JP2012027185A - 表示パネル装置の固定構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】前後方向のガタツキを十分に防止できる組立が容易な表示パネル装置の固定構造を提供する。
【解決手段】コンビネーションメータ1は、一方の長縁部30cに端子部31が設けられた矩形板状のLCD30をケース40に固定するために、ケース40の前面40aに設けられた、LCD30がその前面30aを露出して収容される、収容部41と、収容部41に収容されたLCD30の後面を当該後面に垂直な方向に押圧する後面押圧部56と、LCD30が収容部41に収容された後に、LCD30の前面30aに当接するようにしてケース40の係止受部51に係止する前面押さえ部材60と、を有している。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車などの車両に取りつけられる液晶ディスプレイ装置や有機ELディスプレイ装置などの表示パネル装置の固定構造に関するものである。
自動車などの車両には、例えば、走行距離などの各種情報を表示するための液晶ディスプレイ装置(以下、LCDという)などの表示パネル装置が搭載されている。このような表示パネル装置は、自動車の走行やエンジン駆動等の振動によってガタツキが発生しやすい環境におかれている。そして、本出願人は、このようなガタツキを防止する技術を特許文献1において開示している。
特許文献1に示されるコンビネーションメータ910は、図4に示すように、ケース91と、ケース91に設けられたLCD収容部911に収容される拡散板92と、拡散板92に重ねられてLCD収容部911に収容される矩形板状のLCD93と、を備えている。
拡散板92には、LCD93の一側面93K2をそれに垂直な方向(X方向)に押圧するX方向規制バネ部92Aと、LCD93の上記一側面93K2と直交する他側面93K1をそれに垂直な方向(Y方向)に押圧するY方向規制バネ部92Dと、LCD93の後面をそれに垂直な方向(Z方向)に押圧するZ方向規制バネ部92B1〜92B4と、が設けられている。
LCD収容部911には、LCD93の上記一側面93K2に対向する側面に当接するX方向規制凸部91Hと、LCD93の上記他側面93K1に対向する側面に当接するY方向規制凸部91Jと、LCD93の上記後面に対向する前面に当接するZ方向規制爪部91G及びZ方向規制突設部91Fと、が設けられている。
そして、LCD収容部911にLCD93が収容されると、LCD93は、X方向規制バネ部92AによってX方向規制凸部91Hに押しつけられることでX方向の移動を規制され、Y方向規制バネ部92DによってY方向規制凸部91Jに押しつけられることでY方向の移動を規制され、Z方向規制バネ部92B1〜92B4によってZ方向規制爪部91G及びZ方向規制突設部91Fに押しつけられることでZ方向の移動を規制され、これにより、LCD収容部911内にガタツキなく固定することができた。
特開2007−72083号公報
しかしながら、上述したコンビネーションメータ910では、LCD93をLCD収容部911内に収容するとき、まず、LCD93の上記他側面93K1の隅部93F1、93F2を庇状に形成されたZ方向規制突設部91Fに潜り込ませ、次に、上記他側面93K1を支点として、上記他側面93K1と対向する側面をLCD収容部911に近づけるようにLCD93を回転させてLCD収容部911内に収容し、これと同時に、上記他側面93K1と対向する側面に延設されたFPC93Pを図示しないコネクタに接続するので、LCD93を回転させながらの収容とFPC93Pの接続との同時作業が必要となり組立が困難であるという問題があった。特に、LCD93に、FPCでなく直角に折り曲げられた端子金具が設けられていた場合(即ち、パッケージ形状がライトアングル端子金具を備えたSIP(Single Inline Package)の場合)、当該端子金具をコネクタに嵌め込むためには、端子金具の先端をコネクタに向けて垂直に近づける必要があるところ、上述した構成では、端子金具の先端が円弧状の軌道を描いてコネクタに近づくので、当該端子金具をコネクタに嵌め込むことがさらに困難であった。または、上述したコンビネーションメータ910において、庇状のZ方向規制突設部91Fを設けない構成も考えられるが、Z方向、即ち、LCD93の前後方向の移動の規制が不十分になり、つまり、前後方向のガタツキを十分に防止することができなかった。
