JP2012027162A - 電気泳動表示装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】黒表示時におけるコントラストの低下を抑制する。
【解決手段】電気泳動表示装置は、所定の間隔で対向配置された第一の基板及び第二の基板と、第一の基板に配列された複数の画素電極と、隣接する画素電極間に配置された配線と、第二の基板に設けられた対向電極と、第二の基板に向けて第一の基板の配線上に複数の画素電極を囲うように立設された隔壁とを備えている。電気泳動表示装置には、多数個の白粒子が分散された溶媒が隔壁に囲まれた領域に充填されている。画素電極上には、第二の基板側に向けて凸となる少なくとも二つの凸部が互いに隣り合って谷部を形成するように配置されていて、凸部の表面が黒色とされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気泳動表示装置に関する。
従来、電気泳動表示装置としては、マイクロ隔壁構造の電気泳動方式を適用した電気泳動表示装置が知られている(例えば特許文献1参照)。このような電気泳動表示装置は、例えば、表示面をなす対向基板と、対向基板に対向配置された薄膜トランジスタ基板とが設けられている。薄膜トランジスタ基板における対向基板に対向する内面には、マトリクス状に配列された複数の画素電極が形成されている。各画素電極は、隔壁により囲まれており、対向基板、薄膜トランジスタ基板及び隔壁により形成された空間内には、プラス帯電の黒粒子と、マイナス帯電の白粒子とが多数分散された溶媒が充填されている。
特開2007−272135号公報
ここで、黒表示時においてはどうしても反射光の影響を受けてしまいコントラストが低下してしまう問題があった。
このため、本発明の課題は、黒表示時における黒浮きを押さえることによりコントラストの低下を抑制することである。
以上の課題を解決するため、本発明の一の態様によれば、
所定の間隔で対向配置された第一の基板及び第二の基板と、
前記第一の基板に配列された複数の画素電極と、
隣接する前記画素電極間に配置された配線と、
前記第二の基板に設けられた対向電極と、
前記第二の基板に向けて前記第一の基板の前記配線上に前記画素電極を囲うように立設された隔壁と、を備え、
多数個の白粒子が分散された溶媒が前記隔壁に囲まれた領域に充填された電気泳動表示装置であって、
前記画素電極上には、前記第二の基板側に向けて凸となる少なくとも二つの凸部が互いに隣り合って谷部を形成するように配置されていて、
前記凸部の表面が黒色とされていることを特徴としている。
上記電気泳動表示装置において好ましくは、前記溶媒内には多数個の黒粒子が分散されていることを特徴としている。
上記電気泳動表示装置において好ましくは、前記第二の基板における前記対向電極が形成された面とは反対側の面には、前記谷部に対向する位置に遮光マスクが形成されていることを特徴としている。
上記電気泳動表示装置において好ましくは、前記凸部に対応する領域の内側の領域には前記画素電極が形成されていない。
上記電気泳動表示装置において好ましくは、前記凸部は絶縁体である。
本発明によれば、黒表示時におけるコントラストの低下を抑制することができる。
本実施形態の電気泳動表示装置の要部構成を模式的に示した断面図である。 図1の電気泳動表示装置に備わる薄膜トランジスタ基板の要部構成を示す断面図であり、図3におけるII−II切断線から見た断面図である。 図1の電気泳動表示装置に備わる薄膜トランジスタ基板の要部構成を示す透過平面図である。 図1の電気泳動表示装置の製造工程を示す説明図である。 図1の電気泳動表示装置の製造工程を示す説明図である。 図1の電気泳動表示装置に備わる隔壁を形成するための隔壁用フィルムの概略構成を表す分解斜視図である。 図1の電気表示装置における黒表示時の状態を示す模式断面図である。 図1の電気表示装置の変形例を示す図であり、白表示時の状態を示す模式断面図である。 図8の電気表示装置における黒表示時の状態を示す模式断面図である。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
