)が通過し、スロットルバルブ12は吸気通路11を通過する吸気の流量を調整する。スロットルバルブ12は、ECU10から供給される制御信号によって開度が制御される電子スロットルバルブである。吸気通路11を通過した吸気は、燃焼室15bに供給される。また、燃焼室15bには、燃料噴射弁(インジェクタ)14aによって噴射された燃料が供給される。
更に、燃焼室15bには、吸気弁14bと排気弁14dとが設けられている。吸気弁14bは、開閉することによって、吸気通路11と燃焼室15bとの連通/遮断を制御する。排気弁14dは、開閉することによって、排気通路16と燃焼室15bとの連通/遮断を制御する。吸気弁14b及び排気弁14dは、それぞれ電磁駆動機構14e、14fによって開弁時期及び閉弁時期(以後、「バルブタイミング」と呼ぶ。)、並びにリフト量(以後、「バルブリフト量」と呼ぶ。)などが制御される。この場合、電磁駆動機構14e、14fは、ECU10から供給される制御信号S14e、S14fによって制御される。
燃焼室15b内では、上記のように供給された吸気と燃料との混合気が、点火プラグ14cによって点火されることで燃焼される。この場合、燃焼によってピストン15cが往復運動し、当該往復運動がコンロッド15dを介してクランク軸(不図示)に伝達され、クランク軸が回転する。燃焼室15bでの燃焼により発生した排気ガスは、排気通路16より排出される。
アクセル開度センサ40は、ドライバによる図示しないアクセルペダルの操作に対応するアクセル開度を検出可能に構成されたセンサである。アクセル開度センサ40は、検出したアクセル開度に相当する検出信号S40をECU10に供給する。回転数センサ41は、エンジン回転数の出力パルスを検出信号S41によりECU10へ供給する。
以後では、第1実施形態と第2実施形態とに分けて、ECU10が実行する制御方法について具体的に説明する。なお、以後の説明において、燃料供給が停止された気筒15aを「休止気筒」と呼ぶ。また、「フューエルカット」とは、全ての気筒15aへの燃料供給を停止させることを指す。
[第1実施形態]
次に、第1実施形態でECU10が実行する制御について説明する。概略的には、ECU10は、減速ロックアップ制御開始からフューエルカットを実行すると共に、減速ロックアップ制御開始から係合完了までの間、エンジン1の特性を変更させることでフューエルカット中のポンプ損失、摩擦損失等のエンジントルクの損失を調整する。これにより、ECU10は、エンジン回転数の低下勾配を調整して係合を確実に行うと共に、係合時のショックの発生を抑制する。また、ECU10は、フューエルカットの早期開始により燃費を向上させる。
以下では、エンジン1の特性を変化させる場合の具体例を説明する。以下の具体例は、後述するように任意に組み合わせて実行してもよい。
(可変圧縮比機構)
概略的には、ECU10は、減速ロックアップ制御を開始する場合、圧縮比を変化させる。これにより、ECU10は、減速ロックアップ制御時のエンジン回転数を調整し、減速ロックアップ制御中のフューエルカットを可能にする。
一般に、圧縮比が低いほど、排気行程でのポンプ損失、圧縮行程及び膨張行程での摩擦損失等のエンジントルクの損失が低減される。よって、ECU10は、アクセル開度の低下に起因したエンジン回転数の急激な低下を抑制するため、減速ロックアップ制御時に圧縮比を低下させる。特に、ECU10は、減速ロックアップ制御開始時の変速比が大きいほど、圧縮比を低下させる。即ち、ECU10は、変速比が大きい場合、係合完了に起因したショックが大きいことが予測されることから圧縮比を可能な限り低下させる。このようにすることで、ECU10は、フューエルカットを実行した場合であっても、係合完了時に発生するショックを低減し、ロバストに係合を実行することができる。
また、ECU10は、減速ロックアップ制御中にフューエルカットを実行するため、係合完了後にフューエルカットを開始する場合と比較して、燃費を向上させることができる。また、ECU10は、減速ロックアップ制御中にフューエルカットを実行することで、係合完了後にフューエルカットを開始する場合と比較して、フューエルカット開始に起因したトルク変動をトルクコンバータ2から車軸に伝達されにくくする。従って、ECU10は、フューエルカット開始時のトルク段差の発生を、これを対処するための制御、例えば点火時期の遅角等の制御を行うことなく抑制することができる。
