JP2012013046A - タービン翼環の真円状態保持方法及び装置 - Google Patents

タービン翼環の真円状態保持方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】タービン車室の分解及び組立時に、翼環下半部の運転時の真円状態を保持させ、静止部と回転部との運転時の間隙を正確に計測できるようにする。また、翼環下半部の変形による静止部と回転部との接触を防止する。
【解決手段】翼環上半部16aと翼環下半部16bとの接合面20に、荷重受け部材52を固定し、内部車室下半部14の接合面18に真円保持治具60を固定する。真円保持治具60の荷重受け部材52側側面60aに荷重付加装置75を取り付ける。荷重付加装置75は、該側面60aに螺着したネジ軸76と、ネジ軸76に螺合したナット78、80と、ネジ軸76の先端に遊嵌した押込みヘッド82とからなる。ナット80を回し、押込みヘッド82を矢印a方向に移動させ、押込みヘッド82で荷重受け部材52を押して、翼環下半部16bに内側方向の荷重を付加し、翼環下半部16bの真円状態を保持させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、タービンの分解及び組立時の翼環のオ−バル変形(楕円型変形)を矯正し、真円状態を保持して、車室、翼環、静翼等の静止部とロータ、動翼等の回転部との接触を防止すると共に、両者間の間隙を精度良く計測できるようにした方法及び装置に関する。
タービン車室は、外部車室、内部車室及び翼環が上下に2つ割り型になっており、これらが夫々の接合面でボルト等によって接合されている。
図6は、蒸気タービン車室の横断面図であり、図6では、外部車室上半部及び内部車室上半部が取り外された状態を示している。図6において、内部車室104の内側にリング状の翼環106が配置されている。
翼環106は内部車室104によって図示省略のサポート機構を介して支持されている。翼環106の内側には、多数の静翼108が翼環の内面に沿って並設され、かつロータ軸方向にも複数列装着されている。車室、翼環、静翼等で静止部を構成している。静翼の内側には、動翼が装着されたロータ(図示省略)が配置され、静翼の間に動翼が位置するように配置されている。動翼及びロータで回転部を構成している。
特許文献1には、翼環の支持機構の一例として、翼環下半部と車室下半部との間にサポート部材を介在させ、翼環下半部を該サポート部材を介して車室下半部で支持するようにした支持装置が開示されている。
翼環106は、半リング状の翼環上半部106a及び翼環下半部106bに分割形成されており、フランジレス方式で、これらの接合面を合わせた状態で、ボルトによって結合されている。
特許文献2には、タービン、圧縮機等の車室上半部と車室下半部とをフランジレス方式で結合する手段が開示されている。この手段は、接合面付近の車室上半部と車室下半部に、該接合面を跨いで垂直方向にネジ穴を設け、この2つのネジ穴にボルトを螺合して、車室の上半部と下半部とを結合するものである。通常、翼環上半部と翼環下半部とも、かかるフランジレス方式で結合されている。
タービン車室の分解は、外側から順々に、外部車室上半部、内部車室上半部及び翼環上半部を取り外し、最後にロータを取り外す手順で行なわれる。組立ては、各部品が分解時と逆の手順で組み付けられる。翼環の内面にはシールリングが貼り付けられている。ロータに装着された動翼の先端と該シールリング内面、又は翼環に装着された静翼の先端とロータ表面との間隙は、熱効率を良くするため、通常1〜2mmの非常に狭い間隙になっている。タービン車室の分解及び組立時に、前記間隙のみならず、ロータ軸方向の動翼と静翼間の間隙を計測し、運転時に、これらの間隙が確保されているかどうかを管理する必要がある。
ちなみに、特許文献3には、外部車室に対する内部車室(翼環)の上下方向位置を組立状態のまま外部から調整可能にしたタービン車室構造が開示されている。この位置調整手段は、外部車室に内部車室に向かって半径方向に貫通孔を穿設し、該貫通孔に外部から偏心軸を挿入し、該偏心軸の周方向における位置を調節しながら、該偏心軸の先端で内部車室の上下方向位置を位置決めし、調整するようにしている。
