JP2004272012A - 表示装置 - Google Patents

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JP2004272012A
JP2004272012A JP2003064132A JP2003064132A JP2004272012A JP 2004272012 A JP2004272012 A JP 2004272012A JP 2003064132 A JP2003064132 A JP 2003064132A JP 2003064132 A JP2003064132 A JP 2003064132A JP 2004272012 A JP2004272012 A JP 2004272012A
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Masanori Ando
雅徳 安藤
Mitsuru Kagase
充 加賀瀬
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Abstract

【課題】シール部材の表示領域への染み出しを防止することができると共に、ゲート配線や信号配線に対し短絡等を起こすことがないシール部材の染み出し防止構造を有する液晶表示装置を提供する。
【解決手段】シール部材20の内側であって表示領域の外側に位置する平坦化膜54にブロック用溝62を表示領域の全周にわたって、かつ、千鳥状に設けることにより、シール部材20の表示領域への染み出しを防止できる。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示装置等の表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示装置における液晶セルは、アレイ基板と対向基板とより構成され、これら両基板の間に液晶を封止するために、アレイ基板と対向基板のほぼ全周にシール部材を塗布して、両基板を封着している。
【0003】
この封着においては、シール部材を介して対向配置した基板を加圧および加熱しながらシール部材を硬化させ両基板を接着する。このときシール部材はシール部材の幅方向に広がり、表示領域にまで達することがある。表示領域にシール部材がかかると表示不良を生じ、液晶表示装置の表示品位が低下する。
【0004】
ところで、最近の液晶表示装置は狭額縁化が進み、表示領域を大きくとるため非表示領域が狭くなってきている。このため、シール部材の表示領域への染み出しを抑制する対策が必須となってきた。
【0005】
このシール部材の表示領域への染み出しを防止するために、表示領域の外側であってシール部材の内側に染み出し抑制パターンを電極と同じ材料によって形成する液晶表示装置が提案されている(特許文献1)。詳しくは、単純マトリクス型において、額縁部であって表示領域から額縁部まで引き出された電極配線(引き出し配線)がない位置に、電極配線と同一材料により染み出し抑制パターンを形成するもので、引き出し配線に対向する染み出し抑制パターンは、引き出し配線の形成された基板と対向配置される基板側に配置される。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−180872
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図8に示すように、発明者らの誠意研究により、シール部材100の染み出しはゲート配線102や信号配線104やCs・com配線106等の基板上に形成された配線パターンに沿って、生じることがわかった。
【0008】
したがって、上記特許文献1に記載される技術を用いても、染み出し抑制パターンは引き出し配線の形成された基板とは異なる、対向する基板上に形成されるため、配線パターンに沿ったシール部材100の染み出しは防止することができない。
【0009】
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、シール部材の表示領域への染み出しを防止することができる液晶表示装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、互いにシール部材により封着された対向基板間に複数の画素を配置してなる表示領域を有する表示装置において、前記画素を駆動する配線パターンの形成された基板における表示領域の外側であって、かつ、前記シール部材の内側の領域に前記シール部材が前記表示領域側へ染み出すのを防止するブロック用溝を、前記配線パターンより上層で、かつ、配線パターンを横切る方向に設けることを特徴とする表示装置である。
【0011】
請求項2の発明は、前記ブロック用溝が、前記表示領域の外周に沿った環状形状であることを特徴とする請求項1記載の表示装置である。
【0012】
請求項3の発明は、前記ブロック用溝が、前記表示領域の各辺部と平行に延び、かつ、不連続な溝で構成されていることを特徴とする請求項1記載の表示装置である。
【0013】