本発明は、上記課題に係る問題を解決することを目的としている。即ち、本発明は、前後方向のガタツキを十分に防止できる組立が容易な表示パネル装置の固定構造を提供することを目的としている。
請求項1に記載された発明は、上記目的を達成するために、一縁部に端子部が設けられた矩形板状の表示パネル装置をケースに固定する構造であって、前記ケースの前面に設けられた、前記表示パネル装置がその前面を露出して収容される、収容部と、前記収容部に収容された前記表示パネル装置の後面を当該後面に垂直な方向に押圧する後面押圧部と、前記表示パネル装置が前記収容部に収容された後に、前記表示パネル装置の前面に当接するようにして前記ケースに係止する前面押さえ部材と、を有していることを特徴とする表示パネル装置の固定構造である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記前面押さえ部材が、折り曲げ可能な連結部材を介して前記ケースに連結されていることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1又は2に記載された発明において、前記ケースが、前記収容部に隣接して前記ケースの前面から後方に向けて延在して設けられた角柱状の係止受部を有し、前記前面押さえ部材が、帯板状の基部と、該基部の両端部から立設された一対の腕部と、該一対の腕部の先端部分に互いに向き合うように内側に突設された一対の爪部と、を有する、前記係止受部を前記ケースの前面側から抱え込むようにして該係止受部に係止する、係止部と、前記基部における前記一対の腕部間の縁部から前記基部に平行に延在して設けられた、前記表示パネル装置の前面に当接する、押さえ片部と、を有している、ことを特徴とするものである。
請求項4に記載された発明は、請求項3に記載された発明において、前記係止部の前記基部には、前記一対の爪部と対向する箇所に一対の貫通孔が設けられていることを特徴とするものである。
請求項1に記載された発明によれば、ケースの前面に設けられた、表示パネル装置がその前面を露出して収容される、収容部と、この収容部に収容された表示パネル装置の後面を当該後面に垂直な方向に押圧する後面押圧部と、表示パネル装置が収容部に収容された後に、表示パネル装置の前面に当接するようにしてケースに係止する前面押さえ部材と、を有しているので、表示パネル装置を、上記他縁部を支点に回転させることなく、収容部に垂直に近づけるように移動して当該収容部に収容でき、その後、前面押さえ部材を表示パネル装置に当接するようにしてケースに係止することにより、表示パネル装置を後面押圧部によって前面押さえ部材に押しつけて、前後方向の移動を規制することができ、そのため、容易に組み立てることができるとともに前後方向のガタツキを十分に防止できる。
請求項2に記載された発明によれば、前面押さえ部材が、折り曲げ可能な連結部材を介してケースに連結されているので、組立時に、前面押さえ部材がそれを係止するケース近くにあり、連結部材を折り曲げるなどして前面押さえ部材をケースに係止することができ、そのため、さらに容易に組み立てることができる。
請求項3に記載された発明によれば、ケースが、収容部に隣接して当該ケースの前面から後方に向けて延在して設けられた角柱状の係止受部を有し、前面押さえ部材が、帯板状の基部と、該基部の両端部から立設された一対の腕部と、該一対の腕部の先端部分に互いに向き合うように内側に突設された一対の爪部と、を有する、上記係止受部をケースの前面側から抱え込むようにして該係止受部に係止する、係止部と、この係止部の基部における一対の腕部間の縁部から当該基部に平行に延在して設けられた、表示パネル装置の前面に当接する、押さえ片部と、を有しているので、係止受部が角柱状であり、前面押さえ部材がコ字状の係止部と該係止部に延在する押さえ片部とを有する形状であり、そのため、簡易な形状で構成することができる。また、係止受部と係止部とがこのような形状であることから、係止部を、そのコ字状の内側に係止受部を抱え込むように、ケースの前面側から近づけて係止受部に係止させることができ、容易に組み立てることができる。また、係止受部がケースの前面から後方に向けて延在して設けられているので、係止部の一対の腕部の長さを確保することができ、当該一対の腕部における弾性を確保することができる。
