JP2012032760A - 映像投写装置用光学系および映像投写装置 - Google Patents

映像投写装置用光学系および映像投写装置 Download PDF

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Abstract

【課題】コンパクトな構成でありながら、投写した像の台形歪みを良好に補正可能な映像投写装置用光学系を提供する。
【解決手段】映像表示素子DSに表示された映像を拡大して所定の投写面に斜め方向から投写する映像投写装置用光学系PLであって、中心軸に対して回転対称に形成された基準投写レンズ群G1と、中心軸に対して非回転対称に形成された自由曲面レンズ群G2と、中心軸に対して非回転対称に形成された反射面を有する自由曲面ミラーMとを有し、映像表示素子DSを光軸と垂直な方向へ平行移動させることにより、投写面に投写された像に生じる台形歪みを補正可能に構成されており、自由曲面レンズ群G2において、自由曲面ミラーMに最も近い自由曲面レンズL23および、この自由曲面レンズL23の隣に配置された自由曲面レンズL22における光軸を含む断面が、映像表示素子DS側に凹面を向けたメニスカス形状を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、映像表示素子の映像等を拡大して投写する映像投写装置に関する。
映像表示素子の映像等を拡大して投写する映像投写装置(いわゆるプロジェクタ)は、複数の方式が考案されており、実用化されている。例えば、光源からの光を液晶表示素子に透過させた後、当該液晶表示素子を透過して得られた映像(光)を複数のレンズから構成される投写光学系を介してスクリーン(投写面)上に拡大して投写する映像投写装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2008−134350号公報
このような映像投写装置では、スクリーン(投写面)の位置も含めて全体的に小型化することが望まれている。このような要求を満足するためには、スクリーンの位置を映像投写装置自身の近くにすることが可能な、斜め投写方式を採用すると良い。しかしながら、斜め投写方式の場合、スクリーン上に投写した像に大きな歪み(台形歪み)が発生するため、これを低減することが要求されている。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、コンパクトな構成でありながら、投写した像の台形歪みを良好に補正可能な映像投写装置用光学系および、これを備えた映像投写装置を提供することを目的とする。
このような目的達成のため、本発明を例示する態様に従えば、映像表示素子に表示された映像を拡大して所定の投写面に斜め方向から投写する映像投写装置用光学系であって、光軸に沿って前記映像表示素子側から順に並んだ、中心軸に対して回転対称に形成された投写レンズからなる投写レンズ群と、中心軸に対して非回転対称に形成された複数の自由曲面レンズからなる自由曲面レンズ群と、中心軸に対して非回転対称に形成された反射面を有する自由曲面ミラーとを有し、前記映像表示素子を前記投写レンズ群から前記自由曲面ミラーで反射する前までの光軸(詳しくは後述)と垂直な方向へ平行移動させることにより、前記投写面に投写された像に生じる台形歪みを補正可能に構成されており、前記自由曲面レンズ群において、前記自由曲面ミラーに最も近いミラー側自由曲面レンズおよび、前記ミラー側自由曲面レンズの隣に配置された素子側自由曲面レンズのうち、少なくとも一方における前記光軸を含む断面が、前記映像表示素子側に凹面を向けたメニスカス形状を有していることを特徴とする映像投写装置用光学系が提供される。
また、本発明を例示する態様に従えば、所定の設置面に設置された状態で使用され、前記設置面と同じ面上または前記設置面と略平行な面上に映像を斜め方向から投写する映像投写装置であって、前記映像投写装置を構成する光学系が本発明に係る映像投写装置用光学系であることを特徴とする映像投写装置が提供される。
本発明によれば、コンパクトな構成でありながら、投写した像の台形歪みを良好に補正
することができる。
第1実施例に係る映像投写装置用光学系の側断面図である。 第1実施例に係る映像投写装置用光学系の平断面図である。 第1実施例に係る映像投写装置用光学系の第1の横収差図である。 第1実施例に係る映像投写装置用光学系の第2の横収差図である。 第1実施例に係る映像投写装置用光学系の第3の横収差図である。 第1実施例に係る映像投写装置用光学系の第4の横収差図である。 第2実施例に係る映像投写装置用光学系の側断面図である。 第2実施例に係る映像投写装置用光学系の平断面図である。 第2実施例に係る映像投写装置用光学系の第1の横収差図である。 第2実施例に係る映像投写装置用光学系の第2の横収差図である。 第2実施例に係る映像投写装置用光学系の第3の横収差図である。 第2実施例に係る映像投写装置用光学系の第4の横収差図である。 第3実施例に係る映像投写装置用光学系の側断面図である。 第3実施例に係る映像投写装置用光学系の平断面図である。 第3実施例に係る映像投写装置用光学系の第1の横収差図である。 第3実施例に係る映像投写装置用光学系の第2の横収差図である。 第3実施例に係る映像投写装置用光学系の第3の横収差図である。 第3実施例に係る映像投写装置用光学系の第4の横収差図である。 第4実施例に係る映像投写装置用光学系の側断面図である。 第4実施例に係る映像投写装置用光学系の平断面図である。 第4実施例に係る映像投写装置用光学系の第1の横収差図である。 第4実施例に係る映像投写装置用光学系の第2の横収差図である。 第4実施例に係る映像投写装置用光学系の第3の横収差図である。 第4実施例に係る映像投写装置用光学系の第4の横収差図である。 第5実施例に係る映像投写装置用光学系の側断面図である。 第5実施例に係る映像投写装置用光学系の平断面図である。 第5実施例に係る映像投写装置用光学系の第1の横収差図である。 第5実施例に係る映像投写装置用光学系の第2の横収差図である。 第5実施例に係る映像投写装置用光学系の第3の横収差図である。 第5実施例に係る映像投写装置用光学系の第4の横収差図である。 映像投写装置の斜視図である。 映像投写装置の断面図である。 自由曲面レンズ群の傾きを説明する模式図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図を参照しながら説明する。まず始めに、本実施形態で用いられる「光学系の光軸」および「レンズ(群)の中心軸」の定義方法について説明する。本実施形態では、レンズ各面の位置、形状、光線の位置等の情報を代表的な一つの座標系で表すのではなく、レンズ各面にそれぞれ固有の座標系として右手系xyz直交座標(以下、ローカル座標系と称する)を配置し、隣り合う(前後の)ローカル座標系同士で前記情報を共有することにより光学系全体を表現することにしている。
「レンズ(群)の中心軸」(以下、単に中心軸と呼ぶこともある)に関しては、レンズ(群)各面のローカル座標系の原点同士を直線で繋いだものを考え、それを「レンズ(群)の中心軸」と定義する。本実施形態では、各座標系のz軸は中心軸に平行である。すな
わち、映像表示素子DSから自由曲面ミラーMへ向かう方向を正とする中心軸方向の座標軸をz軸とし、後述のy−z断面においてz軸と垂直な座標軸をy軸とし、z軸およびy軸と垂
直な座標軸をx軸としている。しかし、必ずしもz軸は中心軸に対し平行でなければならない訳ではない。また、ミラー面に関しては、この面のローカル座標系のz軸を中心軸と定義する。
「光学系の光軸」(以下、単に光軸と称することもある)に関しては、物体面(映像表示素子DSの表示面)から出て回転対称な基準投写レンズ群G1の中心軸を通り、自由曲面ミラーMで反射(反射の法則に従う)して像面I(投写面R)に到達する、一本の直線のことと定義する。すなわち、本実施形態では基準投写レンズ群G1の中心軸は光軸と一致している。
なお、自由曲面レンズ群G2の中心軸に関して、本実施形態では前述のような方法で定義しているが、各ローカル座標系の原点が同一直線上にない場合は次のように定義しても良い。すなわち、自由曲面レンズ群G2の最前面(最も映像表示素子DS側の面)におけるローカル座標系の原点と自由曲面レンズ群G2の最後面(最も像側の面)におけるローカル座標系の原点とを直線で繋ぎ、この直線を中心軸と定義する。このとき、自由曲面レンズ群G2内の各ローカル座標系のz軸は必ずしも中心軸と平行でなくとも良いものとする。
さて、本実施形態の映像投写装置PRJが図31および図32に示されている。なお、図31は映像投写装置PRJの斜視図であり、図32は映像投写装置PRJの断面図である。図31および図32に示す映像投写装置PRJは、正面に窓部Wを有する筒状箱形の筐体BDと、この筐体BDの内部にそれぞれ収容された、映像表示素子DSと、映像投写装置用光学系PLとを備えて構成される。このような映像投写装置PRJは、例えば、テーブル(もしくは机)の上面や、ホワイトボード近傍の壁面等、所定の設置面Qに設置された状態で使用され、光源(図示せず)からの光を偏光プリズムを介して映像表示素子DSに入射させた後、当該映像表示素子DSで反射して得られた映像(光)を、詳細は後述する映像投写装置用光学系PLおよび窓部Wを介して、映像投写装置PRJ(筐体BD)の設置面Qと同じ面上に設定された投写面Rに斜め方向から拡大して投写するように構成される。
なお、光源(図示せず)として、例えば、水銀ランプやハロゲンランプ等、高輝度の白色光を発生させるランプが用いられる。また、映像表示素子DSとして、例えば、外部の入力装置(パーソナルコンピュータや記憶装置等)から入力される映像(または画像)を表示する液晶表示素子が用いられる。
映像投写装置用光学系PLは、光軸に沿って映像表示素子DS側から順に並んだ、中心軸に対して回転対称に形成された複数の投写レンズからなる基準投写レンズ群G1と、中心軸に対して非回転対称に形成された複数の自由曲面レンズからなる自由曲面レンズ群G2と、中心軸に対して非回転対称に形成された反射面を有する自由曲面ミラーMとを有して構成される。このような映像投写装置用光学系PLにおいて、映像表示素子DSから出射された光は、基準投写レンズ群G1および自由曲面レンズ群G2を透過し、自由曲面ミラーMで斜め方向に反射して投写面Rに投写される。そして、本実施形態の映像投写装置用光学系PLでは、上述のように自由曲面レンズ群G2および自由曲面ミラーMを組み込んで、映像表示素子DSを基準投写レンズ群G1から自由曲面ミラーMで反射する前までの光軸と垂直な方向へ平行移動(シフト)させることにより、投写面Rに投写された像に生じる台形歪みを補正するようになっている。
なお、本実施形態において、基準投写レンズ群G1の光軸方向をZ方向とし、Z方向と垂直な図1における上下方向をY方向とし、Z方向およびY方向と垂直な図1における前後方向をX方向と称することがある。すなわち、映像表示素子DSは、図示しない位置調
整機構(ネジ機構)を用いてXY方向に平行移動(シフト)可能に構成され、製造時等において位置調整機構(ネジ機構)により映像表示素子DSをXY方向に平行移動(シフト)させて位置調整を行うことで、投写面Rに投写される像の台形歪みが補正される。
なお、自由曲面レンズ群G2において、自由曲面ミラーMに最も近いミラー側自由曲面レンズ(例えば、実施例における第3自由曲面レンズL23)および、当該ミラー側自由曲面レンズの隣に配置された素子側自由曲面レンズ(例えば、実施例における第2自由曲面レンズL22)のうち、少なくとも一方における前記光軸を含む断面(例えば、基準投写レンズ群G1から自由曲面ミラーMで反射する前までの光軸および自由曲面ミラーMで反射した後の光軸を通るy−z断面や、当該y−z断面と垂直なx−z断面等)が、映像表示素子DS側に凹面を向けたメニスカス形状を有していることが好ましい。本実施形態におけるy−z断面およびx−z断面は、光軸にz軸を一致させた、3次元直交座標系(xyz座標
系)によって決定される断面である。
本実施形態の映像投写装置用光学系PLでは、自由曲面を用いることと映像表示素子DSを基準投写レンズ群G1に対してシフトさせることを組み合わせることで、斜めに投写した像で発生する台形歪みを補正している。自由曲面を用いて回転非対称な台形歪みを補正する場合、自由曲面自体が回転非対称な形状になるため、この面で回転非対称な収差が発生する。そのため自由曲面レンズ群G2は、台形歪みの補正を行いつつ、回転非対称な収差の発生を極力抑えなければならない。上記の条件はこれを満足するためのものである。
本実施形態の映像投写装置用光学系PLは拡大投写を行うため、映像表示素子DSの各点から出射する主光線は基準投写レンズ群G1を通過(透過)後に発散光線となる。このとき、自由曲面レンズが上記条件のように映像表示素子DS側に凹面を向けたメニスカス形状を有していれば、光線入射角が小さくなって無理なく光線を曲げることができる。また、メニスカス形状にすることによって、最初の面(レンズ前面)で発生した回転非対称な収差を次の面(レンズ後面)ですぐにキャンセルすることができ、回転非対称な収差の発生を抑えながら効率的に台形歪みの補正が可能になる。なお、上記条件が満足されない場合、自由曲面で台形歪みの補正を行う際に回転非対称な収差が大きく発生してしまい、特に光学系の小型化を行うとき等、短い距離で全ての収差を良好に補正しなければならない場合に大変困難となる。
また、例えば図33に示すように、自由曲面レンズ群G2の中心軸が基準投写レンズ群G1から自由曲面ミラーMで反射する前までの光軸に対して傾いており、前記光軸に対する自由曲面レンズ群G2の中心軸の傾き角をθとし、前記光軸から映像表示素子DSの中心までの距離をhとし、基準投写レンズ群G1の焦点距離をfとしたとき、次の条件式(1)で表される条件を満足することが好ましい。
0.7≦|h/(f×sinθ)|≦1.5 …(1)
ここで、自由曲面レンズ群G2の中心軸とは、群を構成する各自由曲面においてそれぞれの関数を表すための基準となる座標系(以下、ローカル座標系と称する)を考えたとき、各ローカル座標系の原点同士を直線で繋いだものと定義する。このとき、各ローカル座標系の原点が一直線上に無い場合は、自由曲面レンズ群G2の最前面(最も映像表示素子DS側の面)における座標原点の光軸からの高さ(光軸に垂直な距離)と、自由曲面レンズ群G2の最後面(最も像側の面)における座標原点の光軸からの高さと、これら2点間の光軸上の距離とを用いて傾き直線を求め、求めた傾き直線を自由曲面レンズ群G2の中心軸とする。
映像表示素子DSの表示面(以下、単に素子面と称する)を光軸に対してシフトさせているため、映像表示素子DSの中心から出た主光線でさえも各自由曲面の法線に対しある角度をもって入射する。これにより、素子面内で最も光軸よりの端から出た光線は自由曲面の法線に対し小さい角度で入射することになるが、素子面内で最も光軸から離れた端から出た光線は自由曲面の法線に対し非常に大きな角度をもって入射することになる。この状態では、映像表示素子DSの両端から出る光束同士の間で非対称な収差が発生することになり(すなわち、像面Iの中心に対し回転対称な収差でなくなってしまう)、自由曲面レンズ群G2に余分な負担を強いることになるので好ましくない。これを解決するためには、自由曲面レンズ群G2の中心軸を前記光軸に対して傾けることにより、映像表示素子DSの両端から出た光線の自由曲面への(法線に対する)入射角の非対称性を緩和し、発生する収差の対称性を良好にすれば良い。このとき、自由曲面レンズ群G2を傾ける方向は、映像表示素子DSをシフトさせた方向と同一平面内であることが最も好ましい。
そこで、傾き角θが条件式(1)を満足していれば、素子両端の収差の対称性が問題ないレベルで良好に保たれ、効率的に収差補正を行うことができる。もし、傾き角θが条件式(1)を満足していない場合は、素子両端の収差の対称性が無視できないレベルにまで悪化し、自由曲面レンズ群G2に無駄な負担をかけ、結果として全体の収差補正が困難となる。
なお、上記の条件式(1)の代わりに、下記の条件式(1−1)を満足すれば、映像表示素子DSの中心から出た主光線が自由曲面レンズ群G2の中心軸のより近くを通ることになり、映像表示素子DSの両端から出た光線の自由曲面への入射角の対称性が良くなり、台形歪みの補正や収差補正を一層良好に行うことが可能となる。
0.9≦|h/(f×sinθ)|≦1.2 …(1−1)
