JP2012012138A - 用紙収容装置、用紙折り装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】少数の積載枚数で積載手段上が満杯になってしまうことを抑制できる用紙収容装置、並びに、その用紙収容装置を備えた用紙折り装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】折り処理された用紙を積載する積載手段501と、積載手段501を昇降させる昇降手段40と、昇降手段40を駆動する駆動モータ32と、駆動モータ32に電流を供給する電源50とを備えた用紙収容装置において、積載手段501の上方に設けられ、昇降手段40によって上昇させた積載手段501に積載された用紙と当接する当接部材531と、駆動モータ32を流れる電流の値を検出するモータ電流検出手段620と、用紙が積載された積載手段501を駆動モータ32により駆動させた昇降手段40によって上昇させた際に、モータ電流検出手段620の検出結果に基づいて昇降手段40による積載手段501の上昇を停止させる制御を行う制御手段600とを有する。
【選択図】図1
【解決手段】折り処理された用紙を積載する積載手段501と、積載手段501を昇降させる昇降手段40と、昇降手段40を駆動する駆動モータ32と、駆動モータ32に電流を供給する電源50とを備えた用紙収容装置において、積載手段501の上方に設けられ、昇降手段40によって上昇させた積載手段501に積載された用紙と当接する当接部材531と、駆動モータ32を流れる電流の値を検出するモータ電流検出手段620と、用紙が積載された積載手段501を駆動モータ32により駆動させた昇降手段40によって上昇させた際に、モータ電流検出手段620の検出結果に基づいて昇降手段40による積載手段501の上昇を停止させる制御を行う制御手段600とを有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、用紙に折り処理を行う用紙折り装置から順次送られてくる用紙を用紙トレイ上に積載収納する用紙収容装置、並びに、その用紙収容装置を備えた用紙折り装置及び画像形成装置に関するものである。
従来より、画像形成装置から排出された用紙に折り処理を行う用紙折り装置で折り加工が施された用紙を、上下方向に昇降する昇降トレイ上に積載していく用紙収容装置が知られている(特許文献1など)。
用紙折り装置による用紙の折り処理が不十分であると用紙の折りによる膨らみが大きくなってしまい、そのような用紙を順次昇降トレイ上に積載していくと用紙の折りによる膨らみによって積載された用紙の嵩が増す。そのため、少数の積載枚数で昇降トレイ上が満杯になってしまうといった問題が生じる。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、少数の積載枚数で積載手段上が満杯になってしまうことを抑制できる用紙収容装置、並びに、その用紙収容装置を備えた用紙折り装置及び画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、折り処理された用紙を積載する積載手段と、前記積載手段を昇降させる昇降手段と、前記昇降手段を駆動する駆動モータと、前記駆動モータに電流を供給する電源とを備えた用紙収容装置において、前記積載手段の上方に設けられ、前記昇降手段によって上昇させた該積載手段に積載された用紙と当接する当接部材と、前記駆動モータを流れる電流の値を検出するモータ電流検出手段と、用紙が積載された前記積載手段を前記駆動モータにより駆動させた前記昇降手段によって上昇させた際に、前記モータ電流検出手段の検出結果に基づいて前記昇降手段による前記積載手段の上昇を停止させる制御を行う制御手段とを有することを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の用紙収容装置において、前記駆動モータがDCモータであることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項2の用紙収容装置において、上記制御手段は上記モータ電流検出手段によって検出された前記DCモータを流れる電流の値が予め設定された閾値を超えた際に、上記昇降手段による上記積載手段の上昇を停止させる制御を行うことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項3の用紙収容装置において、用紙の枚数や種類の情報を入力する入力手段を有し、上記閾値は前記情報に応じて複数設定されており、上記制御手段は、前記入力手段により入力された前記情報と、前記モータ電流検出手段の検出結果とに基づいて、上記DCモータを流れる電流の値が前記情報に応じた前記閾値を越えた際に、上記昇降手段による上記積載手段の上昇を停止させる制御を行うことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1、2、3または4の用紙収容装置において、上記当接部材は上記積載手段の昇降方向に変位可能に設けられており、前記当接部材を前記積載手段に向かって付勢する付勢手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1、2、3または4の用紙収容装置において、上記当接部材が弾性体で構成されていることを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1、2、3、4、5または6の用紙収容装置において、上記モータ電流検出手段によって上記駆動モータを流れる電流の値を検出するための電流検出部に電流検出抵抗が設けられており、前記モータ電流検出手段によって前記駆動モータを流れる電流の値を検出する必要が無い場合に、スイッチのON/OFFによって前記電流検出抵抗に電流が流れないような回路構成になっていることを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、用紙に折り加工を施す用紙折り装置において、折り加工が施された用紙を積載収容する用紙収容手段として、請求項1、2、3、4、5、6または7の用紙収容装置を備えることを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、用紙に画像を形成する画像形成装置本体と、用紙に折り加工を施す用紙折り手段とを備える画像形成装置において、前記用紙折り手段として、請求項8の用紙折り装置を用いることを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の用紙収容装置において、前記駆動モータがDCモータであることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項2の用紙収容装置において、上記制御手段は上記モータ電流検出手段によって検出された前記DCモータを流れる電流の値が予め設定された閾値を超えた際に、上記昇降手段による上記積載手段の上昇を停止させる制御を行うことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項3の用紙収容装置において、用紙の枚数や種類の情報を入力する入力手段を有し、上記閾値は前記情報に応じて複数設定されており、上記制御手段は、前記入力手段により入力された前記情報と、前記モータ電流検出手段の検出結果とに基づいて、上記DCモータを流れる電流の値が前記情報に応じた前記閾値を越えた際に、上記昇降手段による上記積載手段の上昇を停止させる制御を行うことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1、2、3または4の用紙収容装置において、上記当接部材は上記積載手段の昇降方向に変位可能に設けられており、前記当接部材を前記積載手段に向かって付勢する付勢手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1、2、3または4の用紙収容装置において、上記当接部材が弾性体で構成されていることを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1、2、3、4、5または6の用紙収容装置において、上記モータ電流検出手段によって上記駆動モータを流れる電流の値を検出するための電流検出部に電流検出抵抗が設けられており、前記モータ電流検出手段によって前記駆動モータを流れる電流の値を検出する必要が無い場合に、スイッチのON/OFFによって前記電流検出抵抗に電流が流れないような回路構成になっていることを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、用紙に折り加工を施す用紙折り装置において、折り加工が施された用紙を積載収容する用紙収容手段として、請求項1、2、3、4、5、6または7の用紙収容装置を備えることを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、用紙に画像を形成する画像形成装置本体と、用紙に折り加工を施す用紙折り手段とを備える画像形成装置において、前記用紙折り手段として、請求項8の用紙折り装置を用いることを特徴とするものである。
本発明においては、駆動モータからの駆動力で駆動する昇降手段により積載手段を上昇させると、積載手段の上方に設けられた当接部材に積載手段上の用紙束の上面が当接する。そして、さらに積載手段を上昇させると積載手段と当接部材とによって挟まれた用紙束の各用紙の膨らみが小さくなっていき、用紙の膨らみがなくなるまで積載手段を上昇させると、用紙の膨らみがなくなる前よりも強い力で用紙束が当接部材に押し付けられる。このように、積載手段上の用紙束が当接部材に強い力で押し付けられると、昇降手段を駆動する駆動モータにかかる負荷に応じて駆動モータを流れる電流の値が変化する。そのため、モータ電流検出手段によって検出した電流値に基づいて制御部により昇降手段による積載手段の上昇を停止させることで、用紙束を当接部材に強い力で押し付けることができる。用紙束が当接部材に強い力で押し付けられることで、用紙束の各用紙の折り目が増し折りされ、積載手段を下降させて当接部材から用紙束を離間させた際の用紙の膨らみを小さくすることができる。よって、用紙の膨らみが小さくなる分、積載手段上に積載される用紙の枚数を多くすることができる。
以上、本発明によれば、少数の積載枚数で積載手段上が満杯になってしまうことを抑制できるという優れた効果がある。
図2は本実施形態に係るシート折り装置を連結したシステム構成を示す説明図である。
本システムは図示するように、大きくは本発明による構成・動作を行うシート折り装置1000と、複写機などの画像形成装置本体2000と、シートに対してステープルなどの後処理を行うシート後処理装置3000とを備えている。なお、本実施形態においては、画像形成装置本体2000とシート折り装置1000とを別体で設けて一つの画像形成装置を構成するものであるが、画像形成装置本体2000内にシート折り装置1000を設けるなど、画像形成装置本体2000とシート折り装置1000とを一体で設けて一つの画像形成装置を構成しても良い。
図2において、シート折り装置1000は、画像形成装置本体2000の側部に取り付けられており、画像形成装置本体2000から排出されたシートはシート折り装置1000に送り込まれる。シート折り装置1000に送り込まれたシートは、後述するような動作によって種々の折りが施される。
画像形成装置本体2000は、特に図示しないが入力される画像データを印字可能な画像データに変換する画像処理回路、画像処理回路から出力される画像信号に基づいて感光体に光書き込みを行う光書き込み装置、光書き込み装置により感光体に形成された潜像をトナーで現像する現像装置、現像装置によって顕像化されたトナー像をシートに転写する転写装置、及び、シートに転写されたトナー像を定着させる定着装置を少なくとも備えている。画像形成装置本体2000でトナー像が定着されたシートをシート折り装置1000に送り出し、シート折り装置1000によって所望の処理が行われる。画像形成装置本体2000は、ここでは前述のように電子写真方式のものであるが、インクジェット方式、熱転写方式などの公知の方式が全て使用できる。なお、本実施形態では、画像処理回路、感光体、光書き込み装置、現像装置、転写装置、及び定着装置などが画像形成手段を構成している。
図3はシート折り装置1000の概略構成図であり、シート折り折り装置1000は図に示す構成によって、Z折り、二つ折り、外三つ折り及び内三つ折りの各折り動作が可能となっている。
<Z折り>
図4を用いてZ折りについて説明する。
画像形成装置本体2000よりシート折り装置1000内に受け入れた用紙を、入口切替爪400によって第1ストッパ搬送路102へ案内し、第1ストッパ搬送路102内の第1ストッパ301に用紙先端を突き当てて撓ませる(図4(a))。そして、第1撓み補助部材401を動作させ、第1折りローラ201と第2折りローラ202とによって形成される第1ニップに向けて用紙を撓ませ送り込み第1ニップで1回目の折りを行う(図4(b))。
図4を用いてZ折りについて説明する。
