JP2012014801A - モータおよびディスク駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ディスクの着脱を繰り返してもセンタケースにクラックが生じ難くする。
【解決手段】モータの回転部に固定されるチャッキング装置40は、センタケース、センタケース内に収容される複数の弾性部材43および各弾性部材に付勢される爪部材42を備える。ゲートは、各第1開口部4141の時計回りの方向、かつ、各第1開口部4141の時計回りの方向に最も近いスリット420との間に配置されている。各ゲート(ゲート痕421)は、各調芯爪415の周方向の中心と中心軸J1を結ぶ直線、および、直線から反時計回り方向における第1開口部4141および第2開口部4142との間の領域に形成されていればよい。
【選択図】図4

Description

本発明は、中心孔を有するディスクを固定するチャッキング装置を有するモータに関する。
従来より、ディスク駆動装置においてブルーレイディスク、DVD(digital versatile disc)、CD(compact disc)等の光ディスクを着脱可能に保持するチャッキング装置が用いられている。以下、これらの光ディスクを、単に「ディスク」という。チャッキング装置は、モータの回転部に取り付けられる。ディスクは、回転部と共に回転する。
薄型のチャッキング装置は、モータの中心軸を中心に放射状に配置され、外側へと付勢されて径方向にスライドする複数の爪部材を有する。爪部材は、センタケースに形成された開口から径方向外方に向かって突出した状態で配置されている。センタケースはシャフトと同軸上に配置された貫通孔が形成されており、貫通孔には、シャフトが挿通されている。
センタケースは、樹脂材料による射出成型にて形成される。従来より、センタケースは、樹脂の流動性による製品バラツキを考慮して複数のゲートが設けられている。例えば、特開2004−327001号公報では、ゲート痕が3箇所配置されている。また、ゲート痕は、周方向において調芯爪と一致しており、調芯爪よりも径方向内側に配置されている。
特開2004−327001号公報
ところで、複数のゲートから樹脂が流入された場合、金型のキャビティ内において各ゲートから流入された樹脂が合流し、合流した部位においてウェルドラインが形成される。ウェルドラインは、他の部位よりも外部からの負荷に弱く、クラック等が発生しやすい。特許文献1に開示されたディスクドライブホルダーにおいては、図1においてチャックと調芯爪とが互い違いに等配されている。ゲートから流入された樹脂は、センタケースのチャックより径方向内側の部位にウェルドラインが形成される。この場合、ディスクの着脱を繰り返すとセンタケースにクラックが生じる虞がある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、センタケースにクラックが生じ難くすることを主たる目的としている。
本発明の一の側面に係る例示的なモータは、中心開口部を有する円盤状ディスクを着脱可能とするチャッキング装置が上端に固定される回転部と、該回転体を回転自在に支持する軸受部材と、前記軸受部材に連結され、ステータを有する静止部と、を備え、前記回転部は、中心軸を中心に回転するシャフトと、前記シャフトとともに回転し、円板状の環状部と、前記環状部の外周縁から軸方向下側に伸びる円筒状の円筒部と、を有するロータホルダと、前記ロータホルダの内側に固定され、前記ステータと対向する界磁用磁石と、を備え、前記チャッキング装置は、中心軸と同軸に配置され、中央にシャフトが挿通されるケース基部と、前記ケース基部から径方向外方に向けて延びるケース上部と、前記ケース上部の外縁から径方向外側に向かうにつれて軸方向下側へ延びるガイド部と、前記ガイド部の一部および前記一部から径方向内側に向かって前記ケース上部が切り欠かれて構成される複数の第1開口部と、前記開口部と周方向に交互に配置され、前記ガイド部の径方向外端からケース上部の一部まで径方向内側に向かって延びる一対のスリットが周方向両端にそれぞれ設けられ、外面が前記ガイド部よりも径方向外方に位置することによって一対の前記スリット間に形成される複数の調芯爪と、前記ケース基部の外周面から前記第1開口部に向けて延びる複数の基部突起部と、前記基部突起部の軸方向上側において前記ケース上部に構成される第2開口部と、を備える、樹脂材料にて形成されるセンタケースと、前記センタケースに収容され、前記基部突起部に固定される複数の弾性部材と、前記弾性部材の径方向外側に配置され、先端部が前記開口部から前記ガイド部の径方向外側に突出し、前記弾性部材によって径方向外方に付勢される複数の爪部材と、を備え、前記センタケースが成型される際に形成されるゲート痕は、前記ケース上部上であって、前記各調芯爪の周方向の中心と前記中心軸を結ぶ直線、および、該各直線から回転方向前方において最も近く配置された前記第1開口部または前記第2開口部との間の領域、または、前記各調芯爪の周方向の中心と前記中心軸を結ぶ直線、および、該各直線から回転方向後方において最も近く配置された前記第1開口部または前記第2開口部との間の領域、のいずれかに位置して配置される。
本発明では、センタケースにおけるクラックの発生を抑制することができる。
