JP2012004499A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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明子 塚本
Kazuhiro Tsumura
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Abstract

【課題】フューズ開口部に起因する水分の浸入における長期信頼性の劣化を防止する半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体基板上にフィールド酸化膜を介して抵抗体を設け、抵抗体上に第一の金属配線を設け、第一の金属配線上に吸湿性膜を含む平坦性の良い金属間層間膜を形成する。抵抗体のトリミング用フューズは吸湿性膜を含む金属間層間膜の上に形成することで吸湿性膜の露出を防止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、フューズを有する半導体装置に関する。
アナログICのデザインにおいては、トランジスタと抵抗体を組み合わせて所望の特性を出力するよう設計するのが一般的である。しかし、半導体素子の通常の製造方法は作りきりであるので、出来上がったままの特性では、高精度な抵抗値を得ることが困難である。そこで、たとえば多結晶シリコン等からなる薄膜抵抗に接続された溶断できる薄膜で構成されたレーザートリミング用のフューズをレーザー照射によって切断することで抵抗体の組み合わせパターンを調節し、前工程における製造のバラツキによって発生する特性のバラツキを吸収し、回路の狙い値に落とし込む施策が一般的にとられている。
こうしたフューズを作成する場合において、そのフューズとなるアルミあるいは多結晶シリコン等の薄膜にレーザーが効率よく照射できるよう、通常はこのような薄膜を覆っている保護膜である窒化膜や多層配線間における層間膜をエッチングによりおおかた除去している。そのために図2に示すような断面構造となる。この例ではフューズ220および抵抗体122は多結晶シリコンの薄膜である。この場合、保護膜である窒素膜121や層間膜118、116の断面がむき出しとなり、これらの膜と膜の間より水分が浸入して長期信頼性を劣化させる。特にPMOSトランジスタに負のゲートバイアスを加えた場合の寿命、いわゆるNBTI(Negative Bias Temperature Instability)におけるトランジスタの特性劣化が問題となる。
フューズ開口部に起因する信頼性の劣化を防止するための施策として、例えば特許文献1に示されるように、フューズ開口部近傍にアルミ層のガードリングを備えることで、水分の侵入を防止することが提案されている。
特開平05−063091号公報
しかしながら、特許文献1の発明においては、アルミ層のガードリングを配置するための余分な面積が必要となる。高精度なトリミングのためにはある程度の数のフューズを配置することが必要となるので、そのためチップサイズを大きくする懸念がある。そこで本発明はチップサイズを増加させることなく、水分の浸入を防止することを目的とする。
上記課題を解決するために下記手段を用いる。
まず、半導体基板上にMOSトランジスタと抵抗体を有する半導体装置であって、MOSトランジスタおよび抵抗体上に結線された第一の金属配線と、第一の金属配線上の吸湿性膜と、吸湿性膜を介して第一の金属配線と結線された第二の金属配線と、第二の金属配線上に一部を開口して形成された保護膜とからなり、一部開口して形成された領域から露出する第二の金属配線を抵抗体のフューズとすることを特徴とする半導体装置とする。
また、半導体基板上にMOSトランジスタと抵抗体を有する半導体装置の製造方法であって、MOSトランジスタおよび抵抗体上に第一の金属配線を形成する工程と、第一の金属配線上に吸湿性膜を含む金属間層間膜を形成する工程と、金属間層間膜にコンタクトホールを形成する工程と、コンタクトホールを介して第一の金属配線と結線された第二の金属配線を形成する工程と、第二の金属配線および金属間層間膜上に保護膜を形成する工程と、保護膜の一部を開口して、抵抗体のフューズとなる第二の金属配線を露出させる工程とからなることを特徴とする半導体装置の製造方法を用いる。
上記手段を用いることにより、SOGのような吸湿性の膜が露出することが無いため、フューズ部から半導体装置内部へ水分が浸入することがない。このため、水分起因の長期信頼性不良となる懸念が極めて低くなる。また、本手段により、半導体装置のチップサイズが増加することもない。
本発明の第一の実施形態を示す半導体装置の断面模式図である。 従来の技術における半導体装置の断面模式図である。 本発明の第一の実施形態を示す半導体装置の製造フローを示す図である。 図3に続く、本発明の第一の実施形態を示す半導体装置の製造フローを示す図である。 図4に続く、本発明の第一の実施形態を示す半導体装置の製造フローを示す図である。 図5に続く、本発明の第一の実施形態を示す半導体装置の製造フローを示す図である。
