JP2012034098A - 誘電体共振部品及びそれを用いた実装構造体 - Google Patents

誘電体共振部品及びそれを用いた実装構造体 Download PDF

Info

Publication number
JP2012034098A
JP2012034098A JP2010170682A JP2010170682A JP2012034098A JP 2012034098 A JP2012034098 A JP 2012034098A JP 2010170682 A JP2010170682 A JP 2010170682A JP 2010170682 A JP2010170682 A JP 2010170682A JP 2012034098 A JP2012034098 A JP 2012034098A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dielectric
conductive elastic
dielectric block
resonant component
elastic connection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010170682A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5569686B2 (ja
Inventor
Nobuhiro Harada
信洋 原田
Hiroshi Nakamura
浩 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ube Industries Ltd filed Critical Ube Industries Ltd
Priority to JP2010170682A priority Critical patent/JP5569686B2/ja
Publication of JP2012034098A publication Critical patent/JP2012034098A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5569686B2 publication Critical patent/JP5569686B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

【課題】誘電体ブロックの幅寸法を大きくしても実装後の耐環境性に劣化が生じにくく、高周波の漏洩が抑制された誘電体共振部品を提供する。
【解決手段】入出力電極34,34’に電気的に接続された第1の導電性弾性接続部材35,35’は、誘電体ブロック2の第3の面23より高い位置まで突出している。誘電体ブロック2の第3の面23に位置する外導体32に電気的に接続された第2の導電性弾性接続部材36,36’は、誘電体ブロック2の第3の面23より高い位置まで突出している。第2の導電性弾性接続部材36,36’は、それぞれ第1の導電性弾性接続部材35,35’を囲むように設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、誘電体ブロックに複数の共振器を形成してなる誘電体フィルタや誘電体送受共用器などの誘電体共振部品、及びそれを実装基板に実装してなる実装構造体に関する。
携帯電話機などの移動体通信機器に用いられる機能性電子部品である誘電体フィルタや誘電体送受共用器などの誘電体共振部品としては、誘電体ブロックを用い、これに複数の共振器を作り込んでなる一体型のものがしばしば用いられる。
このような一体型の誘電体共振部品である誘電体フィルタの従来例を、図17に示す。図17において、長さL、幅W及び高さHの略六面体形状のアルミナ系セラミック製の誘電体ブロック52は、互いに対向するように反対側に位置する第1の面521及び第2の面522と、これら2つの面に連なる第3の面523とを有する。誘電体ブロック52には、第1の面521から第2の面522にかけて貫通する複数の貫通孔530が形成されている。複数の貫通孔530は第3の面523に沿って配列されている。各貫通孔530の内壁面には内導体531が付されており、第1の面521を除く誘電体ブロック52の外面には外導体532が付されている。かくして、貫通孔530に対応して1/4波長型の共振器が形成される。第1の面521には、各内導体531に接続された結合電極533或いは外導体532に接続された結合調整電極(図示されていない)が形成されている。これらの結合電極及び結合調整電極により互いに隣接する共振器同士の結合がとられる。また、結合電極533を介して両端の共振器に対して容量結合するように、入出力電極534,534’が形成されている。入出力電極534,534’は、それぞれ、第1の面521に形成された電極主体部534a,534a’と、第3の面523に外導体532から絶縁されて付された電極端子部534b,534b’とを有する。電極端子部534b,534b’は外部回路との接続に用いられる。