図1は本実施形態の電気泳動表示装置の要部構成を模式的に示した断面図である。この図1に示すように電気泳動表示装置1には、対向基板10と、隔壁60により対向基板10との間に所定の間隔で対向配置された薄膜トランジスタ基板20とが設けられている。この対向基板10が第二の基板であり、薄膜トランジスタ基板20が第一の基板である。薄膜トランジスタ基板20には、マトリックス状に画素電極24が形成され、画素電極間に配線としての走査ライン22及びデータライン23が形成されている。走査ライン22及びデータライン23上には隔壁60が格子状に形成されている。対向基板10と薄膜トランジスタ基板20との間には、図示しない枠状のシール材が形成されており、隔壁60をスペーサーとして一対の基板間に空間が形成され、当該空間には黒粒子71と白粒子72が分散された溶媒70が封入されている。
対向基板10は、例えばガラスから形成されている。対向基板10における薄膜トランジスタ基板20に対向する内面には対向電極11が積層されている。対向電極11は例えばITO(Indium Tin Oxide;錫ドープ酸化インジウム)から形成されている。
溶媒70には、表面の極性と色とが異なる2種類の粒子が複数分散されている。2種類の粒子のうち、1種類は例えばカーボンブラックからなるプラス帯電の黒粒子71であり、他の1種類は例えばTiO(酸化チタン)からなるマイナス帯電の白粒子72である。ここで、黒粒子71の直径は5.0μm以下であり、白粒子72の直径は0.3μm以下である。そして、溶媒70としては、黒粒子71、白粒子72よりも低誘電率の分散媒が用いられている。
次に、薄膜トランジスタ基板20について図2及び図3を参照して詳細に説明する。図3は薄膜トランジスタ基板20の要部構成を示す透過平面図である。なお、図2は、図3におけるII−II断面図である。
まず、図3を参照して、薄膜トランジスタ基板20の平面的な構造について説明する。薄膜トランジスタ基板20はガラス等から形成されており、この上面には複数の走査ライン22及び複数のデータライン23が互いに交差するように形成されている。この場合、複数の走査ライン22は行方向に延びて設けられ、複数のデータライン23は列方向に延びて設けられている。
また、薄膜トランジスタ基板20上には複数の補助容量部26が設けられている。補助容量部26は、画素電極24の図における下辺を除く3辺に重なるように形成されている。
薄膜トランジスタ基板20上において走査ライン22とデータライン23とで囲まれた各領域内には画素電極24が設けられている。これにより、薄膜トランジスタ基板20上に、複数の画素電極24がマトリクス状に配列される。画素電極24には、データライン23と平行な一対のスリット242が互いに間隔を開けて形成されており、これにより画素電極24は上面から見て櫛歯状となっている。また、画素電極24の一つの角部、図3においては左下の角部には、切欠部241が形成されている。この切欠部241には、スイッチング素子としての薄膜トランジスタ25が配置されている。この薄膜トランジスタ25を介して、画素電極24が走査ライン22及びデータライン23に電気的に接続されている。
そして、画素電極24、走査ライン22及びデータライン23上には、対向基板10に向けて立設する隔壁60が形成されている。隔壁60は、断面が台形状に形成されていて、その底辺部60aが走査ライン22及びデータライン23を覆うように、これらライン22,23の幅よりも拡幅に形成されている。
また、画素電極24のスリット242上には、対向基板10側に向けて凸となる二つの凸部243が形成されている。凸部243は上面から見て矩形状であり、凸部243の三辺の周縁部は、画素電極24に重なっている。これにより、凸部243に対応する領域の内側の領域には画素電極24が形成されていないこととなる。また、凸部243は絶縁性黒色材で形成されている。なお、凸部243は、絶縁体で表面が黒色であればよいので、凸部243全体を黒色材で形成しなくとも、その表面を黒色で着色すればよい。
次に、薄膜トランジスタ基板20の断面構造について説明する。
図2に示すように、対向基板10に対向する薄膜トランジスタ基板20の内面には、その所定の箇所にCr(クロム)等からなるゲート電極29及び当該ゲート電極29に接続された走査ライン22が形成されている。ゲート電極29は、薄膜トランジスタ25をなす箇所に配置されている。また、薄膜トランジスタ基板20の内面側における他の所定の箇所には、Cr等からなる補助容量配線29aと、補助容量配線29aを覆うITO(酸化インジウムスズ)等からなる補助容量部26とが形成されている。補助容量部26は、補助容量配線29aを覆うように形成されている。
そして、薄膜トランジスタ基板20には、ゲート電極29、走査ライン22、補助容量配線29a及び補助容量部26を覆うように、例えば酸化シリコン又は窒化シリコン等からなるゲート絶縁膜30が形成されている。これにより、ゲート電極29がゲート絶縁膜30の下層側に配置されることになる。