以上のように、ECU10は、エンジントルクの損失を調整するように圧縮比を変化させることで、減速ロックアップ制御中のフューエルカットを可能にすると共に、係合のロバスト性の向上及び係合時のショックの低減を実現することができる。
(可変バルブタイミング機構)
概略的には、ECU10は、減速ロックアップ制御を開始する場合、フューエルカットを実行すると共に、全部又は一部の気筒15aについて、吸気弁14b及び排気弁14dのバルブタイミング又は/及びバルブリフト量を制御する。これにより、ECU10は、減速ロックアップ制御時のエンジン回転数を調整する。
一般に、ECU10は、バルブリフト量を大きくすることで、吸入行程及び排気行程でのポンプ損失を低減することが可能である。同様に、ECU10は、吸気弁14bの開弁時期と排気弁14dの開弁時期とのオーバーラップ(以後、「バルブオーバーラップ」と呼ぶ。)を長く設定するほど、ポンプ損失を低減することが可能である。また、ECU10は、吸気弁14b及び排気弁14dを全閉にすることによっても、同様にポンプ損失を低減することが可能である。
以上を勘案し、ECU10は、減速ロックアップ制御を開始する場合、フューエルカットを開始すると共に、上述の例に示したように、吸気弁14b及び排気弁14dを制御してエンジントルクの損失を低減させる。具体的には、ECU10は、減速ロックアップ制御を実行する場合、バルブリフト量を増加、又は/及び、バルブオーバーラップの長期化を実行する。または、ECU10は、吸気弁14b及び排気弁14dを全閉にする。具体的には、ECU10は、圧縮比の制御と同様、変速比が大きいほど、エンジントルクの損失をより低減させるように、吸気弁14b及び排気弁14dを制御する気筒数を変更したり、吸気弁14b及び排気弁14dの制御方法及び制御量を変更する。
このようにすることで、ECU10は、エンジントルクの損失を低減させて、減速ロックアップ制御時のエンジン回転数の低下勾配を緩やかにすることができる。従って、ECU10は、フューエルカットの早期実行により燃費を向上させつつ、係合のロバスト性の向上及び係合時のショックの低減を実現することができる。
(電子スロットル機構)
概略的には、ECU10は、減速ロックアップ制御を開始する場合、フューエルカットを実行すると共に、スロットル開度を変化させる。これにより、ECU10は、減速ロックアップ制御時のエンジン回転数を調整する。
一般に、フューエルカット中にスロットル開度を大きくすると、吸気に対する吸気通路11内の抵抗が低減され、その結果ポンプ損失が低減される。従って、ECU10は、減速ロックアップ制御中ではスロットル開度を大きくするようにスロットルバルブ12を制御する。特に、ECU10は、変速比が大きいほど、スロットル開度を大きくする。これにより、ECU10は、エンジントルクの損失を低減させて、減速ロックアップ制御時のエンジン回転数の急激な低下を抑制することができる。従って、ECU10は、フューエルカットの早期実行により燃費を向上させつつ、係合のロバスト性を向上及び係合時のショックの低減を実現することができる。
なお、上述したように、ECU10は、以上の制御を任意に組み合わせて実行してもよい。具体的には、ECU10は、圧縮比の制御、吸気弁14b及び排気弁14dの制御、スロットル開度の制御のうち、任意の2以上を組み合わせて実行してもよい。これより、ECU10は、さらにフューエルカット中のエンジントルクの損失を抑制し、エンジン回転数が急激に低下するのを抑制することができる。
(タイムチャート)
図4は、第1実施形態の処理の概要を示すタイムチャートの一例である。図4では、第1実施形態の代表例として、圧縮比を変更させる場合について示している。なお、図4では、第1実施形態の代表例に加え、エンジン1の特性を変化させなかった場合の比較例についても適宜例示している。
