JP2012016146A - モータ、当該モータを駆動源とするポンプおよび当該ポンプを搭載した給湯機器、食器洗浄機、洗濯機 - Google Patents

モータ、当該モータを駆動源とするポンプおよび当該ポンプを搭載した給湯機器、食器洗浄機、洗濯機 Download PDF

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Abstract

【課題】延長部の大きさや形状の自由度を確保しつつ、渦電流損を低減して駆動効率を向上させることの可能なモータ、当該モータを駆動源とするポンプおよび当該ポンプを搭載した給湯機器、食器洗浄機、洗濯機を得る。
【解決手段】周方向にマグネット42を配置させた回転可能なロータ4と、前記マグネット42に対向配置される磁極53を有したステータ5とを備え、前記ステータ5の磁極53が、磁極基部54と当該磁極基部54から前記ロータ4の軸方向に沿って延伸させた延長部55とを備えて構成されるモータMにおいて、前記磁極53のうち少なくとも延長部55を、積層板59aで構成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、モータ、当該モータを駆動源とするポンプおよび当該ポンプを搭載した給湯機器、食器洗浄機、洗濯機に関する。
一般的に、モータの駆動力は、ステータの磁極とロータのマグネットとの対向面積に依存するため、これらの対向面におけるマグネットの幅(軸方向の長さ)が、磁極の磁極基部の幅よりも大きい場合に、当該基部から軸方向に沿って延長部を設けることが行われている(例えば、特許文献1参照)。
かかる構成により、ステータの磁極とロータのマグネットとの対向面積を大きくし、以てモータの駆動力を高めることができるのであるが、単に延長部を形成しただけでは渦電流が発生してしまい損失となってしまう。
そこで、この特許文献1では、延長部に所定間隔を空けてスリットを形成し、渦電流を分断することでモータの駆動効率の低下を抑制している。
特開2009−095130号公報
しかしながら、上記従来技術のようにスリットを設ける構成では、延長部の強度を保持しつつ当該延長部にスリットを形成しなければならないため、延長部の大きさ(厚み)や形状に制約を受けてしまうという問題があった。
そこで、本発明は、延長部の大きさや形状の自由度を確保しつつ、渦電流損を低減して駆動効率を向上させることの可能なモータ、当該モータを駆動源とするポンプおよび当該ポンプを搭載した給湯機器、食器洗浄機、洗濯機を得ることを目的とする。
かかる課題を解決するために、本発明のモータにあっては、周方向にマグネットを配置させた回転可能なロータと、前記マグネットに対向配置される磁極を有したステータとを備え、前記ステータの磁極が、磁極基部と当該磁極基部から前記ロータの軸方向に沿って延伸させた延長部とを備えて構成されるモータであって、前記磁極のうち少なくとも前記延長部を、積層板で構成したことを特徴とする。
本発明のモータによれば、磁極のうち少なくとも延長部を積層板で構成したので、従来技術と同様に、延長部に発生する渦電流を分断することができるようになる。このとき、延長部は積層板で構成するだけでスリットを形成する必要がないため、延長部の大きさや形状に制約を受けず、渦電流損を低減して駆動効率を向上させたモータを提供することができる。
本発明の第1実施形態にかかるモータを適用したポンプの断面図である。 本発明の第1実施形態にかかるステータを模式的に示した図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A断面図である。 図2に示すステータコアの分解斜視図である。 図3に示すステータコアにコイルを巻き付けた状態を示した図である。 本発明の第1実施形態にかかるステータの第1変形例を模式的に示した図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B断面図である。 図5に示すステータコアの分解斜視図である。 本発明の第1実施形態にかかるステータの第2変形例を模式的に示した図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のC−C断面図である。 図7に示すステータコアの分解斜視図である。 図8に示すステータコアにコイルを巻き付けた状態を示した図である。 図9に示すステータの磁極に流れる磁束および渦電流を示した説明図であり、(a)は図7(b)と同位置の断面図、(b)は延長部を模式的に示した平面図である。 本発明の第2実施形態にかかるモータを適用したポンプの断面図である。 本発明の第2実施形態にかかるステータを模式的に示した図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のD−D断面図である。 図12に示すステータを示した図であり、(a)はステータコアの分解斜視図、(b)は(a)に示すステータコアにコイルを巻き付けた状態を示した図である。 