JP2012016765A - ピン着脱工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】打撃を加えることなくピンを着脱するためのピン着脱工具の提供。
【解決手段】軸部2に筒部3をはめてピン4で固定するか、そのように固定された状態からピン4を抜くのに用いる工具である。ベース6は、筒部3の下方に配置される本体部10と、筒部3の上方への当て部11とを有する。当て部11には、ピン4が通過可能なピン挿通穴16が形成されている。第一部材7は、ベース6の本体部10に対し進退可能に設けられ、当て部11との間で筒部3を保持する。第二部材8は、第一部材7に対し進退可能に設けられる。押し棒9は、ピン挿通穴16と同一軸線上に配置され、第一部材7に対する第二部材8の移動により第一部材7に対し進退可能とされ、先端部をピン穴2a,3aに差し込み可能とされる。
【選択図】図6

Description

本発明は、各種部品同士をピンで固定するか、そのように固定された状態からピンを抜くのに用いるピン着脱工具に関するものである。
各種部品同士を固定するために、従来から様々なピンが広く用いられている。部品同士をピンで固定する際には、部品を万力やプライヤで保持した状態で、ハンマーでピンを打ち込んでいる。逆に、ピンを抜く際には、部品を万力やプライヤで保持した状態で、ピンポンチによりピンに打撃を加えて抜いている。
しかしながら、従来の方法では、万力などの固定装置が必要である上、作業性にも劣る。また、ピンの着脱に際し、打撃が加えられるので、精密箇所や精密部品には適さない。
本発明が解決しようとする課題は、万力などの固定装置を別途必要とすることなく、また打撃を加えることなく、ピンを容易で確実に着脱可能にすることにある。
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、軸部(2)に筒部(3)をはめてピン(4)で固定するか、そのように固定された状態から前記ピン(4)を抜くのに用いる工具(1)であって、前記筒部(3)の径方向に形成されたピン穴(3a)の一端部の側に配置される本体部(10)と、前記ピン(4)の挿通穴(16)を有すると共にこの挿通穴(16)を前記ピン穴(3a)の他端部と対応させて前記筒部(3)に当てられる当て部(11)とを有するベース(6)と、前記ベース(6)の本体部(10)に対し進退可能に設けられ、前記当て部(11)との間で前記筒部(3)を保持する第一部材(7)と、この第一部材(7)に対し進退可能に設けられる第二部材(8)と、前記挿通穴(16)の軸線と同一軸線上に配置され、前記第一部材(7)に対する前記第二部材(8)の移動により前記第一部材(7)に対し進退可能とされ、先端部を前記ピン穴(3a)に差し込み可能な押し棒(9)とを備えることを特徴とするピン着脱工具である。
請求項1に記載の発明によれば、当て部(11)と第一部材(7)との間で筒部(3)を保持しつつ、第一部材(7)に対し第二部材(8)を進退させて、押し棒(9)でピン(4)を圧入したり、押し棒(9)でピン(4)を抜いたりすることができる。その際、当て部(11)の挿通穴(16)と、押し棒(9)とは同一軸線上に配置されるので、ピン穴(3a)やピン(4)に対する本工具(1)の位置決めは容易で確実である。このようにして、万力などの固定装置を別途必要とすることなく、また打撃を加えることなく、ピン(4)を容易で確実に着脱することができる。
請求項2に記載の発明は、前記第一部材(7)には、前記押し棒(9)が進退可能にはめ込まれるガイド穴(18)が形成されており、前記押し棒(9)の先端部を前記ガイド穴(18)の先端部よりも沈めた状態で、前記ガイド穴(18)の先端部に前記ピン(4)が受け入れ可能とされ、前記第一部材(7)の基端部に形成されたネジ穴(19)に、前記第二部材(8)が進退可能にねじ込まれ、前記押し棒(9)の基端部には、ケース(23)に対し進退可能に出没部(24)が設けられ、この出没部(24)は、基端側へ突出するよう付勢されると共に、この付勢力に対抗して前記ケース(23)へ押し込み可能とされており、前記第二部材(8)の先端面に、前記出没部(24)の基端面が当てられることを特徴とする請求項1に記載のピン着脱工具である。