本発明の第一の実施形態について図1を用いて説明する。
P型シリコン半導体基板101にN型ウェル拡散層102を設け、その中にP型低濃度不純物領域111、P型高濃度不純物領域112からなるソースドレイン領域と、ゲート絶縁膜106を介して設けられたゲート電極(図1においては、N型多結晶シリコンゲート107とタングステンシリサイド108の積層膜)からなるMOSトランジスタが形成されている。また、MOSトランジスタの無い領域にはフィールド酸化膜103が形成され、その上には多結晶シリコン抵抗体122が配置され、その端部には第一の金属配線115が結線されている。第一の金属配線115はMOSトランジスタにも結線されている。第一の金属配線115の上には第一のTEOS膜116とSOG膜117と第二のTEOS膜118が積層されて、その表面は平坦化されている。第二のTEOS膜118の表面には第一の配線115と結線された第二の金属配線119が設けられ、そして、第二の金属配線119および第二のTEOS膜118を覆うように保護膜121が形成されている。そして、フューズ部120となる領域は保護膜121が除去されて開口され、第二の金属配線119の一部が露出している。この露出した第二の金属配線119がフューズとなり、後にレーザートリミングによって切断されることになる。第二の金属配線119はアルミニウム合金でも良いし、電導性を有する不純物を添加した多結晶シリコンであっても良い。また、SiCrのような金属シリサイドのような材質であっても良い。
以上、説明したように、第二の金属配線がSOG膜のような吸湿性膜の上部に位置することで、レーザートリミングしても吸湿性膜が露出することが無い。このため、樹脂封止した半導体パッケージの状態で長期信頼性試験をしても封止した樹脂を介して浸入する微量の水分が吸湿性膜に達することなく信頼性試験不良となる懸念もない。
次に、本発明の第一の実施形態を示す半導体装置の製造フローを示す図3乃至図6を用いて製造方法について説明する。
まず、P型シリコン半導体基板101上に不純物を、PMOS領域にリンをイオン注入し、高温でアニール処理を施してリンを拡散させN型ウェル拡散層102を形成する。特に図示はしないがNMOS領域にはボロンを注入しP型ウェル拡散層を作成する。次に、LOCOS法によりフィールド酸化膜103を6000〜8000Å程度形成する(図3(a))。
次に、熱酸化によるゲート絶縁膜106を100〜400Å程度形成し、所望の閾値電圧を得るようにゲート絶縁膜106を介してN型ウェル拡散層102にイオン注入を行なう。その後、CVD法で後にゲート電極となる多結晶シリコン膜105を堆積させる。そして多結晶シリコン膜をN型半導体にすべく、リンをイオン注入しN型多結晶シリコンを形成する。ここでは、イオン注入によりN+型多結晶シリコン膜を形成したが、多結晶シリコンを堆積する際に不純物を同時に混入しながら堆積させるDoped−CVD法でN型多結晶シリコン膜を形成しても構わない。(図3(b))。
その後、スパッタ法等で高融点金属シリサイドであるタングステンシリサイド108をN型多結晶シリコン膜上に堆積させる。尚、ここでは高融点金属シリサイドにタングステンシリサイドを用いたが、モリブデンシリサイドやチタンシリサイド、またはプラチナシリサイドを用いることも可能である。そして、フォトレジストでパターニングを施しN型ゲート電極(N型多結晶シリコンゲート107とタングステンシリサイド108の積層体)を形成する(図3(c))。
そして、熱酸化もしくは減圧CVD法等を用いてゲート電極部および半導体基板表面に絶縁膜109を100Å〜500Å形成する(図4(a))。
その後、第2の多結晶シリコンを堆積させ、次いで、高抵抗抵抗体となるよう、第2の多結晶シリコンに低濃度不純物を注入する。その後、フォトリソグラフィー工程の後、エッチングを施しパターンを形成し、フィールド酸化膜103上に低濃度抵抗体110を形成する。なお、抵抗体はP型でもN型でもどちらを形成しても構わない。また、Doped−CVD法で形成しても構わない。(図4(b))。
その後、図4(c)に示すように、PMOSトランジスタのドレイン・ソースのP型低濃度不純物領域111、特に図示しないがNMOSトランジスタのドレイン・ソースのN型低濃度不純物領域を形成する。
その後、図5(a)に示す様に、PMOSトランジスタのソースおよびドレインとなるP型高濃度不純物領域112、特に図示しないがNMOSトランジスタのソースおよびドレインとなるN型高濃度不純物領域を形成する。また、抵抗体のコンタクト部分の低抵抗化を図る為に、低濃度抵抗体110の両端の領域に低濃度抵抗体110と同一導電型の高濃度不純物のイオン注入を行ない、抵抗体の高濃度領域113を形成する。なお、抵抗体の高濃度領域とソースドレイン高濃度不純物領域は同一不純物であれば、同時にイオン注入を行なっても良い。
