JP2012016091A - 電源制御回路及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リレー74の接点突起によるロッキングを防ぎ、リレー74を延命する。
【解決手段】本発明の制御部130は、リレー74の接点をオン・オフ制御するリレー制御信号と、電磁リレー74がオンした時に供給される電力で駆動するドラムモータ142を制御するモータ制御信号とを出力する機能を有している。ドラムモータ142は、電磁リレー74がオンした時に供給される電力で駆動する。リレー74をオンするときはドラムモータ142を動作させないよう制御する。リレー74をオフするときはドラムモータ142を動作させるよう制御し、このドラムモータ142が消費する電力によって、リレー74の接点に所定の電流値を流すようにしている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電源制御回路及び画像形成装置、特に、画像形成装置の電源制御回路に関するものである。
従来、電源制御回路及び画像形成装置では、メイン電源とサブ電源とメイン電源への通電の制御を行う電磁リレーを備えると共に、メイン電源への交流電源の供給と遮断に電磁リレーとリレー制御回路を使用し、印刷モード時には電磁リレーをオンしてメイン電源とサブ電源へ交流電源を供給し、省電力モード時は電磁リレーをオフしてメイン電源と交流電源とを遮断してサブ電源のみに交流電源を供給し、省電力化を図るという技術が知られている。
特許文献1には、待機状態時における電子機器の低消費電力化を実現するため、電源部と二次電池と充電回路とを備え、二次電池の電圧値に応じて電源部を交流商用電源と接続するか否かを制御する技術が記載されている。
特開2000−295384号公報
しかしながら、従来の電源制御回路及び画像形成装置では、印刷モードと省電力モードとに頻繁に切り替わることにより、電磁リレーが頻繁に開閉されてオン/オフしていた。頻繁に電磁リレーが開閉されると、電磁リレーを開いても通電がわれてしまうロッキング現象が発生して、電磁リレーの寿命が短くなり、装置電体の寿命まで電磁リレーがもたなかった。
本発明の電源制御回路は、負荷を駆動可能に接続された電源を供給・遮断させるため、前記電磁リレーの接点をオン・オフ制御するリレー制御手段と、前記負荷の動作を制御する負荷制御手段とを有する電源制御回路であって、前記電磁リレーをオンするとき、前記負荷を動作させないよう制御し、前記電磁リレーをオフするとき、前記負荷を動作させるよう制御して前記電磁リレーの接点に所定の電流値を流すようにしたことを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、前記電磁リレーと、前記負荷と、前記電源制御回路とを有することを特徴とする。
本発明の電源制御回路及び画像形成装置によれば、負荷を駆動中に電磁リレーをオフすることで、電磁リレーの接点に所定の電流値を流してアーク放電を発生させ、電磁リレーのオン時に形成された接点突起を飛散させる。よって、接点のロッキングを防ぎ、電磁リレーの寿命を延命できる。
図1は、本発明の実施例1における制御部の動作を示すフローチャートである。 図2は、本発明の実施例1における画像形成装置を示す概略の構成図である。 図3は、図2の画像形成装置の制御部を示す概略の構成図である。 図4は、図3の画像形成装置の電源を示す概略の構成図である。 図5は、図4のリレーを示す概略の構成図である。 図6は、本発明の実施例1における動作を示すタイムチャートである。 図7は、図6の期間aにおけるリレー可動接点の動作を示すタイムチャートである。 図8は、図6の期間iにおけるリレー可動接点の動作を示すタイムチャートである。 図9は、本発明の実施例2における制御部を示す概略の構成図である。 図10は、本発明の実施例1におけるリレーオン時のタイムチャートである。 図11は、本発明の実施例2におけるリレーオン時のタイムチャートである。 図12は、本発明の実施例1におけるリレーオフ時のタイムチャートである。 図13は、本発明の実施例2におけるリレーオフ時のタイムチャートである。
本発明を実施するための形態は、以下の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、明らかになるであろう。但し、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
(実施例1の構成)
図2は、本発明の実施例1における画像形成装置を示す概略の構成図である。
画像形成装置10は、タンデム方式のプリンタ装置であり、記録媒体(例えば、記録用紙)100を供給する給紙部11と、記録用紙100にトナー像を形成する現像部20と、記録用紙100にトナー像を定着させる定着部40と、記録用紙100を排紙する用紙排出部50と、排紙された記録用紙100を収納するスタッカ部53とを有している。更に画像形成装置10は、各ローラ類を回すための図示しないモータと、搬送路101のローラへの動力伝達のオン/オフするクラッチと、画像形成部22の帯電ローラ24や転写ローラ21等に200V〜5000Vの高電圧を供給する高圧電源と、回路やモータに5V直流や24V直流を供給する低圧電源を有している。
用紙カセット110は、記録用紙100を格納する格納手段である。定着部40は、記録用紙100に熱を供給する定着手段である。給紙機構は、記録用紙100を定着手段まで搬送する媒体搬送手段である。
給紙部11は、この画像形成装置10の下部に装着された用紙カセット110と、用紙カセット110に格納されている記録用紙100と、用紙カセット110内から分離用舌辺等を併用して1枚ずつ記録用紙100を分離して取り出すためのピックアップローラ12と、給紙ローラ13a及びリタードローラ13bと、一対のレジストローラ14a,14bとを有している。
用紙カセット110は、複数の記録用紙100を格納するカセットであり、画像形成装置10の下部に装抜可能に取り付けられている。記録用紙100は、モノクロ又はカラーの画像を記録するための所定の大きさの上質紙、再生紙、光沢紙、マット紙、又はOHP(OverHead Projector)フィルム等である。
ピックアップローラ12は、記録用紙100に圧接して回転し、搬送路101の下流側には、給紙ローラ13a及びリタードローラ13bとが記録用紙100を挟むように対向して配設されている。
レジストローラ14a,14bは、給紙ローラ13a及びリタードローラ13bとの搬送路101の下流側に記録用紙100を挟むように対向して配設されている。レジストローラ14aは、図示しないレジストモータによって駆動される。
現像部20は、図の右側からブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の順に4台配設されている画像形成部22(=22−1〜22−4)と、これら画像形成部22の下にそれぞれ配設されている転写ローラ21(=21−1〜21−4)と、ローラ31,32と、このローラ31,32とに張架されている転写ベルト30とを有している。ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)4色に対応した各画像形成部22は、画像情報にもとづく静電潜像を担持する感光ドラム23、感光ドラム23を帯電させる帯電ローラ24、画像情報に対応した光を感光ドラム23の表面に照射する発光ダイオード(以下「LED」という。)ヘッド25、感光ドラム23表面の静電潜像をトナーにより現像する現像ローラ26、トナーを現像ローラ26に供給する供給ローラ27、分離可能なトナーカートリッジ28、図示しないトナー規制部材、及び、感光ドラム23に残留したトナーを掻き落とす図示しないクリーニング装置を有している。転写ベルト30は、記録用紙100を搬送すると共に、感光ドラム23に形成されたトナー像を記録用紙100へ転写させる転写体である。転写ベルト30を介して、感光ドラム23と転写ローラ21とは当接されている。現像部20は、現像剤画像(例えば、トナー像)を記録用紙100上に現像する現像手段である。