図1は、ディスク駆動装置の縦断面図である。 図2は、モータユニットの縦断面図である。 図3は、チャッキング装置の縦断面図である。 図4は、チャッキング装置の平面図である。 図5は、爪部材の平面図である。 図6は、爪部材の縦断面図である。 図7は、爪部材の先端の拡大図である。 図8は、チャッキング装置の縦断面図である。 図9は、爪部材の動作を示す図である。 図10は、爪部材の動作を示す図である。 図11は、爪部材の動作を示す図である。 図12は、爪部材の動作を示す図である。 図13は、爪部材の動作を示す図である。 図14は、先端部の拡大図である。 図15は、先端部の拡大図である。 図16は、先端部の拡大図である。 図17は、チャッキング装置の平面図である。 図18は、チャッキング装置の他の実施形態を示す平面図である。 図19は、チャッキング装置の他の実施形態を示す平面図である。 図16は、チャッキング装置の他の実施形態を示す平面図である。
本明細書では、中心軸J1方向において、図中の上側を単に「上側」と呼び、図中の下側を単に「下側」と呼ぶ。「上側」および「下側」という表現は、必ずしも重力方向と一致する必要はない。
(ディスク駆動装置の構造)
図1は、本発明の例示的な一実施形態に係るディスク駆動装置50の縦断面図である。ディスク駆動装置50は、モータユニット1と、アクセス部51と、筐体52と、を備える。筐体52は、箱状であり、モータユニット1およびアクセス部51を収容する。モータユニット1は、情報を記録するディスク9を回転する。アクセス部51は、ヘッド511と、ヘッド移動機構512と、を備える。ヘッド511は、ディスク9に対する情報の読み出しおよび/または書き込みを行う光ピックアップ機構である。ヘッド移動機構512は、ヘッド511をモータユニット1およびディスク9に対して移動する。ヘッド511は、光出射部と、受光部と、を有する。光出射部は、ディスク9の下面に向けてレーザ光を出射する。受光部は、ディスク9からの反射光を受光する。筐体52は、蓋部521を上部に有する。蓋部521は、ディスク駆動装置50内へのディスク9の取り付けおよび取り出し時に開閉する。
ディスク駆動装置50では、モータユニット1の上側にチャッキング装置40が取り付けられる。チャッキング装置40にディスク9の中心孔91を嵌入することにより、ディスク9が固定される。モータユニット1の駆動に伴い、ディスク9が回転しつつ、ヘッド移動機構512がヘッド511を径方向の所要の位置へと移動する。これにより、ディスク9に対する情報の読み出しおよび/または書き込みがヘッド511にて行われる。
(モータユニットの構造)
図2は、モータユニット1の縦断面図である。ディスク回転用のモータユニット1は、電動式のモータ10と、チャッキング装置40と、を備える。チャッキング装置40は、ディスク9を着脱可能に固定する。モータ10は、回転部20と、静止部30と、を備える。回転部20は、中心軸J1を中心に回転する。静止部30は、回転部20を回転可能に支持する。チャッキング装置40は、回転部20の上端、すなわち、静止部30とは反対側に取り付けられる。以下の説明では、中心軸J1を中心とする径方向を単に「径方向」、中心軸J1を中心とする周方向を単に「周方向」、中心軸J1に平行な方向を単に「軸方向」と呼ぶ。
回転部20は、シャフト21と、ロータホルダ22と、を備える。シャフト21は、中心軸J1を中心とする略円柱状である。ロータホルダ22は、シャフト21の上部に固定される。ロータホルダ22は、シャフト固定部221と、環状部222と、円筒部223と、を有する。シャフト固定部221は、円筒状である。シャフト固定部221には、シャフト21が嵌め込まれる。環状部222は、シャフト固定部221の下部から径方向外側に広がる。円筒部223は円筒状であり、環状部222の外周縁から下側に延びる。円環状の界磁用磁石23は、円筒部223の内周面に接着にて固定される。
環状部222は、外側環状部252と、内側環状部251と、を有する。外側環状部252には、円筒部223が接続される。内側環状部251は、外側環状部252よりも上側に位置する。外側環状部252の下面には、抜止部材24が固定される。抜止部材24は、径方向内方に向かって延びる複数の突起部241を有する。突起部241の個数は、例えば3個である。ロータホルダ22は、薄板をプレス加工することにより形成される。薄板は、例えば磁性体にて形成される。
静止部30は、略円筒状のスリーブ31と、ベアリングブッシュ32と、プレート33と、スラストプレート34と、を有する。スリーブ31は、シャフト21を回転自在に支持する。ベアリングブッシュ32は、スリーブ31が挿入される中空孔を有する。プレート33は、ベアリングブッシュ32の中空孔の下側を閉塞する。スラストプレート34は、プレート33の内底面に配置される。スラストプレート34は、シャフト21の下端と当接することによりシャフト21を軸方向に支持する。静止部30は、ステータ35と、回路基板36と、取付板37と、をさらに備える。ステータ35は、ベアリングブッシュ32の周囲に配置される。回路基板36は、ステータ35の下側に配置される。取付板37は、ベアリングブッシュ32に固定される。
スリーブ31は、含油焼結金属にて形成される。スリーブ31の内周面は、潤滑油を介してシャフト21の外周面を支持する軸受面である。ベアリングブッシュ32は、円筒部321と、ステータ固定部322と、を有する。円筒部321は、スリーブ31を固定する。スリーブ31とベアリングブッシュ32とで、軸受部材を構成する。ステータ固定部322は、円筒部321の下部から径方向外側に広がる。ステータ35は、ステータ固定部322に接着にて固定される。ベアリングブッシュ32の下面には、内側突起部323と、外側突起部324と、が形成される。内側突起部323は、プレート33を固定する。外側突起部324は、内側突起部323より径方向外側に配置され、取付板37を固定する。