誘電体フィルタは、更に、図18に示されるように、金属カバー510を含んでいる。即ち、誘電体ブロック52の第3の面523に対向し反対側に位置する外面に付された外導体532には、金属カバー510が接続されており、該金属カバー510は第1の面521を越えて延出している。この延出した部分は、屈曲しており、第1の面521と平行に延びた部分を有する。この平行に延びた部分は、第1の面521と対向するように位置している。
このような誘電体フィルタを実装基板に表面実装して実装構造体を形成するに際して、同時に電気的接続をなすべく、しばしば半田接合が採用される。その際には、誘電体ブロック52の第3の面523上の外導体532及び電極端子部534b,534b’並びに金属カバー510の延出部の先端が、それぞれ実装基板の表面に形成された所要の配線部分に接合される。
しかるに、近年、移動体通信機器、特に基地局用途のものにおいて高性能化が要請されており、これに伴い移動体通信機器に用いられる誘電体共振部品にも高性能化が要請されている。そのため、幅Wを大きくし多くの共振孔を形成し誘電体共振部品を高性能化する手法が考えられる。このような大型の誘電体共振部品をたとえば樹脂製の実装基板に半田付けなどで表面実装して使用する場合、セラミック製誘電体ブロックと樹脂製実装基板とで線膨張係数が互いに異なるため、温度変化などの使用環境によって実装部分に応力が掛かり、半田やセラミック製誘電体ブロックが割れるという問題があった。
このような問題を解決し、セラミック部品の耐環境性を向上させるために、たとえば、特許文献1の図5に示すように、セラミック部品と配線基板とを金属端子を介して接続することで、応力緩和を図る方法が提案されている。
WO2006/126352号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法には、高周波の誘電体共振部品に適用する場合、金属端子のインダクタンス成分がインピーダンス整合を悪化させ、また、金属端子の部分から高周波が漏洩し性能を悪化させるという問題がある。
本発明の目的は、高性能化を目指して誘電体ブロックの幅寸法を大きくしても実装後の耐環境性に劣化が生じにくく、しかも高周波の漏洩が抑制された高性能な誘電体共振部品及びそれを用いた実装構造体を提供することにある。
本発明によれば、以上の如き目的を達成するものとして、
互いに平行な第1の面及び第2の面と、第1の面及び第2の面と直交し且つ互いに平行な第3の面及び第4の面とを有する略直方体形状の誘電体ブロックと、
該誘電体ブロックの第1の面から第2の面にかけて形成された複数の貫通孔と、
該貫通孔内に形成された内導体と、
前記第1の面を除く前記誘電体ブロックの外面に形成された外導体と、
前記第1の面にて前記内導体から延び、前記貫通孔に対応して形成される共振器同士を結合させる結合電極と、
前記共振器のうちいずれかと結合する入出力電極と、
を含んでなる誘電体共振部品であって、
前記入出力電極に電気的に接続された第1の導電性弾性接続部材が設けられており、該第1の導電性弾性接続部材は前記誘電体ブロックの第3の面より高い位置まで突出しており、
前記誘電体ブロックの第3の面に位置する前記外導体に電気的に接続された第2の導電性弾性接続部材が設けられており、該第2の導電性弾性接続部材は前記誘電体ブロックの第3の面より高い位置まで突出しており、前記誘電体ブロックの第3の面と直交する方向からみて、前記第2の導電性弾性接続部材は前記第1の導電性弾性接続部材を囲むように設けられている、
ことを特徴とする誘電体共振部品、
が提供される。
本発明の一態様においては、前記入出力電極は前記誘電体ブロックの第1の面に形成された電極主体部と前記誘電体ブロックの第3の面に形成された電極端子部とを有しており、前記第1の導電性弾性接続部材は前記電極端子部に接合されている。
本発明の一態様においては、前記外導体の第3の面と直交する方向からみて、前記第2の導電性弾性接続部材は前記第1の導電性弾性接続部材を三方から囲むように設けられている。
本発明の一態様においては、前記第1の導電性弾性接続部材は前記入出力電極に電気的に接続された第1の板状基部と該第1の板状基部から突出する第1の突出部とを有し、前記第2の導電性弾性接続部材は前記外導体に電気的に接続された第2の板状基部と該第2の板状基部から突出する第2の突出部とを有する。本発明の一態様においては、前記第2の導電性弾性接続部材は複数の前記第2の突出部を有する。本発明の一態様においては、前記第1の突出部及び前記第2の突出部は、いずれも前記誘電体ブロックの第3の面と平行な方向に延びた部分を有する。
