JP2012005668A - ネイルプリント装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ネイルプリント装置1において、印刷指挿入部20aに挿入された印刷指U1と非印刷指挿入部20bに挿入された非印刷指U2とで、印刷指挿入部20aと非印刷指挿入部20bとの間に位置する掴み部20cを挟持することができ、掴み部20cに対する印刷指U1の強固な固定を行うことができるので、腕の震えなどが生じている場合でも、印刷指U1の爪に対する正確で確実な印刷を行うことができるとともに、印刷指U1の固定に当たり拘束具を使用しないので、印刷指U1が窮屈にならず、苦痛を感じさせることもなくなる。
【選択図】図3
Description
印刷を行おうとする爪に対応する指が印刷指として挿入される印刷指挿入部と、
前記印刷指挿入部の近傍位置に設けられ印刷を行なわない指が非印刷指として挿入される非印刷指挿入部と、
前記印刷指挿入部と前記非印刷指挿入部との間に設けられ、且つ、前記印刷指挿入部に挿入された前記印刷指と前記非印刷指挿入部に挿入された前記非印刷指とで挟持可能な掴み部と、
前記印刷指挿入部に挿入された前記印刷指の爪に印刷を施す印刷手段とを備えたことを特徴とする。
また、ネイルプリントの際に印刷指を型や板等の拘束具で固定する方式を採用しないため、印刷指が窮屈になることが抑制され、苦痛を感じさせることもない。
なお、機枠11は下部機枠11a及び上部機枠11bから構成されている。そして、下部機枠11aは箱状に形成され、ケース本体2の内部下方に設置されている。一方、上部機枠11bは下部機枠11aの上方で且つケース本体2の内部上方に設置されている。
ここで、印刷指挿入部20aは、印刷しようとする爪Tに対応する印刷指U1を挿入するめための指挿入部である。
また、非印刷指挿入部20bは、印刷指以外の非印刷指U2を挿入するための指挿入部である。
また、掴み部20cは、印刷指挿入部20aに挿入された印刷指U1と、非印刷指挿入部20bに挿入された非印刷指U2とで挟持可能な部分である。この掴み部20cは印刷指挿入部20aと非印刷指挿入部20bとを仕切る隔壁21によって構成されている。
なお、膨出部22の大きさ、すなわち、隔壁21の厚み方向の厚みは、印刷指U1と非印刷指U2との付け根が膨出部22に十分に当接するように、1〜2cm程度が好ましく、隔壁21の厚みは、指先の腹が隔壁21にしっかりと圧接できるように、膨出部22の厚みよりも0.5〜1cm程度小さいことが好ましい。
実施形態のネイルプリント装置1では、親指以外の4本の指(人差し指、中指、薬指及び小指)が印刷指となる場合と、親指が印刷指となる場合がある。
図3には親指以外の4本の指が印刷指U1となる場合の固定態様が示されている。この場合、親指以外の4本の印刷指U1が平面的に並んだ状態で印刷指挿入部20aに挿入され、非印刷指U2である親指が非印刷指挿入部20bに挿入される。そして、印刷指U1と非印刷指U2とで掴み部20cを挟持することで印刷指U1が掴み部20cに強固に固定される。この場合、人差し指と親指との付け根或いは手のひらで膨出部22を抱持すれば、手先が安定するので、印刷指U1の固定がより確実となる。
また、図4には親指が印刷指U1aとなる場合の固定態様が示されている。この場合、印刷指U1aである親指が印刷指挿入部20aに挿入され、親指以外の4本の非印刷指U2aが平面的に並んだ状態で非印刷指挿入部20bに挿入される。そして、印刷指U1aと非印刷指U2aとで掴み部20cを挟持することで印刷指U1aが固定される。この場合も、人差し指と親指との付け根で膨出部22を抱持すれば、手先が安定するので、印刷指U1aの固定がより確実となる。
また、図5には親指が印刷指U1aとなる場合の他の固定態様が示されている。この場合、印刷指U1aである親指が印刷指挿入部20aに挿入され、親指以外の4本の非印刷指U2aが上下方向に重ね合わさった状態で非印刷指挿入部20bに挿入される。そして、印刷指U1aと非印刷指U2aである人差し指とで掴み部20cを挟持することで印刷指U1aが固定される。この場合も、人差し指と親指との付け根部分で膨出部22を抱持すれば、手先が安定するので、印刷指U1aの固定がより確実となる。