請求項4の発明は、前記ブロック用溝が、前記表示領域の各辺部と平行に延び、かつ、不連続な千鳥状の溝で構成されていることを特徴とする請求項1記載の表示装置である。
【0014】
請求項5の発明は、前記表示装置が、アレイ基板上に複数の信号配線と複数のゲート配線とを交叉するように形成し、これら信号配線とゲート配線との交叉部分に薄膜トランジスタを形成し、この薄膜トランジスタに画素電極を接続し、前記アレイ基板と対向基板との全周をシール部材によって接着して、前記アレイ基板と前記対向基板との間に光活性層を封止するものであり、前記ゲート配線上にゲート絶縁膜を形成し、前記ゲート絶縁膜上に層間絶縁膜を形成し、前記層間絶縁膜上に樹脂性絶縁膜である平坦化膜を形成し、前記ブロック用溝を前記平坦化膜に形成することを特徴とする請求項1から4のうち少なくとも一項に記載の表示装置である。
【0015】
請求項6の発明は、前記表示装置が、アレイ基板上に複数の信号配線と複数のゲート配線とを交叉するように形成し、これら信号配線とゲート配線との交叉部分に薄膜トランジスタを形成し、この薄膜トランジスタに画素電極を接続し、前記アレイ基板と対向基板との全周をシール部材によって接着して、前記アレイ基板と前記対向基板との間に光活性層を封止するものであり、前記ゲート配線上にゲート絶縁膜を形成し、前記ゲート絶縁膜上に層間絶縁膜を形成し、前記ブロック用溝を前記層間絶縁膜に形成することを特徴とする請求項1から4のうち少なくとも一項に記載の表示装置である。
【0016】
請求項7の発明は、前記ブロック用溝が形成された絶縁膜が、前記画素電極より下層であることを特徴とする請求項5または6に記載の表示装置である。
【0017】
請求項1、2の発明であると、シール部材が表示領域側へ染み出すのを防止するブロック用溝を設けることにより、染み出したシール部材がこのブロック用溝で溜まり、表示領域へ染み出すことがない。
【0018】
請求項3、4の発明であると、ブロック用溝の底に残留する画素電極の材料と、ゲート配線や信号配線との間のチャージの総量が小さくなり、このチャージで静電破壊(ESD)が生じ断線を生じる場合がない。また、チャージが集中しないので膜の腐食がない。
【0019】
請求項5の発明であると、ブロック用溝を平坦化膜に形成することにより、この平坦化膜を形成する工程で同時にブロック用溝も形成できる。
【0020】
請求項6の発明であると、ブロック用溝を層間絶縁膜に形成することにより、この層間絶縁膜を形成する工程で同時にブロック用溝も形成できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
本発明の実施例1について図1〜4を用いて説明する。
【0022】
(1)液晶表示装置10の全体の構造
本実施例の液晶表示装置10は、例えばノーマリホワイトモードの光透過型であり、この液晶セルは、アレイ基板14と対向基板16とがスペーサーにより所定の間隔に保たれ、この間に、TN(ツイストネマティック)タイプの液晶層18が保持されてなる。表示領域の外側の全周に矩形枠状のシール部材20が配されて、液晶層18を封止するとともに、アレイ基板14と対向基板16とを接合している。なお、シール部材の一部に開口を形成しアレイ基板14と対向基板16とを封着した後、液晶を注入する場合には、シール部材の開口部分を封止する封止剤が配される。
【0023】
アレイ基板14においては、ガラス基板24上に、信号配線26とゲート配線28とがマトリクスをなすように配列され、信号配線26とゲート配線28との交点毎に薄膜トランジスタ(以下、TFTという)30が配置される。これら信号配線26及びゲート配線28により囲まれるマス目状の各領域は、画素ドットに相当し、ITO等の透明導電材料からなる画素電極32が配置され、対応するTFT30に電気的に接続されている。このTFT30は、オン画素とオフ画素とを電気的に分離し、かつオン画素への映像信号を保持する機能を有し、アクティブマトリクス型表示装置を構成する。
【0024】
対向基板16においては、ガラス基板34の下面に、ブラックマトリクス(BM)のパターンと、所定画素毎に赤色(R)、緑色(G)及び青色(B)に着色されたカラーフィルタ層と、これらの略全体を覆う対向電極、配向膜とが設けられている。
【0025】
これら、画素電極、画素電極に対向配置される対向電極、およびこれら電極間に保持される光活性層(ここでは液晶層)により、画素が構成される。
【0026】
(2)画素部の構造
次に、図4に基づいて画素部の構造について説明する。
【0027】
本実施例のTFT30は、いわゆるエッチストッパ型と呼ばれるアモルファスシリコン(a−Si)TFTであって、ゲート電極36が、ガラス基板24側に位置するボトムゲート型である。TFT上に層間絶縁膜52、平坦化膜を積層配置し、平坦化膜上に配置した画素電極が層間絶縁膜、平坦化膜に形成されたスルーホールを介してTFT30と接続される。
【0028】
この画素部の製造方法について説明する。
【0029】
