JP2012013298A - 空気調和装置の室外ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】垂れ壁によるショートサーキット現象を防止することができる空気調和装置の室外ユニットを提供する。
【解決手段】天吊されるユニットケース11の内部に、圧縮機23と、室外熱交換器21と、送風機22とを収納する空気調和装置1の室外ユニット10において、ユニットケース11は、先端に垂れ壁6を有する軒4に吊り下げて据え付けられ、斜め下向きに形成された前面部16に吹出口26を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物の軒に天吊して据え付けられるユニットケースを備えた空気調和装置の室外ユニットに関する。
従来、室外ユニットを設置することができる屋外スペースが限られている場合などに、建物の軒に天吊して据え付けることができる室外ユニットを備えた空気調和装置が知られていた。軒先に垂れ壁が設けられている場合には、天吊された室外ユニットの吹出部分から吹出された空気が、この垂れ壁に遮られてショートサーキット現象が生じる場合がある。そのため、ファンモーターを高速回転させて吹出し性能の悪化を防止している空気調和装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−288582号公報
しかしながら、室外ユニットからの吹出空気が垂れ壁に遮られている状態でファンモーターを高速回転させても、ショートサーキット現象による空調効率の低下を完全に防止することはできなかった。また、ファンモーターの回転騒音の増加や、空調効率の低下による消費電力の増加といった問題があった。
本発明は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、垂れ壁によるショートサーキット現象を防止することができる空気調和装置の室外ユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、天吊されるユニットケースの内部に、圧縮機と、室外熱交換器と、送風機とを収納する空気調和装置の室外ユニットにおいて、前記ユニットケースは、先端に垂れ壁を有する軒に吊り下げて据え付けられ、前記軒に対向する前面部を後方に向けて斜め下向きに形成し、この前面部に前記室外熱交換器を通じた空気が吹き出される吹出口を備えることを特徴とする。
この構成において、前記送風機は、前記吹出口に設けられ、前記送風機の回転軸は、前記前面部と略垂直に備えられている構成としても良い。また、前記送風機は、前記と略平行に前記ユニットケースの内部に横に渡して斜め下向きに取り付けられたモーター台に固定されている構成としても良い。また、前記ユニットケースは横長であり、前記吹出口は、前記ユニットケース前面に横に並べて複数備えられている構成としても良い。また、前記吹出口は、前記ユニットケースの内側に配置されたベルマウスと、前記ユニットケースの外側に配置された吹出グリルと、を備える構成としても良い。また、前記圧縮機は、前記ユニットケース内に前記室外熱交換器と横並びに配置され、これら圧縮機及び室外熱交換器の下方には、前記ユニットケースの底面略全域を形成する単一のドレンパンが配置されている構成としても良い。
本発明によれば、室外ユニットの吹出し空気が斜め下向きに吹出すように導かれ、軒先に設けられた垂れ壁に遮られることがないため、ショートサーキット現象による空調効率の低下を防止することができるという効果を奏する。
本実施形態の空気調和装置の設置状態を示す図である。 室外ユニットの側面断面図である。 室外ユニットの正面図である。 室外ユニットの背面図である。 室外ユニットの内部構造を示す上面図である。 送風機及びモーター台の構造を示す斜視図である。 送風機及び吹出口の構造を示す部分断面図である。 室外熱交換器の取付け構造を示す斜視図である。 室外熱交換器の別の形態を示す側面断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に述べる上下及び左右といった方向は、室外ユニット10を設置した状態でその前面側から見た場合の方向を示している。
図1は、本発明を適用した実施形態に係る空気調和装置1の設置状態を示す図である。図1に示すように、空気調和装置1は、被調和室2の天井2Aに吊り下げて据え付けられる室内ユニット3と、上階のベランダ又はバルコニーの天井面(軒)4に吊り下げて据え付けられる室外ユニット10とを備えている。室内ユニット3と室外ユニット10とは、被調和室2と屋外とを仕切る外壁5を介してユニット間配管(冷媒配管)7で接続され、好ましくは、背面同士が向き合うように設置されている。これによって、室内ユニット3と室外ユニット10間の配管接続作業効率を向上するとともにユニット間配管7の長さを短くすることができる。
