JP2012013992A - 電気光学装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電気光学装置のさらなる薄型化・軽量化を図る。
【解決手段】電気光学装置100は、第1電極20と、第2電極30と、第1電極20と第2電極30との間に配置される液晶40とからなる液晶素子Uと、第2電極30と、第3電極50と、第2電極30と第3電極50との間に配置される発光層60とからなる発光素子Eと、を備え、液晶素子Uと発光素子Eとは、互いに対向する第1基板11と第2基板12との間に配置される。発光素子Eの陰極と、液晶素子Uの一方の電極とが共通化されるので、発光素子Eと液晶素子Uとが別々に作り込まれる態様に比べて、電気光学装置100の薄型・軽量化を図ることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】電気光学装置100は、第1電極20と、第2電極30と、第1電極20と第2電極30との間に配置される液晶40とからなる液晶素子Uと、第2電極30と、第3電極50と、第2電極30と第3電極50との間に配置される発光層60とからなる発光素子Eと、を備え、液晶素子Uと発光素子Eとは、互いに対向する第1基板11と第2基板12との間に配置される。発光素子Eの陰極と、液晶素子Uの一方の電極とが共通化されるので、発光素子Eと液晶素子Uとが別々に作り込まれる態様に比べて、電気光学装置100の薄型・軽量化を図ることができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、電気光学装置に関する。
印加される電気エネルギー(例えば電圧)に応じて光の透過率が変化する電気光学装置の一例として、液晶などの電気光学物質を含む電気光学素子と、その電気光学素子の光源となる照明部とを備える電気光学装置が従来から知られている。
例えば特許文献1には、反射型の液晶パネルと、当該液晶パネルの光源となる照明手段とを備える液晶装置が開示されている。特許文献1では、別々に作り込まれた液晶パネルと照明手段とが重ね合わされて、液晶装置が構成される。
近年では、液晶装置などの電気光学装置のさらなる薄型・軽量化の要請が高まっているが、特許文献1の技術では、充分に薄型・軽量化を図ることができないという問題があった。
以上の事情に鑑みて、本発明は、電気光学装置のさらなる薄型化・軽量化を図るという課題の解決を目的としている。
以上の事情に鑑みて、本発明は、電気光学装置のさらなる薄型化・軽量化を図るという課題の解決を目的としている。
以上の課題を解決するために、本発明に係る電気光学装置は、第1電極と、第2電極と、第1電極と第2電極との間に配置される電気光学物質とからなる電気光学素子と、第2電極と、第3電極と、第2電極と第3電極との間に配置される発光層とからなる発光素子と、を備え、電気光学素子と発光素子とは、互いに対向する第1基板と第2基板との間に配置されることを特徴とする。
本発明によれば、電気光学素子の一方の電極と、発光素子の一方の電極とが共通化されるので、電気光学素子と発光素子とが別々に作り込まれる態様に比べて、電気光学装置の薄型・軽量化を図ることができるという利点がある。
本発明に係る電気光学装置の態様として、電気光学素子は、第1基板と発光素子との間に配置され、発光素子と第2基板との間に配置されるカラーフィルタをさらに備え、カラーフィルタの発光層と対向する領域には、発光層からの出射光を第1基板側へ反射させるための第1反射層が設けられ、第1基板と第1電極との間には、発光層からの出射光を第2基板側へ反射させるための第2反射層が設けられ、第2反射層で反射した光のうち電気光学物質を透過して第2基板側へ進行する光は、カラーフィルタのうち、発光層と対向する領域以外の領域に取り込まれる。また、第1電極、第2電極および第3電極は透明電極で構成される。
上述の特許文献1では、各画素の境界領域に沿って形成される遮光膜(ブラックマトリクス)上に複数の発光素子が設けられるので、画素からの反射光のうちブラックマトリクスに吸収される光の量が多くなる。すなわち、特許文献1の構成では、画素からの反射光のうち当該画素に対応するカラーフィルタに取り込まれる光の量を充分に確保することが困難であるとともに、隣接する画素からの反射光が混ざり易いので、所望の色を取り出すことが困難であるという問題がある。