感光ドラム23は、アルミニウム等から成る導電性基層の上に光導電層と電荷輸送層からなる感光層を備え、形状は円筒であり、回転可能に支持されて配設されている。感光ドラム23は、帯電ローラ24と、転写ローラ21と、現像ローラ26とが当接し、図示しないクリーニング装置の先端部が接触するよう配設されている。感光ドラム23は、表面に電荷を蓄えることによって、トナー像を担持する像担持体として機能し、矢印Aの方向に回転する。以下、画像形成部22の構成について感光ドラム23の回転方向順に説明する。
帯電ローラ24は、導電性の金属シャフトがシリコーン等の半導電性ゴムによって被覆され、形状は円筒であり、感光ドラム23に圧接して回転可能に支持されて配設されている。帯電ローラ24は、図示しない電源によって帯電し、感光ドラム23に圧接して回転することにより、感光ドラム23に所定の電圧を印加し、よって表面に一様に電荷を蓄える。
LEDヘッド25は、複数のLEDと、レンズアレイと、LED駆動素子とで構成され、感光ドラム23の上方に配設されている。LEDヘッド25は、画像情報に対応した光を感光ドラム23の表面に照射し、感光ドラム23の表面に静電潜像を形成する。
供給ローラ27は、導電性を有する金属シャフトがゴムによって被覆されて作られ、形状は円筒であり、現像ローラ26に当接するよう配設されている。供給ローラ27は、図示しない電源によって帯電し、現像ローラ26に圧接することにより、現像ローラ26にトナーを供給する。
現像ローラ26は、導電性を有する金属シャフトが半導電ウレタンゴム材等によって被覆されて作られ、形状は円筒であり、供給ローラ27と感光ドラム23とに当接し、図示しないトナー規制部材の先端部が接触するよう配設されている。現像ローラ26は、図示しない電源によって耐電し、供給ローラ27と圧接することによりトナーが供給される。
図示しないトナー規制部材は、ステンレス等で作られ、形状は板状であり、先端部が現像ローラ26の表面に接触するよう配設されている。図示しないトナー規制部材は、現像ローラ26の表面の一定量を越えたトナーを掻き取ることで、現像ローラ26の表面に形成されるトナーの厚みを、常に均一となるように規制する。
図示しないクリーニング装置は、ゴム材等で作られ、形状は板状であり、先端部が感光ドラム23の表面に接触するよう配設されている。図示しないクリーニング装置は、感光ドラム23上に形成されたトナー像を記録用紙100に転写した後において、感光ドラム23に残留したトナーを掻き取ってクリーニングする。
定着部40は、定着ローラ41と、バックアップローラ42と、温度検出センサ43と、ハロゲンヒータ44とを備えている。定着ローラ41内部には、ハロゲンランプに代表されるハロゲンヒータ44が配設されている。定着ローラ41の上側には、サーミスタによって構成されている温度検出センサ43が配置され、この定着ローラ41の表面温度を検出する。定着部40は、記録用紙100を加圧加熱することによって、トナー像を定着させる定着手段である。
用紙排出部50は、用紙走行路センサ51と、排出ローラ52a,52bとを備えている。排出ローラ52a,52bは、定着部40の搬送路101の下流側に記録用紙100を挟むように、それぞれ対向して配設されており、それぞれ図示しないモータによって駆動される。
図3は、図2の画像形成装置の制御部を示す概略の構成図である。
制御部130は、中央処理装置(以下、「CPU」という。)131と、Read Only Memory(以下、「ROM」という。)133と、Random Access Memory(以下、「RAM」という。)134と、センサオンオフ回路132と、モータ駆動回路135と、ファン全速駆動回路136と、ファン半速駆動回路137とを有している。
制御部130は、電源70のDC24V端子と、DC5V端子と、DC3.3V端子に接続されて、それぞれの電源の供給を受けている。制御部130は、リレー制御信号端子とヒータ制御信号端子によって電源70と接続されている。制御部130は、電源70を制御する電源制御回路である。制御部130は、ホスト200に接続されて、ホスト200からの画像情報信号を受信する。
制御部130のCPU131は、ROM133及びRAM134と接続されている。CPU131は、センサオンオフ回路132を介して各種センサ150に電源を供給し、同時に各種センサ150のセンサ信号端子に接続されている。CPU131は、モータ駆動回路135を介して給紙モータ140及びベルトモータ141と接続されており、ドラムモータ142と定着モータ143とは直接接続されている。CPU131は、並列に接続されているファン全速駆動回路136とファン半速駆動回路137を介してファン144と接続されている。
ROM133は、ブログラムや設定データが格納されている不揮発性の記憶部品である。CPU131は、ROM133に格納されているブログラムによって動作する装置である。RAM134は、CPU131によって動作しているプログラムが、データの書込や読み出しを行う読み書き可能な記憶部品である。
センサオンオフ回路132は、デジタルトランジスタやPNPトランジスタで構成されている。センサオンオフ回路132は、CPU131から出力されるロジック信号によって各種センサ150をオン/オフを制御する。各種センサ150は、給紙部11、現像部20、定着部40に配設された用紙位置検出用の図示しない用紙走行路センサ51、図示しない画像濃度センサ、図示しない色ずれ補正用のセンサ等である。各種センサ150のセンサ信号の出力側は、CPU131に接続されている。
給紙モータ140及びベルトモータ141は、専用モータドライバ集積回路(以下、「専用モータドライバIC」という。)を備えていないステッピングモータである。モータ駆動回路135は、複数の専用モータドライバICを搭載し、給紙モータ140及びベルトモータ141に、それぞれ駆動信号を出力する。
CPU131が、モータ駆動回路135に出力するロジック信号は、相信号と、オン/オフ信号と、設定電流を決定する基準電圧信号等である。これらのロジック信号によって、モータ駆動回路135は、負荷であり、且つ電動機である給紙モータ140及びベルトモータ141に、それぞれ駆動信号を出力する。これらのロジック信号により、駆動信号を出力するモータ駆動回路135は負荷制御手段である。
負荷であり、且つ電動機であるドラムモータ142及び定着モータ143は、専用モータドライバICを備えているDCブラシレスモータである。ドラムモータ142及び定着モータ143は、CPU131から出力されるロジック信号によって動作する。CPU131からドラムモータ142及び定着モータ143に出力されるロジック信号は、基準クロック信号と、オン/オフ信号と、正転/逆転信号と、速度異常をCPU131へ通知するロック信号等である。
給紙モータ140、ベルトモータ141、ドラムモータ142、及び定着モータ143は、それぞれのモータに要求されるトルクマージンによって、モータの種類が決定される。よって、画像形成装置10によって、モータの構成は異なる。本実施例1では、給紙モータ140とベルトモータ141をステッピングモータとし、ドラムモータ142と定着モータ143をDCブラシレスモータとしている。各モータ及び各モータを制御する専用モータドライバICに出力する複数のロジック信号を纏めて、モータ制御信号と定義する。