請求項4に記載された発明によれば、係止部の基部には、一対の爪部と対向する箇所に一対の貫通孔が設けられているので、この一対の貫通孔に棒状の工具を挿入して一対の爪部を押すことによって、一対の腕部を互いに離れる方向に撓ませることができ、そのため、係止部と係止受部との係止を容易に解除することができ、つまり、前面押さえ部材をケースから容易に取り外すことができる。
本発明の表示パネル装置の固定構造の一実施例を有するコンビネーションメータの正面図である。 図1のK−K線に沿う断面図である。 図1のコンビネーションメータの組立途中における斜視図である。 従来のLCD固定構造を説明する分解立体図である。
以下、本発明の表示パネル装置の固定構造を有するコンビネーションメータの一実施形態を、図1〜図3を参照して説明する。コンビネーションメータ(図中、符号1で示す)は、車両速度を表示する速度メータ11と、この速度メータ11に埋め込まれた走行距離を表示する走行距離計12と、を有している。
コンビネーションメータ1は、各図に示すように、見返し板21と、装飾リング部材22と、文字板23と、指針部材24、表示パネル装置としての液晶ディスプレイ装置(以下、LCDという)30と、ケース40と、前面押さえ部材60、配線板70と、図示しない裏カバーと、図示しない表ガラスと、を備えており、これらにより速度メータ11及び走行距離計12を構成している。なお、各図において、コンビネーションメータ1の左右方向を矢印X、上下方向を矢印Y、前後方向を矢印Zで示し、各構成部材の位置関係等を説明する。これら矢印X、矢印Y、矢印Zは互いに直交する。
見返し板21は、遮光性を有する黒色の合成樹脂などからなり、正面形状が略矩形状に形成されている。見返し板21には、装飾リング部材22及び文字板23が内側に配置される開口21aが設けられている。装飾リング部材22は、例えば、表面にメッキ処理などが施された合成樹脂などからなり、その外形が見返し板21に設けられた開口21aと略同一に形成された環状の部材である。
文字板23は、例えば、合成樹脂などを用いて略円板状に形成された部材である。文字板23は、装飾リング部材22とともに、見返し板21に設けられた開口21aの内側に配置される。文字板23には、その外縁に沿って配列された数値及び目盛からなる指標23aが設けられており、指針部材24と協働して車両の速度を表示する。文字板23の中心部分の下方寄りの箇所には後述するLCD30の前面30aの表示エリアの形状に沿う開口23bが設けられている。
指針部材24は、平たい円柱状に形成された基部24aと、基部24aの外周面の法線方向に延びるように連接された棒状の針部24b、を備えている。指針部材24は、その基部24aの中心が、図示しない回動内機の回動軸の先端に固着されており、回動軸の回動に伴って、該回動軸を中心として針部24bが回動される。針部24bは、回動されることにより、文字板23上に設けられた数値及び目盛などの指標23aを指示して、乗員に速度やエンジン回転数などの測定量を示す。
LCD30は、平面視が矩形の平板状に形成されており、情報をデジタル的又はグラフィック的に外部に表示出力する周知の液晶ディスプレイ装置である。本実施形態において、LCD30は、その前面30aに設けられた表示エリアに車両の走行距離を示す情報を表示する。LCD30の幅方向に対向する長縁部30c、30dのうち下方寄りの長縁部30c(即ち、一縁部)には、複数の端子金具31aからなる端子部31が設けられている。
これら複数の端子金具31aは、基端と先端との中ほどが略直角に折り曲げられた帯状に形成されており、基端が上記一方の長縁部30cの前面30a側に取り付けられ、先端がLCD30の後面30b方向(即ち、後面30bの法線方向)を向くように配設されている。つまり、LCD30は、パッケージ形状がライトアングル端子金具を備えたSIPとなるように構成されている。図1のLCD30は、表示エリアに全ての表示パターンを表示させた状態を示している。
なお、本実施形態では、表示パネル装置としてLCD30を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、有機ELディスプレイ装置など、一縁部に端子部を備えた矩形板状の表示パネル装置であれば、その種類は任意である。また、端子部についても、例えば、周知のFPCで構成されているなど、端子金具以外で構成されていてもよい。