また、基準投写レンズ群G1における最も映像表示素子DS側の投写レンズが像側に凸面を向けたメニスカスレンズであり、基準投写レンズ群G1における最も像側の投写レンズが映像表示素子DS側に凸面を向けたメニスカスレンズであることが好ましい。本実施形態では、映像表示素子DSを光軸に対してシフトさせ、さらに、映像投写装置用光学系PLが物側テレセントリックになっていることから、映像表示素子DSの光軸に近い位置から出る光と比較して、光軸から離れた位置から出る光は、基準投写レンズ群G1の各面においてより大きく、急激に曲げられてしまう傾向がある。そのため、映像表示素子DSにおいて光軸に最も近い点から出た光束と光軸から最も離れた点から出た光束とが発生させる収差の間に大きな非対称性が生じてしまい、全画角で収差をバランスよく良好に補正することが困難となる。また、これらの非対称収差は、自由曲面レンズ群G2が台形歪みを補正する際に発生させる非対称収差と相殺されることは基本的に無く、自由曲面レンズ群G2への負担が大きくなるためできる限り抑えたほうが良い。
上記の条件は、以上で述べた問題を解決するためのものである。基準投写レンズ群G1における最も映像表示素子DS側のメニスカスレンズ(投写レンズ)は、映像表示素子DS上の各点から出る発散光束に対して入射角が小さくなるように、像側に凸面を向けて配置される。また、映像表示素子DSの各点から出射した主光線は、概ね平行で基準投写レンズ群G1に入射した後、基準投写レンズ群G1における最も像側の投写レンズに入射するときには、基準投写レンズ群G1の正屈折力成分によって収束光束になる。そこで、最も像側に配置された投写レンズをメニスカスレンズとし、さらに凸面を画像表示素子DS側に向けて配置することにより、それぞれの主光線の入射角を小さくすることができる。この条件を満足することによって、各画角で発生する収差を小さく抑えることができ、結果的に、基準投写レンズ群G1で発生する非対称収差の結像への影響を小さく抑えられる。このため、自由曲面レンズ群G2への負担が小さくなり、光学系全体で台形歪みと諸収
差をバランス良く、良好に補正することが可能となる。
また、自由曲面ミラーMで反射した後の映像表示素子DSの中心からの主光線と基準投写レンズ群G1から自由曲面ミラーMで反射する前までの光軸とのなす角をαとし、前記光軸から映像表示素子DSの中心までの距離をhとし、基準投写レンズ群G1の焦点距離をfとしたとき、次の条件式(2)で表される条件を満足することが好ましい。
0.14≦|{sin-1(h/f)}/α|≦0.20 …(2)
本実施形態では、映像表示素子DSを光軸に対してシフトさせることにより、台形歪み発生量の低減を行っている。通常、斜め投写を行う際、反射ミラーの(ミラーで反射する前までの)光軸に対する傾き角度を一定に保ったまま物体面である映像表示素子DSの表示面をシフトさせれば、台形歪み発生量が殆んど変化することなく像面を平行移動させることが可能である。本実施形態では、このことを最大限に利用し、映像表示素子DSをシフトさせて台形歪みの発生量をできる限り低く抑えながら所望の位置に像面Iを配置している。
上記の条件式(2)は、映像表示素子DSのシフト量と自由曲面ミラーM(反射ミラー)の傾き角の最適値を決めるためのものである(式中では、映像表示素子DSの中心から出た主光線の光軸に対する傾き角となっているが、これは便宜上のもので、この角度によって自由曲面ミラーMの傾き角が一意的に決まる)。条件式(2)の下限値を下回る条件である場合、映像表示素子DSのシフト量に対し自由曲面ミラーMの傾き角が大きすぎるため、台形歪みの発生量が増えてしまい、相対的に映像表示素子DSをシフトさせている効果が薄くなってしまうので好ましくない。一方、条件式(2)の上限値を上回る条件である場合、台形歪みの補正上は有利となるが、映像表示素子DSのシフト量が増大するため光学系全体の有効径が大きくなり過ぎてしまい、光学系の小型化が困難となるので好ましくない。これに加え、光軸から最も近い映像表示素子DSの端部から出た光線が自由曲面ミラーMで反射した後、当該ミラーMの前隣りの自由曲面レンズに衝突する可能性が高くなるといった製造面の問題も出てくるので避けるべきである。
なお、上記の条件式(2)の代わりに、下記の条件式(2−1)を満足すれば、映像表示素子DSのシフト量と自由曲面ミラーMの傾き角とをより一層最適な値にすることが可能となり、収差補正上有利となる。
0.16≦|{sin-1(h/f)}/α|≦0.19 …(2−1)
また、基準投写レンズ群G1の焦点距離をfとし、映像投写装置用光学系PLの全長をTLとしたとき、次の条件式(3)で表される条件を満足することが好ましい。
15≦|TL/f|≦20 …(3)
なお、映像投写装置用光学系PLの全長TLとは、映像表示素子DSの表示面(物体面)から像面Iまでの光軸上の距離のことである。
条件式(3)は、光学系の大きさと基準投写レンズ群G1のパワーとのバランスを最適にするためのものである。条件式(3)の下限値を下回る条件である場合、基準投写レンズ群G1の焦点距離が長くなることで基準投写レンズ群G1の性質が望遠タイプになり、主光線の最大画角が小さくなるため光学系全体のx−y断面でのコンパクト化には有利となるが、基準投写レンズ群G1のパワー不足により全体のバックフォーカスが伸びてしまう。これを縮めるために、自由曲面レンズ群G2が正のパワーを大きく持たなければならず
、これによって余分に発生する非対称収差の補正を自由曲面レンズ群G2自身で行うことになり(基準投写レンズ群G1では、画角による非対称収差の補正ができない)、負担が増大する。このため、台形歪みの補正と収差補正を同時に行うことが困難となるので好ましくない。一方、条件式(3)の上限値を上回る条件である場合、基準投写レンズ群G1の焦点距離が短くなることで基準投写レンズ群G1の性質が広角タイプとなり、主光線の最大画角が大きくなるため光学系のx−y断面積が増大し、装置の大型化を招くので好ましくない。これに加え、バックフォーカスが短くなりすぎるため、これを伸ばすために自由曲面レンズ群G2が負のパワーを大きく持たなければならず、上記の場合と同様、台形歪みの補正と収差補正を同時に行うことが困難になるので避けるべきである。
なお、上記の条件式(3)の代わりに、下記の条件式(3−1)を満足すれば、光学系の大きさと基準投写レンズ群G1のパワーとのバランスをより最適なものにすることができ、より効率的にコンパクト化と収差補正を行うことが可能となる。
16≦|TL/f|≦18 …(3−1)
また、先に述べた、最もミラー側の自由曲面レンズおよびその隣の自由曲面レンズのうち、y−z断面およびx−z断面の少なくとも一方がメニスカス形状を有している自由曲面レンズにおいて、映像表示素子DSの表示面で映像表示素子中心を通り素子のローカル座標系x軸またはy軸と平行な直線上から出た主光線と、当該レンズの映像表示素子DS側のレンズ面との交点における(当該レンズ面の)法線ベクトルをNr1とし、この主光線と自由曲面ミラーM側のレンズ面との交点における(当該レンズ面の)法線ベクトルをNr2としたとき、Nr1とNr2との内積が次の条件式(4)で表される条件を満足することが好ましい。なお、映像表示素子DSのローカル座標系のz軸は光軸に平行であり、映像表示素子中心とは四角い映像表示素子DSの対角線の交点である。
0.9≦Nr1・Nr2<1 …(4)
なおこのとき、自由曲面を与える関数がz=f(x,y)で表され、そこに組み込まれている曲率cの値が全て0(零)であったとすると、その曲面上における任意の点P(a,b)での法線ベクトルNは、次式(5)で与えられる。
Figure 2012032760
なお、上式(5)中のφは、ベクトルを単位規格化するためのもので、次式(6)で与えられる。
Figure 2012032760
本実施形態においては、全ての面で自由曲面を与える関数z=f(x,y)の原点とその面に
おけるローカル座標系の原点とをそれぞれ一致させて自由曲面を表現している。
前述したように、本実施形態の映像投写装置用光学系PLでは、自由曲面を用いることと映像表示素子DSを基準投写レンズ群G1に対してシフトさせることを組み合わせることで、斜めに投写した像で発生する台形歪みを補正している。そして、ミラー側自由曲面レンズおよび素子側自由曲面レンズのうち少なくとも一方を前述のように映像表示素子DS側に凹面を向けたメニスカス形状にすることで、台形歪みの補正を行いつつ、回転非対称な収差の発生を抑えている。これに加え、条件式(4)を満足していれば、レンズ通過前の光線角度とレンズ通過後の光線角度との差が小さくならざるを得ず(仮に、条件式(4)の値が「1」であった場合、その主光線にとって自由曲面は平行平面板と等価となり、平行移動はするが曲がらない)、自由曲面レンズとして部分的に大きなパワーを持つことがなくなり、収差(回転非対称な成分を含む)の発生を抑えながら効率よく光線を曲げることが可能となる。この条件式(4)を満足しない場合、自由曲面で台形歪みの補正を行う際に回転非対称な収差が大きく発生してしまい、特に光学系の小型化を行うとき等、短い距離で全ての収差を良好に補正しなければならない場合に大変困難となる。
なお、この条件式(4)の代わりに、ミラー側自由曲面レンズにおいては条件式(4−2)、素子側自由曲面レンズにおいては条件式(4−1)をそれぞれ満足すれば、より一層効率的に収差の発生を抑えながら台形歪みの補正が可能となり、更なる光学系の小型化を実現することができる。
0.920<Nr1・Nr2<0.999 …(4−1)
0.985<Nr1・Nr2<1.000 …(4−2)
以上で説明したように、本実施形態によれば、コンパクトな構成でありながら、投写した像の台形歪みを良好に補正可能な映像投写装置用光学系PLおよび、これを備えた映像投写装置PRJを得ることができる。
以下、本願の各実施例を添付図面に基づいて説明する。各実施例では、光軸(中心軸)に対して回転対称な非球面と、中心軸に対して非回転対称な自由曲面が用いられている。そこでまず、各実施例の説明を行う前に、これらの定義式について述べておく。
まず、光軸(中心軸)に対し回転対称な非球面に関しては、次の式(7)で定義される。なお、次の式(7)において、Zは光軸に平行な面のサグ量であり、cは面頂点(光軸上)での曲率であり、kはコーニック定数であり、hは光軸からのこれに垂直な距離であり、A〜Jはhの各冪級数項に係る係数である。
Figure 2012032760
次に、中心軸に対し非回転対称な自由曲面に関しては、次の式(8)で定義される。なお、次の式(8)において、Zは中心軸に平行な面のサグ量であり、cは面頂点(原点)での曲率であり、kはコーニック定数であり、hは中心軸上の原点においてこれと垂直に交わる平面内での原点からの距離であり、Cjはxy多項式の係数である。また、次の式
(8)においては、各面において中心軸上に原点があり、中心軸と座標軸の一つ(例えばz軸)を一致させた3次元座標系(例えばxyz座標系としたローカル座標系)上でそれぞれ展開している。
Figure 2012032760
ここで、式(8)中のj,m,nの間には、次の式(9)および式(10)で表わされる関係が成立している。
Figure 2012032760
Figure 2012032760
(第1実施例)
本願の第1実施例について、図1〜図6および表1〜表6を用いて説明する。図1は第1実施例に係る映像投写装置用光学系の側断面図(y−z断面図)であり、図2は第1実施例に係る映像投写装置用光学系の平断面図(x−z断面図)である。第1実施例に係る映像投写装置用光学系PLは、光軸に沿って映像表示素子DS側から順に並んだ、中心軸に対して回転対称に形成された複数の投写レンズL11〜L15からなる基準投写レンズ群G1と、中心軸に対して非回転対称に形成された複数の自由曲面レンズL21〜L23からなる自由曲面レンズ群G2と、中心軸に対して非回転対称に形成された反射面を有する自由曲面ミラーMとを有して構成される。なお、映像表示素子DSの表示面(素子面)と基準投写レンズ群G1との間に2枚の平行平面板が配置されているが、この平行平面板は、映像表示素子DS側が映像表示素子DSのカバーガラスCVであり、像側がS偏光を反射しP偏光を透過するプリズムP(PBS:偏光ビームスプリッター)である。また、基準投写レンズ群G1と自由曲面レンズ群G2との間に絞りSが配置されている。
基準投写レンズ群G1は、光軸に沿って映像表示素子DS側から順に並んだ、像側に凸面を向けたメニスカスレンズである第1投写レンズL11と、両凸形状の第2投写レンズL12と、両凸形状の第3投写レンズL13と、両凹形状の第4投写レンズL14と、素子側に凸面を向けたメニスカスレンズである第5投写レンズL15とから構成される。なお、第1投写レンズL11における素子側のレンズ面と、第3投写レンズL13における素子側のレンズ面と、第4投写レンズL14における像側のレンズ面と、第5投写レンズL15における像側のレンズ面が非球面となっている。また、第3投写レンズL13と第4投写レンズL14が貼り合わせレンズとなっている。
自由曲面レンズ群G2は、映像表示素子DS側から順に並んだ、第1自由曲面レンズL
21と、第2自由曲面レンズL22と、第3自由曲面レンズL23とから構成され、第2自由曲面レンズL22および第3自由曲面レンズL23におけるy−z断面およびx−z断面が素子側に凹面を向けたメニスカス形状を有している。自由曲面レンズ群G2の中心軸は、基準投写レンズ群G1から自由曲面ミラーMで反射する前までの光軸(以下、単に光軸と呼ぶ)に対して、絞りS(と光軸の交わる点)を中心にy−z平面内で−10度(傾き角θ)だけ傾いている。また、自由曲面ミラーMに関しては、自由曲面ミラーMにおけるローカル座標系(xyz座標系)のz軸が、光軸に対して、座標原点を中心にy−z平面内で+25度だけ傾いている。なお、以下の各実施例において、各ローカル座標系のz軸が光軸と平行であるときを0度とし、反時計回りを正と定義する。
このような第1実施例に係る映像投写装置用光学系PLでは、物体側(素子側)開口数が0.1786であり、映像表示素子DSの中心のシフト量hがY方向に+2.9976mmであり、映像表示素子DSのサイズが7.68mm×5.76mmであり、投写サイズが284.48mm×213.36mmであり、拡大倍率が約37倍となっている。なお、基準投写レンズ群G1全体の焦点距離fは、14.903mmである。
下の表1に、第1実施例に係る映像投写装置用光学系PLの数値データを示す。なお、以下の各実施例で示す表(光学系の数値データ)において、この中で表記されている「*a」はその面が回転対称な非球面であることを表し、「*f」はその面が非回転対称な自由曲面であることを表している。
(表1)
面番号 曲率半径 面間隔 屈折率/νd
素子面 平面 1.00000
1 平面 0.70000 1.51680/64.2
2 平面 11.00000 1.80400/46.6
3 平面 5.70000
4*a -16.30000 2.91783 1.74300/49.3
5 -15.50000 0.10000
6 68.10035 5.72790 1.56907/71.3
7 -20.03844 0.50000
8*a 10.61721 5.51718 1.59240/68.3
9 -36.94050 2.30000 1.68893/31.1
10*a 7.68118 4.40000
11 7.37790 2.00000 1.85280/39.0
12*a 9.37830 2.97928
13(絞り) 平面 2.50000
14*f xy多項式面 4.50000 1.53113/55.7
15*f xy多項式面 9.00000
16*f xy多項式面 5.00000 1.53113/55.7
17*f xy多項式面 7.00000
18*f xy多項式面 5.00000 1.53113/55.7
19*f xy多項式面 20.00134
20*f xy多項式面 -164.00020 反射
像面 平面
表1において、第13面〜第18面までの面間隔は、自由曲面レンズ群G2の中心軸上の距離である。自由曲面レンズ群G2の中心軸が光軸に対して10度(符号省略)だけ傾いているので、第13面〜第18面までの光軸上の距離は、33×cos10=32.49866となる
また、表1において、第4面〜第12面は回転対称な基準投写レンズ群G1のレンズ面であり、その中で、第4面、第8面、第10面、および第12面は回転対称な非球面である。下の表2に、第4面、第8面、第10面、および第12面の非球面係数をそれぞれ示す。
(表2)
項 第4面係数 第8面係数
c -0.0613497 0.0941867
k 0 0
A(4次) 9.9088811E-05 -3.1038464E-04
B(6次) -2.8955599E-06 -5.1478378E-07
C(8次) 2.4889943E-08 2.6492821E-08
D(10次) -1.2338807E-10 -2.2239744E-10

