JP2012020427A - フィルム貼付装置 - Google Patents

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直樹 山内
Shin Matsuda
伸 松田
Masaki Nonaka
正貴 野中
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Abstract

【課題】FPCが接続された画像表示パネルにフィルムを貼付ける場合であっても、画像表示パネルが割れるおそれのないフィルム貼付装置を提供する。
【解決手段】互いに形状の異なる前面基板と背面基板とを対向して貼り合わせかつ前面基板が背面基板と対向しない非対向領域にフレキシブル配線基板を接続した画像表示パネルの画像表示面にフィルムを貼付けるフィルム貼付装置100であって、画像表示パネルを固定して搭載するパネル台220と、フィルムを画像表示パネルに押圧して貼付ける貼付ローラ326とを備え、パネル台220は、画像表示パネルを搭載したときにフレキシブル配線基板が接続された非対向領域と対面する領域に溝224を設けた。
【選択図】図8

Description

本発明は、プラズマディスプレイパネル等の画像表示パネルに保護フィルム等のフィルムを貼付けるためのフィルム貼付装置に関する。
画像表示パネルとして代表的なプラズマディスプレイパネル(以下、単に「パネル」と略記する)を用いたプラズマディスプレイ装置は、視野角が広く大画面化が容易であり、かつ自発光型であり画像表示品質が高いこと等から大画面画像表示装置の主流となりつつある。
パネルは、対向配置された前面基板と背面基板との間に多数の放電セルが形成されている。前面基板上には、1対の走査電極と維持電極とからなる表示電極対が互いに平行に複数対形成され、それら表示電極対を覆うように誘電体層および保護層が形成されている。背面基板上には、複数の平行なデータ電極と、それらを覆うように誘電体層と、さらにその上にデータ電極と平行に複数の隔壁とがそれぞれ形成され、誘電体層の表面と隔壁の側面とに蛍光体層が形成されている。そして、表示電極対とデータ電極とが立体交差するように前面基板と背面基板とが対向配置されて密封され、内部の放電空間には、例えばキセノンを含む放電ガスが封入されている。ここで表示電極対とデータ電極との対向する部分に放電セルが形成される。
このようなパネルを用いてプラズマディスプレイ装置を構成するために、パネルには、各電極に駆動電圧を印加するためのフレキシブル配線基板(以下、「FPC」と略記する)が接続される。走査電極には走査電極用のFPCが、維持電極には維持電極用のFPCが、データ電極にはデータ電極用のFPCが、異方導電性接着材等を介して接続される。そして接続部には剥がれを防止するために、また水分による劣化を防止するために、樹脂を塗布して硬化させる。
またパネルの画像表示面に、反射防止効果、不要電磁波輻射抑制効果、透過率調整効果、防塵効果等を付与するため、これらの機能をもつフィルムを貼付ける場合がある。従来、プラズマディスプレイ装置は、架台となるシャーシに電磁シールドやパネル保護等の機能を持つ保護板を組み付けて構成されていた。しかし近年は、部品点数や組み立て工数を削減するために、フィルムを直接パネルに貼付ける構成が主流になりつつある。それにともない、これらのフィルムをパネルに効率よく貼付けるフィルム貼付装置も提案されている。例えば、特許文献1には、液晶表示装置の光学補償用の複合フィルムを形成する場合等に利用するフィルムの自動貼合わせ装置が開示されている。
特開平6−71756号公報