請求項2に記載の発明によれば、押し棒(9)でピン(4)を抜き終えた瞬間、出没部(24)の付勢力でピン(4)を確実に押し出すことができる。また、軸部(2)に筒部(3)をはめてピン(4)で固定する際には、まず第一部材(7)のガイド穴(18)の先端部にピン(4)を落とし込んでおき、筒部(3)の径方向二ヶ所に設けられるピン穴(3a,3a)の一方に、第一部材(7)の先端部から突出するピン(4)を差し込んだ状態で、軸部(2)に筒部(3)をはめる。そして、ピン(4)の先端部が軸部(2)の外周面を押すように、出没部(24)がケース(23)に押し込まれた状態として、軸部(2)に対し筒部(3)の位置を調整すればよい。この場合、ピン(4)と軸部(2)のピン穴(2a)の位置が合致すれば、出没部(24)の付勢力により、ピン(4)が軸部(2)のピン穴(2a)に突入されて、ピン(4)と軸部(2)のピン穴(2a)を位置決めすることができる。あとは、第一部材(7)に対し第二部材(8)を操作して、押し棒(9)でピン(4)をピン穴(2a,3a)に押し込めばよい。
請求項3に記載の発明は、前記第一部材(7)は、前記ベース(6)の本体部(10)を貫通する共に、前記ベース(6)の本体部(10)に進退可能にねじ込まれ、前記第一部材(7)には、軸方向へ貫通して段付きの貫通穴(18,19)が形成されると共に、その先端側の小径穴が前記ガイド穴(18)とされる一方、基端側の大径穴に前記ケース(23)と前記出没部(24)とが収容されると共に、その大径穴の基端部が前記ネジ穴(19)とされて、前記第二部材(8)が進退可能にねじ込まれることを特徴とする請求項2に記載のピン着脱工具である。
請求項3に記載の発明によれば、ベース(6)の本体部(10)に第一部材(7)が進退可能にねじ込まれ、その第一部材(7)の貫通穴(18,19)に押し棒(9)や出没部(24)が配置され、第一部材(7)の基端部に第二部材(8)が進退可能にねじ込まれる。このようにして、ベース(6)に対する第一部材(7)の位置決め、および第一部材(7)に対する第二部材(8)の位置決めを、簡易な構成で実現することができる。
請求項4に記載の発明は、前記軸部(2)に前記筒部(3)をはめて前記ピン(4)で固定するのに用いられ、前記押し棒(9)の先端部を前記ガイド穴(18)の先端部よりも沈めると共に、前記当て部(11)と前記第一部材(7)の先端部との離隔距離を前記ピン(4)の長さよりも短くした状態で、前記ピン(4)を前記当て部(11)の挿通穴(16)を介して前記第一部材(7)のガイド穴(18)の先端部(18a)に落とし込み、前記第一部材(7)の先端部から突出する前記ピン(4)に、前記筒部(3)のピン穴(3a)を入れると共に、前記ベース(6)に対し前記第一部材(7)の位置を調整して、前記当て部(11)と前記第一部材(7)の先端部とで前記筒部(3)を挟み込み、前記第一部材(7)に対し前記第二部材(8)を操作して、前記筒部(3)の内周面から前記ピン(4)の先端部を突出させた状態で、前記軸部(2)に前記筒部(3)をはめ込み、前記押し棒(9)を突出する方向に前記第一部材(7)に対し前記第二部材(8)を操作した後、前記軸部(2)に対する前記筒部(3)の位置を調整して、前記出没部(24)の付勢力により前記ピン(4)を前記軸部(2)のピン穴(2a)に突入させて位置決めし、前記第一部材(7)に対し前記第二部材(8)を操作して、前記押し棒(9)で前記ピン(4)を押して、前記筒部(3)および前記軸部(2)の各ピン穴(3a,2a)に前記ピン(4)を入れることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のピン着脱工具である。
請求項4に記載の発明によれば、筒部(3)や軸部(2)の各ピン穴(3a,2a)に対するピン(4)の位置決めを容易で確実に行いつつ、しかも打撃を加えることなく、部品同士をピン(4)で固定することができる。
請求項5に記載の発明は、前記軸部(2)に前記筒部(3)をはめて前記ピン(4)で固定された状態から前記ピン(4)を抜くのに用いられ、前記挿通穴(16)を前記ピン(4)と対応して配置しつつ、前記筒部(3)の外周面に前記当て部(11)を当てると共に、前記ベース(6)に対し前記第一部材(7)の位置を調整して、前記当て部(11)と前記第一部材(7)の先端部とで前記筒部(3)を挟んだ後、前記第一部材(7)に対し前記第二部材(8)を操作して、前記押し棒(9)で前記ピン(4)を押して、前記筒部(3)および前記軸部(2)の各ピン穴(3a,2a)から前記ピン(4)を抜き外すことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載のピン着脱工具である。
請求項5に記載の発明によれば、筒部(3)や軸部(2)の各ピン穴(3a,2a)に対するピン(4)の位置決めを容易で確実に行いつつ、しかも打撃を加えることなく、ピン(4)を抜き外すことができる。
請求項6に記載の発明は、前記出没部(24)は、前記押し棒(9)の基端部に設けられる代わりに、前記第二部材(8)の先端部に設けられ、この出没部(24)は、前記第二部材(8)の先端部から先端側へ突出するよう付勢されると共に、この付勢力に対抗して前記第二部材(8)へ押し込み可能とされており、前記出没部(24)の先端面に、前記押し棒(9)の基端面が当てられることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載のピン着脱工具である。
