JP2012021414A - ハイブリッド車およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンの運転中において、エンジンの出力軸に接続されたギヤ機構のギヤの歯打ちを抑制すると共にエンジン全体としての出力トルクの低下を抑制する。
【解決手段】エンジンの各気筒のうちエンジンの運転中の最大筒内圧力Pinmax[i]がプラネタリギヤのギヤの歯打ちが許容範囲の上限となるときの筒内圧力として定めた閾値Pinrefより大きい気筒を超過気筒として設定し(S150)、超過気筒については最大筒内圧力Pinmaxが閾値Pinref以下になるよう点火時期を遅くする所定点火遅角を行ないながら且つ超過気筒でない気筒については所定点火遅角を行なわずにエンジンを運転する(S180)。これにより、プラネタリギヤのギヤの歯打ちを抑制することができると共に、超過気筒であるか否かに拘わらず全ての気筒について点火時期を遅くするものに比してエンジン全体としての出力トルクの低下を抑制することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ハイブリッド車およびその制御方法に関する。
従来、この種のハイブリッド車としては、エンジンと、第1モータ(モータMG1)と、エンジンのクランクシャフトとモータMG1の回転軸と駆動輪に連結された駆動軸とに接続されたプラネタリギヤと、駆動軸に接続された第2モータ(モータMG2)と、を備え、停車中にエンジンを始動する際には、エンジンに起因してトルク変動が生じたとしてもプラネタリギヤなどでギヤ同士の当接・離間を繰り返すことのないトルクを発生するように定めた点火時期としての歯打ち抑制用点火時期で点火が行なわれるようエンジンを制御するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このハイブリッド車では、こうした制御により、停車中のエンジンの始動に伴うギヤの歯打ちを抑制している。
特開2007−126097号公報
上述のハイブリッド車では、エンジンの始動時のギヤの歯打ちは抑制することができるものの、複数気筒のエンジンの全ての気筒の点火時期を歯打ち抑制用点火時期にすると、エンジン全体としての出力トルクが必要以上に小さくなってしまう場合が生じるという課題があった。
本発明のハイブリッド車およびその制御方法は、エンジンの運転中において、エンジンの出力軸に接続されたギヤ機構のギヤの歯打ちを抑制すると共にエンジン全体としての出力トルクの低下を抑制することを主目的とする。
本発明のハイブリッド車およびその制御方法は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のハイブリッド車は、
ギヤ機構を介して車軸に動力を出力可能な複数気筒の内燃機関と、前記車軸または該車軸とは異なる第2の車軸に動力を出力可能な電動機と、前記電動機と電力をやりとり可能な二次電池と、を備え、前記内燃機関から出力される動力と前記電動機から出力される動力とを用いた走行が可能なハイブリッド車であって、
前記複数気筒のうち前記内燃機関の運転中の最大筒内圧力が前記ギヤ機構のギヤの歯打ちの程度が許容範囲の上限となるときの筒内圧力として定めた所定筒内圧力を超える気筒である超過気筒については前記最大筒内圧力が前記所定筒内圧力以下になるよう点火時期を遅くする所定点火遅角を行ないながら且つ該超過気筒でない気筒については前記所定点火遅角を行なわずに前記内燃機関が運転されるよう該内燃機関を制御する機関制御手段、
を備えることを要旨とする。
この本発明のハイブリッド車では、複数気筒のうち内燃機関の運転中の最大筒内圧力がギヤ機構のギヤの歯打ちの程度が許容範囲の上限となるときの筒内圧力として定めた所定筒内圧力を超える気筒である超過気筒については最大筒内圧力が所定筒内圧力以下になるよう点火時期を遅くする所定点火遅角を行ないながら且つ超過気筒でない気筒については所定点火遅角を行なわずに内燃機関が運転されるよう内燃機関を制御する。即ち、内燃機関を運転する際に、超過気筒については所定点火遅角を行ない、超過気筒でない気筒については所定点火遅角を行なわないのである。これにより、ギヤ機構のギヤの歯打ちを抑制することができると共に、一部の気筒が超過気筒であるときにおいて、全ての気筒の点火時期を遅くするものに比して内燃機関全体としての出力トルクの低下を抑制することができる。
こうした本発明のハイブリッド車において、前記所定点火遅角は、前記最大筒内圧力が前記所定筒内圧力以下になるよう前記超過気筒でない気筒に比して点火時期を遅くする処理である、ものとすることもできる。