特開平6−81604号公報 特開2001−107922号公報 特開2006−316749号公報
タービン車室の分解時に、翼環上半部106aが取り外されると、図7に示すように、翼環下半部106bは、今までの力のバランスがくずれ、自重gにより、破線106bで示す真円状態から、実線106b’で示すように、両端部が内側方向に曲がるオ−バル変形が起こる。この状態で静止部と回転部との間隙を計測しても、運転時の間隙と異なっているので、誤った計測値となる。
また、本来、ロータに装着された動翼の先端と翼環内面、又は翼環に装着された静翼の先端とロータ表面との間隙は、微小な間隙となっているので、オ−バル変形によって、両者間で接触する事態も起こり得る。さらに、接触により接触部分の破損が起こる可能性もある。これらの不具合いを無くすためには、翼環下半部の両端部に外側方向の引張り力fを付加して、運転時の真円状態(破線106bの状態)を再現する必要がある。
また、場合によっては、タービン車室に加わる力のバランスによっては、翼環下半部106bの両端部を外側へ広げる力が付加されている場合がある。この場合、図8の実線106b’で示すように、翼環上半部106aが取り外された後で、両端が外側に広がる変形が生じる場合もある。そのため、翼環下半部の両端部に内側方向の力fを付加して、運転時の真円状態に戻す必要がある。
本発明は、かかる従来技術の課題に鑑み、タービン車室の分解及び組立時においても、翼環下半部の運転時の真円状態を保持させ、運転状態における静止部と回転部との間隙を正確に計測できるようにすると共に、分解及び組立時に、翼環下半部の変形による静止部と回転部との接触をなくし、さらに、接触による破損を防止することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明のタービン翼環の真円状態保持方法は、タービン車室の分解組立て時に、車室上半部及び翼環上半部を取り外した後の翼環下半部の変形を防止してその真円状態を保持するタービン翼環の真円状態保持方法において、車室上半部を取り外した後、翼環の横方向両側に位置する車室下半部の接合面に、真円保持治具を固定する第1工程と、翼環上半部を取り外す前後に、翼環上半部を取り外した後に発生する翼環下半部の変形に対し、該真円保持治具によって下部翼環両端部に翼環下半部両端部の変形方向と逆方向の荷重を付加する第2工程と、翼環上半部を取り外した後、真円保持治具により前記荷重を継続付加して翼環下半部の真円状態を保持する第3工程と、からなるものである。
本発明方法では、車室上半部を取り外した後で、車室下半部の接合面に真円保持治具を固定し、翼環上半部を取り外す前後に、真円保持治具によって、翼環上半部を取り外した後に発生する翼環下半部の変形方向と逆方向の荷重を付加するようにする。
これによって、翼環上半部を取り外した後においても、翼環下半部の真円状態を保持することができる。そのため、運転時の静止部と回転部との間隙を正確に計測することができる。また、翼環下半部の真円状態を保持することで、静止部と回転部との接触を防止し、接触による破損をなくすことができる。
本発明方法において、真円保持治具の荷重付加による翼環下半部両端部の移動量を検出し、該移動量を調節して翼環下半部の真円度を調整するようにするとよい。
これによって、翼環下半部を正確に真円状態に保持できるので、静止部と回転部との間隙を運転時の状態と極めて近い状態とすることができる。
本発明方法において、翼環上半部を取り外した後、翼環下半部の両端部が自重により内側に変形する場合であって、翼環下半部の両端部付近で翼環下半部と密に嵌合して翼環下半部を上下方向に支持するサポート部材が設けられているとき、翼環上半部を取り外す前に、真円保持治具によって、翼環下半部両端部の内側方向への変形に抗して該サポート部材を固定することにより、翼環下半部に外側方向の引張り荷重を付加するようにするとよい。このように、既設のサポート部材を利用するので、真円保持治具の構成を簡素化できると共に、真円状態を保持する作業を容易にできる。