請求項6に記載の発明によれば、押し棒(9)の基端部に出没部(24)を設けることに代えて、第二部材(8)の先端部に出没部(24)を設けることでも、前記各請求項に記載の発明と同等の作用効果を奏することができる。
さらに、請求項7に記載の発明は、オートバイのブレーキレバー(35)を交換するのに用いられ、ブレーキを操作するプッシュロッド(38)に、前記ブレーキレバー(35)が取り付けられると共に、前記ブレーキレバー(35)の開き角を調整する調整ダイヤル(37)が、前記プッシュロッド(38)の端部に取り付けられ、前記調整ダイヤル(37)は、前記プッシュロッド(38)の端部にはめ込まれる前記筒部(3)を備えると共に、この筒部(3)と前記プッシュロッド(38)とがロールピン(4)で着脱可能とされ、このロールピン(4)の着脱に用いられることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のピン着脱工具である。
請求項7に記載の発明によれば、オートバイのブレーキレバー(35)の交換を、容易で確実に行うことができる。しかも、打撃を加えることなく、ピン(4)を着脱できるので、ブレーキシステムに悪影響を及ぼすこともない。
本発明によれば、万力などの固定装置を別途必要とすることなく、また打撃を加えることなく、ピンを容易で確実に着脱することができる。
本発明のピン着脱工具の一実施例を示す概略分解斜視図である。 図1のピン着脱工具の組立状態の断面図である。 オートバイのブレーキレバーが取り付けられた右側ハンドルの概略図である。 図1のピン着脱工具を用いて、プッシュロッドから調整ダイヤルを取り外す状態を示す概略図であり、一部を断面にして示している。 図4の後続作業を示す図である。 図5の後続作業を示す図である。 図6の後続作業を示す図である。 図1のピン着脱工具を用いて、プッシュロッドに調整ダイヤルを取り付ける状態を示す概略図であり、一部を断面にして示している。 図8の後続作業を示す図である。 図9の後続作業を示す図である。 図10の後続作業を示す図である。 図1のピン着脱工具の当て部の変形例を示す図である。
以下、本発明の具体的実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1および図2は、本発明のピン着脱工具の一実施例を示す概略図であり、図1は分解斜視図、図2は組立状態の断面図である。
本実施例のピン着脱工具1は、たとえば図4において、軸部2に筒部3をはめてピン4で固定するか、そのように固定された状態からピン4を抜くのに用いる工具である。ピン4は、その種類を特に問わず、たとえば単なる丸棒状であってもよいが、典型的には、板材を円筒状に丸めたロールピンである。なお、ロールピンは、スプリングピンとも呼ばれる。
本実施例のピン着脱工具1は、グリップ5が設けられるベース6と、このベース6に進退可能に設けられる第一部材7と、この第一部材7に進退可能に設けられる第二部材8と、第一部材7に対する第二部材8の移動に伴い移動する押し棒9とを備える。
ベース6は、円柱状の本体部10と、前記筒部3(図4)への当て部11とを備える。本体部10は、円柱状に形成されると共に、その軸線に沿って貫通穴12,13が形成されている。この貫通穴は、先端側が小径穴12とされる一方、基端側が大径穴とされており、この大径穴は、基端側へ開口してネジ穴13とされている。
本体部10の先端部には、径方向外側へ僅かに突出してフランジ14が形成されている。また、本体部10の先端部には、本体部10の周方向一ヶ所から先端側へ延出部15が形成されており、この延出部15の先端部に当て部11が形成されている。当て部11は、その形状を特に問わないが、本実施例では、ピン4を着脱する前記筒部3に適合した内周を有する略半円筒状に形成されている。筒部3の外周面に当て部11の内周面をはめた状態で、筒部3の軸線と本体部10の貫通穴12,13の軸線とが垂直に交わるように、当て部11が形成される。
当て部11には、本体部10の貫通穴12,13の軸線と対応した位置に、ピン挿通穴16が貫通して形成されている。ピン挿通穴16は、ピン4を緩やかに通すように、ピン4よりやや大径に形成されている。
第一部材7は、細長い棒状に形成されており、先端部17は先細りの円錐台状に形成されている。第一部材7には、その軸線に沿って、段付きの貫通穴18,19が形成されている。第一部材7の先端側に配置される小径穴は、押し棒9が進退可能にはめ込まれるガイド穴18とされる。このガイド穴18の先端部は、ピン4を受け入れ可能に、ピン4よりやや大径のピン受入部18aとされている。一方、第一部材7の基端側に配置される大径穴には、基端側へ開口してネジ穴19が形成されている。
