JP2012032652A - ディスプレイ用前面基板及びこれを用いたディスプレイ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、表示パネルの前面に直接貼り合わせた場合であっても、大きなエアーラインが発生せず、ディスプレイ装置の美観を向上させることができるディスプレイ用前面基板及びこれを用いたディスプレイ装置を提供することを目的とする。
【解決手段】透明基板10の表面の外縁領域に所定厚さを有する加飾用の印刷層20が形成され、該印刷層が形成された面を、粘着剤70を用いて表示パネルの前面に貼り合わせて用いるディスプレイ用前面基板であって、
前記印刷層の見切りから所定幅内側の領域に、前記印刷層よりも印刷密度が小さいドットパターンが、外側から内側にドット密度が段階的に小さくなるように形成されたグラデーション印刷領域30を設けたことを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、ディスプレイ用前面基板及びこれを用いたディスプレイ装置に関し、特に、透明基板の表面の外縁領域に所定厚さを有する加飾用の印刷層が形成されたディスプレイ用前面基板及びこれを用いたディスプレイ装置に関する。
従来から、ガラス基板よりなり、電磁波遮蔽機能、赤外線カット機能、反射防止機能のうち、少なくとも1種以上の機能を有するディスプレイ用フィルタ基板において、板厚が1.8〜3.2mm、ガラス基板の表面圧縮応力の平均値が20〜70MPa、ガラス基板の反り量が1.0%以下であり、強度と軽量を両立させることを目的としたディスプレイ用フィルタ基板が知られている(例えば、特許文献1参照)。
かかるディスプレイ用フィルタ基板においては、パネルの周辺部裏面側に配置された配線回路などを覆い隠し、ディスプレイパネルの美観を向上させるため、周囲の一部又は全周に熱硬化性樹脂と、顔料又は染料とを含んだ可視光線遮蔽用のマスキング層が形成された例も記載されている。また、この場合、マスキング層の厚さを35μm以下とすることにより、フィルムを基板に貼っても、マスキング層とガラス基板面との段差部分に気泡が生じないことを開示している。
特開2002−91326号公報
ところで、近年、ディスプレイ装置の表示パネルの表示面にディスプレイ用フィルタ基板を直接貼り合わせる使用法が提案されている。これは、ディスプレイ用フィルタ基板を表示パネルの表示面から離間して配置すると、画像にぼけ等が生じやすくなるため、画質を向上させるために提案しているものである。また、ディスプレイ用フィルタのフィルムを、ガラス基板を介さずに直接表示パネルの表示面に貼り合わせる方法も提案され、かかる構成によっても、画質を向上させることができる。しかしながら、この場合、筐体が表示面の周囲に配置される構成となり、ディスプレイ装置の前面の統一感が損なわれるという問題があった。
一方、上述の表示パネルの表示面にディスプレイ用フィルタ基板を直接貼り合わせた構成では、ガラス面のみが前面に配置される構成となる。この場合、ロゴ等もガラス面の外縁部の黒枠内に表示され、統一感があり意匠的に優れた構成となるため、近年多く採用されるようになっている。
また、かかる構成は、ディスプレイ用フィルタ基板のみならず、フィルタ機能を必要としない液晶ディスプレイ装置にも、加飾機能のみを有するディスプレイ用前面基板として用いられるようになってきている。
しかしながら、上述の特許文献1に記載のディスプレイ用フィルタ基板においては、マスキング層の上にフィルムを貼ったときの気泡の発生には考慮されているが、近年の使用態様である、ディスプレイ用フィルタ基板をディスプレイの表示面に直接貼り合わせた場合に生じる問題点については何ら考慮されていない。
図1は、従来のディスプレイ用前面基板140を表示パネルのデバイス基板180に直接貼り合わせた場合の問題点を説明するための図である。図1(A)は、貼り合わせ前のディスプレイ用前面基板140の断面構成を示した図であり、図1(B)は、貼り合わせ後のディスプレイ用前面基板140の断面構成を示した図である。
図1(A)において、ガラス基板110の外縁領域に、印刷層120が形成されており、ガラス基板110の表面と印刷層120の表面で印刷層120の厚さ分の段差が生じている。そして、段差のある表面に、シート状の粘着剤層170が、段差に沿うように設けられている。また、粘着剤層170の表面には、粘着剤層170を使用まで覆うセパレータ171が付着している。
図1(B)に示す段階では、図1(A)の状態からセパレータ171が剥がされ、粘着剤層170の表面上に表示パネルを構成するデバイス基板180が貼り合わせられる。デバイス基板180も、ガラス基板として構成されているため、弾性を有する材料ではない。よって、デバイス基板180は、粘着剤層170の段差の部分を沿う形状ではなく、段差を斜めに跨いで橋渡しをする形状となり、段差に、気泡からなるエアーライン190が5〜10mmという広い幅で生じてしまう。
図2は、従来のディスプレイ用前面基板140を直接ディスプレイ装置のデバイス基板180に貼り合わせた状態を示した図である。図2(A)は正面図であり、図2(B)は側面図である。
図2(A)において、図1(B)に示したエアーライン190が発生した状態だと、印刷層120で構成された外縁領域の内側に、幅の広い不定形のエアーライン190が形成されてしまい、製品としては外観的に不適合な状態となってしまう。なお、印刷層120からなる外縁領域は、ロゴ等の文字やマークが表示された加飾部121を含んで構成されてよい。
図2(B)においては、デバイス基板180を含むプラズマディスプレイパネル200の前面に、従来のディスプレイ用前面基板140が粘着剤層170により貼り付けられた側面構成が示されている。このような構成とすると、従来のディスプレイ用前面基板140では、図2(A)に示したエアーライン190が形成され、外観的な不適合が生じてしまう。
そこで、本発明は、表示パネルの前面に直接貼り合わせた場合であっても、大きなエアーラインが発生せず、ディスプレイ装置の美観を向上させることができるディスプレイ用前面基板及びこれを用いたディスプレイ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1の発明に係るディスプレイ用前面基板は、透明基板の表面の外縁領域に所定厚さを有する加飾用の印刷層が形成され、該印刷層が形成された面を、粘着剤を用いて表示パネルの前面に貼り合わせて用いるディスプレイ用前面基板であって、
前記印刷層の見切りから所定幅内側の領域に、前記印刷層よりも印刷密度が小さいドットパターンが、外側から内側にドット密度が段階的に小さくなるように形成されたグラデーション印刷領域を設けたことを特徴とする。
