JP2012025217A - 操舵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】左右車輪のトー角を調節するとともに、左右車輪を操舵する操舵装置を提供する。
【解決手段】車両の左右車輪(後輪)2a、2bを操舵する操舵装置1であって、車体に取り付けられる操舵ハウジング50と、この操舵ハウジング50に収容され左右車輪2a、2bに連携する操舵ロッド10と、操舵ハウジング50に対して操舵ロッド10を左右方向に移動する操舵機構9と、操舵ロッド10の長さを左右方向について変えるトー角調整機構14とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の左右車輪を操舵する操舵装置に関するものである。
従来の操舵装置として、左右後輪に連携する左右タイロッドと、この左右タイロッドを移動する操舵アクチュエータとを備え、コントローラが車両の運転状態に応じて操舵アクチュエータを作動させて左右後輪を操舵するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
この種の操舵装置において、左右後輪のトー角がトーインに調整されるのが一般的であり、これによって車両の旋回走行時の操安性が確保されるようになっている。
特開平10−217988号公報
しかしながら、左右後輪のトー角がトーインに調整されると、車両の直進時に左右後輪の転がり抵抗が増え、車両の燃費が悪化するという問題点があった。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、左右車輪のトー角を調節するとともに、左右車輪を操舵する操舵装置を提供することを目的とする。
本発明は、車両の左右車輪(後輪)を操舵する操舵装置であって、車体に取り付けられる操舵ハウジングと、この操舵ハウジングに収容されて左右車輪に連携する操舵ロッドと、操舵ハウジングに対して操舵ロッドを左右方向に移動する操舵機構と、操舵ロッドの長さを左右方向について変えるトー角調整機構とを備えるものとした。
本発明によると、操舵機構とトー角調整機構によって例えば車両の直進走行時に左右車輪のトー角を小さくして車両の転がり抵抗を減らすことと、車両の旋回走行時に左右車輪をトーイン状態に切換えて操舵して車両の操安性を確保することとが両立される。
トー角調整機構は、操舵ロッドの長さを左右方向について変えて左右車輪のトー角を調整する構成のため、構造の簡素化がはかれ、操舵装置の小型化がはかれる。
(a)は本発明の実施形態を示す操舵装置の概略構成を示す平面図であり、(b)は同じく操舵アクチュエータの概略構成を示す断面図である。 同じく(a)はトーイン時における作動状態を示す平面図であり、(b)は同じく操舵アクチュエータの断面図である。 同じく(a)は右旋回時における作動状態を示す平面図であり、(b)は同じく操舵アクチュエータの断面図である。 同じく(a)は左旋回時における作動状態を示す平面図であり、(b)は同じく操舵アクチュエータの断面図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1の(a)は、車両の左右後輪(車輪)2a、2bを操舵する操舵装置1の概略構成を示す平面図である。
操舵装置1は、左右後輪2a、2bの車軸を旋回させる左右ナックル3a、3bと、左右ナックル3a、3bにそれぞれの先端部が連結される左右タイロッド4a、4bと、この左右タイロッド4a、4bの基端部を左右方向に移動する操舵アクチュエータ8とを備える。
左右ナックル3a、3bは、車両のサスペンションアーム(図示せず)に対して上下一対で設けられる左右ナックルジョイント7a、7bを介して揺動可能に支持される。左右ナックル3a、3bが左右ナックルジョイント7a、7bを介して揺動することにより、左右後輪2a、2bの車軸が左右ナックルジョイント7a、7bを中心に旋回し、左右後輪2a、2bが旋回方向に操舵される。
左右タイロッド4a、4bの先端部は、左右先端ジョイント5a、5bを介して左右ナックル3a、3bに揺動可能に連結される。
左右タイロッド4a、4bの基端部は、左右基端ジョイント6a、6bを介して操舵アクチュエータ8の操舵ロッド10に揺動可能かつ回転可能に連結される。
操舵アクチュエータ8は、操舵ロッド10を左右方向に移動する操舵機構9と、操舵ロッド10の長さを左右方向について変えるトー角調整機構14とを備える。
