JP2012014073A - 投写型映像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シャッター機構を備える投写映像表示装置において、シャッター機構の動作時に視聴者に与える違和感を低減する。
【解決手段】投写映像表示装置は、光源部24と、光変調素子18と、投写レンズ22と、シャッター機構30と、制御部100とを備える。光変調素子18は、入力された映像信号に基づいて、光源部24から出射された光を変調する。投写レンズ22は、光変調素子18により変調された光を投写する。シャッター機構30は、光源部24から出射された光の光路に設けられ、光源部24からの光を遮断可能に構成される。制御部100は、シャッター機構30の動作指令に応じて、シャッター機構30により光を遮断する第1のモードと光を透過する第2のモードとを切換えるとともに、投写レンズ22から投写された光によって表示される映像に視覚効果を生じさせるように映像信号を調整する。
【選択図】図3

Description

この発明は、投写型映像表示装置に関し、より特定的には、シャッター機能を備える投写型映像表示装置の制御に関する。
投写型映像表示装置(以下、プロジェクタとも称する。)においては、映像を表示する光路上に光遮断機構(シャッター機構)が設けられるものがある。このようなプロジェクタにおいては、映像表示中であっても、シャッター機構を閉止することによって、表示映像を遮断することが可能である。
特開2004−219945号公報(特許文献1)には、投射型表示装置において、主電源オフ時に、投射レンズを保護して塵埃の堆積を防止する目的として、投射レンズの上部に投射レンズの表面を覆うための開閉可能なシャッターを備える構成が開示される。また、特開2004−219945号公報(特許文献1)においては、シャッターを閉塞する場合に、主電源がオフされてランプが消灯することによって、結果として画像が黒の状態となった後にシャッターの閉塞動作を行なうことが記載されている。
特開2004−219945号公報
特許文献1におけるシャッターは、主電源オフ時の投射レンズの保護を目的としたものであるが、このようなシャッター機能は、上述のように、映像表示中に表示されている映像を瞬時に隠すための機能として用いられる場合がある。
このように、シャッター機能を、映像を遮断するための機能として用いる場合、シャッターを閉じる瞬間にシャッター動作が見えてしまい、映像を視聴している人に違和感を与えてしまうおそれがある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、シャッター機構を備える投写映像表示装置において、シャッター機構の動作時に視聴者に与える違和感を低減することである。
本発明のある局面に従う投写映像表示装置は、光源部と、光変調部と、投写部と、光遮断部と、制御部とを備える。光変調部は、入力された映像信号に基づいて、光源部から出射された光を変調する。投写部は、光変調部により変調された光を投写する。光遮断部は、光源部から出射された光の光路に設けられ、光源部からの光を遮断可能に構成される。制御部は、光遮断部の動作指令に応じて、光遮断部により光を遮断する第1のモードと光を透過する第2のモードとを切換えるとともに、動作指令に応じて、投写部から投写された光によって表示される映像に視覚効果を生じさせるように映像信号を調整する。
このような構成の投写製造表示装置によれば、光遮断部によって、光源部からの光を遮断する第1のモードと、光源部からの光を透過する第2のモードとの切換えが可能である。そして、光遮断部の動作指令に応じて、入力された映像信号が、投写部から投写された光によって表示される映像に視覚効果を生じさせるように調整される。このように、光遮断部の動作にともなって、表示される映像に積極的に視覚効果を与えることによって、光遮断部の動作が視聴者に見えにくくなるようにすることができ、光遮断部の動作時に視聴者に与える違和感を低減することが可能になる。
好ましくは、視覚効果は、映像の明るさが時間とともに明るくなるフェードイン効果および映像の明るさが時間とともに暗くなるフェードアウト効果の少なくとも一方を含む。
このような構成とすることによって、光を遮断する場合には、映像の明るさを時間とともに暗くし、光を透過させる場合には、映像の明るさを時間とともに明るくするような視覚効果を与えることが可能になる。これによって、光遮断部の動作にともなう急激な明るさの変化を防止することができる。
好ましくは、映像表示装置は、ユーザの操作によって視覚効果の継続時間を設定することができる設定部をさらに備える。
