JP2012026055A5 - - Google Patents
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かくして、本発明によれば「主体繊維とバインダー成分とを含み、かつ前記主体繊維がバインダー成分によって固着されてなる繊維構造体であって、前記主体繊維の単繊維横断面形状において、下記式により定義する扁平度が2.0以下であり、かつ120度未満の開口角を有する開口部を2個以上有することを特徴とする繊維構造体。」が提供される。
扁平度=(A/B)
A:繊維軸と直交する断面における最長となる長さ
B:繊維軸と直交する断面において、Aの長さ方向と直交する方向の長さ
扁平度=(A/B)
A:繊維軸と直交する断面における最長となる長さ
B:繊維軸と直交する断面において、Aの長さ方向と直交する方向の長さ
まず、本発明の繊維構造体に含まれる主体繊維の単繊維横断面形状において、扁平度が2.0以下(好ましくは1〜1.2)であることが肝要である。該扁平度が2.0よりも大きいと、繊維間に空隙ができにくいため、バインダー成分の流動性が低下しバインダー成分による固着点が形成されにくくなり好ましくない。さらには、該扁平度が2.0よりも大きいと、繊維の分散性が低下することにより繊維構造体の嵩性が低下するおそれがある。ただし、前記扁平度は下記式により定義する。
扁平度=(A/B)
A:繊維軸と直交する断面における最長となる長さ
B:繊維軸と直交する断面において、Aの長さ方向と直交する方向の長さ
扁平度=(A/B)
A:繊維軸と直交する断面における最長となる長さ
B:繊維軸と直交する断面において、Aの長さ方向と直交する方向の長さ
次に本発明の実施例及び比較例を詳述するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。なお、実施例中の各測定項目は下記の方法で測定した。
(1)融点
Du Pont社製 熱示差分析計990型を使用し、昇温20℃/分で測定し、融解ピークをもとめた。融解温度が明確に観測されない場合には、微量融点測定装置(柳本製作所製)を用い、ポリマーが軟化して流動を始めた温度(軟化点)を融点とする。なお、n数5でその平均値を求めた。
(2)捲縮数
JIS L 1015 7.12に記載の方法により測定した。なお、n数5でその平均値を求めた。
(3)扁平度
主体繊維を20本抜き取り、SEM観察をした後、下記式により算出しその平均値を求めた。
扁平度=(A/B)
A:繊維軸と直交する断面における最長となる長さ
B:繊維軸と直交する断面において、Aの長さ方向と直交する方向の長さ
(4)繊維充填率(%)=(C/D)×100
C:繊維横断面の面積
D:繊維横断面の外接円面積
(5)硬さ(弾力性)
JIS−K6400による25%圧縮硬さにより測定した。
(6)繰返し圧縮残留歪(耐久性)
JIS−K6400に記載の方法により測定した。6.5%以下であれば良好とする。
(7)厚み
JISL1096に準じて厚み(mm)を測定した。
(8)120度未満の開口角を有する開口部の個数
主体繊維を1本抜き取り、SEM観察をした後、120度未満の開口角を有する開口部の個数を数えた。
(1)融点
Du Pont社製 熱示差分析計990型を使用し、昇温20℃/分で測定し、融解ピークをもとめた。融解温度が明確に観測されない場合には、微量融点測定装置(柳本製作所製)を用い、ポリマーが軟化して流動を始めた温度(軟化点)を融点とする。なお、n数5でその平均値を求めた。
(2)捲縮数
JIS L 1015 7.12に記載の方法により測定した。なお、n数5でその平均値を求めた。
(3)扁平度
主体繊維を20本抜き取り、SEM観察をした後、下記式により算出しその平均値を求めた。
扁平度=(A/B)
A:繊維軸と直交する断面における最長となる長さ
B:繊維軸と直交する断面において、Aの長さ方向と直交する方向の長さ
(4)繊維充填率(%)=(C/D)×100
C:繊維横断面の面積
D:繊維横断面の外接円面積
(5)硬さ(弾力性)
JIS−K6400による25%圧縮硬さにより測定した。
(6)繰返し圧縮残留歪(耐久性)
JIS−K6400に記載の方法により測定した。6.5%以下であれば良好とする。
(7)厚み
JISL1096に準じて厚み(mm)を測定した。
(8)120度未満の開口角を有する開口部の個数
主体繊維を1本抜き取り、SEM観察をした後、120度未満の開口角を有する開口部の個数を数えた。
Claims (12)
- 主体繊維とバインダー成分とを含み、かつ前記主体繊維がバインダー成分によって固着されてなる繊維構造体であって、