空気調和装置1は、例えば学校や病院等に取り付けられ、室外ユニット10は、上階のベランダ又はバルコニーの天井面4に吊り下げて据え付けられるユニットケース11を備える。室外ユニット10は、天吊りされて備えられるため、屋外通路として利用するベランダ又はバルコニー等に避難通路を確保することができる。また、ベランダ又はバルコニーの天井面4には、天井面4から所定量以上下方に突出した垂れ壁(防煙壁)6が設けられている。
室外ユニット10のユニットケース11は、垂れ壁6に対向する前面パネル(前面部)16が当該ユニットケース11の後方に向けて斜め下向きに設けられ、前面パネル16には、後述する空気の吹出口26が備えられる。
本実施形態では、吹出口26の上端部41は、垂れ壁6の下端43よりも上に設けられ、吹出口26の下端部42は、垂れ壁6の下端43よりも下に設けられている。
図2は、室外ユニット10の側面断面図である。図2に示すように、ユニットケース11は、ユニットケース11の底部全域を形成するドレンパン13と、ドレンパン13の前後方向の長さよりも長く形成された天面パネル12と、ドレンパン13の前端部から天面パネル12の前端部に向かって設けられた前面パネル16とを備える。ユニットケース11の奥行き方向の寸法は、高さ方向の寸法よりも大きく形成されている。ドレンパン13は、トレー状に形成され、底部113と、底部113の周縁部を立ち上げて形成した角部114を備える。
前面パネル16は、本実施形態においては、ドレンパン13に対する傾斜角度θ1が略50度下向きになるように設けられ、この前面パネル16上には空気の吹出口26が形成されている。吹出口26に対向する位置には、送風機22が吹出口26に隣接配置されて備えられる。また、吹出口26には、吹出グリル26aと、送風機22の周りにベルマウス22cとが設けられている。送風機22は、プロペラファン22aと、ファンモーター22bから構成され、ファンモーター22bによりプロペラファン22aが回転駆動されると、図中に矢印Xで示されるように、ファンモーター22bの回転軸方向から空気を吸い込み、軸方向に空気を吹き出す。
天面パネル12の前端部は、斜め下向きに配置された前面パネルの上端部と略垂直に交わるように折り曲げられて、前面上部12aを形成している。前面上部12aを前面パネル16の上端部と略垂直に交わる構成としたため、天面パネル12と前面パネル16の接合部に空気の吹き溜まりができるのを防止することができ、ユニットケース11内の空気を送風機22で効率よく排出することができる。
送風機22の後方には、室外熱交換器21が備えられ、本実施形態においては、室外熱交換器21は、吹出口26が形成されたユニットケース11の前面パネルと略平行に設けられている。室外熱交換器21の上端部には、室外熱交換器21をユニットケース11に固定する固定金具28が取り付けられている。室外熱交換器21の下端部は、ドレンパン13の後方の角部13bに当接して備えられている。室外熱交換器21は、斜めに配置することで、ユニットケース11の高さ方向の寸法を抑えることができると共に、ユニットケース11内のスペースを有効に利用して室外熱交換器21の熱交換面積を広げることができる。
また、室外熱交換器21は、室外熱交換器21の鉛直方向への投影面積が、ドレンパン13内に収まるように配置されている。これによって、斜めに傾斜して配置された室外熱交換器21の表面で凝縮し、重力によって鉛直下方に落ちた水分を、ドレンパン13で確実に収集することができる。
また、室外熱交換器21は、その表面に露などが付き、フィンの間の風路が塞がれた状態となると、空調効率が下がるが、本実施形態においては、室外熱交換器21を斜めに傾けて配置しているため、室外熱交換器21の表面に付いた水分は重力によって効率よくドレンパン13の上に落ちる。そのため、空調効率の低下を防止することができる。また、室外熱交換器21を斜めに配置しているため、冬季に室外ユニット10の除霜運転を行う場合にも、室外熱交換器21に付着した霜を、重力によって鉛直下方に効率良くドレンパン13の上に落とすことができるため、室外ユニット10の除霜運転効率を向上させることができる。また、送風機22は、室外熱交換器21から落ちる露水がかからないよう、室外熱交換器21とはオーバーラップしない位置に備えられている。
