JP2012028236A - Led光源を有する屋内照明器具 - Google Patents

Led光源を有する屋内照明器具 Download PDF

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Abstract

【課題】面光源の光を効率的に利用することができ,且つ,マルチシャドーの発生を防止できる屋内照明器具を提供する。
【解決手段】回転体形状の内面を備え,光の照射方向前方に開放した開口部35を有する全体として略碗形に形成されたリフレクタ3内に,LED面光源4を収容し,光源からの光をリフレクタ3で反射させて開口部35より照射する。LED面光源4は,発光部41を開口部35に向けてリフレクタ3内に収容されていると共に,前記発光部41に対向して,中心部が光源4方向に膨出する断面略円弧状に形成された中央部62と,この中央部62の外周縁を前記開口部35方向に窪ませた凹条を成す断面略円弧状の周縁部63を備えた反射面を有する反射板6が設けられており,発光部41より照射された光を,前記反射板6,リフレクタ3の第1回転放物面32で反射すると共に,第2回転放物面33で反射し,これらを合成して照明に利用する。
【選択図】図1

Description

本発明はLED光源を備える屋内照明器具に関し,より詳細にはLED光源からの照射光を拡散光に制御して,LED光源にもかかわらず,淡い集光型の配光を得ることのできる,LED光源を備えた屋内照明器具に関する。
従来,光源として使用されている白熱電球や蛍光灯に比較して,LEDは同じ照度をより低い消費電力で得ることができると共に,白熱電球や蛍光灯に比較して長寿命であることから,白熱電球や蛍光灯に代わりLED光源を備えた屋内照明器具も普及しつつある。
ここで,白熱電球や蛍光灯等を光源として使用した既知の一屋内照明器具において,光源の光が直接視界に入る場合には不快な眩しさを感じることから,例えば図7に示すように屋内照明器具にシェードやコーン等の遮光体111を取り付けることにより,角度Xの範囲において光源112が直接視界に入らないようにする,所謂「カットオフアングル」が設定されており,LEDを光源とした屋内照明器具においても同様の方法により光源112が直接視界に入らないようにすることで,不快な眩しさの発生を防止することができる。
また,前述したように光源が直接視界に入ることによる不快さを防止するための別の方法としては,一例として図8に示すようにルーバー207に取り付けたLED209を反射器205の反射面に向けて配置し,反射器205で反射した反射光を照明に使用することで前述した不快な眩しさを感じないようにすることも提案されている(特許文献1参照)。
特表2009−516330号公報
以上で説明した防眩方法のうち所定のカットオフアングルを設ける方法は,屋内照明器具の用途や設置場所に応じて適切にカットオフアングルを設定することで,下から屋内照明器具を見上げる等の特別な動作をした場合を除き,光源からの光が直接視界に入り込むことを防止できる。
しかし,この方法では,光源より発せられた光のうち遮光体111によって遮られた光は照明に有効に利用されておらず,その結果,光を得るために消費されたエネルギーの一部が無駄に消費されることとなる。
しかもこの方法では,遮光体111によって遮られることなく遮光体111の下端開口部を通過した光源112からの直接光で照明を行おうというものであり,このような屋内照明器具において白熱電球等に代えてLED光源を採用すると,照明光による照明範囲内に多数の明部と暗部とがまだらに混在する,所謂「マルチシャドー」が発生する。
すなわちLEDを光源として使用する場合を想定すると,単一のLED素子の使用では必要な明るさを得難いために,屋内照明器具の光源としてLEDを使用する場合には,樹脂基板等に多数のLED素子を集合状態で取り付けた,所謂「LEDパッケージ」と呼ばれるものが使用される。
しかし,このLEDパッケージでは,LED素子の数だけ微細な光源が存在している構造となるために,LEDパッケージからの直接光を壁や床等に投影した場合,その投影面にはLED素子の取付位置に対応する明部と,LED素子間の位置に対応して表れる暗部が混在する,前述したマルチシャドーが生じるものとなっている。
これに対し,図8を参照して説明した特許文献1に記載の屋内照明器具のように,ルーバー207に取り付けたLED209を反射器205に向けて配置し,反射器205による反射光を照明に利用する場合には,光源であるLED209が直接視界に入ることを防止でき,不快な眩しさが低減される。