本発明方法において、翼環上半部を取り外した後で、翼環下半部の両端部が外側に変形する場合、翼環上半部を取り外す前後に、翼環下半部の翼環上半部との接合面に固定された荷重受け部材に対して真円保持治具から内側方向の荷重を付加するようにするとよい。このように、翼環下半部の接合面に固定した荷重受け部材を用いることによって、真円保持治具から翼環下半部に内側方向の荷重を確実に付加することができる。
前記本発明方法の実施に直接使用可能な本発明のタービン翼環の真円状態保持装置は、タービン車室の分解組立て時に、車室上半部及び翼環上半部を取り外した後の翼環下半部の変形を防止してその真円状態を保持するタービン翼環の真円状態保持装置において、車室上半部を車室下半部から取り外した後の、翼環の横方向両側に位置する車室下半部の接合面に固定される真円保持治具を備え、翼環上半部を取り外した後に発生する翼環下半部の変形に対し、前記接合面に固定された該真円保持治具によって翼環下半部両端部の変形方向と逆方向の荷重を翼環下半部両端部に付加するように構成するとよい。
本発明装置では、車室上半部を車室下半部から取り外した後の車室下半部の接合面に真円保持治具を固定する。そして、翼環上半部を取り外す前後に、真円保持治具によって翼環下半部両端部の変形方向と逆方向の荷重を翼環下半部に付加するようにする。
これによって、真円保持治具を用いた簡単な装置で、翼環上半部を取り外した後においても、翼環下半部の真円状態を保持することができる。そのため、運転時の静止部と回転部との間隙を正確に計測することができる。また、翼環下半部の真円状態を保持することで、静止部と回転部との接触を防止し、接触による破損をなくすことができる。
本発明装置において、翼環上半部を取り外した後で、翼環下半部の両端部が自重により内側に変形する場合であり、翼環下半部の両端部付近で翼環下半部と車室下半部との間に設けられ、翼環下半部と密に嵌合して翼環下半部を上下方向に支持するサポート部材が設けられているとき、真円保持治具によって、翼環下半部両端部の内側方向への変形に抗して該サポート部材を固定することにより、翼環下半部に外側方向の引張り荷重を付加するように構成するとよい。
かかる構成において、翼環上半部を翼環下半部から取り外す前に、真円保持治具によって翼環下半部に外側方向の引張り荷重を付加する。これによって、翼環下半部を取り外した後でも、翼環下半部を運転時の真円状態に保持できる。このように、既設のサポート部材を利用するので、真円保持治具の構成を簡素化できると共に、真円状態を保持する作業を容易にできる。
本発明装置において、翼環上半部を取り外した後で、翼環下半部の両端部が外側に変形する場合であり、翼環下半部の翼環上半部との接合面に固定された荷重受け部材を備えていると共に、真円保持治具が該荷重受け部材に向かって進退する荷重付加装置を備え、真円保持治具から荷重付加装置を介して該荷重受け部材に内側方向の荷重を付加するように構成するとよい。このように、翼環下半部の接合面に固定した荷重受け部材を用いることによって、真円保持治具から翼環下半部に内側方向の荷重を確実に付加することができる。
前記構成において、荷重付加装置が、荷重受け部材に向けて真円保持治具に固定されたネジ軸と、該ネジ軸に螺合されたナットと、該ネジ軸の先端に移動可能に遊嵌された押込みヘッドと、からなり、該ナットにより該押込みヘッドを荷重受け部材に向けて移動させるように構成するとよい。
これによって、荷重受け部材に対する荷重付加を、特別な駆動装置を必要とすることなく、手動操作で行なうことができる。また、ナットの移動量を計測することにより、翼環下半部に対する押込み量を計測できるので、ナットの移動量を調整することにより、翼環下半部の真円度を調整できる。
あるいは、荷重付加装置として、油圧ジャッキを用い、これを真円保持治具に取り付けるようにするとよい。油圧ジャッキを用いることにより、翼環下半部に大きな荷重を付加するのが容易になると共に、荷重の大きさの調整も容易になる。また、押込み量の調整も容易になる。