この構成によれば、室外熱交換器21からの水滴をドレンパン13で受け止めることができるため、ドレン水が室外ユニット10から垂れ落ちることがない。そのため、室外ユニット10を天吊して設置しても、ドレン水がベランダやバルコニーにたれ落ちるのを防止することができる。
ファンモーター22bによりプロペラファン22aが回転駆動されると、図中に矢印Xで示されるように、ユニットケース11の背面側から外気が吸込まれ、室外熱交換器21内を流れる冷媒と熱交換し、送風機22によって吹出口26からユニットケース11の外に排出される。吹出口26から排出される熱交換後の空気は、送風機22の軸方向に沿って流れ、斜め下向きに設けられた前面パネル16に対して略垂直に排出される。本実施形態において、前面パネル16は略50度の下向きに配置されているため、吹出口26から吹出される空気は、水平方向に対する傾斜角度θ2が略40度下向きに吹出される。そのため、図1に示すように、軒先に垂れ壁6がある場合においても、吹出口26から吹出される空気が垂れ壁6によって遮られることなく、屋外に排出される。これによって、垂れ壁6によるショートサーキット現象の発生を防止し、空調効率の低下を防ぐことができる。
一定の高さ寸法を有するユニットケース11において、傾斜角度θ1は、傾斜が緩ければそれだけ室外熱交換器21の熱交換面積を広くすることができるが、ユニットケース11の奥行き方向の寸法が大きくなり、さらに送風機22の送風能力も低下する。また、傾斜角度θ1は、傾斜がきつければそれだけユニットケース11の奥行き寸法を小さくすることができるが、室外熱交換器21の熱交換面積が小さくなる。そのため、検証実験等から、最適な傾斜角度θ1は略50度下向きであると判断された。
図3は、ユニットケース11の天面パネル12を取り外した状態の室外ユニット10の正面図である。図3に示すように、ユニットケース11は、横長平箱形状に形成され、前面パネル16には、横に並べて二つの吹出口26,26が形成されている。吹出口26,26は、前面パネル16の上下方向の略全域にわたって形成されている。吹出口26には、略四角形に形成された吹出グリル26aが設けられ、吹出グリル26aは、前面パネル16と略直角に、互いに平行に設けられた複数の羽板26dを備える。また、吹出グリル26aは、吹出口26からプロペラファン22aに直接手などで触れることができないよう、安全カバーとしての役割を果たしている。吹出グリル26aは、例えば格子状のグリルで形成されていても良い。
ユニットケース11の左右の側面には、側面パネル14,15が設けられ、側面パネル14,15の上部には、空気調和装置1を天井面4に吊り下げるための、天吊金具31が取り付けられている。天吊金具31は、略L字型に形成され、側面パネル14,15にねじ等で螺合されて固定されている。天吊金具31は、天井面4から吊り下げられる、例えば吊ボルト(不図示)に固定される。
ドレンパン13には、ドレンパン13の左右どちら側からでもドレン液(水)を排出できるように、2つのドレン排出口13a,13aが形成されている。
ユニットケース11の背面には、図4に示すように、背面全域を覆うリヤフィンガード19が設けられている。リヤフィンガード19は、網目状のガード部材であり、室外熱交換器21のフィン部分と人体等との直接の接触を防止する目的で設けられている。また、図示は省略したが、室外ユニット10から室内ユニット3に接続されるユニット間配管7は、このリヤフィンガード19を介して引き出されている。さらに、ユニットケース11の側面に設けられた側面パネル15には、ユニットケース11内に収納された圧縮機23、電装箱25等のメンテナンスを行うため、開口部15aが設けられ、該開口部15aには開閉自在或いは着脱自在に取り付けられたメンテナンスパネル15bが備えられている。
図5は、室外ユニット10の上面図であり、室外ユニット10の内部構造を示すために、ユニットケース11の上面に取り付けられる天面パネル12を取り外した状態の図である。
ユニットケース11の内部は、ドレンパン13に立設する仕切板18で、ユニットケース11の一方側に設けられる機械室101と、他方側に設けられる熱交換室102とに左右に区分けされる。仕切板18は、前面パネル16及び底板13にねじ等で固定され、天面パネル12に当接するように形成されている。この構成によれば、ユニットケース11の内部を仕切板18で機械室101と、熱交換室102とに区分けしたため、室外熱交換器21を通った空気が、機械室101側に流れることがなく、熱交換後の空気を熱交換室102から送風機22を介して効率よくユニットケース11の外に排出することができる。
