JP2005335769A - 挟み具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 挟み体相互の吸引作用で被挟み物を確実に密閉状態に挟み得る挟み具の提供。【解決手段】 被挟み物Bを挟む一対の挟み体10からなり、この挟み体10が互いに向き合って吸引し合う挟み面20aに順次に極性を異ならした複数の磁極を連続状態に備えたプラスチック磁石製プレート部20と該挟み体10の少なくとも一方を挟み面20a間に被挟み物Bを挟み入れて磁極の連続する向きの一方向に向けて移動した際に互いに突き当たる突き当たり部30とを備えており、この互いの突き当たり部30の突き当たり状態において該対をなす一方の挟み体10の挟み面20aの各磁極の極性と該磁極にそれぞれ向き合う他方の挟み体10の挟み面20aの磁極の極性とが異なるように構成してある。【選択図】図4
Description
この発明は、挟み対象物である被挟み物を永久磁石の磁気を利用して容易に挟み込み且つ当該挟み込み状態を容易に解放し得るようにした挟み具の提供に関する。
各種の使用目的や、使用態様などに対応して各種の挟み具が提供されている。
例えば、開封した袋の開封部分を挟み込んで密封状態にする挟み具として、互いに密着する向きにねじりコイルバネ等のバネを用いて弾発付勢される一対の挟み片を当該付勢に抗して引き離し状態にして当該挟み片間に前記開封部分を入れ込み且つ当該付勢に抗する力を解くことによって該挟み片間に前記開封部分を挟み付けるようにした挟み具がある。
しかしながら、かかるバネを用いた挟み具にあっては、当該挟み具が多くの部材によって構成されており、部材コストや組み付けコストが割高となり、しかも、構成される挟み具が嵩張る傾向にあり、また、当該挟み具の使用に際して前記バネの弾発に抗した当該挟み片の引き離し操作を要すると共に挟み込みに所要の動作空間を必要としていた。
この発明が解決しようとする主たる問題点は、開封した袋などの被挟み物の挟み込みに用いられるバネ付勢による挟み具における不具合、例えば、多くの構成部品を必要とされる不具合や、多くの組み付け手間を要請される不具合や、使用時において所要の握力を要請される不具合や、相応の動作空間が必要とされ且つ挟み具が嵩張った構成とされる不具合などを解消する点にある。
前記課題を解決するために、この発明に係る挟み具は、被挟み物を挟む一対の挟み体からなる挟み具であって、この挟み具を構成する対をなす挟み体が、互いに向き合って吸引し合う挟み面に順次に極性を異ならした複数の磁極を連続状態に備えたプラスチック磁石製プレート部と、この挟み体の少なくとも一方を前記挟み面間に被挟み物を挟み入れて前記磁極の連続する向きの一方向に向けて移動した際に互いに突き当たる突き当たり部とを備えており、
この互いの突き当たり部の突き当たり状態において該対をなす一方の挟み体の挟み面の各磁極の極性と該磁極にそれぞれ向き合う他方の挟み体の挟み面の磁極の極性とが異なるようにしてあることを特徴とするものとした。
この互いの突き当たり部の突き当たり状態において該対をなす一方の挟み体の挟み面の各磁極の極性と該磁極にそれぞれ向き合う他方の挟み体の挟み面の磁極の極性とが異なるようにしてあることを特徴とするものとした。
かかる構成の挟み具にあっては、挟み体による被挟み物の挟み込み及び挟み込み状態の解放に際して機械的な動作部分がなく、被挟み物を各挟み面間に挟み入れると共に各挟み体の突き当たり部を相互に突き当たり状態とすることによって当該挟み体相互の吸引作用によって被挟み物を容易に所定の面間で確実に挟み込み状態にし、また、各挟み体を引き離すことによって当該挟み込み状態を容易に解除することができる。
また、前記構成に係る挟み具にあって、前記挟み体が長尺状とされており、その一端側に第1突き当たり部を他端側に第2突き当たり部を備えていると共に該第1突き当たり部と第2突き当たり部との間が薄肉の長方体状をなすプラスチック磁石製プレート部としてあり該プラスチック磁石製プレート部における挟み面の長手方向に向けて順次に極性を異ならした複数の磁極が連続状態に備えられており、
しかも、前記第1突き当たり部が前記挟み面側に隆起する隆起肉部を備えた厚肉状部としてあると共に、前記プラスチック磁石製プレート部における前記第1突き当たり部と反対側端が第2突き当たり部としてあることを特徴とする挟み具では、一方の挟み体の第1突き当たり部をなす隆起肉部に他方挟み体における第2突き当たり部をなすプラスチック磁石製プレート部の側端を容易且つ確実に突き当て状態にして用いることができる。