本発明方法によれば、タービン車室の分解組立て時に、車室上半部及び翼環上半部を取り外した後の翼環下半部の変形を防止してその真円状態を保持するタービン翼環の真円状態保持方法において、車室上半部を取り外した後、翼環の横方向両側に位置する車室下半部の接合面に、真円保持治具を固定する第1工程と、翼環上半部を取り外す前後に、翼環上半部を取り外した後に発生する翼環下半部の変形に対し、該真円保持治具によって翼環下半部両端部に翼環下半部両端部の変形方向と逆方向の荷重を付加する第2工程と、翼環上半部を取り外した後、真円保持治具により前記荷重を継続付加して翼環下半部の真円状態を保持する第3工程と、からなるので、翼環上半部を取り外した後においても、翼環下半部の真円状態を保持することができる。そのため、運転時の静止部と回転部との間隙を正確に計測することができると共に、翼環下半部の真円状態を保持することで、静止部と回転部との接触を防止し、かつ接触による破損をなくすことができる。
本発明装置によれば、タービン車室の分解組立て時に、車室上半部及び翼環上半部を取り外した後の翼環下半部の変形を防止してその真円状態を保持するタービン翼環の真円状態保持装置において、車室上半部を車室下半部から取り外した後の、翼環の横方向両側に位置する車室下半部の接合面に固定される真円保持治具を備え、翼環上半部を取り外した後に発生する翼環下半部の変形に対し、前記接合面に固定された該真円保持治具によって翼環下半部両端部の変形方向と逆方向の荷重を翼環下半部両端部に付加するように構成したので、前記本発明方法と同様の作用効果を得ることができる。
本発明装置の第1実施形態に係る真円度保持装置をタービン車室内の横断面方向から視た断面図(図2中のB−B線に沿う断面図)である。 第1実施形態装置の平面図である。 本発明装置の第2実施形態に係る真円度保持装置をタービン車室内の横断面方向から視た正面図である。 第2実施形態装置の平面図である。 第2実施形態に係る真円状態保持装置に組み込まれる真円保持治具の正面図である。 蒸気タービン車室の横断面図である。 翼環上半部を取り外した時の翼環下半部の変形状態の一例を示す説明図である。 翼環上半部を取り外した時の翼環下半部の変形状態の別な例を示す説明図である。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではない。
(実施形態1)
本発明を蒸気タービン車室の分解及び組立時に適用した第1実施形態を図1及び図2に基づいて説明する。本実施形態は、図7に示すように、翼環上半部を翼環下半部から取り外した後、自重により、両端部が内側方向に変形する翼環下半部の真円状態保持に適用された例である。図1は、図6中のA部の拡大図に相当するものである。即ち、図1及び図2は、タービン車室の分解時に、外部車室上半部及び内部車室上半部を順に取り外した後の状態を示す。
図に示す真円状態保持装置10において、翼環上半部16aと翼環下半部16bとが、互いの接合面20を介して接合された状態にある。接合面20は、水平方向に向けて形成されている。翼環下半部16bの外周面22に相対して、内部車室下半部14が配置されている。
外周面22と対面する内部車室下半部14の内周面に階段状の凹部24が刻設されている。該凹部24にサポート部材26が挿入されている。翼環下半部16bの外周面22には、凹部28が刻設されている。一方、サポート部材26は、図示のとおり、翼環下半部16b側に突出する矩形状の突片26aを有し、この突片26aが該凹部28に密に嵌合されている。こうして、突片26aが翼環下半部16bの重量を支持し、車室下半部14が、サポート部材26を介して翼環下半部16aを支持している。サポート部材26の底面と凹部24の下面との間に、ライナ30が嵌入され、サポート部材26を固定している。
この状態で、サポート部材26の上方の凹部24に、真円保持治具32を固定する。真円保持治具32は、略直方体状の、例えば金属からなる剛性体で構成されている。真円保持治具32には、ボルト挿入用貫通孔34及び36が穿設されている。一方、凹部24に形成された水平面24a及びサポート部材26の上面には、夫々上下方向にネジ穴38及び40が設けられている。
