JP2012007385A - マグネットキャッチおよびマグネットキャッチ用ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】省資源化を図りつつ、被固定物に形成された嵌装孔に容易に嵌装することが可能なマグネットキャッチおよびマグネットキャッチ用ケースを提供する。
【解決手段】マグネットキャッチ100に、マグネットブロック10、一対のヨーク21・22および樹脂材料からなるケース30を具備し、ケース30に、収容室31aが形成される筒部31、および、基端部が筒部31の他端部に繋がり、基端部から中途部にかけて筒部31の軸線方向に対して平行かつ筒部31の一端部から遠ざかる方向に延び、中途部から先端部にかけて筒部31の半径方向の内向きに延びることにより先端部が筒部31の他端部における収容室31aの開口部分を覆う位置に配置されるアーム部32・33を具備し、収容室31aに収容された一対のヨーク21・22を筒部31の両端部から突出させるとともにアーム部32・33の先端部に当接させた。
【選択図】図1

Description

本発明は、マグネットキャッチ、およびマグネットキャッチを構成する部材の一つであるマグネットキャッチ用ケースに関する。
従来、磁力により二つの対象物(以下では、二つの対象物の一方を「被固定物」といい、他方を「被吸着物」という。)を相互に接近した状態で保持するマグネットキャッチが知られている。
上記マグネットキャッチの一例としては、永久磁石からなるブロックと、ブロックが発生する磁力により磁化する材料からなり、ブロックに当接する一対のヨークと、ブロックが発生する磁力により磁化しない材料からなり、ブロックおよび一対のヨークを収容するケースと、を具備する。
マグネットキャッチが被固定物に固定され、被吸着物がマグネットキャッチに吸着することにより、被吸着物は被固定物に接近した状態で保持される。
また、上記構成に加えて、ブロックおよび一対のヨークをケースに対して相対移動(摺動)可能に支持し、弾性変形可能な部材で一対のヨークをケースから突出する方向に付勢することにより、被吸着物が吸着されるときの衝撃を吸収する(和らげる)マグネットキャッチも知られている。例えば、特許文献1から特許文献8に記載の如くである。
特許文献1、特許文献2および特許文献3に記載のマグネットキャッチは、磁石、一対のヨーク、金属材料からなる板バネ、および一端部において開口する内部空間が形成されたケース、を具備する。
特許文献4および特許文献5に記載のマグネットキャッチは、磁石、一対のヨーク、一端部において大きく開口するとともに他端部に一対のヨークの端部が外部に突出可能な開口部を有する内部空間が形成されたケース、並びに樹脂材料からなる板バネとしての機能とケースの一端部を閉塞する蓋としての機能とを兼ねる部材、を具備する。
特許文献6、特許文献7および特許文献8に記載のマグネットキャッチは、磁石、一対のヨーク、および両端部において開口する内部空間が形成されるとともに内部空間の内周面から内部空間に向かって突出するバネ片が一体的に形成されるケース、を具備する。
近年、マグネットキャッチの省資源化の一環として、マグネットキャッチを構成するケースを小型化し、ケースを成形するために必要な樹脂材料の重量をより小さくすることが検討されている。
しかし、上記特許文献1から特許文献8に記載のマグネットキャッチは磁石および一対のヨークの反吸着側端部(被吸着物が吸着される端部の反対側の端部)並びに板バネ(あるいはバネ片)をケースの内部に収容するため、ケースを小型化することは容易ではない。
ケースを小型化する方法の一つとしては、ケースの形状を両端部が開口した筒状とし、磁石および一対のヨークの移動方向におけるケースの長さをケースが磁石および一対のヨークを移動可能に支持可能な範囲内で極力短くする方法が考えられる。
しかし、このような形状のケースの場合、ケースの他端部から磁石および一対のヨークの反吸着側端部が突出しているため、一対のヨークとケースの他端部との間で「段差」が生じる。
このようなマグネットキャッチを被固定物に形成された嵌装孔に嵌装して固定する場合、当該段差が嵌装孔の周縁部に引っ掛かり、マグネットキャッチを嵌装孔に嵌装する作業が煩雑になる。
特に、被固定物における嵌装孔の周縁部が「磁石に吸着し得る材料」からなる場合、一対のヨークにおいてケースの他端部から突出した部分が被固定物における嵌装孔の周縁部に吸着してしまい、マグネットキャッチを嵌装孔に嵌装する作業がさらに煩雑になる。
実公昭47−6052号公報 特開昭57−85468号公報 実開平6−28155号公報 実開昭60−188776号公報 実開平7−38524号公報 実開昭61−90214号公報 実開平6−71827号公報 特開2002−147094号公報
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものである。
すなわち、本発明が解決しようとする課題は、軸線方向における筒部の長さを一対のヨーク部材の長さよりも短くすることにより省資源化を図りつつ、被固定物に形成された嵌装孔に容易に嵌装することが可能なマグネットキャッチおよびマグネットキャッチ用ケースを提供することである。
以下では、上記課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、被固定物に形成された嵌装孔に嵌装されるとともに前記被固定物に固定され、被吸着物を磁力で吸着することにより前記被吸着物が前記被固定物に接近した状態を保持するマグネットキャッチであって、
永久磁石からなる磁石部材と、
前記磁石部材が発生させる磁場により磁化する材料からなる一対のヨーク部材と、
樹脂材料からなるケース部材と、
を具備し、
前記ケース部材は、
一端部から他端部まで貫通する孔である収容室が形成される筒部と、
基端部が前記筒部の他端部に繋がり、基端部から中途部にかけて前記筒部の一端部と他端部とを結ぶ方向である軸線方向に対して平行かつ前記筒部の一端部から遠ざかる方向に延び、中途部から先端部にかけて前記軸線方向に対して垂直な方向である半径方向の内向きに延びることにより先端部が前記筒部の他端部における前記収容室の開口部分を覆う位置に配置され、前記軸線方向に弾性変形可能なアーム部と、
を具備し、
前記磁石部材および一対のヨーク部材は、前記磁石部材が前記一対のヨーク部材に挟まれた状態で前記筒部の一端部から前記収容室に前記軸線方向に移動可能に収容され、
前記収容室に収容された前記一対のヨーク部材は、前記筒部の一端部における前記収容室の開口部分および前記筒部の他端部における前記収容室の開口部分から前記軸線方向に突出し、
前記収容室に収容された前記一対のヨーク部材のうち、前記筒部の他端部における前記収容室の開口部分から突出している方の端部は、前記アーム部の先端部に当接するものである。
請求項2においては、
前記ケース部材は、
基端部が前記筒部の他端部であって前記筒部の周方向において前記アーム部が繋がる位置とは異なる位置に繋がり、基端部から先端部にかけて前記軸線方向に対して平行かつ前記筒部の一端部から遠ざかる方向に延びるガイド部を具備し、
前記アーム部が弾性変形していないとき、前記ガイド部の先端部は、前記一対のヨーク部材において前記筒部の他端部における前記収容室の開口部分から突出している方の端部よりも前記筒部の他端部から遠い位置に配置されるものである。
請求項3においては、
前記収容室の内周面にはケース側係合部が形成され、
前記一対のヨーク部材にはヨーク側係合部が形成され、
前記一対のヨーク部材が前記収容室に収容されたとき、前記ケース側係合部が前記ヨーク側係合部に係合することにより、前記収容室に収容された前記一対のヨーク部材は前記筒部に前記軸線方向に移動可能かつ前記収容室から脱落不能に支持され、
前記ケース側係合部および前記ガイド部は前記軸線方向に並び、
前記ガイド部の先端部を前記筒部に対して前記半径方向の外向きに弾性変形させたとき、前記筒部において前記ケース側係合部が形成される部分は前記半径方向の外向きに弾性変形し、前記ケース側係合部が前記ヨーク側係合部に係合した状態が解除されるものである。
請求項4においては、
前記ケース側係合部または前記ヨーク側係合部のいずれか一方は突起であり、
