JP2012014035A - レンズ駆動装置、オートフォーカスカメラ及びカメラ付きモバイル端末 - Google Patents

レンズ駆動装置、オートフォーカスカメラ及びカメラ付きモバイル端末 Download PDF

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白木  学
Junichi Tada
純一 多田
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Abstract

【課題】レンズ支持体の傾きを防止でき且つ消費電流を少なくできるレンズ駆動装置、オートフォーカスカメラ及びカメラ付きモバイル端末を提供する。
【解決手段】レンズ駆動装置1において、レンズ支持体7は振動軸41に圧接する圧接部43を有し、コイル体15に通電してレンズ支持体7を移動しているときには、振動発生部材51に所定のパルス電流を流して振動軸41に振動を付与し、レンズ支持体7を所定位置に移動した後には、コイル体15及び振動発生部材51への通電を停止する。これにより、圧接部43が振動軸41に圧接してレンズ支持体7を所定位置に保持する。
【選択図】図2

Description

本発明は、コイルに通電することによりレンズ支持体を移動するレンズ駆動装置、そのレンズ駆動装置を搭載したオートフォーカスカメラ及びカメラ付きモバイル端末に関する。
特許文献1には、レンズ支持体の外周にコイル体を設け、レンズ支持体の外周側に配置したマグネットをコイル体に対向して設け、レンズ支持体をスプリングで弾性支持し、コイル体に通電することによりマグネットの磁界に対して生じる電磁力とスプリングの弾性力との釣り合いによりレンズ支持体を所定位置に移動すると共にその位置に保持することが開示されている。
特開2009−271204号公報
しかし、レンズ支持体の移動時や移動後において、スプリングの弾性力の偏りや、コイル体に作用するマグネットの磁界強度の偏り等により、図10に示すようにレンズ支持体101に傾き(チルト)θが生じる場合がある。尚、図10において、符号103はコイル体であり、105はマグネットである。
このようにレンズ支持体に傾きが生じると、鮮明な画像が得られなくなるという不都合がある。特に、近年はレンズ支持体のチルトに対する精度の要求が高い。
また、レンズ支持体が所定位置に移動した後にも、レンズ支持体の位置を保持するためにスプリングの弾性力との釣り合いを維持する必要があるから、従来はコイル体に電流を流し続ける必要があった。この為、レンズ支持体の位置を保持する為に、所定の電流を消費するという不都合があった。
そこで、本発明は、レンズ支持体の傾きを防止でき且つ消費電流を少なくできるレンズ駆動装置、オートフォーカスカメラ及びカメラ付きモバイル端末の堤供を目的とする。
請求項1に記載の発明は、レンズを支持するためのレンズ支持体と、レンズ支持体の外周に固定したコイル体と、レンズ支持体を弾性支持するスプリングと、レンズ支持体の外周側に設けてコイル体に対向配置したマグネットと、レンズの光軸方向に設けた振動軸と、振動軸の一端に固定して振動軸に振動を付与する振動発生部材とを備え、コイル体に通電することによりマグネットの磁界に対して生じる電磁力とスプリングの弾性力との釣り合いによりレンズ支持体を所定位置に移動するレンズ駆動装置であって、レンズ支持体は振動軸に圧接する圧接部を有し、コイル体に通電してレンズ支持体を移動しているときには、振動発生部材に所定のパルス電流を流して振動軸に振動を付与し、レンズ支持体を所定位置に移動した後には、コイル体及び振動発生部材への通電を停止することを特徴とするレンズ駆動装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、コイル体に通電しているときに振動発生部材に流すパルス電流は、プラスのパルス電流とマイナスのパルス電流を交互に流し且つ各パルス電流のデューティ比を50%とすることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、振動軸は両端に振動発生部材を備え、一方及び他方の振動発生部材には互いに極性が逆のパルス電流を付与することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の発明において、レンズの光軸方向に設けた案内軸を備え、レンズ支持体は案内軸に係合して移動が案内されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載のレンズ駆動装置と、レンズ支持体のレンズの結像側に設けた画像センサとを備えることを特徴とするオートフォーカスカメラである。