第一部材7の長手方向中央部には、径方向外側へ突出して大径部20が形成されている。この大径部20の外周面にはネジ山が形成されている。第一部材7は、その大径部20が、ベース6の本体部10のネジ穴13に進退可能にねじ込まれる。
ベース6の本体部10のネジ穴13に第一部材7の大径部20をねじ込んだ状態で、ベース6の本体部10には基端側からグリップ5がはめ込まれる。グリップ5は、外周部の一部を絞った円柱状とされ、軸線に沿って段付きの貫通穴21,22が形成されている。グリップ5の先端側に配置された大径穴21には、ベース6の本体部10がはめ込まれ、グリップ5と本体部10とは接着されて一体化される。この際、グリップ5の先端面はベース6のフランジ14に当てられた状態とされる。また、グリップ5の基端側に配置された小径穴22には、第一部材7が貫通される。第一部材7の大径部20は、グリップ5の小径穴22よりも大径であると共に、ベース6の本体部10の小径穴12よりも大径である。これにより、第一部材7は、グリップ5付きの本体部10からの脱落が防止される。
押し棒9は、細長い丸棒状であり、その直径は、部品に形成されるピン穴2a,3a(図7)よりも小径である。押し棒9の基端部は、第二部材8の先端部に固定されてもよいが、好ましくは両者を一体化せず次のように構成する。すなわち、押し棒9の基端部に、ケース23を介して出没ピン24を設けておき、この出没ピン24を第二部材8の先端部に当てて、第二部材8で押し棒9を動かすのがよい。
ケース23は、先端側へ開口する第一穴25と、基端側へ開口する第二穴26とを有する略円筒状である。ケース23の第一穴25には、押し棒9の基端部がはめ込まれて固定される。一方、ケース23の第二穴26には、出没ピン24が脱落不能に保持される。第二穴26に収容されたバネ27により、出没ピン24はケース23の基端部から突出するよう付勢される。そして、この付勢力に対抗して、出没ピン24は、ケース23の側へ押し込み可能とされる。このようにして、出没ピン24は、ケース23に対し設定範囲を可動するが、この可動距離(バネ27により突出した状態からの押し込み可能長さ)は、たとえば1〜2mm、ここでは1mmに設定される。
ケース23を介して出没ピン24が設けられた押し棒9は、先端側を第一部材7のガイド穴18に進退可能に差し込まれる。また、基端側のケース23や出没ピン24は、第一部材7の大径穴19内に配置される。
なお、出没ピン24は、必ずしもピン状である必要はなく、要はケース23の基端部からバネ27で基端側へ付勢され、その付勢力に対抗してケース23側へ押し込み可能であれば足りる。その点で、出没ピン24を出没部ということもできる。
第二部材8は、ボルト28の基端部に操作材29が設けられて構成される。操作材29は、円板状のフランジ30と、このフランジ30から先端側へ突出する円筒状のボス31とが一体形成されてなる。円筒状のボス31の中空穴32は、第一部材7の外径よりも大径に形成されている。
操作材29には、その軸線に沿って、基端部からボルト28が通される。ボルト28の頭部は、フランジ30の基端面に形成された凹部33に収容される。また、ボス31の中空穴32の底部には、ナット34が固定され、このナット34にボルト28がねじ込まれることで、操作材29とボルト28およびナット34が一体化される。
以上のような構成であるから、本実施例のピン着脱工具1は、グリップ5付きのベース6に対し第一部材7が進退可能にねじ込まれ、その第一部材7の基端部に第二部材8(ボルト28)が進退可能にねじ込まれる。また、第一部材7内には、出没ピン24を基端部に設けられた押し棒9が収容されている。第一部材7に対し第二部材8をねじ込めば、第二部材8が押し棒9を先端側へ押すことができる。また、ピン着脱工具1は通常立てて用いるので、第一部材7に対する第二部材8のねじ込みを緩めれば、その分だけ押し棒9を重力により基端側へ戻すことができる。
さらに、押し棒9の先端側への移動が阻止された状態で、第一部材7に対し第二部材8をねじ込めば、ケース23に対し出没ピン24が押し込まれることになる。その後、押し棒9の先端側への移動の阻止が解除されると、バネ27の付勢力によって、ケース23から出没ピン24が突出し、その分だけ押し棒9が先端側へ移動することになる。
以下、本実施例のピン着脱工具1の使用例について説明する。ここでは、オートバイのブレーキレバーを交換するために、ピン4を着脱する例について説明するが、ピン着脱工具1の用途はこれに限らないことは言うまでもない。