本発明の第2実施形態にかかるステータの第1変形例を模式的に示した図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のE−E断面図である。 図14に示すステータを示した図であり、(a)はステータコアの分解斜視図、(b)は(a)に示すステータコアにコイルを巻き付けた状態を示した図である。 本発明の第2実施形態にかかるステータの第2変形例を示した図であり、(a)はステータコアの分解斜視図、(b)は(a)に示すステータコアを組み立てた状態を示した図である。 図16に示すステータの磁極に流れる磁束および渦電流の説明図であり、(a)はポンプの一部断面図、(b)は延長部を模式的に示した平面図、(c)は取付板を模式的に示した斜視図である。 本発明の第2実施形態にかかるステータの第3変形例を示した分解斜視図である。 図18に示すステータの組立状況を示した図であり、(a)はコア部材をステータコアの接続部に嵌合させた状態を示した図であり、(b)は(a)に示すステータコアにコイルを巻き付けた状態を示した図である。 本発明の第2実施形態にかかるステータの第4変形例を示した図であり、(a)はコア部材の分解斜視図、(b)はコア部材とステータコアを示した斜視図、(c)は(b)に示すコア部材をステータコアに挿入させた状態を示した図である。 本発明の第3実施形態にかかるステータを模式的に示した図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のF−F断面図である。 本発明のポンプを搭載した食器洗浄機の内部構造を示す模式図である。 本発明のポンプを搭載した給湯ユニットの回路図である。 本発明のポンプを搭載した洗濯機の内部構造を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1〜図4は、本発明の第1実施形態にかかるモータを適用したポンプを示した図である。まずは図1を参照して、本実施形態のポンプの概略構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態のポンプPは、モータMを駆動源とするポンプPであり、ポンプケース1と、分離版2と、羽根車3と、ロータ4と、ステータ5と、制御基板6とを備えて構成されている。
ポンプケース1と分離版2とは互いに結合されており、これらが対をなしてポンプ室7を形成している。ポンプケース1と分離版2との結合部分には、ポンプ室7の水密性を確保する観点から図示せぬシール部材を介在させている。そして、このポンプ室7には、羽根車3とロータ4とが一体化された状態で回転自在に収容される。ロータ4の周囲には、分離版2を挟んで外側にステータ5が対向配置されており、いわゆるインナー型ロータ構造のモータ構成となっている。
ポンプケース1は、分離版2とともにポンプ室7を形成しており、ポンプ室7を画定するケース本体11と、吸入口12と、吐出口13とで構成されている。吸入口12は、ケース本体11の天面中央に開口されており、ポンプ室7内に液体を吸入するための開口として機能する。一方、吐出口13は、ケース本体11の側壁に設けられており、ポンプ室7内の液体を吐出するための開口として機能する。
分離版2は、ポンプケース1とともにポンプ室7を形成しており、ロータ4とステータ5とを水密状態に分離する機能を担っている。
羽根車3は、ロータ4に対して一体的に取り付けられており、ロータ4とともに回転する。この羽根車3は、自己が回転することにより、吸入口12からポンプ室7内へと液体を吸い込むとともに、吸い込んだ液体に遠心力を加えて吐出口13からポンプP外へと排出する。
ロータ4は、円筒体として形成され、羽根車3を回転駆動させる。このロータ4は、円筒形状のロータ本体41と、ロータ本体41の外壁(外周側)に設けられて磁気回路(磁束)を構成する複数のマグネット42と、羽根車3を取り付ける支持板43とで構成されている。本実施形態では、ポンプケース1に設けられた軸支え部44と分離板2の端板21とに回転自在に支持された軸部45とともにロータ4が回転するようになっている。なお、マグネット42と分離板2との間には、ロータ4の回転時に接触しない程度の隙間(クリアランス)が確保されている。
ステータ5は、本実施形態では複数の鋼板58を積層して形成されるステータコア51と、このステータコア51に巻回される環状コイル(コイル)52と、ロータ4のマグネット42に対向配置される磁極53とで構成されている。ここで、本実施形態のモータMにおいては、詳細を後述するが、ステータ5の磁極53は、その磁極基部54がマグネット42との対向面においてマグネットの幅(軸方向長さ)よりも小さくなっているが、両脇に配置される延長部55によって対向面積を大きくし、以てモータMの駆動力を高めることができるようになっている。
制御基板6は、ロータ4の回転位置を検出する位置検出センサ(図示せず)からの信号を受けて、環状コイル52に流す電流を制御するようになっている。これにより、制御基板6は、ロータ4の回転位置に応じて環状コイル52で発生させた磁界を制御する。そして、この制御基板6を含めた背面側、詳細にはポンプケース1を除いた部位全体がモールド樹脂9で被覆されるようになっている。つまり、このポンプPでは、分離板2、ステータ5および制御基板6がモールド樹脂9で被覆され、これにより強度が確保されている。