なお、図4及び図5の説明では印刷指をU1a、非印刷指をU2aとしているが、印刷指及び非印刷指を総称する場合には符号U1及びU2を用いるものとする。
すなわち、上部機枠11bに設置された基板31の中央部下面には、ドライバーを内蔵した200万画素程度以上の画素を有するカメラ32が設置されている。また、基板31には、カメラ32を囲むように白色LED等の照明灯33が設置されている。この撮影部30は、このカメラ32及び照明灯33を含んで構成されている。この撮影部30は、照明灯33によって印刷指U1を照明し、カメラ32によってその印刷指U1を撮影し、指画像データを取り込むためのものである。この撮影部30は、後述する制御部50の制御装置51に接続され、該制御装置51によって制御される。
すなわち、上部機枠11bの両側板に2本のガイドロッド41が平行に架設されている。このガイドロッド41には、主キャリッジ42が摺動自在に設置されている。また、主キャリッジ42の前壁42aおよび後壁42bには2本のガイドロッド44が平行に架設されている。このガイドロッド44には、副キャリッジ45が摺動自在に設置されている。この副キャリッジ45の下面中央部に印刷ヘッド46が搭載されている。
そして、主キャリッジ42は動力伝達部(図示せず)を介してモータ43に連結され、モータ43の正逆回転によって、ガイドロッド41に沿って左右方向に移動する。また、副キャリッジ45は動力伝達部(図示せず)を介してモータ47に連結され、モータ47の正逆回転によって、ガイドロッド44に沿って前後方向に移動する。この主キャリッジ42及び副キャリッジ45の移動と、印刷反吐46からのインクの吐出とによって、印刷指挿入部20aに挿入された印刷指U1の爪Tへの印刷が可能となる。
なお、印刷ヘッド46にインクを供給するためのインクカートリッジ48は下部機枠11aに設けられている。
印刷部40は、これらガイドロッド41、主キャリッジ42、モータ43、ガイドロッド44、副キャリッジ45、印刷ヘッド46、モータ47及びインクカートリッジ48等を含んで構成されている。
具体的には、制御装置51は、電源スイッチ52aがONの状態で、読み取りスイッチ52cが操作されると、撮影部30を通じて印刷指U1の画像データを取得し、この画像データに基づいて、印刷指U1の爪Tの位置・大きさ・範囲等の爪データを生成し、印刷部40による印刷の位置・範囲等を決定する。
また、制御装置51は、パターン選択スイッチ52bから入力される情報に基づいて、ROM等に格納されているネイル画像パターンの中から印刷すべきネイル画像パターンを選択しRAMに格納する。そして、印刷スイッチ52dが操作されると、該ネイル画像パターンのデータを印刷部40に出力し、印刷部40を制御して印刷指U1の各爪Tに選択された画像パターンを印刷させる。
例えば、人差し指、中指、薬指及び小指の爪Tに印刷を施したい場合には、図3に示すように、印刷指挿入部20aに人差し指、中指、薬指及び小指である印刷指U1を平面的に並べて挿入し、非印刷指挿入部20bに親指を挿入すれば、印刷指挿入部20aに一旦挿入した人差し指、中指、薬指及び小指の印刷指U1を該印刷指挿入部20aから抜くことなく、各指の爪Tに所定のネイル画像パターンを印刷することができる。
ネイルプリントの際に印刷指と非印刷指とで掴み部を挟持することで印刷指が固定されるため、腕の震えなどが生じている場合でも、その震えが印刷指に伝達されることが抑制される。その結果、適切な印刷が可能となる。
また、ネイルプリントの際に印刷指を型や板等の拘束具で固定する方式を採用しないため、印刷指が窮屈になることが抑制され、苦痛を感じさせることもない。
さらに、膨出部22の包持によって、手首の左右の振れや上下の振れが抑制されて、手先をより安定させることができる。