項 第10面係数 第12面係数
c 0.1301883 0.1066291
k 0 0
A(4次) -1.2454654E-03 6.8479877E-04
B(6次) 7.7249972E-06 8.9013004E-06
C(8次) 1.2820448E-08 -3.7952079E-07
D(10次) -2.0976044E-09 1.7454868E-08
また、表1において、第14面〜第20面は非回転対称な自由曲面である。なお、本実施例では、第20面が自由曲面ミラーMの反射面となっている。下の表3〜表5に、これら自由曲面の各項係数を示す。
(表3)
項 第14面係数 第15面係数 第16面係数
c 0 0 0
C1(k) 0 0 0
C3(y) 1.9017402E-01 4.6190137E-01 7.5000000E-01
C4(x^2) -9.0463444E-03 -1.8248624E-02 -5.0268949E-02
C6(y^2) 1.9901180E-02 1.3545914E-02 -1.0580380E-01
C8(x^2*y) -1.5876899E-03 -6.2633387E-04 3.2190974E-03
C10(y^3) -2.8638290E-03 -2.6556035E-03 3.6027098E-03
C11(x^4) 2.2373047E-05 -1.3198696E-04 -2.8811759E-04
C13(x^2*y^2) 9.7873842E-05 -1.9643685E-04 1.3746441E-04
C15(y^4) 8.6829974E-05 -9.9585679E-05 -8.6281332E-05
C17(x^4*y) 2.8102666E-05 3.9614649E-05 -3.5972749E-05
C19(x^2*y^3) 2.3073814E-05 5.2232811E-05 -1.0428197E-04
C21(y^5) 1.5826670E-05 3.7379938E-05 -1.5272786E-05
C22(x^6) 8.1635735E-06 3.6697812E-06 2.9032630E-06
C24(x^4*y^2) 1.4924226E-05 3.6893346E-06 -2.7668264E-06
C26(x^2*y^4) 9.0047886E-06 -1.8709069E-06 -1.2232493E-05
C28(y^6) 8.4877049E-07 -3.4209027E-06 -2.6120613E-06
C30(x^6*y) 7.9605046E-07 4.7509752E-07 -7.4551526E-07
C32(x^4*y^3) 1.4252740E-06 5.9365012E-07 -1.5686349E-06
C34(x^2*y^5) 1.0061147E-06 4.5397687E-07 1.6987288E-07
C36(y^7) 1.9029851E-07 4.0552333E-08 -2.9128550E-07
C37(x^8) -2.0145807E-07 -3.8057374E-08 6.1493894E-09
C39(x^6*y^2) -8.4240038E-07 -4.6641587E-08 2.1254851E-07
C41(x^4*y^4) -1.2064874E-06 -1.1327879E-07 3.8963217E-07
C43(x^2*y^6) -7.0474317E-07 -1.1026217E-07 1.3211609E-07
C45(y^8) 9.0383420E-08 1.6397257E-07 3.6381641E-08
(表4)
項 第17面係数 第18面係数 第19面係数
c 0 0 0
C1(k) 0 0 0
C3(y) 3.6794235E-01 0 0
C4(x^2) -4.8955595E-02 -1.2236224E-02 -5.8941663E-03
C6(y^2) -6.0000772E-02 1.1373750E-02 1.1952780E-03
C8(x^2*y) -2.1780198E-03 -3.4058713E-03 -3.0310322E-04
C10(y^3) 1.4111447E-04 5.8199513E-04 5.6705178E-04
C11(x^4) -6.9484918E-05 -1.1637318E-05 -5.4380362E-05
C13(x^2*y^2) -3.5607551E-05 -3.7461801E-04 -1.5688477E-04
C15(y^4) -8.0269089E-05 -1.7452312E-04 -9.7384098E-05
C17(x^4*y) -2.6293767E-05 -3.9616502E-06 -1.0951191E-05
C19(x^2*y^3) -5.7329188E-05 -1.8115510E-05 -1.2666053E-05
C21(y^5) -1.0531173E-05 2.1234432E-07 9.5244138E-07
C22(x^6) 7.4839706E-07 -3.8450369E-07 -6.4320374E-08
C24(x^4*y^2) -1.6765308E-06 -1.0060228E-06 -3.1130393E-07
C26(x^2*y^4) -3.1228268E-06 -1.2647042E-06 -6.8072767E-07
C28(y^6) -5.8782823E-07 -1.1309675E-07 -6.0161949E-08
C30(x^6*y) -1.1005613E-07 -3.4148587E-08 4.2187489E-08
C32(x^4*y^3) -1.6027269E-07 -1.4228554E-07 6.0081161E-08
C34(x^2*y^5) -1.4889681E-08 -7.7241928E-08 -1.3708831E-09
C36(y^7) -3.1095056E-08 3.2432906E-08 3.1784441E-09
C37(x^8) 0 -6.6662373E-10 0
C39(x^6*y^2) 0 -8.7870095E-09 0
C41(x^4*y^4) 0 -1.5762050E-08 0
C43(x^2*y^6) 0 -4.8371822E-09 0
C45(y^8) 0 -1.0119274E-09 0
(表5)
項 第20面係数
c 0
C1(k) 0
C3(y) 0
C4(x^2) 1.2419868E-02
C6(y^2) 2.5155559E-03
C8(x^2*y) 4.4039503E-04
C10(y^3) 9.6899474E-05
C11(x^4) -4.9823517E-06
C13(x^2*y^2) 7.9731841E-06
C15(y^4) 9.0524527E-07
C17(x^4*y) -3.1378864E-07
C19(x^2*y^3) 4.9042232E-08
C21(y^5) -1.1443662E-08
C22(x^6) -4.0167980E-10
C24(x^4*y^2) -1.0080975E-08
C26(x^2*y^4) -3.6181076E-11
C28(y^6) -2.3211822E-10
C30(x^6*y) -2.9290586E-10
C32(x^4*y^3) -1.4357516E-10
C34(x^2*y^5) 1.7613577E-11
C36(y^7) 1.1803116E-13
C37(x^8) -4.0949986E-12
C39(x^6*y^2) -1.2701846E-11
C41(x^4*y^4) 9.5303660E-13
C43(x^2*y^6) -4.6943679E-14
C45(y^8) -6.0962092E-14
C47(x^8*y) -1.2432017E-13
C49(x^6*y^3) -1.2371629E-13
C51(x^4*y^5) 3.0336552E-14
C53(x^2*y^7) -7.0954219E-15
C55(y^9) -1.2438464E-15
以下に、条件式(1)〜(3)に対する対応値を示す。
条件式(1)|h/(f×sinθ)|=
|2.9976/[14.9030×sin(-10°)]|=1.158
条件式(2)|{sin-1(h/f)}/α|=
|[sin-1(2.9976/14.9030)]/63.9164|=0.182
条件式(3)|TL/f|=
|261.3424/14.9030|=17.536
また、下の表6に、条件式(4)に対する対応値を示す。なお、x−z断面に関しては、自由曲面がz軸に対して軸対称であるので、x座標の負の領域については記載を省略して
いる。
(表6)
(第2自由曲面レンズL22:素子y−z断面)
物体位置(x座標) 物体位置(y座標) 法線内積(Nr1・Nr2)
0 0.1176 0.958558693
0 0.3576 0.961421039
0 0.5976 0.964213497
0 0.8376 0.966814910
0 1.0776 0.969158965
0 1.3176 0.971222172
0 1.5576 0.973010367
0 1.7976 0.974546818
0 2.0376 0.975863167
0 2.2776 0.976993161
0 2.5176 0.977968777
0 2.7576 0.978818126
0 2.9976 0.979564635
0 3.2376 0.980227068
0 3.4776 0.980820024
0 3.7176 0.981354664
0 3.9576 0.981839477
0 4.1976 0.982280968
0 4.4376 0.982684228
0 4.6776 0.983053364
0 4.9176 0.983391802
0 5.1576 0.983702502
0 5.3976 0.983988071
0 5.6376 0.984250855
0 5.8776 0.984492976