これにより、粘着材層がグラデーション印刷領域のドットパターンを隙間無く埋め、表示パネルの前面に直接貼り合わせた場合であっても、エアーラインを発生させることなく貼り合わせることができる。
第2の発明は、第1の発明に係るディスプレイ用前面基板において、
前記グラデーション印刷領域は、前記見切りから20mm以内に形成されたことを特徴とする。
これにより、グラデーション印刷領域を最小限とし、意匠的に優れた構成とすることができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明に係るディスプレイ用ガラス基板において、
前記グラデーション印刷領域は、前記ドット密度が30%〜70%であることを特徴とする。
これにより、ディスプレイ装置の表示パネルに装着された場合にも、エアーラインを発生させず、かつ、前面の美観を適切に保つことができる。
第4の発明は、第1〜3のいずれかの発明に係るディスプレイ用前面基板において、
前記印刷厚さは、4μm以上25μm以下であることを特徴とする。
これにより、印刷厚さが薄すぎて外観的に不適切な前面となったり、印刷厚さが厚すぎてエアーラインが発生したりすることを防ぐことができる。
第5の発明は、第1〜4のいずれかの発明に係るディスプレイ用前面基板において、
前記透明基板は、ガラス基板であることを特徴とする。
これにより、ガラス基板を前面に配置し、高級感を醸し出すことが可能となり、美観に優れたディスプレイ装置の前面を構成することができる。
第6の発明は、第5の発明に係るディスプレイ用前面基板において、
前記ガラス基板は、板厚が0.7mm以上3.2mm以下であることを特徴とする。
第7の発明は、第1〜6のいずれかの発明に係るディスプレイ用前面基板において、
前記透明基板の表面には、電磁波遮蔽機能、近赤外線カット機能、反射防止機能、色調機能及びコントラスト向上機能のうち少なくとも1種類以上の機能を有するフィルム又は層が形成され、ディスプレイ用フィルタ基板として構成されたことを特徴とする。
これにより、プラズマディスプレイ等のディスプレイ装置のフィルタ基板として構成することができ、美観を備えつつ画質の向上に寄与することができる。
第8の発明に係るディスプレイ装置は、第1〜7のいずれかの発明に係るディスプレイ用前面基板と、
画像を表示する表示パネルとを有し、
該表示パネルの表示面に、前記ディスプレイ用前面基板が粘着剤層により貼り合わせられたことを特徴とする。
第9の発明は、第8の発明に係るディスプレイ装置において、
前記粘着剤層の厚さは、25μm以上200μm以下であることを特徴とする。
これにより、適切にグラデーション印刷領域を粘着剤層が埋めることができ、エアーラインの少ない前面を実現することができる。
第10の発明は、第8又は第9の発明に係るディスプレイ装置において、
前記表示パネルは、プラズマディスプレイパネルであることを特徴とする。
本発明によれば、ディスプレイ装置の表示パネルに直接貼り合わせられた場合であっても、前面にエアーラインを発生させず、優れた美観を実現することができる。
従来のディスプレイ用前面基板を表示パネルのデバイス基板に直接貼り合わせた場合の問題点の説明図である。図1(A)は、貼り合わせ前のディスプレイ用前面基板の断面構成図である。図1(B)は、貼り合わせ後のディスプレイ用前面基板の断面構成図である。 従来のディスプレイ用前面基板を直接ディスプレイ装置のデバイス基板に貼り合わせた状態を示した図である。図2(A)は正面図である。図2(B)は側面図である。 本発明の実施形態に係るディスプレイ用前面基板の一例の構成図である。図3(A)は、本実施形態に係るディスプレイ用前面基板の一例の平面構成図である。図3(B)は、図3(A)のA−A断面の構成を示した図である。 本実施形態に係るディスプレイ用前面基板のグラデーション印刷領域の構成の一例の説明図である。図4(A)は、ディスプレイ用前面基板のグラデーション印刷領域を詳細に示した平面構成図である。図4(B)は、図4(A)の領域Bの拡大図である。 貼り合わせ時の粘着剤層の性質と状態を説明する図である。図5(A)は、ガラス基板にシート状の粘着剤層を貼り付けた状態を示した平面図及び側面図である。図5(B)は、ガラス基板と表示デバイスとを貼り合わせた状態を示した平面図及び側面図である。 異物の大きさと粘着剤層70の埋め込み性との関係を説明する図である。図6(A)は、粘着剤層の表面に異物を付着させた状態を示した平面図及び側面図である。図6(B)は、透明基板をガラス基板に貼り合わせた状態を示した平面図及び側面図である。 本実施形態に係るディスプレイ用前面基板をデバイス基板に貼り合わせる貼り合わせ工程の一例を示した図である。図7(A)は、貼り合わせ直後の状態を示した図である。図7(B)は、オートクレーブ処理を行った状態を示した図である。 実施例1に係るディスプレイ用前面板を示した図である。図8(A)は、実施例1に係るディスプレイ用前面板の長辺側のグラデーション印刷領域を示した平面図である。図8(B)は、貼り合わせ直後の短辺側グラデーション印刷領域の状態を示した図である。図8(C)は、貼り合わせ工程終了後の短辺側グラデーション印刷領域の状態を示した図である。 実施例2に係るディスプレイ用前面基板のグラデーション印刷領域の構成の一例を示した図である。図9(A)は、実施例2に係るディスプレイ用前面基板の長辺側のグラデーション印刷領域の平面構成を示した図である。図9(B)は、貼り合わせ直後の短辺側のグラデーション印刷領域の状態を示した図である。図9(C)は、貼り合わせ工程終了後の短辺側のグラデーション印刷領域35の状態を示した図である。 実施例3に係るディスプレイ用前面基板の平面構成図である。 実施例3に係るディスプレイ用前面基板のグラデーション印刷領域の拡大平面構成図である。図11(A)は、長辺側を示した拡大平面構成図である。図11(B)は、短辺側を示した拡大平面構成図である。 実施例3に係るディスプレイ用前面基板の各ドット密度における表示デバイスとの貼り合わせ状態の結果を示した表である。 粘着剤層が25〜40μmの厚さの場合に生じる現象を説明する図である。図13(A)は、貼り合わせ工程のオートクレーブ処理前の状態を示した図である。図13(B)は、貼り合わせ工程のオートクレーブ処理後の状態を示した図である。 実施例4に係るディスプレイ用前面基板のグラデーション印刷領域の拡大平面構成図である。図14(A)は、長辺側の拡大平面構成図である。図14(B)は、短辺側の拡大平面構成図である。 実施例4に係るディスプレイ用前面基板の表示デバイスとの貼り合わせの結果を示した表である。 本発明の実施形態に係るディスプレイ装置の一例を示した断面構成図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態の説明を行う。