このように構成されたポンプPにおいては、制御基板6により環状コイル52が通電され、当該環状コイル52の通電により発生する磁界がステータ5の磁極53からロータ4のマグネット42へと伝達されてマグネット42が吸引反発することで、ロータ4と一体的に設けられた羽根車3が、軸部45とともに回転する。そして、この羽根車3の回転にともないポンプ作用が発生し、液体が吸入口12よりポンプ室7内へと吸い込まれ、羽根車3により遠心力を加えられて吐出孔13からポンプP外へと吐出される。
次に、図2〜図4を参照して、本実施形態の特徴部分であるモータMについて詳しく説明する。
上述したように、本実施形態のモータMは、周方向にマグネット42を配置させた回転可能なロータ4と、複数の鋼板58を積層して形成されるステータコア51に環状コイル53を巻回させたステータ5と、を主体に構成されている。
本実施形態では、ステータ5のステータコア51は、図2および3に示すように、外周側に配置される環状部57と、マグネット42に対向配置される磁極53の磁極基部54と、前記環状部57からロータ4側に向けて突出して前記磁極基部54を接続する接続部56とを備えている。そして、これらの板材54a〜57aを有した形状の鋼板58を、例えば20〜30枚、ポンプPの軸方向に積層させている。
磁極基部54は、マグネット42の極数に応じて周方向に沿って複数(本実施形態では、8極)設けられるようになっており、この磁極基部54を、接続部56を介して環状部57で接続した構成となっている。すなわち、本実施形態では、環状部57から8つの接続部56が径内側に向けて突出しており、この8つの接続部56の先端にそれぞれ磁極基部54が設けられている。
ここで、磁極基部54は上述したように、マグネット42との対向面においてマグネットの幅(軸方向の長さ)よりもその積層幅が小さくなっている。そこで、本実施形態では、マグネット42の幅方向(軸方向)と略平行に延長部55を設けるとともに、この延長部55を、複数の積層板59aで構成している。
具体的には、本実施形態では、ステータコア51の磁極基部54に、延長部55が積層板59aで形成されたコア部材59を接着するようになっている。その際、コア部材59は、ロータ4の外径に類似した押さえ具に沿って磁極基部54に積層(接着)させるのが好ましく、積層後にロータ4の外径に合わせて余剰部を切除するのが有効である。
延長部55の積層板59aは、本実施形態ではステータコア51の鋼板58と同じくポンプPの軸方向、即ち、延長部55の延伸方向に沿って積層されるようになっている。この積層板59aは、その厚さがステータコア51の鋼板58と同じ厚さのものを用いるのが好ましく、そうすれば同じ板厚部材から打ち抜きを行うことが可能となる。なお、本実施形態では、延長部55の積層板59aを、ステータコア51と同じく鋼板で構成しているが、これに限定されない。
そして、図4に示すように、磁極53と環状部57との間を埋めるようにして接続部56に環状コイル52を巻き付けている。この際、延長部55の領域を含むようにして環状コイル52を巻き付けるのが好ましい。
以上の構成により、本実施形態のモータMによれば、磁極基部54からロータ4の軸方向に沿って延伸させた延長部55により、ステータ5の磁極53とロータ4のマグネット42との対向面積を大きくしてモータMの駆動力を高めることができる。そして、磁極53のうち少なくとも延長部55を積層板59aで構成したので、従来技術と同様に、延長部55に発生する渦電流を分断することができるようになる。すなわち、延長部55には、積層板59aの積層による絶縁部が存在することとなり、これにより渦電流を分断して渦電流およびそれによるモータMの発熱を小さくすることができる。この際、延長部55は積層板59aで構成するだけで従来技術のようにスリットを形成する必要がないため、延長部55の大きさや形状に制約を受けず、渦電流損を低減して駆動効率を向上させたモータMを提供することができる。
また、本実施形態では、ステータコア51の磁極基部54に、上記延長部55が積層板59aで形成されたコア部材59を取り付けるようにしたので、渦電流損を低減したモータMを比較的簡単に製造することができる。
次に、図5〜図10を参照して、上記第1実施形態にかかるモータMの構成部品であるステータ5の変形例について説明する。なお、本変形例を説明するにあたって、上記第1実施形態のステータ5と同様の構成要素には共通の符号を付与するとともに、重複する説明を省略して述べるものとする。図5および図6は、第1変形例を示した図である。
第1変形例のステータ5Aは、上記第1実施形態のステータ5と同様にして、環状部57と、磁極基部54と、これら環状部57および磁極基部54を接続する接続部56とが形成されたステータコア51を備えており、当該ステータコア51の磁極基部54に延長部55が積層板59aで形成されたコア部材59を取り付けるようになっている。
