JP2012001177A - 内外気切替装置 - Google Patents
内外気切替装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012001177A JP2012001177A JP2010140516A JP2010140516A JP2012001177A JP 2012001177 A JP2012001177 A JP 2012001177A JP 2010140516 A JP2010140516 A JP 2010140516A JP 2010140516 A JP2010140516 A JP 2010140516A JP 2012001177 A JP2012001177 A JP 2012001177A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- outside
- outside air
- air
- flexible film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
【解決手段】鉛直方向に対して前記ケースの外側に傾斜された傾斜壁に対して設けられると共に前記内気導入口が閉鎖された際に前記内気の一部を取込む取込口と、傾斜壁の内壁面に対向することで鉛直方向に対して傾斜して取り付けられると共にケース内部の圧力がケース外部の圧力よりも低い場合に変形することにより前記取込口を開口する可撓性フィルムドア4を備える。
【選択図】図2
Description
このような内外気切替装置は、内気導入口と外気導入口とを有するケースと、内気導入口及び外気導入口を選択的に閉鎖するダンパとを備えており、ダンパにより内気導入口を閉鎖する場合に外気をケース内に取込み、ダンパにより外気導入口を閉鎖する場合に内気をケース内に取込む。そして、ケース内に取込まれた空気が車両用空気調和装置によって温調されることによって調和空気が生成される。
一方、車両用空気調和装置に取込まれる空気が外気である場合には、一般的に取込まれる空気の温度が設定温度と大きく離れており、設定温度の調和空気を生成するためにエネルギ量が多く必要となる。ここで、ヒータ等の制約により当該エネルギ量を確保できない場合には、調和空気を設定温度に調節することができなくなってしまう。
そこで、例えば、特許文献1に示すように、ケースに対して上述の内気導入口よりも小さな取込口を形成し、ケース内に外気を取込む場合であっても内気の一部をケース内に取込むことで、調和空気を生成に必要となるエネルギ量を削減する内外気切替装置が提案されている。
第1の発明は、外気を導入する外気導入口と、内気を導入する内気導入口とを有するケースを備える車両用空気調和装置の内外気切替装置であって、鉛直方向に対して上記ケースの外側に傾斜された傾斜壁に対して設けられると共に上記内気導入口が閉鎖された際に上記内気の一部を取込む取込口と、上記傾斜壁の内壁面に対向することで鉛直方向に対して傾斜して取り付けられると共にケース内部の圧力がケース外部の圧力よりも低い場合に変形することにより上記取込口を開口する可撓性フィルムドアとを備えるという構成を採用する。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記ケースが上記外気導入口あるいは上記内気導入口のシャットリブの形成面と直交する上記可撓性フィルムドアの取付壁を有し、上記可撓性フィルムドアを取り付けるための取付孔が上記取付壁に対して当該取付壁の壁面と直交する方向に設けられているという構成を採用する。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、上記傾斜壁が、上記可撓性フィルムドアの取付壁よりも上記ケースの外側に傾斜されているという構成を採用する。
第4の発明は、上記第1〜第3いずれかの発明において、上記可撓性フィルムドアが、上記取込口側に湾曲しているという構成を採用する。
そして、この可撓性フィルムドアは、ケース内部の圧力がケース外部の圧力よりも低い場合に、ケース内外の差圧に起因して変形し、これによって取込口を開口する。ここで、可撓性フィルムドアは、鉛直方向に対して傾斜されているため、可撓性フィルムドアは、重力により常に下方に向けて付勢されている。したがって、可撓性フィルムドアは、ケース内外の差圧が小さい場合であっても、自重で引っ張られているために容易に大きく変形し、取込口を大きく開口する。
また、可撓性フィルムドアは、可撓性が発揮できる程度に薄くされたフィルム状のシートであるため、従来の補助ドアと比較して格段に重量が小さい。このため、ケース内外の差圧が小さい場合であっても、容易に変形して取込口を大きく開口する。
このため、本発明によれば、ブロワが駆動してケース内部の圧力が低下した場合に、十分量の内気をケース内部に取込むことができ、取込口を介するケース内への内気の取込量を確保することができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る内外気切替装置の一実施形態について説明する。なお、以下の説明においては、本発明に係る内外気切替装置の一例として、ロータリダンパ方式の内外気切替装置を挙げて説明する。しかしながら、本発明の内外気切替装置は、ロータリダンパ方式以外の内外気切替装置にも適用可能である。また、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