円筒部321の上端部には、径方向外側に突出するフランジ部391が形成される。抜止部材24の突起部241は、フランジ部391の下方に位置する。突起部241の中心軸J1側のエッジは、フランジ部391の外周縁よりも径方向内側に位置する。回転部20が上側に移動すると、突起部241の上面が、フランジ部391の下面と接触する。これにより、回転部20の移動が制限される。ベアリングブッシュ32の上面には、円環状の予圧マグネット25が設けられる。予圧マグネット25は、抜止部材24と軸方向に対向する。予圧マグネット25と抜止部材24との間に、磁気的吸引力が発生する。
ステータ35は、コア351と、コイル352と、を備える。コア351は、複数の薄板の磁性鋼板を上下方向に積層して形成される。コア351は、円環状のコアバック部381と、複数のティース部382と、により構成される。ティース部382は、コアバック部381から径方向外方へと放射状に延びる。コイル352は、導線が各ティース部382に多層に巻回されることにより形成される。モータ10では、図示省略の外部電源からコイル352に電流を流すことにより、コイル352と界磁用磁石23との間にトルクが発生する。これにより、回転部20が中心軸J1を中心として時計回りに回転する。モータ10は、界磁用磁石がステータの内側に配置されるインナロータ型であってもよい。
(チャッキング装置の構造)
図3は、チャッキング装置40の拡大図である。中心軸J1から右側のみを示している。図4は、チャッキング装置40の平面図である。
薄型のチャッキング装置40は、センタケース41と、複数の爪部材42と、弾性部材43と、環状のディスク載置部44と、を備える。センタケース41は、中心軸J1を中心とする中空かつ厚い円板状である。センタケース41は、ディスク9の中心孔91に挿入される。複数の爪部材42は、センタケース41から外側へ突出する。弾性部材43は、センタケース41内に収容されて各爪部材42を径方向外方へと付勢する。センタケース41は、ディスク載置部44の内側に位置する。ディスク載置部44には、ディスク9が載置される。複数の爪部材42は、ディスク9をディスク載置部44上に固定する。爪部材42の個数は、本実施の形態では3個である。後述するように、ディスク9の載置時には、ディスク載置部44の上面であり中心軸J1を中心とする環状のディスク載置面441に、ディスク9の下面が当接する。本実施の形態では、弾性部材43にコイルばねが用いられる。弾性部材43には、弾性を有し、爪部材42を付勢することができるのであれば、他の部材が用いられてもよい。
センタケース41は、ケース基部411と、ケース上部412と、ケース側部413と、を備える。センタケース41は、たとえばポリカーボネートなどの樹脂材料製である。ケース基部411は、厚肉かつ略円筒状である。ケース基部411には、シャフト固定部221が挿入される。ケース上部412は、ケース基部411から径方向外方に広がり、中心軸J1に垂直な円盤状である。ケース側部413は、ケース上部412の外縁部からディスク載置部44に向かって下方へと延び、中心軸J1を囲む壁状である。
ケース上部412およびケース側部413には、中心軸J1を中心とする周方向に等角度間隔にて、複数の開口414が形成される。開口414は、第1開口部4141と、第2開口部4142とからなる。
第1開口部4141は、ケース側部413から、ケース上部412の一部にわたって形成される。各第1開口部4141内には、先端部を径方向外方に向けた状態にて爪部材42が配置される。換言すれば、複数の爪部材42は、中心軸J1を中心に放射状に配置される。複数の爪部材42の先端部は、複数の第1開口部4141からそれぞれ突出する。
第2開口部4142は、各第1開口部4141の周方向の位置に対応して、各第1開口部4141の径方向内側に設けられる。第1開口部4141と第2開口部4142との間には、架橋部4121が形成される。第2開口部4142は、平面視において略方形状であり、周方向の幅は、第1開口部4141よりも狭い。
ケース側部413には、互いに隣接する2つの第1開口部4141の間に調芯爪415が設けられる。調芯爪415は、ケース側部413の径方向外端からケース上部412の一部まで径方向内側に向かって延びる一対のスリット420が周方向両端にそれぞれ設けられて構成される。したがって、調芯爪415は、ケース上部412に対して片持ち状に支持される。なお、スリット420の径方向内側に延びる長さは、ケース上部412の半径の1/3よりも長く設けられることが望ましい。また、調芯爪415の周方向の幅(すなわち、一対のスリット420の間隔)は、第1開口部4141の周方向の幅よりも広く設けられることが望ましい。調芯爪415の外面は、ケース側部413よりも径方向外方に位置する。チャッキング装置40にディスク9が固定される際には、調芯爪415の先端がディスクの中心孔91と当接する。この際、調芯爪415は径方向内側に撓み、ディスクの中心孔の中心と、中心軸J1とが同軸となるように調芯する。なお、ケース側部413のうち第1開口部4141および調芯爪415が形成されない部位はガイド部となる。ガイド部は調芯爪415と比較して撓みにくく構成されており、ガイド部よりも径方向内側にディスク9が位置することはない。これにより、チャッキング装置40の中心軸J1とディスク9の中心軸とがほぼ一致する。