前記ケース側係合部または前記ヨーク側係合部のいずれか他方は前記突起が収容される孔または窪みである。
請求項5においては、
前記ガイド部は、
前記ガイド部の基端部から先端部に向かって前記半径方向の内向きに傾斜する傾斜面を有するものである。
請求項6においては、
前記ケース部材は、
基端部が前記筒部に繋がり、先端部が前記半径方向の外向きに延びた延出部と、
基端部が前記筒部に繋がり、先端部が前記半径方向の外向きに延びるとともに前記半径方向の内向きに弾性変形可能な係止部と、
を具備し、
前記被固定物は一対の板面を有し、
前記嵌装孔は前記被固定物の一対の板面を貫通し、
前記ケース部材が前記被固定物の一対の板面の一方から他方に向けて前記嵌装孔に嵌装されるとき、前記係止部は前記係止部の先端部を前記半径方向の内向きに弾性変形させつつ前記嵌装孔を通過し、前記係止部が前記嵌装孔を通過した後に前記係止部の先端部は元の形状に戻ろうとして前記半径方向の外向きに変形し、前記延出部が前記被固定物の一対の板面の一方に当接するとともに前記係止部の先端部が前記被固定物の一対の板面の他方に当接するものである。
請求項7においては、
前記係止部の先端部には前記延出部から離間するに従って前記半径方向の外向きに傾斜する傾向を有する段差面が形成されるものである。
請求項8においては、
永久磁石からなる磁石部材、および前記磁石部材が発生させる磁場により磁化する材料からなる一対のヨーク部材を具備し、被固定物に形成された嵌装孔に嵌装されるとともに前記被固定物に固定され、被吸着物を磁力で吸着することにより前記被吸着物が前記被固定物に接近した状態を保持するマグネットキャッチに用いられ、樹脂材料からなるマグネットキャッチ用ケースであって、
一端部から他端部まで貫通する孔である収容室が形成される筒部と、
基端部が前記筒部の他端部に繋がり、基端部から中途部にかけて前記筒部の一端部と他端部とを結ぶ方向である軸線方向に対して平行かつ前記筒部の一端部から遠ざかる方向に延び、中途部から先端部にかけて前記軸線方向に対して垂直な方向である半径方向の内向きに延びることにより先端部が前記筒部の他端部における前記収容室の開口部分を覆う位置に配置され、前記軸線方向に弾性変形可能なアーム部と、
を具備し、
前記磁石部材および一対のヨーク部材は、前記磁石部材が前記一対のヨーク部材に挟まれた状態で前記筒部の一端部から前記収容室に前記軸線方向に移動可能に収容され、
前記収容室に収容された前記一対のヨーク部材は、前記筒部の一端部における前記収容室の開口部分および前記筒部の他端部における前記収容室の開口部分から前記軸線方向に突出し、
前記収容室に収容された前記一対のヨーク部材のうち、前記筒部の他端部における前記収容室の開口部分から突出している方の端部は、前記アーム部の先端部に当接するものである。
請求項9においては、
基端部が前記筒部の他端部であって前記筒部の周方向において前記アーム部が繋がる位置とは異なる位置に繋がり、基端部から先端部にかけて前記軸線方向に対して平行かつ前記筒部の一端部から遠ざかる方向に延びるガイド部を具備し、
前記アーム部が弾性変形していないとき、前記ガイド部の先端部は、前記一対のヨーク部材において前記筒部の他端部における前記収容室の開口部分から突出している方の端部よりも前記筒部の他端部から遠い位置に配置されるものである。
請求項10においては、
前記収容室の内周面にはケース側係合部が形成され、
前記一対のヨーク部材が前記収容室に収容されたとき、前記ケース側係合部が前記一対のヨーク部材に形成された前記ヨーク側係合部に係合することにより、前記収容室に収容された前記一対のヨーク部材は前記筒部に前記軸線方向に移動可能かつ前記収容室から脱落不能に支持され、
前記ケース側係合部および前記ガイド部は前記軸線方向に並び、
前記ガイド部の先端部を前記筒部に対して前記半径方向の外向きに弾性変形させたとき、前記筒部において前記ケース側係合部が形成される部分は前記半径方向の外向きに弾性変形し、前記ケース側係合部が前記ヨーク側係合部に係合した状態が解除されるものである。
請求項11においては、
前記ケース側係合部または前記ヨーク側係合部のいずれか一方は突起であり、
前記ケース側係合部または前記ヨーク側係合部のいずれか他方は前記突起が収容される孔または窪みである。
請求項12においては、
前記ガイド部は、
前記ガイド部の基端部から先端部に向かって前記半径方向の内向きに傾斜する傾斜面を有するものである。
請求項13においては、
基端部が前記筒部に繋がり、先端部が前記半径方向の外向きに延びた延出部と、
基端部が前記筒部に繋がり、先端部が前記半径方向の外向きに延びるとともに前記半径方向の内向きに弾性変形可能な係止部と、
を具備し、
前記被固定物は一対の板面を有し、
前記嵌装孔は前記被固定物の一対の板面を貫通し、
前記被固定物の一対の板面の一方から他方に向けて前記嵌装孔に嵌装されるとき、前記係止部は前記係止部の先端部を前記半径方向の内向きに弾性変形させつつ前記嵌装孔を通過し、前記係止部が前記嵌装孔を通過した後に前記係止部の先端部は元の形状に戻ろうとして前記半径方向の外向きに変形し、前記延出部が前記被固定物の一対の板面の一方に当接するとともに前記係止部の先端部が前記被固定物の一対の板面の他方に当接するものである。
請求項14においては、
前記係止部の先端部には前記延出部から離間するに従って前記半径方向の外向きに傾斜する傾向を有する段差面が形成されるものである。
本発明は、軸線方向における筒部の長さを一対のヨーク部材の長さよりも短くすることにより省資源化を図りつつ、被固定物に形成された嵌装孔に容易に嵌装することが可能である、という効果を奏する。
本発明に係るマグネットキャッチの第一実施形態を示す斜視図。 同じく本発明に係るマグネットキャッチの第一実施形態を示す斜視図。 本発明に係るマグネットキャッチの第一実施形態を示す正面図。 本発明に係るマグネットキャッチの第一実施形態を示す左側面図。 本発明に係るマグネットキャッチの第一実施形態を示す平面図。 本発明に係るマグネットキャッチの第一実施形態を示す底面図。 図5におけるA−A矢視断面図。 図5におけるB−B矢視断面図。 固定プレートを示す斜視図。 本発明に係るマグネットキャッチの第一実施形態を示す分解斜視図。 本発明に係るマグネットキャッチの第一実施形態が固定プレートに固定された状態を示す斜視図。 同じく本発明に係るマグネットキャッチの第一実施形態が固定プレートに固定された状態を示す斜視図。 マグネットブロックを示す斜視図。 (a)ヨークを示す斜視図、(b)同じくヨークを示す斜視図。 ヨークを示す左側面図。 本発明に係るマグネットキャッチ用ケースの第一実施形態を示す斜視図。 同じく本発明に係るマグネットキャッチ用ケースの第一実施形態を示す斜視図。 本発明に係るマグネットキャッチ用ケースの第一実施形態を示す正面図。 本発明に係るマグネットキャッチ用ケースの第一実施形態を示す左側面図。 本発明に係るマグネットキャッチ用ケースの第一実施形態を示す平面図。 本発明に係るマグネットキャッチ用ケースの第一実施形態を示す底面図。 図20におけるC−C矢視断面図。 図20におけるD−D矢視断面図。 本発明に係るマグネットキャッチの第二実施形態を示す斜視図。 同じく本発明に係るマグネットキャッチの第二実施形態を示す斜視図。 本発明に係るマグネットキャッチの第二実施形態を示す正面図。 本発明に係るマグネットキャッチの第二実施形態を示す左側面図。 本発明に係るマグネットキャッチの第二実施形態を示す平面図。 図28におけるE−E矢視断面図。 図28におけるF−F矢視断面図。
以下では図1から図23を用いて本発明に係るマグネットキャッチの第一実施形態であるマグネットキャッチ100について説明する。
以下では便宜上、図1および図2に示すマグネットキャッチ100の形状を基準として「上下方向」、「前後方向」および「左右方向」を定義し、定義された方向を用いてマグネットキャッチ100の各部を説明する。なお、ここで定義された方向はマグネットキャッチ100が使用される時の姿勢を限定するものではない。
図3に示す如く、マグネットキャッチ100は吸着プレート2を磁力で吸着することにより吸着プレート2が固定プレート1に接近した状態を保持する。