かかる構成において、タービン車室の分解工程中で、図示省略の外部車室上半部及び内部車室上半部を取り外した段階で、真円保持治具32を凹部24に挿入する。そして、貫通孔34に挿入され、ネジ穴38に螺合するボルトナット42によって、真円保持治具32を内部車室下半部14に固定する。また、貫通孔36に挿入され、ネジ穴40に螺合するボルトナット44によって、真円保持治具32とサポート部材26とを結合する。
このように、真円保持治具32を固定した後で、翼環下半部16bを翼環上半部16aから取り外す。
真円保持治具32を固定し、かつ翼環下半部16bとサポート部材26とが別途ボルトによって結合されているため、図7に示す翼環下半部16bの変形を許容せずに、翼環下半部16bを真円度状態に保持できる。そのため、翼環上半部16aを翼環下半部16bから取り外した後でも、翼環下半部16bを真円状態に保持できる。即ち、真円保持治具32がその下面によってサポート部材26を押えているので、翼環上半部16aを取り外しても、サポート部材26が翼環下半部16bの沈み込みを抑え、これによって、翼環下半部16bの変形を抑えることができる。
この状態は、図7に示すように、翼環下半部16bの両端部に外側方向の力fが付加された状態と同じことであり、これによって、翼環下半部16bの真円状態を保持できる。
本実施形態によれば、真円保持治具32をサポート部材26及び内部車室下半部14に跨って固定することにより、翼環上半部16aを取り外した後でも、翼環下半部16bの両端部に外側方向の荷重fを付加した状態となり、翼環下半部16bの両端部の変形を抑えることができる。そのため、翼環下半部16bの真円状態を保持できるので、翼環下半部16b及び静翼等の静止部とロータや動翼等の回転部との運転時の間隙を維持できる。従って、両者の運転時の間隙を正確に計測できる。
これによって、タービン車室の分解及び組立時に、静止部と回転部との接触や接触部の破損を防止できる。
(実施形態2)
本発明を蒸気タービン車室の分解及び組立時に適用した第2実施形態を図3〜図5に基づいて説明する。本実施形態は、図8に示すように、翼環上半部を取り外した後で、翼環下半部の両端部が外側方向に変形する場合に適用された真円度保持装置である。
図3は、図1と同様に、図6中のA部の拡大図に相当する。即ち、図3及び図4は、タービン車室の分解時に、外側から順に外部車室上半部及び内部車室上半部を取り外した後の状態を示す。図3及び図4に示す真円状態保持装置50において、翼環上半部16aと翼環下半部16bとの接合面20には、予め荷重受け部材52がボルトナット54、56及び58によって固定されている。なお、翼環上半部16aは、荷重受け部材52の取付位置に相当する部位が空隙となっている。
内部車室上半部が取り外された後の内部車室下半部14の開放された接合面18に、直方体状の真円保持治具60をリーマボルト62及び64で固定する。真円保持治具60の構成を図5に示す。真円保持治具60には、上下方向にボルト挿入用貫通孔61及び63が穿設されている。内部車室下半部14の接合面18には、ネジ穴70及び72が設けられ、該ネジ穴70、72に、夫々リーマボルト62、64のネジ部62a、64aが圧入状態で螺合することで、真円保持治具32を接合面18に固定する。そして、押え環66及び68で真円保持治具60を上方から押えるようにする。
次に、真円保持治具60に取り付けられた荷重付加装置75の構成を説明する。荷重受け部材52に対面した側の真円保持治具60の側面60aに、ネジ穴74が設けられ、該ネジ穴74にネジ軸76が螺着されている。ネジ軸76には2個のナット78及び80が螺合されていると共に、ネジ軸76の先端には、ナット78、80に近い形状の押込みヘッド82が装着されている。ナット78を側面60aに対して締め付け固定することで、ネジ軸76の真円保持治具60に対する取付け強度を向上できる。
押込みヘッド82の中心部に円筒状の凹溝82aが形成され、該凹溝82aにネジ軸76の先端が遊嵌され、押込みヘッド82は、ネジ軸76に対して矢印a方向に相対移動可能になっている。押込みヘッド82の荷重受け部材52に対面する面には、円筒形状の突起部84が固着されている。ネジ軸76、ナット78、80、押込みヘッド82及び突起部84により荷重付加装置75が構成されている。