また,このように反射光を照明に利用することで,LED209からの直接光を照明に使用する場合に比較して照射光の制御を行い易く,例えば反射器205の反射面に微細な凹凸を付ける等して反射率の低下と乱反射を生じさせることで,明暗部の境界を無くし,前述したマルチシャドーを解消することも考えられる。
しかし,上記特許文献1に記載の構成において,光源で発生した光の全量近くを効率良く照明に利用するためには,反射器205の反射面を高反射率の表面,例えば鏡面等として形成する必要があり,マルチシャドーの発生防止と,光源の光を効率良く利用することは,相反する課題であり両立することが難しい。
しかも,反射光を効率良く利用するために,反射器205の反射面を鏡面等として構成した屋内照明器具では,光源が直接視界に入る場合のみならず,反射器205の反射面で反射した光が視界に入ることによっても不快な眩しさを感じることとなるために,このような不快な眩しさを低減するためには,反射器205の開口部を,前方を延長するようにコーンやシェード等の遮光体で覆って,反射器で反射した反射光の一部をカットするか,又は,反射器205の反射面を鏡面等の高反射率に形成することを断念する必要があり,防眩性の付与と,光源の光を効率良く照明に利用するという課題も相反するものとなっており,両立が難しい。
その一方で,環境保全や資源の有効利用等に対する消費者の感覚が鋭敏化した今日にあっては,屋内照明器具においても,必要な明るさ,その他の性能の確保と同時に,より省電力で環境負荷の小さいものであることが要求されている。
そこで本発明は,上記従来技術における欠点を解消するために成されたものであり,LED光源を有する屋内照明器具において,マルチシャドーの発生防止,必要な防眩性能の付与した構成でありながら,光源からの光を損失なく極めて高い効率で実現しながら,より少ない電力で必要な明るさを得ることができる,LED光源を有する屋内照明器具を提供することを目的とする。
以下に,課題を解決するための手段を,発明を実施するための形態で使用する符号と共に記載する。この符号は,特許請求の範囲の記載と発明を実施するための形態の記載との対応を明らかにするためのものであり,言うまでもなく,本願発明の特許請求の範囲の技術的範囲の解釈に制限的に用いられるものではない。
上記目的を達成するために,本発明のLED光源を有する屋内照明器具1は,所定の回転軸Oを中心に回転させて得られる回転体形状の内面を備え,光の照射方向前方に開放した開口部35を有する全体として略碗形に形成されたリフレクタ3と,前記リフレクタ3内に配置された光源4を備えた屋内照明器具1において,
前記光源4を,基板の片面に複数のLED素子を集合的に取り付けて形成した面光源を成す発光部41を備えるLED光源(以下,本明細書において,「LED面光源」という)で構成すると共に,前記発光部41を前記リフレクタ3の開口部35に向けて配置し,
前記リフレクタ3に,前記LED面光源4の後方に位置する第1回転放物面32と,該第1回転放物面32の周縁部乃至はその前方位置から前記開口部35に至る第2回転放物面33を形成し,
前記発光部41の中心を前記第2回転放物面33の焦点f2に配置すると共に,
前記発光部41に対向して前記発光部41からの照射光を,前記第1回転放物面32に向けて反射する反射板6を設ける。この反射板6の反射面61は,中心部が光源4方向に膨出する断面略円弧状に形成された中央部62と,この中央部62の外周縁を前記開口部35方向に窪ませた凹条を成す断面略円弧状の周縁部63を備え,前記反射板6の反射面61の中心を,前記第1回転放物面32の焦点f1に配置したことを特徴とする(図1,図3参照:請求項1)。
なお,本明細書において特に断りのない限り「前方」及び「後方」は,屋内照明器具1による光の照射方向に対応する。
前記回転軸Oを通る断面において,前記リフレクタ3の開口部35の一端35aと前記発光部41の一端41a,及び前記リフレクタ3の開口部35の他端35bと前記発光部の他端41b間をそれぞれ結ぶ,交叉する2本の直線L3,L4を想定し,この直線L3,L4上,又はその内側に前記反射板6の周縁部が位置するように構成することができる(図3参照:請求項2)。
特に,前記リフレクタ3の開口部35前方を延長する略円筒状のフード7を設けた構成にあっては,前記回転軸Oを通る断面において,前記フード7の開口部71の両端71a,71bと前記発光部41の両端41a,41bとを角部とする台形の斜辺を成す2本の線L5,L6上,又はその外側に前記反射板6の周縁部が位置するように構成することが好ましい(図3参照:請求項3)。