また、本発明のハイブリッド車において、前記内燃機関は、運転中の最大筒内圧力が回転数およびトルクからなる運転状態に応じて変化する機関であり、前記機関制御手段は、前記内燃機関が定常運転され始めたとき、該内燃機関の各気筒の最大筒内圧力を用いて該内燃機関の各気筒が前記超過気筒であるか否かを判定する手段である、ものとすることもできる。こうすれば、内燃機関の各気筒が超過気筒であるか否かを内燃機関の運転状態に応じて判定することができる。ここで、内燃機関が定常運転されているか否かは、内燃機関の回転数の単位時間当たりの変化量である回転数変化率が内燃機関が定常運転されているときの回転数変化率の範囲として定めた第1範囲内であるか否かを判定することや、内燃機関からのトルクの単位時間当たりの変化量であるトルク変化率が内燃機関が定常運転されているときのトルク変化率の範囲として定めた第2範囲内であるか否かを判定することによって判定するものとすることもできるし、内燃機関の回転数の変化量が内燃機関が定常運転されているときの変化量の範囲として定めた第3範囲内であるか否かを判定することや、内燃機関からのトルクの変化量が内燃機関が定常運転されているときの変化量の範囲として定めた第4範囲内であるか否かを判定することによって判定するものとすることもできる。
さらに、本発明のハイブリッド車において、前記二次電池と電力をやりとり可能で動力を入出力可能な発電機を備え、前記ギヤ機構は、前記内燃機関の出力軸と前記発電機の回転軸と前記車軸に連結された駆動軸との3軸に3つの回転要素が接続された遊星歯車機構であり、前記電動機は、前記駆動軸に接続されてなる、ものとすることもできる。
本発明のハイブリッド車の制御方法は、
ギヤ機構を介して車軸に動力を出力可能な複数気筒の内燃機関と、前記車軸または該車軸とは異なる第2の車軸に動力を出力可能な電動機と、前記電動機と電力をやりとり可能な二次電池と、を備え、前記内燃機関から出力される動力と前記電動機から出力される動力とを用いた走行が可能なハイブリッド車の制御方法であって、
前記複数気筒のうち前記内燃機関の運転中の最大筒内圧力が前記ギヤ機構のギヤの歯打ちの程度が許容範囲の上限となるときの筒内圧力として定めた所定筒内圧力を超える気筒である超過気筒については前記最大筒内圧力が前記所定筒内圧力以下になるよう点火時期を遅くする所定点火遅角を行ないながら且つ該超過気筒でない気筒については前記所定点火遅角を行なわずに前記内燃機関が運転されるよう該内燃機関を制御する、
ことを特徴とする。
この本発明のハイブリッド車の制御方法では、複数気筒のうち内燃機関の運転中の最大筒内圧力がギヤ機構のギヤの歯打ちの程度が許容範囲の上限となるときの筒内圧力として定めた所定筒内圧力を超える気筒である超過気筒については最大筒内圧力が所定筒内圧力以下になるよう点火時期を遅くする所定点火遅角を行ないながら且つ超過気筒でない気筒については所定点火遅角を行なわずに内燃機関が運転されるよう内燃機関を制御する。即ち、内燃機関を運転する際に、超過気筒については所定点火遅角を行ない、超過気筒でない気筒については所定点火遅角を行なわないのである。これにより、ギヤ機構のギヤの歯打ちを抑制することができると共に、一部の気筒が超過気筒であるときにおいて、全ての気筒の点火時期を遅くするものに比して内燃機関全体としての出力トルクの低下を抑制することができる。
本発明の一実施例としての内燃機関装置を搭載するハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 エンジン22の構成の概略を示す構成図である。 エンジンECU24により実行されるエンジン運転制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車220の構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車320の構成の概略を示す構成図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、ガソリンや軽油などを燃料とするエンジン22と、エンジン22を駆動制御するエンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという。)24と、エンジン22のクランクシャフト26にキャリアが接続されると共に駆動輪63a,63bにデファレンシャルギヤ62を介して連結された駆動軸32にリングギヤが接続されたプラネタリギヤ30と、例えば同期発電電動機として構成されて回転子がプラネタリギヤ30のサンギヤに接続されたモータMG1と、例えば同期発電電動機として構成されて回転子が駆動軸32に接続されたモータMG2と、モータMG1,MG2を駆動するためのインバータ41,42と、インバータ41,42の図示しないスイッチング素子をスイッチング制御することによってモータMG1,MG2を駆動制御するモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという。)