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のオートフォーカスカメラを搭載したことを特徴とするカメラ付きモバイル端末装置である。
請求項1に記載の発明によれば、コイル体に電流を流すと、マグネットの磁界に対して生じる電磁力により、レンズ支持体がレンズの光軸方向に移動し、コイル体に作用する電磁力とスプリングの弾性力とが釣り合う位置で停止する。
一方、コイル体に通電するときには同時に振動発生部材にも所定のパルス電流を流すことにより、振動軸が軸線方向に振動してレンズ支持体の圧接部との間の摩擦を低減する。即ち、振動軸が振動すると圧接部との間に作用する摩擦係数は動摩擦係数になるので、振動軸が停止時しているときの静摩擦係数に比較して摩擦が小さくなる。これにより圧接部がレンズ支持体の移動を妨げるのを防止できる。
レンズ支持体を所定位置に移動した後には、コイル体及び振動発生部材への通電を停止する。コイル体への通電を停止すると、コイル体には電磁力が作用しなくなりスプリングの弾性力のみが作用してコイル体を初期位置へ戻そうとするが、同時に振動発生部材への通電を停止することにより、圧接部が静止摩擦係数の圧接力で振動発生部材に圧接して振動発生部材の位置を保持する。
従って、本発明によれば、レンズ支持体がコイル体に作用する電磁力とスプリングの弾性力との釣り合う位置に移動した後には、コイル体及び振動発生部材への通電が不要であるから、消費電力を少なくできる。
また、本発明よれば、レンズ支持体の移動及び停止は振動軸に案内されているから、移動時及び停止後に生じるレンズ支持体の傾きを防止できる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、圧接部は略同じ位置に留まって振動軸のみを軸線方向に振動できるので、圧接部と振動軸との間に作用する摩擦をほとんどなくすことができる。これにより、コイル体に通電する電流を最小限にして、コイル体を所定位置へ移動させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、1つの振動発生部材に付与するパルス電流の電圧を小さくでき、振動発生部材を駆動する為の昇圧回路を小型にできるから、回路構成を簡易にできる。
請求項4に記載の発明によれば、レンズ支持体は振動部材に沿って移動すると共に案内軸により移動が案内されているので、レンズ支持体がその移動時及び停止後において更に傾き難い。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜4のいずれか一項に記載の発明と同様の作用効果を奏するオートフォーカスカメラを提供できる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項5に記載の発明と同様の作用効果を奏するカメラ付きモバイル端末装置を提供できる。
第1実施の形態に係るレンズ駆動装置の分解斜視図である。 第1実施の形態に係るレンズ駆動装置を図5に示すA1−A2位置で切断して示す断面図である。 第1実施の形態に係るレンズ駆動装置の横断面図である。 第1実施の形態に係るレンズ駆動装置を図5に示すA1−A3位置で切断して示す断面図である。 第1実施の形態に係るレンズ駆動装置の外観を示す斜視図である。 (a)は振動発生部材に流すパルス電流の波形図であり、(b)は(a)に示すパルス電流による振動軸と圧接部との関係を経過時間毎に示す側面図である。 第1実施の形態に係るレンズ駆動装置による作用を説明するレンズ駆動装置の概略構成図である。 第2実施の形態に係るレンズ駆動装置の横断面図である。 第3実施の形態に係るレンズ駆動装置の図であり、図5に示すA1−A2位置と同じ位置で切断して示す断面図である。 従来のレンズ駆動装置の作用を説明する概略構成図である。