操舵機構9が操舵ロッド10を左右方向に移動することにより、左右タイロッド4a、4bを介して左右ナックル3a、3bが同方向に揺動し、左右後輪2a、2bが左右旋回方向に操舵される(図3、図4参照)。
トー角調整機構14が操舵ロッド10を伸縮作動させることにより、左右タイロッド4a、4bを介して左右ナックル3a、3bが対称的に揺動し、左右後輪2a、2bのトー角が調整される(図1、図2参照)。
図1の(b)は、操舵アクチュエータ8の概略構成を示す断面図である。
操舵ロッド10は、その軸方向について互いに螺合するメインロッド11とサブロッド12とを備える。
メインロッド11の先端部(左側端部)に左基端ジョイント6aを介して左タイロッド4aの基端部が揺動可能かつ回転可能に連結される。
サブロッド12の先端部(右側端部)に右基端ジョイント6bを介して右タイロッド4bの基端部が揺動可能かつ回転可能に連結される。
操舵アクチュエータ8は、車体に取り付けられる操舵ハウジング50と、この操舵ハウジング50に対してメインロッド11を回転駆動するメインロッド回転駆動機構20とを備える。
メインロッド回転駆動機構20は、モータ16(図1の(a)参照)によって回転駆動される駆動プーリ(図示せず)と、メインロッド11に連結される従動プーリ22と、この従動プーリ22と駆動プーリに渡って掛け回されるベルト23とを備える。
なお、これに限らず、メインロッド回転駆動機構20は、互いに噛み合うギヤを用いてもよい。
従動プーリ22は、メインロッド11にスプライン13を介して連結される。これにより、メインロッド11は従動プーリ22に対してその軸方向に移動することができる。
操舵アクチュエータ8は、メインロッド11の回転によって軸方向へ移動するメインロッド移動機構30を備える。
メインロッド移動機構30は、メインロッド11の外周に形成される第一雄ネジ15と、この第一雄ネジ15に螺合する第一雌ネジ32を有するナット31とを備え、このナット31が操舵ハウジング50に固定される。
メインロッド11は、メインロッド回転駆動機構20によって回転することによってナット31に対する螺合位置が変わり、正方向に回転することによって左方向に移動する一方、逆方向に回転することによって右方向に移動する。
メインロッド11の外周に第二雄ネジ18が形成され、サブロッド12の内周にこの第二雄ネジ18に螺合する第二雌ネジ19が形成される。操舵ロッド10は、メインロッド11とサブロッド12が相対回転して、第二雄ネジ18に対する第二雌ネジ19の螺合位置が変わることによって伸縮作動する。
第二雄ネジ18は、第一雄ネジ15と左右同一のねじ巻き方向を持ち、かつ第一雄ネジ15に対して2倍のピッチを有する。
これにより、メインロッド11とサブロッド12が相対回転して伸縮作動するとき、メインロッド11がナット31に対して左右方向について一方に移動するとともに、サブロッド12がメインロッド11に対して左右方向について他方に2倍の速度で移動する。これに伴って、メインロッド11の先端部(左基端ジョイント6a)とサブロッド12の先端部(右基端ジョイント6b)は、互いに同一移動距離をもって逆方向に変位する。
操舵アクチュエータ8は、トー角調整時に操舵ハウジング50に対してサブロッド12の回転を係止するトー角調整ポジションと、操舵時にメインロッド11に対してサブロッド12の回転を係止する操舵ポジションに切換える作動切換機構40を備える。
作動切換機構40は、サブロッド12にストッパ60が介装される。このストッパ60は、サブロッド12の穴43内に摺動可能に介装され、サブロッド12の径方向について変位可能に支持される。
ストッパ60をサブロッド12の径方向について外側に付勢するバネ42がサブロッド12の穴43内に介装される。
ストッパ60は、バネ42が着座するつば部63と、このつば部63よりサブロッド12の外径方向に突出する基端キー部61と、つば部63よりサブロッド12の内径方向に突出する先端キー部62とを有する。
操舵ハウジング50にストッパ60が係合する操舵ハウジング側キー溝51が形成され、この操舵ハウジング側キー溝51内にカム53が摺動可能に介装される。カム53は、操舵ハウジング側キー溝51に沿って延びる帯板状に形成され、サブロッド12の径方向について変位可能に支持される。
カム53は、ストッパ60の基端キー部61の端面を摺接させるカム面54を有する。このカム面54は、操舵ハウジング50の円筒面状の内壁面56と同一曲率半径をもつ円筒面状に形成される。図3、4の(b)に示すように、カム53が操舵ポジションに移動した状態にて、カム面54は、操舵ハウジング50の円筒面状の内壁面56と段差無く連続する。