40と、例えばリチウムイオン二次電池として構成されてインバータ41,42を介してモータMG1,MG2と電力をやりとりするバッテリ50と、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバーのポジションを検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSPやアクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダルの踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキポジション,車速センサ88からの車速Vを入力すると共にエンジンECU24やモータECU40と通信して車両全体を制御するハイブリッド用電子制御ユニット70と、を備える。なお、モータECU40は回転位置検出センサからのモータMG1,MG2の回転子の回転位置に基づいて図示しないモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2も演算している。
エンジン22は、例えばガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力可能な複数気筒(例えば、4気筒や6気筒,8気筒など)の内燃機関として構成されており、図2に示すように、エアクリーナ122により清浄された空気をスロットルバルブ124を介して吸入すると共に燃料噴射弁126からガソリンを噴射して吸入された空気とガソリンとを混合し、この混合気を吸気バルブ128を介して燃焼室に吸入し、点火プラグ130による電気火花によって爆発燃焼させて、そのエネルギにより押し下げられるピストン132の往復運動をクランクシャフト26の回転運動に変換する。エンジン22からの排気は、一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC),窒素酸化物(NOx)の有害成分を浄化する浄化装置(三元触媒)134を介して外気へ排出される。
エンジン22は、エンジンECU24により制御されている。エンジンECU24は、CPU24aを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU24aの他に処理プログラムを記憶するROM24bと、データを一時的に記憶するRAM24cと、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。エンジンECU24には、エンジン22の状態を検出する種々のセンサからの信号、例えば、クランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサ140からのクランクポジションやエンジン22の冷却水の温度を検出する水温センサ142からの冷却水温,燃焼室内に取り付けられた圧力センサ143からの筒内圧力Pin,燃焼室へ吸排気を行なう吸気バルブ128や排気バルブを開閉するカムシャフトの回転位置を検出するカムポジションセンサ144からのカムポジション,スロットルバルブ124のポジションを検出するスロットルバルブポジションセンサ146からのスロットルポジション,吸気管に取り付けられたエアフローメータ148からの吸入空気量Qa,同じく吸気管に取り付けられた温度センサ149からの吸気温,空燃比センサ135aからの空燃比,酸素センサ135bからの酸素信号などが入力ポートを介して入力されている。また、エンジンECU24からは、エンジン22を駆動するための種々の制御信号、例えば、燃料噴射弁126への駆動信号や、スロットルバルブ124のポジションを調節するスロットルモータ136への駆動信号、イグナイタと一体化されたイグニッションコイル138への制御信号、吸気バルブ128の開閉タイミングを変更可能な可変バルブタイミング機構150への制御信号などが出力ポートを介して出力されている。エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータを出力する。なお、エンジンECU24は、クランクポジションセンサ140からのクランクポジションに基づいてクランクシャフト26の回転数、即ちエンジン22の回転数Neも演算している。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、基本的には、ハイブリッド用電子制御ユニット70にって実行される以下に説明する駆動制御によって走行する。