本発明の一態様においては、前記誘電体ブロックの第3の面から測定した前記第1の導電性弾性接続部材の高さと前記誘電体ブロックの第3の面から測定した前記第2の導電性弾性接続部材の高さとが同等である。
本発明の一態様においては、前記誘電体共振部品は、更に、前記誘電体ブロックの第4の面に位置する前記外導体に接合され且つ前記誘電体ブロックの第1の面から隔てられて該第1の面を覆うように配置され且つ前記誘電体ブロックの第3の面に位置する前記外導体に接合された電磁シールドカバーを備えている。
本発明の一態様においては、前記第2の導電性弾性接続部材は前記電磁シールドカバーに接合されている。
また、本発明によれば、以上の如き目的を達成するものとして、
上記の誘電体共振部品を実装基板に実装してなる実装構造体であって、
前記実装基板は一方の表面に形成された配線端子部及び接地電極を有しており、前記誘電体共振部品は前記第1の導電性弾性接続部材及び前記第2の導電性弾性接続部材がそれぞれ前記配線端子部及び接地電極接続されるように前記実装基板に接合されていることを特徴とする実装構造体、
が提供される。
本発明によれば、第1および第2の導電性弾性接続部材を介して誘電体共振部品を実装基板に実装することで、実装基板と誘電体共振部品の誘電体ブロックとの線膨張係数に差があっても、温度変化により発生する応力が緩和される。かくして、誘電体ブロックの幅寸法を大きくしても耐環境性に優れた誘電体共振部品及びそれを用いた実装構造体が提供される。また、第2の導電性弾性接続部材は第1の導電性弾性接続部材を囲むように配置されているので、高周波の漏洩が最小限に抑えられ高性能な誘電体共振部品及びそれを用いた実装構造体が提供される。
本発明による誘電体共振部品の第1の実施形態を示す模式的斜視図である。 図1の実施形態の誘電体共振部品を示す模式的分解斜視図である。 図1の実施形態の誘電体共振部品を用いた実装構造体の実装状態を示す模式的分解斜視図である。 図3の模式的部分断面図である。 第1の導電性弾性接続部材および第2の導電性弾性接続部材の拡大斜視図である。 第1の導電性弾性接続部材または第2の導電性弾性接続部材の部分拡大斜視図である。 本発明実施形態の誘電体フィルタの電気的特性の一例を示す図である。 従来例の誘電体フィルタの電気的特性の一例を示す図である。 本発明による誘電体共振部品の第2の実施形態を示す模式的斜視図である。 図9の実施形態の誘電体共振部品を示す模式的分解斜視図である。 本発明による誘電体共振部品の第3の実施形態を示す模式的斜視図である。 図11の実施形態の誘電体共振部品を示す模式的分解斜視図である。 本発明による誘電体共振部品の第1の導電性弾性接続部材または第2の導電性弾性接続部材の変形形態を示す部分拡大斜視図である。 本発明による誘電体共振部品の第1の導電性弾性接続部材または第2の導電性弾性接続部材の変形形態を示す部分拡大斜視図である。 本発明による誘電体共振部品の入出力電極および第1の導電性弾性接続部材の変形形態を示す部分拡大斜視図である。 本発明による実装構造体の変形形態を示す部分拡大斜視図である。 誘電体フィルタの従来例を示す一部省略模式的斜視図である。 図17の誘電体フィルタを示す模式的斜視図である。
以下、図面を参照しながら本発明の具体的な実施形態を説明する。
[第1の実施形態]
図1は本発明による誘電体共振部品の第1の実施形態を示す模式的斜視図であり、図2は本実施形態の誘電体共振部品を示す模式的分解斜視図であり、図3は本実施形態の誘電体共振部品を用いた実装構造体の実装状態を示す模式的分解斜視図であり、図4は図3の模式的部分断面図である。本実施形態においては、誘電体共振部品は誘電体フィルタである。
誘電体フィルタは誘電体ブロック2を有する。誘電体ブロック2の材質としては、たとえばAlを主成分とするアルミナ系セラミックであり比誘電率εが13程度の誘電体セラミックスを使用することができる。
誘電体ブロック2は、長さL、幅W及び高さHの略直方体の基本形状を持つ。長さLはたとえば約8mmであり、幅Wはたとえば約37mmであり、高さHはたとえば約16mmである。誘電体ブロック2は、長さLを隔てて互いに略平行に反対側に位置する第1の面21および第2の面22と、高さHを隔てて互いに略平行に反対側に位置する第3の面23および第4の面23’と、幅Wを隔てて互いに略平行に反対側に位置する第5の面24および第6の面24’とを有する。第1の面21および第2の面22と、第3の面23および第4の面23’と、第5の面24および第6の面24’とは、互いに略直交する。これら第1の面〜第6の面が、誘電体ブロック2の外面を形成する。