(第2自由曲面レンズL22:素子x−z断面)
物体位置(x座標) 物体位置(y座標) 法線内積(Nr1・Nr2)
0 2.9976 0.979564635
0.32 2.9976 0.979388334
0.64 2.9976 0.978862073
0.96 2.9976 0.977993680
1.28 2.9976 0.976795841
1.6 2.9976 0.975285506
1.92 2.9976 0.973483003
2.24 2.9976 0.971410810
2.56 2.9976 0.969092042
2.88 2.9976 0.966548720
3.2 2.9976 0.963799996
3.52 2.9976 0.960860516
3.84 2.9976 0.957739079

(第3自由曲面レンズL23:素子y−z断面)
物体位置(x座標) 物体位置(y座標) 法線内積(Nr1・Nr2)
0 0.1176 0.997990912
0 0.3576 0.997838638
0 0.5976 0.997775463
0 0.8376 0.997816603
0 1.0776 0.997963427
0 1.3176 0.998203808
0 1.5576 0.998513970
0 1.7976 0.998861976
0 2.0376 0.999211927
0 2.2776 0.999528301
0 2.5176 0.999779953
0 2.7576 0.999942468
0 2.9976 0.999999984
0 3.2376 0.999945222
0 3.4776 0.999778550
0 3.7176 0.999506439
0 3.9576 0.999139492
0 4.1976 0.998690570
0 4.4376 0.998173421
0 4.6776 0.997601695
0 4.9176 0.996988921
0 5.1576 0.996348961
0 5.3976 0.995698333
0 5.6376 0.995056849
0 5.8776 0.994453938

(第3自由曲面レンズL23:素子x−z断面)
物体位置(x座標) 物体位置(y座標) 法線内積(Nr1・Nr2)
0 2.9976 0.999999984
0.32 2.9976 0.999984182
0.64 2.9976 0.999935566
0.96 2.9976 0.999850421
1.28 2.9976 0.999722274
1.6 2.9976 0.999541528
1.92 2.9976 0.999295048
2.24 2.9976 0.998965786
2.56 2.9976 0.998532581
2.88 2.9976 0.997970215
3.2 2.9976 0.997249881
3.52 2.9976 0.996340125
3.84 2.9976 0.995208311
このように本実施例では、上記条件式(1)〜(4)が全て満たされていることが分かる。
図3〜図6は、第1実施例に係る映像投写装置用光学系PLの横収差図である。各収差図において、CはC線(λ=656.3nm)、eはe線(λ=546.1nm)、gはg線(λ=435.8nm)における収差をそれぞれ示す。なお、各収差図の説明は、以降の他の実施例においても同様とし説明を省略する。そして、各収差図より、第1実施例では、各点(物点)において横収差が良好に補正され、優れた光学性能を有していることがわかる。
(第2実施例)
本願の第2実施例について、図7〜図12および表7〜表12を用いて説明する。図7は第2実施例に係る映像投写装置用光学系の側断面図(y−z断面図)であり、図8は第2実施例に係る映像投写装置用光学系の平断面図(x−z断面図)である。なお、第2実施例の映像投写装置用光学系は、第1実施例の映像投写装置用光学系と同様の構成であり、各部に第1実施例の場合と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
第2実施例に係る映像投写装置用光学系PLでは、物体側(素子側)開口数が0.1786であり、映像表示素子DSの中心のシフト量hがY方向に+2.9976mmであり、映像表示素子DSのサイズが7.68mm×5.76mmであり、投写サイズが284.48mm×213.36mmであり、拡大倍率が約37倍となっている。なお、基準投写レンズ群G1全体の焦点距離fは、14.9444mmである。
また、自由曲面レンズ群G2の中心軸は、光軸に対して、絞りS(と光軸の交わる点)を中心にy−z平面内で−16度(傾き角θ)だけ傾いている。また、自由曲面ミラーMに関しては、自由曲面ミラーMにおけるローカル座標系(xyz座標系)のz軸が、光軸に対して、座標原点を中心にy−z平面内で+25度だけ傾いている。
下の表7に、第2実施例に係る映像投写装置用光学系PLの数値データを示す。
(表7)
面番号 曲率半径 面間隔 屈折率/νd
素子面 平面 1.00000
1 平面 0.70000 1.51680/64.2
2 平面 11.00000 1.80400/46.6
3 平面 5.70000
4*a -16.30000 2.76248 1.74300/49.3
5 -15.50000 0.10000
6 110.76719 5.25607 1.56907/71.3
7 -18.08244 0.50000
8*a 10.68699 5.33400 1.59240/68.3
9 -37.91040 2.30000 1.68893/31.1
10*a 7.75150 4.40000
11 7.23030 2.00000 1.85280/39.0
12*a 9.16280 3.23699
13(絞り) 平面 2.50000
14*f xy多項式面 4.50000 1.53113/55.7
15*f xy多項式面 9.00000
16*f xy多項式面 5.00000 1.53113/55.7
17*f xy多項式面 7.00000
18*f xy多項式面 5.00000 1.53113/55.7
19*f xy多項式面 20.77836
20*f xy多項式面 -164.93661 反射
像面 平面
表7において、第13面〜第18面までの面間隔は、自由曲面レンズ群G2の中心軸上の距離である。自由曲面レンズ群G2の中心軸が光軸に対して16度(符号省略)だけ傾いているので、第13面〜第18面までの光軸上の距離は、33×cos16=31.72164となる
また、表7において、第4面〜第12面は回転対称な基準投写レンズ群G1のレンズ面であり、その中で、第4面、第8面、第10面、および第12面は回転対称な非球面である。下の表8に、第4面、第8面、第10面、および第12面の非球面係数をそれぞれ示す。
(表8)
項 第4面係数 第8面係数
c -0.0613497 0.0935717
k 0 0
A(4次) 9.3933465E-05 -3.1372044E-04
B(6次) -3.0170024E-06 -4.8084750E-07
C(8次) 2.7443594E-08 2.7734677E-08
D(10次) -1.5585598E-10 -2.1093749E-10

項 第10面係数 第12面係数
c 0.1290073 0.1091369
k 0 0
A(4次) -1.2133091E-03 6.7195610E-04
B(6次) 7.5421804E-06 7.8658158E-06
C(8次) 1.7677369E-08 -3.2126987E-07
D(10次) -1.8874145E-09 1.4776291E-08
また、表7において、第14面〜第20面は非回転対称な自由曲面である。なお、本実施例では、第20面が自由曲面ミラーMの反射面となっている。下の表9〜表11に、これら自由曲面の各項係数を示す。
(表9)
項 第14面係数 第15面係数 第16面係数
c 0 0 0
C1(k) 0 0 0
C3(y) 1.9580512E-01 3.6110108E-01 7.5000000E-01
C4(x^2) -1.2438872E-02 -1.8500655E-02 -4.8086037E-02
C6(y^2) 1.9293518E-02 1.3319012E-02 -1.0822370E-01
C8(x^2*y) -1.9755341E-03 -9.0623395E-04 3.1350939E-03
C10(y^3) -3.1199298E-03 -3.1522150E-03 3.7349131E-03
C11(x^4) 3.9942175E-06 -1.1931680E-04 -2.5671932E-04
C13(x^2*y^2) -2.5006396E-05 -2.9473484E-04 2.9048311E-04
C15(y^4) -5.8736593E-05 -3.1242030E-04 -8.8880492E-05
C17(x^4*y) 1.2301093E-05 2.6113297E-05 -3.3172052E-05
C19(x^2*y^3) -8.9880237E-06 2.8632718E-05 -6.9786892E-05
C21(y^5) 5.3192773E-06 3.2143917E-05 -9.0064384E-06
C22(x^6) 7.1161820E-06 2.7681937E-06 1.7756512E-06
C24(x^4*y^2) 1.3171391E-05 2.0728985E-06 2.6490209E-06
C26(x^2*y^4) 6.7196696E-06 -5.0287983E-06 -9.6688425E-06
C28(y^6) -8.5420370E-07 -3.5465019E-06 -1.6387400E-06
C30(x^6*y) 1.8932948E-06 1.0238000E-06 -3.1152824E-07
C32(x^4*y^3) 4.8997837E-06 2.3608102E-06 -1.2494475E-06
C34(x^2*y^5) 5.4060592E-06 3.4487694E-06 -2.0455352E-07
C36(y^7) 6.6091238E-07 1.3366134E-07 -3.1403956E-07
C37(x^8) -2.6751392E-07 -5.1519592E-08 4.7092733E-09
C39(x^6*y^2) -1.2634642E-06 -2.7527982E-07 9.3651834E-08
C41(x^4*y^4) -2.2717212E-06 -6.2851956E-07 1.8589842E-07
C43(x^2*y^6) -1.2924015E-06 -4.8679982E-07 7.4889826E-08
C45(y^8) 6.0587039E-08 8.1699148E-08 -2.3334636E-08
(表10)
項 第17面係数 第18面係数 第19面係数
c 0 0 0
C1(k) 0 0 0
C3(y) 5.0850667E-01 0 0
C4(x^2) -4.6912833E-02 -4.8381629E-03 -2.0666297E-03
C6(y^2) -5.5736842E-02 1.3716731E-02 -1.5706974E-03
C8(x^2*y) -1.7693755E-03 -2.1000760E-03 5.6042051E-04
C10(y^3) 7.6106293E-04 8.9392339E-04 6.8643941E-04
C11(x^4) -8.2328512E-05 -9.9870510E-06 -3.3820075E-05
C13(x^2*y^2) 3.8036183E-05 -3.3188059E-04 -1.0177859E-04
C15(y^4) -4.4101205E-05 -1.7856989E-04 -8.7420222E-05
C17(x^4*y) -1.6373033E-05 1.4712986E-06 -7.6831037E-06
C19(x^2*y^3) -4.3672036E-05 -7.4714593E-06 -6.9289403E-06
C21(y^5) -8.6405068E-06 1.0075778E-06 1.0870990E-06
C22(x^6) 4.7736240E-07 -2.5706163E-07 -1.1669556E-07
C24(x^4*y^2) 1.3092725E-06 1.3634289E-07 -4.4245496E-07
C26(x^2*y^4) -1.3113113E-06 -6.4642124E-08 -4.3388361E-07
C28(y^6) -8.7396056E-07 -1.8349710E-07 -1.1078306E-07
C30(x^6*y) -1.2341987E-07 -2.4778701E-09 3.4003785E-08
C32(x^4*y^3) -2.5839902E-07 -1.2873568E-08 6.2448821E-08
C34(x^2*y^5) -6.4236420E-08 -5.6427438E-08 -4.6376596E-09
C36(y^7) -4.5019918E-09 2.1479736E-08 -1.2859120E-09
C37(x^8) 0 -8.2831769E-10 0
C39(x^6*y^2) 0 -7.0562072E-09 0
C41(x^4*y^4) 0 -1.3391919E-08 0
C43(x^2*y^6) 0 -1.0632525E-08 0
C45(y^8) 0 -1.5803851E-09 0
(表11)
項 第20面係数
c 0
C1(k) 0
C3(y) 0
C4(x^2) 1.2723682E-02
C6(y^2) 2.6881471E-03
C8(x^2*y) 4.4338292E-04
C10(y^3) 1.0339531E-04
C11(x^4) -5.7495028E-06
C13(x^2*y^2) 7.6713113E-06
C15(y^4) 8.8481415E-07
C17(x^4*y) -3.5525128E-07
C19(x^2*y^3) 5.7025914E-08
C21(y^5) -1.3628931E-08
C22(x^6) 3.4426229E-10
C24(x^4*y^2) -1.0102287E-08
C26(x^2*y^4) 3.4030696E-10
C28(y^6) -2.0201988E-10
C30(x^6*y) -1.7866777E-10
C32(x^4*y^3) -1.3254942E-10
C34(x^2*y^5) 1.0848522E-11
C36(y^7) 1.6954808E-12
C37(x^8) -8.7214282E-13
C39(x^6*y^2) -9.9501323E-12
C41(x^4*y^4) 1.9526861E-13
C43(x^2*y^6) 1.7942253E-14
C45(y^8) -5.4122699E-14
C47(x^8*y) 3.1805774E-14
C49(x^6*y^3) -1.6391044E-13
C51(x^4*y^5) 2.0436415E-14
C53(x^2*y^7) -9.7459895E-16
C55(y^9) -1.5218592E-15
以下に、条件式(1)〜(3)に対する対応値を示す。
条件式(1)|h/(f×sinθ)|=
|2.9976/[14.9444×sin(-16°)]|=0.728
条件式(2)|{sin-1(h/f)}/α|=
|[sin-1(2.9976/14.9444)]/63.7723|=0.181
条件式(3)|TL/f|=
|261.7262/14.9444|=17.513
また、下の表12に、条件式(4)に対する対応値を示す。なお、x−z断面に関しては、自由曲面がz軸に対して軸対称であるので、x座標の負の領域については記載を省略し
ている。
(表12)
(第2自由曲面レンズL22:素子y−z断面)
物体位置(x座標) 物体位置(y座標) 法線内積(Nr1・Nr2)
0 0.1176 0.995237664
0 0.3576 0.996337114
0 0.5976 0.997235084
0 0.8376 0.997912051
0 1.0776 0.998387968
0 1.3176 0.998699160
0 1.5576 0.998882378
0 1.7976 0.998967057
0 2.0376 0.998973522
0 2.2776 0.998914444
0 2.5176 0.998797451
0 2.7576 0.998627694
0 2.9976 0.998409736
0 3.2376 0.998148644
0 3.4776 0.997850392
0 3.7176 0.997521775
0 3.9576 0.997170078
0 4.1976 0.996802683
0 4.4376 0.996426721
0 4.6776 0.996048814
0 4.9176 0.995674931
0 5.1576 0.995310316
0 5.3976 0.994959473
0 5.6376 0.994626200
0 5.8776 0.994313626

