JP2012020173A - 遊技機 - Google Patents

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都築  達也
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聡 瀬谷
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Abstract

【課題】 連続予告を搭載した遊技機において、連続予告において発生し得る不自然さを解消し、連続予告に対する期待感・信頼感を高める。
【解決手段】 始動入賞があった際、主制御部において、S240で演出カウンタが0でない(ここでは1〜4の整数となる)と判定された場合は、直接S245に進む。このようにすることにより、演出カウンタに1〜4の整数が記憶されている、つまり連続予告が既に行なわれている場合には、新たに連続予告を行う決定がなされないようにする。
【選択図】 図12

Description

本発明は遊技機に関するものである。
一般的な遊技機での遊技方法において、始動入賞口への入賞があった場合、主制御部において抽選を行ない、その抽選結果に応じて遊技者が有利となる可能性があることを予告している。この抽選(特別遊技状態判定手段)は、乱数の値によって遊技者が有利となる当り(特別遊技状態)または外れを決定するものである。そして、当り、外れ各々に応じてリーチ(最終停止図柄以外の図柄が揃っている状態)の有無を抽選決定し、その後、変動パターンを抽選決定し演出などを行なっている。
近年の遊技機においては、遊技者の興趣を高めるために、これら予告演出を行なうことが極めて重要になっている。そこで、主制御部では乱数に応じて抽選された変動パターン(当り、外れ、リーチあり、リーチなし、予告等)の指定コマンドを送出し、副制御部においてそのコマンドに応じて変動パターンの演出処理などを行ない、液晶画面に特別図柄とは別のキャラクタを表示させるなどの演出が行なわれることが多い。
このように主制御部からのコマンドを受け取る副制御部が演出を担当する方式にすれば、例えば、仕様変更や機種変更のとき、主制御部は何ら仕様を変更せずに、副制御部の制御プログラムを変更するだけで演出内容を変更することができる。
主制御部の乱数発生手段において、始動入賞口への入賞があった場合に乱数の値を取得し、連続して始動入賞口への入賞があった場合、現在の変動が終了しないうちに次の乱数の値を取得する。このような場合には、取得した乱数を主制御部で記憶しておき、順番待ち状態(始動記憶)にする。また始動記憶の数は、所定個数を上限とするものが一般的である。
さらに最近では、始動記憶について変動開始時に特別遊技状態の判定をするのではなく、乱数取得時、言い換えれば始動入賞口への入賞時に特別遊技状態の判定をすることによって複数の始動記憶にまたがって予告演出を連続的に行なういわゆる連続予告の機能を搭載した遊技機も存在している。例えば、特許文献1には、ランダム数(乱数)を用いて連続予告を行うか否かを決定する遊技機が開示されている。
特開平11−47369号公報
しかしながら、これらの遊技機は、連続予告を行なったとき必ず遊技者が有利となる当り又はリーチになるものではないので、遊技者の当りへの期待度が大きいだけにリーチさえしないときには失望感も大きく、遊技者の興趣を阻害することがあった。また、主制御部において、始動記憶の乱数値で連続予告を決定しているので、連続予告を発生させる確率の仕様変更の際には主制御部の変更を行なわなくてはならず、仕様変更や他機種間での流用が困難となっていた。
本発明は、斯かる実状に鑑み、連続予告を搭載して遊技者の趣向を高めることができ、仕様変更の容易な遊技機を提供しようとするものである。
本発明の他の目的は、主制御部の出す連続予告指示に対して所望の確率で連続予告を発生可能にすることにある。
本発明のさらに他の目的は、保留数に応じた効果的な連続予告を可能にすることにある。
本発明のさらに他の目的は、連続予告に対する期待感・信頼感が不当に落ちるのを防止することにある。
本発明のさらに他の目的は、連続予告において発生し得る不自然さを解消することにある。
本発明のさらに他の目的は、連続予告に対する期待感・信頼感を高めることにある。
本発明のさらに他の目的は、仕様変更や機種変更時に連続予告の発生率変更を容易にすることにある。
本発明のさらに他の目的は、当り図柄の違いによって予告動作の種類や連続予告の発生率を変更し、予告動作に対する期待感・信頼感を高めることにある。
かかる課題を解決するためになされた本発明の遊技機は、
遊技盤に設けられる始動口と、
前記始動口に遊技球が入賞することを条件として特別図柄を変動表示する可変表示装置と、
前記始動口に遊技球が入賞することを条件として乱数を発生する乱数発生手段と、
前記乱数発生手段により発生される乱数を記憶する記憶手段と、
前記特別図柄の変動表示が開始されるときに、前記記憶手段に記憶された乱数を読み出して該乱数が予め定められた値であるか否かを判定する変動開始時判定手段と、
前記変動開始時判定手段による判定の結果、前記乱数が前記予め定められた値であった場合に、当該遊技機を遊技者にとって有利な特別遊技状態に遷移させる特別遊技遷移手段と、
前記変動開始時判定手段による判定に先立って、前記記憶手段に記憶される乱数が前記予め定められた値であるか否かを判定する事前判定手段と、
前記事前判定手段による判定の結果に応じて、当該遊技機が前記特別遊技状態に遷移することを予告する予告動作を連続して発生させる連続予告を行うか否かを決定する連続予告決定手段と、
前記連続予告決定手段により前記連続予告を行うことが決定されると、前記連続予告の実行回数を設定する実行回数設定手段と、
前記実行回数設定手段により設定された前記連続予告の実行回数に基づき前記連続予告を行う連続予告実行手段と、
前記実行回数設定手段により設定された前記連続予告の実行回数分の前記連続予告が行われるまでは、前記連続予告決定手段により前記連続予告を行う決定がなされることを禁止する連続予告禁止手段と、
を有することを特徴とする。
また、上記した本発明の遊技機は、
前記実行回数設定手段により設定された前記連続予告の実行回数を、前記連続予告が行われる毎に1減算する実行回数減算手段を備え、
前記連続予告禁止手段は、前記実行回数設定手段により設定された前記連続予告の実行回数がゼロよりも大きい場合に、前記連続予告決定手段により前記連続予告を行う決定がなされることを禁止することとしてもよい。
次に、本明細書において参考的に開示する参考発明1は、遊技盤に設けられる特定入賞口と、遊技を司る主制御部と、前記主制御部とは別に構成され遊技の演出を行なう副制御部とを備えた遊技機において、
前記主制御部は、前記特定入賞口に遊技球が入賞することを条件として乱数を発生させる乱数発生手段と、該乱数発生手段により発生された乱数を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された乱数が予め定められた値の場合に当該遊技機を遊技者にとって有利な特別遊技状態に遷移させる特別遊技遷移手段と、当該遊技機が前記特別遊技状態に遷移することを予告(ただし予告があったにも拘わらず遷移しない場合もあり得る)する予告動作を連続して発生させるか否かを決定する連続予告指示決定手段と、該連続予告指示決定手段で前記予告動作を連続して発生させると決定された場合に前記副制御部に連続予告指示信号を出力する連続予告指示信号出力手段と、を有し、
前記副制御部は、前記主制御部から連続予告指示信号を受信した場合であっても、所定条件を満たした場合に、少なくとも前記予告動作を連続して発生させることを禁止する連続予告禁止手段を有することを特徴とする。ここで連続予告禁止手段は、予告動作を連続して発生させることのみならず、予告動作自体を禁止してもよい。
このように構成された遊技機によれば、予告動作(連続予告)を発生する度合を、主制御部の変更をすることなく副制御部の変更のみで変更することができる。例えば、主制御部の連続予告指示信号出力手段が出した連続予告指示信号どおりに(つまり主制御部の仕様のまま)連続予告を出す場合は、「所定条件」を、絶対に成立しない条件にすればよい。また、連続予告指示信号出力手段が連続予告指示信号を出す頻度の1/2の頻度で連続予告を行ないたい場合には、「所定条件」を、1/2の確率で成立する条件にすればよい。
また、こうすることにより他機種と主制御部を共用することができ、開発時のプログラム変更、機種を審査する機関への申請書類の作成等の手間を減少することができ、開発期間の短縮、コストの削減、前記審査から認可までの期間の短縮等を実現することができる。
次に、本明細書において参考的に開示する参考発明2は、参考発明1に記載の遊技機において、前記所定条件は、少なくとも前記予告動作を連続して発生させるか否かを抽選する連続予告実施乱数の値が、予め定められた値であることを特徴とする。
このように構成された遊技機によれば、連続予告実施乱数の値により、ランダムに連続予告を発生させることができる。また、当該遊技機の設計者にとって所望の確率で連続予告を発生させたりすることが可能となる。例えば、連続予告指示信号出力手段が連続予告指示信号を出す頻度の70%の割合で連続予告を発生させたいときには、連続予告実施乱数として0〜99の100種類の値を発生可能に構成しておき、発生された乱数がこれら100種類の内の30種類(例えば、0〜29、50〜79など)であったとき連続予告を禁止するようにすれば良い。
次に、本明細書において参考的に開示する参考発明3は、参考発明1または参考発明2に記載の遊技機において、前記所定条件は、少なくとも前記記憶手段に記憶された前記乱数の個数が予め定められた数であることを特徴とする。
このように構成された遊技機によれば、記憶手段に記憶された乱数の個数(いわゆる保留数)が予め定められた数であると、連続予告が禁止されるので、連続予告を一層効果的に行なうことができる(具体的には後述)。
なお、他の条件と複合させても構わない。例えば、乱数発生手段の発生した乱数が所定の値であって且つ保留数が3個以上の場合は連続予告をせず、前記乱数が前記所定の値ではなく且つ保留数が3個以上の場合は連続予告をする等としても良い。
次に、本明細書において参考的に開示する参考発明4は、参考発明1、2、または3に記載の遊技機において、前記主制御部は、連続予告指示決定手段により前記予告動作を連続して発生させると決定された場合に、前記記憶手段に記憶されている乱数の個数を記憶する始動記憶数記憶手段と、前記特定入賞口に遊技球が入賞した場合であっても、前記始動記憶数記憶手段に記憶された前記乱数の個数が予め定められた値であるときには前記連続予告指示決定手段を無効化する連続予告指示決定禁止手段とを有することを特徴とする。