以下に、添付図面の図1〜図7を参照して、本発明の第1実施の形態を詳細に説明する。第1実施の形態に係るレンズ駆動装置1は、携帯電話に組み込まれるオートフォーカスカメラのレンズ駆動装置である。
図1に示すように、レンズ駆動装置1は、環状のヨーク3と、レンズ支持体7と、ヨーク3の光軸方向前側に配置されるフレーム8及び前側スプリング9と、ヨーク3の後側に配置されるベース5及び後側スプリング11とを備えており、後側スプリング11とヨーク3との間にはスペーサ(絶縁材)17が配置されている。
ヨーク3は前側から見て外周が平面視四角形であり、内周が平面視円形になっており、図4に示すように、外周壁3aと、内周壁3bと、外周壁3aと内周壁3bとを連結する連結壁3cとからなり、外周壁3aと内周壁3bと連結壁3cとで断面が略コ字形状を成している。
ヨーク3の内周壁3bは4つの角部14a〜14dに対応した位置に設けてあり、隣り合う内周壁3b、3b間には空間12が形成されている。
また、ヨーク3の4つの各角部14a〜14dのうち3つの角部14a、14b、14cの各内周側にマグネット13が設けてあり、残りの角部14dには振動軸41が配置されている。
尚、ヨーク3の連結壁3cには、振動軸41の挿通孔42が形成されている。また、振動軸41の挿通孔42に対向する角部には後述する案内軸61の挿通孔63が形成されている。
マグネット13は各々前側から見た平面が略四角形状を成し、内周側がレンズ支持体7の外周に沿った円弧状を成している。また、マグネット13は、内周側と外周側とで磁極を異にしており、例えば内周側の面をN極とし、外周側の面をS極としてある。
レンズ支持体7は略円筒形状であり、図2に示すように、ヨーク3の内周側をレンズの光軸方向(前後方向)Xに移動自在に設けられている。レンズ支持体7の外周には環状のコイル体15が固定されている。
図1に示すように、レンズ支持体7には、外周側に突設して振動軸41に圧接する圧接部43と、圧接部43と反対側で外周側に突設して案内軸61に係合する係合部64とが設けてある。圧接部43は、図3に示すように、振動軸41を挟持する一方側部45と他方側部47とを有し、一方側部45はV字形状の凹部49を有し、V字の凹部49に振動軸41の外周面が当接している。尚、凹部49において振動軸41との当接面は金属材としてある。
係合部64は、半円形状の係合凹部を有し、案内軸61に対して移動自在に係合している。
他方側部47は板ばねであり、略V字の凹を振動軸41の外周面にあてて、振動部材41を一方側部45に向けて圧接している。
図1及び図2に示すように、振動軸41の後側端には、振動発生部材51が設けてある。図2に示すように、振動発生部材51は圧電素子53と圧電素子53の振動軸41側面に固定した振動子55とから構成してあり、振動子55は板ばねである。振動軸41の後側端は振動子55に固定している。このような振動発生部材51の構成により、圧電素子53にパルス電流を付与すると、圧電素子53の膨出により振動子51が突出変形し、その振動子51の弾性復帰により、振動軸41に軸線方向の振動を付与する。
案内軸61は、振動軸41と平行に配置してあり且つ振動軸41に対向してレンズ支持体7の移動を案内している。案内軸61は、レンズ支持体7の本体を挟んで振動軸41とは、反対の位置に設けるのが望ましいが、本実施の形態においては、案内軸61はマグネット13を避けるため、反対側から少しずらした位置に設けた。また、案内軸61はベース5とフレーム8との間に挟み込むようにして設けた。
図1に示すように、前側スプリング9は、組み付け前の自然状態が平板状であり、平面視矩形の環状を成す外周側部9bと、外周側部9bの内周に配置され平面視円形状の内周側部9aと、外周側部9bと内周側部9aとを連結する4つの腕部9cとで構成されている。
前側スプリング9には、ヨーク3の挿通孔42に対向する位置に振動軸41の挿通孔44が形成されている。
また、前側スプリング9には、案内軸61の挿通孔65が形成されている。
後側スプリング11は、組み付け前の自然状態が平板状であり、平面視矩形の環状を成す外周側部11bと、外周側部11bの内周に配置され平面視円形状の内周側部11aと、外周側部11bと内周側部11aとを連結する4つの腕部11cとで構成されているが、前側スプリング9と異なり、外周側部11bと内周側部11aとが一方側部30と他方側部32との2つの部分に分離されている。