給紙モータ140は、給紙部11に設けられているピックアップローラ12と、給紙ローラ13aと、リタードローラ13bと、レジストローラ14a,14bとを駆動する駆動源である。ベルトモータ141は、現像部20の転写ベルト30を駆動する駆動源である。ドラムモータ142は、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の順に4台配設されている現像部20の感光ドラム23、帯電ローラ24、現像ローラ26、供給ローラ27を駆動する駆動源である。定着モータ143は、定着部40に設けられている定着ローラ41と、バックアップローラ42とを駆動する駆動源である。
ファン全速駆動回路136は、センサオンオフ回路132と同一の構成の回路である。ファン全速駆動回路136は、CPU131から出力されるロジック信号であるファン全速制御信号によって、ファン144の全速駆動信号をオン/オフ制御している。
ファン半速駆動回路137は、ファン全速駆動回路136と同一の構成の回路に加えて、更にツェナーダイオードを構えている。ファン半速駆動回路137は、CPU131により出力されるロジック信号であるファン半速制御信号によって、ツェナーダイオードによって電圧降下させた半速駆動信号をオン/オフ制御している。ファン全速駆動回路136をオフしてファン半速駆動回路137のみをオンすることによって、ファン144の速度を半減させることができる。ファン144は、定着部40や電源70の冷却用であり、画像形成装置10の動作モードにより、全速/半速/停止のいずれの速度で駆動するかを切り替えている。
電源70は、制御部130へ直流電源を供給する装置である。電源70は、アクチュエータ系へDC24V、ロジック系へDC5VとDC3.3Vとを供給している。CPU131は、後述するリレー制御信号とヒータ制御信号を電源70へ入力している。
図4は、図3の画像形成装置の電源を示す概略の構成図である。
電源70は、保護回路71と、ノイズフィルタ72と、ヒータ駆動回路76と,ヒータ77と、リレー74と、リレーコイル駆動回路75と、サーミスタ73と、メイン電源80と、サブ電源90とを有している。
電源70は、商用交流電源であるAC電圧入力部120が接続され、制御部130からリレー制御信号端子とヒータ制御信号端子が接続されている。電源70は、メイン電源80からDC24VとDC5Vとを出力し、サブ電源90からDC3.3Vを出力している。
AC電圧入力部120は、保護回路71を介してノイズフィルタ72に接続されている。ノイズフィルタ72の出力側端子の一方は、ヒータ駆動回路76に接続されていると共に、サーミスタ73を介してメイン電源80の入力側端子の一方と、サブ電源90の入力端子の一方に接続されている。ノイズフィルタ72の出力側端子のもう一方は、ヒータ駆動回路76とサブ電源90のもう一方の入力端子に接続されていると共に、リレー74を介してメイン電源80のもう一方の入力端子に接続されている。
保護回路71は、過竃流保護用のヒューズや雷サージ保護用のバリスタ等で構成されている。ノイズフィルタ72は、ノイズ対策用のコイルやコンデンサ等で構成されている。ヒータ駆動回路76は、フォトトライアックやトライアック等で構成されている。
ヒータ駆動回路76は、ノイズフィルタ72から交流電源が入力され、CPU131から出力されるヒータ制御信号によって、ヒータ77を駆動するか否かがオン/オフ制御される。ヒータ77は、定着部40の定着ローラ41の内部に設けられている。
リレーコイル駆動回路75は、NPNトランジスタやリレーコイル161の逆起防止用の整流ダイオード等で構成されている。制御部130のCPU131からリレー制御手段としてのリレーコイル駆動回路75へリレー制御信号が出力されると、リレーコイル駆動回路75からリレー74へリレー駆動信号が出力される。
サーミスタ73は、低温で抵抗値が高く高温で抵抗値が低い特性を利用し、コールドスタート時の電源オン時の突入電流抑制のために設けられている。コールドスタート時は低温なので抵抗値が高く、よって突入電流抑を抑制する。
メイン電源80は、DC24VとDC5Vとを出力する電源部であり、交流電流を直流に整流するダイオードスタックである整流部81と、電解コンデンサ等によって整流後の電圧を平滑化する平滑部82と、平滑化された電圧をDC24Vに変換するメイントランス84と、変換後のDC24Vを検出してスイッチング部83へフィードバックする電圧フィードバック部85と、電圧フィードバック部85からのフィードバックを元にトランス通電のデューティを制御してDC24Vを安定化させるスイッチング部83と、DC24Vを降圧してDC5Vへ変換するDC−DCコンバータ86とを備えている。メイン電源80は、コンデンサインプット型の整流平滑回路を有している電源である。
サブ電源90は、DC3.3Vを出力する電源部であり、交流電流を直流に整流するダイオードスタックである整流部91と、電解コンデンサ等によって整流後の電圧を平滑化する平滑部92と、平滑化された電圧をDC3.3Vに変換するサブトランス94と、変換後のDC3.3Vを検出してスイッチング部93へフィードバックする電圧フィードバック部95と、電圧フィードバック部95からのフィードバックを元にトランス通電のデューティを制御してDC3.3Vを安定化させるスイッチング部93とを備えている。
図5は、図4のリレーを示す概略の構成図である。
リレー74は、感動電圧以上且つ定格電圧以下の電圧を印加することによってリレー74の接点をオン制御し、0V以上且つ前記感動電圧未満の電圧を印加することによってリレー74の接点をオフ制御する駆動端子165(=165−1,165−2)と、これら駆動端子165に接続されているリレーコイル161と、鉄心162と、可動接点163と、固定接点164を備え、リレーコイル161に印加された駆動信号に応じて大電力のオン/オフを制御する。
リレーコイル161と鉄心162は、駆動信号に応じた磁力を発生する電磁石である。可動接点163は、鉄心162に発生した磁力によって、物理的に鉄心162側に移動し、固定接点164と接触することによってオンする構成である。
このリレー74は、メークと呼ばれる接点構成であり、リレーコイル161に電流を流したときに可動接点163と固定接点164とが閉じるようになっている。リレーコイル161の電流をオフすると、可動接点163と固定接点164とが開くと共に、可動接点163は、リレー74の内壁に接触するようになっている。
実施例1のリレー74は、電流を流したときに接点が閉じるというメーク型の電磁リレーであるが、電流を流したときに接点が開くというブレーク型の電磁リレーや電流を流すたびに接点の開閉が切り替わるラチェット型の電磁リレーであってもよい。
(実施例1の動作)
図2を元に、画像形成装置10の印刷動作について説明する。
記録用紙100は、搬送路101に沿って上流側から下流側に搬送される。用紙カセット110が最も上流側で、スタッカ部53が最も下流側である。
画像形成装置10は、ケーブル或いは無線を通じて上位装置に接続されている。この上位装置から印刷データの転送を受け印刷の指示を受けると、図示しないピックアップモータがピックアップローラ12を回転させ、複数の記録用紙100を1枚ずつ分離して、搬送路101の下流側に送る。図の右側からブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の順に4台配設されている各画像形成部22(=22−1〜22−4)は、給紙開始とほぼ同時にローラ類の回転を開始し,感光ドラム23に記録用紙100が到達するまでに、この感光ドラム23を1周以上回転させる。
図示しないモータが給紙ローラ13aを回転させると、給紙ローラ13aに接触しているリタードローラ13bは連れ回りする。ピックアップローラ12から搬送されてきた記録用紙100は、給紙ローラ13aとリタードローラ13bに挟持搬送され、搬送路101の下流側のレジストローラ14a,14bに搬送される。記録用紙100は、図示しない書込センサをオンする。図示しない書込センサがオンしたあと一定時間後にブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)4色の各画像形成部22のLEDヘッド25が露光を開始し、それぞれの色に対応した静電潜像を感光ドラム23上に形成する。