前記主体繊維の単繊維横断面形状において、下記式により定義する扁平度が2.0以下であり、かつ120度未満の開口角を有する開口部を2個以上有することを特徴とする繊維構造体。
扁平度=(A/B)
A:繊維軸と直交する断面における最長となる長さ
B:繊維軸と直交する断面において、Aの長さ方向と直交する方向の長さ - 前記主体繊維の単繊維横断面形状において、前記開口部を5個以上有する、請求項1に記載の繊維構造体。
- 前記主体繊維が中空繊維である、請求項1または請求項2に記載の繊維構造体。
- 前記主体繊維の単繊維横断面形状において、下記式により定義する繊維充填率が30〜80%の範囲内である、請求項1〜3のいずれかに記載の繊維構造体。
繊維充填率(%)=(C/D)×100
C:繊維横断面の面積
D:繊維横断面の外接円面積 - 前記主体繊維の単繊維径が10〜50μmの範囲内である、請求項1〜4のいずれかに記載の繊維構造体。
- 前記主体繊維の繊維長が30〜100mmの範囲内である、請求項1〜5のいずれかに記載の繊維構造体。
- 前記バインダー成分が芯鞘型バインダー繊維である、請求項1〜6のいずれかに記載の繊維構造体。
- 前記バインダー成分が非繊維系樹脂バインダーである、請求項1〜6のいずれかに記載の繊維構造体。
- 繊維構造体の密度が0.06g/cm3以下である、請求項1〜8のいずれかに記載の繊維構造体。
- 繊維構造体の目付が50〜5000g/m2の範囲内である、請求項1〜9のいずれかに記載の繊維構造体。
- 繊維構造体の厚さが1〜200mmの範囲内である、請求項1〜10のいずれかに記載の繊維構造体。
- 請求項1〜11のいずれかに記載された繊維構造体を用いてなる、車両資材、クッション材、吸音材、寝装具、家具、衣料、フィルター材、衛生資材、建築資材、土木資材、および農業資材からなる群より選択されるいずれかの繊維製品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010166337A JP2012026055A (ja) | 2010-07-23 | 2010-07-23 | 繊維構造体および繊維製品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010166337A JP2012026055A (ja) | 2010-07-23 | 2010-07-23 | 繊維構造体および繊維製品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012026055A JP2012026055A (ja) | 2012-02-09 |
JP2012026055A5 true JP2012026055A5 (ja) | 2012-04-05 |
Family
ID=45779315
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010166337A Pending JP2012026055A (ja) | 2010-07-23 | 2010-07-23 | 繊維構造体および繊維製品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012026055A (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPH02300364A (ja) * | 1989-05-09 | 1990-12-12 | Kuraray Co Ltd | シール材用不織布 |
JP3056862B2 (ja) * | 1991-12-27 | 2000-06-26 | 日産自動車株式会社 | 新規な吸音材 |
JPH0929021A (ja) * | 1995-07-21 | 1997-02-04 | Chisso Corp | フィルター |
JPH09273096A (ja) * | 1996-04-08 | 1997-10-21 | Teijin Ltd | ポリエステル系湿式不織布 |
JPH10251956A (ja) * | 1997-03-11 | 1998-09-22 | Unitika Ltd | 吸音材 |
JP2002061025A (ja) * | 2000-08-10 | 2002-02-28 | Teijin Ltd | ポリエステル繊維 |
-
2010
- 2010-07-23 JP JP2010166337A patent/JP2012026055A/ja active Pending
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