誘電体ブロック2には、第1の面21から第2の面22にかけて形成された円形断面形状の複数の貫通孔30が形成されている。各貫通孔30は、第3の面23および第4の面23’並びに第5の面24および第6の面24’に沿って延びている。また、複数の貫通孔30は、第3の面23および第4の面23’に沿って配列されている。各貫通孔30の内面には、内導体31が付されている。第1の面21を除く誘電体ブロック2の外面には外導体32が付されている。かくして、貫通孔30のそれぞれに対応して1/4波長型の共振器が形成される。第1の面21には、各内導体31に接続された結合電極33が付されている。尚、第1の面21には、第3の面23および第4の面23’並びに第5の面24および第6の面24’のいずれかに付された外導体32に接続された結合調整電極38が付されていてもよい。これらの結合電極33および結合調整電極38により互いに隣接する共振器同士の所要の結合がとられる。
誘電体ブロック2の外面には、入出力電極34,34’が形成されている。入出力電極34,34’は、第1の面21に形成され且つそれぞれ結合電極33を介して両端の共振器に対して容量結合する電極主体部34a,34a’と、第3の面23においてそれぞれ外導体32から絶縁されて形成された電極端子部34b,34b’とを有する。電極端子部34b,34b’は、後述のように、実装基板を介して外部回路との接続に用いられる。
誘電体フィルタには、入出力電極34,34’に電気的に接続された第1の導電性弾性接続部材35,35’と、誘電体ブロック2の第3の面23に位置する外導体32に電気的に接続された第2の導電性弾性接続部材36,36’とが設けられている。本実施形態においては、第1の導電性弾性接続部材35,35’は、電極端子部34b,34b’に接合されている。また、第2の導電性弾性接続部材36,36’は、外導体32に接合されている。
図5に、第1の導電性弾性接続部材35(35’)および第2の導電性弾性接続部材36(36’)の拡大斜視図を示す。図1、図2および図5に示されているように、誘電体ブロック2の第3の面23と直交する方向からみて、第2の導電性弾性接続部材36(36’)は第1の導電性弾性接続部材35(35’)を三方から囲むように(即ち角度180°にわたって包囲するように)設けられている。これにより、高周波の漏洩を抑制することができる。
図6に、第1の導電性弾性接続部材35または第2の導電性弾性接続部材36の部分拡大斜視図を示す。図1、図2および図5更には図6に示されているように、第1の導電性弾性接続部材35は、入出力電極34に電気的に接続される第1の板状基部35aと該第1の板状基部から突出する1つの第1の突出部35bとを有する。但し、本発明においては、第1の導電性弾性接続部材の第1の突出部の数は、1つに限定されるものではなく、複数設けてもよい。また、第2の導電性弾性接続部材36は、外導体32に電気的に接続される第2の板状基部36aと該第2の板状基部から突出する複数の第2の突出部36bとを有する。第1の導電性弾性接続部材35’または第2の導電性弾性接続部材36’も、第1の導電性弾性接続部材35または第2の導電性弾性接続部材36と同様な構成を有する。
図6には、第1または第2の板状基部35a(36a)と第1または第2の突出部35b(36b)とが示されている。第1または第2の突出部35b(36b)は、誘電体ブロック2の第3の面23と平行な方向に延びた部分Cを有しており、フック状をなしている。
第1の導電性弾性接続部材35,35’および第2の導電性弾性接続部材36,36’は、いずれも誘電体ブロック2の第3の面23より高い位置まで突出しており、該第3の面23から測定した高さが大略同等になるように形成されている。この高さは、応力緩和の観点から0.3mm以上が好適であり、電気特性安定性の観点から5mm以下が好適である。
第1の導電性弾性接続部材35,35’及び前記第2の導電性弾性接続部材36,36’は、いずれもリン青銅などの金属からなり、曲げ弾性を有する。かくして、誘電体ブロック2の第3の面23と後述の実装基板との間に、熱膨張差により実装基板面に沿った方向のずれ(相対変位)が発生した場合には、第1または第2の突出部35b(36b)が曲がることで応力を吸収することができる。
誘電体フィルタは、更に、電磁シールドカバー10を備えている。該電磁シールドカバー10の材質は、導電性であれば良く、例えば鉄系の金属、特に表面をすずめっきした鉄などが良い。電磁シールドカバー10は、誘電体ブロック2の第4の面23’に位置する外導体32に接合され且つ誘電体ブロック2の第1の面21から隔てられて該第1の面を覆うように配置され且つ誘電体ブロック2の第3の面23に位置する外導体32に接合されている。但し、本発明においては、誘電体共振部品は、電磁シールドカバー10を備えたものに限定されるものではなく、電磁シールドカバーを設けなくてもよい。