このような構成とすることによって、視覚効果の継続時間を、ユーザの使用形態に応じて適宜設定することが可能となる。ユーザの使用形態によっては、視覚効果をできるだけゆっくりと設定することが望ましい場合や、逆に視覚効果をあまり長く継続することが、その後の他の機器の動作との関係で好ましくない場合があり得る。そのため、このように、ユーザの使用形態に応じて視覚効果の継続時間を設定可能な構成とすることによって、光遮断部の動作時に視聴者に与える違和感をより適切に低減することが可能になる。
好ましくは、制御部は、映像信号の明るさに関連する信号のレベルを制御することによって、視覚効果を生じさせる。
このような構成とすることによって、視覚効果として映像信号の明るさを調整することが可能となる。これによって、光遮断部の動作が見えないように調整すること、および、明るさの急激な変化を抑制することが可能となる。
好ましくは、映像信号の明るさに関連する信号は、映像のコントラストを調整するための信号である。
このような構成とすることによって、光遮断部の動作時に表示される映像のコントラストを調整することが可能となる。
好ましくは、制御部は、動作指令に応答して第1のモードに切換える場合は、映像信号の明るさに関連する信号のレベルを低下させるとともに、映像の明るさに関連する信号のレベルが基準値を下回ったことに基づいて第1のモードに切換える。また、制御部は、動作指令に応答して第2のモードに切換える場合は、映像信号の明るさに関連する信号のレベルが基準値を下回っている状態で光遮断部を第2のモードに切換えるとともに、光遮断部を第2のモードに移行したことに基づいて映像信号の明るさに関連する信号のレベルを上昇させる。
このような構成とすることによって、光遮断部によって光を遮断する場合には、映像の明るさが十分に暗くなった後に光を遮断し、光を透過する場合には、映像の明るさが暗い状態で光が透過され、その後に映像の明るさを明るくすることができる。これによって、光遮断部の動作が見えないようにできるとともに、光遮断部の動作時における明るさの急激な変化を抑制することが可能となる。
本発明による投写映像表示装置においては、シャッター機構の動作時に視聴者に与える違和感を低減することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る投写型映像表示装置の概略構成図である。 図1におけるカラーホイールの概略構成図である。 本実施の形態におけるプロジェクタの画像処理の制御構造を示す機能ブロック図である。 コントラストの出力とゲインとの関係を説明するための図である。 本実施の形態における、シャッター機構開閉時の制御動作を説明するためのタイムチャートである。 本実施の形態における、シャッター機構制御処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当する部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[投写型映像表示装置の基本構造の説明]
図1は、この発明の実施の形態1に係る投写型映像表示装置(以下、「プロジェクタ」とも称する。)の主要部の構成を模式的に示す図である。
図1を参照して、プロジェクタは、光源から入射した照明光を反射型の光変調素子を用いて反射光として変調するタイプのプロジェクタであって、光学エンジン1と、投写レンズ22とを備え、その外郭を筐体(図示せず)で覆われている。なお、プロジェクタは、スピーカ等の音声を出力するための構成要素や、光学エンジン1の構成要素および音声出力手段を電気的に接続するための回路基板なども搭載されているが、図1では、これらを含む一部の構成要素の図示は省略されている。
光学エンジン1は、光源ランプ10と、コンデンサレンズ12と、カラーホイール14と、ロッドインテグレータ16と、光変調素子18と、内部全反射(Total Internal Rejection:TIR)プリズム20と、シャッター機構30とを備える。
光源ランプ10は、たとえば超高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、キセノンランプなどからなる。光源ランプ10は、筐体に対して着脱自在な状態で装着されている。光源ランプ10から出射された光は、コンデンサレンズ12に入射される。
コンデンサレンズ12は、光源ランプ10から入射された光に集光作用を付与する。コンデンサレンズ12を透過した光は、カラーホイール14に入射する。
カラーホイール14は、光源ランプ10から出射された光を受けて、複数の色光を順に出射する。具体的には、カラーホイール14は、光源ランプ10の光軸に平行な回転軸142を含む。回転軸142は、図示しないモータに連結されており、当該モータを回転駆動することによって、カラーホイール14は回転軸142を中心として回転する。
図2は、回転軸方向から見たカラーホイール14の平面図である。
図2を参照して、カラーホイール14は、回転軸142を中心とする円周方向に並べて配置された、カラーフィルタ144,146,148を含む。