後側スプリング11には、振動軸41の挿通孔46が形成されている。尚、フレーム8にも振動軸41の挿通孔48が形成されている。
また、後側スプリング11には、案内軸61の挿通孔67が形成されている。
前側スプリング9の外周側部9bは、フレーム8とヨーク3との間に挟持されており、内周側部9aはレンズ支持体7の前端に固定されている。後側スプリング11の外周側部11bはベース5と後側スペーサ17との間に挟持されており、内周側部11aはレンズ支持体7の後端に固定されている。これにより、レンズ支持体7は前側スプリング9と後側スプリング11とにより、前後方向に移動自在に支持されている。
そして、レンズ支持体7が前方に移動すると、レンズ支持体7は、前側スプリング9及び後側スプリング11の前後方向の弾性力の合力と、コイル体15及びマグネット13との間で生じる電磁力とが吊り合う位置で停止する。
尚、フレーム8の後側面には、振動軸41を摺動自在に保持する一方の軸受け57が固定してあり、ベース5にも振動軸41を摺動自在に保持する他方の軸受け59が固定されている。
図2に示すように、レンズ駆動装置1は、画像センサ19が搭載された基板21に取り付けられている。画像センサ19は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)である。
次に、本発明の実施の形態に係るレンズ駆動装置1の組立て、作用及び効果について説明する。
予め、フレーム8の後側面に一方の軸受け57を取付け、ベース5に他方の軸受け59を嵌めて、軸受け57をフレーム8に固定し及び軸受け59をベース5に固定しておく。
次に、図1に示すように、ベース5に、後側スプリング11、スペーサ17、コイル体15を外周に固定したレンズ支持体7、3つのマグネット13を角部14に固定したヨーク3、前側スプリング9、及びフレーム8をこの順序で組み付けて固定する。
そして、振動軸41の後側端に振動発生部材51を固定したものを、振動軸41の前側端をベース5の後ろ側から、他方の軸受け59、後側スプリング11の挿通孔46、圧接部43、ヨーク3の挿通孔42、前側スプリング9の挿通孔44、一方の軸受け57、フレーム8の挿通孔48に挿入する。
オートフォーカスによりレンズ支持体7を駆動する時には、図2に示すように、電流制御部23からコイル体15に電流を流す。これにより、コイル体15とマグネット13との間で生じる電磁力により、スプリング9、11の弾性力に抗してコイル体15がレンズ支持体7と共に光軸方向前側に移動しようとする力が生じる。
一方、コイル体15に通電するときには、同時に振動発生部材51にも所定のパルス電流を流す。振動発生部材51の制御部25は、ON・OFF制御部27と、デューティ比制御部29とを備えており、ON・OFF制御部27は電流制御部23の入力信号を受けると、振動発生部材51へのパルス電流の供給をONにし、電流制御部23から停止信号を受けると振動発生部材51へのパルス電流の供給を停止する。デューティ比制御部29は振動発生部材51へ供給するパルス電流を所定のデューティ比に設定するが、本実施の形態ではデューティ比を50%に設定している。
図6(a)に示すように、制御部25により、振動発生部材51に流すパルス電流は、プラスのパルス電流+Pとマイナスのパルス電流−Pを交互に流し且つ各パルス電流+P、−Pのデューティ比を50%としている。
次に、図6(b)を参照して振動軸41に対する圧接部43の移動を説明するが、図6(b)に示す符号B〜Eは、図6(a)に示すパルス電流の供給状態B〜Eに対応している。図6(b)に示すように、Aに示す状態ではレンズ支持体7が停止位置(初期位置)にあるときを示しており、圧接部43は振動軸41に圧接部43と振動軸41との間の静止摩擦係数の摩擦力により振動部材41に保持されている。