固定プレート1は本発明に係る被固定物の実施の一形態であり、吸着プレート2は本発明に係る被吸着物の実施の一形態である。
「被固定物」は、マグネットキャッチの磁力により相互に接近した状態で保持される二つの対象物のうち、マグネットキャッチが固定される方の対象物を指す。
「被吸着物」は、マグネットキャッチの磁力により相互に接近した状態で保持される二つの対象物のうち、マグネットキャッチに吸着される方の対象物を指す。
「マグネットキャッチが被吸着物を磁力で吸着することにより被吸着物が被固定物に接近した状態を保持する」とは、マグネットキャッチが発生させる磁力を上回る外力が被吸着物に作用して被吸着物がマグネットキャッチから引き離されない限り、被固定物に固定されたマグネットキャッチに被吸着物が吸着された状態が保持されること、を指す。
図9に示す如く、固定プレート1は上下一対の板面を有する板状の部材である。固定プレート1の平面視形状は前後方向に比べて左右方向にやや長い長方形である。
固定プレート1には嵌装孔1aが形成される。
嵌装孔1aは本発明に係る嵌装孔の実施の一形態である。
嵌装孔1aは固定プレート1の上下一対の板面を貫通する。嵌装孔1aの平面視形状は概ね前後方向に比べて左右方向にやや長い長方形状である。
固定プレート1には一対のネジ孔1b・1bが形成される。一対のネジ孔1b・1bは固定プレート1の上下一対の板面を貫通する。一対のネジ孔1b・1bの平面視形状は円形である。一対のネジ孔1b・1bはそれぞれ嵌装孔1aの左側方および右側方に配置され、嵌装孔1aは一対のネジ孔1b・1bで挟まれる位置に配置される。
固定プレート1は、例えば家具の本体(不図示)に固定される。より詳細には、一対のネジ孔1b・1bにそれぞれネジを貫装し、これらのネジを家具の本体に形成されたネジ孔に螺装することにより、固定プレート1が家具の本体に固定される。
なお、家具の本体には当該本体の表面に開口した窪み(凹部)が形成され、固定プレート1が家具の本体に固定されたときには当該凹部の開口部分と嵌装孔1aとが重なる。当該凹部の開口部分の平面視形状は前後方向および左右方向において嵌装孔1aよりもやや大きい長方形状であり、当該凹部の深さはマグネットキャッチ100の上下方向の高さよりもやや大きい。
図3に示す吸着プレート2はフェライト系ステンレス鋼からなり、上下一対の板面を有する板状の部材である。吸着プレート2の平面視形状は前後方向に比べて左右方向にやや長い長方形である。吸着プレート2には一対のネジ孔(不図示)が形成される。
吸着プレート2は、例えば固定プレート1が固定された家具の本体に回動可能に連結される扉(不図示)に固定される。より詳細には、吸着プレート2に形成された一対のネジ孔にそれぞれネジを貫装し、これらのネジを当該扉に形成されたネジ孔に螺装することにより、吸着プレート2が扉に固定される。
本実施形態の吸着プレート2はフェライト系ステンレス鋼からなるが、本発明に係る被吸着物を構成する材料はこれに限定されない。
本発明に係る被吸着物を構成する材料は磁石に吸着する材料を広く含む。
本発明に係る被吸着物を構成する材料としては、常磁性体(外部から磁場が作用しないときには磁化せず、外部から磁場が作用したときには磁化する材料)および強磁性体(自発的に磁化することが可能な材料)が挙げられる。
図1および図2に示す如く、マグネットキャッチ100はマグネットブロック10、一対のヨーク21・22およびケース30を具備する。
図13に示すマグネットブロック10は本発明に係る磁石部材の実施の一形態である。
マグネットブロック10はマグネットキャッチ100を構成する部材のうち、磁力を発生させる部材である。
本実施形態のマグネットブロック10は永久磁石からなる直方体形状の部材である。
「永久磁石」は、自発的に(外部から磁場あるいは電流が供給されない状態で)磁化し、周囲に磁場を発生させる(ひいては、磁力を発生させる)性質を有する物体であり、通常は強磁性体からなる。
永久磁石の具体例としては、アルニコ磁石、KS鋼、MK鋼、フェライト磁石、サマリウムコバルト磁石、ネオジム磁石等、既知の種々の磁石が挙げられる。
本実施形態では、マグネットブロック10の形状は前後方向に薄い直方体であり、マグネットブロック10の正面視形状は左右方向にやや長い長方形である。
図8、図10、図14および図15に示す一対のヨーク21・22は本発明に係る一対のヨーク部材の実施の一形態である。
一対のヨーク21・22はマグネットキャッチ100を構成する部材のうち、マグネットキャッチ100が吸着プレート2を吸着したときに実際に吸着プレート2に当接する部材である。
一対のヨーク21・22はいずれもフェライト系ステンレス鋼からなる概ね板状の部材であり、前後一対の板面、上下一対の端面および左右一対の端面を有する。
ヨーク21には突起21aが形成される。
突起21aはヨーク21の後側の板面の上端部から後方に突出しており、突起21aの上面はヨーク21の上側の端面(上端面)と面一である。すなわち、突起21aの上面およびヨーク21の上端面は一続きの(連続した)平面を成す。
本実施形態では突起21aの上面およびヨーク21の上端面を合わせたものが吸着面21bを成す。
ヨーク21には係合孔21cが形成される。
係合孔21cは本発明に係るヨーク側係合部の実施の一形態である。係合孔21cはヨーク21の前後一対の板面を貫通する。係合孔21cの正面視形状は円形である。
図10に示す如く、ヨーク22には突起22aおよび係合孔22cが形成され、突起22aの上面およびヨーク22の上端面を合わせたものが吸着面22bを成す。
なお、本実施形態ではヨーク21およびヨーク22は前後方向に関して対称な形状であるため、ヨーク22の詳細な説明については省略する。
本実施形態の一対のヨーク21・22はフェライト系ステンレス鋼からなるが、本発明はこれに限定されない。
本発明に係る一対のヨーク部材を構成する材料は本発明に係る磁石部材が発生させる磁場により磁化する材料(常磁性体)であれば良い。
図16に示すケース30は本発明に係るケース部材の実施の一形態であり、本発明に係るマグネットキャッチ用ケースの第一実施形態である。
ケース30はマグネットキャッチ100の主たる構造体を成す部材である。
図16および図17に示す如く、ケース30は筒部31、アーム部32・33、延出部36および係止部37・38を具備する。
本実施形態のケース30はポリプロピレン(polypropylene;PP)からなり、射出成形により一体的に成形される。
なお、本発明に係るケース部材およびマグネットキャッチ用ケースを構成する材料はケース30の如きポリプロピレンに限定されず、弾性変形可能かつ磁石部材に吸着しない樹脂材料を広く含む。
本発明に係るケース部材(マグネットキャッチ用ケース)を構成する樹脂材料の他の具体例としては、ポリオキシメチレン(polyoxymethylene;POM)、ポリエチレン(polyethylene;PE)、ポリエチレンテレフタレート(polyethylene terephthalate;PET)、ポリ塩化ビニル(polyvinyl chloride;PVC)、ポリアミド(polyamide;PA)、ポリカーボネート(polycarbonate;PC)、ABS樹脂(acrylonitrile butadiene styrene共重合合成樹脂)、ポリテトラフルオロエチレン(polytetrafluoroethylene;PTFE)等が挙げられる。
図16、図17、図18および図19に示す筒部31は本発明に係る筒部の実施の一形態である。
筒部31はケース30の胴体を成す部分であり、その形状は上下方向に貫通する孔を有する角筒状である。
より詳細には、本実施形態の筒部31の外形は概ね上下方向および前後方向に比べて左右方向に長い直方体形状であり、筒部31には収容室31aが形成される。収容室31aは筒部31の上端部から筒部31の下端部まで貫通する孔である。収容室31aの平面視形状は前後方向に比べて左右方向に長い長方形状である。
以下では、説明の便宜上、筒部31の上端部から下端部を結ぶ方向(すなわち、本実施形態における上下方向に対して平行な方向)を「筒部31の軸線方向」と定義する。筒部31の軸線方向は本発明に係る軸線方向に対応する。
図20、図21および図23に示す如く、筒部31の収容室31aの内周面には係合突起31b・31cが形成される。