カラーフィルタ144,146,148は、それぞれ単一の色光を出射する。具体的には、カラーフィルタ144は、光源ランプ10からの光を受けて、赤色波長域の光(以下、「R光」とも称する。)を出射する。カラーフィルタ146は、光源ランプ10からの光を受けて、緑色波長域の光(以下、「G光」とも称する。)を出射する。カラーフィルタ148は、光源ランプ10からの光を受けて、青色波長域の光(以下、「B光」とも称する。)を出射する。
したがって、カラーホイール14が回転軸142を中心にして回転することにより、カラーホイール14からはR光、G光、B光がその順に周期的に出射される。これにより、ロッドインテグレータ16には、R光、G光、B光が時分割で切換えて入射される。
なお、3色の色光の出射の順番は、カラーホイール14の構成に応じて任意である。また、出射する色光は、R,G,Bの3色に限定されるものではなく、4色以上の色光を周期的に出射することも可能である。この場合、複数の色光にそれぞれ対応する複数のカラーフィルタの角度範囲は、複数の色光を混合する比率に応じて調整される。
上述の、光源ランプ10、コンデンサレンズ12およびカラーホイール14によって、光源部24が構成される。
再び図1を参照して、カラーホイール14から周期的に出射されるR光、G光およびB光は、ロッドインテグレータ16の一方の端部に入射されると、ロッドインテグレータ16の内部を伝搬してロッドインテグレータ16の他方の端部から出射される。
ロッドインテグレータ16から出射された光は、TIRプリズム20を介して光変調素子18の光入射面に導かれる。
光変調素子18は、DMD(Digital Micromirror Device)(TI社の登録商標)であり、複数の微小ミラーによって構成されている。複数の微小ミラーは可動式であり、各微小ミラーの角度を変更することによって、TIRプリズム20から受けた光を投写レンズ22側に反射するか否かを切換える。このようにして各微小ミラーを駆動して反射角度を変更することによって出射光の輝度を変調する。
光変調素子18は、カラーホイール14が回転することによってR光、G光およびB光が順に出射されるタイミングに同期して、各微小ミラーを制御する。すなわち、映像信号に基づいて、カラーホイール14による色光の出射タイミングと同期して各微小ミラーを駆動させ、各色光を投写レンズ22へ反射させる割合を変化させることによって、投写面S上に投写される各画素の色および輝度を変化させる。
光変調素子18で反射された色光は、投写レンズ22を経てスクリーン等の投写面Sに投写される。投写面Sには、カラーホイール14の回転に応じて、R、G、Bの色光による画像が順に投写される。投写面S上に投写される各色の色光による画像は、人間の目には、それらの色光による画像が重ね合わせて生成されるカラー画像として認識される。
シャッター機構30は、光変調素子18から投写レンズ22までの光路上に設けられる。シャッター機構30は、図示しない制御部からの制御信号によって制御されて、光変調素子18からの光の透過と遮断とを切換える。シャッター機構30の構造は、光の透過と遮断とが切換えられる構造であれば、その構造に限定されない。シャッター機構30の具体的な構造としては、たとえば、映像の上下方向あるいは左右方向にシャッター幕を開閉することによって光の透過と遮断とを切換えるいわゆるギロチン型のシャッターや、ルーバの開閉によって光の透過と遮断とを切換えるルーバ型のシャッターを採用することができる。または、2つの偏向板の偏向角度を変更させることによって光の透過と遮断とを切換える手法を採用することも可能である。
なお、図1においては、シャッター機構30の位置は、光変調素子18から投写レンズ22までの光路上に設けられる例が示されるが、シャッター機構30の位置は、これに限定されることなく、光源ランプ10からの光の透過と遮断とが切換可能であれば、光源ランプ10から出射された光の光路上のどこの位置に配置されてもよい。
このように、光源ランプからの光が遮断可能なシャッター機構を備えるプロジェクタにおいては、シャッター機構が動作する際に、シャッターの動作が映像に表示されてしまう場合がある。そうすると、表示されたシャッター動作の映像によって視聴者に違和感を与えてしまうおそれがある。また、シャッター機構によって光が瞬時に遮断されてしまうと、表示されている映像が瞬間的に暗くなるので、視聴者が残像感を感じてしまうおそれがある。さらに、シャッター機構を非遮断状態した場合に、表示映像が急激に明るくなってしまい、視聴者がまぶしさを感じてしまうおそれがある。
そこで、本実施の形態においては、上述のようなシャッター機構の備えるプロジェクタにおいて、シャッター機構の動作にともなって、表示させる映像に積極的に視覚効果を付与するシャッター開閉制御を行なう。これによって、シャッター機構の動作時に視聴者へ与える違和感を低減することが期待できる。
