JP2012027094A - レンズ鏡筒および光学機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ズームレンズ鏡筒を撮像素子サイズが異なるカメラに装着した際でも、円周魚眼又は対角魚眼となる焦点距離にユーザーが簡単に設定でき、かつ、再度ズーム操作を行う際にロック解除動作を必要としないズームレンズ鏡筒を提供する。
【解決手段】 本発明のレンズ鏡筒は、ズーム操作環と、前記ズーム操作環を回転可能に保持する固定筒と、前記ズーム操作環の回転を前記固定筒に対して制限する回転制限手段とを有し、前記ズーム操作環の操作によりズーミングがなされ、少なくとも1つ以上の撮像素子サイズにおいて円周魚眼又は対角魚眼の画角となる焦点距離よりもイメージサークルが小さくなる焦点距離範囲を有するレンズ鏡筒において、前記回転制限手段の操作により、ワイド側への前記ズーム操作環の回転が前記撮像素子サイズにおける円周魚眼または対角魚眼の画角に相当する焦点距離で制限されることを特徴とする。
【選択図】 図5

Description

本発明は、ズームレンズのズーム操作環回転制限機構に関するものである。
近年、光電変換素子(撮像素子)を用いたデジタル一眼レフカメラの製品化が活発になっている。デジタル一眼レフカメラの撮像素子の画面サイズは、銀塩フィルムの24×36mmと同等の大きさであるフルサイズと、これよりも撮像面積の小さいAPS−CサイズやAPS−Hサイズのものが主流となっている。
また、フルサイズの撮像素子において円周魚眼と対角魚眼の両方の画角を有するズームレンズ鏡筒では、APS−CサイズやAPS−Hサイズの撮像素子を有するデジタル一眼レフカメラでも、その焦点距離範囲内で対角魚眼の画角を得ることができる。
ここで、フルサイズの撮像素子において、ワイド端で円周魚眼となり、テレ端で対角魚眼となる仕様とすることで、ユーザーはズーム操作環をそれぞれの端まで操作することで容易に円周魚眼又は対角魚眼となる焦点距離に設定することができる。しかし、APS−CサイズやAPS−Hサイズの撮像素子を有するカメラに装着した際は、ズーム可動範囲の途中で対角魚眼の画角となるので、どの位置にズーム操作環を設定すれば対角魚眼の画角を得られるか分からない。
そこで、特許文献1では、ズーム操作環を鏡筒本体に対してロック保持する手法が開示されている。
特開2007−033504
しかしながら、上述の特許文献1に開示された従来技術では、特定の焦点距離でロックする手段としては有効であるが、ロック後に再度ズーム操作を行う際にはロック機構を解除する必要がある。
そこで、本発明の目的は、撮像素子サイズが異なるカメラに装着した際でも、円周魚眼又は対角魚眼となる焦点距離にユーザーが簡単に設定でき、かつ、再度ズーム操作を行う際にロック解除動作を必要としないズームレンズ鏡筒を提供することである。
上記目的を達成するために本発明のレンズ鏡筒は、ズーム操作環と、前記ズーム操作環を回転可能に保持する固定筒と、前記ズーム操作環の回転を前記固定筒に対して制限する回転制限手段とを有し、前記ズーム操作環の操作によりズーミングがなされ、少なくとも1つ以上の撮像素子サイズにおいて円周魚眼又は対角魚眼の画角となる焦点距離よりもイメージサークルが小さくなる焦点距離範囲を有するレンズ鏡筒において、前記回転制限手段の操作により、ワイド側への前記ズーム操作環の回転が前記撮像素子サイズにおける円周魚眼または対角魚眼の画角に相当する焦点距離で制限されることを特徴とする。
本発明によれば、撮像素子サイズが異なるカメラに装着した際でも、円周魚眼又は対角魚眼となる焦点距離にユーザーが簡単に設定でき、かつ、再度ズーム操作を行う際にロック解除動作を必要としないズームレンズ鏡筒を提供することができる。
第1実施形態のレンズ鏡筒のワイド状態の断面図である。 第1実施形態のレンズ鏡筒の要部分解斜視図である。 第1実施形態のズーム操作環回転制限機構の制限状態を示した図。 第1実施形態のズーム操作環回転制限機構の非制限状態を示した図。 第1実施形態のレンズ鏡筒の要部展開図である。 第1実施形態のレンズ鏡筒の撮像素子とイメージサークルの関係を示した図である。 第1実施形態のズーム操作環回転制限機構の制限状態を示す断面図である。 第2実施形態のレンズ鏡筒の要部展開図である。
本発明を図示の実施形態に基づいて詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態の一眼レフレックスカメラ用の交換レンズのワイド状態における内部構造と、変換レンズが取り付けられるカメラ本体の概略を示す断面図である。
先ず、図1を用いて鏡筒機構全体の構成について説明する。
