JP2012018204A - 撮像装置及び携帯電子機器 - Google Patents

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耕一朗 松岡
Taizo Ono
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Abstract

【課題】撮像装置の輸送中において、外部から撮像装置の内部への異物の侵入を防止でき、かつ撮像装置の内部からの異物を除去することができる高解像度の撮像装置及び携帯電子機器を提供する。
【解決手段】撮像装置は、被写体の光学像を撮像素子1に集光させるレンズ3、レンズ3を収容し、被写体側の天面4aの中央部に透光孔4dを有するレンズホルダ4、レンズホルダ4と係合するアウタホルダ5及びレンズホルダ4の天面4aを露出させる開口部6aを有し、かつ、レンズホルダ4及びアウタホルダ5を包囲するカバー6とを備え、カバー6の天面6bに貼着させるための接着層20を有するとともにカバー6の開口部6aを塞ぐフイルムシート21をカバー6の天面6bに設け、フイルムシート21は、接着層20がレンズホルダ4の天面4aと隙間hを設けて対向して配置され、かつ携帯電子機器に組み込む際に取り外すものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、1枚又は複数枚のレンズから入射した被写体の光学像を画像信号として検出する撮像素子などを備えている撮像装置及びこの撮像装置を備えたデジタルスチルカメラやカメラ機能付の携帯電話機のような携帯電子機器に関する。
近年、携帯電話等に用いる撮像装置は、小型化や高解像度化が要望されている。
小型化の要望に対しては、デジタルスチルカメラやカメラ機能付の携帯電話機のような携帯電子機器に備えられる撮像装置においては、フォーカシングやズーミングのため、レンズ鏡筒を移動させる機能が備えられている。そして、レンズ鏡筒を移動させるための手段として、形状記憶合金を使用することで、省スペース化を図った撮像装置が各種提案されている。
例えば特許文献1には、撮像レンズを効率よく移動でき、携帯端末に内蔵するのに好適なレンズ鏡胴及びこのレンズ鏡胴を備えた撮像装置が記載されている。
このレンズ鏡胴は、図13に示すように、撮像素子101を実装した基板102が筒状の地板(カバー)103の下面に固定され、被写体の光学像を撮像素子101に結像させる撮像レンズ104を保持する第1鏡枠(レンズホルダ)105とこの第1鏡枠105の外側に嵌める第2鏡枠(アウタホルダ)106とが地板103内に収納され、紐状に形成された形状記憶合金107が撮像レンズ104の光路Oを横切るように配置されている。
そして、このレンズ鏡筒は、通電によって形状記憶合金107を収縮させることで、第2鏡枠106を被写体側に移動するようにされている。したがって、このレンズ鏡筒は、形状記憶合金107が第2鏡枠106を効率よく移動させることにより、小型・薄型の携帯端末に好適に内蔵することができる。
なお、第1鏡枠105と第2鏡枠106とは、螺合され、第1鏡枠105を回転させることで、撮像レンズ104が光軸の方向に移動し、撮像素子101に対してピント調整することができるようにされている。
また、高解像度化の要望に対しては、例えば特許文献2には、ゴミが筐体内に進入して、画質低下することを抑制するために、図14に示すように、所定面200aを有し内部を密閉可能とするケース部材(カバー)200において、所定面200aの中央部に光通過用の第1円形領域200bが設けられ、所定面200aに、第1円形領域200bよりも直径が小さい光通過用の第2円形領域201bを中央部に設けた両面粘着性の遮光シート201が、第1円形領域200bに対して第2円形領域201bが同心円状に位置するように貼り合わされ、遮光シート201上に透明な防塵フィルム202が貼り合わされている撮像装置が提案されている。
特開2007−078954号公報 特開2009−105771号公報
特許文献1に記載されたレンズ鏡筒を製造するには、第1鏡枠105を保持して回転させるペンチの様な回転工具が使用される。しかし、レンズ鏡筒が非常に小型化されている上に、第1鏡枠105が地板103の表面よりも奥まった位置に収納されていることから、前記工具を第1鏡枠105に当てて鏡枠の位置を調整しにくいだけでなく、前記回転工具が撮像レンズ104、第1鏡枠105、蓋部材108の開口部108aなどに当たってしまい、撮像レンズ104、第1鏡枠105、蓋部材108の開口部108aなどを傷付けることがあり、その傷から異物が発生するという問題があった。
特許文献2に記載された撮像装置において、カバー200に取り付けられた防塵フィルム202では、輸送時に内部から発生した異物が一部付着したり、その表面が損傷又は変形したりして、撮影した際に解像度が劣化するという問題があった。また、輸送時に内部から発生した異物および予めカバー内部に残存した異物がレンズ表面、撮像素子又は赤外カットフィルター面に付着したりして、撮影した際に画像劣化するという問題があった。
本発明は、上記従来の問題を解決するもので、撮像装置の輸送中において、外部から撮像装置の内部への異物の侵入を防止でき、かつ撮像装置の内部からの異物を除去することができる高解像度の撮像装置及び携帯電子機器を提供する。
請求項1に係る撮像装置は、被写体の光学像を撮像素子に集光させるレンズと、該レンズを収容し、かつ、被写体側の天面の中央部に透光孔を有するキャップ状のレンズホルダと、そのレンズホルダと係合するアウタホルダと、前記レンズホルダの前記天面を露出させる開口部を有し、かつ、前記レンズホルダ及び前記アウタホルダを包囲するカバーとが備えられた撮像装置であって、前記カバーの天面に貼着させるための接着層を有するとともに前記カバーの開口孔を塞ぐフイルムシートを前記カバーの天面に設け、該フイルムシートは、前記接着層が前記レンズホルダの前記天面と隙間を設けて対向して配置され、かつ携帯電子機器に組み込む際に取り外されるものであることを特徴とする。
この撮像装置によれば、フイルムシートは、接着層がレンズホルダの天面と隙間を設けて対向して配置されているため、撮像装置の輸送中において、外部から撮像装置の内部への異物の侵入を防止でき、かつ撮像装置の内部からの異物を接着層に付着させて除去することができる。また、フイルムシートは、携帯電子機器に組み込む際に取り外すものであるから、フイルムシートの表面が損傷や変形しても光学的な影響がないので高解像度の撮像装置を提供することができる。
また、請求項2に係る撮像装置は、前記フイルムシートの粘着力を0.1〜20(gf)/25mm幅としたことを特徴とする。
この撮像装置によれば、フイルムシートの粘着力は0.1〜20(gf)/25mm幅にすることで、内部の異物があった場合にも、ゴミ取り除くことができかつ、良好に剥がすこともできる。
また、請求項3に記載された撮像装置では、カバーの開口部以外は密閉構造であることを特徴とする。
この撮像装置によれば、例えば、撮像装置の輸送前において、撮像装置の密閉状態を検査する場合に、雰囲気温度を高温にすることでカバーの透光孔部のフイルムシートが外側方向へ突状に湾曲変形するので、そのフイルムシートの変形状態を確認することで、撮像装置の密閉状態を検査することができる。
また、請求項4に記載された撮像装置では、撮像装置の輸送の際に輸送ケースの底面に前記フイルムシートを近接又は接触した状態で対向設置したものであることを特徴とする。
この撮像装置によれば、撮像装置が逆さまに向いているため、撮像装置の内部から落下した異物をフイルムシート内面の接着層に貼着することができる。
また、請求項5に係る携帯電子機器は、請求項1ないし請求項4のいずれかの撮像装置が備えられていることを特徴としている。
この携帯電子機器によれば、撮像装置を装着されたものはフイルムシートが取り除かれているため、高解像度の携帯電子機器を提供することができる。
本発明によれば、フイルムシートの接着層がレンズホルダの天面と隙間を設けて対向して配置されているため、撮像装置の輸送中において、異物の侵入を防止及び撮像装置の内部からに異物を接着層に付着することができる。また、撮像装置に設けられたフイルムシートは、携帯電子機器に組み込む際に、撮像装置から取り外すものであるから、フイルムシートの表面が損傷や変形しても光学的な影響がないので高解像度の撮像装置および携帯電子機器を提供することができる。
本発明に係る撮像装置の第1の実施形態を示す縦断面図 本発明に係る撮像装置の第1の実施形態を示す平面図 同上撮像装置に設けられるフイルムシートを示す平面図 (a)は、同上撮像装置が収納された輸送ケースを示す平面図、(b)は、同上撮像装置が収納された輸送ケースを示す縦断面図 本発明に係る撮像装置の第2の実施形態を示す縦断面図 本発明に係る撮像装置の第2の実施形態を示す平面図 本発明に係る撮像装置の第3の実施形態を示す縦断面図 本発明に係る撮像装置の第4の実施形態を示す縦断面図 本発明に係る撮像装置の第4の実施形態を示す平面図 本発明に係る撮像装置の第5の実施形態を示す縦断面図 本発明に係る撮像装置の第6の実施形態を示す縦断面図 (a)は、撮像装置が設置される携帯機器を示した図、 (b)は、携帯機器の撮像装置設置部を示した図 従来の撮像装置(レンズ鏡胴)を示す縦断面図 従来の防塵フィルムを備えた撮像装置を示す縦断面図
デジタルスチルカメラやカメラ機能付の携帯電話機のような携帯電子機器に備えられる撮像装置の第1の実施形態について図1ないし図3を参照しながら説明する。
この撮像装置は、撮像素子1を実装した基板2と、基板2上に接着剤13により固定され、中央部に透光部を構成するための開口部14aを有するベース部材14と、被写体の光学像を撮像素子1に集光させる1枚又は複数枚のレンズ3と、このレンズ3を収容したレンズホルダ4と、このレンズホルダ4と係合し、かつ、レンズホルダ4を回転させることにより光軸方向に移動可能にしたアウタホルダ5と、レンズホルダ4の天面4aを露出させる透光孔である開口部6aを有し、かつ、レンズホルダ4及びアウタホルダ5を包囲するカバー6とを備えている。
また、カバー6の天面6bには、接着層20を有するとともにカバー6の開口部6aを塞ぐフイルムシート21が設けられ、フイルムシート21の接着層20は、レンズホルダ4の天面4aに貼着するとともにレンズホルダ4の天面4aと隙間hを設けて対向して配置されている。そして、フイルムシート21は、携帯電子機器に組み込む際に撮像装置から取り外されている。
また、ベース部材14上の外周端部にカバー6が挿入され、例えば、前記それぞれの外周端部全周は、撮像装置の内部が密閉状態を保たれるように、アクリル系、ウレタン系、ゴム系又はシリコーン系等の接着剤からなる接着層15により固着されている。かかる構成により、例えば、撮像装置の輸送前において、撮像装置の密閉状態を検査する場合に、撮像装置の内部が密閉されておれば、雰囲気温度を高温にすることでカバー6の開口部6aに位置するフイルムシート21が外側方向へ突状に湾曲変形するので、フイルムシート21の変形状態を確認することで、撮像装置の密閉状態を検査することができる。
フイルムシート21は、図2、図3に示すように、カバー6の天面6b領域より若干小さく、かつカバー6の開口部6a領域より大きい防塵部21aと、カバー6の天面6b領域から突出したシート剥がし部21bと、防塵部21a上に設けられた接着層20とから構成されている。そして、厚みが0.02mm〜0.2mmのポリエステル、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン等の樹脂フィルムの基材に、JIS Z0237に準拠される粘着力が0.1(gf)/25mm幅〜20(gf)/25mm幅、好ましくは、粘着力が1(gf)/25mm幅〜5(gf)/25mm幅の接着層20を設けたものである。
この構成により撮像装置の内部に発生した異物を接着層20に付着させて除去することができ、かつ、カバー6の天面6bに付着されているフイルムシート21をカバー6の天面6bから良好に剥がすことができる。なお、接着層20は、少なくともカバー6の天面6hに貼着され、かつレンズホルダ4の天面4aの一部と直接対向する位置に設けられたものである。つまり、カバー6の天面6hにフイルムシート21を貼着し密閉することで異物の侵入を防止し、かつレンズホルダ4の天面4aと対向する接着層20により、撮像装置の内部からに異物を付着させものである。そして、異物が付着したフイルムシート21を、携帯電子機器に組み込む際に撮像装置から取り外すことで、高解像度の携帯電子機器を提供することができる。
レンズホルダ4は、図1に戻り、被写体側の天面4aの中央部に透光部である開口孔4dを有したキャップ状のもので、天面4aの裏面に、例えばレンズ3の外周部が重なり合い位置決めされている。また、レンズホルダ4の外周に雄ネジ4bが形成され、アウタホルダ5の内面に雌ネジ5aが形成され、両ネジ4b,5aが螺合するように構成されている。そして、カバー6の開口部6aを両ネジ4b,5aの螺合部の有効径より大きくしている。なお、レンズホルダ4の光軸方向の移動を両ネジ4b,5aの螺合で説明したが、これに限らず、特開2008−250134等に記載されているカム機構等を利用してもよい。
また、カバー6は、被写体側に開口部6aを有するように鍔部6bを設けたものであり、この鍔部6bの内側、すなわち開口部6aからレンズ3が露出し、開口部6aよりも奥側にある撮像素子側にレンズホルダ4の天面4aが配置されている。
そして、この第1の実施形態の撮像装置は、例えば、オートフォーカスの機能を備えたものであり、アウタホルダ5とカバー6との間に角筒状のフレーム7が配置され、このフレーム7の先端にアウタホルダ5の先端部を弾性的に支持する支持部材8が固定され、レンズホルダ4及びアウタホルダ5をフレーム7に対して光軸方向に進退させるアクチュエータ9を備えたものである。
支持部材8としては、例えば環状の板バネが使用され、弾性によって、レンズ3が基準位置に常時、位置するように構成されている。また、アクチュエータ9は、例えば通電によって熱収縮する直径が10〜100μmのワイヤの形状記憶合金が採用され、一端部がアウタホルダ5の撮像素子1側の基端部に取り付けられ、他端部が被写体側のフレーム7の先端部に取り付けられる。なお、オートフォーカスの応答性の観点から、形状記憶合金の直径は、27〜40μm程度であることが好ましい。
また、この形状記憶合金が昇温し、長さ方向に収縮すると、支持部材8である前記板バネに対抗して、レンズホルダ4及びアウタホルダ5が被写体側に前進し、形状記憶合金が降温し、長さ方向に伸長すると、支持部材8である前記板バネの付勢力により、レンズホルダ4及びアウタホルダ5が奥側にある撮像素子1側に退入するように構成されている。この構成により、形状記憶合金であるアクチュエータ9がアウタホルダ5とフレーム7との間に位置しているので形状記憶合金が長さ方向に伸縮しても形状記憶合金によりアウタホルダ5又はフレーム7が磨耗して塵埃が発生するのを防止できる。
次に、撮像装置が収納された輸送ケース30の実施形態について、図4を参照しながら説明する。
輸送ケース30は、撮像装置を収納部30aおよび収納部30aの上蓋30bで構成された、保管又は通い箱に用いるものである。そして、収納部30aにおいて、矩形状をなす底板31に撮像装置に設けられたフイルムシート21を接触状態で対向させると共に、底板31の周囲四方にそれぞれ設けられる仕切体32a、32b、32c、32dに撮像装置のカバー6の外壁面6dを当接又は近接して撮像装置を位置決め収納されている。また、フイルムシート21のシート剥がし部21bは、損傷を低減するために、逃げ部33が設けられている。さらに、撮像装置のカバー6における4つの角部6jには、撮像装置が着脱しやすくするための逃げ部34が設けられている。
かかる構成により、撮像装置の輸送の際に輸送ケース30の底面にフイルムシート21を対向させて設置することにより、上記輸送ケース30を輸送中において、撮像装置が逆さまに向いているため、撮像装置の内部から異物が落下し、フイルムシート31の接着層に異物を付着することができる。また、カバー6の開口部6aを両ネジ4b,5aの螺合部の有効径より大きくしているので、特に両ネジ4b,5aの螺合部からの磨耗粉が発生してもフイルムシート31の接着層20に付着することができる。
次に、デジタルスチルカメラやカメラ機能付の携帯電話機のような携帯電子機器に備えられる撮像装置の第2の実施形態について、図5、図6を参照しながら説明する。なお、図5、図6の部材において、第1の実施形態を示した図1及び図2の部材と形状が異なっているものの、作用機能が同一であるものについては、同一符合を付して説明する。
そして、レンズホルダ4の光軸方向の位置調整は、第1の実施形態を示したカバー6の天面6hにフイルムシート21を貼着する前に行われ、その点について第2の実施形態を用いて説明する。
カバー6の開口部6aからレンズホルダ4の天面4aの方に入れられる回転工具10によって、レンズホルダ4を容易に回転させるため、レンズホルダ4の天面4aの表面に保持部とする複数の凹部4c(図5では4か所)を等間隔に設けたことを特徴としている。そして、凹部4cは好ましくは3〜8個がよい。つまり3個未満の場合は回転工具10の被保持部とする凸部との係合するに要する時間が長くなり、また8個超の場合は保持部の強度が弱くなり凹部4cが形成しにくくなるからである。
回転工具10は、軸部10aの先端(図面において下端)に端盤10bが設けられ、この端盤10bに被保持部とする複数の凸部10cを設けたものである。したがって、レンズホルダ4の凹部4cは、回転工具10に設けられた凸部10cを嵌め入れることができる位置及び大きさに設けられる。すなわち、回転工具10は、軸部10aを回転軸として端盤10b及び凸部10cが回転するため、レンズホルダ4の天面4aの凹部4cは、中心から等距離に設けられる。
また、レンズホルダ4の天面4aの複数の凹部4cを円に結んだラインの外径は、レンズホルダ4の雄ネジ4bの谷径及びカバー6の開口部6aの内径よりも小さくしてある。こうすることにより、回転工具10を開口部6aからレンズホルダ4の天面4aの方に容易に入れることができる。
そして、回転工具10を保持する保持手段6cがカバー6の被写体側に設けられている。この保持手段6cは、カバー6の開口部6aであり、すなわち、鍔部6dの開口部6a内周面に設けられている。この開口部6a内周面が回転工具10の端盤10bの外周を囲繞する。こうすることにより、回転工具10の凸部10cがレンズホルダ4の凹部4cの方に誘導され、回転工具10の凸部10cをレンズホルダ4の凹部4cに係止しやすいものとなる。
回転工具10の凸部10cをレンズホルダ4の凹部4cに係止しやすいというのは、図示したように、レンズホルダ4に4か所の凹部4cが設けられていると、カバー6の開口部6aからレンズホルダ4の天面4aの方に誘導された回転工具10の凸部10cが凹部4cに係止しなくても、最大90°回転させると、係止するからである。
そして、回転工具10を回転させることで、レンズホルダ4を光軸方向に移動させ、レンズ3を透過した被写体の光学像が撮像素子1に集光できるように位置調整する。このとき、回転工具10の凸部10cがレンズホルダ4の凹部4cに係止していることにより、回転工具10がずれてレンズ3に衝突するようなことはなく、したがって、塵埃の発生を防止することができる。
また、レンズホルダ4の天面4aがカバー6の開口部6aよりも奥側に配置されていることによっても、撮像装置が落下したときに、衝撃力がレンズホルダ4に加えられず、レンズ3が撮像素子1の受光部に対して位置ずれしないことから、初期の状態で集光させることができるものとなっている。
次に、デジタルスチルカメラやカメラ機能付の携帯電話機のような携帯電子機器に備えられる撮像装置の第3の実施形態について、図7を参照しながら説明する。なお、図7中の部材において、第1の実施形態を示した図1及び図2の部材と形状が異なっているものの、作用機能が同一であるものについては、同一符合を付して説明する。
この撮像装置も第1の実施形態と同じく、撮像素子1を実装した基板2と、被写体の光学像を撮像素子1に集光させるレンズ3と、このレンズ3を収容したレンズホルダ4と、このレンズホルダ4を光軸方向に移動可能に外嵌したアウタホルダ5と、レンズホルダ4及びアウタホルダ5を包囲するカバー6とが備えられている。
ただし、この撮像装置は、オートフォーカス機能が備えられておらず、そのため、第1の実施形態におけるフレーム7及びアクチュエータ9を備えていない。この撮像装置の他の構成は、第1の実施形態と同じであり、レンズホルダ4の先端に内向きに突出した天面4aに、回転工具10の凸部10cを係止する複数の凹部4cが等間隔に設けられ、また、カバー6が、被写体側に開口部6aを有するように鍔部6bを設けたものであり、開口部6aからレンズ3が露出し、開口部6aよりも奥側にレンズホルダ4の天面4aが配置される。
回転工具10も、第1の実施形態で説明したものと同じであり、回転工具10を回転させることで、レンズホルダ4を光軸方向に移動させ、レンズ3を透過した被写体の光学像が撮像素子1に集光できるように位置調整する。このとき、回転工具10の凸部10cがレンズホルダ4の凹部4cに係止していることにより、回転工具10がずれてレンズ3に衝突するようなことはなく、したがって、塵埃の発生を防止することができる。
また、レンズホルダ4の天面4aがカバー6の開口部6aよりも奥側に配置されていることによっても、撮像装置が落下したときに、衝撃力がレンズホルダ4に加えられず、レンズ3が撮像素子1の受光部に対して位置ずれしないことから、初期の状態で集光させることができるものとなっている。
次に、デジタルスチルカメラやカメラ機能付の携帯電話機のような携帯電子機器に備えられる撮像装置の第4の実施形態について図8、図9を参照しながら説明する。なお、図8、図9中の部材において、第1の実施形態を示した図1及び図2の部材と形状が異なっているものの、作用機能が同一であるものについては、同一符合を付して説明する。
この第4の実施形態の撮像装置は、第1の実施形態とは、特に、位置調整されたレンズホルダ4が、アウタホルダ5と接着剤11による接着又は溶着によって固着される点が相違する。この接着剤11又は溶着によって固着される部位は、図示したような1か所であっても、図示しない複数箇所であってもよい。いずれにしても、レンズホルダ4がアウタホルダ5に固着されることにより、撮像装置が落下しても、レンズホルダ4がアウタホルダ5に対して位置ずれしないようにすることができる。
次に、デジタルスチルカメラやカメラ機能付の携帯電話機のような携帯電子機器に備えられる撮像装置の第5の実施形態について図10を参照しながら説明する。なお、図10中の部材において、第1の実施形態を示した図1及び図2の部材と形状が異なっているものの、作用機能が同一であるものについては、同一符合を付して説明する。
この第5の実施形態の撮像装置は、図10に示すように、第1の実施形態で説明したオートフォーカス機能を備えたものだけでなく、第2の実施形態で説明したオートフォーカス機能を備えていないものにおいても適用することができる。
第5の実施形態の撮像装置は、回転工具10の保持手段6cをカバー6の被写体側に設けたことを特徴としている。この保持手段6cは、カバー6の被写体側の最外周に環状の平坦面6dを設け、この平坦面6dから内側(光軸中心側)に傾斜して立ち上がる傾斜面6eが設けられ、更に、この傾斜面6eから内側に平坦面6fを設けたものである。したがって、回転工具10は、端盤10bの外周側部に平坦面10dを設け、この平坦面10dから内側に傾斜して窪む傾斜面10eが設けられ、更に、この傾斜面10eから内側に平坦面10fを設けたものである。
保持手段6cの傾斜面6eと回転工具10の傾斜面10eとが重なり合うことで、撮像装置の中心と回転工具10の中心が一致しやすく、回転工具10の凸部10cをレンズホルダ4の凹部4cに係止しやすくすることができる。
なお、この第5の実施形態においては、回転工具10の端盤10bがカバー6の鍔部6bの全面を覆うため、端盤10bの外周部に凸部及び/又は凹部を設け、この凸部及び/又は凹部に係止する凹部及び/又は止物をカバー6の鍔部6bに設けることで、保持手段6cとしてもよい。
次に、デジタルスチルカメラやカメラ機能付の携帯電話機のような携帯電子機器に備えられる撮像装置の第6の実施形態について図11を参照しながら説明する。なお、図11中の部材において、第1の実施形態を示した図1及び図2の部材と形状が異なっているものの、作用機能が同一であるものについては、同一符合を付して説明する。
この第6の実施形態の撮像装置は、図11に示すように、第1の実施形態で説明したオートフォーカス機能を備えたものだけでなく、第2の実施形態で説明したオートフォーカス機能を備えていないものにおいても適用することができる。
第6の実施形態の撮像装置は、回転工具10の保持手段6cがカバー6の開口部6a、すなわち、鍔部6bの内周であることを特徴としている。そして、回転工具10が端盤10bを厚くしたものとしている。
なお、本発明は、前記の第2ないし第6の実施形態では、第1の実施形態を示したカバー6の天面6hにフイルムシート21を貼着する前の工程で説明したが、当然なことであるが前記工程後、カバー6の天面6hにフイルムシート21を貼着する工程を有している。また、前記の第1ないし第6の実施形態に限定することなく、種々変更することができる。
例えば、回転工具10は、被保持部として複数の凹部を設けたものとし、レンズホルダ4に、回転工具10の凹部に係止する複数の凸部を保持部として設けたものとしてもよい。更に、回転工具10は複数の凹部と凸部とを被保持部として設けたものとし、レンズホルダ4に、回転工具10の凹部と凸部に係止する複数の凸部と凹部を保持部として設けたものとしてもよい。更に、レンズホルダ4の凹部4c又は凸部は、天面4aでなく、天面4aの中間でなく、天面4aの周囲の段差部に設けてもよい。
また、各実施形態において、説明した撮像装置は、図12(a)、(b)に示すように携帯電子機器である携帯機器Hの撮像装置設置部H1に設置されている。
本発明に係る撮像装置及び携帯電子機器は、デジタルカメラやカメラ機能付の携帯電話機、その他の小型機器を構成するものとして有効に利用することができる。
1 撮像素子
3 レンズ
4 レンズホルダ
4a レンズホルダの天面
4b 雄ネジ
4c 凹部(保持部)
4d 透光孔
5 アウタホルダ
5a 雌ネジ
6 カバー
6a カバーの開口部
6b 鍔部
6c 保持手段
6h カバーの天面
7 フレーム
8 支持部材
9 アクチュエータ
20 接着層
21 フイルムシート

Claims (5)

  1. 被写体の光学像を撮像素子に集光させるレンズと、該レンズを収容し、かつ、被写体側の天面の中央部に透光孔を有するキャップ状のレンズホルダと、そのレンズホルダと係合するアウタホルダと、前記レンズホルダの前記天面を露出させる開口部を有し、かつ、前記レンズホルダ及び前記アウタホルダを包囲するカバーとが備えられた撮像装置であって、前記カバーの天面に貼着させるための接着層を有するとともに前記カバーの開口孔を塞ぐフイルムシートを前記カバーの天面に設け、該フイルムシートは、前記接着層が前記レンズホルダの前記天面と隙間を設けて対向して配置され、かつ携帯電子機器に組み込む際に取り外されるものであることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記フイルムシートの粘着力を0.1〜20(gf)/25mm幅としたことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記カバーの開口部以外は密閉構造であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の撮像装置。
  4. 撮像装置の輸送の際に輸送ケースの底面に前記フイルムシートを近接又は接触した状態で対向設置したものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の撮像装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の撮像装置が備えられていることを特徴とする携帯電子機器。
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