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、エンジン22を運転しながら走行するときには、まず、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accと車速センサ88からの車速Vとに応じて走行のために駆動軸32に要求される要求トルクTr*を設定し、要求トルクTr*に駆動軸32の回転数Nr(例えば、モータMG2の回転数や車速Vに換算係数を乗じて得られる回転数)を乗じて走行に要求される走行用パワーPdrvを計算する。次に、バッテリ50の蓄電割合SOCに基づいてバッテリ50を充放電するための充放電要求パワーPb*と走行用パワーPdrvと損失Lossとの和としてエンジン22から出力すべき要求パワーPe*を計算すると共にエンジン22を効率よく運転することができるエンジン22の回転数NeとトルクTeとの関係としての動作ライン(例えば燃費最適動作ライン)と計算した要求パワーPe*とを用いてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する。そして、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で、エンジン22の回転数Neが目標回転数Ne*となるようにするための回転数フィードバック制御によりモータMG1から出力すべきトルクとしてのトルク指令Tm1*を設定すると共にモータMG1をトルク指令Tm1*で駆動したときにプラネタリギヤ30を介して駆動軸32に作用するトルクを要求トルクTr*から減じたトルクをモータMG2のトルク指令Tm2*として設定する。こうして設定したエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*についてはエンジンECU24に送信すると共にモータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*についてはモータECU40に送信する。目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、目標回転数Ne*と目標トルクTe*とからなる運転ポイント(以下、目標運転ポイントという)でエンジン22が運転されるようエンジン22の吸入空気量制御や燃料噴射制御,点火制御などを実行し、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子をスイッチング制御する。以下、こうした走行をハイブリッド走行という。
また、ハイブリッド用電子制御ユニット70は、エンジン22の運転を停止した状態で走行するときには、アクセル開度Accと車速Vとに応じて駆動軸32に要求される要求トルクTr*を設定し、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で、モータMG1のトルク指令Tm1*に値0を設定すると共にモータMG2のトルク指令Tm2*に要求トルクTr*を設定する。そして、設定したトルク指令Tm1*,Tm2*についてはモータECU40に送信する。トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子をスイッチング制御する。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に、ハイブリッド走行によって走行している最中のエンジン22の運転制御について説明する。図3は、エンジンECU24により実行されるエンジン運転制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎(例えば、数msec毎)に繰り返し実行される。
エンジン運転制御ルーチンが実行されると、エンジンECU24のCPU24aは、まず、エンジン22が定常運転されているか否かを判定する(ステップS100)。この判定は、実施例では、エンジン22の回転数Neの単位時間当たりの変化量である回転数変化率ΔNeがエンジン22が定常運転されているときの回転数変化率の範囲として定めた定常時回転数変化率範囲Rrn内であるか否か、および、エンジン22からのトルクTeの単位時間当たりの変化量であるトルク変化率ΔTeがエンジン22が定常運転されているときのトルク変化率の範囲として定めた定常時トルク変化率範囲Rrt内であるか否かを判定し、回転数変化率ΔNeが定常時回転数変化率範囲Rrn内で且つトルク変化率ΔTeが定常時トルク変化率範囲Rrt内のときにはエンジン22が定常運転されていると判定(判断)し、回転数変化率ΔNeが定常時回転数変化率範囲Rrn外またはトルク変化率ΔTeが定常時トルク変化率範囲Rrt外のときにはエンジン22は定常運転されていないと判定(判断)するものとした。なお、定常時回転数変化率範囲Rrnや定常時トルク変化率範囲Rrtは、エンジン22の仕様などによって定めることができる。また、エンジン22の回転数Neは、クランクポジションセンサ140からのクランクポジションに基づいて演算することができる。さらに、エンジン22からのトルクTeは、エアフローメータ148からの吸入空気量Qaとエンジン22の回転数Neとに基づいて推定するものとしたり、ハイブリッド用電子制御ユニット70により設定されるモータMG1のトルク指令Tm1*と回転位置検出センサ43からのモータMG1の回転子の回転位置に基づいてモータECU40により演算されるモータMG1の回転数Nm1とプラネタリギヤ30のギヤ比ρ(サンギヤの数/リングギヤの数)とを用いてハイブリッド用電子制御ユニット70により演算されたものを通信により入力するものとしたりすることができる。