画像形成装置本体2000よりシート折り装置1000内に受け入れた用紙を、入口切替爪400によって第1ストッパ搬送路102へ案内し、第1ストッパ搬送路102内の第1ストッパ301に用紙先端を突き当てて撓ませる(図4(a))。そして、第1撓み補助部材401を動作させ、第1折りローラ201と第2折りローラ202とによって形成される第1ニップに向けて用紙を撓ませ送り込み第1ニップで1回目の折りを行う(図4(b))。
1回目折り完了後、第1中継搬送路103から第2ストッパ搬送路104へ搬送され、第2ストッパ搬送路104内の第2ストッパ302に用紙先端を突き当てて撓ませる(図4(c))。そして、第2撓み補助部材402を動作させ、第3折りローラ203と第4折りローラ204とによって形成される第2ニップに向けて用紙を撓ませ送り込み第2ニップで2回目の折りを行い、第2中継搬送路105にてZ折り完了となる。(図4(d))。
折り完了後、第3ストッパ搬送路106を通り(図4(e))、排紙搬送ローラ112によって下流機へ搬送される(図4(f))。なお、Z折りモードでは、第3ストッパ303は使用しない為、第3ストッパ搬送路106から退避した位置にある。
<二つ折り>
図5を用いて二つ折りについて説明する。
画像形成装置本体2000よりシート折り装置1000内に受け入れた用紙は、入口切替爪400と第1撓み補助部材401とによって、第1ストッパ搬送路102へは進入せずに、第1折りローラ201と第2折りローラ202とによって形成される第1ニップを通過し、第1中継搬送路103を通って第2ストッパ搬送路104へ案内される(図5(a))。
図5を用いて二つ折りについて説明する。
画像形成装置本体2000よりシート折り装置1000内に受け入れた用紙は、入口切替爪400と第1撓み補助部材401とによって、第1ストッパ搬送路102へは進入せずに、第1折りローラ201と第2折りローラ202とによって形成される第1ニップを通過し、第1中継搬送路103を通って第2ストッパ搬送路104へ案内される(図5(a))。
このように第2ストッパ搬送路104に案内した用紙を、第2ストッパ搬送路104内の第2ストッパ302に用紙先端を突き当てて撓ませる(図5(b))。そして、第2撓み補助部材402を動作させ、第3折りローラ203と第4折りローラ204とによって形成される第2ニップに向けて用紙を均一に撓ませ送り込み第2ニップで1回目の折りを行い、第2中継搬送路105にて二つ折り完了となる(図5(c))。
折り完了後、第3ストッパ搬送路106を通り(図5(d)、排紙搬送ローラ112によって下流機へ搬送される(図5(e))。なお、二つ折りモードでは、第3ストッパ303は使用しない為、第3ストッパ搬送路106から退避した位置にある。
<外三つ、内三つ>
図6を用いて外三つや内三つ折りについて説明する。
画像形成装置本体2000よりシート折り装置1000内に受け入れた用紙は、入口切替爪400と第1撓み補助部材401とによって、第1ストッパ搬送路102へは進入せずに、第1折りローラ201と第2折りローラ202とによって形成される第1ニップを通過し、第1中継搬送路103を通って第2ストッパ搬送路104へ案内される(図6(a))。
図6を用いて外三つや内三つ折りについて説明する。
画像形成装置本体2000よりシート折り装置1000内に受け入れた用紙は、入口切替爪400と第1撓み補助部材401とによって、第1ストッパ搬送路102へは進入せずに、第1折りローラ201と第2折りローラ202とによって形成される第1ニップを通過し、第1中継搬送路103を通って第2ストッパ搬送路104へ案内される(図6(a))。
このように第2ストッパ搬送路104に案内した用紙を、第2ストッパ搬送路104内の第2ストッパ302に用紙先端を突き当てて撓ませる(図6(b))。そして、第2撓み補助部材402を動作させ、第3折りローラ203と第4折りローラ204とによって形成される第2ニップに向けて用紙を撓ませ送り込み第2ニップで1回目の折りを行い、第2中継搬送路105にて1回目折り完了となる(図6(c))。
1回目折り完了後、第3ストッパ搬送路106へ搬送され、第3ストッパ搬送路106内の第3ストッパ303に用紙先端を突き当てて撓ませる(図6(d))。そして、第3撓み補助部材403を動作させ、第5折りローラ205と第6折りローラ206とによって形成される第3ニップに向けて用紙を撓ませ送り込み第3ニップで2回目の折りを行い、スタッカー搬送路107にて内三つ折り、外三つ折り完了となる(図6(e))。折り完了後、用紙はスタッカー排紙搬送ローラ113によってスタッカー部500へ収納される(図6(f))。
スタッカー部500は先端フェンス550や後端フェンス540や昇降トレイ501を備えている。また、シート折り装置1000の内部下方に回転可能に取り付けた駆動軸27の両端にそれぞれ取り付けたタイミングプーリ28と、シート折り装置1000の内部上方にそれぞれ回転自在に取り付けたタイミングプーリ29とにタイミングベルト30を張架させ、このタイミングベルト30に図示しない支持部材を介して昇降トレイ501の両側端部をそれぞれ取り付けている。駆動軸27には従動ギヤ31が取り付けられており、駆動軸27の近傍に配設したDCモータ32に取り付けた駆動ギヤ33と嵌合している。そして、DCモータ32を駆動し駆動軸27を正転させることでタイミングベルト30が図中時計回りに回転して昇降トレイ501が上昇し、駆動軸27を逆転させることでタイミングベルト30が図中反時計回りに回転して昇降トレイ501が下降する昇降動作が行われる。すなわち、昇降トレイ501は、タイミングプーリ28,29やタイミングベルト30などからなる昇降機構40をDCモータ32により駆動することによって上下方向の昇降動作が行われる。また、昇降トレイ501の昇降動作は用紙が昇降トレイ501に排紙させる毎に行われる。
また、昇降トレイ501に排紙される用紙のサイズに応じて、先端フェンス550が用紙搬送方向に移動可能となっている。先端フェンス550の下端には、水平方向に長尺で先端フェンス可動モータ552の回転軸に取り付けられたピニオンギヤ553と噛み合うラック551が設けられている。そして、先端フェンス可動モータ552からの回転力によってピニオンギヤ553を回転させラック551を水平方向で移動させることにより、用紙サイズに応じた位置に先端フェンス550を位置させることができる。
図1を用いて、昇降トレイ501に排紙された折りの施された用紙束をプレスする動作について説明する。
昇降トレイ501に折りが施された用紙が排紙された後、昇降トレイ501上の用紙束を上下方向からプレスし増し押しする為に、昇降トレイ501を昇降させるDCモータ32によって昇降トレイ501を上方向に上昇させる。
昇降トレイ501が上昇すると、固定板530の下面に固定された加圧スプリング511によって可動が可能な可動板531に、昇降トレイ501上に積載された用紙束の上面が接触する(図1(a))。