ゲート絶縁膜30の上面におけるゲート電極29上方には、例えば真性アモルファスシリコン等の半導体からなる半導体薄膜31が形成されている。この半導体薄膜31の上面ほぼ中央部には、例えば酸化シリコン又は窒化シリコン等からなるチャネル保護膜32が設けられている。チャネル保護膜32の上面両側及びその両側における半導体薄膜31の上面にはn型アモルファスシリコン等からなるオーミックコンタクト層33,34が設けられている。
オーミックコンタクト層33,34の上面には、例えばCrからなるソース電極35及びドレイン電極36が設けられている。これによりゲート絶縁膜30の上層側にソース電極35及びドレイン電極36が配置されることになる。ここで、薄膜トランジスタ25は、逆スタガ型であり、ゲート電極29、ゲート絶縁膜30、半導体薄膜31、チャネル保護膜32、オーミックコンタクト層33,34、ソース電極35及びドレイン電極36により構成されている。
また、ゲート絶縁膜30の上面におけるデータライン23の形成領域にも、例えば真性アモルファスシリコン等の半導体からなる半導体薄膜37が形成されている。半導体薄膜37の上面には、n型アモルファスシリコン等からなるオーミックコンタクト層38が設けられている。そしてオーミックコンタクト層38の上面には、Cr等からなるドレイン膜39が形成されている。このドレイン膜39がデータライン23をなす。
そして、薄膜トランジスタ25や、データライン23の上層側には、これら薄膜トランジスタ25及びデータライン23を覆うように、例えば酸化シリコン又は窒化シリコン等からなる層間絶縁膜としてのオーバーコート膜50が形成されている。このオーバーコート膜50におけるソース電極35の上面にはコンタクトホール40が形成されている。具体的には、コンタクトホール40は、ソース電極35におけるチャネル保護膜32から離間した部分の上面に対して形成されている。
オーバーコート膜50の上面における所定の箇所には、図2及び図3に示すように、ITO等からなる透明性の画素電極24が、コンタクトホール40を介してソース電極35に電気的に接続するように形成されている。
そして、薄膜トランジスタ基板20には、走査ライン22及びデータライン23上から対向基板10に向けて立設する隔壁60が、例えば感光性アクリル等の感光性樹脂により形成されている。隔壁60は、断面が台形状に形成されていて、その底辺部60aが走査ライン22及びデータライン23を覆うように、これらライン22,23の幅よりも拡幅に形成されている。
次に、電気泳動表示装置1の製造方法について図4〜図5を参照して説明する。
まず、図4(a)に示す通り、薄膜トランジスタ基板20の内面に対して、Crを成膜して、ゲート電極29、走査ライン22及び補助容量配線29aを形成する。
その後、図4(b)に示す通り、補助容量配線29aを覆うようにITOを成膜して、補助容量部26を形成する。
次いで、図4(c)に示す通り、ゲート電極29、走査ライン22、補助容量配線29a及び補助容量部26を覆うように、例えば酸化シリコン又は窒化シリコン等を成膜して、ゲート絶縁膜30を形成する。ゲート絶縁膜30の形成後には、その上面に真性アモルファスシリコン31aを成膜する。さらに、真性アモルファスシリコン31aの形成後は、その上面の所定箇所に、例えば酸化シリコン又は窒化シリコン等を成膜してチャネル保護膜32を形成する。
また、図5(a)に示す通り、エッチング法等を用いて真性アモルファスシリコン31aの不要な部分を除去し、半導体薄膜31、37を形成する。除去後においては、所定箇所にn型アモルファスシリコン等を成膜して、オーミックコンタクト層33,34,38を形成し、そのオーミックコンタクト層33,34,38上にCrを成膜して、ソース電極35、ドレイン電極36及びドレイン膜39を形成する。これにより、薄膜トランジスタ25及びデータライン23が形成される。
図5(b)に示す通り、薄膜トランジスタ25及びデータライン23の上層側に、例えば酸化シリコン又は窒化シリコン等を成膜し、オーバーコート膜50を形成する。その後、オーバーコート膜50の所定箇所をエッチング法により除去し、コンタクトホール40を形成する。
そして、図5(c)に示す通り、オーバーコート膜50の上面における所定の箇所に、ITOを成膜して画素電極24を形成する。