しかも、前記第1突き当たり部が前記挟み面側に隆起する隆起肉部を備えた厚肉状部としてあると共に、前記プラスチック磁石製プレート部における前記第1突き当たり部と反対側端が第2突き当たり部としてあることを特徴とする挟み具では、一方の挟み体の第1突き当たり部をなす隆起肉部に他方挟み体における第2突き当たり部をなすプラスチック磁石製プレート部の側端を容易且つ確実に突き当て状態にして用いることができる。
また、前記構成に係る挟み具にあって、前記第1突き当たり部の隆起肉部と前記プラスチック磁石製プレート部との間に、前記挟み面と該面から反転する面とによって構成される溝状部が備えられており、対をなす他方の挟み体のプラスチック磁石製プレート部における前記第1突き当たり部と反対側の端部が該溝状部に差し入れ得るようにしてあることを特徴とする挟み具では、一方の挟み体における溝状部に対する他方挟み体における前記プラスチック磁石製プレート部の端部の差し入れによって当該差し入れ状態にある挟み体が互いの挟み面を引き離す向きに移動するのを防ぐことができる。
この発明に係る挟み具は、嵩張りの無い一対の挟み体間に被挟み物をたんに挟み入れることのみによって当該挟み体相互の吸引作用で被挟み物を確実に挟み、開封した袋などを容易に密閉状態に維持できる効果を有している。
以下、この発明を実施するための最良の形態に係る挟み具について詳細に説明する。
図1〜図5は、この発明を実施するための第1の最良の形態に係る挟み具Aを、図6は、当該発明を実施するための第2の最良の形態に係る挟み具Aを示している。
この発明の最良の形態に係る挟み具Aは、被挟み物Bを挟む一対の挟み体10からなる挟み具Aであって、この挟み具Aを構成する対をなす挟み体10が、互いに向き合って吸引し合う挟み面20aに順次に極性を異ならした複数の磁極を連続状態に備えたプラスチック磁石製プレート部20と、この挟み体10の少なくとも一方を前記挟み面20a間に被挟み物Bを挟み入れて前記磁極の連続する向きの一方向に向けて移動した際に互いに突き当たる突き当たり部30とを備えており、
この互いの突き当たり部30の突き当たり状態において該対をなす一方の挟み体10の挟み面20aの各磁極の極性と該磁極にそれぞれ向き合う他方の挟み体10の挟み面20aの磁極の極性とが異なるように構成してある。なお、この図示例にあっては、前記磁極のN極をN、S極をSとして図示してある。
この互いの突き当たり部30の突き当たり状態において該対をなす一方の挟み体10の挟み面20aの各磁極の極性と該磁極にそれぞれ向き合う他方の挟み体10の挟み面20aの磁極の極性とが異なるように構成してある。なお、この図示例にあっては、前記磁極のN極をN、S極をSとして図示してある。
かかる構成の挟み具Aにあっては、挟み体10による被挟み物Bの挟み込み及び挟み込み状態の解放に際して機械的な動作部分がなく、被挟み物Bを各挟み面20a間に挟み入れると共に各挟み体10の突き当たり部30を相互に突き当たり状態とすることによって当該挟み体10相互の吸引作用によって被挟み物Bを容易に所定の面間で確実に挟み込み状態にし、また、各挟み体10を引き離すことによって当該挟み込み状態を容易に解除することができる。
また、前記構成に係る挟み具Aにあって、前記挟み体10が長尺状とされており、その一端側10aに第1突き当たり部31を他端側10bに第2突き当たり部32を備えていると共に該第1突き当たり部31と第2突き当たり部32との間が薄肉の長方体状をなすプラスチック磁石製プレート部20としてあり該プラスチック磁石製プレート部20における挟み面20aの長手方向に向けて順次に極性を異ならした複数の磁極が連続状態に備えられており、
しかも、前記第1突き当たり部31が前記挟み面20a側に隆起する隆起肉部31”を備えた厚肉状部31aとしてあると共に、前記プラスチック磁石製プレート部20における前記第1突き当たり部31と反対側端20c’が第2突き当たり部32としてあることを特徴とする挟み具Aでは、一方の挟み体10の第1突き当たり部31をなす隆起肉部31a”に他方挟み体10における第2突き当たり部32をなすプラスチック磁石製プレート部20の側端20c’を容易且つ確実に突き当て状態にして用いることができる。