図示しないレジストモータがレジストローラ14aを回転させると、レジストローラ14bは接触して連れ回りすると共に、記録用紙100を、搬送路101の下流側の転写ベルト30に搬送する。ローラ31が回転すると、ローラ31,32に張架されている転写ベルト30は搬送路101に沿って駆動される。記録用紙100は、転写ベルト30の駆動によって、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の順に4台配設されている画像形成部22に順に搬送される。
ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の4台の各画像形成部22の感光ドラム23は、時計方向に回転すると共に、最初に帯電ローラ24によって表面が一様に帯電する。一様に帯電した感光ドラム23は、LEDヘッド25によって上位装置から受信した画像情報に基づく光を照射され、静電潜像を形成する。静電潜像を形成した感光ドラム23は、供給ローラ27と現像ローラ26によってトナー像を現像する。トナー像を現像した感光ドラム23は、転写ローラ21と共に転写ベルト30と記録用紙100を挟持搬送すると共に、転写ローラ21に印加された約+3000Vの電圧により、感光ドラム23上のトナーを記録用紙100側に引き寄せ、トナー像の記録用紙100へ転写する。トナー像が転写された記録用紙100は、定着部40に送られてトナー像を定着する。感光ドラム23上に残留したトナーは、図示されないクリーニング装置によって掻き取られ、新たなトナー像の形成に備えられる。
ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)4色の各トナー像が転写された記録用紙100は、定着部40において定着ローラ41とバックアップローラ42によって形成されたニップ領域を挟持搬送される。記録用紙100は、ニップ領域において定着ローラ41の熱と、バックアップローラ42の付勢力による圧力が加えられ、トナーが溶融することによってトナー像が定着する。
トナー像が定着した記録用紙100は、用紙走行路センサ51によって記録用紙100の先端が検出され、排出ローラ52a,52bの回転によって搬送される。搬送された記録用紙100は、スタッカ部53に排出される。
図6は、本発明の実施例1における動作を示すタイムチャートであり、図の縦軸は電圧値又は電流値を示しており、図の横軸は時間を示している。波形は上から順に、DC3.3V端子の電圧値と、リレー制御信号と、DC24V端子の電圧値と、DC5V端子の電圧値と、モータ制御信号と、ヒータ制御信号と、電源70のAC側電流値と、DC24V電源端子に流れている電流値とを示している。
図の横軸を期間a〜期間iに区切り、期間aから順に説明する。
期間aにおいて、図示しない電源スイッチがオンされ、AC電圧入力部120から交流電源がサブ電源90に供給される。この交流電流はサブ電源90によって整流/平滑化され、DC3.3V端子の電圧値が立ち上がる。
DC3.3V端子の電圧値が安定した後、CPU131から出力されたリレー制御信号は、リレーコイル駆動回路75を介してリレー74をオンさせ、メイン電源80に交流電流を供給させる。この交流電流はメイン電源80によって整流/平滑化され、DC24V端子の電圧値とDC5V端子の電圧値が立ち上がる。
ここで、リレー74がオンしたとき、接点に流れる突入電流について説明する。リレー74がオンすると、電圧V1が、図示しないACケーブルのインピーダンスR1と、図示しない電源スイッチのインピーダンスR2と、図示しない電源70のコネクタインピーダンスR3と、ノイズフィルタ72であるコイルのインピーダンスR4と、サーミスタのインピーダンスR5と、平滑部82である電解コンデンサの内部インピーダンスR6と、電源70のパターンインピーダンスR7に供給される。この時の電流値I1は、以下の式で算出できる。
I1=V1/(R1+R2+R3+R4+R5十R6+R7)
電圧V1の実効値の最大を140Vとすると、ピーク値は140V×√2=196Vとなる。本実施例1のインピーダンスR1〜R7の抵抗値は、R1=25mΩ、R2=18mΩ、R3=5mΩ、R4=540mΩ、R5=1Ω、R6=300mΩ、R7=0.5Ωであり、このときの電流値I1は、以下の式にて算出できる。
I1=196/(0.025+0.018+0.005+0.54+1.0+0.3+0.5)=82〔A〕
この結果は、電圧V1によるピークでの結果、つまり、交流電源の位相角90度あるいは270度の結果である。もし、交流電源の位相角0度で電源オンすれば、突入電流は減るが、かならず位相角0度で電源オンするためには、交流電源の位相検出回路が必要となり、よって回路規模が増大するという課題を有する。
また、電源70は、突入電流抑制用にサーミスタ73を構えているが、印刷モード終了から省電力モードまでの時間が短く、且つ、省電力モードから印刷指示が即きた場合、サーミスタ73はホットスタートとなり、サーミスタ73による突入電流の抑制効果が小さくなる。サーミスタ73はこの状態を想定した数値である。突入電流抑制用として、トライアックと抵抗で構成された回路を搭載することも考えられるが、小容量の電源を扱うには高価であるという欠点がある。
本実施例1のように、リレー74をオンしたときに大電流が流れる場合は、リレー74の可動接点163と固定接点164との間で接点転移現象が発生する。この接点転移現象によって、可動接点163と固定接点164の接触部には、接点突起と呼ばれる凹凸ができる。リレー74のオン回数が多いときには、この接点突起は早く成長し、最終的には可動接点163と固定接点164が常時通電するロッキング状態となり、リレー74のオフができなくなる不具合が発生する。
突入電流の電荷Qは、電解コンデンサの静電容量C1とすると、以下の式で示す関係を有している。
Q=C1×V1
突入電流を三角波と仮定すると、突入電流の電荷Qは、以下の式で示す関係を有している。
Q=I1×t1/2
上記の2式より、突入電流が流れる時間t1は、以下の式で算出できる。
t1=2×C1×V1/11
電解コンデンサの静電容量C1=680uFとすると、突入電流が流れる時間t1の値は、以下の式で算出できる。
t1=2×(680/1,000,000)×196/82=3.25ms
突入電流が流れる時間t1においてリレー74の接点がバウンスすると、更に多くの接点転移現象が発生し、接点突起は更に早く成長する。
DC24V端子の電圧値の立ち上がり最中に、DC−DCコンバータ86が起動し、DC5V端子の電圧値が立ち上がる。その後、DC24V端子の電圧値とDC5V端子の電圧値が安定する。
期間bは、画像形成装置10がイニシャルを行う期間を示している。ここでイニシャルを行うとは、ヒータ77による印刷前の定着部40のウォーミングアップや、濃度や色ずれの補正等の画像調整を行うことをいう。期間bにおいて、CPU131は、モータ駆動回路135ヘモータ制御信号オンを出力し、モータ駆動回路135は、給紙モータ140又はベルトモータ141へ駆動信号を出力する。ここで、イニシャルは、ドラムモータ142、ベルトモータ141、定着モータ143のみ回転させ、給紙モータ140は回転させない。本実施例1では、起動時にDC24V端子に流れる電流は、実効値:4.5A,ピーク値:7Aである。
また、同時に、CPU131よりヒータ制御信号をヒータ駆動回路76へ出力してヒータ77による定着部40のウォームアップを開始する。ヒータ制御信号はパルス状の信号であり、ヒータ77の設定温度によりパルスのデューティを変えている。