カメラ本体1には交換レンズ2が着脱自在に取り付けられ、カメラ本体1内には撮像素子1aが設けられている。交換レンズ2は物体側から順に、複数の第1〜第5レンズ群L1〜L5を有する5群構成レンズである。レンズ群L1〜L2とL3〜L5はズーム動作に際し光軸方向に一体で移動する変倍レンズ群であり。また、その中で第2レンズ群L2はフォーカス動作に際し光軸方向に移動する合焦レンズ群でもある。
交換レンズ2をカメラ本体1に取り付けるためのマウント11はバヨネット部を有しており、固定筒12にビス止め固定されている。マウントリング13はマウント11と固定筒12との間に挟み込まれて固定されている。
案内筒14は固定筒12にビス止めされることで、カメラ本体1に対して固定されている。案内筒14の外周にはバヨネット爪14aが円周3等分に配置されている。
15はカム筒である。カム筒15は、内周に形成されたバヨネット溝15aと案内筒14のバヨネット溝14aが係合することにより、光軸周りに回転可能に保持される。
16は第3レンズ群L3を保持する3群保持枠である。3群保持枠16には3群レンズ枠移動コロ17が軸ビス18aにて固定されている。
また、3群保持枠16には、絞り駆動部と絞り羽根部とから構成される電磁絞りユニット19と、副絞りユニット20がビスにより固定されている。また、3群保持枠16の撮像面側の後端には、第4レンズ群L4を保持する4群保持枠21が、3群保持枠16にビス止めされている。
第5レンズ群L5を保持する5群保持枠22は、4群保持枠21に対して平行偏芯調整を行う。そのため、偏芯コロ23にて4群保持枠21に保持される。なお、偏芯コロによる平行偏芯調整構造は公知であるため説明は省略する。
24は直進筒である。直進筒24の端面には、第1レンズ群L1を保持する1群保持枠25がビスにより固定されている。第1レンズ群L1はレンズ押さえ環26によって固定される。直進筒24には、直進筒移動コロ27が軸ビス18bにより固定されている。
カム筒15を回転させると、案内筒14に設けられた光軸方向へ延伸した直進溝14bと、カム筒15に設けられた3群用カム溝15bおよび直進筒用カム溝15cの交点とが移動する。この交点の移動に従って、3群保持枠16及び直進筒24はそれぞれの移動コロを介して光軸方向に移動する。
合焦レンズ群保持枠である2群保持枠28は合焦レンズ群である第2レンズ群L2を保持し、外周に設けられたカムフォロア部が直進筒24に設けられたカム溝24aに係合する。2群保持枠28から延出したカムフォロア部は前記カム溝24aを貫通して、フォーカス定位置回転筒29に設けられた直進溝(不図示)にも係合する。フォーカス定位置回転筒29はバヨネット結合により直進筒24に対して定位置回転可能に保持されている。
30はフォーカスユニットで、案内筒14にビス止めされている。フォーカスユニット30は、主として振動型モータと差動機構とで構成されており、振動型モータのロータ回転量とマニュアルリング31の回転量に応じたフォーカスキー32の回転量を出力する。
フォーカスキー32はフォーカス定位置回転筒29に固定されたフォーカス伝達キー33と係合している。
フォーカスユニット30の前側にはフード枠34(第一の部材)がビス止めされている。フード枠34の先端外周にはバヨネット部が設けられており、不図示のアクセサリーであるフードが装着可能となっている。
また、フード枠34と1群保持枠25との隙間には、遮蔽部材であるテレンプ35が光軸周りに巻きつけられている。さらに、1群保持枠25の光軸直交平面25aとフード枠34の光軸直交平面34aの間には、環状の弾性部材36が配置されており、ズーミングにより1群保持枠25が光軸方向に進退しても、常に光軸方向に生じる2部品間の隙間を埋めるように設定されている。
37はフード枠34にビスにて固定されたマニュアルリングコマであり、マニュアルリング31をフード枠34に対して定位置回転可能に保持する。マニュアルリングコマ37は円周3箇所に配置されている。マニュアルリング31の外周にはマニュアルリングゴム38が巻き付けられている。
39は目盛シートで、フォーカスユニット30の出力であるフォーカスキー32と一体的に回転し、目盛窓40と合わせて焦点位置の表示を行う。
ズーム操作環41はズーム操作時に使用者が回転操作する部材であり、固定筒12に対して定位置回転可能に保持されている。ズーム操作環41にはズームキー42がビスにより固定されている。ズームキー42はカム筒15に形成されたズームキー係合溝15fに係合し、ズーム操作環41を回転させるとその回転力によりズームキー42を介して一体的にカム筒15を回転させることができる。ズーム操作環41の外周にはズームゴム43が巻き付けられている。