しかも、前記第1突き当たり部31が前記挟み面20a側に隆起する隆起肉部31”を備えた厚肉状部31aとしてあると共に、前記プラスチック磁石製プレート部20における前記第1突き当たり部31と反対側端20c’が第2突き当たり部32としてあることを特徴とする挟み具Aでは、一方の挟み体10の第1突き当たり部31をなす隆起肉部31a”に他方挟み体10における第2突き当たり部32をなすプラスチック磁石製プレート部20の側端20c’を容易且つ確実に突き当て状態にして用いることができる。
また、前記構成に係る挟み具Aにあって、前記第1突き当たり部31の隆起肉部31a”と前記プラスチック磁石製プレート部20との間に、前記挟み面20aと該面20aから反転する面31b”とによって構成される溝状部31b’が備えられており、対をなす他方の挟み体10のプラスチック磁石製プレート部20における前記第1突き当たり部31と反対側の端部20cが該溝状部31b’に差し入れ得るようにしてあることを特徴とする挟み具Aでは、一方の挟み体10における溝状部31b’に対する他方挟み体10における前記プラスチック磁石製プレート部20の端部20cの差し入れによって当該差し入れ状態にある挟み体10が互いの挟み面20aを引き離す向きに移動するのを防ぐことができる。
(1) 図1〜図5に示される当該発明を実施するための典型的な第1の最良の形態に係る挟み具Aについて説明する。
この図1〜図5に示される典型的な第1の最良の形態に係る挟み具Aは、被挟み物Bを挟む一対の挟み体10によって構成してある。そして、この挟み具Aを構成する対をなす挟み体10が、互いに向き合って吸引し合う挟み面20aに順次に極性を異ならした複数の磁極を連続状態に備えたプラスチック磁石製プレート部20と、この挟み体10の少なくとも一方を前記挟み面20a間に被挟み物Bを挟み入れて前記磁極の連続する向きの一方向に向けて移動した際に互いに突き当たる突き当たり部30とを備えており、
この互いの突き当たり部30の突き当たり状態において該対をなす一方の挟み体10の挟み面20aの各磁極の極性と該磁極にそれぞれ向き合う他方の挟み体10の挟み面20aの磁極の極性とが異なるように構成してある。
この互いの突き当たり部30の突き当たり状態において該対をなす一方の挟み体10の挟み面20aの各磁極の極性と該磁極にそれぞれ向き合う他方の挟み体10の挟み面20aの磁極の極性とが異なるように構成してある。
そして、この図示例に係る挟み具Aは、前記挟み体10を、その一端側10aに第1突き当たり部31を他端側10bに第2突き当たり部32を備えた長尺状の挟み体10、すなわち、該挟み体10における一方の短手方向に沿った縁側に第1突き当たり部31を、他方の短手方向に沿った縁側に第2突き当たり部32を備えた長尺状の挟み体10としてあり該第1突き当たり部31と第2突き当たり部32との間が薄肉の長方体状をなすプラスチック磁石製プレート部20としてあり、これらのプラスチック磁石製プレート部20と前記第1突き当たり部31と第2突き当たり部32とをプラスチック成形によって一体に構成した当該挟み体10を対として用意し、当該挟み体10におけるプラスチック磁石製プレート部20における挟み面20aの長手方向に向けて順次に極性を異ならした複数の磁極を連続状態に備えた構成としてあり、この第1突き当たり部31と第2突き当たり部32との突き当たり状態において該対をなす一方の挟み体10の挟み面20aの各磁極の極性と該磁極にそれぞれ向き合う他方の挟み体10の挟み面20aの磁極の極性とが異なるように構成してある。
かかる図示例に係る挟み具Aは、更に具体的には、前記第1突き当たり部31が前記挟み面20a側に隆起する隆起肉部31a”を備えた厚肉状部31aとしてあると共に、前記プラスチック磁石製プレート部20における該第1突き当たり部31と反対側端20c’が第2突き当たり部32としてあり、対をなす一方の挟み体10における第1突き当たり部31である隆起肉部31a”に対して他方の挟み体10における第2突き当たり部32とされる前記側端20c’が突き当てられ得るようにしてある。そして、前記第1突き当たり部31の隆起肉部31a”とプラスチック磁石製プレート部20との間に、前記挟み面20aと該面20aから反転する面31b”とによって構成される溝状部31b’が備えられており、対をなす他方の挟み体10のプラスチック磁石製プレート部20における第1突き当たり部31と反対側の端部20cが該溝状部31b’に差し入れ得るようにしてある。