一方、荷重受け部材52の押込みヘッド82側に対面した面には、該突起部84を内部に受け入れ可能な直径を有する円筒形状の空間86が穿設されている。押込みヘッド82が荷重受け部材52側に接近した時、突起部84が空間86に入り込むことで、荷重受け部材52と押込みヘッド82間の相対的な位置決めが行なわれる。これによって、押込みヘッド82から荷重受け部材52に支障なく荷重が伝達されるようになっている。
押込みヘッド82の下方に位置する接合面18には、水平で平坦な案内面88aを有する案内台88がボルトナット90で固定されている。荷重受け部材52の下面52aが該案内面88aで案内されることにより、荷重受け部材52の矢印a方向への移動が、上下方向にぶれることなく、スムーズに行なわれる。
かかる構成において、図示のように、外部車室上半部及び内部車室上半部を取り外した状態で、真円保持治具60を内部車室下半部14の接合面18に固定する。次に、ナット80を回転させて、押込みヘッド82を荷重受け部材52側に移動させる。突起部84が空間86に入り込むことで、荷重受け部材52に対する押込みヘッド82の位置決めがなされ、押込みヘッド82をさらに荷重受け部材52側に移動させることで、荷重受け部材52に、図8に示すように、翼環下半部16bの内側方向の荷重fを付加する。
このように、翼環上半部16aを取り外す前に、翼環下半部16bの両端部に内側方向の荷重fを付加しておくことで、翼環上半部16aを取り外した後でも、図8の破線106bで示す運転時の真円状態を維持できる。そのため、タービン車室の分解及び組立時に、静止部と回転部間の間隙を運転時の間隙と同じ状態にすることができるので、運転時の間隙を正確に計測できる。
また、分解及び組立時に、翼環下半部16bの真円状態を保持できるので、静止部と回転部間の接触や接触による破損を防止できる。
また、ナット80の移動量を計測することで、図8に示す翼環下半部16bの矯正量bを検出できるので、該矯正量bを調整することで、翼環下半部16bの真円度を調整できる。なお、ナット80の移動量を計測する代わりに、ダイヤルゲージ等を用いても、該移動量を計測できる。
前記第2実施形態では、ネジ軸76、ナット78、80及び押込みヘッド82からなる荷重付加装置75を用いているので、荷重付加のために特別の駆動装置を必要とせず、そのため、荷重付加装置75の構成を簡素化かつ低コストにできる。
荷重付加装置75の代わりに、油圧ジャッキを真円保持治具32に装着し、油圧ジャッキで荷重受け部材52に荷重を付加するようにしてもよい。油圧ジャッキを用いれば、翼環下半部16bに高い荷重を自動的に付加できると共に、荷重の程度の調整も容易になる。また、油圧ジャッキのピストンの移動量を検出することで、該矯正量bを調整できる。
本発明によれば、タービン翼環の分解及び組立時に、翼環下半部の真円状態を運転時と同様に保持できるので、静止部と回転部との間隙の正確な計測が可能になり、また静止部と回転部との接触による破損のおそれもなくなる。
10、50 真円状態保持装置
14、104 内部車室下半部
16a、106a 翼環上半部
16b、106b 翼環下半部
18、20 接合面
22 外周面
24、28 凹部
24a 水平面
26 サポート部材
26a 突片
30 ライナ
32、60 真円保持治具
34、36、61、63 ボルト挿入用貫通孔
38、40、70、72、74 ネジ穴
42、44、54、56、58、90 ボルトナット
52 荷重受け部材
60a 側面
62、64 リーマボルト
66、68 押え環
76 ネジ軸
75 荷重付加装置
78、80 ナット
82 押込みヘッド
82a 凹溝
84 突起部
86 空間
88 案内台
88a 案内面
108 静翼
b 矯正量
外側方向荷重
内側方向荷重

Claims (9)

  1. タービン車室の分解組立て時に、車室上半部及び翼環上半部を取り外した後の翼環下半部の変形を防止してその真円状態を保持するタービン翼環の真円状態保持方法において、