更に,前記回転軸Oを通る断面において,前記発光部41の両端41a,41bと前記第2回転放物面33の後方側端部37の両端37a,37bを角部とする台形の斜辺を成す2本の線L1,L2を延長して交叉させた際の交叉角θ(実施形態において120°)を,発光部41の光の拡散角度(実施形態おいて120°)以上となるよう形成することが好ましい(図3参照:請求項4)。
また,前記反射板6の中央部62は,中心部が光源方向に膨出する複数半径の断面略円弧状に形成され,前記周縁部63は,前記中央部62の外周縁を,前記開口部35方向に同じく凹条を成す,複数半径の断面略円弧状に穿設形成することができる。
以上で説明した本発明の構成により,本発明の照明器具屋内照明器具1によれば,以下の顕著な効果を得ることができた。
第2回転放物面33の焦点f2上に中心が配置された発光部41からの照射光のうち,直接,第2回転放物面33に入射した光は,第2回転放物面33によって拡散光として制御されて,屋内照明器具1の前方に照射される。
一方,発光部41の前方に設けた反射板6により,LED面光源4からの光が直接,屋内照明器具1外に照射されることが防止されていると共に,反射板6によって遮られた光についても,前記反射板6によって,第1回転放物面32にも反射され,屋内照明器具1の前方に照射される。
その結果,照明光として光源からの直接光を使用せず,反射光を利用するものでありながら,第1回転放物面32で反射した反射光と,第2回転放物面33で反射した反射光との合成によって照明を行うものであるために,光源からの光を損失なく利用することができ,しかも,複数種の反射光を合成して照射することにより明暗が均一化し,マルチシャドーの発生を好適に防止することができた。
特に前記回転軸Oを通る断面において,前記リフレクタ3の開口部35の一端35aと前記発光部41の幅方向一端41a,及び前記リフレクタ3の開口部35の他端35bと前記発光部の他端41b間を結ぶ,交叉する2本の直線L3,L4上,又はその内側に前記反射板6の周縁部を配置した構成にあっては,発光部41より照射された光のうち,リフレクタ3の第2回転放物面33に入射する光を反射板6で遮ることがなく,リフレクタ3の第2回転放物面33による集光作用を好適に発揮させることができた。
更に,前記リフレクタ3の開口部35前方を延長する略円筒状のフード7を設け,前記回転軸Oを通る断面において,前記フード7の開口部71の両端71a,71bと前記発光部41の両端41a,41bとを角部とする台形の斜辺を成す2本の線L5,L6上,又はその外側に前記反射板6の周縁部を配置した構成にあっては,前記フード7によってリフレクタ3による反射光が視界に入ることなく,不快な眩しさが防止されているだけでなく,反射板6によって発光部41からの直接光が照明光として出力されることを確実に防止することができた。
特に反射板6の周縁部が,前記線L5,L6よりも外側に配置されるように,反射板6のサイズを拡大(但し,最大で線L3,L4上迄)した場合には,フード7の内壁に入射する光についても反射板6で反射して照明に利用することができ,LED面光源4の光をより効率的に利用することができた。
なお,前記回転軸Oを通る断面において,前記発光部41の両端41a,41bと前記第2回転放物面33の後方側端部37の両端37a,37bを角部とする台形の斜辺を成す線L1,L2を延長した際の交点の角度θ(実施形態において120°)を,発光部41の光の拡散角度(実施形態において120°)以上となるよう形成した構成では,発光部より広角で照射された光についても確実に第2回転放物面によって制御して照明に利用することができた。
本発明の屋内照明器具の(A)は各部材の配置説明図,(B)は反射板の拡大断面図。 LED支持部の底面図。 各部(LED光源,リフレクタ,反射板)の配置を示す説明図。 第2回転放物面による反射状態の説明図。 反射板及び第1回転放物面による反射状態の説明図。 反射板にファセット加工によるディンプルを備えた屋内証明器具の断面説明図。 従来の屋内照明器具におけるカットオフアングルの説明図。 従来の屋内照明器具(特許文献1)の説明図。
次に,添付図面を参照しながら本発明の屋内照明器具について説明する。
〔屋内照明器具の全体構造〕
図1〜5は,屋内照明器具1の一例としてスポットライトに本発明の構成を適用した例である。
図1(A)に示すように,この屋内照明器具1は,屋内照明器具1の本体部分を成すボディ5と,このボディ5に取り付けた光源支持体2及び略碗形状のリフレクタ3,前記光源支持体2に取り付けられて前記リフレクタ3の凹部31内の所定の位置に配置されるLED面光源4,前記LED面光源4の前方に対峙して反射板6を設ける。この反射板6は,前記回転放物面32,33の放物面あるいは,回転楕円とは異なり,図1(B)に示すように,中心部が光源方向に膨出する複数半径の断面略円弧状に形成された中央部62と,この中央部62の外周縁を,前記開口部35方向に同じく凹条を成す,複数半径の断面略円弧状に穿設形成した周縁部63から成り,この反射板6,及び,前記リフレクタ3の開口部35を前方に延長するように取り付けられた略円筒状のフード7を備えている。