昇降トレイ501上に積載された用紙束の上面が可動板531に接触した後も昇降トレイ501を上昇させることにより、折り用紙束の撓みがなくなっていく(図1(b))。
そして、さらに昇降トレイ501を上昇させることで、加圧スプリング511から下向きの力を受けた可動板531により、昇降トレイ501上に積載された用紙束がプレスされ、用紙束に対し増し押しを行うことができる。(図1(c))。
図7は本実施形態にかかる画像形成装置本体2000やシート折り装置1000の制御装置の構成の一例を示すブロック図である。
本装置は、画像形成装置本体2000を制御する画像形成装置本体制御部700と、ユーザーとの入出力インターフェースとなる操作部800と、シート折り装置1000に設けられ画像形成された用紙を折り後処理制御するためのシート折り装置制御部600と、そのシート折り装置制御部600により制御されモータドライバーや電源などからなるモータ駆動部610と、そのモータ駆動部610により駆動されるDCモータ32と、そのDCモータ32を流れる電流値を検出する電流検出抵抗R1などからなるモータ電流値検出部620と、ユーザーからの情報やDCモータ32の電流値等の情報を記憶する記憶部900とからなる。
図8、図9は電源50から供給されDCモータ32に流れている電流の電流値I0を検出する回路の構成について説明する図である。
図8に示すように、昇降トレイ501を動作させるDCモータ32は、シート折り装置制御部600からの信号により動作されるモータドライバー35により制御される。DCモータ32が動作しているとき、電源50から供給されDCモータ32を流れる電流値をIとした場合、モータ電流検出電圧V1はV1=I×R1で表すことができる。なお、電流検出抵抗R1をモータドライバー内部に組み込んでいる図9に示したモータドライバー36を用いて良い。
モータ電流検出電圧V1は、例えば図8(a)のような回路構成とした場合、モータ電流値検出部620に設けられたA/D変換できるIC701で電圧値をデジタル値へA/D変換することでシート折り装置制御部600のCPU601などを用いて、そのモータ電流検出電圧V1を認識することができる。また、CPUによってはA/D変換できるポートが備え付けられているものもあり、その場合は図8(b)のように直接、シート折り装置制御部600のCPU602へ接続することも可能である。この場合、シート折り装置制御部600のCPU602がモータ電流値検出部620の一部としても機能する。また、図9のような電流検出抵抗R1がモータドライバー36の内部に組み込まれている場合であっても、同じように電圧値をデジタル値へA/D変換する回路構成を採用することでシート折り装置制御部600のCPU602などを用いてモータ電流検出電圧V1を認識することができる。
そして、シート折り装置制御部600のCPU601またはCPU602で認識したモータ電流検出電圧V1と既知の電流検出抵抗R1とからシート折り装置制御部600のCPU601またはCPU602により、DCモータ32を流れる電流の電流値I0を算出する。このようにして、図8(a)、図8(b)及び図9に示す回路によりDCモータ32に流れる電流値I0を検出することができる。
ここで、図10に示すように、DCモータ32は負荷が大きくなると、DCモータ32に流れる電流値は大きくなることが知られている。図1を用いて説明したように、昇降トレイ501が上昇し、昇降トレイ501上に積載された用紙束の上面が可動板532に接触し、その後も昇降トレイ501が上昇すると用紙束の撓みがなくなっていく。その際、用紙束のたわみがなくなっていくにつれて、昇降トレイ501を駆動するDCモータ32の負荷が少し増大し、それに伴いDCモータ32の駆動電流値も少し上昇する(図11の(1))。
その後、用紙束のたわみがなくなると(図11の(2))、用紙束の上方にある可動板532は加圧スプリング511で固定板530に接続されているため、加圧スプリング511が縮むに従い加圧スプリング511のバネ力が強くなるのでDCモータ32の負荷がさらに増加する。つまり、図11に示すように加圧スプリング511のバネ力に応じてDCモータ32の駆動電流値も大きくなる(図11の(3))。
図12を用いて昇降トレイ501で折りが施された用紙束をプレスする制御方法について説明する。
画像形成装置本体2000から排紙された用紙が、シート折り装置1000に入り折り処理が行なわれシート折り装置1000内の昇降トレイ501に排出される。昇降トレイ501への排出が完了すると(S1でYes)、その後、昇降トレイ501は上昇を始める(S2)。そして、昇降トレイ501の上昇速度が一定になった時点でのDCモータ電流値I0を取得する(S3)。DCモータ電流値I0が取得された後は、DCモータ電流値I0にスレッショルド定数Aを乗算し、スレッショルド電流値I1を設定する(S4)。
ここで、スレッショルド定数Aは昇降トレイ501上の折りが施された用紙の上面が可動板531に当たるまでの間に変動するDCモータ32の電流値の最大値よりもスレッショルド電流値I1が高くなるように設定されており、これは装置のバラつきも含め実験的に求まる数値である。
昇降トレイ501上の用紙の上面が可動板531に当たり、その後、さらに昇降トレイ501が上昇すると用紙の撓みがなくなっていき、さらに昇降トレイ501が上昇すると加圧スプリング511が縮み始めて、図11の(3)に示すようにDCモータ32の負荷が急激に増大し、それに合わせてDCモータ32を流れる電流の電流値Iも増加する。そして、その際のモータ電流検出部620によって検出された電流値Iに基づいて、すなわち、その増加したDCモータ32の電流値Iがスレッショルド電流値I1よりも大きくなった時点(S5でYes)で、昇降トレイ501を停止させる(S6)。これにより、用紙束を可動板531に強い力で押し付けることができる。また、停止した昇降トレイ501は、次にシート折り装置1000内の昇降トレイ501に用紙が排紙される指示があるまで、もしくは、ユーザーが昇降トレイ501から用紙束を取り出すときまで、その位置で保持され可動板531により昇降トレイ501上の用紙束がプレスされ続ける。
本実施形態のように、折りが施された用紙を積載した昇降トレイ501を上昇させることによって、昇降トレイ501の上方に設けられ加圧スプリング511からのバネ力を受けた可動板531により、昇降トレイ501上の用紙束の上面が可動板531に押し付けられる。これにより、昇降トレイ501上の用紙束が昇降トレイ501と可動板531とに挟まれて上下方向からプレスされ、用紙束の各用紙の折り目が増し押しされるので、昇降トレイ501上に積載された用紙束全体の厚みを小さくすることができる。よって、用紙束全体の厚みを小さくできる分、昇降トレイ501上に積載される用紙の枚数を多くすることができる。また、昇降トレイ501上の用紙束に偏った撓みが生じるのを抑えられ、用紙束が崩れてしまい積載できなくなることを抑制できる。