その後、(図5(b))に示す様に、層間絶縁膜114を形成した後、MOSトランジスタや抵抗体への第一のコンタクトホールを形成し、第一の金属配線となる金属膜をスパッタ法で堆積させる。この金属膜にはTi/TiNからなるバリアメタルとAl−SiやAl−Si−Cu等のアルミニウム合金の積層膜を用いる。次いで、金属膜をパターニングして所望の第一の金属配線115を得る。なお、第一のコンタクトホールをタングステンプラグで充填して、その上にバリアメタルとアルミニウム合金の積層膜を堆積することでも良い。
その後、第一の金属配線および層間絶縁膜114上に第一のTEOS膜116を堆積する。次いで、第一のTEOS膜上にSOG膜117を塗布してエッチバックを施し、さらに第二のTEOS膜118を堆積する。このようにして平坦性の良い金属間層間膜を得る。そして、金属間層間膜に第二のコンタクトホールを形成し、第二の金属配線119を形成する。図に示す領域120は、後にレーザートリミングでカットされるフューズ120である。ここで、第二の金属配線119はレーザートリミング加工のしやすい導電性の金属であれば良く、アルミニウム合金でも良いし、電導性を有する不純物を添加した多結晶シリコンであっても良い。また、その他のトリミング加工に好適な金属でも良い。(図5(c))。
その後、第二の金属配線と金属間層間膜上に保護膜121を堆積し、パッド領域とフューズ部分120を同時に開口して本発明の半導体装置が得られる。(図6)。
以上が本発明による半導体装置の製造方法である。
101 P型シリコン半導体基板
102 N型ウェル拡散層
103 フィールド酸化膜
104 窒化膜
105 多結晶シリコン膜
106 ゲート絶縁膜
107 N型多結晶シリコンゲート
108 タングステンシリサイド
109 絶縁膜
110 抵抗体の低濃度領域
111 P型低濃度不純物領域
112 P型高濃度不純物領域
113 抵抗体の高濃度領域
114 層間絶縁膜
115 第一の金属配線
116 第一のTEOS膜
117 SOG膜
118 第二のTEOS膜
119 第二の金属配線
120 フューズ部
121 保護膜
122 多結晶シリコン抵抗体
220 フューズ

Claims (6)

  1. 半導体基板上にMOSトランジスタと抵抗体を有する半導体装置であって、
    前記MOSトランジスタおよび前記抵抗体上に結線された第一の金属配線と、
    前記第一の金属配線上の吸湿性膜と、
    前記吸湿性膜に設けられたコンタクトホールを介して前記第一の金属配線と結線された第二の金属配線と、
    前記第二の金属配線上に一部を開口して形成された保護膜と、
    からなり、
    前記一部開口して形成された領域から露出する第二の金属配線を前記抵抗体のフューズとすることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記吸湿性膜は、SOG膜を含むことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記吸湿性膜は、第一のTEOS膜と、その上に配置されたエッチバックされたSOG膜と、さらにその上を覆う第二のTEOS膜とからなることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  4. 前記第二の金属配線は、アルミニウム合金、不純物添加した導電性の多結晶シリコン、あるいは、金属シリサイドのいずれかであることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  5. 半導体基板上にMOSトランジスタと抵抗体を有する半導体装置の製造方法であって、
    前記MOSトランジスタおよび前記抵抗体上に第一の金属配線を形成する工程と、
    前記第一の金属配線上に吸湿性膜を含む金属間層間膜を形成する工程と、
    前記金属間層間膜にコンタクトホールを形成する工程と、
    前記コンタクトホールを介して前記第一の金属配線と結線された第二の金属配線を形成する工程と、
    前記第二の金属配線および前記金属間層間膜上に保護膜を形成する工程と、
    前記保護膜の一部を開口して、前記抵抗体のフューズとなる第二の金属配線を露出させる工程と、
    からなることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 前記金属間層間膜は、第一のTEOS膜と、その上に配置されたエッチバックされたSOG膜と、さらにその上を覆う第二のTEOS膜とからなることを特徴とする請求項5記載の半導体装置の製造方法。
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