図3は、本発明の実施形態に係るディスプレイ用前面基板40の一例の構成を示した図である。図3(A)は、本実施形態に係るディスプレイ用前面基板40の一例の平面構成図である。
図3(A)において、本実施形態に係るディスプレイ用前面基板40は、透明基板10と、印刷層20と、グラデーション印刷領域30とを備える。なお、印刷層20は、ロゴ等が表示された加飾部21を含んで構成されてよい。印刷層20は、種々の色とすることができるが、一般的には濃色とされ、例えば黒色としてもよい。印刷層20は、透明基板10の外縁領域に形成され、透明基板10の周囲を取り囲む構成となっている。図3(A)においては、透明基板10の全周を印刷層20が取り囲んでいるが、印刷層20は、透明基板10の周囲の一部を取り囲むように構成されてもよい。印刷層20の内側の見切りから所定幅内側に、グラデーション印刷領域30が形成されている。グラデーション印刷領域30は、ドットパターンの印刷で構成された領域であり、印刷層20よりもインキのドット密度が疎に形成された領域である。
図3(B)は、図3(A)のA−A断面の構成を示した本実施形態に係るディスプレイ用前面基板40の断面構成図である。図3(B)において、本実施形態に係るディスプレイ用前面基板40は、透明基板10の表面上に印刷層20が形成され、印刷層20の内側の見切りからグラデーション印刷領域30が形成されている。そして、透明基板10、グラデーション印刷領域30及び印刷層20の表面上には、機能フィルム50が積層されている。機能フィルム50の上には、カバーPET(Polyethylene Terephthalate、PET)51が設けられている。また、表示デバイス100とカバーPET52との間には、粘着剤層70が存在し、両者を貼り合わせている。このとき、印刷層20及びグラデーション印刷領域30と、透明基板10が露出した内側部分とは、印刷層20の厚さ分の段差が生じるが、機能フィルム50、カバーPET52及び粘着剤層70は、総て印刷層20及びグラデーション印刷領域30と透明基板10が形成する段差形状の影響を受ける。
透明基板10は、透明であれば、ガラス基板や、ポリカーボネート基板等の透明な種々の材料からなる基板を用いてよい。透明基板10にガラス基板が用いられる場合、ガラス基板の厚さは、0.7mm以上3.2mm以下が好ましく、例えば、2.5mmの厚さであってもよい。
印刷層20は、図3(A)で示したように、加飾部21以外は、所定の厚さの印刷層20がベタ膜状に、透明基板10が露出しないように形成される。
グラデーション印刷領域30は、詳細な構成は後述するが、印刷のドットにグラデーションをかけ、印刷層20の内側の見切りから段階的にドット密度が薄くなってゆく構成となっている。
印刷層20及びグラデーション印刷領域30は、種々の印刷方法を利用してよいが、例えば、スクリーン印刷を利用するようにしてよい。スクリーン印刷は、種々の印刷対象に印刷を行うことができるので、本実施形態に係るディスプレイ用前面基板40のように、ガラス基板やポリカーボネート基板を用いる場合でも、問題無く印刷を行うことができる。
印刷層20及びグラデーション印刷領域30は、印刷に用いるスクリーンを、印刷層20の領域とグラデーション印刷領域30の両方の領域を含んで構成することにより、1回の印刷で印刷層20とグラデーション印刷領域30の双方を所定のパターンに印刷することができる。
機能フィルム50は、フィルタとしての機能を有して構成されたフィルムであり、ディスプレイ用前面基板40を、ディスプレイ用フィルタ基板60として構成する場合に用いられる。ディスプレイ用前面基板40を、液晶パネルの加飾用に用いる場合には、このような機能フィルム50は不要であるが、プラズマディスプレイパネルの機能フィルタとして用いる場合には、フィルタとしての機能を有する機能フィルム50が必要である。よって、機能フィルム50は、ディスプレイ用前面基板40の用途に応じて、必要に応じて設けられてよい。なお、機能フィルム50の機能は、例えば、電磁波遮蔽機能、近赤外線カット機能、反射防止機能、色調機能、コントラスト向上機能のうち、1種類以上の機能を備えていてよい。なお、図3(B)においては、機能フィルム50は、1枚の厚いフィルムとして示されているが、上述の機能のうち複数の機能を有する場合には、1つの機能を有するフィルムが何枚か積層されて貼り付けられ、全体として複数の機能を有する機能フィルム50として構成してよい。
カバーPET52は、機能フィルム50に、メッシュ状の電磁波遮蔽機能フィルムが用いられている場合に、メッシュを糊で埋めるための支持体として用いられる。電磁波遮蔽機能フィルムは、そのままでは半透明であり、メッシュを糊で埋めることにより透明となる。よって、糊で埋めた状態で用いることが必要である。なお、機能フィルム50にメッシュ状の電磁波遮蔽機能フィルムが含まれていない場合には、カバーPET52は不要となる。
なお、図3(B)においては、ディスプレイ用前面基板40の表面に、機能フィルタ50と、カバーPET52を更に設けたものがディスプレイ用フィルタ基板60となる。ディスプレイ用フィルタ基板60は、ディスプレイ用前面基板40の一形態と考えてよい。
表示デバイス100は、画像を表示面に表示するための表示パネルである。表示デバイス100の表示面に用いられるデバイス基板80は、用途に応じて種々の材料の基板が用いられてよいが、一般的にはガラス基板が用いられる。デバイス基板80の厚さは、ディスプレイ装置の仕様により定められるが、例えば、2.5mmの厚さを有して構成されてもよい。
粘着剤層70は、ディスプレイ用フィルタ基板60と、デバイス基板80とを貼り合わせるためのシート状の接合手段である。粘着剤は、今までディスプレイ装置の表示パネルのデバイス基板80と、ディスプレイ用フィルタ基板60又はディスプレイ用前面基板40を貼り合わせる手段として広く用いられてきた。よって、その粘着力、耐久性等の信頼性が高く、既に信用が確立された接合手段である。従って、本実施形態に係るディスプレイ用前面基板40においても、デバイス基板80との接合は、粘着剤により行うことを前提として説明する。
かかるグラデーション印刷領域30を有する構成の本実施形態に係るディスプレイ用前面基板40は、図3(A)に示すようなエアーラインが殆ど生じない貼り合わせを行うことができるが、次に、グラデーション印刷領域30の構成について詳細に説明する。なお、図3(A)においては、エアーラインが殆ど生じていない状態が示されているが、このような貼り合わせを行うためには、一般に貼り合わせ時にオートクレーブ処理を必要とする。オートクレーブ処理は、貼り合わせを行ってから、チャンバ内で加圧及び加熱をする処理であり、圧力を加えることにより気泡を消滅させ、密着した接合を行うことができる。