図3は、オートバイのブレーキレバー35が取り付けられた右側ハンドルの概略図である。この図に示すように、オートバイのハンドル36にブレーキレバー35が設けられるが、ハンドル36とブレーキレバー35との離隔距離は、調整ダイヤル37にて調整可能とされる。
具体的には、ブレーキを操作するプッシュロッド38に、ブレーキレバー35の中途がねじ込まれ、プッシュロッド38の端部の軸部2に、調整ダイヤル37の筒部3がはめ込まれる。そして、そのはめ合わせ部に、径方向にピン(ここではロールピン)4が圧入される。このようにして、プッシュロッド38の端部に調整ダイヤル37が設けられる。そして、調整ダイヤル37を回すことで、ハンドル36とブレーキレバー35との離隔距離を調整可能とされる。
さて、たとえばオートバイの転倒事故により、ブレーキレバー35が破損した場合など、ブレーキレバー35の交換が必要なことがある。ブレーキレバー35の交換に際しては、プッシュロッド38から調整ダイヤル37を脱着する必要があり、そのためにピン4の着脱が必要である。以下、〈調整ダイヤル37の取り外し〉と、〈調整ダイヤル37の取り付け〉とを順に説明する。
〈調整ダイヤル37の取り外し〉
図4から図7は、本実施例のピン着脱工具1を用いて、プッシュロッド38から調整ダイヤル37を取り外す状態を時系列に示す概略図であり、一部を断面にして示している。
前述したように、初期状態において、プッシュロッド38の端部には、調整ダイヤル37がピン4で固定されている。その具体的構成を説明すると、まず、プッシュロッド38の端部には、ネジが切られていない丸棒状の軸部2があり、この軸部2には、径方向に貫通してピン穴2aが形成されている。一方、調整ダイヤル37は、前記軸部2にはめられる筒部3を備え、その軸方向一端部には径方向外側へ突出してダイヤル本体39が設けられている。また、筒部3には、径方向に貫通してピン穴3aが形成されている。そして、軸部2に筒部3をはめた状態で、軸部2と筒部3の各ピン穴2a,3aの位置を揃えて、そのピン穴2a,3aにピン4が圧入されて、軸部2に筒部3が保持されている。
さて、この状態からピン着脱工具1を用いて、ピン4を取り外すには、まず図4に示すように、当て部11の内周部上端と第一部材7の先端部との離隔距離を筒部3の外径よりも大きくした状態で、筒部3の外周面に当て部11の内周面をはめればよい。この際、当て部11のピン挿通穴16を、筒部3のピン穴3aまたはそこに通されたピン4と対応させて配置する。
図示例のように軸部2の軸線が水平の場合、ピン4が上下方向に沿うように軸部2の回転停止位置を調整した状態として、当て部11をフックとして筒部3に引っ掛けるだけでよい。もし、筒部3の外周面上部からピン4の端部が若干突出している場合、その突出部にピン挿通穴16を入れることで、筒部3に対する当て部11の位置決めは一層容易になされる。あるいは、筒部3の外周面下部からピン4の端部が若干凹んでいる場合、次のようにして、その凹み部に出没ピン24の作用で押し棒9の先端部を入れることで、筒部3に対する当て部11の位置決めは容易になされる。つまり、まず、当て部11と押し棒9の先端部とを筒部3の外周面に当てる一方、出没ピン24がケース23に押し込まれた状態とした後、筒部3に対しピン着脱工具1を移動させて、筒部3のピン穴3aとピン着脱工具1の押し棒9の位置を揃えるようにする。そして、両者の位置が合致すれば、出没ピン24の押し込みが解かれて、押し棒9が先端側へ移動し、押し棒9の先端部が筒部3のピン穴3aに僅かに突入される。これにより、筒部3に対する当て部11の位置決めは容易になされる。
次に、図5に示すように、第一部材7の先端部が筒部3に当たるまで、ベース6に対し第一部材7をねじ込めばよい。これにより、筒部3は、ベース6の当て部11と第一部材7の先端部との間に挟み込まれる。図示例では、筒部3は、周側壁上方に当て部11が当てられ、周側壁下方に第一部材7が当てられる。
当て部11のピン挿通穴16と第一部材7のガイド穴18とは同一軸線上に配置されるので、筒部3の上部においてピン穴3aにピン挿通穴16を対応させておけば、筒部3の下部においてピン穴3aにガイド穴18が対応することになる。つまり、筒部3の径方向に形成されたピン穴3aの一端部(図示例では下端部)に、第一部材7のガイド穴18が対応され、他端部(図示例では上端部)に、当て部11のピン挿通穴16が対応される。
その状態で、図6に示すように、第一部材7に対し第二部材8をねじ込んで、第二部材8の先端部で押し棒9を押し出していけばよい。これにより、押し棒9が、軸部2および筒部3のピン穴2a,3aに挿入されつつ、ピン4をピン穴2a,3aから押し出す。筒部3からピン4が抜ける瞬間、出没ピン24のバネ力により、押し棒9が上方へ動き、ピン4が飛び出すため、ピン4の先端に指を添えておけば、ピン4が飛び出して指に当たる感触で、ピン4の抜き取りを把握することができる。