かかる挟み具Aは、典型的には、当該挟み具Aを構成する各挟み体10が同一形状で且つ同一寸法に構成してあり、互いの挟み面20aを向き合わせの状態にした際に、互いの溝状部31b’にそれぞれ他方挟み体10の端部20cを差し入れ状態とすることができ、しかも、この状態で、互いの隆起肉部31a”にそれぞれ他方挟み体10における第2突き当たり部32とされる側端20c’を突き当て状態にし得るようにしてある。
このように対をなす挟み体10を互いの挟み面20aを向き合わせの状態にして一方の挟み体10における第1突き当たり部31に他方の挟み体10における第2突き当たり部32を突き当て状態とした際に、この対をなす挟み体10、10の互いに向き合う磁極の極性が異なるようにしてあり、当該対をなす挟み体10、10は互いに強く吸引し合う状態とされる。そして、一方の挟み体10における溝状部31b’に他方の挟み体10における端部20cを差し入れ状態にした際に、対をなす当該挟み体10、10は、その挟み面20aの互いに離れ出す向き向けた動きを封じられる。
この図示例に係る挟み体10を構成する第1突き当たり部31は、より具体的には、前記プラスチック磁石製プレート部20から連続される延設肉部31a’と、前記挟み面20a側に隆起するように該延設肉部31a’に連続して備えられている隆起肉部31a”とを備えた厚肉状部31aを有し、この厚肉状部31aと前記プラスチック磁石製プレート部20との間に、前記挟み面20aと該面20aから反転する面31b”、より具体的には該挟み面20aの一部をなす面20a’と、該面20a’から反転するように前記隆起肉部31a”に傾斜状に備えられている面31b”とにより溝状部31b’が設けてある。そして、この溝状部31b’の備えられる隆起肉部31a”における傾斜状の面31b”を構成する当該隆起肉部31a”が、厚肉状部31a側からプラスチック磁石製プレート部20の側に向けて突き出す掛合部31bとしてある。かかる第1突き当たり部31に備えられている掛合部31bによって、一方挟み体10における溝状部31b’に他方挟み体10における第2突き当たり部32の端部20cを差し入れ状態とした際に、これらの対をなす挟み体10は互いの挟み面20aを引き離すように動かし得なくなり、その吸着状態が安定に維持される。
また、当該図示例に係る挟み体10の第2突き当たり部32は、前記プラスチック磁石製プレート部20における第1突き当たり部31の備えられている側と反対の側を当該第2突き当たり部32として構成してある。より具体的には、プラスチック磁石製プレート部20における挟み面20a側を突端状をなす側端20c’とし、この突端状の側端20c’から当該プラスチック磁石製プレート部20の他方端側に向けて漸次厚肉となる傾斜面20c”を当該プラスチック磁石製プレート部20の背面20b側に備えた差入れ端部20cを備える構成としてある。
かかる第2突き当たり部32をなす端部20cは、対をなす他方の挟み体10における溝状部31b’に対して、都合よく差し入れ係合し得る構成としてあり、より典型的には、当該対をなす一方の挟み体10における第2突き当たり部32をなす端部20cが他方挟み体10における第1突き当たり部31の溝状部31b’に密に差し入れ得るように構成してあり、更に典型的には、前記プラスチック磁石製プレート部20の挟み面20aの面20a’と該面20a’から反転する面31b”とのなす角内に、前記端部20cにおける挟み面20aと傾斜面20c”のなす角が密に納まり得るように構成してある。
