JP2012001996A - 作業機械 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ガイドローラ155とガイドレール143とによって、回転軸136を中心とする空冷ファンユニット150の回転と、回転軸134を中心とするグリル140の回転とが連動するように構成した。そして、空冷ファンユニット150の重心の高さ位置が、空冷ファンユニット150の閉位置近傍で最も高くなるように構成した。これにより、空冷ファンユニット150の自重を利用して、グリル140を開く方向に付勢することができ、従来のホイールローダで必要とされたガススプリングなどの付勢部材を不要になるとともに、グリル140および空冷ファンユニット150を開く際の操作が容易となる。
【選択図】図5
Description
(2) 請求項2の発明は、請求項1に記載の作業機械において、第1の回転軸は、閉位置における空冷ファンユニットの重心の高さが開位置における空冷ファンユニットの重心の高さよりも高くなるように傾斜しており、押動手段は、閉位置における空冷ファンユニットの重心の高さと開位置における空冷ファンユニットの重心の高さとの差によって生じる空冷ファンユニットを閉位置から開位置へと回転させようとする力を利用して、開口部を開放するようにグリルを押動して付勢することを特徴とする。
(3) 請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の作業機械において、押動手段は、空冷ファンユニットに取り付けられたローラと、グリルに取り付けられたガイドレールとを有し、ガイドレールは、ローラが接触して、ローラを介して、空冷ファンユニットを閉位置から開位置へと回転させようとする力を空冷ファンユニットから受けてグリルに伝達することを特徴とする。
(4) 請求項4の発明は、請求項3に記載の作業機械において、ガイドレールは、ローラのガイドレールと接触する部分とローラの回転中心とを結ぶ線分の角度がグリルの閉位置から開位置に向かう回転によって変化するのを緩和するように湾曲していることを特徴とする。
(5) 請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の作業機械において、作業機械は、ホイールローダであることを特徴とする。
空冷ファンユニット150が、その自重で自ら後方に向かって回動する点について、図5を参照して説明する。図5(a)は、空冷ファンユニット150の近傍をホイールローダ100の後方から見た図であり、図5(b)は、図5(a)に示す空冷ファンユニット150を回転軸136の延在方向に沿って上方から見たときの図である。図5(a),(b)において、空冷ファンユニット150の重量をWで表す。重量Wの分力であって、回転軸136と直交し、かつ、ホイールローダ100の左右方向と平行な方向に作用する力をWaで表す。重量Wの分力であって、回転軸136の延在方向に作用する力をWbで表す。以下の説明では、Waで表される重量Wの分力を分力Waと呼ぶ。
Wa=W×sinα ・・・(1)
距離Lθは、次の(2)式で表される。
Lθ=L×sinθ ・・・(2)
回転軸136を中心に空冷ファンユニット150を回転させようとする力は、空冷ファンユニット150の重心位置と回転軸136との距離Lを半径とし、回転軸136を中心とする円の、空冷ファンユニット150の重心位置における接線方向に沿った、分力Waの分力となる。この分力をWa’で表すと、分力Wa’は、次の(3)式で表される、
Wa’=Wa×sinθ ・・・(3)
M=Wa’×L ・・・(4)
この(4)式に(3)式を代入すると、モーメントMは次の(5)式で表される。
M=Wa×sinθ×L ・・・(5)
また、(5)式は、(2)式を代入することで次の(6)式のように表すこともできる。 M=Wa×Lθ ・・・(6)
このように構成されるホイールローダ100では、不図示のラジエータのコアに詰まったゴミの除去や、ラジエータフレーム135の周囲のメンテナンスなどを行うために、次のようにしてグリル140および空冷ファンユニット150を開く。メンテナンス作業の開始前には、空冷ファンユニット150は、閉位置でファンユニット固定装置160によって固定されている。グリル140は、全閉位置で不図示のグリル固定装置で固定されている。空冷ファンユニット150は、閉位置では、空冷ファン151の吸排気方向がホイールローダ100の前後方向と略一致する。グリル140は、全閉位置では、上記空冷ファン151の吸排気方向に位置している。