ここで、第1変形例のステータ5Aが上記第1実施形態のステータ5と主に異なる点は、磁極基部54のコア部材59との当接面54b、54cに、段差70を設けたことにある。この段差70は、ステータコア51を構成する複数の鋼板58のうち、磁極基部54に対応する位置の最外層の鋼板58を切欠くことで容易に形成することができる。
以上の構成により、第1変形例のステータ5Aによれば、磁極基部54のコア部材59との当接面54b、54cに段差70を設けたため、この段差70によってコア部材59の位置決めを容易に行うことができるようになり、コア部材59の接着を精度よく簡単に行うことができるようになる。
図7〜図10は、上記第1実施形態にかかるステータ5の第2変形例を示した図である。
第2変形例のステータ5Bは、上記第1実施形態および第1変形例のステータ5、5Aと同様にして、環状部57と、磁極基部54と、これら環状部57および磁極基部54を接続する接続部56とが形成されたステータコア51を備えており、当該ステータコア51の磁極基部54に延長部55が積層板59aで形成されたコア部材59を取り付けるようになっている。
ここで、第2変形例のステータ5Bが上記第1実施形態および第1変形例のステータ5、5Aと主に異なる点は、図8および図9に示すように、積層板59aを、ロータ4の周方向に沿って積層させたことにある。
図10(a)に示すように、ロータ4マグネット42から延長部55へ生じる磁束wは、当該延長部55から磁極基部54へと向けて流れるため、渦電流eはこの磁束wの周囲を回り込むようにして流れようとする。よって、積層板59aを延長部59の延伸方向(ロータ4の軸方向)と略直交するロータ4の周方向に沿って積層させれば、図10(b)に示すように、渦電流eを当該渦電流eの進行方向に絶縁することができるようになり、渦電流eを効果的に分断することができるようになる。
以上の構成により、第2変形例のステータ5Bによれば、積層板59aを、ロータ4の周方向に沿って積層させたため、渦電流eを効果的に分断して駆動効率をより向上させたモータMを提供することができるようになる。
また、第2変形例のステータ5Bにあっても、第1変形例のステータ5Aと同様にして、磁極基部54のコア部材59との当接面54b、54cに段差70を設けたため、コア部材59の接着を精度よく簡単に行うことができる。
[第2実施形態]
図11〜図13は、本発明の第2実施形態にかかるモータを適用したポンプを示した図である。まずは図11を参照して、本実施形態のポンプの概略構成について説明する。
図11に示すように、本実施形態のポンプP1は、モータM1を駆動源とするポンプPであり、ポンプケース1と、分離版2と、羽根車3と、ロータ4と、ステータ105と、制御基板6とを備えて構成されている。
ポンプケース1と分離版2とは互いに結合されており、これらが対をなしてポンプ室7を形成している。ポンプケース1と分離版2との結合部分には、ポンプ室7の水密性を確保する観点から図示せぬシール部材を介在させている。ポンプ室7には、羽根車3とロータ4とが一体化された状態で回転自在に収容されている。ロータ4の周囲には、分離版2を挟んで外側にステータ105が対向配置されており、いわゆるインナー型ロータ構造のモータ構成となっている。
ポンプケース1は、分離版2とともにポンプ室7を形成しており、ポンプ室7を画定するケース本体11と、吸入口12と、吐出口13とで構成されている。吸入口12は、ケース本体11の天面中央に開口されており、ポンプ室7内に液体を吸入するための開口として機能する。一方、吐出口13は、ケース本体11の側壁に設けられており、ポンプ室7内の液体を吐出するための開口として機能する。
分離版2は、ポンプケース1とともにポンプ室7を形成しており、ロータ4とステータ105とを水密状態に分離する機能を担っている。
羽根車3は、ロータ4に対して一体的に取り付けられており、ロータ4とともに回転する。この羽根車3は、自己が回転することにより、吸入口12からポンプ室7内へと液体を吸い込むとともに、吸い込んだ液体に遠心力を加えて吐出口13からポンプP外へと排出する。
ロータ4は、円筒体として形成され、羽根車3を回転駆動させる。このロータ4は、円筒形状のロータ本体41と、ロータ本体41の外壁(外周側)に設けられて磁気回路(磁束)を構成する複数のマグネット42と、羽根車3を取り付ける支持板43とで構成されている。本実施形態では、ポンプケース1に設けられた軸支え部44と分離板2の端板21とに回転自在に支持された軸部45とともにロータ4が回転するようになっている。なお、マグネット42と分離板2との間には、ロータ4の回転時に接触しない程度の隙間(クリアランス)が確保されている。
ステータ105は、本実施形態では複数の鋼板158を積層して形成されるステータコア151と、このステータコア151に巻回される環状コイル(コイル)152と、ロータ4のマグネット42に対向配置される磁極153とで構成されている。ここで、本実施形態のモータMにおいては、詳細を後述するが、ステータ105の磁極153は、その磁極基部154がマグネット42との対向面においてマグネットの幅(軸方向長さ)よりも小さくなっているが、両脇に配置される延長部155によって対向面積を大きくし、以てモータM1の駆動力を高めることができるようになっている。
