JP3137235U - 発光表示手段を有する装置用のパネルと、そのパネルを備えた装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示部から外部への光の漏れを抑え、様々な凹凸形状の部分にも良好に着色することができ、製造が容易な、発光表示手段を有する装置用のパネルを提供する。
【解決手段】発光表示手段を有する装置の筐体の一部を構成するパネル2が、透光性を有する基材7と、基材7の一部に設けられ、発光表示手段を外部から視認可能にする透光部3と、透光部3を囲むように基材7に設けられた第1の着色部4と、第1の着色部4の外側であって基材7の凹状部分7aを含む領域に設けられた第2の着色部5と、第1の着色部4と第2の着色部5とが重なった積層部分6とを有する。第1の着色部4は、遮光性のインキの印刷(スクリーン印刷法またはパッド印刷法)により形成されており、第2の着色部5は、透光部3と、第1の着色部4の積層部分6となる部分以外の部分とを除いた領域に、遮光性の塗料の、スプレー吹き付けまたはブラシを用いた塗装により形成されている。
【選択図】図2

Description

本考案は、発光表示手段を有する装置用のパネルと、そのパネルを備えた装置に関する。
近年、発光表示手段を有する様々な装置が用いられている。すなわち、テレビ受像器、パーソナルコンピュータやゲーム機用のディスプレイ装置、携帯電話機や携帯情報端末や携帯ゲーム機やカーナビゲーション装置、広告および情報伝達用の表示プレート、電話器や複写機やファクシミリやプリンター等の事務機器と洗濯機や冷蔵庫や炊飯器等の家電製品の操作表示盤などに、バックライトを備えた液晶パネル等のフラットパネル型の発光表示手段が広く用いられている。一般に、いずれの発光表示手段においても、軽量化、小型化、薄型化、および省電力化が求められ、それに加えて表示の鮮明化、高輝度化、および高品位化も求められている。
このように、小型かつ薄型の発光表示手段において、省電力で高輝度かつ鮮明な表示を実現するためには、表示部外への光の漏れを防ぐことが好ましい。すなわち、光が外部へ漏れると、表示媒体を透過して表示に用いられる光が弱くなり、表示の輝度やコントラスト等を著しく低下させる。そのために、光の漏れを防ぐ対策を施さねばならない。
そこで、発光表示手段の前面のパネルにおいて、表示部の周囲を黒く着色することが一般的である。具体的には、透光性のアクリル樹脂板からなる前面パネルの裏面の、表示部の周囲に、スクリーン印刷やパッド印刷等によって黒色のインキを印刷し、それによって黒色の枠状部分を形成している。この黒色の枠状部分が、表示部から外部への光の漏れを遮断することによって、表示の鮮明化および高輝度化が可能になる。
発光表示手段を有する装置の小型化および構成の簡略化を進める上で、黒色の枠状部分を含むパネルを、装置の筐体と一体化することが好ましい。言い換えると、装置の筐体の一部を構成するパネルを、透光性を有するアクリル樹脂板等を基材として、その基材の裏面の、表示部に対向する部分(透光部)の周囲に黒色のインキを印刷して枠状部分を形成すればよい。
通常、装置の筐体の一部をなすパネルは凹凸形状を有しており、特に筐体の角部に当たる部分は、丸みづけられて湾曲している場合が多い。そして、このようなパネルに着色する場合、後日インキがかすれたり剥がれたりすることがないように、透光性を有する基材の裏面側から着色することが望ましい。そうすると、筐体の角部の湾曲部に裏側から、すなわち凹状部分にインキを付けることになる。しかし、一般的なスクリーン印刷やパッド印刷等の印刷法によって凹状部分に万遍なく均一にインキを付けるのは困難である。特に、携帯電話機等のように筐体自体が小型である場合には、凹状部分が特に微細であるため、インキを付けることが非常に困難である。色が薄くなった部分やインキが付いていない部分が生じると、装飾性を損なうとともに、発光表示手段からの光が漏れることもある。