エンジン22が定常運転されていると判定されたときには、エンジン22の全ての気筒に対して後述の超過気筒であるか否かの判定を行なったときに値1が設定されると共にイグニッションオンされたときやエンジン22が定常運転されていないとき(過渡運転時)に値0が設定される判定済フラグFの値を調べる(ステップS110)。いま、エンジン22が定常運転されているときを考えているから、判定済フラグFが値0のときは、エンジン22が定常運転され始めたときであると考えることができる。
判定済フラグFが値0のときには、エンジン22が定常運転され始めたときであると判断し、変数iに値1を設定すると共に(ステップS120)、エンジン22の各気筒のうち変数iに対応する気筒の筒内圧力Pin[i]の最大値である最大筒内圧力Pinmax[i]を入力し(ステップS130)、入力した最大筒内圧力Pinmax[i]を、プラネタリギヤ30のギヤの歯打ち音が許容範囲の上限となるときの筒内圧力として定めた閾値Pinrefと比較し(ステップS140)、最大筒内圧力Pinmax[i]が閾値Pinrefより高いときにはその気筒を超過気筒として設定し(ステップS150)、最大筒内圧力Pinmax[i]が閾値Pinref以下のときにはその気筒を超過気筒には設定しない。ここで、最大筒内圧力Pinmax[i]は、例えば、変数iに対応する気筒に取り付けられた圧力センサ143[i]からの筒内圧力Pin[i]の所定時間(例えば、数百msecなど)の最大値を用いることができる。また、閾値Pinrefは、エンジン22やプラネタリギヤ30の仕様などによって定められる。なお、エンジン22の各気筒に対する超過気筒であるか否かの判定を最大筒内圧力Pinmax[i]と閾値Pinrefとの比較によって行なうのは、最大筒内圧力Pinmax[i]が大きいほどその気筒での爆発燃焼時のエネルギが大きくプラネタリギヤ30のギヤでの歯打ち音が大きくなりやすいと考えられる、という理由に基づく。また、エンジン22の各気筒に対する超過気筒であるか否かの判定をエンジン22が定常運転され始めたときに行なうのは、エンジン22の運転状態(回転数NeとトルクTe)に応じて各気筒の最大筒内圧力Pinmax[i]が変化するため、エンジン22の運転状態に応じて異なる気筒が超過気筒となる場合があると考えられる、という理由に基づく。
そして、変数iをエンジン22の気筒数Nと比較し(ステップS160)、変数iがエンジン22の気筒数N未満のときには、変数iをインクリメントして(ステップS170)、ステップS130に戻る。そして、ステップS160で変数iがエンジン22の気筒数Nに等しいと判定されるまでステップS130〜S170の処理を繰り返し実行することにより、エンジン22の全ての気筒に対して超過気筒であるか否かを判定する。
ステップS160で変数iがエンジン22の気筒数Nに等しいと判定されると、エンジン22の全ての気筒に対して超過気筒であるか否かの判定を行なったと判断し、判定済フラグFに値1を設定し(ステップS180)、ハイブリッド用電子制御ユニット70から受信した目標回転数Ne*と目標トルクTe*とからなる目標運転ポイントで、超過気筒については最大筒内圧力Pinmaxが閾値Pinref以下になるよう点火時期を遅くする所定点火遅角を行ないながら且つ超過気筒でない気筒については所定点火遅角を行なわずにエンジン22が運転されるようエンジン22を運転制御して(ステップS190)、本ルーチンを終了する。こうしたエンジン22の運転制御により、全ての気筒が超過気筒でない場合に各気筒の点火を略等しい時期に行なうものでは、超過気筒を設定した後には、超過気筒の点火時期を超過気筒でない気筒に比して遅くすることになる。即ち、超過気筒でない気筒の点火を通常の点火時期(例えば、エンジン22を効率よく運転するための点火時期など)に行なうときには、超過気筒の点火を、最大筒内圧力Pinmaxが閾値Pinref以下になり且つ通常の点火時期より遅い時期に行なうことになる。なお、超過気筒がないときには、全ての気筒について所定点火遅角を行なわずにエンジン22を運転制御する。このように、超過気筒については所定点火遅角を行ない超過気筒でない気筒については所定点火遅角を行なわないことにより、プラネタリギヤ30のギヤの歯打ちを抑制することができると共に、超過気筒であるか否かに拘わらず全ての気筒について点火時期を遅くするものに比してエンジン22全体としてのエネルギ効率や出力トルクの低下を抑制することができる。
