JP2012026699A - 二重管 - Google Patents

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Abstract

【課題】
外管,内管の共通部分に内管の接続のためのプレス式の穿孔工作を行う際に、抜カスによる不具合が生じないようにする。
【解決手段】
外管1の内部に内管2が配設されている。外管1,内管2が一部分を共通化されて一体的に形成されている。内管2は、外管1,内管2の共通部分3から内管2の径方向と平行に相対して延びた側壁21をもち、側壁21の奥端で外管1,内管2の共通部分3に対面する奥壁22が側壁21の間隔よりも拡開されていない。
【選択図】図1

Description

本発明は、外管の内部に内管が配設され外管,内管のぞれぞれに液体,気体等の流体が流通される二重管に係る技術分野に属する。
最近、流体の流通経路をコンパクト化するために広範な産業分野で二重管が普及され、外管,内管の相対的な配置構造について種々改良が試みられている。
従来、二重管としては、例えば、特許文献1に記載のものが知られている。
特許文献1には、金属板を曲げ加工して外管,内管が一体的に形成された二重管が記載されている。
特許文献1に係る二重管は、外管,内管の一部分が共通化されて製造材料量が削減され、製造コストが安価になるものである。また、外管,内管の共通部分に穿孔工作を行うことで、内管に軸方向と直交する方向へ直接的な分岐接続が可能になる。
実開昭48−57715号公報
特許文献1に係る二重管では、内管の分岐接続のために外管,内管の共通部分にキリコが生じないプレス式で穿孔工作を行うと、内管が小さい場合には抜カスが内管に衝突してしまうため、内管が抜カスで損傷を受けたり抜カスが内管に圧接固着されて除去不能になり、内管が大きい場合には抜カスが内管の内部の隅に隠れてしまうため、抜カスの除去が面倒になるという問題点がある。
本発明は、このような問題点を考慮してなされたもので、外管,内管の共通部分に内管の分岐接続のためのプレス式の穿孔工作を行う際に、抜カスによる不具合が生ずることのない二重管を提供することを課題とする。
前述の課題を解決するため、本発明に係る二重管は、特許請求の範囲の各請求項に記載の手段を採用する。
即ち、請求項1では、外管の内部に内管が配設され、外管,内管が一部分を共通化されて一体的に形成された二重管において、内管は外管,内管の共通部分から内管の径方向と平行に相対して延びた側壁をもち側壁の奥端で外管,内管の共通部分に対面する奥壁が側壁の間隔よりも拡開されていないことを特徴とする。
この手段では、内管が内管の径方向に平行に延びた側壁をもつことで、内管の径方向に動作されるプレス式の穿孔工作によって外管,内管の共通部分から生じて押込まれた抜カスを側壁で円滑に奥方向へ案内して衝突を回避することができ、内管の奥壁が側壁の間隔よりも拡開されていないことで、案内された抜カスが内管の内部の隅に隠れてしまうのを防止することができる。
また、請求項2では、請求項1の二重管において、内管の奥壁は断面形状が外側へ凸となる半円形であることを特徴とする。
この手段では、内管の奥壁の断面形状が外側へ凸となる半円形とされることで、内管に内部を流通する流体に対する耐圧性が備えられる。
また、請求項3では、請求項1または2の二重管において、内管の側壁の外側面は外管との界部が曲面とされていることを特徴とする。
この手段では、内管の側壁の外側面と外管との界部が曲面とされることで、内管の側壁と外管との界部に狭小間隙が形成されなくなる。
本発明に係る二重管は、内管が内管の径方向に平行に延びた側壁をもつことで、内管の径方向に動作されるプレス式の穿孔工作によって外管,内管の共通部分から生じて押込まれた抜カスを側壁で円滑に奥方向へ案内して衝突を回避することができ、内管の奥壁が側壁の間隔よりも拡開されていないことで、案内された抜カスが内管の内部の隅に隠れてしまうのを防止することができるため、外管,内管の共通部分に内管の分岐接続のためのプレス式の穿孔工作を行う際に、抜カスによる不具合が生ずることがない効果がある。
さらに、請求項2として、内管の奥壁の断面形状が外側へ凸となる半円形とされることで、内管に内部を流通する流体に対する耐圧性が備えられるため、内管を流通する流体が外管を流通する流体よりも高圧である場合に有効となる効果がある。
さらに、請求項3として、内管の側壁と外管との界部が曲面とされることで、内管の側壁と外管との界部に狭小間隙が形成されなくなるため、外管を流通する流体の流通性が阻害されない効果がある。
本発明に係る二重管を実施するための形態の第1例の正面図(部分拡大図を含む)である。 図1の製造例を示す斜視図である。 図1の穿孔工作例の断面図であり、(A)に穿孔前の状態が示され、(B)に穿孔中の状態が示されている。 図1の穿孔工作例の穿孔完了状態の断面図である。 本発明に係る二重管を実施するための形態の第2例の正面図である。
以下、本発明に係る二重管を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図4は、本発明に係る二重管を実施するための形態の第1例を示すものである。
第1例では、車載用空調機の冷媒の通路等として使用するに好適な比較的小径に形成されるものを示してある。
第1例は、図1に示すように、外管1,内管2からなる。