そこで、スクリーン印刷やパッド印刷等の印刷法ではなく、スプレー吹き付けによる塗装法を用いてパネルに塗料を付着させることが考えられる。それによると、微細な凹状部分にも比較的均一に万遍なく塗料を付着させることができる。しかし、スプレー吹き付けやブラシによる塗装法では着色部分の輪郭をさほどシャープにすることができない。すなわち、塗装法によると着色部分のエッジがぼやけてしまう。そうすると、表示部から外部への光の漏れを防ぐという本来の目的が不十分になってしまい、表示の鮮明さや高輝度が得られない。
一方、インサート成形やインモールド成形によって、透光性を有する基材中に着色部分を組み込んだパネルを形成することも考えられる。その場合、表示部を囲む枠状に着色したフィルムやシートを射出金型にインサートした上で、透光性を有する樹脂(例えばアクリル樹脂)の射出成形を行ってパネルを形成する。しかし、インサート成形は、予めフィルムやシートの作製とそのトリミングが必要である。特に、複雑な形状の場合には、熱成形や真空成形や圧空成形等により、フィルムやシートを最終的な製品形状に合わせて予備成形しておく必要がある。このように、フィルムやシートを用いたインサート成形やインモールド成形は、大掛かりな準備工程が必要で製造が煩雑であり、特に多品種少量生産には適していない。また、予め表示部を囲む枠状に着色したフィルムやシートを射出成形金型に嵌め込む際の、枠状の部分の位置精度が乏しく、結果的に表示部から外部への光の漏れを十分に防ぐことができない可能性が高く実用的ではない。
そこで本考案の目的は、表示部から外部への光の漏れを抑えることができ、様々な凹凸形状の部分にも良好に着色することができ、しかも製造が容易な、発光表示手段を有する装置用のパネルと、そのパネルを備えた装置を提供することにある。
本考案は、発光表示手段を有する装置の筐体の一部を構成するパネルであって、透光性を有する基材と、基材の一部に設けられ、発光表示手段を外部から視認可能にする透光部と、透光部を囲むように基材に設けられた第1の着色部と、第1の着色部の外側であって基材の凹状部分を含む領域に設けられた第2の着色部と、第1の着色部と第2の着色部とが重なった積層部分とを有し、第1の着色部と第2の着色部は、色差がΔ1以下の低明度色からなり、第1の着色部は、遮光性のインキの印刷により形成されており、第2の着色部は、透光部と、第1の着色部の積層部分となる部分以外の部分とを除いた領域に、遮光性の塗料の塗装により形成されていることを特徴とする。
この構成によると、発光表示手段に透光部を対向させることによって発光表示手段の表示を外部から視認可能にすることができ、透光部の周囲の第1の着色部によって、表示部から外部への光の漏れを抑えることができる。しかも、第1の着色部は印刷によって形成されているため輪郭が鮮明であり、鮮明かつ高輝度の表示が可能になる。
また、第1の着色部の外側であって基材の凹状部分を含む領域には第2の着色部が塗装によって形成されているため、色むらや未着色部が生じるおそれが小さく、良好な装飾性が得られる。そして、積層部分が設けられているため、両着色部の境界線が目立たなくなっている。
第1の着色部は、スクリーン印刷法またはパッド印刷法により形成されており、第2の着色部は、スプレー吹き付けまたはブラシを用いた塗装により形成されている。
本考案の装置は、前記したいずれかの構成のパネルと、パネルの透光部に対向するように筐体内に配置されている発光表示手段とを有する。
本考案によると、発光表示手段の表示部から外部への光の漏れを抑えることができ、鮮明かつ高輝度の表示が可能になるとともに、凹凸形状を有するパネルであっても、色むらや未着色部の発生を抑え、良好な装飾性が得られる。しかも、両着色部の境界線が目立ちにくい。
以下、本考案の実施の形態について説明する。
図1は、本考案を採用した装置の一例である携帯電話機1を示す図である。この携帯電話機1は、図示しないマイクとスピーカと通信手段によって電話機能部を構成するとともに、時刻や通信履歴や様々な画像等を表示するための発光表示手段を有している。携帯電話機1自体の構成は公知であるのでこれ以上の説明は省略する。
本実施形態では、この携帯電話機1の筐体の一部を構成するパネル2に本考案を採用している。このパネル2は透光部3を有し、この透光部3を介して、筐体の内部に配置された発光表示手段の表示部を外部から視認可能にしたものである。