ステップS110で判定済フラグFが値1のときには、エンジン22の全ての気筒に対して超過気筒であるか否かの判定を行なった後であると判断し、超過気筒については所定点火遅角を行ないながら且つ超過気筒でない気筒については所定点火遅角を行なわずに目標運転ポイントでエンジン22が運転されるようエンジン22を運転制御して(ステップS190)、本ルーチンを終了する。
ステップS100でエンジン22が定常運転されていないと判定されたときには、判定済フラグFに値0を設定し(ステップS200)、超過気筒については所定点火遅角を行ないながら且つ超過気筒でない気筒については所定点火遅角を行なわずに目標運転ポイントでエンジン22が運転されるようエンジン22を運転制御して(ステップS190)、本ルーチンを終了する。こうして判定済フラグFに値0を設定すると、その後に、エンジン22が定常運転され始めたときに、ステップS110で判定済フラグFが値0であるから、エンジン22の各気筒に対して超過気筒であるか否かの判定を改めて行なうことになる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、エンジン22の各気筒のうちエンジン22の運転中の最大筒内圧力Pinmaxがプラネタリギヤ30のギヤの歯打ちが許容範囲の上限となるときの筒内圧力として定めた閾値Pinrefより大きい気筒を超過気筒として設定し、超過気筒については最大筒内圧力Pinmaxが閾値Pinref以下になるよう点火時期を遅くする所定点火遅角を行ないながら且つ超過気筒でない気筒については所定点火遅角を行なわずにエンジン22を運転するから、プラネタリギヤ30のギヤの歯打ちを抑制することができると共に、超過気筒であるか否かに拘わらず全ての気筒について点火時期を遅くするものに比してエンジン22全体としての出力トルクの低下を抑制することができる。しかも、エンジン22が定常運転され始めたときにエンジン22の各気筒に対して超過気筒であるか否かを判定するから、エンジン22の運転状態に応じて超過気筒であるか否かを判定することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22が定常運転されているか否かの判定を、エンジン22の回転数変化率ΔNeがエンジン22が定常運転されているときの回転数変化率の範囲として定めた定常時回転数変化率範囲Rrn内であるか否かの判定およびエンジン22のトルク変化率ΔTeがエンジン22が定常運転されているときのトルク変化率の範囲として定めた定常時トルク変化率範囲Rrt内であるか否かの判定によって行なうものとしたが、いずれか一方の判定だけによって行なうものとしてもよいし、これらの少なくとも一方に代えてまたはこれらの両方に加えて、他の判定、例えば、エンジン22の回転数Neの変化量がエンジン22が定常運転されているときの回転数の変化量として定めた定常時回転数変化量範囲Ran内であるか否かの判定や、エンジン22のトルクTeの変化量がエンジン22が定常運転されているときのトルクの変化量として定めた定常時トルク変化量範囲Rat内であるか否かの判定などによって行なうものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22の運転状態に応じて各気筒の最大筒内圧力Pinmaxが変化する点を考慮して、エンジン22が定常運転され始めたときにエンジン22の各気筒が超過気筒であるか否かの判定を行なうものとしたが、こうした点を考慮せず、出荷前のエンジン22の運転時や出荷後の最初のエンジン22の運転時にエンジン22の各気筒が超過気筒であるか否かの判定を行ないその後はこの判定を行なわないものとしたり、イグニッションオン後の最初のエンジン22の運転時にエンジン22の各気筒が超過気筒であるか否かの判定を行ないその後はイグニッションオフまでこの判定を行なわないものとしたりしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22の各気筒のうちエンジン22の運転中の最大筒内圧力Pinmaxが閾値Pinrefより大きい気筒を超過気筒として設定し、超過気筒については所定点火遅角を行ないながら且つ超過気筒でない気筒については所定点火遅角を行なわずにエンジン22を運転するものとしたが、この所定点火遅角において、点火時期を遅くする量としての点火遅角量をエンジン22の運転状態(回転数NeとトルクTe)に応じて設定するものとしてもよく、例えば、エンジン22の回転数Neが高いほど大きくなる傾向に点火遅角量を設定するものなどとしてもよい。