薄膜トランジスタ基板20が完成すると、薄膜トランジスタ基板20上に隔壁60を形成する。具体的には、図6に示す隔壁用フィルム61を用いて隔壁60を形成する。図6では各層が剥離した状態を示しているが、実際には隔壁用フィルム61は、支持フィルム62、レジストフィルム63及びカバーフィルム64が積層されて形成されている。例えば、支持フィルム62はPET等の樹脂フィルムから形成されていて、カバーフィルム64はOPP等の樹脂フィルムから形成されている。そして、レジストフィルム63は、隔壁60をなす感光性アクリル等の感光性樹脂により形成されていて、一方の面に支持フィルム62が貼付され、他方の面にカバーフィルム64が貼付されている。
この隔壁用フィルム61を用いて隔壁60を形成するには、まずカバーフィルム64を剥がして、薄膜トランジスタ基板20上にレジストフィルム63を貼り合わせる。その状態のままレジストフィルム63を露光し、感光性アクリルを薄膜トランジスタ基板20の所定位置に転写する。転写後、支持フィルム62を剥がしてから、レジストフィルム63を現像して、薄膜トランジスタ基板20に転写された以外の部分を除去する。そして、薄膜トランジスタ基板20上に転写された感光性アクリルに対してポストベークを施し、密着性を高めることで隔壁60が形成される。
隔壁60の形成後には、薄膜トランジスタ基板20の画素電極24上に凸部243を形成する。この場合においても、隔壁用フィルム61とほぼ同じ構成の凸部用フィルム(図示省略)を用いる。ここで、凸部用フィルムにおいては、レジストフィルムが凸部243をなす黒色の感光性樹脂(絶縁性黒色材)となっている。
この凸部用フィルムを用いて凸部243を形成するには、まずカバーフィルムを剥がして、薄膜トランジスタ基板上にレジストフィルムを貼り合わせる。その状態のままレジストフィルムを露光し、黒色の感光性樹脂を薄膜トランジスタ基板20の所定位置に転写する。転写後、支持フィルムを剥がしてから、レジストフィルムを現像して、薄膜トランジスタ基板20に転写された以外の部分を除去する。そして、薄膜トランジスタ基板20上に転写された黒色の感光性樹脂に対してポストベークを施し、密着性を高めることで凸部243が形成される。
凸部243の形成後においては、黒粒子71、白粒子72が複数分散された溶媒70を、隔壁60により囲まれた複数の領域に注入する。注入後、対向電極11と画素電極24とが対向するように対向基板10を薄膜トランジスタ基板20上に配置し、対向する基板10,20間に形成した図示しない枠状のシール材により貼り合わせ封止する。あるいは、対向基板10の全面に予め樹脂フィルム等を用いて接着層を形成し、貼り合わせ封止してもよい(図1参照)。
次に、本実施形態の電気泳動表示装置1の作用について説明する。なお、電気泳動表示装置1においては、表示面が対向基板10の外面10aとなっており、視認する方向は図1における矢印方向となる。
そして、対向電極11の電圧を、画素電極24よりも高くすると、負の帯電性の酸化チタンからなる白粒子72が対向電極11側に移動するとともに、正の帯電性のカーボンブラックからなる黒粒子71が画素電極24側に移動して、表示面では白色が表示されることになる。逆に対向電極11の電圧を、画素電極24よりも低くすると、白粒子72が画素電極24側に移動するとともに黒粒子71が対向電極11側に移動して、表示面では黒色が表示されることになる。
ここで、黒表示時においては、図7に示すように、黒粒子71が対向電極11側にあり、白粒子72が二つの凸部243がなす谷部246と、凸部243及び壁部60がなす谷部247とで、画素電極24側に配置されている。図7中、実線の矢印は黒粒子71により吸収される入射光Y1を示している。また、一点鎖線の矢印は黒粒子71では吸収されず、凸部243で吸収される入射光Y2を示している。そして、点線の矢印は黒粒子では吸収されず、白粒子72によって散乱される入射光Y3を示している。ここで、凸部243がない場合には、黒粒子71で吸収されなかった入射光は、そのほとんどが白粒子72で散乱されるため、黒浮きが発生して黒表示のコントラストを低下させる原因となっていた。しかしながら、本実施形態のように表面が黒色の凸部243が形成されていることで、白粒子72は谷部246,247に集中し、凸部243の表面が露出するため、その凸部243の表面で入射光Y2を吸収することができるのである。
以上のように、本実施形態によれば、画素電極24上には、薄膜トランジスタ基板24側に向けて凸となる二つの凸部243が互いに隣り合って谷部246を形成するように配置されていて、その凸部243の表面が黒色とされているので、白粒子72による光の散乱を少なくすることができる。これにより、黒表示時における黒浮きを抑えることができ、コントラストの低下を抑制することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限らず適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、一つの画素電極24上に凸部243が二つ形成されている場合を例示して説明したが、三つ以上形成されていてもよい。