図2(a)はこのパネル2の平面図、図2(b)はその正面図、図2(c)はその正面断面図、図2(d)は図2(c)の要部拡大図である。パネル2は、透光性を有する樹脂(例えばアクリル樹脂)からなる基材7に、無着色部である透光部3と、透光部を囲むように形成された第1の着色部4と、第1の着色部の外側の領域に形成された第2の着色部5とが設けられている。そして、第1の着色部4と第2の着色部5とが重なった積層部分6が設けられている。第1の着色部4は、黒色または黒に近い低明度色のインキが印刷により塗布されたものである。印刷とは印刷版を用いてインキを付ける方法であり、ここではスクリーン印刷やパッド印刷が用いられる。第2の着色部5は、第1の着色部4を形成するインキと同様に黒色または黒に近い低明度色の塗料が塗装により塗布されたものである。塗装とは印刷版を用いずに塗料を付ける方法であり、ここではスプレー吹き付けやブラシ(刷毛または筆)を用いる塗装が用いられる。第1の着色部4を形成しているインキと第2の着色部5を形成している塗料は、色差がΔ1以下、好ましくはΔ0.5以下である。
図2に示すパネル1の製造方法について説明すると、まず透光性を有する樹脂の射出成形によって、基材7を形成する。このとき、図1に示す携帯電話機の筐体の一部を構成するために、基材7は凹凸形状を有している。この基材7を着色する上で、着色部のかすれや剥がれを防ぐために、筐体構成時に内側になる基材7の裏面側に着色するのが一般的である。そして、一般的な形状では、基材7の裏面側には、筐体の角部に相当する位置に凹状部分7aが存在する。
次に、基材7の裏面の、無着色部である透光部3を囲む領域に、図3に示すように、印刷版としてパッド8を用いてパッド印刷を実施して、低明度のインキを基材7に付着させることによって第1の着色部4を形成する。このとき、第1の着色部4は透光部3を含む狭い領域に形成しており、その領域内に凹凸形状はほとんど存在しないので、パッド印刷によって良好な着色ができる。
第1の着色部4が形成された基材に対して、図4に示すように、透光部3と、第1の着色部4の外周付近(積層部分6になる部分)とを除く領域を、マスク9によってマスキングした上で、スプレー手段10を用いて吹き付け塗装する。こうして、第2の着色部5を形成する。なお、第1の着色部4の外周付近はマスク9によってマスキングされていないので、第1の着色部4と第2の着色部5が重なった積層部分6が生じている。
このようにして製造したパネル2を組み込んで筐体を構成し、その筐体の内部に電話機能部に加えて2つの発光表示手段が設けて、携帯電話機1を構成している。1つの発光表示手段は開閉式の携帯電話機の内側に向いたディスプレイを構成し、もう1つの発光表示手段は外側に向いたディスプレイを構成する。ここで例に挙げているパネル2は、外側に向いたディスプレイを構成する発光表示手段の前面パネルとなる。
この構成によると、発光表示手段の表示部に対向する位置に透光部3が設けられているため、表示を外部から視認することができる。そして、この透光部3を囲むように、低明度のインキ、少なくとも遮光性を有するインキからなる第1の着色部4が設けられている。この第1の着色部4は、パッド印刷またはスクリーン印刷等の印刷法により形成されているため、輪郭が鮮明(エッジがシャープ)であるため、表示部から外部への光の漏れを効果的に抑えることができる。従って、光の漏れによる光量不足が生じることを防ぎ、低消費電力の発光表示手段であっても高輝度かつ鮮明な表示が可能になる。一方、第2の着色部5はスプレー吹き付けまたはブラシを用いた塗装により形成されているため、凹状部分7aにおいても、比較的均一に万遍なく塗料を付けることができる。したがって、パネルの一部に色の薄い部分が生じたりすることがなく、装飾的な効果を損なわない。さらに、第1の着色部4と第2の着色部5の境界の部分に、両者が重なった積層部分6が存在するため、光の漏れを招く隙間が生じない。しかも、第1の着色部4および第2の着色部5は低明度のインキまたは塗料により形成されているため、境界部分が外部から目立たない。特に、第1の着色部4のインキと第2の着色部5の塗料の色差がΔ1以下、好ましくはΔ0.5以下であると、外部からは両着色部4,5の境界の輪郭線(積層部分の輪郭線)がほとんど見分けられず、1回の着色のみが行われた単色のパネルのように見える。なお、第1の着色部4と第2の着色部5を形成する順番は入れ替えても構わない。
仮に、パネル2の裏面全体をパッド印刷またはスクリーン印刷等の印刷法によって着色すると、着色部の輪郭が鮮明で、表示部から外部への光の漏れを効果的に抑えることができるが、凹状部分7aに着色することが困難である。そうすると、色むらや未着色部が生じてしまい、装飾的な効果が損なわれるとともに、色の薄い部分や未着色部から光が漏れるおそれがある。一方、パネル2の裏面全体をスプレー吹き付けまたはブラシを用いた塗装法によって着色すると、凹状部分7aにも良好に着色することができ、色むらや未着色部がなく良好な装飾的効果が得られるが、着色部の輪郭がぼやけるため、表示部から外部への光の漏れが生じる。その結果、表示の鮮明さおよび輝度が不十分になる。
これに対し本実施形態では、前記したとおり、表示部3の周囲は印刷によって着色した第1の着色部4であり、第1の着色部1の外側の、凹状の部分7aを含む領域は塗装法によって着色した第2の着色部5であるため、鮮明かつ高輝度の表示と、凹状部分7aを含めて均一で万遍ない着色とが両立できる。しかも、各着色部4,5の境界線が外部から目立たない。
図2に示す第1の実施形態では、パネル2全体を低明度で遮光性を有する黒色(または黒に近い色)にする例について説明した。次に、本考案を実施して黒以外の色のパネルを製造する第2の実施形態について説明する。この実施形態では、第1の着色部4および第2の着色部5を形成する前の基材7(図5(a),(b)参照)の裏面に、半透光性のカラークリアー層11とハーフミラー膜12を形成する(図6(a),(b)参照)。この例では、カラークリアー層11は携帯電話機1の筐体の色を決める層であり、黒色などの低明度色に限定される必要はなく、赤、青、白など様々な色にすることができる。ハーフミラー膜12は、薄い金属蒸着膜からなり、通常は鏡面状であり、裏面側から発光すると光を透過するものである。カラークリアー層11とハーフミラー層12は、発光表示手段に対向する部分、すなわち透光部3に対向する部分も含めて、基材7の全面に形成されている。
そして、低明度で遮光性のインキを印刷することにより、透光部3を囲む第1の着色部4を形成し(図7(a),(b)参照)、第1の着色部4の外側の、凹状部分7aを含む領域に、低明度で遮光性の第2の着色部5を形成する(図8(a),(b)参照)。そして、第1の着色部4と第2の着色部5が重なった積層部分6を生じさせる。なお、第1の着色部4、第2の着色部5、および積層部分6の形成および作用効果に関しては、前記した第1の実施形態と同様であるためこれ以上の説明を繰り返すことはしない。
本実施形態のパネル2を用いて筐体を構成した装置(携帯電話機1)の場合、表示部から外部への光の漏れは、第1の着色部4および第2の着色部によって防止され、鮮明で高輝度の表示を実現することができる。そして、この筐体を外部から見た場合、すなわちパネル2を表面(前面)側から見た場合、第1および第2の着色部4,5の上にハーフミラー膜11が存在し、さらにその上にカラークリアー層12が存在する。従って、外部から透光性の基材7を介して目に入るのは、鏡面状のハーフミラー膜11上のカラークリアー層12であり、カラークリアー層12の色に光沢をつけた色彩に見える。この時、第1および第2の着色部4,5の黒色(または黒に近い色)はハーフミラー膜11に遮られて外部からは見えない。このように、本実施形態によると、表示部から外部への光の漏れを抑えながらも、外部から見える色を、光の漏れの防止のための黒色(または黒に近い色)に限定することなく自由に選択することができるため、装飾上の利点が大きい。
なお、本実施形態では、発光表示手段に対向する部分にもハーフミラー膜11およびカラークリアー層12が設けられているが、発光表示手段が発光表示しているときには、その光がハーフミラー膜11およびカラークリアー層12を透過して表示が明瞭に視認できる。そして、発光表示手段が発光していないときには、鏡面状になるか、あるいは、暗くなっている。例えば、発光表示手段が液晶パネルであってバックライトがオフになっているときには、液晶パネル自体が比較的暗い色調であるので、筐体の外部からその暗い色調が見られる。
次に、図9(a)〜(d)に示す第3の実施形態について説明する。この実施形態は、第1の実施形態と実質的に同様な構成であるが、発光表示手段を備えた装置として、携帯電話機1ではなくテレビ受像器を用いて本考案を実施している。すなわち、テレビ受像器の筐体を構成する前面パネル2を、透光性を有する基材7に、発光表示手段に対向する無着色部である透光部3と、透光部3を囲む第1の着色部4を形成し、第1の着色部4の外側の、凹状の部分7aを含む領域に、低明度で遮光性の第2の着色部5を形成する。そして、第1の着色部4と第2の着色部5が重なった積層部分6を生じさせている。
なお、テレビ受像器において、テレビ画面をなす大型表示パネルの部分も発光表示手段の一種であるため、それを第1の着色部4によって囲んで表示部から外部への光の漏れを抑える構成にしてもよい。しかし、この大型表示パネルの全光量に比べると、外部に漏れる可能性のある光量は非常に微々たるものであり、光の漏れが生じても大型表示パネルの表示にはほとんど影響がない。そのため、本実施形態では、大型表示パネルの周囲には第1の着色部4は設けていない。その代わり、大型表示パネルの外側に配置された操作確認ランプ等の発光表示手段から外部への光の漏れを抑えるために、本考案を実施している。本実施形態の構成および作用効果については、前記した第1の実施形態と実質的に同じであるので説明を省略する。
本考案の第1の実施形態の携帯電話機を示す斜視図である。 (a)は図1の携帯電話機のパネルを示す平面図、(b)はその正面図、(c)はその正面断面図、(d)は(c)のI部拡大図である。 第1の着色部を形成するための印刷法を示す模式図である。 第2の着色部を形成するための塗装法を示す模式図である。 本考案の第2の実施形態の携帯電話機のパネルの基材を示す平面図、(b)はその正面断面図である。 図5に示すパネルの、カラークリアー層およびハーフミラー膜を形成した状態を示す平面図、(b)はその正面断面図である。 図5に示すパネルの、第1の着色部を形成した状態を示す平面図、(b)はその正面断面図である。 図5に示すパネルの、第2の着色部を形成した状態を示す平面図、(b)はその正面断面図である。 本考案の第3の実施形態のテレビ受像器のパネルを示す平面図、(b)はその背面図、(c)はその要部側面断面図、(d)は(c)のII部拡大図である。
符号の説明
1 携帯電話機(発光表示手段を有する装置)
2 パネル
3 透光部(無着色部)
4 第1の着色部
5 第2の着色部
6 積層部分
7 基材
7a 凹状の部分
8 パッド(印刷版)
9 マスク
10 スプレー手段
11 カラークリアー層
12 ハーフミラー膜

Claims (3)

  1. 発光表示手段を有する装置の筐体の一部を構成するパネルであって、
    透光性を有する基材と、
    前記基材の一部に設けられ、前記発光表示手段を外部から視認可能にする透光部と、
    前記透光部を囲むように前記基材に設けられた第1の着色部と、
    前記第1の着色部の外側であって前記基材の凹状部分を含む領域に設けられた第2の着色部と、
    前記第1の着色部と前記第2の着色部とが重なった積層部分と
    を有し、
    前記第1の着色部と前記第2の着色部は、色差がΔ1以下の低明度色からなり、
    前記第1の着色部は、遮光性のインキの印刷により形成されており、
    前記第2の着色部は、前記透光部と、前記第1の着色部の前記積層部分となる部分以外の部分とを除いた領域に、遮光性の塗料の塗装により形成されている、
    パネル。
  2. 前記第1の着色部は、スクリーン印刷法またはパッド印刷法により形成されており、前記第2の着色部は、スプレー吹き付けまたはブラシを用いた塗装により形成されている、請求項1に記載のパネル。
  3. 請求項1または2に記載のパネルと、前記パネルの前記透光部に対向するように前記筐体内に配置されている前記発光表示手段と、を有する装置。
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