これに対して、上述の本発明の態様では、電気光学素子を照明するための発光素子が、カラーフィルタと対向するように設けられることで、電気光学素子からの反射光のうち、当該電気光学素子と対向するカラーフィルタに取り込まれる光の量を充分に確保できるとともに、混色の発生を抑制できるという利点がある。
本発明に係る電気光学装置の具体的な態様として、1対1に対応する電気光学素子と発光素子との組が複数設けられ、第2電極は各組で共有される。そして、第2基板のうち第1基板と対向する側の面には、各組の境界領域に沿って遮光膜が形成され、各組に対応する遮光膜の一部は、当該組の発光素子の電源線として構成される。
この態様では、各組に対応する遮光膜の一部と、当該組の発光素子の電源線とが兼用されるので、構成が簡素化されるという利点がある。
また、本発明に係る電気光学装置の態様として、各組の発光素子は、高位側電源線と低位側電源線との間に配置され、第2基板のうち第1基板と対向する側の面には、各々が第1方向に沿って延びる複数の高位側電源線と、各々が第1方向に沿って延びる複数の低位側電源線とが設けられ、高位側電源線と低位側電源線とは、第1方向とは異なる第2方向に沿って、所定の間隔で交互に配置され、高位側電源線は、当該高位側電源線を挟んで第2方向に隣り合う組の発光素子で共有される一方、低位側電源線は、当該低位側電源線を挟んで第2方向に隣り合う組の発光素子で共有される。
この態様では、高位側電源線は、当該高位側電源線を挟んで第2方向に隣り合う組の発光素子で共有される一方、低位側電源線は、当該低位側電源線を挟んで第2方向に隣り合う組の発光素子で共有されるので、第2方向に隣り合う2つの組に着目すると、当該2つの組で必要な電源線(高位側電源線、低位側電源線)は3本で済む。したがって、第2方向に隣接する組ごとに電源線が2本ずつ設けられる態様に比べて、構成が簡素化されるという利点がある。
本発明に係る電気光学装置は各種の電子機器に利用される。電子機器の典型例は、電気光学装置を表示装置として利用した機器である。本発明に係る電子機器としてはパーソナルコンピュータや携帯電話機が例示される。
<1.実施形態>
図1は、本発明の実施形態に係る電気光学装置100の断面図である。この電気光学装置100は、反射型の液晶装置であり、画像を表示する表示装置として電子機器に搭載される。本実施形態に係る電気光学装置100は、複数の液晶素子Uと、複数の発光素子Eとが、互いに対向する第1基板11と第2基板12との間に配置されて構成される。第1基板11および第2基板12は、ガラスなどの光透過性を有する材料で構成される。
図1は、本発明の実施形態に係る電気光学装置100の断面図である。この電気光学装置100は、反射型の液晶装置であり、画像を表示する表示装置として電子機器に搭載される。本実施形態に係る電気光学装置100は、複数の液晶素子Uと、複数の発光素子Eとが、互いに対向する第1基板11と第2基板12との間に配置されて構成される。第1基板11および第2基板12は、ガラスなどの光透過性を有する材料で構成される。
液晶素子Uは、第1電極20と、第2電極30と、両者間に配置される液晶40とを含んで構成される。また、発光素子Eは、白色光を発生する要素であり、第2電極30と、第3電極50と、両者間に配置される発光層60とを含んで構成される。複数の液晶素子Uと複数の発光素子Eとは1対1に対応する。見方を変えれば、第1基板11と第2基板12との間には、1対1に対応する液晶素子Uと発光素子Eとの組Pが複数設けられるという具合である。図1では、ひとつの組Pが代表的に図示されているが、他の組Pの構成も同様である。以下では、図1を参照しながら、電気光学装置100の具体的な構成を説明する。
図1に示すように、第2基板12のうち第1基板11と対向する側の面には、カラーフィルタCFおよび遮光膜BMが形成される。カラーフィルタCFは組Pごとに配置され、各カラーフィルタCFは相互に離間して配置される。各カラーフィルタCFは、「R(赤色)」「G(緑色)」「B(青色)」のうちの何れかの色に対応する。
