JP2012002067A - Dpf不具合検出方法及び装置並びに排出ガス微粒子検出装置 - Google Patents

Dpf不具合検出方法及び装置並びに排出ガス微粒子検出装置 Download PDF

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隆史 松村
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Abstract

【課題】煤による汚れ、および光源や光検出素子の温度依存性の影響を受けることなく、DPFの正常稼動を確実に検出することができるDPF不具合検出方法を提供する。
【解決手段】内燃機関から排出された排出ガス中の煤等の微粒子を除去するDPFの不具合を検出するDPF不具合検出方法において、DPFを通過したDPF下流配管領域の排出ガスに光を照射し、その光の受光強度を検出するステップと、内燃機関から排出されDPF上流配管領域の排出ガスに含まれる微粒子量を推定するステップと、推定時における受光強度を複数取得し、推定微粒子量と受光強度の関係からDPFの不具合の検出を行うステップとを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等に搭載されるディーゼル・パーティキューレート・フィルタ(DPF)の不具合検出方法及び装置、及び内燃機関から排出される煤等の微粒子を光学的に検出する排出ガス微粒子検出装置に関する。
地球温暖化や大気汚染の対策のために自動車の燃費規制や排出ガス規制が厳しくなってきている。特に、ディーゼル機関においては、ガソリン機関と比較して燃費効率が良いというメリットがある一方で、内燃機関から排気される煤などの微粒子が多いことや、NOxが多く処理も難しいなどデメリットもある。煤の捕捉に関しては、近年DPFの普及が進み、大気へ排出される煤が大幅に減っている。DPFは一般的にセラミックが用いられており、割れなどにより、煤の捕捉率が落ちる問題があり、この場合、大気へ排出される煤が増大し大気汚染につながる。このため、DPFが正常に稼動しているか、大気へ煤が排出されていないかを検出する装置が必要となってきている。
排出ガスに含まれる煤などの微粒子を検出する微粒子検出装置として、例えば、内燃機関の排気通路内に発光ダイオード(LED)などの光源から光を照射し、排気通路内における照射光の透過率をホトダイオードなどの光検出素子にて検出して排気中の微粒子濃度を検出する装置がある。この装置では、光源の出射面や光検出素子の入射面は煤により汚染されやすいため、例えば、透明窓を設けてヒータにより煤をガス化させる構成を有するものがある。この場合、排出ガスの温度やヒータが高温となるために、高温耐性のない光源や光検出素子が故障するおそれがあった。そこで、光源や光検出素子を排気通路から離れた位置に設けて光ファイバにより導光する構成をとった装置がある(例えば、特許文献1参照)。また、空気ポンプで圧縮した空気を光源や光検出素子に導入して煤を排除する構成の装置もある(例えば、特許文献2参照)。
特開昭59−100840号公報 特開昭60−39527号公報
しかしながら、特許文献1記載の装置では、光ファイバの曲げの曲率半径に制約があるため、検出装置の取り付けに制約が生じる問題があった。また、特許文献2記載の圧縮空気を光源や光検出素子に導入する構成の装置では、装置構成が複雑となる問題があった。
すなわち、高温耐性のない光源や光検出素子を排出ガスやヒータの熱で故障させないように構成した場合、その配置には制約が生じる或いは装置構成が複雑となる問題があった。
本発明の目的は、上記課題を解決すべく、光源や光検出素子の配置に関して容易に構成することができ、煤による汚れ、および光源や光検出素子の温度依存性の影響を受けることなく、DPFの正常稼動を確実に検出することができるDPF不具合検出方法及びDPF不具合検出装置を提供することにある。