このように構成された遊技機によれば、連続予告の最中には、連続予告指示決定手段が無効化されており、新たに特定入賞口に遊技球が入賞しても連続予告の決定が行なわれないので、予告動作の連続数と当り信頼度の関係を設計者の意図したものにすることができる。
例えば「予め定められた数」として「任意の正の数」が設定されているとする(つまり、始動記憶数記憶手段に記憶された乱数の個数が0以外であれば連続予告指示決定手段を無効化する)。そして、記憶手段に記憶された乱数の個数だけ特別図柄の変動が行なわれ、始動記憶数記憶手段に記憶された乱数の個数と同数だけ、特別図柄の変動に同期して連続予告が行なわれるとする(これには、特別図柄の変動の都度、始動記憶数記憶手段に記憶された乱数の個数を1ずつ減らし、0になったら連続予告を終了するようにすれば良い)。この場合、保留数が2の状態で始動入賞し連続予告の決定がなされると、始動記憶数記憶手段には3が記憶される。そして変動が開始されると連続予告が発生する。2回目の変動中、新たに始動入賞した場合、始動記憶数記憶手段に1が記憶されているため、連続予告指示決定禁止手段により連続予告指示決定手段が無効化され、連続予告の抽選をしない。こうしておけば、本来3回で終りの筈の連続予告に更に連続予告が追加されてしまい、あたかも連続予告が5回発生したように見える、ということがない。
次に、本明細書において参考的に開示する参考発明5は、参考発明4に記載の遊技機において、前記主制御部は、前記始動記憶数記憶手段に記憶された前記乱数の個数を減算する減算手段を有し、該減算手段により減算された後の前記始動記憶数記憶手段に記憶されている乱数の個数が、予め定められた値であるときにリーチ設定を行なうことを特徴とする。
このように構成された遊技機によれば、連続予告の最中(最初と最後も含む)に少なくとも1回リーチが行なわれるので、連続予告に対する期待感・信頼感が不当に落ちる(例えば「連続予告したにも拘わらずリーチにすらならないのか」と遊技者が落胆する)のを防止することができる。また、すべての変動に対してリーチさせることも可能である。
次に、本明細書において参考的に開示する参考発明6は、参考発明5に記載の遊技機において、前記始動記憶数記憶手段に記憶された前記乱数の個数が1から0へ移行したときに前記リーチ設定を行なうことを特徴とする。
このように構成された遊技機によれば、連続予告の最後に行なわれる予告においては必ずリーチが行なわれるので、連続予告が自然なものとなる。なお、請求項6の態様において、前記乱数の個数が1から0へ移行したとき「のみ」にリーチ設定を行なうと、一層自然で、演出効果も高い連続予告となる。
次に、本明細書において参考的に開示する参考発明7は、参考発明1乃至参考発明6の何れか一つに記載の遊技機において、前記特別遊技遷移手段により前記特別遊技状態に遷移されるときと、前記特別遊技遷移手段により前記特別遊技状態に遷移されないときとで、前記連続予告禁止手段により前記予告動作を連続して発生させることを禁止する率が異なることを特徴とする。
このように構成された遊技機によれば、特別遊技状態に遷移されるときと、特別遊技状態に遷移されないときとで連続予告が発生する度合いを副制御部にて変化させることができる。具体的には例えば、大当り(特別遊技状態)にならない場合には予告動作を100%禁止して、連続予告が発生したときには必ず大当りになるようにする、といった設定が可能となり、しかも仕様変更や機種変更の際には副制御部側の変更のみにて可能となる。
次に、本明細書において参考的に開示する参考発明8は、参考発明1乃至参考発明7の何れか一つに記載の遊技機において、特別図柄を変動させて停止表示させる可変表示装置を備え、前記主制御部は、前記特別遊技遷移手段が遊技者にとって有利な特別遊技状態に遷移させるときに、前記可変表示装置に前記特別図柄を当り図柄で停止表示させるための当り図柄信号を前記副制御部に出力する当り図柄信号出力手段を有し、前記副制御部は、前記当り図柄信号に基づいて前記予告動作を変更する予告動作変更手段を有することを特徴とする。
このように構成された遊技機によれば、特別遊技状態に遷移させるときには始動入賞時に取得する当り図柄乱数が前記主制御部から前記副制御部に出力されることになり、当り図柄の種類(確変、通常の区別、図柄毎の区別など)によって予告動作が変更可能であり、特別図柄と予告動作の組み合わせによって特別遊技状態に遷移することに対する期待と特定の特別図柄への期待が高まり、より一層の興趣を高めることができる。しかもこうして発生される連続予告動作を連続予告禁止手段にて禁止することにより副制御部側の変更のみにて仕様変更や機種変更をすることが可能となる。
次に、本明細書において参考的に開示する参考発明9は、参考発明8に記載の遊技機において、前記所定条件は、少なくとも前記当り図柄信号で特定される特別図柄が、予め定められた特別図柄であることを特徴とする。
このように構成された遊技機によれば、特別遊技状態に遷移させるときに、当り図柄の種類によっては連続予告が禁止されるようになり、当り図柄の種類によって連続予告の発生率が変化するとともに、連続予告の信頼度も変化することとなる。
次に、本明細書において参考的に開示する参考発明10は、遊技盤に設けられる特定入賞口と、遊技を司る主制御部と、前記主制御部とは別に構成され遊技の演出を行なう副制御部と、特別図柄を変動させて停止表示させる可変表示装置とを備えた遊技機において、
前記主制御部は、前記特定入賞口に遊技球が入賞することを条件として乱数を発生させる乱数発生手段と、該乱数発生手段により発生された乱数を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された乱数が予め定められた値の場合に当該遊技機を遊技者にとって有利な特別遊技状態に遷移させる特別遊技遷移手段と、当該遊技機が前記特別遊技状態に遷移することを予告する予告動作を発生させるか否かを決定する予告指示決定手段と、該予告指示決定手段で前記予告動作を発生させると決定された場合に前記副制御部に予告指示信号を出力する予告指示信号出力手段と、前記特別遊技遷移手段が遊技者にとって有利な特別遊技状態に遷移させる場合に、前記可変表示装置に前記特別図柄を当り図柄で停止表示させるための当り図柄信号を前記副制御部に出力する当り図柄信号出力手段とを有し、
前記副制御部は、受信した前記当り図柄信号で特定される特別図柄に基づいて前記予告動作を変更する予告動作変更手段を有することを特徴とする。
このように構成された遊技機によれば、特別図柄の種類に基づいて予告動作を変更することができる。また、予告動作の変更によって当り図柄を事前に特定することができる。
次に、本明細書において参考的に開示する参考発明11は、遊技盤に設けられる特定入賞口と、遊技を司る主制御部と、前記主制御部とは別に構成され遊技の演出を行なう副制御部と、特別図柄を変動させて停止表示させる可変表示装置とを備えた遊技機において、
前記主制御部は、前記特定入賞口に遊技球が入賞することを条件として乱数を発生させる乱数発生手段と、該乱数発生手段により発生された乱数を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された乱数が予め定められた値の場合に当該遊技機を遊技者にとって有利な特別遊技状態に遷移させる特別遊技遷移手段と、前記特別図柄の変動表示における変動の態様を指示するための変動パターンを設定する変動パターン設定手段と、当該遊技機が前記特別遊技状態に遷移することを予告する予告動作を連続して発生させるか否かを決定する連続予告指示決定手段と、該連続予告指示決定手段で前記予告動作を連続して発生させると決定された場合に前記副制御部に連続予告指示信号及び変動パターン信号を出力する連続予告指示信号出力手段とを有し、
前記副制御部は、受信した変動パターン信号に従って、前記連続予告動作を変更する予告動作変更手段を有することを特徴とする。
このように構成された遊技機によれば、当該遊技機が特別遊技に遷移される可能性(いわゆる信頼度)に応じて連続予告動作を変更することができる。また遊技者は連続予告動作の違いにより、その連続予告動作の信頼度を推定することができる。
本明細書において参考的に開示する参考発明12は、参考発明1乃至参考発明9の何れか一つ項に記載の遊技機において、特別図柄を変動させて停止表示させる可変表示装置を備え、前記主制御部は、前記特別図柄の変動表示における変動の態様を指示するための変動パターンを設定する変動パターン設定手段を有し、前記連続予告指示信号出力手段が、前記連続予告指示信号に相前後して変動パターン信号を、前記副制御部に出力するものであり、
前記副制御部は、受信した変動パターン信号に従って前記連続予告動作を変更する予告動作変更手段を有することを特徴とする。
このように構成された遊技機によれば、信頼度に応じて連続予告動作を変更することができ、遊技者が連続予告動作の違いにより、その連続予告動作の信頼度を推定することができる。しかもこうして発生される連続予告動作を連続予告禁止手段にて禁止することにより副制御部側の変更のみにて仕様変更や機種変更をすることが可能となる。
なお、参考発明11および参考発明12のこうした特徴を、予告動作を連続して行わない遊技機に適用しても構わない。
上記各発明によれば、連続予告を搭載して遊技者の趣向を高めることができる遊技機の提供が可能となる。