本実施形態の内外気切替装置S1は、車両に搭載され、車室内の内気あるいは車外の外気を選択的に車両用空気調和装置に対して取込むためのものであり、取込む空気を内気から外気に、あるいは、外気から内気に切替る。
そして、本実施形態の内外気切替装置S1は、図1に示すように、ケース1と、ロータリダンパ2と、回動レバー3と、可撓性フィルムドア4とを備えている。
また、ケース1は、ロータリダンパ2に設置される後述のシール部材6と当接して内気導入口1aあるいは外気導入口1bと空気出口1cとを隔離するためのシャットリブ1fを有している。
なお、図1及び図2に示すように、タッピング取付孔7周りには、タッピング取付孔7に螺合されるネジ8の先端を保護するための突出部9が設けられている。これらの突出部9は、取付壁1hに対して垂直に形成されている。なお、突出部9の内部に対してもタッピング取付孔7が貫通して設けられている。
この際、ブロワの駆動によってケース1内部が負圧状態となっているため、図2に示すように、可撓性フィルムドア4がケース1内側に撓んで変形することで取込口1dが開口する。このため、取込口1dを介して車室内の内気の一部がケース1内部に供給される。そして、多量の外気と少量の内気を含んだ空気が空気出口1cを介して本実施系形態の内外気切替装置S1の外部に排出される。
そして、この可撓性フィルムドア4は、ケース1内部の圧力がケース1外部の圧力よりも低い場合に、ケース1内外の差圧に起因して変形し、これによって取込口1dを開口する。ここで、可撓性フィルムドア4は、鉛直方向に対して傾斜されているため、可撓性フィルムドア4は、重力により常に取込口1dを開放する方向である下方に向けて付勢されている。したがって、可撓性フィルムドア4は、ケース内外の差圧が小さい場合であっても、自重で引っ張られているために容易に大きく変形し、取込口1dを大きく開口する。
また、可撓性フィルムドア4は、可撓性が発揮できる程度に薄くされたフィルム状のシートであるため、従来の補助ドアと比較して格段に重量が小さい。このため、ケース1内外の差圧が小さい場合であっても、容易に変形して取込口1dを大きく開口する。
このため、本実施形態の内外気切替装置S1によれば、ブロワが駆動してケース1内部の圧力が低下した場合に、十分量の内気をケース1内部に取込むことができ、取込口1dを介するケース1内への内気の取込量を確保することができる。
このため、ケース1を射出成形により成形する際に、図3に示すように、タッピング取付孔7を形成するための突出部Kaと、内気導入口1aを形成するための突出部Kbとを有するスライド金型Kを用い、当該スライド金型Kを図3のa方向にスライドさせることによって、タッピング取付孔7及び内気導入口1aとを1つのスライド金型Kで形成することができる。
さらに、本実施形態の内外気切替装置S1においては、傾斜壁1gが取付壁1hよりもケース1の外側に傾斜されて形成されている。このように、傾斜壁1gが取付壁1hよりもケース1の外側に傾斜されて形成される場合、あるいは、傾斜壁1gが取付壁1hと同一角度に傾斜されている場合には、図3に示すように、スライド金型Kに取込口1dを形成するための突出部Kcを持たせることによって、取込口1dをタッピング取付孔7及び内気導入口1aと同じスライド金型で形成することができる。
仮に、タッピング取付孔7が形成される取付壁1hや取込口1dが形成される傾斜壁1gが垂直に立設している場合には、少なくとも、内気導入口1aを形成するためのスライド金型と、タッピング取付孔を形成するスライド金型とを分ける必要があり、本実施形態の内外気切替装置S1に比べてスライド金型の数が増えることとなり、製造コストが大幅に増大することとなる。つまり、本実施形態の内外気切替装置S1では、製造時のスライド金型の数を削減することができるため、製造コストを大幅に削減することが可能となる。
図4は、取付壁1hに対する傾斜壁1gの傾斜角度を変化させた場合における取込口1dからの内気の取込量の変化の様子を示すグラフである。このグラフから分かるように、取付壁1hに対する傾斜壁1gの傾斜角度が0°〜4°までは傾斜角度が大きくなるに連れて取込量が大きく増大し、4°〜8°までは傾斜角度が大きくなるに連れて取込量が徐々に減少する。つまり、取付壁1hに対する傾斜壁1gの傾斜角度を変化させることにより、取込口1dからの内気の取込量を調節可能であることが分かった。
図5は、本第2実施形態の内外気切替装置の要部断面図であり、上記第1実施形態において用いた図2と同一箇所の断面図である。なお、本実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の部分については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
このような本実施形態の内外気切替装置によれば、ケース1内の負圧状態が解消され、可撓性フィルムドア11が復元した際に、可撓性フィルムドア11の一部が上記第1実施形態の可撓性フィルムドアよりも取込口1dに近づく。よって、可撓性フィルムドア11が復元した際に、より確実に取込口1dを閉鎖することができる。