制御基板6は、ロータ4の回転位置を検出する位置検出センサ(図示せず)からの信号を受けて、環状コイル152に流す電流を制御するようになっている。これにより、制御基板6は、ロータ4の回転位置に応じて環状コイル152で発生させた磁界を制御する。そして、この制御基板6を含めた背面側、詳細にはポンプケース1を除いた部位全体がモールド樹脂9で被覆されるようになっている。つまり、このポンプPでは、分離板2、ステータ105および制御基板6がモールド樹脂9で被覆され、これにより強度が確保されている。
このように構成されたポンプPにおいては、制御基板6により環状コイル152が通電され、当該環状コイル152の通電により発生する磁界がステータ105の磁極153からロータ4のマグネット42へと伝達されてマグネット42が吸引反発することで、ロータ4と一体的に設けられた羽根車3が、軸部45とともに回転する。そして、この羽根車3の回転にともないポンプ作用が発生し、液体が吸入口12よりポンプ室7内へと吸い込まれ、羽根車3により遠心力を加えられて吐出孔13からポンプP外へと吐出される。
次に、図12および図13を参照して、本実施形態の特徴部分であるモータM1について詳しく説明する。
上述したように、本実施形態のモータM1は、周方向にマグネット42を配置させた回転可能なロータ4と、複数の鋼板158を積層して形成されるステータコア151に環状コイル153を巻回させたステータ105と、を主体に構成されている。
本実施形態では、ステータ5のステータコア51は、図13(a)に示すように、外周側に配置される環状部157と、この環状部157からロータ4側に向けて突出する接続部156とを備えている。そして、これらの板材156a、157aを有した形状の鋼板158を、例えば20〜30枚、ポンプPの軸方向に積層させている。
そして、本実施形態では、このステータコア151の接続部156に、磁極基部154および延長部155が一体に形成されたコア部材60を取り付けることで、ステータ105の磁極153を形成する構成となっている。すなわち、コア部材60は、マグネット42との対向面においてマグネット42の幅(軸方向の長さ)よりもその幅が小さい磁極基部154と、この磁極基部154から軸方向に沿って延伸させた延長部155とを含んでいる。
磁極153は、マグネット42の極数に応じて周方向に沿って複数(本実施形態では、8極)設けられるようになっており、本実施形態では、環状部157から8つの接続部156が径内側に向けて突出しており、この8つの接続部156の先端にそれぞれ磁極153を配置させている。
ここで、本実施形態では、この磁極153を構成する磁極基部154および延長部155のうち、少なくとも延長部155を複数の積層板60aで構成するようにしている。
具体的には、本実施形態では、上述の磁極基部154および延長部155が一体に形成されたコア部材60を複数の積層板60aで構成するとともに、このコア部材60をステータコア151接続部156の先端面156bに接着するようにしている。
コア部材60の積層板60aは、本実施形態ではステータコア151の鋼板158と同じくポンプPの軸方向に沿って積層されるようになっている。この積層板60aは、その厚さがステータコア151の鋼板158と同じ厚さのものを用いるのが好ましく、そうすれば同じ板厚部材から打ち抜きを行うことが可能となる。なお、本実施形態では、コア部材60の積層板60aを、ステータコア151と同じく鋼板で構成しているが、これに限定されない。
そして、図13(b)に示すように、磁極153と環状部157との間を埋めるようにして接続部156に環状コイル152を巻き付けている。この際、延長部155の領域を含むようにして環状コイル152を巻き付けるのが好ましい。
以上の構成により、本実施形態のモータM1によれば、磁極基部154からロータ4の軸方向に沿って延伸させた延長部155により、ステータ105の磁極153とロータ4のマグネット42との対向面積を大きくしてモータM1の駆動力を高めることができる。そして、磁極153のうち少なくとも延長部155を積層板60aで構成したので、従来技術と同様に、延長部155に発生する渦電流を分断することができるようになる。すなわち、延長部155には、積層板60aの積層による絶縁部が存在することとなり、これにより渦電流を分断して渦電流およびそれによるモータM1の発熱を小さくすることができる。この際、延長部155は積層板60aで構成するだけで従来技術のようにスリットを形成する必要がないため、延長部155の大きさや形状に制約を受けず、渦電流損を低減して駆動効率を向上させたモータMを提供することができる。
また、本実施形態では、ステータコア151の接続部156に、上記延長部155および磁極基部154が積層板60aで形成されたコア部材60を取り付けるようにしたので、渦電流損を低減したモータM1を比較的簡単に製造することができる。