しかしながら、FPCが接続されたパネルにフィルムを貼付ける場合には、走査電極と走査電極用のFPCとの接続部、維持電極と維持電極用のFPCとの接続部、データ電極とデータ電極用のFPCとの接続部のそれぞれに塗布された樹脂の形状によっては、パネルが割れてしまうという課題があった。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、FPCが接続された画像表示パネルにフィルムを貼付ける場合であっても、画像表示パネルが割れるおそれのないフィルム貼付装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、互いに形状の異なる前面基板と背面基板とを対向して貼り合わせかつ前面基板が背面基板と対向しない非対向領域にフレキシブル配線基板を接続した画像表示パネルの画像表示面にフィルムを貼付けるフィルム貼付装置であって、画像表示パネルを固定して搭載するパネル台と、フィルムを画像表示パネルに押圧して貼付ける貼付ローラとを備え、パネル台は、画像表示パネルを搭載したときにフレキシブル配線基板が接続された非対向領域と対面する領域に溝を設けたことを特徴とする。この構成により、FPCが接続された画像表示パネルにフィルムを貼付ける場合であっても、画像表示パネルが割れるおそれのないフィルム貼付装置を提供することができる。
また本発明は、互いに形状の異なる前面基板と背面基板とを対向して貼り合わせかつ背面基板が前面基板と対向しない非対向領域にフレキシブル配線基板を接続した画像表示パネルの画像表示面にフィルムを貼付けるフィルム貼付装置であって、画像表示パネルを固定して搭載するパネル台と、フィルムを画像表示パネルに押圧して貼付ける貼付ローラとを備え、パネル台は、画像表示パネルを搭載したときにフレキシブル配線基板が接続された非対向領域と対面する領域に溝を設けた。この構成によっても、FPCが接続された画像表示パネルにフィルムを貼付ける場合であっても、画像表示パネルが割れるおそれのないフィルム貼付装置を提供することができる。
また本発明の溝は、フレキシブル配線基板が接続された非対向領域と対面する領域を包含する幅と長さを有することが望ましい。
また本発明のパネル台は、表示画面サイズの異なる複数の画像表示パネルに対応する複数の溝を設けてもよい。
本発明によれば、FPCが接続された画像表示パネルにフィルムを貼付ける場合であっても、画像表示パネルが割れるおそれのないフィルム貼付装置を提供することが可能となる。
本発明の実施の形態におけるフィルム貼付装置で用いるパネルの要部を示す分解斜視図である。 同パネルの電極配列図である。 同パネルの外観を模式的に示す平面図である。 同パネルの外観を模式的に示す平面図である。 同パネルに接続する走査電極用および維持電極用のFPCの詳細を示す平面図である。 同パネルに接続する走査電極用および維持電極用のFPCの詳細を示す側面図である。 同パネル示す平面図であり、走査電極用および維持電極用のFPCが接続されたパネルを示す平面図である。 同パネルの電極引出部とFPCとの接続部の断面図である。 同パネルの電極引出部とFPCとの接続部の断面図である。 本発明の実施の形態におけるフィルム貼付装置で用いるフィルムの断面を示す図である。 同フィルム貼付装置の構成を示す斜視図である。 同フィルム貼付装置の構成を示す上面図である。 同フィルム貼付装置の構成を示す正面図である。 同フィルム貼付装置の溝の詳細を示す図である。 同フィルム貼付装置の動作説明図である。 同フィルム貼付装置の動作説明図である。 同フィルム貼付装置の動作説明図である。 同フィルム貼付装置の動作説明図である。 同フィルム貼付装置の動作説明図である。 同フィルム貼付装置の動作説明図である。 同フィルム貼付装置にパネルを搭載した様子を示す図である。
以下、本発明の実施の形態におけるフィルム貼付装置について、画像表示パネルとしてプラズマディスプレイパネルを用いた場合の例を、図面を用いて説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態におけるフィルム貼付装置で用いるプラズマディスプレイパネル(パネル)の要部を示す分解斜視図である。パネル10は、ガラス製の前面基板21と背面基板31とを対向配置して、その間に放電空間を形成するように構成されている。前面基板21上には表示電極対24を構成する走査電極22と維持電極23とが互いに平行に対をなして複数形成されている。そして、走査電極22および維持電極23を覆うように誘電体層25が形成され、誘電体層25上には保護層26が形成されている。また、背面基板31上には複数のデータ電極32が形成され、そのデータ電極32を覆うように誘電体層33が形成されている。誘電体層33上には井桁状の隔壁34が設けられている。また誘電体層33の表面および隔壁34の側面に蛍光体層35が設けられている。