上記目的を達成すべく本発明に係るDPF不具合検出方法は、内燃機関から排出された排出ガス中の煤等の微粒子を除去するDPFの不具合を検出するDPF不具合検出方法において、前記DPFを通過したDPF下流配管領域の排出ガスに光を照射し、その光の受光強度或いは受光強度分布情報を得るステップと、前記内燃機関から排出されDPF上流配管領域の排出ガスに含まれる微粒子量を推定するステップと、推定時における前記受光強度を複数取得し、推定微粒子量と前記受光強度の関係から前記DPFの不具合の検出を行うステップとを有することを特徴とする。
また、本発明に係るDPF不具合検出装置は、内燃機関から排出された排出ガス中の煤等の微粒子を除去するDPFの不具合を検出するDPF不具合検出装置において、前記DPFを通過したDPF下流配管領域の排出ガスに光を照射する光源と、その光の受光強度を検出する光検出素子或いは前記光を撮像する撮像素子と、前記内燃機関から排出されDPF上流配管領域の排出ガスに含まれる微粒子量を推定し、推定時における前記受光強度を複数取得し、推定微粒子量と前記受光強度との関係から前記DPF不具合の検出を行う演算手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、光源や光検出素子の配置に関して容易に構成することができ、煤による汚れ、および光源や光検出素子の温度依存性の影響を受けることなく、DPFの正常稼動を確実に検出することができる。
本発明に係る排出ガス微粒子検出装置の第一の実施形態の構成を示すブロック図である。 図1の排気管に設けた光源部と受光部の構成を示す側面図である。 図2の3A−3A線断面図である。 図3の4A−4A線矢視図である。 光源部の具体的構成を示す断面図である。 DPF不具合検出方法を説明するための煤発生推定量と受光強度との関係を示すグラフである。 本発明に係る排出ガス微粒子検出装置の第二の実施形態の構成を示すブロック図である。 図7の排出ガス微粒子検出装置の変形例を示すブロック図である。 図7の光源部及び受光部の具体的構成を示す断面図である。 本発明に係る排出ガス微粒子検出装置の第三の実施形態の構成を示すブロック図である。 本発明に係る排出ガス微粒子検出装置の第四の実施形態の構成を示すブロック図である。 本発明に係る排出ガス微粒子検出装置の第五の実施形態の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態のDPF不具合検出装置(排出ガス微粒子検出装置)の構成を示すブロック図である。図1に示すように、DPF73は、内燃機関(図示せず)からの排気ガスを外部へ案内する排気管7に取り付けられ、排気ガス中から煤等の微粒子を捕捉するものである。排出ガス微粒子検出装置1は、DPF73より下流の排気管7に取り付けられる光源部2及び受光部3と、光源部2及び受光部3に接続され、光源部2や受光部3の各素子の制御やDPF不具合の判定演算する制御回路(演算手段に相当)5とを備える。
光源部2は、光源21と、冷却素子22と、温度検出素子23と、透明窓24とを備える。受光部3は、光検出素子31と、冷却素子32と、温度検出素子33と、透明窓34とを備える。光源部2の透明窓24及び受光部3の透明窓34の付近には、それぞれ必要に応じてヒータ25、35が配置される。光源21としては発光ダイオード(LED)などが、光検出素子31としてはホトダイオードなどが、冷却素子22,32としてはペルチェ素子などが、温度検出素子23,33としてはサーミスタなどが用いられる。光源21の波長は、排気通路中の微粒子の大きさや大きさの個数分布など微粒子の状態により、光の散乱や吸収の波長依存性があるので、これに応じて光源21の波長を適切に設定する必要がある。
温度検出素子23、33は、光源部2内や受光部3内の冷却素子22、32に対する冷却レベルの制御のほかに、温度により発光効率が変化する光源21の発光強度の制御や光検出素子31の受光感度の補正に用いられる。