係合突起31b・31cは本発明に係るケース側係合部の実施の一形態である。
係合突起31bは収容室31aの内周面のうち前側の壁面を成す部分の下端部かつ左右方向における中央部となる位置に形成される突起であり、後方に突出する。
係合突起31cは収容室31aの内周面のうち後側の壁面を成す部分の下端部かつ左右方向における中央部となる位置に形成される突起であり、前方に突出する。
図23に示す如く、係合突起31bの上半部にはテーパ面31eが形成される。テーパ面31eは筒部31の軸線方向に垂直な面(水平面)に対して後下がりとなる面である。
係合突起31cの上半部にはテーパ面31fが形成される。テーパ面31fは筒部31の軸線方向に垂直な面(水平面)に対して前下がりとなる面である。
図16、図17、図18および図19に示すアーム部32・33は本発明に係るアーム部の実施の一形態である。
以下では、説明の便宜上、筒部31の軸線方向に対して平行かつ収容室31aの平面視における中心31d(図20および図21参照)を通る直線(軸線)に対して垂直であり、かつ、当該軸線に交差する直線の長手方向を「筒部31の半径方向」と定義する。また、筒部31の半径方向のうち、中心31dを通る軸線に接近する方向を「筒部31の半径方向の内向き」と定義し、中心31dを通る軸線から離間する方向を「筒部31の半径方向の外向き」と定義する。
「筒部31の半径方向」は本発明に係る半径方向に対応し、「筒部31の半径方向の内向き」は本発明に係る半径方向の内向きに対応し、「筒部31の半径方向の外向き」は本発明に係る半径方向の外向きに対応する。
アーム部32の基端部は筒部31の下端部(他端部)かつ左端部となる部分に繋がっている。
アーム部32の基端部から中途部にかけての部分は、下方、すなわち筒部31の軸線方向に対して平行かつ筒部31の上端部(一端部)から遠ざかる方向に延びている。
アーム部32の中途部から先端部にかけての部分は、やや下方に(下向きに凸となるように)湾曲しつつ、左側方、すなわち筒部31の半径方向の内向きに延びている。
従って、図20および図21に示す如く、アーム部32の先端部は筒部31の他端部(下端部)における収容室31aの開口部分の左半部を覆う位置、言い換えれば筒部31の軸線方向から見て収容室31aの左半部に重なる位置に配置される。
アーム部32の先端部を下方に押したとき、アーム部32は弾性変形する(下方に撓む)。
アーム部33の基端部は筒部31の下端部(他端部)かつ右端部となる部分に繋がっている。
アーム部33の基端部から中途部にかけての部分は、下方、すなわち筒部31の軸線方向に対して平行かつ筒部31の上端部(一端部)から遠ざかる方向に延びている。
アーム部33の中途部から先端部にかけての部分は、やや下方に(下向きに凸となるように)湾曲しつつ、右側方、すなわち筒部31の半径方向の内向きに延びている。
従って、図20および図21に示す如く、アーム部33の先端部は筒部31の他端部(下端部)における収容室31aの開口部分の右半部を覆う位置、言い換えれば筒部31の軸線方向から見て収容室31aの右半部に重なる位置に配置される。
アーム部33の先端部を下方に押したとき、アーム部33は弾性変形する(下方に撓む)。
図16、図17および図18に示す延出部36は本発明に係る延出部の実施の一形態である。
図18および図19に示す如く、延出部36は筒部31の外周面の上端部から筒部31の半径方向の外向きに延びた形状を有する。
図20に示す如く、延出部36は平面視で前後方向に比べて左右方向に長い長方形状の板状の部分を成す。
言い換えれば、本実施形態の延出部36は、筒部31の前面の上端部に基端部(後端部)が繋がるとともに筒部31の半径方向の外向き(前方)に延びた部分と、筒部31の左面の上端部に基端部(右端部)が繋がるとともに筒部31の半径方向の外向き(左側方)に延びた部分と、筒部31の後面の上端部に基端部(前端部)が繋がるとともに筒部31の半径方向の外向き(後方)に延びた部分と、筒部31の右面の上端部に基端部(左端部)が繋がるとともに筒部31の半径方向の外向き(右側方)に延びた部分と、を合わせたものである。
図16、図17および図18に示す係止部37・38は本発明に係る係止部の実施の一形態である。
係止部37は板状の部分であり、係止部37の基端部(下端部)は筒部31の他端部(下端部かつ左端部となる部分)に繋がっている。
係止部37の先端部(上端部)は係止部37の基端部の上左方、筒部31の左面の左側方、かつ「延出部36において筒部31の左側方に延びた部分」の下方となる位置に配置される。
従って、係止部37の先端部(上端部)は、係止部37の基端部(下端部)に比べれば筒部31の半径方向の外向きに延びている。
また、係止部37は、係止部37の基端部(下端部)を起点として先端部(上端部)が筒部31の左面に接近する方向、すなわち筒部31の半径方向の内向きに撓む(弾性変形する)ことが可能である。
図18に示す如く、係止部37の先端部には段差面37aが形成される。
段差面37aは本発明に係る段差面の実施の一形態である。
本実施形態の段差面37aは第一当接面37b、第一繋ぎ面37c、第二当接面37d、第二繋ぎ面37eおよび第三当接面37fを有する。
第一当接面37bは係止部37が弾性変形していないときに筒部31の軸線方向(上下方向)に対して垂直な面である。第一当接面37bは係止部37の先端部かつ筒部31の半径方向の内向き側となる部分(上右端部)に形成される。
第一繋ぎ面37cは係止部37が弾性変形していないときに筒部31の半径方向(左右方向)に対して垂直な面である。第一繋ぎ面37cの上端部は第一当接面37bの左端部に繋がっている。
第二当接面37dは係止部37が弾性変形していないときに筒部31の軸線方向(上下方向)に対して垂直な面である。第二当接面37dの右端部は第一繋ぎ面37cの下端部に繋がっている。
第二繋ぎ面37eは係止部37が弾性変形していないときに筒部31の半径方向(左右方向)に対して垂直な面である。第二繋ぎ面37eの上端部は第二当接面37dの左端部に繋がっている。
第三当接面37fは係止部37が弾性変形していないときに筒部31の軸線方向(上下方向)に対して垂直な面である。第三当接面37fは係止部37の先端部かつ筒部31の半径方向の外向き側となる部分(上左端部)に形成される。第三当接面37fの右端部は第二繋ぎ面37eの下端部に繋がっている。
図18に示す如く、段差面37aの形状は概ね左下がりの階段状である。言い換えれば、段差面37aは延出部36から離間するに従って筒部31の半径方向の外向きに傾斜する傾向を有する。
係止部38は板状の部分であり、係止部38の基端部(下端部)は筒部31の他端部(下端部かつ右端部となる部分)に繋がっている。
係止部38の先端部(上端部)は係止部38の基端部の上右方、筒部31の右面の右側方、かつ「延出部36において筒部31の右側方に延びた部分」の下方となる位置に配置される。
従って、係止部38の先端部(上端部)は、係止部38の基端部(下端部)に比べれば筒部31の半径方向の外向きに延びている。
また、係止部38は、係止部38の基端部(下端部)を起点として先端部(上端部)が筒部31の右面に接近する方向、すなわち筒部31の半径方向の内向きに撓む(弾性変形する)ことが可能である。
図18に示す如く、係止部38の先端部には段差面38aが形成される。
段差面38aは本発明に係る段差面の実施の一形態である。
段差面38aの形状は概ね右下がりの階段状である。言い換えれば、段差面38aは延出部36から離間するに従って筒部31の半径方向の外向きに傾斜する傾向を有する。
本実施形態の段差面38aは第一当接面38b、第一繋ぎ面38c、第二当接面38d、第二繋ぎ面38eおよび第三当接面38fを有する。
本実施形態では、係止部38の形状は係止部37の形状に対して左右対称であるため、第一当接面38b、第一繋ぎ面38c、第二当接面38d、第二繋ぎ面38eおよび第三当接面38fの詳細については説明を省略する。
以下では、マグネットキャッチ100を組み立てる手順について説明する。
まず、図10の(i)に示す如く、マグネットブロック10が一対のヨーク21・22に前後に挟まれる。