次に、図14〜図20を参照して、上記第2実施形態にかかるモータM1の構成部品であるステータ105の変形例について説明する。なお、本変形例を説明するにあたって、上記第2実施形態のステータ105と同様の構成要素には共通の符号を付与するとともに、重複する説明を省略して述べるものとする。図14および図15は、第1変形例を示した図である。
第1変形例のステータ105Aは、上記第2実施形態のステータ105と同様にして、環状部157と、当該環状部157からロータ4側に向けて突出する接続部156とが形成されたステータコア151を備えており、当該ステータコア151の接続部156に、磁極基部154および延長部155が積層板60aで形成されたコア部材60を取り付けるようになっている。
ここで、第1変形例のステータ105Aが上記第2実施形態のステータ105と主に異なる点は、図15(a)に示すように、積層板60aを、ロータ4の周方向に沿って積層させたことにある。
上記第1実施形態の第2変形例でも述べたように、ロータ4マグネット42から延長部155へ生じる磁束は、当該延長部155から磁極基部154へと向けて流れるため、渦電流はこの磁束の周囲を回り込むようにして流れようとする。よって、積層板60aを延長部155の延伸方向(ロータ4の軸方向)と略直交するロータ4の周方向に沿って積層させれば、渦電流を当該渦電流の進行方向に絶縁することができるようになり、渦電流を効果的に分断することができるようになる。
以上の構成により、第1変形例のステータ105Aによれば、積層板60aを、ロータ4の周方向に沿って積層させたため、渦電流を効果的に分断して駆動効率をより向上させたモータM1を提供することができる。
図16および図17は、上記第2実施形態にかかるステータ105の第2変形例を示した図である。
第2変形例のステータ105Bは、上記第1変形例のステータ105Aと同様にして、環状部157と、当該環状部157からロータ4側に向けて突出する接続部156とが形成されたステータコア151を備えており、当該ステータコア151の接続部156に、磁極基部154および延長部155が積層板60aで形成されたコア部材60Aを取り付けるようになっている。
ここで、第2変形例のステータ105Bが上記第1変形例のステータ105Aと主に異なる点は、図16(a)に示すように、コア部材60Aに、ステータコア151の接続部156に取り付けられる取付部80を設けたことにある。
取付部80は、本実施形態では、接続部156の最外層156c、156dを挟み込むようにして延伸する一対の取付板80a、80bによって構成され、この取付板80a、80bは、コア部材60の積層板60aと同じくロータ4の周方向に沿って複数の板材を積層させて形成される。
また、コア部材60Aの略中央部には、ステータコア151の接続部156を取り付けた際に、当該接続部156の先端面156bを受け入れる開口60bが形成されており、図16(b)に示すように、コア部材60Aとステータコア151の接続部156bとが、一対の取付板80a、80bおよび開口60bによって係止されるようになっている。
以上の構成により、第2変形例のステータ105Bによれば、コア部材60Aに、ステータコア151の接続部156に取り付けられる取付部80を設けたため、上記第2実施形態のコア部材60を接続部156の先端面156bに接着させる構成と比べて、コア部材60Aの強度や耐久性を向上させることができる。
また、コア部材60Aの積層板60aをロータ4の周方向に沿って積層させたため、図17(a)、(b)に示すように、磁束wの周囲を回り込むようにして流れようとする渦電流eを効果的に分断することができるとともに、図17(c)に示すように、一対の取付板80a、80bに流れ込む渦電流eをさらに効果的に分断することができるという利点もある。
図18〜図20は、上記第2実施形態にかかるステータ105の第3変形例を示した図である。
第3変形例のステータ105Cは、上記第2変形例のステータ105Bと同様にして、環状部157と、当該環状部157からロータ4側に向けて突出する接続部156とが形成されたステータコア151を備えており、当該ステータコア151の接続部156に、磁極基部154および延長部155が積層板60aで形成されたコア部材60Bを取り付けるようになっている。
ここで、第3変形例のステータ105Cが上記第2変形例のステータ105Bと主に異なる点は、図18および図19に示すように、コア部材60Bの取付部80Aを、ステータコア151の接続部156に嵌合可能に形成したことにある。
具体的には、本実施形態では、コア部材60Bを複数の構成部材61、62、63によって分割するとともに、この構成部材61、62、63のうちの略中央部の構成部材62に、互いに同一形状に形成され、組み合わさることで接続部156を嵌合する一対の取付筒部81、82を設けている。