制御回路5は、アナログデジタル変換回路51を内蔵した演算処理装置50と、光源21を駆動するための駆動回路52と、冷却素子22,23を駆動するための駆動回路53,54と、ヒータ25,35を駆動するための駆動回路55と、光検出素子31を駆動し、アナログデジタル変換回路51へ入力するための回路56と、温度検出素子23,33を駆動し、アナログデジタル変換回路51へ入力するための回路57,58と、外部と通信するための通信インターフェイス回路59とを備える。制御回路5は、通信インターフェイス回路59を介して通信線60(LAN等のネットワーク)に接続され、エンジン制御ユニット65など外部の制御ユニットと接続することが可能である。演算処理装置50は、光検出素子31から取り込んだ受光強度や温度検出素子23、33から得られる温度情報、エンジン制御ユニット65など外部の制御ユニットや他のセンサから得られるエンジン制御情報やセンサの情報などから、DPF73が正常に稼動しているかなどを判断する。
図2は、光源部2及び受光部3の構成を示す側面図であり、図3は、図2の3A−3A線断面図、図4は、図3の4A−4A線矢視図である。
図2乃至図4に示すように、光源部2と受光部3は、ボディ11に収容されて一体に構成されている。ボディ11は半円筒状に形成され、光源部2と受光部3とはボディ11の半円筒形の弦上に互いに対向して配置される。この配置により、光源部2の光源21を出射した光が排気管7内を通り、受光部3の光検出素子31で受光される光路が形成される。ボディ11は、排気管7に半円筒状に形成された開口面72に装着され、排気管72の開口面72を塞いで排気通路を構成する。ボディ11と排気管7とは、ネジ61とナット62とで固定される(固定部71)。
図5は光源部2の具体的な構成を示す概略断面図である。図5に示すように、光源部2は、ボディ11に収容されるハウジング内に、光源21等が設けられてなる。
ハウジングは、光源21、冷却素子22及び温度検出素子23を収容するハウジング200と、そのハウジング200と排気管7との間に設けられ光源21と排気管7との距離を確保して光源21を断熱するためのハウジング280とで構成される。
ハウジング200の光源21から出射する光の経路上には、ヒータ25や排気管7を通過する排気ガスからの熱に対して断熱効果を高めるため透明窓24及び透明窓241が設けられている。透明窓24,241は、例えばサファイアガラスで形成される。透明窓241の個数は、図5では2つであるが、ヒータ25の有無や加熱温度、排気ガスの温度により1個としてもよく、断熱効果を高めるために3個以上としてもよい。
冷却素子22は、ハウジング200内を一定温度以下に保持する。ハウジング200には、冷却素子22の放熱のために放熱フィン222が必要に応じて配置される(本実施形態では冷却素子22の近傍の外壁に配置)。ハウジング200の側面には、必要に応じて放熱フィン201を配置してもよい。光源21から照射される光は、そのまま排気通路へ照射しても良いが、放射角を小さくして受光部3へ届く光のエネルギーを大きくするためにレンズ211を配置しても良い。ハウジング200は封止リング253と透明窓241を間に挟み、ネジ205により別のハウジング280に固定される。なお、封止リング253は、断熱効果を有する材料で形成されてもよい。また、排気管7側のハウジング280の側面には、必要に応じて放熱フィン281が配置される。なお、この放熱フィン281はネジ205と同じ円周上にあってもよい。ハウジング280は封止リング203と透明窓24を間に挟み、ネジ204によりハウジング202に固定される。なお、ネジ204と同じ円周上に放熱フィン281を配置しても良い。透明窓24には必要に応じてヒータ25が配置される。ヒータ25は、透明窓24に付着した煤をガス化して、透明窓24の透明度をある一定値以上に保つ。ヒータ25の抵抗値を制御回路5に読み込むことでヒータ25の温度を検出し、制御回路5によりヒータ25の加熱制御を行ってもよい。
図5は光源部2の構成を示しているが、受光部3も図5に示した光源部2の光源21を光検出素子31に置き換えたものと同様な構成を有する。ただし、受光部3には、外部から入射される光による誤差を低減するため、光検出素子31の手前側に光源と同じ波長近傍のみの光を透過させることが可能なバンドパスフィルタを挿入しても良い。
次に、DPF不具合検出方法について説明する。