ケース40は、例えば、合成樹脂などを用いて正面形状が見返し板21の外形と略同一の箱形に形成された部材である。ケース40は、LCD30を収容する収容部41と、後述する前面押さえ部材60に係止される複数の係止受部51と、LCD30を収容部41に固定する複数の固定爪部53と、LCD30の後面30bを該後面30bに垂直な方向に押圧する複数の後面押圧部56と、を備えている。
収容部41は、ケース40の前面40aと後面40bとを貫通するとともに、その断面形状が矩形状で且つ該断面形状が前面40aから後面40bに向かうにしたがって徐々に小さくなる角筒状に形成されている。収容部41の前面40a側の前開口41aは、その内側にLCD30の端子部31を除いたパネル部分を収容可能なように、該パネル部分の平面視形状と略同一に形成されている。
収容部41の上下方向(矢印Y方向)に相対する壁部43a、43bの内側で前開口41a近傍の箇所には、LCD30の長縁部30c、30dの後面30b側が当接される段部44が設けられている。収容部41の左右方向(矢印X方向)に相対する壁部43c、43dの内側で前開口41a近傍の箇所には、互いに向き合うように突設された一対の左右位置決めリブ45が設けられている。一つの左右位置決めリブ45は、互いの間隔がLCD30の全長(長手方向の長さ)と略同一にされている。
収容部41にLCD30が収容されると、LCD30の幅方向に対向する端面30e、30fが、収容部41の壁部43a、43bの内面で前開口41a近傍の箇所に当接し、LCD30の全長方向(長手方向)に対向する端面30g、30hが、左右位置決めリブ45に当接し、LCD30の長縁部30c、30dの後面30b側が、収容部41の段部44に当接して、LCD30がその前面30aを露出するように収容部41内に位置決めされる。
収容部41の後面40b側の後開口41bの近傍には、収容部41の壁部43a、43bと間隔をあけて且つ収容部41の壁部43c、43dの間に亘って、後開口41bの開口面と平行に配された平板状の遮光部42が設けられている。遮光部42は、後述する配線板70に設けられた光源71と間隔をあけて対向するように設けられており、後開口41bから収容部41に入光した光が直接LCD30の後面30bを照らさないように規制する。
係止受部51は、収容部41の上方寄りの壁部43aの外面に(即ち、収容部41に隣接して)、ケース40の前面40aから後面40b(即ち、後方)に向けて延在するように設けられた角柱状の部位である。係止受部51の前面51aの中央には、後述する前面押さえ部材60が備える位置決めボス65が挿入される位置決め穴52が設けられている。係止受部51は、左右方向(矢印X方向)に間隔をあけて2つ設けられている。
固定爪部53は、U字状に形成され、その一端及び他端が近づいたり離れたりするように弾性変形可能な本体部54と、本体部54の一端54aに外側に向けて突設されたくさび爪55と、を備えている。本体部54の一端54aは、該一端54aに設けられたくさび爪55の傾斜面55aが前方を向くように且つ該傾斜面55aと鋭角をなすくさび爪55の平面55bが後方を向いて収容部41の下方寄りの壁部43bの前面(即ち、ケース40の前面40a)との間でLCD30の長縁部30cを狭持するように、収容部41の前開口41aの近傍に配置されている。また、本体部54の他端54bは、本体部54が弾性変形したときにくさび爪55が収容部41に対して上下方向(矢印Y方向)に近づいたり離れたりするように、ケース40に一体に取り付けられている。固定爪部53は、互いの間にLCD30の端子部31が配置可能なように左右方向(矢印X方向)に間隔をあけて2つ設けられている。
後面押圧部56は、収容部41の前開口41aの開口面と平行に配された帯状の弾性部57と、弾性部57の先端57aに前方に向けて突設された片部58と、を備えている。弾性部57の基端57bは、収容部41の下方寄りの壁部43bの内面で前開口41a近傍の箇所に一体に取り付けられている。弾性部57の先端57aは、収容部41の前開口41aの内側で上方寄りの壁部43aに近い箇所に配置されている。そして、後面押圧部56は、収容部41にLCD30が収容されたとき、片部58の先端58aがLCD30の後面30bに当接して、片部58が後方(ケース40の後面40b寄り)に向けて押されることにより、弾性部57が弾性変形して、その弾性力によって、LCD30の後面30bを該後面30bに垂直な方向(矢印Z方向)に押圧する。後面押圧部56は、左右方向(矢印X方向)に間隔をあけて2つ設けられている。
前面押さえ部材60は、係止受部51に係止する係止部61と、LCD30の長縁部30dの前面30a側に当接される押さえ片部66と、係止部61を係止受部51に連結する連結部材67と、を備えている。