図3に示すように、ケース基部411の下部には、径方向外側に向かって突出する略円柱状の基部突起部417が形成される。基部突起部417と、第2開口部4142の位置は、平面視において一致する。また、基部突起部417の径方向長さおよび周方向の幅は、第2開口部4142よりも小さい。弾性部材43の一方の端部は、基部突起部417に嵌めこまれる。爪部材42の下部には、径方向内側に向かって突出する略円柱状の爪側突起部424が形成される。弾性部材43の他方の端部は、爪側突起部424に嵌めこまれる。第1開口部4141の爪部材42の下側には、第1開口部4141の下部から上方に突出する爪案内部416が設けられる。爪案内部416は、ガイド部から周方向に延びており、第1開口部4141の周方向中央部分において、分断されている。爪案内部416およびガイド部の径方向外側には、径方向外側に広がるフランジ419が設けられる。爪案内部416は、爪部材42を下方から支持して爪部材42の移動を案内する。
図4に示すように、ケース上部412には、ゲート痕421が形成される。本実施形態においては、ゲート痕421は3箇所に形成されており、各第1開口部412の時計回りの方向、かつ、各第1開口部412の時計回りの方向に最も近いスリット420との間に配置される。また、各ゲート痕421は、第1開口部4141の径方向の内端およびスリット420の径方向内端よりも径方向外側に配置される。
各ゲート痕421は、各調芯爪415の周方向の中心と中心軸J1を結ぶ直線L1、および、直線L1から反時計回り方向における第1開口部4141および第2開口部4142との間の領域A1に形成されていればよい(図17参照)。
調芯爪415、スリット420、第1開口部4141、第2開口部4142、および各ゲート痕421は、中心軸J1に対して点対称に配置される。
図5は、爪部材42の平面図である。図5における爪部材42の右側が先端部である。図6は、図5中に矢印Aにて示す位置における爪部材42の中央での縦断面図であり、断面より奥の形状も示している。爪部材42は、爪部本体61および2つの羽根部62を備える。爪部本体61は、チャッキング装置40にディスク9が固定される際にディスク9と当接する。羽根部62は、爪部本体61の両側部から後方および側方へと広がる。羽根部62は、内側羽根部621と、外側羽根部622と、を備える。内側羽根部621は、爪部本体61から直接後方へと延び、弾性部材43の側方に位置する。外側羽根部622は、内側羽根部621のさらに外側に位置し、さらに後方へと延びる。
先端部63は、爪部本体61の中心軸J1から最も離れた部位である。先端部63は、平面視した場合にディスク9の中心孔91に向かって突出する、円弧状に湾曲した形状を有する。平面視における先端部63の曲率半径は、中心孔91よりも小さい。爪部本体61の上面64は、中心軸J1に略垂直である。上面64の周方向両側の部位である面64aは、中央の部位よりも下側に位置している。換言すれば、上面64の中央の部位は、上方に凸である。
爪部材42は、図5中の矢印Aにて示す位置における断面を対称面として対称である。図6に示すように、爪部本体61は、先端部63の先端630から中心軸J1に向かうに従ってディスク載置部44に近づく面651を有する。面651は、ディスク載置部44に載置されたディスク9の中心孔91の上側エッジに当接する面である。以下、面651を「ディスク押さえ面」という。
周方向におけるディスク押さえ面651の中央には、先端630から離れた位置から中心軸J1に向かって延びる溝部652が設けられる。溝部652の底面653は、中心軸J1に近づくに従って下方へと向かう。底面653は、図3に示す爪案内部416と摺接する面であり、以下、「第1摺接面」という。
第1摺接面653は、符号71を付す範囲に存在する内側第1摺接面654と、符号72を付す範囲に存在する外側第1摺接面655と、を有する。内側第1摺接面654は、径方向の内側の部位である。外側第1摺接面655は、内側第1摺接面654よりも径方向外側の部位であり、中心軸J1とのなす角が内側第1摺接面654よりも小さい。換言すれば、中心軸J1に垂直な平面に対する外側第1摺接面655の傾斜角は、内側第1摺接面654よりも大きい。図6では、内側第1摺接面654と外側第1摺接面655との間の角度差を、符号θにて示している。内側第1摺接面654と外側第1摺接面655とは、滑らかに接続される。具体的には、内側第1摺接面654と外側第1摺接面655との境界近傍は、半径1mm程度の曲面である。
爪側突起部424の周囲の面66は、図3の弾性部材43が当接する当接面として機能する。以下、面66を「当接面66」と呼ぶ。なお、通常、爪側突起部424の外周面の一部も弾性部材43に当接する。爪部本体61は、爪側突起部424の上側に位置するヌスミ部67をさらに有する。ヌスミ部67は、当接面66から径方向外方へと向かって窪む穴部である。ヌスミ部67が設けられることにより、上面64近傍の部位、先端部63および第1摺接面653近傍の部位の薄肉化が実現される。
図7は、爪部材42の先端部63近傍の断面を拡大して示す図である。先端部63は、径方向外方である図7の右側を向く先端面631を有する。先端面631は、ディスク押さえ面651の上側に位置する。先端面631の断面は、直線状である。先端面631とディスク押さえ面651との間には、断面において径方向外方に向かって凸となる曲線状である下側面取形状面633が位置する。符号R1を付して示す下側面取形状面633の曲率半径は、0.1mm以上0.2mm以下である。先端面631の上側では、断面が中心軸J1に垂直な直線状の上面64が径方向内方に向かって延びる。上面64と先端面631との間には、断面において略上方に向かって凸となる上側面取形状面635が位置する。符号R2を付して示す上側面取形状面635の曲率半径は、0.1mm以上0.3mm以下である。