遮光膜BMは、各組Pの境界領域に沿って形成された遮光性の膜体である。図2は、遮光膜BMを説明するための図であり、第2基板12の垂直方向から電気光学装置100を見たときの模式的な平面図である。本実施形態では、各組Pに対応する遮光膜BMの一部は、当該組の発光素子Eの電源線として構成される。より具体的には以下のとおりである。図2に示すように、第2基板12のうち第1基板11と対向する側の面には、各々が図2のY方向に沿って延びるとともに遮光膜BMとしても機能する複数の高位側電源線13と、各々が図2のY方向に沿って延びるとともに遮光膜BMとしても機能する複数の低位側電源線14とが形成される。高位側電源線13および低位側電源線14の各々は、クロムなどの導体で構成される。高位側電源線13と低位側電源線14とは、図2のY方向と直交するX方向に沿って、所定の間隔で交互に配置される。また、図2に示すように、高位側電源線13と低位側電源線14との間に配置されるとともにX方向に延在する他の遮光膜BMは、高位側電源線13と低位側電源線14とは接触しないように配置される。これにより、高位側電源線13と低位側電源線14との短絡が防止される。
本実施形態では、高位側電源線13は、当該高位側電源線13を挟んでX方向に隣り合う組Pで共有される一方、低位側電源線14は、当該低位側電源線14を挟んでX方向に隣り合う組Pで共有される。図2において、X方向に隣り合う2つの組Pに着目すると、当該2つの組Pで必要な電源線(高位側電源線13、低位側電源線14)は3本で済む。したがって、図2のX方向に隣接する組Pごとに電源線が2本ずつ設けられる態様に比べて、構成が簡素化されるという利点がある。
再び図1に戻って説明を続ける。図1に示すように、カラーフィルタCF上には、第1反射層15が形成される。第1反射層15は組Pごとに配置され、各第1反射層15は、相互に離間して配置される。各第1反射層15は、光反射性を有する材料によって形成される。この種の材料としては、例えばアルミニウムや銀などの単体金属、またはアルミニウムや銀を主成分とする合金などが好適に採用される。
図1に示すように、第1反射層15は、第3電極50で覆われる。第3電極50は、発光素子Eの陽極であり、遮光膜BMとしても機能する高位側電源線13と接続される。前述したように、高位側電源線13は、当該高位側電源線13を挟んで図2のX方向に隣り合う組Pで共有されるところ、本実施形態では、第3電極50は、高位側電源線13を挟んで図2のX方向に隣接する組Pの発光素子Eにわたって連続する。また、本実施形態では、第3電極50は、ITO(indium tin oxide)、IZO(indium zinc oxide、出光興産株式会社の登録商標)、またはZnO2のような透明酸化物導電材料から形成される。
図1に示すように、第3電極50上には、発光層60が形成される。詳細な説明は省略するが、発光層60は、正孔注入/輸送層や有機EL層などの積層体として形成されて、白色光を発する。本実施形態では、発光層60は組Pごとに設けられ、第2基板12の表面上の空間を発光素子Eごと(発光層60ごと)に仕切るための隔壁70が第3電極50上に形成される。この隔壁70は、絶縁性の透明材料、例えばアクリル、ポリイミドなどにより形成されている。発光層60は、第2基板12の垂直方向から見て第1反射層15と重なり合うように形成される。言い換えれば、カラーフィルタCFのうち、発光層60と対向する領域に第1反射層15が形成されるとも言える。
図1に示すように、第2電極30は、発光層60および隔壁70を覆うように形成される。すなわち、第2電極30は複数の発光素子Eにわたって連続している。また、本実施形態では、第2電極30は発光素子Eの陰極であり、第2電極30は、遮光膜BMとしても機能する各低位側電源線14と接続される。より具体的には、図1に示すように、隔壁70には、第2電極30と低位側電源線14とを導通させるためのコンタクトホールCHが形成され、第2電極30と低位側電源線14とは当該コンタクトホールCHを介して導通する。本実施形態では、第2電極30は、ITO(indium tin oxide)、IZO(indium zinc oxide、出光興産株式会社の登録商標)、またはZnO2のような透明酸化物導電材料から形成される。また、第2電極30と第3電極50とは隔壁70によって絶縁されている。本実施形態では、ひとつの発光素子Eは、第2電極30と、第3電極50と、当該第2電極30および第3電極50の間に配置されたひとつの発光層60とを含んで構成されるという具合である。
ここで、本実施形態では、各発光素子Eの陰極を構成する第2電極30は、各液晶素子Uの一方の電極を兼ねる。すなわち、第2電極30は複数の液晶素子Uにわたって連続している。第2電極30は、液晶分子を一定方向に配列するための配向膜(不図示)で覆われる。
