JP2012019579A - 電力管理装置、電力管理プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

電力管理装置、電力管理プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 使用電力量を予測し、設定された目標を基に電力消費機器の動作を制御して使用電力量を管理することができる電力管理装置、電力管理プログラムおよび記録媒体を提供する。
【解決手段】 主制御部10は、使用電力量履歴テーブル42および天気予報情報に基づいて、予測標準使用電力SNpおよび予測標準使用電力量Seを予測し、目標期間上限使用電力量Te0から使用電力量実績Aeを減算して、予定期間上限使用電力量Teを求める。そして、機器状態取得部12から受け取る現在の使用電力RNpと、予定使用電力PNp=SNp×α+Wpとを比較し、現在の使用電力RNpが予定使用電力PNpより大きいとき、機器2での使用電力量の合計が予定使用電力PNp以下となるように、各機器2の電力モードを制御する。α=(Te−We)/(Se−We)は目標使用電力率であり、Weは待機電力量であり、Wpは待機電力である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、家庭内に備えられる各種の電力消費機器の動作を、目標使用電力量を超えないように制御あるいは報知する電力管理装置、電力管理プログラムおよび記録媒体に関する。
第1の従来技術は、特許文献1に開示されている。この従来技術は、電気機器の特性や使用者の事業形態、生活形態に合わせた制御を実現するために、ネットワーク接続された2以上の電力機器を制御する電力制御システムにおいて、少なくとも各電力機器のアドレスと、電力機器ごとの管理情報とを登録する機器別プロファイルテーブルとを備えた構成とし、この管理情報に基づいて各電力機器の電源を制御するようにし、当該対象電気機器のメンテナンスの利便性も向上させることができる。さらに、家庭内のホームサーバを用いて電気機器を管理する場合には、スケジュール管理テーブルを設け、ユーザのスケジュールに併せた管理を行うことにより、待機電力を低減しつつ利便性の高い電気機器の電力管理が可能となる。
第2の従来技術は、特許文献2に開示されている。この従来技術は、最適な設備制御を算出し、エネルギーロスをなくすために、気象情報提供団体等が公開している天気予報情報を複数のビル管理システムが収集し、さらに、この天気予報情報に基づき運転パラメータを導出し、空調機の最適運転制御を実施する。
第3の従来技術は、特許文献3に開示されている。この従来技術は、太陽光発電装置および風力発電装置等の複数の自然エネルギー発電装置の発電電力の供給を受ける電力ネットワークの安定化を図るために、各自然エネルギー発電システムの制御装置は、天気予報による発電予定日の気象情報または現在の季節と所定の発電量情報とに基づいて該発電予定日の発電量を予測するとともに、該気象情報または現在の季節または該発電予定日の日付または曜日と所定の消費電力量情報とに基づいて該発電予定日の負荷の消費電力量を予測し、電力ネットワーク管理装置が、予測された発電量および消費電力量に基づいて当該発電予定日の電力ネットワークへの供給電力量の合計が一定になるように、各自然エネルギー発電システムの供給電力量を求める。
第4の従来技術は、特許文献4に開示されている。この従来技術は、燃料電池システム等の家屋内に設置された家庭向け発電システムにおいては、家庭内での電力負荷変動にどのように追随させ、負荷の変動とこれに対応するための無駄な電力消費を抑えるという問題を解決するために、電流センサで負荷への供給電流のモニタを行ない、これにより過去の電力使用実績を記憶したデータと、同時に家屋内の人の存在の有無を検知したデータと、外部からの気温、天気予報等のデータとを勘案して電力供給量の予測を行ない、このデータで発電機の制御を行う。
第5の従来技術は、特許文献5に開示されている。この従来技術は、ユーザが選択する料金や二酸化炭素排出量等の複数の削減対象に対応して、削減対象が最小となる場合に優先して使用する電源の種類と、電気や給湯熱を消費する複数の機器の稼働時刻を算出し、算出した結果に従って電源と機器の稼働時刻を制御するために、優先して使用する電源と複数の機器の稼動時刻を変更して削減対象の増減量を比較することによって、削減対象が最小になる場合の電源と機器の稼動時刻を削減対象毎に算出することができる最適稼動時刻演算部と、ユーザが選択する削減対象に対する電源の種類を電源切替器に出力し、機器に最適稼動時刻を出力する電源切替方法決定部を備えることにより、削減対象が最小になる電源と機器の稼動時刻を制御することができる。
特開2005−20989号公報 特開2000−274772号公報 特開2004−72900号公報 特開2003−209994号公報 特開2007−104775号公報
前述の特許文献1〜5に記載される各従来技術では、瞬間的な電力使用を制御することや、その時の天候や季節を利用して制御パターンを切換えることは可能であるが、長期的な電力使用量の目標設定に対して計画を立てて複数の電力消費機器の動作を制御して、現在の使用電力が目標使用電力を超えないように使用電力量を管理することができないという問題がある。
本発明の目的は、使用電力量を予測し、設定された目標を基に電力消費機器の動作を制御して使用電力量を管理することができる電力管理装置、電力管理プログラムおよび記録媒体を提供することである。
本発明は、電力消費機器による使用電力を検出する使用電力検出部と、
使用電力検出部によって検出された使用電力の使用電力履歴を生成し、該使用電力履歴に基づいて、使用電力検出時から予め定める目標期間終了時までの予測使用電力量を算出する予測使用電力量算出部と、
予測使用電力量算出部によって算出された予測使用電力量と予め定める目標使用電力量とに基づいて、使用電力検出時から目標期間終了までの予定使用電力を算出する予定使用電力算出部と、
使用電力検出部によって検出された使用電力検出時の使用電力と、予定使用電力算出部によって算出された予定使用電力とを比較し、使用電力検出時の使用電力が予定使用電力を超えているかを判定する使用電力判定部と、
使用電力判定部の判定結果が、使用電力検出時の使用電力が予定使用電力を超えていることを示しているとき、電力消費機器の動作を制限する制御部とを含むことを特徴とする電力管理装置である。
また本発明は、電力消費機器による使用電力を検出する使用電力検出部と、
使用電力検出部によって検出された使用電力の使用電力履歴を生成し、該使用電力履歴に基づいて、使用電力検出時から予め定める目標期間終了時までの予測使用電力量を算出する予測使用電力量算出部と、
予測使用電力量算出部によって算出された予測使用電力量と予め定める目標使用電力量とに基づいて、使用電力検出時から目標期間終了までの予定使用電力を算出する予定使用電力算出部と、
使用電力検出部によって検出された使用電力検出時の使用電力と、予定使用電力算出部によって算出された予定使用電力とを比較し、使用電力検出時の使用電力が予定使用電力を超えているかを判定する使用電力判定部と、
情報を報知する報知部と、
使用電力判定部の判定結果が、使用電力検出時の使用電力が予定使用電力を超えていることを示しているとき、使用電力検出時の使用電力が予定使用電力を超えている旨を報知部に報知させる制御部とを含むことを特徴とする電力管理装置である。
また本発明は、電力消費機器による使用電力を検出する使用電力検出部と、
発電設備による発電電力を検出する発電電力検出部と、
使用電力検出部によって検出された使用電力の使用電力履歴を生成し、該使用電力履歴に基づいて、使用電力検出時から予め定める目標期間終了時までの予測使用電力量を算出する予測使用電力量算出部と、
発電電力検出部によって検出された発電電力の発電電力履歴を生成し、該発電電力履歴に基づいて、使用電力検出時から前記予め定める目標期間終了時までの予測発電電力量を算出する予測発電電力量算出部と、
予測使用電力量算出部によって算出された予測使用電力量と、予測発電電力量算出部によって算出された予測発電電力量と、予め定める目標使用電力量とに基づいて、使用電力検出時から目標期間終了までの予定使用電力を算出する予定使用電力算出部と、
使用電力検出部によって検出された使用電力検出時の使用電力と、予定使用電力算出部によって算出された予定使用電力とを比較し、使用電力検出時の使用電力が予定使用電力を超えているかを判定する使用電力判定部と、
使用電力判定部の判定結果が、使用電力検出時の使用電力が予定使用電力を超えていることを示しているとき、電力消費機器の動作を制限する制御部とを含むことを特徴とする電力管理装置である。
また本発明は、前記予め定める目標使用電力量は、前記目標期間内の目標上限使用電力量であり、
前記予定使用電力算出部は、使用電力検出時から前記目標期間終了時までの目標上限使用電力量を、前記目標期間内の目標上限使用電力量と、目標期間開始時から使用電力検出時までの実績使用電力量の差分として算出し、算出した使用電力検出時から前記目標期間終了時までの目標上限使用電力量を超えないように、前記予定使用電力を算出することを特徴とする。
また本発明は、前記使用電力履歴は、過去に使用された使用電力量および過去の天候に関する天候情報を含み、
前記予測使用電力量算出部は、前記予測使用電力量を、前記使用電力履歴に含まれる使用電力量および天候情報に基づいて算出することを特徴とする。
また本発明は、前記予測使用電力算出部は、予め定める時間帯ごとに予測される使用電力量を算出し、算出した時間帯ごとの使用電力量を積算して、前記予測使用電力量を算出することを特徴とする。
