JP2011157874A - 燃料供給装置 - Google Patents

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太一 中村
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伸一郎 堀底
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Takao Ikaruga
孝夫 鵤木
Naoki Takeuchi
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Abstract

【課題】リード線を容易に装着することができ、またリード線が第2筒部の−Z側端部の角部と擦れることにより損傷するのを防止できる燃料供給装置を提供する。
【解決手段】第2筒部11に形成された開口部を通って第2筒部11の径方向の内側から外側に引き出され、さらに+Z側に折り返されて導通端子13に接続されたリード線6と、第1筒部24の外周面に設けられたリード線6の移動を規制する規制手段5と、を有する燃料供給装置1であって、規制手段5は、第1筒部24の外周面の一部を径方向に張り出し形成した基台部22と、基台部22上でリード線6を保持する保持部と、を有するものであり、基台部22の表面は、第2筒部11の外周面と略面一または第2筒部11の外周面よりも径方向で突出して形成されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、燃料供給装置に関するものである。
一般に、自動二輪車や四輪車の車両用の燃料供給装置として、燃料タンク内に燃料ポンプを配設する、所謂インタンク式の燃料供給装置を用いる場合が多い。この種の燃料供給装置の燃料ポンプは、燃料を汲み上げて内燃機関へと圧送するポンプ部が燃料タンクの底面付近に設けられている一方、燃料ポンプの上部にはポンプ部を駆動する電動モータ部が設けられている。
燃料ポンプを燃料タンク内に固定するにあたっては、特許文献1に記載されているように、燃料タンクの壁面に取り付けられるフランジユニット(本願のホルダ部に相当)のケース部(本願の第2筒部に相当)と、アッパーカップ(本願の第1筒部に相当)とで燃料ポンプを挟み込み、爪嵌合する。そして、フランジユニットのフランジ部を燃料タンクの壁面にボルトやナット等を用いて取り付けることにより、燃料ポンプを燃料タンク内に固定する。
なお、インタンク式の燃料供給装置は、フランジユニットを燃料ポンプの上部に配置して燃料タンクの上部に取り付ける構造のもの(以下「上付タイプ」という。)と、フランジユニットを燃料ポンプの下部に配置して燃料タンクの底部に取り付ける構造のもの(以下「下付タイプ」という。)とが存在する。
ここで、電動モータ部に電力を供給するため、フランジユニットに設けられた電源コネクタ(本願のサブコネクタに相当)内の電源端子(本願の導通端子に相当)と、電動モータ部の上面より突出した端子板(本願の雄型端子に相当)とが電気的に接続される必要がある。上付タイプの場合、電動モータ部の上面より突出した端子板と、燃料ポンプの上部に配置したフランジユニットの電源端子とをハーネス(本願のリード線に相当)で接続する。一方、下付タイプの場合、電動モータ部の上面より突出した端子板と、燃料ポンプの下部に配置したフランジユニットの電源端子とをハーネスで接続する。したがって、上付タイプの場合と下付タイプの場合とではハーネスの長さが異なり、下付タイプのハーネスは上付タイプのハーネスよりも長くなる。
特許文献1における燃料供給装置は下付タイプであり、電動モータ部の上面より突出した端子板と接続されたハーネスは、燃料ポンプの側方を下方に向かって延び、燃料ポンプの下部に配置したフランジユニットの電源端子と電気的に接続されている。
特開2009−52427号公報
ところで、上付タイプと下付タイプとの部品共用化によるコストダウンのため、ハーネスが長い下付タイプにハーネスの長さを統一し、上付タイプに下付タイプと同じ長さのハーネスを使用することがある。
本願のような上付タイプに、下付タイプのリード線を使用して導通端子と雄型端子とを電気的に接続すると、下付タイプのリード線は上付タイプのリード線よりも長いので、リード線に余長が発生する。そのため、雄型端子に接続され燃料ポンプから上部に延出されたリード線は、下方に折り返され、燃料ポンプの側方を下方に向かって延び、さらに上方に折り返された後に導通端子に接続される。