図4は、本実施形態に係るディスプレイ用前面基板のグラデーション印刷領域30の構成の一例を説明するための図である。図4(A)は、ディスプレイ用前面基板40のグラデーション印刷領域30をより詳細に示した平面構成図である。図4(A)において、印刷層20の内側に沿うように、ドット状の所定幅の印刷領域が形成されており、グラデーション印刷領域30を構成している。
図4(B)は、図4(A)の領域Bを拡大した図である。図4(B)において、印刷層20が外側、透明基板10が内側にあり、その中間にグラデーション印刷領域30が形成されている。図4(B)に示されるように、グラデーション印刷領域30は、単に印刷層20よりも印刷密度が薄いドット状の領域ではなく、ドット密度が外側から内側に入るにつれて小さくなる構成を有する。つまり、印刷ドット31の大きさが、外側の印刷層20側の方が、内側の透明基板10側よりも大きくなっており、内側に入るにつれて、段階的に小さくなる構成となっている。
なお、グラデーション印刷領域30を示すパラメータとしては、ドット密度、開始ドット径、幅、ドット列数の4つがある。以下、これらのパラメータの内容について説明する。
ドット密度は、グラデーション印刷領域30内において、印刷形成されるドットの密度を示し、ドット密度が高い程、印刷された面積が大きいことになる。なお、ドット密度の逆の概念として、開口率で印刷密度を示すようにしてもよい。開口率は、透明基板10が露出している比率と考えてよく、ドット密度+開口率=100%の関係がある。以下の説明においては、ドット密度と開口率のいずれを用いて表現してよいものとする。
開始ドット径は、グラデーション印刷領域30の中で、最も小さいドット径を意味する。つまり、小さい側から見て、印刷ドットを開始した開始ドット31aの径の大きさを意味している。よって、図4(B)に示すように、グラデーション印刷領域30の最も内側の印刷ドットの径が開始ドット径となる。
幅は、印刷層20に沿う方向を長手方向としたときのグラデーション印刷領域30の幅を意味する。よって、印刷層20の見切りから内側に入り込んだ幅を意味する。
ドット列数は、幅内に存在する印刷ドット31の列数を意味する。よって、長手方向に平行に延在する列の数である。図4(B)においては、ドット列数は6となる。なお、図4(B)において、最も外側の印刷ドット31は一部欠けているが、これも1列としてカウントする。
次に、かかるグラデーション印刷領域30により、ディスプレイ用前面基板20とデバイス基板80との接合が良好になる理由と原理について説明する。
図5は、貼り合わせ時の粘着剤層70の性質と状態を説明するための図である。図5(A)は、印刷層20の内側のガラス基板11にシート状の粘着剤層70を貼り付けた状態を示した平面図及び側面図である。この場合において、粘着剤層70は、周辺を含めて、ガラス基板11にほぼ完全に接合する。
図5(B)は、粘着剤層70に更にデバイス基板80を貼り合わせ、ガラス基板11と表示デバイス100とを貼り合わせた状態を示した平面図及び側面図である。図5(B)に示すように、ガラス基板11を表示デバイス100に貼り合わせると、ガラスの反りによる変形が大きいため、外周部を完全に接合させることができない。図5(B)においては、面内気泡92、93は、オートクレーブ処理を行うことにより消失するが、外周部の未着部91、94は、消失せずにそのまま残るという現象が生じる。
図6は、異物の大きさと粘着剤層70の埋め込み性との関係を説明するための図である。図6(A)は、透明基板10の表面に粘着剤層70を貼り合わせ、粘着剤層70の表面にPET53の異物を付着させた状態を示した平面図及び側面図である。図6(A)において、粘着剤層70の厚さは25μmであり、PET53の厚さは総て28μmである。PET53は、3個ずつ3列で配置されているが、左側の列よりも右側の列のPET53の大きさが大きくなるように配置されている。PET53は、左側から□0.15〜□0.5mmで配置されている。また、透明基板10と対向する下面には、ガラス基板81が配置されている。
図6(B)は、透明基板10をガラス基板81に貼り合わせた状態を示した平面図及び側面図である。図6(B)の平面図及び側面図において、左側の最も小さいPET53は総て粘着剤層70に埋め込まれるが、真ん中の中間の大きさのPET53は、3個のうち2個が埋め込まれ、1個が埋め込まれずに気泡95が生じた状態となっている。また、右側の最も大きいPET53は、3個とも粘着剤層70に埋め込まれずに気泡95が生じた状態となっている。
このように、同じ厚さを有する異物においては、大きさ、面積の小さい異物は粘着剤層70により埋め込まれるが大きさ、面積が大きくなるにつれて、粘着剤層70に埋め込まれ難くなることが分かる。ここで、実際の印刷層20により生じる印刷段差は、一般的には8μm〜15μmの範囲であり、印刷層20の厚さは、粘着剤層70の厚さよりも小さくなる。従って、ベタ印刷の印刷層20の見切りから内側にドットパターンを設け、粘着剤層70の逃げ場を設けることにより、粘着剤層70の埋め込みが可能になると考えられる。そして、その際、ドットパターンの大きさ、面積を考慮することにより、気泡をあまり発生させることなくガラス基板81への貼り合わせが可能になると考えられる。
よって、本実施形態に係るディスプレイ用前面基板40においては、印刷ドットにグラデーションを付けて段階的に大きくし、ベタ印刷の印刷層20に繋ぐことで、印刷ドット31間の段差変化を見かけ上緩やかにし、気泡が殆ど発生しない貼り合わせが可能なように構成している。
図7は、本実施形態に係るディスプレイ用前面基板40を、デバイス基板80に貼り合わせる貼り合わせ工程の一例を示した図である。図7(A)は、本実施形態に係るディスプレイ用前面基板40を、デバイス基板80に貼り合わせた直後の状態を示した図である。図7(A)において、透明基板10の上の外縁領域には印刷層20が形成され、印刷層20の内側に、段階的に印刷ドット31の大きさが変化するグラデーション印刷領域30が形成されている。印刷ドット31は、印刷層20に近い程面積及び体積が大きく、遠くなる程面積及び体積が小さくなる。また、印刷層20、グラデーション印刷領域30及び透明基板10の表面を覆うように、粘着剤層70が設けられているが、粘着剤層70は、印刷層20及び印刷ドット31の段差に沿うとともに、印刷ドット31の間の隙間にはまだ埋め込まれていない状態である。また、粘着剤層70の上には、セパレータ71が貼り付けられている。
図7(B)は、デバイス基板80とディスプレイ用前面基板40との貼り合わせを行い、オートクレーブ処理を行った状態を示した図である。図7(B)に示すように、オートクレーブ処理により、粘着剤層70が下方に向けて加圧されるとともに、加熱により柔らかくなる。これにより、粘着剤層70は、印刷ドット31の間に埋め込まれ、印刷ドット31間の気泡が消滅する。