光源21から排気通路に照射された光は、排気通路内の煤により吸収、散乱され受光部3内の光検出素子31に入射され、その強度が電圧に変換される。これと同時に制御回路5またはエンジン制御ユニット65において、エンジン制御情報や他のセンサの情報からエンジンが排出するDPF上流側の煤の量を推定する。DPF上流側の排気管内の煤の量を推定する推定方法としては、慣用の推定方法を用いる。
図6は、排気管7のDPF73より下流側での光検出素子の受光強度(横軸)と、DPF73より上流側での排気管7内の煤の推定量(縦軸)との関係を示すグラフである。図6中、白丸のプロット群は、DPF正常の場合を表し、黒丸のプロット群はDPF異常の場合を表している。
排気管7のDPF73より上流側での煤推定量と、排気管7のDPF73より下流側で測定した受光強度のプロット群から傾きを求める。DPFが正常に稼動していれば傾きは小さい。ただし、割れなどにより正常に稼動していない場合、DPFを通過する煤の量が多くなるため、傾きが大きくなるので、DPFの不具合の判断が可能である。なお、図6の煤発生量の推定と受光強度の計測について、一定の時間により古いデータを削除して適宜更新することで、透明窓24,34に付着した汚れの影響や光源21や光検出素子31の温度依存性を小さくすることができる。また、透明窓24、34には時間の経過と共に汚れが堆積するため、長期的には光の透過率が小さくなる傾向にあるが、短時間ではほぼ一定とみなす。長期的な汚れによる光の透過率低下の影響や光源21や光検出素子31の温度依存性の影響を小さくするために、縦軸をlogとすることで単純にグラフの傾きだけで判断を行うこともできる。
本実施形態によれば、エンジン制御ユニット65等からの情報に基づいて推定した排気管7のDPF73より上流側の煤量と排気管7のDPF73より下流側における光検出素子の受光強度の傾きから、煤による汚れ、および光源21や光検出素子31の温度依存性の影響を受けることなく、DPFの正常稼動を確実に検出することができる。
さらに、本実施形態の排ガス微粒子検出装置1の図2乃至図4の構成による別の作用効果を説明する。
従来の排出ガス微粒子検出装置としては、光源と光検出素子を排気通路に独立に、かつ、直接搭載したものもあった(例えば、特許文献2参照)。しかしながら、この構成の排出ガス微粒子検出装置では、光源の光軸と光検出素子の光軸にずれが生じやすい。この場合、排気管内に煤のない状態でも光検出素子が検出する光強度が落ち、DPFの不具合検出精度が悪化する可能性がある。
これに対して、本実施形態の排ガス微粒子検出装置は、光源部2と受光部3がボディ11と一体に設けられるので、光源部2と受光部3との相対的な位置は変わらず、光源21と検出素子31との光軸のずれを小さくすることができ、光源部2と受光部3の取り付け位置精度を向上させることができる。
排出ガス微粒子検出装置1の取り付け作業に関しては、光源部2と受光部3を収容したボディ11を排気管7の開口面72に取り付けるだけでよく、光源部2と受光部3の光軸合わせ等の調整作業が不要になり、排出ガス微粒子検出装置1の組み立てが容易となり製造コストの低減化を図ることができる。排出ガス微粒子検出装置1に何らかの不具合が生じたときも、一体化されているため交換が容易である。
また、本実施形態の排ガス微粒子検出装置は、放熱フィンによる放熱機能と冷却素子による強制冷却機能とを適切に組み合わせて配置したことにより、光源21や光検出素子31が過熱されるのを妨げ、高温耐性のない光源21や光検出素子31の高温化による故障を防止することができる。
[第二の実施形態]
次に排ガス微粒子検出装置の第二の実施形態について説明する。図7は第二の実施形態の構成を示すブロック図である。本実施形態の排出ガス微粒子検出装置101は、基本的には図1の排出ガス微粒子検出装置と同じ構成を有するが、光源部及び受光部の構成が異なる。図7に示すように、本実施形態の排出ガス微粒子検出装置101は、光源兼受光部8と、ミラーボックス87と、制御回路5とを備える。
光源兼受光部8は、光源81と、透明窓84と、光検出素子86とを備え、必要に応じて図1の装置と同様に温度検出素子、冷却素子やヒータが追加される。ミラーボックス87は、透明窓871とミラー870とを備え、必要に応じてヒータが追加される。ミラー870は、円筒状の排気管のRに対して十分に小さく形成されるので平面ミラーに形成されてもよい。光源81を出射した光は排気管7を横断し、ミラー870で反射され、再度排気管7を通り光検出素子86で検出される。