なお、固定板530に取り付けられた加圧スプリング511からのバネ力を受ける可動板531に昇降トレイ501上の用紙束を押し付けて、昇降トレイ501上の用紙束が昇降トレイ501と可動板531とに挟まれて上下方向からプレスされるような構成ではなく、上昇させた昇降トレイ501に積載された用紙束と当接するウレタンのような弾性体からなる当接部材を、昇降トレイ501の上方に固定させて設けることで、構造が簡単になり、またコストも下げることができる。
ここで、DCモータ32を流れる電流の電流値がスレッショルド電流値I1に達する前に昇降トレイ501を停止させた場合には、可動板531と昇降トレイ501とによって用紙束を上下方向から加圧する力が弱いため、用紙束をきちんとプレスできない。また、DCモータ32を流れる電流の電流値がスレッショルド電流値I1に達しても昇降トレイ501を停止させなかった場合は、可動板531と昇降トレイ501とによって用紙束を上下方向から非常に強い力で加圧することが可能となるが、装置の強度がないと装置が破壊される虞がある。また、それ以上の加圧ができない状態になるとモータが停止しモータロック状態になり、大きな電流がDCモータ32に流れ続けるため、時間が経つとDCモータ32や後述するモータドライバー35,36(図8や図9を参照)が発熱し故障に至ってしまう。
よって、本実施形態においては、DCモータ32を流れる電流のスレッショルド電流値Iを、用紙束をきちんとプレスすることができたり、大きな電流がDCモータ32などに流れ続けてDCモータ32やモータドライバー35,36などが異常に発熱し故障に至ることを抑制できたりする値に、予め実験などによって求めて設定している。
ここで、昇降トレイ501を停止させるのに可動板531の位置を検知する光学センサを用いることが考えられるが、光学センサを配置するスペースやハーネスなどの配線のスペースが必要になったり、光学センサやハーネスなどを設ける分だけコストがかかったりしてしまう。
また、光学センサで可動板531の位置を検知する構成では、光学センサの位置が変わらない場合、毎回同じ位置で可動板531を検知することになる。昇降トレイ501上の用紙束が当接していないときの可動板531の初期位置から光学センサの位置まで可動板531が移動する場合、前記初期位置から前記光学センサの位置までの距離だけ加圧スプリング511が収縮しその力で用紙束を上下方向から圧縮することになる。可動板531の移動距離をxとすると、用紙束を上下方向から押圧する力Fは加圧スプリング511のバネ定数kを用いてF=k×xとなり、可動板531の移動距離xが変わらないと用紙束を上下方向から押圧する力Fは、用紙束がたくさんあるときも、少ないときも、用紙の種類が違っていても、いつも同じということになる。よって、用紙束を上下方向から押圧する力Fの設定を最大に設計した場合は、用紙束をきちんとプレスできるが、用紙束の枚数が少なかったり、薄紙であったりする場合は、その分、エネルギーが無駄になる。また、用紙束を上下方向から押圧する力Fの設定を例えばメーカー推奨紙を想定する等の標準的な数値にした場合は、用紙束をきちんとプレスができない虞がある。
次に、図13を用いて折り用紙の条件をもとに昇降トレイ501で折り用紙束をプレスする制御方法について説明する。
ユーザーが操作部やPC(パーソナルコンピュータ)から中綴じ折りのモードを選択し、プリントする用紙の枚数や種類の情報を入力すると、その入力された情報は画像形成装置本体2000の制御部を通してシート折り装置1000の制御部に入力される(S1)。画像形成装置本体2000から排紙された用紙が、シート折り装置1000に入り折り処理が行なわれシート折り装置1000内の昇降トレイ501に排出される。昇降トレイ501への排出が完了すると(S2でYes)、その後、昇降トレイ501は上昇を始める(S3)。そして、昇降トレイ501の上昇速度が一定になった時点でのDCモータ電流値I0を取得する(S4)。DCモータ電流値I0が取得された後は、DCモータ電流値I0にスレッショルド定数(B、C、D、E)を乗算し、スレッショルド電流値I1を設定する(S5)。
ここで、スレッショルド定数(B、C、D、E)は昇降トレイ501上の折りが施された用紙の上面が可動板531に当たるまでの間に変動するDCモータ32の電流値の最大値よりもスレッショルド電流値I1が高くなるように設定されている。また、用紙の種類Tと枚数nから例えば表1のように設定され、用紙の厚みが厚いほど、用紙の枚数が多いほど、スレッショルド定数(B、C、D、E)は高く設定されている。なお、スレッショルド定数(B、C、D、E)は装置のバラつきも含め実験的に求まる数値である。
昇降トレイ501上の用紙の上面が可動板531に当たり、その後、さらに昇降トレイ501が上昇すると用紙の撓みがなくなっていき、さらに昇降トレイ501が上昇すると加圧スプリング511が縮み始めて、図11の(3)に示すようにDCモータ32の負荷が急激に増大し、それに合わせてDCモータ32の電流値も増加する。
そして、その増加したDCモータ32の電流値がスレッショルド電流値I1よりも大きくなった時点(S6でYes)で、昇降トレイ501を停止させる(S7)。停止した昇降トレイ501は、次にシート折り装置1000内の昇降トレイ501に用紙が排紙される指示があるまで、もしくは、ユーザーが昇降トレイ501から用紙束を取り出すときまで、その位置で保持され可動板531により昇降トレイ501上の用紙束がプレスされ続ける。
このように、折り用紙の枚数や用紙の種類毎に用紙束を押圧する力を可変できる(DCモータ32の電流値をモニタリングしながら昇降トレイを制御することができる)ことで、用紙束の状態に応じて最適な押圧でプレスすることができる。
図14は電源50から供給されDCモータ32に流れている電流値を検出する回路の他の構成について説明する図である。
昇降トレイ501を動作させるDCモータ32は、シート折り装置制御部からの信号により動作されるモータドライバー35により制御される。DCモータ32が動作しているとき、電源50から供給されDCモータ32を流れる電流値をIとした場合、モータ電流検出電圧V1はV1=I×R1で表すことができる。