前述したボディ5は,リフレクタ3の開口部35外周を包囲してリフレクタ3を固定する円筒部51と,前述の光源支持体2が取り付けられる光源支持体取付部52を備えており,この円筒部51と光源支持体取付部52とを複数のリブ53で連結して形成されており,図1に示すように,前述した円筒部51内にリフレクタ3を取り付けた状態で,光源支持体取付部52に設けた嵌合孔54内に光源支持体2を,LED支持部21を下向きにして挿入すると,光源支持体2が前記嵌合孔54内の所定の位置に係止されて,LED支持部21に取り付けたLED面光源4を,リフレクタ3内の所定の位置に配置できるようになっている。
また,このようにして円筒部51にリフレクタ3を取り付けた状態で,このボディ5の円筒部51に,前述した円筒状のフード7を取り付けることにより,フード7の内壁がリフレクタ3の開口部35を延長するようにその前方を円筒状に包囲するようになっており,このようにしてフード7を取り付けることにより,LED面光源4やリフレクタ3の反射面を,直接視界に入り難いものとしている。
本発明の屋内照明器具において,前述のLED面光源4は,例えば樹脂基板等の片面における所定の範囲内に複数のLED素子を集合的に取り付けて,このLED素子の取り付け範囲全体が発光部41として機能するように構成したものであり(図2参照),このLED面光源4の発光部41は,これを円形に形成することが好ましい。
このようなLED面光源4は,前述した発光部41の形成面を図1中下向きとして,光源支持体2のLED支持部21に取り付けられており,これによりボディ5内及びリフレクタ3の凹部31内の所定の位置にLED面光源4を配置することができるようになっている。
このようにLED面光源4を収容するリフレクタ3の内周面は,図1に示すように回転軸Oを中心に回転させて得られる回転体形状である,全体として碗形に形成されており,このリフレクタ3の内周面によってLED面光源4からの光を反射して前方に照射することができるように鏡面等として構成されている。
このリフレクタ3の内周面は,前述したLED面光源4の後方に配置された第1回転放物面32と,この第1回転放物面32の周縁部,乃至はその前方から開口部35に至り設けられた第2回転放物面33を備えている(図1及び図3参照)。
このうちの第2回転放物面33は,図3に示すように回転軸Oを通る断面において,発光部41の両端41a,41bから第2回転放物面33の後方側端部37の両端37a,37bを結ぶ2本の線L1,L2を引いた際,この2本の線L1,L2の交叉角θが,LED面光源4の照射角以上となるように形成し,照射角が120°のLED面光源4を使用した本実施形態にあっては,前記線L1,L2の交叉角度θを一例として120°とした。
なお,図示の実施形態にあっては,前述の第1回転放物面32の周縁部と,第2回転放物面33の上端縁とを連結部34を介して連結した一体的な形状に形成することで,これを例えば一枚の金属板をプレス乃至は絞り成形することにより形成することができるようにしているが,前述した第1回転放物面32と第2回転放物面33とをそれぞれ別体として形成し,これらをボディ5内の所定の位置に取り付けることにより,これらの組合せによって全体として前述した碗形のリフレクタ3が形状されるように構成しても良い。
このリフレクタ3の前記第1回転放物面32の中央位置には,前述した光源支持体2の下端部が挿入される挿孔36が設けられており,この挿孔36内に光源支持体2の下端を挿入することで,発光部41の中心が第2回転放物面33の焦点f2上に位置するようにLED面光源4をリフレクタ3内に配置できるように構成している。
前述したリフレクタ3内には,更に,前記LED面光源4の発光部41と対向して前記反射板6が設けられており,この反射板6によって,LED面光源4からの光が直接屋内照明器具1外に放出されることが防止されていると共に,反射板6の反射面61によって,このようにして遮った光をリフレクタ3の第1回転放物面32に向けて反射させることができるようにしている。
この反射板6のLED面光源4との対向面に形成した反射面61は,その中心が第1回転放物面32の焦点f1上に配置され,前述のように,中央部62と,この中央部62の外周縁に形成した周縁部63の少なくとも光源4方向を鏡面等として形成する。