一方、図1に示すように、第1基板11のうち第2基板12と対向する側の面には、第2反射層16が形成される。第2反射層16は組Pごとに配置され、各第2反射層16は相互に離間して配置される。各第2反射層16は、光反射性を有する材料によって形成される。この種の材料としては、例えばアルミニウムや銀などの単体金属、またはアルミニウムや銀を主成分とする合金などが好適に採用される。
第2反射層16のうち第1基板11側と反対側の面には第1電極20が形成される。第2反射層16と同様に、第1電極20は組Pごとに配置され、各第1電極20は相互に離間して配置されるという具合である。第1電極20は、ITO(indium tin oxide)、IZO(indium zinc oxide、出光興産株式会社の登録商標)、またはZnO2のような透明酸化物導電材料から形成される。第1基板11(第2基板12)の垂直方向からひとつの組Pを見た場合に、当該組Pにおける第1電極20は、当該組Pに対応するカラーフィルタCFとほぼ重なり合うように形成される。第1電極20のうち第2反射層16と反対側の面には、液晶分子を一定方向に配列するための配向膜(不図示)が形成される。本実施形態では、ひとつの液晶素子Uは、ひとつの第1電極20と、第2電極30と、当該ひとつの第1電極20と第2電極30との間に挟持される液晶40とを含んで構成されるという具合である。
図3は、第2基板12(第1基板11)の垂直方向からひとつの組Pを見た場合における第1電極20と発光層60との位置関係を模式的に示す平面図である。図3に示すように、本実施形態では、発光層60は、第1電極20の中心付近の領域と対向するように、発光層60と第1電極20との位置関係が設定されるという具合である。
次に、図4を参照しながら、発光層60(発光素子E)から出射された白色光が、カラーフィルタCFに取り込まれるまでの経路を説明する。図4は、ひとつの組Pの発光層60からの出射光が、当該組Pに対応するカラーフィルタCFに取り込まれるまでの経路を説明するための模式図である。まず、発光層60から第2基板側12へ出射された光が、カラーフィルタCFに取り込まれるまでの経路を説明する。図4に示すように、発光層60から第2基板12側へ出射された光は、第1反射層15で反射して第1基板側11へ進行する。当該光は、液晶素子Uを透過した後、第2反射層16で反射して第2基板12側へ進行する。そして、当該反射光は、再び液晶素子Uを透過した後、カラーフィルタCFに取り込まれるという具合である。
続いて、発光層60から第1基板11側へ出射された光が、カラーフィルタCFに取り込まれるまでの経路を説明する。図4に示すように、発光層60から第1基板11側へ出射された光は、液晶素子Uを透過した後、第2反射層16で反射して第2基板12側へ進行する。その反射光は、再び液晶素子Uを透過した後、カラーフィルタCFに取り込まれるという具合である。
すなわち、本実施形態では、図5に示すように、液晶素子Uからの反射光は、カラーフィルタCFのうち、基板の垂直方向から見て発光層60と重なり合う領域以外の領域VSに取り込まれる。そして、当該カラーフィルタCFに対応する色光が、第2基板12側へ進行していくという具合である。ここでは、第2基板12側が観察側である。本実施形態では、発光層60の面積は、領域VS(つまりは表示領域)の面積を充分に確保できるような大きさに設定される。
なお、本実施形態に係る電気光学装置100は反射型の液晶装置であり、外光(自然光)の明るさに応じて発光素子Eのオンオフが制御される。より具体的には、外光の明るさが所定値以上の場合は、発光素子Eはオフ状態に設定され、第2基板12を透過して第1基板11側へ進行する外光(自然光)が光源となる。一方、外光の明るさが所定値を下回る場合は、自然光のみでは鮮明な表示状態を得ることは困難であるので、発光素子Eがオン状態に設定されるという具合である。
以上に説明したように、本実施形態では、各発光素子Eの陰極を構成する第2電極30は、各液晶素子Uの一方の電極を兼ねるので、各発光素子Eの陰極と、各液晶素子Uの一方の電極とが別々に作り込まれる態様に比べて、装置の薄型・軽量化を図ることができるという利点がある。