(第2自由曲面レンズL22:素子x−z断面)
物体位置(x座標) 物体位置(y座標) 法線内積(Nr1・Nr2)
0 2.9976 0.998409736
0.32 2.9976 0.998260445
0.64 2.9976 0.997815928
0.96 2.9976 0.997086117
1.28 2.9976 0.996087094
1.6 2.9976 0.994840344
1.92 2.9976 0.993371637
2.24 2.9976 0.991709518
2.56 2.9976 0.989883447
2.88 2.9976 0.987921698
3.2 2.9976 0.985849225
3.52 2.9976 0.983685719
3.84 2.9976 0.981444126

(第3自由曲面レンズL23:素子y−z断面)
物体位置(x座標) 物体位置(y座標) 法線内積(Nr1・Nr2)
0 0.1176 0.992358399
0 0.3576 0.991405008
0 0.5976 0.990687801
0 0.8376 0.990254176
0 1.0776 0.990128742
0 1.3176 0.990314250
0 1.5576 0.990793492
0 1.7976 0.991531597
0 2.0376 0.992478820
0 2.2776 0.993573980
0 2.5176 0.994748597
0 2.7576 0.995931563
0 2.9976 0.997053973
0 3.2376 0.998053670
0 3.4776 0.998879062
0 3.7176 0.999491835
0 3.9576 0.999868370
0 4.1976 0.999999815
0 4.4376 0.999890971
0 4.6776 0.999558285
0 4.9176 0.999027328
0 5.1576 0.998330178
0 5.3976 0.997503124
0 5.6376 0.996585022
0 5.8776 0.995616566

(第3自由曲面レンズL23:素子x−z断面)
物体位置(x座標) 物体位置(y座標) 法線内積(Nr1・Nr2)
0 2.9976 0.997053973
0.32 2.9976 0.997072053
0.64 2.9976 0.997125715
0.96 2.9976 0.997213013
1.28 2.9976 0.997329999
1.6 2.9976 0.997469745
1.92 2.9976 0.997621145
2.24 2.9976 0.997767665
2.56 2.9976 0.997886211
2.88 2.9976 0.997946357
3.2 2.9976 0.997910179
3.52 2.9976 0.997732869
3.84 2.9976 0.997364335
このように本実施例では、上記条件式(1)〜(4)が全て満たされていることが分かる。
図9〜図12は、第2実施例に係る映像投写装置用光学系PLの横収差図である。そして、各収差図より、第2実施例では、各点(物点)において横収差が良好に補正され、優れた光学性能を有していることがわかる。
(第3実施例)
本願の第3実施例について、図13〜図18および表13〜表18を用いて説明する。図13は第3実施例に係る映像投写装置用光学系の側断面図(y−z断面図)であり、図14は第3実施例に係る映像投写装置用光学系の平断面図(x−z断面図)である。なお、第3実施例の映像投写装置用光学系は、第1実施例の映像投写装置用光学系と同様の構成であり、各部に第1実施例の場合と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
第3実施例に係る映像投写装置用光学系PLでは、物体側(素子側)開口数が0.1786であり、映像表示素子DSの中心のシフト量hがY方向に+2.9976mmであり、映像表示素子DSのサイズが7.68mm×5.76mmであり、投写サイズが284.48mm×213.36mmであり、拡大倍率が約37倍となっている。なお、基準投写レンズ群G1全体の焦点距離fは、17.0000mmである。
また、自由曲面レンズ群G2の中心軸は、光軸に対して、絞りS(と光軸の交わる点)を中心にy−z平面内で−7度(傾き角θ)だけ傾いている。また、自由曲面ミラーMに関しては、自由曲面ミラーMにおけるローカル座標系(xyz座標系)のz軸が、光軸に対して、座標原点を中心にy−z平面内で+25度だけ傾いている。
下の表13に、第3実施例に係る映像投写装置用光学系PLの数値データを示す。
(表13)
面番号 曲率半径 面間隔 屈折率/νd
素子面 平面 1.00000
1 平面 0.70000 1.51680/64.2
2 平面 11.00000 1.80400/46.6
3 平面 5.70000
4*a -16.30000 2.00000 1.74300/49.3
5 -15.50000 0.10000
6 259.57028 9.16763 1.56907/71.3
7 -18.79180 0.50000
8*a 10.73108 5.35327 1.59240/68.3
9 -43.78993 2.30000 1.68893/31.1
10*a 7.97050 4.40000
11 9.66527 2.00000 1.85280/39.0
12*a 14.76397 4.80030
13(絞り) 平面 2.50000
14*f xy多項式面 4.50000 1.53113/55.7
15*f xy多項式面 9.00000
16*f xy多項式面 5.00000 1.53113/55.7
17*f xy多項式面 7.00000
18*f xy多項式面 5.00000 1.53113/55.7
19*f xy多項式面 19.74598
20*f xy多項式面 -164.99999 反射
像面 平面
表13において、第13面〜第18面までの面間隔は、自由曲面レンズ群G2の中心軸上の距離である。自由曲面レンズ群G2の中心軸が光軸に対して7度(符号省略)だけ傾いているので、第13面〜第18面までの光軸上の距離は、33×cos7=32.75402となる。
また、表13において、第4面〜第12面は回転対称な基準投写レンズ群G1のレンズ面であり、その中で、第4面、第8面、第10面、および第12面は回転対称な非球面である。下の表14に、第4面、第8面、第10面、および第12面の非球面係数をそれぞれ示す。
(表14)
項 第4面係数 第8面係数
c -0.0613497 0.0931873
k 0 0
A(4次) 9.8303034E-05 -3.1854287E-04
B(6次) -2.6439913E-06 -6.5557465E-07
C(8次) 2.3211008E-08 3.0118204E-08
D(10次) -1.2863754E-10 -1.9046065E-10

項 第10面係数 第12面係数
c 0.1254626 0.0677325
k 0 0
A(4次) -1.1658784E-03 4.7103565E-04
B(6次) 8.4071416E-06 2.4416210E-06
C(8次) -1.5309401E-09 -2.0352803E-07
D(10次) -1.0367962E-09 3.3287730E-09
また、表13において、第14面〜第20面は非回転対称な自由曲面である。なお、本実施例では、第20面が自由曲面ミラーMの反射面となっている。下の表15〜表17に、これら自由曲面の各項係数を示す。
(表15)
項 第14面係数 第15面係数 第16面係数
c 0 0 0
C1(k) 0 0 0
C3(y) 2.2040640E-01 5.5048823E-01 7.5000000E-01
C4(x^2) 1.4092673E-03 -1.1322644E-02 -5.3161207E-02
C6(y^2) 2.2440040E-02 1.4200633E-02 -1.1297661E-01
C8(x^2*y) -1.1012939E-03 -3.4226464E-04 2.7545397E-03
C10(y^3) -1.7101610E-03 -1.2823663E-03 3.3774765E-03
C11(x^4) 1.8931706E-04 2.3467713E-05 -3.1105623E-04
C13(x^2*y^2) 3.8603390E-04 1.4477096E-04 -1.2288847E-04
C15(y^4) 2.3267863E-04 1.2842722E-04 -6.3840492E-05
C17(x^4*y) 3.3884267E-05 4.7398665E-05 -4.6126262E-05
C19(x^2*y^3) 3.4284840E-05 5.8690943E-05 -1.5622924E-04
C21(y^5) 2.3963308E-05 4.2129645E-05 -3.2435078E-05
C22(x^6) 2.2286710E-06 2.6003361E-06 2.5361125E-06
C24(x^4*y^2) 6.3546120E-06 6.2477217E-06 -5.4325227E-06
C26(x^2*y^4) 5.5627421E-06 4.0258271E-06 -1.0003427E-05
C28(y^6) -6.3122620E-07 -1.2523914E-06 -2.5292275E-06
C30(x^6*y) 4.2559203E-07 6.3269332E-07 -2.8809426E-07
C32(x^4*y^3) 1.2403478E-06 1.2696384E-06 -4.8667234E-07
C34(x^2*y^5) 9.4819403E-07 5.0022589E-07 5.1288137E-07
C36(y^7) 3.2479232E-07 4.4381802E-07 -3.5298739E-07
C37(x^8) -6.7480900E-08 -1.5853476E-08 9.9838450E-09
C39(x^6*y^2) -5.1870414E-07 -8.9328419E-08 2.4072554E-07
C41(x^4*y^4) -1.1992359E-06 -5.1310016E-07 4.9179665E-07
C43(x^2*y^6) -9.0378581E-07 -6.0636841E-07 2.2248514E-07
C45(y^8) -9.0036139E-08 -4.5672854E-08 6.8352160E-08
(表16)
項 第17面係数 第18面係数 第19面係数
c 0 0 0
C1(k) 0 0 0
C3(y) 2.5643078E-01 0 0
C4(x^2) -5.4308097E-02 -2.8113188E-02 -1.2067103E-02
C6(y^2) -6.2774080E-02 1.3159909E-02 5.2787505E-03
C8(x^2*y) -3.0205506E-03 -4.3377969E-03 -5.6700691E-04
C10(y^3) -7.7372680E-05 9.9688256E-04 7.2620897E-04
C11(x^4) -5.3553884E-05 -2.9680780E-06 -7.2371373E-05
C13(x^2*y^2) -1.3866645E-04 -4.4069446E-04 -2.2942944E-04
C15(y^4) -9.1371709E-05 -1.7546092E-04 -1.1056755E-04
C17(x^4*y) -3.3129864E-05 -3.0654527E-06 -1.0759068E-05
C19(x^2*y^3) -6.4136679E-05 -1.8129855E-05 -1.6667456E-05
C21(y^5) -1.3800234E-05 1.3209626E-07 1.5899750E-06
C22(x^6) 6.6661035E-07 -8.2413297E-07 -1.0386711E-07
C24(x^4*y^2) -2.4903772E-06 -1.0899324E-06 -1.8692485E-07
C26(x^2*y^4) -2.7310101E-06 -7.7747118E-07 -6.5245305E-07
C28(y^6) -9.4509034E-07 -1.6805523E-07 5.6559539E-08
C30(x^6*y) -6.3362895E-09 -4.9174351E-08 6.1866641E-08
C32(x^4*y^3) -1.4647683E-07 -1.4746587E-07 5.8527036E-08
C34(x^2*y^5) -8.0935068E-08 -2.7550591E-08 4.5357624E-09
C36(y^7) -7.9777541E-08 5.1526516E-08 5.9110087E-09
C37(x^8) 0 -1.6970826E-09 0
C39(x^6*y^2) 0 -1.4373678E-08 0
C41(x^4*y^4) 0 -1.6081114E-08 0
C43(x^2*y^6) 0 -4.2674846E-09 0
C45(y^8) 0 -5.7488958E-10 0
(表17)
項 第20面係数
c 0
C1(k) 0
C3(y) 0
C4(x^2) 1.2806832E-02
C6(y^2) 2.6925851E-03
C8(x^2*y) 4.8559349E-04
C10(y^3) 1.0539235E-04
C11(x^4) -5.4314810E-06
C13(x^2*y^2) 1.0093535E-05
C15(y^4) 1.0772751E-06
C17(x^4*y) -3.6376953E-07
C19(x^2*y^3) 7.5045544E-08
C21(y^5) -1.4077557E-08
C22(x^6) 1.8447159E-09
C24(x^4*y^2) -1.1398853E-08
C26(x^2*y^4) -5.3697556E-10
C28(y^6) -2.8923316E-10
C30(x^6*y) -1.5828439E-10
C32(x^4*y^3) -1.6378545E-10
C34(x^2*y^5) 1.5358314E-11
C36(y^7) 2.7243933E-12
C37(x^8) -1.1103242E-11
C39(x^6*y^2) -1.3575238E-11
C41(x^4*y^4) 1.1941981E-12
C43(x^2*y^6) 1.8944086E-14
C45(y^8) -7.5061887E-14
C47(x^8*y) -6.3615937E-13
C49(x^6*y^3) -7.2692831E-14
C51(x^4*y^5) 2.7916816E-14
C53(x^2*y^7) -9.2489160E-15
C55(y^9) -2.8579612E-15
以下に、条件式(1)〜(3)に対する対応値を示す。
条件式(1)|h/(f×sinθ)|=
|2.9976/[17.0000×sin(-7°)]|=1.447
条件式(2)|{sin-1(h/f)}/α|=
|[sin-1(2.9976/17.0000)]/64.0816|=0.158
条件式(3)|TL/f|=
|266.5212/17.0000|=15.678
また、下の表18に、条件式(4)に対する対応値を示す。なお、x−z断面に関しては、自由曲面がz軸に対して軸対称であるので、x座標の負の領域については記載を省略し
ている。
(表18)
(第2自由曲面レンズL22:素子y−z断面)
物体位置(x座標) 物体位置(y座標) 法線内積(Nr1・Nr2)
0 0.1176 0.936391588
0 0.3576 0.937654407
0 0.5976 0.939075070
0 0.8376 0.940591150
0 1.0776 0.942163048
0 1.3176 0.943769504
0 1.5576 0.945401643
0 1.7976 0.947057118
0 2.0376 0.948735281
0 2.2776 0.950433859
0 2.5176 0.952147191
0 2.7576 0.953865866
0 2.9976 0.955577367
0 3.2376 0.957267336
0 3.4776 0.958921010
0 3.7176 0.960524519
0 3.9576 0.962065864
0 4.1976 0.963535500
0 4.4376 0.964926538
0 4.6776 0.966234658
0 4.9176 0.967457831
0 5.1576 0.968595915
0 5.3976 0.969650238
0 5.6376 0.970623183
0 5.8776 0.971517811