メインロッド11に軸方向に延びるメインロッド側キー溝52が形成される。図3、4の(b)に示すように、カム53が移動した状態にて、カム53の先端キー部62がメインロッド側キー溝52に係合する。
作動切換機構40は、カム53を移動する一対の作動切換アクチュエータ55を備える。作動切換アクチュエータ55は、図示しないコントローラによって駆動される。
コントローラは、トー角調整時に、図1、2の(b)に示すように、作動切換アクチュエータ55を収縮作動させてカム53を操舵ハウジング側キー溝51の奥部に位置するトー角調整ポジションに引き込み、バネ42の付勢力によりストッパ60を追従させ、ストッパ60の基端キー部61を操舵ハウジング側キー溝51に係合させる。
図1の(a)、(b)は、例えば車両の直進走行時にて、左右後輪2a、2bのトー角が略零となる状態に保持された状態を示す。このように左右後輪2a、2bのトー角が略零となることにより、左右後輪2a、2bの転がり抵抗を減らし、車両の燃費の低減がはかれる。
図1の(a)、(b)に示すトー角零状態から図2の(a)、(b)に示すトーイン状態に切り換えられる際、図2の(a)、(b)に矢印で示すように、メインロッド回転駆動機構20によってメインロッド11を正方向に回転することによってメインロッド11が左方向に移動する一方、サブロッド12が右方向に同一距離だけ移動する。こうして操舵ロッド10が伸長作動することにより、左右タイロッド4a、4bを介して左右ナックル3a、3bが対称的に揺動し、左右後輪2a、2bのトー角が等しく調整される。
図2の(a)、(b)は、走行条件に応じて、左右後輪2a、2bがトーイン状態に保持された状態を示す。このように左右後輪2a、2bがトーイン方向に向けられることにより、車両が旋回走行する場合等に車両の操安性が高められる。
コントローラは、操舵時に、図3、4の(b)に示すように、作動切換アクチュエータ55を伸長作動させてカム53を操舵ハウジング側キー溝51の開口端に位置する操舵ポジションに移動し、ストッパ60の先端キー部62をメインロッド側キー溝52に係合させる。(図3、4の(b)参照)
図2の(a)、(b)に示すトーイン状態から図3の(a)、(b)に示す右旋回状態に切り換えられる際、図3の(a)、(b)に矢印で示すように、作動切換アクチュエータ55を伸長作動させてバネ42の付勢力に抗してカム53を操舵ハウジング側キー溝51の開口端に移動し、ストッパ60の先端キー部62をメインロッド側キー溝52に係合させる。そして、メインロッド回転駆動機構20によってメインロッド11を逆方向に回転することによってメインロッド11が右方向に移動するとともに、サブロッド12がストッパ60を介してメインロッド11と一緒に回転しながら右方向に同一距離だけ移動する。こうして操舵ロッド10が右方向に移動することにより、左右タイロッド4a、4b、左右ナックル3a、3bを介して左右後輪2a、2bが右旋回方向に操舵される。
図3の(a)、(b)は、車両の右旋回走行時にて、左右後輪2a、2bがトーイン状態にて右旋回方向に操舵された状態を示す。
図2の(a)、(b)に示すトーイン状態から図4の(a)、(b)に示す左旋回状態に切り換えられる際、図4の(a)、(b)に矢印で示すように、作動切換アクチュエータ55を伸長作動させてバネ42の付勢力に抗してカム53を操舵ハウジング側キー溝51の開口端に移動し、ストッパ60の先端キー部62をメインロッド側キー溝52に係合させる。そして、メインロッド回転駆動機構20によってメインロッド11を正方向に回転することによってメインロッド11が左方向に移動するとともに、サブロッド12がストッパ60を介してメインロッド11と一緒に回転しながら左方向に同一距離だけ移動する。こうして操舵ロッド10が左方向に移動することにより、左右タイロッド4a、4b、左右ナックル3a、3bを介して左右後輪2a、2bが左旋回方向に操舵される。
図4の(a)、(b)は、車両の左旋回走行時にて、左右後輪2a、2bがトーイン状態にて左旋回方向に操舵された状態を示す。
以上のように、本実施の形態では、車両の左右車輪(後輪)2a、2bを操舵する操舵装置1であって、車体に取り付けられる操舵ハウジング50と、この操舵ハウジング50に収容されて左右車輪2a、2bに連携する操舵ロッド10と、操舵ハウジング50に対して操舵ロッド10を左右方向に移動する操舵機構9と、操舵ロッド10の長さを左右方向について変えるトー角調整機構14とを備える構成とした。