まず、ガラス基板等の支持基板24の上にゲート電極36となる金属薄膜をスパッタ法で成膜し、PEP工程によりゲート電極パターンを形成する。なお、「PEP工程」とは、Photolithography and Etching Processの略であり、レジスト塗布、マスク露光、エッチングによりパターンを形成する工程を意味する。
【0030】
次に、ゲート絶縁膜38、ノンドープのアモルファスシリコン膜(a−Si膜)40、ストッパSiNx膜44をプラズマCVD法で連続成膜する。ゲート絶縁膜38は、ここではSiOx膜やSiNx膜の多層積層構造となっている。
【0031】
次に、PEP工程によりソース・ドレイン領域のコンタクト部分となるアモルファスSi膜40を露出し、チャネル領域を被覆する形状に、ストッパSiNx膜44の不要部分をエッチング除去する。
【0032】
次に、リンドープアモルファスシリコン膜(na−Si膜)46をプラズマCVD法により成膜し、さらにna−Si膜上に、ソース電極48とドレイン電極50となる電極材料をスパッタ法で成膜する。
【0033】
次に、ソース電極48及びドレイン電極50、na−Si膜、a−Si膜を一括してパターニングし、TFT30を形成する。
【0034】
次に、TFT30上にパッシベーション膜、すなわち層間絶縁膜52となるSiNx層のプラズマCVD成膜を行し、ソース電極48の一部を露出するように、開口を形成する。
【0035】
最後に、この層間絶縁膜52の上に、アクリル樹脂等の樹脂材料よりなる平坦化膜54を形成し、層間絶縁膜52の開口を介してソース電極48を露出するスルーホールを形成し、この平坦化膜54の上にITO(IndiumTin Oxide;インジウム錫酸化物)である画素電極32をパターニングする。こうして、TFT30のソース電極48とスルーホールを介して画素電極32が接続される。
【0036】
(3)周辺領域の構造
図1から図3に基づいて、表示領域である画素エリア58より外側の領域におけるアレイ基板14の構造について図1から図3に基づいて説明する。
【0037】
図1に示すように、画素エリア58の外側のゲート配線側には、ゲート配線28の引出し部分が配線され、信号配線側においては信号配線26の引出し部分が配線されている。また、ゲート配線側には、補助容量線及び共通電位をとるためのCs・com配線60が配線されている。これら配線は、アレイ基板の一部としてガラス基板24上に形成されている。
【0038】
シール部材20より内側で、かつ、画素エリア58よりも外側の部分には、シール部材20の画素エリア58への染み出しを防止するためのブロック用溝62が、画素エリア58の全周にわたって、ここでは2本、平行に設けられている。これら2本のブロック用溝62は、所定間隔をあけて設けられている。
【0039】
また、ブロック用溝62は、額縁部に配置される配線パターンよりも上層で、配線パターンと同一基板上に、配線パターンを横切る方向に配置される。また、ブロック用溝62は、画素エリア58の外周に沿った形状に形成される。
【0040】
配線パターンと同一基板上に、染み出しを防止する構造が配されるため、配線パターンに沿って画素エリア58の方向へ染み出すシール部材20の表示領域への流入を抑制することができる。したがって、シール部材20起因の表示不良を防止することができる。
【0041】
図2は、図1におけるA−A線断面図であり、ゲート配線28が設けられている領域での縦断面図である。
【0042】
図2に示すように、ガラス基板24の上面にMoWよりなるゲート配線28が形成され、その上に、ゲート絶縁膜38が積層され、更にその上に層間絶縁膜52が形成されている。層間絶縁膜52の上に、上記で説明した平坦化膜54が形成され、その上に配向膜22が形成されている。
【0043】
ブロック用溝62は、平坦化膜54に形成されているものであり、この平坦化膜54の厚みが1〜3μmであり、その厚みが大きいので、この部分にブロック用溝62を形成している。この形成方法としては、平坦化膜54を形成した後、ブロック用溝62以外の部分をマスク露光を行って形成する。画素電極とTFT30のソース電極48とを電気的に接続するスルーホールと同一工程で形成することができ、製造工程を増大することなく、シール部材20の画素エリア58の染み出しを抑制することができる。
【0044】
図3は、図1におけるB−B線断面図であり、信号配線26の領域の縦断面図である。
【0045】
図3に示すように、ガラス基板24の上にゲート絶縁膜38が積層され、その上にゲート配線28と同じ材料で信号配線26を形成する。信号配線26の上には層間絶縁膜52が形成される。そして、この層間絶縁膜52の上に、前記した平坦化膜54が形成され、その上に配向膜22が形成される。ブロック用溝62は、上記と同様に平坦化膜54に形成される。
【0046】
また、上記と同様に、Cs・com配線を乗り越える位置にもブロック用溝62は形成される。
【0047】