ところで、上述の特許文献1のように、発光素子Eが遮光膜BMと対向するように(遮光膜BMの直上に)設けられる態様では、液晶素子Uからの反射光のうちブラックマトリクスに吸収される光の量が多くなる。すなわち、特許文献1の構成では、液晶素子Uからの反射光のうち当該液晶素子Uに対応するカラーフィルタCFに取り込まれる光の量を充分に確保することが困難であるとともに、隣接する液晶素子U画素からの反射光が混ざり易いので、所望の色を取り出すことが困難であるという問題がある。
これに対して、本実施形態では、各組Pの発光素子Eは、当該組Pに対応するカラーフィルタCFと対向するように(対応するカラーフィルタCFの直上に)設けられるので、特許文献1に開示された技術のように、発光素子Eが遮光膜BMの直上に設けられる態様に比べて、液晶素子Uからの反射光のうちカラーフィルタCFに取り込まれる光の量を充分に確保できるとともに、混色の発生を抑制できるという利点がある。
また、前述したように、本実施形態では、各組Pに対応する遮光膜BMの一部と、当該組Pの発光素子Eの電源線(高位側電源線13、低位側電源線14)とが兼用されるので、構成が簡素化されるという利点がある。さらに、高位側電源線13は、当該高位側電源線13を挟んで図2のX方向に隣り合う組Pで共有される一方、低位側電源線14は、当該低位側電源線14を挟んで図2のX方向に隣り合う組Pで共有されるので、図2のX方向に隣接する組Pごとに電源線が2本ずつ設けられる態様に比べて、電源線の数が少なくて済むという利点もある。
<2.変形例>
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下の変形が可能である。また、以下に示す変形例のうちの2以上の変形例を組み合わせることもできる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下の変形が可能である。また、以下に示す変形例のうちの2以上の変形例を組み合わせることもできる。
(1)変形例1
上述の実施形態では、電気光学素子の一例として液晶素子を取り上げたが、これに限らず、例えば電気泳動素子を用いることもできる。電気泳動素子は、帯電粒子の電気泳動を利用して階調を表現する電気光学素子である。例えば、上述の液晶素子Uの代わりに、第1電極20と、第2電極30と、第1電極20と第2電極30との間に配置された複数のマイクロカプセルとを含むマイクロカプセル型の電気泳動素子を採用することもできる。複数のマイクロカプセルの各々は、その内部に、複数の帯電粒子(電気泳動粒子)と、電気泳動粒子を分散させるための分散媒とが封入された球状体である。電気泳動素子の構成は任意であり、例えば、帯電粒子(電気泳動粒子)が、プラスおよびマイナスのうちの一方の極性に帯電した白色粒子と、他方の極性に帯電した黒色粒子とで構成されてもよい。また、白色粒子および黒色粒子に代えて、例えば赤色、緑色、青色などの顔料からなる粒子を電気泳動粒子として用いることも可能である。
上述の実施形態では、電気光学素子の一例として液晶素子を取り上げたが、これに限らず、例えば電気泳動素子を用いることもできる。電気泳動素子は、帯電粒子の電気泳動を利用して階調を表現する電気光学素子である。例えば、上述の液晶素子Uの代わりに、第1電極20と、第2電極30と、第1電極20と第2電極30との間に配置された複数のマイクロカプセルとを含むマイクロカプセル型の電気泳動素子を採用することもできる。複数のマイクロカプセルの各々は、その内部に、複数の帯電粒子(電気泳動粒子)と、電気泳動粒子を分散させるための分散媒とが封入された球状体である。電気泳動素子の構成は任意であり、例えば、帯電粒子(電気泳動粒子)が、プラスおよびマイナスのうちの一方の極性に帯電した白色粒子と、他方の極性に帯電した黒色粒子とで構成されてもよい。また、白色粒子および黒色粒子に代えて、例えば赤色、緑色、青色などの顔料からなる粒子を電気泳動粒子として用いることも可能である。
さらに、着色した分散媒中に単色粒子を分散させる態様であってもよい。例えば黒色に着色された分散媒中に白色粒子を分散させてもよいし、白色に着色された分散媒中に黒色粒子を分散させてもよい。さらに、3色以上の粒子を分散媒に分散させてもよい。
ここで、帯電粒子が、白色粒子と黒色粒子とで構成される態様を想定する。この態様では、発光層60から電気泳動素子へ向けて出射される白色光のうち黒色粒子に入射した光は当該黒色粒子に吸収され、白色粒子に入射した光は当該白色粒子で反射して観察側へ進行するので、上述の実施形態のように、第2反射層16を設ける必要が無い。したがって、構成のさらなる簡素化が図られるという利点がある。