例えば、上記実施形態では、片手の指の爪を印刷する場合について述べたが、両手の指の爪の印刷を同時に行うこともできる。この場合、例えば、図3に示すようにして、両手の4本の指を印刷指挿入部20aに並べて同時に入れるようにしたり、図4及び図5に示すようにしたりして、両手の親指を同時に挿入する。ただし、両手の親指を同時に挿入する場合には、図5の場合、図4の場合に比べて、ネイルプリント装置1の横幅を小さくすることができるので有利である。
2 ケース本体
4 蓋体
20a 印刷指挿入部
20b 非印刷指挿入部
20c 掴み部(隔壁)
20 印刷指固定部
30 撮影部
32 カメラ
33 照明灯(LED)
40 印刷部
50 制御部
Claims (5)
- 印刷を行おうとする爪に対応する指が印刷指として挿入される印刷指挿入部と、
前記印刷指挿入部の近傍位置に設けられ印刷を行なわない指が非印刷指として挿入される非印刷指挿入部と、
前記印刷指挿入部と前記非印刷指挿入部との間に設けられ、且つ、前記印刷指挿入部に挿入された前記印刷指と前記非印刷指挿入部に挿入された前記非印刷指とで挟持可能な掴み部と、
前記印刷指挿入部に挿入された前記印刷指の爪に印刷を施す印刷手段とを備えたことを特徴とするネイルプリント装置。 - 前記印刷指挿入部は、前記印刷指として親指を除く4本の指を平面的に並べた状態で挿入可能な開口面積を有する挿入部であり、前記非印刷指挿入部は、前記非印刷指として少なくとも親指が挿入可能な開口面積を有する挿入部であり、前記印刷手段は、前記印刷指挿入部に前記4本の指が前記印刷指として挿入された際にまとめて該4本の指の爪に印刷を施すことが可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のネイルプリント装置。
- 前記印刷指挿入部は、少なくとも親指が前記印刷指として挿入可能な開口面積を有する挿入部であり、前記非印刷指挿入部は、親指を除く4本の指が前記非印刷指として挿入可能な開口面積を有する挿入部であり、前記印刷手段は、前記印刷指挿入部に複数の指が前記印刷指として挿入された際にまとめて該複数の指の爪に印刷を施すことが可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のネイルプリント装置。
- 前記印刷指挿入部は、前記印刷指として少なくとも両手の親指を平面的に並べた状態で挿入可能な開口面積を有する挿入部であり、前記非印刷指挿入部は、前記非印刷指として両手の親指以外の指を各手で上下に重ね合わせた状態で挿入可能な開口面積を有する挿入部であり、前記印刷手段は、前記印刷指挿入部に複数の指が前記印刷指として挿入された際にまとめて該複数の指の爪に印刷を施すことが可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のネイルプリント装置。
- 前記印刷指挿入部に挿入された前記印刷指を撮影して画像データを取得する撮影手段と、前記撮影手段により生成された画像データから爪データを生成し該爪データに基づいて前記印刷手段に前記印刷指の爪に印刷をさせる制御手段とを更に備えることを特徴とする請求項2から4いずれか一項に記載のネイルプリント装置。
Priority Applications (3)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010231352A (ja) * | 2009-03-26 | 2010-10-14 | Kddi Corp | 表示情報形成装置およびシステム |
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JP2000006384A (ja) * | 1998-06-25 | 2000-01-11 | Mitsumi Electric Co Ltd | 立体面に印刷できる印刷装置 |
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Patent Citations (4)
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