なお、この図示例にあっては、前記挟み体10における厚肉状部31aから、該挟み体10の幅方向に向けて突き出すように隆起部31cが設けてあり、この一対の隆起部31cを指間に挟み持つようにして、対をなして用いられる当該挟み体10を互いに重ね合わせの状態に移動したり、当該重ね合わせの状態にある挟み体10を引き離し方向に引き離すように用いることができる。なお、この対をなす各挟み体10は、互いに挟み面20aを向き合わせ状態にして移動させることにより一方の挟み体10における第1突き当たり部31に対して他方の挟み体10における第2突き当たり部32を突き当て状態にして用いてもよく、また、一方の挟み体10における溝状部31b’に他方の挟み体10における端部20cを、その幅側端から入れ込むようにして当該一方の挟み体10における第1突き当たり部31に対して他方の挟み体10における第2突き当たり部32を突き当て状態にしながら各挟み体10における挟み面20aを順次に重ね合わせの状態にするようにして用いてもよい。また、前記挟み面20aを向き合わせの状態にして用いられている挟み体10は、互いの第1突き当たり部31、31を引き離すようにして被挟み物Bに対する挟みつけ状態を解放してもよく、また、一方の挟み体10における幅方向に他方の挟み体10を移動することによって当該挟み体10間に挟みつけていた被挟み物Bに対する当該挟み体10による挟みつけを解放するようにして用いてもよい。
この図示例にあっては、かかるプラスチック磁石製プレート部20及び第1突き当たり部31並びに第2突き当たり部32を備えた各挟み体10を、それぞれプラスチック成形によって一体のものとして構成し、その各プラスチック磁石製プレート部20の挟み面20aの長手方向に順次に極性を異ならして複数の磁極を備えた構成としてあり、この図示例にあっては当該プラスチック磁石製プレート部20及び第1突き当たり部31並びに第2突き当たり部32とを一体に備えた2個の挟み体10、10を、同一形状、同一寸法のものとして用意してある。そして、この2個の同一形状、同一寸法をなす挟み体10を、互いの挟み面20aを向き合わせるようにして、その一方の挟み体10における第2突き当たり部32をなす端部20cを、他方の挟み体10における第1突き当たり部31の溝状部31b’に入れ込み係合状態にして用い得るようにしてあり、当該対をなす各挟み体10における挟み面20aを向き合わせると共に、前記一方の挟み体10における第2突き当たり部32とされる側端20c’を、他方の挟み体10における第1突き当たり部31の溝状部31b’内に突き当てた際に、この各挟み体10において互いに向き合い状態とされる各磁極の極性が互いに異なるようにしてあり、当該挟み面20aの当該向き合わせ使用の状態において挟み体10が相互に効果的に吸引し合うように構成してある。
かかる図示例に係る挟み体10にあっては、これをプラスチック成形によって構成する際には、一種類の成形型によって着磁前の当該挟み体10を成形し、この着磁前の各挟み体10に対して、前記対をなして用い得る1組の挟み体10を構成し得るように着磁し、一方の挟み体10における第2突き当たり部32をなす端部20cを、他方の挟み体10における第1突き当たり部31の溝状部31b’に差し入れ突き当てた際に、この各挟み体10において互いに向き合い状態とされる各磁極の極性が互いに異なるように各挟み体10に磁極を設けて当該挟み具Aを構成することができる。
なお、ここで構成される挟み具Aは、その全体を、ナイロン系、エポキシ系、ビニル系などの熱可塑性、熱硬化性樹脂に磁石粉末を分散させて成形したプラスチック成形物であっても、また、前記プラスチック磁石製プレート部20をナイロン系、エポキシ系、ビニル系などの熱可塑性、熱硬化性樹脂に磁石粉末を分散させて成形したプラスチック成形物とし、その他の部分を当該磁石粉末を含まないプラスチック材によって成形してあってもよい。
また、ここで構成される挟み体10は、前記プラスチック磁石製プレート部20における挟み面20aの長さ方向に順次に極性を異ならせるようにした複数の磁極を連続状態に備えておればよく、当該挟み面20a以外の部分に更に磁極を備えた構成の挟み体10であってもよい。
なお、この図示例に係る挟み具Aは、被挟み物Bを挟む一対の挟み体10における互いに向き合って吸引し合う挟み面20aに面方向着磁によって順次に極性を異ならした複数の磁極を連続状態に備えた挟み体10によって構成してあり、このプラスチック磁石製プレート部20に備えられる磁極が、一方の挟み体10における第1突き当たり部31に他方挟み体10における第2突き当たり部32を突き当て状態とした際に、当該各挟み体10におけるそれぞれに向き合う挟み面20aで互いに向き合う磁極が互いに極性を異にするように当該挟み面20aに面方向着磁により構成してある。
(2) 図6に示される当該発明を実施するための典型的な第2の最良の形態に係る挟み具Aについて説明する。