このとき、一対のヨーク21・22はマグネットブロック10に吸着され、ヨーク21の後側の板面はマグネットブロック10の前面に当接し、ヨーク22の前側の板面はマグネットブロック10の後面に当接する。
次に、図10の(ii)に示す如く、マグネットブロック10および一対のヨーク21・22を合わせたものがケース30に収容される。
より詳細には、マグネットブロック10および一対のヨーク21・22を合わせたものは、マグネットブロック10が一対のヨーク21・22に挟まれた状態で筒部31の一端部(上端部)における収容室31aの開口部分から収容室31aに差し込まれることにより収容される。
図7に示す如く、収容室31aの内周面のうち左右の壁面を成す部分の間の距離はマグネットブロック10の左右方向の幅よりも大きく、かつ一対のヨーク21・22の左右方向の幅よりも大きい。
また、図8に示す如く、収容室31aの内周面のうち前後の壁面を成す部分の間の距離はマグネットブロック10の前後方向の厚さおよび一対のヨーク21・22の前後方向の厚さを合わせたものよりも大きい。
従って、マグネットブロック10および一対のヨーク21・22を合わせたものは、収容室31aに筒部31の軸線方向に移動可能に(摺動可能に)収容される。
図8に示す如く、マグネットブロック10および一対のヨーク21・22を合わせたものが筒部31の一端部(上端部)における収容室31aの開口部分から収容室31aに下方に差し込まれるとき、ヨーク21の前側の板面と下側の端面との境界を成すエッジが収容室31aの内周面のうち前側の壁面に形成される係合突起31bのテーパ面31eに当接し、ヨーク22の後側の板面と下側の端面との境界を成すエッジが収容室31aの内周面のうち後側の壁面に形成される係合突起31cのテーパ面31fに当接する。
従って、マグネットブロック10および一対のヨーク21・22を合わせたものを筒部31の一端部(上端部)における収容室31aの開口部分から収容室31aに更に下方に差し込んだとき、筒部31が弾性変形して係合突起31b・31cがそれぞれヨーク21の前側の板面およびヨーク22の後側の板面に乗り上げる。
正面視でヨーク21に形成された係合孔21cが係合突起31bに重なり、かつ正面視でヨーク22に形成された係合孔22cが係合突起31cに重なる位置までマグネットブロック10および一対のヨーク21・22を合わせたものを筒部31の一端部(上端部)における収容室31aの開口部分から収容室31aに更に下方に差し込んだとき、弾性変形していた筒部31が元の形状に戻って係合突起31b・31cはそれぞれ係合孔21c・22cに嵌る(収容される)。
このように、マグネットキャッチ100は(i)および(ii)の手順を経て組み立てられる。
図7および図8に示す如く、係合孔22cの左右方向の幅は係合突起31cの左右方向の幅よりも大きく、かつ係合孔22cの上下方向の高さは係合突起31cの上下方向の高さよりも大きい。
同様に、係合孔21cの左右方向の幅は係合突起31bの左右方向の幅よりも大きく、かつ係合孔21cの上下方向の高さは係合突起31bの上下方向の高さよりも大きい。
従って、マグネットブロック10および一対のヨーク21・22を合わせたものは、収容室31aに収容された状態を保持しつつ、係合突起31c・31bが係合孔21c・22cの内周面に当接しない範囲内において筒部31の軸線方向(上下方向)に移動することが可能である。
また、係合突起31c・31bが係合孔21c・22cの内周面に当接することにより、係合突起31c・31bが係合孔21c・22cに係合し、筒部31(ケース30)に対してマグネットブロック10および一対のヨーク21・22を合わせたものがそれ以上筒部31の軸線方向(上下方向)に移動することは規制される。
従って、マグネットブロック10および一対のヨーク21・22を合わせたものは、収容室31aから脱落不能に筒部31(ケース30)に支持される。
マグネットブロック10および一対のヨーク21・22を合わせたものは、収容室31aに収容された状態を保持しつつ、一対のヨーク21・22が収容室31aの内周面に当接しない範囲内で係合突起31b・31cを軸としてケース30に対して正面視で時計回りまたは反時計回りに回動することが可能である。
図1、図3および図4に示す如く、収容室31aに収容された一対のヨーク21・22の上端部は、筒部31の一端部(上端部)における収容室31aの開口部分から上方に突出している。
また、収容室31aに収容された一対のヨーク21・22の下半部は、筒部31の他端部(下端部)における収容室31aの開口部分から下方に突出している。
図3および図8示す如く、一対のヨーク21・22が収容室31aに収容されているとき、一対のヨーク21・22の下端部(筒部31の他端部(下端部)における収容室31aの開口部分から突出している方の端部)は、アーム部32・33の先端部に当接する。
また、図8に示す如く、一対のヨーク21・22が収容室31aに収容され、かつアーム部32・33が弾性変形していない状態で一対のヨーク21・22の下端部がアーム部32・33の先端部に当接しているとき、係合突起31b・31cの下端部はそれぞれ係合孔21c・22cの内周面の下端部に当接する。
従って、マグネットブロック10および一対のヨーク21・22をケース30に対して下方に押し下げる外力がマグネットブロック10および一対のヨーク21・22に作用していないとき、一対のヨーク21・22は係合突起31b・31cおよびアーム部32・33の先端部により上下に挟持されることとなり、ケース30に対する一対のヨーク21・22の上下方向(筒部31の軸線方向)における位置が(一定の位置に)保持される。
ケース30に対して一対のヨーク21・22が下方に押し下げられた場合、一対のヨーク21・22の下側の端面に先端部が当接するアーム部32・33は弾性変形し、下方に撓む。
その結果、アーム部32・33は元の形状(弾性変形していないときの形状)に戻ろうとして一対のヨーク21・22を上方に押す(付勢する)。
以下ではマグネットキャッチ100を固定プレート1に固定する手順について説明する。
図10の(iii)に示す如く、マグネットキャッチ100が固定プレート1の嵌装孔1aに嵌装される。
より詳細には、マグネットキャッチ100のケース30が固定プレート1の上下一対の板面の一方(上側の板面)から他方(下側の板面)に向けて(上方から下方に向かって)嵌装孔1aに嵌装される。
ケース30が嵌装孔1aに嵌装されるとき、係止部37の左側面は嵌装孔1aの左側の端面に当接し、係止部37の先端部(上端部)は嵌装孔1aの左側の端面により筒部31の半径方向の内向き(右方向)に押される。
その結果、係止部37は弾性変形しつつ嵌装孔1aを通過し、固定プレート1の下側の板面よりも下方に到達する。
同様に、係止部38の右側面は嵌装孔1aの右側の端面に当接し、係止部38の先端部(上端部)は嵌装孔1aの右側の端面により筒部31の半径方向の内向き(左方向)に押される。
その結果、係止部38は弾性変形しつつ嵌装孔1aを通過し、固定プレート1の下側の板面よりも下方に到達する。
係止部37が嵌装孔1aを通過した後、係止部37の先端部(上端部)は元の形状に戻ろうとして筒部31の半径方向の外向き(左方向)に変形する。
同様に、係止部38が嵌装孔1aを通過した後、係止部38の先端部(上端部)は元の形状に戻ろうとして筒部31の半径方向の外向き(右方向)に変形する。
その結果、図3に示す如く、係止部37の先端部(上端部)は嵌装孔1aの左側の端面よりも左側方に配置され、係止部38の先端部(上端部)は嵌装孔1aの右側の端面よりも右側方に配置される。
図3に示す如く、係止部37・38の先端部(上端部)が元の形状に戻ろうとして筒部31の半径方向の外向きに変形したとき、延出部36の下面(下側の板面)は固定プレート1の上側の板面に当接するとともに係止部37・38の先端部(より詳細には、第一当接面37b・38b)は固定プレート1の下側の板面に当接する。
その結果、延出部36および係止部37・38は嵌装孔1aの周縁部を上下に挟持することとなり、マグネットキャッチ100は嵌装孔1aに嵌装された状態で固定プレート1に固定される。
図1および図3に示す如く、収容室31aに収容された一対のヨーク21・22の上端部、ひいてはヨーク21の吸着面21bおよびヨーク22の吸着面22bは筒部31の一端部(上端部)における収容室31aの開口部分から上方に突出している。