係止部61は、帯板状の基部62と、該基部62の長手方向両端部から同一方向に向けて垂直且つ互いに平行に立設された一対の腕部63と、該一対の腕部63の先端部分に互いに向き合うように内側に突設された一対の爪部64と、を備えている。つまり、係止部61は、略コ字状に形成されている。また、前記基部62の中央部分には、前記一対の腕部63と平行に突設された円柱状の位置決めボス65が設けられており、基部62の前記一対の爪部64と対向する箇所には、一対の貫通孔62aが設けられている。
押さえ片部66は、係止部61の基部62における一対の腕部63間の一縁部から前記基部62に平行に延在して設けられており、基部62とは反対側の先端部分が前記一対の腕部63と同一方向に向けて折り曲げられている。
連結部材67は、帯状で且つ折り曲げ可能に形成されている。連結部材67は、係止部61の基部62における前記一縁部とは反対側の他縁部と、係止受部51の前面51aにおける収容部41寄りの一端部とは反対側の他端部と、を一体に連結している。また、連結部材67は、連結部材67を真直に伸ばした状態で、係止部61の一対の腕部63が係止受部51の前面51aと同一方向を向き(即ち、図3の左寄りの前面押さえ部材60)、そして、連結部材67を180度折り曲げた状態で、係止部61がその内側に係止受部51を抱え込むようにして該係止受部51に係止する(即ち、図3の右寄りの前面押さえ部材60)ように、前面押さえ部材60と係止受部51とを連結している。なお、連結部材67を備えず、前面押さえ部材60が、係止受部51(即ち、ケース40)と分離した構成でもよい。
配線板70は、その前面70a及び裏面70bに各種電子部品が実装されるとともに、これら各種電子部品を互いに電気的に接続する薄膜金属の配線パターンが施された、周知の電子基板である。配線板70の前面70aには、光源71と、LCDコネクタ72と、が設けられているとともに、ケース40の後面40bが重ねて配置される。
光源71は、例えば、複数の面実装タイプの発光ダイオードなどからなり、配線板70の前面70aにおける上記収容部41の後開口41bと相対する箇所に、収容部41の左右方向(矢印X方向)に沿って互いに間隔をあけて設けられている。これにより、光源71が発する光が収容部41によって導かれてLCD30の後面30bを照らす。
LCDコネクタ72は、LCD30の端子金具31aが接続される周知のSIPソケットである。LCDコネクタ72は、LCD30の端子部31を構成する端子金具31aが挿入されることにより、端子金具31aを保持するとともに該端子金具31aと配線板70上の配線パターンとを電気的に接続する。
図示しない裏カバーは、例えば、合成樹脂などで構成され、正面形状が上記ケース40の正面形状と略同一の底壁部と、この底壁部の周縁から立設した側壁部と、を備えた、断面略コ字状の器型に形成されている。裏カバーは、配線板70の裏面70bを覆うように配設されて、タッピングねじなどの図示しない固定手段によってケース40に取り付けられる。
図示しない表ガラスは、見返し板21、装飾リング部材22、及び、文字板23をそれぞれ覆うように配設されて、係止爪などの図示しない固定手段によってケース40に取り付けられる。裏カバー及び表ガラスは、コンビネーションメータ1内に、塵埃などが侵入することを防ぐ。
次に、上述したコンビネーションメータ1の組立方法について説明する。
組立前において、前面押さえ部材60の連結部材67は真直に伸びている。まず、光源71及びLCDコネクタ72が配設された配線板70の前面70aに、ケース40の後面40bを重ねて取り付ける。これにより、収容部41の内側に光源71が配置される。
次に、LCD30の端子金具31aの先端をLCDコネクタ72に向けて、LCD30を収容部41に垂直に、即ち、前後方向(矢印Z方向)に沿って徐々に近づけていく。すると、LCD30の長縁部30cの後面30b側が固定爪部53のくさび爪55の傾斜面55aに当接して、これによりくさび爪55が収容部41から離れるように固定爪部53が弾性変形する。そして、LCD30がさらに収容部41に近づくと、弾性変形が復元してくさび爪55が収容部41に近づき、くさび爪55の平面55bと収容部41の壁部43bの前面(即ち、ケース40の前面40a)との間にLCD30が狭持される。このLCD30の狭持と同時に、端子金具31aの先端をLCDコネクタ72に挿入して、端子金具31aとLCDコネクタ72とを接続しつつ、LCD30を収容部41に収容する。