本発明の第1実施例に係る遊技機を示す正面図である。 本発明の第1実施例に係る遊技機において、前面枠を開いた状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施例に係る遊技機の遊技盤を示す正面図である。 本発明の第1実施例に係る遊技機を示す裏面図である。 本発明の第1実施例に係る遊技機が備える電子制御装置を示すブロック図である。 (a)は本発明の第1実施例に係る遊技機が備える電子制御装置を構成する主制御部の説明図であり、(b)は本発明の第1実施例に係る遊技機が備える電子制御装置を構成する枠制御部の説明図である。 本発明の第1実施例に係る遊技機が備える電子制御装置を構成する特別図柄制御部の説明図である。 本発明の第1実施例に係る遊技機が備える電子制御装置を構成する音声ランプ制御部の説明図である。 本発明の第1実施例に係る遊技機の主制御部が行うメインジョブを説明するためのフローチャートである。 本発明の第1実施例に係る遊技機において、電源断(停電等)が発生したときの処理を示すフローチャートである。 本発明の第1実施例に係る遊技機において、電源断(停電等)が発生したときの復電処理を示すフローチャートである。 本発明の第1実施例に係る遊技機において、当否判定ジョブを説明するためのフローチャートである。 本発明の第1実施例に係る遊技機において、主制御部において実行される外れ処理のフローチャートである。 本発明の第1実施例に係る遊技機において、特別図柄制御部において実行される連続予告処理のフローチャートである。 本発明の第1実施例に係る遊技機において、始動入賞が発生してから連続予告が為されるまでのタイミングを示すタイムチャートである。 本発明の第1実施例に係る遊技機において、主制御部の内蔵RAMに格納された各種メモリ等の代表例を示す説明図である。 本発明の第1実施例に係る遊技機において、主制御部を示す説明図である。 本発明の第1実施例に係る遊技機において、主制御部を構成するCPUを示す説明図である。 本発明の第1実施例に係る遊技機において、中央装置を第一種始動口(普通電動役物)と共に拡大した図である。 図19のA−A断面図である。 本発明の第1実施例に係る遊技機において、緩衝部材70、板バネ76の説明図である。 本発明の第2実施例に係る遊技機において、当否判定ジョブを説明するためのフローチャートである。 本発明の第2実施例に係る遊技機において、特別図柄制御部において実行される連続予告処理のフローチャートである。 本発明の他の実施例に係る遊技機において、時短設定処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3実施例に係る遊技機において、当否判定ジョブを説明するためのフローチャートである。 本発明の第3実施例に係る遊技機において、主制御部において実行される変動パターン設定処理のフローチャートである。 本発明の第3実施例に係る遊技機において、特別図柄制御部において実行される連続予告設定処理のフローチャートである。 本発明の第3実施例に係る遊技機において、特別図柄制御部において実行される連続予告変動処理のフローチャートである。
[第1実施例]
以下、本発明の実施の形態を示す実施例について図面に基づいて説明する。
ここでは遊技機として、いわゆるセブン機と呼ばれるタイプの第一種パチンコ機(弾球遊技機)を例に取り、その構造について図1〜図4を参照して説明する。
パチンコ機1の前面部は、図1及び図2に示すように、主として外枠(本体枠)2と、中枠3と、前面枠4と、上皿部5と、下皿部6と、施錠装置7とから構成されている。
外枠2は、木製の板状体を略長方形の額縁状に組立て固着したものである。中枠3は、全体がプラスチック製で、枠体部(図2参照)3aと下板部とを有し、外枠2に対して開閉可能に軸支されている。中枠3の右端中央には施錠装置7が設けられ、施錠装置7は、正面視すると鍵穴を備えた略長方形状を呈し、前面枠4を閉鎖した場合に施錠するためのものである。
ここで枠体部3aは、上端から下方へ中枠3全体の略2/3程度に略長方形の額縁状に形成され、上端部には、前面枠4の略三角形状の枠飾りLED用レンズ4c,4eに対応して、左側に賞球表示LED(図示を省略)及び賞球表示LED基板4d(図5照)が、右側にストップ表示LED(図2では図示略)及びストップ表示LED基板4f(図5参照)が配設されている。
また、下板部は、下端から上方へ中枠3全体の略1/3程度を占め、左端には、上皿部5に形成されたスピーカー面5aに対応すべく、遊技状態に応じた効果音その他の音(音声)を発生させるスピーカー400a(図5参照)が配設され、略中央には、遊技球を発射する発射装置ユニット(図示略)に対し、上皿部5に貯留された遊技球を供給する供給装置等(図示略)が設けられている。
さらに、下板部の下方には、灰皿や玉抜きレバー等を備えた下皿部6が設けられ、下皿部6の略中央には、パチンコ機1の内部から遊技球を排出するための排出口6aが開設され、右端に発射装置ユニット(図示略)を操作する発射ハンドル9が設けられている。また、この発射ハンドル9には、遊技者がタッチしていることを検出するタッチスイッチ9aが装着され、その近傍には、発射停止を一時的に指令する発射停止スイッチ9bが配置されている。
前面枠4は、図1及び図2に示すように、全体がプラスチック製であり、遊技盤10(図3参照)を前方から視認するべく、遊技盤10に形成された遊技領域11(図3参照)の形状に対応して略円周状に開設された開口部4aを有している。そして、その裏面には、開口部4aに応じてガラス板4rが嵌められた略長方形状のガラス枠4s(図2参照)が装着されている。尚、本実施例では、ガラス枠4sが、前面枠4に裏面に装着され、このガラス枠4sによって、ガラス板4rの周縁部が保持されている。そして、遊技者を基準とすれば、遊技盤10に形成された遊技領域11は、ガラス板4rの後方に形成されている。尚、前面枠4の前面側にガラス枠4sを装着し、前面枠4の前面側で、ガラス板4rを保持してもよい。また、ガラス板4r以外の透明板(例えば、透明な樹脂板)を、前面枠4に装着された透明板枠で保持することもできる。
また、この前面枠4は、パチンコ機1の前面全体の約2/3のサイズを占め、中枠3の左端に軸着され開閉可能に形成されている。さらに、上端部には、枠飾りランプ用レンズ4bも設けられ、このレンズ4b内部には、開口部4a上端の円弧部分に沿って、枠飾りランプ基板4g(図5参照)及び複数個の遊技効果ランプ(図示略)が配設されている。
上皿部5は、前面枠4の下側で、中枠3の左端に軸着され開閉可能に形成されている。皿外縁部5bには、玉抜きボタンや遊技球の貸出・返却ボタン等が配設されている。また、上皿部5には、パチンコ機1の内部から遊技球を排出するための排出口5cが開設されている。左端には、複数の長孔を有するスピーカー面5aが形成され、その裏面には、音量スイッチ基板12(図5参照)が設けられている。パチンコ機1の左端側には、プリペイドカードユニット13が装着されている。
次に、本実施例の遊技盤10の表面構造について図3を参照して説明する。遊技盤10は、略長方形の木製の板状体であって中枠3(図1及び図2参照)に保持されるとともに、後述する裏機構盤102(図4参照)によりその背面側が覆われている。遊技盤10には、遊技盤10の表面に設けられた外レール14と内レール15とにより略円形状の遊技領域11が形成され、遊技領域11内には、中央装置16と、第一種始動口(普通電動役物)17と、変動入賞装置18と、左入賞口19、右入賞口20、左下入賞口21、右下入賞口22と、多数の釘23等が配設されている。なお、本図では図を簡素にするため、釘23の一部、ランプ風車などを省略している。
中央装置16は、遊技領域11の略中央部に配置され、普通図柄表示装置32と、LED表示装置200と、第2表示部27と、入球口272、273とを備えている。
可変表示装置としてのLED表示装置200は、3桁の7セグメント表示装置24とを主要部として構成されており、遊技球が第一種始動口(普通電動役物)17に入球することにより、各桁7個のセグメント体を適宜点灯・消灯させることにより各特別図柄をそれぞれ変動させて停止表示させるものである。そして、例えば、図柄が「7、7、7」の3桁同一図柄で揃って停止表示(確定表示)すると、変動入賞装置18に配設された後述する大入賞装置31の大入賞口311が開放される。即ち、パチンコ機1では、「複数の識別情報」を表示する領域として、左特別図柄表示領域と、中特別図柄表示領域と、右特別図柄表示領域とを備えている。また、「遊技球が第一種始動口(普通電動役物)17に入球する。」という「所定条件の成立」によって、各特別図柄がそれぞれ変動され(即ち、複数の識別情報を可変表示され)、「図柄が3桁同一図柄で揃う。」という、特定条件の停止態様が達成されると、「大当り」という、「特定の価値」を付与するパチンコ機1である。
普通図柄表示装置32は、「表示装置」の一具体例を示しており、中央装置16の上部中央に配置されている。普通図柄表示装置32は、1〜9の奇数数字を変動表示させるもので、普通図柄作動ゲート36、37のいずれかを遊技球が通過することにより変動して、所定時間経過後に1種類の奇数数字が停止表示される。そして、例えば「7」で停止表示すると、第一種始動口(普通電動役物)17が所定時間(例えば、0.5秒)開放される。
普通図柄作動ゲート36、37は中央装置16の左右斜め下方に、それぞれ設けられ、この左右の普通図柄作動ゲート36、37内に左、右普通図柄作動ゲート検知スイッチ36s、37s(図5参照)が配設されている。そして、遊技球の普通図柄作動ゲート通過検知スイッチ36s、37sのいずれかの通過により、普通図柄表示装置32が変動表示する。
なお、中央装置16には、左右の普通図柄作動ゲート36、37を通過した遊技球の数を4個まで保留するLEDや、第一種始動口(普通電動役物)17への入賞の数を4個まで保留するLEDも設けられているが本図では省略した。第一種始動口(普通電動役物)17は、中央装置16の中央位置の下方に離れて配設されている。第一種始動口(普通電動役物)17は、いわゆるチューリップ式で左右に一対の翼片部が開閉するべく形成され、その前面に飾りを備えて後述する基板34に取り付けられている。内部には、遊技球の通過を検知する第一種始動口(普通電動役物)入賞検知スイッチ17s(図5参照)と、翼片部を作動させるための第一種始動口(普通電動役物)ソレノイド17c(図5参照)とが備えられている。この一対の翼片部が左右に開くと、遊技球の入球可能性が大きくなる開放状態となり、一対の翼片部が立設され、遊技球の入球可能性が小さくなる通常状態となる。
変動入賞装置18は、上記第一種始動口(普通電動役物)17の下方に配設されており、前面側が略逆台形状に形成された基板34に、大入賞装置31と、左下入賞口21と右下入賞口22とを備えている。ここで、大入賞装置31は、略中央に形成され、帯状に開口された大入賞口311と、この大入賞口311を開放・閉鎖する開閉板312と、この開閉板312を開閉するための大入賞口ソレノイド313(図5参照)と、大入賞口311に入賞した後に遊技球が通過する特定領域(V入賞口及び一般入賞口/図示略)と、連動杆(図示略)と、入賞球を検知する入賞球検知スイッチ318(図5参照)と、裏箱(図示略)と、大入賞口中継基板(図示略)とから主に構成されている。
また、左下入賞口21は、第一種始動口(普通電動役物)17の略真横の左側に配設されて、内部に左下入賞口通過検知スイッチ21s(図5参照)が設けられている。そして、この左下入賞口21の下方には複数個の左下入賞口LED223〜225が左下入賞口LED基板21f(図5参照)に取り付けられ、飾りレンズによって被覆されている。さらに、右下入賞口22は、第一種始動口(普通電動役物)17の略真横の右側に配設されて、内部に右下入賞口通過検知スイッチ22s(図5参照)が設けられている。