(第2自由曲面レンズL22:素子x−z断面)
物体位置(x座標) 物体位置(y座標) 法線内積(Nr1・Nr2)
0 2.9976 0.955577367
0.32 2.9976 0.955355886
0.64 2.9976 0.954695268
0.96 2.9976 0.953606780
1.28 2.9976 0.952108588
1.6 2.9976 0.950224810
1.92 2.9976 0.947984276
2.24 2.9976 0.945418974
2.56 2.9976 0.942562304
2.88 2.9976 0.939447239
3.2 2.9976 0.936104507
3.52 2.9976 0.932560938
3.84 2.9976 0.928838113

(第3自由曲面レンズL23:素子y−z断面)
物体位置(x座標) 物体位置(y座標) 法線内積(Nr1・Nr2)
0 0.1176 0.998092051
0 0.3576 0.998154305
0 0.5976 0.998294043
0 0.8376 0.998498015
0 1.0776 0.998746599
0 1.3176 0.999016660
0 1.5576 0.999284520
0 1.7976 0.999528616
0 2.0376 0.999731517
0 2.2776 0.999881125
0 2.5176 0.999971014
0 2.7576 0.999999996
0 2.9976 0.999971125
0 3.2376 0.999890421
0 3.4776 0.999765527
0 3.7176 0.999604552
0 3.9576 0.999415246
0 4.1976 0.999204515
0 4.4376 0.998978316
0 4.6776 0.998741848
0 4.9176 0.998499988
0 5.1576 0.998257923
0 5.3976 0.998022000
0 5.6376 0.997800814
0 5.8776 0.997606531

(第3自由曲面レンズL23:素子x−z断面)
物体位置(x座標) 物体位置(y座標) 法線内積(Nr1・Nr2)
0 2.9976 0.999971125
0.32 2.9976 0.999910295
0.64 2.9976 0.999730585
0.96 2.9976 0.999440038
1.28 2.9976 0.999051087
1.6 2.9976 0.998579161
1.92 2.9976 0.998040898
2.24 2.9976 0.997452097
2.56 2.9976 0.996825563
2.88 2.9976 0.996169034
3.2 2.9976 0.995483357
3.52 2.9976 0.994761072
3.84 2.9976 0.993985541
このように本実施例では、上記条件式(1)〜(4)が全て満たされていることが分かる。
図15〜図18は、第3実施例に係る映像投写装置用光学系PLの横収差図である。そして、各収差図より、第3実施例では、各点(物点)において横収差が良好に補正され、優れた光学性能を有していることがわかる。
(第4実施例)
本願の第4実施例について、図19〜図24および表19〜表24を用いて説明する。図19は第4実施例に係る映像投写装置用光学系の側断面図(y−z断面図)であり、図20は第4実施例に係る映像投写装置用光学系の平断面図(x−z断面図)である。なお、第4実施例の映像投写装置用光学系は、第1実施例の映像投写装置用光学系と同様の構成であり、各部に第1実施例の場合と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
第4実施例に係る映像投写装置用光学系PLでは、物体側(素子側)開口数が0.1786であり、映像表示素子DSの中心のシフト量hがY方向に+2.9976mmであり、映像表示素子DSのサイズが7.68mm×5.76mmであり、投写サイズが284.48mm×213.36mmであり、拡大倍率が約37倍となっている。なお、基準投写レンズ群G1全体の焦点距離fは、18.0013mmである。
また、自由曲面レンズ群G2の中心軸は、光軸に対して、絞りS(と光軸の交わる点)を中心にy−z平面内で−8度(傾き角θ)だけ傾いている。また、自由曲面ミラーMに関しては、自由曲面ミラーMにおけるローカル座標系(xyz座標系)のz軸が、光軸に対
して、座標原点を中心にy−z平面内で+29度だけ傾いている。
下の表19に、第4実施例に係る映像投写装置用光学系PLの数値データを示す。
(表19)
面番号 曲率半径 面間隔 屈折率/νd
素子面 平面 1.00000
1 平面 0.70000 1.51680/64.2
2 平面 11.00000 1.80400/46.6
3 平面 5.70000
4*a -16.30000 3.19412 1.74300/49.3
5 -15.50000 0.10000
6 180.22745 9.09824 1.56907/71.3
7 -23.41457 0.50000
8*a 11.03256 6.27236 1.59240/68.3
9 -57.70554 2.30000 1.68893/31.1
10*a 8.41355 4.40000
11 17.70162 2.00000 1.85280/39.0
12*a 49.32665 4.75238
13(絞り) 平面 2.50000
14*f xy多項式面 4.50000 1.53113/55.7
15*f xy多項式面 9.00000
16*f xy多項式面 5.00000 1.53113/55.7
17*f xy多項式面 7.00000
18*f xy多項式面 5.00000 1.53113/55.7
19*f xy多項式面 19.82115
20*f xy多項式面 -244.88093 反射
像面 平面
表19において、第13面〜第18面までの面間隔は、自由曲面レンズ群G2の中心軸上の距離である。自由曲面レンズ群G2の中心軸が光軸に対して8度(符号省略)だけ傾いているので、第13面〜第18面までの光軸上の距離は、33×cos8=32.67885となる。
また、表19において、第4面〜第12面は回転対称な基準投写レンズ群G1のレンズ面であり、その中で、第4面、第8面、第10面、および第12面は回転対称な非球面である。下の表20に、第4面、第8面、第10面、および第12面の非球面係数をそれぞれ示す。
(表20)
項 第4面係数 第8面係数
c -0.0613497 0.0906408
k 0 0
A(4次) 1.4135382E-04 -3.0017937E-04
B(6次) -2.9321862E-06 -7.0914612E-07
C(8次) 2.3410566E-08 2.9054854E-08
D(10次) -1.1169176E-10 -1.8023721E-10