したがって、本実施形態の内外気切替装置によれば、より確実に取込口1dを介する外気の逆流を抑止することができる。
Claims (4)
- 外気を導入する外気導入口と、内気を導入する内気導入口とを有するケースを備える車両用空気調和装置の内外気切替装置であって、
鉛直方向に対して前記ケースの外側に傾斜された傾斜壁に対して設けられると共に前記内気導入口が閉鎖された際に前記内気の一部を取込む取込口と、
前記傾斜壁の内壁面に対向することで鉛直方向に対して傾斜して取り付けられると共にケース内部の圧力がケース外部の圧力よりも低い場合に変形することにより前記取込口を開口する可撓性フィルムドアと
を備えることを特徴とする内外気切替装置。 - 前記ケースが前記外気導入口あるいは前記内気導入口のシャットリブの形成面と直交する前記可撓性フィルムドアの取付壁を有し、前記可撓性フィルムドアを取り付けるための取付孔が前記取付壁に対して当該取付壁の壁面と直交する方向に設けられていることを特徴とする請求項1記載の内外気切替装置。
- 前記傾斜壁は、前記可撓性フィルムドアの取付壁よりも前記ケースの外側に傾斜されていることを特徴とする請求項1または2記載の内外気切替装置。
- 前記可撓性フィルムドアは、前記取込口側に湾曲していることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の内外気切替装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010140516A JP5538086B2 (ja) | 2010-06-21 | 2010-06-21 | 内外気切替装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010140516A JP5538086B2 (ja) | 2010-06-21 | 2010-06-21 | 内外気切替装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012001177A true JP2012001177A (ja) | 2012-01-05 |
JP5538086B2 JP5538086B2 (ja) | 2014-07-02 |
Family
ID=45533642
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010140516A Expired - Fee Related JP5538086B2 (ja) | 2010-06-21 | 2010-06-21 | 内外気切替装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5538086B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20140089101A (ko) * | 2013-01-04 | 2014-07-14 | 한라비스테온공조 주식회사 | 차량용 공조장치 |
CN104006521A (zh) * | 2013-02-22 | 2014-08-27 | 株式会社京滨 | 车辆用空调装置 |
JP2017171122A (ja) * | 2016-03-24 | 2017-09-28 | 株式会社日本クライメイトシステムズ | 車両用空調装置 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002137621A (ja) * | 2000-08-25 | 2002-05-14 | Denso Corp | 内外気切替装置 |
JP2003011640A (ja) * | 2001-06-29 | 2003-01-15 | Denso Corp | 車両用空調装置の内外気切替装置 |
JP2005022595A (ja) * | 2003-07-02 | 2005-01-27 | Denso Corp | 車両用空調装置の内外気切替装置 |
JP2005219679A (ja) * | 2004-02-06 | 2005-08-18 | Denso Corp | 空気通路切換装置および車両用空調装置の内外気切換装置 |
JP2009269425A (ja) * | 2008-05-01 | 2009-11-19 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 車両用空調装置 |
-
2010
- 2010-06-21 JP JP2010140516A patent/JP5538086B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002137621A (ja) * | 2000-08-25 | 2002-05-14 | Denso Corp | 内外気切替装置 |
JP2003011640A (ja) * | 2001-06-29 | 2003-01-15 | Denso Corp | 車両用空調装置の内外気切替装置 |
JP2005022595A (ja) * | 2003-07-02 | 2005-01-27 | Denso Corp | 車両用空調装置の内外気切替装置 |
JP2005219679A (ja) * | 2004-02-06 | 2005-08-18 | Denso Corp | 空気通路切換装置および車両用空調装置の内外気切換装置 |