ここで、印刷ドット31は、上述のようなグラデーションが付いており、印刷層20から離れる程印刷ドット31間の隙間領域が大きくなり、埋め込みに用いられる粘着剤層70の量も多くなる。よって、図7(B)に示すように、粘着剤層70の表面が、グラデーション印刷領域において、内側に入る程沈み込みが大きくなる滑らかな傾斜を形成する。これにより、硬度が大きく、段差を橋渡すような傾斜にしかならないデバイス基板80の形状に沿って粘着剤層70が密着し、気泡、エアーライン90を生じさせることなくデバイス基板80とディスプレイ用前面基板40とを接合することができる。
次に、本実施形態に係るディスプレイ用前面板40のグラデーション印刷領域30の印刷ドット31の条件を種々変化させた場合の実施例について説明する。
図8は、本発明の実施例1に係るディスプレイ用前面板41を示した図である。実施例1においては、グラデーション印刷領域3のドット密度を50%に設定した場合の例を示す。なお、以後の実施例において、今まで説明した構成要素と同様の構成要素については、同一の参照符号を付し、その説明を省略するものとする。また、ドット密度50%は、開口率も50%と考えてよい。
図8(A)は、実施例1に係るディスプレイ用前面板41の長辺上下のグラデーション印刷領域とその周辺を示した平面図である。実施例1においては、2つの構成のディスプレイ用前面基板を、表示デバイス100に貼り合わせ、各々の構成について、50%のドット密度を有する印刷ドット31から構成されるグラデーション印刷領域30の外観を観察した。
構成1においては、透明基板10に厚さ2.5mmのガラス基板11を用い、有機材料からなる印刷材料を用いて、印刷層20及びグラデーション印刷領域32を印刷した。その上に、25μmの厚さの粘着剤層とカバーPET52を貼り合わせ、ディスプレイ用前面基板41を構成した。カバーPET52は、ディスプレイ用前面基板41に電磁波防止用フィルム50を積層し、ディスプレイ用フィルタ基板60として構成した場合を想定して設けている。表示デバイス100には、厚さ2.5mmのデバイス基板80を2枚貼り合わせたものを用いた。また、ディスプレイ用前面基板41を表示デバイス100に貼り合わせる粘着剤層70は、40μmの厚さのものを用いた。
構成2においては、構成1において、印刷層20とカバーPET52との間の粘着剤層を25μmとしていたのを40μmとし、ディスプレイ用前面基板41と表示デバイス100との間の粘着剤層70を40μmとしていたのを25μmとした。よって、構成1と構成2は、全体の厚さは変化していないが、粘着剤層の厚さの配置関係が逆になり、異なっている。
図8(A)において、図4(B)において説明した4つのパラメータについては、ドット密度が50%、開始ドット径は直径0.6mm、グラデーション幅は3.2mm、ドット列数は5である。このとき、長辺では、エアーラインの幅は約5.5mmとなり、そのうち、完全エアーライン90は約3mmであり、微小気泡幅は約2.5mmであった。このように、微小気泡部95が少々残った結果となった。なお、構成1と構成2の差は見られなかった。
図8(B)は、実施例1に係るディスプレイ用前面基板41の短辺側の貼り合わせ工程の貼り合わせ直後のグラデーション印刷領域33の状態を示した図であり、図8(C)は、同じく短辺側の貼り合わせ工程終了後のグラデーション印刷領域33の状態を示した図である。
図8(B)、(C)において、短辺側のグラデーション印刷領域33のパラメータは、ドット密度は50%、開始ドット径は0.6mmで、これらは長辺側と同じである。一方、グラデーション幅は6.0mm、ドット列数は9で、これらは長辺側と異なっている。
かかる条件下で貼り合わせ工程を行った所、図8(B)に示した貼り合わせ直後の段階では、エアーラインは存在せず、従って、完全エアーライン90も微小気泡部95も存在しなかった。一方、気泡96は、グラデーション印刷領域33よりもやや内側に残って存在した。
図8(C)に示すように、オートクレーブ処理を行い、貼り合わせ工程を終了した後は、気泡96は完全に消滅した。このように、短辺側では、オートクレーブ処理を行うことにより、気泡96を消滅できたことから、図8(A)で示した長辺側のグラデーション印刷領域32においても、短辺側と同じ条件のグラデーションとすることにより、エアーライン90、微小気泡部95を消滅させることができる可能性がある。
なお、図8(B)、(C)において、構成1と構成2による差は生じなかった。このように、ドット密度50%の設定では、短辺側でエアーライン90及び気泡96を消滅させることができ、外観的に満足のゆく結果が得られたとともに、長辺側での改善の可能性も見出すことができた。
図9は、本発明の実施例2に係るディスプレイ用前面基板42のグラデーション印刷領域34の構成の一例を示した図である。実施例2に係るディスプレイ用前面基板においては、ドット密度25%(開口率75%)のグラデーション印刷領域34を備える場合について説明する。
実施例2に係るディスプレイ用前面基板42において、断面構成については、実施例1と同様に、構成1と構成2の2種類のディスプレイ用前面基板42を各々構成した。また、今まで説明した構成要素と同一の構成要素については、同一の参照符号を付すものとする。
図9(A)は、実施例2に係るディスプレイ用前面基板42の長辺側のグラデーション印刷領域34の平面構成を示した図である。グラデーション印刷領域34のパラメータは、ドット密度を25%、グラデーション幅を3.2mm、開始ドット径を0.6mm、ドット列数を3とした。図9(A)において、ドット密度を実施例1よりも低くしているが、グラデーション幅は実施例1と同一としている。よって、ドット列数は3に減少しており、印刷ドット31がまばらな印象を与える平面構成となっている。
かかる条件下で、貼り合わせ工程を行った所、完全エアーライン90は約2mm、微小気泡部95の幅は約3mmとなり、エアーライン幅は約5mmとなった。このように、長辺側においては、エアーライン90がやや残る結果となった。
図9(B)、(C)は、実施例2に係るディスプレイ用前面基板42の短辺側のグラデーション印刷領域35の平面構成を示した図である。図9(B)は、貼り合わせ工程のオートクレーブ処理前のグラデーション印刷領域35の状態を示した図であり、図9(C)は、貼り合わせ工程終了後のグラデーション印刷領域35の状態を示した図である。
図9(B)、(C)において、グラデーション印刷領域35のパラメータは、ドット密度が25%、開始ドット径が6.0mm、ドット列数が5に設定されている。かかる条件下で貼り合わせ工程を行った場合、オートクレーブ処理前では、図9(B)に示すように、エアーラインは存在せず、従って、完全エアーライン90も微小気泡部95も存在しなかった。一方、グラデーション印刷領域35の内側に、気泡96が残って存在した。