先端面631、下側面取形状面633およびディスク押さえ面651は、滑らかに接続される。断面において下側面取形状面633の法線が先端面631の法線に対して平行となる点を、先端面631と下側面取形状面633との境界とみなし、以下、この境界を先端面631の「下端636」と呼ぶ。同様に、下側面取形状面633の法線とディスク押さえ面651の法線とが平行となる点を、下側面取形状面633とディスク押さえ面651との境界と定める。先端面631、上側面取形状面635および上面64も、滑らかに接続される。断面において先端面631の法線と上側面取形状面635の法線とが平行となる点を先端面631と上側面取形状面635との境界とみなして、以下、この境界を先端面631の「上端637」と呼ぶ。上側面取形状面635の法線と上面64の法線とが平行となる点も、上側面取形状面635と上面64との境界と定める。
先端部63では、先端面631は中心軸J1に沿って上方に向かうに従って中心軸J1に近づくように傾斜している。先端面631の下端636は、先端面631の上端637よりも中心軸J1から離れている。
なお、面取形状面を無視して先端部63の形状をより簡略化して表現すれば、先端面631は、ディスク押さえ面651と滑らかに接続され、上面64とも滑らかに接続される。先端面631とディスク押さえ面651との境界が、先端部63の先端となる。
図6に示すように、内側羽根部621の下面、および、外側羽根部622の後端の下面は、センタケース41内にて爪部材42を収容する空間の底面であるケース内底面と摺接する第2摺接面623である。これらの第2摺接面623は、略球面状または中心軸が径方向に垂直かつ水平な円筒面状である。図3にて、ケース内底面を、符号442を付して示す。本実施形態では、ケース内底面442は、ロータホルダ22の上面であるが、これに限定されない。
外側羽根部622の後端は、上方に突出する後端突出部624を有する。後端突出部624の表面は、後述するように、ケース上部412の下面と摺接する第3摺接面625である。
図8は、ディスク9が装着されていない状態におけるチャッキング装置40の縦断面図である。図8では、弾性部材43の図示を省略している。以下の同様の図においても同様である。また、爪部材42およびケース上部421の断面よりも奥の構造も示している。ケース上部412は、下方に突出する案内突起418を備える。案内突起418は、爪部材42の後端突出部624の上方に位置し、図4にて細線にてその位置を示す。案内突起418は、中心軸J1に向かうに従って上方へと向かうケース内傾斜面453を有する。換言すれば、ケース上部412の下面454は、ケース内傾斜面453を備える。
図8に示す状態において、爪案内部416の上部は、内側第1摺接面654に当接する。爪案内部416の径方向内側の面451は、爪部本体61の下部の径方向外側を向く面452と当接する。ケース内傾斜面453は、爪部材42の第3摺接面625と当接する。
(チャッキング装置の動作)
次に、チャッキング装置40の動作を説明する。図9ないし図12は、チャッキング装置40にディスク9が装着される際の爪部材42の動作を説明するための図である。まず、図9に示すように、ディスク9の中心孔91の下側のエッジが、爪部材42の上面64と当接する。爪部材42におけるディスク9の当接位置は一定ではないが、図9では、ディスク9の中心と中心軸J1とが一致する場合を示している。
爪部材42の先端部63が僅かに下降すると、第3摺接面625とケース内傾斜面453とが摺接することにより、爪部材42が径方向内方へと移動する。これにより、爪案内部416が、ディスク載置動作の初期の段階で、内側第1摺接面654から外側第1摺接面655へと順に摺接する。内側第1摺接面654と外側第1摺接面655とは滑らかに接続されるため、爪部材42の移動は円滑に行われる。
ディスク9がさらに押し込まれると、図10に示すように羽根部62は下降し、内側羽根部621の第2摺接面623と、ケース内底面442とが当接する。その後、第2摺接面623とケース内底面442とが摺接しつつ、爪部材42は径方向内方へと移動する。このとき、外側第1摺接面655と爪案内部416とが摺接する。先端部63は下降し、爪部材42は、図10における時計回りに回動する。
図11に示すように、先端部63がディスク9の中心孔91の内周面まで移動すると、図11に示す状態から先端部63が内周面に接触しつつ速やかに上方へと移動する。ただし、先端部63の移動は、図5に示す上面64の左右の面64aとケース上部412との当接により制限される。図7に示すように、先端面631とディスク押さえ面651とは滑らかに接続されるため、先端部63は、ディスク9の中心孔91を滑らかに通過することができる。
ディスク9がさらに押し込まれると、図12に示すように、内側羽根部621および外側羽根部622の第2摺接面623がケース内底面442と摺接しつつ、爪部材42が径方向外方へと移動する。このとき、中心孔91の上側のエッジとディスク押さえ面651とが摺接する。これにより、爪部材42の先端が中心孔91から上方へと脱出する。ディスク9がディスク載置面441に当接すると、ケース内底面442と第2摺接面623とが当接し、かつ、ディスク押さえ面651と中心孔91とが当接する状態となる。さらに、爪部材42の面64aとケース上部412とが当接する。ディスク押さえ面651によりディスク9に径方向外方および下方へと向かう力が作用し、ディスク9がディスク載置面441上に固定される。