項 第10面係数 第12面係数
c 0.1188559 0.0202730
k 0 0
A(4次) -1.1170852E-03 3.4302952E-04
B(6次) 8.5331844E-06 2.2010909E-06
C(8次) -1.2747387E-08 -1.8994630E-07
D(10次) -7.5833050E-10 3.3391376E-09
また、表19において、第14面〜第20面は非回転対称な自由曲面である。なお、本実施例では、第20面が自由曲面ミラーMの反射面となっている。下の表21〜表23に、これら自由曲面の各項係数を示す。
(表21)
項 第14面係数 第15面係数 第16面係数
c 0 0 0
C1(k) 0 0 0
C3(y) 1.8624979E-01 4.6434103E-01 7.5000000E-01
C4(x^2) -1.1024024E-02 -2.1445033E-02 -5.4178517E-02
C6(y^2) 2.4433088E-02 1.6404487E-02 -1.1733503E-01
C8(x^2*y) -2.7345496E-03 -2.1321446E-03 2.2461839E-03
C10(y^3) -3.2027256E-03 -3.2543042E-03 3.8795578E-03
C11(x^4) 1.6860859E-04 2.6024584E-06 -1.6552252E-04
C13(x^2*y^2) 2.3138601E-04 -1.4742572E-04 -1.8290840E-04
C15(y^4) 1.4256407E-04 -9.6638324E-05 -1.3328312E-04
C17(x^4*y) 3.2985670E-05 4.2463592E-05 -9.0113748E-06
C19(x^2*y^3) 2.6030332E-05 3.4723173E-05 -1.4095239E-04
C21(y^5) 1.3866620E-05 2.6659731E-05 -2.4870752E-05
C22(x^6) 3.9755555E-07 5.4717406E-07 2.8815362E-06
C24(x^4*y^2) 3.7268089E-06 2.2850176E-06 1.5025443E-06
C26(x^2*y^4) 4.2841988E-07 -3.5481315E-06 -7.2968226E-06
C28(y^6) -5.6224427E-07 -2.2222772E-06 -2.3275773E-06
C30(x^6*y) 5.5004544E-07 3.4598088E-07 -7.4822471E-07
C32(x^4*y^3) 1.4850174E-06 1.3236604E-06 -1.7595488E-06
C34(x^2*y^5) 7.1143019E-07 6.1425145E-07 9.3141027E-07
C36(y^7) 1.9147672E-07 2.4394252E-07 2.1152270E-07
C37(x^8) -5.9112964E-09 3.3968034E-08 1.3696403E-08
C39(x^6*y^2) -4.7078888E-07 -1.0140388E-07 1.6985221E-07
C41(x^4*y^4) -7.3525407E-07 -2.3158528E-07 4.2837824E-07
C43(x^2*y^6) -3.6008419E-07 -1.5660100E-07 -5.6388993E-08
C45(y^8) 1.2857277E-08 2.8653987E-08 -7.0606063E-08
(表22)
項 第17面係数 第18面係数 第19面係数
c 0 0 0
C1(k) 0 0 0
C3(y) 3.3167316E-01 0 0
C4(x^2) -5.0862229E-02 -1.1255351E-02 -6.4431487E-03
C6(y^2) -5.6407987E-02 9.6398834E-03 -2.6039280E-03
C8(x^2*y) -2.7872352E-03 -3.0778037E-03 -4.6360861E-04
C10(y^3) 1.2440008E-04 9.1822883E-04 5.8292233E-04
C11(x^4) -1.0049499E-05 -2.2101511E-05 -5.8124382E-05
C13(x^2*y^2) -1.5656323E-04 -3.5529827E-04 -1.6103847E-04
C15(y^4) -4.5345698E-05 -1.6951281E-04 -1.0306543E-04
C17(x^4*y) -1.1080632E-05 -1.3392883E-06 -8.3784638E-06
C19(x^2*y^3) -6.5091786E-05 -1.8977198E-05 -1.1899882E-05
C21(y^5) -5.3513351E-06 4.2046129E-06 2.9415003E-06
C22(x^6) 7.5199897E-07 -2.1224670E-07 4.4587101E-08
C24(x^4*y^2) -2.0134336E-07 -1.5804485E-07 -2.0663801E-08
C26(x^2*y^4) -1.5678188E-06 -7.6340839E-07 -5.8643979E-07
C28(y^6) -9.3685246E-07 -2.3978139E-07 -1.5133013E-08
C30(x^6*y) -1.1104190E-07 2.3268573E-08 6.7300031E-08
C32(x^4*y^3) -1.7223080E-07 -3.4073899E-08 5.3166433E-08
C34(x^2*y^5) 2.1905492E-07 -7.7919911E-09 -1.0086907E-08
C36(y^7) -3.2628260E-08 4.4345086E-08 5.0826389E-09
C37(x^8) 0 -7.1452091E-10 0
C39(x^6*y^2) 0 -6.3254785E-09 0
C41(x^4*y^4) 0 -8.4198638E-09 0
C43(x^2*y^6) 0 1.4375907E-09 0
C45(y^8) 0 -1.3008481E-09 0
(表23)
項 第20面係数
c 0
C1(k) 0
C3(y) 0
C4(x^2) 1.0623879E-02
C6(y^2) 2.7498835E-04
C8(x^2*y) 3.8773475E-04
C10(y^3) 6.1352732E-05
C11(x^4) -4.9661904E-06
C13(x^2*y^2) 8.1026962E-06
C15(y^4) 1.0549727E-06
C17(x^4*y) -3.9992646E-07
C19(x^2*y^3) 6.6656723E-08
C21(y^5) -5.9430169E-09
C22(x^6) 1.0510045E-09
C24(x^4*y^2) -1.4793497E-08
C26(x^2*y^4) -3.1177694E-10
C28(y^6) -3.5852047E-10
C30(x^6*y) -9.0092954E-11
C32(x^4*y^3) -2.2331876E-10
C34(x^2*y^5) 1.3362352E-11
C36(y^7) 5.2243906E-13
C37(x^8) -1.4681526E-11
C39(x^6*y^2) -4.9170434E-12
C41(x^4*y^4) 9.4393834E-13
C43(x^2*y^6) 1.2824092E-13
C45(y^8) -1.7826471E-14
C47(x^8*y) -8.9534601E-13
C49(x^6*y^3) 1.1803808E-13
C51(x^4*y^5) 2.5034309E-14
C53(x^2*y^7) -5.6400971E-15
C55(y^9) -1.6204323E-15
以下に、条件式(1)〜(3)に対する対応値を示す。
条件式(1)|h/(f×sinθ)|=
|2.9976/[18.0013×sin(-8°)]|=1.197
条件式(2)|{sin-1(h/f)}/α|=
|[sin-1(2.9976/18.0013)]/66.5111|=0.144
条件式(3)|TL/f|=
|348.3980/18.0013|=19.354
また、下の表24に、条件式(4)に対する対応値を示す。なお、x−z断面に関しては、自由曲面がz軸に対して軸対称であるので、x座標の負の領域については記載を省略し
ている。
(表24)
(第2自由曲面レンズL22:素子y−z断面)
物体位置(x座標) 物体位置(y座標) 法線内積(Nr1・Nr2)
0 0.1176 0.981509671
0 0.3576 0.980937403
0 0.5976 0.980350694
0 0.8376 0.979748356
0 1.0776 0.979134545
0 1.3176 0.978517091
0 1.5576 0.977905846
0 1.7976 0.977311219
0 2.0376 0.976743018
0 2.2776 0.976209666
0 2.5176 0.975717788
0 2.7576 0.975272135
0 2.9976 0.974875768
0 3.2376 0.974530360
0 3.4776 0.974236570
0 3.7176 0.973994358
0 3.9576 0.973803232
0 4.1976 0.973662388
0 4.4376 0.973570782
0 4.6776 0.973527124
0 4.9176 0.973529867
0 5.1576 0.973577169
0 5.3976 0.973666896
0 5.6376 0.973796617
0 5.8776 0.973963645

(第2自由曲面レンズL22:素子x−z断面)
物体位置(x座標) 物体位置(y座標) 法線内積(Nr1・Nr2)
0 2.9976 0.974875768
0.32 2.9976 0.974746711
0.64 2.9976 0.974361476
0.96 2.9976 0.973725777
1.28 2.9976 0.972848861
1.6 2.9976 0.971743082
1.92 2.9976 0.970423319
2.24 2.9976 0.968906248
2.56 2.9976 0.967209493
2.88 2.9976 0.965350695
3.2 2.9976 0.963346571
3.52 2.9976 0.961211998
3.84 2.9976 0.958959219

(第3自由曲面レンズL23:素子y−z断面)
物体位置(x座標) 物体位置(y座標) 法線内積(Nr1・Nr2)
0 0.1176 0.990714267
0 0.3576 0.991942155
0 0.5976 0.993155023
0 0.8376 0.994330091
0 1.0776 0.995443793
0 1.3176 0.996473086
0 1.5576 0.997396737
0 1.7976 0.998196483
0 2.0376 0.998857986
0 2.2776 0.999371490
0 2.5176 0.999732144
0 2.7576 0.999939962
0 2.9976 0.999999477
0 3.2376 0.999919119
0 3.4776 0.999710445
0 3.7176 0.999387316
0 3.9576 0.998965126
0 4.1976 0.998460207
0 4.4376 0.997889457
0 4.6776 0.997270274
0 4.9176 0.996620802
0 5.1576 0.995960526
0 5.3976 0.995311203
0 5.6376 0.994698138
0 5.8776 0.994151604

(第3自由曲面レンズL23:素子x−z断面)
物体位置(x座標) 物体位置(y座標) 法線内積(Nr1・Nr2)
0 2.9976 0.999999477
0.32 2.9976 0.999993317
0.64 2.9976 0.999974282
0.96 2.9976 0.999940681
1.28 2.9976 0.999889610
1.6 2.9976 0.999816823
1.92 2.9976 0.999716595
2.24 2.9976 0.999581564
2.56 2.9976 0.999402616
2.88 2.9976 0.999168823
3.2 2.9976 0.998867477
3.52 2.9976 0.998484247
3.84 2.9976 0.998003453
このように本実施例では、上記条件式(1)〜(4)が全て満たされていることが分かる。
図21〜図24は、第4実施例に係る映像投写装置用光学系PLの横収差図である。そして、各収差図より、第4実施例では、各点(物点)において横収差が良好に補正され、優れた光学性能を有していることがわかる。
(第5実施例)
本願の第5実施例について、図25〜図30および表25〜表30を用いて説明する。図25は第5実施例に係る映像投写装置用光学系の側断面図(y−z断面図)であり、図26は第5実施例に係る映像投写装置用光学系の平断面図(x−z断面図)である。なお、第5実施例の映像投写装置用光学系は、第1実施例の映像投写装置用光学系と同様の構成であり、各部に第1実施例の場合と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
第5実施例に係る映像投写装置用光学系PLでは、物体側(素子側)開口数が0.1786であり、映像表示素子DSの中心のシフト量hがY方向に+2.9976mmであり、映像表示素子DSのサイズが7.68mm×5.76mmであり、投写サイズが284.48mm×213.36mmであり、拡大倍率が約37倍となっている。なお、基準投写レンズ群G1全体の焦点距離fは、14.7000mmである。
また、自由曲面レンズ群G2の中心軸は、光軸に対して、絞りS(と光軸の交わる点)を中心にy−z平面内で−11度(傾き角θ)だけ傾いている。また、自由曲面ミラーMに関しては、自由曲面ミラーMにおけるローカル座標系(xyz座標系)のz軸が、光軸に対して、座標原点を中心にy−z平面内で+21度だけ傾いている。
下の表25に、第5実施例に係る映像投写装置用光学系PLの数値データを示す。
(表25)
面番号 曲率半径 面間隔 屈折率/νd
素子面 平面 1.00000
1 平面 0.70000 1.51680/64.2
2 平面 11.00000 1.80400/46.6
3 平面 5.70000
4*a -16.30000 4.00754 1.74300/49.3
5 -15.50000 0.10000
6 105.12365 5.19304 1.56907/71.3
7 -19.90881 0.50000
8*a 10.83191 5.70425 1.59240/68.3
9 -28.20215 2.30000 1.68893/31.1
10*a 7.85271 4.40000
11 6.24533 2.00000 1.85280/39.0
12*a 7.11741 3.15660
13(絞り) 平面 2.50000
14*f xy多項式面 4.50000 1.53113/55.7
15*f xy多項式面 9.00000
16*f xy多項式面 5.00000 1.53113/55.7
17*f xy多項式面 7.00000
18*f xy多項式面 5.00000 1.53113/55.7
19*f xy多項式面 20.10630
20*f xy多項式面 -160.51244 反射
像面 平面
表25において、第13面〜第18面までの面間隔は、自由曲面レンズ群G2の中心軸上の距離である。自由曲面レンズ群G2の中心軸が光軸に対して11度(符号省略)だけ傾いているので、第13面〜第18面までの光軸上の距離は、33×cos11=32.39370とな
る。
また、表25において、第4面〜第12面は回転対称な基準投写レンズ群G1のレンズ面であり、その中で、第4面、第8面、第10面、および第12面は回転対称な非球面である。下の表26に、第4面、第8面、第10面、および第12面の非球面係数をそれぞれ示す。
(表26)
項 第4面係数 第8面係数
c -0.0613497 0.0923198
k 0 0
A(4次) 1.1285100E-04 -2.9105180E-04
B(6次) -3.0858143E-06 -7.3640615E-07
C(8次) 2.6739137E-08 2.5555202E-08
D(10次) -1.2907718E-10 -1.8787527E-10