以上の構成により、第3変形例のステータ105Cによれば、コア部材60Bの取付部80Aを、ステータコア151の接続部156に嵌合可能に形成したため、上記第2実施形態のコア部材60を接続部156の先端面156bに接着させる構成と比べて、コア部材60Bの強度や耐久性をより向上させることができる。また、上記第2変形例のコア部材60Aの取付部80に対して、ステータコア151の接続部156を取付筒部81、82で覆う構成であるため、環状コイル52の巻き付けに対するコア部材60Bの耐久性をより向上させることができる。
また、第3変形例にかかるステータ105Cによれば、取付部80Aをステータコア151の接続部156に挿入することで、コア部材60Bを接続部156に取り付けることができるようになる。
かかる構成では、図20に示すように、コア部材60Bの構成部材61、62、63を組み立て、取付筒部81、82に環状コイル152を巻き付けてからコア部材60Bを接続部156へ取り付けることができるようになり、ステータ105Cの組立作業をより一層簡素化することができるという利点がある。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について図面を参照して説明する。図21は、本実施形態にかかるモータの構成部品であるステータを示した図である。なお、本実施形態を説明するにあたって、上記第1実施形態のステータ5と同様の構成要素には共通の符号を付与するとともに、重複する説明を省略して述べるものとする。
本実施形態のステータ5Cは、上記第1実施形態と同様にして、環状部57と、磁極基部54と、これら環状部57および磁極基部54を接続する接続部56とが形成されたステータコア51を備えており、当該ステータコア51の磁極基部54に延長部55が積層板59aで形成されたコア部材59を取り付けるようになっている。
ここで、本実施形態のステータ5Cが上記第1実施形態のステータ5と主に異なる点は、ステータコア51の接続部56には環状コイル52が巻き付けられるようになっており、延長部55と環状コイル52との間に、当該コイル52を保護する保護部90を設けたことにある。
延長部55は、上述したように鋼板(金属)で構成されるため、環状コイル52を巻き付ける作業中、特に機械でコイルを巻き付けていく際に延長部55により環状コイル52を傷つけてしまう恐れがある。そこで、延長部55と環状コイル52との間に、電気抵抗の小さい材質、例えばPBTなどの樹脂で構成した保護部90を設けることで、環状コイル52を傷つけずに巻き付けることが可能となる。なお、この保護部90は、環状コイル52のスペースを多くとれるように、延長部55の内面に沿った形状とするのが好ましい。
以上の構成により、本実施形態のステータ5Cによれば、延長部55と環状コイル52との間に、当該コイル52を保護する保護部90を設けたため、環状コイル52を傷つけずに巻き付けることが可能となり、ひいてはモータMの故障を抑制することができるようになる。
なお、本実施形態では、本実施形態の特徴部分である保護部90を上記第1実施形態のステータ5に適用した形態を説明したが、上記第2実施形態にかかるステータ105に適用してもよい。
[第4実施形態]
第4実施形態では、本発明(例えば、第1実施形態)のモータを駆動源としたポンプを給湯機器に用いた例である。図22は、食器洗浄機100を示しており、この食器洗浄機100では、水または温水が給水口101から貯水槽102に供給されるようになっている。貯水槽102に供給された水または温水は、洗浄ポンプP1によって貯水槽102からノズル103に送られ、水または温水をノズル103から噴出することで食器洗浄機100内に配置した食器104を洗浄するようになっている。
なお、本実施形態では、洗浄後の水または温水は、下方に落下して貯水槽102に溜められ、浄水ポンプP1によって再度ノズル103に送られるようになっている。そして、所定時間循環洗浄した後に、洗浄ポンプP1を停止して排水ポンプP2を作動させることで、貯水槽102内の水が排水される。
次に、給水口101から再度、水はたは温水を貯水槽102に供給した後、洗浄ポンプP1を所定時間作動させて濯ぎを行う。その後、洗浄ポンプP1を停止して排水ポンプP2を作動させて貯水槽102の水または温水を排水する。以上の動作を数回繰り返して濯ぎを行うことで、食器洗浄機100内に配置した食器104が洗浄される。
本実施形態では、上述した洗浄ポンプP1および排水ポンプP2に、本発明に係るポンプ(第1実施形態のポンプ)を用いている。このように、本実施形態によれば、本発明のポンプを用いて洗浄ポンプP1および排水ポンプP2を構成することで、ポンプの駆動出力を向上して省エネを図ることの可能な食器洗浄機100を提供することができる。
[第5実施形態]
第5実施形態では、本発明(第1実施形態)のモータを駆動源としたポンプを給湯機器に用いた例である。図23は、給湯機器である給湯ユニット200のエコキュートシステム概略図を示している。この給湯ユニット200は、エコキュート、ガス給湯機器およびコジェネレーションなどに用いることができる。
給湯ユニット200は、ヒートポンプユニット201、貯湯ユニット202、風呂203、床暖房204および追い焚き熱交換器205や暖房熱交換器206等を備えている。