[制御構造の説明]
図3は、本実施の形態におけるプロジェクタの画像処理の制御構造を示す機能ブロック図である。
図3を参照して、プロジェクタは、図1で説明した構成に加えて、ユーザにより操作可能な設定部50と、光変調素子18およびシャッター機構30を制御するための制御部100とをさらに備える。
設定部50は、ユーザからの各種設定情報を入力するためのものである。設定部50としては、図示しないが、操作ボタンや操作パネルなどを含んで構成される。または、リーモートコントローラ(「リモコン」とも称する。)によるユーザからの操作信号を無線によって受信する構成としてもよい。
設定部50によって設定される情報としては、たとえば、表示される映像の状態(明るさ、色調、表示形状など)を調整するための映像調整指令や、シャッター機構30の動作指令、および後述するシャッター機構制御におけるタイマーなどの各種設定情報などが含まれる。
制御部100は、操作信号入力部110と、シャッター制御部120と、映像信号入力部130と、映像調整部140と、表示制御部150とを含む。なお、制御部100に含まれる各機能ブロックは、制御部100によるハードウェア的あるいはソフトウェア的な処理によって実現される。
操作信号入力部110は、設定部50から、上述のような各種設定情報を受信する。そして、受信した情報を、シャッター制御部120および映像調整部140へ出力する。
映像信号入力部130は、図示しない外部機器(たとえば、パソコン、ビデオ再生機、テレビなど)から受信した映像信号を受ける。そして、映像信号入力部130は、受信した映像信号を映像調整部140に出力する。
映像調整部140は、操作信号入力部110からの各種設定情報、および映像信号入力部130で受信した外部機器からの映像信号を受ける。映像調整部140は、操作信号入力部110からの映像調整指令に基づいて、映像信号入力部130からの映像信号を調整し、調整後の映像信号を表示制御部150へ出力する。
また、映像調整部140は、上述のように操作信号入力部110からのシャッター機構30の動作に関する情報を受けると、予め定められた視覚効果を生じるように、映像信号を調整する。そして、映像調整部140は、この視覚効果にともなうシャッター機構30の動作タイミングに関する信号をシャッター制御部120へ出力する。
ここで、映像調整部140によって行なわれる視覚効果としては、たとえば、表示される映像の明るさが時間とともに明るくなるフェードイン効果、および、表示される映像の明るさが時間とともに暗くなるフェードアウト効果を採用することができる。このとき、映像の明るさの調整手法としては、たとえば、光源ランプ10の明るさを変更させたり、映像の明度やγ値を変更させたりするなどの様々な手法を用いることができるが、映像のコントラストを変更する手法を用いることがより好適である。コントラストの変更をする場合は、映像の中の明るい部分および暗い部分の明るさを一律に変化させることができ、映像の明るさが暗くなっても、他の手法に比べて映像が比較的はっきり見えるようにすることができる。
この映像のコントラストの具体的な調整手法の一例を図4に示す。図4を参照して、映像調整部140においては、入力された映像信号の各画素の明るさをたとえば0から255までの階調で示した場合に、それぞれの階調に対する出力は、図4における実線の直線のように線形となるように設定される。このときのゲイン(すなわち、傾きに相当)を変更することによって、映像の明るさを全体的に明るくしたり暗くしたりすることが可能になる。コントラストのゲインは、たとえば、「0」から「1」までの数値で与えられ、「0」のときには映像の明るさが最も暗くなり、「1」のときには映像の明るさが最も明るくなるように設定される。
再び図3を参照して、表示制御部150は、映像調整部140によって調整された映像信号を受ける。そして、表示制御部150は、受信した映像信号に基づいて、光変調素子18を駆動するための駆動信号を生成して、その駆動信号を光変調素子18へ出力する。光変調素子18は、表示制御部150からの駆動信号に従って、各微小ミラーを駆動する。
シャッター制御部120は、操作信号入力部110からのシャッター機構30の動作に関する情報、および、映像調整部140からの動作タイミングに関する信号を受ける。シャッター制御部120は、たとえば、シャッター機構30を強制的に操作する場合などには、操作信号入力部110からの信号に従ってシャッター機構30を駆動するための制御信号を生成し、シャッター機構30を駆動するためのアクチュエータ(図示せず)にその信号を出力する。
また、シャッター制御部120は、視覚効果をともなってシャッター機構30を動作させる場合には、映像調整部140からの動作タイミングに関する信号に従ってシャッター機構30を駆動するための制御信号を生成する。