このとき、車両走行中の振動等でリード線の余長部分がばたつくと、曲げ応力によりリード線や導通端子が損傷したり、ホルダ部の角部との擦れによりリード線が損傷したりする虞がある。したがって、リード線のばたつきを防止するために、導通端子を内装するサブコネクタの近傍にリード線の移動を規制する規制手段を設ける必要がある。
ここで、第2筒部の外周面において、サブコネクタの下方に規制手段を設けると導通端子の曲げ応力を抑制するのに効果的である。しかし、第2筒部の外周面においてサブコネクタが下方向に開口しているので、サブコネクタの下方に規制手段を設けようとすると、サブコネクタを成型するときの型抜きが困難になるという問題が生じる。
この問題を解決するために、第2筒部とは別部品である第1筒部の外周面に規制手段を成型することが考えられる。ところが、第1筒部の外周面は第2筒部の外周面よりも径方向の内側に配置されている。したがって、第1筒部の外周面にリード線を押し付けつつ第1筒部の外周面における規制手段にリード線を装着しなければならないため、規制手段にリード線を装着し難いという問題がある。また、規制手段に装着されたリード線は、第2筒部の下方側端部の角部に乗り上げてからサブコネクタに接続されるので、リード線が第2筒部の下方側端部の角部と擦れることにより損傷するおそれがある。
そこで本発明は、リード線を容易に装着することができ、またリード線が第2筒部の下方側端部の角部と擦れることにより損傷するのを防止できる燃料供給装置の提供を課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明の燃料供給装置は、燃料タンク内に配置され、前記燃料タンク内の燃料を汲み上げて内燃機関へと圧送する燃料ポンプと、前記燃料ポンプに外挿された第1筒部と、前記第1筒部の外周面に外挿固定された第2筒部を備えるとともに、前記燃料ポンプの軸方向の一方側に配置され、前記第2筒部を前記燃料タンクに取り付けることが可能な前記ホルダ部と、前記第2筒部の外側において前記ホルダ部に設けられ、前記燃料タンクの内外を導通させる導通端子と、前記燃料ポンプから前記一方側に延出され、前記軸方向の他方側に折り返された後、前記第2筒部に形成された開口部を通って前記第2筒部の径方向の内側から外側に引き出され、さらに前記一方側に折り返されて前記導通端子に接続されたリード線と、前記第1筒部の外周面に設けられた前記リード線の移動を規制する規制手段と、を有する燃料供給装置であって、前記規制手段は、前記第1筒部の外周面の一部を前記径方向に張り出し形成した基台部と、前記基台部上で前記リード線を保持する保持部と、を有するものであり、前記基台部の表面は、前記第2筒部の外周面と略面一または前記第2筒部の外周面よりも前記径方向で突出して形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、リード線の移動を規制する規制手段を有しているので、リード線のばたつきを抑制することができる。これにより、リード線やリード線に接続された端子等の損傷を防止することができる。また、規制手段の基台部の表面は、第2筒部の外周面と略面一または第2筒部の外周面よりも径方向で突出して形成されている。これにより、リード線を第1筒部の外周面に押し付けつつ規制手段にリード線を装着する必要がないので、リード線を規制手段に容易に装着することができる。さらに、第2筒部の他方側端部の角部に乗り上げずにサブコネクタにリード線を接続することができるので、リード線が第2筒部の他方側端部の角部と擦れることにより損傷するのを防止できる。
また、前記保持部は、前記基台部の外周面から離間して前記基台部の外周面に沿って配置され、一端部が前記基台部に接続されており他端部が開口されている鉤部を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、規制手段における保持部は鉤部を備えているので、他端部から鉤部と基台部との間にリード線を挿入することにより、保持部にリード線を容易に装着することができる。
本発明によれば、リード線の移動を規制する規制手段を有しているので、リード線のばたつきを抑制することができる。これにより、リード線やリード線に接続された端子等の損傷を防止することができる。また、規制手段の基台部の表面は、第2筒部の外周面と略面一または第2筒部の外周面よりも径方向で突出して形成されている。これにより、リード線を第1筒部の外周面に押し付けつつ規制手段にリード線を装着する必要がないので、リード線を規制手段に容易に装着することができる。さらに、第2筒部の他方側端部の角部に乗り上げずにサブコネクタにリード線を接続することができるので、リード線が第2筒部の他方側端部の角部と擦れることにより損傷するのを防止できる。