また、所定点火遅角において、最大筒内圧力Pinmaxが閾値Pinref以下になるまで点火遅角量を所定量ずつ徐々に大きくしていくものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG2の動力を駆動輪63a,63bが接続された駆動軸32に出力するものとしたが、図4の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、モータMG2の動力を駆動輪63a,63bが接続された車軸とは異なる車軸(図4における車輪64a,64bが接続された車軸)に出力するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22からの動力をプラネタリギヤ30を介して駆動輪63a,63bが接続された駆動軸32に出力すると共にモータMG2からの動力を駆動軸32に出力するものとしたが、図5の変形例のハイブリッド自動車220に例示するように、駆動輪63a,63bが接続された駆動軸に変速機230を介してモータMGを取り付け、モータMGの回転軸にクラッチ229を介してエンジン22を接続する構成とし、エンジン22からの動力をモータMGの回転軸と変速機230とを介して駆動軸に出力すると共にモータMGからの動力を変速機230を介して駆動軸に出力するものとしてもよい。また、図6の変形例のハイブリッド自動車320に例示するように、エンジン22からの動力を変速機330を介して駆動輪63a,63bが接続された車軸に出力すると共にモータMGからの動力を駆動輪63a,63bが接続された車軸とは異なる車軸(図6における車輪64a,64bに接続された車軸)に出力するものとしてもよい。即ち、ギヤ機構を介して車軸に動力を出力可能な複数気筒の内燃機関と、車軸に動力を出力可能な電動機と、を備えるものであれば如何なるタイプのハイブリッド自動車としてもよいのである。なお、図5のハイブリッド自動車220や図6のハイブリッド自動車320では、それぞれ変速機230や変速機330が本発明の「ギヤ機構」に相当する。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「内燃機関」に相当し、モータMG2が「電動機」に相当し、バッテリ50が「二次電池」に相当し、エンジン22の各気筒のうちエンジン22の運転中の最大筒内圧力Pinmax[i]がプラネタリギヤ30のギヤの歯打ちが許容範囲の上限となるときの筒内圧力として定めた閾値Pinrefより大きい気筒を超過気筒として設定し、超過気筒については最大筒内圧力Pinmaxが閾値Pinref以下になるよう点火時期を遅くする所定点火遅角を行ないながら且つ超過気筒でない気筒については所定点火遅角を行なわずにエンジン22が運転されるようエンジン22を制御する図3のエンジン運転制御ルーチンを実行するエンジンECU24が「機関制御手段」に相当する。
ここで、「内燃機関」としては、ガソリンや軽油などを燃料とする内燃機関に限定されるものではなく、水素エンジンなど、ギヤ機構を介して車軸に動力を出力可能な複数気筒の内燃機関であれば如何なるタイプの内燃機関であっても構わない。「電動機」としては、同期発電電動機として構成されたモータMG2に限定されるものではなく、誘導電動機など、車軸に動力を出力可能な電動機であれば如何なるタイプの電動機であっても構わない。「二次電池」としては、リチウムイオン二次電池として構成されたバッテリ50に限定されるものではなく、ニッケル水素二次電池やニッケルカドミウム二次電池,鉛蓄電池など、電動機と電力をやりとり可能なものであれば如何なるタイプの二次電池であっても構わない。「機関制御手段」としては、エンジン22の各気筒のうちエンジン22の運転中の最大筒内圧力Pinmaxがプラネタリギヤ30のギヤの歯打ちが許容範囲の上限となるときの筒内圧力として定めた閾値Pinrefより大きい気筒を超過気筒として設定し、超過気筒については最大筒内圧力Pinmaxが閾値Pinref以下になるよう点火時期を遅くする所定点火遅角を行ないながら且つ超過気筒でない気筒については所定点火遅角を行なわずにエンジン22が運転されるようエンジン22を制御するものに限定されるものではなく、複数気筒のうち内燃機関の運転中の最大筒内圧力がギヤ機構のギヤの歯打ちの程度が許容範囲の上限となるときの筒内圧力として定めた所定筒内圧力を超える気筒である超過気筒については最大筒内圧力が所定筒内圧力以下になるよう点火時期を遅くする所定点火遅角を行ないながら且つ超過気筒でない気筒については所定点火遅角を行なわずに内燃機関が運転されるよう内燃機関を制御するものであれば如何なるものとしても構わない。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、ハイブリッド車の製造産業などに利用可能である。