また本発明は、電力消費機器による使用電力を検出する使用電力検出部およびコンピュータを含む電力管理装置に含まれるコンピュータを、
使用電力検出部によって検出された使用電力の使用電力履歴を生成し、該使用電力履歴に基づいて、使用電力検出時から予め定める目標期間終了時までの予測使用電力量を算出する予測使用電力量算出部と、
予測使用電力量算出部によって算出された予測使用電力量と予め定める目標使用電力量とに基づいて、使用電力検出時から目標期間終了までの予定使用電力を算出する予定使用電力算出部と、
使用電力検出部によって検出された使用電力検出時の使用電力と、予定使用電力算出部によって算出された予定使用電力とを比較し、電力検出時の使用電力が予定使用電力を超えているかを判定する使用電力判定部と、
使用電力判定部の判定結果が、使用電力検出時の使用電力が予定使用電力を超えていることを示しているとき、電力消費機器の動作を制限する制御部として機能させるための電力管理プログラムである。
また本発明は、前記電力管理プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、使用電力検出部は、電力消費機器による使用電力を検出する。予測使用電力量算出部は、使用電力検出部によって検出された使用電力の使用電力履歴を生成し、該使用電力履歴に基づいて、使用電力検出時から予め定める目標期間終了時までの予測使用電力量を算出する。予定使用電力算出部は、予測使用電力量算出部によって算出された予測使用電力量と予め定める目標使用電力量とに基づいて、使用電力検出時から目標期間終了までの予定使用電力を算出する。使用電力判定部は、使用電力検出部によって検出された使用電力検出時の使用電力と、予定使用電力算出部によって算出された予定使用電力とを比較し、使用電力検出時の使用電力が予定使用電力を超えているかを判定する。そして、制御部は、使用電力判定部の判定結果が、使用電力検出時の使用電力が予定使用電力を超えていることを示しているとき、電力消費機器の動作を制限する。
したがって、使用電力量を予測し、設定された目標を基に電力消費機器の動作を制御して使用電力量を管理することができる。
また本発明によれば、使用電力検出部は、電力消費機器による使用電力を検出する。予測使用電力量算出部は、使用電力検出部によって検出された使用電力の使用電力履歴を生成し、該使用電力履歴に基づいて、使用電力検出時から予め定める目標期間終了時までの予測使用電力量を算出する。予定使用電力算出部は、予測使用電力量算出部によって算出された予測使用電力量と予め定める目標使用電力量とに基づいて、使用電力検出時から目標期間終了までの予定使用電力を算出する。使用電力判定部は、使用電力検出部によって検出された使用電力検出時の使用電力と、予定使用電力算出部によって算出された予定使用電力とを比較し、使用電力検出時の使用電力が予定使用電力を超えているかを判定する。報知部は、情報を報知する。そして、制御部は、使用電力判定部の判定結果が、使用電力検出時の使用電力が予定使用電力を超えていることを示しているとき、使用電力検出時の使用電力が予定使用電力を超えている旨を報知部に報知させる。
したがって、使用電力量を予測し、設定された目標を基に電力消費機器の動作を制御すべきことを示す情報を報知することができる。
また本発明によれば、使用電力検出部は、電力消費機器による使用電力を検出する。発電電力検出部は、発電設備による発電電力を検出する。予測使用電力量算出部は、使用電力検出部によって検出された使用電力の使用電力履歴を生成し、該使用電力履歴に基づいて、使用電力検出時から予め定める目標期間終了時までの予測使用電力量を算出する。予測発電電力量算出部は、発電電力検出部によって検出された発電電力の発電電力履歴を生成し、該発電電力履歴に基づいて、使用電力検出時から前記予め定める目標期間終了時までの予測発電電力量を算出する。予定使用電力算出部は、予測使用電力量算出部によって算出された予測使用電力量と、予測発電電力量算出部によって算出された予測発電電力量と、予め定める目標使用電力量とに基づいて、使用電力検出時から目標期間終了までの予定使用電力を算出する。使用電力判定部は、使用電力検出部によって検出された使用電力検出時の使用電力と、予定使用電力算出部によって算出された予定使用電力とを比較し、使用電力検出時の使用電力が予定使用電力を超えているかを判定する。そして、制御部は、使用電力判定部の判定結果が、使用電力検出時の使用電力が予定使用電力を超えていることを示しているとき、電力消費機器の動作を制限する。
したがって、発電を行う場合にも、使用電力量を予測し、設定された目標を基に電力消費機器の動作を制御して使用電力量を管理することができる。
また本発明によれば、前記予め定める目標使用電力量は、前記目標期間内の目標上限使用電力量である。そして、前記予定使用電力算出部は、使用電力検出時から前記目標期間終了時までの目標上限使用電力量を、前記目標期間内の目標上限使用電力量と、目標期間開始時から使用電力検出時までの実績使用電力量の差分として算出し、算出した使用電力検出時から前記目標期間終了時までの目標上限使用電力量を超えないように、前記予定使用電力を算出する。したがって、すでに使用した実績使用電力量を加味して、以降の電力使用計画をたてることができる。
また本発明によれば、前記使用電力履歴は、過去に使用された使用電力量および過去の天候に関する天候情報を含む。そして、前記予測使用電力量算出部は、前記予測使用電力量を、前記使用電力履歴に含まれる使用電力量および天候情報に基づいて算出する。したがって、過去の天候に基づいて、電力使用計画をたてることができる。
また本発明によれば、前記予測使用電力算出部は、予め定める時間帯ごとに予測される使用電力量を算出し、算出した時間帯ごとの使用電力量を積算して、前記予測使用電力量を算出する。したがって、より正確に予測使用電力量を算出することができる。
また本発明によれば、電力消費機器による使用電力を検出する使用電力検出部およびコンピュータを含む電力管理装置に含まれるコンピュータを、使用電力検出部によって検出された使用電力の使用電力履歴を生成し、該使用電力履歴に基づいて、使用電力検出時から予め定める目標期間終了時までの予測使用電力量を算出する予測使用電力量算出部と、予測使用電力量算出部によって算出された予測使用電力量と予め定める目標使用電力量とに基づいて、使用電力検出時から目標期間終了までの予定使用電力を算出する予定使用電力算出部と、使用電力検出部によって検出された使用電力検出時の使用電力と予定使用電力算出部によって算出された予定使用電力とを比較し、電力検出時の使用電力が予定使用電力を超えているかを判定する使用電力判定部と、使用電力判定部の判定結果が、使用電力検出時の使用電力が予定使用電力を超えていることを示しているとき、電力消費機器の動作を制限する制御部として機能させるための電力管理プログラムとして提供することができる。
また本発明によれば、前記プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体として提供することができる。
本発明の一実施形態である電力管理装置1の構成を示すブロック図である。 機器管理テーブル41の一例を示す図である。 使用電力量履歴テーブル42の一例を示す図である。 留守期間データベース43の例を示す図である。 発電を行わない場合の電力推移の一例を示すグラフ31である。 主制御部10が実行する電力管理処理の処理手順を示すフローチャートである。 主制御部10が実行する予測標準使用電力計算処理の処理手順を示すフローチャートである。 主制御部10が実行する留守期間設定処理の処理手順を示すフローチャートである。 発電を行う場合の電力推移の一例を示すグラフ32である。 発電を行う場合の電力量の需給関係を説明するための図である。
図1は、本発明の一実施形態である電力管理装置1の構成を示すブロック図である。電力管理装置1は、家庭内に備えられるすべての機器2に接続され、予め定める目標期間、たとえば1か月の期間に、各機器2で使用される合計の電力量を、予め定める目標使用電力量以下とするために、各機器2で使用される電力を制御する。電力は、単位時間における電力の使用量であり、電力量は、ある期間に使用した電力の積算量である。
電力消費機器である機器2は、電力を消費する装置、たとえばテレビジョン装置、ビデオレコーダ装置、冷暖房装置および冷蔵庫などの装置である。電力管理装置1は、主制御部10、記憶部11、機器状態取得部12、機器制御部13、ネットワーク通信部14、音出力部15、表示部16、操作部17、パワーコンディショナ通信部18およびセンサユニット通信部19を含んで構成される。
主制御部10は、たとえば中央処理装置(Central Processing Unit;略称CPU)によって構成される。主制御部10は、記憶部11に記憶されるプログラムを実行することによって、機器状態取得部12、機器制御部13、ネットワーク通信部14、音出力部15、表示部16、操作部17、パワーコンディショナ通信部18およびセンサユニット通信部19を制御する。記憶部11は、たとえば半導体メモリ装置あるいはハードディスク装置などの記憶装置によって構成され、主制御部10によって実行されるプログラム、およびプログラムを実行するために必要な情報を記憶する。記憶部11に記憶される情報は、主制御部10によって書込みおよび読み出しが行われる。主制御部10は、予測使用電力量算出部、予定使用電力算出部、予測発電電力量算出部、使用電力判定部および制御部を構成する。