以上のように、ディスク9がディスク載置部44に載置される際には、複数の爪部材42の先端部63が上下動するとともに径方向に移動する。
図13は、中心孔91の内周面に凹部92が存在する場合に、先端部63が凹部92に嵌り込んだ様子を示す図である。中心孔91の内周面には、ディスク9の規格にて許容される凹部や、貼り合わせ不良による凹部が存在する場合がある。先端部63が凹部92に嵌り込んだ場合、先端部63は、上方へと移動することができない。仮に、ディスク9がディスク載置部44に載置された後においても先端部63が凹部92から脱出できない場合は、チャッキング不要である、いわゆるハーフチャックが生じる。凹部92以外の段差が存在する場合にも、ハーフチャックが生じる虞がある。チャッキング装置40では、このようなハーフチャックが生じないように対策がなされている。
図14は、先端部63の拡大図である。図14では、センタケース41の外側面456を上方へと延ばした円筒面457を二点鎖線にて示す。円筒面457は、中心軸J1を中心とする円筒面であってケース側部413の外周に接する面である。二点鎖線にて示す先端部63および実線にて示す先端部63は、先端部63の先端630を円筒面457に沿って押し下げた場合の爪部材42の動きを示す。すなわち、図14は、先端部63が凹部92に嵌り込んだ場合の先端部63の動きをおよそ示している。実際には、凹部92に嵌り込んだ先端部63の先端630は、僅かに円筒面457よりも径方向外側にはみ出す。
チャッキング装置40では、先端630を円筒面457に沿って押し下げた場合に、爪案内部416が爪部材42と最初に当接する位置681が、外側第1摺接面655上に位置する。ここで、仮に、第1摺接面653全体を1つの平面に設計した場合、第1摺接面653の傾斜角は、内側第1摺接面654と外側第1摺接面655の傾斜角の間の角度となる。これにより、図14に示す場合よりも、第1摺接面653と爪案内部416とが当接した場合に爪部材42が受ける径方向内方へと向かう力の大きさが小さくなる。その結果、先端部63が凹部92から脱出できなくなって羽根部62が持ち上がる可能性が高くなる。このように、チャッキング装置40では、傾斜の異なる内側第1摺接面654および外側第1摺接面655を設けることにより、ハーフチャックの発生を防止している。もちろん、外側第1摺接面655と爪案内部416とは、先端部63の先端630が、ディスク9の半分の厚さに相当する高さに至る前に当接する必要がある。
また、チャッキング装置40では、当接位置681が、外側第1摺接面655とディスク押さえ面651との境界にほぼ一致する。すなわち、当接位置681は当該境界に極めて近い位置に位置する。これにより、ディスク押さえ面651に先端部63まで溝部が設けられることが回避され、先端部63の強度および耐久性が確保される。
チャッキング装置40では、内側第1摺接面654および外側第1摺接面655を設けることにより、第1摺接面653を1つの平面とする場合と比べて、ディスク9を押し込む初期の段階で押し込みに必要な力が最大となる。換言すれば、ディスク装着時の爪部材42の回動および先端部63の下降が小さい。このような作用も、ハーフチャックの防止に寄与している。第3摺接面625とケース内傾斜面453との摺接によっても、爪部材42の回動および先端部63の下降が制限される。
一方、爪部材42では、ディスク押さえ面651の周方向の中央に溝部652が設けられ、溝部652の底面が第1摺接面653となる。したがって、特開2005−251298号公報に記載された爪部のように摺接面を左右に設ける場合に比べて、チャッキング装置40では、当接位置681を、爪部材42が向く方向に関して外側に位置させることができる。なぜならば、爪案内部416は、センタケース41の外側に設けることができないからである。その結果、先端部63を凹部92からより容易に脱出させることができる。
具体的には、図15に示すように、支点681、力点682、作用点683を想定する。支点681は、上述の当接位置681である。力点682は、弾性部材43が爪部材42に力を作用するとみなすことができる点である。力点682には、支点681の下側へと向かう力が作用する。作用点683は、先端部63の先端である。チャッキング装置40では、支点681を容易に径方向外側に位置させることができるため、支点681と力点682との間の距離に対する支点681と作用点683との間の距離の比を小さくすることができる。その結果、先端部63に、凹部92から上方へと脱出させる大きな力を容易に与えることが実現される。
チャッキング装置40では、先端部63に上方へと向かう力を与えるとともに、既述のように、外側第1摺接面655と爪案内部416との当接により径方向内方へと向かう力が作用するため、ハーフチャックの発生をより確実に防止することが実現される。
なお、設計上、外側第1摺接面655とディスク押さえ面651との境界に当接位置681を近づけることが困難な場合であっても、図16に示すように、当接位置681と、当該境界657との間の径方向の距離73が、先端部63の先端630と境界657との間の径方向の距離74よりも小さいことが好ましい。これにより、先端部63の強度および耐久性が確保される。
(センタケースの成型について)
センタケース41の成型について説明する。