このように収容部41に収容されたLCD30は、LCD30の幅方向(短手方向)に対向する端面30e、30fが、収容部41の壁部43a、43bの内面で前開口41a近傍の箇所に当接して、上下方向(矢印Y方向)の移動を規制され、LCD30の全長方向(長手方向)に対向する端面30g、30hが、左右位置決めリブ45に当接して、左右方向(矢印X方向)の移動を規制される。
それから、前面押さえ部材60の連結部材67を180度折り曲げて、係止部61を前面51a側から係止受部51に近づける。そして、位置決めボス65を係止受部51に設けられた位置決め穴52に挿入しつつ、一対の腕部63の内側に係止受部51を抱え込むようさらに後方に進め、一対の爪部64を係止受部51の後面51bに引っ掛けて、係止部61を係止受部51に係止する。このように係止部61が係止受部51に係止すると、押さえ片部66の先端部分が、LCD30の長縁部30dの前面30a側に当接して、LCD30を収容部41に向けて押さえ込む。これにより、LCD30の長縁部30c、30dの後面30b側が、収容部41の段部44に当接して、LCD30がその前面30aを露出するように収容部41内に位置決めされる。
また、このとき、LCD30は、その後面30bに後面押圧部56(即ち、片部58)が当接して、この当接により弾性変形した後面押圧部56の弾性力によって、後面30bに垂直な方向、即ち、後面30bから前面30aに向かう方向(前方)に押圧される。これにより、LCD30は、後面押圧部56によって押さえ片部66押しつけられて、前後方向(矢印Z方向)の移動を規制される。
そして、文字板23、装飾リング部材22及び見返し板21を順次ケース40重ねて取り付けるとともに、回動内機の回動軸の先端に指針部材24を固定し、最後に、裏カバー及び表ガラスをケース40に取り付けて、コンビネーションメータ1が完成する。
また、LCD30の収容部41からの取り外しは、例えば、図3に示す細棒状の金属をコ字状に折り曲げた挿入部Tsを備えた取り外し工具Tを用いて行う。ケース40の前方に取り付けられる文字板23などの部材を取り外した状態で、まず、該取り外し工具Tの挿入部Tsを、前面押さえ部材60の基部62に設けられた一対の貫通孔62aに挿入して、係止受部51と一対の腕部63との隙間を通して後方に向けて押し込む。すると、係止部61の一対の爪部64が挿入部Tsの先端によって押されて、一対の腕部63が互いに離れる方向に撓むように弾性変形し、係止部61と係止受部51との係止が解除されて、前面押さえ部材60がケース40から外れる。そして、固定爪部53を、収容部41から離れる方向に弾性変形させると同時に、LCD30を収容部41から垂直に引き抜いて、ケース40から取り外す。
以上より、本発明によれば、ケース40の前面40aに設けられた、LCD30がその前面30aを露出して収容される、収容部41と、この収容部41に収容されたLCD30の後面30bを当該後面30bに垂直な方向に押圧する後面押圧部56と、LCD30が収容部41に収容された後に、LCD30の前面30aに当接するようにしてケース40に設けられた係止受部51に係止する前面押さえ部材60と、を有しているので、LCD30を、その長縁部を支点にして回転させることなく、収容部41に垂直に近づけるように移動して当該収容部41に収容でき、その後、前面押さえ部材60をLCD30に当接するようにして係止受部51(即ち、ケース40)に係止することにより、LCD30を後面押圧部56によって前面押さえ部材60に押しつけて、前後方向の移動を規制することができ、そのため、容易に組み立てることができるとともに前後方向のガタツキを十分に防止できる。
また、前面押さえ部材60が、折り曲げ可能な連結部材67を介して係止受部51に連結されているので、組立時に、前面押さえ部材60がそれを係止する係止受部51の近くにあり、連結部材67を折り曲げて前面押さえ部材60を係止受部51に係止することができ、そのため、さらに容易に組み立てることができる。