その後、図7に示すように、第一部材7に対し第二部材8を下げて、軸部2と筒部3のピン穴2a,3aから押し棒9を抜けばよい。これにより、軸部2から筒部3を取り外すことができる。
なお、ブレーキレバー35を交換するには、ブレーキレバー35の支軸40(図3)を抜き外すと共に、プッシュロッド38の端面に形成された溝にマイナスドライバーの先を当てて、プッシュロッド38を回せば、ブレーキレバー35を外すことができる。そして、これと逆の動作で、新たなブレーキレバー35をプッシュロッド38に取り付けることができる。その後、以下に述べるようにして、プッシュロッド38の先端部に再び調整ダイヤル37を取り付ければよい。
〈調整ダイヤル37の取り付け〉
図8から図11は、本実施例のピン着脱工具1を用いて、プッシュロッド38に調整ダイヤル37を取り付ける状態を時系列に示す概略図であり、一部を断面にして示している。
まず、図8に示すように、第一部材7に対する第二部材8のねじ込みを緩めて、押し棒9の先端部をガイド穴18の先端部(つまり第一部材7の先端部)よりも沈めた状態としておき、ガイド穴18の先端部にピン4を受け入れ可能としておく。なお、ガイド穴18は、先端部のピン受入部18aのみをやや大径としておき、このピン受入部18aの底にピン4の基端部が当接した状態で、第一部材7の先端部からピン4の先端部が僅かに突出する構成としておくのがよい。
いずれにせよ押し棒9の先端部を第一部材7の先端部よりも沈めた状態とし、さらに、当て部11の内周部上端と第一部材7の先端部との離隔距離を、ピン4の長さよりも短くした状態とする。そして、その状態で、当て部11のピン挿通穴16を介して、第一部材7のガイド穴18の先端部(ピン受入部18a)にピン4を落とし込めばよい。
次に、図9に示すように、ベース6に対し第一部材7を進退させて、ベース6の当て部11と第一部材7の先端部とで筒部3を保持する。この際、筒部3の径方向二ヶ所のピン穴3a,3aの内、一方のピン穴3aに、第一部材7のガイド穴18の先端部を対応させ、他方のピン穴3aに、当て部11のピン挿通穴16を対応させる。予め第一部材7の先端部からピン4を少し突出させておけば、その突出部に筒部3のピン穴3aを入れることで、ピン着脱工具1に対する筒部3の保持位置は容易に決定できる。
その後、好ましくは、第一部材7に対し第二部材8を操作して、筒部3の内周面からピン4の先端部がわずかに見える状態としてから、軸部2に筒部3をはめ込む。筒部3の内周面からピン4の先端部がわずかに突出していても、軸部2の端部はテーパ状に形成されている上、押し棒9の基端部に出没ピン24が設けられているので、その出没ピン24がケース23に押し込まれつつ、軸部2に筒部3をはめることができる。その状態で、軸部2と筒部3の各ピン穴2a,3aの位置が合致すれば、バネ27の付勢力により出没ピン24が突出することで、ピン4の先端部を軸部2のピン穴2aに入れて、軸部2と筒部3との配置を決定することができる。但し、より確実には、軸部2に筒部3をはめた後、第一部材7に対し第二部材8を少しねじ込んでから、軸部2に対し筒部3の配置を調整するのがよい。
いずれにしても、押し棒9の先のピン4の先端部を軸部2の外周面に当てる一方、出没ピン24がケース23に押し込まれた状態とした後、軸部2に対し筒部3を移動させて、軸部2と筒部3の各ピン穴2a,3aを揃えるようにする。この場合、軸部2と筒部3の各ピン穴2a,3aの位置が合致すれば、出没ピン24の押し込みが解かれて、押し棒9が先端側へ移動し、それにより図10に示すように、ピン4の先端部が軸部2のピン穴2aに僅かに突入される。このようにして、ピン4と軸部2のピン穴2aを、容易で確実に位置決めすることができる。
その後、図11に示すように、第一部材7に対し第二部材8をねじ込んで、押し棒9でピン4を圧入していけばよい。このようにして、軸部2と筒部3の各ピン穴2a,3aに、ピン4を圧入することができる。なお、ピン穴2a,3aにピン4を圧入している際、その抵抗により、第二部材8は出没ピン24をケース23に押し込んだ状態とする。
最後に、第一部材7に対し第二部材8を下げて、押し棒9を第一部材7内に戻すと共に、ベース6に対し第一部材7を下げて、ベース6の当て部11と第一部材7の先端部との間で挟んでいた筒部3を離せばよい。
以上、詳述したとおり、本実施例のピン着脱工具1によれば、ベース6の当て部11と第一部材7の先端部との間で筒部3を保持しつつ、第一部材7に対し第二部材8を進退させて、押し棒9でピン4を圧入したり、押し棒9でピン4を抜いたりすることができる。従って、万力などの固定装置を別途必要とすることなく、また打撃を加えることなく、ピン4を容易で確実に着脱することができる。