44はズーム操作環41にビス止めされたズームブラシで、エンコーダフレキシブル基板45のグレイコードパターン上を摺動して、ズーム操作環41とエンコーダフレキシブル基板45の位置関係を検出するために用いられる。
46はメイン基板で、フォーカスユニット30、電磁絞りユニット19、エンコーダフレキシブル基板45と可撓性フレキシブル基板を介して又は直接、電気的に接続され、各種制御を行う。
47はマウント11にビス止めされ、メイン基板46とフレキシブル基板を介して接続された接点ブロックであり、カメラ本体との通信および電源の供給を行うために設けられている。
48は裏蓋で、マウント11に弾性結合して有害光をカットしている。
49は案内筒14の直進溝14bと同位相であり、かつバヨネット爪14aと光軸方向においてカム筒15のカム溝を挟んで離間して配置されるピンである。
以上のように構成された交換レンズでは、ズーム操作環41を回転させると、ズームキー42を介してカム筒15が回転し、上記機構に従い全てのレンズL1〜L5が光軸方向に進退してズーミングが行われる。また、第3レンズ群L3の進退により、副絞りユニット20が開閉動作をおこない、開放口径を決定している。
一方、オートフォーカス時には振動型モータの駆動により、マニュアルフォーカス時にはマニュアルリング31を回転させることにより、それぞれフォーカスキー32を回転させる。これにより、上記機構に従い、第2群レンズL2が進退し、フォーカシングを行うことができる。
次に、図2から図4を用いて本発明で示したズーム操作環回転制限手段の構造部分を詳細に説明する。
図2は、本実施形態の交換レンズ2の要部分解斜視図である。図3は、ズーム操作環回転制限手段を制限状態にした状態を示した図である。図4は、ズーム操作環回転制限手段を非制限状態にした状態を示した図である。
ズーム操作環41はラジアル方向から挿入されるズームコロ53が、固定筒12の周溝12hに係合することで固定筒12に対して定位置回転可能に保持されている。前述の通りズームキー42はズーム操作環41にビスにて固定されている。ズーム操作環41はズームキー42のワイド側当接面42aと固定筒12のワイド側当接面12eが当接することでワイド側への回転を制限している。逆に、ズームキー42のテレ側当接面42bと固定筒12のテレ側当接面12fが当接することでテレ側への回転を制限している。
201はズーム操作環回転制限手段である。制限部材50は、制限部材50のつまみ部50a、制限用突起50bを有しており、制限用突起50bは図3に示すように光軸方向に向かって傾斜を有している。そして、カバー51には、つまみ部50aが貫通する長穴51aが設けられている。チャージバネ52は、制限部材50が制限・制限解除状態を保持する際の保持力を設定する。チャージバネ52は制限部材50にビスにて固定されている。
制限部材50は、固定筒12の光軸に平行に延びたガイド面12aにガイドされながら光軸方向にスライド可能になっている。制限部材50は、つまみ部50aがカバー51の長穴51a内で光軸方向前後に操作されたときに制限、制限解除状態の2つの状態を取り得る。チャージバネ52は、両側に延びる腕部52a、引っ掛かり部52bとを有している。チャージバネ52は制限状態の際には引っ掛かり部52bは、凹み部12cの位置にある(図3の状態)。又、制限解除状態では凹み部12dに位置している(図4の状態)。
ここで、図3に示す制限状態を制限解除状態に切り替える際の作動について説明する。
先ず、凹み部12cに位置するチャージバネ52の引っ掛かり部52bが、チャージバネ52のチャージ力に抗してストッパー12bを乗り越えるだけのスライド力をつまみ部50aに与える(図中矢印A方向に与える)。すると、引っ掛かり部52bがストッパー部12bを乗り越えて凹み部12dの位置に移動し、制限解除状態となる。制限解除状態から制限状態にする際は、図中矢印B方向につまみ部50aに力を与え、引っ掛かり部52bを凹み部12cの位置に移動させて制限状態となる。
次に図5、図6を用いて、本発明で示したズーム操作環回転制限手段とズーム操作環41との関係について説明する。
図5はズーム操作環回転制限手段201とマウントリング13とズーム操作環41の周方向の位置関係を示した展開図である。
図5(a)は本実施形態の交換レンズ2のワイド状態(焦点距離8.5mm)を示している。
図5(b)は本実施形態の交換レンズ2のミドル状態(焦点距離9.5mm)を示している。
図5(c)は本実施形態の交換レンズ2のミドル状態(焦点距離12mm)を示している。
図5(d)は本実施形態の交換レンズ2のテレ状態(焦点距離15mm)を示している。
図6は本実施形態の交換レンズ2の撮像素子とイメージサークルの関係を示している。