燃料供給装置の正面図である。 規制手段の説明図であり、図2(a)は図1のA−A線における断面図の一部であり、図2(b)は図1のB−B線における断面図である。 燃料供給装置の側面図である。 図3のD−D線における断面図である。
以下、本発明の実施形態につき図面を参照して説明する。
(第1実施形態、燃料供給装置)
第1実施形態における燃料供給装置について説明する。以下の説明では、燃料ポンプの中心軸Cに沿う方向(以下「軸方向」という。)の燃料タンク外側を+Z側とし、燃料タンク内側を−Z側とする。
図1は燃料供給装置の正面図である。
図2は規制手段の説明図であり、図2(a)は図1のA−A線における断面図の一部であり、図2(b)は図1のB−B線における断面図である。
図1に示すように、本実施形態の燃料供給装置1は、燃料タンク2内に配置され、燃料タンク2内の燃料を汲み上げて内燃機関(不図示)へと圧送する燃料ポンプ3と、燃料ポンプ3に外挿された第1筒部24と、第1筒部24の外周面に外挿固定された第2筒部11を備えるとともに、燃料ポンプ3の軸方向の+Z側(一方側)に配置され、第2筒部11を燃料タンク2に取り付けることが可能なホルダ部10と、を有している。さらに、本実施形態の燃料供給装置1は、第2筒部11の外側においてホルダ部10に設けられ、燃料タンク2の内外を導通させる導通端子13と、燃料ポンプ3から+Z側(一方側)に延出され、軸方向の−Z側(他方側)に折り返された後、第2筒部11に形成された開口部16を通って第2筒部11の径方向の内側から外側に引き出され、さらに+Z側(一方側)に折り返されて導通端子13に接続されたリード線6と、第1筒部24の外周面に設けられたリード線6の移動を規制する規制手段5と、を有している。加えて、図2に示すように、規制手段5は、第1筒部24の外周面の一部を径方向に張り出し形成した基台部22と、基台部22上で前記リード線6を保持する保持部21と、を有するものであり、基台部22の表面は、第2筒部11の外周面と略面一または第2筒部11の外周面よりも径方向で突出して形成されている。
図3は燃料供給装置の側面図である。
図3に示すように、本実施形態の燃料供給装置1は、燃料タンク2内に配置され、燃料タンク2内の燃料を汲み上げて内燃機関(不図示)へと圧送する燃料ポンプ3を有している。燃料ポンプ3は、燃料ポンプ3の+Z側に配設されたモータ部Mと、モータ部Mの−Z側に配設されたポンプ部Pとを有している。
図4は図3のD−D線における断面図である。
図4に示すように、モータ部Mには、例えば、ブラシ(不図示)付きの直流モータが使用される。モータ部Mの+Z側には、ブラシと電気的に接合している雄型端子32が、燃料ポンプ3の+Z側において軸方向に沿って立設している。そして、モータ部Mに電力を供給するために、後述するリード線6の一端に配置される雌型端子34が雄型端子32に接続される。
ポンプ部Pには、例えば、インペラ(不図示)を有する非容積型のポンプが用いられており、インペラはモータ部Mにより駆動される。ポンプ部Pの−Z側には吸入口7が設けられており、燃料ポンプ3の−Z側に配置されるフィルタユニット20と連通している。フィルタユニット20は、メッシュ状のナイロン布からなる濾材27を内設したサクションフィルタ部28と、サクションフィルタ部28とポンプ部Pの吸入口7とを接続する吸入管26と、後述する第1筒部24と、を備えた樹脂製の部材である。
図3に戻り、サクションフィルタ部28、吸入管26および第1筒部24をインジェクション成型により一体成型してフィルタユニット20を形成してもよいし、サクションフィルタ部28、吸入管26および第1筒部24を別部材としてインジェクション成型により成型した後に、各部材を接合してフィルタユニット20を形成してもよい。燃料タンク内の燃料は、フィルタユニット20のサクションフィルタ部28と、吸入管26と、吸入口7とを介して、燃料ポンプ3に吸引される構造になっている。
図3に示すように、本実施形態の燃料供給装置1は、燃料ポンプ3に外挿固定された第1筒部24を有している。
第1筒部24は、有底筒状の樹脂からなる部材であり、インジェクション成型により成型される。第1筒部24の外周面の−Z側にはアーム部29が径方向の外側に突設しており、アーム部29の先端には軸方向に沿うように、板状のゲージ取り付け部29aが形成されている。ゲージ取り付け部29aには、燃料タンクの燃料の残量を検出するセンダゲージ(不図示)が設けられる。
第1筒部24は燃料ポンプ3に外挿固定されるが、外挿固定の手法の詳細については後述する。