また、ケース40が、収容部41に隣接して当該ケース40の前面40aから後面40bに向けて延在して設けられた角柱状の係止受部51を有し、前面押さえ部材60が、帯板状の基部62と、該基部62の両端部から立設された一対の腕部63と、該一対の腕部63の先端部分に互いに向き合うように内側に突設された一対の爪部64と、を有する、上記係止受部51をその前面51a側から抱え込むように係止する、係止部61と、この係止部61の基部62における一対の腕部63間の縁部から当該基部62に平行に延在して設けられた、LCD30の前面30aに当接する、押さえ片部66と、を有しているので、係止受部51が角柱状であり、前面押さえ部材60がコ字状の係止部61と該係止部61に延在する押さえ片部66とを有する形状であり、そのため、簡易な形状で構成することができる。また、係止受部51と係止部61とがこのような形状であることから、係止部61を、そのコ字状の内側に係止受部51を抱え込むように、係止受部51の前面51a側から近づけて係止受部51に係止させることができ、容易に組み立てることができる。また、係止受部51がケース40の前面40aから後面40bに向けて延在して設けられているので、係止部61の一対の腕部63の長さを確保することができ、当該一対の腕部63における弾性を確保することができる。
また、係止部61の基部62には、一対の爪部64と対向する箇所に一対の貫通孔62aが設けられているので、この一対の貫通孔62aに棒状の工具を挿入して一対の爪部64を押すことによって、一対の腕部63を互いに離れる方向に撓ませることができ、そのため、係止部61と係止受部51との係止を容易に解除することができ、つまり、前面押さえ部材60をケース40から容易に取り外すことができる。
本実施形態において、ケース40には、固定爪部53が設けられていたが、本発明はこれに限定するものではなく、このような固定爪部53に代えて、係止受部51と前面押さえ部材60との組を設けてもよい。
また、一度取り付けた前面押さえ部材60を取り外す必要がない場合等は、前面押さえ部材60の係止部61の基部62に貫通孔62aを設けない構成でもよい。
また、上述した係止受部51及び前面押さえ部材60の形状は一例であって、本発明の目的に反しない限り、LCD30が収容部41に収容された後に、LCD30の前面30aに当接するようにしてケースに係止する前面押さえ部材であれば、それら形状は任意である。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 コンビネーションメータ
11 速度メータ
12 走行距離計
30 LCD(表示パネル装置)
31 端子部
40 ケース
41 収容部
51 係止受部
52 位置決め穴
56 後面押圧部
60 前面押さえ部材
61 係止部
62 基部
62a 一対の貫通孔
63 一対の腕部
64 一対の爪部
66 押さえ片部
67 連結部材

Claims (4)

  1. 一縁部に端子部が設けられた矩形板状の表示パネル装置をケースに固定する構造であって、
    前記ケースの前面に設けられた、前記表示パネル装置がその前面を露出して収容される、収容部と、
    前記収容部に収容された前記表示パネル装置の後面を当該後面に垂直な方向に押圧する後面押圧部と、
    前記表示パネル装置が前記収容部に収容された後に、前記表示パネル装置の前面に当接するようにして前記ケースに係止する前面押さえ部材と、を有している
    ことを特徴とする表示パネル装置の固定構造。
  2. 前記前面押さえ部材が、折り曲げ可能な連結部材を介して前記ケースに連結されていることを特徴とする請求項1に記載の表示パネル装置の固定構造。
  3. 前記ケースが、前記収容部に隣接して前記ケースの前面から後方に向けて延在して設けられた角柱状の係止受部を有し、
    前記前面押さえ部材が、
    帯板状の基部と、該基部の両端部から立設された一対の腕部と、該一対の腕部の先端部分に互いに向き合うように内側に突設された一対の爪部と、を有する、前記係止受部を前記ケースの前面側から抱え込むようにして該係止受部に係止する、係止部と、
    前記基部における前記一対の腕部間の縁部から前記基部に平行に延在して設けられた、前記表示パネル装置の前面に当接する、押さえ片部と、を有している、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示パネル装置の固定構造。
  4. 前記係止部の前記基部には、前記一対の爪部と対向する箇所に一対の貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の表示パネル装置の固定構造。
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