ここで、DCモータ32を流れる電流値を検出する回路の構成が図8に示したような回路構成の場合、DCモータ32を流れる電流は必ず電流検出抵抗R1を流れるため、R1×I×I[W]の電力が必ず消費されてしまう。例えば、電流検出抵抗R1が0.3[Ω]でDCモータ32を流れる電流の電流値Iが2[A]の場合、電流検出抵抗R1で消費される電力は、0.3[Ω]×2[A]×2[A]=1.2[W]にもなってしまう。このように、DCモータ32を流れる電流の電流値を検出するためだけに設けられた電流検出抵抗R1によって、DCモータ駆動中に約1[W]も消費電力がアップしてしまうことは非常に望ましくない。
そこで、昇降トレイ501を下降させる場合などDCモータ駆動中にDCモータ32を流れる電流の電流値を検出する必要がない状態のときには、SW1をONにすることで、電流検出抵抗R1に流れる電流が低減し、電流検出抵抗R1で消費されていた電力を削減することができる。
このときのSW1として例えばトランジスタを用いた場合には、シート折り装置制御部からトランジスタをON/OFFさせる信号を出すことで、任意に電流検出するか否かを切り替えることが可能である。
以上、本実施形態によれば、折り処理された用紙を積載する積載手段である昇降トレイ501と、昇降トレイ501を昇降させる昇降手段である昇降機構40と、昇降機構40を駆動する駆動モータであるDCモータ32と、DCモータ32に電流を供給する電源50とを備えた用紙収容装置であるスタッカー部500において、昇降トレイ501の上方に設けられ、昇降機構40によって上昇させた昇降トレイ501に積載された用紙と当接する当接部材である可動板531と、DCモータ32を流れる電流の値を検出するモータ電流検出手段であるモータ電流値検出部620と、用紙が積載された昇降トレイ501をDCモータ32により駆動させた昇降機構40によって上昇させた際に、モータ電流値検出部620の検出結果に基づいて昇降機構40による昇降トレイ501の上昇を停止させる制御を行う制御手段であるシート折り装置制御部600とを有する。本実施形態においては、DCモータ32からの駆動力で駆動する昇降機構40により昇降トレイ501を上昇させると、昇降トレイ501の上方に設けられた可動板531に昇降トレイ501上の用紙束の上面が当接する。そして、さらに昇降トレイ501を上昇させると昇降トレイ501と可動板531とによって挟まれた用紙束の各用紙の膨らみが小さくなっていき、用紙の膨らみがなくなるまで昇降トレイ501を上昇させると、用紙の膨らみがなくなる前よりも強い力で用紙束が可動板531に押し付けられる。このように、昇降トレイ501上の用紙束が可動板531に強い力で押し付けられると、昇降機構40を駆動するDCモータ32にかかる負荷に応じてDCモータ32を流れる電流の値が変化する。そのため、モータ電流値検出部620によって検出した電流値に基づいてシート折り装置制御部600により昇降機構40による昇降トレイ501の上昇を停止させることで、用紙束を可動板531に強い力で押し付けることができる。用紙束が可動板531に強い力で押し付けられることで、用紙束の各用紙の折り目が増し折りされ、昇降トレイ501を下降させて可動板531から用紙束を離間させた際の用紙の膨らみを小さくすることができる。よって、用紙の膨らみが小さくなる分、昇降トレイ501上に積載される用紙の枚数を多くすることができる。また、昇降トレイ501上の用紙束に偏った撓みができて用紙束が崩れてしまいスタックできなくなることを抑制できる。
また、本実施形態によれば、前記駆動モータがDCモータ32であることで、昇降トレイ501上の用紙束が可動板531に強い力で押し付けられると、昇降機構40を駆動するDCモータ32にかかる負荷も大きくなり、それに伴ってDCモータ32を流れる電流も急激に大きくなる。そのため、モータ電流値検出部620によって検出した電流値に基づいてシート折り装置制御部600により昇降機構40による昇降トレイ501の上昇を停止させることで、用紙束を可動板531に強い力で押し付けることができる。また、昇降機構40による昇降トレイ501の上昇を停止させずに用紙束を可動板531に強い力で押し付けると、DCモータ32に大きな負荷がかかり続けて、それに伴いDCモータ32に大きな電流が流れ続けるため、モータ電流値検出部620の検出結果に基づいて昇降トレイ501の上昇を停止させることで、DCモータ32が異常に発熱し故障するのを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、シート折り装置制御部600はモータ電流値検出部620によって検出されたDCモータ32を流れる電流の値が予め設定された閾値であるスレッショルド電流値I1を超えた際に、昇降機構40による昇降トレイ501の上昇を停止させる制御を行う。DCモータ32を流れる電流の電流値がスレッショルド電流値I1に達する前に昇降トレイ501を停止させた場合には、可動板531と昇降トレイ501とによって用紙束を上下方向から加圧する力が弱いため、用紙束をきちんとプレスできない。また、DCモータ32を流れる電流の電流値がスレッショルド電流値I1に達しても昇降トレイ501を停止させなかった場合は、可動板531と昇降トレイ501とによって用紙束を上下方向から非常に強い力で加圧することが可能となるが、装置の強度がないと装置が破壊される虞がある。また、それ以上の加圧ができない状態になるとDCモータ32が停止しモータロック状態になり、大きな電流がDCモータ32に流れ続けるため、時間が経つとDCモータ32やモータドライバー35,36が発熱し故障に至ってしまう。よって、DCモータ32を流れる電流の値がスレッショルド電流値I1を超えた際に、昇降機構40による昇降トレイ501の上昇を停止させることで、用紙束をきちんとプレスすることができたり、大きな電流がDCモータ32などに流れ続けてDCモータ32などが異常に発熱し故障に至ることを抑制できたりする。
また、本実施形態によれば、用紙の枚数や種類の情報を入力する入力手段である操作部800を有し、スレッショルド電流値I1は前記情報に応じて複数設定されており、シート折り装置制御部1000は、操作部800により入力された前記情報と、モータ電流値検出部620の検出結果とに基づいて、DCモータ32を流れる電流の値が前記情報に応じたスレッショルド電流値I1を越えた際に、昇降機構40による昇降トレイ501の上昇を停止させる制御を行う。これにより、用紙の枚数や種類に応じて最適な力で昇降トレイ501上の用紙束をプレスすることができる。そのため、昇降トレイ501上に積載された用紙の枚数が少ないときや用紙の厚みが小さいときにでも必要以上に大きな力でプレスする必要がなくなるため、エネルギー的に優れている。