期間cにおいて、各種モータは定速で回転しており、期間bよりもDC24V電源端子に流れている電流値は小さくなる。本実施例1では、実効値;3.8A、ピーク値:6.4Aである。ヒータ77の温度が目標値に達し、且つ画像調整が終了したならば、イニシャルは終了する。
期間dは、画像形成装置10の待機状態である。CPU131は、イニシャルの温度及び印刷の温度より低くなるようにヒータ77の制御を行う。
期間eは、ホスト200より印刷指示を受けて印刷を開始し、その印刷を終了までである。期間eは、期間bにおけるイニシャルとは異なり、給紙モータ140が回転する。よって、期間eのモータ起動時と定速時におけるDC24V電源端子に流れている電流値は、期間bのイニシャルにおけるDC24V電源端子に流れている電流値よりも大きくなる。本実施例1では、期間eのモータ起動時においてDC24V電源端子に流れている電流値は、実効値:5.1A、ピーク値:8Aであり、モータ定速時にDC24V電源端子に流れている電流値は、実効値:4.2A、ピーク値:7Aである。
期間fは待機モードを示している。期間g、期間hは、第1のモードとしてのパワーセーブモードを示している。期間iは第2のモードとしてのスリープモードを示している。
パワーセーブモードに対して、スリープモードは省電力を目的とするモードである。すなわち、第2のモードは、第1のモードよりも省電力である。従って、期間gや期間iに対して、アーク放電を発生させる大電流を流す期間である放電発生期間としての期間hは、第1のモードから第2のモードに切り替わる直前に設けられている。
図7は、図6の期間aにおけるリレー可動接点の動作を示すタイムチャートであり、図の縦軸は電圧値、電流値、又は接点の位置を示しており、図の横軸は時間を示している。図7は、図6に示す波形に加えて、上から3番目にリレー74の可動接点163の動きを示しているほかは、図6に示す波形の意味と同様である。
期間aにおいて、図示しない電源スイッチがオンされ、AC電圧入力部120から交流電源がサブ電源90に供給される。この交流電流はサブ電源90によって整流/平滑化され、DC3.3V端子の電圧が立ち上がる。
DC3.3V端子の電圧値が安定した後、CPU131は、リレー制御信号オンをリレーコイル駆動回路75に出力し、リレー駆動信号がリレー74に出力される。リレー74の可動接点163は固定接点164側に引き寄せられ、数回バウンスしたのちにリレー74をオンさせる。リレー74をオンしたとき、メイン電源80が備えている図示しないコンデンサ等に突入電流が流れ、リレー74の接点に流れる電源70のAC側電流値はインパルス状に高くなる。
図8は、図6の期間iにおけるリレー可動接点の動作を示すタイムチャートであり、図の縦軸と横軸が示す意味と、波形の順番は図7と同様である。
期間hから期間iに移行すると、CPU131は、リレー制御信号オフをリレーコイル駆動回路75に出力する。リレーコイル駆動回路75の制御により、リレー74の可動接点163は固定接点164側から離れて、リレー74をオフさせたのち、固定接点164の反対側にあたるリレー74の内壁に数回バウンスする。リレー74をオフしたのち、メイン電源80のDC24V端子とDC5V端子の電圧値はそれぞれ低下して0Vとなる。
図1は、本発明の実施例1における制御部の動作を示すフローチャートである。
図1のフローチャートによって、ステップS1〜S7に対応する期間fと、ステップS8〜S10に対応する期間gと、ステップS11〜S13に対応する期間hとを説明する。
処理が開始すると、制御部130のCPU131は、ステップS1において、印制最終ページの記録用紙100が給紙部11、現像部20に配設されている各種センサ150の内の用紙走行路センサ51を抜けたか否かを判断する。
ステップS2において、CPU131は、モータ制御信号オフをモータ駆動回路135へ出力し、給紙モータ140、ベルトモータ141、及びドラムモータ142へのモータ駆動信号を停止する。
ステップS3において、CPU131は、ヒータ制御信号オフをヒータ駆動回路76へ出力し、ヒータ77をオフにする。ステップS4において、CPU131は、ヒータ77の温度のオーバーシュートを抑止するため、一定時間が経過するまで定着モータ143を回転させ続けたのち、ステップS5において、定着モータ143に係るモータ制御信号オフをモータ駆動回路135へ出力し、定着モータ143を停止させ、ステップS6において、一定時間の経過を待つ。
CPU131は、ステップS7において、騒音を抑えることを目的に、ファン半速駆動回路137へファン半速制御信号オンを出力し、ファン144の速度をダウンさせる。これにより、期間fは終了し、期間gにおける待機モードに移行する。
CPU131は、ステップS8において、図示しない装置オペレーションパネルによって予め設定された待機モード時間が経過するのを待つ。待機モード時間は、数分程度から数時間まで幅広く設定できる。一般的に、一日の印刷枚数の少ないユーザは数分に設定し、一日の印刷枚数が多いユーザは数時間に設定にする場合が多い。CPU131は、ステップS9において、センサオンオフ回路132へセンサ制御信号オフを出力して各種センサ150へのDC5Vの供給をオフし、ヒータ駆動回路76ヘヒータ制御信号オフを出力してヒータ77をオフさせる。これにより、期間gにおけるパワーセーブモードへ移行する
CPU131は、ステップS10において、図示しない装置オペレーションパネルによって予め設定されたパワーセーブモード時間が経過するのを待つ。パワーセーブモード時間の設定は、ステップS8における待機モード時間と同様に、一日の印刷枚数の少ないユーザは数分に設定し、一日の印刷枚数が多いユーザは数時間に設定にする場合が多い。これにより期間gは終了し、期間hに移行する。
CPU131は、ステップS11において、ドラムモータ142にモータ制御信号オンを出力して起動させる。具体的には、CPU131がモータ駆動回路135に対してロジック信号を出力し、ロジック信号を基にモータ駆動回路135はドラムモータ142に駆動信号を出力し、ドラムモータ142を駆動させる。この時、リレー接点に最小アーク電流以上が流れることを目安とする。ドラムモータ142の起動電流は、本実施例1では、実効値;3.5A、ピーク値;5.8Aである。本実施例1では、ドラムモータ142を起動したが、他の給紙モータ140、ベルトモータ141、又は定着モータ143を起動してもよく、複数のモータを同時に起動してもよい。また、モータ負荷だけではなく、ダミー抵抗負荷を接続してもよい。本実施例1では、ヒータ77を駆動してもリレー74には電流は流れないが、ヒータ77を駆動したときにリレー74に電流が流れる回路構成として、ヒータ77を駆動してもよい。
CPU131は、ステップS12において、時間t2の経過を待つ。この時間t2は、モータ制御信号をオンしてから、モータが起動するまでの時間である。時間t2は、モータの種類や専用モータドライバICの構成よって変わる値であるため、設計時に予め実測した時間とすることが必要である。本実施例1では、時間t2は、200μsである。
CPU131は、ステップS13において、リレーコイル駆動回路75ヘリレー制御信号オフを出力し、リレー74をオフする。本実施例2では、5mSEC程度でオフするが、一般的にはリレー74の復旧時間によって、オフする時間を決定する。これにより、メイン電源80のDC24VとDC5Vがオフし、画像形成装置10はスリープモードに移行する。
ここで、前述のリレー74をオンしたときの突入電流が高いと、リレー74の接点に接点突起と呼ばれる凹凸が形成され、この接点突起によってリレー74をオフできないというロッキング現象が発生するおそれがあった。
本実施例1では、ドラムモータ142の起動に伴う所定の電流を流している時に、リレー74をオフするので、リレー74の接点にアーク放電が発生し、接点に形成された接点突起と呼ばれる凹凸が飛散する。アーク放電とは、電気的な負荷をかけられた接点関の空間を電流が移動する現象である。