これら前面基板21と背面基板31とは、微小な放電空間を挟んで表示電極対24とデータ電極32とが交差するように対向配置され、その外周部をガラスフリット等の封着材によって封着されている。そして放電空間には、放電ガスとして、例えばネオンとキセノンの混合ガスが封入されている。なお、パネル10の構造は上述したものに限られるわけではなく、例えばストライプ状の隔壁を備えたものであってもよい。
図2は、本発明の実施の形態におけるフィルム貼付装置で用いるパネル10の電極配列図である。行方向に長いn本の走査電極22およびn本の維持電極23が配列され、列方向に長いm本のデータ電極32が配列されている。そして、1対の走査電極22および維持電極23と1つのデータ電極32とが交差した部分に放電セルが形成され、放電セルは放電空間内にm×n個形成されている。
図3Aおよび図3Bは、本発明の実施の形態におけるフィルム貼付装置で用いるパネル10の外観を模式的に示す平面図であり、図3Aはパネル10を背面基板31側から見た図、図3Bは前面基板21側から見た図である。パネル10の前面基板21および背面基板31はともに矩形状であり長辺と短辺を有している。しかしその形状は異なり、前面基板21の長辺の長さは背面基板31の長辺の長さよりもやや長く、前面基板21の短辺の長さは背面基板31の短辺の長さよりもやや短い。そのため図3Aに示した前面基板21の短辺右側には背面基板31と対向しない非対向領域21aがあり、前面基板21の短辺左側には背面基板31と対向しない非対向領域21bがある。また背面基板31の長辺上側には前面基板21と対向しない非対向領域31aがあり、背面基板31の長辺下側には前面基板21と対向しない非対向領域31bがある。
また図3Aに示した前面基板21の短辺右側の非対向領域21aには走査電極用の電極引出部42が形成されている。電極引出部42のそれぞれはn本の走査電極22のそれぞれに接続されている。前面基板21の短辺左側の非対向領域21bには維持電極用の電極引出部43が形成されている。電極引出部43は維持電極23に接続されている。この電極引出部42、43はそれぞれ複数のブロックに分かれており、各々のブロックには走査電極用のFPCおよび維持電極用のFPCが接続される。また図3Bに示すように、背面基板31の長辺下側の非対向領域31bにはデータ電極用の電極引出部44が形成されている。電極引出部44のそれぞれはm本のデータ電極32のそれぞれに接続されている。この電極引出部44も複数のブロックに分かれており、各々のブロックにはデータ電極32を駆動するためのデータ電極用のFPCが接続される。
このようにパネル10は、互いに形状の異なる前面基板21と背面基板31とを対向して貼り合わせて構成され、かつ前面基板21が背面基板31と対向しない非対向領域21a、21bに電極引出部42、43が設けられている。
図4Aおよび図4Bは、本発明の実施の形態におけるフィルム貼付装置で用いるパネル10に接続する走査電極用および維持電極用のFPC50(以下、単に「FPC50」と略記する)の詳細を示す図であり、図4Aは平面図、図4Bは側面図である。FPC50は、屈曲性を有するポリイミド樹脂フィルム等を積層したフィルム52の間に複数本の配線が挟み込まれている。そしてFPC50の一方には電極引出部42または電極引出部43に接続する端子部53を有し、他方には駆動回路に接続する端子部54を有する。端子部53、54は、例えば金メッキされた銅箔等から構成されている。
図5は、本発明の実施の形態におけるフィルム貼付装置で用いるパネル10を示す平面図であり、走査電極用および維持電極用のFPCが接続されたパネルを背面基板31側から見た図である。前面基板21の非対向領域21a、21bに設けられた表示電極用の電極引出部42および維持電極用の電極引出部43にFPC50が接続されている。FPC50を電極引出部42、43に接続するには、例えば異方導電性接着材を用いて熱圧着する。そしてFPC50の剥れを防止するために、また加湿による接続面の劣化を防止するために、接続面の周囲を覆うように樹脂60が塗布されている。
このように、本実施の形態で用いるパネル10は、互いに形状の異なる前面基板21と背面基板31とを対向して貼り合わせて構成され、かつ前面基板21が背面基板31と対向しない非対向領域21a、21bにフレキシブル配線基板が接続されている。