図2及び図3に示すように、対向基板16のガラス基板34とアレイ基板14のガラス基板24をシール部材20によって加熱加圧して封着する場合に、シール部材20がシール部材の幅方向に広がり、その結果、図1に示すように画素エリア58の方向にも染み出してくる。しかしながら、配線パターンの形成された基板と同一基板上にブロック用溝62を設け、且つブロック用溝62をシール部材20近傍となる配線パターンを横切る方向に配置するため、染み出しを図2及び図3に示すように阻止することができ、表示不良を防止することができる。
【0048】
また、樹脂絶縁膜である平坦化膜54にブロック用溝62が設けられているため、この部分で短絡や導通を起こしたりすることが少ない。
【0049】
(実施例2)
実施例2について、図5に基づいて説明する。
【0050】
実施例2と実施例1との異なる点は、実施例1ではブロック用溝62を全周にわたり連続した環状形状に設けたが、本実施例では図5に示すようにブロック用溝62を所定の長さ毎に画素エリア58に対し平行で、かつ、千鳥状に設けている点にある。
【0051】
このようにブロック用溝62を不連続でかつ千鳥状に設ける理由は、次のような理由による。
【0052】
実施例1の(2)で説明したように、平坦化膜54の上層に画素電極32を設けている。この工程で平坦化膜54に設けられているブロック用溝62の底に、レジスト膜が厚く残り画素電極の材料がその底に残留する場合がある。そのため、このブロック用溝62の底に残留する画素電極の材料と、これに層間絶縁膜52やゲート絶縁膜38を介してゲート配線28や信号配線26との間にチャージが生じる場合がある。
【0053】
この場合に、実施例1のようにブロック用溝62が連続した状態であると、ブロック用溝62の底に残留する画素電極の材料と、ゲート配線28や信号配線26との間のチャージの総量が大きくなり、このチャージが1箇所に集中して静電破壊(ESD)が生じ断線を生じる場合がある。また、集中したチャージによる膜の腐食が進む恐れがある。
【0054】
そこで、実施例2ではこれを防止するためにブロック用溝62を不連続にすると共に、その不連続のブロック用溝62と隣接するブロック用溝62との間隔が途切れないようにしてシール部材20が画素エリア58に染み出さないようにするために千鳥状に配列したものである。
【0055】
この不連続のブロック用溝62の長さは500μmで、幅が10〜50μmの長方形で、これと直交する信号配線26やゲート配線28の幅が4〜10μmで隣接する相互の間隔が4〜13μmが好ましい。
【0056】
実施例2であると、ブロック用溝62の底に残留する画素電極の材料と、ゲート配線28や信号配線26との間のチャージの総量が小さくなり、このチャージで静電破壊(ESD)が生じ断線を生じる場合がない。また、このようにチャージが集中しないので膜の腐食がない。
【0057】
なお、実施例2の変更例としては、千鳥状に設けるのではなく、1周枠状に点線状に不連続でブロック用溝62を設けてもよい。この場合に、ブロック用溝62と隣接するブロック用溝62との間隔は、シール部材20が染み出さないようにするために、100〜200μm以内に配列すればよい。
【0058】
また、上記実施例では、2周枠状に点線状に千鳥配置する場合について説明したが、さらに、ブロック用溝を付加してもよく、多周枠状にしても同様の効果が得られる。
【0059】
(実施例3)
実施例3について、図6に基づいて説明する。
【0060】
実施例3と実施例1との異なる点は、実施例1ではゲート絶縁膜38の上に層間絶縁膜52を設けていたが、本実施例ではゲート絶縁膜38の上に層間絶縁膜52は設けず、平坦化膜54を直接設けるものである。そして、平坦化膜54にブロック用溝62を設ける。
【0061】
実施例3であっても実施例1と同様の効果を得ることができる。
【0062】
(実施例4)
実施例4について、図7に基づいて説明する。
【0063】
実施例4では、平坦化膜54を設けず、図7に示すように層間絶縁膜52にブロック用溝62を設ける。
【0064】
この場合に、層間絶縁膜52は通常0.1〜0.5μmの厚さであるため、これよりも厚く1μm〜2μmの厚さで積層し、この部分にブロック用溝62を設ける。
【0065】
実施例4であっても、実施例1と同様にシール部材20の画素エリア58への染み出しを防止できる。
【0066】
(実施例5)
次に、実施例5の液晶表示装置10について説明する。
【0067】
上記各実施例では、ボトムゲート型のTFT30を用いたが、本実施例ではTFTが、ポリシリコン(p−Si)半導体層からなり、トップゲート型の構造を有する。すなわち、ゲート電極が半導体層やこれを囲むコンタクト部より上方に層間絶縁膜を介して配されている。そして、この層間絶縁膜上に平坦化膜が形成され、その上に画素電極が形成されている。
【0068】
実施例5であっても周辺領域にある平坦化膜にブロック用溝を設けることにより、シール部材の画素エリアへの染み出しを防止できる。
【0069】
(変更例)
実施例1ではブロック用溝62を2本平行に設けたが、これに代えて1本のブロック用溝を設けるだけでもよく、また、3本以上のブロック用溝62を設けてもよい。
【0070】