また、他の例として図8に示すように、ミラーボックス87の代わりにプリズム873を用いて排出ガス微粒子検出装置102を構成しても良い。図7や図8の装置では、光源81と光検出素子86は排気通路の軸方向(排気ガスの流路方向)に平行に並べて配置してあるが、排気通路の軸に垂直な面内に並べて配置することで、排出ガス微粒子検出装置101の幅を細くしてもよい。
図9は排出ガス微粒子検出装置101における光源兼受光部8の断面概略図の一例である。図9に示すように、光源兼受光部8は、図5に示した光源部2とほぼ同様な構成を有する。具体的には、光源兼受光部8は、光源81、光検出素子86、2個の透明窓84,841、ヒータ85、冷却素子82、冷却素子82用の放熱フィン822、温度検出素子83、レンズ811,861、封止リング803,853、ネジ804,805、ハウジング800,880,802、放熱フィン801,881から構成される。また、必要に応じて、光源81から照射される直接光が光検出素子に到達しないように遮光板899が追加される。
本実施形態によれば、光源81を出射し排気通路内を通って光検出素子86で受光される光の通過距離が、図1の装置に対して約2倍となるので、煤による光の散乱や吸収も約2倍となり測定感度を向上させることができる。
[第三の実施形態]
図10は、第三の実施形態の構成を示すブロック図である。図10に示すように、本実施形態の排出ガス微粒子検出装置103は、基本的には図1の排出ガス微粒子検出装置と同じ構成を有するが、受光部90が、撮像素子として2次元の画像を撮像可能なイメージセンサ91を備えた点において異なる。
本実施形態では、光源部2の光源21から光を照射すると、イメージセンサ91で撮像される画像はある特定の画素領域の輝度が大きくなるので、この領域を演算処理装置50により検出して、輝度変化から排気通路中に存在する煤の検出を行ってDPF73の不具合検出を行う。また、撮像される画像は輝度変化だけでなく、排気通路内の煤により光が拡散するので広がりを持つ。よって、撮像される光の輝度の中心部と外縁部の強度差または強度比から、煤の検出を行なってDPF73の不具合検出を行なっても良い。本装置によると、光源21とイメージセンサ91との中心軸合わせにおいて、高い精度が不要なので、装置組み立てのコストを低減することができる。
[第四の実施形態]
図11は第四の実施形態の構成を示すブロック図である。図11に示すように、本実施形態の排出ガス微粒子検出装置104は、その基本的な構成は図10の排出ガス微粒子検出装置と略同じであるが、光源部20が、発光する光の中心波長が異なる2個の光源21、211を有する点において異なる。2種類の波長を用い、交互に点灯させることで、それぞれの波長における光の透過量を検出することが可能となり、排気通路内における煤の検出の精度をより高めることが可能となる。また、図10の排出ガス微粒子検出装置と同様に、光源21、211とイメージセンサ91との中心軸あわせにおいて、高い精度が不要なので、装置組み立てのコストを低減することができる。
[第五の実施形態]
図12は第五の実施形態の構成を示すブロック図である。図12に示すように、本実施形態の排出ガス微粒子検出装置105は、基本的には図11の排出ガス微粒子検出装置と同じ構成を有するが、受光部30が2個の光検出素子31、311を有する点において異なる。なお、必要に応じて2個の光検出素子31、311間に遮光板が追加される。
片方の光源21を点灯したときは、光検出素子31にて直接光を、光検出素子311にて散乱光を検出することが可能であり、また、他方の光源211を点灯したときには、光検出素子311にて直接光を光検出素子31にて散乱光を検出することが可能となり、図11の装置と同様にそれぞれの波長における光の透過量と散乱光を検出することが可能となるので、排気通路内における煤の検出の精度をより高めることができる。
1:排出ガス微粒子検出装置
2,20:光源部