図6Aおよび図6Bは、本発明の実施の形態におけるフィルム貼付装置で用いるパネル10の電極引出部42とFPC50との接続部の断面図である。前面基板21と背面基板31とは封着剤39を用いて封着されている。樹脂60は、前面基板21側の電極引出部42およびFPC50の端子部53を覆うように塗布され、また背面基板31とFPC50との隙間を埋めるように塗布される。パネル10の電極引出部43についても同様である。このとき樹脂60の塗布量が多いと、図6Bに示したように、樹脂60が背面基板31の表面を越えて垂れ下がり、突起部63を形成してしまうことがある。
図7は、本発明の実施の形態におけるフィルム貼付装置で用いるフィルムの断面を示す図である。フィルム80は、近赤外線の吸収、反射防止等の機能を持つ光学的機能フィルム82、電磁波を吸収するEMIフィルタ86が積層されて形成されている。さらに、パネル10に貼付ける面には接着層が設けられ、その接着層を保護するために接着面保護フィルム88を備えている。フィルム80は、例えば、ポリエチレンテレフタレート、アクリル樹脂、シリコン系樹脂等の透明樹脂を積層して構成されており、その厚みは0.15〜1.5mmである。
図8は、本発明の実施の形態におけるフィルム貼付装置100の構成を示す斜視図である。また図9Aは、同フィルム貼付装置100の構成を示す上面図、図9Bは、同フィルム貼付装置100の構成を示す正面図である。
フィルム貼付装置100は、パネル10を搭載するパネル搭載部200と、パネル10に貼付けるフィルム80を搭載するフィルム搭載部300とを備えている。
パネル搭載部200は、パネル10を固定して搭載するとともに回転軸210を有し回転可能なパネル台220と、回転軸210を支持するパネル台支持フレーム250とを備えている。パネル台支持フレーム250にはパネル台220を回転させるためのモータ(図示せず)が取付けられている。パネル台220にはパネル10を吸着固定するための多数の吸着孔222が設けられ、それぞれの吸着孔222は排気チューブ(図示せず)を用いて真空ポンプ(図示せず)に接続されている。また、パネル台220には、パネル10を搭載したときに、FPC50が接続された非対向領域21a、21bと対面する領域に溝224が設けられている。この溝224は、パネル10に接続されたFPC50との干渉を避けるために設けられている。
本実施の形態においては、パネル10の異なるサイズに対応できるように、パネル10のサイズに応じた位置および長さの溝224が設けられている。
図10は、本発明の実施の形態におけるフィルム貼付装置100の溝224の詳細を示す図である。
溝224は、パネル台220にパネル10を搭載したときのパネル10の短辺側の電極引出部42、43に対応する位置に設けられている。そしてパネル10のFPC50が接続された非対向領域21a、21bと対面する領域を包含する幅Wと長さLを有する。また溝224の深さDは、樹脂60の突起部63の大きさを考慮して3mmに設定しているが、本発明はこれに限定されるものではない。また溝224の周囲は面取りの処理が施されておりバリ等がなく滑らかである。
図10には、65インチのパネル10に対応する溝224と、42インチのパネル10−2に対応する溝224−2とを設けたパネル台220を示した。このようにパネル台220には、表示画面サイズの異なる複数のパネルに対応する複数の溝が設けられている。
フィルム搭載部300は、フィルム80を載せるフィルム台310と、フィルム台310を傾斜させるためのアクチュエータ322を備えた傾斜台320と、フィルム台310をパネル台220の下まで移動させるためのボール螺旋332およびそれを駆動するモータ(図示せず)を備えた移動機構とを備えている。フィルム台310にはフィルム80を真空吸着するための多数の吸着孔312が設けられ、それぞれの吸着孔312には排気チューブ(図示せず)が接続されている。さらにフィルム台310の端部にはパネル10の表面をクリーニングするための粘着層を備えたクリーニングローラ324とフィルム80をパネル10表面に押圧して貼付けるための貼付ローラ326とが設けられている。クリーニングローラ324は上下に移動できるように可動機構を有する。貼付ローラ326の有効部分の長さは貼付けるフィルム80の幅よりわずかに長く設定されており、また貼付けるフィルム80の幅に合ったローラに簡単に着脱可能な構成となっている。クリーニングローラ324も同様に、パネル10の幅に合ったローラに簡単に着脱可能な構成となっている。
なお図8、図9A、図9Bには、パネル10のクリーニングおよびフィルムの貼り合せをパネル10の長辺方向に沿って行う構成のフィルム貼付装置100を示した。しかしパネル10のクリーニングの方向およびフィルムの貼り合せのそれぞれの方向は、パネル10の長辺方向および短辺方向のいずれであってもよい。
次に、本実施の形態におけるフィルム貼付装置100の動作について説明する。図11A〜図11Fは、本発明の実施の形態におけるフィルム貼付装置100の動作説明図であり、パネル台220、パネル10、フィルム台310、フィルム80、接着面保護フィルム88、クリーニングローラ324および貼付ローラ326のみを示し、それ以外の構成要素は省略している。
まず図11Aに示すように、FPC50が接続されたパネル10をパネル台220上に搭載する。パネル10を搭載するには、パネル10の短辺側のFPC50が接続された非対向領域21a、21bがパネル台220上の溝224の位置にくるように位置合わせする。図12は、本発明の実施の形態におけるフィルム貼付装置100にパネルを搭載した様子を示す図であり、FPC50が接続された位置での拡大断面図である。溝224の深さDは、樹脂60の突起部63の予想される最大の大きさよりも深く設定されている。そのため樹脂60が背面基板31の表面を越えて垂れ下がり突起部63を形成した場合であっても突起部63は溝224の内部に納まるため、突起部63がパネル台220と干渉することなくパネル10をパネル台220に搭載することができる。
次に、真空ポンプを作動させてパネル10をパネル台220に吸着固定する。このとき、突起部63がパネル台220と干渉することなく溝224に収まっているため、パネル10への応力は背面基板31全体に分散し、一点に集中することがない。したがってパネル10が割れるおそれなくパネル10を確実に吸着固定することができる。その後、パネル台220を180度反転させ、パネル10の表面を下側に向ける。
次に図11Bに示すように、フィルム80の端部が貼付ローラ326に位置するようにフィルム80をフィルム台310に搭載し、真空ポンプを作動させてフィルム80を吸着固定する。そしてフィルム80の接着面保護フィルム88をはがす。
次に図11Cに示すように、クリーニングローラ324を上昇させ、パネル10の表面に当接させる。そしてボール螺旋332を回転させてフィルム台310をパネル台220の下まで移動させる。するとクリーニングローラ324がパネル10の表面を転がるので、クリーニングローラ324の粘着層にパネル10の表面の塵が付着する。こうして、パネル10の表面をクリーニングする。このときもパネル10への応力が一点に集中することがないので、パネル10が割れるおそれはない。
次に図11D〜図11Fに示すように、クリーニングローラ324を下降させるとともにフィルム台310を傾斜させ、貼付ローラ326をパネル10の表面に押し当てる。するとフィルム80の端部が貼付ローラ326とパネル10との間に挟み込まれる。そしてフィルム80の吸着固定を解除する。そして、ボール螺旋332を逆方向に回転させ、フィルム台310をパネル台220の下から引出す。フィルム80は貼付ローラ326に加圧されながらパネル10の表面に貼付けられる。このときもパネル10への応力が一点に集中することがないので、パネル10が割れるおそれはない。
その後、パネル台220を180度反転させ、再びパネル10の表面を上側に向ける。そしてパネル10の吸着固定を解除してパネル10を取り外す。
以上のように、樹脂60の突起部63が溝224の内部に納まる位置にパネル10を搭載してフィルムを貼り付けることにより、パネル10への応力が一点に集中することがないので、パネル10が割れるおそれなく、フィルム80を均一に、かつ効率よくパネルに貼付けることができる。