上記構成に基づき、操舵機構9とトー角調整機構14によって例えば車両の直進走行時に左右車輪2a、2bのトー角を小さくして車両の転がり抵抗を減らすことと、車両の旋回走行時に左右車輪2a、2bをトーイン状態に切換えて左右旋回方向に操舵して車両の操安性を確保することとが両立される。
トー角調整機構14は、操舵ロッド10の長さを左右方向について変えて左右車輪2a、2bのトー角を調整する構成のため、構造の簡素化がはかれ、操舵装置1の小型化がはかれる。
本実施形態では、操舵ロッド10は、その軸方向について互いに螺合するメインロッド11とサブロッド12とを有し、メインロッド11を回転駆動するメインロッド回転駆動機構20と、メインロッド11の回転によってメインロッド11を軸方向へ移動するメインロッド移動機構30と、サブロッド12とメインロッド11または操舵ハウジング50との相対回転を係止する作動切換機構40と、を備え、この作動切換機構40は、操舵ハウジング50に対してサブロッド12の回転を係止するトー角調整ポジションと、メインロッド11に対してサブロッド12の回転を係止する操舵ポジションとを有する構成とした。
上記構成に基づき、トー角調整時に、作動切換機構40がメインロッド11に対してサブロッド12の回転を係止し、メインロッド回転駆動機構20がメインロッド11を回転駆動することにより、メインロッド11とサブロッド12の螺合位置が変わって操舵ロッド10の左右方向の長さが増減して、左右車輪2a、2bのトー角が調整される。
一方、操舵時に、作動切換機構40が操舵ハウジング50に対してサブロッド12の回転を係止し、メインロッド回転駆動機構20がメインロッド11を回転駆動することにより、メインロッド11とサブロッド12が一緒に回転しながら左右方向に移動し、操舵ロッド10が左右方向に移動して、左右車輪2a、2bが旋回方向に操舵される。
本実施形態では、作動切換機構40は、サブロッド12に介装されるストッパ60と、ストッパ60が係合して操舵ハウジング50に対するサブロッド12の回転を係止する操舵ハウジング側キー溝51と、ストッパ60が係合してメインロッド11に対するサブロッド12の回転を係止するメインロッド側キー溝52と、ストッパ60を操舵ハウジング側キー溝51に向けて移動するように付勢するバネ42と、操舵ハウジング側キー溝51に介装されるカム53と、このカム53を移動する作動切換アクチュエータ55とを備え、この作動切換アクチュエータ55は、トー角調整ポジションにてカム53を操舵ハウジング側キー溝51に引き込み、バネ42の付勢力によりストッパ60を操舵ハウジング側キー溝51に係合させる一方、操舵ポジションにてカム53を操舵ハウジング側キー溝51の開口端に移動し、ストッパ60をメインロッド側キー溝52に係合させる構成とした。
上記構成に基づき、トー角調整ポジションにて、作動切換アクチュエータ55がストッパ60を操舵ハウジング側キー溝51に係合させることにより、メインロッド11に対してサブロッド12の回転を係止される。この状態にて、メインロッド回転駆動機構20がメインロッド11を回転駆動することにより、メインロッド11とサブロッド12の螺合量が変わって操舵ロッド10の左右方向の長さが増減して、左右車輪2a、2bのトー角が調整される(図1、2参照)。
一方、操舵ポジションにて、作動切換アクチュエータ55がストッパ60をメインロッド側キー溝52に係合させることにより、操舵ハウジング50に対するサブロッド12の回転が係止される。この状態にて、メインロッド回転駆動機構20がメインロッド11を回転駆動することにより、メインロッド11とサブロッド12が一緒に回転しながら左右方向に移動し、操舵ロッド10が左右方向に移動して、左右車輪2a、2bが旋回方向に操舵される(図3、4参照)。
このように、サブロッド12に介装されるストッパ60を介してサブロッド12の回転が操舵ハウジング50またはメインロッド11に対して係止される構成のため、構造の簡素化がはかれる。
本実施形態では、メインロッド回転駆動機構20は、動力源(モータ16)によって回転駆動される従動プーリ22と、メインロッド11に形成されて従動プーリ22に係合するスプライン13と、を備え、メインロッド移動機構30は、メインロッド11の外周に形成される第一雄ネジ15と、この第一雄ネジ15に螺合する第一雌ネジ32を有して操舵ハウジング50に取り付けられるナット31と、を備え、メインロッド11の外周に第二雄ネジ18が形成され、サブロッド12の内周にこの第二雄ネジ18に螺合する第二雌ネジ19が形成され、この第二雄ネジ18は、第一雄ネジ15に対して2倍のピッチを有する構成とした。