図6(a)のBにおいて、振動発生部材51に+Pのパルス電流を流すと図6(b)に示すように、圧接部43と振動軸41との間の静止摩擦係数による摩擦力により振動軸41と共に圧接部43が上昇する。次に、図6(a)のCでは、図6(b)に示すように振動発生部材51の振動子55の弾性復帰力により振動軸41が急激に下降して元の位置に戻り、圧接部43は慣性力によりその位置に留まる。次に、図6(a)のDでは−Pのパルス電流が振動発生部材51に付与されるので、図6(b)に示すように、圧接部43は静止摩擦係数による摩擦力により振動軸41と共に下降する。そして、図6(a)のEに示す状態では、図6(b)に示すように、振動発生部材51の振動子55の弾性復帰力により、振動軸41が急激に上昇して元の位置に戻り、圧接部43は慣性力によりその位置に留まる。このように、圧接部43は高速で上昇と下降を繰り返し、圧接部43と振動軸41との間における摩擦が見かけ上なくなり、圧接部43は振動軸41に対して摩擦がほとんどない状態になる。
従って、レンズ支持体7は、コイル体15に通電したときにマグネット13との間で生じる電磁力のみにより、移動することができる。また、レンズ支持体7が移動するときには、レンズ支持体7は振動軸41と案内軸61とにより2箇所でその移動が案内される。
そして、レンズ支持体7が前方に移動すると、レンズ支持体7は、前側スプリング9及び後側スプリング11の前後方向の弾性力の合力と、コイル体15及びマグネット13との間で生じる電磁力とが吊り合う位置で停止する。
尚、電流制御部23は、画像センサ19の中央位置におけるコントラストの高域成分のピークを比較しつつ、最もコントラストの高い合焦点位置へレンズ支持体7を移動するように電流を流す。
レンズ支持体7が合焦点位置へ移動したところで、電流制御部23はコイル体15への通電を停止し、同時に振動発生部材51の制御部25ではON・OFF制御部27が振動発生部材41への通電を停止する。これにより、振動軸41の振動が停止し、圧接部43は静止摩擦係数による摩擦力により振動発生部材41に保持される。即ち、レンズ支持体7は圧接部43の圧接力により、合焦点位置で振動軸41に保持することができる。
従って、本実施の形態によれば、レンズ支持体7がコイル体15に作用する電磁力とスプリング9、11の弾性力との釣り合う位置に移動した後には、コイル体15及び振動発生部材51への通電が不要であるから、消費電力を少なくできる。
また、図7に示すように、本実施の形態によれば、レンズ支持体7の移動及び停止は振動軸41に案内されているから、レンズ支持体7の移動時及び停止後に生じるレンズ支持体7の傾きを防止できる。特に、本実施の形態によれば、振動軸41と案内軸61との2つの軸によりレンズ支持体7を案内しているから、案内軸61がない場合に比較してレンズ支持体7の移動時及び停止後に生じるレンズ支持体7の傾きをより効果的に防止できる。
以下に、本発明の他の実施の形態を説明するが、以下に説明する実施の形態において、上述の第1実施の形態と同一の作用効果を奏する部分には同一の符合を付することにより、その部分の説明を省略し、以下の説明では第1実施の形態と主に異なる点を説明する。
図8を参照して本発明の第2実施の形態について説明する。この第2実施の形態では、レンズ支持体7の外周には、その2箇所に振動軸41を配置しており、各振動軸41の後側端に振動発生部材51を設けている。更に、第2実施の形態では、2つの振動軸41は、平面視四角形状のヨーク3において、対向する角部に配置している。
この第2実施の形態によれば、第1実施の形態と同様の作用効果を得ることができると共に、振動軸41をレンズ支持体7の外周の2箇所に設けてレンズ支持体7を案内しているので、レンズ支持体7の移動及び停止時におけるレンズ支持体7のチルトを更に高精度で防止することができる。
また、振動発生部材51は2つ設けてあるので、各振動発生部材51を駆動するための電圧を1つの振動発生部材でレンズ支持体7を移動する場合に比較して約1/2にできる。これにより、振動発生部材51用の昇圧回路を第1実施の形態よりも小型にできる。例えば、携帯電話の基板には、通常2.5V〜3Vの電圧回路が搭載されているが、振動発生部材51の駆動に要求される電圧が約23Vである場合には、振動発生部材51を駆動させる為の昇圧回路が必要になるが、この第2実施の形態によれば、振動発生部材51に要求される電圧を約10Vの低電圧で駆動することができるから、昇圧回路を低電圧で小型にすることができる。