図3および図4に示されるように、誘電体フィルタは、誘電体ブロック2の第3の面23を実装面として(すなわち第3の面23を実装基板に向けて)、樹脂製の実装基板40(例えば通信機器の回路基板)に実装される。実装基板40は、一方の表面(図では上面)に、誘電体フィルタとの電気的接続のための配線端子部41,41’及び該配線端子部から絶縁された接地電極42が形成されている。配線端子部41,41’は、それぞれ誘電体フィルタの入出力電極の電極端子部34b,34b’に対応して位置している。
誘電体フィルタは、入出力電極端子部34b,34b’に接合された第1の導電性弾性接続部材35,35’の第1の突出部35bが実装基板40の配線端子部41,41’に接続され、更に外導体32に接合された第2の導電性弾性接続部材36,36’の第2の突出部36bが実装基板40の接地電極42に接続されるように、半田Sまたは導電性接着剤により実装基板40に接合される。すなわち、誘電体フィルタは、貫通孔30の軸が実装基板40に平行となるように第4の面23’を上側にして実装される。
本実施形態では、第1および第2の導電性弾性接続部材35,35’;36,36’の第1および第2の突出部35b,36bは、ある一定の幅を持って誘電体ブロック2の幅W方向にフック状に形成されているので、環境温度が変動してもセラミック製誘電体ブロック2と樹脂製実装基板40との熱膨張差により発生する応力を良好に吸収することができる。かくして、幅寸法Wを大きくしても耐環境性に優れた誘電体フィルタが提供される。但し、本発明においては、第1および第2の突出部のフック形状の方向性は、必ずしも誘電体ブロック2の幅Wの方向に限定されるものではなく、他の方向であってもよい。また、本実施形態では、第2の導電性弾性接続部材36,36’が第1の導電性弾性接続部材35,35’を囲むように配置されているため、高周波の漏洩が最小限に抑えられ高性能な誘電体フィルタが提供される。
図7に、本実施形態の誘電体フィルタの電気的特性の一例を示す。図7の電気的特性を持つ誘電体フィルタの構成は、図1に示されたものである。また、図8に、第1および第2の導電性弾性接続部材を設けないこと以外は図1に示されたものと同様に構成した従来例の誘電体フィルタの電気的特性の一例を示す。これらの図において、横軸が周波数fを示し、縦軸が減衰量LogMagを示す。図7および図8より、両者にほとんど特性差がないことがわかる。従って、本実施形態においては、第2の導電性弾性接続部材36,36’の複数の第2の突出部36bが第1の導電性弾性接続部材35,35’の第1の突出部35bを囲むように配置されているので、信号の漏洩が少なく、従来の密着型の表面実装と同等な特性が得られることがわかる。
上記図7の電気的特性を持つ本発明実施形態の誘電体フィルタと上記図8の電気的特性を持つ従来例の誘電体フィルタとを、それぞれ4個作成し、熱サイクル試験を行った結果を、以下の表1に示す。熱サイクル試験の方法は、誘電体フィルタを、0℃の温度に15分間維持し、しかる後に100℃/15分の昇温速度で100℃まで昇温し、100℃の温度に15分間維持するサイクルを1サイクルとして、誘電体フィルタに熱サイクルを加えることで実施した。100サイクルの熱サイクル試験後、300サイクルの熱サイクル試験後、および500サイクルの熱サイクル試験後の誘電体フィルタと実装基板との接合部分における半田クラックの有無を観察した。
表1から明らかなように、300サイクルの熱サイクル試験を行った場合、従来例の誘電体フィルタでは100%クラックが発生していたのに対して、本発明実施形態の誘電体フィルタではクラックの発生は皆無であった。
Figure 2012034098
[第2の実施形態]
図9は本発明による誘電体共振部品の第2の実施形態を示す模式的斜視図であり、図10は本実施形態の誘電体共振部品を示す模式的分解斜視図である。図9および図10において、図1〜図6におけると同様な部材または部分には同一の符号が付されている。
本実施形態と第1の実施形態との違いは、電磁シールドカバー10の形状および該電磁シールドカバー10の第2の導電性弾性接続部材36,36’への接合にある。即ち、電磁シールドカバー10は誘電体ブロック2の第3の面23に位置する外導体32の全体を覆うような形状を有しており、該電磁シールドカバー10を介して第2の導電性弾性接続部材36,36’が外導体32と接合されている。尚、この場合にも、誘電体ブロック2の第3の面23から測定した第1の導電性弾性接続部材35,35’の高さと誘電体ブロック2の第3の面23から測定した第2の導電性弾性接続部材36,36’の高さとが同等になっている。