    車室上半部を取り外した後、翼環の横方向両側に位置する車室下半部の接合面に、真円保持治具を固定する第1工程と、
    翼環上半部を取り外す前後に、翼環上半部を取り外した後に発生する翼環下半部の変形に対し、該真円保持治具によって翼環下半部両端部に翼環下半部両端部の変形方向と逆方向の荷重を付加する第2工程と、
    翼環上半部を取り外した後、真円保持治具により前記荷重を継続付加して翼環下半部の真円状態を保持する第3工程と、からなることを特徴とするタービン翼環の真円状態保持方法。
  2. 前記真円保持治具の荷重付加による翼環下半部両端部の移動量を検出し、該移動量を調節して翼環下半部の真円度を調整するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のタービン翼環の真円状態保持方法。
  3. 前記翼環下半部が、翼環上半部を取り外した後両端部が内側に変形するものであり、翼環下半部の両端部付近で翼環下半部と密に嵌合して翼環下半部を上下方向に支持するサポート部材が設けられ、
    翼環上半部を取り外す前に、前記真円保持治具によって、翼環下半部両端部の内側方向への変形に抗して該サポート部材を固定することにより、翼環下半部に外側方向の引張り荷重を付加するようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載のタービン翼環の真円状態保持方法。
  4. 前記翼環下半部が、翼環上半部を取り外した後で両端部が外側に変形するものであり、翼環上半部を取り外す前後に、翼環下半部の翼環上半部との接合面に固定された荷重受け部材に対して前記真円保持治具から内側方向の荷重を付加するようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載のタービン翼環の真円状態保持方法。
  5. タービン車室の分解組立て時に、車室上半部及び翼環上半部を取り外した後の翼環下半部の変形を防止してその真円状態を保持するタービン翼環の真円状態保持装置において、
    車室上半部を車室下半部から取り外した後の、翼環の横方向両側に位置する車室下半部の接合面に固定される真円保持治具を備え、
    翼環上半部を取り外した後に発生する翼環下半部の変形に対し、前記接合面に固定された該真円保持治具によって翼環下半部両端部の変形方向と逆方向の荷重を翼環下半部両端部に付加するように構成したことを特徴とするタービン翼環の真円状態保持装置。
  6. 前記翼環下半部が、翼環上半部を取り外した後で両端部が内側に変形するものであり、翼環下半部の両端部付近で翼環下半部と車室下半部との間に設けられ、翼環下半部と密に嵌合して翼環下半部を上下方向に支持するサポート部材が設けられ、
    前記真円保持治具によって、翼環下半部両端部の内側方向への変形に抗して該サポート部材を固定することにより、翼環下半部に外側方向の引張り荷重を付加するように構成したことを特徴とする請求項5に記載のタービン翼環の真円状態保持装置。
  7. 前記翼環下半部が、翼環上半部を取り外した後で両端部が外側に変形するものであり、翼環下半部の翼環上半部との接合面に固定された荷重受け部材を備えていると共に、前記真円保持治具が該荷重受け部材に向かって進退する荷重付加装置を備え、
    前記真円保持治具から該荷重付加装置を介して該荷重受け部材に内側方向の荷重を付加するように構成したことを特徴とする請求項5に記載のタービン翼環の真円状態保持装置。
  8. 前記荷重付加装置が、荷重受け部材に向けて真円保持治具に固定されたネジ軸と、該ネジ軸に螺合されたナットと、該ネジ軸の先端に移動可能に遊嵌された押込みヘッドと、からなり、該ナットにより該押込みヘッドを荷重受け部材に向けて移動させるように構成したものであることを特徴とする請求項7に記載のタービン翼環の真円状態保持装置。
  9. 前記荷重付加装置が、真円保持治具に取り付けられた油圧ジャッキであることを特徴とする請求項7に記載のタービン翼環の真円状態保持装置。
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