図9(C)に示すように、オートクレーブ処理を終了した後は、残っていた気泡96も消滅し、エアーライン90の存在しない貼り合わせを行うことができた。
なお、構成1と構成2の間では、明確な差は見出されなかった。このように、ドット密度25%の場合においても、短辺側のグラデーション印刷領域35においては、エアーライン90の存在しない貼り合わせを実現することができた。よって、長辺側のグラデーション印刷領域34においても、短辺側のグラデーション印刷領域35と同じ条件とすることにより、エアーライン90を消滅できる可能性がある。
しかしながら、実施例2の場合、グラデーション印刷領域34、35において空間が多すぎて、実施例1と比較して美観が劣っている可能性もある。よって、グラデーション印刷領域32〜35のドット密度は、エアーライン90、微小気泡部95、気泡96等の消滅度合いと、グラデーション印刷領域32〜35の美観を考慮して、用途に応じて定めるようにしてよい。
図10は、本発明の実施例3に係るディスプレイ用前面基板43を示した平面構成図である。実施例3に係るディスプレイ用前面基板43においては、グラデーション探索基板として、グラデーション印刷領域36のドット密度を、30、40、50、60、70%と位置により変化させ、各々をグラデーション印刷領域36a〜36eとして、長辺及び短辺の各位置に分割して配置した。図10において、長辺上側は、右から左に向かってグラデーション印刷領域36a〜36eを配置し、長辺下側は、逆に左から右に向かってグラデーション領域36a〜36eを配置している。また、短辺左側は、下から上に向かってグラデーション領域36a〜36eを配置しており、短辺右側は、逆に上から下に向かってグラデーション領域36a〜36eを配置した構成となっている。
実施例3に係るディスプレイ用前面基板43の断面構成は、実施例1において説明した構成1と構成2に加えて、構成3を用意した。構成3のディスプレイ用前面基板43は、透明基板10に厚さ2.5mmのガラス基板11を用い、印刷層20及びグラデーション印刷領域36には、有機印刷材料を用いて印刷を行った。また、ガラス基板11、印刷層20及びグラデーション印刷領域36の表面には、粘着剤層とカバーPET52が積層されるが、カバーPET52の下層の粘着剤層は、25μmの厚さとした。また、表示デバイス100には、厚さ2.5mmのガラス基板からなるデバイス基板80が2枚用いられた。ディスプレイ用前面基板43と粘着剤層70との間を接合する粘着剤層70は、150μmの厚さとされた。
図11は、実施例3に係るディスプレイ用前面基板43のグラデーション印刷領域36の拡大平面構成図である。図11(A)は、グラデーション印刷領域36の長辺側を示した拡大平面構成図であり、図11(B)は、グラデーション印刷領域36の短辺側を示した拡大平面構成図である。図11(A)、(B)に示すように、実施例3に係るディスプレイ用前面基板43の、グラデーション印刷領域のパラメータは、開始ドット径が長辺も短辺も0.5mm、グラデーション幅は長辺が6.0mm、短辺は8.0mmとした。ドット列数は、長辺を9、短辺を11とした。
図12は、実施例3に係るデシィスプレイ用前面基板43の各ドット密度における表示デバイス100との貼り合わせ状態の結果を示した表である。表の中で、構成1、2は各ドット密度について上段、構成3は各ドット密度について下段に結果を示している。
構成1、2については、ドット密度30%の場合には、長辺側については、10倍拡大ルーペで確認した所、印刷ドット31は、内側から8〜9列目まで粘着剤層70が埋め込まれた。視野内にエアーライン90が残り、本実施例では、外観的に不適合となった。短辺側については、印刷ドット31は内側から10〜11列目までは粘着剤層70が埋め込まれているが、視野内にエアーライン90があり、本実施例では外観的に不適合となった。
ドット密度40%の場合には、長辺側については、印刷ドット31は、内側から7〜9列まで粘着剤層70で埋め込まれた。視野内にエアーライン90が残り、本実施例においては、外観的に不適合となった。短辺側については、印刷ドット31は内側から8〜11列までは粘着剤層70が埋め込まれたが、視野内にエアーライン90が残り、外観的には不適合となった。
ドット密度50%(開口率50%)の場合には、長辺側については、印刷ドット31は、内側から6〜8列まで粘着剤層70で埋め込まれた。視野内にエアーライン90があり、本実施例では外観的に不適合となった。短辺側については、印刷ドット31は、内側から7〜8列までは粘着剤層70で埋め込まれた。視野内にエアーライン90があり、本実施例では外観的に不適合となった。
ドット密度60%(開口率40%)の場合には、長辺側については、印刷ドット31は、内側から5〜7列まで粘着剤層70で埋め込まれた。視野内にエアーライン90があり、本実施例では外観的に不適合となった。短辺側については、印刷ドット31は、内側から6〜7列まで粘着剤層70で埋め込まれた。視野内にエアーライン90があり、本実施例では外観的に不適合となった。
ドット密度70%(開口率30%)の場合には、長辺側については、印刷ドット31は、内側から4〜6列まで粘着剤層70で埋め込まれた。視野内にエアーライン90があり、本実施例では外観的に不適合となった。短辺側については、印刷ドット31は、内側から5〜6列まで粘着剤層70で埋め込まれた。視野内にエアーライン90があり、本実施例では外観的に不適合となった。
構成3のディスプレイ用前面基板43において、ドット密度が30%の場合には、長辺側については、10倍拡大ルーペで確認した所、印刷ドット31の内側から8〜9列まで粘着剤層70で埋め込まれた。視野内にエアーライン90は存在せず、外観的に適合する良好な結果が得られた。短辺側については、同様に10倍拡大ルーペで確認した所、印刷ドット31は、内側から10〜11列まで粘着剤層70で埋め込まれた。視野内にエアーライン90は存在せず、外観的に適合する良好な結果が得られた。
ドット密度が40%(開口率60%)の場合には、印刷ドット31の内側から7〜9列まで粘着剤層70で埋め込まれた。埋まっていない印刷ドット31のエアーは目立たなかった。視野内にエアーライン90は存在せず、外観的に適合する結果が得られた。短辺側については、印刷ドット31は、内側から8〜11列まで粘着剤層70で埋め込まれた。埋まっていない印刷ドット31のエアーは目立たなかった。視野内にエアーライン90は存在せず、外観的に適合する結果が得られた。
ドット密度50%(開口率50%)の場合には、長辺側については、印刷ドット31は、内側から6〜8列まで粘着剤層70で埋め込まれた。埋まっていない印刷ドット31のエアーはあまり目立たなかった。視野内にエアーライン90はなく、外観的に適合する結果が得られた。短辺側については、印刷ドット31は、内側から7〜8列まで粘着剤層70で埋め込まれた。埋まっていない印刷ドット31のエアーはあまり目立たなかった。視野内にエアーライン90はなく、外観的に適合する結果が得られた。