図3に示すように、本実施形態の燃料供給装置1は、第1筒部24の外周面に固定された第2筒部11を備えるとともに、燃料ポンプ3の軸方向の+Z側に配置され、第2筒部11を燃料タンク2に取り付けることが可能なホルダ部10を有している。
ホルダ部10は樹脂等からなる部材であり、+Z側には略円盤形状のフランジ部12を備えており、−Z側には燃料ポンプ3の外周面に固定された第2筒部11を備えている。ホルダ部10は、インジェクション成型により成型される。なお、フランジ部12を成型時に第2筒部11を一体成型してホルダ部10を成型してもよいし、フランジ部12と第2筒部11とを別にインジェクション成型し、その後フランジ部12と第2筒部11とを超音波溶着等で接合してホルダ部10を形成してもよい。
ここで、第1筒部24は、燃料ポンプ3に外挿固定される。また、第2筒部11は、燃料ポンプ3の軸方向の+Z側に配置され、第1筒部24の外周面に固定される。
具体的には、フィルタユニット20における第1筒部24の外周面には、係合凸部25が複数個(本実施形態では4個)形成されている。一方、ホルダ部10における第2筒部11の外周面には係合凸部25に対応する位置に係合孔19が複数個(本実施形態では4個)形成されている。そして、第1筒部24を燃料ポンプ3の−Z側から外挿し、その後ホルダ部10を燃料ポンプ3の+Z側に配置しつつ、第1筒部24の係合凸部25と第2筒部11の係合孔19とを係合させる。これにより、第1筒部24は、燃料ポンプ3の外周面に外挿固定され、第2筒部11は第1筒部24の外周面に固定されるとともに、第1筒部24と第2筒部11とで燃料ポンプ3を保持する。そして、燃料ポンプ3、フィルタユニット20およびホルダ部10を備えた燃料供給装置1が形成される。
燃料ポンプ3、フィルタユニット20およびホルダ部10を備えた燃料供給装置1は、燃料タンク2の+Z側の壁2aに形成されたタンク開口部2bに+Z側から挿入され、壁2aにボルト等でホルダ部10におけるフランジ部12を固定することにより取り付けられる。したがって、ホルダ部10の+Z側の面は、燃料タンク2の外部に露出した状態になる。
ホルダ部10の+Z側の面には、燃料取り出し管57が設けられている。燃料取り出し管57は筒状の樹脂からなる部材であり、ホルダ部10を成型する際に同時に成型する。この燃料取り出し管57は、燃料ポンプ3の吐出口8と連通しており、燃料ポンプ3に吸引された燃料が燃料取り出し管57を介して内燃機関へ圧送される。
図3に示すように、本実施形態の燃料供給装置1は、第2筒部11の外側においてホルダ部10に設けられ、燃料タンク2の内外を導通させる導通端子13を有している。
ホルダ部10の+Z側の面にはコネクタ14が設けられている。コネクタ14は略矩形筒状の樹脂からなる部材であり、径方向にコネクタ嵌合面を有する。コネクタ14は、導通端子13をモールドしつつ、ホルダ部10を形成する際に同時に形成する。このコネクタ14には、外部電源に接続された外部コネクタ(不図示)が嵌着される。
導通端子13は、銅等の金属からなる部材であり、プレス加工により形成される。導通端子13は略L字形状に形成されており、一端側13aはコネクタ14の内側に突出し、他端側13bはホルダ部10の−Z側の面における第2筒部11の外側に突出している。なお、導通端子13の他端側13bには、ホルダ部10の第2筒部11における外周面に設けられたサブコネクタ15が外装されている。導通端子13の他端側13bには、後述するリード線6の他端が接続される。
図3に示すように、本実施形態の燃料供給装置1は、燃料ポンプ3から+Z側に延出され、軸方向の−Z側に折り返された後、第2筒部11に形成された開口部16を通って第2筒部11の径方向の内側から外側に引き出され、さらに+Z側に折り返されて導通端子13に接続されたリード線6を有している。
図4に示すように、リード線6は、燃料ポンプ3から+Z側に延出されている。具体的には、ブラシと電気的に接合している雄型端子32が燃料ポンプ3の+Z側において軸方向に沿って立設しており、雄型端子32に雌型端子34を挿入して接続する。雌型端子34には、雌型端子34の正極と負極の短絡を防止しつつ、雌型端子34とリード線6とを保持するための樹脂製の端子カバー36が外装される。端子カバー36は矩形筒状の樹脂からなる部材であり、端子カバー36の+Z側はリード線6の延出部36aとなっている。端子カバー36の+Z側の内周面には溝が形成されており、リード線6を溝に挿入することで雌型端子34の正極と負極の短絡を防止しつつ、雌型端子34とリード線6とを保持する。リード線6は延出部36aから燃料ポンプ3の+Z側に延出される。