(2)変形例2
上述の実施形態では、各発光素子Eは白色光を発生する態様が例示されているが、これに限らず、例えば各発光素子Eが、「R」「G」「B」のうちの何れかの色に対応する波長の光を発生する態様であってもよい。この態様によれば、カラーフィルタCFが不要となるので、構成のさらなる簡素化が図られるという利点がある。この態様では、外光の明るさが所定値以上で各発光素子Eがオフ状態に設定される場合は、表示状態はモノクロ表示になる一方、外光の明るさが所定値を下回って各発光素子Eがオン状態に設定される場合は、表示状態はカラー表示になるという具合である。
上述の実施形態では、各発光素子Eは白色光を発生する態様が例示されているが、これに限らず、例えば各発光素子Eが、「R」「G」「B」のうちの何れかの色に対応する波長の光を発生する態様であってもよい。この態様によれば、カラーフィルタCFが不要となるので、構成のさらなる簡素化が図られるという利点がある。この態様では、外光の明るさが所定値以上で各発光素子Eがオフ状態に設定される場合は、表示状態はモノクロ表示になる一方、外光の明るさが所定値を下回って各発光素子Eがオン状態に設定される場合は、表示状態はカラー表示になるという具合である。
(3)変形例3
上述の実施形態では、電気光学装置の一例として反射型の液晶装置を取り上げたが、これに限らず、例えば透過型の液晶装置に本発明を適用することも可能である。つまり、第1基板11側を観察側とし、発光素子Eをバックライトの光源として利用することも可能である。この態様であっても、上述の実施形態と同様に、各発光素子Eの陰極を構成する第2電極30が、各液晶素子Uの一方の電極を兼ねることにより、各発光素子Eの陰極と、各液晶素子Uの一方の電極とが別々に作り込まれる態様に比べて、装置の薄型・軽量化を図ることができるという利点が得られる。
上述の実施形態では、電気光学装置の一例として反射型の液晶装置を取り上げたが、これに限らず、例えば透過型の液晶装置に本発明を適用することも可能である。つまり、第1基板11側を観察側とし、発光素子Eをバックライトの光源として利用することも可能である。この態様であっても、上述の実施形態と同様に、各発光素子Eの陰極を構成する第2電極30が、各液晶素子Uの一方の電極を兼ねることにより、各発光素子Eの陰極と、各液晶素子Uの一方の電極とが別々に作り込まれる態様に比べて、装置の薄型・軽量化を図ることができるという利点が得られる。
<3.応用例>
次に、本発明に係る発光装置を利用した電子機器について説明する。図6は、以上に説明した実施形態に係る電気光学装置100を表示装置として採用したモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。パーソナルコンピュータ2000は、表示装置としての電気光学装置100と本体部2010とを備える。本体部2010には、電源スイッチ2001およびキーボード2002が設けられている。この発光装置100は発光素子EにOLED素子を使用しているので、視野角が広く見易い画面を表示できる。
次に、本発明に係る発光装置を利用した電子機器について説明する。図6は、以上に説明した実施形態に係る電気光学装置100を表示装置として採用したモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。パーソナルコンピュータ2000は、表示装置としての電気光学装置100と本体部2010とを備える。本体部2010には、電源スイッチ2001およびキーボード2002が設けられている。この発光装置100は発光素子EにOLED素子を使用しているので、視野角が広く見易い画面を表示できる。
図7に、以上に説明した実施形態に係る電気光学装置100を表示装置として採用した携帯電話機の構成を示す。携帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001およびスクロールボタン3002、ならびに電気光学装置100を備える。スクロールボタン3002を操作することによって、電気光学装置100に表示される画面がスクロールされる。
図8に、以上に説明した実施形態に係る電気光学装置100を表示装置として採用した携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistants)の構成を示す。情報携帯端末4000は、複数の操作ボタン4001および電源スイッチ4002、ならびに電気光学装置100を備える。電源スイッチ4002を操作すると、住所録やスケジュール帳といった各種の情報が電気光学装置10に表示される。