使用電力検出部である機器状態取得部12は、各機器2から、それぞれの機器2に関する情報を取得し、取得した情報を主制御部10に送る。主制御部10は、機器状態取得部12から受け取った情報の一部の情報を、図2に示す機器管理テーブル41として、記憶部11に記憶する。機器2に関する情報には、機器2の状態、たとえば現在の電力モード、現在の使用電力、および最後に手動操作した日時などの状態に関する情報、および機器2の仕様、たとえば機器名、自動制御可能な範囲、および自動制御可能になるまでの時間などの仕様に関する情報が含まれる。機器制御部13は、主制御部10から機器2ごとに指示される電力モードを、それぞれの機器2に指示する。
図2は、機器管理テーブル41の一例を示す図である。機器管理テーブル41は、記憶部11に記憶されるテーブルであり、主制御部10によって書き込みおよび読み出しが行われる。機器管理テーブル41は、機器2を管理するためのテーブルであり、機器名欄411、現在の電力モード欄412、自動制御可能な範囲欄413、最後に手動操作した日時欄414、および自動制御可能になるまでの時間欄415の項目を含む。
機器名欄411の項目は、各機器2を識別するための識別情報、たとえば機器の名称(以下「機器名」という)を示す項目である。図2に示した機器管理テーブル41には、機器名「機器1」〜「機器N」が示されている。
現在の電力モード欄412の項目は、機器2の現在の電力モードを示す項目である。電力モードには、「通常運転」、「省電力1」〜「省電力4」、および「電源断(以下「OFF」という)」の電力モードがある。「通常運転」は、使用電力を抑えることなく運転を行う通常運転モードである。「省電力1」〜「省電力4」は、使用電力を抑えて運転を行う省電力モードであり、「省電力1」〜「省電力4」までの4段階の省電力モードがある。「省電力1」は、使用を抑える電力が最も小さい省電力1モードである。「省電力2」は、使用を抑える電力が2番目に小さい省電力2モードである。「省電力3」は、使用を抑える電力が3番目に小さい省電力3モードである。「省電力4」は、使用を抑える電力が最も大きい省電力4モードである。すなわち、「省電力1」から「省電力4」に移るほど省電力の段階が高い。「OFF」は、電源を切断し運転を停止しているOFFモードである。
自動制御可能な範囲欄413の項目は、自動制御可能な範囲にある電力モードを示す項目である。自動制御可能とは、電力管理装置1が機器2の電力モードとして機器2に指示して切り換え可能であることをいう。たとえば、自動制御可能な範囲が「通常運転〜OFF」であると、「通常運転」、「省電力1」〜「省電力4」、および「OFF」のうちいずれの電力モードも指示可能であることを示し、自動制御可能な範囲が「省電力1〜省電力4」であると、「省電力1」〜「省電力4」のうちいずれかの電力モードのみ指示可能であり、「通常運転」および「OFF」については指示することができないことを示す。
最後に手動操作した日時欄414の項目は、手動操作によって操作モードが切り換えられた最も直近の日時を示す項目であり、自動制御可能になるまでの時間欄415の項目が示す時間の基準となる日時を示す。自動制御可能になるまでの時間欄415の項目は、最後に手動操作された時点、つまり最後に手動操作した日時欄414に示される日時から、自動制御可能となるまでの時間を示す項目である。
図2に示した機器管理テーブル41には、現在の電力モード欄412、自動制御可能な範囲欄413、最後に手動操作した日時欄414、および自動制御可能になるまでの時間欄415が、機器名「機器1」について、「通常運転」、「通常運転〜OFF」、「2010/3/29 12:02」、および「1時間30分」として示され、機器名「機器2」について、「通常運転」、「通常運転〜省電力2」、「2010/3/29 13:20」、および「0」として示され、機器名「機器3」について、「OFF」、「通常運転〜省電力1」、「2010/3/28 18:50」、および「5分」として示され、機器名「機器4」について、「省電力3」、「省電力1〜省電力4」、「2010/2/18 18:50」、および「15秒」として示され、機器名「機器N」について、「省電力2」、「通常運転〜省電力1」、「2010/3/27 7:00」、および「3日」として示されている。
図1を参照して、機器制御部13は、主制御部10から機器2ごとに指示される電力モードを、それぞれの機器2に指示する。電力管理装置1は、さらに、ネットワーク4を介して天気予報情報提供装置3に接続される。ネットワーク4は、たとえばインターネットなどのネットワークであり、天気予報情報提供装置3は、たとえば天気予報を表す天気予報情報を提供するサーバ装置である。天気予報情報は、晴れ、曇りおよび雨などの天気、最高気温、最低気温、風速、風向、花粉、黄砂などの天候に関する天候情報を含む。天気予報情報は、短期、たとえば1週間、および中期、たとえば1か月について取得可能であり、また、地域、たとえば北海道あるいは沖縄などの地域を指定して取得可能である。また、天気予報情報提供装置3は、過去20年分の実際の天気を表す天気実績情報も提供している。
ネットワーク通信部14は、主制御部10からの指示によって、ネットワーク4を介して天気予報情報提供装置3から天気予報情報および天気実績情報を取得し、取得した天気予報情報および天気実績情報を主制御部10に送る。主制御部10は、ネットワーク通信部14から受け取った天気予報情報および天気実績情報を記憶部11に記憶する。
音出力部15は、たとえばスピーカによって構成され、主制御部10から受け取る音情報を音として出力する。図1に示した例では、音出力部15を設けているが、音を出力する必要がない場合は、音出力部15を設ける必要はない。表示部16は、たとえば液晶モニタによって構成され、主制御部10から受け取る画像情報を表示する。操作部17は、たとえばタッチパネル、操作ボタン、キーボードあるいはマウスなどによって構成される入力装置であり、入力される情報を主制御部10に送る。音出力部15および表示部16は、報知部である。
パワーコンディショナ通信部18は、太陽光発電装置21を制御するパワーコンディショナ22と通信する。太陽光発電装置21は、太陽光を受光して発電する発電装置であり、外部発電装置26は、たとえば風力や波などの自然現象を利用して発電する発電装置である。太陽光発電装置21は、発電した電力を、パワーコンディショナ22を介して分電盤23に供給し、外部発電装置26は、発電した電力を直接分電盤23に供給する。
分電盤23は、電力会社から各家庭に供給される商用電源に接続され、商用電源からの電力、太陽光発電装置21からの電力および外部発電装置26からの電力を各機器2に供給する。また、分電盤23は、太陽光発電装置21からの電力および外部発電装置26からの電力を、電力会社に供給することも可能である。以下、電力会社から電力の供給を受けることを「買電」といい、発電設備、たとえば、太陽光発電装置21および外部発電装置26によって発電した電力を電力会社に供給することを「売電」という。主制御部10は、パワーコンディショナ通信部18を介して、パワーコンディショナ22を制御する。太陽光発電装置21によって発電された電力は、パワーコンディショナ22を介して分電盤23に入る。分電盤23は、売電および買電を制御する。具体的には、太陽光発電装置21からのその時の電力が分電盤23から家庭内に供給される電力よりも大きければ余剰電力を電力量計27を介して売電し、小さければ足りない電力を外部発電装置26からの電力で補う、または電力量計27を介して電力会社からの電力で補う。
電力量計27は、電力会社からの買電の電力量、および電力会社への売電の電力量を計測する。売買電力センサユニット24、外部発電センサユニット25および電力量計27は、物理的に同じ匡体の中に収められていてもよい。
センサユニット通信部19は、売買電力センサユニット24および外部発電センサユニット25に接続される。売買電力センサユニット24は、分電盤23と電力量計27の間に接続され、売買電力を検出し、検出した売買電力の値を、センサユニット通信部19を介して主制御部10に送る。売買電力とは、売電される電力および買電される電力である。外部発電センサユニット25は、外部発電装置26と分電盤23の間に接続され、外部発電装置26で発電される発電量を検出し、検出した発電量を、センサユニット通信部19を介して主制御部10に送る。パワーコンディショナ22は、太陽光発電装置21で発電される発電量を検出し、検出した発電量を、パワーコンディショナ通信部18を介して主制御部10に送る。パワーコンディショナ22および外部発電センサユニット25は、発電電力検出部である。
図3は、使用電力量履歴テーブル42の一例を示す図である。使用電力量履歴テーブル42は、使用電力履歴を記憶するテーブルであり、記憶部11に記憶され、主制御部10によって書き込みおよび読み出しが行われる。使用電力履歴は、管理対象の機器2で過去に使用された使用電力量の履歴であり、過去の天候情報を含む。天候情報は、たとえば天気および気温などの情報を含む。使用電力量履歴テーブル42は、電力管理装置1に接続されるすべての機器2で過去に使用された電力量の合計の履歴を示すテーブルであり、日付欄421、項目欄422、および時間帯欄423の項目を含む。
日付欄421の項目は、電力が使用された年月日および曜日を示す項目である。時間帯欄423の項目は、日付欄421に示される年月日のうちどの時間帯であるかを示す項目である。時間帯には、「0時台」〜「23時台」の24の時間帯がある。この時間帯は、0時から24時までの1日を、1時間ごとに、24に区切った時間帯であり、たとえば「0時台」は、0時から1時までの時間帯を示す。24に区切った時間帯は、予め定める時間帯である。項目欄422の項目は、使用電力量欄424、天気欄425および気温欄426の小項目を含む。使用電力量欄424の小項目は、1つの時間帯で使用された電力量を示す。天気欄425の小項目は、1つの時間帯での天気を示す。1つの時間帯での天気は、たとえば1つの時間帯の中間の時点、たとえば「0時台」であれば0時30分の天気である。気温欄426の小項目は、1つの時間帯での気温を示す。1つの時間帯での気温は、たとえば1つの時間帯の中間の時点の気温である。