図3に示す如く、吸着プレート2は一対のヨーク21・22に吸着され、吸着プレート2の下側の板面は吸着面21b・22bに当接し、吸着プレート2が固定プレート1に接近した状態が保持される。
以上の如く、マグネットキャッチ100は、
固定プレート1に形成された嵌装孔1aに嵌装されるとともに固定プレート1に固定され、吸着プレート2を磁力で吸着することにより吸着プレート2が固定プレート1に接近した状態を保持するものであって、
永久磁石からなるマグネットブロック10と、
マグネットブロック10が発生させる磁場により磁化する材料からなる一対のヨーク21・22と、
樹脂材料からなるケース30と、
を具備し、
ケース30は、
一端部(本実施形態では、上端部)から他端部(本実施形態では、下端部)まで貫通する孔である収容室31aが形成される筒部31と、
基端部が筒部31の他端部に繋がり、基端部から中途部にかけて筒部31の一端部と他端部とを結ぶ方向である筒部31の軸線方向(本実施形態では、上下方向)に対して平行かつ筒部31の一端部から遠ざかる方向(本実施形態では、下方)に延び、中途部から先端部にかけて軸線方向に対して垂直な方向である筒部31の半径方向の内向きに延びることにより先端部が筒部31の他端部における収容室31aの開口部分を覆う位置に配置され、軸線方向に弾性変形可能なアーム部32・33と、
を具備し、
マグネットブロック10および一対のヨーク21・22は、マグネットブロック10が一対のヨーク21・22に挟まれた状態で筒部31の一端部から収容室31aに筒部31の軸線方向に移動可能に収容され、
収容室31aに収容された一対のヨーク21・22は、筒部31の一端部における収容室31aの開口部分および筒部31の他端部における収容室31aの開口部分から筒部31の軸線方向に突出し、
収容室31aに収容された一対のヨーク21・22のうち、筒部31の他端部における収容室31aの開口部分から突出している方の端部(本実施形態では、下端部)は、アーム部32・33の先端部に当接する。
マグネットキャッチ100をこのように構成することは、以下の利点を有する。
すなわち、筒部31の上下方向(筒部31の軸線方向)の長さは収容室31aに収容された一対のヨーク21・22の上下方向の長さに比べて短いので、「一対のヨーク21・22を完全に覆うような形状のケース(従来のマグネットキャッチにおけるケース)」を成形する場合よりもケース30を成形するために要する樹脂材料の重量を小さくすることが可能であり、ひいては省資源化に寄与する。
また、マグネットキャッチ100が固定プレート1に形成された嵌装孔1aに嵌装されるとき、まずアーム部32・33が嵌装孔1aに差し込まれ、次いでアーム部32・33の外周面(筒部31の半径方向の外向きとなる面であり、本実施形態ではアーム部32の基端部から中途部にかけての部分における左側面、およびアーム部33の基端部から中途部にかけての部分における右側面がこれに相当する)が嵌装孔1aの端面に当接した状態を保持しつつ筒部31が嵌装孔1aに差し込まれる。
そのため、筒部31と一対のヨーク21・22との間の「段差(本実施形態では、筒部31の下端面)」が嵌装孔1aの周縁部に引っ掛かることを防止することが可能であり、マグネットキャッチ100を固定プレート1に形成された嵌装孔1aに容易に嵌装することが可能である。
このように、アーム部32・33は一対のヨーク21・22を付勢する機能だけでなく、マグネットキャッチ100を固定プレート1に形成された嵌装孔1aに滑らかに嵌装するガイドとしての機能を果たす。
特に、本実施形態では、固定プレート1が磁石に吸着し得る材料であるフェライト系ステンレス鋼からなるため、一対のヨーク21・22と固定プレート1との間には磁力(吸引力)が作用するが、予めアーム部32・33の外周面が嵌装孔1aの端面に当接し、ケース30を固定プレート1に対して支持した状態で一対のヨーク21・22および筒部31が嵌装孔1aに差し込まれるため、一対のヨーク21・22が固定プレート1に吸着する事態を回避することが可能である。
また、マグネットキャッチ100のケース30は、
基端部が筒部31に繋がり、先端部が筒部31の半径方向の外向きに延びた延出部36と、
基端部が筒部31に繋がり、先端部が筒部31の半径方向の外向きに延びるとともに筒部31の半径方向の内向きに弾性変形可能な係止部37・38と、
を具備し、
固定プレート1は上下一対の板面を有し、
嵌装孔1aは固定プレート1の上下一対の板面を貫通し、
ケース30が固定プレート1の上下一対の板面の一方(本実施形態では、上側の板面)から他方(本実施形態では、下側の板面)に向けて嵌装孔1aに嵌装されるとき、係止部37・38は係止部37・38の先端部を筒部31の半径方向の内向きに弾性変形させつつ嵌装孔1aを通過し、係止部37・38が嵌装孔1aを通過した後に係止部37・38の先端部は元の形状に戻ろうとして筒部31の半径方向の外向きに変形し、延出部36が固定プレート1の上下一対の板面の一方に当接するとともに係止部37・38の先端部が固定プレート1の上下一対の板面の他方に当接する。
このように構成することにより、ネジ等の他の部材を用いずにマグネットキャッチ100を固定プレート1に固定することが可能である。
図3に示す如く、マグネットキャッチ100が固定プレート1に固定されているとき、係止部37の先端部に形成された段差面37aのうち第一当接面37bが固定プレート1の下側の板面に当接し、係止部38の先端部に形成された段差面38aのうち第一当接面38bが固定プレート1の下側の板面に当接する。
また、マグネットキャッチ100を図3に示す固定プレート1よりも上下方向の厚さが大きい別の固定プレート1に形成された嵌装孔1aに嵌装する場合、(a)段差面37aのうち第二当接面37dを別の固定プレート1の下側の板面に当接させるとともに第一繋ぎ面37cを別の固定プレート1の嵌装孔1aの端面に当接させ、段差面38aのうち第二当接面38dを別の固定プレート1の下側の板面に当接させるとともに第一繋ぎ面38cを別の固定プレート1の嵌装孔1aの端面に当接させる、あるいは、(b)段差面37aのうち第三当接面37fを別の固定プレート1の下側の板面に当接させるとともに第二繋ぎ面37eを別の固定プレート1の嵌装孔1aの端面に当接させ、段差面38aのうち第三当接面38fを別の固定プレート1の下側の板面に当接させるとともに第二繋ぎ面38eを別の固定プレート1の嵌装孔1aの端面に当接させることにより、マグネットキャッチ100を別の固定プレート1に上下方向(筒部31の軸線方向)に移動不能に固定することが可能である。
このように、係止部37・38の先端部にそれぞれ延出部36から離間するに従って筒部31の半径方向の外向きに傾斜する傾向を有する段差面37a・38aを形成することにより、一対の板面間の距離が異なる複数種類の固定プレート1に対してマグネットキャッチ100を筒部31の軸線方向に対して移動不能に固定することが可能である。
本実施形態のケース30は二つのアーム部32・33を具備するが、本発明はこれに限定されない。
本発明に係るマグネットキャッチのケース部材(マグネットキャッチ用ケース)は、少なくとも一つのアーム部材を具備すれば良い。
本実施形態ではケース30の筒部31の収容室31aの内周面には係合突起31b・31cが形成され、一対のヨーク21・22には係合孔21c・22cが形成されるが、本発明はこれに限定されない。
ケース側係合部またはヨーク側係合部のいずれか一方が突起であり、いずれか他方が孔であれば良い。
また、ケース側係合部またはヨーク側係合部のいずれか他方は、ケース側係合部またはヨーク側係合部のいずれか一方を成す突起が収容される窪み(形成される部材の一端部にのみ開口し、他端部には開口していない凹部)であっても良い。
本実施形態の延出部36は筒部31の一端部(上端部)から筒部31の半径方向の外向きに延出するが、本発明はこれに限定されない。
本発明に係る延出部は、筒部の軸線方向における中途部から半径方向の外向きに延出しても良い。
以下では図24から図30を用いて本発明に係るマグネットキャッチの第二実施形態であるマグネットキャッチ200について説明する。