本実施形態においては、第1の実施形態に比べて、電磁シールドカバー10の開口部が小さいので、電波の漏洩がより一層抑えられ、さらに高性能な特性を得ることができる。
[第3の実施形態]
図11は本発明による誘電体共振部品の第3の実施形態を示す模式的斜視図であり、図12は本実施形態の誘電体共振部品を示す模式的分解斜視図である。図11よび図12において、図1〜図6におけると同様な部材または部分には同一の符号が付されている。本実施形態においては、誘電体共振部品は誘電体送受共用器である。
本実施形態では、互いに同一の向きに並列配置された5つの共振器により送信側フィルタFtが形成されており、互いに同一の向きに並列配置された5つの共振器により受信側フィルタFrが形成されており、入出力電極として送信信号入力電極34、受信信号出力電極34’および送受共用電極34”が設けられている。本実施形態では、誘電体ブロック2の貫通孔30の断面形状は大略楕円または長円である。このようにすることで幅Wの寸法を低減することができる。このように、本発明においては、誘電体ブロックの貫通孔の断面形状は、円形に限定されることはなく、適宜の形状が可能である。
各入出力電極34,34’,34”に第1の導電性弾性接続部材35,35’,35”が電気的に接続されており、該第1の導電性弾性接続部材を三方から囲むようにして外導体32に第2の導電性弾性接続部材36,36’,36”が電気的に接続されている。これらの第1および第2の導電性弾性接続部材の構成および接続形態は、第1の実施形態のものと同様である。
本実施形態においては、誘電体ブロック2の寸法は、たとえばW=74mm、L=8mm、H=16mmであり、また、貫通孔30の断面形状が長円状である。
[その他の実施形態]
上記第1の実施形態〜第3の実施形態とは異なる実施形態(または上記第1の実施形態〜第3の実施形態の変形形態)につき、必要に応じて図面を参照しつつ、説明する。これらの図面において、図1〜図6におけると同様な部材または部分には同一の符号が付されている。
図13および図14は、いずれも、第1の実施形態〜第3の実施形態における第1の導電性弾性接続部材35または第2の導電性弾性接続部材36の変形形態を示す部分拡大斜視図である。図13の変形形態では、第1または第2の突出部35b(36b)は、両側に足(第1または第2の板状基部35a(36a)との接続部)あるため、形状安定性に優れる。図14の変形形態では、第1または第2の突出部35b(36b)は、図13の変形例のものの頂部が分断された形状であり、より応力緩和性に優れ、且つ接続部分の数が増えるため電気特性が安定する。
図15は、第1の実施形態〜第3の実施形態における入出力電極34および第1の導電性弾性接続部材35の変形形態を示す部分拡大斜視図である。この変形形態においては、入出力電極34は、誘電体ブロック2の第1の面21のみに形成されている。一方、第1の導電性弾性接続部材35の第1の板状基部35aは、アングル状に曲げられてフラップ部Fを形成しており、該フラップ部Fが入出力電極34に接合される。他の入出力電極34’,34”および第1の導電性弾性接続部材35’,35”についても同様である。
図16は、第1の実施形態〜第3の実施形態における実装構造体の変形形態を示す部分拡大斜視図である。この変形形態においては、誘電体共振部品を実装基板40に向けて付勢する付勢手段が設けられている。この付勢手段としては、実装基板40にネジ止めされる押さえプレート45を用いることができる。本変形形態によれば、半田等による接合を用いることなしに、誘電体共振部品を実装基板上部から押さえつけることで実装基板に実装することができる。このような実装構造体によれば、実装基板40と誘電体ブロック2との熱膨張差による半田等のクラック発生の心配がなく、また、第1および第2の導電性弾性接続部材が圧縮状態で介在することで、実装基板40に対する誘電体ブロック2の付勢状態が維持され、実装状態は良好である。
2 誘電体ブロック
21 第1の面
22 第2の面
23 第3の面
23’ 第4の面
24 第5の面
24’ 第6の面
30 貫通孔
31 内導体
32 外導体
33 結合電極
34,34’,34” 入出力電極
34a,34a’ 電極主体部
34b,34b’ 電極端子部
35,35’,35” 第1の導電性弾性接続部材
35a 第1の板状基部
35b 第1の突出部
36,36’,36” 第2の導電性弾性接続部材
36a 第2の板状基部
36b 第2の突出部
38 結合調整電極
F フラップ部
10 電磁シールドカバー
40 実装基板
41,41’ 配線端子部
42 接地電極
S 半田
Ft 送信側フィルタ
Fr 受信側フィルタ
45 押さえプレート