センタケース41は、射出成型にて形成される。射出成型を行うときには、一対の金型である第1金型と第2金型とが用意される。一対の金型の互いの対向面を当接させると、それらの内部に、センタケース41の射出成型後の形状に対応するキャビティが形成される。
まず、第1金型と第2金型とを当接させ、第1金型と第2金型との間にキャビティを形成する。
次に、第1金型に形成されたゲートを介して、キャビティ内へ、液相の樹脂を流入する。
続いて、キャビティ内の樹脂を、冷却して固化する。キャビティ内の樹脂は、固化されることにより、センタケース41となる。
その後、一対の金型を開くとともに、第2金型から離型用のピンを突出させる。離型用のピンは、ケース上部412の下面454に接触する。これにより、センタケース41を、金型から離型させる。この際、ゲートからセンタケース41が切り離されるが、ゲートとセンタケース41とがつながっていた部分が、ゲート痕421となる。
以上がセンタケース41の成型手順である。ところで、図17を参照して、本実施例形態のセンタケース41は、ゲート(ゲート痕421)が3箇所配置される。液相の樹脂を3箇所からキャビティ内に流入させた際、各ゲートから流入された樹脂が合流する部分にウェルドラインが発生することがある。
流入された樹脂は、キャビティ内における流路が広い部分において流れやすい。つまり流入された樹脂は、流路が広い部分に流れた後、流路が狭い部分において流れることになる。よって、流路が狭い部分は、各ゲートから流入された樹脂が合流する部分になり易い。センタケース41のような構造であれば、架橋部4121や爪案内部416、第2開口部4142の径方向内側において流路が狭い。したがって、これらの部分にウェルドラインが発生しやすい。
また、ウェルドラインが発生した場合、ディスクの着脱の繰り返しなどによって、ウェルドライン近傍においてクラック発生の原因になる可能性がある。特に、センタケース41のような構造であれば、架橋部4121や爪案内部416、第2開口部4142の径方向内側は幅が狭く、これらの部位にウェルドラインが発生すると、クラックが発生しやすくなる。
さらに、センタケース41とシャフト固定部221との締結について、センタケース41のケース基部411をシャフト固定部221に圧入して固定、または、圧入と接着を併用して固定することがある。この状態では、センタケース41に対しては、周方向に内部応力が常に発生しており、クラックが発生しやすい環境にて使用される。
本実施形態では、ゲートは、各第1開口部4141の時計回りの方向、かつ、各第1開口部4141の時計回りの方向に最も近いスリット420aとの間に配置されている。本実施形態のようにゲートを配置することで、一つのゲート(ゲート痕421a)から流入された樹脂が比較的初期の段階で架橋部4121aや爪案内部416a、第2開口部4142aの近傍に樹脂が流動し、他のゲート(ゲート痕421b、421c)から流入された樹脂は架橋部4121aや爪案内部416a、第2開口部4142aとは異なる部位で合流する。各ゲート(ゲート痕421)は、各調芯爪415の周方向の中心と中心軸J1を結ぶ直線l1、および、直線L1から反時計回り方向における第1開口部4141aおよび第2開口部4142aとの間の領域A1(図示ハッチング部)に形成されていればよい。
(変形例)
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、爪案内部416が分断されているとしたが、これに限られるものではない。図18に示すように爪案内部416aおよびフランジ419aが第1開口部4141の周方向中央部分においてつながっていてもよい。
また、上記実施形態では、爪案内部416は第1開口部4141の周方向中央部分において分断されているとしたが、これに限られるものではない。例えば、第1開口部4141の時計回り方向の周方向端部で分断されているなど、他の部位で分断されていてもよい。フランジ419についても同様である。
また、上記実施形態では、各ゲート痕421は、各調芯爪415の周方向の中心と中心軸J1を結ぶ直線L1、および、直線L1から反時計回り方向における第1開口部4141および第2開口部4142との間の領域A1に形成されていればよいとしたが、これに限られるものではない。図19に示すように各ゲート痕421dは、各調芯爪415の周方向の中心と中心軸J1を結ぶ直線L1、および直線L1から時計回り方向における第1開口部4141および第2開口部4142との間の領域A2に形成されてもよい。
また、上記実施形態では、各ゲート痕421は、第1開口部4141の径方向の内端およびスリット420の径方向内端よりも径方向外側に配置されるとしたが、これに限られるものではない。図20に示すように、各ゲート痕421eは、第1開口部4141やスリット420よりも径方向内側に設けられてもよい。
また、上記実施形態では、爪部材42に溝部652が設けられ、溝部652と爪案内部416が摺動するとしたが、これに限られるものではない。爪部材42に溝部652が設けられず、面651が爪案内部416と摺動してもよい。また、爪部材の側部に爪案内部と摺動する部位が設けられてもよい。
また、上記実施形態では、フランジ419が設けられていたが、設けられなくてもよい。
爪部材42の数は3より多くてもよい。環状のディスク載置面441は完全に環状である必要はなく、中心軸J1を中心としておよそ環状に存在するのであれば、不連続に存在する面であってもよい。