以下では便宜上、マグネットキャッチ200を構成する部材のうち、図1に示すマグネットキャッチ100と異なる部分についてのみ説明し、同じ部分については同じ部材番号を付すことにより説明を省略する。
図24、図25および図27に示す如く、マグネットキャッチ200のケース30はガイド部34・35を具備する。ガイド部34・35は本発明に係るガイド部の実施の一形態である。
図24および図26に示す如く、ガイド部34は筒部31の下端部かつ前端部となる部分から下方に突出する正面視逆三角形状の突起である。
より詳細には、ガイド部34の基端部(上端部)は筒部31の他端部(下端部)であって筒部31の周方向においてアーム部32・33が繋がる位置(筒部31の下端部かつ左端部となる位置および筒部31の下端部かつ右端部となる位置)とは異なる位置(筒部31の下端部かつ前端部となる位置)に繋がる。
また、ガイド部34は、その基端部(上端部)から先端部(下端部)にかけて、軸線方向(上下方向)に対して平行かつ筒部31の一端部から遠ざかる方向(下方)に延びる。
図27および図30に示す如く、ガイド部34は傾斜面34aを有する。
傾斜面34aはガイド部34の基端部(上端部)からガイド部34の先端部(下端部)に向かって筒部31の半径方向の内向きに傾斜する。
言い換えれば、傾斜面34aの下端部は傾斜面34aの上端部よりも後方(筒部31の半径方向の内向きとなる位置)に配置される。
図26および図30に示す如く、係合突起31bおよびガイド部34は筒部31の軸線方向(上下方向)に並んでいる。
図25に示す如く、ガイド部35は筒部31の下端部かつ後端部となる部分から下方に突出する背面視逆三角形状の突起である。
より詳細には、ガイド部35の基端部(上端部)は筒部31の他端部(下端部)であって筒部31の周方向においてアーム部32・33が繋がる位置(筒部31の下端部かつ左端部となる位置および筒部31の下端部かつ右端部となる位置)とは異なる位置(筒部31の下端部かつ後端部となる位置)に繋がる。
また、ガイド部35は、その基端部(上端部)から先端部(下端部)にかけて、軸線方向(上下方向)に対して平行かつ筒部31の一端部から遠ざかる方向(下方)に延びる。
図27および図30に示す如く、ガイド部35は傾斜面35aを有する。
傾斜面35aはガイド部35の基端部(上端部)からガイド部35の先端部(下端部)に向かって筒部31の半径方向の内向きに傾斜する。
言い換えれば、傾斜面35aの下端部は傾斜面35aの上端部よりも前方(筒部31の半径方向の内向きとなる位置)に配置される。
図26および図30に示す如く、係合突起31cおよびガイド部35は筒部31の軸線方向(上下方向)に並んでいる。
図26および図29に示す如く、マグネットブロック10および一対のヨーク21・22がケース30の筒部31に形成された収容室31aに収容され、アーム部32・33の先端部が一対のヨーク21・22の下側の端面に当接し、かつ、アーム部32・33が弾性変形していないとき、ガイド部34・35の先端部は、一対のヨーク21・22において筒部31の他端部における収容室31aの開口部分から突出している方の端部(一対のヨーク21・22の下端部)よりも筒部31の他端部から遠い位置(本実施形態の場合、下方となる位置)に配置される。
このように構成することにより、マグネットキャッチ200が固定プレート1に形成された嵌装孔1aに嵌装されるとき、まずアーム部32・33が嵌装孔1aに差し込まれ、次いでガイド部34・35が嵌装孔1aに差し込まれ、続いてアーム部32・33の外周面およびガイド部34・35の傾斜面34a・35aが嵌装孔1aの端面に当接した状態を保持しつつ筒部31が嵌装孔1aに差し込まれる。
そのため、筒部31と一対のヨーク21・22との間の「段差(本実施形態では、筒部31の下端面)」が嵌装孔1aの周縁部に引っ掛かることを防止することが可能であり、マグネットキャッチ200を固定プレート1に形成された嵌装孔1aに容易に嵌装することが可能である。
このように、マグネットキャッチ200の場合には、アーム部32・33およびガイド部34・35がマグネットキャッチ200を固定プレート1に形成された嵌装孔1aに滑らかに嵌装するガイドとしての機能を果たす。
特に、本実施形態では、固定プレート1が磁石に吸着し得る材料であるフェライト系ステンレス鋼からなるため、一対のヨーク21・22と固定プレート1との間には磁力(吸引力)が作用するが、予めアーム部32・33の外周面およびガイド部34・35の傾斜面34a・35aが嵌装孔1aの端面に当接し、ケース30を固定プレート1に対して支持した状態で一対のヨーク21・22および筒部31が嵌装孔1aに差し込まれるため、一対のヨーク21・22が固定プレート1に吸着する事態を回避することが可能である。
また、ガイド部34はガイド部34の基端部から先端部に向かって筒部31の半径方向の内向きに傾斜する傾斜面34aを有し、ガイド部35はガイド部35の基端部から先端部に向かって筒部31の半径方向の内向きに傾斜する傾斜面35aを有するので、マグネットキャッチ200を固定プレート1に形成された嵌装孔1aに嵌装するとき、嵌装孔1aの端面が傾斜面34a・35aを押し、マグネットキャッチ200を嵌装孔1aの中心に向かって寄せることとなる。
結果として、マグネットキャッチ200は固定プレート1に形成された嵌装孔1aに滑らかに嵌装される。
また、マグネットキャッチ200の場合、係合突起31bおよびガイド部34は筒部31の軸線方向(上下方向)に並び、係合突起31cおよびガイド部35は筒部31の軸線方向(上下方向)に並ぶ。
このように構成することにより、以下の利点を有する。
ガイド部34・35の先端部(下端部)を筒部31に対して筒部31の半径方向の外向きに弾性変形させたとき(ガイド部34・35の先端部(下端部)を前後方向に広げたとき)、筒部31において係合突起31b・31cが形成される部分(筒部31の下前部および下後部)は筒部31の半径方向の外向きに弾性変形し、係合突起31b・31cがそれぞれ係合孔21c・22cに係合した状態が解除される。
従って、作業者が爪を一対のヨーク21・22よりも下方に突出したガイド部34・35の先端部に引っかけてガイド部34・35の先端部を筒部31に対して筒部31の半径方向の外向きに弾性変形させることにより、マグネットブロック10および一対のヨーク21・22を収容室31aから容易に取り出すことが可能である。
結果として、マグネットキャッチ200を部材毎に分解する作業が容易であり、例えば使用を終えたマグネットキャッチ200を材料毎に分別して廃棄する作業が容易となる。
1 固定プレート(被固定物)
1a 嵌装孔
2 吸着プレート(被吸着物)
100 マグネットキャッチ(第一実施形態)
10 マグネットブロック(磁石部材)
21・22 一対のヨーク(一対のヨーク部材)
30 ケース(ケース部材、マグネットキャッチ用ケース)
31 筒部
31a 収容室
32・33 アーム部
34・35 ガイド部
36 延出部
37・38 係止部

Claims (14)

  1. 被固定物に形成された嵌装孔に嵌装されるとともに前記被固定物に固定され、被吸着物を磁力で吸着することにより前記被吸着物が前記被固定物に接近した状態を保持するマグネットキャッチであって、
    永久磁石からなる磁石部材と、
    前記磁石部材が発生させる磁場により磁化する材料からなる一対のヨーク部材と、
    樹脂材料からなるケース部材と、
    を具備し、
    前記ケース部材は、
    一端部から他端部まで貫通する孔である収容室が形成される筒部と、
    基端部が前記筒部の他端部に繋がり、基端部から中途部にかけて前記筒部の一端部と他端部とを結ぶ方向である軸線方向に対して平行かつ前記筒部の一端部から遠ざかる方向に延び、中途部から先端部にかけて前記軸線方向に対して垂直な方向である半径方向の内向きに延びることにより先端部が前記筒部の他端部における前記収容室の開口部分を覆う位置に配置され、前記軸線方向に弾性変形可能なアーム部と、
    を具備し、
    前記磁石部材および一対のヨーク部材は、前記磁石部材が前記一対のヨーク部材に挟まれた状態で前記筒部の一端部から前記収容室に前記軸線方向に移動可能に収容され、