従って、特に精密箇所や精密部品において、ピン4を着脱するのに適する。また、オートバイのブレーキレバー35の交換の際、ピン4の着脱のために打撃を加えると、その衝撃がブレーキシステムに加わり、エアかみを起こすおそれがあるが、本実施例のピン着脱工具1を用いれば、打撃を与えることなく交換できるので、そのような不都合はない。
本発明のピン着脱工具1は、前記実施例の構成に限らず適宜変更可能である。特に、ベース6に対し第一部材7を進退可能とし、第一部材7に対し第二部材8を進退可能とし、第一部材7に対する第二部材8の移動により第一部材7に対し押し棒9を進退可能であれば、各部品の形状や構成は適宜に変更可能である。
また、本発明のピン着脱工具1は、ピン4の取り付けおよび/または取り外しに用いる限り、その用途やピン4の種類は問わない。また、ピン4で着脱可能とされる部品は、軸部2を有する部品と、筒部3を有する部品とであれば、それぞれ軸部2または筒部3以外の箇所の構成は問わない。
また、前記実施例では、ベース6の本体部10に対し第一部材7を進退可能にねじ込んだが、場合により、ベース6と第一部材7とはねじ込みではなくてもよい。たとえば、上下に細長いベース6の本体部10に対し第一部材7がスライド可能であると共に、本体部10とベース6とを任意の位置で位置決め可能であってもよい。しかも、ベース6の本体部10は、必ずしもベース6の真下に配置されなくてもよい。但し、前記実施例のように、ペンシル型に構成するのが、簡易でコンパクトである。
また、前記実施例では、出没部(出没ピン)24は、押し棒9の基端部に設けられたが、これに代えて、第二部材8(具体的にはそのボルト28)の先端部に設けられてもよい。この場合、出没部24は、第二部材8の先端部から先端側へ突出するよう付勢されると共に、この付勢力に対抗して第二部材8へ押し込み可能とされる。そして、出没部24の先端面に、押し棒9の基端面が当てられる。
さらに、図12に示すように、当て部11の幅方向両端部には、適宜、切欠き11a,11aを設けてもよい。調整ダイヤル37のダイヤル本体39と筒部3との境界にアール部があり、筒部3に当て部11を当てる際に、アール部に当て部11が干渉する場合には、予め当て部11の幅方向両端部に切欠き11aが形成されたものを用いればよい。また、当て部11は、前記実施例のように筒部3の形状に倣った形状が好ましいが、必ずしても当て部11の内周面と筒部3の外周面が面接触する必要はなく、たとえば逆V字形状とするなど、その形状は適宜に変更可能である。
1 ピン着脱工具
2 軸部
2a (軸部の)ピン穴
3 筒部
3a (筒部の)ピン穴
4 ピン
5 グリップ
6 ベース
7 第一部材
8 第二部材
9 押し棒
10 本体部
11 当て部
16 ピン挿通穴
18 ガイド穴
19 ネジ穴
23 ケース
24 出没ピン(出没部)
27 バネ
28 ボルト
29 操作材
34 ナット
35 ブレーキレバー
37 調整ダイヤル
38 プッシュロッド

Claims (7)

  1. 軸部(2)に筒部(3)をはめてピン(4)で固定するか、そのように固定された状態から前記ピン(4)を抜くのに用いる工具(1)であって、
    前記筒部(3)の径方向に形成されたピン穴(3a)の一端部の側に配置される本体部(10)と、前記ピン(4)の挿通穴(16)を有すると共にこの挿通穴(16)を前記ピン穴(3a)の他端部と対応させて前記筒部(3)に当てられる当て部(11)とを有するベース(6)と、
    前記ベース(6)の本体部(10)に対し進退可能に設けられ、前記当て部(11)との間で前記筒部(3)を保持する第一部材(7)と、
    この第一部材(7)に対し進退可能に設けられる第二部材(8)と、
    前記挿通穴(16)の軸線と同一軸線上に配置され、前記第一部材(7)に対する前記第二部材(8)の移動により前記第一部材(7)に対し進退可能とされ、先端部を前記ピン穴(3a)に差し込み可能な押し棒(9)と
    を備えることを特徴とするピン着脱工具。
  2. 前記第一部材(7)には、前記押し棒(9)が進退可能にはめ込まれるガイド穴(18)が形成されており、
    前記押し棒(9)の先端部を前記ガイド穴(18)の先端部よりも沈めた状態で、前記ガイド穴(18)の先端部に前記ピン(4)が受け入れ可能とされ、
    前記第一部材(7)の基端部に形成されたネジ穴(19)に、前記第二部材(8)が進退可能にねじ込まれ、
    前記押し棒(9)の基端部には、ケース(23)に対し進退可能に出没部(24)が設けられ、