また、電気泳動表示装置においては、白粒子71のみを溶媒70内に分散させて表示を行うものも開発されている。この場合、図8及び図9に示すように、電気泳動表示装置1Aの対向基板10における対向電極11が形成された面とは反対側の面(外面10a)上には、谷部246,247に対向する位置にそれぞれ遮光マスク249が形成されている。図8及び図9中、実線の矢印は凸部243により吸収される入射光Y4を示している。また、一点鎖線の矢印は遮光マスク249で吸収される入射光Y5を示している。そして、点線の矢印は白粒子72によって散乱される入射光Y6を示している。
対向電極11の電圧を画素電極24よりも高くすると、図8に示すように、白粒子72が対向電極11側に移動して、表示面では白色が表示されることになる。逆に対向電極11の電圧を画素電極24よりも低くすると、図9に示すように、白粒子72が画素電極24側に移動する。このとき、白粒子72は二つの凸部243がなす谷部246と、凸部243及び壁部60がなす谷部247とで、画素電極24側に配置される。このとき、各遮光マスク249がなす隙間からは凸部243の表面が露出するため、表示面では、黒表示されることとなる。
つまり、白粒子71のみで表示を行う電気泳動表示装置1Aであっても、画素電極24上には、薄膜トランジスタ基板24側に向けて凸となる二つの凸部243が互いに隣り合って谷部246を形成するように配置されていて、その凸部243の表面が黒色とされているので、白粒子72による光の散乱を少なくすることができ、黒表示時における黒浮きを抑えることによりコントラストの低下を抑制することができる。
1 電気泳動表示装置
10 対向基板(第二の基板)
10a 外面
11 対向電極
20 薄膜トランジスタ基板(第一の基板)
22 走査ライン
23 データライン
24 画素電極
25 薄膜トランジスタ
26 補助容量部
29 ゲート電極
29a 補助容量配線
30 ゲート絶縁膜
31 半導体薄膜
31a 真性アモルファスシリコン
32 チャネル保護膜
33,34 オーミックコンタクト層
35 ソース電極
36 ドレイン電極
37 半導体薄膜
38 オーミックコンタクト層
39 ドレイン膜
40 コンタクトホール
50 オーバーコート膜
60 隔壁
60a 底辺部
61 隔壁用フィルム
62 支持フィルム
63 レジストフィルム
64 カバーフィルム
70 溶媒
71 黒粒子
72 白粒子
241 切欠部
243 凸部
246 谷部
247 谷部

Claims (5)

  1. 所定の間隔で対向配置された第一の基板及び第二の基板と、
    前記第一の基板に配列された複数の画素電極と、
    隣接する前記画素電極間に配置された配線と、
    前記第二の基板に設けられた対向電極と、
    前記第二の基板に向けて前記第一の基板の前記配線上に前記画素電極を囲うように立設された隔壁と、を備え、
    多数個の白粒子が分散された溶媒が前記隔壁に囲まれた領域に充填された電気泳動表示装置であって、
    前記画素電極上には、前記第二の基板側に向けて凸となる少なくとも二つの凸部が互いに隣り合って谷部を形成するように配置されていて、
    前記凸部の表面が黒色とされていることを特徴とする電気泳動表示装置。
  2. 請求項1記載の電気泳動表示装置において、
    前記溶媒内には多数個の黒粒子が分散されていることを特徴とする電気泳動表示装置。
  3. 請求項1記載の電気泳動表示装置において、
    前記第二の基板における前記対向電極が形成された面とは反対側の面には、前記谷部に対向する位置に遮光マスクが形成されていることを特徴とする電気泳動表示装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の電気泳動表示装置において、
    前記凸部に対応する領域の内側の領域には前記画素電極が形成されていないことを特徴とする電気泳動表示装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の電気泳動表示装置において、
    前記凸部は絶縁体であることを特徴とする電気泳動表示装置。
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