外管1,内管2は、図2に示すように、熱伝導性の良好なアルミニウム系の金属材を押出金型(ダイス)Dから直状に押出して一体的に形成され、内管2が外管1の内部に配設された格好になってる。車載用空調機の冷媒の通路等として使用する場合、外管1を流通する流体が冷媒の気化した気体で、内管2を流通する流体が冷媒の液体である。従って、外管1が低圧管で内管2が高圧管となるが、全体の剛性を考慮して外管1の肉厚aが内管2の肉厚bよりも厚くなるように設定してある(図1参照)。
外管1は、断面形状が真円形に形成されている。
内管2は、図1から明らかなように、断面形状がトンネル形に形成されている。内管2のトンネル形は、外管1の円弧形の一部(共通部分3)を前壁として、共通部分3から内管2の径方向と平行に相対して側壁21が延び、側壁21の奥端で共通部分3と断面形状が外側(奥方向)へ凸となる半円形として奥壁22が対面されることで形成されている。側壁21の内側面21aと共通部分3との界部は、押出加工上必要な最小の曲面である小曲面4に形成されている。側壁21の外側面21bと外管1との界部は、曲面5に形成されている。
第1例によると、図3に示すように、外管1,内管2の共通部分3に内管2の分岐接続のためのプレス式の穿孔工作を行う場合、当然ながら内管2の側壁21の間隔の範囲内の大きさのポンチPが選択される。ポンチPは、図3(A)に示すように、共通部分3の外側から外管1,内管2の径方向へプレス動作され、図3(B)に示すように、共通部分3に孔6を穿孔し穿孔にともなって発生した抜カス7を奥方向(内管2の奥壁22方向)に押込むことになる。
このとき、内管2の側壁21の内側面21aと共通部分3との界部が小曲面4に形成されポンチPの切断の応力が集中しやすくなっているため、共通部分3が容易に切断され確実に孔6が形成される。また、ポンチPにより押込まれる抜カス7が両側を内管2の側壁21で内側面21aを滑るように案内されるため、内管2が抜カス7で損傷を受けたり抜カス7が内管2に圧接固着されるようなことはない。また、内管2の側壁21の奥端にある奥壁22が側壁21の間隔よりに拡開されない半円形であるため、抜カス7が内管の内部の隅に隠れてしまうことはない。このため、図4に示すように、ポンチPを後退させた後、エアを噴射する等によって抜カス7を簡単に排出させることができる。
従って、外管1,内管2の共通部分3に内管2の分岐接続のためのプレス式の穿孔工作を行う際に、抜カス7による不具合が生ずることがない。
さらに、第1例を使用した場合には、内管2の奥壁22が半円形で耐圧性を備えているため、高圧管としての内管2の機能が確実に確保される。
さらに、内管2が奥壁22を2本の足である側壁21で支える格好となっているため、捻るように配管を行っっても内管2が潰れてしまうようなことはない。従って、配管工事に自由度が得られる。
さらに、内管2の側壁21の外側面21bと外管1との界部が曲面5に形成され狭小間隙S(図1参照)が形成されない構造であることから、外管1の内部の流体の流通性が阻害されない。なお、曲面5は、内管2の側壁21を補強して前述の捻るような配管に対して耐捻性をも発揮し、内管2の耐圧性を高めることにも寄与する。
さらに、内管2を外管1の軸方向と直交する方向に確実に分岐接続することが可能になるため、内管2に接続される接続管の配管系や接続フランジの配置等に自由度が得られる。
図5は、本発明に係る二重管を実施するための形態の第2例を示すものである。
第2例は、第1例の内管2を小さくして外管1の中心に対して放射状に3個配置してある。
第2例によると、多数の流体の流通経路をコンパクトに集合することができる。しかも、第1例よりも全体の剛性を高め耐捻性を高めることができる。
以上、図示した各例の外に、外管1,内管2の高圧管,低圧管を変更することが可能であり、これにともなって肉厚a,bも適宜変更が可能である。
さらに、外管1が非真円形の場合にも適用が可能である。
さらに、外管1に配置される内管2の個数を2個または4個以上とすることも可能である。
さらに、内管2の奥壁22の形状を半円形以外の形状とすることも可能である。
本発明に係る二重管を実施するための形態を車載用空調機の冷媒の通路として使用する場合、外管1の外径が19mmで肉厚aが1.2mmとされ、内管2の肉厚が1,0mmで側壁21の内側面21aの間隔が5mmで奥壁22の中心が外管1の中心から4.61mm離れた位置に設定される。
本発明に係る二重管は、車載用空調機の冷媒の通路以外の用途にも供することができ、かなり大径に形成される場合に適用が可能である。
1 外管
2 内管
21 側壁
22 奥壁
3 共通部分
5 曲面
6 孔
7 抜カス

Claims (3)

  1. 外管の内部に内管が配設され、外管,内管が一部分を共通化されて一体的に形成された二重管において、内管は外管,内管の共通部分から内管の径方向と平行に相対して延びた側壁をもち側壁の奥端で外管,内管の共通部分に対面する奥壁が側壁の間隔よりも拡開されていないことを特徴とする二重管。
  2. 請求項1の二重管において、内管の奥壁は断面形状が外側へ凸となる半円形であることを特徴とする二重管。
  3. 請求項1または2の二重管において、内管の側壁外側面は外管との界部が曲面とされていることを特徴とする二重管。
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