なお、本発明に係る電気光学装置が適用される電子機器としては、図6から図8に示したもののほか、デジタルスチルカメラ、テレビ、ビデオカメラ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電子ペーパー、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、プリンタ、スキャナ、複写機、ビデオプレーヤ、タッチパネルを備えた機器等などが挙げられる。
11……第1基板、12……第2基板、13……高位側電源線、14……低位側電源線、15……第1反射層、16……第2反射層、20……第1電極、30……第2電極、40……液晶、50……第3電極、60……発光層、70……隔壁、100……電気光学装置、BM……遮光膜、CF……カラーフィルタ、E……発光素子、U……液晶素子、P……組。
Claims (7)
- 第1電極と、第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に配置される電気光学物質とからなる電気光学素子と、
前記第2電極と、第3電極と、前記第2電極と前記第3電極との間に配置される発光層とからなる発光素子と、を備え、
前記電気光学素子と前記発光素子とは、互いに対向する第1基板と第2基板との間に配置される、
ことを特徴とする電気光学装置。 - 前記電気光学素子は、前記第1基板と前記発光素子との間に配置され、
前記発光素子と前記第2基板との間に配置されるカラーフィルタをさらに備え、
前記カラーフィルタの前記発光層と対向する領域には、前記発光層からの出射光を前記第1基板側へ反射させるための第1反射層が設けられ、
前記第1基板と前記第1電極との間には、前記発光層からの出射光を前記第2基板側へ反射させるための第2反射層が設けられ、
前記第2反射層で反射した光のうち前記電気光学物質を透過して前記第2基板側へ進行する光は、前記カラーフィルタのうち、前記発光層と対向する領域以外の領域に取り込まれる、
ことを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。 - 前記第1電極、前記第2電極および前記第3電極は透明電極で構成される、
請求項1または請求項2に記載の電気光学装置。 - 1対1に対応する前記電気光学素子と前記発光素子との組が複数設けられ、
前記第2電極は前記各組で共有される、
ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の電気光学装置。 - 前記第2基板のうち前記第1基板と対向する側の面には、前記各組の境界領域に沿って遮光膜が形成され、
前記各組に対応する前記遮光膜の一部は、当該組の前記発光素子の電源線として構成される、
ことを特徴とする請求項4に記載の電気光学装置。 - 前記各組の発光素子は、高位側電源線と低位側電源線との間に配置され、
前記第2基板のうち前記第1基板と対向する側の面には、各々が第1方向に沿って延びる複数の前記高位側電源線と、各々が前記第1方向に沿って延びる複数の前記低位側電源線とが設けられ、前記高位側電源線と前記低位側電源線とは、前記第1方向とは異なる第2方向に沿って、所定の間隔で交互に配置され、
前記高位側電源線は、当該高位側電源線を挟んで前記第2方向に隣り合う前記組の前記発光素子で共有される一方、前記低位側電源線は、当該低位側電源線を挟んで前記第2方向に隣り合う前記組の前記発光素子で共有される、
ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の電気光学装置。 - 請求項1から請求項6の何れかに記載の電気光学装置を備える電子機器。
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JP2018004952A (ja) * | 2016-07-01 | 2018-01-11 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 表示装置およびその作製方法 |
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