図3に示した使用電力量履歴テーブル42には、日付欄421に「2009/1/12 月曜日」と示される年月日および曜日について、時間帯欄423が「0時台」の時間帯で、使用電力量欄424、天気欄425および気温欄426は、それぞれ「0.52kWh」、「雨」、および「2℃」であり、時間帯欄423が「1時台」の時間帯で、使用電力量欄424、天気欄425および気温欄426は、それぞれ「0.74kWh」、「雨」、および「1℃」であり、時間帯欄423が「23時台」の時間帯で、使用電力量欄424、天気欄425および気温欄426は、それぞれ「1.51kWh」、「雪」、および「−2℃」である。また、日付欄421に「2010/4/14 水曜日」と示される年月日および曜日について、時間帯欄423が「0時台」の時間帯で、使用電力量欄424、天気欄425および気温欄426は、それぞれ「0.60kWh」、「晴れ」、および「10℃」であり、時間帯欄423が「1時台」の時間帯で、使用電力量欄424、天気欄425および気温欄426は、それぞれ「0.11kWh」、「晴れ」、および「9℃」であり、時間帯欄423が「23時台」の時間帯で、使用電力量欄424、天気欄425および気温欄426は、それぞれ「1.07kWh」、「曇り」、および「7℃」である。
図4は、留守期間データベース43の例を示す図である。図4(a)は、留守にする予定の留守期間がN件登録された留守期間データベース43aの一例であり、図4(b)は、図4(a)に示した留守期間データベース43aに新たに1件の留守期間が登録された留守期間データベース43bの一例である。留守期間データベース43は、留守期間データベース43aおよび留守期間データベース43bの総称である。
留守期間データベース43は、記憶部11に記憶されるテーブルであり、主制御部10によって書き込みおよび読み出しが行われる。留守期間データベース43は、留守とする期間、つまり留守期間が設定されるデータベースであり、No.欄431、留守開始予定日時欄432および留守終了予定日時欄433の項目を含む。
No.欄431の項目は、留守期間ごとに順次付与される番号を示す項目である。留守開始予定日時欄432の項目は、留守期間が開始する留守開始予定日時を示す項目である。留守終了予定日時欄433の項目は、留守期間が終了する留守終了予定日時を示す項目である。留守開始予定日時および留守終了予定日時は、たとえば主制御部10が表示部16に表示するメニュー画面の中から、ユーザが操作部17によって留守期間を設定するための設定画面を選択し、選択された設定画面で、ユーザが操作部17によって入力した情報である。主制御部10は、操作部17によって留守開始予定日時および留守終了予定日時が入力されると、入力された留守開始予定日時および留守終了予定日時を、それぞれ留守開始予定日時欄432および留守終了予定日時欄433に登録する。主制御部10は、入力された留守開始予定日時および留守終了予定日時を1組にして、番号を付し、留守終了予定日時の時刻順に留守期間データベース43に登録する。
図4(a)に示した留守期間データベース43aには、No.1〜No.NのN件の留守期間が登録されており、留守開始予定日時欄432および留守終了予定日時欄433は、それぞれ、No.1について、「2010/4/10 9:00」および「2010/4/10 20:00」が登録され、No.2について、「2010/4/9 14:00」および「2011/4/10 15:00」が登録され、No.3について、「2010/4/11 15:00」および「2010/4/13 14:00」が登録され、No.Nについて、「2010/4/13 23:30」および「2010/4/14 1:30」が登録されている。図4(b)に示した留守期間データベース43bには、図4(a)に示した留守期間データベース43aに登録されたN件に、No.3に示される留守開始予定日時欄432「2010/4/12 10:00」および留守終了予定日時欄433「2010/4/12 21:00」が追加登録されている。留守終了予定日時の時刻順に留守期間データベース43に登録されるので、図4(a)に示した留守期間データベース43aに登録されたNo.3〜No.Nの留守期間は、図4(b)に示した留守期間データベース43bでは、1つずつずれて、No.4〜No.N+1の留守期間として登録されている。
図5は、発電を行わない場合の電力推移の一例を示すグラフ31である。横軸は時間であり、縦軸は電力である。予め定める目標期間である目標期間Ttは、管理対象であるすべての機器2の使用電力を管理する対象期間であり、目標期間開始日時tsから目標期間終了日時teまでの期間である。実績期間Tjは、目標期間開始日時tsから現在の日時tgまでの期間であり、予定期間Tyは、現在の日時tgから目標期間終了日時teまでの期間である。すなわち、現在の日時tg以前の電力量は実績値であり、現在の日時tg以降の電力量は予想値である。留守期間Taは、留守開始予定日時tasから留守終了予定日時taeまでの期間であり、留守期間データベース43aに登録されている期間である。
グラフ31には、実線で示した使用電力グラフ311、および点線で示した待機電力グラフ312が示されている。使用電力グラフ311は、目標期間開始日時tsから現在の日時tgまでの実績使用電力、および現在の日時tgから目標期間終了日時teまでの予定使用電力を示す。実績使用電力は、管理対象であるすべての機器2で使用された電力を合計した値であり、予定使用電力は、管理対象であるすべての機器2で使用される予定の電力を合計した値である。
予定使用電力PNpは、目標期間上限使用電力量Te0と、使用電力量実績Aeと、予測標準使用電力量Seと、待機電力量Weとに基づいて算出される。予め定める目標使用電力量である目標期間上限使用電力量Te0は、目標期間Ttにおける目標上限使用電力量である。たとえば目標期間Ttが1か月単位である場合、主制御部10は、図3に示した使用電力量履歴テーブル42の使用電力量欄424に示される電力量に基づいて前年同月の使用電力量を算出し、算出した使用電力量を3%削減した電力量を、目標期間上限使用電力量Te0として、記憶部11に記憶する。本実施形態では、主制御部10が前年同月の使用電力量を基にして、目標上限使用電力量を設定したが、ユーザが操作部17によって目標期間上限使用電力量Te0を設定する構成としてもよい。
また、目標期間上限使用電力量を複数段階設定してもよい。たとえば、目標を2段階設定する場合は、前年同月の使用電力量に0.9を乗じた目標をTe01とし、Te01に0.9を乗じた値をTe02とする。そして、2つの目標値を、たとえば「今月の目標 Te01:標準目標、Te02:努力目標」というように表示部16に表示する。最初は、達成が厳しい方の目標Te02を当面の目標とし、Te0=Te02として目標が一つの場合と同じ方法で制御を行う。そして、目標Te02が達成できないと分かった時点で、その旨を表示部16に出力し、新たに目標を次の段階の目標に設定し直す。つまり、Te0=Te01として、予定期間上限使用電力量Teの値を再計算し、目標が一つの場合と同じ方法で制御を行う。
実績使用電力量である使用電力量実績Aeは、実績期間Tjにおける使用電力量の実績である。主制御部10は、機器状態取得部12が管理対象のすべての機器2から取得する実績期間Tjにおける各時点の現在の使用電力を、実績期間Tjについて積算して、積算した使用電力量を使用電力量実績Aeとして、記憶部11に記憶する。
予測使用電力量である予測標準使用電力量Seは、予定期間Tyで使用されると予測される電力量である。主制御部10は、図3に示した使用電力量履歴テーブル42に記憶される使用履歴情報、およびネットワーク通信部14によって、ネットワーク4を介して天気予報情報提供装置3から取得した天気予報情報に基づいて、予定期間Tyにおける使用電力の推移、および予定期間Tyで使用される使用電力量を予測する。予測される使用電力は、予測標準使用電力SNpであり、予測される使用電力量は、予測標準使用電力量Seである。
待機電力量Weは、待機電力Wpを予定期間Tyについて積算した電力量である。主制御部10は、たとえば図3に示される使用電力量履歴テーブル42が示す過去の使用電力履歴の中で、使用電力が一定期間以上連続して所定の閾値以下である期間が存在するとき、それらの期間の閾値のうち最も値が小さい閾値の電力を待機電力Wpとして、記憶部11に記憶する。あるいは、操作部17から待機電力Wpを設定可能としてもよい。以下、待機電力のことを、標準待機電力ともいう。
主制御部10は、まず、式(1)によって予定期間上限使用電力量Teを算出する。予定期間上限使用電力量Teは、予定期間Tyにおける目標上限使用電力量であり、目標期間Ttにおける電力量を目標期間上限使用電力量Te0以下とするために、予定期間Tyで使用可能な最大の電力量である。
Te=Te0−Ae …(1)
すなわち、予定期間上限使用電力量Teは、目標期間上限使用電力量Te0から使用電力量実績Aeを減算した電力量である。
次に、主制御部10は、式(2)によって目標使用電力率αを算出する。
α=(Te−We)/(Se−We) …(2)
すなわち、目標使用電力率αは、予定期間上限使用電力量Teから待機電力量Weを減算した電力量を、予測標準使用電力量Seから待機電力量Weを減算した電力量で除算した値である。待機電力量Weは、固定部分であるので、待機電力量Weを除いて、目標使用電力率αを算出している。
さらに、主制御部10は、式(3)によって予定使用電力PNpを算出する。予定使用電力PNpは、目標期間上限使用電力量Te0を達成するために使用可能な最大の電力を、時間ごとに示す。時間ごととは、単位時間ごとのことであり、単位時間はたとえば1時間である。
PNp=SNp×α+Wp …(3)
ここに、SNpは、予測標準使用電力である。予測標準使用電力SNpは、過去の履歴に基づいて予測された予定期間Tyにおける使用電力を、時間ごとに示す。予定期間Tyにおける使用電力グラフ311は、予定使用電力PNpの推移を示す。
主制御部10は、機器状態取得部12から受け取る現在の使用電力RNpと予定使用電力PNpとを比較し、現在の使用電力RNpが予定使用電力PNpより大きいとき、機器2での使用電力量の合計が予定使用電力PNp以下となるように、各機器2の電力モードを制御する。現在の使用電力RNpは、使用電力検出時の使用電力である。
このとき、電力モードの制御を行うとともに、電力モードの制御を行ったことを通知するための通知メッセージを表示部16に表示、あるいは音出力部15から出力してもよい。あるいは、電力モードの制御を行うことなく、現在の使用電力RNpが予定使用電力PNpを超えていることを警告する警告メッセージを表示部16に表示、あるいは音出力部15から出力してもよい。さらに、電力モードの制御を行っても、現在の使用電力RNpを予定使用電力PNp以下とすることができなかったときは、手動による電源切断等の操作が必要であることをアラームで知らせる警報メッセージを表示部16に表示、あるいは音出力部15から出力してもよい。さらに、目標期間Ttにおける使用電力量の実績が、目標期間上限使用電力量Te0を超えた場合に、目標期間Ttにおける使用電力量の実績が、目標期間上限使用電力量Te0を超えたことをアラームで知らせる警報メッセージを表示部16に表示、あるいは音出力部15から出力してもよい。
目標期間終了までの予定期間上限使用電力量Teは、予め定める時間間隔で、または予め定める時刻に再計算を行ってもよい。予め定める時間間隔は、たとえば1時間間隔であり、予め定める時刻は、たとえば1日のうちの12時および18時である。これらの時間間隔や時刻は、目標期間終了日時に近づくにつれて、時間間隔を短くしてもよいし、時刻を増やしてもよい。あるいは、前回計算した結果との齟齬が大きくなったことを契機として、現在から目標期間終了までの予定期間上限使用電力量Teの再計算をしてもよい。
具体的には、目標開始から現在までの実績期間において、予定期間上限使用電力量Teと使用電力量実績Aeとの差の累積を表す値を累積誤差Geとする。累積誤差Geを求める方法としては、たとえば、累積誤差Geの初期値を0とし、各時間帯終了時点で、その時間帯における予定期間上限使用電力量Teと使用電力量実績Aeの差を、毎回累積誤差Geに加算することによって、現在の累積誤差Geの値を算出することができる。時間帯は、たとえば1時間の時間帯である。累積誤差Geを、現在から目標期間終了までの予定時間で割った値の絶対値が、予め設定された閾値を越えた時に齟齬が大きくなったと判定し、予定期間上限使用電力量Teを再計算する。たとえば、閾値を100ワットとした場合、「|Ge/(現在から目標期間終了までの時間)|>100ワット」となったときに予定期間上限使用電力量Teの再計算を行う。予定期間上限使用電力量Teの再計算を行うごとに、累積誤差Geの値を0にリセットする。
図6は、主制御部10が実行する電力管理処理の処理手順を示すフローチャートである。電力管理処理は、主制御部10が記憶部11に記憶されるプログラムを実行することによって処理される。主制御部10は、予め定める時間が経過したとき、または予め定める時刻になったとき、ステップA1に移る。
ステップA1では、主制御部10は、目標期間Ttの目標期間上限使用電力量Te0と、目標期間開始からの使用電力量実績Aeを記憶部11から読み込む。ステップA2では、主制御部10は、現在から目標期間終了までの予定期間上限使用電力量Teを、式(1)、つまり計算式「Te=Te0−Ae」によって算出する。Te0は、目標期間上限使用電力量であり、Aeは、使用電力量実績である。ステップA3では、主制御部10は、現在から目標期間終了までの予測標準使用電力Seを計算する。予測標準使用電力量Seの計算については、図7で詳述する。
ステップA4では、主制御部10は、標準待機電力Wpを記憶部11から読み込み、現在から目標期間終了までの期間を乗じ、待機電力量Weを計算する。すなわち、標準待機電力Wpを予定期間Tyに亘って積算して、待機電力量Weとする。ステップA5では、主制御部10は、目標使用電力率α=(Te−We)/(Se−We)、および現在の予定使用電力PNp=SNp×α+Wpを計算する。Teは、現在から目標期間終了までの目標上限使用電力、つまり予定期間上限使用電力量であり、Weは、待機電力量であり、Seは、予測標準使用電力量であり、SNpは、予測標準使用電力であり、Wpは、標準待機電力である。
ステップA6では、主制御部10は、機器状態取得部12から、現在の使用電力RNpを取得する。ステップA7では、主制御部10は、現在の使用電力RNpが予定使用電力PNpより大きいか否かを判定する。現在の使用電力RNpが予定使用電力PNpより大きいと、ステップA8に進み、現在の使用電力RNpが予定使用電力PNp以下であると、電力管理処理を終了する。
ステップA8では、主制御部10は、現在の電力モードよりも省電力の電力モードまたはOFFの電力モードへ移行が可能な機器2があるか否かを判定する。具体的には、主制御部10は、図2に示した機器管理テーブル41を参照して、各機器2の現在の動作モード、自動制御可能な範囲、最後に手動操作した日時および自動制御可能になるまでの時間に基づいて、現在の電力モードよりも省電力の電力モードまたはOFFの電力モードへ移行が可能な機器2があるか否かを判定する。現在の電力モードよりも省電力の電力モードまたはOFFの電力モードへ移行が可能な機器2があるとき、ステップA10に進み、現在の電力モードよりも省電力の電力モードまたはOFFの電力モードへ移行が可能な機器2がないとき、ステップA9に進む。
ステップA9では、主制御部10は、現在の使用電力が使用予定電力を越えている旨をアラームで出力して、電力管理処理を終了する。具体的には、主制御部10は、現在の使用電力が使用予定電力を越えている旨を表すアラーム、すなわち現在の使用電力が使用予定電力を越えている旨を、表示部16に表示、音出力部15に出力、または表示部16に表示するとともに音出力部15に出力する。
ステップA10では、主制御部10は、さらに省電力またはOFFの電力モードへの移行が可能な機器2を、一段階高い省電力の電力モードまたはOFFの電力モードに移行して、ステップA6に戻る。このとき、さらに省電力またはOFFの電力モードへの移行が可能な機器2のすべてを、一段階高い省電力の電力モードまたはOFFの電力モードに移行してもよいし、さらに省電力またはOFFの電力モードへの移行が可能な機器2のうちのいずれか1つの機器2を、一段階高い省電力の電力モードまたはOFFの電力モードに移行してもよい。1つの機器2を移行する場合は、主制御部10は、最後に自動制御した日時を機器管理テーブル41に記録しておく。そして、最後に手動操作した日時または最後に自動制御した日時のうち、最も時間が経過している機器2、つまり最も古い日時の機器2を優先して自動制御する。
図7は、主制御部10が実行する予測標準使用電力計算処理の処理手順を示すフローチャートである。図6に示したステップA3が実行されると、ステップB1に移る。
ステップB1では、主制御部10は、t=現在の日時とし、Tend=目標期間終了の日時とする。現在の日時tは、図5に示した現在の日時tgに対応し、目標期間終了の日時Tendは、図5に示した目標期間終了日時teに対応する。ステップB2では、主制御部10は、図4に示した留守期間データベース43から、留守期間終了日時がtより後、かつ留守期間開始日時がTend以前の留守期間のデータをすべて選択し、留守期間一時データベースにコピーする。コピーとは、留守期間データベース43から読み出して、留守期間一時データベースに記憶することである。留守期間一時データベースも、留守期間データベース43と同様に、記憶部11に記憶されるデータベースである。留守期間開始日時は、図4に示される留守開始予定日時欄432の留守開始予定日時のことであり、留守期間終了日時は、図4に示される留守終了予定日時欄433留守終了予定日時のことである。
ステップB3では、主制御部10は、tnext=「tより後の区切り時刻」とする。区切り時刻は、図3に示した使用電力量履歴テーブル42の時間帯欄423に示される時間帯の区切りとなる時刻に対応する時刻であり、たとえば1時間ごとに区切る場合、「0時」、「1時」・・・「23時」の時刻である。ステップB4では、主制御部10は、tnextがTendより大きいか否かを判定する。tnextがTend以下であるとき、つまりtnextが目標期間終了の日時Tendを過ぎていないとき、ステップB4に進む。tnextがTendより大きいとき、つまりtnextが目標期間終了の日時Tendを過ぎているとき、区切り時刻ごとに計算した予定使用電力量を加算し、加算した電力量を予測標準使用電力量Seとして、予測標準使用電力計算処理を終了する。
ステップB5では、主制御部10は、abs=「tからTnextの間の留守の時間」、「tからTnextまでの予定使用電力量」=「在宅時の予定使用電力量」×(Tnext−t−abs)/(Tnext−t)+「留守時の予定使用電力量」×abs/(Tnext−t)とする。ステップB6では、主制御部10は、t=Tnextとして、ステップB3に戻る
在宅時の予定使用電力量は、過去の在宅時の同じ時間帯で、同じ天気の日の電力使用量の平均値Zw、過去の在宅時の同じ時間帯で、気温の差が1℃以内の気温の日の電力使用量の平均値Zt、および過去の在宅時の同じ時間帯で、同じ曜日の電力使用量の平均値Zdを加重平均して、式(4)によって算出する。