従来は、電流が小さい状態であるパワーセーブモードからリレー74をオフするため、リレー74の接点にアーク放電は発生しないか、又は微小なアーク放電しか発生しないため、接点に形成された接点突起と呼ばれる凹凸は飛散しない。
なお、本実施例2では、第1のモードとしてのパワーセーブモードと、第2のモードとしてのスリープモードを設け、パワーセーブモードからスリープオードに切り替わる直前に、放電発生期間である期間hを設けている。
本発明は、本実施例2に限定されず、第1のモードから、この第1のモードよりも省電力である第2のモードに切り替わるときに放電発生期間を設ければよい。例えば、通常の印刷動作が第1のモードであり、それに対して省電力モードが第2のモードであるとする。この場合には、第1のモードである印刷動作に対して、第2のモードである省電力モードに切り替わるときに、放電発生期間を設ける形態であってもかまわない。
(実施例1の効果)
本実施例1の電源制御回路及び画像形成装置によれば、次の(A)のような効果がある。
(A) リレー74をオフする直前からリレー74をオフするまでモータを起動することで、リレー74の接点に所定の電流を流してアーク放電を発生させ、リレー74のオン時に形成された接点突起を飛散させる。よって、接点のロッキングを防ぎ、リレー74の寿命を延命できる。
(実施例2の構成)
図9は、本発明の実施例2における制御部を示す概略の構成図であり、実施例1を示す図3中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例2の制御部130Aは、実施例1の制御部130と異なるRAM134Aを備えているほかは、実施例1の制御部130と同様である。
本実施例2のRAM134Aは、実施例1のRAM134と異なり、リレー74オン時のリレー制御信号を間欠的に出力するリレーオンオフ制御テーブル138を有している。
リレー74のオン時に、リレー制御信号を間欠的に出力したのちにオンすることにより、リレー駆動信号は階段状に上昇し、リレー74の可動接点163と固定接点164とのバウンスが抑制される。これにより、接点突起が抑止されると共に、リレー74の動作音が軽減する。
更に、リレー74のオフ時に、リレー制御信号を間欠的に出力したのちにオフすることにより、リレー駆動信号は階段状に下降し、リレー74の可動接点163とリレー74の内壁とのバウンスが抑制される。これにより、リレー74の動作音が軽減する。
実施例2のリレー74は、電流を流したときに接点が閉じるというメーク型の電磁リレーであるが、電流を流したときに接点が開くというブレーク型の電磁リレーや電流を流すたびに接点の開閉が切り替わるラチェット型の電磁リレーであってもよい。ブレーク型の電磁リレーのオフ時と、ラチェット型の電磁リレーのオン・オフ時には、メーク型の電磁リレーをオンするときの信号を出力し、ブレーク型の電磁リレーのオン時には、メーク型の電磁リレーをオンするときの信号を出力することによって、メーク型の電磁リレーと同様に動作音を軽減することが可能である。
(実施例2の動作)
図10は、本発明の実施例1におけるリレーオン時のタイムチャートであり、縦軸は電流値又は電圧値を示し、横軸は時間を示している。図の波形は上から順にそれぞれリレー制御信号、リレー駆動信号、リレーコイル電流、及びリレー接点状態を示している。
リレー制御信号は、CPU131からリレーコイル駆動回路75に出力されるロジック信号である。リレー駆動信号は、リレーコイル駆動回路75からリレー74に出力される電圧値である。リレーコイル電流は、リレーコイル駆動回路75からリレー74に出力される電流値である。リレー接点状態は、下側の線がオフを示し、上側の線がオンを示している。
期間A1は、リレー駆動信号を印加したのち、リレー接点が最初に接触するまでの期間である。期間A1において、CPU131は、リレー制御信号をリレーコイル駆動回路75へ出力する。リレー駆動信号がリレーコイル161へ印加され、リレーコイル電流が上昇する。リレー駆動信号は、リレー74の定格電圧Vr0が印加されている。
期間A1の時間は、リレー動作時間と定義されている。リレー動作時間は、リレー74の種類によって異なるが、8ms以下や15ms以下等の値である。
期間B1は、可動接点163と固定接点164の接触が開始したのち、間欠的に開閉するバウンス現象が発生している期間である。期間C1では、可動接点163と固定接点164が完全に接触した状態である。以上が、実施例1におけるリレー74のオン時の動作となる。
図11は、本発明の実施例2におけるリレーオン時のタイムチャートであり、縦軸と横軸が示す意味と、波形の並びは図10と同様である。
期間A2において、CPU131は、RAM134に保管されたリレーオンオフ制御テーブル138に基づき、リレー制御信号をリレーコイル駆動回路75へ出力する。リレー駆動信号がリレーコイル161へ印加され、リレーコイル電流が上昇する。リレーオンオフ制御テーブル138には、図11で示されているように、最初に時間T3のリレー制御信号オンを出力する。その後に、時間T4のリレー制御信号オフと、時間T3×0.05のリレー制御信号オンを交互に出力し、このリレー制御信号のパルスのパターンを、第1のデューティのパルスとする。
時間T3は、リレー駆動信号の電圧が、電圧Vr1の1.05倍の電圧まで上昇する時間である。第1の電圧である電圧Vr1は、リレー74の感動電圧Vm以上、且つ定格電圧Vr0以下の電圧値である。
ここで感動電圧Vmとは、リレー74が動作する最小電圧である。感動電圧Vmは、リレー74の種類によって変わるが、本実施例2では、感動電圧Vmは定格電圧Vr0の70%であり、電圧Vr1は感動電圧Vmと等しい値である。
時間T4は、リレー駆動信号の電圧が電圧Vr1の1.05倍から1.00倍まで下降する時間である。その後に、時間(T3×0.05)のリレー制御信号オフを出力し、リレー駆動信号の電圧は、電圧Vr1の1.00倍から1.05倍まで上昇する。
期間B2は、可動接点163と固定接点164の接触が開始したのち、間欠的に開閉するバウンス現象が発生している期間である。本実施例2により、リレー74の定格電圧Vr0以下且つ感動電圧Vm以上の電圧がリレー駆動信号となるので、可動接点163を駆動する磁力は定格電圧Vr0と比べて弱くなる。よって、緩やかに固定接点164に接触するので、接点のバウンスが30%程度減少する。リレー74の動作音が軽減すると共に、突入電流が流れているときの接点のバウンスが少なくなることによって接点突起の成長が抑止され、リレー74の寿命を延命できる。
期間C2では、可動接点163と固定接点164が完全に接触する。CPU131は、期間A2から第1の期間である時間T1が経過するまで待つ。本実施例2では、リレー動作時間とバウンスの時間を考慮して、時間T1=30msに設定する。
期間D2では、期間A2以降のリレー制御信号のオン/オフ繰り返し動作を終了してリレー制御信号をオンで固定し、リレー駆動信号を定常的に定格電圧Vr0まで上昇させる。感動電圧Vmは、リレーコイル161の温度により変化する。よって、予め想定した感動電圧Vmよりも高い電圧Vr1を、リレー74に印加しただけでは、リレー74がオンしないおそれがある。本実施例2では、期間D2において定常的に定格電圧Vr0を印加するため、リレー74は必ずオンする。
図12は、本発明の実施例1におけるリレーオフ時のタイムチャートであり、縦軸と横軸が示す意味と、図の波形が示す意味は図10と同様である。
期間E1において、リレー制御信号がオフすると、リレー駆動信号とリレーコイル電流は次第に低下し、リレー接点状態はオフ状態となる。期間F1において、リレー駆動信号は0Vに低下し、リレーコイル電流は0Aに低下する。リレー接点状態はオフ状態のままである。期間G1において、リレー駆動信号は0Vのまま、リレーコイル電流は0Aのまま、リレー接点状態はオフ状態のままである。