また、給湯ユニット200には、台所や洗面用の温水蛇口207やお湯をためる補助タンク208が設けられており、かつ、給水口209の下流には減圧弁210が設けられるとともに、床暖房204には熱動弁211が設けられている。更に、それぞれの配管には、複数の混合弁212や安全弁213が設けられている。
そして、複数のポンプP4、P5、P6、P7、P8を駆動させるとともに、上記各弁を制御することで、風呂203や台所や洗面用の温水蛇口207等に、水やお湯を所望の温度、流量で供給できるようにしている。
第5実施形態では、上述したポンプP4〜P8に、本発明に係るポンプ(第1実施形態のポンプ)を用いている。このように、本実施形態によれば、給湯ユニット200に本発明のポンプを用いてそれぞれのポンプP4〜P8を構成することで、ポンプの駆動出力を向上させて省エネを図ることの可能な給湯ユニット300を得ることができる。
[第6実施形態]
第6実施形態では、本発明(第1実施形態)のモータを駆動源としたポンプを洗濯機に用いた例である。図24は、洗濯機300を示している。この洗濯機300は、洗濯槽301が図示せぬモータによって回転制御されており、当該洗濯槽301を回転させるとともに、洗濯機300内の水を循環ポンプP3で循環させることで衣類などの洗濯を行うようにしている。
本実施形態の洗濯機300では、上述した循環ポンプP3に、本発明に係るポンプ(第1実施形態のポンプ)を用いている。このように、本実施形態によれば、本発明のポンプを用いて循環ポンプP3を構成することで、ポンプの駆動出力を向上させて省エネを図ることの可能な洗濯機300を得ることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、インナ型ロータ構造のモータを駆動源としたポンプを例に挙げて説明したが、このインナー型ロータ構造に限ることなく、アウタ型ロータ構造のモータ構成にあっても本発明を適用することができる。
4 ロータ
5、5A〜5C ステータ
105、105A〜105C ステータ
42 マグネット
51 ステータコア
52 環状コイル(コイル)
53 磁極
54 磁極基部
55 延長部
59 コア部材
59a 積層板
60 コア部材
60a 積層板
100 食器洗浄機
200 洗濯機
300 給湯ユニット
M、M1 モータ
P、P1 ポンプ

Claims (14)

  1. 周方向にマグネットを配置させた回転可能なロータと、前記マグネットに対向配置される磁極を有したステータとを備え、
    前記ステータの磁極が、磁極基部と当該磁極基部から前記ロータの軸方向に沿って延伸させた延長部とを備えて構成されるモータであって、
    前記磁極のうち少なくとも前記延長部を、積層板で構成したことを特徴とするモータ。
  2. 前記ステータは、環状部と、前記磁極基部と、前記環状部から前記ロータ側に向けて突出して前記磁極基部を接続する接続部とが形成されたステータコアを備えており、
    前記ステータコアの磁極基部に、前記延長部が前記積層板で形成されたコア部材を取り付けたことを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  3. 前記磁極基部の前記コア部材との当接面に、段差を設けたことを特徴とする請求項2に記載のモータ。
  4. 前記積層板を、前記ロータの周方向に沿って積層させたことを特徴とする請求項1〜3のうち何れか1項に記載のモータ。
  5. 前記ステータは、環状部と、当該環状部から前記ロータ側に向けて突出する接続部とが形成されたステータコアを備えており、
    前記ステータコアの接続部に、前記磁極基部および延長部が前記積層板で形成されたコア部材を取り付けたことを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  6. 前記積層板を、前記ロータの周方向に沿って積層させたことを特徴とする請求項5に記載のモータ。
  7. 前記コア部材に、前記ステータコアの接続部に取り付けられる取付部を設けたことを特徴とする請求項6に記載のモータ。
  8. 前記取付部を、前記ステータコアの接続部に嵌合可能に形成したことを特徴とする請求項7に記載のモータ。
  9. 前記取付部を前記ステータコアの接続部に挿入することで、前記コア部材が前記接続部に取り付けられるようにしたことを特徴とする請求項8に記載のモータ。
  10. 前記ステータコアの接続部にはコイルが巻付けられるようになっており、
    前記延長部と前記コイルとの間に、前記コイルを保護する保護部を設けたことを特徴とする請求項1〜9のうち何れか1項に記載のモータ。
  11. 請求項1〜10のうち何れか1項に記載の前記モータを駆動源としたことを特徴とするポンプ。
  12. 請求項11に記載の前記ポンプを搭載したことを特徴とする給湯機器。
  13. 請求項11に記載の前記ポンプを搭載したことを特徴とする食器洗浄機。
  14. 請求項11に記載の前記ポンプを搭載したことを特徴とする洗濯機。
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