本実施形態の交換レンズ2は図6に示す通り、ワイド端にてフルサイズの撮像素子601において円周魚眼の画角となり、テレ端にて対角魚眼の画角となる焦点距離範囲を有している。
ここで、交換レンズ2をフルサイズの撮像素子601を有するカメラに装着した際、ワイド端の焦点距離8.5mmにおいては図6(a)の状態のイメージサークル604を有し、フルサイズの撮像素子601の短辺内に納まる円周魚眼となる。この時、マウントリング13(請求項2に記載の固定筒)の第一の指標13aと、ズーム操作環41の第二の指標41aが鏡筒円周方向において一致している。また、この時ズーム操作環回転制限手段201は制限解除状態の位置にある。
次に、ズーム操作環41を矢印C方向に回転し、焦点距離を9.5mmの状態まで変化させると、イメージサークル604が図6(b)の状態まで広がり、撮像素子サイズがAPS−Cサイズの撮像素子602において対角魚眼となる。この時、マウントリング13の第一の指標13aと、ズーム操作環41の第二の指標41bが鏡筒円周方向において一致する。さらに、マウントリング13の第三の指標13bとズーム操作環41の第四の指標41eが鏡筒円周方向において一致する。本実施例ではマウントリング13の第三の指標13bをアルファベットの「C」とすることで、本状態までズーム操作環41を回転させることでAPS−Cサイズの撮像素子602において対角魚眼となることをユーザーに知らせる効果がある。
本状態において、図5(b)に示すようにズーム操作環41の回転動作を制限部材50により制限するための動作について説明する。
ズーム操作環41を制限解除状態から、制限部材50をマウントリング13側(矢印B方向)にスライド移動させて、制限部材50の制限用突起50bがズーム操作環41の当接面41fと当接することで、ズーム操作環41のワイド側への回転制限が行われる。
これによりAPS−Cサイズの撮像素子602を有するカメラにおいては、テレ側からワイド側へズーム操作環41を回転させた際、ズーム操作環41の回転が止まった箇所が対角魚眼のイメージサークルとなる。つまり、APS−Cサイズの撮像素子における対角魚眼の画角に相当する焦点距離で一旦制限されるように、ズーム操作環41の回転を制限する。したがって、不用意にズーム操作環41をワイド側へ回転させてしまい、撮像素子602の四隅602aがケラレた写真を誤って撮影してしまうことを防止できる。
ズーム操作環41をさらに回転し、焦点距離を12mmの状態まで変化させると、イメージサークル604が図6(c)の状態まで広がり、撮像素子サイズがAPS−Hサイズの撮像素子603において対角魚眼となる。この時、マウントリング13の第一の指標13aと、ズーム操作環41の第二の指標41cが鏡筒円周方向において一致する。さらに、マウントリング13の第三の指標13cとズーム操作環41の第四の指標41eが鏡筒円周方向において一致する。本実施例ではマウントリング13の第三の指標13cをアルファベットの「H」とすることで、本状態までズーム操作環41を回転させることでAPS−Hサイズの撮像素子603において対角魚眼となることをユーザーに知らせる効果がある。
さらにズーム操作環41を回転し、焦点距離を15mmの状態まで変化させると、イメージサークル604が図6(d)の状態まで広がり、フルサイズの撮像素子601において対角魚眼となる。この時、マウントリング13の第一の指標13aと、ズーム操作環41の第二の指標41dが鏡筒円周方向において一致する。
次に、ズーム操作環回転制限手段が制限状態の位置にある時、ズーム操作環41が誤操作等により図5(b)の状態から矢印Dの方向に回転力を受けた場合について図5と図7を用いて説明する。
図7はズーム操作環回転制限手段を制限状態にした状態の断面図である。
制限部材50の制限突起部50bとズーム操作環41の当接面41fがそれぞれ傾斜を有しているので、制限部材50が当接面41fの傾斜部に沿って矢印A方向に移動して、制限部材50が破損する前にズーム操作環回転制限手段が解除される。その際に、制限部材50が外径方向(光軸から離れる方向)に飛び出す方向の力を受けるが、カバー51の内周部51bにより、制限部材50の制限用突起部50bの外径方向への移動を規制される。
また、制限部材50に内係方向への力が加わった際にも固定筒12の外周部12gが制限用突起部50bの内径方向への移動を規制する。その結果、制限状態では制限部材50は外周方向にも内周方向にも移動はできない構成となっており、制限部材50が破損しないように保護される構造になっている。
(第2実施形態)
以下、図8を参照して、本発明の第2実施形態によるレンズ鏡筒について説明する。