図13は、本発明の実施例2におけるリレーオフ時のタイムチャートであり、縦軸と横軸が示す意味と、波形の並びは図10と同様である。
期間E2において、CPU131は、RAM134に保管されたリレーオンオフ制御テーブル138に基づき、リレー制御信号をリレーコイル駆動回路75へ出力する。リレー駆動信号がリレーコイル161へ印加され、リレーコイル電流が下降する。リレーオンオフ制御テーブル138には、図11で示されているように、最初に時間T6のリレー制御信号オフを出力し、その後に時間T6×0.05のリレー制御信号オンと時間T7のリレー制御信号オフとを交互に出力する。
時間T6は、リレー駆動信号が、電圧Vr2の0.95倍の電圧まで下降する時間である。第2の電圧である電圧Vr2は、リレー74の感動電圧Vmよりも低く且つ0V以上の電圧で、リレー74の接点オンが維持できない電圧である。
時間(T6×0.05)は、リレー駆動信号の電圧が、電圧Vr2の0.95倍から1.00倍まで上昇する時間である。その後に、時間T7のリレー制御信号オンを出力し、リレー駆動信号は、電圧Vr2の1.00倍から0.95倍まで下降する。このリレー制御信号のパルスのパターンを、第2のデューティのパルスとする。
期間F2は、可動接点163と固定接点164が離間したのち、リレー74の内壁に衝突してバウンスし、このバウンスが終了するまでの期間である。具体的には、期間E2に遷移したのち第2の期間である時間T2が経過するまでの期間として制御する。
本実施例2により、感動電圧Vm未満且つ0V以上の電圧Vr2がリレー駆動信号となるので、可動接点163は鉄心162の磁力の影響を受けながら固定接点164から離間して、リレー74の内壁に緩やかにバウンスする。よって、バウンスが減少し、リレー74の動作音が軽減する。
期間G2では、期間A2以降のリレー制御信号のオン/オフ繰り返し動作を終了してリレー制御信号をオフで固定する。期間H2では、リレー駆動信号は0Vとなる。温度によってリレー74の感動電圧Vmが変化するため、予め想定した電圧Vr2をリレー74に印加しても、リレー74がオフしない場合がある。本実施例2では、期間H2においてリレー駆動信号は定常的に0Vとなるため、リレー74は必ずオフする。
(実施例2の効果)
本実施例2の電源制御回路及び画像形成装置によれば、次の(B),(C)のような効果がある。
(B) リレー74のオン時に、可動接点163と固定接点164は緩やかに接触すると共にバウンスが抑制される。よって、リレー74の動作音が軽減し、突入電流が流れているときの接点のバウンスが少なくなることによって接点突起の成長が抑止され、リレー74の寿命を延命できる。
(C) リレー74のオフ時に、可動接点163と固定接点164とのバウンスが抑制されるので、リレー74の動作音が軽減する。
(変形例)
本発明は、上記実施例に限定されず、種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(a)〜(e)のようなものがある。
(a) 実施例1、2は、プリンタ装置、特にタンデム方式のプリンタ装置に適用した例を示した。しかし、本発明はこれに限定されず、省電力モードを有し、且つ電磁リレーで電源供給をオン/オフする全ての装置、例えば、ファクシミリや複写装置等の他の画像形成装置、スキャナー、パーソナルコンピュータ、GPS等を用いたナビゲーション装置、ゲーム機、冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機、乾燥機、食器洗浄機、食器乾燥機、テレビ、テレビ録画装置、エアコン、空気清浄機、照明器具、自動販売機、遊技機等においても同様に実施可能である。
(b) 実施例1、2は、電源回路に供給する交流電源をオン/オフする電磁リレーに適用した例を示した。しかし、本発明はこれに限定されず、電源回路に供給する直流電源をオン/オフする電磁リレーや、電源回路から負荷に供給される交流電源又は直流電源をオン/オフする電磁リレーに適用してもよい。
(c) 実施例2は、CPU131からリレーコイル駆動回路75へロジック信号であるリレー制御信号が一定のデューティで出力されると、リレーコイル駆動回路75からリレー74へ所定の電圧値(Vr0,Vr1,Vr2)を有するリレー駆動信号が出力される例を示した。しかし、本発明はこれに限定されず、定格電圧Vr0の電源と、第1の電圧である電圧Vr1の電圧と、第2の電圧である電圧Vr2の電源を備え、これらの電源のうちいずれかをアナログスイッチ等によって選択し、リレー74に供給するように構成してもよい。リレー74をオンするときは、負荷を動作させないよう制御すると共に、第1の期間である時間T1においてリレー74の駆動端子165にリレー74の感動電圧Vm以上且つ定格電圧Vr0以下である第1の電圧Vr1を出力したのちに定格電圧Vr0を出力するよう制御する。リレー74をオフするときは、負荷を動作させるよう制御すると共に、第2の期間である時間T2においてリレー74の駆動端子165に0V以上且つ感動電圧Vm未満である第2の電圧Vr2を出力したのちに定格電圧Vr0を出力するよう制御する。
(d) 実施例2は、電流を流したときに接点が閉じるというメーク型の電磁リレーに適用した例を示した。しかし、本発明はこれに限定されず、電流を流したときに接点が開くというブレーク型の電磁リレーに適用してもよい。このブレーク型の電磁リレーは、駆動端子165に感動電圧Vm以上且つ定格電圧Vr0以下の電圧を出力することにより接点がオフし、駆動端子165に0V以上且つ感動電圧Vm未満の電圧を出力することにより接点がオンすることが特徴である。
この電磁リレーをオンするとき、負荷を動作させないよう制御すると共に、第2の期間である時間T2において電磁リレーの駆動端子165に定格電圧Vr0を第2のデューティのパルスで出力したのちに、0Vを定常的に出力するか、又は、第2の期間である時間T2において電磁リレーの駆動端子165に0V以上且つ感動電圧Vm未満である第2の電圧Vr2を出力したのちに0Vを出力する。
この電磁リレーをオフするとき、負荷を動作させるよう制御すると共に、第1の期間である時間T1において電磁リレーの駆動端子165に感動電圧Vm以上且つ定格電圧Vr0以下である第1の電圧Vr1を出力したのちに定格電圧Vr0を出力するか、又は、第1の期間である時間T1において電磁リレーの駆動端子165に定格電圧Vr0を第1のデューティのパルスで出力したのちに、定格電圧Vr0を定常的に出力する。
(e) 実施例1、2は、電流を流したときに接点が閉じるというメーク型の電磁リレーに適用した例を示した。しかし、本発明はこれに限定されず、電流を流すたびに接点の開閉が切り替わるラチェット型の電磁リレーに適用してもよい。このラチェット型の電磁リレーは、駆動端子165に感動電圧Vm以上且つ定格電圧Vr0以下の電圧を出力することによって接点のオン・オフが切り替わることが特徴である。
この電磁リレーをオンするとき、負荷を動作させないよう制御すると共に、第1の期間である時間T1において電磁リレーの駆動端子165に感動電圧Vm以上且つ定格電圧Vr0以下である第1の電圧Vr1を出力したのちに定格電圧Vr0を出力するか、又は、第1の期間である時間T1において電磁リレーの駆動端子165に定格電圧Vr0を第1のデューティのパルスで出力したのちに、定格電圧Vr0を定常的に出力する。
この電磁リレーをオフするとき、負荷を動作させるよう制御すると共に、第1の期間である時間T1において電磁リレーの駆動端子165に感動電圧Vm以上且つ定格電圧Vr0以下である第1の電圧Vr1を出力したのちに定格電圧Vr0を出力するか、又は、第1の期間である時間T1において電磁リレーの駆動端子165に定格電圧Vr0を第1のデューティのパルスで出力したのちに、定格電圧Vr0を定常的に出力する。