20,120,220,320 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、24a CPU、24b ROM、24c RAM、26 クランクシャフト、30 プラネタリギヤ、32 駆動軸、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、62 デファレンシャルギヤ、63a,63b 駆動輪、64a,64b 車輪、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、80 イグニッションスイッチ、82 シフトポジションセンサ、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、122 エアクリーナ、124 スロットルバルブ、126 燃料噴射弁、128 吸気バルブ、130 点火プラグ、132 ピストン、135a 空燃比センサ、135b 酸素センサ、136 スロットルモータ、138 イグニッションコイル、140 クランクポジションセンサ、142 水温センサ、143 圧力センサ、144 カムポジションセンサ、146 スロットルバルブポジションセンサ、148 エアフローメータ、149 温度センサ、150 可変バルブタイミング機構、220 ハイブリッド自動車、229 クラッチ、230 変速機、MG1,MG2,MG モータ。

Claims (5)

  1. ギヤ機構を介して車軸に動力を出力可能な複数気筒の内燃機関と、前記車軸または該車軸とは異なる第2の車軸に動力を出力可能な電動機と、前記電動機と電力をやりとり可能な二次電池と、を備え、前記内燃機関から出力される動力と前記電動機から出力される動力とを用いた走行が可能なハイブリッド車であって、
    前記複数気筒のうち前記内燃機関の運転中の最大筒内圧力が前記ギヤ機構のギヤの歯打ちの程度が許容範囲の上限となるときの筒内圧力として定めた所定筒内圧力を超える気筒である超過気筒については前記最大筒内圧力が前記所定筒内圧力以下になるよう点火時期を遅くする所定点火遅角を行ないながら且つ該超過気筒でない気筒については前記所定点火遅角を行なわずに前記内燃機関が運転されるよう該内燃機関を制御する機関制御手段、
    を備えるハイブリッド車。
  2. 請求項1記載のハイブリッド車であって、
    前記所定点火遅角は、前記最大筒内圧力が前記所定筒内圧力以下になるよう前記超過気筒でない気筒に比して点火時期を遅くする処理である、
    ハイブリッド車。
  3. 請求項1または2記載のハイブリッド車であって、
    前記内燃機関は、運転中の最大筒内圧力が回転数およびトルクからなる運転状態に応じて変化する機関であり、
    前記機関制御手段は、前記内燃機関が定常運転され始めたとき、該内燃機関の各気筒の最大筒内圧力を用いて該内燃機関の各気筒が前記超過気筒であるか否かを判定する手段である、
    ハイブリッド車。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1つの請求項に記載のハイブリッド車であって、
    前記二次電池と電力をやりとり可能で動力を入出力可能な発電機を備え、
    前記ギヤ機構は、前記内燃機関の出力軸と前記発電機の回転軸と前記車軸に連結された駆動軸との3軸に3つの回転要素が接続された遊星歯車機構であり、
    前記電動機は、前記駆動軸に接続されてなる、
    ハイブリッド車。
  5. ギヤ機構を介して車軸に動力を出力可能な複数気筒の内燃機関と、前記車軸または該車軸とは異なる第2の車軸に動力を出力可能な電動機と、前記電動機と電力をやりとり可能な二次電池と、を備え、前記内燃機関から出力される動力と前記電動機から出力される動力とを用いた走行が可能なハイブリッド車の制御方法であって、
    前記複数気筒のうち前記内燃機関の運転中の最大筒内圧力が前記ギヤ機構のギヤの歯打ちの程度が許容範囲の上限となるときの筒内圧力として定めた所定筒内圧力を超える気筒である超過気筒については前記最大筒内圧力が前記所定筒内圧力以下になるよう点火時期を遅くする所定点火遅角を行ないながら且つ該超過気筒でない気筒については前記所定点火遅角を行なわずに前記内燃機関が運転されるよう該内燃機関を制御する、
    ことを特徴とするハイブリッド車の制御方法。
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KR20190086539A (ko) 2016-12-13 2019-07-22 닛산 지도우샤 가부시키가이샤 내연 기관의 제어 방법 및 제어 장치

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