図4は、上から順に、アクセル開度、エンジン回転数又は入力軸27の回転数(以後、「入力軸回転数」と呼ぶ。)、エンジントルク、圧縮比、減速時のロックアップクラッチ21を締結状態又はスリップ状態へ移行させるか否かの判断(以後、「減速ロックアップ判断」と呼ぶ。)、フューエルカット、を示している。また、図4において、グラフA1は、第1実施形態に係るアクセル開度の時間変化を示し、グラフA2は、第1実施形態に係るエンジン回転数の時間変化を示し、グラフA3は、入力軸回転数の時間変化を示し、グラフB1は、比較例に係るエンジン回転数の時間変化を示す。また、グラフA4は、第1実施形態に係るエンジントルクの時間変化を示し、グラフB2は、比較例に係るエンジントルクの時間変化を示し、グラフA5は、第1実施形態に係る圧縮比の時間変化を示し、グラフA6は、減速ロックアップ判断の時間変化を示す。また、グラフA7は、第1実施形態に係るフューエルカットの有無の判断の時間変化を示し、グラフB3は、比較例に係るフューエルカットの有無の判断の時間変化を示す。
まず、時刻「t0」で、アクセルペダルの踏み込みが解除される。これに起因して、時刻t0以後では、アクセル開度が低下する(グラフA1参照)。そして、アクセル開度が所定の閾値(以後、「閾値Ath」と呼ぶ。)以下になった時刻「t1」において、ECU10は、減速ロックアップ制御を実行すべきと判断する(グラフA6参照)。そして、同時刻t1で、ECU10は、圧縮比を所定比だけ低下させる(グラフA5参照)。上述の所定比は、例えば変速比等に基づき所定のマップ又は式を参照して決定される。マップ等は、例えば実験等に基づき予め作成され、ECU10のメモリに保持される。このように、ECU10は、圧縮比を下げることでエンジントルクの損失を低減させる(グラフA4参照)。その結果、エンジン回転数の低下勾配は、係合可能な程度にかつ係合時のショックが抑制可能な程度に緩やかとなる(グラフA2参照)。従って、ECU10は、ロックアップクラッチ21の係合を確実に実行すると共に、係合完了に起因したショックの発生を抑制することができる。
一方、比較例では、エンジントルクの損失を低減する制御がない分、エンジントルクの低下が第1実施形態と比較して顕著となる(グラフB2参照)。この結果、比較例では、係合完了前後でのエンジン回転数の勾配が急激に変化し、係合完了時にショックが発生することになる。
また、第1実施形態では、ECU10は、同時刻t1で、フューエルカットを開始する(グラフA7参照)。一方、比較例では、ECU10は、係合完了時のショックの発生を抑制するため、減速ロックアップ制御開始から一定期間幅だけフューエルカットの時期を遅らせている(グラフB3参照)。このように、第1実施形態では、ECU10は、比較例と比べ、フューエルカットを早期に実行し、燃費を向上させることができる。
(変形例)
第1実施形態では、ECU10は、エンジン1の特性を変化させることで、エンジン1にかかる負荷を低減し、減速ロックアップ制御時のエンジン回転数の低下勾配を調整した。しかし、本発明が適用可能なエンジン1にかかる負荷の低減方法は、これに限定されない。これに代えて、又は、これに加え、ECU10は、補機類の負荷を変化させることで、減速ロックアップ制御時のエンジン回転数の低下を適した勾配に制御してもよい。上述の補機類は、例えば、パワーステアリングポンプ、オルタネータ、エアコンディショナーが該当する。
例えば、ECU10は、変速比が大きいときなど、減速ロックアップ制御時にエンジン回転数の低下の勾配が大きくなることが予測される場合には、負荷となっている補機類の動作を一時的に停止させる。これにより、ECU10は、エンジン1にかかる負荷を低減し、エンジン回転数の急激な低下を抑制する。そして、ECU10は、第1実施形態と同様、減速ロックアップ制御開始とともにフューエルカットを開始する。従って、ECU10は、フューエルカットの早期実行により燃費を向上させつつ、係合のロバスト性を向上及び係合時のショックの低減を実現することができる。
次に、当該変形例と第1実施形態とを組み合わせた場合の具体的な効果について補足説明する。第1実施形態では、ECU10は、エンジン1の特性を変化させるために、エンジン1に入出する空気量を調整している。従って、この場合、ECU10が制御信号S1を送信してから実際にエンジントルクの損失が低減される効果が生じるまでに遅れが発生する。従って、ECU10は、第1実施形態の制御に加え、応答性の高いオルタネータなどの補機類の負荷を低減させることで、上述の遅れを補填することができる。その他、ECU10は、第1実施形態の制御により過剰にエンジン回転数の低下勾配が小さくなったことを検出した場合には、応答性が高い補機類の負荷を高める。これにより、ECU10は、過剰にエンジン回転数の低下勾配が小さくなることを抑制し、係合完了が過度に遅れるのを抑制することができる。この場合、ECU10は、例えば、オルタネータの充電量を一時的に高める。