また、本実施形態によれば、可動板531は昇降トレイ501の昇降方向に変位可能に設けられており、可動板531を昇降トレイ501に向かって付勢する付勢手段である加圧スプリング511を有する。昇降トレイ501の上方に設けられ加圧スプリング511からのバネ力を受けた可動板531により、昇降トレイ501上の用紙束の上面が可動板531に押し付けられることで、加圧スプリング511が縮むに従い加圧スプリング511のバネ力が強くなるので、より大きな力で用紙をプレスすることができる。
また、本実施形態によれば、上記当接部材を可動板531、加圧スプリング511、固定板530といった構成にせずにウレタンのような弾性体とすることで構造が簡単であり、またコストも下げることができる。
また、本実施形態によれば、モータ電流値検出部によってDCモータ32を流れる電流の値を検出するための電流検出抵抗R1が設けられており、モータ電流値検出部によってDCモータ32を流れる電流の値を検出する必要が無い場合に、スイッチのON/OFFによって電流検出抵抗R1に電流が流れないような回路構成になっていることで、電流検出していない間は電流検出抵抗R1に電流が流れないため、その抵抗で損失する電力を低減することができる。
また、本実施形態によれば、用紙に折り加工を施す用紙折り装置であるシート折り装置1000において、折り加工が施された用紙を積載収容する用紙収容手段として、本発明のスタッカー部500としての用紙収容装置を備えることで、用紙の膨らみが小さくなる分、昇降トレイ501上に積載される用紙の枚数を多くすることができる。また、昇降トレイ501上の用紙束に偏った撓みができて用紙束が崩れてしまいスタックできなくなることを抑制できる。
また、本実施形態によれば、用紙に画像を形成する画像形成装置本体2000と、用紙に折り加工を施す用紙折り手段とを備える画像形成装置において、前記用紙折り手段として、本発明のスタッカー部500としての用紙収容装置を有するシート折り装置1000を備えることで、シート折り装置1000で折り加工が施され用紙収容装置であるスタッカー部500に積載収容された用紙の膨らみが小さくなる分、昇降トレイ501上に積載される用紙の枚数を多くすることができる。また、昇降トレイ501上の用紙束に偏った撓みができて用紙束が崩れてしまいスタックできなくなることを抑制できる。
また、本実施形態によれば、前記駆動モータがDCモータ32であることで、昇降トレイ501上の用紙束が可動板531に強い力で押し付けられると、昇降機構40を駆動するDCモータ32にかかる負荷も大きくなり、それに伴ってDCモータ32を流れる電流も急激に大きくなる。そのため、モータ電流値検出部620によって検出した電流値に基づいてシート折り装置制御部600により昇降機構40による昇降トレイ501の上昇を停止させることで、用紙束を可動板531に強い力で押し付けることができる。また、昇降機構40による昇降トレイ501の上昇を停止させずに用紙束を可動板531に強い力で押し付けると、DCモータ32に大きな負荷がかかり続けて、それに伴いDCモータ32に大きな電流が流れ続けるため、モータ電流値検出部620の検出結果に基づいて昇降トレイ501の上昇を停止させることで、DCモータ32が異常に発熱し故障するのを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、シート折り装置制御部600はモータ電流値検出部620によって検出されたDCモータ32を流れる電流の値が予め設定された閾値であるスレッショルド電流値I1を超えた際に、昇降機構40による昇降トレイ501の上昇を停止させる制御を行う。DCモータ32を流れる電流の電流値がスレッショルド電流値I1に達する前に昇降トレイ501を停止させた場合には、可動板531と昇降トレイ501とによって用紙束を上下方向から加圧する力が弱いため、用紙束をきちんとプレスできない。また、DCモータ32を流れる電流の電流値がスレッショルド電流値I1に達しても昇降トレイ501を停止させなかった場合は、可動板531と昇降トレイ501とによって用紙束を上下方向から非常に強い力で加圧することが可能となるが、装置の強度がないと装置が破壊される虞がある。また、それ以上の加圧ができない状態になるとDCモータ32が停止しモータロック状態になり、大きな電流がDCモータ32に流れ続けるため、時間が経つとDCモータ32やモータドライバー35,36が発熱し故障に至ってしまう。よって、DCモータ32を流れる電流の値がスレッショルド電流値I1を超えた際に、昇降機構40による昇降トレイ501の上昇を停止させることで、用紙束をきちんとプレスすることができたり、大きな電流がDCモータ32などに流れ続けてDCモータ32などが異常に発熱し故障に至ることを抑制できたりする。
また、本実施形態によれば、用紙の枚数や種類の情報を入力する入力手段である操作部800を有し、スレッショルド電流値I1は前記情報に応じて複数設定されており、シート折り装置制御部1000は、操作部800により入力された前記情報と、モータ電流値検出部620の検出結果とに基づいて、DCモータ32を流れる電流の値が前記情報に応じたスレッショルド電流値I1を越えた際に、昇降機構40による昇降トレイ501の上昇を停止させる制御を行う。これにより、用紙の枚数や種類に応じて最適な力で昇降トレイ501上の用紙束をプレスすることができる。そのため、昇降トレイ501上に積載された用紙の枚数が少ないときや用紙の厚みが小さいときにでも必要以上に大きな力でプレスする必要がなくなるため、エネルギー的に優れている。
また、本実施形態によれば、可動板531は昇降トレイ501の昇降方向に変位可能に設けられており、可動板531を昇降トレイ501に向かって付勢する付勢手段である加圧スプリング511を有する。昇降トレイ501の上方に設けられ加圧スプリング511からのバネ力を受けた可動板531により、昇降トレイ501上の用紙束の上面が可動板531に押し付けられることで、加圧スプリング511が縮むに従い加圧スプリング511のバネ力が強くなるので、より大きな力で用紙をプレスすることができる。
また、本実施形態によれば、上記当接部材を可動板531、加圧スプリング511、固定板530といった構成にせずにウレタンのような弾性体とすることで構造が簡単であり、またコストも下げることができる。
また、本実施形態によれば、モータ電流値検出部によってDCモータ32を流れる電流の値を検出するための電流検出抵抗R1が設けられており、モータ電流値検出部によってDCモータ32を流れる電流の値を検出する必要が無い場合に、スイッチのON/OFFによって電流検出抵抗R1に電流が流れないような回路構成になっていることで、電流検出していない間は電流検出抵抗R1に電流が流れないため、その抵抗で損失する電力を低減することができる。