[シャッター開閉制御の説明]
図5は、本実施の形態における、シャッター機構開閉時の制御動作を説明するためのタイムチャートである。図5においては、横軸に時間が示され、縦軸には、シャッター動作指令、コントラストゲインおよびシャッターの動作状態が示される。
図1および図5を参照して、図5中の時刻t1までは、シャッター機構30が開放状態で、かつコントラストゲインが「1」の状態、すなわちプロジェクタからの映像が表示されている状態である。
時刻t1において、ユーザの操作や他の機器からの制御信号によって、シャッター機構30を閉止する動作指令が受信されると、まずコントラストゲインが、時間とともに減少するように変更される。これによって、表示されている映像の明るさが徐々に暗くなるフェードアウト効果が得られる。
そして、コントラストゲインが所定の基準値Gthを下回ると(図5中の時刻t2)、実際にシャッター機構30が駆動されてシャッター機構30が閉止される。これによって、光源ランプ10からの光がシャッター機構30によって遮断され、映像が表示されなくなる。なお、シャッター機構30が閉止された後も、コントラストゲインは「0」となるまで継続して減少される。このように、シャッター機構30が閉止状態であるときには、基本的には、コントラストゲインは「0」に維持される。
一方、再び映像を表示するために、シャッター機構30を開放する動作指令が受信されると、コントラストゲインは「0」に状態のまま、まずシャッター機構30が開放される。これによって、光源ランプからの光が透過できるようになるが、コントラストゲインが依然として「0」のために、表示される映像の明るさは暗いままである。
そして、シャッター機構30が開放されたことに応じて、コントラストゲインが時間とともに増加するように変更される。これによって、表示される映像の明るさが徐々に明るくなるフェードイン効果が得られる。そして、時刻t4においてコントラストゲインが1となったところで、コントラストゲインの増加が停止される。
このような、動作シーケンスとすることによって、シャッター機構30を閉止する場合には、フェードアウト効果によって徐々に映像の明るさが暗くなった後にシャッター機構30が閉止される。さらに、シャッター機構30を開放する場合には、映像が暗い状態でシャッター機構30が開放された後に、フェードイン効果によって映像の明るさが徐々に明るくなる。その結果、シャッター機構30の動作時において、シャッター機構30の形状が表示されることを防止でき、さらにフェードイン,フェードアウト効果の視覚効果によって、映像の明るさの急激な変化を抑制することができるので、シャッター機構30の開閉時に、視聴者に与える違和感を低減することが可能となる。
なお、図5においては、コントラストゲインを直線的に変化させる場合を例として示したが、コントラストゲインは曲線状や階段状に変化させるようにしてもよい。
また、コントラストゲインの変更時間(図5中の時刻t1からt2までの時間、および、時刻t3からt4までの時間)についても、視聴者に与える影響および同時に使用する他の機器の動作状態などの関係から、適切な値を選択することができる。たとえば、コントラストゲインの変更時間としては、1秒,4秒などが選択され得る。さらに、視覚効果を実行しないように設定することも可能である。
図6は、本実施の形態における、制御部100で実行される、シャッター機構制御処理の詳細を説明するためのフローチャートである。図6に示すフローチャートは、制御部100に予め格納されたプログラムを所定周期で実行することによって実現される。あるいは、一部のステップについては、専用のハードウェア(電子回路)を構築して処理を実現することも可能である。
図3および図6を参照して、制御部100は、ステップ(以下、ステップをSと略す。)100において、シャッター機構30の動作指令が開指令であるか否かを判定する。
シャッター機構30の動作指令が開指令である場合(S100にてYES)は、処理がS110に進められ、制御部100は、次にコントラストゲインが基準値Gth以下であるか否かを判定する。
コントラストゲインが基準値Gthより大きい場合(S110にてNO)は、制御部100は、S140にて、コントラストゲインを低下させた後に、再度S110に処理を戻し、再度コントラストゲインが基準値Gth以下であるか否かを判定する。そして、コントラストゲインが基準値Gth以下となるまでS140およびS110が繰り返される。
コントラストゲインが基準値Gth以下の場合(S110にてYES)は、S120に処理が進められ、制御部100は、アクチュエータに制御信号を出力してシャッター機構30を開放する。
そして、制御部100は、S130にて、コントラストゲインが1となるまで、時間とともにコントラストゲインを増加させる。