上記構成に基づき、メインロッド11とサブロッド12が相対回転して伸縮作動するとき、メインロッド11の先端部(左基端ジョイント6a)とサブロッド12の先端部(右基端ジョイント6b)は、互いに同一移動距離をもって逆方向に変位する。これにより、左右車輪2a、2bのトー角を同等に調整することができ、車両の繰安性が確保される。
なお、本発明は、車両の左右前輪(車輪)を操舵する操舵装置に適用してもよい。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
1 操舵装置
2 モータ
2a 左後輪(車輪)
2a 右後輪 (車輪)
8 操舵アクチュエータ
9 操舵機構
11 メインロッド
12 サブロッド
13 スプライン
14 トー角調整機構
15 第一雄ネジ
16 モータ
18 第二雄ネジ
19 第二雌ネジ
20 メインロッド回転駆動機構
22 従動プーリ
23 ベルト
30 メインロッド移動機構
31 ナット
32 第一雌ネジ
40 作動切換機構
42 バネ
50 操舵ハウジング
51 操舵ハウジング側キー溝
52 メインロッド側キー溝
53 カム
54 カム面
55 作動切換アクチュエータ
56 内壁面
60 ストッパ

Claims (4)

  1. 車両の左右車輪を操舵する操舵装置であって、
    車体に取り付けられる操舵ハウジングと、
    この操舵ハウジングに収容されて前記左右車輪に連携する操舵ロッドと、
    前記操舵ハウジングに対して前記操舵ロッドを左右方向に移動する操舵機構と、
    前記操舵ロッドの長さを左右方向について変えるトー角調整機構と、を備えることを特徴とする操舵装置。
  2. 操舵ロッドは、その軸方向について互いに螺合するメインロッドとサブロッドとを有し、
    前記メインロッドを回転駆動するメインロッド回転駆動機構と、
    前記メインロッドの回転によって前記メインロッドを軸方向へ移動するメインロッド移動機構と、
    前記サブロッドと前記メインロッドまたは前記操舵ハウジングとの相対回転を係止する作動切換機構と、を備え、
    この作動切換機構は、
    前記操舵ハウジングに対して前記サブロッドの回転を係止するトー角調整ポジションと、
    前記メインロッドに対して前記サブロッドの回転を係止する操舵ポジションと、を有することを特徴とする請求項1に記載の操舵装置。
  3. 前記作動切換機構は、
    前記サブロッドに介装されるストッパと、
    このストッパが係合して前記操舵ハウジングに対する前記サブロッドの回転を係止する操舵ハウジング側キー溝と、
    前記ストッパが係合して前記メインロッドに対する前記サブロッドの回転を係止するメインロッド側キー溝と、
    前記ストッパを前記操舵ハウジング側キー溝に向けて移動するように付勢するバネと、
    前記操舵ハウジング側キー溝に介装されるカムと、
    このカムを移動する作動切換アクチュエータとを備え、
    この作動切換アクチュエータは、前記トー角調整ポジションにて前記カムを前記操舵ハウジング側キー溝に引き込み、前記バネの付勢力により前記ストッパを操舵ハウジング側キー溝に係合させる一方、前記操舵ポジションにて前記カムを前記操舵ハウジング側キー溝の開口端に移動し、前記ストッパを前記メインロッド側キー溝に係合させることを特徴とする請求項2に記載の操舵装置。
  4. 前記メインロッド回転駆動機構は、
    動力源によって回転駆動される従動プーリと、
    前記メインロッドに形成されて前記従動プーリに係合するスプラインと、を備え、
    前記メインロッド移動機構は、
    前記メインロッドに形成される第一雄ネジと、
    この第一雄ネジに螺合する第一雌ネジを有して前記操舵ハウジングに取り付けられるナットと、を備え、
    前記メインロッドに第二雄ネジが形成され、
    サブロッドに前記第二雄ネジに螺合する第二雌ネジが形成され、
    前記第二雄ネジは、前記第一雄ネジに対して2倍のピッチを有することを特徴とする請求項3に記載の操舵装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112829831A (zh) * 2021-03-17 2021-05-25 合肥工业大学 一种具有前束值调整机构的车辆前桥总成

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