    この出没部(24)は、基端側へ突出するよう付勢されると共に、この付勢力に対抗して前記ケース(23)へ押し込み可能とされており、
    前記第二部材(8)の先端面に、前記出没部(24)の基端面が当てられる
    ことを特徴とする請求項1に記載のピン着脱工具。
  3. 前記第一部材(7)は、前記ベース(6)の本体部(10)を貫通する共に、前記ベース(6)の本体部(10)に進退可能にねじ込まれ、
    前記第一部材(7)には、軸方向へ貫通して段付きの貫通穴(18,19)が形成されると共に、その先端側の小径穴が前記ガイド穴(18)とされる一方、基端側の大径穴に前記ケース(23)と前記出没部(24)とが収容されると共に、その大径穴の基端部が前記ネジ穴(19)とされて、前記第二部材(8)が進退可能にねじ込まれる
    ことを特徴とする請求項2に記載のピン着脱工具。
  4. 前記軸部(2)に前記筒部(3)をはめて前記ピン(4)で固定するのに用いられ、
    前記押し棒(9)の先端部を前記ガイド穴(18)の先端部よりも沈めると共に、前記当て部(11)と前記第一部材(7)の先端部との離隔距離を前記ピン(4)の長さよりも短くした状態で、前記ピン(4)を前記当て部(11)の挿通穴(16)を介して前記第一部材(7)のガイド穴(18)の先端部(18a)に落とし込み、
    前記第一部材(7)の先端部から突出する前記ピン(4)に、前記筒部(3)のピン穴(3a)を入れると共に、前記ベース(6)に対し前記第一部材(7)の位置を調整して、前記当て部(11)と前記第一部材(7)の先端部とで前記筒部(3)を挟み込み、
    前記第一部材(7)に対し前記第二部材(8)を操作して、前記筒部(3)の内周面から前記ピン(4)の先端部を突出させた状態で、前記軸部(2)に前記筒部(3)をはめ込み、
    前記押し棒(9)を突出する方向に前記第一部材(7)に対し前記第二部材(8)を操作した後、前記軸部(2)に対する前記筒部(3)の位置を調整して、前記出没部(24)の付勢力により前記ピン(4)を前記軸部(2)のピン穴(2a)に突入させて位置決めし、
    前記第一部材(7)に対し前記第二部材(8)を操作して、前記押し棒(9)で前記ピン(4)を押して、前記筒部(3)および前記軸部(2)の各ピン穴(3a,2a)に前記ピン(4)を入れる
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載のピン着脱工具。
  5. 前記軸部(2)に前記筒部(3)をはめて前記ピン(4)で固定された状態から前記ピン(4)を抜くのに用いられ、
    前記挿通穴(16)を前記ピン(4)と対応して配置しつつ、前記筒部(3)の外周面に前記当て部(11)を当てると共に、前記ベース(6)に対し前記第一部材(7)の位置を調整して、前記当て部(11)と前記第一部材(7)の先端部とで前記筒部(3)を挟んだ後、
    前記第一部材(7)に対し前記第二部材(8)を操作して、前記押し棒(9)で前記ピン(4)を押して、前記筒部(3)および前記軸部(2)の各ピン穴(3a,2a)から前記ピン(4)を抜き外す
    ことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載のピン着脱工具。
  6. 前記出没部(24)は、前記押し棒(9)の基端部に設けられる代わりに、前記第二部材(8)の先端部に設けられ、
    この出没部(24)は、前記第二部材(8)の先端部から先端側へ突出するよう付勢されると共に、この付勢力に対抗して前記第二部材(8)へ押し込み可能とされており、
    前記出没部(24)の先端面に、前記押し棒(9)の基端面が当てられる
    ことを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載のピン着脱工具。
  7. オートバイのブレーキレバー(35)を交換するのに用いられ、
    ブレーキを操作するプッシュロッド(38)に、前記ブレーキレバー(35)が取り付けられると共に、前記ブレーキレバー(35)の開き角を調整する調整ダイヤル(37)が、前記プッシュロッド(38)の端部に取り付けられ、
    前記調整ダイヤル(37)は、前記プッシュロッド(38)の端部にはめ込まれる前記筒部(3)を備えると共に、この筒部(3)と前記プッシュロッド(38)とがロールピン(4)で着脱可能とされ、
    このロールピン(4)の着脱に用いられる
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のピン着脱工具。
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