一方、シャッター機構30の動作指令が開指令でない場合、すなわちシャッター機構30の動作指令が閉指令である場合(S100にてNO)は、処理がS150に進められ、制御部100は、コントラストゲインを時間とともに低下させる。
そして、制御部100は、S160にて、コントラストゲインが基準値Gth以下であるか否かを判定する。
コントラストゲインが基準値Gthより大きい場合(S150にてNO)は、S150に処理が戻され、コントラストゲインの低下が継続される。
コントラストゲインが基準値Gth以下の場合(S150にてYES)は、S170に処理が進められ、制御部100は、アクチュエータに制御信号を出力してシャッター機構30を閉止する。
[発明の効果]
上述のような装置構成において、以上のような処理に従って制御を行なうことによって、投写映像表示装置において、シャッター機構の動作にともなって映像に視覚効果が積極的に付与される。これによって、シャッター機構の動作が見えてしまうことを防止できるとともに、映像の明るさの急激な変化を抑制することができるので、視聴者に与える違和感を低減することが可能となる。
なお、上述の実施の形態においては、光変調素子としてDMDを採用した例について説明したが、光変調素子として液晶パネルを用いた液晶パネル型の投写映像表示装置についても適用することができる。
なお、本実施の形態においては、視覚効果としてフェードイン,フェードアウト効果を用いる構成を例として示したが、視覚効果としてはこれに限定されず、これに代えて、たとえば、ワイプ効果、モザイク効果、カットイン効果などの公知の視覚効果を用いることも可能である。
また、視覚効果の実行タイミングについては、本実施の形態のようにシャッター機構の動作の前または後に実施する場合だけでなく、視覚効果の種類に応じてシャッター機構の動作とともに実施するようにしてもよい。
なお、本実施の形態における「投写レンズ22」は、本発明の「投写部」の一例である。また、本実施の形態における「シャッター機構30」は、本発明の「光遮断部」の一例である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 光学エンジン、10 光源ランプ、12 コンデンサレンズ、14 カラーホイール、16 ロッドインテグレータ、18 光変調素子、20 TIRプリズム、22 投写レンズ、24 光源部、30 シャッター機構、50 設定部、100 制御部、110 操作信号入力部、120 シャッター制御部、130 映像信号入力部、140 映像調整部、142 回転軸、144,146,148 カラーフィルタ、150 表示制御部、S 投写面。

Claims (6)

  1. 光源部と、
    入力された映像信号に基づいて、前記光源部から出射された光を変調するための光変調部と、
    前記光変調部により変調された光を投写するための投写部と、
    前記光源部から出射された光の光路に設けられ、前記光源部からの光を遮断可能に構成された光遮断部と、
    前記光遮断部の動作指令に応じて、前記光遮断部により光を遮断する第1のモードと光を透過する第2のモードとを切換えるとともに、前記投写部から投写された光によって表示される映像に視覚効果を生じさせるように前記映像信号を調整するように構成される制御部とを備える、投写型映像表示装置。
  2. 前記視覚効果は、前記映像の明るさが時間とともに明るくなるフェードイン効果および前記映像の明るさが時間とともに暗くなるフェードアウト効果の少なくとも一方を含む、請求項1に記載の投写型映像表示装置。
  3. ユーザの操作によって前記視覚効果の継続時間を設定することができる設定部をさらに備える、請求項1または2に記載の投写型映像表示装置。
  4. 前記制御部は、前記映像信号の明るさに関連する信号のレベルを制御することによって、前記視覚効果を生じさせる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の投写型映像表示装置。
  5. 前記映像信号の明るさに関連する信号は、前記映像のコントラストを調整するための信号である、請求項4に記載の投写型映像表示装置。
  6. 前記制御部は、前記動作指令に応答して前記第1のモードに切換える場合は、前記映像信号の明るさに関連する信号のレベルを低下させるとともに、前記映像の明るさに関連する信号のレベルが基準値を下回ったことに基づいて前記第1のモードに切換え、前記動作指令に応答して前記第2のモードに切換える場合は、前記映像信号の明るさに関連する信号のレベルが前記基準値を下回っている状態で前記光遮断部を前記第2のモードに切換えるとともに、前記光遮断部を前記第2のモードに移行したことに基づいて前記映像信号の明るさに関連する信号のレベルを上昇させる、請求項4または5に記載の投写型映像表示装置。
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