JP2009269425A (ja) * | 2008-05-01 | 2009-11-19 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 車両用空調装置 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20140089101A (ko) * | 2013-01-04 | 2014-07-14 | 한라비스테온공조 주식회사 | 차량용 공조장치 |
KR101659875B1 (ko) | 2013-01-04 | 2016-09-26 | 한온시스템 주식회사 | 차량용 공조장치 |
CN104006521A (zh) * | 2013-02-22 | 2014-08-27 | 株式会社京滨 | 车辆用空调装置 |
DE102014002417A1 (de) | 2013-02-22 | 2014-08-28 | Keihin Corporation | Fahrzeugklimaanlage |
JP2017171122A (ja) * | 2016-03-24 | 2017-09-28 | 株式会社日本クライメイトシステムズ | 車両用空調装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5538086B2 (ja) | 2014-07-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8235649B2 (en) | Blower for vehicles | |
US20060057951A1 (en) | Noise prevention structure of a vehicle air duct | |
JP6447740B2 (ja) | 車両用シート空調装置 | |
JP5538086B2 (ja) | 内外気切替装置 | |
CN102997339A (zh) | 空调室内机 | |
KR101191417B1 (ko) | 다방향 토출형 에어컨 | |
JP2011201501A (ja) | 内外気切替装置 | |
EP1975520A1 (en) | Indoor unit for air conditioner | |
US20160363343A1 (en) | Indoor unit | |
JP2009184495A (ja) | 空調装置 | |
WO2012013121A1 (zh) | 立式空调机 | |
KR101624573B1 (ko) | 윙노브 일체형 댐퍼개폐장치 | |
WO2013140895A1 (ja) | 空調室内機 | |
KR102057550B1 (ko) | 필터 일체형 커버가 적용된 에어벤트 | |
JP4720871B2 (ja) | 空気調和機の室内機 | |
JP2012188003A (ja) | 空気吹出装置 | |
JP4085896B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JP6262513B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JP5538085B2 (ja) | 内外気切替装置 | |
JP6964144B2 (ja) | 壁掛け型の空気調和機の室内機及び壁掛け型の空気調和機の室内機を備える空気調和機 | |
JP2005022595A (ja) | 車両用空調装置の内外気切替装置 | |
JP2011214792A (ja) | モータ式ダンパー装置 | |
US7470177B2 (en) | Device for control of air flow rates to the instrument panel air outlets of a vehicle heating or air conditioning unit | |
EP1519119A3 (en) | Shutter particularly for climate control units | |
JP3187856U (ja) | レジスタのダイヤルノブ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130222 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131209 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131217 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140214 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140401 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5538086 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140428 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |