JP2012017693A - 燃料供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】リード線のばたつきを抑制することにより、リード線やリード線に接続された端子の延命化を図り、組み付け性を向上することができる燃料供給装置を提供する。
【解決手段】燃料タンク2内の燃料を汲み上げて内燃機関へと圧送する燃料ポンプ3と、燃料ポンプ3の軸方向の一方側から燃料ポンプ3に外挿される筒部24を有するアッパーカップ25と、筒部24の外周面に一体形成され、燃料タンク内の液面位置を検出するセンダゲージ22(液面検出器)が取り付けられるゲージ取付部20(液面検出器取付部)と、アッパーカップ25の外側に配索され、導通端子34とセンダゲージ22の接続端子23とを接続するリード線6と、を備えた燃料供給装置1であって、筒部24の外周面に設けられリード線6の移動を規制する第1規制手段50と、ゲージ取付部20に設けられリード線6の移動を規制する第2規制手段と、を有することを特徴とする。
【選択図】図2
【解決手段】燃料タンク2内の燃料を汲み上げて内燃機関へと圧送する燃料ポンプ3と、燃料ポンプ3の軸方向の一方側から燃料ポンプ3に外挿される筒部24を有するアッパーカップ25と、筒部24の外周面に一体形成され、燃料タンク内の液面位置を検出するセンダゲージ22(液面検出器)が取り付けられるゲージ取付部20(液面検出器取付部)と、アッパーカップ25の外側に配索され、導通端子34とセンダゲージ22の接続端子23とを接続するリード線6と、を備えた燃料供給装置1であって、筒部24の外周面に設けられリード線6の移動を規制する第1規制手段50と、ゲージ取付部20に設けられリード線6の移動を規制する第2規制手段と、を有することを特徴とする。
【選択図】図2
Description
この発明は、燃料供給装置に関するものである。
一般に、自動二輪車や四輪車の車両用の燃料供給装置として、燃料タンク内に燃料ポンプを配設する、いわゆるインタンク式の燃料供給装置が用いられる。この種の燃料供給装置の燃料ポンプは、燃料を汲み上げて内燃機関へと圧送するポンプ部が燃料タンクの底面付近に設けられている。一方、燃料ポンプの上部には、ポンプ部を駆動する電動モータ部が設けられている。
例えば、特許文献1の燃料供給装置は、燃料タンクの開口を閉鎖するプレート部材(本願のホルダ部に相当)と、プレート部材の燃料タンク側に取付けられる燃料ポンプと、プレート部材の燃料タンク側に取付けられ、燃料ポンプから吐出された燃料をプレート部材の燃料吐出口に導く燃料通路が設けられる燃料通路ケーシング(本願のアッパーホルダに相当)と、を備えている。プレート部材は、燃料タンクの内外を隔てる隔壁としても機能し、その外表面が外部に露出した状態になる。さらに、特許文献1の燃料供給装置は、液面検知センサ(本願のセンダゲージに相当)を備えており、燃料タンク内の燃料の液面を検知している。
液面検知センサは、導線(本願のリード線に相当)を介してプレート部材に取り付けられた接続端子(本願の導通端子に相当)に接続されている。この接続端子は、燃料タンクの外部に導通しており、外部電源や外部の制御装置と電気的に接続されるようになっている。これにより、外部電源から液面検知センサに電力を供給することができると共に、制御装置に液面検知センサの信号を出力することができる。
ここで、車両走行中の振動等により、液面検知センサとプレート部材の接続端子との間に配索されている導線がばたつき、導線と液面検知センサの端子との接続部に曲げ応力が発生するおそれがある。このため、例えば特許文献1では、燃料通路ケーシングの外周面に導線を把持可能なクリップを設け、導線のばたつきを抑えようとしている。
しかしながら、上述の従来技術にあっては、燃料通路ケーシングの外周面にクリップを設けているので、このクリップと液面検知センサとの間の距離を短く設定することが困難である。このため、導線のばたつきを効果的に抑えにくく、導線と液面検知センサの端子との接続部に曲げ応力が発生するおそれがあるという課題がある。
また、燃料供給装置のクリップの側面等にエッジが形成されている場合、ばたついた導線がエッジと擦れて導線や端子の寿命が縮まるおそれがあるという課題がある。
さらに、クリップと液面検知センサとの間の距離が長いと、燃料タンクに燃料供給装置を取り付ける際に、クリップと液面検知センサとの間で導線がたるんでしまうおそれがある。これにより、タンク開口部への燃料供給装置の組み付け性が悪化するおそれがあるという課題がある。また、組み付け後においては、導線がケーシングに離接を繰り返し、導線の耐久性が低下するおそれがある。
また、燃料供給装置のクリップの側面等にエッジが形成されている場合、ばたついた導線がエッジと擦れて導線や端子の寿命が縮まるおそれがあるという課題がある。
さらに、クリップと液面検知センサとの間の距離が長いと、燃料タンクに燃料供給装置を取り付ける際に、クリップと液面検知センサとの間で導線がたるんでしまうおそれがある。これにより、タンク開口部への燃料供給装置の組み付け性が悪化するおそれがあるという課題がある。また、組み付け後においては、導線がケーシングに離接を繰り返し、導線の耐久性が低下するおそれがある。
そこで本発明は、リード線のばたつきを抑制することにより、リード線やリード線に接続された端子の延命化を図り、組み付け性を向上することができる燃料供給装置の提供を課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明の燃料供給装置は、燃料タンク内に配置され、前記燃料タンク内の燃料を汲み上げて内燃機関へと圧送する燃料ポンプと、前記燃料ポンプの軸方向の一方側から前記燃料ポンプに外挿される筒部を有するアッパーカップと、前記筒部の外周面に一体形成され、前記燃料タンク内の液面位置を検出する液面検出器が取り付けられる液面検出器取付部と、前記アッパーカップを前記燃料タンクに固定するためのホルダ部と、前記ホルダ部に設けられ、前記燃料タンクの内外を導通させる導通端子と、前記アッパーカップの外側に配索され、前記導通端子と前記液面検出器の接続端子とを接続するリード線と、を備えた燃料供給装置であって、前記筒部の外周面に設けられ前記リード線の移動を規制する第1規制手段と、前記液面検出器取付部に設けられ前記リード線の移動を規制する第2規制手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、第1規制手段、および第2規制手段の2つの規制手段を用いてリード線の移動を規制することにより、第1規制手段と第2規制手段との間に配索されるリード線の長さ、および第2規制手段と液面検出器の接続端子との間に配索されるリード線の長さを短く設定できる。したがって、リード線のばたつきを抑えることができる。また、第2規制手段により液面検出器からより近いところでリード線を抑えることができるので、液面検出器の接続端子とリード線との接続部分や接続端子に余計な応力がかかることを防止できる。さらに、ばたつきを抑制することで、リード線がエッジと擦れるのを抑制することができ、リード線やリード線に接続された各端子の延命化を図ることができる。また、リード線に余計な弛みが発生するのを防止することができるので、燃料タンクに燃料供給装置を組み付ける際に、リード線が燃料タンクおよび燃料タンクの周辺部品に引っ掛かるのを抑制することができる。したがって、燃料供給装置の組み付け性を向上することができる。
本発明において、液面検出器取付部は、アッパーカップの筒部の外周面から径方向外側に向かって延出形成された板状のものであって、筒部側に面した第1面と、筒部とは反対側に面した第2面とを有している。また、第2規制手段は、第1面および第2面を連通し、かつ軸線方向に沿って形成されたスリットである。
本発明において、リード線は、第2規制手段としてのスリットに挿入され、スリット内で挟持される。そのため、リード線のばたつきを、簡易に抑制することができる。
また、スリットの内壁面と第1面とで形成される縁部には、第1面取り部が形成されている。そして、スリットの内壁面と第2面とで形成される縁部には、第2面取り部が形成されている。そのため、リード線がエッジと擦れることはなく、スリット内で保持される。すなわち、リード線やリード線に接続された各端子の延命化を図ることができる。
また、スリットの内壁面には、凸部が形成されている。そのため、スリットに挿入されたリード線が、スリットから抜け出るのを防止することができる。
また、スリットの内壁面と第1面とで形成される縁部には、第1面取り部が形成されている。そして、スリットの内壁面と第2面とで形成される縁部には、第2面取り部が形成されている。そのため、リード線がエッジと擦れることはなく、スリット内で保持される。すなわち、リード線やリード線に接続された各端子の延命化を図ることができる。
また、スリットの内壁面には、凸部が形成されている。そのため、スリットに挿入されたリード線が、スリットから抜け出るのを防止することができる。
また、例えば、アッパーカップを樹脂成型しようとする場合、上型および下型を軸方向に移動させなければならない。このような場合において、アッパーカップにスリットを形成すると共に、スリットの内壁面に凸部を形成しようとすると、スリットの内壁面と第1面とで形成される縁部に、第1面取り部を形成するためには、スライドコアを第1面に対して垂直方向に移動させなければならない。また、スリットの内壁面と第2面とで形成される縁部に、第2面取り部を形成するためには、スライドコアを第2面に対して垂直方向に移動させなければならない。すなわち、アッパーカップを樹脂成形すると共に、スリットの内壁面と第1面とで形成される縁部に第1面取り部を形成し、さらに、スリットの内壁面と第2面とで形成される縁部に第2面取り部を形成するためには、アッパーカップを成型するための2つの型と、第1面取り部および、第2面取り部を形成するための2つのスライドコアとが必要となる。
しかし、本発明において、凸部は、面取り部のうちの少なくとも第2面側に形成されている。すなわち、凸部は、第1面取り部を避けて形成されている。そのため、第1面取り部は、上型を軸方向に移動させることによって形成することができる。すなわち、第1面取り部を形成する際に、第1面に対して垂直方向に移動させるスライドコアが不要となる。これによって、低コストな燃料供給装置を提供することができる。
しかし、本発明において、凸部は、面取り部のうちの少なくとも第2面側に形成されている。すなわち、凸部は、第1面取り部を避けて形成されている。そのため、第1面取り部は、上型を軸方向に移動させることによって形成することができる。すなわち、第1面取り部を形成する際に、第1面に対して垂直方向に移動させるスライドコアが不要となる。これによって、低コストな燃料供給装置を提供することができる。
また、前記第2規制手段は、前記液面検出器取付部の側面に沿って配置され前記リード線を保持するクリップ部であることが望ましい。
本発明によれば、クリップ部にリード線を挿入してリード線を配置することにより、リード線を簡単に保持することができる。これにより、リード線のばたつきを抑制することができるので、リード線やリード線に接続された各端子の延命化を図ることができる。また、液面検出器取付部の外周に沿ってクリップ部を配置することにより、液面検出器取付部の厚さ方向にクリップ部が突出しない。したがって、液面検出器取付部を小型化できると共に、レイアウト性を向上できる。
本発明によれば、クリップ部にリード線を挿入してリード線を配置することにより、リード線を簡単に保持することができる。これにより、リード線のばたつきを抑制することができるので、リード線やリード線に接続された各端子の延命化を図ることができる。また、液面検出器取付部の外周に沿ってクリップ部を配置することにより、液面検出器取付部の厚さ方向にクリップ部が突出しない。したがって、液面検出器取付部を小型化できると共に、レイアウト性を向上できる。
本発明によれば、第1規制手段、および第2規制手段の2つの規制手段を用いてリード線の移動を規制することにより、第1規制手段と第2規制手段との間に配索されるリード線の長さ、および第2規制手段と液面検出器の接続端子との間に配索されるリード線の長さを短く設定できる。したがって、リード線のばたつきを抑えることができる。また、第2規制手段により液面検出器からより近いところでリード線を抑えることができるので、液面検出器の接続端子とリード線との接続部分や接続端子に余計な応力がかかることを防止できる。さらに、ばたつきを抑制することで、リード線がエッジと擦れるのを抑制することができ、リード線やリード線に接続された各端子の延命化を図ることができる。また、リード線に余計な弛みが発生するのを防止することができるので、燃料タンクに燃料供給装置を組み付ける際に、リード線が燃料タンクおよび燃料タンクの周辺部品に引っ掛かるのを抑制することができる。したがって、燃料供給装置の組み付け性を向上することができる。
(第1実施形態、燃料供給装置)
以下に、第1実施形態の燃料供給装置について、図面を参照して説明する。なお、以下の説明では、アッパーカップの中心軸を中心軸Cとする。また、アッパーカップの軸方向をZ方向とし、燃料タンクの内側を+Z側とし、燃料タンクの外側を−Z側とする。
以下に、第1実施形態の燃料供給装置について、図面を参照して説明する。なお、以下の説明では、アッパーカップの中心軸を中心軸Cとする。また、アッパーカップの軸方向をZ方向とし、燃料タンクの内側を+Z側とし、燃料タンクの外側を−Z側とする。
(燃料ポンプ)
図1は本実施形態における燃料供給装置の斜視図である。
図2は本実施形態における燃料供給装置の側面図である。
図1および図2に示すように、本実施形態の燃料供給装置1は、燃料タンク2内に配置され、燃料タンク2内の燃料を汲み上げて内燃機関へと圧送する燃料ポンプ3を備えている。燃料ポンプ3は、燃料ポンプ3の+Z側に配設されたモータ部30と、燃料ポンプ3の−Z側に配設されたポンプ部40とを有している。
図1は本実施形態における燃料供給装置の斜視図である。
図2は本実施形態における燃料供給装置の側面図である。
図1および図2に示すように、本実施形態の燃料供給装置1は、燃料タンク2内に配置され、燃料タンク2内の燃料を汲み上げて内燃機関へと圧送する燃料ポンプ3を備えている。燃料ポンプ3は、燃料ポンプ3の+Z側に配設されたモータ部30と、燃料ポンプ3の−Z側に配設されたポンプ部40とを有している。
モータ部30には、例えば、ブラシ(不図示)付きの直流モータが使用される。モータ部30の+Z側には、ブラシと電気的に接合している一対のモータ端子32が、燃料ポンプ3の+Z側において中心軸Cに沿って立設している。そして、モータ端子32には、リード線6が接続されている。リード線6は、後述するコネクタ14内に配置される導通端子34(図2参照)に接続されており、さらに導通端子34は外部電源(不図示)と電気的に接続されている。これにより、外部電源からモータ部30を駆動するための電力を供給することができる。
ポンプ部40には、例えば、インペラ(不図示)を有する非容積型のポンプが用いられており、インペラはモータ部30により駆動される。ポンプ部40の−Z側には吸入口(不図示)が設けられており、燃料ポンプ3の−Z側に配置されるフィルタユニット(不図示)と連通している。フィルタユニットは、メッシュ状のナイロン布からなる濾材を内設している。フィルタユニットを介して燃料を吸入することにより、内燃機関(不図示)へ圧送する燃料内に塵埃が混入するのを防止している。
(アッパーカップ)
本実施形態の燃料供給装置1は、燃料ポンプ3の+Z側から燃料ポンプ3に外挿される筒部24を有するアッパーカップ25を備えている。
アッパーカップ25は+Z側に底部を有する有底筒状の部材である。本実施形態のアッパーカップ25は耐油性に優れた樹脂により形成されており、インジェクション成型により成型される。
本実施形態の燃料供給装置1は、燃料ポンプ3の+Z側から燃料ポンプ3に外挿される筒部24を有するアッパーカップ25を備えている。
アッパーカップ25は+Z側に底部を有する有底筒状の部材である。本実施形態のアッパーカップ25は耐油性に優れた樹脂により形成されており、インジェクション成型により成型される。
アッパーカップ25の筒部24の+Z側には、後述するセンダゲージ(液面検出器)22が取り付けられるゲージ取付部(液面検出器取付部)20が形成されている。ゲージ取付部20は、筒部24の外周面から接線方向に沿って延出、つまり、径方向外側に向かって延出形成された板状の部材であり、アッパーカップ25を形成する際、同時にインジェクション成型される。ゲージ取付部20は、筒部24側に面した第1面20aと、筒部24とは反対側に面した第2面20bとを有している。ゲージ取付部20は、Z方向から見て、第1面20aおよび第2面20bが、筒部24の接線に沿うように形成されている。また、第1面20aおよび第2面20bは、アッパーカップ25のZ方向に沿って形成されている。これにより、アッパーカップを形成するためのキャビティおよびコアを、Z方向に移動させて型抜きする構造としつつ、ゲージ取付部20および後述する面取り部64aを形成することができる。なお、本実施形態では、後述するようにスリット62の内壁面62aに凸部66を形成するため、キャビティおよびコアの他にスライドコアを用いている。
ここで、アッパーカップ25の筒部24の外周面には第1規制手段50が設けられており、ゲージ取付部20には第2規制手段60が設けられている。これら第1規制手段50および第2規制手段60の詳細については後述する。
(センダゲージ)
本実施形態のセンダゲージ22は、ゲージ取付部20の第2面20bに取り付けられている。センダゲージ22は、燃料タンク2内の燃料の残量、すなわち燃料の液面位置を検出する略円盤形状をした液面計である。センダゲージ22の略中心部からセンダゲージ22の径方向の外側に向かって、アーム部29が突設されている。アーム部29は、センダゲージ22の中心を軸として、センダゲージ22の周方向に回動可能に支持されている。アーム部29の先端には、燃料の液面に浮遊可能なフロータ28が設けられている。燃料の残量が変化すると燃料タンク2内の燃料の液面位置が変化する。このとき、フロータ28は、液面位置の変化に伴って移動し、アーム部29を回動させる。これにより、センダゲージ22は、燃料の液面位置を検出することができる。
本実施形態のセンダゲージ22は、ゲージ取付部20の第2面20bに取り付けられている。センダゲージ22は、燃料タンク2内の燃料の残量、すなわち燃料の液面位置を検出する略円盤形状をした液面計である。センダゲージ22の略中心部からセンダゲージ22の径方向の外側に向かって、アーム部29が突設されている。アーム部29は、センダゲージ22の中心を軸として、センダゲージ22の周方向に回動可能に支持されている。アーム部29の先端には、燃料の液面に浮遊可能なフロータ28が設けられている。燃料の残量が変化すると燃料タンク2内の燃料の液面位置が変化する。このとき、フロータ28は、液面位置の変化に伴って移動し、アーム部29を回動させる。これにより、センダゲージ22は、燃料の液面位置を検出することができる。
また、センダゲージ22は、接続端子23を備えている。接続端子23は、銅等の金属からなる部材であり、プレス加工により形成される。接続端子23は、+Z側に向かって2本立設されている。なお、2本の接続端子23のうち、一方は電源供給用の端子であり、他方は信号出力用の端子である。接続端子23は、リード線6の一端側と接続されている。リード線6の他端側は、後述するコネクタ14内に配置された導通端子34と接続されており、さらに導通端子34は外部電源(不図示)および外部の制御装置(不図示)と電気的に接続されている。したがって、外部電源からセンダゲージ22に電力を供給することができると共に、制御装置にセンダゲージ22の信号を出力することができる。
(ホルダ部)
燃料供給装置1は、アッパーカップ25を燃料タンク2に固定するためのホルダ部10を備えている。
ホルダ部10は、樹脂等からなる部材であり、インジェクション成型により成型される。
ホルダ部10の−Z側には、略円盤形状のフランジ部12が形成されている。フランジ部12の+Z側面12aを、燃料タンク2の−Z側面に当接させて燃料供給装置1を取り付けることにより、燃料供給装置1の位置決めを容易に行うことができる。
燃料供給装置1は、アッパーカップ25を燃料タンク2に固定するためのホルダ部10を備えている。
ホルダ部10は、樹脂等からなる部材であり、インジェクション成型により成型される。
ホルダ部10の−Z側には、略円盤形状のフランジ部12が形成されている。フランジ部12の+Z側面12aを、燃料タンク2の−Z側面に当接させて燃料供給装置1を取り付けることにより、燃料供給装置1の位置決めを容易に行うことができる。
また、ホルダ部10の+Z側には、ホルダ円筒部11が形成されている。ホルダ円筒部11は、ホルダ部10の+Z側において、アッパーカップ25の筒部24の外周面に、例えばスナップフィットにより固定される。ここで、アッパーカップ25は、燃料ポンプ3に+Z側から外挿固定されている。したがって、ホルダ部10のホルダ円筒部11をアッパーカップ25の筒部24の外周面に固定することにより、ホルダ部10とアッパーカップ25とで、燃料ポンプ3を保持することができる。
なお、本実施形態ではフランジ部12とホルダ円筒部11とを一体的にインジェクション成型してホルダ部10を成型している。しかし、例えば、フランジ部12とホルダ円筒部11とをそれぞれ別にインジェクション成型し、その後フランジ部12とホルダ円筒部11とを超音波溶着等で接合してホルダ部10を形成してもよい。
また、図2に示すように、ホルダ部10の+Z側には、コネクタ14が形成されている。コネクタ14は、略矩形筒状の樹脂からなる部材であり、径方向外側に開口するコネクタ嵌合面を有している。コネクタ14は、ホルダ部10を形成する際に同時に形成する。このコネクタ14には、外部電源および制御装置に接続された外部コネクタ(不図示)が嵌着される。
コネクタ14の内部には、燃料タンク2の内外を導通させる導通端子34が設けられている。導通端子34は、銅等の金属からなる部材であり、プレス加工により形成される。本実施形態の導通端子34は5本設けられている。導通端子34は、コネクタ14を成型する際にインサート成型される。なお、それぞれの導通端子34は、モータ駆動用電源正極端子、モータ駆動用電源負極端子、センダゲージ用電源端子およびセンダゲージ信号用端子に割り当てられる。導通端子34は略L字形状に形成されている。導通端子34の一端側34aはコネクタ14の内側に突出し、他端側34bはホルダ円筒部11の内径側において、フランジ部12の+Z側に突出している。そして、導通端子34の他端側34bに、一端がセンダゲージ22に接続されているリード線6の他端が接続されている。
(リード線)
リード線6は、導通端子34と、モータ端子32と、接続端子23とを接続するためのものである。リード線6は、銅等の金属からなる芯線と、架橋ポリエチレンや塩化ビニル等の耐油性を有した弾性材料からなる、芯線を覆う被覆とで構成される。
また、リード線6は、4本設けられている。したがって、リード線6を介して、外部電源からモータ部30およびセンダゲージ22に電力を供給することができると共に、制御装置にセンダゲージ22の信号を出力することができる。
リード線6は、アッパーカップ25の筒部24の外側に配索されている。そして、リード線6は、アッパーカップ25の筒部24の外周面に設けられている第1規制手段50(図2参照)と、ゲージ取付部20に設けられている第2規制手段60(図2参照)とにより移動が規制されている。
リード線6は、導通端子34と、モータ端子32と、接続端子23とを接続するためのものである。リード線6は、銅等の金属からなる芯線と、架橋ポリエチレンや塩化ビニル等の耐油性を有した弾性材料からなる、芯線を覆う被覆とで構成される。
また、リード線6は、4本設けられている。したがって、リード線6を介して、外部電源からモータ部30およびセンダゲージ22に電力を供給することができると共に、制御装置にセンダゲージ22の信号を出力することができる。
リード線6は、アッパーカップ25の筒部24の外側に配索されている。そして、リード線6は、アッパーカップ25の筒部24の外周面に設けられている第1規制手段50(図2参照)と、ゲージ取付部20に設けられている第2規制手段60(図2参照)とにより移動が規制されている。
(第1規制手段)
図3は、図2のA−A線に沿う断面図である。
図2および図3に示すように、第1規制手段50は、筒部24と一体的に形成されており、アッパーカップ25をインダクション成型する際に同時に形成される。
図3は、図2のA−A線に沿う断面図である。
図2および図3に示すように、第1規制手段50は、筒部24と一体的に形成されており、アッパーカップ25をインダクション成型する際に同時に形成される。
図3に示すように、第1規制手段50は、+Z側から見て略L字形状に形成された鉤部51である。鉤部51は、筒部24の外周面から径方向の外側に張り出し形成された基部54と、基部54の先端から筒部24の外周面に沿って配置され、一端部52aが基部54に接続された本体部52と、を備えている。また、本体部52の他端部52bは、筒部24の外周面とは接続されておらず開口している。本体部52と筒部24の外周面との離間距離は、リード線6の直径と略同一になるように設定されている。これにより、本体部52の他端部52bの開口からリード線6を挿入し、本体部52と筒部24の外周面との間に、リード線6を挟持させて配置することができる。なお、第1規制手段は全てのリード線6(本実施形態では4本のリード線)の移動を規制している。
また、本体部52の他端部52bには、アッパーカップ25の径方向内側に向かって突出する爪部53が形成されている。爪部53と筒部24の外周面との離間距離は、リード線6の直径よりも若干狭くなるように設定されている。したがって、本体部52の他端部52bの開口からリード線6を挿入し、本体部52と筒部24の外周面との間にリード線6を挿入した後、本体部52の他端部52bの開口からリード線6が抜け出るのが防止される。
(第2規制手段)
図4は第2規制手段60の説明図である。図4では、わかりやすくするためにリード線6およびセンダゲージ22の図示を省略している。
図1および図4に示すように、ゲージ取付部20の周辺には、リード線6の移動を規制する第2規制手段60が形成されている。
第2規制手段60は、ゲージ取付部20に一体形成された2つのスリット62であって、アッパーカップ25をインジェクション成型する際に同時に成型される。なお、第2規制手段60の成型の詳細については後述する。
図4は第2規制手段60の説明図である。図4では、わかりやすくするためにリード線6およびセンダゲージ22の図示を省略している。
図1および図4に示すように、ゲージ取付部20の周辺には、リード線6の移動を規制する第2規制手段60が形成されている。
第2規制手段60は、ゲージ取付部20に一体形成された2つのスリット62であって、アッパーカップ25をインジェクション成型する際に同時に成型される。なお、第2規制手段60の成型の詳細については後述する。
各スリット62は、ゲージ取付部20の第1面20aと第2面20bとを連通し、アッパーカップ25の中心軸Cに沿って、+Z側に開口を有するように形成されている。スリット62の幅は、リード線6の直径と略同一の幅、またはリード線6の直径よりも若干広い幅に設定されている。一方、スリット62のZ方向の深さは、リード線6の直径よりも深く設定されている。これにより、スリット62の+Z側の開口からリード線6を挿入し、スリット62の内壁面62aの間にリード線6を挟持させて、リード線6をスリット62内に収容することができる。このようにして、第2規制手段60は、センダゲージ22の接続端子23と接続されている2本のリード線6の移動を規制している。
また、スリット62の内壁面62aと第1面20aとで形成される縁部には、第1面取り部64aが形成されている。また、スリット62の内壁面62aと第2面20bとで形成される縁部には、第2面取り部64bが形成されている。第1面取り部64aおよび第2面取り部64bは、スリット62の縁部全体に渡って形成されており、略R形状に形成された丸面取りである。
さらに、スリット62の内壁面62aには、軸方向中央よりもやや−Z側に凸部66が形成されている。凸部66は、第1面取り部64aを避けるように、第2面20b側から第1面20a側の第1面取り部64aに至る間に形成されている。また、凸部66は、スリット62の幅方向に突出して形成されており、凸部66の頂部と、凸部66に対向する内壁面62aとの離間距離は、リード線6の直径よりも若干狭く設定されている。
(第2規制手段の成型)
図5は第2規制手段の金型構成を表す断面図である。
図4および図5に示すように、凸部66は、第1面20a側に形成されている第1面取り部64aを避けて成型されている。
ここで、仮に、第1面20aと第2面20bとに渡って凸部66を成型し、さらに第1面取り部64aおよび第2面取り部64bを成型する場合、第1面20aおよび第2面20bの双方に対して垂直方向に移動するスライドコアが必要となる。凸部66がアンダーカットとなってしまい、Z方向に移動するキャビティおよびコアのみでは凸部66を成型することができないためである。
図5は第2規制手段の金型構成を表す断面図である。
図4および図5に示すように、凸部66は、第1面20a側に形成されている第1面取り部64aを避けて成型されている。
ここで、仮に、第1面20aと第2面20bとに渡って凸部66を成型し、さらに第1面取り部64aおよび第2面取り部64bを成型する場合、第1面20aおよび第2面20bの双方に対して垂直方向に移動するスライドコアが必要となる。凸部66がアンダーカットとなってしまい、Z方向に移動するキャビティおよびコアのみでは凸部66を成型することができないためである。
しかし、本実施形態では、図5に示すように、内壁面62aにおける第1面取り部64aの端部よりも第2面20b側にパーティングライン82を設ける金型構成としている。第1面取り部64aには凸部66によるアンダーカットがなくなるので、キャビティ80をZ方向に移動させることができる。したがって、第1面取り部64aをキャビティ80で成型しつつ、凸部66および第2面取り部64bをスライドコア75で成型することができる。
本実施形態の燃料供給装置1は、アッパーカップ25に第1規制手段50として鉤部51を有しているので、アッパーカップ25の筒部24の外側にリード線6を配索したときに、リード線6がばたつくのを抑制することができる。また、リード線6に余計な弛みが発生するのを防止することができるので、燃料タンク2に燃料供給装置1を組み付ける際に、リード線6が燃料タンク2および燃料タンク2の周辺部品に引っ掛かるのを抑制することができる。
また、本実施形態の燃料供給装置1は、アッパーカップ25に第2規制手段60としてスリットを有している。これにより、アッパーカップ25の筒部24の外側にリード線6を配索したときに、第1規制手段50とセンダゲージ22の接続端子23との間でリード線6がばたつくのを抑制することができる。したがって、リード線6やリード線に接続された接続端子23の延命化を図ることができる。また、リード線6に余計な弛みが発生するのを防止することができるので、燃料タンク2(図2参照)に燃料供給装置1を組み付ける際に、リード線6が燃料タンク2および燃料タンク2の周辺部品に引っ掛かるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、第1面取り部64aおよび第2面取り部64bがスリット62の縁部全体に渡って形成されているので、スリット62にリード線6を狭持させたときに、リード線6がエッジと擦れるのを防止することができる。さらに、本実施形態のスリット62の内壁面62aには凸部66が形成されているので、スリット62内で凸部66よりも−Z側にリード線6を配置することにより、スリット62の開口からリード線6が抜け出るのを防止することができる。
また、本実施形態では、第1面取り部64aを成型するスライドコアを削減することができるので、低コストな燃料供給装置1を提供することができる。
(第2実施形態、クリップによる第2規制手段)
図6は第2実施形態における第2規制手段の説明図である。