図9を参照して本発明の第3実施の形態を説明する。この第3実施の形態では、第1実施の形態において、振動軸41の後側端と前側端との両方に振動発生部材51を設けてあり、振動軸41を2つの振動発生部材51、51で振動させている。2つの振動発生部材51、51は極性を逆にしてパルス電流を流し、それぞれの振動発生部材51が振動軸41を前後方向の同じ向きに動かすようにしている。
この第3実施の形態によれば、第1実施の形態と同様の作用効果を得ることができると共に、振動発生部材51は振動軸41の両端に合計2つ設けて、各振動発生部材51に付与するパルス電流の極性を逆にしているので、各振動発生部材51を駆動するための電圧を第1実施の形態の約1/2にできるので、第2実施の形態と同様に振動発生部材51用の昇圧回路を小型にできる。
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例えば、振動軸41は平面視四角形状のヨーク3の角部に配置したが、角部に限らず、辺部に設けても良い。また、ヨーク3は平面視四角形状に限らず、円形であってもよく、振動軸41はレンズ支持体7の外周側のいずれの位置に設けても良い。
レンズ支持体7は、フォーカスレンズを保持するものに限らず、ズームレンズを保持するものであってもよい。
スプリングは、前側スプリング9及び後側スプリング11の2つのスプリングでレンズ支持体7を弾性支持することに限らず、いずれか一方のスプリングでレンズ支持体7を弾性支持するものであっても良い。また、レンズ支持体7を支持するスプリング9、11の形状は限定されない。
第2実施の形態にかかるレンズ駆動装置において、各振動軸41の両端に第3実施の形態に示すように振動発生部材51を設けても良い。
1 レンズ駆動装置
3 ヨーク
7 レンズ支持体
9 前側スプリング
11 後側スプリング
13 マグネット
15 コイル体
23 電流制御部
27 ON・OFF制御部
29 デューティ比制御部
41 振動軸
43 圧接部
51 振動発生部材

Claims (6)

  1. レンズを支持するためのレンズ支持体と、レンズ支持体の外周に固定したコイル体と、レンズ支持体を弾性支持するスプリングと、レンズ支持体の外周側に設けてコイル体に対向配置したマグネットと、レンズの光軸方向に設けた振動軸と、振動軸の一端に固定して振動軸に振動を付与する振動発生部材とを備え、コイル体に通電することによりマグネットの磁界に対して生じる電磁力とスプリングの弾性力との釣り合いによりレンズ支持体を所定位置に移動するレンズ駆動装置であって、
    レンズ支持体は振動軸に圧接する圧接部を有し、コイル体に通電してレンズ支持体を移動しているときには、振動発生部材に所定のパルス電流を流して振動軸に振動を付与し、レンズ支持体を所定位置に移動した後には、コイル体及び振動発生部材への通電を停止することを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. コイル体に通電しているときに振動発生部材に流すパルス電流は、プラスのパルス電流とマイナスのパルス電流を交互に流し且つ各パルス電流のデューティ比を50%とすることを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  3. 振動軸は両端に振動発生部材を備え、一方及び他方の振動発生部材には互いに極性が逆のパルス電流を付与することを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ駆動装置。
  4. レンズの光軸方向に設けた案内軸を備え、レンズ支持体は案内軸に係合して移動が案内されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のレンズ駆動装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のレンズ駆動装置と、レンズ支持体のレンズの結像側に設けた画像センサとを備えることを特徴とするオートフォーカスカメラ。
  6. 請求項5に記載のオートフォーカスカメラを搭載したことを特徴とするカメラ付きモバイル端末装置。
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