[第2実施形態]
第2実施形態では、ECU10は、減速ロックアップ制御中に、稼働させる気筒数(以後、「稼働気筒数」と呼ぶ。)を変更する。即ち、ECU10は、減速ロックアップ制御中に、一部の気筒15aを休止させる。これにより、ECU10は、アクセル開度の低下に基づくエンジン回転数の低下勾配を調整しつつ、燃費を向上させる。
具体的には、ECU10は、減速ロックアップ制御開始時に、一部の気筒15aへの燃料供給を停止することで当該気筒を休止させると共に、休止気筒以外の気筒15aの燃料供給を継続する。このように、ECU10は、稼働気筒数を制御することで、減速ロックアップ制御中のエンジン回転数の低下勾配を調整すると共に、全気筒に燃料供給をした場合に比べて、燃費を向上させることができる。なお、ECU10は、稼働気筒数又は休止気筒の数を、例えば予め定めた所定数に決定してもよい。又は、ECU10は、変速比、エンジン回転数の低下勾配等に基づき、メモリに予め記憶された所定のマップ等を参照して稼働気筒数又は休止気筒の数を決定してもよい。
また、ECU10は、減速ロックアップ制御中であってエンジン回転数が所定回転数以下の場合に、稼働気筒数を減らすことで、稼働気筒数の減筒によるトルク変動を低減しつつ、燃料消費量を抑制することができる。上述の所定回転数は、例えば、実験等に基づき予め定められ、ECU10のメモリに保持される。
さらに、ECU10は、第2実施形態の制御により休止させた休止気筒に対し、第1実施形態で説明したエンジン1の特性を変更させる制御を行い、エンジントルクの損失を低減させてもよい。例えば、ECU10は、減速ロックアップ制御中に稼働気筒数を減らすと共に、全部又は一部の休止気筒の圧縮比を下げる。他の例では、ECU10は、減速ロックアップ制御中に稼働気筒数を減らすと共に、全部又は一部の休止気筒のバルブタイミング又は/及びバルブリフト量を調整する。このように、ECU10は、第1実施形態の制御と第2実施形態の制御とを組み合わせることで、エンジントルクの損失を抑制してさらに燃料消費量を低減させることができる。
1 エンジン(内燃機関)
2 トルクコンバータ
3 自動変速機構
4 油圧制御装置
5 出力軸
10 ECU
11 吸気通路
12 スロットルバルブ
14b 吸気弁
14d 排気弁
14e、f 電磁駆動機構
15a 気筒
16 排気通路
40 アクセル開度センサ
41 回転数センサ

Claims (3)

  1. ロックアップクラッチを有するトルクコンバータと、
    前記トルクコンバータの入力軸に接続されたエンジンと、
    アクセル開度の低下に応じて前記ロックアップクラッチの係合を行うロックアップクラッチ係合手段と、
    前記アクセル開度の低下に基づくエンジン回転数の低下勾配を、前記エンジンにかかる負荷を低下させることにより緩やかにするエンジン負荷調整手段と、
    前記係合の開始から当該係合の完了までの間、フューエルカットを行う燃料噴射制御手段と、
    を備え
    前記エンジン負荷調整手段は、前記エンジンの圧縮比を下げることにより、前記エンジン回転数の低下勾配を緩やかにし、かつ、オルタネータの負荷を低減させることにより、前記エンジンにかかる負荷を低下させ、前記エンジン回転数の低下勾配を緩やかにする
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  2. 前記エンジン負荷調整手段は、前記エンジンに備わる吸気弁と排気弁のバルブタイミング又は/及びバルブリフト量を調整することにより、前記エンジン回転数の低下勾配を緩やかにする請求項に記載の車両の制御装置。
  3. 前記エンジンは、電子スロットルバルブを備え、
    前記エンジン負荷調整手段は、前記電子スロットルバルブの開度を大きくすることで、前記エンジン回転数の低下勾配を緩やかにする請求項1または2に記載の車両の制御装置。
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