ドット密度60%(開口率40%)の場合には、長辺側については、印刷ドット31は、内側から5〜7列まで粘着剤層70で埋め込まれた。埋まっていない印刷ドット31のエアーはあまり目立たなかった。視野内にエアーライン90はなく、外観的に適合限度となった。短辺側については、印刷ドット31は、内側から6〜7列まで粘着剤層70で埋め込まれた。埋まっていない印刷ドット31のエアーはあまり目立たなかった。視野内にエアーライン90はなく、外観的に適合限度となった。
ドット密度70%(開口率30%)の場合には、長辺側については、印刷ドット31は、内側から4〜6列まで粘着剤層70で埋め込まれた。埋まっていない印刷ドット31のエアーが少し目立った。視野内にエアーライン90はないが、上述のエアーの目立ち具合から、本実施例では外観的に不適合となった。短辺側については、印刷ドット31は、内側から5〜6列まで粘着剤層70で埋め込まれた。埋まっていない印刷ドット31のエアーが少し目立った。視野内にエアーライン90はないが、上述のエアーの目立ち具合から、本実施例では外観的に不適合となった。
このように、実施例3においては、構成3の粘着剤層70が150μmの厚さを有し、ドット密度30〜60%の場合に外観的に適合する結果が得られ、特に、ドット密度30〜40%の場合に良好な結果が得られた。
なお、実施例3においては、構成1、2の場合と、構成3の70%の場合については、外観的に不適合な結果が得られたが、その他の条件を変えたときに、良好な結果が得られる可能性もあるので、粘着剤層70が40μm以下の場合と、ドット密度が70%以上の場合に外観的に不適合と断定はできない。
実施例4においては、ドット密度を、実施例3において良好な結果が得られた40%にするとともに、粘着剤層70を構成3よりも薄くした場合について検証を行う。つまり、実施例3において、構成1、2の結果で示したように、粘着剤層70が25〜40μmの厚さの場合には、印刷ドット31がある程度粘着剤層70で埋め込まれているにも拘わらず、視野内のエアーライン90が目立つ結果となった。これは、グラデーション印刷領域36の存在により段差は滑らかになっても、粘着剤層70がベタ印刷の印刷層20に被さると、ガラス基板11との段差分のエアーが貼り合わせ時に入ってしまうからであると考えられる。
図13は、粘着剤層70が25〜40μmの厚さの場合の上述の現象を説明するための図である。図13(A)は、貼り合わせ工程のオートクレーブ処理前の状態を示した図であり、図13(B)は、貼り合わせ工程のオートクレーブ処理後の状態を示した図である。
図13(A)に示すように、粘着剤層70と、表示デバイス100との間には、印刷層20とガラス基板11とで形成された段差により生じる空隙97が発生している。図13(A)の状態から、オートクレーブ処理を行っても、図13(B)に示すように、空隙97が残ってしまう。表示デバイス100のデバイス基板80が十分薄くなれば、貼り合わせ圧力で粘着材層70の傾斜に追従するだけのたわみを生じ、空隙97を消滅させることができるが、2.5mmの厚さを有するガラス基板が用いられている場合には、そのような追従はせず、空隙97が残ってしまう。
よって、本発明の実施例4に係るディスプレイ用前面基板においては、粘着剤層70の寸法を小さくし、グラデーション領域を覆う粘着剤層70の幅を小さくした構成として、その効果を検証することとした。
図14は、実施例4に係るディスプレイ用前面基板44のグラデーション印刷領域37の拡大平面構成図である。図14(A)は、実施例4に係るディスプレイ用前面基板44のグラデーション印刷領域37の長辺側の拡大平面構成図であり、図14(B)は、実施例4に係るディスプレイ用前面基板44のグラデーション印刷領域37の短辺側の拡大平面構成図である。
図14(A)、(B)に示すように、グラデーション印刷領域37のパラメータは、長辺側及び短辺側の双方とも、ドット密度を40%、開始ドット径を0.5mmとしている。また、グラデーション幅は長辺を6.0mm、短辺を8.0mmとし、ドット列数は長辺を9列、短辺を11列としている。そして、粘着剤層70は、長辺のグラデーション幅6mmを覆う寸法とし、短辺のグラデーション幅8mmを覆う寸法とした。
また、実施例4に係るディスプレイ用前面基板44の断面構成は、構成4と構成5の2種類の構成が用意された。構成4は、透明基板10にガラス基板11を用い、ガラス基板11の表面上に有機印刷材料を用いて印刷層20及びグラデーション印刷領域37を形成した。その上に、25μmの粘着剤層51、カバーPET52を積層した。貼り合わせ対象の表示デバイス100には、2.5mmの厚さのガラス基板であるデバイス基板80が2枚用いられた。そして、ディスプレイ用前面基板44と表示デバイス100の貼り合わせには、40μmの粘着剤層70が用いられた。ここで、粘着剤層70の平面的な寸法は、上述した通りである。
一方、構成5は、構成4のうち、粘着剤層70の厚さを150μmにしたものであり、他の構成要素は構成4と同様である。粘着剤層70の平面的な寸法は、上述した通りで、構成4と同様である。
かかる構成のディスプレイ用前面基板44について、表示デバイス100との貼り合わせ工程を行った。
図15は、実施例4に係るディスプレイ用前面基板44の表示デバイス100との貼り合わせの結果を示した表である。図15において、上段は構成4の貼り合わせ結果、下段は構成5の貼り合わせ結果が示されている。
構成4に係るディスプレイ用前面基板44においては、長辺側については、10倍拡大ルーペで確認した所、印刷ドット31は、内側から8〜9列まで粘着剤層70で埋め込まれた。目視で、印刷ドット31のエアーは目立たない状態であった。視野内のエアーライン90は存在せず、外観的に適合する結果が得られた。短辺側については、10倍拡大ルーペで確認した所、印刷ドット31は、内側から10〜11列まで粘着剤層70で埋め込まれた。目視で、印刷ドット31のエアーは目立たない状態であった。視野内のエアーラインは存在せず、外観的に適合する結果が得られた。
構成5に係るディスプレイ用前面基板44においては、長辺側については、10倍拡大ルーペで確認した所、印刷ドット31は、内側から8〜9列まで粘着剤層70で埋め込まれた。目視で、印刷ドット31のエアーは目立たない状態であった。視野内のエアーライン90は存在せず、外観的に適合する結果が得られた。短辺側についても、印刷ドット31は、内側から10〜11列まで粘着剤層70で埋め込まれた。目視で、印刷ドット31のエアーは目立たない状態であった。視野内のエアーライン90は無く、外観的に適合する結果が得られた。