変動入賞装置18の左右斜め上方には、左入賞口19及び右入賞口20がそれぞれ配設されている。そして、その内部にはそれぞれ、左入賞口通過検知スイッチ19s(図5参照)、右入賞口通過検知スイッチ20s(図5参照)が設けられている。さらに、遊技領域11の左右両端部には、一対のサイドランプ38、39がそれぞれ縦円弧状で相対称状に配設されている。なお、多数の釘23は、以上説明した各遊技装置との位置バランスを考慮して、遊技領域11にパチンコ遊技に適するべく、配設されている。
次に、遊技盤10の下方にはアウト口48が設けられ、そのアウト口48の下部にはバック球防止部材58が設けられており、遊技領域11に到達せず戻ってきた遊技球が再び発射位置に戻ることを防止している。一方、ファール球防止部材59は、内レール15の先端部に取り付けられ、返しゴム60は、ファール球防止部材59の位置とは略正反対側の、遊技盤10の右半分側の位置であって、外レール14に沿って嵌合状に取り付けられている。
次に、本実施例のパチンコ機1の裏面構造について図4を参照して説明する。前面枠4(図1及び図2参照)は中枠3にあって、前面枠4の上下端の位置に設けられた一対のヒンジ101により、開閉可能に支持されている。裏機構盤102は中枠3にあって裏機構盤102の上下端の位置に設けられた一対のヒンジ103により、開閉可能に支持されている。遊技盤10(図3参照)は中枠3の表面側に着脱可能に取り付けられている。上端側にあるヒンジ101の配設位置からみて左側には、タンク球切れ検知スイッチ104をタンク底部に備えた賞球タンク105と、この賞球タンク105に接続されるタンクレール106とが取り付けられている。また、タンクレール106の右側には、球抜きレバー107が設けられ、その下流側には、補給球切れ検知スイッチ(図示を省略)が、さらに、その下流側には、裏側遊技装置としての賞球払出装置109が配設されている。
続いて、遊技球の振り分け部(図示略)が賞球払出装置109の下流側に設けられている。タンクレール106の下側には、LED表示装置200(図3参照)を格納した蓋付きの裏ケース111が設けられ、この裏ケース111の下側には、後述する主制御部140(図5参照)として、裏側遊技装置としての遊技制御基板54{図6(a)参照}を格納した格納容器としての収納ボックス55が配設されている。収納ボックス55の背面下側には、発射制御部193(図5参照)として発射装置制御基板を格納した発射装置制御基板ケース113、及び発射制御集合中継基板(図示略)が設けられている。裏機構盤102の左下方部には、上述した発射装置ユニット(図示略)が、同じく右下方部には、払出制御部150(図5参照)として、払出制御基板350{図6(b)参照}を格納した格納容器としての払出制御基板ケース118が設けられている。収納ボックス55の右側上方に裏側遊技装置としての中継基板190が装着されている。
中継基板190は、図5にも示すように、入賞球検知スイッチ318,19s〜22s等と主制御部140とを中継するための基板とされている。本実施例においては、収納ボックス55、中継基板190及び払出制御基板ケース118は、金属板(図示を省略)に着脱自在に装着され、この金属板は裏機構盤102に対して回動自在に懸架されている。
一方、裏機構盤102の右上端部には、ヒューズボックス119、電源スイッチ120、電源ターミナル基板121及び大当り、発射装置制御、球切れ、扉開放、賞球、球貸し用等の遊技機枠用外部接続端子を備えた端子基板122が設けられている。また、外部からの電力の供給を受けるための電源ケーブル123も端子基板122の上側に配設されている。払出制御基板350{図6(b)参照}を格納した払出制御基板ケース118からは接続ケーブル124が上方へ延出し、電源ケーブル125を備えたプリペイドカードユニット13に接続されている。また、裏機構盤102の略中央下端部には、下皿部用球通路部材126が設けられている。なお、電源ターミナル基板121には、「RAMクリア信号」を発生させるための図示しないRAMクリアスイッチが接続されている。
次に、本実施例のパチンコ機1の電子制御装置130について、図5〜図7を参照して説明する。まず、電子制御装置130は、主制御部140と、信号伝送経路500aにより、その主制御部140に接続された払出制御部(主として賞球の払出制御を行う賞球払出制御部)150、特別図柄制御部160、及び信号伝送経路500bにより特別図柄制御部160に接続された音声ランプ制御部170を含んで構成されている。主制御部140は、遊技制御基板54を備え、主制御部140以外の上記3つの制御部150、160、170はそれぞれ、払出制御基板350、特別図柄制御基板360、音声ランプ制御基板370を備えている。
遊技制御基板54は、図6(a)に示すように、CPU401を含む主回路部400と、入出力回路部500とを備えている(図17参照)。そして、この遊技制御基板54は、通常、開閉困難なケース(後述する収納ボックス55)に収納されている。
また、入出力回路部500には、外部端子部145が接続され、この外部端子部145には、パチンコホールの「ホールコンピュータ」が接続される。そして、遊技制御基板54は、RAMクリア処理の実行後に、RAMクリア信号をONにし、一定時間経過後にOFFにするが、このRAMクリア信号をパチンコ機1の外部に出力し、パチンコホールのシステム等に報知できる。このため、不正行為者が判らない間に、パチンコホールの管理者側が不正行為を知ることができる。
図18に示すように、CPU401はCPUコア480を備え、ROM482に格納された制御プログラムにより、RAM481をワークエリアとしてパチンコ機1全体の作動制御(すなわち、遊技の基本進行制御)を司る。また、ROM482に記憶された当否判定プログラムにより、CPU401が主体となって当否判断制御を行う(当否判定手段)。
主回路部400は、図17に示すように、CPU401、発振部410、リセット回路部450、I/Oデコード回路部420、データバス安定化部411、及び第1外部入力回路部430を有している。また、CPU401は、図18に示すように、CPUコア480、内蔵RAM481、内蔵ROM482、メモリ制御回路483、クロック発生器484、アドレスデコーダ485、ウオッチドッグタイマ486、カウンタ/タイマ487、パラレル入出力ポート488、リセット/割り込みコントローラ489、外部バスインターフェース490、出力制御回路491を備えている。
図5に戻り、図6(a)に示す入出力回路部500には前記した信号伝送経路500aが接続され、入出力回路部500からその信号伝送経路500aへ、各制御部150、160へ処理内容を指示する指令信号たるコマンドデータを送信する。尚、主制御部140から各制御部150、160へは、一方向形式若しくは双方向形式でデータが伝送される。制御部170へは制御部160からデータが双方向形式で伝送される。また、各制御部140〜170には、電源受電基板415から電源ユニット425、さらには分電基板435を介して電源が供給されており、後述する電源立上げ時のシステムリセット信号が全制御基板に送信される。
中継基板190には、入賞球検知スイッチ318,19s〜22s等が接続され、中継基板190の出力端子は、主制御部140の入出力回路部500と接続されている。また、第一種始動口(普通電動役物)入賞検知スイッチ17s、普通図柄表示装置基板32f、各種ソレノイド17c,313、右普通図柄作動ゲート通過検知スイッチ37s、左普通図柄作動ゲート通過検知スイッチ36sが主制御部140の入出力回路部500に接続されている。
払出用端子基板191には、タッチスイッチ9a、発射停止スイッチ9b、ヴォリュームスイッチ192、タンク球切れ検知スイッチ104及び補給球切れ検知スイッチ108等が接続され、払出用端子基板191の出力端子は、図6(b)に示す払出制御部150の入出力回路部700と接続されている。
払出制御部150は、図6(b)に示すように、主制御部140と同様の主回路部600及び入出力回路部700を含んで構成され、入出力回路部700において図5に示す信号伝送経路500aに接続されている。また、入出力回路部700には、賞球払出装置109、発射装置制御部193等が接続されている。
特別図柄制御部160は、図7に示すように、演算回路構成要素として、CPU161と、RAM162と、ROM163と、入出力ポート164と、駆動回路167とを含み、それら演算回路構成要素はバス165により相互に接続して構成され、入出力ポート164において信号伝送経路500aに接続されている。入出力ポート164には、LED表示装置200が接続され、CPU161はROM163に格納された制御プログラムにより、RAM162をワークエリアとして中央装置16の作動制御を行なっている。
音声ランプ制御部170は、図8に示すように、ランプ制御基板部370aと音声基板部370bから構成される音声ランプ制御基板370を備えている。ランプ制御基板部370aは、演算回路構成要素として、CPU171と、RAM172と、ROM173と、入出力ポート174とを含み、それら演算回路構成要素はバス175により相互に接続して構成され、入出力ポート174において信号伝送経路500bに接続されている。入出力ポート174には、図5に示すように枠飾りランプ基板4g、各種ランプ基板261f、262f、281f、各種LED基板4d、4f、19f〜22f、263f、264fが接続され、これら各基板にランプ、LEDが接続されている。これらのランプ、LEDは遊技状態に応じて点灯、消灯、または点滅する。
音声基板部370bは、図8に示すように、演算回路構成要素として、CPU181と、RAM182と、ROM183と、入出力ポート184と、サウンドジェネレーター188とを含み、それら演算回路構成要素はバス185により相互に接続して構成され、入出力ポート184において信号伝送経路500bに接続されている。入出力ポート184には、音量スイッチ基板12が接続され、この基板にスピーカー400aが接続されている。サウンドジェネレーター188は、格納された音声データと音声出力モジュールとに基づいてスピーカー400aより遊技状態に応じた各種音声出力を行い、音量スイッチ基板12は、音量スイッチ(図示を省略)の操作に伴い出力音量の設定を行う。
さらに、枠飾りランプ基板4g等の各種ランプやサウンドジェネレーター188は、特別図柄制御部160の制御による特別図柄の変動・停止表示態様、リーチ発生の有無、リーチ表示態様(後述する)、特別遊技態様、及び遊技モード(確率変動、時短など)等に応じてその態様は制御される。その制御指令の指令信号は、音声ランプ制御部170を作動指令対象とする指令信号として、前記した信号伝送経路500bを介して送信される。