図3に戻り、燃料ポンプ3の+Z側に延出されたリード線6は、軸方向の−Z側に折り返された後、第2筒部11に形成された開口部16を通って第2筒部11の径方向の内側から外側に引き出される。開口部16は、第2筒部11の周方向を長手方向とする略矩形状をしており、第2筒部11の+Z側に形成される。なお、開口部16はスライド型を用いて成型するが、スライド型の抜き方向の都合上、第2筒部11の周方向でサブコネクタ15と重ならない位置に開口部16を配置する。
そして、開口部16から引き出されたリード線6は、第2筒部11の外側において+Z側に折り返され、規制手段5によりリード線6の移動が規制された後、導通端子13の他端側13bに接続される。
(規制手段)
図1に示すように、本実施形態の燃料供給装置1は、第1筒部24の外周面に設けられたリード線6の移動を規制する規制手段5を有している。図2に示すように、規制手段5は、第1筒部24の外周面の一部を径方向に張り出し形成した基台部22と、基台部22上でリード線6を保持する保持部21と、を有している。
規制手段5は樹脂製の部材であり、第1筒部24をインジェクション成型する際に、同時に規制手段5を第1筒部24の外周面に一体成型する。規制手段5の成型位置に関し、図1に示すように、第2筒部11と第1筒部24とを固定した際に、第2筒部11における外周面に設けられたサブコネクタ15の−Z側に規制手段5が配置されるように成型する。
規制手段5は、図2に示すように、第1筒部24の外周面の一部を径方向に張り出し形成した基台部22を有している。
基台部22は正面視略矩形状の形状をしている。第1筒部24の周方向における基台部22の長さは、収容する複数のリード線6を周方向に1本ずつ並列に配置したときの長さよりも広い長さで形成する。また、第1筒部24の軸方向における基台部22の幅は、後述する第1筒部24の軸方向における鉤部23の幅と略同一か、第1筒部24の軸方向における鉤部23の幅よりも広い幅で形成する。
基台部22は、第1筒部24の一部の肉厚を径方向外側に増やすことによって形成されている。これにより、基台部22の表面は、第2筒部11の外周面と略面一または第2筒部11の外周面よりも径方向で突出するように形成される。
規制手段5は、図2に示すように、基台部22上でリード線6を保持する保持部21を有している。そして、保持部21は、基台部22の外周面から離間して基台部22の外周面に沿って配置され、一端部が基台部22に接続されており他端部が開口されている鉤部23を備えている。
鉤部23は、正面視略矩形状をしている。鉤部23は、基台部22の外周面から、例えばリード線6の直径の長さ以上離間して、基台部22の外周面に沿って配置される。これにより、鉤部23と基台部22との間にリード線6を容易に配置することができる。
また、図2に示すように、鉤部23は平面視略L字形状をしている。鉤部23は、前記開口部側の一端部が基台部22に接続された接続端部23aとなっており、前記開口部とは反対側の他端部が基台部22に接続されてない開口端部23bとなっている。鉤部23における開口端部23bの先端には、径方向の内側に向かって爪が形成されており、爪の先端と基台部22の外周面との間隔は、リード線6の直径よりも狭い間隔になるように形成する。これにより、鉤部23と基台部22との間にリード線6を配置した後に、開口端部23bから抜け出るのを防止することができる。
上述した規制手段5に対して、リード線6が装着されている。具体的には、図1に示すように、開口部16から引き出されたリード線6は、第1筒部24または第2筒部11の外側において+Z側に折り返された後、規制手段5の開口端部23bから基台部22と鉤部23との隙間に挿入される。これにより、リード線6が規制手段5に保持されて、リード線6の移動が規制される。その後、リード線6は導通端子13の他端側13bに接続される。
本実施形態の鉤部23は、前記開口部16の反対側を開口端部23bとしたので、リード線6を確実に保持することができる。仮に前記開口部16側を開口端部23bとした場合には、リード線6を開口部16側に引っ張ると鉤部23からリード線6が外れてしまう。しかし、本実施形態では開口部16の反対側を開口端部23bとしたので、リード線6を開口部16側に引っ張っても、リード線6が接続端部23aに引っ掛かり、鉤部23からリード線6が外れない。一方、リード線6を開口部16の反対側に引っ張っても、鉤部23からリード線6が外れないように、規制手段5のZ方向位置が設定されている。このような構成にすることで、リード線6を規制手段5に配置した後は、リード線6は規制手段5から容易に外れることがない。