メンテナンス作業を終えてグリル140および空冷ファンユニット150を閉じる場合には、次のようにしてグリル140および空冷ファンユニット150を閉じることとなる。作業者は、片方の手でグリル140を下から支えながら、もう片方の手で空冷ファンユニット150を前方に押して回動させる。空冷ファンユニット150が前方に回動されるにつれて、ガイドローラ155が前方に移動するため、ガイドローラ155で支えられていたガイドレール143すなわちグリル140も下方に回動する。
(1) 回転軸136を中心として閉位置から開位置へ向かって空冷ファンユニット150が回転すると、開口部133を開放するように回転軸134を中心としてグリル140が押動されるように構成した。これにより、空冷ファンユニット150を開こうとする力でグリル140も開くことができるので、従来のホイールローダで必要とされたガススプリングなどの付勢部材を不要とすることができる。したがって、ホイールローダ100の製造コスト削減に貢献するとともに、グリル140と空冷ファンユニット150が連動して開くので、これらを開く際の操作が容易となる。また、ガススプリングなどの付勢部材の経年劣化による、グリル140の付勢力不足などといった不具合が発生せず、ガススプリングなどの付勢部材の交換等の手間、コストを削減できる。
(1) 上述の説明では、空冷ファンユニット150の回動位置にかかわらず、グリル140を閉じる方向に回動させるとガイドレール143にガイドローラ155が当接するように、ガイドレール143の形状を定めたが、本発明はこれに限定されない。たとえば、空冷ファンユニット150の回動位置が閉位置近傍では、グリル140を全閉位置としてもガイドローラ155がガイドレール143から離間するように構成してもよい。グリル140の全閉位置近傍では、グリル140の重心が前方へ移動して、回転中心である回転軸134の下方近傍に位置することとなるので、グリル140を開くのに要する力が小さくなり、グリル140を開くための付勢力を得る必要性が少なくなるからである。
(9) 上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
134,136 回転軸 135 ラジエータフレーム
140 グリル 143,243 ガイドレール
150 空冷ファンユニット 155,255 ガイドローラ
Claims (5)
- 作業機械の建屋カバー内に配設されて、ラジエータに送風するための空冷ファン、前記空冷ファンを駆動するファンモータ、およびファンシュラウドを含み、鉛直方向から所定角度だけ傾斜した方向に延在する第1の回転軸を中心として、前記作業機械のフレームに対して開位置と閉位置との間で回転可能に取り付けられた空冷ファンユニットと、
前記空冷ファンによる吸気または排気が前記建屋カバーの外部と流通する通気部を有し、略水平方向に延在する第2の回転軸を中心に回転して前記建屋カバーの開口部を覆いまたは開放するグリルと、
前記第1の回転軸を中心として前記閉位置から前記開位置へ向かって前記空冷ファンユニットが回転すると、前記開口部を開放するように前記第2の回転軸を中心として前記グリルを押動する押動手段とを備えることを特徴とする作業機械。 - 請求項1に記載の作業機械において、
前記第1の回転軸は、前記閉位置における前記空冷ファンユニットの重心の高さが前記開位置における前記空冷ファンユニットの重心の高さよりも高くなるように傾斜しており、
前記押動手段は、前記閉位置における前記空冷ファンユニットの重心の高さと前記開位置における前記空冷ファンユニットの重心の高さとの差によって生じる前記空冷ファンユニットを前記閉位置から前記開位置へと回転させようとする力を利用して、前記開口部を開放するように前記グリルを押動して付勢することを特徴とする作業機械。 - 請求項1または請求項2に記載の作業機械において、
前記押動手段は、前記空冷ファンユニットに取り付けられたローラと、前記グリルに取り付けられたガイドレールとを有し、
前記ガイドレールは、前記ローラが接触して、前記ローラを介して、前記空冷ファンユニットを前記閉位置から前記開位置へと回転させようとする前記力を前記空冷ファンユニットから受けて前記グリルに伝達することを特徴とする作業機械。 - 請求項3に記載の作業機械において、
前記ガイドレールは、前記ローラの前記ガイドレールと接触する部分と前記ローラの回転中心とを結ぶ線分の角度が前記グリルの閉位置から開位置に向かう回転によって変化するのを緩和するように湾曲していることを特徴とする作業機械。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の作業機械において
作業機械は、ホイールローダであることを特徴とする作業機械。
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