第1実施形態のゲージ取付部20は筒部24の外周面から接線方向に沿って延出形成されていた(図1参照)。しかし、本実施形態のゲージ取付部20は、筒部24の外周面から接線方向とは鉛直方向に、かつ径方向に沿って延出形成されている点で、第1実施形態とは異なっている。また、第1実施形態の第2規制手段はスリット62であった。しかし、本実施形態は、第2規制手段はクリップ部71である点で、第1実施形態とは異なっている。さらに、第1実施形態のセンダゲージ22とフロータ28とは別体に形成されていた(図1参照)。しかし、本実施形態のセンダゲージ22とフロータ28とは一体に形成されている点で、第1実施形態とは異なっている。なお、第1実施形態と同様の構成の部分については、詳細な説明を省略する。
図6は第2実施形態における第2規制手段の説明図である。
第1実施形態のゲージ取付部20は筒部24の外周面から接線方向に沿って延出形成されていた(図1参照)。しかし、本実施形態のゲージ取付部20は、筒部24の外周面から接線方向とは鉛直方向に、かつ径方向に沿って延出形成されている点で、第1実施形態とは異なっている。また、第1実施形態の第2規制手段はスリット62であった。しかし、本実施形態は、第2規制手段はクリップ部71である点で、第1実施形態とは異なっている。さらに、第1実施形態のセンダゲージ22とフロータ28とは別体に形成されていた(図1参照)。しかし、本実施形態のセンダゲージ22とフロータ28とは一体に形成されている点で、第1実施形態とは異なっている。なお、第1実施形態と同様の構成の部分については、詳細な説明を省略する。
図6に示すように、クリップ部71は、第1面20aもしくは第2面20bの鉛直方向から見て、略L字形状をしている。クリップ部71は、ゲージ取付部20と一体的に形成されており、アッパーカップ25をインジェクション成型する際に同時に成型される。
クリップ部71は、ゲージ取付部20の−Z側面20cから−Z側に張り出し形成された基部74と、基部74の先端からゲージ取付部20の外周面に沿って配置され、一端部72aが基部74に接続された本体部72と、を備えている。また、本体部72の他端部72bは、ゲージ取付部20の−Z側面20cとは接続されておらず開口している。本体部72とゲージ取付部20の−Z側面20cとの離間距離は、リード線6の直径と略同一もしくは、若干広い幅になるように設定されている。これにより、本体部72の他端部72bの開口からリード線6を挿入し、本体部72とゲージ取付部20の−Z側面20cとの間に、リード線6を挟持させて配置することができる。
クリップ部71は、ゲージ取付部20の−Z側面20cから−Z側に張り出し形成された基部74と、基部74の先端からゲージ取付部20の外周面に沿って配置され、一端部72aが基部74に接続された本体部72と、を備えている。また、本体部72の他端部72bは、ゲージ取付部20の−Z側面20cとは接続されておらず開口している。本体部72とゲージ取付部20の−Z側面20cとの離間距離は、リード線6の直径と略同一もしくは、若干広い幅になるように設定されている。これにより、本体部72の他端部72bの開口からリード線6を挿入し、本体部72とゲージ取付部20の−Z側面20cとの間に、リード線6を挟持させて配置することができる。
また、本体部72の他端部72bには、ゲージ取付部20の−Z側面20cに向かって突出する爪部73が形成されている。爪部73とゲージ取付部20の−Z側面20cとの離間距離は、リード線6の直径よりも若干狭くなるように設定されている。したがって、本体部72の他端部72bの開口からリード線6を挿入し、本体部72とゲージ取付部20の−Z側面20cとの間にリード線6を挿入した後、本体部72の他端部72bの開口からリード線6が抜け出るのが防止される。
また、クリップ部71の本体部72、基部74、爪部73および少なくともクリップ部に対向するゲージ取付部20の−Z側面20cの縁部には、第1実施形態と同様に面取り部が形成される。これにより、クリップ部の本体部72とゲージ取付部20の−Z側面20cとの間でリード線6を狭持させたときに、リード線6がエッジと擦れるのを防止することができる。したがって、リード線の延命化を図ることができる。
ここで、クリップ部71の本体部72、基部74、爪部73および少なくともクリップ部に対向するゲージ取付部20の−Z側面20cの縁部に面取り部を形成する際、クリップ部の+Z側における面取り部がアンダーカットとなる。このため、Z方向に移動するキャビティおよびコアのみでは面取り部を成型することができない。したがって、本実施形態でクリップ部71の+Z側に面取り部を形成するためには、ゲージ取付部20の第1面20aおよび第1面とは反対側の第2面の双方に対して、垂直方向に移動するスライドコアが必要となる。
本実施形態によれば、図6に示すように、クリップ部71の本体部72にリード線6を挿入してリード線6を配置することにより、リード線6を簡単に保持することができる。これにより、リード線6のばたつきを抑制することができるので、リード線6やリード線6に接続された各端子の延命化を図ることができる。また、ゲージ取付部20の−Z側面20cに沿ってクリップ部を配置することにより、ゲージ取付部20の厚さ方向にクリップ部が突出しない。したがって、ゲージ取付部20を小型化できると共に、レイアウト性を向上できる。
なお、この発明は上述した実施の形態に限られるものではない。
第1実施形態の燃料供給装置では、第2規制手段として+Z側に開口を有するスリットが形成されているが、スリットの開口方向は+Z側に限られない。
また、第1実施形態の燃料供給装置では、スリットは中心軸に沿って形成されているが、例えば、中心軸から若干傾斜してスリットを形成してもよい。
第1実施形態の燃料供給装置では、第2規制手段として+Z側に開口を有するスリットが形成されているが、スリットの開口方向は+Z側に限られない。