なお、上述した特別図柄制御部160、及び音声ランプ制御部170は、主制御部140や払出制御部150と同様の回路部から構成されるものとすることもできる。すなわち、主回路部と入出力回路部とから構成されるものとし、内部にROM、RAMが内蔵されたCPUを用いることもできる。
次に、賞球動作は、以下の順序で実行される。
主制御部140は、遊技球が入賞球検知スイッチ318を通過したら15個の賞球個数データを、第一種始動口(普通電動役物)入賞検知スイッチ17sを通過したら6個の賞球個数データを、それ以外の場合、例えば、左右下入賞口21、22の通過検知スイッチ21s、22sの通過を検知した場合などにおいては、10個の賞球個数データを、払出制御部150に対してその検知順に、払出制御部150を作動指令対象とする指令信号として、前記した信号伝送経路500aを介して送信する。(すなわち、固有賞球数はここでは、6個、10個あるいは15個である。)払出制御部150は、主制御部140からの賞球個数データを受け取り、賞球払出信号の送信により賞球払出装置109を作動させる。
また、主制御部140は、上述の各種検知スイッチの出力に基づいて遊技状態を判断し、また、その遊技状態に基づいて当否判定を行うとともに、判定内容に応じて対応する図柄表示態様で画像表示制御を行うためのデータを読み込む。例えば、主制御部140は、第一種始動口(普通電動役物)入賞検知スイッチ17s、入賞球検知スイッチ318等の検知結果や、特別図柄当否判定乱数の取得値などを使用して、遊技が行われていない客待ちの状態、遊技は行われているが始動入賞がない状態(変動準備状態)、始動入賞があった状態、及び特別遊技状態なども判断する。また、始動入賞が検知されると後述する乱数値に基づいて当否判定が行われ、その判定結果に基づいて特別図柄の変動(リーチ表示態様を含む)、または確定などの表示態様制御のためのデータが読み込まれる。このデータは、特別図柄制御部160を作動指令対象とする指令信号として、前記した信号伝送経路500aを介して送信される。
次に、主制御部140により実行されるメインジョブについて図9等を参照して説明する。これは、主制御部140のROM482(図18参照)に格納されたプログラムに基づき、CPU401により実行されるジョブの一例である。先ず、スタックポインタをRAM481(図18参照)の所定のアドレスに設定した後(S10)、RAMクリアスイッチが操作(押下)されているか否かを判断し(S12)、操作されていればRAM481の初期化処理が行われ(S800)、操作されていなければ、バックアップフラグが設定されているか否かが判断される(S15)。そして、バックアップフラグが設定されていれば(S15:YES)、図11の「電源断に対する復電処理」が行われる。
尚、本実施例では、停電等によって電源断が発生したときに、図10に示すように、使用レジスタをRAM481に退避し(S630)、スタックポインタの値をRAM481に保存する(S632)。そして、大入賞口ソレノイド、第1種始動口ソレノイドをOFFにし(S634)、賞球センサのポーリング処理時間(例えば、約85m秒)を設定し(S636)、賞球計数前センサ及び賞球計数後センサで遊技球の通過を監視する(S638)。次いで、ポーリング処理時間が経過すると(S640)、使用しているRAM481のチェックサム(チェックサム、バックアップフラグ、スタック領域は除く)を作成し(S642)、保存し、バックアップフラグをRAM481に設定する(S646)。そして、RAM481のアクセスを禁止し(S648)、無限ループ処理にて電源ダウンに備える。なお、上記無制限ループ処理に替えてHALT処理やSTOP処理を実行することも可能である。
図11の「復帰処理」においては、チェックサムの算出(S664)を実行し、電源断時に保存していたチェックサムの値を比較し、一致しなければ、RAM481の初期化処理を行う(S800)。一致すれば、電源断前のスタックポインタを復帰し(S668)、バックアップフラグをクリアし(S670)、サブ基板を電源断前の状態に復帰させるためのコマンドを送信する(S672)。そして、各レジスタを電源断前の状態に復帰し(S674)、割込みの許可/不許可を電源断前の状態に復帰等し(S676,S678)、電源断前の番地に戻る(S680)。本実施例では、パチンコ機1に対し、電源断対策用のバックアップ電源を付加しているため、パチンコホールの停電時等においても、停電前に生じていた「遊技者にとって有利な情報」を保存できる。
図9に戻り、バックアップフラグが設定されていなければ(S15:NO)、初期化終了の判定が行われる(S20)。初期化が終了していれば(S20:YES)、LEDジョブ(S30)からスイッチジョブ(S70)までのジョブが実行される。また、初期化が終了していなければ(S20:NO)、初期化ジョブ(S190)が実行され、再び、初期化終了の判定が行われる(S20)。尚、パチンコ機1が出荷状態から最初の電源投入時であったり、RAMクリアスイッチが操作(押下)されていたり、バックアップフラグに異常があったり、チェックサムが一致しなかった場合には、RAM481の初期化処理が行われる。
LEDジョブ(S30)においては、普通図柄及び普通図柄未始動回数の表示態様データや、特別図柄未始動回数の表示態様データなどが出力される。等速乱数ジョブ(S40)では、後述するRAM481の特別図柄当否判定乱数メモリや汎用カウントメモリなどが更新される。非等速乱数ジョブ(S50)では、初期値カウンタ、外れ普通図柄乱数メモリ(図示略)が更新される。なお、汎用カウントメモリ(図示略)は、例えば割り込みごとの「0」〜「255」の値の作成や、コマンドジョブ、飾りジョブの実行などに使用される。
また、音声ジョブ(S60)では、音楽や音声に関するデータの読み込みが行われ、スイッチジョブ(S70)では、各種検知スイッチの読み込みが行われる。すなわち、左右入賞口通過検知信号などの各種信号が中継基板190を介して主制御部140に、発射停止検知信号、タッチ検知信号、ヴォリューム検知信号などの各種信号が払出用端子基板191を介して払出制御部150にそれぞれ取り込まれ、また、第一種始動口(普通電動役物)入賞検知スイッチ17sから第一種始動口入賞検知信号、大入賞装置31から入賞球検知信号、及び普通図柄作動ゲート通過検知信号が主制御部140に取り込まれる。
さらに、カウント検知スイッチ、カウント検知及び特定領域通過検知スイッチ等のスイッチ318(図5参照)に異常があるか否かが判定され(S80)、異常がなければ(S80:YES)、特別図柄メインジョブ(S90)から音声ジョブ(S110)までのジョブが実行される。また、異常(球詰まりや断線など)があれば(S80:NO)、エラージョブ(S130)が実行される。
特別図柄メインジョブ(S90)においては、主制御部140と特別図柄制御部160とが協調して動作するために必要なデータに関するジョブが実行される。また、普通図柄メインジョブ(S100)では、普通図柄及び普通図柄未始動回数の表示態様データの読み込みが行われる。
この後、各フラグ状態がバックアップメモリにセットされ(S140)、賞球信号ジョブ(S150)、情報信号ジョブ(S160)、コマンドジョブ(S170)、及び残余時間ジョブ(S180)が実行される。賞球信号ジョブ(S150)においては、賞球払出しに関するデータの読み込みや出力が行われ、情報信号ジョブ(S160)では、他の制御部への情報出力に必要なデータの読み込みが行われる。さらに、コマンドジョブ(S170)では、特別図柄管理等のためのコマンドの出力が行われ、残余時間ジョブ(S180)では、非等速乱数の呼出しが行われる。尚、残余時間ジョブ(S180)においても、初期値乱数の更新が行われる。
次に、上記メインジョブの一連の流れの中で実行される、始動入賞(第一種始動口(普通電動役物)17への入賞)時の当否判定ジョブに関して図12を参照して説明する。なお、これらのジョブで使用する各種メモリ等は、図5に示す主制御部140のRAM481(図18参照)に格納され、代表的なもの(481a〜481n、481v、481w)を図16に示す。
まず、S200において始動入賞があったか否かを確認し、Noであれば、S203に進み、特別図柄保留数メモリ481b(図16参照)に記憶されている保留数(未始動回数)の有無を判定する。保留数が無し(すなわちゼロ)であれば本処理を終了し、保留があればS245に進む。始動入賞があった場合(S200:Yes)には、S206に進み、保留数が4以上であるか否かを判定する。保留数が4以上であればS250に進み、保留数が4未満であればS210に進む。S210では保留数を1インクリメントする。そしてS220において、特別図柄当否判定乱数(以下、当否用乱数、又は判定乱数ともいう)および当り図柄乱数を発生させ(プログラムを発生させても、所定の乱数発生回路を用いてもいずれでもよい(当否用乱数発生手段))、S230において、これら当否判定乱数および当り図柄乱数を読み込む。こうして読み込んだ乱数値を、S235において、それぞれ特別図柄当否判定乱数メモリ481a(図16参照:以下、判定乱数メモリともいう)、図柄決定乱数メモリ481dに記憶する。このメモリは、読み込んだ判定乱数値を始動入賞の時系列にシフトメモリ形式で記憶している。
そしてS240にて演出カウンタが0か否かを判定する。なお、演出カウンタは、初期値は0であり、連続予告をしない場合も値が0となる。0であれば(S240:YES)、S241に進み、S230で読み込んだ乱数値が大当りか否かを判定する。具体的には、大当り番号メモリ(内蔵ROM482内にある)から大当り番号(当り用判定値)を読み出し、上記乱数値との比較を行い、両者が一致していれば大当りと判定し、一致していなければ外れと判定する。当りの場合(S241:YES)はS242に移行し、当りの連続予告指示信号を設定し、S245に移行する。具体的には、当りの連続予告指示信号を副制御部に出力し、演出カウンタに保留数をセットする。外れの場合(S241:NO)はS243に移行し、連続予告をするか否かを選択する。これには例えば、0〜99の乱数(本発明の連続予告実施乱数に相当)を発生させ、この値が0〜10の場合には連続予告をし、それ以外の場合は連続予告をしない、とすれば良い。連続予告をする場合(S243:YES)は、S244に進んで外れの連続予告を設定し、S245に移行する。具体的には外れの連続予告指示信号を副制御部に出力し、演出カウンタに保留数をセットする。外れの連続予告と当りの連続予告との違いは、特別図柄制御部160に、連続予告指令を出す際に、その指令が外れに対応した指令である情報(前者)か、当りに対応した指令である情報(後者)を何れを出すかにある。連続予告をしない場合(S243:NO)は何もせずにS245に進む。
なお、S240で演出カウンタが0でない(ここでは1〜4の整数となる)と判定された場合は、直接S245に進む。このようにすることにより、演出カウンタに1〜4の整数が記憶されている、つまり連続予告が既に行なわれている場合には、新たに連続予告指示信号を発生しないようにする(この処理が本発明の連続予告指示決定禁止手段に相当する)。これにより、予告動作の連続数と当り信頼度の関係を設計者の意図したものにすることができる。
S245では、変動開始しているか否かを判定し、変動時であれば、S250において、判定乱数メモリ481a(図16参照)から記憶している最も古い先頭の判定乱数値及び大当り図柄決定乱数メモリ481dから当り図柄乱数を読み出すと共に判定乱数メモリ481aおよび大当り図柄決定乱数メモリ481dをシフトする。そして、S260において、その先頭の判定乱数値に基づき大当りか否かを判定する。大当りの場合(S260:YES)は、S270に進んで大当り処理をして本処理を終了し、外れの場合(S260:NO)には、S280に進んで外れ処理をして本処理を終了する。
次に、外れ処理の概略の流れを図13を参照して説明する。まず、S300において、演出カウンタが0か否かを判定する。演出カウンタが0(S300:YES)でなければ(すなわち、連続予告を行なう場合は)S310で演出カウンタを1減らし、S315で再度、演出カウンタが0か否かを判定する。演出カウンタが0であれば(S315:YES)S320に進み、ガセ予告リーチ設定(外れとなる場合のリーチを行なうための設定。特にここでは連続予告を経た後のリーチ)をし、S325で変動パターンの設定をし、本処理を終了する。一方、演出カウンタが0でなければ(S315:NO)S330に進み、外れ設定(リーチを経ることなく外れになるための設定)をし、S325で変動パターンの設定をし、本処理を終了する。
S300で演出カウンタが0(すなわち、連続予告を行なわない)と判定された場合は、S331に進み、外れリーチジョブを行うかどうかを乱数により決定する。すなわち、S331において、リーチ態様決定乱数を発生させ、これを読み込み、他方、S335において、リーチ番号メモリ481i(図16参照)に記憶されているリーチ番号を読み出す。S340において、両者が一致していればS345に進んでリーチ設定(外れとなる場合のリーチを行なうための設定。ここでは連続予告を経ないリーチ)にし、S325で変動パターンの設定をし、本処理を終了する。S340において、リーチ態様決定乱数とリーチ番号が一致していなければS330に進む。
この外れ処理によれば、連続予告の指令が発生される際には、S300〜S320に至る処理により、外れとなる連続予告の最後には、必ずリーチが発生される。これは単に演出カウンタが0のときにリーチを発生させるのではなく、演出カウンタが1から0に変化した場合にリーチを発生させることにより実現されている。しかも、S315からS330に至る処理により、その連続予告の途中では、絶対にリーチが発生しない。
なお、S270の大当り処理では、大当りに対応する変動パターンが設定されるが、この際にはリーチ、もしくはリーチに代わって遊技者の期待感を盛り上げる演出(例えば、全回転。以下、リーチに含める)が行なわれる。これと外れ処理の効果とから、連続予告の最後では必ずリーチが行なわれることになる。従って、連続予告に対する期待感・信頼感が不当に落ちるのを防止することができる。
連続予告指令を受信した特別図柄制御部160では、図14に示す連続予告処理を行なう。なお、本図では便宜上、連続予告指令を受信する部分から記載している。連続予告指令を受信すると(S700:YES)、S710にてその指令が当りに対応したもの(S242で設定したもの)か外れに対応したもの(S244で設定したもの)かを判定する。当りの指令である場合(S710:YES)はS720に進み、予告をするか否かの抽選(当り用)をする。具体的には、主制御部140から送信された演出カウンタの値(つまり保留数)と0〜99の乱数(予告表示抽選乱数という)と次の[表1]を用いる。
Figure 2012020173
例えば、保留数が0または1の場合、予告表示抽選乱数が0〜69であればカット、つまり連続予告表示を行なわず、保留数が2の場合、予告表示抽選乱数が0〜49であれば連続予告表示を行なわない。つまり、当りの場合は保留数が多いほど連続予告をそのまま行なう。
一方、外れの指令である場合(S710:NO)はS730に進み、予告をするか否かの抽選(外れ用)をする。これは、当りの場合と略同様だが[表1]の代わりに次の[表2]を用いる。
Figure 2012020173
この[表2]によれば、保留数が多いほどカット率が上昇し、保留数が3、4の場合には予告表示抽選乱数が0〜99のとき、つまり100%カットする。これにより、3回または4回である連続予告が発生した場合には必ず当るようにされている。これが本発明の「所定条件」を「記憶手段(特別図柄保留数メモリ481b)に記憶された前記乱数の個数が予め定められた数(3または4)」とした場合に相当する。
こうした抽選の結果、予告をキャンセルしない場合(S740:NO)はS750に進んでランプ(後述)を点灯する旨の指令を音声ランプ制御部170に出力し、S760で特別図柄の変動を開始する。S740で予告をキャンセルする場合および連続予告指令が無かった場合はS760に直行する。
以上の処理により発生される事象のタイミングを図15のタイムチャートに示す。例えば、保留数が0で且つ特別図柄が変動していない状態から、本図に示すように、始動入賞が3回連続で発生したとする。すると、1回目の始動入賞で特別図柄の変動が開始される。そして1回目の入賞、および2回目の入賞では、連続予告指令(予告コマンド)が発生されず(S243:NO)、3回目の入賞で連続予告指示信号が出力されたとする(S242もしくはS244。そしてS305)。すると現在、進行中の特別図柄の変動が終った直後の変動の開始時にランプが点灯される。これが予告である。そして、次の変動の開始時にもランプが点灯される。
中央装置16について図19を用いて説明する。図19は中央装置16を第一種始動口(普通電動役物。本発明の始動入賞口に相当)17と共に拡大した図である。ここで第2表示部27の説明をする前にLED表示装置200についても触れておく。LED表示装置200の前記セグメント体は、赤・緑・青のLEDが背後に設けられており、これら3色の組み合せによって、黄、白など様々な色を表示可能にされている。またこれらセグメント体の背景をなす部分26の背後にも別途、赤・緑・青のLEDが設けられており、背景の色のみを変えることが可能にされている。
一方、第2表示部27には、1〜9、0、および2個のVの計12個の文字が形成されており、各文字の背後にLEDが設けられている。普段はこのLEDは消灯されているが、LED表示装置200に当り図柄が表示されると、12個の文字の内の1文字の背後のLEDが点灯(以下、「文字が点灯」という)され、しかもその点灯される文字が変化される。変化の態様は、次のようである。
最初に点灯された文字が消灯され、その左の文字が点灯される。そしてその文字が消灯され、その更に左の文字が点灯される。これを高速(例えば100ms周期)で繰り返すことにより、点灯される箇所が左へ移動するように見える。こうして点灯される文字が左端のVになると、消灯後に点灯させる文字を右にし、点灯される箇所が右へ移動して見えるようにする。こうして点灯される文字が右端のVになると、再び消灯後に点灯させる文字を左にする。以上を所定時間(例えば、5秒)繰り返すことにより、点灯される箇所を左右方向に往復させ、いずれか1個の文字を点灯した状態で変動を停止させる。これを以下、第2表示部27の変動表示という。
このとき点灯されていた文字が、左端のV、1〜5の内のいずれかであると確率変動は行なわれず、6〜9、0、右端のVの内のいずれかであると確率変動が行なわれる。なお、12個の各文字の下には各3個のLED62が設けられており、それらの色は、左端のV、1〜5の下にあるものが緑、6〜9、0、右端のVの下にあるLED62が赤となっている。この色を見ても遊技者は確率変動するか否かを知ることができる。更に、第2表示部27の変動表示が終了すると、LED表示装置200の下に設けられている報知ランプ263、264のいずれかが点灯される。確率変動する際には報知ランプ263、確率変動しない際には報知ランプ264が点灯され、これによっても遊技者は確率変動するか否かを知ることができる。
予告指令に用いられるランプ28はLED表示装置200の両肩に設けられている。これらは冷陰極管にて構成されており、内壁面に蛍光体層が設けられると共に、水銀と不活性ガス(アルゴン、ネオン、混合ガス等)が封入されたガラス管と、ガラス管内の両端側に配置された一対の電極(冷陰極)と、を有している。この冷陰極管では、電極(冷陰極)間に高電圧を加えて(印加して)点灯すると、発生した初期プラズマイオンによって、電極(冷陰極)から二次電子が放出され、ガラス管内で放電を開始する。そして、この放電に伴う電子エネルギーによって励起された水銀原子の共鳴遷移で紫外線を放射し、更に、この紫外線は、ガラス管の内壁面の蛍光体層によって可視光に変換される。これにより、冷陰極管が可視光線を発生する。尚、発光色(色温度や色度)は、蛍光体を変えることで、容易に変更することができる。
なお、第2表示部27は、図3に示す釘23が打ち込まれている遊技領域11の面よりも奥に配置されており、この面と同一面に設けられた透明板により遊技領域11と隔離されている。これについて図20に示す。図20は、中央装置16のA−A断面(図19参照)である。本図の左方が遊技者がいる側、右方が図4に示した裏面側の構造物がある側である。本図に示すように第2表示部27の大部分は、遊技領域11よりも盤面奥方向に配置されている。そしてパチンコ玉64が入球口272(入球口273(図19参照)でも可)に入ると、矢印P→Q→Rのように盤面奥方向へと導かれ、遊技領域11の面と同一面に設けられた透明板66と、第2表示部27の計12個の文字が形成された樹脂製板68との間の空間に入りこむ。なお、正確には樹脂製板68の遊技者側にはもう1枚、透明板69が配置されており、パチンコ玉64が当たっても樹脂製板68に傷がつかないようにしてある。符号74は文字を点灯させるためのLEDユニットである。
透明板66と樹脂製板68との間の空間に入りこんだ玉は、手型の緩衝部材70(入球口273から入った場合は緩衝部材71(図19参照))に弾かれてこの空間内の斜面72を転動し、左端のVや1〜5(入球口273から入った場合は右端のVや6〜9、0)の前を横ぎって玉出口73から遊技領域11へ戻る。この様子は、透明板66を通して遊技者が見ることができる。また、透明板66は、遊技領域11と同一面に配設されているため、遊技者から見て透明板66の手前側もパチンコ玉が通過する。このように第2表示部27の手前をパチンコ玉が通過でき、透明板66を隔てて更にその手前もパチンコ玉が通過できるという斬新な構成となっている。遊技球の動きに更に変化を与えるので、娯楽性や興趣が向上させることができる。玉出口73から出た玉は、高い確率で第一種始動口(普通電動役物)17(図19参照)に入賞する。
なお、緩衝部材70、71は板バネ76にて第2表示部27の透明板69と同一位置の面25に固定されている。この仕組みを図21に示す。図21(b)は緩衝部材70を裏側から見た様子であり、図21(a)は図21(b)を上方から見た図である。本図に示すように板バネ76は両端が鉤状に曲がっており、その一方が緩衝部材70、他方が面25に埋めこまれている。これにより、パチンコ玉64が緩衝部材70に衝突すると矢印Sのように揺れるので、パチンコ玉64の動きに更に豊かになり、娯楽性や興趣が一層向上させることができる。緩衝部材71も略同様に板バネを介して面25に揺動可能に固定されている。なお、図19に示すように緩衝部材70、71の人差指70aが指し示している方向は第2表示部27の中央、すなわちパチンコ玉64が転動して行く方向となっている。これにより、パチンコ玉64が転動する方向が示されるので遊技者に不安を与えないようにすることができる。
ここで本実施例と本発明の構成要件との対応関係を示す。特別図柄制御部160が本発明の副制御部に相当し、S220の処理が本発明の乱数発生手段に相当し、S250、S260の処理が本発明の特別遊技遷移手段に相当し、S241、S243の処理が本発明の連続予告指示決定手段に相当し、S305の処理が本発明の連続予告指示信号出力手段に相当し、S720〜S740の処理が本発明の連続予告禁止手段に相当し、演出カウンタが本発明の始動記憶数記憶手段に相当し、S310の処理が本発明の減算手段に相当し、特別図柄保留数メモリ481bが本発明の記憶手段に相当する。
[第2実施例]
本発明の第2実施例に係る当否判定ジョブのフローチャートを図22に示し、これに対応する連続予告処理のフローチャートを図23に示す。本実施例は、当否判定ジョブおよび連続予告処理の一部が異なるだけでその他の部分は前述した第1実施例と同様であるので説明を省略する。また、本実施例においては、第1実施例の各処理と共通の処理は同じステップ番号を付し、説明を割愛する。
本実施例の当否判定ジョブでは、S230において読み込んだ当否判定乱数および当り図柄乱数を、S235においてそれぞれ特別図柄当否判定乱数メモリ481a、図柄決定乱数メモリ481dに記憶した後、S237にて当否判定乱数に基づき大当りであるか否かを判定する。大当りでない(S237:NO)と判定された場合には、S240に進む。一方、大当り(S237:YES)と判定された場合には、S239に進み、当り図柄信号を特別図柄制御部160に出力する設定(本発明の当り図柄信号出力手段に相当)を行なった後、S240に進む。当り図柄信号とは、どの特別図柄で当たるかを示すものであり、単に当りを表すS242で出力設定される当りの連続予告信号とは異なる。S240以降は、第1実施例と同様の処理を行なう。
この当り図柄信号を受信した特別図柄制御部160では、図23に示す連続予告処理を行なう。この連続予告処理では、S710で連続予告指令が当りに対応したものと判定された場合にS713に進み、当り図柄信号に基づいて、当り図柄が確変図柄か通常図柄かを判定する。確変図柄と判定された場合(S713:YES)にはS716に進み、確変図柄用の動作予告テーブルを用いて抽選を行ない、S720に進む。通常図柄と判定された場合(S713:NO)にはS718に進み、通常図柄用の動作予告テーブルを用いて抽選を行ない、S720に進む。S713〜S718の処理が本発明の予告動作変更手段に相当する。S720以降は、第1実施例と同様に処理を行なう。
このように、確変図柄で当たる場合と通常図柄で当たる場合とで予告テーブルを替えることにより、確変時、通常時で予告動作が変化する。例えば、ランプの点灯パターンが通常パターンと相違して、点滅パターンの相違、点灯時間の長短、輝度等が変更される。この予告変動パターンの相違とリーチ図柄の相関関係によって遊技者は当りの信頼度を知ることができる。
なお、特別図柄制御部160が受信した当り図柄信号が、予め設定された特別図柄である場合には、連続予告をキャンセルする(S740:YES)ようにしても良い。こうすれば、当り図柄の種類によって連続予告の発生率が変化するとともに、連続予告の信頼度も変化することとなる。
また、連続予告ではないリーチ予告、大当り予告等の単独の予告動作を行う場合や、このような単独の予告動作を行う機種に応用しても構わない。その場合にも、確変図柄で当たる場合と通常図柄で当たる場合とで予告動作が変化するので、予告変動パターンの相違とリーチ図柄の相関関係によって遊技者は当りの信頼度を知ることができる。
[第3実施例]
本発明の第3実施例について説明する。本実施例における当否判定ジョブは、前述した第1実施例と一部異なるだけでその他の部分は同様であるので、第1実施例の各処理と共通の処理は同じステップ番号を付し、説明を割愛する。但し、第1実施例のS245の「変動開始しているか否かの判定」は、説明の都合上、ステップ番号をS248に変更しているが、処理内容は同じである。また、本実施例では、第1実施例における連続予告処理が、連続予告設定処理と連続予告変動処理になっている。
本実施例の当否判定ジョブのフローチャートを図25に示す。この当否判定ジョブでは、S210にて保留数を1インクリメントした後、その保留数を特別図柄制御部160に出力する(S215)。この後、S220からS242またはS244まで第1実施例と同様の処理を行なう。
S242またはS244にて連続予告指示信号を出力した後、S246にて連続予告用変動パターンを選択し、選択された連続予告用変動パターンに対応する連続予告用変動パターン信号を特別図柄制御部160に出力する設定を行なう。ここで、連続予告用変動パターンは、連続予告を行なうことを前提として選択されるものであり、大当たりに至る可能性のあるリーチ有りの変動パターンで、大当たりの場合と外れの場合の両方の変動パターンを含むものである。また、変動パターンは、可変表示装置としてのLED表示装置200に表示する特別図柄の変動表示における、変動の態様を指示するものである。このS242またはS244〜S246の処理が、本発明の連続予告指示信号出力手段に相当する。
そして、S246の処理の後、第1実施例と同様にS248およびS250の処理を行ない、S261にて変動パターン設定処理を行ない、本実施例の当否判定ジョブを終了する。
S261の変動パターン設定処理について図26を参照して説明する。まず、S400において、演出カウンタが0か否かを判定する。演出カウンタが0でなければ(連続予告を行なう。S400:NO)、S410に進み演出カウンタを1減らし、S415で再度、演出カウンタが0か否かを判定する。演出カウンタが0であれば(S415:YES)S420に進み連続予告用変動パターンを設定し、S425にて、その設定された変動パターンに対応する変動パターン信号を特別図柄制御部160に送信し、本処理を終了する。尚、S420にて設定される連続予告用変動パターンは、S246にて選択された連続予告用変動パターンと同一のものが設定される。
一方、演出カウンタが0でなければ(S415:NO)S430に進みリーチ無し外れ変動パターンを設定し、S425にて、そのリーチ無し外れ変動パターンに対応する変動パターン信号を特別図柄制御部160に送信し、本処理を終了する。
S400で演出カウンタが0と判定された場合(連続予告を行なわない場合)は、S440に進み、通常用変動パターンを設定し、S425にて、その通常用変動パターンに対応する変動パターン信号を特別図柄制御部160に送信し、本処理を終了する。
ここで、通常用変動パターンは、リーチ有りとリーチ無しの変動パターンで、大当たりの場合と外れの場合の両方の変動パターンを含むものである。以上の変動パターン設定処理(S261)が本発明の変動パターン設定手段に相当するものであり、この変動パターン設定処理によれば、連続予告の指令が発生される際には、S400〜S420に至る処理により連続予告の最後には必ずリーチが発生され、S415〜S430に至る処理により、その連続予告の途中では絶対にリーチが発生しないので、連続予告に対する期待感・信頼感が不当に落ちるのを防止することができる。
次に、当否判定ジョブにおけるS242またはS244(図25参照)にて出力された連続予告指示信号を受信した特別図柄制御部160は、図27に示す連続予告設定処理を行なう。この連続予告設定処理では、連続予告指示信号を受信すると(S770:YES)、当否判定ジョブにおけるS215(図25参照)にて出力された保留数を予告カウンタにセットする(S772)。そして当否判定ジョブにおけるS246(図25参照)にて出力された連続予告用変動パターン信号を受信すると(S774 YES)、その連続予告用変動パターンを予告用変動バッファにセットする(S776)。
尚、S770にて連続予告指示信号を受信してない場合(S770:NO)、特別図柄制御部160は連続予告設定処理を行なわない。次に、本実施例における特別図柄制御部160が行なう連続予告変動処理について図28を参照して説明する。まず、S810において予告カウンタが0か否かを判定する。予告カウンタが0でなければ(連続予告を行なう。S810:NO)、S820に進み予告カウンタを1減らし、S830に進む。S830では、連続予告設定処理におけるS776(図27参照)にて予告用変動バッファにセットされた連続予告用変動パターンに対応する予告パターンを選択し、選択した予告パターンに対応したランプ点灯指令を音声ランプ制御部170に出力する。
ここで、本第3実施例の遊技機においては連続予告用変動パターンA〜Jの10通りあり、連続予告用変動パターンAが信頼度(大当りに至る確率)が最も低く、連続予告用変動パターンB、連続予告用変動パターンCの順で徐々に信頼度が高くなり、連続予告用変動パターンJの信頼度が最も高くなるように設定されている。一方、連続予告パターン(単に予告パターンともいう)は、予告パターン1〜3の3通りあり、それぞれランプ28を点灯させる、ランプ28を0.5秒間隔で点滅させる、ランプ28を0.25秒間隔で点滅させる、という予告パターンとなっている。これらの内から、連続予告用変動パターンに応じて予め用意されたテーブルに基づいて選択される。連続予告用変動パターンがA〜Eの場合に用いるテーブルを[表3]に示す。