チャッキング装置40は、光ディスク以外の様々な種類のディスクを駆動する装置に採用されてよい。さらに、ディスク駆動装置50は、ディスク9に対する情報の読み出しおよび書き込みの一方または両方、すなわち、読み出しおよび/または書き込みを行うものであればよい。ディスク駆動装置50は、蓋が開閉するタイプ以外のものであってもよく、例えば、ディスク9が載置されるトレイが筐体から出し入れ可能とされる、いわゆるトレイタイプであってもよい。
本発明に係るモータは、ディスクに対する情報の読み出しおよび/または書き込みを行う様々な記録ディスク駆動装置に利用することができる。
1 モータユニット
9 ディスク
20 回転部
30 静止部
40 チャッキング装置
41 センタケース
42 爪部材
43 弾性部材
44 ディスク載置部
50 ディスク駆動装置
51 アクセス部
52 筐体
91 中心孔
412 ケース上部
413 ケース側部(ガイド部)
414 開口
415 調芯爪
416 爪案内部
417 基部突起部
419 フランジ
420 スリット
421 ゲート痕
454 (ケース上部の)下面
458 円筒面
4121 架橋部
4141 第1開口部
4142 第2開口部
A1 領域
J1 中心軸
L1 直線

Claims (10)

  1. 中心開口部を有する円盤状ディスクを着脱可能とするチャッキング装置が上端に固定される回転部と、該回転体を回転自在に支持する軸受部材と、前記軸受部材に連結され、ステータを有する静止部と、を備え、
    前記回転部は、
    中心軸を中心に回転するシャフトと、
    前記シャフトとともに回転し、円板状の環状部と、前記環状部の外周縁から軸方向下側に伸びる円筒状の円筒部と、を有するロータホルダと、
    前記ロータホルダの内側に固定され、前記ステータと対向する界磁用磁石と、を備え、
    前記チャッキング装置は、
    中心軸と同軸に配置され、中央にシャフトが挿通されるケース基部と、前記ケース基部から径方向外方に向けて延びるケース上部と、前記ケース上部の外縁から径方向外側に向かうにつれて軸方向下側へ延びるガイド部と、
    前記ガイド部の一部および前記一部から径方向内側に向かって前記ケース上部が切り欠かれて構成される複数の第1開口部と、
    前記開口部と周方向に交互に配置され、前記ガイド部の径方向外端からケース上部の一部まで径方向内側に向かって延びる一対のスリットが周方向両端にそれぞれ設けられ、外面が前記ガイド部よりも径方向外方に位置することによって一対の前記スリット間に形成される複数の調芯爪と、
    前記ケース基部の外周面から前記第1開口部に向けて延びる複数の基部突起部と、
    前記基部突起部の軸方向上側において前記ケース上部に構成される第2開口部と、を備える、樹脂材料にて形成されるセンタケースと、
    前記センタケースに収容され、前記基部突起部に固定される複数の弾性部材と、
    前記弾性部材の径方向外側に配置され、先端部が前記開口部から前記ガイド部の径方向外側に突出し、前記弾性部材によって径方向外方に付勢される複数の爪部材と、を備え、
    前記センタケースが成型される際に形成されるゲート痕は、前記ケース上部上であって、
    前記各調芯爪の周方向の中心と前記中心軸を結ぶ直線、および、該各直線から回転方向前方において最も近く配置された前記第1開口部または前記第2開口部との間の領域、
    または、
    前記各調芯爪の周方向の中心と前記中心軸を結ぶ直線、および、該各直線から回転方向後方において最も近く配置された前記第1開口部または前記第2開口部との間の領域、
    のいずれかに位置して配置されるモータ。
  2. 前記スリットの前記ケース上部に配置される部位の径方向内側に延びる長さが前記ケース上部の半径の1/3よりも長い請求項1に記載のモータ。
  3. 前記各ゲート痕が、前記第1開口部の径方向内端および前記スリットの径方向内端よりも径方向外側に配置される請求項1または2に記載のモータ。
  4. 一対の前記スリットの周方向の間隔は、前記第1開口部の周方向の幅よりも大きい請求項1から3のいずれかに記載のモータ。
  5. 前記爪部材の下面は、径方向外方に向かうにつれて軸方向上側に傾斜する第1摺接面が形成されており、前記第1開口部の軸方向下側には前記ガイド部から前記第1開口部に向けて延びる前記第1摺接面と摺接する爪案内部が形成されている請求項1から4のいずれかに記載のモータ。
  6. 前記爪案内部は、前記第1開口部の両側に位置する前記ガイド部のそれぞれから前記第1開口部に向かって延びる請求項5に記載のモータ。
  7. 前記爪案内部は、前記第1開口部の両側に位置する前記ガイド部同士を連結している請求項5に記載のモータ。
  8. 前記ロータホルダは前記中心軸と同軸に配置されたシャフト固定部を有しており、前記シャフトの上端は、前記シャフト固定部に固定され、前記円筒部には前記シャフト固定部が圧入固定されている請求項1から7のいずれかに記載のモータ。
  9. 前記各調芯爪、前記各第1開口部、前記各第2開口部、および前記各ゲート痕は、点対称に配置される、請求項1から8のいずれかに記載のモータ。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載のモータと、
    ディスクに対する情報の読み出しおよび/または書き込みを行うアクセス部と、
    前記モータおよび前記アクセス部を収容する筐体と、を有するディスク駆動装置。
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