機械室(一方側)101には、圧縮機23、アキュムレータ24、及び四方弁等の冷媒回路構成部品が備えられる。熱交換室(他方側)102には、ユニットケース11の前面側に設けられる送風機22,22と、送風機22,22の後方に設けられる室外熱交換器21が備えられている。室外熱交換器21は、図示は省略したが、冷媒が流れるチューブの周りに、伝熱板である薄板状のフィンが配置されたフィン・アンド・チューブ型の熱交換器である。
ドレンパン13は、側面パネル14,15に螺子等で螺合されて備えられている。圧縮機23及びアキュムレータ24は、ドレンパン13に立設して備えられ、機械室101の後方側に配置されている。
この構成によれば、圧縮機23はドレンパン13上に配置されているため、圧縮機23に着いた霜は、ドレンパン13の上に落ちるため、ドレン液として排出することができる。更に、圧縮機23等の冷媒回路構成部品をユニットケース11の背面側に寄せて配置したため、ユニットケース11の背面側から配管を引き出しやすく、ユニット間配管7との接続作業性を向上することができる。更に、機械室101の背面には、ユニットケース11の背面を覆う網目状のリヤフィンガード19が備えられているため、機械室101内の通風性が良く、機械室101内の熱を効率良く外部に放出することができる。
また、機械室101の前方側には、圧縮機23を駆動するパワートランジスタ等の電装部品が収納された電装箱25が、仕切板18に固定されて取付けられている。電装箱25には、図中に破線で示した放熱板29が備えられ、放熱板29は、仕切板18に設けられた不図示の貫通孔を介して、熱交換室側に延在している。これによって、室外熱交換器21を介して吸込まれた空気が、電装箱25の、熱交換室102側に臨んで設けられた放熱板に導かれ、電装箱25内に備えられたパワートランジスタ等の電装部品からの発熱を、効率よく放熱することができる。
熱交換室102の後方側には、室外熱交換器21が熱交換室102の横幅方向に亘って設けられ、熱交換室102の背面は、前述したリヤフィンガード19で覆われているため、熱交換室102の背面全域が外気の吸込口となっている。また、室外熱交換器21と、冷媒回路構成部品がユニットケース11の背面側に隣接して配置されているため、ユニットケース11内の冷媒配管のレイアウト性が向上する。
熱交換室102の前面側に横に並べて配置された二つの送風機22,22は、側面パネル14と仕切板18との間に架け渡されて固定されたモーター台27に、送風機22のファンモーター22bが固定されて備えられている。
モーター台27は、図6に示すように、板状に形成される板部材27bと、板部材27bの上下の高さと略同じ大きさに形成され、板部材27bに固定される箱形状のブラケット27cを備える。板部材27bには、複数の孔27aが設けられ、孔27aは、どんな形に形成されていても良いが、本実施形態においては、通風抵抗を考慮して、略円形状に形成されている。板部材27bは、複数の孔27aを備えるため、モーター台27の軽量化を図ることができる。更に、板部材27bの上端部及び下端部を屈曲させて形成することで、モーター台27の剛性を高めている。また、板部材27bの左右両端は、図示は省略したが、板部材27bの上下端部と同様に、折り曲げられ、側面パネル14および仕切板18に螺子等で固定するためのねじ孔が設けられている。ブラケット27cには、ファンモーター22bを固定することができるように、不図示のモーター取り付け孔が形成されている。
これらの構成によれば、一枚の板で形成した板部材27bの上下及び左右の端部を折り曲げて、剛性を高く形成しているため、送風機22が斜め下向きに取り付けられることで増加する応力を板部材27bの全体で受けて分散することができる。更に、板部材27bに複数の孔27aを設けて軽量化を図っているため、モーター台27が固定される側面パネル14及び仕切板18の固定部分にかかる応力を低減することができる。また、この構成によれば、例えば、送風機22,22を予めブラケット27cに固定し、板部材27bをユニットケース11内部に固定して、板部材27bにブラケット27cを固定することで、ユニットケース11の内部に送風機22,22を容易に斜め下向き配置して固定することができるため、送風機22の取り付け作業性を向上することができる。
また、モーター台が底板等に略垂直に立てた状態で配置される一般的な前吹出しの室外ユニットと比較して、本実施形態では、モーター台27をプロペラファン22aと略平行に熱交換室102に横に渡して備えているため、送風機22を斜め下向きに配置したとしても、送風機22のプロペラファン22aの回転範囲内にモーター台が入らず、プロペラファン22aとモーター台27とが干渉することがない。