この図6に示される典型的な第2の最良の形態に係る挟み具Aは、被挟み物Bを挟む一対の挟み体10によって構成してある。そして、この挟み具Aを構成する対をなす挟み体10が、互いに向き合って吸引し合う挟み面20aに順次に極性を異ならした複数の磁極を連続状態に備えたプラスチック磁石製プレート部20と、この挟み体10の少なくとも一方を前記挟み面20a間に被挟み物Bを挟み入れて前記磁極の連続する向きの一方向に向けて移動した際に互いに突き当たる突き当たり部30とを備えており、
この互いの突き当たり部30の突き当たり状態において該対をなす一方の挟み体10の挟み面20aの各磁極の極性と該磁極にそれぞれ向き合う他方の挟み体10の挟み面20aの磁極の極性とが異なるように構成してあって、
前記プラスチック磁石製プレート部20に備えられる磁極が、薄肉の長方体状をなす当該プラスチック磁石製プレート部20の厚さ方向の着磁によって当該プラスチック磁石製プレート部20における挟み面20aに設けてある。
この互いの突き当たり部30の突き当たり状態において該対をなす一方の挟み体10の挟み面20aの各磁極の極性と該磁極にそれぞれ向き合う他方の挟み体10の挟み面20aの磁極の極性とが異なるように構成してあって、
前記プラスチック磁石製プレート部20に備えられる磁極が、薄肉の長方体状をなす当該プラスチック磁石製プレート部20の厚さ方向の着磁によって当該プラスチック磁石製プレート部20における挟み面20aに設けてある。
この図6に示される第2の最良の形態に係る挟み具Aは、当該挟み具Aに備えられる磁極がプラスチック磁石製プレート部20の厚さ方向着磁によって、当該プラスチック磁石製プレート部20における挟み面20aの長手方向に向けて順次に極性を異ならせるように複数設けられている以外の構成を前記第1の最良の形態に係る挟み具Aの構成と同一又は実質的に同一の構成としてあり、当該第1の最良の形態に係る挟み具Aと同様にして用い得ると共に同様の効果を奏し得るものであり、前記第1の最良の形態に係る挟み具Aと同一又は実質的に同一の部分に同一の番号を付して、その説明を省略する。
A 挟み具
B 被挟み物
10 挟み体
20 プラスチック磁石製プレート部
20a 挟み面
20c 端部
30 突き当たり部
31 第1突き当たり部
31a 厚肉状部
31a” 隆起肉部
31b’ 溝状部
32 第2突き当たり部
B 被挟み物
10 挟み体
20 プラスチック磁石製プレート部
20a 挟み面
20c 端部
30 突き当たり部
31 第1突き当たり部
31a 厚肉状部
31a” 隆起肉部
31b’ 溝状部
32 第2突き当たり部
Claims (3)
- 被挟み物を挟む一対の挟み体からなる挟み具であって、この挟み具を構成する対をなす挟み体が、互いに向き合って吸引し合う挟み面に順次に極性を異ならした複数の磁極を連続状態に備えたプラスチック磁石製プレート部と、この挟み体の少なくとも一方を前記挟み面間に被挟み物を挟み入れて前記磁極の連続する向きの一方向に向けて移動した際に互いに突き当たる突き当たり部とを備えており、
この互いの突き当たり部の突き当たり状態において該対をなす一方の挟み体の挟み面の各磁極の極性と該磁極にそれぞれ向き合う他方の挟み体の挟み面の磁極の極性とが異なるようにしてあることを特徴とする挟み具。 - 前記挟み体が長尺状とされており、その一端側に第1突き当たり部を他端側に第2突き当たり部を備えていると共に該第1突き当たり部と第2突き当たり部との間が薄肉の長方体状をなすプラスチック磁石製プレート部としてあり該プラスチック磁石製プレート部における挟み面の長手方向に向けて順次に極性を異ならした複数の磁極が連続状態に備えられており、
しかも、前記第1突き当たり部が前記挟み面側に隆起する隆起肉部を備えた厚肉状部としてあると共に、前記プラスチック磁石製プレート部における前記第1突き当たり部と反対側端が第2突き当たり部としてあることを特徴とする請求項1に記載の挟み具。 - 前記第1突き当たり部の隆起肉部と前記プラスチック磁石製プレート部との間に、前記挟み面と該面から反転する面とによって構成される溝状部が備えられており、対をなす他方の挟み体のプラスチック磁石製プレート部における前記第1突き当たり部と反対側の端部が該溝状部に差し入れ得るようにしてあることを特徴とする請求項2に記載の挟み具。
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