Figure 2012020173
ここでYPiは予告パターンiを表す(以下の[表4][表5]においても同様)。例えば、YP1とあるのは予告パターン1のことである。この[表3]の中から乱数抽選により予告パターンを選択する。[表3]においては、20個の予告パターン中、予告パターン1が16個、予告パターン2が4個、予告パターン3が0個であるから、80%の確率で予告パターン1、20%の確率で予告パターン2が選択され、予告パターン3が選択される可能性はない。
次に、連続予告用変動パターンがF〜Hの場合に用いるテーブルを[表4]に示す。
Figure 2012020173
[表4]においては、20個の予告パターン中、予告パターン1が4個、予告パターン2が14個、予告パターン3が2個であるから、20%の確率で予告パターン1、70%の確率で予告パターン2、10%の確率で予告パターン3が選択される。連続予告用変動パターンがI〜Jの場合に用いるテーブルを[表5]に示す。
Figure 2012020173
[表5]においては、20個の予告パターン中、予告パターン1が0個、予告パターン2が6個、予告パターン3が14個であるから、30%の確率で予告パターン2、70%の確率で予告パターン3が選択され、予告パターン1が選択される可能性はない。
これら表3〜表5のいずれかにおいて予告パターンが選択されると、特別図柄制御部160はS840に進み、選択した予告パターンに対応したランプ点灯指令を音声ランプ制御部170に出力し、S850にて特別図柄の変動を開始する。特別図柄制御部160は、S810からS840までの処理を、予告カウンタが0になるまで繰り返し行なう。そして、S810にて予告カウンタが0と判定された場合は(連続予告を行なわない場合)、直ちにS850に進み特別図柄の変動を開始する。前述したS830の処理が本発明の予告動作変更手段に相当する。
このように、連続予告用変動パターンの信頼度に応じて予告パターンを変更するので、予告パターンの相違によって遊技者は連続予告の信頼度を知ることができる。具体的には、ランプ28が点灯する、という連続予告が行なわれたときには、これは予告パターン1なので信頼度はあまり高くなく、ランプ28が高速(0.25秒間隔)で点滅したときには、これは予告パターン3なので信頼度が高いと判定できる。
[その他]
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲を逸脱しない限り、各請求項の記載文言に限定されず、当業者がそれらから容易に置き換えられる範囲にも及び、かつ、当業者が通常有する知識に基づく改良を適宜付加することができる。
例えば、予告動作(連続・非連続を問わない)をランプ28以外の方法で行なっても良い。例えば、LED表示装置200の数字の色を変化させたり、予め定められた音をスピーカー面5aから発生させたりすることが考えられる。これらは、前記と同様、特別図柄制御部160から音声ランプ制御部170に指令を発することにより実現可能である。LED表示装置200に特殊な配列の数字を表示させたり、あるいはLED表示装置200を液晶表示装置に変えて、この液晶表示装置に特定のキャラクタを表示することにより予告したりしてもよい。これらの場合は、特別図柄制御部160自体で表示制御を行なうことになる。こうした連続予告に加えて、リーチを連続して発現させることによっても予告を行なっても良い。この場合は、主制御部で予告を決定することになるので、この予告を特別図柄制御部160でキャンセルすることができなくなる。
なお、各実施例において、音やランプで予告動作を行う場合にも、特別図柄制御部160でキャンセルを行わないようにしても構わない。また、第2実施例において、当りとして確定した図柄の種類(確変図柄、通常図柄の違い、あるいは各図柄)に応じて、当り終了後に変動時間短縮状態(時短とも言う)にしてもよい。変動時間短縮状態とは、遊技機が、特別図柄変動時間の短縮、普通図柄変動時間の短縮、普通図柄当りによる始動口開成時間の延長をしている状態である。
変動時間短縮状態を設定する時短設定処理の概要を図24に示す。本処理は大当りが終了する毎に起動される。本処理が起動されると、まずS900にて、リミットに到達しているか否かを判定する。リミットとは、遊技機1において設定されている、確変状態における大当り回数の連続数(いわゆる連荘数)の最大値である。リミットが例えば200回と設定されていると、確変図柄で当っても強制的に確変状態が終了される。このリミットに到達している場合(S900:YES)はS910に進み、時短を設定することなく終了する。このリミットに到達している場合(S900:NO)はS920に進み、前回(直近)の当りが確変図柄であったか否かを判定する。確変図柄であった場合(S920:YES)はS930に進み、確変用時短(例えば100回)を設定して本処理を終了する。確変図柄ではなく通常図柄だった場合(S920:NO)はS940に進み、通常用時短(例えば50回)を設定して本処理を終了する。なお、このように確変図柄か通常図柄かに応じて時短回数を固定せずに、それぞれ抽選を行なって時短回数を決めるようにしても良い。例えば、確変図柄で当った場合には200回、150回、100回から抽選し、通常図柄で当った場合には80回、50回、30回から抽選するようにすることが考えられる。また、連荘が終了したときのみ、時短を付与するようにしてもよい。また、確変か否かではなく(あるいは更に細かく)図柄毎に付与される時短の回数を異なるようにしてもよい。例えば、特別図柄が3、7、絵図柄であれば100回、他は50回の時短を付与することが考えられる。以上説明したような、時短状態を付与する処理は、変動時間短縮手段と呼ぶことができるものである。
また、第1実施例において、演出カウンタが1(S300:NO(注意.演出カウンタはS310にて1ずつ減算されるので0の直前は1))から0になったとき(S315:YES)にリーチを発生させていた(S320)が、他の数、例えば、演出カウンタが2から1になった際や、3から2になった際にリーチを発生させても良い。
また、第2表示部27の変動表示のさせ方を変えても良い。例えば、点灯される箇所を単純に左右方向に往復させるのではなく、移動の速度(つまり、点灯させている時間)を徐々に速くしたり逆に遅くしたりしてもよい。また、移動しているかのように見せるのではなく、最初に全ての文字を点灯させ、1〜2個ずつ消灯させていってもよい。この場合、途中で確率変動となる箇所が多く残る(つまり点灯されている)ような消灯のさせ方をすると「確率変動する可能性が高い」という期待感を遊技者に持たせることができる。逆に確率変動となる箇所が少なくなるような消灯のさせ方をしてもよい。また、最初に点灯される文字を乱数で決めても良い。
保留数に応じて変動時間を変える制御において、ある保留数においては変動時間を固定しても良い。すなわち、0〜4個の5種類の保留数において、例えば、保留数が1のときは変動パターン2または3のどちらかから選ぶが、保留数が0、2、3、4のときはそれぞれ変動パターン1、2、3、4に固定する、としても良い。
尚、パチンコ機1の制御方法も他の態様であっても実施できる。例えば、主制御部140と特別図柄制御部160、音声ランプ制御部170との間での制御に関して、主制御部140から特別図柄制御部160および音声ランプ制御部170の双方に、コマンドを出力する態様が挙げられる。その場合、特別図柄制御部160および音声ランプ制御部170が副制御部に相当する。また、主制御部140から音声ランプ制御部170にコマンドを出力し、この音声ランプ制御部170と特別図柄制御部160の間で一方向通信又は双方向通信を行なうことにより図柄制御を行なうようにしてもよい。この場合、音声ランプ制御部170が副制御部に相当する。
1…遊技機 11…遊技領域
16…中央装置
17…第一種始動口(特定入賞口)
24…7セグメント表示装置
27…第2表示部
66…透明板
70、71…緩衝部材 76…板バネ
140…制御部
160…特別図柄制御部(副制御部)
200…LED表示装置(表示装置)

Claims (2)

  1. 遊技盤に設けられる始動口と、
    前記始動口に遊技球が入賞することを条件として特別図柄を変動表示する可変表示装置と、
    前記始動口に遊技球が入賞することを条件として乱数を発生する乱数発生手段と、
    前記乱数発生手段により発生される乱数を記憶する記憶手段と、
    前記特別図柄の変動表示が開始されるときに、前記記憶手段に記憶された乱数を読み出して該乱数が予め定められた値であるか否かを判定する変動開始時判定手段と、
    前記変動開始時判定手段による判定の結果、前記乱数が前記予め定められた値であった場合に、当該遊技機を遊技者にとって有利な特別遊技状態に遷移させる特別遊技遷移手段と、
    前記変動開始時判定手段による判定に先立って、前記記憶手段に記憶される乱数が前記予め定められた値であるか否かを判定する事前判定手段と、
    前記事前判定手段による判定の結果に応じて、当該遊技機が前記特別遊技状態に遷移することを予告する予告動作を連続して発生させる連続予告を行うか否かを決定する連続予告決定手段と、
    前記連続予告決定手段により前記連続予告を行うことが決定されると、前記連続予告の実行回数を設定する実行回数設定手段と、
    前記実行回数設定手段により設定された前記連続予告の実行回数に基づき前記連続予告を行う連続予告実行手段と、
    前記実行回数設定手段により設定された前記連続予告の実行回数分の前記連続予告が行われるまでは、前記連続予告決定手段により前記連続予告を行う決定がなされることを禁止する連続予告禁止手段と、
    を有することを特徴とする遊技機。
  2. 前記実行回数設定手段により設定された前記連続予告の実行回数を、前記連続予告が行われる毎に1減算する実行回数減算手段を備え、
    前記連続予告禁止手段は、前記実行回数設定手段により設定された前記連続予告の実行回数がゼロよりも大きい場合に、前記連続予告決定手段により前記連続予告を行う決定がなされることを禁止することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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