Claims (10)

  1. 互いに平行な第1の面及び第2の面と、第1の面及び第2の面と直交し且つ互いに平行な第3の面及び第4の面とを有する略直方体形状の誘電体ブロックと、
    該誘電体ブロックの第1の面から第2の面にかけて形成された複数の貫通孔と、
    該貫通孔内に形成された内導体と、
    前記第1の面を除く前記誘電体ブロックの外面に形成された外導体と、
    前記第1の面にて前記内導体から延び、前記貫通孔に対応して形成される共振器同士を結合させる結合電極と、
    前記共振器のうちいずれかと結合する入出力電極と、
    を含んでなる誘電体共振部品であって、
    前記入出力電極に電気的に接続された第1の導電性弾性接続部材が設けられており、該第1の導電性弾性接続部材は前記誘電体ブロックの第3の面より高い位置まで突出しており、
    前記誘電体ブロックの第3の面に位置する前記外導体に電気的に接続された第2の導電性弾性接続部材が設けられており、該第2の導電性弾性接続部材は前記誘電体ブロックの第3の面より高い位置まで突出しており、前記誘電体ブロックの第3の面と直交する方向からみて、前記第2の導電性弾性接続部材は前記第1の導電性弾性接続部材を囲むように設けられている、
    ことを特徴とする誘電体共振部品。
  2. 前記入出力電極は前記誘電体ブロックの第1の面に形成された電極主体部と前記誘電体ブロックの第3の面に形成された電極端子部とを有しており、前記第1の導電性弾性接続部材は前記電極端子部に接合されていることを特徴とする、請求項1に記載の誘電体共振部品。
  3. 前記外導体の第3の面と直交する方向からみて、前記第2の導電性弾性接続部材は前記第1の導電性弾性接続部材を三方から囲むように設けられていることを特徴とする、請求項1または2に記載の誘電体共振部品。
  4. 前記第1の導電性弾性接続部材は前記入出力電極に電気的に接続された第1の板状基部と該第1の板状基部から突出する第1の突出部とを有し、前記第2の導電性弾性接続部材は前記外導体に電気的に接続された第2の板状基部と該第2の板状基部から突出する第2の突出部とを有することを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の誘電体共振部品。
  5. 前記第2の導電性弾性接続部材は複数の前記第2の突出部を有することを特徴とする、請求項4に記載の誘電体共振部品。
  6. 前記第1の突出部及び前記第2の突出部は、いずれも前記誘電体ブロックの第3の面と平行な方向に延びた部分を有することを特徴とする、請求項4または5に記載の誘電体共振部品。
  7. 前記誘電体ブロックの第3の面から測定した前記第1の導電性弾性接続部材の高さと前記誘電体ブロックの第3の面から測定した前記第2の導電性弾性接続部材の高さとが同等であることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の誘電体共振部品。
  8. 前記誘電体共振部品は、更に、前記誘電体ブロックの第4の面に位置する前記外導体に接合され且つ前記誘電体ブロックの第1の面から隔てられて該第1の面を覆うように配置され且つ前記誘電体ブロックの第3の面に位置する前記外導体に接合された電磁シールドカバーを備えていることを特徴とする、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の誘電体共振部品。
  9. 前記第2の導電性弾性接続部材は前記電磁シールドカバーに接合されていることを特徴とする、請求項8に記載の誘電体共振部品。
  10. 請求項1乃至9のいずれか一項に記載の誘電体共振部品を実装基板に実装してなる実装構造体であって、
    前記実装基板は一方の表面に形成された配線端子部及び接地電極を有しており、前記誘電体共振部品は前記第1の導電性弾性接続部材及び前記第2の導電性弾性接続部材がそれぞれ前記配線端子部及び接地電極接続されるように前記実装基板に接合されていることを特徴とする実装構造体。
JP2010170682A 2010-07-29 2010-07-29 誘電体共振部品及びそれを用いた実装構造体 Expired - Fee Related JP5569686B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010170682A JP5569686B2 (ja) 2010-07-29 2010-07-29 誘電体共振部品及びそれを用いた実装構造体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010170682A JP5569686B2 (ja) 2010-07-29 2010-07-29 誘電体共振部品及びそれを用いた実装構造体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012034098A true JP2012034098A (ja) 2012-02-16
JP5569686B2 JP5569686B2 (ja) 2014-08-13