また、図7に示すように、送風機22の回転軸方向に対して、モーター台27は略垂直に近接配置され、プロペラファン22aとモーター台27とは略平行に備えられている。これによって送風機22の回転軸を短くし、送風機22の回転箇所と固定箇所の間の距離を近づけることができる。これによって、送風機22の駆動による振動を抑えることができ、送風機22の静音性を向上させることができる。
吹出口26には、プロペラファン22aの周りで、ユニットケース11の内側に、ベルマウス22cが備えられている。そのため、送風機22の運転音は、ベルマウス22cによってさらに低音化することができる。吹出口26には、更に、ユニットケース11の外側に吹出グリル26aが備えられている。吹出グリル26aには、プロペラファン22aに略直角に等間隔に横に並べて配置された複数の羽板26dが取り付けられている。各羽板26d間の間隔は人の指等が入らないように狭く形成されている。吹出口26から排出される熱交換後の空気は、送風機22の軸方向に沿って流れ、吹出口26に、送風機22の軸方向に略平行に備えられた複数の羽板26dを備えた吹出グリル26aを介して前面パネル16に対して略直角に排出される。
仕切板18は、図8に示すように、略平行四辺形に形成され、その底辺部はドレンパン13に、底辺部と対向する一辺が天面パネル12に、残りの二つの辺のうち一辺が前面パネル16に、他辺が室外熱交換器21の管板にそれぞれ当接する。室外熱交換器21は、仕切板18に寄りかかるように配置される。また、室外熱交換器21は、その上端部に固定金具28が取り付けられ、固定金具28は、側面パネル14と仕切板18の上部に掛け渡されて固定される。室外熱交換器21の仕切板18と当接する方の管板と反対側の管板には、チューブカバー21cが取り付けられ、チューブカバー21cは、側面パネル14に当接するように備えられ、例えば側面パネル14にチューブカバー21cを螺子等で固定し取り付ける構成としても良い。
次に、図9を参照して、別の実施形態について説明する。
この別の実施形態では、室外熱交換器の形状が上述のものと異なる。同一の構成を備える部材については同様の符号を付して説明を省略する。
この別の実施形態にかかるユニットケース11内には、2つの熱交換部21A,21Bから形成される室外熱交換器121が収容されている。熱交換部21A,21Bは、例えば各熱交換部21A,21Bが、ユニットケース11の高さ方向と略同じ高さを有し、熱交換部21Aの下端部と、室外熱交換部21Bの上端部がヒンジ等によって屈曲自在に連結されている。室外熱交換器121は、熱交換部21Aの上端部をユニットケース11の背面上部に固定し、室外熱交換部21Bの下端部をユニットケース背面の下部に固定し、熱交換部21A,21Bを連結部で折り曲げた状態で、ユニットケース11の内部に固定されている。これによって、室外熱交換器121は、その側面からみた断面形状が略く字形に配置され、熱交換面積を広くすることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、先端に垂れ壁6を有する、上階のベランダやバルコニーの天井面4に天吊される室外ユニット10の吹出口26が、斜め下向きに備えられたユニットケース11の前面パネル16に設けられているため、吹出口26から排出される熱交換後の空気は、前面パネル16に垂直に斜め下向きに吹き出される。そのため、ユニットケース11から排出される空気が、垂れ壁6によって遮られることがないため、室外ユニット10に、ショートサーキット現象が発生するのを防止することができる。
また、本実施形態によれば、送風機22が、吹出口26設けられ、送風機22の回転軸が、吹出口26と略垂直に設けられているため、送風機22によって吹き出される空気が斜め下向きに設けた吹出口26から効率良くユニットケース11の外に排出することができる。
また、送風機22を、前面パネル16と略平行にユニットケース11の内部に横に渡して斜め下向きに取り付けられたモーター台27に固定したため、送風機22のプロペラファン22aと、モーター台27を略平行に設けることができる。そのため、送風機22の回転軸を短くし、送風機22の回転箇所と固定箇所の間の距離を近づけることができ、送風機22の駆動による振動を抑え、送風機22の静音性を向上させることができる。