項 第10面係数 第12面係数
c 0.1273446 0.1405006
k 0 0
A(4次) -1.2449229E-03 8.9651528E-04
B(6次) 7.4929188E-06 2.0258580E-05
C(8次) 1.6338571E-08 -6.3100424E-07
D(10次) -1.7895014E-09 5.3871857E-08
また、表25において、第14面〜第20面は非回転対称な自由曲面である。なお、本実施例では、第20面が自由曲面ミラーMの反射面となっている。下の表27〜表29に、これら自由曲面の各項係数を示す。
(表27)
項 第14面係数 第15面係数 第16面係数
c 0 0 0
C1(k) 0 0 0
C3(y) 1.0966179E-01 3.7504985E-01 7.5000000E-01
C4(x^2) -1.7141062E-02 -2.4668511E-02 -4.5643681E-02
C6(y^2) 1.7502880E-02 9.7742914E-03 -1.0739646E-01
C8(x^2*y) -1.1604515E-03 -1.2815957E-04 2.4898442E-03
C10(y^3) -3.0557684E-03 -2.8709938E-03 3.0690997E-03
C11(x^4) 6.4003489E-05 -1.1427213E-04 -2.4873330E-04
C13(x^2*y^2) 1.7552755E-04 -1.8304434E-04 2.2500215E-04
C15(y^4) 1.5607923E-04 -9.2505642E-05 -9.9249595E-05
C17(x^4*y) 3.1702113E-05 3.8476913E-05 -4.3508304E-05
C19(x^2*y^3) 1.2585720E-05 4.4842551E-05 -1.0297671E-04
C21(y^5) -1.5476363E-06 2.1297119E-05 -2.7136344E-05
C22(x^6) 1.2459029E-05 3.9371426E-06 3.0838115E-06
C24(x^4*y^2) 3.3511372E-05 9.0957407E-06 -3.5898752E-07
C26(x^2*y^4) 3.2477610E-05 9.8154495E-06 -7.7628170E-06
C28(y^6) 9.2117713E-06 2.7106113E-06 -3.3281140E-06
C30(x^6*y) 8.5898774E-07 4.3541358E-07 -7.1203984E-07
C32(x^4*y^3) 2.2148371E-06 6.7866313E-07 -1.0175281E-06
C34(x^2*y^5) 1.9741645E-06 7.1268546E-07 -4.7396510E-07
C36(y^7) 5.0446158E-07 -2.9389879E-07 -3.8422133E-07
C37(x^8) -1.3877969E-07 2.3948975E-08 9.0991120E-09
C39(x^6*y^2) -1.0173985E-06 1.0086336E-07 1.7840180E-07
C41(x^4*y^4) -2.4312511E-06 -3.8942153E-07 3.0348654E-07
C43(x^2*y^6) -1.7595565E-06 -4.3707280E-07 1.9945794E-07
C45(y^8) -4.7256086E-08 1.3284734E-07 4.8634887E-08
(表28)
項 第17面係数 第18面係数 第19面係数
c 0 0 0
C1(k) 0 0 0
C3(y) 3.7533966E-01 0 0
C4(x^2) -4.7703024E-02 -1.2440704E-02 -4.5700142E-03
C6(y^2) -6.3861131E-02 1.3120378E-02 3.3693285E-03
C8(x^2*y) -2.1790974E-03 -2.7904567E-03 2.8592936E-04
C10(y^3) -4.8959686E-05 7.1676026E-04 8.2297418E-04
C11(x^4) -5.6218474E-05 2.9204157E-06 -5.1570559E-05
C13(x^2*y^2) -4.1824941E-06 -3.9243813E-04 -1.8943141E-04
C15(y^4) -1.2987500E-04 -1.9817071E-04 -1.0442241E-04
C17(x^4*y) -2.3548255E-05 1.4038037E-06 -9.8364228E-06
C19(x^2*y^3) -4.2554587E-05 -1.1486751E-05 -1.5656531E-05
C21(y^5) -1.0489516E-05 2.1973996E-06 1.0288827E-06
C22(x^6) 8.7003975E-07 -2.8532031E-07 -4.5774516E-09
C24(x^4*y^2) -1.1754575E-06 -5.9531020E-07 -3.6363195E-07
C26(x^2*y^4) -1.6514636E-06 -2.8363526E-07 -6.0977479E-07
C28(y^6) -5.6885201E-07 4.0187914E-08 -6.5488911E-08
C30(x^6*y) -1.4513914E-07 -5.4026724E-08 3.2591459E-08
C32(x^4*y^3) -1.6904333E-07 -1.2187787E-07 8.7205562E-08
C34(x^2*y^5) -1.9579896E-07 -7.2578748E-08 5.6190605E-09
C36(y^7) -5.7041513E-08 4.0822265E-08 4.2282473E-09
C37(x^8) 0 -5.2629522E-10 0
C39(x^6*y^2) 0 -1.1450586E-08 0
C41(x^4*y^4) 0 -2.3510642E-08 0
C43(x^2*y^6) 0 -8.5151144E-09 0
C45(y^8) 0 -2.1982753E-09 0
(表29)
項 第20面係数
c 0
C1(k) 0
C3(y) 0
C4(x^2) 1.2535724E-02
C6(y^2) 4.0754809E-03
C8(x^2*y) 4.2072496E-04
C10(y^3) 1.1618271E-04
C11(x^4) -5.5846671E-06
C13(x^2*y^2) 6.6536246E-06
C15(y^4) 8.1721322E-07
C17(x^4*y) -3.3297935E-07
C19(x^2*y^3) 3.1563652E-08
C21(y^5) -1.2761657E-08
C22(x^6) -8.3506781E-10
C24(x^4*y^2) -9.9833763E-09
C26(x^2*y^4) 1.8319267E-10
C28(y^6) -1.9493518E-10
C30(x^6*y) -3.2130471E-10
C32(x^4*y^3) -1.4774256E-10
C34(x^2*y^5) 2.0601390E-11
C36(y^7) 8.0970687E-14
C37(x^8) -2.7350270E-12
C39(x^6*y^2) -1.4367506E-11
C41(x^4*y^4) 5.0038842E-13
C43(x^2*y^6) -1.8888101E-13
C45(y^8) -6.7428035E-14
C47(x^8*y) -6.9255343E-14
C49(x^6*y^3) -1.5679024E-13
C51(x^4*y^5) 2.3317504E-14
C53(x^2*y^7) -8.7565034E-15
C55(y^9) -1.2692483E-15
以下に、条件式(1)〜(3)に対する対応値を示す。
条件式(1)|h/(f×sinθ)|=
|2.9976/[14.7000×sin(-11°)]|=1.069
条件式(2)|{sin-1(h/f)}/α|=
|[sin-1(2.9976/14.7000)]/59.2602|=0.199
条件式(3)|TL/f|=
|258.7739/14.7000|=17.604
また、下の表30に、条件式(4)に対する対応値を示す。なお、x−z断面に関しては、自由曲面がz軸に対して軸対称であるので、x座標の負の領域については記載を省略し
ている。
(表30)
(第2自由曲面レンズL22:素子y−z断面)
物体位置(x座標) 物体位置(y座標) 法線内積(Nr1・Nr2)
0 0.1176 0.954802484
0 0.3576 0.956397837
0 0.5976 0.958657852
0 0.8376 0.961317102
0 1.0776 0.964133726
0 1.3176 0.966918469
0 1.5576 0.969542998
0 1.7976 0.971934116
0 2.0376 0.974061480
0 2.2776 0.975924338
0 2.5176 0.977540119
0 2.7576 0.978935806
0 2.9976 0.980141974
0 3.2376 0.981188980
0 3.4776 0.982104732
0 3.7176 0.982913555
0 3.9576 0.983635805
0 4.1976 0.984287930
0 4.4376 0.984882835
0 4.6776 0.985430385
0 4.9176 0.985937959
0 5.1576 0.986410996
0 5.3976 0.986853477
0 5.6376 0.987268326
0 5.8776 0.987657727

(第2自由曲面レンズL22:素子x−z断面)
物体位置(x座標) 物体位置(y座標) 法線内積(Nr1・Nr2)
0 2.9976 0.980141974
0.32 2.9976 0.979940618
0.64 2.9976 0.979340624
0.96 2.9976 0.978354065
1.28 2.9976 0.977000490
1.6 2.9976 0.975306012
1.92 2.9976 0.973301876
2.24 2.9976 0.971022516
2.56 2.9976 0.968503092
2.88 2.9976 0.965776679
3.2 2.9976 0.962871339
3.52 2.9976 0.959807414
3.84 2.9976 0.956595315

(第3自由曲面レンズL23:素子y−z断面)
物体位置(x座標) 物体位置(y座標) 法線内積(Nr1・Nr2)
0 0.1176 0.999166389
0 0.3576 0.999034687
0 0.5976 0.998899216
0 0.8376 0.998784532
0 1.0776 0.998714017
0 1.3176 0.998705886
0 1.5576 0.998769640
0 1.7976 0.998903879
0 2.0376 0.999095948
0 2.2776 0.999323487
0 2.5176 0.999557528
0 2.7576 0.999766562
0 2.9976 0.999920774
0 3.2376 0.999995697
0 3.4776 0.999974716
0 3.7176 0.999850094
0 3.9576 0.999622604
0 4.1976 0.999300075
0 4.4376 0.998895327
0 4.6776 0.998424079
0 4.9176 0.997903235
0 5.1576 0.997349945
0 5.3976 0.996781620
0 5.6376 0.996217148
0 5.8776 0.995679481

(第3自由曲面レンズL23:素子x−z断面)
物体位置(x座標) 物体位置(y座標) 法線内積(Nr1・Nr2)
0 2.9976 0.999920774
0.32 2.9976 0.999889386
0.64 2.9976 0.999796173
0.96 2.9976 0.999643665
1.28 2.9976 0.999435107
1.6 2.9976 0.999173073
1.92 2.9976 0.998857747
2.24 2.9976 0.998485032
2.56 2.9976 0.998044733
2.88 2.9976 0.997519114
3.2 2.9976 0.996882114
3.52 2.9976 0.996099533
3.84 2.9976 0.995130408
このように本実施例では、上記条件式(1)〜(4)が全て満たされていることが分かる。
図27〜図30は、第5実施例に係る映像投写装置用光学系PLの横収差図である。そして、各収差図より、第5実施例では、各点(物点)において横収差が良好に補正され、優れた光学性能を有していることがわかる。
以上、各実施例によれば、コンパクトな構成でありながら、投写した像の台形歪みを良好に補正可能な映像投写装置用光学系PLおよび、これを備えた映像投写装置PRJを実現することができる。
なお、上述の実施形態において、投写面R(像面I)が映像投写装置PRJ(筐体BD)の設置面Qと同じ面上に設定されているが、これに限られるものではなく、当該設置面Qと平行な面上に設定されるようにしてもよい。
PRJ 映像投写装置
DS 映像表示素子
PL 映像投写装置用光学系
G1 基準投写レンズ群
L11 第1投写レンズ L12 第2投写レンズ
L13 第3投写レンズ L14 第4投写レンズ
L15 第5投写レンズ
G2 自由曲面レンズ群
L21 第1自由曲面レンズ
L22 第2自由曲面レンズ(素子側自由曲面レンズ)
L23 第3自由曲面レンズ(ミラー側自由曲面レンズ)
M 自由曲面ミラー Q 設置面

Claims (8)

  1. 映像表示素子に表示された映像を拡大して所定の投写面に斜め方向から投写する映像投写装置用光学系であって、
    光軸に沿って前記映像表示素子側から順に並んだ、中心軸に対して回転対称に形成された投写レンズからなる投写レンズ群と、中心軸に対して非回転対称に形成された複数の自由曲面レンズからなる自由曲面レンズ群と、中心軸に対して非回転対称に形成された反射面を有する自由曲面ミラーとを有し、
    前記映像表示素子を前記投写レンズ群から前記自由曲面ミラーで反射する前までの光軸と垂直な方向へ平行移動させることにより、前記投写面に投写された像に生じる台形歪みを補正可能に構成されており、
    前記自由曲面レンズ群において、前記自由曲面ミラーに最も近いミラー側自由曲面レンズおよび、前記ミラー側自由曲面レンズの隣に配置された素子側自由曲面レンズのうち、少なくとも一方における前記光軸を含む断面が、前記映像表示素子側に凹面を向けたメニスカス形状を有していることを特徴とする映像投写装置用光学系。
  2. 前記自由曲面レンズ群の中心軸が前記光軸に対して傾いていることを特徴とする請求項1に記載の映像投写装置用光学系。
  3. 前記光軸に対する前記自由曲面レンズ群の中心軸の傾き角をθとし、前記光軸から前記映像表示素子の中心までの距離をhとし、前記投写レンズ群の焦点距離をfとしたとき、次式
    0.7≦|h/(f×sinθ)|≦1.5
    の条件を満足することを特徴とする請求項2に記載の映像投写装置用光学系。
  4. 前記投写レンズ群が複数の前記投写レンズから構成され、
    前記投写レンズ群における最も前記映像表示素子側の投写レンズが像側に凸面を向けたメニスカスレンズであり、
    前記投写レンズ群における最も像側の投写レンズが前記映像表示素子側に凸面を向けたメニスカスレンズであることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の映像投写装置用光学系。
  5. 前記自由曲面ミラーで反射した後の前記映像表示素子の中心からの主光線と前記光軸とのなす角をαとし、前記光軸から前記映像表示素子の中心までの距離をhとし、前記投写レンズ群の焦点距離をfとしたとき、次式
    0.14≦|{sin-1(h/f)}/α|≦0.20
    の条件を満足することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の映像投写装置用光学系。
  6. 前記投写レンズ群の焦点距離をfとし、前記映像投写装置用光学系の全長をTLとしたとき、次式
    15≦|TL/f|≦20
    の条件を満足することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の映像投写装置用光学系。
  7. 前記自由曲面レンズ群において、前記自由曲面ミラーに最も近いミラー側自由曲面レンズおよび、前記ミラー側自由曲面レンズの隣に配置された素子側自由曲面レンズのうち、少なくとも一方の断面形状が、前記投写レンズ群から前記自由曲面ミラーで反射する前までの光軸および前記自由曲面ミラーで反射した後の光軸を通る第1の断面、または、前記第1の断面と垂直な第2の断面において、前記映像表示素子側に凹面を向けたメニスカス
    形状を有しており、
    前記投写レンズ群から前記自由曲面ミラーで反射する前までの光軸方向の座標軸をz軸
    とし、前記第1の断面に沿って前記z軸と垂直な座標軸をy軸とし、前記z軸および前記y軸と垂直な座標軸をx軸とし、
    前記ミラー側自由曲面レンズおよび前記素子側自由曲面レンズのうち前記メニスカス形状を有する自由曲面レンズにおいて、前記映像表示素子の表示面における前記素子の中心を通り前記y軸または前記x軸と平行な直線上から出た主光線と前記映像表示素子側のレンズ面との交点における前記レンズ面の法線ベクトルをNr1とし、前記主光線と前記自由曲面ミラー側のレンズ面との交点における前記レンズ面の法線ベクトルをNr2としたとき、前記Nr1と前記Nr2との内積が次式
    0.9≦Nr1・Nr2<1
    の条件を満足することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の映像投写装置用光学系。
  8. 所定の設置面に設置された状態で使用され、前記設置面と同じ面上または前記設置面と略平行な面上に映像を斜め方向から投写する映像投写装置であって、前記映像投写装置を構成する光学系が請求項1から7のいずれか一項に記載の映像投写装置用光学系であることを特徴とする映像投写装置。
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