Family

ID=45846996

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010170682A Expired - Fee Related JP5569686B2 (ja) 2010-07-29 2010-07-29 誘電体共振部品及びそれを用いた実装構造体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5569686B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015199077A1 (ja) * 2014-06-25 2015-12-30 宇部興産株式会社 誘電体非接触伝送装置及び非接触伝送方法
JP2017537581A (ja) * 2014-12-08 2017-12-14 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. 横電磁モード誘電体フィルタ、無線周波数モジュール、および基地局

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60140742A (ja) * 1983-12-06 1985-07-25 フエアチアイルド カメラ アンド インストルメント コーポレーシヨン リードフレーム及びその実装方法
JPH01151602U (ja) * 1988-04-09 1989-10-19
JP2000134027A (ja) * 1998-10-22 2000-05-12 Murata Mfg Co Ltd フィルタ内蔵誘電体アンテナ、デュプレクサ内蔵誘電体アンテナおよび無線装置
JP2002075567A (ja) * 2000-08-25 2002-03-15 Shin Etsu Polymer Co Ltd 電気コネクタ及びその製造方法
JP2004282671A (ja) * 2003-03-19 2004-10-07 Ube Ind Ltd 誘電体共振部品
JP2009033624A (ja) * 2007-07-30 2009-02-12 Ube Ind Ltd 誘電体共振部品

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60140742A (ja) * 1983-12-06 1985-07-25 フエアチアイルド カメラ アンド インストルメント コーポレーシヨン リードフレーム及びその実装方法
JPH01151602U (ja) * 1988-04-09 1989-10-19
JP2000134027A (ja) * 1998-10-22 2000-05-12 Murata Mfg Co Ltd フィルタ内蔵誘電体アンテナ、デュプレクサ内蔵誘電体アンテナおよび無線装置
JP2002075567A (ja) * 2000-08-25 2002-03-15 Shin Etsu Polymer Co Ltd 電気コネクタ及びその製造方法
JP2004282671A (ja) * 2003-03-19 2004-10-07 Ube Ind Ltd 誘電体共振部品
JP2009033624A (ja) * 2007-07-30 2009-02-12 Ube Ind Ltd 誘電体共振部品

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015199077A1 (ja) * 2014-06-25 2015-12-30 宇部興産株式会社 誘電体非接触伝送装置及び非接触伝送方法
JPWO2015199077A1 (ja) * 2014-06-25 2017-04-20 宇部興産株式会社 誘電体非接触伝送装置及び非接触伝送方法
JP2017537581A (ja) * 2014-12-08 2017-12-14 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. 横電磁モード誘電体フィルタ、無線周波数モジュール、および基地局

Also Published As

Publication number Publication date
JP5569686B2 (ja) 2014-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI628846B (zh) 天線結構及具有該天線結構的無線通訊裝置
JP5270630B2 (ja) チューニング可能な寄生共振器
TWI630759B (zh) 天線結構及應用該天線結構的無線通訊裝置
US9692099B2 (en) Antenna-matching device, antenna device and mobile communication terminal
JP2015106919A (ja) 多周波アンテナモジュール
CN110088978A (zh) 谐振器及通信装置
JP5569686B2 (ja) 誘電体共振部品及びそれを用いた実装構造体
JPWO2020130004A1 (ja) 回路基板及び電子機器
CN107431478B (zh) 双工器
US11936085B2 (en) Ceramic waveguide filter
JP4867838B2 (ja) 誘電体共振部品
JP5703917B2 (ja) 誘電体共振部品
JP6287031B2 (ja) 誘電体共振部品
KR101136589B1 (ko) 쉴드 케이스 및 이를 포함하는 안테나 세트
CN102956991B (zh) 天线
CN111490341B (zh) 一种双频天线
JP5299685B2 (ja) 誘電体送受共用器
JP5828442B2 (ja) 誘電体共振部品
JP5310438B2 (ja) 誘電体共振部品
JP5382141B2 (ja) 電子モジュール及び通信機
JP2010239414A (ja) 誘電体共振部品及びそれを用いた実装構造体
JP5561653B2 (ja) 誘電体共振部品及びそれを用いた実装構造体
JP6601129B2 (ja) 誘電体共振装置及びそれを用いた実装構造体
KR102523875B1 (ko) 고주파용 전기 커넥터
JP2014082700A (ja) アンテナ共用器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130430

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131211

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140528

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140610

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5569686

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees