JP2012028253A - 接点機構及びこれを使用した電磁接触器 - Google Patents

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Abstract

【課題】可動接触子の可動方向の厚みを薄くする扁平な構成で通電時に可動接触子を開極させる電磁反発力を抑制することができる接点機構及びこれを使用した電磁接触器を提供する。
【解決手段】通電路に介挿された固定接触子2及び可動接触子3を有する接点機構CMであって、固定接触子2は、所定間隔を保って固定配置された一対の平板導体21a,21bを有し、可動接触子3は、固定接触子の一対の平板導体21a,21bに対向して接離可能に配設された平板導体30を有し、固定接触子2及び可動接触子3の平板導体の互いに対向する幅方向の少なくとも両側位置にそれぞれ同一方向の電流が流れる電流路25a,25b,26a,26b、33a,33b、34a,34bを形成して、可動接触子3を固定接触子2に押し付けるローレンツ力を発生する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電流路に介挿された固定接触子及び可動接触子を備えた接点機構及びこれを使用した電磁接触器に関し、通電時の可動接触子を固定接触子から離反させる電磁反発力に抗するローレンツ力を発生するようにしたものである。
電流路の開閉を行う接点機構として、従来、例えば、回路遮断器や限流器、電磁接触器など、電流遮断時に容器内でアークが発生する開閉器に適用する固定接触子として、固定接触子を側面からみてU字形状に折り返し、折り返し部に固定接点を形成し、この固定接点に可動接触子の可動接点を接離可能に配設した構成とすることにより、大電流遮断時に可動接触子に作用する電磁反発力を大きくすることにより開極速度を大きくして、アークを急速に引き伸ばすようにした開閉器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−210170号公報
ところで、上記特許文献1に記載の従来例にあっては、固定接触子を側面から見てU字形状として発生する電磁反発力を大きくするようにしており、この大きな電磁反発力によって、短絡等による大電流を遮断する大電流遮断時の可動接触子の開極速度を大きくして、アークを急速に引き伸ばし、事故電流を小さな値に限流することができるものである。しかしながら、大電流を取り扱う電磁接触器では、大電流の通電時に可動接触子が電磁反発力によって開極することを阻止する必要があり、上述した特許文献1に記載の従来例を適用することはできず、一般的には可動接触子を固定接触子に対する接触圧を確保する接触スプリングのバネ力を大きくすることにより対処している。
このように接触スプリングによる接触圧を大きくすると、可動接触子を駆動する電磁石で発生する推力も大きくする必要があり、全体の構成が大型化するという未解決の課題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、可動接触子の可動方向の厚みを薄くする扁平な構成で通電時に可動接触子を開極させる電磁反発力を抑制することができる接点機構及びこれを使用した電磁接触器を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の一の形態に係る接点機構は、通電路に介挿された固定接触子及び可動接触子を有する接点機構である。この接点機構は、前記固定接触子が、所定間隔を保って固定配置された一対の平板導体を有し、前記可動接触子が、前記固定接触子の一対の平板導体に対向して接離可能に配設された平板導体を有し、前記固定接触子及び前記可動接触子の平板導体の互いに対向する幅方向の少なくとも両側位置にそれぞれ同一方向の電流が流れる電流路を形成したことを特徴としている。
この構成によると、固定接触子及び可動接触子の双方を扁平な平板導体で構成しながら、平板導体の幅方向両側に同一方向の電流を流す電流路を形成することにより、通電時に可動接触子を固定接触子に押し付ける方向のローレンツ力を発生させて可動接触子の開極を抑制することができる。
また、本発明の他の形態に係る接点機構は、前記固定接触子及び前記可動接触子の何れか一方の平板導体に、幅方向の両側部に電流路を形成するU字状溝を表裏に貫通して形成するとともに、該U字状溝で囲まれる板部に接点部を形成し、他方の平板導体に、前記U字状溝の前記電流路と対向する電流路を形成する貫通孔を形成したことを特徴としている。
この構成によると、U字状溝によって固定接触子(又は可動接触子)の平板導体の幅方向の両側に電流路を形成し、貫通孔によって可動接触子(又は固定接触子)の平板導体の幅方向両側に電流路を形成し、両電流路に同一方向の電流が流れることにより、可動接触子を固定接触子に押し付けるローレンツ力を発生させ、可動接触子の開極を抑制することができる。
また、本発明の他の形態に係る接点機構は、前記固定接触子の一対の平板導体の内側寄り位置に内側を開放するU字状溝を形成するとともに、該U字状溝に囲まれる板部に固定接点部を形成し、前記可動接触子の平板導体の両端に前記固定接点部に対向する一対の可動接点部を形成し、該一対の可動接点部の内側に幅方向両側に電流路を形成する貫通孔を形成したことを特徴としている。
この構成によっても、固定接触子及び可動接触子の双方に互いに対向して同一方向の電流が流れる電流路が形成されることにより、可動接触子を固定接触子に押し付けるローレンツ力を発生させて可動接触子の開極を抑制することができる。
また、本発明の他の形態に係る接点機構は、前記固定接触子の一対の平板導体の内側端部位置に固定接点部を形成し、該固定接点部の外側に幅方向両側に電流路を形成する貫通孔を形成し、前記可動接触子の平板導体の前記固定接点部に対向する位置にそれぞれ外方を開いたU字状溝を形成するとともに、該U字状溝で囲まれる板部に当該固定接点部に対向する可動接点部を形成したことを特徴としている。
この構成によっても、固定接触子及び可動接触子の双方に互いに対向して同一方向の電流が流れる電流路が形成されることにより、可動接触子を固定接触子に押し付けるローレンツ力を発生させて可動接触子の開極を抑制することができる。
また、本発明の一の形態に係る電磁接触器は、上記各形態の何れか1つの形態の接点機構構を備え、前記可動接触子が操作用電磁石の可動鉄心に連結され、前記固定接触子が外部接続端子に接続されていることを特徴としている。
この構成によると、電磁接触器の通電時に可動接触子及び固定接触子間を開極させる電磁反発力に抗するローレンツ力を発生させて、可動接触子を固定接触子に接触させる接触スプリングのバネ力を小さくすることができる。これに応じて、可動接触子を駆動する電磁石の推力も小さくすることができ、小型な電磁接触器を提供することができる。
本発明によれば、接点機構を構成する固定接触子及び可動接触子をともに平板導体で形成しながら、大電流通電時の固定接触子及び可動接触子に生じる開極方向の電磁反発力に抗するローレンツ力を発生することができる。このため、機械的押圧力を使用することなく大電流通電時の可動接触子の開極を確実に防止することができる。
また、上記効果を有する接点機構を電磁接触器に適用することにより、扁平な接点機構で閉成状態での大電流通電時に可動接触子が開極することを確実に防止することができ、小型な電磁接触器を適用することができる。
本発明を電磁接触器に適用した場合の第1の実施形態を示す断面図である。 本発明の接点機構の第1の実施形態を示す図であって、(a)は斜視図、(b)は開成時の接点機構を示す断面図、(c)は閉成時の接点機構を示す断面図、(d)は閉成時の電流経路を示す平面図である。 本発明の接点機構の第2の実施形態を示す図であって、(a)は斜視図、(b)は開成時の接点機構を示す断面図、(c)は閉成時の接点機構を示す断面図、(d)は閉成時の電流経路を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1において、1は例えば合成樹脂製の本体ケースである。この本体ケース1は、上部ケース1aと下部ケース1bの2分割構造を有する。上部ケース1aには、接点機構CMが内装されている。この接点機構CMは、上部ケース1aに固定配置された固定接触子2と、この固定接触子2に接離自在に配設された可動接触子3とを備えている。
また、下部ケース1bには、可動接触子3を駆動する操作用電磁石4が配設されている。この操作用電磁石4は、E字脚型の積層鋼板で形成された固定鉄心5と、同様にE字脚型の積層鋼板で形成された可動鉄心6とが対向して配置されている。
固定鉄心5の中央脚部5aにはコイルホルダ7に巻装された単相交流が供給される電磁コイル8が固定されている。また、コイルホルダ7の上面と可動鉄心6の中央脚6aの付け根との間に可動鉄心6を固定鉄心5から離れる方向に付勢する復帰スプリング9が配設されている。
さらに、固定鉄心5の外側脚部の上端面にはシェーディングコイル10が埋め込まれている。このシェーディングコイル10によって、単相交流電磁石において交番磁束の変化による電磁吸引力の変動、騒音及び振動を抑制することができる。
そして、可動鉄心6の上端に接触子ホルダ11が連結されている。この接触子ホルダ11にはその上端側に軸直角方向に形成された挿通孔11aに、可動接触子3が接触スプリング12によって固定接触子2に対して所定の接触圧を得るように下方に押圧されて保持されている。
接点機構CMを構成する固定接触子2及び可動接触子3は、図2(a)〜(c)に示すように、共に平板状に形成されている。
固定接触子2は、可動接触子3の可動方向と直交する方向に、互いに所定間隔を保って配設された平面から見て長方形状の平板導体21a,21bを有する。これら平板導体21a,21bは、両者間の中心を通る線で線対称に形成されており、可動接触子3の長手方向端部に対向する位置に、開放端面が内方端面側となるU字状溝22a,22bが表裏に貫通して形成され、これらU字状溝22a及び22bで囲まれる板部23a,23bの可動接触子3との対向面に固定接点部24a,24bが形成されている。
一方、可動接触子3は、図2(a)〜(c)に示すように、平板導体30に、固定接触子2の平板導体21a,21bにおけるU字状溝22a及び22bで囲まれる板部23a,23bに対向する位置に互いに離隔した方形の貫通孔31a,31bが形成されている。これら貫通孔31a,31bによって、平板導体30の幅方向の両側に電流路が形成される。また、各貫通孔31a,31bの外方側端部における固定接触子2の固定接点部24a,24bに対向する下面に可動接点部32a,32bが形成されている。
次に、上記第1の実施形態の動作を説明する。
今、操作用電磁石4の電磁コイル8が非通電状態であるときには、固定鉄心5と可動鉄心との間に吸引力が発生せず、可動鉄心6が復帰スプリング9によって上方の位置にある。このため、接触子ホルダ11が図2(b)に示すように上方の位置となるので、固定接触子2の平板導体21a,21bと可動接触子3とが離間し、両者の固定接点部24a,24bと可動接点部32a、32bとが離間して、接点機構CMが開成状態となっている。
この接点機構CMの開成状態から、操作用電磁石4の電磁コイル8に単相交流を供給すると、固定鉄心5に可動鉄心6が復帰スプリング9に抗して吸引されることにより、接触子ホルダ11が下降し、接点機構CMの固定接触子2の固定接点部24a,24bと可動接触子3の可動接点部32a,32bとが接触して、接点機構CMが閉成状態となる。
この接点機構CMの閉成状態では、図2(d)に示すように、外部接続端子2iから入力される例えば直流電源からの大電流が平板導体21aに左端側に入力され、U字状溝22aで囲まれる板部23aに固定接点部24aが形成されているので、平板導体21aに入力された大電流は、U字状溝22aの両側面側の電流路25a,26aを通って板部23aに入り、固定接点部24aから可動接触子3の可動接点部32aに供給される。
この可動接点部32aに供給された大電流は、貫通孔31aの両側面側の電流路33a,34aを通り、貫通孔31bの両側面側の電流路33b,34bを通って可動接点部32bから平板導体21bの固定接点部24bに供給される。
この固定接点部24bに供給された大電流は、板部23bからU字状溝22bの両側面側の電流路25b,26bを通り、平板導体21aの右端側から外部接続端子2jを通って負荷に供給される。
このとき、互いに対向する固定接触子2の平板導体21aの電流路25a,26aと可動接触子3の電流路33a,34aとを通る電流の方向が同一方向となり、同様に互いに対向する可動接触子3の側板部33b,34bと固定接触子2の平板導体21bの側板部25b,26bとを通る電流の方向が同一方向となる。
このため、可動接触子3の電流路33a,34a及び33b,34bにはフレミングの左手の法則によって下向きのローレンツ力が発生する。このローレンツ力によって固定接点部24a,24b及び可動接点部32a,32b間に発生する開極方向の電磁反発力を抑制することができ、可動接触子3の開極を防止することができる。
したがって、可動接触子3を開極させる方向の電磁反発力が発生しても、これに抗するローレンツ力を固定接触子2及び可動接触子3で発生させることができるので、可動接触子3が開極することを確実に抑制することができる。このため、可動接触子3を支持する接触スプリング12の押圧力を小さくすることができ、これに応じて操作用電磁石4で発生する推力も小さくすることができ、電磁接触器全体の構成を小型化することができる。
しかも、この場合、固定接触子2及び可動接触子3が共に扁平な平板導体21a,21b及び30で構成され、これら平板導体21a,21b及び30の互いに対向する幅方向両側に同一方向の電流を流す電流路を形成するだけで、可動接触子3を固定接触子2側に押し付けるローレンツ力を発生することができ、接点機構CMを構成する固定接触子2及び可動接触子3の可動接触子3の可動方向の厚みを薄くすることができる。
また、固定接触子2及び可動接触子3の加工を容易に行うことができるとともに、別途開極方向の電磁反発力に抗する電磁力又は機械力を発生する他の部材を必要としないので、部品点数が増加することはなく、全体の構成が大型化することを抑制することができる。
次に、本発明の第2の実施形態を図3に基づいて説明する。
この第2の実施形態では、固定接触子に貫通孔を形成し、可動接触子にU字状溝を形成するようにしたものである。
すなわち、第2の実施形態では、図3(a)〜(d)に示すように、固定接触子2の平板導体21a,21bの互いに対向する端面側に固定接点部41a,41bを形成し、これら固定接点部41a,41bの外側に方形の貫通孔42a,42bを形成することにより、平板導体21a,21bの幅方向両側に電流路43a,44a、43b、44bを形成している。
一方、可動接触子3には、平板導体30の固定接触子2の固定接点部41a,41bに対向する位置に、開放端部を外側とするU字状溝51a,51bが表裏を貫通して形成され、これらU字状溝51a,51bで囲まれる板部52a,52bに固定接点部41a,41bと対向する可動接点部53a,53bが形成されている。そして、U字状溝51a,51bの幅方向外側となる両側部にそれぞれ電流路54a,55a、54b,55bが形成されている。
この第2の実施形態によると、操作用電磁石4の電磁コイル8が非通電状態である状態では、前述した第1の実施形態と同様に、接触子ホルダ11が上方に上昇しており、図3(b)に示すように、固定接触子2に対して可動接触子3が上方側に離間して、接点機構CMが開成状態となっている。
この接点機構CMの開成状態から、操作用電磁石4の電磁コイル8に単相交流を通電すると、固定鉄心5によって可動鉄心6が復帰スプリング9に抗して吸引される。これによって、接触子ホルダ11が下降して図3(c)に示すように、固定接触子2の固定接点部41a,41bに可動接触子3の可動接点部53a,53bが接触スプリング12による接触圧で接触し、接点機構CMが閉成状態となる。
接点機構CMの閉成状態では、図3(d)に示すように、外部接続端子2iから入力される大電流iが固定接触子2の平板導体21aに左側から供給される。この平板導体21aに供給された大電流iは、貫通孔42aの幅方向両側の電流路43a,44aを通って固定接点部41aから可動接触子3の可動接点部53aに供給される。
可動接触子3では、可動接点部53aから供給される大電流iが板部52aからU字状溝51aの幅方向両側の電流路54a,55aを通り、さらにU字状溝51bの幅方向両側の電流路54b,55bを通り、板部52bから可動接点部53bを通じて固定接触子2の平板導体21bの固定接点部41bに供給される。
この固定接点部41bに供給された大電流iは、貫通孔42bの幅方向両側の電流路43b,44bを通って外部接続端子2jから負荷(図示せず)に供給される。
このため、固定接触子2の平板導体21a,21bの電流路43a,44a、43b,44bを流れる大電流iと、可動接触子3の電流路43a,44a、43b,44bに対向する電流路54a,55a、54b,55bを流れる大電流iとが同一方向となる。このため、前述した第1の実施形態と同様に、固定接触子2及び可動接触子3間に発生する電磁反発力に抗して可動接触子3に対して固定接触子2側に押し付けるローレンツ力が発生する。したがって、前述した第1の実施形態と同様に、可動接触子3が開極することを確実に抑制することができる。このため、可動接触子3を支持する接触スプリング12の押圧力を小さくすることができ、これに応じて操作用電磁石4で発生する推力も小さくすることができ、電磁接触器全体の構成を小型化することができる。
しかも、この場合、固定接触子2及び可動接触子3が共に扁平な平板導体21a,21b及び30で構成され、これら平板導体21a,21b及び30の互いに対向する幅方向両側に同一方向の電流を流す電流路を形成するだけで、可動接触子3を固定接触子2側に押し付けるローレンツ力を発生することができ、接点機構CMを構成する固定接触子2及び可動接触子3の可動接触子3の可動方向の厚みを薄くすることができる。
また、固定接触子2及び可動接触子3の加工を容易に行うことができるとともに、別途開極方向の電磁反発力に抗する電磁力又は機械力を発生する他の部材を必要としないので、部品点数が増加することはなく、全体の構成が大型化することを抑制することができる。
なお、上記第1及び第2の実施形態においては、固定接触子2及び可動接触子3を平面からみて長方形の平板導体21a,21b及び30で構成した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、平行四辺形状に形成したり、楕円形状に形成したりすることができる。
また、固定接触子2及び可動接触子3に形成する電流路も直線状とする場合に限らず、円弧状や波形状とすることもでき、要は固定接触子2及び可動接触子3に互いに対向する複数の電流路を形成し、各電流路に同一方向に電流を流すようにすれば良いものである。
さらに、U字状溝22a,22b、51a,51b内に絶縁材を充填するようにしてもよい。
また、本発明による接点機構CMは電磁接触器に適用する場合に限らず、他の開閉器等の任意の機器に適用することができる。
1…本体ケース、1a…上部ケース、1b…下部ケース、2…固定接点、2i,2j…外部接続端子、3…可動接触子、4…操作用電磁石、5…固定鉄心、6…可動鉄心、8…電磁コイル、9…復帰スプリング、11…接触子ホルダ、12…接触スプリング、13…ストッパ、21a,21b…平板導体、22a,22b…U字状溝、23a,23b…板部、24a,24b…固定接点部、25a,25b,26a,26b…電流路、30…平板導体、31a,31b…貫通孔、32a,32b…固定接点部、33a,33b,34a、34b…電流路、41a,41b…固定接点部、42a,42b…貫通孔、43a,43b,44a,44b…電流路、51a,51b…U字状溝、52a,52b…板部、53a,53b…可動接点部、54a,54b,55a,55b…電流路

Claims (5)

  1. 通電路に介挿された固定接触子及び可動接触子を有する接点機構であって、
    前記固定接触子は、所定間隔を保って固定配置された一対の平板導体を有し、
    前記可動接触子は、前記固定接触子の一対の平板導体に対向して接離可能に配設された平板導体を有し、
    前記固定接触子及び前記可動接触子の平板導体の互いに対向する幅方向の少なくとも両側位置にそれぞれ同一方向の電流が流れる電流路を形成したことを特徴とする接点機構。
  2. 前記固定接触子及び前記可動接触子の何れか一方の平板導体に、幅方向の両側部に電流路を形成するU字状溝を表裏に貫通して形成するとともに、該U字状溝で囲まれる板部に接点部を形成し、
    他方の平板導体に、前記U字状溝の前記電流路と対向する電流路を形成する貫通孔を形成した
    ことを特徴とする請求項1に記載の接点機構。
  3. 前記固定接触子の一対の平板導体の内側寄り位置に内側を開放するU字状溝を形成するとともに、該U字状溝に囲まれる板部に固定接点部を形成し、
    前記可動接触子の平板導体の両端に前記固定接点部に対向する一対の可動接点部を形成し、該一対の可動接点部の内側に幅方向両側に電流路を形成する貫通孔を形成した
    ことを特徴とする請求項1に記載の接点機構。
  4. 前記固定接触子の一対の平板導体の内側端部位置に固定接点部を形成し、該固定接点部の外側に幅方向両側に電流路を形成する貫通孔を形成し、
    前記可動接触子の平板導体の前記固定接点部に対向する位置にそれぞれ外方を開いたU字状溝を形成するとともに、該U字状溝で囲まれる板部に当該固定接点部に対向する可動接点部を形成した
    ことを特徴とする請求項1に記載の接点機構。
  5. 前記請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の接点機構を備え、前記可動接触子が操作用電磁石の可動鉄心に連結され、前記固定接触子が外部接続端子に接続されていることを特徴とする電磁接触器。
JP2010168177A 2010-07-27 2010-07-27 接点機構及びこれを使用した電磁接触器 Pending JP2012028253A (ja)

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