在宅時の予定使用電力量=Zw×βw+Zt×βt+Zd×βd …(4)
ここに、βw,βt,βdは、0≦βw≦1、0≦βt≦1、0≦βd≦1、およびβw+βt+βd=1を満たす重みであり、たとえばβw=0.3,βt=0.3,βd=0.4である。
留守時の予定使用電力量は、過去の留守時の同じ時間帯で、同じ天気の日の電力使用量の平均値Rw、過去の留守時の同じ時間帯で、気温の差が1℃以内の気温の日の電力使用量の平均値Rt、および過去の留守時の同じ時間帯で、同じ曜日の電力使用量の平均値Rdを加重平均して、式(5)によって算出する。
留守時の予定使用電力量=Rw×βw+Rt×βt+Rd×βd …(5)
図8は、主制御部10が実行する留守期間設定処理の処理手順を示すフローチャートである。留守期間設定処理は、主制御部10が記憶部11に記憶されるプログラムを実行することによって処理される。留守期間設定処理は、図4に示した留守期間データベース43を設定する処理であり、たとえば主制御部10が表示部16に表示するメニュー画面の中から、ユーザが操作部17によって留守期間を設定するための設定画面を選択したときに、ステップC1に移る。
ステップC1では、主制御部10は、AbsBegin=留守開始予定日時、およびAbsEnd=留守終了予定日時を入力する。すなわち、ユーザが操作部17によって、留守開始予定日時および留守終了予定日時を入力すると、主制御部10は、入力された留守開始予定日時をAbsBeginとし、入力された留守終了予定日時をAbsEndとする。
ステップC2では、主制御部10は、k=1とする。つまり変数kに1を代入する。ステップC3では、主制御部10は、k番目のデータがあるか否かを判定する。留守期間データベース43のNo.欄431が「k」の留守開始予定日時欄432および留守終了予定日時欄433に、留守開始予定日時および留守終了予定日時が登録されているとき、k番目のデータがあると判定し、ステップC4に進む。留守期間データベース43のNo.欄431が「k」の留守開始予定日時欄432および留守終了予定日時欄433に、留守開始予定日時および留守終了予定日時が登録されていないとき、k番目のデータがないと判定し、ステップC5に進む。
ステップC4では、主制御部10は、AbsEndがk番目の留守終了予定日時より小さいか否かを判定する。AbsEndがk番目の留守終了予定日時より小さいとき、つまりtnextが、留守期間データベース43のNo.欄431「k」の留守終了予定日時欄433の留守終了予定日時を過ぎていないとき、ステップC6に進む。AbsEndがk番目の留守終了予定日時以上とき、つまりtnextが、留守期間データベース43のNo.欄431「k」の留守終了予定日時欄433の留守終了予定日時と同じか、過ぎているとき、ステップC5に進む。
ステップC5では、主制御部10は、留守期間データベース43のk番目のNo.欄431の留守開始予定日時欄432および留守終了予定日時欄433に、今回操作部17によって入力された留守期間のデータ、すなわち留守開始予定日時および留守終了予定日時であるAbsBeginおよびAbsEndを挿入して、留守期間設定処理を終了する。そのとき、挿入前にk番目に登録されていた留守期間のデータを(k+1)番目の留守期間のデータとして登録し、以降1つずつずらして、挿入前にN番目に登録されていた留守期間のデータを(N+1)番目の留守期間のデータとして登録する。ステップC6では、主制御部10は、k=k+1として、ステップC3に戻る。すなわち、変数kに1を加算して、新たな変数kとして、ステップC3に戻る。
図9は、発電を行う場合の電力推移の一例を示すグラフ32である。横軸は時間であり、縦軸は電力である。グラフ32は、図5に示したグラフ31に、一点鎖線で示す発電電力グラフ323を追加したグラフである。
発電電力グラフ323は、目標期間開始日時tsから現在の日時tgまでの実績発電電力、および現在の日時tgから目標期間終了日時teまでの予定発電電力を示す。実績発電電力は、太陽光発電装置21および外部発電装置26で発電された電力を合計した値であり、予定発電電力は、太陽光発電装置21および外部発電装置26で発電される予定の電力を合計した値である。図1に示した電力管理装置1では、発電設備の例示として、太陽光発電装置21および外部発電装置26を示しているが、他の発電装置もある場合は、それらの発電装置によって発電された電力も加算する。図9に示したグラフ32では、右下がりの斜線部324は、売電電力量であり、左下がりの斜線部325は、買電電力量である。
図10は、発電を行う場合の電力量の需給関係を説明するための図である。図10(a)は、電力量の基本的な需給関係を示す。上段が供給側の電力量であり、下段が需要側の電力量である。供給側の電力量は、発電量511と買電量512との合計値であり、需要側の電力量は、売電量513と使用電力量514との合計値であり、それぞれの合計値は等しい。買電量512は、電力会社から供給された電力量であり、売電量513は、電力会社に供給した電力量である。
図10(b)は、図10(a)に示した需給関係を実績分と予定分とに分けたものである。図10(a)と同様に、上段が供給側の電力量であり、下段が需要側の電力量である。
供給側の発電量は、すでに発電した発電量である発電量実績521と、すでに買電した電力量である買電量実績522と、これから発電する予定の発電量である予想発電量523と、これから買電する予定の予想買電量524とからなる。需要側の電力量は、すでに売電した電力量である売電量実績525と、すでに使用した電力量である使用電力量実績526と、これから売電する予定の電力量である予想売電量527と、これから使用する予定の電力量である予定使用電力量528とからなる。発電量実績521と買電量実績522との合計値は、売電量実績525と使用電力量実績526との合計値に一致し、予想発電量523と予想買電量524との合計値は、予想売電量527と予定使用電力量528との合計値に一致する。したがって、供給側の発電量は、需要側の電力量に一致する。
発電を行う場合、予定使用電力PNpは、目標期間売買電力量差目標値TDe0と、売電量実績ADseと、買電量実績ADbeと、予想発電量HDeと、予測標準使用電力量Seと、待機電力量Weとに基づいて算出される。
目標期間売買電力量差目標値TDe0は、目標期間Ttにおける売電量から目標期間Ttにおける買電量を減算した電力量の目標値である。目標期間売買電力量差目標値TDe0は、たとえば操作部17によって予め記憶部11に設定する構成としてもよいし、主制御部10が、前年同月の売電量実績から前年同月の買電量実績を減算した電力量を、目標期間売買電力量差目標値TDe0として記憶部11に設定する構成としてもよい。
また、売電量および買電量の値を目標にしてもよい。たとえば、売電量が予め設定された目標下限売電量よりも小さくならないように、かつ、買電量が予め設定された目標上限買電量を越えないように、現時点での予定期間上限使用電力量Teを計算し、それに基づいて機器制御や、報知を行ってもよい。
また、目標を複数種類設定してもよい。たとえば、複数種類設定する場合は、使用電力量、売電量および買電量のうちのいずれかの複数の目標について、それぞれの予定を作成する。複数の予定が作成されるが、より厳しい条件の目標を達成することができるように、機器制御を行う。たとえば、使用電力量および売電量の2種類の目標値を設定する場合、それぞれ別々に目標期間終了までの予定を作成し、現時点での予定使用電力量および予想売電量を算出する。予想売電量から現時点での第2の予定使用電力量を計算する。予定使用電力量と、第2の予定使用電力量のうち、厳しい条件の方、つまり値が低い方を達成することができるように、各機器制御を行う。
売電量実績ADseは、図10(b)に示した売電量実績525に対応し、買電量実績ADbeは、図10(b)に示した買電量実績522に対応し、予想発電量HDeは、図10(b)に示した予想発電量523に対応する。予想発電量HDeは、予定期間Tyで発電されると予測される電力量であり、発電電力履歴に基づいて計算される。発電電力履歴は、発電設備で過去に発電された発電電力量の履歴であり、使用電力履歴と同様に記憶部11に記憶される。具体的には、記憶部11は、発電電力履歴を、図3に示した使用電力量履歴テーブル42の使用電力量欄424を、発電電力量欄に置き換えた発電電力量履歴テーブルとして記憶する。
主制御部10は、まず、式(6)によって予定期間目標上限使用電力量TDeを算出する。予定期間目標上限使用電力量TDeは、予定期間Tyにおける目標上限使用電力量であり、目標期間Ttにおける使用電力量を目標期間売買電力量差目標値TDe0以下とするために、予定期間Tyで使用可能な最大の電力量である。
TDe=TDe0−(ADse−ADbe) …(6)
すなわち、予定期間目標上限使用電力量TDeは、目標期間売買電力量差目標値TDe0から、売電量実績ADseから買電量実績ADbeを減算した差分を減算した電力量である。
主制御部10は、記憶部11に記憶される発電電力量履歴テーブルに記憶される発電電力履歴、およびネットワーク通信部14によって、ネットワーク4を介して天気予報情報提供装置3から取得された天気予報情報に基づいて、予定期間Tyにおける発電電力の推移、および予定期間Tyで発電される発電電力量を予測する。具体的には、図7に示した予測標準使用電力計算処理と同様に、区切り時刻ごとに予測発電電力量を算出する。ただし、発電は、留守であるか否かは影響しないので、留守期間がない、つまりabs=0として算出する。予測される発電電力は、予想発電電力であり、予測される発電電力量は、予想発電量HDeである。図9に示した発電電力グラフ323のうち、予定期間Tyにおける発電電力グラフ323は、予想発電電力の推移を示す。予想発電量HDeは、予測発電電力量である。
予定使用電力量YDeは、式(7)によって算出される。予定使用電力量YDeは、図10(b)に示した予定使用電力量528に対応する。
YDe=HDe−TDe …(7)
TDeは、式(6)によって算出された目標期間売買電力量差目標値である。予測標準使用電力量Seは、発電を行わない場合と同様に算出されるので、重複を避けるために説明は省略する。
主制御部10は、次に、式(8)によって目標使用電力率αを算出する。
α=(YDe−We)/(Se−We) …(8)
すなわち、目標使用電力率αは、予定使用電力量YDeから待機電力量Weを減算した電力量を、予測標準使用電力量Seから待機電力量Weを減算した電力量で除算した値である。待機電力量Weは、固定部分であるので、待機電力量Weを除いて、目標使用電力率αを算出している。そして、主制御部10は、上述した式(3)によって予定使用電力PNpを算出する。
主制御部10は、機器状態取得部12から受け取る現在の使用電力RNpと予定使用電力PNpとを比較し、現在の使用電力RNpが予定使用電力PNpより大きいとき、機器2での使用電力量の合計が予定使用電力PNp以下となるように、各機器2の電力モードを制御する。電力モードの制御は、発電を行わない場合と同様に制御されるので、重複を避けるために説明は省略する。
主制御部10は、目標期間終了までの、売電量および買電量についても予測することができる。具体的には、過去の売電量実績とそのときの条件、たとえば季節、曜日および天候等の条件によって、目標期間終了までの発電量と使用電力量とを予測することができるので、主制御部10は、時間帯ごとに、「X=発電電力量−使用電力量」を計算し、X≧0の場合は、その時間帯について、売電量=X、および買電量=0と予測し、X<0の場合は、その時間帯について、買電量=−X、売電量=0と予測する。
上述した実施形態では、電力および電力量に基づいて、機器2の電力モードの制御を行ったが、電力料金に基づいて、機器2の電力モードの制御を行ってもよい。電力料金は、電力量に基づいて算出可能であり、電力料金は、電力量の関数として規定し、電力料金に基づいて、機器2の電力モードの制御を行う。あるいは、電力量を、電力を使用することによって算出される二酸化炭素量に換算して、機器2の電力モードの制御を行ってもよい。
電力管理装置1は、中期、たとえば1か月の天気予報を利用して、翌月の電気料金の目標に対して電力使用計画を立てることができる。また、短期、たとえば1週間の天気予報を利用して、翌月の電気料金の目標に対して電力使用計画を立てることができる。短期、たとえば1週間の天気予報を利用すると、目標期間が終了に近づくにつれて、中期の場合に比べて、より正確な予測が可能になる。また、長期、たとえば過去20年間の天気の情報を利用することによって、1年を通しての発電量の傾向を電力使用計画に反映することができ、発電システム設備の投資に対する回収の計画を立てることができる。
また、地域別の天気情報を収集して蓄積し、蓄積した天気情報を利用することによって、太陽光発電や風力発電等による発電量をより正確に予測することが可能になる。したがって、太陽光発電や風力発電等を新規に設置した場合の利害得失をより正確に判断することができる。
また、使用電力を極力抑えるという方針ではなく、電力量に関して目標設定を行って制御することによって、留守時に防犯等で電力を使用する場合も、計画的に電力を使うことが可能である。
上述した実施形態では、主制御部10によって実行されるプログラムは、記憶部11に記憶されているが、プログラムが記憶されるのは、記憶部11などの記憶装置に限定されるものではなく、主制御部10などのコンピュータで読取り可能な記録媒体に記録しておき、実行時に、この記録媒体から読み出して記憶部11に記憶させる構成であってもよい。記録媒体は、たとえば図示しない外部記憶装置としてプログラム読取装置を設け、そこに記録媒体を挿入することによって読取り可能な記録媒体であってもよいし、あるいは他の装置の記憶装置であってもよい。
いずれの記録媒体であっても、記憶されているプログラムがコンピュータからアクセスされて実行される構成であればよい。あるいはいずれの記録媒体であっても、プログラムが読み出され、読み出されたプログラムが、記憶部11に記憶されて、そのプログラムが実行される構成であればよい。さらに通信ネットワークを介して他の装置からダウンロードされて記憶部11に記憶させてもよい。ダウンロード用のプログラムは、予め記憶部11に記憶しておくか、あるいは別な記録媒体から記憶部11にインストールしておく。
本体と分離可能に構成される記録媒体は、たとえば磁気テープ/カセットテープなどのテープ系の記録媒体、フレキシブルディスク/ハードディスクなどの磁気ディスクもしくはCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)/MO(Magneto Optical disk)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disk)などの光ディスクのディスク系の記録媒体、IC(Integrated Circuit)カード(メモリカードを含む)/光カードなどのカード系の記録媒体、またはマスクROM/EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)/EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only
Memory)/フラッシュROMなどの半導体メモリを含む固定的にプログラムを担持する記録媒体であってもよい。したがって、本発明は、主制御部10などのコンピュータを電力管理装置1の各部、具体的には、予測使用電力量算出部、予定使用電力算出部、予測発電電力量算出部、使用電力判定部および制御部として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として提供することができる。
このように、機器状態取得部12は、機器2による使用電力を検出する。予測使用電力量算出部である主制御部10は、機器状態取得部12によって検出された使用電力の使用電力履歴を生成し、該使用電力履歴に基づいて、使用電力検出時から目標期間終了時までの予測標準使用電力量Seを算出する。予定使用電力算出部である主制御部10は、予測使用電力量算出部である主制御部10によって算出された予測標準使用電力量Seと、予め定める目標使用電力量、つまり目標期間上限使用電力量Te0とに基づいて、使用電力検出時から目標期間終了までの予定使用電力PNpを算出する。使用電力判定部である主制御部10は、機器状態取得部12によって検出された使用電力検出時の使用電力、つまり現在の使用電力RNpと、予定使用電力算出部によって算出された予定使用電力PNpとを比較し、現在の使用電力RNpが予定使用電力PNpを超えているかを判定する。そして、制御部である主制御部10は、使用電力判定部の判定結果が、現在の使用電力RNpが予定使用電力PNpを超えていることを示しているとき、機器2の動作を制限する。
したがって、使用電力量を予測し、設定された目標を基に機器2の動作を制御して使用電力量を管理することができる。
さらに、機器状態取得部12は、機器2による使用電力を検出する。予測使用電力量算出部である主制御部10は、機器状態取得部12によって検出された使用電力の使用電力履歴を生成し、該使用電力履歴に基づいて、使用電力検出時から目標期間終了時までの予測標準使用電力量Seを算出する。予定使用電力算出部である主制御部10は、予測使用電力量算出部である主制御部10によって算出された予測標準使用電力量Seと、予め定める目標使用電力量、つまり目標期間上限使用電力量Te0とに基づいて、使用電力検出時から目標期間終了までの予定使用電力PNpを算出する。使用電力判定部である主制御部10は、機器状態取得部12によって検出された使用電力検出時の使用電力、つまり現在の使用電力RNpと、予定使用電力算出部によって算出された予定使用電力PNpとを比較し、現在の使用電力RNpが予定使用電力PNpを超えているかを判定する。音出力部15および表示部16は、情報を報知する。そして、制御部である主制御部10は、使用電力判定部の判定結果が、現在の使用電力RNpが予定使用電力PNpを超えていることを示しているとき、現在の使用電力RNpが予定使用電力PNpを超えている旨を音出力部15および表示部16に報知させる。
したがって、使用電力量を予測し、設定された目標を基に機器2の動作を制御すべきことを示す情報を報知することができる。
さらに、機器状態取得部12は、機器2による使用電力を検出する。パワーコンディショナ22および外部発電センサユニット25は、発電設備、たとえば太陽光発電装置21および外部発電装置26による発電電力を検出する。予測使用電力量算出部である主制御部10は、機器状態取得部12によって検出された使用電力の使用電力履歴を生成し、該使用電力履歴に基づいて、使用電力検出時から目標期間終了時までの予測標準使用電力量Seを算出する。予測発電電力量算出部である主制御部10は、パワーコンディショナ22および外部発電センサユニット25によって検出された発電電力の発電電力履歴を生成し、該発電電力履歴に基づいて、使用電力検出時から目標期間終了時までの予想発電量HDeを算出する。予定使用電力算出部である主制御部10は、予測使用電力量算出部である主制御部10によって算出された予測標準使用電力量Seと、予測発電電力量算出部である主制御部10によって算出された予想発電量HDeと、予め定める目標使用電力量、つまり目標期間上限使用電力量Te0とに基づいて、使用電力検出時から目標期間終了までの予定使用電力PNpを算出する。使用電力判定部である主制御部10は、機器状態取得部12によって検出された使用電力検出時の使用電力、つまり現在の使用電力RNpと、予定使用電力算出部によって算出された予定使用電力PNpとを比較し、現在の使用電力RNpが予定使用電力PNpを超えているかを判定する。そして、制御部である主制御部10は、使用電力判定部の判定結果が、現在の使用電力RNpが予定使用電力PNpを超えていることを示しているとき、機器2の動作を制限する。