また、実施例2でも千鳥状に設けたが、更に、この千鳥状のブロック用溝62の少なくとも片側に不連続のブロック用溝62を設けてもよい。
【0071】
また、対向基板のカラーフィルタ層をシール部材付近まで延在形成し、このカラーフィルタ層にブロック用溝を形成してもよい。
【0072】
また、ゲート配線及び信号配線を駆動する駆動回路をアレイ基板と一体的に額縁部に形成することもできる。このような表示装置へも本件発明を適用することができ、この場合にも画素エリアの外側とシール部材塗布位置との間に配される配線パターン上であって、この配線パターンを横切る方向にブロック用溝を形成することにより、上記実施例と同様の効果を奏することができる。
【0073】
また、上記実施例においては、画素電極と対向電極とをそれぞれ異なる基板上に形成する場合について説明したが、これに限定されず、片側基板上に両電極を配置する横電界方式の液晶表示装置に適用することもできる。要は、対向基板間をシール部材にて封着する表示装置全般への適用が可能である。
【0074】
【発明の効果】
以上により本発明であると、ブロック用溝を設けることによりシール部材の染み出しを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における液晶表示装置の一部分の拡大平面図である。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】図1におけるB−B線断面図である。
【図4】TFT付近における縦断面図である。
【図5】実施例2における液晶表示装置の一部拡大平面図である。
【図6】実施例3の周辺領域における縦断面図である。
【図7】実施例4における周辺領域の縦断面図である。
【図8】従来の液晶表示装置のセルの一部拡大平面図である。
【符号の説明】
10 液晶表示装置
14 アレイ基板
16 対向基板
18 液晶層
20 シール部材
24 ガラス基板
26 信号配線
28 ゲート配線
30 TFT
32 画素電極
34 ガラス基板
36 ゲート電極
38 ゲート絶縁膜
52 層間絶縁膜
54 平坦化膜
62 ブロック用溝

Claims (7)

  1. 互いにシール部材により封着された対向基板間に複数の画素を配置してなる表示領域を有する表示装置において、
    前記画素を駆動する配線パターンの形成された基板における表示領域の外側であって、かつ、前記シール部材の内側の領域に前記シール部材が前記表示領域側へ染み出すのを防止するブロック用溝を、前記配線パターンより上層で、かつ、配線パターンを横切る方向に設ける
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 前記ブロック用溝が、
    前記表示領域の外周に沿った環状形状である
    ことを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 前記ブロック用溝が、
    前記表示領域の各辺部と平行に延び、かつ、不連続な溝で構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  4. 前記ブロック用溝が、
    前記表示領域の各辺部と平行に延び、かつ、不連続な千鳥状の溝で構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  5. 前記表示装置が、アレイ基板上に複数の信号配線と複数のゲート配線とを交叉するように形成し、これら信号配線とゲート配線との交叉部分に薄膜トランジスタを形成し、この薄膜トランジスタに画素電極を接続し、前記アレイ基板と対向基板との全周をシール部材によって接着して、前記アレイ基板と前記対向基板との間に光活性層を封止するものであり、
    前記ゲート配線上にゲート絶縁膜を形成し、
    前記ゲート絶縁膜上に層間絶縁膜を形成し、
    前記層間絶縁膜上に樹脂性絶縁膜である平坦化膜を形成し、
    前記ブロック用溝を前記平坦化膜に形成する
    ことを特徴とする請求項1から4のうち少なくとも一項に記載の表示装置。
  6. 前記表示装置が、アレイ基板上に複数の信号配線と複数のゲート配線とを交叉するように形成し、これら信号配線とゲート配線との交叉部分に薄膜トランジスタを形成し、この薄膜トランジスタに画素電極を接続し、前記アレイ基板と対向基板との全周をシール部材によって接着して、前記アレイ基板と前記対向基板との間に光活性層を封止するものであり、
    前記ゲート配線上にゲート絶縁膜を形成し、
    前記ゲート絶縁膜上に層間絶縁膜を形成し、
    前記ブロック用溝を前記層間絶縁膜に形成する
    ことを特徴とする請求項1から4のうち少なくとも一項に記載の表示装置。
  7. 前記ブロック用溝が形成された絶縁膜が、前記画素電極より下層である
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の表示装置。
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