10 画像形成装置
20 現像部
22 画像形成部
40 定着部
50 用紙排出部
51 用紙走行路センサ
70 電源
71 保護回路
72 ノイズフィルタ
73 サーミスタ
74 リレー
75 リレーコイル駆動回路
76 ヒータ駆動回路
77 ヒータ
80 メイン電源
90 サブ電源
120 AC電圧入力部
130 制御部
131 CPU
138 リレーオンオフ制御テーブル
161 リレーコイル
162 鉄心
163 可動接点
164 固定接点
165 駆動端子

Claims (20)

  1. 負荷を駆動可能に接続された電源を供給・遮断させるため、前記電磁リレーの接点をオン・オフ制御するリレー制御手段と、
    前記負荷の動作を制御する負荷制御手段と、
    を有する電源制御回路であって、
    前記電磁リレーをオンするとき、前記負荷を動作させないよう制御し、
    前記電磁リレーをオフするとき、前記負荷を動作させるよう制御して前記電磁リレーの接点に所定の電流値を流すようにしたことを特徴とする電源制御回路。
  2. 負荷を駆動可能に接続された電源を供給・遮断させるため、駆動端子に感動電圧以上且つ定格電圧以下の電圧を出力することにより接点がオンし、前記駆動端子に0V以上且つ前記感動電圧未満の電圧を出力することにより接点をオフする電磁リレーを制御するリレー制御手段と、
    前記負荷の動作を制御する負荷制御手段と、
    を有する電源制御回路であって、
    前記電磁リレーをオンするとき、前記負荷を動作させないよう制御すると共に、第1の期間において前記電磁リレーの前記駆動端子に前記電磁リレーの前記感動電圧以上且つ前記定格電圧以下である第1の電圧を出力したのちに前記定格電圧を出力することを特徴とする電源制御回路。
  3. 請求項2記載の電源制御回路において、
    前記電磁リレーをオンするとき、前記負荷を動作させないよう制御すると共に、前記第1の期間において前記電磁リレーの前記駆動端子に前記定格電圧を第1のデューティのパルスで出力したのちに、前記定格電圧を定常的に出力することを特徴とする電源制御回路。
  4. 請求項2記載の電源制御回路において、
    前記電磁リレーをオフするとき、前記負荷を動作させるよう制御すると共に、第2の期間において前記電磁リレーの前記駆動端子に0V以上且つ前記感動電圧未満である前記第2の電圧を出力したのちに0Vを出力することを特徴とする電源制御回路。
  5. 請求項2記載の電源制御回路において、
    前記電磁リレーをオフするとき、前記負荷を動作させるよう制御すると共に、前記第2の期間において前記電磁リレーの前記駆動端子に前記定格電圧を第2のデューティのパルスで出力したのちに、0Vを定常的に出力することを特徴とする電源制御回路。
  6. 負荷を駆動可能に接続された電源を供給・遮断させるため、駆動端子に感動電圧以上且つ定格電圧以下の電圧を出力することにより接点がオフし、前記駆動端子に0V以上且つ前記感動電圧未満の電圧を出力することにより接点がオンする電磁リレーを制御するリレー制御手段と、
    前記負荷の動作を制御する負荷制御手段と、
    を有する電源制御回路であって、
    前記電磁リレーをオンするとき、前記負荷を動作させないよう制御すると共に、前記第2の期間において前記電磁リレーの前記駆動端子に0V以上且つ前記感動電圧未満である前記第2の電圧を出力したのちに0Vを出力することを特徴とする電源制御回路。
  7. 請求項6記載の電源制御回路において、
    前記電磁リレーをオンするとき、前記負荷を動作させないよう制御すると共に、前記第2の期間において前記電磁リレーの前記駆動端子に前記定格電圧を前記第2のデューティのパルスで出力したのちに、0Vを定常的に出力することを特徴とする電源制御回路。
  8. 請求項6記載の電源制御回路において、
    前記電磁リレーをオフするとき、前記負荷を動作させるよう制御すると共に、前記第1の期間において前記電磁リレーの前記駆動端子に前記感動電圧以上且つ前記定格電圧以下である前記第1の電圧を出力したのちに前記定格電圧を出力することを特徴とする電源制御回路。
  9. 請求項6記載の電源制御回路において、
    前記電磁リレーをオフするとき、前記負荷を動作させないよう制御すると共に、前記第1の期間において前記電磁リレーの前記駆動端子に前記定格電圧を前記第1のデューティのパルスで出力したのちに、前記定格電圧を定常的に出力することを特徴とする電源制御回路。
  10. 負荷を駆動可能に接続された電源を供給・遮断させるため、駆動端子に感動電圧以上且つ定格電圧以下の電圧を出力することによって接点のオン・オフが切り替わる電磁リレーを制御するリレー制御手段と、
    前記負荷の動作を制御する負荷制御手段と、
    を有する電源制御回路であって、
    前記電磁リレーをオンするとき、前記負荷を動作させないよう制御すると共に、第1の期間において前記電磁リレーの前記駆動端子に前記電磁リレーの前記感動電圧以上且つ前記定格電圧以下である第1の電圧を出力したのちに前記定格電圧を出力することを特徴とする電源制御回路。
  11. 請求項10記載の電源制御回路において、
    前記電磁リレーをオンするとき、前記負荷を動作させないよう制御すると共に、前記第1の期間において前記電磁リレーの前記駆動端子に前記定格電圧を第1のデューティのパルスで出力したのちに、前記定格電圧を定常的に出力することを特徴とする電源制御回路。
  12. 請求項10記載の電源制御回路において、
    前記電磁リレーをオフするとき、前記負荷を動作させるよう制御すると共に、第1の期間において前記電磁リレーの前記駆動端子に前記電磁リレーの前記感動電圧以上且つ前記定格電圧以下である第1の電圧を出力したのちに前記定格電圧を出力することを特徴とする電源制御回路。
  13. 請求項10記載の電源制御回路において、
    前記電磁リレーをオフするとき、前記負荷を動作させるよう制御すると共に、第1の期間において前記電磁リレーの前記駆動端子に前記電磁リレーの前記感動電圧以上且つ前記定格電圧以下である第1の電圧を出力したのちに前記定格電圧を出力することを特徴とする電源制御回路。
  14. 前記負荷は、動力を発生する電動機を含んでおり、
    前記負荷の動作は、前記電動機が動力を発生する動作であることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の電源制御回路。
  15. 前記負荷は、熱を発生するヒータであり、
    前記負荷の動作は、前記ヒータが熱を発生する動作であることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の電源制御回路。
  16. 前記電源は、交流電力を供給する交流電源又は直流電力を供給する直流電源であることを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の電源制御回路。
  17. 前記電磁リレーと、前記負荷と、前記電源制御回路とを有することを特徴とする請求項1〜16のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  18. 前記負荷は、電源回路及び前記電源回路に接続された前記電動機であることを特徴とする請求項17記載の画像形成装置。
  19. 前記負荷は、電源回路及び前記電源回路に接続された前記ヒータであることを特徴とする請求項17記載の画像形成装置。
  20. 前記電源回路は、コンデンサインプット型の整流平滑回路を有することを特徴とする請求項18又は19に記載の画像形成装置。
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