    前記収容室に収容された前記一対のヨーク部材は、前記筒部の一端部における前記収容室の開口部分および前記筒部の他端部における前記収容室の開口部分から前記軸線方向に突出し、
    前記収容室に収容された前記一対のヨーク部材のうち、前記筒部の他端部における前記収容室の開口部分から突出している方の端部は、前記アーム部の先端部に当接する、
    マグネットキャッチ。
  2. 前記ケース部材は、
    基端部が前記筒部の他端部であって前記筒部の周方向において前記アーム部が繋がる位置とは異なる位置に繋がり、基端部から先端部にかけて前記軸線方向に対して平行かつ前記筒部の一端部から遠ざかる方向に延びるガイド部を具備し、
    前記アーム部が弾性変形していないとき、前記ガイド部の先端部は、前記一対のヨーク部材において前記筒部の他端部における前記収容室の開口部分から突出している方の端部よりも前記筒部の他端部から遠い位置に配置される、
    請求項1に記載のマグネットキャッチ。
  3. 前記収容室の内周面にはケース側係合部が形成され、
    前記一対のヨーク部材にはヨーク側係合部が形成され、
    前記一対のヨーク部材が前記収容室に収容されたとき、前記ケース側係合部が前記ヨーク側係合部に係合することにより、前記収容室に収容された前記一対のヨーク部材は前記筒部に前記軸線方向に移動可能かつ前記収容室から脱落不能に支持され、
    前記ケース側係合部および前記ガイド部は前記軸線方向に並び、
    前記ガイド部の先端部を前記筒部に対して前記半径方向の外向きに弾性変形させたとき、前記筒部において前記ケース側係合部が形成される部分は前記半径方向の外向きに弾性変形し、前記ケース側係合部が前記ヨーク側係合部に係合した状態が解除される、
    請求項2に記載のマグネットキャッチ。
  4. 前記ケース側係合部または前記ヨーク側係合部のいずれか一方は突起であり、
    前記ケース側係合部または前記ヨーク側係合部のいずれか他方は前記突起が収容される孔または窪みである、
    請求項3に記載のマグネットキャッチ。
  5. 前記ガイド部は、
    前記ガイド部の基端部から先端部に向かって前記半径方向の内向きに傾斜する傾斜面を有する、
    請求項2から請求項4までのいずれか一項に記載のマグネットキャッチ。
  6. 前記ケース部材は、
    基端部が前記筒部に繋がり、先端部が前記半径方向の外向きに延びた延出部と、
    基端部が前記筒部に繋がり、先端部が前記半径方向の外向きに延びるとともに前記半径方向の内向きに弾性変形可能な係止部と、
    を具備し、
    前記被固定物は一対の板面を有し、
    前記嵌装孔は前記被固定物の一対の板面を貫通し、
    前記ケース部材が前記被固定物の一対の板面の一方から他方に向けて前記嵌装孔に嵌装されるとき、前記係止部は前記係止部の先端部を前記半径方向の内向きに弾性変形させつつ前記嵌装孔を通過し、前記係止部が前記嵌装孔を通過した後に前記係止部の先端部は元の形状に戻ろうとして前記半径方向の外向きに変形し、前記延出部が前記被固定物の一対の板面の一方に当接するとともに前記係止部の先端部が前記被固定物の一対の板面の他方に当接する、
    請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載のマグネットキャッチ。
  7. 前記係止部の先端部には前記延出部から離間するに従って前記半径方向の外向きに傾斜する傾向を有する段差面が形成される、
    請求項6に記載のマグネットキャッチ。
  8. 永久磁石からなる磁石部材、および前記磁石部材が発生させる磁場により磁化する材料からなる一対のヨーク部材を具備し、被固定物に形成された嵌装孔に嵌装されるとともに前記被固定物に固定され、被吸着物を磁力で吸着することにより前記被吸着物が前記被固定物に接近した状態を保持するマグネットキャッチに用いられ、樹脂材料からなるマグネットキャッチ用ケースであって、
    一端部から他端部まで貫通する孔である収容室が形成される筒部と、
    基端部が前記筒部の他端部に繋がり、基端部から中途部にかけて前記筒部の一端部と他端部とを結ぶ方向である軸線方向に対して平行かつ前記筒部の一端部から遠ざかる方向に延び、中途部から先端部にかけて前記軸線方向に対して垂直な方向である半径方向の内向きに延びることにより先端部が前記筒部の他端部における前記収容室の開口部分を覆う位置に配置され、前記軸線方向に弾性変形可能なアーム部と、
    を具備し、
    前記磁石部材および一対のヨーク部材は、前記磁石部材が前記一対のヨーク部材に挟まれた状態で前記筒部の一端部から前記収容室に前記軸線方向に移動可能に収容され、
    前記収容室に収容された前記一対のヨーク部材は、前記筒部の一端部における前記収容室の開口部分および前記筒部の他端部における前記収容室の開口部分から前記軸線方向に突出し、
    前記収容室に収容された前記一対のヨーク部材のうち、前記筒部の他端部における前記収容室の開口部分から突出している方の端部は、前記アーム部の先端部に当接する、
    マグネットキャッチ用ケース。
  9. 基端部が前記筒部の他端部であって前記筒部の周方向において前記アーム部が繋がる位置とは異なる位置に繋がり、基端部から先端部にかけて前記軸線方向に対して平行かつ前記筒部の一端部から遠ざかる方向に延びるガイド部を具備し、
    前記アーム部が弾性変形していないとき、前記ガイド部の先端部は、前記一対のヨーク部材において前記筒部の他端部における前記収容室の開口部分から突出している方の端部よりも前記筒部の他端部から遠い位置に配置される、
    請求項8に記載のマグネットキャッチ用ケース。
  10. 前記収容室の内周面にはケース側係合部が形成され、
    前記一対のヨーク部材が前記収容室に収容されたとき、前記ケース側係合部が前記一対のヨーク部材に形成された前記ヨーク側係合部に係合することにより、前記収容室に収容された前記一対のヨーク部材は前記筒部に前記軸線方向に移動可能かつ前記収容室から脱落不能に支持され、
    前記ケース側係合部および前記ガイド部は前記軸線方向に並び、
    前記ガイド部の先端部を前記筒部に対して前記半径方向の外向きに弾性変形させたとき、前記筒部において前記ケース側係合部が形成される部分は前記半径方向の外向きに弾性変形し、前記ケース側係合部が前記ヨーク側係合部に係合した状態が解除される、
    請求項9に記載のマグネットキャッチ用ケース。
  11. 前記ケース側係合部または前記ヨーク側係合部のいずれか一方は突起であり、
    前記ケース側係合部または前記ヨーク側係合部のいずれか他方は前記突起が収容される孔または窪みである、
    請求項10に記載のマグネットキャッチ用ケース。
  12. 前記ガイド部は、
    前記ガイド部の基端部から先端部に向かって前記半径方向の内向きに傾斜する傾斜面を有する、
    請求項9から請求項11までのいずれか一項に記載のマグネットキャッチ用ケース。
  13. 基端部が前記筒部に繋がり、先端部が前記半径方向の外向きに延びた延出部と、
    基端部が前記筒部に繋がり、先端部が前記半径方向の外向きに延びるとともに前記半径方向の内向きに弾性変形可能な係止部と、
    を具備し、
    前記被固定物は一対の板面を有し、
    前記嵌装孔は前記被固定物の一対の板面を貫通し、
    前記被固定物の一対の板面の一方から他方に向けて前記嵌装孔に嵌装されるとき、前記係止部は前記係止部の先端部を前記半径方向の内向きに弾性変形させつつ前記嵌装孔を通過し、前記係止部が前記嵌装孔を通過した後に前記係止部の先端部は元の形状に戻ろうとして前記半径方向の外向きに変形し、前記延出部が前記被固定物の一対の板面の一方に当接するとともに前記係止部の先端部が前記被固定物の一対の板面の他方に当接する、
    請求項8から請求項12までのいずれか一項に記載のマグネットキャッチ用ケース。
  14. 前記係止部の先端部には前記延出部から離間するに従って前記半径方向の外向きに傾斜する傾向を有する段差面が形成される、
    請求項13に記載のマグネットキャッチ用ケース。
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