なお、本実施の形態においては、前面基板21が背面基板31と対向しない非対向領域21a、21bに接続したFPC50に塗布された樹脂60に突起部63が形成される可能性がある場合に有用なフィルム貼付装置100として、パネル台220にパネル10を搭載したときFPC50が接続された非対向領域21a、21bと対面する領域に溝224を設けた例について説明した。しかし背面基板31が前面基板21と対向しない非対向領域に接続したFPCに塗布された樹脂に突起部が形成される可能性がある場合に有用なフィルム貼付装置として、パネル台に、パネルを搭載したときにFPCが接続された非対向領域と対面する領域に溝を設ければよい。この場合にも、樹脂が背面基板の表面を越えて垂れ下がり突起部が形成されたパネルであっても、パネルへの応力が一点に集中することがないので、パネルが割れるおそれなく、フィルム80を均一に、かつ効率よくパネルに貼付けることができる。
なお、実施の形態において示した具体的な数値等は単に一例を示したに過ぎず、本発明はこれらの数値に限定されるものではなく、パネルの特性やプラズマディスプレイ装置の仕様等にあわせて最適に設定することが望ましい。
本発明は、FPCが接続された画像表示パネルにフィルムを貼付ける場合であっても、画像表示パネルが割れるおそれのないフィルム貼付装置として有用である。
10 パネル
21 前面基板
21a,21b,31a,31b 非対向領域
22 走査電極
23 維持電極
24 表示電極対
25,33 誘電体層
26 保護層
31 背面基板
32 データ電極
34 隔壁
35 蛍光体層
39 封着剤
42,43,44 電極引出部
50 FPC
53,54 端子部
60 樹脂
63 突起部
80 フィルム
82 光学的機能フィルム
86 EMIフィルタ
88 接着面保護フィルム
100 フィルム貼付装置
200 パネル搭載部
210 回転軸
220 パネル台
222,312 吸着孔
224 溝
250 パネル台支持フレーム
300 フィルム搭載部
310 フィルム台
320 傾斜台
322 アクチュエータ
324 クリーニングローラ
326 貼付ローラ
332 ボール螺旋

Claims (4)

  1. 互いに形状の異なる前面基板と背面基板とを対向して貼り合わせかつ前記前面基板が前記背面基板と対向しない非対向領域にフレキシブル配線基板を接続した画像表示パネルの画像表示面にフィルムを貼付けるフィルム貼付装置であって、
    前記画像表示パネルを固定して搭載するパネル台と、前記フィルムを前記画像表示パネルに押圧して貼付ける貼付ローラとを備え、
    前記パネル台は、前記画像表示パネルを搭載したときに、前記フレキシブル配線基板が接続された非対向領域と対面する領域に溝を設けたことを特徴とするフィルム貼付装置。
  2. 互いに形状の異なる前面基板と背面基板とを対向して貼り合わせかつ前記背面基板が前記前面基板と対向しない非対向領域にフレキシブル配線基板を接続した画像表示パネルの画像表示面にフィルムを貼付けるフィルム貼付装置であって、
    前記画像表示パネルを固定して搭載するパネル台と、前記フィルムを前記画像表示パネルに押圧して貼付ける貼付ローラとを備え、
    前記パネル台は、前記画像表示パネルを搭載したときに、前記フレキシブル配線基板が接続された非対向領域と対面する領域に溝を設けたことを特徴とするフィルム貼付装置。
  3. 前記溝は、前記フレキシブル配線基板が接続された非対向領域と対面する領域を包含する幅と長さを有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のフィルム貼付装置。
  4. 前記パネル台は、表示画面サイズの異なる複数の画像表示パネルに対応する複数の溝を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のフィルム貼付装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018008464A (ja) * 2016-07-15 2018-01-18 株式会社Screenラミナテック 貼付装置および貼付方法
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