この反射面61は,好ましくはLED光源より入射した光がLED面光源4,光源支持体2のLED支持部21,連結部34,及び第2回転放物面33に向かって可及的に反射されないようにするために,前述のように,図1(B)に示すように,中心部が光源方向に膨出する複数半径(図示の例では半径の一部であるR1,R2を示す)の断面略円弧状に形成された中央部62と,この中央部62の外周縁に連続形成された前記開口部35方向に同じく凹条を成す,複数半径(図示の例では一部であるR3,R4を示す)の断面略円弧状の周縁部63に形成することが好ましい。
図1(B)は,前記中央部62及び周縁部63の詳細を示すと共に,前記光源からの光を拡散反射する機構を示すと共に,図6に第1回転放物面32と,第2回転放物面33に外周が密接して突出する多数のディンプルDを形成する所謂ファセット加工を施したリフレクタ3を示す。
前述のフード7は,図示の実施形態にあってはリフレクタ3の開口部35周縁を前方に延長する円筒状のものとして形成しているが,このフード7は,例えば裁頭円錐状に形成したコーン等として形成するものとしても良い。
このフード7の開口部71の内周には,図1及び図3に示すように鋸歯状の凹凸部72を設けており,開口部71の内縁に入射した光を乱反射させて,開口縁が光って見えることを防止している。
なお,前述した反射板6は,前記回転軸Oを通る同一平面上において,前記リフレクタ3の開口部35の一端35aと前記発光部41の幅方向一端41a,及び前記リフレクタ3の開口部35の他端35bと前記発光部の他端41b間を結ぶ,交叉する2本の直線L3,L4上,又はその内側に前記反射板6の周縁部が配置されるようにすることが好ましく,更に前記リフレクタ3の開口部35前方を延長する前述したフード7を設ける場合には,フード7の開口部71の両端71a,71bと前記発光部41の両端41a,41bとを角部とする台形の斜辺を成す2本の線L5,L6上,又はその外側に前記反射板6の周縁部を配置することが好ましい。
〔作用等〕
以上のように構成された屋内照明器具1において,LED面光源4より照射された光のうち,前述した線L3,L4の内側,すなわち,リフレクタ3の第2回転放物面33に入射する光は,この第2回転放物面33によって反射され,屋内照明器具1の前方に向けて照射される(図3,図4参照)。
第2回転放物面33の焦点f2を通り,第2回転放物面33に入射した光は,この回転放物面によって拡散光として反射されることから,前述した第2回転放物面33の焦点f2上に発光部41の中心を配置したLED面光源4からの光は,発光部41の有する幅に対応したずれが生じるものの,焦点f2乃至はその近傍を通る光であり,第2回転放物面33によって拡散光として反射,制御されて屋内照明器具1の前方に照射される。
一方,図3において線L5,L6内の光は,前述したリフレクタ3の第2回転放物面33に入射されることなく,且つ,フード7の内壁に対しても入射されない光であり,反射板6が存在しない場合には,屋内照明器具1の前方に光源からの直接光として照射される光である。
しかし,この線L5,L6の内側を通る光は,全て反射板6に入射させることができるようになっており,この反射板6によってLED面光源4からの直接光が照射されることを規制している。
一方,このようにして反射板6で遮られた光は,反射板6に設けた反射面61によって面光源4の後方に配置された第1回転放物面32に向かって反射される。
前述した反射板6の反射面61は,その中心が第1回転放物面32の焦点f1上に配置されていることから,この反射板6によって反射され,第1回転放物面32に入射した光は,この第1回転放物面32の焦点f1,又はその近傍より第1回転放物面32に入射されることとなる。
そのため,焦点f1からのずれに対応したずれにより,第1回転放物面32によって反射された光は,拡散光として前方に向かって照射され(図5参照),前述した第2回転放物面33によって反射された光(図4参照)と合成されて照明光を形成する。
その結果,照明光としてLED面光源4からの直接光を使用せず,且つ,第2回転放物面33で反射された光と,反射板6を介して第1回転放物面32で反射された光の合成によって照明光を作り出していることから,このような反射,合成によって照射光中における明暗のむらが緩和されて明るさが平均化し,前述したマルチシャドーの発生を好適に防止することができるだけでなく,反射板6によって遮った直接光についても照明光の一部として使用したことから,光源で発生した光を効率良く利用することができるものとなっている。
なお,LED面光源4からの光をより効率良く利用するためには,LED面光源4よりフード7の内面に入射される光についても照明に利用することができるように構成する。