したがって、発電を行う場合にも、使用電力量を予測し、設定された目標を基に機器2の動作を制御して使用電力量を管理することができる。
さらに、前記予め定める目標使用電力量は、前記目標期間内の目標上限使用電力量、つまり目標期間上限使用電力量Te0である。そして、前記予定使用電力算出部である主制御部10は、使用電力検出時から前記目標期間終了時までの目標上限使用電力量、つまり予定期間上限使用電力量Teを、前記目標期間内の目標上限使用電力量と、目標期間開始時から使用電力検出時までの使用電力量実績Aeの差分として算出し、算出した使用電力検出時から前記目標期間終了時までの目標上限使用電力量を超えないように、予定使用電力PNpを算出する。したがって、すでに使用した使用電力量実績Aeを加味して、以降の電力使用計画をたてることができる。
さらに、前記使用電力履歴は、過去に使用された使用電力量および過去の天候に関する天候情報を含む。そして、前記予測使用電力量算出部である主制御部10は、予測標準使用電力量Seを、前記使用電力履歴に含まれる使用電力量および天候情報に基づいて算出する。したがって、過去の天候に基づいて、電力使用計画をたてることができる。
さらに、前記予測使用電力算出部である主制御部10は、24に区切った時間帯ごとに予測される使用電力量を算出し、算出した時間帯ごとの使用電力量を積算して、予測標準使用電力量Seを算出する。したがって、より正確に予測標準使用電力量Seを算出することができる。
さらに、機器2による使用電力を検出する機器状態取得部12およびコンピュータである主制御部10を含む電力管理装置に含まれるコンピュータである主制御部10を、機器状態取得部12によって検出された使用電力の使用電力履歴を生成し、該使用電力履歴に基づいて、使用電力検出時から目標期間終了時までの予測標準使用電力量Seを算出する予測使用電力量算出部と、予測使用電力量算出部である主制御部10によって算出された予測標準使用電力量Seと、予め定める目標使用電力量、つまり目標期間上限使用電力量Te0とに基づいて、使用電力検出時から目標期間終了までの予定使用電力PNpを算出する予定使用電力算出部と、機器状態取得部12によって検出された使用電力検出時の使用電力、つまり現在の使用電力RNpと、予定使用電力算出部によって算出された予定使用電力PNpとを比較し、電力検出時の使用電力が予定使用電力PNpを超えているかを判定する使用電力判定部と、使用電力判定部の判定結果が、現在の使用電力RNpが予定使用電力PNpを超えていることを示しているとき、機器2の動作を制限する制御部として機能させるための電力管理プログラムとして提供することができる。
さらに、前記プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体として提供することができる。
1 電力管理装置
2 機器
3 天気予報情報提供装置
4 ネットワーク
10 主制御部
11 記憶部
12 機器状態取得部
13 機器制御部
14 ネットワーク通信部
15 音出力部
16 表示部
17 操作部
18 パワーコンディショナ通信部
19 センサユニット通信部
21 太陽光発電装置
22 パワーコンディショナ
23 分電盤
24 売買電力センサユニット
25 外部発電センサユニット
26 外部発電装置
27 電力量計

Claims (8)

  1. 電力消費機器による使用電力を検出する使用電力検出部と、
    使用電力検出部によって検出された使用電力の使用電力履歴を生成し、該使用電力履歴に基づいて、使用電力検出時から予め定める目標期間終了時までの予測使用電力量を算出する予測使用電力量算出部と、
    予測使用電力量算出部によって算出された予測使用電力量と予め定める目標使用電力量とに基づいて、使用電力検出時から目標期間終了までの予定使用電力を算出する予定使用電力算出部と、
    使用電力検出部によって検出された使用電力検出時の使用電力と、予定使用電力算出部によって算出された予定使用電力とを比較し、使用電力検出時の使用電力が予定使用電力を超えているかを判定する使用電力判定部と、
    使用電力判定部の判定結果が、使用電力検出時の使用電力が予定使用電力を超えていることを示しているとき、電力消費機器の動作を制限する制御部とを含むことを特徴とする電力管理装置。
  2. 電力消費機器による使用電力を検出する使用電力検出部と、
    使用電力検出部によって検出された使用電力の使用電力履歴を生成し、該使用電力履歴に基づいて、使用電力検出時から予め定める目標期間終了時までの予測使用電力量を算出する予測使用電力量算出部と、
    予測使用電力量算出部によって算出された予測使用電力量と予め定める目標使用電力量とに基づいて、使用電力検出時から目標期間終了までの予定使用電力を算出する予定使用電力算出部と、
    使用電力検出部によって検出された使用電力検出時の使用電力と、予定使用電力算出部によって算出された予定使用電力とを比較し、使用電力検出時の使用電力が予定使用電力を超えているかを判定する使用電力判定部と、
    情報を報知する報知部と、
    使用電力判定部の判定結果が、使用電力検出時の使用電力が予定使用電力を超えていることを示しているとき、使用電力検出時の使用電力が予定使用電力を超えている旨を報知部に報知させる制御部とを含むことを特徴とする電力管理装置。
  3. 電力消費機器による使用電力を検出する使用電力検出部と、
    発電設備による発電電力を検出する発電電力検出部と、
    使用電力検出部によって検出された使用電力の使用電力履歴を生成し、該使用電力履歴に基づいて、使用電力検出時から予め定める目標期間終了時までの予測使用電力量を算出する予測使用電力量算出部と、
    発電電力検出部によって検出された発電電力の発電電力履歴を生成し、該発電電力履歴に基づいて、使用電力検出時から前記予め定める目標期間終了時までの予測発電電力量を算出する予測発電電力量算出部と、
    予測使用電力量算出部によって算出された予測使用電力量と、予測発電電力量算出部によって算出された予測発電電力量と、予め定める目標使用電力量とに基づいて、使用電力検出時から目標期間終了までの予定使用電力を算出する予定使用電力算出部と、
    使用電力検出部によって検出された使用電力検出時の使用電力と、予定使用電力算出部によって算出された予定使用電力とを比較し、使用電力検出時の使用電力が予定使用電力を超えているかを判定する使用電力判定部と、
    使用電力判定部の判定結果が、使用電力検出時の使用電力が予定使用電力を超えていることを示しているとき、電力消費機器の動作を制限する制御部とを含むことを特徴とする電力管理装置。
  4. 前記予め定める目標使用電力量は、前記目標期間内の目標上限使用電力量であり、
    前記予定使用電力算出部は、使用電力検出時から前記目標期間終了時までの目標上限使用電力量を、前記目標期間内の目標上限使用電力量と、目標期間開始時から使用電力検出時までの実績使用電力量の差分として算出し、算出した使用電力検出時から前記目標期間終了時までの目標上限使用電力量を超えないように、前記予定使用電力を算出することを特徴とする請求項1または2に記載の電力管理装置。
  5. 前記使用電力履歴は、過去に使用された使用電力量および過去の天候に関する天候情報を含み、
    前記予測使用電力量算出部は、前記予測使用電力量を、前記使用電力履歴に含まれる使用電力量および天候情報に基づいて算出することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の電力管理装置。
  6. 前記予測使用電力算出部は、予め定める時間帯ごとに予測される使用電力量を算出し、算出した時間帯ごとの使用電力量を積算して、前記予測使用電力量を算出することを特徴とする請求項5に記載の電力管理装置。
  7. 電力消費機器による使用電力を検出する使用電力検出部およびコンピュータを含む電力管理装置に含まれるコンピュータを、
    使用電力検出部によって検出された使用電力の使用電力履歴を生成し、該使用電力履歴に基づいて、使用電力検出時から予め定める目標期間終了時までの予測使用電力量を算出する予測使用電力量算出部と、
    予測使用電力量算出部によって算出された予測使用電力量と予め定める目標使用電力量とに基づいて、使用電力検出時から目標期間終了までの予定使用電力を算出する予定使用電力算出部と、
    使用電力検出部によって検出された使用電力検出時の使用電力と、予定使用電力算出部によって算出された予定使用電力とを比較し、電力検出時の使用電力が予定使用電力を超えているかを判定する使用電力判定部と、
    使用電力判定部の判定結果が、使用電力検出時の使用電力が予定使用電力を超えていることを示しているとき、電力消費機器の動作を制限する制御部として機能させるための電力管理プログラム。
  8. 請求項7に記載の電力管理プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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