また、本実施形態によれば、用紙に折り加工を施す用紙折り装置であるシート折り装置1000において、折り加工が施された用紙を積載収容する用紙収容手段として、本発明のスタッカー部500としての用紙収容装置を備えることで、用紙の膨らみが小さくなる分、昇降トレイ501上に積載される用紙の枚数を多くすることができる。また、昇降トレイ501上の用紙束に偏った撓みができて用紙束が崩れてしまいスタックできなくなることを抑制できる。
また、本実施形態によれば、用紙に画像を形成する画像形成装置本体2000と、用紙に折り加工を施す用紙折り手段とを備える画像形成装置において、前記用紙折り手段として、本発明のスタッカー部500としての用紙収容装置を有するシート折り装置1000を備えることで、シート折り装置1000で折り加工が施され用紙収容装置であるスタッカー部500に積載収容された用紙の膨らみが小さくなる分、昇降トレイ501上に積載される用紙の枚数を多くすることができる。また、昇降トレイ501上の用紙束に偏った撓みができて用紙束が崩れてしまいスタックできなくなることを抑制できる。
27 駆動軸
28 タイミングプーリ
29 タイミングプーリ
30 タイミングベルト
31 従動ギヤ
32 DCモータ
33 駆動ギヤ
35 モータドライバー
36 モータドライバー
40 昇降機構
50 電源
102 第1ストッパ搬送路
103 第1中継搬送路
104 第2ストッパ搬送路
105 第2中継搬送路
106 第3ストッパ搬送路
107 スタッカー搬送路
112 排紙搬送ローラ
113 スタッカー排紙搬送ローラ
201 第1折りローラ
202 第2折りローラ
203 第3折りローラ
204 第4折りローラ
205 第5折りローラ
206 第6折りローラ
301 第1ストッパ
302 第2ストッパ
303 第3ストッパ
400 入口切替爪
401 第1撓み補助部材
402 第2撓み補助部材
403 第3撓み補助部材
500 スタッカー部
501 昇降トレイ
511 加圧スプリング
530 固定板
531 可動板
532 可動板
540 後端フェンス
550 先端フェンス
551 ラック
552 先端フェンス可動モータ
553 ピニオンギヤ
600 シート折り装置制御部
610 モータ駆動部
620 モータ電流値検出部
700 画像形成装置本体制御部
800 操作部
900 記憶部
1000 シート折り装置
2000 画像形成装置本体
3000 シート後処理装置
28 タイミングプーリ
29 タイミングプーリ
30 タイミングベルト
31 従動ギヤ
32 DCモータ
33 駆動ギヤ
35 モータドライバー
36 モータドライバー
40 昇降機構
50 電源
102 第1ストッパ搬送路
103 第1中継搬送路
104 第2ストッパ搬送路
105 第2中継搬送路
106 第3ストッパ搬送路
107 スタッカー搬送路
112 排紙搬送ローラ
113 スタッカー排紙搬送ローラ
201 第1折りローラ
202 第2折りローラ
203 第3折りローラ
204 第4折りローラ
205 第5折りローラ
206 第6折りローラ
301 第1ストッパ
302 第2ストッパ
303 第3ストッパ
400 入口切替爪
401 第1撓み補助部材
402 第2撓み補助部材
403 第3撓み補助部材
500 スタッカー部
501 昇降トレイ
511 加圧スプリング
530 固定板
531 可動板
532 可動板
540 後端フェンス
550 先端フェンス
551 ラック
552 先端フェンス可動モータ
553 ピニオンギヤ
600 シート折り装置制御部
610 モータ駆動部
620 モータ電流値検出部
700 画像形成装置本体制御部
800 操作部
900 記憶部
1000 シート折り装置
2000 画像形成装置本体
3000 シート後処理装置
Claims (9)
- 折り処理された用紙を積載する積載手段と、
前記積載手段を昇降させる昇降手段と、
前記昇降手段を駆動する駆動モータと、
前記駆動モータに電流を供給する電源とを備えた用紙収容装置において、
前記積載手段の上方に設けられ、前記昇降手段によって上昇させた該積載手段に積載された用紙と当接する当接部材と、
前記駆動モータを流れる電流の値を検出するモータ電流検出手段と、
用紙が積載された前記積載手段を前記駆動モータにより駆動させた前記昇降手段によって上昇させた際に、前記モータ電流検出手段の検出結果に基づいて前記昇降手段による前記積載手段の上昇を停止させる制御を行う制御手段とを有することを特徴とする用紙収容装置。 - 請求項1の用紙収容装置において、
前記駆動モータがDCモータであることを特徴とする用紙収容装置。 - 請求項2の用紙収容装置において、
上記制御手段は上記モータ電流検出手段によって検出された前記DCモータを流れる電流の値が予め設定された閾値を超えた際に、上記昇降手段による上記積載手段の上昇を停止させる制御を行うことを特徴とする用紙収容装置。 - 請求項3の用紙収容装置において、
用紙の枚数や種類の情報を入力する入力手段を有し、
上記閾値は前記情報に応じて複数設定されており、
上記制御手段は、前記入力手段により入力された前記情報と、前記モータ電流検出手段の検出結果とに基づいて、上記DCモータを流れる電流の値が前記情報に応じた前記閾値を越えた際に、上記昇降手段による上記積載手段の上昇を停止させる制御を行うことを特徴とする用紙収容装置。 - 請求項1、2、3または4の用紙収容装置において、
上記当接部材は上記積載手段の昇降方向に変位可能に設けられており、前記当接部材を前記積載手段に向かって付勢する付勢手段を有することを特徴とする用紙収容装置。 - 請求項1、2、3または4の用紙収容装置において、
上記当接部材が弾性体で構成されていることを特徴とする用紙収容装置。 - 請求項1、2、3、4、5または6の用紙収容装置において、
上記モータ電流検出手段によって上記駆動モータを流れる電流の値を検出するための電流検出部に電流検出抵抗が設けられており、
前記モータ電流検出手段によって前記駆動モータを流れる電流の値を検出する必要が無い場合に、スイッチのON/OFFによって前記電流検出抵抗に電流が流れないような回路構成になっていることを特徴とする用紙収容装置。 - 用紙に折り加工を施す用紙折り装置において、
折り加工が施された用紙を積載収容する用紙収容手段として、請求項1、2、3、4、5、6または7の用紙収容装置を備えることを特徴とする用紙折り装置。 - 用紙に画像を形成する画像形成装置本体と、
用紙に折り加工を施す用紙折り手段とを備える画像形成装置において、
前記用紙折り手段として、請求項8の用紙折り装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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