本実施形態によれば、図1に示すように、リード線6の移動を規制する規制手段5を有しているので、リード線6のばたつきを抑制することができる。これにより、リード線6やリード線6に接続された端子等の損傷を防止することができる。また、図2に示すように、規制手段5の基台部22の表面は、第2筒部11の外周面と略面一または第2筒部11の外周面よりも径方向で突出して形成されている。これにより、リード線6を第1筒部24の外周面に押し付けつつ規制手段にリード線6を装着する必要がないので、リード線6を規制手段に容易に装着することができる。さらに、第2筒部11の−Z側端部の角部11aに乗り上げずにサブコネクタ15にリード線6を接続することができるので、リード線6が第2筒部11の−Z側端部の角部11aと擦れることにより損傷するのを防止できる。
なお、この発明は上述した実施の形態に限られるものではない。
本実施形態の燃料供給装置では、サブコネクタの−Z側に規制手段を設けているが、開口部の−Z側に規制手段を設け、開口部近傍のリード線のばたつきを抑制してもよい。ただし、本実施形態のように、サブコネクタの−Z側に規制手段を設けると、サブコネクタ内の導通端子に曲げ応力が作用しにくい点で本実施形態に優位性がある。
また、本実施形態の燃料供給装置では、サブコネクタの−Z側に規制手段を設け、鉤部を基台部の外周面に沿って配置している。しかし、第1筒部の周方向におけるサブコネクタと開口部との略中央位置の−Z側に、鉤部の長手方向を第1筒部の軸方向に沿って配置し、鉤部の開口端部を下方に形成してもよい。この場合にも、リード線が規制手段から外れるのを防止できる。ただし、鉤部の開口端部に爪を形成するにはスライド型が必要となるため、金型構成の観点では本実施形態に優位性がある。
本実施形態の燃料供給装置では、規制手段は基台部と鉤部とを有しており、リード線を開口端部から挿入して規制手段に配置することにより、リード線の移動を規制している。しかし、例えば、基台部上において保持部の形状を平面視略U字形状に形成し、底部を基台部の外周面に配置し、開口部を径方向の外側に配置する。そして、保持部における略U字形状の両側面でリード線を挟み込むことによりリード線の移動を規制する規制手段を設けてもよい。これにより、規制手段に対し、径方向からリード線を挿入して配置することができるので、周方向からリード線を挿入する場合と比較して作業性が向上する。また、リード線の周方向の移動を防止することができる。ただし、この場合、規制手段の開口部は径方向外側に配置されるので、リード線の径方向の移動の確実な防止については本実施形態に優位性がある。
1・・・燃料供給装置 2・・・燃料タンク 3・・・燃料ポンプ 5・・・規制手段 6・・・リード線 10・・・ホルダ部 11・・・第2筒部 13・・・導通端子 16・・・開口部 21・・・保持部 22・・・基台部 23・・・鉤部 24・・・第1筒部

Claims (2)

  1. 燃料タンク内に配置され、前記燃料タンク内の燃料を汲み上げて内燃機関へと圧送する燃料ポンプと、
    前記燃料ポンプに外挿された第1筒部と、
    前記第1筒部の外周面に外挿固定された第2筒部を備えるとともに、前記燃料ポンプの軸方向の一方側に配置され、前記第2筒部を前記燃料タンクに取り付けることが可能な前記ホルダ部と、
    前記第2筒部の外側において前記ホルダ部に設けられ、前記燃料タンクの内外を導通させる導通端子と、
    前記燃料ポンプから前記一方側に延出され、前記軸方向の他方側に折り返された後、前記第2筒部に形成された開口部を通って前記第2筒部の径方向の内側から外側に引き出され、さらに前記一方側に折り返されて前記導通端子に接続されたリード線と、
    前記第1筒部の外周面に設けられた前記リード線の移動を規制する規制手段と、
    を有する燃料供給装置であって、
    前記規制手段は、
    前記第1筒部の外周面の一部を前記径方向に張り出し形成した基台部と、
    前記基台部上で前記リード線を保持する保持部と、
    を有するものであり、
    前記基台部の表面は、前記第2筒部の外周面と略面一または前記第2筒部の外周面よりも前記径方向で突出して形成されていることを特徴とする燃料供給装置。
  2. 前記保持部は、前記基台部の外周面から離間して前記基台部の外周面に沿って配置され、一端部が前記基台部に接続されており他端部が開口されている鉤部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。

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