図8は、本実施形態の交換レンズ801に具備されたズーム操作環回転制限手段802とマウントリング803とズーム操作環804の周方向の位置関係を示した展開図である。なお、鏡筒機構全体の構成に関しては第1実施形態の交換レンズ2と同様であるため説明を省略する。また、撮像素子とイメージサークルの関係に関しても第1実施形態の交換レンズ2と同様であるため、図6も参照する。
図8(a)は本実施形態の交換レンズのワイド状態(焦点距離8.5mm)を示している。
図8(b)は本実施形態の交換レンズのミドル状態(焦点距離9.5mm)を示している。
図8(c)は本実施形態の交換レンズのミドル状態(焦点距離12mm)を示している。
図8(d)は本実施形態の交換レンズのテレ状態(焦点距離15mm)を示している。
本実施形態の交換レンズ801は、装着されるカメラがAPS−Cサイズの撮像素子を有していてもAPS−Hサイズの撮像素子を有していても、対角魚眼となる焦点距離からワイド側へズーム操作環804が回転しないようになっている。つまり、それぞれの撮像素子のサイズにおいて、対角魚眼となる焦点距離からワイド側へズーム操作環804の回転が制限されるようにズーム操作環回転制限手段802が構成されている。
ズーム操作環804は、APS−Cサイズの撮像素子602において対角魚眼となる焦点距離で、ズーム操作環回転制限手段802の制限部材805の制限用突起805aと係合する第一の当接面804aを有する。さらにズーム操作環804は、APS−Hサイズの撮像素子603において対角魚眼となる焦点距離で、ズーム操作環回転制限手段802の制限部材805の制限用突起805aと当接する第二の当接面804bを有する。
ズーム操作環回転制限手段802は、ズーム操作環804の第一の当接面804aと第二の当接面804bにそれぞれ当節可能となるよう、光軸方向に2段階に移動可能に保持されている。本構成を実現するには、図3に示す固定筒12のストッパー12bを光軸方向に隣接して配置すればよい。
上記構成によれば、APS−Hサイズの撮像素子603を有するカメラにおいては、テレ側からワイド側へズーム操作環803を回転させた際、ズーム操作環41の回転が止まった箇所が対角魚眼のイメージサークルとなる。したがって、不用意にズーム操作環41をワイド側へ回転させてしまい、撮像素子603の四隅603aがケラレた写真を誤って撮影してしまうことを防止できる。
なお、本実施例で示したワイド側への回転に対して回転制限ができれば良い状態では、制限突起部50bは回転を制限する方向に向いた傾斜の角度が摩擦角を満たしていれば良い。即ち、その場合には回転制限しない方向の傾斜の角度は摩擦角を満たしている必要はなく、それぞれの傾斜角が非対称になっていても問題ない。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されないことは言うまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1 カメラ本体
2 交換レンズ
11 マウント
12 固定筒
13 マウントリング
41 ズーム操作環
50 制限部材
51 カバー
52 チャージバネ

Claims (3)

  1. ズーム操作環と、
    前記ズーム操作環を回転可能に保持する固定筒と、
    前記ズーム操作環の回転を前記固定筒に対して制限する回転制限手段とを有し、
    前記ズーム操作環の操作によりズーミングがなされ、少なくとも1つ以上の撮像素子サイズにおいて円周魚眼又は対角魚眼の画角となる焦点距離よりもイメージサークルが小さくなる焦点距離範囲を有するレンズ鏡筒において、
    前記回転制限手段の操作により、ワイド側への前記ズーム操作環の回転が前記撮像素子サイズにおける円周魚眼または対角魚眼の画角に相当する焦点距離で制限されることを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 前記ズーム操作環の回転が、前記回転制限手段により制限される位置において、前記ズーム操作環に表示された第一の指標と、前記固定筒に表示された第二の指標が、円周方向にて一致することを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 請求項1または2に記載のレンズ鏡筒を備えることを特徴とする光学機器。
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JP2015176040A (ja) * 2014-03-17 2015-10-05 キヤノン株式会社 撮像装置

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