この場合,反射板6の周縁部を,図3に示す線L5,L6上の位置からさらに外周方向に拡大し,最大で線L3,L4上の位置に至る迄,反射板6を拡大する。
これにより,フード7の内壁で吸収され,照明に使用されていなかったLED面光源4からの光についても第1回転放物面32に向けて反射させることで,照明光の一部として使用することができ,同一輝度の光源を使用した場合であっても,より一層の明るさを得ることができる。
なお,上記説明では,本発明の構成をスポットライトに適用した場合を例として説明したが,本発明の構成はスポットライトに限定されず,ダウンライトやペンダントライト等であって集光型の屋内照明器具全般の構成に採用可能である。
また,本発明の屋内照明器具を例えば床面設置型の照明器具等として使用する場合には,図1〜5に示す屋内照明器具の構成を上下反転させた構成としても良い。
1 屋内照明器具(スポットライト)
2 光源支持体
21 LED支持部
3 リフレクタ
31 凹部
32 第1回転放物面
33 第2回転放物面
34 連結部
35 開口部
35a 一端(リフレクタ開口部の)
35b 他端(リフレクタ開口部の)
36 挿孔
37 後方側端部
37a 一端(後方側端部の)
37b 他端(後方側端部の)
4 LED面光源
41 発光部
41a 一端(発光部の)
41b 他端(発光部の)
5 ボディ
51 円筒部
52 光源支持体取付部
53 リブ
54 嵌合孔
6 反射板
61 反射面
62 中央部
63 周縁部
7 フード
71 開口部
71a 一端(フード開口部の)
71b 他端(フード開口部の)
72 凹凸部
111 遮光体
112 光源
205 反射器
207 ルーバー
209 LED
O 回転軸
L1〜L6 線
f1 第1回転放物面の焦点
f2 第2回転放物面の焦点
D ファセット加工によるディンプル

Claims (5)

  1. 所定の回転軸を中心に回転させて得られる回転体形状の内面を備え,光の照射方向前方に開放した開口部を有する全体として略碗形に形成されたリフレクタと,前記リフレクタ内に配置された光源を備えた屋内照明器具において,
    前記光源を,基板の片面に複数のLED素子を集合的に取り付けて形成した発光部を備えるLED面光源で構成すると共に,前記発光部を前記リフレクタの開口部に向けて配置し,
    前記リフレクタに,前記LED面光源の後方に位置する第1回転放物面と,該第1回転放物面32周縁部乃至はその前方位置から前記開口部に至る第2回転放物面を形成し,
    前記発光部の中心を前記第2回転放物面の焦点に配置すると共に,
    前記発光部に対向して前記発光部からの照射光を前記第1回転放物面に向けて反射する反射面を備えた反射板を設け,該反射板の前記反射面に,中心部が前記光源方向に膨出する断面略円弧状に形成された中央部と,この中央部の外周縁を前記開口部方向に窪ませた凹条を成す断面略円弧状の周縁部を設け,該反射板の前記反射面の中心を,前記第1回転放物面の焦点に配置したことを特徴とする,LED光源を有する屋内照明器具。
  2. 前記回転軸を通る断面において,前記リフレクタの開口部の一端と前記発光部の一端,及び前記リフレクタの開口部の他端と前記発光部の他端間をそれぞれ結ぶ,交叉する2本の直線上,又はその内側に前記反射板の周縁部を配置したことを特徴とする請求項1記載のLED光源を有する屋内照明器具。
  3. 前記リフレクタの開口部前方を延長する略円筒状のフードを設け,前記回転軸を通る断面において,前記フードの開口部の両端と前記発光部の両端とを角部とする台形の斜辺を成す2本の線上,又はその外側に前記反射板の周縁部を配置したことを特徴とする請求項1又は2記載のLED光源を有する屋内照明器具。
  4. 前記回転軸を通る断面において,前記発光部の両端と前記第2回転放物面の後方側端部の両端を角部とする台形の斜辺を成す2本の線を延長して交叉させた際の交叉角θを,発光部の光の拡散角度以上となるよう形成したことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載のLED光源を有する屋内照明器具。
  5. 前記反射板の中央部は,中心部が光源方向に膨出する複数半径の断面略円弧状に形成され,前記周縁部は,前記中央部の外周縁を,前記開口部方向に同じく凹条を成す,複数半径の断面略円弧状に穿設形成したことを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載のLED光源を有する屋内照明器具。
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