このように、構成4に示したように、粘着剤層70の厚さを40μmとしても、長辺側では視野内のエアーライン90が無く、外観的に適合する結果が得られた。粘着剤層70が150μmの場合は、構成5の短辺側においても、外観的に適合する結果が得られた。このことから、粘着剤層70の厚さは、40μm以上200μm以下の範囲とすることが好ましく、粘着剤層70の平面的な寸法の調整により、良好な外観を得ることができることが分かる。また、実施例2の結果も考慮すると、粘着剤層70の厚さは、25μm以上200μmとしてもよく、上述の粘着剤層70の平面的寸法の他、種々の要素を変更することにより、外観的に良好な貼り合わせが可能なディスプレイ用前面基板40〜44とすることができる。
また、印刷層20の厚さは、4μm以上25μm以下であることが好ましく、8μm以上15μm以下であることが更に好ましい。印刷層20が4μmより薄いと、印刷の透けが発生するおそれがあり、美観を損なうおそれがあるからである。また、25μmより厚くすると、透明基板10との段差が大きくなり、グラデーション印刷部30、32〜37で段差を吸収し切れないおそれがあるからである。
次に、本実施形態に係るディスプレイ用前面基板40を用いたディスプレイ装置について説明する。
図16は、本発明の実施形態に係るディスプレイ装置105の全体構成の一例を示した断面図である。図16において、本実施形態に係るディスプレイ装置105は、ディスプレイ用フィルタ60として構成したディスプレイ用前面基板40と、表示パネル100と、筐体102とを備える。
図16において、ディスプレイ装置105は、プラズマディスプレイ装置として構成されている。プラズマディスプレイ装置は、一般的に、電磁波遮蔽機能、近赤外線カット機能、反射防止機能、色調機能、透過率向上機能、コントラスト向上機能等の機能のうち、1つ以上の機能を有するディスプレイ用フィルタ60を必要とする。よって、ディスプレイ用前面基板40は、そのような機能を有する機能フィルム50(図16には図示せず)を備えたディスプレイ用フィルタ60として構成されている。ディスプレイ用前面基板40は、表示パネル100の表示面に直接貼り合わせられ、画像のボケ等が発生し難い構成となっている。また、筐体102は、ディスプレイ装置105の前面を覆っておらず、ディスプレイ用前面基板40が前面に何も覆われずに設けられ、統一感のある美観を有している。ディスプレイ用前面基板40には、印刷層20中に加飾部21が設けられることは、図3(A)で説明した通りである。本実施形態に係るディスプレイ用前面基板40を表示パネル100に貼り合わせることにより、エアーライン90の発生しない美観に優れたディスプレイ装置105として構成することができる。
なお、図16においては、ディスレイ装置105がプラズマディスプレイ装置として構成されている例を挙げて説明したが、ディスプレイ装置105が液晶ディスプレイ装置として構成されている場合にも、同様に本実施形態に係るディスプレイ用前面基板40を用いることができる。この場合には、不要な機能フィルム50を除去し、ディスプレイ用前面基板40を加飾用の基板として用いればよい。
このように、本実施形態に係るディスプレイ装置105は、従来と同様の機能を備えつつ、優れた美観を備えることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳説したが、本発明は、上述した実施形態に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施形態に種々の変形及び置換を加えることができる。
本発明は、種々のディスプレイ装置と、その前面に配置するディスプレイ用前面基板に利用することができる。
10 透明基板
11、81 ガラス基板
20 印刷層
21 加飾部
30、32〜37 グラデーション印刷領域
31 印刷ドット
40〜44 ディスプレイ用前面基板
50 機能フィルム
51、70 粘着剤層
52 カバーPET
60 ディスプレイ用フィルタ基板
71 セパレータ
80 デバイス基板
90 エアーライン
91〜97 気泡
100 表示デバイス(表示パネル)
102 筐体
105 ディスプレイ装置

Claims (10)

  1. 透明基板の表面の外縁領域に所定厚さを有する加飾用の印刷層が形成され、該印刷層が形成された面を、粘着剤を用いて表示パネルの前面に貼り合わせて用いるディスプレイ用前面基板であって、
    前記印刷層の見切りから所定幅内側の領域に、前記印刷層よりも印刷密度が小さいドットパターンが、外側から内側にドット密度が段階的に小さくなるように形成されたグラデーション印刷領域を設けたことを特徴とするディスプレイ用前面基板。
  2. 前記グラデーション印刷領域は、前記見切りから20mm以内に形成されたことを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ用前面基板。
  3. 前記グラデーション印刷領域は、前記ドット密度が30%〜70%であることを特徴とする請求項1又は2に記載のディスプレイ用ガラス基板。
  4. 前記印刷層の厚さは、4μm以上25μm以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のディスプレイ用前面基板。
  5. 前記透明基板は、ガラス基板であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のディスプレイ用前面基板。
  6. 前記ガラス基板は、板厚が0.7mm以上3.2mm以下であることを特徴とする請求項5に記載のディスプレイ用前面基板。
  7. 前記透明基板の表面には、電磁波遮蔽機能、近赤外線カット機能、反射防止機能、色調機能及びコントラスト向上機能のうち少なくとも1種類以上の機能を有するフィルム又は層が形成され、ディスプレイ用フィルタ基板として構成されたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のディスプレイ用前面基板。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載のディスプレイ用前面基板と、
    画像を表示する表示パネルとを有し、
    該表示パネルの表示面に、前記ディスプレイ用前面基板が粘着剤層により貼り合わせられたことを特徴とするディスプレイ装置。
  9. 前記粘着剤層の厚さは、25μm以上200μm以下であることを特徴とする請求項8に記載のディスプレイ装置。
  10. 前記表示パネルは、プラズマディスプレイパネルであることを特徴とする請求項8又は9に記載のディスプレイ装置。
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