また、第1実施形態の燃料供給装置では、スリットは中心軸に沿って形成されているが、例えば、中心軸から若干傾斜してスリットを形成してもよい。
第1実施形態の燃料供給装置では、ゲージ取付部がアッパーカップの軸方向に沿って形成されている。しかし、ゲージ取付部がアッパーカップの軸方向の一方側に向かうに従って、徐々にアッパーカップの中心軸から離反するように傾斜形成されていてもよい。
第1実施形態の燃料供給装置では、スリットの縁部に形成された第1面取り部および第2面取り部は、略R形状に形成された丸面取りである。しかし、スリット縁部に形成される面取りは丸面取りに限られず、例えばC面取りであってもよい。
第1実施形態の燃料供給装置では、第2規制手段としてスリットが形成されており、スリットの内壁面でリード線を狭持することで、リード線の移動を規制している。また、第2実施形態の燃料供給装置では、第2規制手段としてクリップ部が設けられており、クリップ部とゲージ取付部の外周との間でリード線6を挟持することで、リード線の移動を規制している。
しかし、例えば、ゲージ取付部に第1面と第2面とを連通する貫通孔を形成し、リード線を貫通孔に挿通してもよい。貫通孔によりリード線の移動範囲を規制することができるので、リード線のばたつきを抑制することができる。これにより、リード線やリード線に接続された各端子の延命化を図ることができる。ただし、貫通孔および貫通孔の縁部に面取り部を形成するためには、第1面および第2面の双方に対して垂直方向に移動するスライドコアが必要となる。したがって、スライドコアを削減できる第1実施形態に優位性がある。
しかし、例えば、ゲージ取付部に第1面と第2面とを連通する貫通孔を形成し、リード線を貫通孔に挿通してもよい。貫通孔によりリード線の移動範囲を規制することができるので、リード線のばたつきを抑制することができる。これにより、リード線やリード線に接続された各端子の延命化を図ることができる。ただし、貫通孔および貫通孔の縁部に面取り部を形成するためには、第1面および第2面の双方に対して垂直方向に移動するスライドコアが必要となる。したがって、スライドコアを削減できる第1実施形態に優位性がある。
1・・・燃料供給装置 2・・・燃料タンク 3・・・燃料ポンプ 6・・・リード線 10・・・ホルダ部 20・・・ゲージ取付部(液面検出器取付部) 20a・・・第1面 20b・・・第2面 22・・・センダゲージ(液面検出器) 23・・・接続端子 24・・・筒部 25・・・アッパーカップ 34・・・導通端子 50・・・第1規制手段 60・・・第2規制手段 62・・・スリット 62a・・・内壁面 64・・・面取り部 64a・・・第1面取り部 71・・・クリップ部
Claims (4)
- 燃料タンク内に配置され、前記燃料タンク内の燃料を汲み上げて内燃機関へと圧送する燃料ポンプと、
前記燃料ポンプの軸方向の一方側から前記燃料ポンプに外挿される筒部を有するアッパーカップと、
前記筒部の外周面に一体形成され、前記燃料タンク内の液面位置を検出する液面検出器が取り付けられる液面検出器取付部と、
前記アッパーカップを前記燃料タンクに固定するためのホルダ部と、
前記ホルダ部に設けられ、前記燃料タンクの内外を導通させる導通端子と、
前記アッパーカップの外側に配索され、前記導通端子と前記液面検出器の接続端子とを接続するリード線と、
を備えた燃料供給装置であって、
前記筒部の外周面に設けられ前記リード線の移動を規制する第1規制手段と、
前記液面検出器取付部に設けられ前記リード線の移動を規制する第2規制手段と、
を有することを特徴とする燃料供給装置。 - 前記液面検出器取付部は、前記筒部の外周面から径方向外側に向かって延出形成された板状のものであって、前記筒部側に面した第1面と、前記筒部とは反対側に面した第2面とを有し、
前記第1面および前記第2面は、前記アッパーカップの軸方向に沿って形成、または前記アッパーカップの軸方向に対して前記一方側に向かうに従って徐々に前記アッパーカップの中心から離反するように傾斜形成されており、
前記第2規制手段は、前記第1面および前記第2面を連通し、かつ前記一方側に開口部を有するように軸線方向に沿って形成されたスリットであり、
前記スリットの内壁面と、前記第1面および前記第2面とで形成される各縁部には、それぞれ面取り部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。 - 前記スリットの前記内壁面に凸部を形成し、
前記凸部は、前記面取り部のうちの少なくとも前記第1面側に形成されている第1面取り部を避けて形成されていることを特徴とする請求項2に記載の燃料供給装置。 - 前記液面検出器取付部は、前記筒部の外周面から径方向外側に向かって延出形成された板状のものであって、
前記第2規制手段は、前記液面検出器取付部の外周に沿って設けられ前記リード線を保持するクリップ部であることを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。
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-
2010
- 2010-07-08 JP JP2010155696A patent/JP2012017693A/ja active Pending
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