また、ユニットケース11を横長に形成し、横長のユニットケース11の前面パネル16に横に並べて複数の吹出口26を備えられる構成としたため、各吹出口26に送風機22を配置し、送風機22でユニットケース11の背面側(リヤフィンガード19を介して)から外気を吸い込み、吹出口26から熱交換後の空気を排出するため、ユニットケース11内に効率良く空気を循環させて、空調効率を高めることができる。
また、吹出口26は、ユニットケース11の内側に配置されたベルマウス22cと、ユニットケース11の外側に配置された吹出グリル26aと、を備える。そのため、吹出グリル26aが安全カバーとしての役割を果たし、例えば学校のベランダ等に据え付けて使用する場合においても、送風機22に指を挟む等の事故が発生するのを防止することができる。また、送風機22の運転音を、ベルマウス22cによってさらに低音化することができる。
また、ユニットケース11は、上階ベランダの天井面4に吊り下げて据え付けられるため、例えば学校等で、ベランダが避難経路であるために、床置きでは据え付けることができない場所にも室外ユニット10を天井面4に吊るして配置することができる。さらに、ユニットケース11の底部全域をドレンパン13で形成したため、ベランダやバルコニーに天吊りされて、頭上に備えられるユニットケース11からドレン水が垂れ落ちるのを防止することができる。
以上、実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本実施形態では、圧縮機23等が収納される機械室101がユニットケースの右側に配置される構成としたが、これに限らず、機械室101と熱交換室102が左右逆に配置される構成としてもよい。
また、本実施形態では、熱交換室102の背面側をリヤフィンガード19で覆う構成としたが、これに限らず、天面パネル12の後方側で、室外熱交換器21の吸込面上部もリヤフィンガード19で覆い、熱交換室102の背面側だけではなく、天面側からも外気を吸込むことができる構成としても良い。
また、本実施形態では、ユニットケース11は、上階のベランダ又はバルコニーの天井面に吊り下げられて据え付けられる構成としたが、これに限らず、軒下に吊り下げられて据え付けられる構成としても良い。
1 空気調和装置
3 室内ユニット
4 天井面(軒)
6 垂れ壁
10 室外ユニット
11 ユニットケース
13 底板(ドレンパン)
16 前面パネル(前面部)
18 仕切板
21 室外熱交換器
22 送風機
22c ベルマウス
23 圧縮機
26 吹出口
27 モーター台
26a 吹出グリル

Claims (6)

  1. 天吊されるユニットケースの内部に、圧縮機と、室外熱交換器と、送風機とを収納する空気調和装置の室外ユニットにおいて、
    前記ユニットケースは、先端に垂れ壁を有する軒に吊り下げて据え付けられ、前記軒に対向する前面部を後方に向けて斜め下向きに形成し、この前面部に前記室外熱交換器を通じた空気が吹き出される吹出口を備えることを特徴とする空気調和装置の室外ユニット。
  2. 前記送風機は、前記吹出口に設けられ、前記送風機の回転軸は、前記前面部と略垂直に備えられていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置の室外ユニット。
  3. 前記送風機は、前記前面部と略平行に前記ユニットケースの内部に横に渡して斜め下向きに取り付けられたモーター台に固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の空気調和装置の室外ユニット。
  4. 前記ユニットケースは横長であり、前記吹出口は、前記ユニットケース前面に横に並べて複数備えられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の空気調和装置の室外ユニット。
  5. 前記吹出口は、前記ユニットケースの内側に配置されたベルマウスと、前記ユニットケースの外側に配置された吹出グリルと、を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の空気調和装置の室外ユニット。
  6. 前記圧縮機は、前記ユニットケース内に前記室外熱交換器と横並びに配置され、これら圧縮機及び室外熱交換器の下方には、前記ユニットケースの底面略全域を形成する単一のドレンパンが配置されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の空気調和装置の室外ユニット。
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