3,30,90:受光部
5:制御回路
7:排気管
21:光源
31:光検出素子
50:演算処理装置
73:DPF
91:撮像素子

Claims (9)

  1. 内燃機関から排出された排出ガス中の煤等の微粒子を除去するDPFの不具合を検出するDPF不具合検出方法において、
    前記DPFを通過したDPF下流配管領域の排出ガスに光を照射し、その光の受光強度或いは受光強度分布情報を得るステップと、前記内燃機関から排出されDPF上流配管領域の排出ガスに含まれる微粒子量を推定するステップと、推定時における前記受光強度を複数取得し、推定微粒子量と前記受光強度の関係から前記DPFの不具合の検出を行うステップとを有することを特徴とするDPF不具合検出方法。
  2. 内燃機関から排出された排出ガス中の煤等の微粒子を除去するDPFの不具合を検出するDPF不具合検出装置において、
    前記DPFを通過したDPF下流配管領域の排出ガスに光を照射する光源と、その光の受光強度を検出する光検出素子或いは前記光を撮像する撮像素子と、前記内燃機関から排出されDPF上流配管領域の排出ガスに含まれる微粒子量を推定し、推定時における前記受光強度を複数取得し、推定微粒子量と前記受光強度との関係から前記DPF不具合の検出を行う演算手段とを備えることを特徴とするDPF不具合検出装置。
  3. 内燃機関から排出された排出ガス中の煤等の微粒子を除去するDPFを通過した排気管内の排出ガスに光を照射する光源と、光検出素子又は撮像素子を有し排出ガスを通過した光を受光する受光部とを備え、前記DPFの微粒子除去具合を検出する排出ガス微粒子検出装置において、
    前記光源部と前記受光部は、前記排気管に形成された開口部を塞ぐように装着されるボディに一体に設けられたことを特徴とする排出ガス微粒子検出装置。
  4. 請求項3記載の排出ガス微粒子検出装置において、前記排気管には半円筒形の開口部が形成され、前記ボディは前記開口部を覆う半円筒形状に形成され、前記光源部と前記受光部は互いに対向して配置されることを特徴とする排出ガス微粒子検出装置。
  5. 請求項3記載の排出ガス微粒子検出装置において、前記排気管には半円筒形の開口部が形成され、前記ボディは前記開口部を覆う半円筒形状に形成され、前記光源部及び前記受光部は前記ボディの一端側に配置され、その他端側には前記光源部からの光を前記受光部に反射させるためのミラーが配置されることを特徴とする排出ガス微粒子検出装置。
  6. 請求項4又は5記載の排出ガス微粒子検出装置において、前記光源と前記光検出素子又は前記撮像素子はハウジング内に収容され、前記ハウジングには排出ガスの流れ方向からの熱を放熱する放熱機構と、前記ハウジング内部の熱を強制的に放熱する冷却機構とを有することを特徴とする排出ガス微粒子検出装置。
  7. 請求項3乃至6のいずれか1項記載の排出ガス微粒子検出装置において、前記受光部は前記撮像素子を有し、排出ガスを通過した光を前記撮像素子で撮像し、撮像された画像の受光強度または強度分布情報より排出ガス中の微粒子を検出することを特徴とする排出ガス微粒子検出装置。
  8. 請求項3乃至6のいずれか1項記載の排出ガス微粒子検出装置において、前記光源部は発光波長の異なる複数の光源を有し、前記受光部は前記撮像素子を有し、内燃機関から排出される排出ガスに複数の光源を個別に発光させて光を照射し、排出ガスを通過した光を前記撮像素子で各光源の発光ごとに撮像し、撮像された画像の受光強度または強度分布情報より排出ガス中の微粒子を検出する機能を有することを特徴とする排出ガス微粒子検出装置。
  9. 請求項3乃至6のいずれか1項記載の排出ガス微粒子検出装置において、前記光源部は発光波長の異なる複数の光源を有し、前記受光部は複数の光検出素子を有し、内燃機関から排出される排出ガスに複数の光源を個別に発光させて光を照射し、排出ガスを通過した光を前記光検出素子で各光源の発光ごとに受光して、受光強度情報より排出ガス中の微粒子を検出する機能を有することを特徴とする排出ガス微粒子検出装置。
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